JP2013200450A - 表示装置用前面保護板、及び表示装置 - Google Patents
表示装置用前面保護板、及び表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013200450A JP2013200450A JP2012068837A JP2012068837A JP2013200450A JP 2013200450 A JP2013200450 A JP 2013200450A JP 2012068837 A JP2012068837 A JP 2012068837A JP 2012068837 A JP2012068837 A JP 2012068837A JP 2013200450 A JP2013200450 A JP 2013200450A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display device
- white
- yellowing
- color
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Electroluminescent Light Sources (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
【解決手段】表示装置用前面保護板10は、透光性基板1の面に、遮光層2として白色系樹脂層3を有し、白色系樹脂層は、白色顔料と、黄変による色変化を補正して元の色に近づけるように補正する黄変補正化合物とを、硬化性樹脂の硬化物からなる樹脂バインダ中に含む。黄変補正化合物は蛍光増白剤、黄変とは補色関係にある青紫色の着色顔料などを用いる。さらに、タッチパネル20用の透明電極8と配線9も形成されていることが好ましい。これを、液晶表示パネル、ELパネル等の表示パネルと組み合わせて表示装置とする。
【選択図】図1
Description
表示装置用前面保護板40は、通常、図9で例示する様に、その表示用領域A1の外周部が不透明領域A2となっており、不透明領域A2には遮光層5が形成されている。この不透明領域A2によって、表示装置用前面保護板40の裏側に配置されるタッチパネル20が、その外周部に有する配線9やコネクタ等が見えて外観を損ねないようにしている。また、不透明領域A2中には、製品ロゴなどの可視情報6なども適宜設けられ、不透明領域A2は表示装置用前面保護板40の加飾部にもなっている。
また、薄型化、軽量化、部品点数削減などに対する要求に応えるべく、表示装置用前面保護板40とタッチパネル20との一体化、或いはタッチパネル20と表示パネル30との一体化などの各種一体化の形態が、提案され実用化も始まっている(特許文献1、特許文献2)。
そこで、白色系の意匠を表現できるように、遮蔽層5を、カーボンブラック等の黒色顔料に代えて、白色顔料を樹脂バインダ中に含む白色系樹脂層で構成すれば、一応、白色系の色の意匠を表現できる。しかし、この構成では、遮光層5の色が、熱により黄変し意匠性を低下させることが判明した。黄変は遮光層5に用いた樹脂成分が熱で変質することが原因であると考えられ、遮光層5の色が黒色であるときは、樹脂成分に黄変が生じていても目立たなかっものと思われる。黄変は、とりわけ、部品の一体化の為に、表示装置用前面保護板40に、遮光層5以外に、さらに、タッチパネル用の透明電極も付与すると、透明電極の形成時にベークと言われる加熱処理で200℃以上の高温が加わるので顕著であった。
(1)中央の表示用領域と、この表示用領域の外周部に設けられ可視光を遮蔽する不透明領域とを有する表示装置用前面保護板であって、
透光性基板と、この透光性基板の第1面とこの第1面とは反対側の第2面とのうちの、いずれか一方の面上において前記不透明領域に設けられた遮光層とを有し、
前記遮光層は、白色系樹脂層を有することで白色系の色を呈し、
前記白色系樹脂層は、少なくとも白色顔料と、黄変による色変化を補正して元の色に近づけるように補正する黄変補正化合物とを、硬化性樹脂の硬化物からなる樹脂バインダ中に含む、
表示装置用前面保護板。
(2)前記黄変補正化合物が蛍光増白剤である、前記(1)の表示装置用前面保護板。
(3)前記黄変補正化合物が着色顔料である、前記(1)の表示装置用前面保護板。
(4)前記透光性基板の前記遮光層が形成されている一方の面上に、さらに、タッチパネルの位置検知用の透明電極が形成されていると共に、前記表示用領域から前記遮光層を有する前記不透明領域の部分に延びた前記透明電極に対して、前記遮光層の部分で電気的に接続された不透明な配線が、前記遮光層の部分に形成され、
前記白色系樹脂層が含む樹脂バインダが黄変している、
前記(1)から(3)のいずれかの表示装置用前面保護板。
(5)前記(4)のタッチパネル用の透明電極及び不透明な配線も有する表示装置用前面保護板と、表示パネルとを備えた、表示装置。
(6)前記表示パネルが、液晶パネルまたは電界発光パネルである、前記(5)の表示装置。
本発明の表示装置によれば、それが備える表示装置用前面保護板が、前記効果を有する。
以下に、本発明において用いる主要な用語について、その定義をここで説明しておく。
「裏側」とは、前記「表側」とは反対側を意味し、表示装置用前面保護板或いはその他の構成要素において、表示パネル30の表示光が入光する側を意味する。
「第1面」と「第2面」とは、何れかが前記「表側」となり、何れの面が前記「表側」となるかは任意である。本明細書においては、遮光層2を必ず有する側の面を「第2面」と呼ぶことにしており、この第2面が裏側の面となる。
以下、本発明による表示装置用前面保護板を説明する。
図1を参照して、本発明による表示装置用前面保護板の第1の実施形態例を説明する。図1(a)は平面図、図1(b)は断面図である。
本実施形態では、遮光層2は白色系樹脂層3のみによって、白色系の色として白色を意匠表現しつつ遮光性も確保した層となっている。このため、遮光層2は、配線9などを隠す機能以外に、表示装置用前面保護板10を加飾する加飾層となっている。
表示装置用前面保護板10は、図1(a)の平面図で例示したように、中央に表示用領域A1を有し、表示用領域A1の外周部に、可視光を遮蔽する不透明領域A2を有する。表示用領域A1は、図1(b)の断面図において、二点鎖線の想像線で示す表示パネル30に適用したときに、表示装置用前面保護板10を透して、表示パネル30が表示する内容を表示できる領域である。不透明領域A2は、表示パネル30が外周部に有する配線、コネクタなどを隠したり、或いは、図1(b)の断面図において、二点鎖線の想像線で示すタッチパネル20用の不透明な配線9、コネクタなどを隠したりする為の領域である。また、不透明領域A2は、それが表現する色、適宜設けるロゴやマークなどの可視情報6によって加飾部にもなる領域である。
透光性基板1は、少なくとも可視光線に対して透明で、表示装置用前面保護板10を適用する表示パネル30に対して、表面を保護し得る機械強度を有するものであれば、特に制限はなく、代表的にはガラス板を用いることができる。とくに、前記ガラス板として、化学強化ガラスはフロートガラスに比べて機械的強度に優れ、その分薄くできる点で好ましい。化学強化ガラスは、典型的には、ガラスの表面近傍について、ナトリウムをカリウムに代えるなどイオン種を一部交換することで、化学的な方法によって機械的物性を強化したガラスである。
透光性基板1には、樹脂を用いることも可能である。例えば、前記樹脂としては、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、シクロオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂などを用いることができる。透光性基板1に樹脂を用いることで、軽量にできる上、可撓性を持たせることも可能となる。
図1に例示する実施形態における遮光層2は、透光性基板1の表示パネル30側となる裏側の第2面S2の不透明領域A2の部分に形成されている。遮光層2は、不透明領域A2中の全領域に設けられている。逆に言えば、この遮光層2によって、不透明領域A2が不透明な領域として形成される。
本実施形態においては、遮光層2は、透光性基板1の第1面S1と第2面S2のうちの一方の面として第2面S2の面の、不透明領域A2に形成される。
遮光層2は、一体化しようとするタッチパネル20の構成要素として中央の位置検知領域に対して、その外周部に有する配線や制御回路、或いは表示パネル30がその中央の表示領域に対して、その外周部に有する配線や制御回路などを隠して、目視不能にして、表示パネル30と組み合わされた表示装置において、外観を損なわないようにする機能を有する。
本発明において、白色系の色を呈するとは、純粋な白色(純白)以外に、アイボリー色、ベージュ色、赤みの白である赤白色(薄いピンク色)、黄みの白である黄白色、青みの白である青白色、緑みの白である緑白色、紫みの白である紫白色、茶色みの白である茶白色、黒みの白である灰色(ライトグレー)、銀色みの白である銀白色、金色みの白である金白色などの、有彩色で白っぽい色、及び無彩色で白っぽい色、も含む。
こうした白色系の色を、数値的に示せば、各種表色系を用いて定義することができる。なかでも慣用的な表色系の1種であるマンセル表色系(JIS Z 8721)によって示せば、本発明において白色系の色とは、マンセル表色系において、明度が8.0以上で、且つ彩度が2.0以下の色であると、定義することができる。色相については、特に制限はない。どんな色味でも構わない。
マンセル表色系の前記三属性は、市販の分光測色計、分光光度計などによって測定することができる。
白色系樹脂層3は、白色系の色を表現する為の着色顔料を硬化性樹脂の硬化物からなる樹脂バインダ中に含む層からなる。しかも、この白色系樹脂層3は、それ自体の黄変を補正して元の色に近づけて、黄変を目立ち難くさせるために、黄変補正化合物も含む。黄変は、前記樹脂バインダが加熱により変質する為と推測され、本実施形態は透明電極などが未だ形成されていない構成であるので、前記樹脂バインダは、黄変する前の無着色透明である。
本実施形態においては、硬化性樹脂として感光性樹脂を用いてある。このため、前記白色系樹脂層3は、白色系の色を表現する為の着色顔料を感光性樹脂の硬化物からなる樹脂バインダ中に含む層からなる。
白色系樹脂層3に用いる着色顔料としては、通常は、白色顔料が主要な顔料として用いられる。更に、純色以外の、アイボリー、ライトグレーなどの白色系の色を表現する為に、黒色顔料も含めて、任意の色を呈する着色顔料を併用することができる。
なかでも、酸化チタンは代表的である。酸化チタンには結晶型が、ルチル型とアナターゼ型があるが、ルチル型の方が好ましい。本実施形態でもルチル型の酸化チタンを用いてある。ルチル型はアナターゼ型に比べて触媒活性が低く、加熱時にバインダー樹脂を変質し難いからである。
前記紫色顔料としては、キナクリドン系のキナクリドン(PV19)、ジオキサジン系のジオキサジンバイオレット(PV23)などを用いることができる。
黒色顔料は、白色顔料と共に、或いは、白色顔料と共に白色顔料以外の他の色の着色顔料と併用することで、明度を落とした色などにおいて用いることができる。
前記着色顔料とは、黄変補正化合物として含有させる場合の着色顔料は除外した着色顔料の意味である。
前記着色顔料の含有量は、これから詳述する黄変補正化合物としての着色顔料は含めな
い含有量である。
黄変補正化合物は、白色系樹脂層3で表現する色の黄変による色変化を、黄変前の元の色に近づけるように補正する化合物である。こうした、黄変補正化合物としては、黄変した色とは補色関係の色に補正可能な化合物を用いることができる。
黄変補正化合物としては、蛍光増白剤、着色顔料、の少なくとも1種以上を用いることができる。
黄変とは、一般に、元の色が黄色味がかることを言う。とりわけ、元の色が白色など白色系の場合に目立ち易い。黄変して黄色味がかるということは、物体がおおよそ可視光域中で波長380〜550nm、とりわけ波長400〜450nmの光を多く吸収するようになる結果、その補色である黄色成分が物体色に多く含まれるようになることである。
上記蛍光増白剤は、紫外線を吸収して蛍光を発光する蛍光体の一種であり、発光する可視光が黄変を補正する波長域の光を発光する物質である。このため、蛍光増白剤は、例えば、400〜450nmの範囲の可視光を発光する蛍光体を用いることができる。
蛍光増白剤としては、特に制限はなく、例えば、スチルベン系、アゾール系、クマリン系、オキサジン系、オキサゾール系、ローダミン系、ナフチルイミド系、フラン系、ピラジン系、ビフェニル系、などを用いることができる。
蛍光増白剤の市販品を例示すれば、TINOPAL((登録商標)BASFジャパン株式会社製)シリーズ、KAYALIGHT((登録商標)、日本化薬株式会社製)シリーズなどが挙げられる。
また、蛍光増白剤としては、紫外線を吸収して波長380〜550nmの可視光、とりわけ波長400〜450nmの可視光を発光する蛍光体であれば、無機化合物からなる無機蛍光体でもよい。
黄変補正化合物として用い得る着色顔料としては、黄変で吸収がとりわけ増加する波長400〜450nmの光は、おおよそ青紫色であるから、黄色に対して補色関係となる青紫色を出せる着色顔料を用いるのが好ましい。この場合、1種単独の着色顔料で青紫色を発色するものでも良いし、互いに異なる色を呈する2種以上の着色顔料を併用して青紫色を出してもよい。互いに異なる色を呈する2種以上の着色顔料を併用する例としては、例えば、青色顔料と紫色顔料との2種類を併用する例である。
互いに異なる色を呈する2種以上の着色顔料を併用する態様では、例えば、2種類の着色顔料を用意しておくことで、この2種類の着色顔料の合計含有量にくわえて、含有割合を調整することで、種々の黄変の度合い及び色相に対応することができるという利点がある。
前記紫色顔料としては、キナクリドン系、ジオキサジン系の紫色顔料を用いることができる。さらに具体例を示せば、キナクリドン系のキナクリドン(PV19)、ジオキサジン系のジオキサジンバイオレット(PV23)などの紫色顔料を用いることができる。
また、黄変によって、さらに波長500〜600nm域の緑色の光吸収が増大しており、これを補正する必要があるときは、緑色顔料など、反射率が相対的に大きくなっている波長600〜800nm域の光を相対的に多く吸収するような着色顔料を併用するようにしても良い。
着色顔料を分散保持する樹脂バインダの樹脂成分となる前記硬化性樹脂としては、感光性樹脂、及び、熱硬化性樹脂から選ばれる樹脂を1種以上用いることができる。
硬化性樹脂としては、少なくとも硬化前は、透明無着色なものが好ましい。本実施形態でも、硬化前において、また硬化後においても、透明無着色のものを用いる。
前記多官能アクリレート系モノマーには、例えば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、などを1種以上用いることができる。
なお、本発明において、(メタ)アクリレートとは、メタクリレート、又は、アクリレートのいずれかであることを意味する。
白色系樹脂層3の形成法は、本発明においては、特に限定されないことは既に述べたが、白色系樹脂層3は、前記硬化性樹脂の未硬化物を含む樹脂バインダ中に着色顔料及び黄変補正化合物を含有する、白色系硬化性樹脂組成物によって、形成することができる。
前記白色系硬化性樹脂組成物には、さらに、この樹脂組成物を透光性基板1の面上に塗布する際の塗布適性、或いは印刷する際の印刷適性の調整などの為に、溶剤を含むことができる。
前記溶剤としては、例えば、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチルセロソルブ、3−メトキシブチルアセテート、等を1種以上用いることができる。
表1、及び図3のxy色度図は、白色系樹脂層3からなる遮光層2において、白色系樹脂層3に黄変補正化合物として、着色顔料を用いたときの、黄変の改善状況を示す。ここでは、着色顔料として、青色顔料と紫色顔料を質量比1:1で併用することで、青紫色の着色顔料を用いた場合と同様の黄変補正効果を得た場合である。
図1に例示する本実施形態における表示装置用前面保護板10では、遮光層2が形成される不透明領域A2には可視情報6として製品のロゴマークが形成されている。
本発明においては、可視情報6は必須ではないが、不透明領域A2に対して、製品ロゴマーク以外に、操作説明用の文字や記号、模様などの任意の目視可能な可視情報6を設けることができる。
可視情報6は、図5の断面図で例示するように、白色系樹脂層3の前記非形成部の部分に可視情報形成層6Lを設けることで、この可視情報形成層6Lを、表側から見たときの色及び形状によって表現することができる。
可視情報形成層6Lとしては、金属層、着色樹脂層など、白色系樹脂層3とは色や表面状態の外観が異なる層を用いることができる。前記金属層としては、銀、アルミニウムなどの金属薄膜を用いることができる。前記着色樹脂層としては着色顔料や金属粉末を含む樹脂組成物層を用いることができる。
本発明において、表示装置用前面保護板10は、タッチパネル用の透明電極を設けて、透光性基板1をタッチパネル用基板と兼用することができる。タッチパネル機能との一体化は、タッチパネルとして必要な機能の一部を一体化する形態でも、その分に応じた部品点数の低減、薄型化の効果は得られるが、タッチパネルとしての必要な機能の全部を一体化するのが、より好ましい。
タッチパネル機能の一部を一体化する場合、例えば、そのタッチパネル機能として位置検知用の透明電極が必要な方式では、この透明電極を一体化することができる。タッチパネルの位置検知方式は従来から各種知られており、透明電極が2層になる位置検知方式では、このうちの少なくとも1層を、より好ましくは2層を一体化するのが望ましい。
図6の断面図で示す表示装置用前面保護板10の実施形態では、遮光層2を形成した側の第2面S2の面上に、さらに、タッチパネル用の透明電極8及び配線9を形成した構成例である。ここでのタッチパネル用の透明電極8は、投影型静電容量方式の電極である。
より具体的には、本実施形態は、透光性基板1の遮光層2が形成された後の一方の面である第2面S2上に、オーバーコート層7aを介して、配線9と、タッチパネルの位置検知用の透明電極8のうちの第1の透明電極8aと、が形成されている。配線9は、表示用領域A1から遮光層2がある不透明領域A2の部分に延びた前記透明電極8aに対して前記遮光層2の部分で電気的に接続されるように、前記遮光層2の部分に形成されている。
図6の断面図で言えば、前記交差部分は、透光性基板1に近い側の透明電極8が、第1の透明電極8aであるので、第1の透明電極8aが形成された後の交差部分に対してオーバーコート層7bが形成され、交差部分を跨いで接続用の透明電極が形成されて第2の透明電極8bが完成する。
しかも、この遮光層2は、遮光性を確保しつつ、白色系の色を表現した意匠を表現する加飾層となっているが、さらに、その白色系の色が、表示装置用前面保護板10の製造時において、透明電極8、或いはさらにオーバーコート層7a,7b,7cなどを形成するときの加熱処理による黄変が目立ち難くなっている。
さらに、タッチパネル機能も備えており、部品点数の削減、軽量化にも効果的である。
本実施形態において、白色系樹脂層3は、その樹脂成分が黄変している。つまり、白色系樹脂層3が含む硬化性樹脂の硬化物からなる樹脂バインダの樹脂成分は、硬化前の透明無着色が黄変しており、黄色味を帯びている。
前記オーバーコート層7a,7b,7cには、透明な樹脂、それも耐熱性の点で硬化性樹脂が好ましく、例えば、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、ポリイミド系樹脂などを用いることができ、具体例を挙げれば、熱硬化性のエポキシ樹脂などを用いることができる。オーバーコート層7a,7b,7cは、前記遮光層2と同様の塗工法で形成することができる。
また、前記硬化性樹脂としては、前記白色系樹脂層3で述べた感光性樹脂などを用いることもできる。感光性樹脂の場合は、部分形成するときにフォトリソグラフィ法を利用することができる。
前記透明電極8には、ITO(Indium Tin Oxide;インジウム錫酸化物)、IZO(Indium Zinc Oxide;インジウム亜鉛化物)、AZO(Aluminum Zinc Oxide;アルミニウム亜鉛酸化物)等の透明導電体薄膜をパターン形成したものを用いることができる。
前記配線9には、例えば、銀、金、銅、クロム、プラチナ、アルミニウム、パラジウム、モリブデンなどの金属(含むその合金)などを用いることができる。例えば、銀、パラジウム及び銅からなる合金(APCとも言う)の金属層としてスパッタ法により製膜後、フォトリソグラフィ法によりパターン形成したものを用いることができる。
本実施形態の表示装置用前面保護板10を構成する各層は、例えば、次の様にして形成される。先ず、透光性基板1の第2面S2に、白色系樹脂層3をパターン形成して、所定パターンの遮光層2を形成する。
次に、遮光層2が形成された側の面全面に、オーバーコート層7aを形成した後、遮光層2の部分に配線9をパターン形成し、次に、透明電極8として、第1の透明電極8aの全部と、交差部分が分断し欠損した第2の透明電極8bとを、同じ面に同時にパターン形成する。
次に、前記交差部分にオーバーコート層7bをパターン形成し、このオーバーコート層7bを跨いで、前記第2の透明電極8bの残りの欠損部分をパターン形成して第2の透明電極8bの全体を完成させる。最後に、オーバーコート層7cを全面に形成することで、タッチパネル機能を一体化した表示装置用前面保護板10が作成される。
本発明の表示装置用前面保護板10は、上記した形態以外のその他の形態をとり得る。以下、その一部を説明する。
本発明においては、黄変補正化合物としての着色顔料と、黄変補正化合物としての蛍光増白剤とを併用してもよい。黄変補正化合物としての着色顔料を、蛍光増白剤と併用することで、多様な色に対応し易くなり、また、高価な蛍光増白剤の使用量を減らして、コストを下げることができる。
前記した実施形態においては、白色系樹脂層3は、不透明領域A2の全域に亙って膜厚一定の、いわゆる「ベタ層」として形成されている。こうした、白色系樹脂層3は、単層構成でもよいし、2層以上の複層構成でもよい。
白色系樹脂層3が複層構成の場合、各層は同一色でも良く、異なる色の層を含めて、全層によって白みがかった白色系の色を表現しても良い。
本発明においては、図7で例示するように、遮光層2は、白色系樹脂層3の裏側に、裏打ち層4を設けてもよい。つまり、遮光層2は、透光性基板1側から順に、白色系樹脂層3と裏打ち層4とから構成される。
裏打ち層4は、白色系樹脂層3のみでは、遮光性が不足する場合に、遮光性を補う層として設けることができる。裏打ち層4としては、例えば、黒色層、反射層を用いることができる。黒色層は光を吸収することで遮光性を向上させ、反射層は光を反射することで遮光性を向上させる。黒色層としては、例えば、黒色顔料を樹脂バインダ中に含む黒色樹脂層を用いることができる。反射層としては、例えば、銀、アルミニウムなどを含む金属薄膜などからなる金属反射層を用いることができる。
本発明による表示装置は、上記したタッチパネル機能が一体化された表示装置用前面保護板10と、表示パネルとを備えた表示装置である。
すなわち、本発明による表示装置は、上記したタッチパネル用の透明電極8及び不透明な配線9も有する表示装置用前面保護板10と、表示パネルとを備えた構成である。
本実施形態においては、表示装置用前面保護板10は、前述した第2の実施形態の表示装置用前面保護板10である。より具体的に、この表示装置用前面保護板10はタッチパネル20の機能として、少なくとも透明電極8と配線9とを備える。また、オーバーコート層7a,7b,7cも備える形態のものである。タッチパネル20の要素としては、模式的に、配線9と透明電極8とを図示してある。
タッチパネル20は、タッチパネルとして機能するには、中央の位置検知領域の外周部に、配線9以外に、制御回路、これらを電気的に接続するコネクタなどの何らかの不透明な構成要素も有する。これらの不透明な構成要素は、表示装置用前面保護板10の不透明領域A2の遮光層2に平面視において重なり、隠れる位置となるような位置関係となっている。このため、これら配線9などの不透明な構成要素が、表示装置100の外観を損なわない様にすることができる。
しかも、遮光層2が白色系樹脂層3によって表現する白色系の色は、表示装置用前面保護板10の黄変が目立ち難くなっており、意匠性の高い製品が可能となる。
本発明の表示装置100は、上記した形態以外のその他の形態をとり得る。以下、その一部を説明する。
一体化しようとするタッチパネル用の透明電極8が互いに絶縁された第1の透明電極8aと第2の透明電極8bとの2層からなり、この2層が互いに別々の基板上に形成される構造である場合は、このうちのいずれか一方の基板を表示装置用前面保護板10の透光性基板1と兼用することで、一方の透明電極と共に一体化し、他方の透明電極と基板とを、表示装置用前面保護板10、表示パネル30とは別体のタッチパネル構成部材として組み込んで、表示装置100を構成することも可能である。どのような構成で表示装置用前面保護板10とタッチパネル機能とを一体化するかは、使用し得る製造設備、組立工程などの諸条件に適した、構成を選べば良い。
図8で例示した実施形態による表示装置100では、表示装置用前面保護板10と表示パネル30との間は、空隙を有し空気層が存在する構造となっているが、本発明においては、表示装置用前面保護板10と表示パネル30との間など、構成部材の間は、粘着剤層など樹脂層で埋め尽くしても良い。
前記粘着シートとしては、透明性に優れた光学グレードのものが好ましく、このような粘着シートとしては、アクリル系粘着剤、ポリエステル系粘着剤、エポキシ系粘着剤、シリコーン系粘着剤などからなるものを用いることができる。
本発明による表示装置用前面保護板10、及び表示装置100の用途は、特に限定されない。例えば、スマートフォンなどの携帯電話、タブレットPCなどの携帯情報端末、パーソナルコンピュータ、カーナビゲーション、デジタルカメラ、電子手帳、ゲーム機器、自動券売機、ATM端末、POS端末、などである。
2 遮光層
3 白色系樹脂層
4 裏打ち層
5 (従来の)遮光層
6 可視情報
6L 可視情報形成層
7a,7b,7c オーバーコート層
8 透明電極
8a 第1の透明電極
8b 第2の透明電極
9 配線
10 表示装置用前面保護板
20 タッチパネル
30 表示パネル
40 従来の表示装置用前面保護板
100 表示装置
200 従来の表示装置
A1 表示用領域
A2 不透明領域
Bk 黒色層
S1 第1面
S2 第2面
V 観察者
Claims (6)
- 中央の表示用領域と、この表示用領域の外周部に設けられ可視光を遮蔽する不透明領域とを有する表示装置用前面保護板であって、
透光性基板と、この透光性基板の第1面とこの第1面とは反対側の第2面とのうちの、いずれか一方の面上において前記不透明領域に設けられた遮光層とを有し、
前記遮光層は、白色系樹脂層を有することで白色系の色を呈し、
前記白色系樹脂層は、少なくとも白色顔料と、黄変による色変化を補正して元の色に近づけるように補正する黄変補正化合物とを、硬化性樹脂の硬化物からなる樹脂バインダ中に含む、
表示装置用前面保護板。 - 前記黄変補正化合物が蛍光増白剤である、請求項1に記載の表示装置用前面保護板。
- 前記黄変補正化合物が着色顔料である、請求項1に記載の表示装置用前面保護板。
- 前記透光性基板の前記遮光層が形成されている一方の面上に、さらに、タッチパネルの位置検知用の透明電極が形成されていると共に、前記表示用領域から前記遮光層を有する前記不透明領域の部分に延びた前記透明電極に対して、前記遮光層の部分で電気的に接続された不透明な配線が、前記遮光層の部分に形成され、
前記白色系樹脂層が含む樹脂バインダが黄変している、
請求項1〜3のいずれかに記載の表示装置用前面保護板。 - 請求項4に記載のタッチパネル用の透明電極及び不透明な配線も有する表示装置用前面保護板と、表示パネルとを備えた、表示装置。
- 前記表示パネルが、液晶パネルまたは電界発光パネルである、請求項5に記載の表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012068837A JP5949029B2 (ja) | 2012-03-26 | 2012-03-26 | 表示装置用前面保護板、及び表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012068837A JP5949029B2 (ja) | 2012-03-26 | 2012-03-26 | 表示装置用前面保護板、及び表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013200450A true JP2013200450A (ja) | 2013-10-03 |
JP5949029B2 JP5949029B2 (ja) | 2016-07-06 |
Family
ID=49520736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012068837A Active JP5949029B2 (ja) | 2012-03-26 | 2012-03-26 | 表示装置用前面保護板、及び表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5949029B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103778855A (zh) * | 2014-01-29 | 2014-05-07 | 京东方科技集团股份有限公司 | 保护板及其制备方法、显示面板及显示装置 |
WO2014097803A1 (ja) * | 2012-12-20 | 2014-06-26 | 富士フイルム株式会社 | 加飾材付き基材およびその製造方法、タッチパネルならびに情報表示装置 |
JP2015083063A (ja) * | 2013-10-25 | 2015-04-30 | 株式会社東芝 | 操作パネル及び洗濯機 |
JP2015083061A (ja) * | 2013-10-25 | 2015-04-30 | 株式会社東芝 | 洗濯機 |
CN104821139A (zh) * | 2014-02-04 | 2015-08-05 | 株式会社日本显示器 | 显示装置 |
JP2015185096A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-22 | 東レ株式会社 | 遮光膜形成基板及びタッチパネル |
JP2016194685A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-17 | 大日本印刷株式会社 | 表示装置用前面板および加飾層用組成物 |
JP2018105965A (ja) * | 2016-12-26 | 2018-07-05 | 大日本印刷株式会社 | 加飾部材、それを用いた表示装置および加飾部材の製造方法 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001287327A (ja) * | 2000-04-07 | 2001-10-16 | Toyobo Co Ltd | 白色積層ポリエステル系フィルム |
JP2003255847A (ja) * | 2002-03-04 | 2003-09-10 | Seiko Epson Corp | 両面粘着シート及びカバーウインドウ |
JP2007271797A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 積層シート |
JP2007537906A (ja) * | 2004-05-18 | 2007-12-27 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 色安定性多層物品及び製造方法 |
JP2009193587A (ja) * | 2008-02-18 | 2009-08-27 | Tpk Touch Solutions Inc | 静電容量タッチパネル |
US20100164881A1 (en) * | 2008-12-25 | 2010-07-01 | Au Optronics Corp. | Touch Panel Structure |
JP3166267U (ja) * | 2009-12-18 | 2011-02-24 | ▲徳▼理投資股▲分▼有限公司 | 投影静電容量式タッチパネル |
-
2012
- 2012-03-26 JP JP2012068837A patent/JP5949029B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001287327A (ja) * | 2000-04-07 | 2001-10-16 | Toyobo Co Ltd | 白色積層ポリエステル系フィルム |
JP2003255847A (ja) * | 2002-03-04 | 2003-09-10 | Seiko Epson Corp | 両面粘着シート及びカバーウインドウ |
JP2007537906A (ja) * | 2004-05-18 | 2007-12-27 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 色安定性多層物品及び製造方法 |
JP2007271797A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 積層シート |
JP2009193587A (ja) * | 2008-02-18 | 2009-08-27 | Tpk Touch Solutions Inc | 静電容量タッチパネル |
US20100164881A1 (en) * | 2008-12-25 | 2010-07-01 | Au Optronics Corp. | Touch Panel Structure |
JP3166267U (ja) * | 2009-12-18 | 2011-02-24 | ▲徳▼理投資股▲分▼有限公司 | 投影静電容量式タッチパネル |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014097803A1 (ja) * | 2012-12-20 | 2014-06-26 | 富士フイルム株式会社 | 加飾材付き基材およびその製造方法、タッチパネルならびに情報表示装置 |
JP2015083063A (ja) * | 2013-10-25 | 2015-04-30 | 株式会社東芝 | 操作パネル及び洗濯機 |
JP2015083061A (ja) * | 2013-10-25 | 2015-04-30 | 株式会社東芝 | 洗濯機 |
CN103778855A (zh) * | 2014-01-29 | 2014-05-07 | 京东方科技集团股份有限公司 | 保护板及其制备方法、显示面板及显示装置 |
CN104821139A (zh) * | 2014-02-04 | 2015-08-05 | 株式会社日本显示器 | 显示装置 |
JP2015146286A (ja) * | 2014-02-04 | 2015-08-13 | 株式会社ジャパンディスプレイ | 表示装置およびその製造方法 |
US9978985B2 (en) | 2014-02-04 | 2018-05-22 | Japan Display Inc. | Display device |
JP2015185096A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-22 | 東レ株式会社 | 遮光膜形成基板及びタッチパネル |
JP2016194685A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-17 | 大日本印刷株式会社 | 表示装置用前面板および加飾層用組成物 |
JP2018105965A (ja) * | 2016-12-26 | 2018-07-05 | 大日本印刷株式会社 | 加飾部材、それを用いた表示装置および加飾部材の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5949029B2 (ja) | 2016-07-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6415798B2 (ja) | 表示装置用前面保護板、及び表示装置 | |
JP6016051B2 (ja) | 表示装置用前面保護板、及び表示装置 | |
JP5949029B2 (ja) | 表示装置用前面保護板、及び表示装置 | |
JP5392641B1 (ja) | 表示装置用前面保護板、及び表示装置 | |
JP6136286B2 (ja) | 表示装置用前面保護板、及び表示装置 | |
JP6016050B2 (ja) | 表示装置用前面保護板、及び表示装置 | |
JP5880292B2 (ja) | 通知窓付き表示装置用前面保護板、および表示装置 | |
JP6186995B2 (ja) | 表示装置用前面保護板及び表示装置 | |
JP5996186B2 (ja) | 表示装置用前面保護板、及び表示装置 | |
JP6136184B2 (ja) | 配線付き表示装置用前面保護板、及び表示装置 | |
JP6019958B2 (ja) | 表示装置用前面保護板、及び表示装置 | |
JP6202079B2 (ja) | 通知窓付き表示装置用前面保護板、および表示装置 | |
JP2017126003A (ja) | 加飾部材、表示装置および有機エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法 | |
JP2017173492A (ja) | タッチパネル電極付カラーフィルタ基材、およびそれを用いたタッチパネル一体型有機エレクトロルミネッセンス表示装置 | |
JP6086278B2 (ja) | 配線付き表示装置用前面保護板とその製造方法、及び表示装置 | |
JP5773275B2 (ja) | 通知窓付き表示装置用前面保護板、及び表示装置 | |
JP2015153320A (ja) | 表示装置用前面保護板及び表示装置 | |
JP6019613B2 (ja) | 可視情報付き表示装置用前面保護板、及び表示装置 | |
JP6631269B2 (ja) | 加飾部材、表示装置および有機エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法 | |
JP2015041021A (ja) | 表示装置用前面保護板及び表示装置 | |
JP6286912B2 (ja) | 表示装置用前面保護板及び表示装置 | |
JP6221427B2 (ja) | 表示装置用前面保護板及び表示装置 | |
JP6411389B2 (ja) | 表示装置用前面保護板、及び表示装置 | |
JP2018105965A (ja) | 加飾部材、それを用いた表示装置および加飾部材の製造方法 | |
JP6323594B2 (ja) | 表示装置用前面保護板及び表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20130809 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150123 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20151112 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151117 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160114 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20160114 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20160114 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160510 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160523 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5949029 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |