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JP2013199266A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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JP2013199266A
JP2013199266A JP2013029676A JP2013029676A JP2013199266A JP 2013199266 A JP2013199266 A JP 2013199266A JP 2013029676 A JP2013029676 A JP 2013029676A JP 2013029676 A JP2013029676 A JP 2013029676A JP 2013199266 A JP2013199266 A JP 2013199266A
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Japan
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arc
tire
tread
carcass
reference position
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JP2013029676A
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English (en)
Inventor
Hideki Otsuji
秀希 尾辻
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Abstract

【課題】接地追従性の向上が達成された空気入りタイヤ20の提供。
【解決手段】このタイヤ20では、トレッド22のトレッド面40のプロファイルを形成する複数の円弧のうち、外側に位置する円弧が基準円弧とされ、トレッド22のショルダー38の円弧及びサイドウォール24の円弧のいずれにも接する直線が基準円弧の延長線と交差する位置が第一基準位置とされ、赤道面からの軸方向長さが、トレッド面40の軸方向長さの半分の70%である、トレッド面40上の位置が第二基準位置とされたとき、第一基準位置までの高さの、この第一基準位置までの長さに対する比は0.05以上0.15以下であり、第二基準位置までの高さの、この第二基準位置までの長さに対する比は0.015以上0.040以下である。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。詳細には、本発明は、競技車両に装着される空気入りタイヤに関する。
図5は、従来の空気入りタイヤ2の一部が示された断面図である。このタイヤ2は、競技車両としてのレーシングカートに装着される。図5中、一点鎖線CLは赤道面を表す。このタイヤ2の形状は、赤道面に対して対称である。
このタイヤ2は、トレッド4、サイドウォール6、ビード8、カーカス10及びベルト12を備えている。トレッド4は、半径方向外向きに凸な形状を呈している。サイドウォール6は、トレッド4の端から半径方向略内向きに延びている。ビード8は、コア14と、このコア14から半径方向外向きに延びるエイペックス16とを備えている。カーカス10は、2枚のプライ18からなる。これらプライ18のそれぞれは、コア14の周りを軸方向内側から外側に向かって折り返されている。ベルト12は、カーカス10と積層されている。ベルト12は、カーカス10を補強する。
トレッド4は、走行中路面と接触する。トレッド4のプロファイルは、接地面の形状に影響する。接地面の形状の適正化の観点から、このプロファイルについて様々な検討がなされている。この検討の一例が、特公平08−005065公報に開示されている。
上記プライ18は、並列された多数のカーカスコードを含んでいる。それぞれのカーカスコードが赤道面に対してなす角度の絶対値は通常、75°から90°とされる。このようなプライ18からなるカーカス10を有するタイヤ2は、ラジアルタイヤと称される。
特公平08−005065公報
ベルト12は、トレッド4の半径方向内側に位置している。ベルト12は、並列された多数のベルトコードを含んでいる。ベルト12は、高い剛性を有する。ベルト12は、トラクション及び耐摩耗性に寄与しうる。しかしその一方で、このベルト12は接地追従性に影響する。このタイヤ2では、その接地面における重心が移動した場合、接地幅が大きく変動する。接地幅の変動は、グリップ力の低下を招来する。このタイヤ2は、操縦安定性に劣る。
トラクションの観点から、タイヤ2のサイドウォール6の部分に、補強部材を追加することがある。この補強部材の追加は、サイドウォール6の部分の撓み量を減じてしまう。小さな撓みは、接地追従性に影響する。このタイヤ2では、その接地面における重心が移動した場合、接地幅が大きく変動する。接地幅の変動は、グリップ力の低下を招来する。このタイヤ2は、操縦安定性に劣る。
本発明の目的は、接地追従性の向上が達成された空気入りタイヤの提供にある。
本発明に係る空気入りタイヤは、走行中路面と接触するトレッドと、それぞれが上記トレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、それぞれがサイドウォールよりも半径方向略内側に位置する一対のビードと、上記トレッド及び上記サイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されたバイアス構造のカーカスと、上記トレッドの半径方向内側において上記カーカスと積層されるベルトとを備えている。このトレッドは、その外面がトレッド面をなす本体と、それぞれがこの本体の軸方向外側に位置する一対のショルダーとから構成されている。このトレッド面のプロファイルは、複数の円弧によって形成されている。それぞれの円弧は、これに隣接する円弧と接している。それぞれの円弧の曲率半径は、これよりも軸方向内側の円弧の曲率半径よりも小さい。上記ショルダーの外面のプロファイルは、円弧によって形成されている。上記サイドウォールの外面のプロファイルは、円弧によって形成されている。上記トレッド面のプロファイルを形成する複数の円弧のうち、軸方向外側に位置する円弧が基準円弧とされ、上記ショルダーの円弧及び上記サイドウォールの円弧のいずれにも接する仮想直線がこの基準円弧の延長線と交差する位置が第一基準位置とされ、そして、このタイヤの赤道面からの軸方向長さが、上記トレッド面の軸方向長さの半分の70%である、このトレッド面上の位置が第二基準位置とされたとき、
このタイヤの赤道から上記第一基準位置までの半径方向高さの、このタイヤの赤道面からこの第一基準位置までの軸方向長さに対する比は、0.05以上0.15以下である。このタイヤの赤道から上記第二基準位置までの半径方向高さの、このタイヤの赤道面からこの第二基準位置までの軸方向長さに対する比は、0.015以上0.040以下である。
好ましくは、この空気入りタイヤでは、上記ショルダーの円弧は上記基準円弧と接している。このショルダーの円弧の曲率半径は、この基準円弧の曲率半径よりも小さい。
好ましくは、この空気入りタイヤでは、上記カーカスは第一プライ及び第二プライを備えている。この第一プライ及び第二プライのそれぞれは、並列された多数のカーカスコードを含んでいる。これらカーカスコードのそれぞれは、赤道面に対して傾斜している。このカーカスコードの傾斜角度の絶対値は、40°以上60°以下である。
好ましくは、この空気入りタイヤでは、上記ベルトは並列された多数のベルトコードを含んでいる。これらベルトコードのそれぞれは、赤道面に対して傾斜している。このベルトコードの傾斜角度の絶対値は、15°以上30°以下である。
好ましくは、この空気入りタイヤでは、上記トレッド面のプロファイルを形成する複数の円弧のうち、赤道において、このタイヤの外径を規定する直線と接する円弧が第一円弧とされたとき、この第一円弧の曲率半径の上記トレッド面の軸方向長さに対する比は、4.0以上11.0以下である。
好ましくは、この空気入りタイヤでは、上記トレッド面のプロファイルを形成する複数の円弧のうち、上記第一円弧の軸方向外側に位置し、かつ、この第一円弧に接する円弧が第二円弧とされたとき、この第二円弧の曲率半径に対する上記第一円弧の曲率半径の比は、3.0以上17.0以下である。
好ましくは、この空気入りタイヤでは、上記赤道面から上記第一円弧と上記第二円弧との接点までの軸方向長さの、この赤道面から上記第二基準位置までの軸方向長さに対する比は、0.9以上1.4以下である。
好ましくは、この空気入りタイヤでは、上記仮想直線が半径方向に対してなす角度の絶対値は、30°以上50°以下である。
本発明に係る空気入りタイヤでは、赤道から第一基準位置までの半径方向高さの、赤道面からこの第一基準位置までの軸方向長さに対する比、及び、この赤道から第二基準位置までの半径方向高さの、この赤道面からこの第二基準位置までの軸方向長さに対する比が適切に調整されている。このタイヤのトレッドの外面は、最適なプロファイルを有している。このタイヤでは、その接地面において重心が移動しても、接地幅の変動は小さい。このタイヤは、接地追従性に優れる。しかもバイアス構造のカーカスがトラクションに寄与し、このカーカスに積層されたベルトが耐摩耗性に寄与しうる。本発明によれば、トラクション及び耐摩耗性を損なうことなく、接地追従性の向上が達成された空気入りタイヤが得られうる。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの一部が示された断面図である。 図2は、図1のタイヤの一部が示された拡大断面図である。 図3は、図1のタイヤのカーカスの一部が示された平面図である。 図4は、図1のタイヤのベルトの一部が示された平面図である。 図5は、従来のタイヤの一部が示された断面図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1には、空気入りタイヤ20が示されている。図1において、上下方向がタイヤ20の半径方向であり、左右方向がタイヤ20の軸方向であり、紙面との垂直方向がタイヤ20の周方向である。図1において、一点鎖線CLはタイヤ20の赤道面を表わす。このタイヤ20の形状は、トレッドパターンを除き、赤道面に対して対称である。
このタイヤ20の偏平率は、30%以上50%以下である。このタイヤ20は、競技車両用の空気入りタイヤである。このタイヤ20は、競技車両としてのレーシングカートに装着される。
このタイヤ20は、トレッド22、サイドウォール24、ビード26、カーカス28、ベルト30、インナーライナー32及びチェーファー34を備えている。このタイヤ20は、チューブレスタイプである。
トレッド22は、半径方向外向きに凸な形状を呈している。トレッド22は、走行中路面と接触する。このトレッド22は、耐摩耗性、耐熱性及びグリップ性に優れた架橋ゴムからなる。図1から明らかなように、このトレッド22には溝は刻まれていない。このタイヤ20は、スリックタイヤである。このトレッド22に溝が刻まれて、この溝によりトレッドパターンが形成されてもよい。
このタイヤ20のトレッド22は、本体36と、一対のショルダー38とから構成されている。本体36は、赤道面から軸方向外側に向かって延在している。このタイヤ20は、この本体36において接地する。この本体36の外面は、トレッド面40を形成する。それぞれのショルダー38は、軸方向において本体36の外側に位置している。このショルダー38は、まれに路面と接触する。図中、符号PEで示されているのはトレッド面40と赤道面との交点である。本願において、この交点PEは赤道と称される。実線LBは、この赤道PEを通り軸方向に延びる直線を表している。この直線LBは、このタイヤ20の外径を規定する直線である。符号TEは、トレッド22の外面における本体36とショルダー38との境界を表している。この境界TEは、トレッド面40の端でもある。なお、溝が刻まれたトレッド22において赤道面上に溝が存在する場合は、溝がないとして得られる仮想トレッド面と赤道面との交点によりこの赤道PEは表される。
サイドウォール24は、トレッド22の端から半径方向略内向きに延びている。サイドウォール24の外面は、タイヤ20の側面を形成する。このサイドウォール24は、耐カット性及び耐候性に優れた架橋ゴムからなる。このサイドウォール24は、カーカス28の損傷を防止する。このタイヤ20では、サイドウォール24は、トレッド22と一体である。従って、サイドウォール24の材質はトレッド22の材質と同じである。このサイドウォール24がトレッド22の材質とは異なる材質から構成されてもよい。
ビード26は、サイドウォール24よりも半径方向略内側に位置している。ビード26は、コア42と、このコア42から半径方向外向きに延びるエイペックス44とを備えている。コア42はリング状であり、巻回された非伸縮性ワイヤーを含む。ワイヤーの典型的な材質は、スチールである。エイペックス44は、半径方向外向きに先細りである。エイペックス44は、高硬度な架橋ゴムからなる。
カーカス28は、第一プライ46a及び第二プライ46bからなる。第一プライ46a及び第二プライ46bは、両側のビード26の間に架け渡されており、トレッド22及びサイドウォール24に沿っている。第一プライ46aは、コア42の周りを、軸方向内側から外側に向かって折り返されている。この折り返しにより、第一プライ46aには、主部48aと折り返し部50aとが形成されている。第二プライ46bは、コア42の周りを、軸方向内側から外側に向かって折り返されている。この折り返しにより、第二プライ46bには、主部48bと折り返し部50bとが形成されている。第一プライ46aの折り返し部50aの端は、半径方向において、第二プライ46bの折り返し部50bの端よりも外側に位置している。このタイヤ20では、このカーカス28が3枚のプライ46から形成されてもよい。なお、このカーカス28が1枚のプライ46から形成された場合、このタイヤ20の剛性が過小となり、十分な性能が得られない。このカーカス28が4枚のプライ46から形成された場合、このタイヤ20の剛性が過大となり、十分な性能が得られない。
図2に示されているように、第一プライ46a及び第二プライ46bのそれぞれは、並列された多数のカーカスコード52とトッピングゴム54とからなる。このタイヤ20では、カーカスコード52は有機繊維からなる。好ましい有機繊維として、ナイロン繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維、ポリエチレンナフタレート繊維、アラミド繊維及びポリケトン繊維が例示される。このタイヤ20では、第一プライ46aのカーカスコード52は第二プライ46bのカーカスコード52と同等である。この第一プライ46aのカーカスコード52として、第二プライ46bのカーカスコード52の素材とは異なる素材からなるコードが用いられてもよい。
図3に示されているように、第一プライ46aにおいてカーカスコード52は赤道面に対して傾斜している。第二プライ46bにおいて、カーカスコード52は赤道面に対して傾斜している。この第一プライ46aのカーカスコード52の赤道面に対する傾斜方向は、第二プライ46bのカーカスコード52の赤道面に対する傾斜方向とは逆である。このタイヤ20のカーカス28は、バイアス構造を有する。このカーカス28は、トラクションの向上に寄与しうる。
図3において、実線L1は第一プライ46aのカーカスコード52の延在方向を表している。角度αは、この実線L1が赤道面に対してなす角度を表している。この角度αは、第一プライ46aのカーカスコード52が赤道面に対してなす傾斜角度である。実線L2は、第二プライ46bのカーカスコード52の延在方向を表している。角度βは、この実線L2が赤道面に対してなす角度を表している。この角度βは、第二プライ46bのカーカスコード52が赤道面に対してなす傾斜角度である。
このタイヤ20では、トラクションの向上の観点から、傾斜角度αの絶対値は40°以上が好ましく、60°以下が好ましい。傾斜角度βの絶対値は40°以上が好ましく、60°以下が好ましい。
図1に示されているように、ベルト30はトレッド22の半径方向内側に位置している。ベルト30は、カーカス28と積層されている。ベルト30は、カーカス28を補強する。ベルト30は、内側層56a及び外側層56bからなる。この図1から明らかなように、軸方向において、内側層56aの幅は外側層56bの幅よりも若干大きい。ベルト30の軸方向幅は、タイヤ20の最大幅の0.7倍以上が好ましい。ベルト30が、1の層56で構成されてもよい。なお、このベルト30が3以上の層56で構成された場合、このタイヤ20の剛性が過大となり、十分な性能が得られない。
図2に示されているように、内側層56a及び外側層56bのそれぞれは、並列された多数のベルトコード58とトッピングゴム60とからなる。このタイヤ20では、ベルトコード58には、有機繊維からなるコード又はその材質がスチールとされたコードが用いられる。この有機繊維としては、ナイロン繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維、ポリエチレンナフタレート繊維、アラミド繊維及びポリケトン繊維が例示される。このタイヤ20では、内側層56aのベルトコード58は外側層56bのベルトコード58と同等である。この内側層56aのベルトコード58として、外側層56bのベルトコード58の素材とは異なる素材からなるコードが用いられてもよい。
図4に示されているように、内側層56aにおいてベルトコード58は赤道面に対して傾斜している。外側層56bにおいて、ベルトコード58は赤道面に対して傾斜している。この内側層56aのベルトコード58の赤道面に対する傾斜方向は、外側層56bのベルトコード58の赤道面に対する傾斜方向とは逆である。このベルト30は、このタイヤ20のトレッド22の部分の剛性に寄与しうる。このベルト30は、耐摩耗性の向上に寄与しうる。
図4において、実線L3は内側層56aのベルトコード58の延在方向を表している。角度γは、この実線L3が赤道面に対してなす角度を表している。この角度γは、内側層56aのベルトコード58が赤道面に対してなす傾斜角度である。実線L4は、外側層56bのベルトコード58の延在方向を表している。角度δは、この実線L4が赤道面に対してなす角度を表している。この角度δは、外側層56bのベルトコード58が赤道面に対してなす傾斜角度である。
このタイヤ20では、耐摩耗性の観点から、傾斜角度γの絶対値は15°以上が好ましく、30°以下が好ましい。傾斜角度δの絶対値は、15°以上が好ましく、30°以下が好ましい。
図1に示されているように、インナーライナー32はカーカス28の内側に位置している。インナーライナー32は、タイヤ20の内面を形成している。インナーライナー32は、架橋ゴムからなる。インナーライナー32には、空気遮蔽性に優れたゴムが用いられている。インナーライナー32の典型的な基材ゴムは、ブチルゴム又はハロゲン化ブチルゴムである。インナーライナー32は、タイヤ20の内圧を保持する。
チェーファー34は、ビード26の近傍に位置している。タイヤ20がリムに組み込まれると、このチェーファー34がリムと当接する。この当接により、ビード26の近傍が保護される。この実施形態では、チェーファー34は、布とこの布に含浸したゴムとからなる。このチェーファー34が架橋ゴムからなるもので構成されてもよい。
このタイヤ20では、トレッド面40のプロファイルは複数の円弧によって形成される。図1に示されているように、このタイヤ20のトレッド面40は、曲率半径R1の円弧(以下、第一円弧)、一対の曲率半径R2の円弧(以下、第二円弧)及び一対の曲率半径R3の円弧(以下、第三円弧)によって形成されている。それぞれの第二円弧は、第一円弧の軸方向外側に位置している。それぞれの第三円弧は、第二円弧のさらに軸方向外側に位置している。
このタイヤ20では、トレッド面40のプロファイルを形成する複数の円弧のうち、軸方向において外側に位置しているのは、第三円弧である。本願においては、この第三円弧は基準円弧とされる。
第一円弧は、赤道PEにおいてこのタイヤ20の外径を規定する直線LBと接している。第二円弧は、第一円弧に隣接している。第一円弧は、第二円弧と接している。第三円弧は、第二円弧と隣接している。第二円弧は、第三円弧と接している。このタイヤ20では、トレッド面40のプロファイルを形成する複数の円弧のそれぞれは、これに隣接する円弧と接している。
第一円弧は、第二円弧の軸方向内側に位置している。第二円弧の曲率半径R2は、第一円弧の曲率半径R1よりも小さい。第二円弧は、第三円弧の軸方向内側に位置している。第三円弧の曲率半径R3は、第二円弧の曲率半径R2よりも小さい。このタイヤ20では、トレッド面40のプロファイルを形成する複数の円弧のそれぞれの曲率半径は、これよりも軸方向内側の円弧の曲率半径よりも小さい。
このタイヤ20では、トレッド面40のプロファイルは複数の円弧によって形成され、それぞれの円弧はこれに隣接する円弧と接しており、それぞれの円弧の曲率半径はこれよりも軸方向内側の円弧の曲率半径よりも小さい。このトレッド面40は、路面と十分に接触する。このトレッド面40により得られる接地面の形状は、適正である。このトレッド面40は、操縦安定性に寄与しうる。
図1に示されているように、トレッド22の一部をなすショルダー38の外面のプロファイルは、曲率半径Rsの円弧(以下、ショルダー円弧)によって形成されている。ショルダー円弧は、前述の第三円弧に隣接している。このタイヤ20では、ショルダー円弧は境界TEにおいてこの第三円弧と接している。この第三円弧は、このショルダー円弧よりも軸方向内側に位置している。このタイヤ20では、ショルダー円弧の曲率半径Rsは第三円弧の曲率半径R3よりも小さい。
ここで、ショルダー円弧の曲率半径Rsを第三円弧の曲率半径R3よりも大きくすると、ショルダー38からバットレスにかけての、トレッド22の厚みが過大となってしまう。この場合、ショルダー38における接地圧が増大し、このタイヤ20に偏摩耗が発生してしまう。前述したように、このタイヤ20では、ショルダー円弧は第三円弧と接しており、このショルダー円弧の曲率半径Rsは第三円弧の曲率半径R3よりも小さい。このタイヤ20では、偏摩耗の発生が防止されている。
図1に示されているように、このタイヤ20では、サイドウォール24の外面のプロファイルは、曲率半径Rwの円弧(以下、サイドウォール円弧)によって形成されている。このタイヤ20では、サイドウォール円弧は前述のショルダー円弧に隣接している。このサイドウォール円弧は、ショルダー円弧とは接していない。
トレッド22が路面と接触すると、サイドウォール24は撓む。このタイヤ20では、サイドウォール24の外面のプロファイルが円弧によって形成されているので、サイドウォール24の全体に荷重は分散する。サイドウォール24が適正に撓むので、トレッド面40が十分に路面と接触する。このサイドウォール24は、操縦安定性に寄与しうる。
図1において、実線LCはショルダー円弧及びサイドウォール円弧のいずれにも接する直線を表している。本願においては、この実線LCは仮想直線とも称されている。符号P1は、この直線LCが基準円弧(第三円弧)の延長線と公差する位置を表している。本願においては、この位置P1は第一基準位置と称される。両矢印X1は、赤道面からこの第一基準位置P1までの軸方向長さを表している。両矢印Y1は、赤道PEからこの第一基準位置P1までの半径方向高さを表している。
このタイヤ20では、高さY1の長さX1に対する比は0.05以上0.15以下である。この比が0.15以下に設定されることにより、十分な軸方向長さを有する接地面が形成される。このタイヤ20のグリップ力は大きい。この比が0.05以上に設定されることにより、路面からトレッド面40までの距離の変動が抑えられる。このタイヤ20では、その接地面において重心が移動しても、接地幅の変動は小さい。このタイヤ20は、接地追従性に優れる。このタイヤ20では、高速旋回時においてもグリップ力が適切に維持される。接地面内におけるすべりが抑えられるので、耐摩耗性が向上する。このタイヤでは、ラップタイムが安定する。
図1において、両矢印TW/2は赤道面から境界TEまでの軸方向長さを表している。この長さTW/2は、トレッド面40の軸方向長さの半分である。符号P2は、赤道面からの軸方向長さがこの長さTW/2の70%であるトレッド面40上の位置を表している。本願においては、この位置P2は第二基準位置と称される。両矢印X2は、赤道面からこの第二基準位置P2までの軸方向長さを表している。両矢印Y2は、赤道PEからこの第二基準位置P2までの半径方向高さを表している。
このタイヤ20では、高さY2の長さX2に対する比は0.015以上0.040以下である。この比が0.040以下に設定されることにより、旋回時においてもトレッド面40が路面と充分に接触する。このタイヤ20では、トレッド面40のプロファイルによる、旋回時のグリップ力への影響が抑えられている。この比が0.015以上に設定されることにより、路面からトレッド面40までの距離の変動が抑えられる。このタイヤ20では、その接地面において重心が移動しても、接地幅の変動は小さい。このタイヤ20は、接地追従性に優れる。このタイヤ20では、高速旋回時においてもグリップ力が適切に維持される。接地面内におけるすべりが抑えられるので、耐摩耗性が向上する。このタイヤでは、ラップタイムが安定する。
前述したように、第一円弧は、赤道PEにおいてこのタイヤ20の外径を規定する直線LBと接している。このタイヤ20では、この第一円弧の曲率半径R1の、前述のトレッド面の軸方向長さに対する比が適切に調整されている。このタイヤ20では、接地面において重心が移動しても、トレッド22の赤道の部分とそのショルダー38の部分との間の中間部分における接地圧の上昇が効果的に抑制されている。十分な接地面積が確保されるので、このタイヤ20は接地追従性に優れる。このタイヤ20では、高速旋回時においてもグリップ力が適切に維持される。接地面内におけるすべりが抑えられるので、耐摩耗性が向上する。このタイヤでは、ラップタイムが安定する。この観点から、第一円弧の曲率半径R1の、前述のトレッド面の軸方向長さに対する比は、4.0以上が好ましく、11.0以下が好ましい。
前述したように、このタイヤ20の第二円弧は、トレッド面40のプロファイルを形成する複数の円弧のうち、第一円弧の軸方向外側に位置し、かつ、この第一円弧に接する円弧である。このタイヤ20では、この第二円弧の曲率半径R2に対する第一円弧の曲率半径R1の比が適切に調整されている。このタイヤ20では、接地面において重心が移動しても、トレッド22の赤道の部分とそのショルダー38の部分との間の中間部分における接地圧の上昇が効果的に抑制されている。十分な接地面積が確保されるので、このタイヤ20は接地追従性に優れる。このタイヤ20では、高速旋回時においてもグリップ力が適切に維持される。接地面内におけるすべりが抑えられるので、耐摩耗性が向上する。このタイヤでは、ラップタイムが安定する。この観点から、この第二円弧の曲率半径R2に対する第一円弧の曲率半径R1の比は、3.0以上が好ましく、17.0以下が好ましい。プロファイルの構築が容易の観点から、この比は5.3以上がより好ましい。
図1において、符号P3は第一円弧と第二円弧との接点を表している。両矢印X3は、赤道面からこの接点P3までの軸方向長さを表している。図1中、角度θは仮想直線(直線LC)が半径方向に対してなす角度を表している。
このタイヤ20では、長さX3の長さX2に対する比が適切に調整されている。このタイヤ20では、接地面において重心が移動しても、トレッド22の赤道の部分とそのショルダー38の部分との間の中間部分における接地圧の上昇が効果的に抑制されている。十分な接地面積が確保されるので、このタイヤ20は接地追従性に優れる。このタイヤ20では、高速旋回時においてもグリップ力が適切に維持される。接地面内におけるすべりが抑えられるので、耐摩耗性が向上する。このタイヤでは、ラップタイムが安定する。この観点から、長さX3の長さX2に対する比は、0.9以上が好ましく、1.4以下が好ましい。
このタイヤ20では、角度θの絶対値が適切に調整されている。このタイヤ20では、路面からトレッド面40までの距離の変動が抑えられる。このタイヤ20では、その接地面において重心が移動しても、接地幅の変動は小さい。十分な接地面積が確保されるので、このタイヤ20は接地追従性に優れる。このタイヤ20では、高速旋回時においてもグリップ力が適切に維持される。この観点から、この絶対値は、30°以上が好ましく、50°以下が好ましい。
このように、このタイヤ20のトレッド22の外面は最適なプロファイルを有している。特にこのタイヤ20では、高速旋回時における接地追従性の向上が達成されている。このタイヤ20では、グリップ力が十分に確保される。このタイヤ20は、操縦安定性に優れる。しかもこのタイヤ20では、バイアス構想のカーカス28がトラクションに寄与し、このカーカス28に積層されたベルト30が耐摩耗性に寄与しうる。本発明によれば、トラクション及び耐摩耗性を損なうことなく、接地追従性の向上が達成された空気入りタイヤ20が得られうる。このタイヤ20は、ラップタイムの短縮に寄与しうる。
本発明では、タイヤ20の各部材の寸法及び角度は、タイヤ20が正規リムに組み込まれ、正規内圧となるようにタイヤ20に空気が充填された状態で測定される。測定時には、タイヤ20には荷重がかけられない。本明細書において正規リムとは、タイヤ20が依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。本明細書において正規内圧とは、タイヤ20が依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。乗用車用タイヤ20の場合は、内圧が180kPaの状態で、寸法及び角度が測定される。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実験A]
[実施例1]
図1に示された基本構成を備え、下記の表1に示された仕様を備えた実施例1の空気入りタイヤを得た。このタイヤサイズは、11×7.10−5である。カーカスは、第一プライ及び第二プライからなる。第一プライ及び第二プライのそれぞれには、ポリエチレンテレフタレート繊維(表中、ポリエステルとして記載)からなるコードがカーカスコードとして用いられた。このコードの繊度は、1620dtexとされた。カーカスコードの密度は、45エンズ/5cmとされた。第一プライにおけるカーカスコードの傾斜角度αは45°(degrees)とされた。第二プライにおけるカーカスコードの傾斜角度βは−45°とされた。ベルトは、内側層及び外側層からなる。内側層及び外側層のそれぞれには、アラミド繊維(表中、アラミドとして記載)からなるコードがベルトコードとして用いられた。このコードの繊度は、1110dtexとされた。ベルトコードの密度は、40エンズ/5cmとされた。内側層におけるベルトコードの傾斜角度γは30°(degrees)とされた。外側層におけるベルトコードの傾斜角度δは−30°とされた。
トレッド面のプロファイルにおいて、赤道から第一基準位置P1までの半径方向高さY1の、赤道面からこの第一基準位置P1までの軸方向長さX1に対する比(Y1/X1)は、0.077とされた。赤道から第二基準位置P2までの半径方向高さY2の、赤道面からこの第二基準位置P2までの軸方向長さX2に対する比(Y2/X2)は、0.029とされた。
[実施例2−7及び比較例2]
高さY1を変えて比(Y1/X1)を下記の表1及び2の通りとした他は実施例1と同様にして、実施例2−7及び比較例2のタイヤを得た。
[実施例8−10及び比較例3]
高さY2を変えて比(Y2/X2)を下記の表3の通りとした他は実施例1と同様にして、実施例8−10及び比較例3のタイヤを得た。
[比較例1]
高さY1及び高さY2を変えて比(Y1/X1)及び比(Y2/X2)を下記の表1の通りとした他は実施例1と同様にして、比較例1のタイヤを得た。
[実施例11−15]
傾斜角度α及び傾斜角度βを下記の表4の通りとした他は実施例1と同様にして、実施例11−15のタイヤを得た。
[実施例16−20]
傾斜角度γ及び傾斜角度δを下記の表5の通りとした他は実施例1と同様にして、実施例16−20のタイヤを得た。
[実車走行テスト]
試作タイヤを、排気量が125ccであるレーシングカートに装着した。なお、このタイヤの内圧を75kPaとした。リムのサイズは、8×5.0である。このレーシングカートで、サーキットコースを走行し、ラップタイムを計測した。この結果が、この結果が、下記表1から5に示されている。
Figure 2013199266
Figure 2013199266
Figure 2013199266
Figure 2013199266
Figure 2013199266
表1から5に示されるように、実施例のタイヤでは、比較例のタイヤに比べて評価が高い。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
[実験B]
[実施例26]
図1に示された基本構成を備え、下記の表7に示された仕様を備えた実施例26の空気入りタイヤを得た。このタイヤサイズは、11×7.10−5である。カーカスは、第一プライ及び第二プライからなる。第一プライ及び第二プライのそれぞれには、ポリエチレンテレフタレート繊維からなるコードがカーカスコードとして用いられた。このコードの繊度は、1620dtexとされた。カーカスコードの密度は、45エンズ/5cmとされた。第一プライにおけるカーカスコードの傾斜角度αは45°とされた。第二プライにおけるカーカスコードの傾斜角度βは−45°とされた。ベルトは、内側層及び外側層からなる。内側層及び外側層のそれぞれには、アラミド繊維からなるコードがベルトコードとして用いられた。このコードの繊度は、1110dtexとされた。ベルトコードの密度は、40エンズ/5cmとされた。内側層におけるベルトコードの傾斜角度γは30°とされた。外側層におけるベルトコードの傾斜角度δは−30°とされた。
赤道面から第一基準位置P1までの軸方向長さX1は、88mmとされた。赤道から第一基準位置P1までの半径方向高さY1は、5.8mmとされた。したがって、高さY1の長さX1に対する比(Y1/X1)は、0.066であった。赤道面から第二基準位置P2までの軸方向長さX2は、58mmとされた。赤道から第二基準位置P2までの半径方向高さY2は、1.3mmとされた。したがって、高さY2の長さX2に対する比(Y2/X2)は、0.023であった。トレッド面の軸方向長さTWの半分は、83mmとされた。赤道において、タイヤの外径を規定する直線LBと接する第一円弧の曲率半径R1は、1260mmとされた。この第一円弧の軸方向外側に位置し、かつ、この第一円弧に接する第二円弧の曲率半径R2は、95mmとされた。赤道面から第一円弧と第二円弧との接点P3までの軸方向長さX3は、65mmとされた。長さTWに対する曲率半径R1の比(R1/TW)は、7.6であった。曲率半径R1の曲率半径R2に対する比(R1/R2)は、13.3であった。長さX3の長さX2に対する比(X3/X2)は、1.1であった。ショルダーの円弧及びサイドウォールの円弧のいずれにも接する仮想直線LSが半径方向に対してなす角度θは、43°とされた。
[実施例21−25及び27]
長さX1、高さY1、長さX2、高さY2、長さ(TW/2)、曲率半径R1、曲率半径R2及び長さX3を調整して、比(Y1/X1)、比(Y2/X2)、比(R1/TW)、比(R1/R2)、比(X3/X2)及び角度θを下記の表6及び7の通りとした他は実施例26と同様にして、実施例21−25及び27のタイヤを得た。なお、比(R1/R2)が5.3よりも小さくなるプロファイルの構築を検討したが、この実験Bでは、このようなプロファイルを構築することはできなかった。
[実車走行テスト]
試作タイヤを、排気量が125ccであるレーシングカートに装着した。なお、このタイヤの内圧を75kPaとした。リムのサイズは、8×5.0である。このレーシングカートで、サーキットコースを走行し、ラップタイムを計測した。この結果が、この結果が、下記表6から7に示されている。
Figure 2013199266
Figure 2013199266
表6から7に示されるように、実施例のタイヤでは、比較例のタイヤに比べて評価が高い。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
以上説明されたタイヤの構成は、種々のタイヤにも適用されうる。
2、20・・・タイヤ
4、22・・・トレッド
6、24・・・サイドウォール
8、26・・・ビード
10、28・・・カーカス
12、30・・・ベルト
18、46a、46b、46・・・プライ
36・・・本体
38・・・ショルダー
40・・・トレッド面
52・・・カーカスコード
58・・・ベルトコード

Claims (8)

  1. 走行中路面と接触するトレッドと、それぞれが上記トレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、それぞれがサイドウォールよりも半径方向略内側に位置する一対のビードと、上記トレッド及び上記サイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されたバイアス構造のカーカスと、上記トレッドの半径方向内側において上記カーカスと積層されるベルトとを備えており、
    このトレッドが、その外面がトレッド面をなす本体と、それぞれがこの本体の軸方向外側に位置する一対のショルダーとから構成されており、
    このトレッド面のプロファイルが、複数の円弧によって形成されており、
    それぞれの円弧が、これに隣接する円弧と接しており、
    それぞれの円弧の曲率半径が、これよりも軸方向内側の円弧の曲率半径よりも小さく、
    上記ショルダーの外面のプロファイルが、円弧によって形成されており、
    上記サイドウォールの外面のプロファイルが、円弧によって形成されており、
    上記トレッド面のプロファイルを形成する複数の円弧のうち、軸方向外側に位置する円弧が基準円弧とされ、上記ショルダーの円弧及び上記サイドウォールの円弧のいずれにも接する仮想直線がこの基準円弧の延長線と交差する位置が第一基準位置とされ、そして、このタイヤの赤道面からの軸方向長さが、上記トレッド面の軸方向長さの半分の70%である、このトレッド面上の位置が第二基準位置とされたとき、
    このタイヤの赤道から上記第一基準位置までの半径方向高さの、このタイヤの赤道面からこの第一基準位置までの軸方向長さに対する比が、0.05以上0.15以下であり、
    このタイヤの赤道から上記第二基準位置までの半径方向高さの、このタイヤの赤道面からこの第二基準位置までの軸方向長さに対する比が、0.015以上0.040以下である、空気入りタイヤ。
  2. 上記ショルダーの円弧が、上記基準円弧と接しており、
    このショルダーの円弧の曲率半径が、この基準円弧の曲率半径よりも小さい、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 上記カーカスが、第一プライ及び第二プライを備えており、
    この第一プライ及び第二プライのそれぞれが、並列された多数のカーカスコードを含んでおり、
    これらカーカスコードのそれぞれが、赤道面に対して傾斜しており、
    このカーカスコードの傾斜角度の絶対値が、40°以上60°以下である、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 上記ベルトが、並列された多数のベルトコードを含んでおり、
    これらベルトコードのそれぞれが、赤道面に対して傾斜しており、
    このベルトコードの傾斜角度の絶対値が、15°以上30°以下である、請求項1から3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 上記トレッド面のプロファイルを形成する複数の円弧のうち、赤道において、このタイヤの外径を規定する直線と接する円弧が第一円弧とされたとき、
    この第一円弧の曲率半径の上記トレッド面の軸方向長さに対する比が4.0以上11.0以下である、請求項1から4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 上記トレッド面のプロファイルを形成する複数の円弧のうち、上記第一円弧の軸方向外側に位置し、かつ、この第一円弧に接する円弧が第二円弧とされたとき、
    この第二円弧の曲率半径に対する上記第一円弧の曲率半径の比が3.0以上17.0以下である、請求項5に記載の空気入りタイヤ。
  7. 上記赤道面から上記第一円弧と上記第二円弧との接点までの軸方向長さの、この赤道面から上記第二基準位置までの軸方向長さに対する比が0.9以上1.4以下である、請求項6に記載の空気入りタイヤ。
  8. 上記仮想直線が半径方向に対してなす角度の絶対値が30°以上50°以下である、請求項1から7のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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