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JP2013177051A - 車両シート制御装置 - Google Patents

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JP2013177051A
JP2013177051A JP2012041633A JP2012041633A JP2013177051A JP 2013177051 A JP2013177051 A JP 2013177051A JP 2012041633 A JP2012041633 A JP 2012041633A JP 2012041633 A JP2012041633 A JP 2012041633A JP 2013177051 A JP2013177051 A JP 2013177051A
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Masahiro Shiga
督広 志賀
Masao Seki
誠雄 関
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

【課題】煩雑な操作を行うことなく車両への搭乗性を向上させることを可能とすることにより、車両の更なる利便性を確保する。
【解決手段】車両ドアの外面に配設され車両ドアを開操作可能なアウトサイドドアハンドルと、車両ドアの開操作を検知可能な開操作検知部34と、車両ドアの開作動を検知するドア開検知部31と、運転席シート、助手席シートの姿勢を変更自在なシート調整機構45と、開操作検知部34からの信号に基づいて通常のドア開操作とは異なる操作に設定された連動操作態様でのアウトサイドドアハンドルの操作が検知され、且つドア開検知部31により車両ドアの開作動が検知されたことを条件として、シート調整機構45を駆動制御して運転席シート、助手席シートを予め設定された姿勢へ変化させる駆動制御部50とを備える構成である。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両ドアの開動作に連動して車両シートの位置を変更自在な車両シート制御装置に関するものである。
従来、例えば特許文献1や特許文献2に開示されるように、車両ドアの開動作に連動して車両シートの位置を変化させることにより車両の利便性向上を図る技術が知られている。
すなわち、特許文献1に記載の発明では、まず、操作者によって所持される携帯機に設けられた操作部が予め設定された態様で操作されると、車両シートを所定の状態に変更(移動)することを予約するための予約信号が携帯機から車両へ送信される。そして、車両に設けられた車両側制御装置は、携帯機からの予約信号を受信すると、車両ドアをアンロック作動させ且つ自動的にドアを開扉させるとともに、車両シートを所定の状態に変更させる。このため、操作者は携帯機によって予約操作をして車両ドアの開扉操作を行うだけで車両シートの位置を変更可能となる。
また、特許文献2に記載の発明では、車両ドアの開扉を検出する開扉検出手段による検出結果に基づいて開扉される車両ドアを特定し、少なくとも特定した車両ドアに最も近い車両シートの位置を変更(移動)する。このため、操作者は車両ドアの開扉操作を行うだけで車両シートの位置を変更可能となる。
特開2008−308135号公報 特開2006−347351号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術にあっては、車両ドアの開動作に連動して車両シートの位置を変化させるためには操作者が予め携帯機を予約操作しておく必要がある。このため、操作者は、車両シートを連動させる意思があるにもかかわらず予約操作を忘れていた場合には、開扉操作の直前などに携帯機を取り出して予約操作する必要があり、却って操作が煩雑となる。
また、特許文献2に記載の技術にあっては、例えば車両ドアに最も近いシートに着座したい場合などシートの位置変更が不要な場合にも変更動作が行われてしまうこととなり、却って利便性が悪化してしまうケースも起こりうる。
このように、特許文献1,2に開示される技術にあっては、車両の利便性向上に関して依然として改善の余地がある。
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、煩雑な操作を行うことなく車両への搭乗性を向上させることを可能とすることにより、車両の更なる利便性を確保することができる車両シート制御装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、車両ドアの外面に配設され該車両ドアを開操作可能なアウトサイドドアハンドルと、前記車両ドアの開操作を検知可能な開操作検知部と、前記車両ドアの開作動を検知するドア開検知部と、車両シートの姿勢を変更自在なシート調整機構と、前記開操作検知部からの信号に基づいて通常のドア開操作とは異なる操作に設定された連動操作態様での前記アウトサイドドアハンドルの操作が検知され、且つ前記ドア開検知部により車両ドアの開作動が検知されたことを条件として、前記シート調整機構を駆動制御して車両シートを予め設定された姿勢へ変化させる駆動制御部とを備えることをその要旨とする。
上記構成によると、アウトサイドドアハンドルが連動操作態様で操作されると、車両ドアの開作動とともに該車両ドアと最も近い車両シートが予め設定された姿勢へ変化される。すなわち、操作者は、アウトサイドドアハンドルによって開扉操作を行う際に同ドアハンドルを連動操作態様で操作することにより、ドアの開作動とともに車両シートの姿勢変化も併せて行わせることが可能となる。しかも、ドアの開扉操作と同じくアウトサイドドアハンドルを操作することによって車両シートの姿勢変化を連動させることができるため操作性も非常に高く、また操作者の意思により連動有無を決定することができるため、高い利便性を確保することができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の車両シート制御装置において、駆動制御対象となる車両シートに対する物体の存在有無を検知する物体検知部を備え、前記駆動制御部は、前記物体検知部により物体の存在が検知された状態にあっては、前記連動操作態様に基づく前記シート調整機構の駆動制御を禁止することをその要旨とする。
上記構成によると、例えば駆動制御対象となる車両シートに乗員が着座している場合や、該車両シートに積載物が載置されている場合などに、該車両シートがドア開作動に連動して姿勢変化されてしまうことがない。
請求項3に記載の発明では、車両シートの姿勢を変更自在なシート調整機構と、車両ドアの外面に配設され該車両ドアの開操作に供されるアウトサイドドアハンドルが予め設定された連動操作態様で操作され、且つ車両ドアの開作動を検知するドア開検知部により車両ドアの開作動が検知されたことを条件として、該車両ドアと最も近い車両シートの前記シート調整機構を駆動制御して車両シートを予め設定された姿勢へ変化させるシート制御部とを備えることをその要旨とする。
上記構成によると、請求項1に記載の発明と同等の作用効果を奏し得る。
以上詳述したように、本発明によれば、煩雑な操作を行うことなく車両への搭乗性を向上させることを可能とすることにより、車両の更なる利便性を確保することができる。
本発明の一実施形態の車両シート制御装置の電気的構成を示すブロック図。 本発明の第1実施形態の車両用シート制御装置を搭載した車両の室内を概略的に示す平面図。 本発明の第1実施形態における車両ドアの外観斜視図。 シートの駆動制御を示すフロー図。 本発明の第2実施形態の車両用シート制御装置を搭載した車両の室内を概略的に示す平面図。 本発明の第2実施形態におけるアウトサイドドアハンドルの平面図。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図4に基づき詳細に説明する。
本実施形態における車両シート制御装置は、車両1に設けられ、車両ドア10A、10Bの開動作に基づいてシート21の姿勢を変更する駆動制御を行う機能を有している。なお、本実施形態では、車両シート制御装置が2枚ドアの車両1に適用された例について説明する。
図2に示すように、車両1の室内フロア2には、車両前方位置に運転席シート20、助手席シート21からなる1列目シートが車両幅方向に配設されている。また、1列目シートよりも車両後方位置に第1後部シート22及び第2後部シート23からなる2列目シートが並設されている。
また、図2,3に示すように、1列目シートの車両幅方向における車両ボデーのボデー側部3には、乗降用の開口部12が形成される。開口部12の車両前方位置の縁部13にはドアヒンジ(図示略)が設けられ、ドアヒンジ周りに車両ドア10A、10Bが回動自在に支持されている。車両ドア10A、10Bの外面には車両後方側にアウトサイドドアハンドル11A、11Bが取着されている。図3に示すように、アウトサイドドアハンドル11A、11Bは、ドア開閉操作を行うためのハンドル部14と、例えばキーシリンダに覆設されて意匠面を形成するハンドルキャップ15とを外側に突出させて取着されている。ハンドル部14は、支持軸を介して一端側14aをドアに揺動自在に支持して、この揺動によって他端側14bを引き出し方向に移動する把持部16を有している。また、車両ドア10A、10Bは、アウトサイドドアハンドル11A、11Bの把持部16が引き出し方向に移動されると、その動作に連動して周知のラッチ機構33が動作することで完全閉状態から開可能状態に切り替わる。
図1は、本実施形態の車両シート制御装置の電気的構成を概略的に示すブロック図である。図1に示すように、車両シート制御装置は、車両ドア10A、10Bに配設されるドア側ユニット30と、車内フロア2に配設されるシート側ユニット40とで構成される。そして、車両側ユニット及びシート側ユニット40に電気的に接続された駆動制御部50によって両ユニットは制御される。
本実施形態において駆動制御部50は、ドア制御部32とシート制御部42とから構成されている。ドア制御部32及びシート制御部42は、それぞれCPU、ROM、RAM等を具備した各別の電子制御ユニット(ECU)であり、それぞれROM等に予め記録された制御プログラムに従って個別に演算処理を行う。そして、ドア制御部32とシート制御部42とは、例えば車両に設けられたマスタECUを通じて互いに電気的に接続され、両者間で通信自在となっている。なお、ドア制御部32とシート制御部42との電気的接続はこうしたマスタECUを介した接続に限らず、CAN(Controller Area Network)やLIN(Local Interconnect Network)などの車載LANを介して両制御部32,42を相互通信可能としたり、両制御部32,42をハーネスで直接接続したりしてもよい。
ドア側ユニット30は、アウトサイドドアハンドル11A、11Bに個別に設けられた開操作検知部34と、車両ドア10A、10Bの開作動を検知するドア開検知部31と、開操作検知部34及びドア開検知部31と電気的に接続されたドア制御部32とを有する。
図3に示すように、開操作検知部34はアウトサイドドアハンドル11A、11Bに内蔵された例えばリミットスイッチなどにより構成されており、アウトサイドドアハンドル11A、11Bのドア開操作を電気的に検知する。すなわち、開操作検知部34は、アウトサイドドアハンドル11A、11Bの把持部16が引き出し方向に移動されたことを検知する。この開操作検知部34はドア制御部32に電気的に接続され、その検知信号をドア制御部32に出力する。
本実施形態においてドア開検知部31は、車両ドア10A、10Bの開作動である完全閉状態から開可能状態への切り替わりを検知するものである。詳説すると、ドア開検知部31は、車両ドア10A、10Bの開可能状態を作り出すラッチ機構33に設けられるラッチスイッチや、車両ドア10A、10Bの開可能状態に連動するドアカーテシスイッチで構成される。なお、ドア開検知部31は、車両ドア10A、10Bの完全閉状態から開可能状態への切り替わりを検知できるものであれば適用可能であり、ラッチスイッチやドアカーテシスイッチに限定されるものではない。
ドア制御部32は、例えば操作者によって所持される携帯機(図示略)との通信結果などに基づいてドアロック機構(図示略)の施解錠制御を行う。また、本実施形態においてドア制御部32は、開操作検知部34による検知結果(開操作検知信号)と、ドア開検知部31による検知結果(ドア開検知信号)とをシート制御部42に出力する。
一方、シート側ユニット40は、シートの姿勢を変更自在なシート調整機構45と、シート調整機構45と電気的に接続されたシート制御部42と、シート制御部42と電気的に接続された物体検知部41とを有する。
シート調整機構45の運転席シート20及び助手席シート21は、座面を形成するシートクッション20a、21aと、背もたれを形成するシートバック20b、21bとで構成される。そして、シート調整機構45は、シートバック20b、21bをシートクッション20a、21aの後端部にて傾動可能に支持する周知のリクライニング機構46と、運転席シート20、助手席シート21の前後位置を調整するための周知のシートスライド機構47とを有する。すなわち、シート調整機構45は、リクライニング機構46及びシートスライド機構47により運転席シート20、助手席シート21の姿勢を変更自在に調整することができる。なお、シートの「姿勢」とは、シートクッション20a、21aに対するシートバック20b、21bの傾動位置や運転席シート20、助手席シート21の前後位置などを示すものである。
リクライニング機構46は、電動モータにより構成されたアクチュエータ(図示略)を備え、シート制御部42からの制御信号に基づいて該アクチュエータが駆動し、シートバック20b、21bを前後方向に傾動させる。また、シートスライド機構47もまた、電動モータにより構成されたアクチュエータ(図示略)を備え、シート制御部42からの制御信号に基づいて該アクチュエータを駆動し、運転席シート20、助手席シート21を前後方向に移動させる。
本実施形態において物体検知部41は、例えば着座センサやカメラなどにより構成され、運転席シート20、助手席シート21上や前後方向箇所に対する物体の存在有無を検知し、その検知結果をシート制御部42に出力する。なお、物体検知部41は、こうした着座センサやカメラに限らず、運転席シート20、助手席シート21の人もしくは物体(積載物)の有無、及び運転席シート20、助手席シート21の前後方向箇所に対する物体の有無のうちの少なくとも一方を検知可能であれば、構成が特に限定されるものではない。また、物体検知部41は、例えば着座センサのみで構成されていてもよい。
シート制御部42は、例えばスイッチなどにより構成されるシート操作部(図示略)の操作に応じてリクライニング機構46及びシートスライド機構47が備えるアクチュエータの駆動制御を行い、運転席シート20、助手席シート21のシートバック20b、21bの傾動位置や運転席シート20、助手席シート21の前後位置を変更する。
また、シート制御部42は、ドア制御部32から入力される開操作検知信号及びドア開検知信号によってもシート調整機構45の駆動制御を行う。詳しくは、シート制御部42は、シート制御部42に予め設定された連動操作態様でアウトサイドドアハンドル11A、11Bが操作されたことを開操作検知信号が示し、且つ車両ドア10A、10Bが開作動されたことをドア開検知信号が示すものであった場合には、その操作によって車両ドア10A、10Bが開操作及び開作動されたと判断する。なお、本実施形態において上記連動操作態様は、アウトサイドドアハンドル11A、11Bの開操作が所定時間内に複数回行われる態様として設定されている。また、ここでアウトサイドドアハンドル11A、11Bの開操作とは、通常のドア開操作であるアウトサイドドアハンドル11A、11Bの把持部16を引き出し方向に移動させた後に元の位置に戻すまでの一連の動作を示す。そして、シート制御部42は、上述の判断に基づいて、上記シート操作部が操作されていない状態であってもシート調整機構45の駆動制御を行い、運転席シート20、助手席シート21の姿勢を変更させる。すなわち、まずシート制御部42は、アウトサイドドアハンドル11A、11Bが開操作された際の開操作検出信号に基づき、予め設定された連動操作態様でアウトサイドドアハンドル11A、11Bが開操作された否かを判断する。そして、シート制御部42は、連動操作態様でのアウトサイドドアハンドル11A、11Bの操作により車両ドア10A、10Bが開作動されたと判断した際に、シート調整機構45を駆動制御する。このとき、シート制御部42は、開操作及び開作動された車両ドア10A、10Bと対応する運転席シート20、助手席シート21のシート調整機構45を駆動制御する。具体的には、シート制御部42は、開操作及び開作動された車両ドア10A、10Bに最も近い運転席シート20、助手席シート21の駆動制御を行い、シート制御部42に予め設定されたシート姿勢へ変更する。そして、操作者は、運転席シート20、第1後部シート22及び第2後部シート23に移動し着座することができる。なお、本実施形態において、シート姿勢は、運転席シート20、助手席シート21が前方へ移動するとともに、シートクッション20a、21a側へシートバック20b、21bが傾動する姿勢に設定されている。なお、シート姿勢は上述した姿勢に限定されるものではなく、運転席シート20、助手席シート21が前方へ移動するのみで構成される場合や、運転席シート20、助手席シート21が後方に移動する場合や、シートバック20b、21bがシートクッション20a、21a側へ傾動するのみで構成されていてもよい。
次に本実施形態において駆動制御部50によって行われるシート調整機構45の駆動制御の制御要領について図4を用いて説明する。なお、ここでの処理は、予め設定された周期で繰り返し行われる。また、以下の説明においては、助手席側の車両ドア10Bのアウトサイドドアハンドル11Bが開操作された場合を例にとって説明し、同様の制御が行われる運転席側の車両ドア10A側の制御についてはその説明を割愛する。
まず、車両ドア10Bが操作者によって開操作されると、シート制御部42は、ステップST1において、連動操作態様で車両ドア10Bが操作された旨を示す開操作検知信号が開操作検知部34からドア制御部32を介して入力され、且つ車両ドア10Bが開作動された旨を示すドア開検知信号がドア開検知部31からドア制御部32を介して入力されたか否かの判定を行う。すなわちここでは、アウトサイドドアハンドル11Bが連動操作態様で開操作され、且つ車両ドア10Bが開作動されたか否かが判断される。そして、シート制御部42は、判定結果がYesの場合にはステップST2の処理に進み、Noの場合にはここでの処理を一旦終了する。
ステップST2においてシート制御部42は、物体検知部41からの物体検知信号に基づき、助手席シート21に対して物体が存在しているか否かの判定を行う。そして、シート制御部42は、判定結果がNoの場合にはステップST3の処理に進み、シート調整機構45を駆動制御し、シート21を前方へ移動させて最終停止位置まで移動させると共に停止させ(図2(b)参照)、ここでの処理を一旦終了する。一方、シート制御部42は、ステップST2における判定結果がYesの場合、つまり助手席シート21に人もしくは物体が存在していると判断した場合には、ここでの処理を一旦終了する。すなわち、シート制御部42は、助手席シート21に人もしくは物体が存在すると判断した場合には、連動操作態様でアウトサイドドアハンドル11A、11Bが開操作されて車両ドア10A、10Bが開作動されたとしても、シート調整機構45の駆動制御を禁止する。
したがって、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)アウトサイドドアハンドル11A、11Bが連動操作態様で開操作されて車両ドア10A、10Bが開作動されると、アウトサイドドアハンドル11A、11Bに対応する車両ドア10A、10Bに最も近いシート(車両ドア10Aに対しては運転席シート20、車両ドア10Bに対しては助手席シート21)が予め設定されたシート姿勢へ変更される。すなわち、操作者は、アウトサイドドアハンドル11A、11Bを開操作する際にアウトサイドドアハンドル11A、11Bを連動操作態様で開操作することにより、アウトサイドドアハンドル11A、11Bに対応する車両ドア10A、10Bの開作動とともに車両シートの姿勢変化も併せて行わせることが可能となる。これにより、操作者は、運転席シート20、助手席シート21、第1後部シート22及び第2後部シート23へ移動し易くなる。さらに、車両ドア10A、10Bのドア開操作と連動操作態様でのドア開操作は、共にアウトサイドドアハンドル11A、11Bを操作することによって行われる。具体的には、アウトサイドドアハンドル11A、11Bの把持部16を引き出し方向に移動させる開操作で車両ドア10A、10Bの開作動が行われ、把持部16を引き出し方向に複数回移動させることで連動操作態様による開操作が行われる。すなわち、車両ドア10A、10Bのドア開操作と同じくアウトサイドドアハンドル11A、11Bを連動操作態様で操作することによって運転席シート20、助手席シート21の姿勢変更を連動させることができるため操作性も非常に高い。また、連動操作態様ではなく通常の開操作でアウトサイドドアハンドル11A、11Bを操作して通常のドア開閉操作を行うこともできる。つまり、操作者の意思によりシートの連動有無を決定することができるため、高い利便性を確保することができる。
(2)物体検知部41は、運転席シート20及び助手席シート21に対する人及び積載物の存在を検知し、運転席シート20及び助手席シート21の移動方向である前後方向上の積載物の存在を検知可能となっている。そして、シート制御部42は、物体検知部41からの物体検知信号に基づきシート調整機構45の駆動制御を禁止する。このため、駆動制御対象となる運転席シート20及び助手席シート21に乗員が着座している場合や、運転席シート20及び助手席シート21に積載物が載置されている場合や、運転席シート20及び助手席シート21の移動方向上に積載物がある場合などに、運転席シート20及び助手席シート21が車両ドア10A、10Bの開作動に連動して姿勢変化されることを防ぐことができる。
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態を図5〜図6に基づいて説明する。ここでは第1実施形態と相違する点を主に述べ、共通する点については同一部材番号を付すのみとしてその説明を省略する。
本実施形態では、車両シート制御装置が3列シートの車両100に適用された例について説明する。
図5に示すように、車両100の室内フロア200には、車両前方位置に運転席シート220及び助手席シート221からなる1列目シートが車両幅方向に配設されている。また、1列目シートよりも車両後方位置には第1後部シート222(車両シート)及び第2後部シート223(車両シート)からなる2列目シートが並設され、2列目シートのさらに車両後方位置には第3後部シート224及び第4後部シート225からなる3列目シートが並設されている。
また、2列目シートの車両幅方向におけるボデー側部300には、スライドドア110(車両ドア)が設けられている。スライドドア110の外面には車両前方側にアウトサイドドアハンドル111が取着されている。アウトサイドドアハンドル111は、ドア開閉操作を行うためのハンドル部114と、例えばキーシリンダに覆設されて意匠面を形成するハンドルキャップ115とを外側に突出させて取着されている。そして、図6に示すように、ハンドル部114は、支持軸を介して一端側114a及び他端側114bをスライドドア110に揺動自在に支持されている。把持部116は、この揺動によって前後方向に引き出すことができる。すなわち、把持部116を前後方向に引き出すことで、スライドドア110を開方向及び閉方向へスライドさせることができる。なお、スライドドア110は、パワースライドドアであってもよい。
本実施形態において、ドア制御部32は、例えば操作者によって所持される携帯機(図示略)との通信結果などに基づいてドアロック機構(図示略)の施解錠制御を行う。また、本実施形態においてドア制御部32は、開操作検知部34による検知結果(開操作検知信号)と、ドア開検知部31による検知結果(ドア開検知信号)とをシート制御部42に出力する。
本実施形態においてシート制御部42に予め設定された連動操作態様は、図6に示すように、車両100の完全閉状態であるスライドドア110に対してアウトサイドドアハンドル111の把持部116を閉方向に引き出す閉操作を行い、且つ閉操作の後に把持部116を開方向に引き出す開操作を行う態様として設定されている。また、ここでアウトサイドドアハンドル111の開操作とは、通常のドア開操作であるアウトサイドドアハンドル111の把持部116を開方向に引き出して移動させた後に元の位置に戻すまでの一連の動作を示す。
本実施形態において、シート制御部42は、ドア制御部32から入力される開操作検知信号及びドア開検知信号によってもシート調整機構45の駆動制御を行う。詳しくは、シート制御部42は、シート制御部42に予め設定された連動操作態様でアウトサイドドアハンドル111が操作されたことを開操作検知信号が示し、且つスライドドア110が開作動されたことをドア開検知信号が示すものであった場合には、その操作によってスライドドア110が開操作及び開作動されたと判断する。そして、シート制御部42は、シート操作部が操作されていない状態であってもシート調整機構45の駆動制御を行い、第1後部シート222、第2後部シート223の姿勢を変更させる。すなわち、まずシート制御部42は、アウトサイドドアハンドル111が開操作された際の開操作検出信号に基づき、予め設定された連動操作態様でアウトサイドドアハンドル111が開操作されたか否かを判断する。そして、シート制御部42は、連動操作態様でのアウトサイドドアハンドル111の操作によりスライドドア110が開作動されたと判断した際に、シート調整機構45を駆動制御する。このとき、シート制御部42は、開操作及び開作動されたスライドドア110と対応する第1後部シート222、第2後部シート223のシート調整機構45を駆動制御する。具体的には、シート制御部42は、開操作が行われたスライドドア110に最も近い第1後部シート222、第2後部シート223の駆動制御を行い、シート制御部42に予め設定されたシート姿勢へ変更する。そして、操作者は、第3後部シート224及び第4後部シート225からなる3列目シートに移動し着座することができる。
したがって、本実施形態によれば、第1実施形態における上記(1)〜(2)に記載の効果と同等の効果を得ることができる。
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・第2実施形態において、スライドドア110における連動操作態様は、車両100の完全閉状態であるスライドドア110に対してアウトサイドドアハンドル111の把持部116を閉方向に引き出す閉操作を行い、且つ閉操作の後に把持部116を開方向に引き出す開操作を行う態様として設定されているが、これに限定されるものではない。例えば、連動操作態様が、スマートキーの機能を備えるスライドドア110のアウトサイドドアハンドル111を開操作する態様であってもよい。すなわち、操作者がアウトサイドドアハンドル111に接触するとスライドドア110が開作動されることを通常の開操作とするパワースライドドアに対して、操作者がアウトサイドドアハンドル111の把持部116を開方向である引き出し方向に移動させて開操作を行うことをシート制御部42が連動操作態様であると認識するものであってもよい。また、この連動操作態様は、第1実施形態の車両ドア10A、10Bのアウトサイドハンドル11A、11Bに適用されてもい。すなわち、スマートキーの機能を備える車両ドア10A、10Bに対して、アウトサイドハンドル11A、11Bの把持部16を引き出し方向に移動させて開操作を行うことでシート制御部42が連動操作態様であると認識するものであってもよい。
・第1実施形態及び第2実施形態において、シート制御部42に予め設定された連動操作態様は、アウトサイドドアハンドル11A、11B、111の把持部16、116
を引き出し方向に移動させた後に元の位置に戻す開操作が所定時間内に複数回行われる態様になっているが、これに限定されるものではない。例えば、把持部16、116を引き出し方向に移動させた状態で所定時間維持し、所定時間維持した後に把持部16を元の位置に戻す態様であってもよい。
また、アウトサイドドアハンドル11A、11B、111の所定の位置に設けられた入力検知部に接触しながらアウトサイドドアハンドル11A、11B、111の開操作を行う態様であってもよい。この入力検知部は、静電センサやプッシュ式ボタンなどにより構成されるとともに操作者が把持部16を把持しながら接触することができる位置に設けられ、入力検知部の検知信号をドア制御部32に出力する。すなわち、シート制御部42は、入力検知部に触れるかもしくは入力検知部を押しながらアウトサイドドアハンドル11A、11B、111の開操作が行われたことを連動操作態様であると認識するものであってもよい。
・第1実施形態及び第2実施形態において、駆動制御部50は、車両ドア10A、10B、スライドドア110に設けられるドア制御部32と、室内フロア2、200に設けられるシート制御部42とで構成されている。しかし、こうしたドア制御部32とシート制御部42が必ずしも別々に配設されていなくてもよい。つまり、駆動制御部50が車両ドア10A、10B及びスライドドア110もしくは室内フロア2、200のどちらか一方に配設されていてもよい。
・第1実施形態及び第2実施形態において、シート制御部42がドア制御部32から連動操作態様で車両ドア10Bが操作された旨を示す開操作検知信号及び車両ドア10Bが開作動された旨を示すドア開検知信号が入力されたか否かを判断しているが、これに限定されるものではない。例えば、ドア制御部32が連動操作態様で車両ドア10Bが操作された旨を示す開操作検知信号及び車両ドア10Bが開作動された旨を示すドア開検知信号が開操作検知部34及びドア開検知部31からドア制御部32に入力されたか否かを判断し、シート制御部42にその判断結果を出力するものであってもよい。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)車両ドアの外面に配設され該車両の開操作に供されるアウトサイドドアハンドルと、
前記車両ドアの開作動を検知するドア開検知部と、
予め設定された連動操作態様で前記アウトサイドドアハンドルが操作され、且つ前記ドア開検知部により車両ドアの開作動が検知された際に、車両シートの姿勢を変更自在なシート調整機構を駆動制御するシート制御部に対してその旨を示す信号を出力する状態監視部とを備えることを特徴とする車両制御装置。
10A、10B 車両ドア
110 スライドドア(車両ドア)
11A、11B、111 アウトサイドハンドル
20 運転席シート(車両シート)
21 助手席シート(車両シート)
31 ドア開検知部
34 開操作検知部
41 物体検知部
42 シート制御部
45 シート調整機構
50 駆動制御部
222 第1後部シート(車両シート)
223 第2後部シート(車両シート)

Claims (3)

  1. 車両ドアの外面に配設され該車両ドアを開操作可能なアウトサイドドアハンドルと、
    前記車両ドアの開操作を検知可能な開操作検知部と、
    前記車両ドアの開作動を検知するドア開検知部と、
    車両シートの姿勢を変更自在なシート調整機構と、
    前記開操作検知部からの信号に基づいて通常のドア開操作とは異なる操作に設定された連動操作態様での前記アウトサイドドアハンドルの操作が検知され、且つ前記ドア開検知部により車両ドアの開作動が検知されたことを条件として、前記シート調整機構を駆動制御して車両シートを予め設定された姿勢へ変化させる駆動制御部とを備える車両シート制御装置。
  2. 駆動制御対象となる車両シートに対する物体の存在有無を検知する物体検知部を備え、
    前記駆動制御部は、前記物体検知部により物体の存在が検知された状態にあっては、
    前記連動操作態様に基づく前記シート調整機構の駆動制御を禁止する請求項1に記載の車両シート制御装置。
  3. 車両シートの姿勢を変更自在なシート調整機構と、
    車両ドアの外面に配設され該車両ドアを開操作可能なアウトサイドドアハンドルが予め設定された連動操作態様で操作され、且つ車両ドアの開作動を検知するドア開検知部により車両ドアの開作動が検知されたことを条件として、該車両ドアと最も近い車両シートの前記シート調整機構を駆動制御して車両シートを予め設定された姿勢へ変化させるシート制御部とを備える車両シート制御装置。
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