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JP2013169995A - 自立型包装袋 - Google Patents

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JP2013169995A
JP2013169995A JP2012035437A JP2012035437A JP2013169995A JP 2013169995 A JP2013169995 A JP 2013169995A JP 2012035437 A JP2012035437 A JP 2012035437A JP 2012035437 A JP2012035437 A JP 2012035437A JP 2013169995 A JP2013169995 A JP 2013169995A
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Hirobumi Yagi
博文 矢木
Katsumi Nakano
勝己 中野
Madoka Kawada
円 河田
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NISSIN SEAL INDUSTRY CO Ltd
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NISSIN SEAL INDUSTRY CO Ltd
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Abstract

【課題】再封機能を有し、密閉性に優れ、内容物の取出しが簡便で、内容物の取出し位置を所望する箇所に配置するための設計自由度も高い、自立型包装袋を提供することである。
【解決手段】底部および側面部の両方またはいずれか一方にガセット構造を有して自立可能となる自立型の包装袋10であって、包装袋10は、内容物を収容する袋本体12と、袋本体12に配設され、袋本体12から内容物を取出すための取出し口Hまたは取出し口を形成するための取出し口予定部49と、取出し口(開口部H)または取出し口予定部49を閉塞するように、袋本体12に繰返し接着・剥離可能に配設されるフラップ部材50とを含み、取出し口予定部49は、フラップ部材50の剥離により切り起されて取出し口となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、自立型包装袋に関し、特に、菓子類等の食品、食品以外にも工業材料や医薬品、その他、種々の内容物が収容され、当該内容物を取出すための取出し口部としての開口部を有するたとえば箱型パウチに適用されて好適な自立型包装袋に関する。
本発明の背景となる従来技術の一例としては、取出し口部を開閉可能に閉塞するためのリシール部材を、複雑な工程を要することなく簡易に取り付けることができると共に、リシール部材と袋本体との分別廃棄を容易に行うことのできるガセット袋が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このガゼット袋は、前後一対の正面部と、これらの正面部の内側にV字状に折り込み可能な左右一対の側面折り込み部とを備えるガセット袋本体と、前後一対の正面部の一方の内側面に沿ってガセット袋本体に挿入配置されるシート部材であって塑性変形可能な縦方向線状部材が取り付けられたリシール用内挿シートとによって構成されている。
このガセット袋は、例えば収容物として粉末状の洗剤を収容する容器として用いられ、上端取出し口を封止して製品化されている状態から、使用者がこの封止部分を切り取り線に沿って切り取って上端取出し口を開口形成し、当該上端取出し口から洗剤を繰り返し取り出して使用できるようにすると共に、洗剤を必要量取り出したら、その都度、取出し口部を開閉可能に閉塞させて、収容された洗剤を保存しつつ使用するものである。
内挿シート部材は、ガセット袋本体の正面部の湾曲変形に対応して容易に撓むことのできる程度の可撓性を備えると共に、滑らかな連続面を容易に保持できる程度の保形剛性を備える材料として、例えば透明なプラスチック製のシート材料を用いて形成されており、またガセット袋本体の正面部の内側面に沿って挿入配置しやすいように、当該内側面の矩形形状よりも僅かに小さな矩形形状を有している。
縦方向線状部材は、例えば0.1〜5.0mm、好ましくは0.3〜1.0mmの太さの金属製の針金からなり、例えば接着テープ等によって覆われるようにして内挿シート部材の両側縁部に沿って各々取り付けられている。縦方向線状部材は、手の指の力で容易に折り曲げて変形させることができると共に、折り曲げ後の形状を容易に保持できる程度の塑性変形性を備え、且つ取出し口部を折り返してガセット袋を閉塞した際に、取出し口部のシート材料による折り返し復元力に効果的に抵抗して、取出し口部の折り返し状態を安定して保持できる程度の塑性変形時の保形剛性を有している。
そのため、このガゼット袋では、側面折り込み部を内側に折り込みつつ上端取出し口における一対の正面部の上端を重ね合わせて、当該上端取出し口を閉じながら、縦方向線状部材と共に取出し口部のシート材料を折り返し部に沿って下方に折り返す操作によって、取出し口部が閉塞される。
また、本発明の背景となる従来技術の他の例としては、低コストで製造することができる簡易再封機能を備えたパウチ容器及びそのパウチ容器を用いた包装体が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。このパウチ容器を用いた包装体は、表裏一対の外装シート及び両外装シートの下部から内側に折り込まれてボトムガセット部を形成するガセットシートから構成され、折り込まれたガセットシートの周縁部が外装シートの下部周縁にヒートシールされると共に、外装シートにおける上縁部及びガセットシートにヒートシールされない両側縁部同士が相互にヒートシールされることで袋状に形成されている。
このパウチ容器の正面側を形成している外装シートは、上部を下方側に折り返した第1の外装シートと、この外装シートの折り返し部に重ね合わされる第2の外装シートとに分割されており、両者の重ね合わせ部分の両側縁を相互にヒートシールすることによって、先端に内容物である菓子類を充填可能な開放された口部を有する張出部が形成されている。また、このパウチ容器には、相互にヒートシールされた外装シートの上縁部分に吊下穴が形成されており、張出部の両側縁に、張出部を幅方向に破断するきっかけとなるノッチが形成されている。
このように構成されたパウチ容器には、張出部を起こした状態で、その口部から内容物である菓子類が充填され、口部を形成している外装シートの先端縁におけるノッチよりも先端側の部分を相互にヒートシールすることで口部が閉塞されると、パウチ容器に菓子類が密封包装された包装体が形成される。パウチ容器に菓子類が密封包装された包装体は、張出部を倒した状態で、保管、輸送され、店頭においては、吊下用バーに吊下穴を引っかけて、吊下状態で陳列される。
このパウチ容器に密封包装された菓子類を購入した人が、菓子類を食べる場合は、張出部を起こして、ノッチ部分をきっかけに張出部の先端部分を破断することによって口部を形成し、パウチ容器の胴部を握って口部を広げ、その口部から菓子類を取り出すことになる。菓子類を食べ残した場合には、口部が形成された張出部を倒すと、パウチ容器が簡易的に再封され、パウチ容器を自立させた状態で、保管することができる。
本発明の背景となる従来技術のさらに他の例としては、内容物を封入して製品化された状態から、チャック機構よりも上方の破断領域を横断方向に切断すると共に、再封止可能なチャック機構を開放することで上端開口を上端取り出し口として形成して、内容物を取り出すことができる、チャック付き袋が提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
このチャック付き袋では、内容物を所定量取り出した後、チャック機構をリシールすることにより袋を再封止した状態で、内容物を保管することができ、チャック機構の開放とリシール(再封止)とを繰り返しながら、内容物を所定量ずつ取り出して長期間に亘って使用することができる。そして、このチャック付き袋は、チャック機構を開放して上端開口を形成した際に、開口保持機構の係着部と被係着部との間の部分で各正面部の内側面を外側に谷折りし、係着部を被係着部に係着させることで折曲り角部を形成して、上端開口の開口形状を略4角形の大きさに保持させるようになっている。
特開2005−75451号公報(図1〜図3、図7) 特開2008−265826号公報(図1〜図7) 特開2011−20715号公報(図1〜図4)
しかしながら、特許文献1に係るガゼット袋では、縦方向線状部材と共に取出し口部のシート材料を折り返し部に沿って下方に折り返すだけの操作によって、取出し口部が閉塞される稚拙な構造となっているので、密閉性に乏しく、内容物が、せんべい等の菓子類の場合、せんべいが湿気る等の不具合が生じてしまう。
また、特許文献2に係るパウチ容器及び包装体では、口部が斜め下方を向くように倒すことにより、簡易的に口部を再封しているだけなので、上記特許文献1と同様に、密閉性に乏しく、内容物が湿気る等の不具合が生じるものとなる。
すなわち、特許文献1および特許文献2に記載された先行技術では、内容物の密閉性に問題があるため、内容物を長期間保存することが困難となっている。
一方、特許文献3に係るチャック付き袋によれば、チャック機構をリシールすることにより袋を再封止した状態で内容物を保管することができるので、上記した特許文献1および特許文献2に記載された先行技術に比べて、内容物の密閉性の点では優れている。
ところが、特許文献3に係るチャック付き袋では、袋の上部が単純な積層フィルムの構成であるため、チャック機構の取り付けは簡単となるが、内容物の充填を袋の上部から行うため、最初に内容物を袋内に充填する際に、一旦、嵌合されたチャック機構の嵌合を離間させ、上端取出し口を開口することによって内容物を袋内に充填した後、再度チャック機構を嵌合させ、その外側をヒートシールして完全密封する必要がある。
また、内容物をトレイに収納した状態で袋内に充填する場合、あるいは、内容物が大きい場合などのように、充填物が大きいときには、先ず、一旦、嵌合されたチャック機構の嵌合を離間させ、次に、係着部と被係着部とを係着して上端取出し口の開口形状を大きく保持して内容物を袋内に充填した後、再度、係着部と被係着部とを離間させ、且つ、チャック機構を嵌合させ、その外側をヒートシールして完全密封する必要がある。そのため、このチャック付き袋では、初期的な袋内への内容物の充填操作が手間の掛かる煩雑なものとなっている。しかも、内容物をトレイに収納した状態で袋内に充填して完全密封した後、内容物を袋内から取出す場合には、その都度、一旦、トレイを袋内から取出さなければならず、内容物の取出しについても、手間の掛かる煩雑なものとなっている。
さらに、上記した特許文献1、特許文献2および特許文献3では、そのいずれの先行技術も、構造上、内容物の取出し口となる開口部が袋本体の上端で開口する配置となっているため、取出し口を袋本体の所望する箇所に適宜配置するための設計自由度が小さいものとなっている。
それゆえに、本発明の主たる目的は、再封機能を有し、密閉性に優れ、内容物の取出しが簡便で、内容物の取出し位置を所望する箇所に配置するための設計自由度も高い、自立型包装袋を提供することである。
請求項1にかかる本発明は、底部および側面部の両方またはいずれか一方にガセット構造を有して自立可能となる自立型の包装袋であって、包装袋は、内容物を収容する袋本体と、袋本体に配設され、袋本体から内容物を取出すための取出し口または当該取出し口を形成するための取出し口予定部と、取出し口または取出し口予定部を閉塞するように、袋本体に繰返し接着・剥離可能に配設されるフラップ部材を含み、取出し口予定部は、フラップ部材の剥離により切り起されて取出し口となることを特徴とする、自立型の包装袋である。
請求項1にかかる本発明は、上記した構成を有するので、フラップ部材が剥離されていくことによって、取出し口が露出されるか、または、取出し口予定部が取出し口となって露出される。この露出された部位を介して、袋本体内から内容物を容易に取出すことが可能となる。この場合、包装袋を自立させた状態で、内容物を袋本体内から取出すことが可能となる。また、フラップ部材は、露出された部位に再封されることにより、内容物を袋本体内に密閉する機能を有する。フラップ部材は、露出された取出し口を閉塞するように再封されるため、密閉性に優れたものとなっている。さらに、構造上、内容物の取出し口となる開口部が袋本体の上端で開口する配置となっている上記した特許文献1〜特許文献3に示す先行技術と比べて、本発明は、袋本体が自立可能となるガセット構造を有しているので、内容物の取出し口または取出し口予定部を袋本体の上端を除く部位に、例えば、袋本体の正面部および背面部あるいは両側面部の全て、または、正面部ないし背面部の一方に、配設することが可能となる。そのため、内容物の取出し位置を所望する箇所に配置するための設計自由度が高いものとなっている。
請求項2にかかる本発明は、請求項1にかかる発明に従属する発明であって、袋本体は、内層および外層を有するラミネート材を含み、取出し口は、ラミネート材に配設される平面視環状の開口部を含み、取出し口予定部は、袋本体に配設される連続または不連続の脆弱ラインを有し、脆弱ラインは、ラミネート材を貫通する切込みライン、ハーフカットラインのいずれかまたは組合せたものを含み、フラップ部材を剥離したときに、脆弱ラインの内側の部位が袋本体から切り起されて、袋本体に取出し口が形成されることを特徴とする、自立型の包装袋である。
請求項2にかかる本発明は、上記した構成を有するので、フラップ部材を剥離していくことによって、袋本体に設けられた開口部、あるいは、脆弱ラインの内側の部位が露出され、内容物を取出すための取出し口となる。この場合、上記した請求項1にかかる発明と同様の効果を奏するものとなっている。すなわち、本発明は、再封機能を有し、密閉性に優れ、内容物の取出しが簡便で、内容物の取出し位置を所望する箇所に配置するための設計自由度も高いものとなっている。
請求項3にかかる本発明は、請求項1または請求項2にかかる発明に従属する発明であって、フラップ部材は、可撓性を有するフィルムまたはシートで形成された長さ方向を有するフラップ基材と、フラップ基材の一方主面に形成され、袋本体に対して繰返し接着・剥離可能となる接着層と、フラップ基材の長さ方向の一方側に配設され、フラップ部材の開封の契機となる摘み部と、摘み部がある側と反対側でフラップ基材の幅方向の両側に配設され、フラップ部材の過剰な剥離を防止する剥離規制部とを含むことを特徴とする、自立型の包装袋である。
請求項3にかかる本発明は、上記した構成を有するため、摘み部によってフラップ部材の端部を容易に摘まむことが可能となり、フラップ部材の剥離操作も簡便なものとなる。また、フラップ部材を剥離していく際に、剥離規制部によってフラップ部材の過剰な剥離を防止することが可能となっている。
請求項4にかかる本発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項にかかる発明に従属する発明であって、フラップ部材は、フラップ部材を開封したときに、フラップ基材の一部が剥離されずに残余部分として袋本体に接着され、フラップ基材が開封されたことを視覚的に明示する開封表示部を備え、開封表示部は、フラップ基材の一部を囲繞する連続または不連続の囲繞ラインを含み、囲繞ラインは、フラップ基材を貫通する切込みライン、ハーフカットラインのいずれかまたは組合せたものを含むことを特徴とする、自立型の包装袋である。
請求項4にかかる本発明は、上記した構成を有するため、フラップ部材を剥離していくと、囲繞ラインの内側部分に相当するフラップ基材の一部が、袋本体から剥離されずに、残余部分として袋本体に接着されたままの状態となる。そのため、この残余部分は、フラップ基材が開封されたことを視覚的に明示する開封表示部としての機能を有するものとなっている。
本発明の自立型包装袋によれば、再封機能を有し、密閉性に優れ、内容物の取出しが簡便で、内容物の取出し位置を所望する箇所に配置するための設計自由度も高い、自立型包装袋を提供することができる。
本発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
(A)は、本発明にかかる自立型の包装袋の一例を示す斜視図であり、(B)は、(A)に示すフラップ部材の剥離動作によって取出し口が形成される状態を示す斜視図である。 (A)は、フラップ部材が剥離される前の状態の取出し口予定部およびその周辺を示す要部拡大断面図解図であり、(B)は、フラップ部材の剥離動作により形成される取出し口およびその周辺を示す要部拡大断面図解図である。 (A)は、図1に示す自立型の包装袋の袋本体を示す斜視図解図であり、(B)は、(A)の中央縦端面図解図であり、(C)は、当該袋本体の自立状態における底部の接地領域を示す図解図である。 (A)は、本発明にかかる自立型の包装袋の他の例を示す斜視図であり、(B)は、(A)に示すフラップ部材の剥離動作によって取出し口が形成される状態を示す斜視図である。 (A)は、フラップ部材が剥離される前の状態の取出し口予定部およびその周辺を示す要部拡大断面図解図であり、(B)は、フラップ部材の剥離動作により形成される取出し口およびその周辺を示す要部拡大断面図解図である。 (A)は、本発明にかかる自立型の包装袋のさらに他の例を示す斜視図であり、(B)は、(A)に示すフラップ部材の剥離動作によって取出し口が形成される状態を示す斜視図である。 (A)は、本発明にかかる自立型の包装袋のさらに他の例を示す斜視図であり、(B)は、(A)に示すフラップ部材の剥離動作によって取出し口が形成される状態を示す斜視図である。 (A)は、本発明にかかる自立型の包装袋のさらに他の例を示す斜視図であり、(B)は、(A)に示すフラップ部材の剥離動作によって取出し口が形成される状態を示す斜視図である。 図1に示す自立型の包装袋にたとえばトレイを収容する状態を示す要部斜視図である。 本発明にかかる自立型の包装袋の別の例を示す斜視図である。 本発明にかかる自立型の包装袋のさらに別の例を示す斜視図であって、フラップ部材の開封動作により取出し口が形成される状態を示す斜視図である。 本発明にかかる自立型の包装袋のさらに別の例を示す斜視図である。 (A)は、図12に示す自立型の包装袋の袋本体を示す斜視図解図であり、(B)は、(A)の中央縦端面図解図であり、(C)は、当該袋本体の自立状態における底側の接地領域を示す図解図である。
本発明にかかる自立型の包装袋は、再封機能を有し、密閉性に優れ、内容物の取出しおよび内容物を初期的に袋内に充填する際の操作性が簡便で、内容物の取出し位置を所望する箇所に配置するための設計自由度も高くする、という目的を、底および両側の両方またはいずれか一方にガセット構造を備え、内容物を収容する袋本体と、袋本体に配設され、袋本体から内容物を取出すための取出し口または取出し口を形成するための取出し口予定部と、取出し口または取出し口予定部を閉塞するように、袋本体に繰返し接着・剥離可能に配設されるフラップ部材とを含み、取出し口予定部が、フラップ部材の剥離により切り起されて取出し口となるように構成することによって実現した。
図1の(A)は、本発明にかかる自立型の包装袋の一例を示す斜視図であり、図1の(B)は、図1の(A)に示すフラップ部材の剥離動作によって取出し口が形成される状態を示す斜視図である。
この自立型の包装袋10は、袋本体12を含む。袋本体12は、図3(A)に示すように、たとえば袋本体12の前側および後側を形成して対向する平面状の正面部14および背面部16と、袋本体12の内方側に折り襞状に折り込まれた折り線18および20を備え、袋本体12の両サイドを形成して対向する一対の側面部22および24とを有する筒状体に形成されている。この袋本体12は、その上端側および下端側に、それぞれ、開放口部12Aおよび12Bを有し、当該袋本体12の一方の開放口部12Bを閉鎖し、袋本体12の底部を形成する底面部26を有する。底面部26は、正面部14、背面部16および一対の側面部22,24に接続される。
この袋本体12の両サイドには、正面部14および背面部16と、一対の側面部22および24とが、ヒートシールされた4つのヒートシール支柱部28、30、32、34が適宜な幅をもって形成されている。また、底面部26には、袋本体12の下端部の周縁部を適宜な幅でヒートシールすることによって、その周縁部に所定の幅で張り出したヒートシール鍔部36が形成されている。
この場合、袋本体12は、一方の開放口部12Bを一旦開くために開放口部12Bの周縁端から外方に、側面部22および24の折り線18および20を、元の折り方向とは逆に折り曲げて引き出すようにして形成された開き面を有し、この開き面の上に、底面部26となる平面視矩形状の底部形成シートが、その周縁全周に亘ってヒートシール鍔部36を形成するようにヒートシールされている。なお、図3(A)に示される袋本体12は、その折り線22および24がなくなる程度にまだ開く余地があり、図3(A)の状態は袋としてはまだ完全に開ききっていない状態を図示している。
そして、袋本体12の上端開口部38は、たとえば図1に示すように、上端開口部38を閉塞するようにヒートシールされたヒートシール上端部40が形成されている。この場合、たとえば正面部14および背面部16、ヒートシール支柱部28および30、ヒートシール支柱部32および34を、それぞれ、上端開口部38の幅方向に重ね合わせ、適宜な幅でヒートシールすることによって、ヒートシール上端部40が形成されている。
この包装袋10の自立性は、ヒートシール支柱部28、30、32、34の構造強度と、一対の側面部22,24および底面部26のガセット構造と、平坦な底面部26のヒートシール鍔部36との協働作用によって、達成され得るものとなっている。この場合、底面部26は、平坦面となっており、また、図3(A)および図3(B)に示すように、その周縁部にヒートシール鍔部36が形成されているため、この包装袋10を自立させたときの底面部全体の接地面の領域を広くすることができる。したがって、この自立型の包装袋10は、全体的に立体的な箱型態様の構造となり、安定した自立性を保持するものとなっている。
袋本体12は、たとえば図2の(A)に示すように、内層42と、外層44と、内層42および外層44を接着する接着層46を含むラミネート材48で形成されている。本実施例では、ラミネート材48が2層以上のラミネートフィルムで形成され、内層42には、LLDPE(リニヤー低密度ポリエチレン)、CPP(未延伸ポリプロピレン)等のシーラントフィルムが用いられ、外層44には、PET(ポリエチレンテレフタレート)、OPP(延伸ポリプロピレン)、VMOPP(蒸着延伸ポリプロピレン)等のベースフィルムが用いられ、接着層46には、ホットメルトタイプでアクリル系のラミネート用接着剤等が用いられている。
また、ラミネートフィルムは、内層、外層および中間層を含むものでもよく、中間層としては、アルミニウム箔、アルミ蒸着フィルム、透明蒸着フィルム等が用いられる。
本実施例では、たとえば図1の(A)に示すように、袋本体12の正面部14の中央部に、正面視矩形ループ状の脆弱ライン45が配設されている。この脆弱ライン45は、不連続な脆弱ラインを形成している。脆弱ライン45は、僅かな間隔を隔てて配列されるたとえばL字状の4本の切込みライン47を含む。4本の切込みライン47は、たとえば図2の(A)に示すように、それぞれ、ラミネート材48を貫通する切込みラインである。この脆弱ライン45を構成する4本の切込みライン47は、たとえば等間隔のミシン目で構成された不連続線であってもよい。
脆弱ライン45で囲まれた内側の部位に、取出し口予定部49が配設されている。この取出し口予定部49は、後述するフラップ部材50の剥離動作によって切り起されて開口部Hとなる部位であり、延いては、当該開口部が袋本体12内から内容物(図示せず)を取出すための取出し口となるものである。
さらに、袋本体12の正面部14の中央部には、取出し口予定部49を閉塞するように、正面部14に繰返し接着・剥離可能となるフラップ部材50が配設されている。フラップ部材50は、たとえば正面視矩形状のフラップ基材52を含む。フラップ基材52は、その長さ方向の一方側に配設され、フラップ部材50の剥離動作(開封動作)の契機となる摘み部54を有するものである。フラップ基材52および摘み部52は、可撓性を有するPE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)等のフィルムまたはシートで一体的に形成されている。
フラップ部材50には、その一方主面(裏面)側に接着層56が形成されている。接着層56としては、たとえばアクリル系、ポリエステル系、ゴム系等の感圧型接着剤が用いられている。フラップ部材50は、接着層56を介して、袋本体12の正面部14に対して、繰返し接着・剥離可能となる。この場合、摘み部54の裏面には、感圧型接着剤が塗布されていないか、あるいは、接着強度が劣化されている。そのため、摘み部54が指で摘み易いものとなっている。
本実施例では、たとえば図1の(B)および図2の(B)に示すように、フラップ部材50を剥離していくことによって、取出し口予定部49が取出し口Hとなって露出される。この場合、フラップ部材50の剥離動作(開封動作)によって、袋本体12から切り離された部位hがフラップ部材50の裏面側に貼着されたままとなり、切り離された部位hの跡が取出し口Hとなる。この取出し口Hを介して、袋本体12内から内容物(図示せず)を容易に取出すことができる。また、フラップ部材50は、取出し口Hを完全に覆うようして再封されることにより、内容物を袋本体12内に密閉することができる機能を有する。つまり、フラップ部材50は、取出し口Hを閉塞するように再封されるため、密閉性に優れたものとなっている。
さらに、袋本体12が自立可能となるガセット構造と平坦な底面部26のヒートシール鍔部36とを有しているので、構造上、内容物の取出し口となる開口部が袋本体の上端で開口する配置となっている特許文献1〜特許文献3に示す先行技術と比べて、内容物の取出し口Hを、袋本体12の上端を除く部位に、例えば、袋本体12の正面部14以外にも、袋本体12の背面部16あるいは側面部22および24の全てに、あるいは、正面部14,背面部16,側面部22および24の少なくとも一面以上に、配設することができる。すなわち、本実施例では、内容物の取出し位置を所望する箇所に配置するための設計自由度が高いものとなる。
一方で、本実施例においては、袋本体12に、取出し口予定部49ではなく、袋本体12のラミネネート材48を貫通する開口部Hを設けて、この開口部Hを閉塞するようにフラップ部材50を配設するようにしてもよい。
図4の(A)は、本発明にかかる自立型の包装袋の他の例を示す斜視図であり、図4の(B)は、図4の(A)に示すフラップ部材の剥離動作によって取出し口が形成される状態を示す斜視図である。
本実施例は、上記した実施例1と比べて、特に、脆弱ライン45が不連続線ではなく、連続する脆弱ラインとなっている点で相違している。すなわち、本実施例では、脆弱ライン45が連続するたとえば正面視矩形閉ループのハーフカットライン58で形成されている。このハーフカットライン58は、図5の(A),(B)に示すように、袋本体12のラミネート材48を貫通しないように、外層44および接着層46だけを切断して、内層42を切断しない構成となっている。本実施例においても、上記した実施例1と同様の作用・効果を有するものである。
図6の(A)は、本発明にかかる自立型の包装袋のさらに他の例を示す斜視図であり、図6の(B)は、図6の(A)に示すフラップ部材の剥離動作によって取出し口が形成される状態を示す斜視図である。
本実施例は、上記した実施例1および実施例2と比べて、特に、フラップ部材50による剥離動作(開封動作)が行われたことを視覚的に明示する開封表示部60を有している点で相違している。すなわち、本実施例では、フラップ部材50が開封表示部60を含み、開封表示部60は、フラップ基材52の一部を囲繞する連続または不連続の囲繞ライン62を含む。囲繞ライン62は、取出し口予定部49と摘み部54の間で、フラップ基材52の幅方向の両側に配設されている。囲繞ライン62は、図6の(A)に示すように、たとえば弓形状に形成され、その一端および他端がフラップ部材50の周縁端に到達して閉ループを構成するものとなっている。この囲繞ライン62は、フラップ基材52の一部を囲繞するものとなり、フラップ基材52を貫通する切込みラインで形成されている。切込みラインは、たとえばミシン目で形成される。
したがって、本実施例において、フラップ部材50の剥離動作(開封動作)が行われた場合、図6の(B)に示すように、囲繞ライン62で囲繞された部位64がフラップ基材52から剥離されずに残余部分として、袋本体12に接着されたままとなり、フラップ部材50が開封されたことを視覚的に明示することができる。
囲繞ライン62は、切込みライン以外にも、たとえばフラップ基材52を貫通しないハーフカットラインで形成されてもよく、また、切込みラインおよびハーフカットラインの組合せたもので形成されてもよい。
さらに、本実施例では、弓形状の囲繞ライン62とフラップ部材50の周縁端とが接続されることによって、閉ループを構成したが、それ以外にも、囲繞ライン62単独で閉ループ形状を形成してもよく、この場合、囲繞ライン62は、図6の(A),(B)で見て、たとえば正面視円形,楕円形,矩形,方形,星形,その他種々の閉ループ形状に形成されてもよく、その数も2つに限定されるものではなく、3つ以上であってもよい。さらに、囲繞ライン62で形成される閉ループは、フラップ基材52の周縁端と取出し口予定部49の周縁端との間のフラップ基材52の領域であれば、その配設位置を任意に変更することができる。
さらに、本実施例は、上記した実施例2と比べて、脆弱ライン45が、連続する脆弱ラインとして形成されるハーフカットライン58ではなく、不連続な脆弱ラインとしてのたとえばミシン目66で形成されている点で相違している。
なお、本実施例においても、上記した実施例1および実施例2と同様の作用・効果を有するものである。
図7の(A)は、本発明にかかる自立型の包装袋のさらに他の例を示す斜視図であり、図7の(B)は、図7の(A)に示すフラップ部材の剥離動作によって取出し口が形成される状態を示す斜視図である。
本実施例は、上記した実施例1、実施例2および実施例3と比べて、特に、フラップ部材50の過剰な剥離を防止する剥離規制部70を有している点で相違している。すなわち、本実施例では、摘み部54がある側と反対側でフラップ基材52の幅方向の両側に、剥離規制部70が配設されている。剥離規制部70は、図7の(A)に示すように、たとえば正面視J字状の規制ライン72を含み、規制ライン72は、フラップ基材52の長さ方向の他方端縁との間に適宜な間隔を隔てて配設されている。この規制ライン72は、直線状部74および弓弧状部76で形成されている。直線状部74は、その一端がフラップ基材52の周縁端に到達し、その他端が弓弧状部76に連接される態様となっている。フラップ部材50が袋本体12から剥離(開封)したときに、過剰な剥離となってフラップ部材50が完全に剥離してしまわないように、剥離する力を吸収して剥離力を弱めて当該剥離を規制する機能を有するものである。この場合、規制ライン72は、その弓弧状部76で、剥離力が効率よく吸収され、フラップ部材50に亀裂が入って破断することを防止するものとなっている。
本実施例において、規制ライン72の弓弧状部76の態様を小径の半円弧状ないし円弧状に形成するようにしてもよく、また、小孔を形成するようにしてもよい。特に、弓弧状部76の態様を円弧状または小孔とすることにより、フラップ部材50の剥離(開封)の際の剥離方向の力がより一層効率的に分散されるので、フラップ部材50を破断することなく、フラップ部材50の剥離が、円弧状または小孔の態様を有する弓弧状部76により停止される。
さらに、剥離規制部70の規制ライン72は、フラップ部材50の摘み部54と反対側の端縁55と、取出し口予定部49の長さ方向の一方側の端縁51の幅方向に延びる延長線51aとの間の領域で、且つ、当該規制ライン72の一端がフラップ基材52の周縁端に到達するのであれば、その配設位置を任意に変更することができる。
なお、本実施例においても、上記した実施例1および実施例2と同様の作用・効果を有するものである。
図8の(A)は、本発明にかかる自立型の包装袋のさらに他の例を示す斜視図であり、図8の(B)は、図8の(A)に示すフラップ部材の剥離動作によって取出し口が形成される状態を示す斜視図である。
本実施例は、上記した実施例4と比べて、特に、取出し口予定部49の外形を規定する脆弱ライン45のミシン目78が、正面視矩形ループ状に形成されているのではなくて、図8の(A)に示すように、正面視逆U字状に形成されている点で相違している。すなわち、本実施例では、フラップ部材50の摘み部54と反対側の端縁55と、脆弱ライン45のミシン目78の一端78aおよび他端78b間の基端部79との間の領域には、フラップ部材50の固定部80が形成されている。固定部80は、フラップ部材50の剥離時にフラップ部材50を袋本体12に固定されているため、剥離規制部70の機能と相俟って、より一層、フラップ部材50の過剰な剥離を防止することができる。
この場合、剥離規制部70の規制ライン72は、その一端がフラップ基材52の周縁端に到達し、その他端が脆弱ライン45のミシン目78の一端78aおよび他端78bの近傍に位置するように、配設されることが好ましい。そうすることによって、フラップ部材50の剥離が、ミシン目78の一端78aおよび他端78bを結ぶ線分(図示せず)を超えて、フラップ部材50の摘み部54と反対側の端縁55側へ進んだ場合、剥離応力によって、当該一端78aおよび他端78bの近傍でのフラップ部材50の亀裂および破断の発生を未然に防ぐことができる。
図9は、図1に示す自立型の包装袋にたとえばトレイを収容する状態を示す要部斜視図である。図1に示す実施例1の自立型の包装袋10では、たとえば特許文献3に係るチャック付き袋のように、初期的な袋内への内容物の充填操作が手間の掛かる煩雑なものに比べて、その中に内容物(図示せず)が収納されたトレイT等を初期的に袋内に充填する際の操作性が極めて簡便なものとなっている。すなわち、実施例1に示す包装袋10は、既に述べたように、ガセット構造を有する自立性に優れた構造を有しているため、図9に示すように、当該包装袋10の製造過程で、筒状体に形成された袋本体12の開放口部12Aから簡単にトレイTを袋本体12内に充填することが可能となっている。
また、実施例1の包装袋10では、トレイT以外の場合、つまり、内容物が大きい場合でも、初期的な袋内への内容物の充填操作が簡便なものとなっている。さらに、内容物を袋本体12内から取出す場合においても、たとえば特許文献3に係るチャック付き袋のように、その都度、一旦、トレイTを袋内から取出す必要が無く、内容物の取出しについても、フラップ部材50を剥離していくことにより取出し口Hをたとえば袋本体12の正面部から露出させ、露出された取出し口Hを介して、包装袋10を自立させた状態のままで、袋本体12内から内容物(図示せず)を極めて容易に取出すことができる。
なお、図9では、上記実施例1に示す自立型の包装袋10を一例として、その袋本体12内にトレイTを収容する状態を例示しているが、上記した実施例2、実施例3、実施例4、実施例5および後記する実施例6および実施例7に示す自立型の包装袋10についても同様の作用・効果を有するものである。
図10は、本発明にかかる自立型の包装袋の別の例を示す斜視図である。
本実施例は、上記した実施例1、実施例2、実施例3、実施例4および実施例5と比べて、特に、袋本体12の天面部にもガセット構造を有する平坦面を有し、当該天面部に取出し口部49および取出し口部49を閉塞するように、繰返し接着・剥離可能となるフラップ部材50が配設されている点で相違し、自立性に優れた直方体状の箱型の包装袋10となっている。
すなわち、この自立型の包装袋10の天面部82には、袋本体12の上端の周縁部の3辺部を適宜な幅でヒートシールすることによって、その周縁部に所定の幅で張り出したヒートシール鍔部84が形成されている。袋本体12は、たとえば図3の(A)に示す、袋本体12の開放口部12Aを一旦開くために開放口部12Aの周縁端から外方に、側面部22および24の折り線18および20を、元の折り方向とは逆に折り曲げて引き出すようにして形成された開き面を有し、この開き面の上に、天面部82および背面部16から延びる延設部86となる平面視四角形状の天面部形成シートが、その3辺部の周縁に亘ってヒートシール鍔部84を形成するようにヒートシールされている。そして、延設部86の端部開口部は、図10に示すように、ヒートシールされ、ヒートシール把持部88として形成されている。ヒートシール把持部88は、その長さ方向の中央にたとえば正面視楕円形の吊下げ穴90を有し、この自立型の包装袋10を、たとえば店頭において、適宜、吊下用バー等に吊下げ穴90を引っかけて、吊下げ状態で陳列することができるものとなっている。
図11は、本発明にかかる自立型の包装袋のさらに別の例を示す斜視図であって、フラップ部材の開封動作により取出し口が形成される状態を示す斜視図である。
本実施例は、上記した実施例1、実施例2、実施例3、実施例4、実施例5および実施例6と比べて、特に、取出し口Hとなる取出し口予定部92およびフラップ部材94が、人物,動物,シンボルマーク等の種々の装飾部としての態様を有するものとなっている点で相違している。
図12は、本発明にかかる自立型の包装袋のさらに別の例を示す斜視図である。
本実施例にかかる自立型の包装袋10は、上記した実施例1、実施例2、実施例3、実施例4、実施例5、実施例6および実施例7と比べて、図13の(A)に示すように、特に、袋本体12が所謂スタンディングパウチの態様を有するもので形成されている点で相違している。すなわち、正面側および背面側となる一対の可撓性を有するシート部材96の間に、底側となる底シート98を挿み込んでガセット構造を付与したものである。この場合、シート部材96は、その両サイドが重ね合わされて側部ヒートシール部97が形成され、その長さ方向の一端側に底シート98が挿み込まれてヒートシールされることによって、底部ヒートシール部99が形成されている。そして、袋本体12の上端開口部は、図12に示すように、上端開口部を閉塞するようにして、ヒートシールされたヒートシール上端部100が形成されている。
本実施例では、上記した実施例1〜実施例7の底部の構造と比べて、この包装袋10を自立させたときの底部全体の接地面の領域を広くすることはできないけれども、図13の(B),(C)に示すように、剛性を有する側部ヒートシール部97および底部ヒートシール部99の構造強度によって、包装袋10は自立性が備わるものとなっている。この自立型の包装袋10は、上記した実施例1〜実施例7のものと比べて、使用後において、底側を折り畳んで偏平状の形状にすることができるので、廃棄する場合には嵩張らないものとなっている。
10 自立型の包装袋
12 袋本体
12A,12B 開放口部
14 正面部
16 背面部
18,20 折り線
22,24 一対の側面部
26 底面部
28,30,32,34 ヒートシール支柱部
36 ヒートシール鍔部
38 上端開口部
40 ヒートシール上端部
42 内層
44 外層
45 脆弱ライン
46 接着層
47 切込みライン
48 ラミネート材
49 取出し口予定部
50 フラップ部材
51 取出し口予定部の長さ方向の端縁
51a 延長線
52 フラップ基材
55 フラップ部材の摘み部と反対側の端縁
54 摘み部
56 接着層
58 ハーフカットライン
60 開封表示部
62 囲繞ライン
64 囲繞ラインで囲繞された部位
66 ミシン目
70 剥離規制部
72 規制ライン
74 直線状部
76 弓弧状部
78 ミシン目
78a ミシン目の一端
78b ミシン目の他端
80 固定部
82 天面部
84 ヒートシール鍔部
86 延設部
88 ヒートシール把持部
90 吊下げ穴
92 取出し口予定部
94 フラップ部材
96 シート部材
97 側部ヒートシール部
98 底シート
99 底部ヒートシール部
100 ヒートシール上端部
H 開口部(取出し口)
h 切り離された部位
T トレイ

Claims (4)

  1. 底部および側面部の両方またはいずれか一方にガセット構造を有して自立可能となる自立型の包装袋であって、
    前記包装袋は、
    内容物を収容する袋本体、
    前記袋本体に配設され、前記袋本体から前記内容物を取出すための取出し口または前記取出し口を形成するための取出し口予定部、
    前記取出し口または前記取出し口予定部を閉塞するように、前記袋本体に繰返し接着・剥離可能に配設されるフラップ部材を含み、
    前記取出し口予定部は、前記フラップ部材の剥離により切り起されて取出し口となることを特徴とする、自立型の包装袋。
  2. 前記袋本体は、内層および外層を有するラミネート材を含み、
    前記取出し口は、前記ラミネート材に配設される平面視環状の開口部を含み、
    前記取出し口予定部は、前記袋本体に配設される連続または不連続の脆弱ラインを有し、前記脆弱ラインは、前記ラミネート材を貫通する切込みライン、ハーフカットラインのいずれかまたは組合せたものを含み、
    前記フラップ部材を剥離したときに、前記脆弱ラインの内側の部位が前記袋本体から切り起されて、前記袋本体に前記取出し口が形成されることを特徴とする、請求項1に記載の自立型の包装袋。
  3. 前記フラップ部材は、
    可撓性を有するフィルムまたはシートで形成された長さ方向を有するフラップ基材、
    前記フラップ基材の一方主面に形成され、前記袋本体に対して繰返し接着・剥離可能となる接着層、
    前記フラップ基材の長さ方向の一方側に配設され、前記フラップ部材の開封の契機となる摘み部、および
    前記摘み部がある側と反対側で前記フラップ基材の幅方向の両側に配設され、前記フラップ部材の過剰な剥離を防止する剥離規制部を含むことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の自立型の包装袋。
  4. 前記フラップ部材は、前記フラップ部材を開封したときに、前記フラップ基材の一部が剥離されずに残余部分として前記袋本体に接着され、前記フラップ基材が開封されたことを視覚的に明示する開封表示部を備え、
    前記開封表示部は、前記フラップ基材の一部を囲繞する連続または不連続の囲繞ラインを含み、前記囲繞ラインは、前記フラップ基材を貫通する切込みライン、ハーフカットラインのいずれかまたは組合せたものを含むことを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の自立型の包装袋。
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