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JP2013160607A - レーダ装置 - Google Patents

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Takashi Iijima
崇 飯島
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Furukawa Electric Co Ltd
Furukawa Automotive Systems Inc
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Furukawa Electric Co Ltd
Furukawa Automotive Systems Inc
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Abstract

【課題】2以上の異なる方向の検出が可能で、構成部品を減らして低コストのレーダ装置を提供する。
【解決手段】レーダ装置100は、2つの高周波基板110(110a、110b)と1つの低周波基板120とを備えている。2つの高周波基板110のそれぞれには、高周波処理部111とアンテナ部112が設けられている。また、低周波基板120には信号処理部121が設けられている。レーダ装置100では、2つの高周波基板110に対して1つの低周波基板120だけで処理できるように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーダ装置に関し、特に車両に搭載して対象物を広範囲に検出できるレーダ装置に関するものである。
従来より、前方車両との衝突防止を支援したり駐車時の支援を行うシステム等の開発が進められており(例えば、特許文献1、2)、これらのシステムではレーダ装置を車両に搭載して用いている。このような車載用のレーダ装置は、高周波の電波を送受信するためのアンテナ、高周波電波を発信させ対象物で反射された電波を受信した受信波を処理する高周波処理部、高周波処理部で処理された低周波の受信信号を処理して対象物の検出等を行う信号処理部、及びこれらを格納する筺体やレドーム等で構成されている。
車載用のレーダ装置は、車体の外部に取り付けて用いられるが、外観上の制約等からその取付位置が限定されている。例えば、衝突防止支援に用いられるレーダ装置は、バンパで隠蔽される位置の車体等に取り付けられる。
特開2008−224511号公報 特願2010−261784号公報
しかしながら、従来の車載用レーダ装置では、アンテナから一方向の電波が放射される構成となっているため、検出範囲を広げるには複数のレーダ装置をアンテナの向きを変えて車体に取り付ける必要がある。そのため、構成部品が増大するとともに、取り付けや配線等の作業も増大して高コストになるといった問題が生じる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、2以上の異なる方向の検出が可能で構成部品を減らして低コストのレーダ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のレーダ装置の第1の態様は、車両に搭載して対象物を検出するレーダ装置であって、2以上の高周波基板と1の低周波基板とを備え、前記2以上の高周波基板はそれぞれ、所定の高周波信号を電波として放射するとともに対象物で反射された反射波を受信して受信信号を出力するアンテナ部と、前記高周波信号を生成して前記アンテナ部に出力するとともに前記アンテナ部112から前記受信信号を入力してベースバンドの低周波信号を出力する高周波処理部と、を備え、前記低周波基板は、前記2以上の高周波基板のそれぞれの高周波処理部から前記低周波信号を入力して前記対象物を検出する信号処理部を備え、前記2以上の高周波基板は、それぞれに備えられた前記アンテナ部の放射方向が相互に異なるように配置されていることを特徴とする。
本発明のレーダ装置の他の態様は、前記信号処理部は、前記2以上の高周波基板のそれぞれの前記高周波処理部から異なるタイミングで前記低周波信号を入力して処理することを特徴とする。
本発明のレーダ装置の他の態様は、前記信号処理部は、前記2以上の高周波基板のいずれかの前記高周波処理部から入力した前記低周波信号を処理して前記対象物を検出すると、該高周波処理部からの前記高周波信号の出力及び該高周波処理部からの前記低周波信号の入力の頻度を前記対象物を検出しない前記高周波処理部よりも高くすることを特徴とする。
本発明のレーダ装置の他の態様は、前記2以上の高周波基板のそれぞれの向きを変更する旋回駆動部をさらに備え、前記信号処理部は、前記車両の走行状態に応じて前記旋回駆動部を制御して前記2以上の高周波基板のそれぞれの向きを調整することを特徴とする。
本発明のレーダ装置の他の態様は、前記車両のサイドミラーに設置され、前記2以上の高周波基板は、いずれか1つに設けられた前記アンテナ部の放射方向が前記車両の略前方を向き、別の1つに設けられた前記アンテナ部の放射方向が前記車両の略後方を向くように配置されていることを特徴とする。
本発明のレーダ装置の他の態様は、前記車両が駐車状態となって前記サイドミラーが閉じられているときは、前記アンテナ部の放射方向が前記車両の外方向を向いている前記高周波基板に電源が供給されて該車両に接近する対象物を検出することを特徴とする。
本発明のレーダ装置の他の態様は、前記サイドミラーに警報表示部が設けられ、前記信号処理部は、前記対象物を検出すると前記警報表示部に所定の表示を行うことを特徴とする。
本発明によれば、2以上の異なる方向の検出が可能で構成部品を減らして低コストのレーダ装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るレーダ装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態のレーダ装置をサイドミラーに一体化させた構成を示す平面図及び断面図である。 第1実施形態のレーダ装置を左右のサイドミラーに内蔵させた車両の全体図である。 第1実施形態のレーダ装置を内蔵したサイドミラーを閉じたときの車両の全体図である。 本発明の別の実施形態のレーダ装置をサイドミラーに一体化させた構成を示す平面図である。
本発明の好ましい実施の形態におけるレーダ装置について、図面を参照して詳細に説明する。同一機能を有する各構成部については、図示及び説明簡略化のため、同一符号を付して示す。本発明のレーダ装置は、主に車両に搭載されて用いられるものである。
(第1実施形態)
本発明の第1の実施の形態に係るレーダ装置を、図1を用いて以下に説明する。図1は、本実施形態のレーダ装置100の構成を示すブロック図である。本実施形態のレーダ装置100は、2つの高周波基板110(110a、110b)と1つの低周波基板120とを備えている。2つの高周波基板110のそれぞれには、高周波処理部111とアンテナ部112が設けられている。また、低周波基板120には信号処理部121が設けられている。
レーダ装置100は、2つの高周波基板110と1つの低周波基板120を所定の筺体(図示せず)に設置し、全体をレドーム(図示せず)で覆って構成される。あるいは、アンテナ部111が設けられているそれぞれの高周波基板110を、別々のレドームで覆うようにしてもよい。なお、本実施形態のレーダ装置100では高周波基板110が2つ備えられているが、これに限定されるものではなく、レーダ装置100が3以上の高周波基板110を備えていてもよい。
2つの高周波基板110のそれぞれに設けられた高周波処理部111は、所定の高周波信号を生成してそれぞれのアンテナ部112に出力する。各アンテナ部112に入力された高周波信号は、それぞれのアンテナ部112から所定の放射方向に電波として放射される。各アンテナ部112から放射された電波が対象物で反射されると、この反射波が再び同じアンテナ部112で受信される。アンテナ部112は、送受信を同じアンテナを用いて行うようにすることができ、あるいは送信用アンテナと受信用アンテナを個別に有していてもよい。各アンテナ部112で受信された受信波は高周波処理部111に入力され、ここでベースバンドの低周波信号にダウンコンバートされる。
低周波基板120に設けられた信号処理部121は、各高周波基板110の高周波処理部111からベースバンドの低周波信号を入力し、これをディジタル変換した後、所定の演算処理を行って対象物を検出する。また、信号処理部121は、レーダ装置100における各種制御を行う制御部122を有しており、ここで高周波処理部111の制御等を行っている。信号処理部121は、CPU等で構成されている。
高周波基板110に設けられたアンテナ部112は、放射方向として所定の一方向に電波を放射する。この放射方向は、高周波基板110に対し例えば垂直方向とすることができる。また、電波の放射範囲は、アンテナ部112の放射方向を中心とする所定の角度範囲となり、例えば高周波基板110に垂直な方向を中心とする所定の角度範囲となる。この放射範囲内に対象物があるとき、アンテナ部112から放射された電波が該対象物で反射され、この反射波が再び同じアンテナ部112で受信されて該対象物の検出が行われる。レーダ装置100で対象物の検出が可能な範囲(検出範囲)は、アンテナ部112の放射範囲内に限定される。
本実施形態のレーダ装置100では、アンテナ部112を備える高周波基板110を2つ備えており、それぞれの向きを変えて設置している。すなわち、2つのアンテナ部112のそれぞれの放射方向が互いに異なる2方向となるようにそれぞれの高周波基板110を筺体に設置している。これにより、レーダ装置100は異なる2つの検出範囲の対象物を検出することが可能となり、より広範囲の対象物を検出することができる。
また、2つのアンテナ部112のそれぞれの放射方向が相互に異なることから、一方の高周波基板110(例えば、高周波基板110a)のアンテナ部112から放射された電波の反射波が、他方の高周波基板(例えば、高周波基板110b)のアンテナ部112で受信されて対象物を検出してしまう、といった誤検出の可能性を大幅に低減することができる。
2つの高周波処理部111は、1つの低周波基板120に設けられた制御部122で制御される。すなわち、高周波処理部111で高周波信号を生成してアンテナ部112から放射するタイミングを低周波基板120の制御部122で制御している。また、2つの高周波基板110の高周波処理部111で処理された低周波信号は、1つの低周波基板120の信号処理部121で処理されて対象物の検出が行われる。このように、本実施形態のレーダ装置100では、2つの高周波基板110に対して1つの低周波基板120だけで処理できるように構成されている。本実施形態では、高周波基板110を複数設けても低周波基板120を増やすことなく1つだけで処理できる構成としており、構成部品を減らして低コスト化を図っている。
また、本実施形態のレーダ装置100では、1つの低周波基板110と2つの高周波基板110をそれぞれ個別に配置して信号線等で接続することが可能なことから、2つの高周波基板110のそれぞれの向きを可変にすることができる。図1では、高周波基板110のそれぞれに旋回駆動部130を設けており、制御部122からの制御によって旋回駆動部130が各高周波基板110を回動させる構成としている。これにより、車両の走行状態等に応じて、2つの高周波基板110をそれぞれで好適な放射方向に変更することが可能となる。
上記のように、高周波基板110のそれぞれに設けた旋回駆動部130を1つの低周波基板120に設けられた制御部122で制御する構成としていることから、旋回駆動部130を2つ設けても低周波基板120を追加する必要はない。また、高周波基板110を3以上設けることも可能であり、3以上の高周波基板110を1つの低周波基板120から制御するように構成することで、より広範囲での検出を低コストで行わせるようにすることも可能である。
車両に搭載されるレーダ装置は、従来、車体の前方または後方のバンパに隠蔽される位置に取り付けられることが多く、車体の側方のバンパに隠蔽される位置に取り付けてもレーダ装置で検出できない死角となる部分があった。そのため、レーダ装置を用いて車両の左右側方を監視するのが難しく、従来は車両のサイドミラーのみで行われていた。これに対し、本実施形態のレーダ装置100は、上記説明のようにアンテナ部112を有する高周波基板110を2つ備えていることから、レーダ装置100を車両のサイドミラーに内蔵させ、2つのアンテナ部112の放射方向がそれぞれ車両の前側方及び後側方となるように高周波基板110の向きを設定することで、車両側方の前方側から後方側までの広範囲を監視することが可能となる。
本実施形態のレーダ装置100を車両のサイドミラーに内蔵させた一実施形態を、図2を用いて説明する。図2(a)は、レーダ装置100をサイドミラー140に一体化させた車両周辺監視用のサイドミラー一体型レーダ装置101の平面図であり、図2(b)は、図2(a)に示す平面図のA−A線における断面図である。なお、図2に示す実施形態では、レーダ装置101がサイドミラー140の内部に配置されているが、これに限定されず、例えばレーダ装置101がサイドミラー140の下部等に付設されていてもよい。
信号処理部121を有する低周波基板120を挟んで、その前後に2枚の高周波基板110が配置されている。左右のサイドミラー140(140a、140b)にレーダ装置101を内蔵させた車両の全体図を図3に示す。各サイドミラー140に内蔵されたレーダ装置101において、2枚の高周波基板110のうち一方の高周波基板110aは、低周波基板120に対し車両10の前方側に配置され、他方の高周波基板110bは、低周波基板120に対し車両10の後方側に配置されている。
各レーダ装置101において、高周波基板110a側のアンテナ部112は、その放射方向を車両10の前方側とし、高周波基板110b側のアンテナ部112は、その放射方向を車両10の後方側とするように設置されている。これにより、車両10の側方を前方向及び後方向とも監視することが可能となり、サイドミラー140の死角となる領域を監視できるように設置することが可能となる。
図3では、左右両側のサイドミラー140に内蔵されたレーダ装置101のそれぞれのアンテナ部112の放射方向を、車両10の車長方向よりもやや外向き(車幅方向)に向けている。すなわち、左側のサイドミラー140aに内蔵されたレーダ装置101のアンテナ部112の放射方向を、車両10の車長方向よりもやや左向きに向けており、右側のサイドミラー140bに内蔵されたレーダ装置101のアンテナ部112の放射方向を、車両10の車長方向よりもやや右向きに向けている。これにより左右のレーダ装置101は、車両10の側方を車幅方向に広く監視することができる。
本実施形態のレーダ装置101では、高周波基板110の向きを変更するための旋回駆動部130が設けられている。制御部122は、旋回駆動部130を制御して高周波基板110を回転させて基板面の向きを変更することができる。これにより、アンテナ部112の放射方向を、例えば略水平方向から下側垂直方向までの間で変更することができる。制御部122は、アンテナ部112の放射方向が車両10の走行状態に応じて好適となるように、旋回駆動部130を制御して2つの高周波基板110をそれぞれ回転させる。
1つの低周波基板120に設けられた信号処理部121は、2つの高周波基板110の各高周波処理部111に対し、高周波信号を生成してアンテナ部112から電波を放射させるタイミングを制御している。また、信号処理部121は、アンテナ部112で受信された受信波を高周波処理部111で処理した受信信号から対象物を検出する処理も行っている。信号処理部121は、通常は2つの高周波処理部111に対する処理を交互に行っており、車両10の前側方及び後側方を同等の頻度で監視させている。2つの高周波処理部111に対する処理を交互に行っていることから、1つの高周波処理部111を同じ周期で処理させる場合とほぼ同程度の消費電力となっている。
これに対し、2つのアンテナ部112で受信した受信波のいずれか一方から対象物が検出されると、信号処理部121は、対象物が検出された側の高周波処理部111の処理を優先的に行わせるように制御する。一例として、車両10の前側方を監視している高周波基板110a側で対象物(例えば隣接車線の前方を走行する車両)を検出すると、2対1あるいは4対1等の割合で高周波基板110aの処理を優先させる。これにより、高周波基板110a側で検出された対象物を詳細に監視することができる。
また、対象物の検出の有無にかかわらず、車両の走行速度が高いときは、車両10の前側方を監視している高周波基板110aの処理を優先させるようにしてもよい。あるいは、車両の走行速度で判定する代わりに、例えばシフトレバーの位置によって2つの高周波処理部111のいずれを優先するかを決定するようにしてもよい。さらに、シフトレバーの位置がバックの位置にあるときは、高周波基板110bの処理を優先させて車両10の後側方を優先的に監視できるようにすることができる。
上記では、2つの高周波処理部111の処理について、信号処理部121が車両の走行状態に応じて優先度を設けて制御することができることを説明したが、アンテナ部112の放射方向についても、車両の走行状態に応じて制御するようにすることも可能である。一例として、低周波基板120上の制御部122は、車両10が停止中のときはアンテナ部112の放射方向が斜め下方の道路側の向きとなるように旋回駆動部130を制御する。これにより、車両10を発進させる前に車両10の側方周辺の障害物等を検出させることができる。
一方、車両10が発進したのちは、2つのアンテナ部112の放射方向を略水平にしてそれぞれ車両10の前方及び後方を監視させるようにする。これにより、車両10の側方を広範囲に監視することができる。なお、車両10が停止中かあるいは発進したかを、車両10の速度で判定させるようにすることができるが、シフトレバーの位置で判定させるようにしてもよい。
図3に示す実施形態では、車両10の左右両側のサイドミラー140にレーダ装置101を内蔵させていることから、車両10の右折及び左折時にもレーダ装置101を好適に用いることができる。車両10が右折するか、あるいは左折するかの判定は、車両10のウインカの動作信号によって行わせるようにすることができる。
まず、車両10が右折する場合には、対向車の監視を優先させるために、右側のサイドミラー140bの高周波基板110a上の高周波処理部111の処理を優先させる。これに対し、車両10が左折する場合は、車両10の左側後方にいる車両、二輪車、歩行者等の監視を優先させる。そこで、左側サイドミラー140aの高周波基板110b上の高周波処理部111の処理を優先させる。上記のように、右左折する方向に応じて処理を優先させる高周波処理部111を選択するようにすることで、右左折時の安全確認を支援することが可能となる。
サイドミラー140に内蔵された本実施形態のレーダ装置101は、車両10が駐車中のときは防犯監視用に用いることができる。車両10が駐車中のときは、サイドミラー140を略90度回転させて閉じた状態にされる。サイドミラー140を閉じた状態の車両10の全体図を図4に示す。図4に示す状態では、高周波基板110aが車両10の車幅方向外側を向き、高周波基板110bが車両10の車幅方向内側を向いている。
サイドミラー140が閉じられた状態では、車両10の車幅方向外側を向いている高周波基板110aのアンテナ機能を用いて、車両10の防犯監視を行うことができる。すなわち、高周波基板110aのアンテナ部112の放射方向が車幅方向となっていることから、側面のドア等に接近する不審者等を検知することが可能となる。なお、レーダ装置101を上記のように防犯監視用に用いるときは、駐車中の消費電力をできるだけ低減させるために、放射方向が車幅方向内側となっている高周波基板110bの高周波処理部111及びアンテナ部112を停止させておくのが好ましい。また、高周波基板110aの高周波処理部111及びアンテナ部112の処理周期を走行時よりも長くしてもよい。
本発明のレーダ装置の別の実施形態として、サイドミラー140等に警報表示部を設けることができる。本実施形態のレーダ装置200を図5に示す。レーダ装置200は、サイドミラー140の上部に警報表示部250(250a、250b)を設けており、信号処理部221で対象物を検出すると、警報表示部250を点灯させるようにしている。警報表示部250には、例えばLEDを用いることができる。ここでは、警報表示部250として250aと250bの2つを設けており、それぞれ高周波基板110a、110bにおける処理により対象物が検出されたときに表示される。
警報表示部250を1つだけ設けるようにしてもよく、この場合には高周波基板110a、110bのいずれかの処理で対象物が検出されたときに警報表示部250を表示させる。これにより、ドライバに対し、車両10の側方に注意を向けさせるようにすることができる。本実施形態では、警報表示部250の表示が、ECUを介さず信号処理部121により直接行われるように構成されている。これにより、警報表示部250の表示を短時間で行わせることができるとともに、ECUを介さない簡単な構成とすることで信頼性を高めることができる。
なお、本実施の形態における記述は、本発明に係るレーダ装置の一例を示すものであり、これに限定されるものではない。本実施の形態におけるレーダ装置の細部構成及び詳細な動作などに関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
10 車両
100、101、200 レーダ装置
110 高周波基板
111 高周波処理部
112 アンテナ部
120 低周波基板
121 信号処理部
122 制御部
130 旋回駆動部
140 サイドミラー
250 警報表示部

Claims (7)

  1. 車両に搭載して対象物を検出するレーダ装置であって、
    2以上の高周波基板と1の低周波基板とを備え、
    前記2以上の高周波基板はそれぞれ、所定の高周波信号を電波として放射するとともに対象物で反射された反射波を受信して受信信号を出力するアンテナ部と、前記高周波信号を生成して前記アンテナ部に出力するとともに前記アンテナ部112から前記受信信号を入力してベースバンドの低周波信号を出力する高周波処理部と、を備え、
    前記低周波基板は、前記2以上の高周波基板のそれぞれの高周波処理部から前記低周波信号を入力して前記対象物を検出する信号処理部を備え、
    前記2以上の高周波基板は、それぞれに備えられた前記アンテナ部の放射方向が相互に異なるように配置されている
    ことを特徴とするレーダ装置。
  2. 前記信号処理部は、前記2以上の高周波基板のそれぞれの前記高周波処理部から異なるタイミングで前記低周波信号を入力して処理する
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーダ装置。
  3. 前記信号処理部は、前記2以上の高周波基板のいずれかの前記高周波処理部から入力した前記低周波信号を処理して前記対象物を検出すると、該高周波処理部からの前記高周波信号の出力及び該高周波処理部からの前記低周波信号の入力の頻度を前記対象物を検出しない前記高周波処理部よりも高くする
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のレーダ装置。
  4. 前記2以上の高周波基板のそれぞれの向きを変更する旋回駆動部をさらに備え、
    前記信号処理部は、前記車両の走行状態に応じて前記旋回駆動部を制御して前記2以上の高周波基板のそれぞれの向きを調整する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のレーダ装置。
  5. 前記車両のサイドミラーに設置され、
    前記2以上の高周波基板は、いずれか1つに設けられた前記アンテナ部の放射方向が前記車両の略前方を向き、別の1つに設けられた前記アンテナ部の放射方向が前記車両の略後方を向くように配置されている
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のレーダ装置。
  6. 前記車両が駐車状態となって前記サイドミラーが閉じられているときは、
    前記アンテナ部の放射方向が前記車両の外方向を向いている前記高周波基板に電源が供給されて該車両に接近する対象物を検出する
    ことを特徴とする請求項5に記載のレーダ装置。
  7. 前記サイドミラーに警報表示部が設けられ、
    前記信号処理部は、前記対象物を検出すると前記警報表示部に所定の表示を行う
    ことを特徴とする請求項5または6に記載のレーダ装置。
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