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JP2013147756A - 複数の緯糸を同時に緯入れする流体噴射式織機の緯糸切れ検出装置 - Google Patents

複数の緯糸を同時に緯入れする流体噴射式織機の緯糸切れ検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の緯糸を同時に緯入れする流体噴射式織機の緯糸切れを確実に検出する。
【解決手段】緯入れ機構1、2を同時に作動して緯糸Y1、Y2を同時に緯入れするエアジェット織機において、緯入れ機構1、2のバルーンセンサ11と制御装置12とを電気的に接続する。制御装置12には、正常な緯入れ時にバルーンセンサ11から発信される緯糸検出信号のパターンを予め記憶させた記憶部13と、バルーンセンサ11から発信される緯糸検出信号のパターンを記憶された緯糸検出信号のパターンと比較する比較部14と、記憶された緯糸検出信号のパターンと異なる緯糸検出信号のパターンを発信した緯入れ機構1又は2を緯糸切れと判断し、織機の停止信号を発信する判断部15とを備える。バルーンセンサ11が検出する緯糸検出信号のパターンを比較することにより、緯入れノズル4から給糸ボビン7の間における全ての緯糸切れを確実に検出することができる。
【選択図】図1

Description

本願発明は、経糸開口内に複数の緯糸を同時に緯入れする流体噴射式織機の緯糸切れ検出装置に関する。
緯糸の強度を高めた織物を製織するために、1回の経糸開口時に2本あるいは3本以上の緯糸を同時に緯入れする流体噴射式織機が知られている。例えば、特許文献1は、2つの給糸体から引き出した2本の緯糸を1つの緯糸測長貯留装置に導入し、緯糸測長貯留装置に貯留された2本の緯糸を1つの緯入れノズルに引き揃え、2本の緯糸を同時に経糸開口内に緯入れする流体噴射式織機(以下、単に複数緯入れ織機とする)を開示している。
1本の緯糸を緯入れする通常の流体噴射式織機(以下、単に通常の織機とする)では、緯糸切れが生じた場合、緯入れ方向の下流側に設置したエンドフィーラにより緯糸切れを検出し、織機を停止することができる。しかし、複数緯入れ織機では、1本の緯糸が切断しても他の緯糸が正常であるため、通常の織機のようにエンドフィーラにより緯糸切れを検出することができない。
特許文献1では、2つの給糸体と、各給糸体から引き出された2本の緯糸を引き揃え、1つの緯糸測長貯留装置に案内する1つのヤーンガイドとの間に、緯糸毎に投受光式の検出器を配設した緯糸切れ検出装置を使用している。緯糸は給糸体から引き出される時、バルーンを発生するため、検出器は緯糸のバルーンを検出し、糸切れ検出手段に各緯糸の検出信号を送信している。例えば、1つの給糸体から引き出される緯糸が切断すると、対応する検出器は緯糸検出信号を送信しないため、糸切れ検出手段は緯糸切れと判断し、無杼織機に停止信号を発信する。
しかし、特許文献1の複数緯入れ織機では、1つの緯入れノズルに2本の緯糸を引き揃えるため、緯糸の推進能力が低下する恐れがある。特に、太い糸あるいは変わり糸等の特殊糸を2本用いるような場合、緯糸の推進能力が低下し、また、圧縮エアの噴射圧力を上げても限界があり、織機の汎用性が低いという問題がある。このような特許文献1の問題を解消する方法として、例えば、特許文献2のように、2つの緯入れノズルを用いて2本の緯糸を同時に緯入れする方法が考えられる。
特許文献2には、1つの給水ポンプに連結した2つのノズルを設け、各ノズルに緯糸を引き通し、給水ポンプが作動すると、加圧水が2つのノズルに同時に給水され、各ノズルに引き通された緯糸が同時に緯入れされるウォータジェットルームが開示されている。特許文献2の複数緯入れ織機は、2本の緯糸を個別のノズルにより緯入れするため、各ノズルにおける緯糸の推進能力が特許文献1のように低下する恐れは無い。しかし、2本の緯糸のうち1本が切断したような場合、通常の織機に用いられるエンドフィーラによって緯糸切れを検出することができないことは特許文献1と同様であるから、緯糸切れを検出するためには特許文献1と同様の検出器が必要となる。
特開2002−155452号公報 特開昭61−646号公報
特許文献1に開示された複数緯入れ織機における緯糸切れ検出器では、緯入れノズルと緯糸測長貯留装置との間で緯糸が切断された場合、緯糸測長貯留装置により緯糸の貯留が継続される可能性が高く、給糸体からは緯糸が正常に引き出されているため、緯糸切れが検出されない。特に、緯入れノズルと緯糸測長貯留装置との間にタンデムノズルを設置する緯入れ機構においては、タンデムノズルによる牽引力が働くため、緯入れノズルとタンデムノズルとの間の緯糸切れは検出不可能である。
本願発明は、複数の緯糸を同時に緯入れする流体噴射式織機の緯糸切れを確実に検出することを目的とする。
請求項1は、少なくとも給糸ボビン、緯糸測長ドラム、前記緯糸測長ドラムのバルーンセンサ及び緯入れノズルを備え、前記緯入れノズルによって1本の緯糸の緯入れが可能な緯入れ機構を複数設け、前記複数の緯入れ機構を同時に作動して複数の緯糸を同時に緯入れする流体噴射式織機の緯入れ検出装置において、前記複数の緯入れ機構の前記バルーンセンサと前記流体噴射式織機の制御装置とを電気的に接続し、前記制御装置は、前記複数の緯入れ機構の前記バルーンセンサから発信される緯糸検出信号に基づいて緯糸切れの有無を判断する判断部とを備えたことを特徴とする。
請求項1によれば、複数の緯糸を同時に緯入れする流体噴射式織機において、緯糸測長ドラムに備えられているバルーンセンサによりいずれの緯糸が切断しても確実に緯糸切れを検出し、織機を停止することができる。
請求項2は、前記制御装置は、正常な緯入れ時に前記バルーンセンサから発信される緯糸検出信号の基準パターンを予め記憶させた記憶部と、前記複数の緯入れ機構のバルーンセンサから発信される緯糸検出信号のパターンを前記基準パターンと比較する比較部とを備え、前記判断部は前記比較部における比較結果を基に前記基準パターンと異なる緯糸検出信号のパターンを発信した緯入れ機構を緯糸切れと判断することを特徴とする。請求項2によれば、比較部での基準パターンとの比較結果に基づいて緯糸切れを確実に検出することができる。
請求項3は、前記複数の緯入れ機構は、前記緯入れノズルと前記緯糸測長ドラムとの間にタンデムノズルを備え、前記基準パターンと異なる前記緯糸検出信号のパターンが、前記緯糸検出信号が発信されないパターンである場合、前記判断部は前記タンデムノズルより緯糸進行方向の上流側で緯糸切れが発生したと判断することを特徴とする。請求項3によれば、緯糸検出信号のパターンにより緯糸切れの発生箇所を推定することができる。
請求項4は、前記複数の緯入れ機構は、前記緯入れノズルと前記緯糸測長ドラムとの間にタンデムノズルを備え、 前記基準パターンと異なる前記緯糸検出信号のパターンが、前記緯糸検出信号が発信されているものの発生タイミング又は発生間隔が前記基準パターンと異なる場合、前記判断部は前記タンデムノズルと前記緯入れノズルとの間で緯糸切れが発生したと判断することを特徴とする。請求項4によれば、緯糸検出信号のパターンにより緯糸切れの発生箇所を推定することができる。
本願発明は、複数の緯糸を同時に緯入れする流体噴射式織機における緯糸切れを確実に検出することができる。
複数の緯糸を同時に緯入れするエアジェット織機の概略を示す平面図である。 正常時の緯糸検出信号のパターンを示すチャートである。 緯糸切断時の例を示す緯入れ機構の概略平面図である。 図3における緯糸検出信号のパターンを示すチャートである。 緯糸切断時の他の例を示す緯入れ機構の概略平面図である。 図5における緯糸検出信号のパターンを示すチャートである。
複数の緯糸を同時に緯入れする流体噴射式織機であるエアジェット織機における緯糸切れ検出装置の実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。なお、本願明細書においては、便宜上、緯入れ方向を基準にし、緯糸の進行方向を下流、その反対側を上流として説明する。
エアジェット織機は2組の緯入れ機構1、2を備え、緯入れ機構1、2はそれぞれ1本の緯糸を緯入れする。各緯入れ機構1、2は同一の構成を有するため、同一の構成部品には同一の符号を付し、共通事項は、緯入れ機構1について説明する。緯入れ機構1は、スレイ3上に設けられ、エアジェット織機の前後方向に揺動する緯入れノズル4を有する。緯入れノズル4の上流側には、順にタンデムノズル5、緯糸測長ドラム6、給糸ボビン7が配置され、それぞれエアジェット織機のフレーム又は床面上に設けた支持枠(図示せず)の一部に固定されている。
緯入れノズル4及びタンデムノズル5は、エアジェット織機に配設された制御装置12の指令信号に基づく切り替えバルブ(図示せず)の開閉動作により、エアタンク(図示せず)の圧縮エアの供給を受ける。緯入れノズル4及びタンデムノズル5は供給された圧縮エアを噴射することにより緯糸Y1を緯入れする。なお、緯入れ機構2の緯入れノズル4は、先端部が緯入れ機構1の緯入れノズル4側に接近するようにエアジェット織機の前後方向に傾けて配置されている。また、緯入れ機構2の給糸ボビン7から引き出される緯糸は、緯糸Y2として表示している。
緯糸測長ドラム6は、静止状態にあるドラム8、ドラム8の周囲を回転する巻付け管9、ドラム8の外周面に向けて進退する電磁駆動式の緯糸係止ピン10及びドラム8から引き出される緯糸Y1のバルーンを検出する光電式のバルーンセンサ11を備えている。巻付け管9は、緯糸測長ドラム6に設けられた電動モータ(図示せず)により回転され、給糸ボビン7から緯糸Y1を引き出し、ドラム8の外周面に順次巻付けていく。
緯糸係止ピン10は、コンピュータで構成された制御装置12の指令信号によりドラム8から退出し、ドラム8の外周面に巻付けられている緯糸Y1を開放する。緯糸係止ピン10による緯糸Y1の開放により、緯入れが開始される。緯入れにおいて、ドラム8の緯糸Y1は、バルーンを生じながら引き出される。バルーンセンサ11は制御装置12と電気的に接続され、緯糸Y1のバルーンを検出すると、緯糸検出信号として制御装置12に送信する。制御装置12はバルーンセンサ11の緯糸検出信号をカウントし、予め設定されているバルーン回数(本実施形態では3回)に達すると、緯糸係止ピン10に指令信号を発信する。緯糸係止ピン10は制御装置12の指令を受けてドラム8の外周面に進出し、緯糸Y1を係止するため、緯入れが終了する。
バルーンセンサ11によるバルーン回数の検出は、緯糸Y1の測長を行うもので、エアジェット織機の緯入れ動作に付属する本来の機能であるが、緯糸Y1の有無を検出するものでない。図2に示すように、バルーンセンサ11は正常な緯入れ時において、緯糸検出信号S2を一定間隔のパルス信号として発信している。そこで、正常な緯入れ時における緯糸Y1の緯糸検出信号S2のパターンを制御装置12の記憶部13に予め記憶させておく。なお、記憶部13に予め記憶させた緯糸検出信号S2のパターンは、以下、基準パターンとする。
基準パターンは、エアジェット織機の主軸(図示せず)に設けられているエンコーダ(図示せず)から発信されるフロント信号S1を基準にし、緯糸検出信号S2の発生タイミングT1及び緯糸検出信号S2の発生間隔T2を含んでいる(緯糸Y2においても、緯糸検出信号S2のパターンは同一である)。制御装置12は、記憶部13に加えて、基準パターンとエアジェット織機の運転中にバルーンセンサ11から発信される緯糸検出信号S2とを比較する比較部14及び比較部14における比較結果を基に緯糸切れの有無を判断する判断部15を備えている。また、判断部15は緯糸切れを判断した場合、エアジェット織機に停止信号を発信することができる。なお、比較部14及び判断部15の処理動作は、プログラム化され、記憶部13に記憶されている。
緯入れ機構1、2は同時に作動するように設定されている。緯入れノズル4から同時に緯入れされた緯糸Y1、Y2は、筬17において経糸16の開口内に位置する緯糸案内通路18に挿入されるとともに補助ノズル19から噴射される圧縮エアにより推進され、緯入れが終了する。緯入れ終了後、緯糸Y1、Y2は筬17により筬打ちされるとともにカッター20により切断され、織布21が製織される。
以下、エアジェット織機の製織運転中における緯入れ機構1、2のバルーンセンサ11による緯糸切れ検出作用を説明する。図1は、エアジェット織機の正常な運転状態を示している。エアジェット織機が運転を開始すると、緯入れ機構1、2において、フロント信号S1(図2参照)から一定時間後の緯入れタイミングで、緯糸測長ドラム6の緯糸係止ピン10が制御装置12の作動指令によりドラム8から退出し、緯糸Y1、Y2を開放する。緯糸Y1、Y2は、タンデムノズル5及び緯入れノズル4からの圧縮エアの噴射によりドラム8から引き出され、経糸16の開口内に緯入れされる。
緯糸Y1、Y2は、ドラム8から引き出される時、バルーンを発生するため、緯糸係止ピン10から開放された後、バルーンセンサ11により緯糸Y1、Y2のバルーンを検出される。バルーンセンサ11による緯糸Y1、Y2の緯糸検出信号S2は制御装置12に送信される。制御装置12は、図2に示すように、緯糸Y1、Y2の緯糸検出信号S2をパルス信号としてカウントし、予め設定されている回数(本実施形態では3回)をカウントすると、緯糸係止ピン10に作動指令を発信する。緯糸係止ピン10は、制御装置12の作動指令によりドラム8側へ進出して緯糸Y1、Y2を係止し、緯入れを終了する。
また、制御装置12において、比較部14が記憶部13に予め設定されている基準パターンを読み出し、図2に示した緯糸Y1及び緯糸Y2における緯糸検出信号S2のパターンと比較する。緯糸検出信号S2のパターンにおける発生タイミングT1及び発生間隔T2が基準パターンと同一であれば、判断部15は正常な緯入れ状態であると判断し、エアジェット織機の製織運転を継続する。
図3は、緯入れ機構2のタンデムノズル5と緯糸測長ドラム6との間において、緯糸Y2が切断されている場合を示している。緯入れ機構1は緯糸Y1の切断が無く、正常に運転されているため、図4の緯糸Y1検出信号に示す緯糸検出信号S2のパターンは、比較部14において基準パターンと比較され、判断部15において正常と判断される。しかし、緯入れ機構2では、切断された緯糸Y2がドラム8の周辺に垂れ下がり、バルーンを形成しないため、バルーンセンサ11は緯糸Y2のバルーンを検出せず、緯糸検出信号S2を発信しない。
このため、制御装置12は、緯糸Y2について、図4の緯糸Y2検出信号に示す緯糸検出信号S2が発信されないパターンを検出する。従って、比較部14において比較された緯糸Y2の緯糸検出信号のパターンは基準パターンと異なるため、判断部15は緯糸Y2が緯糸切れであると判断し、エアジェット織機に停止信号を発信する。なお、緯糸検出信号S2が発信されない緯糸検出信号のパターンは、緯糸Y2が緯糸測長ドラム6と給糸ボビン7との間で切断された場合でも同様に発生する。従って、判断部15は、緯糸検出信号S2が発信されない緯糸検出信号のパターンが発生した緯入れ機構2では、タンデムノズル5より緯糸進行方向の上流側で緯糸切れが発生したと判断することができる。
図5は、緯入れ機構2の緯入れノズル4とタンデムノズル5との間で緯糸Y2が切断されている場合を示している。この場合も、緯入れ機構1は緯糸Y1の切断が無く、正常に運転されているため、図6の緯糸Y1検出信号に示す緯糸検出信号S2のパターンは比較部14において基準パターンと比較され、判断部15において正常と判断される。
緯入れ機構2では緯糸Y2が切断されているが、緯糸Y2はタンデムノズル5により保持され、タンデムノズル5からの圧縮エアの噴射によりドラム8から引き出される。従って、緯糸Y2はバルーンを発生し、バルーンセンサ11からは、図6の緯糸Y2検出信号に示す緯糸検出信号S3が送信され、制御装置12において、パルス信号がカウントされる。
しかし、緯糸Y2は緯入れノズル4による牽引力を受けないので、ドラム8からの引き出し速度が低下する。このため、図6の緯糸Y2検出信号に示すように、緯糸検出信号S3のパターンは、発生タイミングT3が正常な緯糸Y1の発生タイミングT1よりΔTだけ遅れ、また、緯糸検出信号S3の発生間隔T4が正常な緯糸Y1の発生間隔T2より長くなる。従って、比較部14において比較された緯糸Y2の緯糸検出信号S3のパターンは、基準パターンと発生タイミング及び発生間隔において異なり、判断部15は緯糸Y2が緯糸切れであると判断し、エアジェット織機に停止信号を発信する。また、判断部15は、基準パターンと発生タイミング及び発生間隔において異なる緯糸検出信号S3が発信されている緯入れ機構2では、タンデムノズル5と緯入れノズル4との間で緯糸切れが発生したと判断することができる。なお、発生タイミング又は発生間隔のどちらか一方のみの比較で緯糸切れの有無を判断するようにしてもよい。
以上のように、本願発明の実施形態は、バルーンセンサ11から発信される緯糸検出信号S2のパターンを利用した緯糸切れの検出機能を制御装置12に備えることにより、緯入れノズル4から給糸ボビン7の間における全ての緯糸切れを確実に検出できる。特に、タンデムノズル5を備え、タンデムノズル5と緯入れノズル4との間で緯糸切れが生じている場合、通常の運転時と同様に緯糸Y1、Y2の引き出しが行われているが、本願発明の実施形態は、緯糸検出信号S2と緯糸検出信号S3とのパターンの違いを比較し、判断することにより緯糸切れを確実に検出することができる。また、緯糸Y1、Y2毎に緯入れノズル4を設けて同時緯入れするため、緯入れに必要な推進能力が十分に得られる。また、使用する緯糸が制約される恐れが無いため、織機の汎用性を高めることができる。
本願発明は、前記した実施形態の構成に限定されるものではなく、本願発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、次のように実施することができる。
(1)緯入れ機構1、2は、実施形態のように2組に限らず、3組以上の複数設け、3本以上の緯糸Y1、Y2・・・を同時に緯入れする構成においても本願発明を実施することができる。
(2)緯入れ機構1、2は、タンデムノズル5を備えない構成でも良い。
(3)基準パターンは、緯糸検出信号S2、S3の発生タイミングT1及び緯糸検出信号S2の発生間隔T2を含んでいなくても良い。例えば、基準パターンとしてフロント信号S1から所定時間範囲内における緯糸検出信号S2、S3の検出回数を設定する。緯入れ機構1、2のバルーンセンサ11から前記所定時間範囲内に設定回数の緯糸検出信号S2、S3が検出されない場合は、緯糸検出信号S2、S3が検出されない緯入れ機構1、2において緯糸切れが発生したと判断する。
(4)予め記憶部13に記憶された基準パターンと、バルーンセンサ11から発信される緯糸検出信号S2、S3のパターンとを比較部14において比較するのに代えて、緯入れ機構1、2のバルーンセンサ11から発信される緯糸検出信号S2、S3のパターンを相互に比較部14で比較し、所定以上の差が見られる場合には判断部15において緯糸切れが発生したと判断してもよい。
(5)判断部15において緯糸切れを判断した場合、即座に織機を停止させるのではなく警告表示のみを行わせるようにしてもよい。
(6)バルーンセンサ11は、光電式に限らず、電気式あるいは機械式の他の緯糸検出装置を用いても良い。
(7)本願発明は、エアジェット織機に限らず、ウォータジェット織機において実施することができる。
1、2 緯入れ機構
4 緯入れノズル
5 タンデムノズル
6 緯糸測長ドラム
7 給糸ボビン
10 緯糸係止ピン
11 バルーンセンサ
12 制御装置
13 記憶部
14 比較部
15 判断部
Y1、Y2 緯糸
S1 フロント信号
S2、S3 緯糸検出信号
T1、T3 緯糸検出信号の発生タイミング
T2、T4 緯糸検出信号の発生間隔

Claims (4)

  1. 少なくとも給糸ボビン、緯糸測長ドラム、前記緯糸測長ドラムのバルーンセンサ及び緯入れノズルを備え、前記緯入れノズルによって1本の緯糸の緯入れが可能な緯入れ機構を複数設け、前記複数の緯入れ機構を同時に作動して複数の緯糸を同時に緯入れする流体噴射式織機の緯入れ検出装置において、
    前記複数の緯入れ機構の前記バルーンセンサと前記流体噴射式織機の制御装置とを電気的に接続し、前記制御装置は、前記複数の緯入れ機構の前記バルーンセンサから発信される緯糸検出信号に基づいて緯糸切れの有無を判断する判断部を備えたことを特徴とする複数の緯糸を同時に緯入れする流体噴射式織機の緯糸切れ検出装置。
  2. 前記制御装置は、正常な緯入れ時に前記バルーンセンサから発信される緯糸検出信号の基準パターンを予め記憶させた記憶部と、前記複数の緯入れ機構のバルーンセンサから発信される緯糸検出信号のパターンを前記基準パターンと比較する比較部とを備え、前記判断部は前記比較部における比較結果を基に前記基準パターンと異なる緯糸検出信号のパターンを発信した緯入れ機構を緯糸切れと判断することを特徴とする請求項1に記載の複数の緯糸を同時に緯入れする流体噴射式織機の緯糸切れ検出装置。
  3. 前記複数の緯入れ機構は、前記緯入れノズルと前記緯糸測長ドラムとの間にタンデムノズルを備え、前記基準パターンと異なる前記緯糸検出信号のパターンが、前記緯糸検出信号が発信されないパターンである場合、前記判断部は前記タンデムノズルより緯糸進行方向の上流側で緯糸切れが発生したと判断することを特徴とする請求項2に記載の複数の緯糸を同時に緯入れする織機の緯糸切れ検出装置。
  4. 前記複数の緯入れ機構は、前記緯入れノズルと前記緯糸測長ドラムとの間にタンデムノズルを備え、前記基準パターンと異なる前記緯糸検出信号のパターンが、前記緯糸検出信号が発信されているものの発生タイミング又は発生間隔が前記基準パターンと異なる場合、前記判断部は前記タンデムノズルと前記緯入れノズルとの間で緯糸切れが発生したと判断することを特徴とする請求項2に記載の複数の緯糸を同時に緯入れする織機の緯糸切れ検出装置。
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