JP2013143276A - 接続部材付き細径同軸ケーブルハーネス - Google Patents
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Abstract
【課題】高密度配線が可能な接続部材付き細径同軸ケーブルハーネスを提供する。
【解決手段】端部で中心導体21及び外部導体23が露出された複数本の細径同軸ケーブル12が並列され、コネクタへ挿抜可能な接続部材13が細径同軸ケーブル12の端部に接続された接続部材付き細径同軸ケーブルハーネス11であって、接続部材13が金属板31とフレキシブルプリント基板32とから構成され、フレキシブルプリント基板32の一方の面に導体回路42が設けられ、フレキシブルプリント基板32の他方の面が金属板31に貼り付けられ、細径同軸ケーブル12の外部導体23が金属板31に接続され、細径同軸ケーブル12の中心導体21が導体回路42に接続され、導体回路42の一部がコネクタ61と導通する接点42bとされている。
【選択図】図1
【解決手段】端部で中心導体21及び外部導体23が露出された複数本の細径同軸ケーブル12が並列され、コネクタへ挿抜可能な接続部材13が細径同軸ケーブル12の端部に接続された接続部材付き細径同軸ケーブルハーネス11であって、接続部材13が金属板31とフレキシブルプリント基板32とから構成され、フレキシブルプリント基板32の一方の面に導体回路42が設けられ、フレキシブルプリント基板32の他方の面が金属板31に貼り付けられ、細径同軸ケーブル12の外部導体23が金属板31に接続され、細径同軸ケーブル12の中心導体21が導体回路42に接続され、導体回路42の一部がコネクタ61と導通する接点42bとされている。
【選択図】図1
Description
本発明は、電子機器などの配線に用いられる接続部材付き細径同軸ケーブルハーネスに関する。
電子機器などの配線に用いられるハーネスとして、フレキシブルプリント配線板(FPC)やフレキシブルフラットケーブル(FFC)からなるフラットケーブルハーネスが用いられている。このフラットケーブルハーネスでは、補強板を貼り付けることで端末部がある程度標準化された厚さとされ、この端末部を基板等のコネクタに直接接続することで導体がコネクタ側の端子に導通接触される。このようなフラットケーブルハーネスでは、コネクタと接続される端末部に配線側のコネクタが不要である。
電子機器などの配線としては、フラットケーブルに限らず、断面円形の導体を有する細径同軸ケーブルが用いられる。このような細径同軸ケーブルを複数本まとめてハーネスとした場合、各細径同軸ケーブルの導体を機器側のコネクタへ直接挿入することができない。そのため、フラットケーブルハーネスの端末部と同等の端末構造を有する中継基板となるプリント基板を用意し、このプリント基板に細径同軸ケーブルを半田付け等で接続し、プリント基板をコネクタに挿入する形態が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記のプリント基板からなる中継基板を用いる構造では、コネクタへ嵌合させる嵌合部と、この嵌合部に重ならないように細径同軸ケーブルを実装する実装部とが必要であるため、ケーブルの軸方向への寸法が大きくなってしまう。また、プリント基板自体の厚さが厚く、しかも、細径同軸ケーブルを中継基板の表面に実装することにより、全体の厚さ寸法も大きくなってしまう。このため、高密度実装が要求される電子機器に用いることが難しかった。
本発明の目的は、高密度配線が可能な接続部材付き細径同軸ケーブルハーネスを提供することにある。
上記課題を解決することのできる本発明の接続部材付き細径同軸ケーブルハーネスは、端部で中心導体及び外部導体が露出された複数本の細径同軸ケーブルが並列され、コネクタへ挿抜可能な接続部材が前記細径同軸ケーブルの端部に接続された接続部材付き細径同軸ケーブルハーネスであって、
前記接続部材が金属板とフレキシブルプリント基板とから構成され、
前記フレキシブルプリント基板の一方の面に導体回路が設けられ、
前記フレキシブルプリント基板の他方の面が前記金属板に貼り付けられ、
前記細径同軸ケーブルの前記外部導体が前記金属板に接続され、
前記細径同軸ケーブルの前記中心導体が前記導体回路に接続され、
前記導体回路の一部が前記コネクタと導通する接点とされていることを特徴とする。
前記接続部材が金属板とフレキシブルプリント基板とから構成され、
前記フレキシブルプリント基板の一方の面に導体回路が設けられ、
前記フレキシブルプリント基板の他方の面が前記金属板に貼り付けられ、
前記細径同軸ケーブルの前記外部導体が前記金属板に接続され、
前記細径同軸ケーブルの前記中心導体が前記導体回路に接続され、
前記導体回路の一部が前記コネクタと導通する接点とされていることを特徴とする。
本発明の接続部材付き細径同軸ケーブルハーネスにおいて、前記フレキシブルプリント基板の一部が前記金属板側へ折り返されて前記フレキシブルプリント基板の他方の面が前記金属板の両面に貼り付けられ、
前記金属板側に折り返された前記導体回路が前記接点とされていることが好ましい。
前記金属板側に折り返された前記導体回路が前記接点とされていることが好ましい。
本発明の接続部材付き細径同軸ケーブルハーネスにおいて、前記フレキシブルプリント基板における前記導体回路に前記中心導体が接続された面に、前記中心導体を覆う樹脂フィルムが貼り付けられていることが好ましい。
本発明の接続部材付き細径同軸ケーブルハーネスにおいて、前記樹脂フィルムには、複数の溝部が形成され、前記導体回路に接続された前記中心導体が前記溝部に収容されていることが好ましい。
本発明によれば、細径同軸ケーブルの中心導体がフレキシブルプリント基板の導体回路に接続され、この導体回路の一部がコネクタと導通する接点とされてコネクタに挿抜される接続部材を備えている。これにより、接続部材における細径同軸ケーブルの軸方向の寸法を大幅に小さくすることができ、高密度実装が要求される電子機器の配線として好適に用いることができる。また、接続部材は金属板にフレキシブルプリント基板を貼り付けた構造であるので、硬質のプリント基板を用いる場合と比較して薄くすることができ、フラットケーブルハーネス用の既存のコネクタに対応させることができる。
以下、本発明に係る接続部材付き細径同軸ケーブルハーネスの実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る接続部材付き細径同軸ケーブルハーネス(以下、細径同軸ハーネスと呼ぶ)11は、複数本の細径同軸ケーブル12と、これらの細径同軸ケーブル12の端部に設けられた接続部材13とを備えている。
図1に示すように、本実施形態に係る接続部材付き細径同軸ケーブルハーネス(以下、細径同軸ハーネスと呼ぶ)11は、複数本の細径同軸ケーブル12と、これらの細径同軸ケーブル12の端部に設けられた接続部材13とを備えている。
細径同軸ケーブル12は、中心軸に直交する径方向の断面において、中心から外側に向かって、中心導体21、内部絶縁体22、外部導体23及び外被24を有している。これらの細径同軸ケーブル12は、それぞれの端部で端末処理が施されて、外部導体23、内部絶縁体22及び中心導体21が段階的に所定長さに露出されている。また、細径同軸ハーネス11には、複数本の細径同軸ケーブル12の他に、外部導体のない細径絶縁ケーブルが含まれていても良い。
本発明でいう細径同軸ケーブル12は、AWG(American Wire Gauge)の規格によるAWG40よりも細い同軸ケーブルであり、その外径は、約0.2mm程度とされている。AWG44よりも細い極細同軸ケーブルを用いるのが望ましい。これらの細径同軸ケーブル12が、例えば、0.3mm程度の所定の並列ピッチPで平面状に配列されている。
接続部材13は、金属板31とフレキシブルプリント基板32とから構成されている。金属板31は、銅または銅合金をプレス加工して形成されたものである。フレキシブルプリント基板32の一方の面が実装面33とされ、この実装面33に細径同軸ケーブル12が並列されて実装される。この接続部材13は、実装面33に実装される細径同軸ケーブル12のよりも先の部分が、コネクタへの差し込み側とされている。
金属板31は、細径同軸ケーブル12の軸方向の中間部に、細径同軸ケーブル12の配列方向へ沿って段差35が形成されている。そして、この段差35を境に、差し込み側が中心導体実装部36とされ、差し込み側と反対側が外部導体実装部37とされている。中心導体実装部36は、段差35により外部導体実装部37よりも中心導体21側へ一段高く配置されている。
また、金属板31には、差し込み側と反対側に、グランド端子部38が形成されている。このグランド端子部38は、後端側から延在させた金属板31の一部を細径同軸ケーブル12と反対側へ折り曲げることにより形成されたものである。また、このグランド端子部38は、差し込み方向側の端部がさらに金属板31側へ折り曲げられている。
また、金属板31には、外部導体実装部37に、表裏に貫通する接続孔部39(図3参照)が形成されている。
また、金属板31には、外部導体実装部37に、表裏に貫通する接続孔部39(図3参照)が形成されている。
図2に示すように、フレキシブルプリント基板32は、絶縁性の柔軟な樹脂フィルムからなる基材41を有しており、基材41の一方の面である表面に、銅箔からなる複数の導体回路42が接着層43によって貼り付けられている。また、このフレキシブルプリント基板32は、他方の面である裏面に接着層44が設けられている。
このフレキシブルプリント基板32は、接着層44によって裏面が金属板31に貼り付けられている。フレキシブルプリント基板32は、中心導体21と金属板31とが接触するのを防ぐ位置まで、基材41における差し込み側と反対側が外部導体実装部37にかかるように、中心導体実装部36の全体を覆う範囲に貼り付けられている。
このフレキシブルプリント基板32は、接着層44によって裏面が金属板31に貼り付けられている。フレキシブルプリント基板32は、中心導体21と金属板31とが接触するのを防ぐ位置まで、基材41における差し込み側と反対側が外部導体実装部37にかかるように、中心導体実装部36の全体を覆う範囲に貼り付けられている。
また、フレキシブルプリント基板32は、その一部が金属板31の先端で裏面側(金属板31側)へ折り返され、段差35よりも先端側の中心導体実装部36の裏側に貼り付けられている。金属板31は、段差35よりも先端側の中心導体実装部36側が外部導体実装部37よりも中心導体21側へ配置されて下面側から見て凹んだ形状を有する。段差35よりも先端側の中心導体実装部36の裏側に貼り付けられたフレキシブルプリント基板32の折り返し部分は、金属板31の段差35よりも先端側の凹み部分に収容される。これにより、このフレキシブルプリント基板32の折り返し部分の下方への突出量が小さく抑えられている。
複数の導体回路42は、細径同軸ケーブル12と同一の並列ピッチPで互いに隙間をあけて細径同軸ケーブル12の軸方向に沿って基材41に貼り付けられている。これらの導体回路42は、中心導体21に接触する部分及び折り返された基材41上にわたって設けられている。
図3に示すように、それぞれの導体回路42は、幅が狭くされた幅狭部42aと広い幅を有する接点42bとを有しており、これらの幅狭部42a及び接点42bは、中心導体実装部36の裏面側に配置されている。それぞれの接点42bは、配列方向と直交する方向へ交互に位置がずらされており、これにより、これらの接点42bは、中心導体実装部36の裏面側で、互いに隙間をあけて千鳥状に配置されている。したがって、狭ピッチであっても、幅広の接点42bを効率良く配置させることができる。
細径同軸ケーブル12の中心導体21は、中心導体実装部36において導体回路42上に配置され、導体回路42に半田付け等によって接続されている。また、細径同軸ケーブル12は、その外部導体23が一対のグランドバー51,52によって一括して挟持されている。これにより、細径同軸ケーブル12は、外部導体23がグランドバー51,52によって互いに導通されている。各細径同軸ケーブル12の外部導体23は、グランドバー51,52に半田付け等によって接続しても良く、また、グランドバー51,52同士をネジ等で締め付けることにより、グランドバー51,52同士の間で固定しても良い。
そして、細径同軸ケーブル12の外部導体23を固定して互いに導通させるグランドバー51,52は、金属板31における外部導体実装部37に配置されている。外部導体実装部37に形成された接続孔部39に充填された半田53によってグランドバー52と金属板31とが導通接続されている。なお、細径同軸ケーブル12の外部導体23は、金属板31に半田付けして直接導通接続させても良い。
金属板31は、段差35よりも後端側の外部導体実装部37が中心導体実装部36よりも中心導体21から離れて配置されて上面側から見て凹んだ形状とされている。段差35よりも後端側の外部導体実装部37の表側に配置された細径同軸ケーブル12の外部導体23の部分は、金属板31の段差35よりも後端側の凹み部分に収容される。これにより、グランドバー51,52で挟持された外部導体23の上方への突出量が小さく抑えられている。
フレキシブルプリント基板32における導体回路42に中心導体21が接続された部分には、フレキシブルプリント基板32に絶縁性を有する樹脂フィルム55が接着材によって貼り付けられ、中心導体21および導体回路42が覆われる。これにより、フレキシブルプリント基板32の導体回路42及び導体回路42に接続された中心導体21が樹脂フィルム55によって保護されている。
この樹脂フィルム55は、中心導体21の径とピッチに対応して溝部56が形成されている。そして、これらの溝部56には、導体回路42に接続された中心導体21が収容されている。これにより、樹脂フィルム55は、その上面が、中心導体21によって凹凸が形成されることなく平らな面とされる。
この樹脂フィルム55を含む接続部材13は、差し込み側の厚さ寸法が、フラットケーブルの端末部が接続される既存のコネクタの開口厚さに対応させた寸法とされている。例えば、並列ピッチPが0.4mm以上のコネクタでは、フラットケーブルの端末部の厚さは0.3mmとされ、これに合わせて接続部材31の差し込み側の厚さも0.3mmとされる。また、並列ピッチPが0.3mmのコネクタでは、フラットケーブルの端末部の厚さは0.2mmとされ、これに合わせて接続部材31の差し込み側の厚さも0.2mmとされる。
次に、上記構成の細径同軸ハーネス11をコネクタに接続する場合について説明する。
図4に示すように、細径同軸ハーネス11の接続部材13が挿抜されるコネクタ61は、回路基板60に実装されている。このコネクタ61は、ハウジング62内に複数の接続端子63を備えている。これらの接続端子63は、接続部材13の接点42bと同様に、配列方向に直交する方向へ交互にずらされて互いに千鳥状に配置されている。また、回路基板60には、コネクタ61における接続部材13の挿抜側に、グランド接点64が設けられている。
図4に示すように、細径同軸ハーネス11の接続部材13が挿抜されるコネクタ61は、回路基板60に実装されている。このコネクタ61は、ハウジング62内に複数の接続端子63を備えている。これらの接続端子63は、接続部材13の接点42bと同様に、配列方向に直交する方向へ交互にずらされて互いに千鳥状に配置されている。また、回路基板60には、コネクタ61における接続部材13の挿抜側に、グランド接点64が設けられている。
上記のコネクタ61に接続部材13を差し込むと、コネクタ61のハウジング62内の接続端子63が接続部材13の接点42bに圧接して導通する。これにより、細径同軸ケーブル12の中心導体21が、接続部材13の導体回路42及びコネクタ61の接続端子63を介して回路基板60の配線と導通される。
また、接続部材13の金属板31に形成されたグランド端子部38が回路基板60のグランド接点64上に配置され、このグランド端子部38の弾性力によってグランド接点64に押し付けられて導通される。これにより、細径同軸ケーブル12の外部導体23が、金属板31のグランド端子部38を介して回路基板60のグランドと導通される。
また、接続部材13の金属板31に形成されたグランド端子部38が回路基板60のグランド接点64上に配置され、このグランド端子部38の弾性力によってグランド接点64に押し付けられて導通される。これにより、細径同軸ケーブル12の外部導体23が、金属板31のグランド端子部38を介して回路基板60のグランドと導通される。
このように、上記実施形態に係る細径同軸ハーネス11によれば、細径同軸ケーブル12の中心導体21がフレキシブルプリント基板32の導体回路42に接続され、このフレキシブルプリント基板32の金属板31への貼り付け部分がコネクタ61に挿抜される部分となる。そして、導体回路42の一部がコネクタ61と導通する接点42bとされている。この構成により、接続部材13における細径同軸ケーブル12の軸方向の寸法を大幅に小さくすることができ、高密度実装が要求される電子機器の配線として好適に用いることができる。また、金属板31にフレキシブルプリント基板32を貼り付けた構造であるので、硬質基板を用いる場合と比較して薄型にすることができ、フラットケーブルハーネス用の既存のコネクタに対応させることができる。
例えば、硬質基板からなる中継基板を用いてコネクタへ接続させる構造では、コネクタへ嵌合させる嵌合部と、この嵌合部に重ならないように細径同軸ケーブルを実装する実装部とが必要であるため、同軸ケーブルの内部絶縁体端部から中継基板の嵌合部端部までの寸法が10mm程度と大きくなってしまう。
これに対して、本実施形態に係る細径同軸ハーネス11では、同等部分の寸法を、フラットケーブルの端末部と同等の2mmから3mm程度に抑えることができる。
これに対して、本実施形態に係る細径同軸ハーネス11では、同等部分の寸法を、フラットケーブルの端末部と同等の2mmから3mm程度に抑えることができる。
また、金属板31に外部導体23が導通接続されているので、この金属板31に金属シェルの機能を持たせることができ、グランド電流の経路として機能させたり、遮蔽材として機能させたりすることができる。
硬質基板からなる中継基板を用いた場合、中継基板の一方の面を細径同軸ケーブルの実装面とし、他方の面をコネクタとの接触端子面とすると、中継基板にVIAホールなどのスルーホールを設けて配線しなければならないが、このスルーホールを微細に形成するには限度があるため、高密度実装による狭ピッチ配線に対応することは困難である。また、スルーホールを千鳥状に配置したり、スルーホールに代えて側面を通る配線を設ける側面配線を採用したりして狭ピッチに対応することは可能であるが、このような特殊な構造とすると、構造の複雑化等によってコストアップを招いてしまう。
これに対して、本実施形態に係る細径同軸ハーネス11では、フレキシブルプリント基板32の一部を金属板31の裏面側へ折り返して貼り付け、金属板31の裏面側の導体回路42の一部を接点42bとしているので、VIAホールなどのスルーホールを設けて配線したものと比較し、高密度実装による狭ピッチ配線に容易に対応することができ、また、構造の簡略化によるコストダウンを図ることもできる。
なお、上記実施形態では、樹脂フィルム55を貼り付けることにより、接続部材13のコネクタ61への差し込み側の厚さ寸法を、フラットケーブルの端末部が接続される既存のコネクタの開口厚さに対応させたが、コネクタ61側にリブ等を設けて接続部材13をガタつきなく保持させるようにしても良い。
また、中心導体21に接続された面側の導体回路42の一部を、コネクタに導通させる接点としてもよい。また、接点の形状は導体回路42の他の部分より幅広のものに限られない。
また、中心導体21に接続された面側の導体回路42の一部を、コネクタに導通させる接点としてもよい。また、接点の形状は導体回路42の他の部分より幅広のものに限られない。
11:接続部材付き細径同軸ケーブルハーネス、12:細径同軸ケーブル、13:接続部材、21:中心導体、23:外部導体、31:金属板、32:フレキシブルプリント基板、42:導体回路、42b:接点、55:樹脂フィルム、56:溝部、61:コネクタ
Claims (4)
- 端部で中心導体及び外部導体が露出された複数本の細径同軸ケーブルが並列され、コネクタへ挿抜可能な接続部材が前記細径同軸ケーブルの端部に接続された接続部材付き細径同軸ケーブルハーネスであって、
前記接続部材が金属板とフレキシブルプリント基板とから構成され、
前記フレキシブルプリント基板の一方の面に導体回路が設けられ、
前記フレキシブルプリント基板の他方の面が前記金属板に貼り付けられ、
前記細径同軸ケーブルの前記外部導体が前記金属板に接続され、
前記細径同軸ケーブルの前記中心導体が前記導体回路に接続され、
前記導体回路の一部が前記コネクタと導通する接点とされていることを特徴とする接続部材付き細径同軸ケーブルハーネス。 - 請求項1に記載の接続部材付き細径同軸ケーブルハーネスであって、
前記フレキシブルプリント基板の一部が前記金属板側へ折り返されて前記フレキシブルプリント基板の他方の面が前記金属板の両面に貼り付けられ、
前記金属板側に折り返された前記導体回路が前記接点とされていることを特徴とする接続部材付き細径同軸ケーブルハーネス。 - 請求項1または2に記載の接続部材付き細径同軸ケーブルハーネスであって、
前記フレキシブルプリント基板における前記導体回路に前記中心導体が接続された面に、前記中心導体を覆う樹脂フィルムが貼り付けられていることを特徴とする接続部材付き細径同軸ケーブルハーネス。 - 請求項3に記載の接続部材付き細径同軸ケーブルハーネスであって、
前記樹脂フィルムには、複数の溝部が形成され、前記導体回路に接続された前記中心導体が前記溝部に収容されていることを特徴とする接続部材付き細径同軸ケーブルハーネス。
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