JP2009117104A - ケーブル用電気コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、ケーブル用電気コネクタに関し、コンタクトの座屈などを防止しプラグコネクタの強度も向上させるように、コンタクトと端子導体との半田付け量を適切にする電気的接続構造の電気コネクタを提供することが課題である。
【解決手段】半田付けにより導電端子を接続するコンタクト5と、該コンタクトの複数個を併設して一体に支持する絶縁体6と、前記コンタクトの半田付け部に載置される半田バー7とを少なくとも有する電気コネクタにおいて、前記コンタクト5は、基部5bから屈曲させて嵌合接続相手側のコンタクトと摺接させる直線部5cを経て、更に前記直線部5cの接続用摺接面5dと反対側に屈曲させて略矩形状に曲げられ、その屈曲先の末端部5eを前記基部5bの屈曲部5fの近傍に位置させて形成されてなり、前記コンタクトの基部5bの屈曲部5fにおけるR曲部表面5gと屈曲先の末端部端面5hとの間に生じる間隙10が、半田上がり防止用の間隙にされているケーブル用電気コネクタ1とする。
【選択図】図1−A
【解決手段】半田付けにより導電端子を接続するコンタクト5と、該コンタクトの複数個を併設して一体に支持する絶縁体6と、前記コンタクトの半田付け部に載置される半田バー7とを少なくとも有する電気コネクタにおいて、前記コンタクト5は、基部5bから屈曲させて嵌合接続相手側のコンタクトと摺接させる直線部5cを経て、更に前記直線部5cの接続用摺接面5dと反対側に屈曲させて略矩形状に曲げられ、その屈曲先の末端部5eを前記基部5bの屈曲部5fの近傍に位置させて形成されてなり、前記コンタクトの基部5bの屈曲部5fにおけるR曲部表面5gと屈曲先の末端部端面5hとの間に生じる間隙10が、半田上がり防止用の間隙にされているケーブル用電気コネクタ1とする。
【選択図】図1−A
Description
本発明は、例えば、小型・低背の電気接続用に使用されるケーブル用電気コネクタであって、特に、ケーブル対基板の接続構造における電気コネクタに関するものである。
従来、携帯電話機,PDF,デジタルカメラやパソコン等の電子機器において使用される同軸ケーブルを電気コネクタに接続する際に、半田付けによる接続信頼性を向上させるために、例えば、コンタクトの半田付け部に半田バーを位置決め支承する凹部を設けるようにしたものが知られている(特許文献1参照)。
この凹部を設けたコンタクトを電気コネクタの絶縁体に併設し、これに、複数本の同軸ケーブルを接続する場合、前記各コンタクトの凹部の半田付け部の各上面を跨ぐようにしてフラックスを塗布した一本の半田バーを配設し、前記複数本の同軸ケーブルの中心導体を半田バーの上に載置し、パルスヒートのヒータチップを半田バー側に圧接させて、前記中心導体とコンタクトの半田付け部とを一括して半田付けして電気的に接続している。これにより、半田付けの際の余分な半田による隣接導電端子間の短絡を防止して、接続信頼性が向上するようにしたものである。また、このほかに、コンタクトの幅を大きくしてその幅内において凹部を形成するものも知られている(特許文献2参照)。
特開2006−228668号公報
特開2006−244731号公報
しかし、従来のケーブル用電気コネクタにおいては、コンタクトの半田付け部における前記凹部が、加熱溶融された半田あるいは余分なフラックスの隣接導電端子間への半田・フラックス上がり等を防止し短絡を防止する作用をするが、コンタクトは電子機器の小型化のため、また、携帯電話等における回転用ヒンジ部分に設けられる小さな挿通孔に挿通させるために、極限的に板厚が薄くなるとともに幅が狭くなっており、そのようなものに前記凹部を設けると強度の点で極めて弱くなり、コンタクトの成形時やコネクタの一体成形時において座屈し易くなってしまうおそれがある。
また、前述のようにコンタクトに凹部を設ける場合には、コンタクト用の既存金型を変更する必要があってコストが嵩み、半田量の調整することに手間が掛かるものである。本発明に係るケーブル用電気コネクタは、このような課題を解決するために提案されたものである。
本発明に係るケーブル用電気コネクタの上記課題を解決して目的を達成するための要旨は、半田付けにより導電端子を接続するコンタクトと、該コンタクトの複数個を併設して一体に支持する絶縁体と、前記コンタクトの半田付け部に載置される半田バーとを少なくとも有する電気コネクタにおいて、前記コンタクトは、基部から屈曲させて嵌合接続相手側のコンタクトと摺接させる直線部を経て、更に前記直線部の接続用摺接面と反対側に屈曲させて略矩形状に曲げられ、その屈曲先の末端部を前記基部の屈曲部の近傍に位置させて形成されてなり、前記コンタクトの基部の屈曲部におけるR曲部表面と屈曲先の末端部端面との間に生じる間隙が、半田上がり防止用の間隙にされていることである。
本発明のケーブル用電気コネクタによれば、極薄のコンタクトに凹部等を設ける必要が無く、強度低下のおそれが無くなり、絶縁ハウジングに凹部を形成して既存の金型の追加加工することも無くなるのでコスト高を防止できる。
また、コンタクトの前記間隙を形成する曲げ工程において、コンタクトの末端の位置を変えるように、曲げ量を調整すること若しくは曲げ半径Rを調節することで、半田付け工程において適切な半田量となるよう容易に設定することができる。更に、従来例において行われていたコンタクトの幅を大きくして凹部を形成するような必要もなく、コンタクト幅を広げることなくコンタクトの高密度実装と製品の小型化に貢献する。
本発明に係るケーブル用電気コネクタ1は、特に、折畳み式携帯電話機等において、図 9に示すように、ヒンジ部分2における小さな挿通孔を極細径同軸ケーブル3及びその他のリード線4と共に挿通させられるように、例えば、全長を約20mm、幅約2mm、厚さ約1mmの、全体を横長にして厚さを薄くし、極めて小型化されたものである。
前記電気コネクタ1の構造は、図1乃至図2に示すように、半田付けにより導電端子を接続するコンタクト5と、該コンタクト5の複数個を横方向に併設して一体に支持する絶縁体6と、前記コンタクト5の半田付け部5aに載置される半田バー7と、プラグシェル8と、グランドバーシェル9を有するものである。
そして、前記コンタクト5は、図3(A)に示すように、基部5bから略直角に屈曲させて嵌合接続相手側のコンタクトと摺接させる直線部5cを経て、更に前記直線部5cの接続用摺接面5dと反対側に屈曲させて略矩形状に成るように略直角に連続して曲げられ、その末端部5eを前記基部5bの屈曲部5fの近傍に位置させて形成されてなる。前記直線部5cと、これに対向する直線部5iとが、相手側コンタクト14a,14b(図8参照)との接触部となる。
前記コンタクト5の基部5bの屈曲部5fにおけるR曲部表面5gと屈曲先の末端部端面5hとの間に生じる間隙10が、半田上がり防止用の間隙にされているのである。
前記コンタクト5において、前記間隙10の大きさは、金型の曲げにより、前記末端部5eの末端部端面5hの位置を変えることで調整するものである。なお、コンタクト5の大きさは、一例として、幅が0.16mm、厚さが0.08mmであって、極めて薄いので、半田バー用に凹部を設けたり、高密度実装要請からコンタクトの幅を厚くしたりすることが困難である。
前記コンタクト5と同軸ケーブル3の導電端子である心線3aとの半田付けは、図4乃至図5に示すように、電気コネクタ1に併設されたコンタクト5の間隙10に上に跨らせて半田バー7を載置し、また、グランドバーシェル9に半田バー7を載置する。
前記半田バー7の上に載せるようにして、前記コンタクト5のピッチに対応するように複数個併設された同軸ケーブル3を載置する。この同軸ケーブル3の編素線3bには、グランドバー11が横断して半田付けし固定されている。このグランドバー11及び編素線3bに、プラグシェル8及びグランドバーシェル9の各々一部が接触して、嵌合する相手方のレセプタクル13(図8参照)を介してプリント基板12上の回路にアースされ、電気コネクタ1のシールド(EMI対策)をするものである。
図6(A),(B)に示すように、電気コネクタ1のコンタクト5上に半田バー7及び同軸ケーブル3を載置した状態で、パルスヒートにより加熱して半田付けを完了させる。このようにして、コンタクト5の半田付け部5aにおいて、特別に凹部をコンタクト5の一部に形成すること無しに、コンタクト5の屈曲先の末端部5eの末端部端面5hの位置を調整してでできる間隙10でもって、適切な半田量で半田付けできるようになったのである。
こうして、図7に示すように、プラグシェル8を被せてかしめ、同軸ケーブル3付きの電気コネクタ1が完成する。これを、図8に示すように、プリント基板12上に表面実装されたレセプタクル13に嵌合させる。このレセプタクル13のコンタクト14a,14bの屈曲可能な先端部が前記コンタクト5の直線部5cと反対側の直線部5iとに接触するものである。
1 ケーブル用電気コネクタ、
2 ヒンジ部分、
3 極細径同軸ケーブル、 3a 心線、
3b 編素線、
4 極細線同軸ケーブル、
5 コンタクト、 5a 半田付け部、
5b 基部、 5c 直線部、
5d 接続用摺接面、 5e 末端部、
5f 屈曲部、 5g R曲部表面、
5h 末端部端面、
6 絶縁体、
7 半田バー、
8 プラグシェル、
9 グランドバーシェル、
10 間隙、
11 グランドバー、
12 プリント基板、
13 レセプタクル、
14a,14b コンタクト。
2 ヒンジ部分、
3 極細径同軸ケーブル、 3a 心線、
3b 編素線、
4 極細線同軸ケーブル、
5 コンタクト、 5a 半田付け部、
5b 基部、 5c 直線部、
5d 接続用摺接面、 5e 末端部、
5f 屈曲部、 5g R曲部表面、
5h 末端部端面、
6 絶縁体、
7 半田バー、
8 プラグシェル、
9 グランドバーシェル、
10 間隙、
11 グランドバー、
12 プリント基板、
13 レセプタクル、
14a,14b コンタクト。
Claims (1)
- 半田付けにより導電端子を接続するコンタクトと、該コンタクトの複数個を併設して一体に支持する絶縁体と、前記コンタクトの半田付け部に載置される半田バーとを少なくとも有する電気コネクタにおいて、
前記コンタクトは、基部から屈曲させて嵌合接続相手側のコンタクトと摺接させる直線部を経て、更に前記直線部の接続用摺接面と反対側に屈曲させて略矩形状に曲げられ、その屈曲先の末端部を前記基部の屈曲部の近傍に位置させて形成されてなり、
前記コンタクトの基部の屈曲部におけるR曲部表面と屈曲先の末端部端面との間に生じる間隙が、半田上がり防止用の間隙にされていること、
を特徴とするケーブル用電気コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007287178A JP2009117104A (ja) | 2007-11-05 | 2007-11-05 | ケーブル用電気コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007287178A JP2009117104A (ja) | 2007-11-05 | 2007-11-05 | ケーブル用電気コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009117104A true JP2009117104A (ja) | 2009-05-28 |
Family
ID=40784033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007287178A Pending JP2009117104A (ja) | 2007-11-05 | 2007-11-05 | ケーブル用電気コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009117104A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10348012B2 (en) | 2017-06-19 | 2019-07-09 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Substrate-mounted connector for electronic devices and manufacturing method thereof |
DE112017002530B4 (de) | 2016-05-18 | 2022-08-18 | Mitsubishi Electric Corporation | Halbleitereinheit und verfahren zur herstellung derselben |
-
2007
- 2007-11-05 JP JP2007287178A patent/JP2009117104A/ja active Pending
Cited By (2)
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US10348012B2 (en) | 2017-06-19 | 2019-07-09 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Substrate-mounted connector for electronic devices and manufacturing method thereof |
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