JP2013033776A - 回路基板、回路モジュール、及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】内包した電子部品へのノイズ遮断機能をもち、薄型・小型対応な回路基板に対し、外部応力への耐性を強めた信頼性の高い回路基板を提供する。
【解決手段】回路基板1は厚さが薄い直方体形状を有するものであって、基材2と、凹部3と、電子部品4と、溝5と、電極6と、絶縁性樹脂7と、導電性樹脂8、とを備えており、導電性樹脂8と電極6Bとの接続を溝5の内部で行っているので、回路基板表面へ外部応力が加わったとしても基材2の内部にある電極6Bと導電性樹脂8との接続面への応力は緩和されるので、外部応力に強い電気接続が得られる。また、溝5の内部に導電性樹脂8が入るので、基材2と導電性樹脂8の接続を強固なものとすることができる。
【選択図】図1
【解決手段】回路基板1は厚さが薄い直方体形状を有するものであって、基材2と、凹部3と、電子部品4と、溝5と、電極6と、絶縁性樹脂7と、導電性樹脂8、とを備えており、導電性樹脂8と電極6Bとの接続を溝5の内部で行っているので、回路基板表面へ外部応力が加わったとしても基材2の内部にある電極6Bと導電性樹脂8との接続面への応力は緩和されるので、外部応力に強い電気接続が得られる。また、溝5の内部に導電性樹脂8が入るので、基材2と導電性樹脂8の接続を強固なものとすることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、電磁シールドと薄型化とが同時に実現可能な回路基板、及びこの回路基板を備えた回路モジュールと電子機器に関するものである。
従来、基材上に凹部を形成し凹部に複数の要素部品を搭載してなる小型の電子部品が急速に普及している。この種の電子部品には、例えば、ICやハイブリットモジュール等のように封止或いはモールドされたもの又は金属製キヤップで部品を覆ったもの、金属製キヤップに収納されたもの、前述の部品そのものを搭載した回路基板、などが存在する。
例えば、凹部上にCPUやメモリ等のノイズ対策が必要な要素部品を搭載した場合、凹部を覆うようにシールド対策を施すことが対策は必要不可欠である。しかしながら、金属キヤップを搭載することによって電子部品の完成厚みは増大する。このため、近年、基板上の凹部に実装した要素部品に対してシールド効果を付与し、さらに薄型化に対応するため、回路基板の凹部に搭載した要素部品を導電性樹脂で被覆封止するようにした回路基盤の製造方法などが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
即ち、図7(D)に示す回路モジュール100では、基板端部を除く主面の一部に凹部101を形成し、凹部101に要素部品102を搭載する。その後、要素部品102の上面側に封止樹脂層103を形成する。次に、主面に設けられた電極104と封止樹脂層103とを被覆するように導電性樹脂層105を形成する。電極104は該定電位導体パターン106と内部で接続しているため、要素部品102に対するシールド効果が得られる。これにより、高いノイズシールド性を持ちながら、極めて薄い構造をとることができる。
しかしながら、上述した従来技術においては、電極と導電性樹脂との接続面が基材表面とほぼ同一面となっているため、外部応力が接続面にかかり易く、電極と導電性樹脂との接続が剥離し易いという課題がある。例えば、携帯電話など、ポータブルデバイスにおいては落下衝撃による応力に耐えうることが必須であり、電極と導電性樹脂との接続を強固なものにする開発が各種検討されているが、特に有効な手段が見いだされていない。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、電子部品への強固な電磁シールド性を有し、かつ、電極と導電性樹脂との接続を強固なものとした薄型対応可能な回路基板を提供することを目的とするものである。
本発明の回路基板は、基材と、基材に形成された凹部と、凹部に配置された電子部品と、凹部の頂面に形成され、内部に電極を備えた溝と、凹部に充填され電子部品に接する絶縁性樹脂と、絶縁性樹脂と電子部品を覆い溝に充填され、溝の内部で電極と電気的に接続される導電性樹脂と、を備えている。
凹部の内部に電子部品を配置することによって薄型化ができる上に、電極と導電性樹脂との接続を溝の内部で行うことによって、回路基板の製造工程で、凹部の頂面と絶縁性樹脂を共に研磨したとしても、電極と導電性樹脂との電気的接続を確保することができる。更に、溝の内部に導電性樹脂が入るので、基材と導電性樹脂の接続を強固なものとすることができる。これによって応力に強く、薄型対応可能な回路基板を提供できる。
また、本発明の一態様として、上記回路基板であって、溝を凹部の4辺に形成する、ものである。
これにより、形成された溝は凹部に配置された全ての電子部品を囲うことができ、電子部品に対し強固な電磁シールドを施すことができる。
これにより、形成された溝は凹部に配置された全ての電子部品を囲うことができ、電子部品に対し強固な電磁シールドを施すことができる。
また、本発明の一態様として、上記回路基板であって、電極を溝の底部に配置するものである。
これにより溝の側面は基材が露出する構造となり、導電性樹脂が溝の側面で基材と接続することで、導電性樹脂と基材の接続が強固なものとなる。これにより、電極と導電性樹脂との接続面が接続強度の高い導電性樹脂と側面との接続面に囲まれることとなり、電極と導電性樹脂の接続強度を向上させることができる。
これにより溝の側面は基材が露出する構造となり、導電性樹脂が溝の側面で基材と接続することで、導電性樹脂と基材の接続が強固なものとなる。これにより、電極と導電性樹脂との接続面が接続強度の高い導電性樹脂と側面との接続面に囲まれることとなり、電極と導電性樹脂の接続強度を向上させることができる。
凹部の内部に電子部品を配置することによって薄型化ができる上に、電極と導電性樹脂との接続を溝の内部で行うことによって、回路基板の製造工程で、凹部の頂面と絶縁性樹脂を共に研磨したとしても、電極と導電性樹脂との電気的接続を確保することができる。更に、溝の内部に導電性樹脂が入るので、基材と導電性樹脂の接続を強固なものとすることができる。これによって応力に強く、薄型対応可能な回路基板を提供できる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明を適応した回路基板1を示している。回路基板1は厚さが薄い直方体形状を有するものであって、基材2と、凹部3と、複数(本実施形態では二つ)の電子部品4と、溝5と、電極6と、絶縁性樹脂7と、導電性樹脂8、とを備えている。
基材2は、例えばガラス、セラミックス、エポキシ樹脂などの適宜の絶縁性の材料で構成されるもので、片面もしくは両面に凹部3と溝5が形成されており、凹部3の底部3Aおよび基板表面には電子部品4を搭載するための電極6A、6Cを、溝5には導電性樹脂8との接続に用いる電極6Bを備えている。
絶縁性樹脂7は、基材2および電子部品4を樹脂封止するものであり、特に底部3Aに実装された各電子部品4を、適宜の樹脂材料で覆って埋設させた状態で固めてある。絶縁性樹脂7を設けた回路基板1は、従来の場合と同様、ある程度の強さの外力が機械的に作用しても電子部品4が損傷するのを防止できるとともに、水分や埃などの付着を回避させることで安定した動作を発揮できる。
(第1の実施の形態)
図1は本発明を適応した回路基板1を示している。回路基板1は厚さが薄い直方体形状を有するものであって、基材2と、凹部3と、複数(本実施形態では二つ)の電子部品4と、溝5と、電極6と、絶縁性樹脂7と、導電性樹脂8、とを備えている。
基材2は、例えばガラス、セラミックス、エポキシ樹脂などの適宜の絶縁性の材料で構成されるもので、片面もしくは両面に凹部3と溝5が形成されており、凹部3の底部3Aおよび基板表面には電子部品4を搭載するための電極6A、6Cを、溝5には導電性樹脂8との接続に用いる電極6Bを備えている。
絶縁性樹脂7は、基材2および電子部品4を樹脂封止するものであり、特に底部3Aに実装された各電子部品4を、適宜の樹脂材料で覆って埋設させた状態で固めてある。絶縁性樹脂7を設けた回路基板1は、従来の場合と同様、ある程度の強さの外力が機械的に作用しても電子部品4が損傷するのを防止できるとともに、水分や埃などの付着を回避させることで安定した動作を発揮できる。
本実施形態の基材2は頂面9上に溝5が形成されている。溝5は底部5Bと電極6Bが同一面となる深さまで形成され内部に導電性樹脂8が充填されている。
導電性樹脂8は、適宜の樹脂材料などからなる導電性樹脂を用いて絶縁性樹脂7の上および溝5内部に形成されている。この導電性樹脂8により、外部からの電磁波及び隣接する電子部品からの静電気などをシールドして内部の電子部品4を保護するとともに、内部の電子部品4から発生する静電気などが隣接する電子部品へ伝搬するのをシールドする。
導電性樹脂8は、適宜の樹脂材料などからなる導電性樹脂を用いて絶縁性樹脂7の上および溝5内部に形成されている。この導電性樹脂8により、外部からの電磁波及び隣接する電子部品からの静電気などをシールドして内部の電子部品4を保護するとともに、内部の電子部品4から発生する静電気などが隣接する電子部品へ伝搬するのをシールドする。
また、強固なシールド性を得るために、電極6BはビアVや内部配線を通じてグランド用の電極6Cと電気的に接続されていることが望ましい。
次に、本実施形態の回路基板1の製造方法について図2を参照しながら説明する。なお、本実施形態の回路基板1の製造では、基材2として、表面に凹部3、及び、溝5が形成されているとともに、溝5を覆う保護電極10を有し、溝5の底部5Aに位置する電極6Aと、基材2の表面に位置する接地用の電極6Cを、電気的に接続するビアVを含むパターン配線が形成されているものを用いる。
(1)初めに、図2(A)に示すように、上記の基材2に対して、凹部3の電極4A、4Bに、電子部品16をそれぞれ搭載させて電気的接続を図る(実装工程)。
図示はしていないが、凹部3、及び、溝5の外部、または凹部3の裏面の電極6Dに部品を搭載しても良い。
(2)その後、同図(B)に示すように、凹部3の内部に、電子部品4ごと覆うような状態で適宜の樹脂材料により構成された絶縁樹脂6を形成し、一体に積層させて固める(モールド層形成工程)。
(3)次に、同図(C)に示すように、基材2の頂面9、導電性樹脂の頂面11、保護電極10、を例えば砥石などによって溝5が露出する深さまで研磨を行い、溝5を形成する(溝形成工程)。また、(1)の工程において凹部3、及び、溝5の外部に部品を搭載した場合においては、例えばルーター加工や機械的な引き剥しによって、保護電極10の溝5を覆っている部分を除去することにより、前述した部品へ影響を与えること無く溝の形成が可能である。
(4)後に、前述した溝5に充填させるような状態で、導電性樹脂を例えばディスペンスなどによって表面が平坦な面状態となるまで塗布する。その際、真空下で塗布を行えば導電性樹脂の溝5への充填性が一層高まる。その後、熱硬化などの適宜の工程により、導電性樹脂を硬化させる(導電性樹脂層形成工程)。
上記より、回路基板1製造のための一連の作業工程が終了する。
(1)初めに、図2(A)に示すように、上記の基材2に対して、凹部3の電極4A、4Bに、電子部品16をそれぞれ搭載させて電気的接続を図る(実装工程)。
図示はしていないが、凹部3、及び、溝5の外部、または凹部3の裏面の電極6Dに部品を搭載しても良い。
(2)その後、同図(B)に示すように、凹部3の内部に、電子部品4ごと覆うような状態で適宜の樹脂材料により構成された絶縁樹脂6を形成し、一体に積層させて固める(モールド層形成工程)。
(3)次に、同図(C)に示すように、基材2の頂面9、導電性樹脂の頂面11、保護電極10、を例えば砥石などによって溝5が露出する深さまで研磨を行い、溝5を形成する(溝形成工程)。また、(1)の工程において凹部3、及び、溝5の外部に部品を搭載した場合においては、例えばルーター加工や機械的な引き剥しによって、保護電極10の溝5を覆っている部分を除去することにより、前述した部品へ影響を与えること無く溝の形成が可能である。
(4)後に、前述した溝5に充填させるような状態で、導電性樹脂を例えばディスペンスなどによって表面が平坦な面状態となるまで塗布する。その際、真空下で塗布を行えば導電性樹脂の溝5への充填性が一層高まる。その後、熱硬化などの適宜の工程により、導電性樹脂を硬化させる(導電性樹脂層形成工程)。
上記より、回路基板1製造のための一連の作業工程が終了する。
従って、本実施形態によれば、凹部3の内部に電子部品4を配置することで薄型化することができる。さらに、導電性樹脂8と電極6Bとの接続を溝5の内部で行っているので、回路基板の製造工程で、絶縁性樹脂7の頂面と凹部3の頂面9との段差を無くすために、凹部3の頂面9と絶縁性樹脂7を共に研磨したとしても、電極6Bと導電性樹脂8との電気的接続を確保することができる。そのうえ、回路基板表面へ外部応力が加わったとしても基材2の内部にある電極6Bと導電性樹脂8との接続面への応力は緩和されるので、外部応力に強い電気接続が得られる。また、溝5の内部に導電性樹脂8が入るので、基材2と導電性樹脂8の接続を強固なものとすることができる。これによって、薄型で応力に強い回路基板を提供することが可能となる。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態に係る回路基板20の上面図を示す。回路基板20が第1の実施形態の回路基板1と異なる点は、凹部3の4辺に溝5を形成している点である。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態に係る回路基板20の上面図を示す。回路基板20が第1の実施形態の回路基板1と異なる点は、凹部3の4辺に溝5を形成している点である。
回路基板20は、凹部3の4辺に溝5を形成することにより、凹部3に配置された全ての電子部品4を完全に囲うことができる。これによって、第1の実施形態の効果に加え、電子部品4に対し強固な電磁シールドを施すことができる。
なお、本実施形態では、回路基板20として凹部3の1辺に対し複数個の溝5が形成されている基材2を用いたが、例えば図4に示すように凹部3の1辺に対し1個の溝5が形成されていてもよく、図5に示すように溝5が凹部3の4辺にわたって連なった形で形成されていてもよい。
(第3の実施形態)
図6は、本発明の第3の実施形態に係る回路基板30の断面図を示す。回路基板30が第2の実施形態、及び、第3の実施形態と異なる点は、溝5が側面5Bにおいて基材2が露出するように形成されている点である。
(第3の実施形態)
図6は、本発明の第3の実施形態に係る回路基板30の断面図を示す。回路基板30が第2の実施形態、及び、第3の実施形態と異なる点は、溝5が側面5Bにおいて基材2が露出するように形成されている点である。
回路基板30は導電性樹脂8が溝5の側面5Aで基材2と接続する構造となっている。導電性樹脂8と基材2との接続強度は金属と樹脂との接続強度よりも高いため、導電性樹脂8と基材2の接続が強固なものとなる。また、溝5の形成をルーター等の加工によって行った場合は溝5の側面が荒らされるため、導電性樹脂8との接着面積が増えさらに強度向上効果が得られる。これにより、電極6Bと導電性樹脂8との接続面が接続強度の高い導電性樹脂8と側面5Aの接続面に囲まれるため、図7で示すような溝5の側面5Aが電極11で構成されているものよりも電極6Bと導電性樹脂8との接続強度を向上させることができる。これによって、電極6Bと導電性樹脂8との接続を確実なものとした回路基板を実現することが可能となる。
(第4の実施の形態)
図9は本発明を適応した回路基板40を示している。回路基板40は厚さが薄い直方体形状を有するものであって、基材2と、凹部3と、複数(本実施形態では二つ)の電子部品4と、導電性膜13と、電極6と、絶縁性樹脂7と、導電性樹脂8、とを備えている。
基材2は、例えばガラス、セラミックス、エポキシ樹脂などの適宜の絶縁性の材料で構成されるもので、片面もしくは両面に凹部3が形成されており、凹部3の側面部3Bには導電性膜を、底部3Aおよび基板表面には電子部品4を搭載するための電極6A、6Bを備えている。
図9は本発明を適応した回路基板40を示している。回路基板40は厚さが薄い直方体形状を有するものであって、基材2と、凹部3と、複数(本実施形態では二つ)の電子部品4と、導電性膜13と、電極6と、絶縁性樹脂7と、導電性樹脂8、とを備えている。
基材2は、例えばガラス、セラミックス、エポキシ樹脂などの適宜の絶縁性の材料で構成されるもので、片面もしくは両面に凹部3が形成されており、凹部3の側面部3Bには導電性膜を、底部3Aおよび基板表面には電子部品4を搭載するための電極6A、6Bを備えている。
導電性膜13は、金属、あるいは金属粒子を混合した樹脂などの適宜の導電性材料で構成されるもので、蒸着、メッキなどの適宜の手法で、基材2の頂面9と、凹部3の側面部3Bと、電極6Cとそれぞれ接するように形成されている。
絶縁性樹脂7は、基材2および電子部品4を樹脂封止するものであり、特に底部3Aに実装された各電子部品4を、適宜の樹脂材料で覆って埋設させた状態で固めてある。絶縁性樹脂7を設けた回路基板40は、従来の場合と同様、ある程度の強さの外力が機械的に作用しても電子部品4が損傷するのを防止できるとともに、水分や埃などの付着を回避させることで安定した動作を発揮できる。
導電性樹脂8は、適宜の樹脂材料などからなる導電性樹脂を用いて絶縁性樹脂7の上に形成され、導電性膜13に接している。この導電性樹脂8により、外部からの電磁波及び隣接する電子部品からの静電気などをシールドして内部の電子部品4を保護するとともに、内部の電子部品4から発生する静電気などが隣接する電子部品へ伝搬するのをシールドする。
絶縁性樹脂7は、基材2および電子部品4を樹脂封止するものであり、特に底部3Aに実装された各電子部品4を、適宜の樹脂材料で覆って埋設させた状態で固めてある。絶縁性樹脂7を設けた回路基板40は、従来の場合と同様、ある程度の強さの外力が機械的に作用しても電子部品4が損傷するのを防止できるとともに、水分や埃などの付着を回避させることで安定した動作を発揮できる。
導電性樹脂8は、適宜の樹脂材料などからなる導電性樹脂を用いて絶縁性樹脂7の上に形成され、導電性膜13に接している。この導電性樹脂8により、外部からの電磁波及び隣接する電子部品からの静電気などをシールドして内部の電子部品4を保護するとともに、内部の電子部品4から発生する静電気などが隣接する電子部品へ伝搬するのをシールドする。
また、強固なシールド性を得るために、導電性樹脂は導電性膜13、電極6C、ビアV、内部配線などを通じてグランド用の電極6Dと電気的に接続されていることが望ましい。
次に、本実施形態の回路基板40の製造方法について図10を参照しながら説明する。なお、本実施形態の回路基板40の製造では、基材2として、表面に凹部3が形成されているとともに、凹部3の側面部3Bに導電性膜13を有し、導電性膜13と接する電極6Cと、基材2の表面に位置する接地用の電極6Dを、電気的に接続するビアVを含むパターン配線が形成されているものを用いる。
(1)初めに、図10(A)に示すように、上記の基材42に対して、凹部3の電極6Aに、電子部品4をそれぞれ搭載させて電気的接続を図る(実装工程)。
図示はしていないが、凹部3、及び、導電性膜13の外部、または凹部3の裏面の電極6Bに部品を搭載しても良い。
(2)その後、同図(B)に示すように、凹部3の内部に、電子部品4ごと覆うような状態で適宜の樹脂材料により構成された絶縁樹脂7を形成し、一体に積層させて固める(モールド層形成工程)。
(3)次に、同図(C)に示すように、導電性樹脂8を例えばディスペンスなどによって表面が平坦な面状態となるまで塗布する。その後、熱硬化などの適宜の工程により、導電性樹脂8を硬化させる(導電性樹脂層形成工程)。
上記より、回路基板40製造のための一連の作業工程が終了する。
従って、本実施形態によれば、凹部3の内部に電子部品4を配置することで従来の凹部のない基板に部品を配置する構造よりも回路基板の総厚を薄型化することができる上に、導電性膜13と導電性樹脂8との接続によってシールド効果を得ることができる。更に、凹部3内側面の内側でシールド形成を完結することができるので、凹部3の頂面9の面積を削減することが可能となる上に、凹部3の内側面3Bにおいて導電性樹脂8と導電性膜13接続することにより、絶縁性樹脂7のモールド高さがばらついたとしても、安定した電機接続を取ることが可能となる。これにより、シールド効果を備え、薄型化・小型化に対応可能な回路基板を提供できる。
(第5の実施形態)
図11は、本発明の第5の実施形態に係る回路基板50を示す。回路基板50が第4の実施形態の回路基板40と異なる点は、導電性樹脂8が導電性膜13の内側面15と接する点である。
(1)初めに、図10(A)に示すように、上記の基材42に対して、凹部3の電極6Aに、電子部品4をそれぞれ搭載させて電気的接続を図る(実装工程)。
図示はしていないが、凹部3、及び、導電性膜13の外部、または凹部3の裏面の電極6Bに部品を搭載しても良い。
(2)その後、同図(B)に示すように、凹部3の内部に、電子部品4ごと覆うような状態で適宜の樹脂材料により構成された絶縁樹脂7を形成し、一体に積層させて固める(モールド層形成工程)。
(3)次に、同図(C)に示すように、導電性樹脂8を例えばディスペンスなどによって表面が平坦な面状態となるまで塗布する。その後、熱硬化などの適宜の工程により、導電性樹脂8を硬化させる(導電性樹脂層形成工程)。
上記より、回路基板40製造のための一連の作業工程が終了する。
従って、本実施形態によれば、凹部3の内部に電子部品4を配置することで従来の凹部のない基板に部品を配置する構造よりも回路基板の総厚を薄型化することができる上に、導電性膜13と導電性樹脂8との接続によってシールド効果を得ることができる。更に、凹部3内側面の内側でシールド形成を完結することができるので、凹部3の頂面9の面積を削減することが可能となる上に、凹部3の内側面3Bにおいて導電性樹脂8と導電性膜13接続することにより、絶縁性樹脂7のモールド高さがばらついたとしても、安定した電機接続を取ることが可能となる。これにより、シールド効果を備え、薄型化・小型化に対応可能な回路基板を提供できる。
(第5の実施形態)
図11は、本発明の第5の実施形態に係る回路基板50を示す。回路基板50が第4の実施形態の回路基板40と異なる点は、導電性樹脂8が導電性膜13の内側面15と接する点である。
絶縁性樹脂7の頂面14は凹部3の頂面9と、底面3Aに挟まれる位置に底面3Aと並行する形で形成されており、導電性膜の内側面15は絶縁性樹脂7と接触せず、絶縁性樹脂と接する面15Aを持つ。
したがって、本実施形態によれば、凹部3の周囲に電極を設けることなく、導電性膜13と導電性樹脂8との接続面積を拡大することができ、導電性膜13と導電性樹脂8との電気的な接続をより確実にすることができる。これにより、回路基板の外形サイズを拡大することなく、電気的な接続強度の高い回路基板を提供できる。
(第6の実施形態)
図12は、本発明の第6の実施形態に係る回路基板60を示す。回路基板60が第5の実施形態の回路基板50と異なる点は、導電性膜13と絶縁性樹脂7との間に溝16を有し、溝16の内部において導電性樹脂7と導電性膜8との接続を行う点である。
(第6の実施形態)
図12は、本発明の第6の実施形態に係る回路基板60を示す。回路基板60が第5の実施形態の回路基板50と異なる点は、導電性膜13と絶縁性樹脂7との間に溝16を有し、溝16の内部において導電性樹脂7と導電性膜8との接続を行う点である。
次に、溝16の形成方法ついて図13を参照しながら説明する。本実施形態の基材460には導電性膜13の内側面に接する保護膜17が形成されている。
保護膜17は例えば水溶性樹脂などの材料で構成されており、適切な除去方法を用いれば容易に除去が可能なものである。また、除去方法は導電性膜13に対して腐食、剥離等の影響のないものであることが望ましい。
(1)初めに、図13(A)に示すように、基材2に対して、凹部3の電極6Aに、電子部品4をそれぞれ搭載させて電気的接続を図る(実装工程)。
図示はしていないが、凹部3、及び、導電性膜13の外部、または凹部3の裏面の電極6Bに部品を搭載しても良い。
(2)その後、同図(B)に示すように、凹部3の内部に、電子部品4ごと覆うような状態で適宜の樹脂材料により構成された絶縁樹脂6を形成し、一体に積層させて固める(モールド層形成工程)。
(3)次に、同図(C)に示すように、保護膜13を適宜の除去方法によって除去し、溝16を形成する。(保護膜除去工程)
上記より、溝16を形成するための一連の作業工程が終了する。
図示はしていないが、凹部3、及び、導電性膜13の外部、または凹部3の裏面の電極6Bに部品を搭載しても良い。
(2)その後、同図(B)に示すように、凹部3の内部に、電子部品4ごと覆うような状態で適宜の樹脂材料により構成された絶縁樹脂6を形成し、一体に積層させて固める(モールド層形成工程)。
(3)次に、同図(C)に示すように、保護膜13を適宜の除去方法によって除去し、溝16を形成する。(保護膜除去工程)
上記より、溝16を形成するための一連の作業工程が終了する。
従って、本実施形態によれば、溝16を形成することによって溝16内部で導電性樹脂8と導電性膜13との接続が行われるので、導電性樹脂8と導電性膜13との接続面積を拡大することができる。さらに、接続面が基板表面から遠ざかることで外部応力から接続面を保護する効果も得ることができる。また、導電性樹脂8と絶縁性樹脂7との接続面積を拡大することもできるため、導電性樹脂8と導電性膜13と絶縁性樹脂7との接続強度を向上させることが可能となり、応力に強い回路基板を提供することが可能となる。
(第7の実施形態)
図14は、本発明の第7の実施形態に係る回路基板70を示す。回路基板70が第6の実施形態の回路基板60と異なる点は、導電性膜13と絶縁性樹脂7とが接触する面を持つ点である。
(第7の実施形態)
図14は、本発明の第7の実施形態に係る回路基板70を示す。回路基板70が第6の実施形態の回路基板60と異なる点は、導電性膜13と絶縁性樹脂7とが接触する面を持つ点である。
溝16の形成においては、溝16の深さが深くなるほど保護膜17の除去は困難になり、溝の一部に保護膜17が残る課題がある。そこで、導電性膜13と絶縁性樹脂7とが接触する面を設けることによって、凹部3の深さによらず溝16の深さを一定に保つことが可能となる。
従って、本実施形態によれば、導電性膜13と絶縁性樹脂7とが接触する面を設けることにより、溝16を保護膜17が確実に除去できる深さで形成することが可能となる。これによって、保護膜17の残渣による回路基板の不具合を回避することができるうえに溝16の深さを安定させることで導電性樹脂8の充填工程も確実なものとすることができる。
(第8の実施形態)
図14は、本発明の第8の実施形態に係る回路基板80を示す。回路基板80が第4の実施形態の回路基板40と異なる点は、凹部3の頂面9に、導電性膜13と電気的に接続した電極18と有している点である。
導電性樹脂8と電極18とが接することによって、導電性樹脂8と導電性膜13との接続面積を電極18を介して拡大することができる。
従って、本実施形態によれば、導電性樹脂8と導電性膜8との電気的な接続をより確実にすることができる。また、絶縁性樹脂7の高さ調整等のために基材2の表面を研磨した場合、電極18の表面が荒れることによって、電極18と導電性樹脂8との接続をより強固なものとする効果も生まれる。
(第9の実施形態)
図16は、本発明の第9の実施形態に係る回路基板90を示す。回路基板90が第8の実施形態の回路基板80と異なる点は、頂面9に電極18に覆われず基材2が露出する露出部19を有する点である。
導電性樹脂8は露出部19において基材2と接しており、導電性樹脂8と基材2のとの接続は電極18と導電性樹脂8との接続よりも強度が高いため補強効果が得られる。
従って、本実施形態によれば、導電性膜13と絶縁性樹脂7とが接触する面を設けることにより、溝16を保護膜17が確実に除去できる深さで形成することが可能となる。これによって、保護膜17の残渣による回路基板の不具合を回避することができるうえに溝16の深さを安定させることで導電性樹脂8の充填工程も確実なものとすることができる。
(第8の実施形態)
図14は、本発明の第8の実施形態に係る回路基板80を示す。回路基板80が第4の実施形態の回路基板40と異なる点は、凹部3の頂面9に、導電性膜13と電気的に接続した電極18と有している点である。
導電性樹脂8と電極18とが接することによって、導電性樹脂8と導電性膜13との接続面積を電極18を介して拡大することができる。
従って、本実施形態によれば、導電性樹脂8と導電性膜8との電気的な接続をより確実にすることができる。また、絶縁性樹脂7の高さ調整等のために基材2の表面を研磨した場合、電極18の表面が荒れることによって、電極18と導電性樹脂8との接続をより強固なものとする効果も生まれる。
(第9の実施形態)
図16は、本発明の第9の実施形態に係る回路基板90を示す。回路基板90が第8の実施形態の回路基板80と異なる点は、頂面9に電極18に覆われず基材2が露出する露出部19を有する点である。
導電性樹脂8は露出部19において基材2と接しており、導電性樹脂8と基材2のとの接続は電極18と導電性樹脂8との接続よりも強度が高いため補強効果が得られる。
従って、本実施形態によれば、電極18による導電性膜13と導電性樹脂8との接続強度向上効果に、露出部19による補強効果が加わることによって外部応力による引き剥がしに強い回路基板を提供することができる。
(第10の実施形態)
図17は、本発明の第10の実施形態に係る回路基板91を示す。回路基板91が第9の実施形態の回路基板90と異なる点は、頂面9に電極18に覆われず基材2が露出する開口部19を有する点である。
導電性樹脂8は開口部19において基材2と接しており、導電性樹脂8と基材2のとの接続は電極18と導電性樹脂8との接続よりも強度が高いため補強効果が得られる。
従って、本実施形態によれば、開口部19における基材2と導電性樹脂8との接着による補強効果によって電極18と導電性樹脂との剥離を防止し回路基板の強度を向上することができる。
なお、本発明は上記の実施形態において示されたものに限定されるものではなく、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
(第10の実施形態)
図17は、本発明の第10の実施形態に係る回路基板91を示す。回路基板91が第9の実施形態の回路基板90と異なる点は、頂面9に電極18に覆われず基材2が露出する開口部19を有する点である。
導電性樹脂8は開口部19において基材2と接しており、導電性樹脂8と基材2のとの接続は電極18と導電性樹脂8との接続よりも強度が高いため補強効果が得られる。
従って、本実施形態によれば、開口部19における基材2と導電性樹脂8との接着による補強効果によって電極18と導電性樹脂との剥離を防止し回路基板の強度を向上することができる。
なお、本発明は上記の実施形態において示されたものに限定されるものではなく、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
本発明は、基材に形成された凹部に実電子部品を実装しているので、薄型化に対応可能である。また、基材に溝を設け、溝内部に導電性樹脂を塗布しているためシールド機能を持ちながら外部応力に強く、携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)などの小型の電子機器に有用である。
1、10、20、30、40、50、60、70、80、90、100 回路基板
2 基材
3、101 凹部
3A 凹部の底面
3B 凹部の側面
4、102 電子部品
5、16 溝
5A 溝の側面
5B 溝の底面
6、12、104、106 電極
7、103 絶縁性樹脂
8、105 導電性樹脂
9 基材の頂面
10 保護電極
11 絶縁性樹脂の頂面
13 導電性膜
14 絶縁性樹脂の頂面
15 導電性膜の内側面
17 保護膜
18 表面電極
19 開口部
V ビア
2 基材
3、101 凹部
3A 凹部の底面
3B 凹部の側面
4、102 電子部品
5、16 溝
5A 溝の側面
5B 溝の底面
6、12、104、106 電極
7、103 絶縁性樹脂
8、105 導電性樹脂
9 基材の頂面
10 保護電極
11 絶縁性樹脂の頂面
13 導電性膜
14 絶縁性樹脂の頂面
15 導電性膜の内側面
17 保護膜
18 表面電極
19 開口部
V ビア
Claims (5)
- 基材と、
前記機材に形成された凹部と、
前記凹部の底面に配置された電子部品と、
前記凹部の頂面に形成され、内部に電極を備えた溝と、
前記凹部に充填され、前記電子部品に接する絶縁性樹脂と、
前記絶縁性樹脂と前記電子部品を覆い、前記溝に充填され、前記溝の内部で前記電極と電気的に接続される導電性樹脂と、を備える回路基板。 - 請求項1に記載の回路基板であって、
前記溝が前記凹部の4辺に形成された回路基板。 - 請求項1又は請求項2に記載の回路基板であって、
前記電極は前記溝の底部に配置され、前記溝の側面は前記導電性樹脂と接する回路基板。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の回路基板を備える回路モジュール
- 請求項1から3のいずれか1項に記載の回路基板を備える電子機器
Priority Applications (2)
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JP2009276292A JP2013033776A (ja) | 2009-12-04 | 2009-12-04 | 回路基板、回路モジュール、及び電子機器 |
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JP2009276292A JP2013033776A (ja) | 2009-12-04 | 2009-12-04 | 回路基板、回路モジュール、及び電子機器 |
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JP2022031223A (ja) * | 2020-08-07 | 2022-02-18 | ズハイ アクセス セミコンダクター シーオー.,エルティーディー | シールド室を有する埋め込み型パッケージ構造及びその製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2809212B2 (ja) * | 1996-07-30 | 1998-10-08 | 日本電気株式会社 | 電子装置パッケ−ジ |
WO2005101934A1 (ja) * | 2004-04-06 | 2005-10-27 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | 複合型電子部品及びその製造方法 |
CN101331814B (zh) * | 2005-12-16 | 2012-06-27 | 揖斐电株式会社 | 多层印刷线路板及其制造方法 |
JP2007294829A (ja) * | 2006-03-29 | 2007-11-08 | Kyocera Corp | 高周波回路モジュール及びその製造方法 |
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2009
- 2009-12-04 JP JP2009276292A patent/JP2013033776A/ja active Pending
-
2010
- 2010-12-03 WO PCT/JP2010/007073 patent/WO2011067946A1/ja active Application Filing
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017130545A (ja) * | 2016-01-20 | 2017-07-27 | ニチコン株式会社 | フィルムコンデンサ |
JP2022031223A (ja) * | 2020-08-07 | 2022-02-18 | ズハイ アクセス セミコンダクター シーオー.,エルティーディー | シールド室を有する埋め込み型パッケージ構造及びその製造方法 |
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WO2011067946A1 (ja) | 2011-06-09 |
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