JP2012200290A - ガイドワイヤ - Google Patents
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Abstract
本発明は、ハネを防止することができるガイドワイヤを提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明のガイドワイヤは、後端部から先端部に向かって縮径したコアシャフトと、上記先端部の外周に巻回されたコイル体とからなるガイドワイヤであって、上記先端部は、上記コアシャフトの最先端部から離間している屈曲部で屈曲しており、上記屈曲部でのコアシャフトの断面形状は円形であることを特徴とする。
本発明のガイドワイヤは、上記最先端部でのコアシャフトの断面形状が矩形であることが望ましい。
【選択図】図1
Description
なお、係るガイドワイヤにおいては、コアシャフトの先端部側がガイドワイヤの遠位部であり、コアシャフトの後端部側がガイドワイヤの近位部となる。ガイドワイヤの遠位部は体内に挿入され、ガイドワイヤの近位部は医師等の手技者によって操作される。
しかしながら、そのまま近位部の回転を続けると、それまでほとんど回転していなかった遠位部が急激に回転し、ガイドワイヤがハネることがある。
ハネの原因について、図面を用いて以下に説明する。
なお、以下の説明では、ガイドワイヤの遠位部とコアシャフトの先端部とをともに同じ符号で示し、ガイドワイヤの近位部とコアシャフトの後端部とをともに同じ符号で示すこととする。また、コイル体の一部又は全部を破線で示すことにより、コイル体の一部又は全部の図示を省略することがある。
また、先端部112は、コアシャフト110の最先端部113から離間して位置している屈曲部114において所定の角度をもって予め屈曲している。
上記先端部の外周に巻回されたコイル体とからなるガイドワイヤであって、
上記先端部は、上記コアシャフトの最先端部から離間している屈曲部で屈曲しており、
上記屈曲部でのコアシャフトの断面形状は円形であることを特徴とする。
図2(a)は、図1(a)に示すガイドワイヤの先端部を拡大して示す先端部拡大図であり、図2(b)は、図1(b)に示すガイドワイヤの先端部を拡大して示す先端部拡大図である。
図3(a)は、図2(a)及び図2(b)に示すガイドワイヤの屈曲部のA−A線断面図であり、図3(b)は、図2(a)及び図2(b)に示すガイドワイヤの中間部のB−B線断面図であり、図3(c)は、図2(a)及び図2(b)に示すガイドワイヤの最先端部のC−C線断面図である。
なお、図1(a)及び図1(b)では、コイル体の一部を省略して図示している。
そのため、屈曲部14は、図3(a)の上下方向L1から外力が加わった場合でも、左右方向L2から外力が加わった場合でも略均一に曲がりやすく、屈曲部14は曲がりやすさの方向性が少ない。よって、コアシャフト10の長手軸を回転軸として後端部11を左右に回転させた場合であっても、先端部12がねじれにくい。
特に、ガイドワイヤ1が複雑に湾曲した血管内を通る際に、屈曲部14とコイル体20の内壁とが接触しても、屈曲部14の断面形状が円形なので回転しやすく、ガイドワイヤ1のハネを防止することができる。
そのため、本発明のガイドワイヤ1は、血管内壁を傷つけにくく、穿孔が生じにくい。
以下、本発明のガイドワイヤの一実施形態である第一実施形態について図面を参照しながら説明する。
本実施形態のガイドワイヤは、上述した本発明のガイドワイヤと同様の構成を有しているため、以下の説明では、図1〜図3を参照しながら説明する。
なお、本発明のガイドワイヤに係る説明と重複する事項については、説明を省略することもある。
以下、本実施形態のガイドワイヤ1の構成について詳述する。
図1(a)及び図1(b)に示すように、後端部11は略均一の直径を有する円柱状である。また、後端部11の最後端には、延長用のガイドワイヤ等を取り付ける連結部11aが形成されている。
また、屈曲部14の長さは、40〜60mmであることが望ましい。
屈曲部14の屈曲点は、ガイドワイヤ1の最先端から30〜40mm離間していることが望ましい。
即ち、屈曲部14により近い側での中間部15の断面形状は略円形であり、最先端部13により近い側での中間部15の断面形状は略矩形である。また、中間部15をその長手方向に沿った中間地点で切断した場合の断面形状は、図3(b)に示すように、対向する2つの長辺と対向する2つの短円弧とにより囲まれた細長の変形矩形状である。
また、中間部15の長さは、2〜3mmであることが望ましい。
なお、中間部15は、屈曲していない。
また、最先端部13の長さは、3〜6mmであることが望ましい。
なお、最先端部13は、屈曲していない。
図1(a)及び図1(b)に示すように、コイル体20は、単一又は複数の素線21をらせん状に巻回することにより形成されており、内部に貫通孔を有する管状体である。
また、コイル体20の後端23とコアシャフト10の屈曲部14の後端とは、後端ロウ付け部31により互いに固着している。
なお、先端ロウ付け部30と後端ロウ付け部31との間に、一個又は複数個の中間ロウ付け部が形成されていてもよい。
本実施形態のガイドワイヤは、例えば、次のようにして製造することができる。
まず、上述した所定形状となるように素線に対してテーパー加工やプレス加工等を施すことによりコアシャフトを作製し、作製したコアシャフトの先端部をコイル体に挿入した後、コアシャフトとコイル体とを所定の位置でロウ付けする。
なお、テーパー加工としては、例えば、センタリング研磨等の切削加工、セージング加工、引き抜き加工等が挙げられる。
(1)本実施形態のガイドワイヤにおいては、最先端部から離間している屈曲部で先端部が屈曲しており、屈曲部でのコアシャフトの断面形状が円形であるので、ガイドワイヤの近位部を回転させ続けても遠位部が追従して回転しやすく、ねじれにくい。特に、ガイドワイヤが複雑に湾曲した血管内を通る際において、屈曲部とコイル体の内壁とが接触しても、屈曲部の断面形状が円形なので追従して回転しやすく、ねじれにくい。
そのため、本実施形態のガイドワイヤは、ハネを防止することが可能であり、血管内壁を傷つけにくく、穿孔が生じにくい。
なかでも、屈曲部の長さが40〜60mmであるか、または、屈曲部の屈曲点がガイドワイヤの最先端から30〜40mm離間している場合には、係る効果を特に好適に享受することができるので望ましい。同様の理由で、屈曲部の長さが40〜60mmであり、かつ、屈曲部の屈曲点がガイドワイヤの最先端から30〜40mm離間していることがさらにより望ましい。
特に、最先端部の長さが3〜6mmである場合には、最先端部の柔軟性を確保しつつも、最先端部のねじれを最小限に抑えることができるのでより望ましい。
本発明のガイドワイヤにおいて、最先端部でのコアシャフトの断面形状は矩形状であることが望ましいが、最先端部のコアシャフトの断面形状は矩形状に限定されず、曲がりやすさに方向性を有する形状であればよく、例えば、楕円状等の断面形状であってもよい。
係る実施形態であっても、本発明の作用効果を好適に享受することができる。
図4は、本発明の別の実施形態に係るガイドワイヤの先端部を拡大して示す先端部拡大図である。
上記ステンレスとしては、マルテンサイト系ステンレス、フェライト系ステンレス、オーステナイト系ステンレス、オーステナイト、フェライト二相ステンレス及び析出硬化ステンレス等のステンレスが挙げられる。
これらのなかでは、オーステナイト系ステンレスであることが望ましく、特にSUS304、SUS316又はSUS316Lであることがより望ましい。
係るコイル形状を有するガイドワイヤは、慢性完全閉塞病変部等の硬い病変部への食い込みに優れるからである。
これらの中では、金、Sn−Au合金、Sn−Ag合金が特に好ましい。ロウ付け部の強度がより高くなるからである。
ガイディングカテーテル内、管状器官内又は体内組織内におけるガイドワイヤの摺動抵抗を低減させ、ガイドワイヤをスムーズに移動させることができるからである。
これらの中では、ヒアルロン酸塩がより望ましい。
10 コアシャフト
11 後端部
12、12’ 先端部
13 最先端部
14 屈曲部
20 コイル体
Claims (4)
- 後端部から先端部に向かって縮径したコアシャフトと、
前記先端部の外周に巻回されたコイル体とからなるガイドワイヤであって、
前記先端部は、前記コアシャフトの最先端部から離間している屈曲部で屈曲しており、
前記屈曲部でのコアシャフトの断面形状は円形であることを特徴とするガイドワイヤ。 - 前記最先端部でのコアシャフトの断面形状が矩形である請求項1に記載のガイドワイヤ。
- 前記最先端部の長さが3〜6mmである請求項1又は2に記載のガイドワイヤ。
- 前記コアシャフトは、前記最先端部と前記屈曲部との間に位置する中間部をさらに有しており、
前記中間部でのコアシャフトの断面形状は、前記屈曲部側から前記最先端部側に向かって円形から矩形に徐々に変化している請求項1〜3のいずれかに記載のガイドワイヤ。
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