JP2012139271A - シリンジ容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内容液が内部に充填されると共に、軸方向先端部に形成された吐出口12Aと軸方向基端部に形成された第2円環部(規制部)16とを有するシリンダ2と、シリンダ2の内側にその軸方向基端側から挿入されたピストン3と、ピストン3に対して軸回りに回転可能に装着されると共に、軸方向に延在し、第2円環部16と軸方向で向かい合う脚部32を有するストッパ4と、を備え、ピストン3において少なくともシリンダ2から軸方向基端側に突出する突出部分21Aには、径方向内方に窪む凹部が形成され、脚部32は、少なくとも軸方向先端部が、径方向内方に弾性変位して凹部に収容されたときに、第2円環部16よりも径方向内側に位置するように形成されている。
【選択図】図1
Description
したがって、ピストンをシリンダに対して押し込んでも、脚部の軸方向先端側がシリンダの規制部に当接するため、シリンダに対するピストンの押込動作が規制される。一方、ストッパをピストンに対して軸回りに回転させてストッパの脚部及びピストンの凹部それぞれの周方向に沿う位置を合わせ、脚部に対して径方向内方に向かう力をかけると、脚部の少なくとも軸方向先端部が径方向内方に弾性変位して、凹部内に収容され、規制部よりも径方向内側に位置する。そのため、脚部の少なくとも軸方向先端部がシリンダの内側にその軸方向基端側から進入することが可能となり、脚部によるピストンの押込動作の規制が解除され、ピストンをさらに押し込むことができる。
このように、ストッパをピストンに対して軸回りに回転させない限り、脚部に径方向内側に向かう力がかかっても、脚部が径方向内方に弾性変形して押込動作の規制が解除されることを防止できる。
また、ピストンにストッパを装着する構成となっているため、ピストンやシリンダの構成を現行同様に維持できる。
この場合では、脚部及び凹部それぞれを周方向に沿って位置合わせした状態で、ピストンを押し込もうとすると、脚部のテーパ面がシリンダにおける軸方向基端側の開口部に摺接しつつシリンダの内側に進入しようとする。そのため、脚部に対して径方向内方に向かう力がかかり、脚部の軸方向先端側が弾性変形する。これにより、脚部の軸方向先端側は、この脚部に対応する凹部内に収容される。このように、指などで脚部に対して径方向内方に向かう力をかけることなく、ピストンを押し込むだけで脚部の少なくとも軸方向先端部を径方向内方に弾性変位させるので、ピストンの押込動作がより簡素になる。
これらシリンダ2及びピストン3は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置する状態で配設されている。以下、この共通軸を中心軸Oと称し、中心軸Oに直交する方向を径方向とし、中心軸O回りの方向を周方向とする。
摺動筒部11は、円筒状をなしており、摺動筒部11の軸方向基端部には、径方向外方に向けて突出するフランジ部13が全周にわたって形成されている。このフランジ部13には、ピストン3をシリンダ2に押し込む際やピストン3をシリンダ2から引っ張る際に指などを掛けるためのフィンガーグリップ14が装着されている。
第1円環部15は、摺動筒部11のフランジ部13よりも軸方向先端側に配設されており、その径方向中央部には、摺動筒部11が挿通される第1挿通孔15Aが形成されている。
第2円環部16は、摺動筒部11のフランジ部13よりも軸方向基端側に配設されており、その径方向中央部には、ピストン3の後述するピストン本体部21が挿通される第2挿通孔16Aが形成されている。この第2挿通孔16Aは、摺動筒部11の軸方向基端部に形成された開口部よりも小径となっている。
また、第1及び第2円環部15、16によって、前記フランジ部13が挟持されている。
また、ピストン本体部21の軸方向先端部には、円柱状をなし、摺動部23を装着する装着部25が軸方向先端側に向けて突設されている。この装着部25の外周面には、摺動部23の雌ネジ部と螺合する雄ネジ部が形成されている。
摺動部23は、軸方向先端面がテーパ状をなす円柱状をなしており、ゴムや樹脂などから形成されている。そして、摺動部23は、ピストン本体部21の雄ネジ部に螺着されている。摺動部23は、摺動筒部11の内周面に対して中心軸Oに沿って往復移動可能に摺接している。
基部31は、薄い円筒状をなしており、操作部22に外嵌されている。また、基部31の軸方向先端部には、径方向内方に向けて一対の突出部34が突設されている。この突出部34は、中心軸Oを挟んで径方向で向かい合うように配置されており、操作部22の軸方向先端面に当接している。
接続部33は、図2及び図3に示すように、突出部34の周方向端部と脚部32の軸方向基端部における周方向端部とを接続しており、径方向の厚さが脚部32よりも薄くなっている。さらに、接続部33の周方向両端部は、周方向中央部よりも径方向の厚さが薄くなっており、ヒンジ状をなしている。
また、この状態で脚部32に径方向内方に向かう力がかかっても、同様に脚部32の径方向内方への弾性変形が突リブ部24によって規制されているため、脚部32の軸方向先端部は、第2円環部16の開口縁部に当接したままとなる。
これにより、ピストン3の押込動作が脚部32によって規制される。このようにして、1段階目の内容液の吐出を行なう。
このように、ピストン3の押込動作が脚部32によって規制されないので、ピストン3をシリンダ2に対して押し込むと、脚部32が軸方向先端側から基端側に向けて順次径方向内方に向けて弾性変形して凹部21B内に収容されながら、ピストン3がシリンダ2に対して押し込まれていく。
このように、脚部32と凹部21Bとを周方向で位置合わせした状態で、ピストン3をシリンダ2に対して押し込むことにより、2段階目の内容液の吐出を行う。
なお、脚部32と凹部21Bとを周方向で位置合わせした状態で、脚部32に径方向内方に向かう力をかけて脚部32全体を径方向内方に弾性変位させてもよい。すなわち、あらかじめ脚部32を凹部21Bに収容させた状態でピストン3を押し込むことにより、2段階目の内容液の吐出を行ってもよい。この際、例えば接続部33の周方向端部を弾性変位の基点として、脚部32の軸方向基端部を含む全体を径方向に弾性変位(反転変位)させることも可能である。
以上のようにして、シリンジ容器1内の内容液を吐出する。
また、ストッパ4がピストン3に装着される構成となっているため、ピストン3やシリンダ2の構成を現行同様に維持することができる。
さらに、接続部33の周方向両端部がヒンジ状となっており、脚部32の軸方向基端部が径方向内方に弾性変位するため、脚部32の軸方向基端部の径方向内方への変位を十分に確保できると共に、脚部32全体を凹部21B内に収容してピストン3のストローク量を十分に確保することができる。
例えば、ストッパの接続部は、図8に示す接続部51のように、径方向の厚さを周方向全長にわたって均一であってもよい。ここで、接続部の径方向の厚さは、脚部を径方向内方に向けて弾性変位することができれば、適宜変更してもよい。このとき、脚部は、軸方向基端部が径方向内方に向けて弾性変位せずに軸方向先端部が径方向内方に向けて弾性変形する構成であってもよい。
脚部の軸方向先端部には、テーパ面が形成されているが、脚部の少なくとも軸方向先端部を径方向内方に向けて弾性変形させて凹部に収容させることができれば、テーパ面が形成されなくてもよい。
シリンダのフランジ部には、フィンガーグリップが嵌合されているが、フィンガーグリップを設けない構成であってもよい。この場合、シリンダのフランジ部を規制部として機能させてもよい。
ピストン本体部には、複数の凹部が形成されているが、脚部に対応する数の凹部が形成されていればよい。また、凹部は、ピストン本体部の中心軸方向の全長にわたって形成されているが、脚部の少なくとも軸方向先端部を収容できる形状となっていれば、適宜変更してもよい。
シリンジ容器は、内容液を2段階で吐出できる構成となっているが、例えば長さの異なる複数の脚部をストッパに形成することにより、3段階以上で吐出できる構成としてもよく、例えば脚部をピストン本体部の軸方向に沿って延在させ、使用前の状態において規制部に当接させて段階的には吐出しない構成(使用前におけるストッパ)としてもよい。
Claims (2)
- 内容液が内部に充填されると共に、軸方向先端部に形成された吐出口と軸方向基端部に形成された規制部とを有するシリンダと、
前記シリンダの内側にその軸方向基端側から挿入されたピストンと、
前記ピストンに対して軸回りに回転可能に装着されると共に、軸方向に延在し、前記規制部と軸方向で向かい合う脚部を有するストッパと、を備え、
前記ピストンにおいて少なくとも前記シリンダから軸方向基端側に突出する突出部分には、径方向内方に窪む凹部が形成され、
前記脚部は、少なくとも軸方向先端部が、径方向内方に弾性変位して前記凹部に収容されたときに、前記規制部よりも径方向内側に位置するように形成されていることを特徴とするシリンジ容器。 - 前記脚部の軸方向先端部が、軸方向先端に向かうにしたがって薄肉となるテーパ面となっていることを特徴とする請求項1に記載のシリンジ容器。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014198167A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 株式会社吉野工業所 | シリンジ型噴出容器 |
JP2021024646A (ja) * | 2019-08-01 | 2021-02-22 | 株式会社シンキー | 充填装置、充填ユニット、及びそれらを用いた材料を充填された容器の製造方法 |
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