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JP2012128237A - 在庫管理装置、在庫管理システム、在庫管理方法、在庫管理プログラム - Google Patents

在庫管理装置、在庫管理システム、在庫管理方法、在庫管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】全ての消耗品について在庫を保持しておきたくはないが最低限必要な在庫を適切に保持してきたいユーザにとって、在庫上限数等の設定をするのは面倒である。
【解決手段】画像処理装置群とネットワークを介して接続され、画像処理装置にて使用されるトナーカートリッジ等の消耗品の在庫管理を装置群単位で行う在庫管理装置であって、消耗品それぞれについて、在庫数量情報、画像処理装置情報、装置群情報、予測交換時期とを関連付け、装置群単位で在庫情報として記憶する在庫情報記憶手段と、在庫補充すべき消耗品を選択する在庫補充消耗品選択手段とを備え、在庫補充消耗品選択手段は、消耗品在庫補充のタイミングとなる所定の消耗状態が発生すると、該当の画像処理装置が属する装置群についての在庫情報を参照し、在庫が無く予め設定された基準の長さの選択期間内に予測交換時期が到来する消耗品を在庫補充すべき消耗品として選択する。
【選択図】図13

Description

本発明は、トナー等の消耗品を用いて記録シート上に画像を形成する機能を有する画像処理装置、画像処理装置に使用される消耗品のユーザ側における在庫を管理する在庫管理装置、および、前記画像処理装置と前記在庫管理装置とが通信可能に接続されて成る在庫管理システムに関する。
従来、電子写真方式を用いた複写機やプリンタ等の画像処理装置においては、トナーカートリッジ内のトナー残量が所定の閾値以下になった場合に、トナー切れが間近である(ニアーエンプティー)と判定され、一般に、これを知らせるメッセージが操作パネル等の表示装置に表示されることによりユーザへの通報が行われる。かかる通報を受けて、ユーザは交換用のトナーカートリッジを用意し、トナーカートリッジの在庫が無ければ発注を行う。
また、近年、画像処理装置が在庫管理装置と通信回路で接続され、当該在庫管理装置が更に遠隔在庫管理システムと接続されて様々な情報をやり取りして画像処理装置の在庫管理を行う場合が増えてきている。多くの場合、在庫管理装置は画像処理装置の販売もしくはサービス会社に設置されており、複数のユーザの画像処理装置からの前記トナーニアエンプティ情報を含む各種情報を画像処理装置の保守管理に利用している。このような在庫管理装置に接続された画像処理装置であれば、トナーニアエンプティ状態やトナー交換を在庫管理装置側が認識することができる。
さらに、在庫管理装置は、トナー等の交換用消耗品の発注システムと接続されている場合もあり、そのような場合は、在庫管理装置が消耗品発注システムに対して交換用消耗品の発注を行ってユーザーに配送することも可能である。このようにして、ユーザーが消耗品の発注を行わなくても、自動的にユーザーの元に交換用の消耗品が届けられる自動配送システムが構築されている。
特に、トナーのように比較的頻繁に交換の必要性が生じる消耗品の場合には、このような自動配送システムを利用することにより、ユーザーは頻繁にトナーを発注する煩わしさから解放される利点がある。さらには、メーカーにとっても、発注に伴う事務手続きのコストを削減できるメリットがある。
特許文献1には、複数の画像形成装置の装置群を管理する管理装置を備えた消耗品発注管理システムにおいて、各装置群からの消耗品の発注受信回数が、装置群ごとに設定された発注受信数に達すると、当該装置群宛ての消耗品をまとめて発注する構成が開示されている。
また、特許文献2には、グループごとにデバイス(プリンタ)を管理し、納品に要する期間内に在庫数が所定の閾値以下となることが予測される消耗品が存在するとき、他の消耗品で、それぞれの消耗品ごとに予め設定された最大在庫数以下のものがあれば、合わせて補充配送を行う構成が開示されている。
特開2008−271231号公報 特開2008−90710号公報
しかし、特許文献1および特許文献2に開示された構成では、発注受信回数や最低在庫数である閾値をユーザが設定しなくてはならないが、ユーザによっては、どれくらいの値を設定すればよいのかわからずに困る場合や、そのような数値の設定自体を煩わしく感じる場合も考えられる。
また、在庫スペースにある程度余裕があるユーザにとっては、在庫としてある程度の数量の消耗品をストックすることはできる。しかしながら、特に、使用する画像処理装置の種類が多く、使用する消耗品の種類も多い場合など、数多くの消耗品を在庫としてストックしておくと、いざ消耗品の交換が必要となった時に、交換対象の予備の消耗品を在庫の山の中から探し出すのが面倒であるとユーザが感じる場合もある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、ユーザの在庫スペースにある程度の余裕はあるが、全ての消耗品について在庫をストックしておくほどの余裕は無い場合や、あまり数多くの消耗品を在庫としてストックしておきたくない場合に、在庫最大数や在庫最低数といった数値の設定を行うことなく、必要な消耗品が在庫として適正にストックされるようにして、ユーザの手間を軽減することができる在庫管理装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、そのような在庫管理装置を有する在庫管理システム、およびそのような在庫管理装置の機能を備えた画像処理装置、並びに、前記在庫管理装置、在庫管理システム、および画像処理装置において実行される在庫管理方法、並びに、前記在庫管理装置および画像処理装置のコンピュータにおいて実行される在庫管理プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る在庫管理装置は、1または複数の画像処理装置を含む装置群とネットワークを介して接続され、前記画像処理装置において使用される消耗品の在庫管理を前記装置群単位で行う在庫管理装置であって、画像処理装置のそれぞれにおいて、使用中の各消耗品の消耗程度を指標する消耗情報を取得する消耗情報取得手段と、前記消耗情報に基づき、各消耗品について、消耗により交換が必要となる交換時期を予測する交換時期予測手段と、前記消耗品それぞれについて、在庫数量を示す情報と、前記消耗品が使用されるべき画像処理装置の情報と、当該画像処理装置が属する装置群の情報と、前記交換時期予測手段による予測交換時期と、を関連付け、前記装置群単位で在庫情報として記憶する在庫情報記憶手段と、前記画像処理装置におけるそれぞれの消耗品について、消耗品在庫補充のタイミングとなる消耗に係る所定の消耗状態が発生したことを示す情報、所定の消耗状態が発生した消耗品の種類、および所定の消耗状態が発生した画像処理装置の識別情報を含む在庫補充タイミング発生情報を取得する在庫補充タイミング発生情報取得手段と、在庫補充すべき消耗品を選択する在庫補充消耗品選択手段と、を備え、前記在庫補充消耗品選択手段は、前記在庫補充タイミング発生情報が取得されると、前記所定の消耗状態が発生した画像処理装置が属する前記装置群についての前記在庫情報を参照し、当該装置群において使用される消耗品で在庫が無いもののうち、予め設定された基準の長さの選択期間内に予測交換時期が到来する消耗品を、在庫補充すべき消耗品として選択する第1の消耗品選択モードを実行することを特徴とする。
また、本発明に係る在庫管理システムは、前記在庫管理装置を有することを特徴とする。
さらに、本発明に係る画像処理装置は、前記在庫管理装置の機能を備えていることを特徴とする。
上記構成により、本発明の在庫管理装置は、トナーカートリッジ等の消耗品の交換が必要となる時期を予測し、予め設定された基準の長さの選択期間内に予測交換時期が来る消耗品を在庫補充用の消耗品として選択するので、選択期間内に交換されると予測される消耗品については交換用の消耗品が在庫として確保されることとなり、ユーザが在庫上限数や最低発注数等の入力設定を行う手間を省略しつつ、適切な在庫を確保してユーザの利便性に資することができる。
また、前記在庫情報は、所定の優先条件に関する情報を含み、前記在庫補充消耗品選択手段は、前記所定の消耗状態が発生した消耗品が使用されている画像処理装置が属する前記装置群において使用される消耗品で在庫が無いものの中で、前記所定の優先条件に該当しない消耗品については、前記基準の長さの選択期間内に予測交換時期が到来する消耗品を在庫補充すべき消耗品として選択し、前記所定の優先条件に該当する消耗品については、選択期間を前記基準の長さよりも長くして消耗品を選択する第3の消耗品選択モードを、前記第1の消耗品選択モードに代えて実行してもよい。
これにより、第2の優先条件である前記所定の優先条件に該当する消耗品については、より早めに在庫補充すべき消耗品として選択されるため、ユーザにとってより重要度の高い消耗品が、交換が必要となった時にユーザの手元により確実にストックされているようにすることができる。
さらに、画像処理装置の消耗品が交換されたことを示す情報、交換された消耗品の種類、および消耗品が交換された画像処理装置の識別情報を含む交換済消耗品情報を取得する交換済消耗品情報取得手段を備え、前記在庫情報記憶手段は、前記交換済消耗品情報を参照して、前記在庫情報を更新してもよい。
これにより、消耗品が交換されてその分の在庫の減少が発生した場合においても、在庫管理装置が在庫情報を自動的に更新するため、ユーザが手動で在庫情報の更新を行う手間を省略して、ユーザの更なる利便性に資することができる。
また、ネットワークを介して接続された配送サーバに対して、前記在庫補充消耗品選択手段により選択された消耗品を配送するよう指示する消耗品配送指示手段を備えてもよい。
これにより、選択された在庫補充すべき消耗品がユーザの元へと自動で配送されるため、在庫の発注を行うユーザの手間を省略して、ユーザの利便性に資することができる。
ここで、前記交換済消耗品情報取得手段は、前記消耗品配送指示手段により指示された消耗品が配送されたことを示す配送済消耗品情報を取得し、前記在庫情報記憶手段は、前記配送済消耗品情報を参照して、前記在庫情報を更新してもよい。
これにより、在庫補充用の消耗品がユーザの元へと配送され、その分の在庫の増加が発生した場合においても、在庫管理装置が在庫情報を自動的に更新するため、ユーザが手動で在庫情報の更新を行う手間を省略して、ユーザの更なる利便性に資することができる。
また、ここで、前記在庫補充消耗品選択手段により選択された消耗品を、在庫補充のために発注すべき消耗品としてユーザに通知するメッセージ情報を、前記画像処理装置に備えられた表示手段に表示させてもよい。
これにより、配送サーバに対応していない業者に対して在庫の発注を行いたい場合や、数日待って次の予算期間に消耗品の発注を行いたい場合など、ユーザの個別の事情にも対応することができる。
ここで、さらに、前記所定の消耗状態が発生した消耗品と同一種類の消耗品を、在庫補充すべき消耗品として選択する第2の消耗品選択モードと、前記第1の消耗品選択モードとのいずれの消耗品選択モードを実行するかについてのユーザの選択を取得するモード選択取得手段をさらに備え、前記在庫補充消耗品選択手段は、前記取得されたユーザの選択が、前記第2の消耗品選択モードである場合、前記第1の消耗品選択モードの実行に代えて、前記第2の消耗品選択モードを実行してもよい。
これにより、交換した消耗品と同じ消耗品を配送してもらいたいユーザに対しても対応することができる。
ここで、前記画像処理装置は、それぞれ自機において使用される消耗品が交換された時期である交換済時期を確定する交換済時期確定手段をさらに備え、前記所定の消耗状態は、消耗品の交換済時期が確定されたことであってもよい。
これにより、消耗品が交換されると、在庫補充すべき消耗品が選択されてユーザの元へと配送されるため、ユーザにとっては、在庫の減少と増加がシンクロして在庫補充用の消耗品の配送タイミングを把握しやすいという利点がある。
さらに、ここで、前記所定の消耗状態は、消耗品の消耗程度が予め設定された所定の消耗程度に達した状態であってもよい。
これにより、消耗品が交換されるタイミングよりも早い段階で在庫補充すべき消耗品を選択して、より早めに在庫を確保することができるため、ユーザの安心感により寄与することができる。
さらに、前記所定の優先条件は、前記消耗品が、前記画像処理装置において黒色の画像処理に使用されるべき消耗品であってもよい。
これにより、文字情報の出力時など、通常、オフィス等で最も使用頻度の高い黒色に係る消耗品を優先的に選択して、モノクロプリントの場合に出力不能となってユーザに不都合が生じるのを防止し、ユーザの利便性に資することができる。
また、ここで、前記所定の優先条件は、前記消耗品の消耗速度の安定度であり、
前記消耗速度の安定度が低いものほど、前記選択期間が長くてもよい。
これにより、交換時期の予測がずれやすい、消耗速度のばらつきが大きな消耗品を優先的に選択することにより、予測がずれた場合においても、ユーザの手元に交換用の在庫が確実にストックされているようにして、ユーザの利便性に資することができる。
ここで、また、前記所定の優先条件は、前記消耗品が使用されるべき前記画像処理装置がファクシミリ機能を有することであってもよい。
これにより、重要な情報のやり取りに使用されることの多いファクシミリ機能が使用できなくなる事態の発生を抑制し、ユーザの利便性に資することができる。
さらに、ここで、各画像処理装置の設置期間を示す情報を取得する設置期間情報取得手段を備え、前記在庫補充消耗品選択手段は、前記設置期間が所定の期間よりも長い画像処理装置において使用されるべき消耗品については、選択期間を前記基準の長さよりも短くして消耗品を選択する第4の消耗品選択モードを、前記第1の消耗品選択モードに代えて実行してもよい。
これにより、設置期間が長く、撤去されたり置き換えられたりする可能性がより高い画像処理装置に使用されるべき消耗品については、在庫としてストックされる期間を短くして、画像処理装置の撤去や置き換えにより無駄な在庫となる危険性を抑制することができる。
ここで、前記取得された消耗情報を消耗履歴として記憶する消耗履歴記憶手段と、前記在庫補充タイミング発生情報が取得されると、当該所定状態が発生した画像処理装置が属する装置群について、前記消耗履歴を参照して、所定集計期間ごとの累積消耗程度を算出することにより取得する累積消耗程度取得手段と、を備え、前記在庫補充消耗品選択手段は、直近の前記累積消耗程度が大きいほど、前記選択期間を長くして、消耗品を選択する第5の消耗品選択モードを、前記第1の消耗品選択モードに代えて実行してもよい。
これにより、装置群全体での消耗品の消費傾向を考慮して、装置群全体として消耗品の消費量が多い場合には、より早めに在庫補充すべき消耗品を選択し、消耗品の消費量が少ないときには、在庫補充すべき消耗品の選択タイミングを遅くして、消耗品の消費傾向に合わせた在庫管理を行うことができる。
また、ここで、前記在庫補充消耗品選択手段は、前記交換済時期確定手段により消耗品の交換時期が確定された際に、当該確定がなされた画像処理装置が属する装置群において、交換時期が未確定の消耗品がある場合には、当該消耗品の交換時期が確定した後に、在庫補充すべき消耗品を選択してもよい。
これにより、在庫補充すべき消耗品を選択する際に、当該選択時点におけるより正確な在庫状況に基づいて、より適切な選択を行うことができる。
ここで、さらに、前記画像処理装置は、記録シート上にトナー像を形成し、前記トナー像の形成におけるトナー使用量をドットカウント数として累積加算するドットカウンタでカウントされたカウント値から演算により前記消耗情報を取得する消耗情報演算部を備えてもよい。
これにより、消耗品としてのトナーの消費量をより正確に取得して、トナーカートリッジの交換時期をより正確に予測することができる。
また、本発明は、上述の在庫管理装置を備えた在庫管理システム、および、上述の在庫管理装置の機能を備えた画像処理装置としても、同様の効果が得られる。
さらに、本発明は、上記在庫管理装置、在庫管理システム、および画像処理装置において実行される在庫管理方法、または、当該在庫管理装置および画像処理装置のコンピュータにおいて実行される在庫管理プログラムとすることもできる。
本発明の実施の形態に係る在庫管理装置を備えた在庫管理システムの概略構成を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態1における在庫管理システムを構成する画像処理装置であるタンデム型カラーデジタルプリンタの概略構成を模式的に示す図である。 図2に示す現像器および、トナーカートリッジ、サブホッパの概略構成を模式的に示す図である。 図3に示すサブホッパ内部の概略構成を示す一部切り欠き斜視図である。 現像器内部の概略構成を模式的に示す断面図である。 画像処理装置の制御ブロック図である。 在庫管理装置の制御ブロック図である。 トナーカートリッジおよびサブホッパにおけるトナーの状態遷移を示す図である。 トナーカートリッジ交換済時期確定処理の内容を示すフローチャートである。 (a)は、交換済トナー情報の通知フレームの構成例を示す図であり、(b)は画像処理装置登録情報の構成例を示す図である。 トナー消費量情報の構成例を示す図である。 トナーカートリッジのトナー残量の推移および交換時期の予測方法を示すグラフである。 (a)は、実施の形態1における在庫情報の構成例を示すテーブルであり、(b)は、(a)の在庫情報に基づいて決定される、在庫補充すべきトナーカートリッジの選択方法を示すテーブルである。 実施の形態1における、在庫管理装置の消耗品在庫管理処理に係る画像処理装置と在庫管理装置との間の制御シーケンスを示すフローチャートの一部である。 図14に示すフローチャートの続きを示すフローチャートである。 (a)は、実施の形態2における在庫情報の構成例を示すテーブルであり、(b)は、(a)の在庫情報に基づいて決定される、在庫補充すべきトナーカートリッジの選択方法を示すテーブルである。 実施の形態2における、在庫管理装置の消耗品在庫管理処理に係る画像処理装置と在庫管理装置との間の制御シーケンスにおける、在庫管理装置の処理内容を示すフローチャートの一部である。 (a)は、変形例1における在庫情報の構成例を示すテーブルであり、(b)は、(a)の在庫情報に基づいて決定される、在庫補充すべきトナーカートリッジの選択方法を示すテーブルである。 変形例1における、在庫管理装置の消耗品在庫管理処理に係る画像処理装置と在庫管理装置との間の制御シーケンスにおける、在庫管理装置の処理内容を示すフローチャートの一部である。 (a)は、変形例2における在庫情報の構成例を示すテーブルであり、(b)は、(a)の在庫情報に基づいて決定される、在庫補充すべきトナーカートリッジの選択方法を示すテーブルである。 変形例2における、在庫管理装置の消耗品在庫管理処理に係る画像処理装置と在庫管理装置との間の制御シーケンスにおける、在庫管理装置の処理内容を示すフローチャートの一部である。 (a)は、変形例3における在庫情報の構成例を示すテーブルであり、(b)は、(a)の在庫情報に基づいて決定される、在庫補充すべきトナーカートリッジの選択方法を示すテーブルである。 変形例3における、在庫管理装置の消耗品在庫管理処理に係る画像処理装置と在庫管理装置との間の制御シーケンスにおける、在庫管理装置の処理内容を示すフローチャートの一部である。 (a)は、3ヵ月ごとのナー消費量を、画像処理装置100ごとに、そして装置群全体で集計したデータを示す表であり、(b)は、装置群全体でのトナー消費量と選択期間との対応関係を示す表である。 (a)は、変形例4における在庫情報の構成例を示すテーブルであり、(b)は、(a)の在庫情報に基づいて決定される、在庫補充すべきトナーカートリッジの選択方法を示すテーブルである。 変形例4における、在庫管理装置の消耗品在庫管理処理に係る画像処理装置と在庫管理装置との間の制御シーケンスにおける、在庫管理装置の処理内容を示すフローチャートの一部である。 変形例5における、在庫管理装置の消耗品在庫管理処理に係る画像処理装置と在庫管理装置との間の制御シーケンスにおける、在庫管理装置の処理内容を示すフローチャートの一部である。 変形例8における、在庫管理装置の消耗品在庫管理処理に係る画像処理装置と在庫管理装置との間の制御シーケンスを示すフローチャートである。 変形例8における、ニアエンプティ情報の通知フレームの構成例を示す図である。 変形例9における、在庫管理装置の消耗品在庫管理処理に係る画像処理装置と在庫管理装置との間の制御シーケンスにおける、在庫管理装置の処理内容を示すフローチャートの一部である。 変形例10における、在庫管理装置の在庫情報更新処理に係る画像処理装置と在庫管理装置との間の制御シーケンスを示すフローチャートである。 変形例11における、在庫管理装置の消耗品在庫管理処理に係る画像処理装置と在庫管理装置との間の制御シーケンスを示すフローチャートである。 変形例12における、画像処理装置の制御ブロック図である。 変形例12における、在庫管理装置の制御ブロック図である。 変形例13における、画像処理装置の制御ブロック図である。 変形例13における、画像処理装置の消耗品在庫管理処理の内容を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る実施の形態を、図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
(1.システムの全体構成)
図1は、本発明の実施の形態に係る在庫管理装置を含む在庫管理システムの概略構成を示す図である。
同図に示すように、当該在庫管理システムにおいては、画像処理装置100とクライアント装置200とがLAN(Local Area Network)を介して接続されており、更に、在庫管理装置300、消耗品配送サーバ400等がインターネット等のネットワークを介してLANと接続された構成となっている。
画像処理装置100は、例えば、プリンタ機能、コピー機能、FAX機能およびスキャナ機能を有する、いわゆる多機能複合機(MFP:Multiple Function Peripheral)と呼ばれるものであるが、必ずしもこれら全ての機能を備えていなくてもよく、これらの機能のうちのいくつか、またはいずれか1つを備えた画像処理装置でもよい。また、カラーの場合もあれば、モノクロ機種であってもよい。
クライアント装置200は、具体的には、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)から成り、インストールされたアプリケーションソフトにより作成された文書や画像などを記録シートにプリントする処理であるプリントジョブ等を、画像処理装置100宛てに発行して実行させる。
例えば、ユーザーの会社や部署等であるオフィスAには、画像処理装置100−A01、100−A02、100−A03とクライアント装置200−A01、200−A02とがLAN1を介して接続され、オフィスBには、画像処理装置100−B01および100−B02とクライアント装置200−B01、200−B02、200−B03とがLAN2を介して接続されている。
在庫管理装置300は、消耗品としてのトナーカートリッジの交換が行われるとユーザ側での在庫がその分減少することから、トナーカートリッジの交換が行われたこと、交換されたトナーカートリッジのトナーの色、どの画像処理装置100においてトナーカートリッジの交換が行われたか等のトナーカートリッジの交換に係る情報を、ネットワークを介して接続された各画像処理装置100から取得し、これら接続された画像処理装置100を1つの装置群(グループ)として、または複数の装置群に分けて、装置群単位でユーザ側における在庫を管理し、在庫補充すべきトナーカートリッジを選択してユーザの元へと配送するように消耗品配送サーバ400に対して指示する。詳しくは、後述する。
なお、上記装置群は、部署や会社など、ユーザ側で1つの装置群として管理したい画像処理装置に対して設定される。同図においては、オフィスAに配された画像処理装置100−A01、100−A02、100−A03が1つの装置群として、オフィスBに配された画像処理装置100−B01および100−B02が別の装置群として設定され管理される。1つの装置群には通常複数の画像処理装置が設定されるが、1つであってもよい。ここでは、「装置群」という用語を、当該装置群に属する画像処理装置が1つである場合も含めて使用する。
また、本実施の形態においては、在庫管理装置300により在庫管理される装置群は複数であるが、1つであってもよい。
消耗品配送サーバ400は、在庫管理装置300から在庫補充すべきトナーカートリッジをユーザの元へと配送する指示を受けて、当該指示されたトナーカートリッジの配送処理を行う。
(2.画像処理装置の構成)
(2−1.画像処理装置の全体構成)
図2は、画像処理装置100の全体構成を模式的に示す概略断面図である。ここでは、画像処理装置100として、タンデム型カラーデジタル複合機を例に説明する。
画像処理装置100は、画像読取部11、画像形成部12、給紙部13、定着部14、制御部60、および操作パネル16などを備え、原稿画像を読み取ってその画像データに基づいて記録シートに画像を形成するコピージョブ、外部端末からネットワークを介して送られてきた画像データに基づいて記録シートに画像を形成するプリントジョブ、画像データをFAXおよびEメールにて外部に送信する送信ジョブ等を実行可能な、いわゆる多機能複合機(MFP:Multiple Function Peripheral)と呼ばれるものであって、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)およびブラック(K)色からなるカラー画像、またはモノクロ、例えばブラック色の画像を形成して、記録シートに再現する。以下、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各再現色をそれぞれC、M、Y、Kと表し、添字として付加して各再現色に対応するものとして区別する。
画像読取部11は、セットされた原稿の画像を読み取って、読み取って得られた画像データを出力する公知の装置である。
画像形成部12は、C、M、Y、Kの各再現色それぞれに対応する作像部20C〜20Kと、中間転写ベルト21、および上記C、M、Y、K各色のトナーをそれぞれ対応する作像部20に補給するトナー補給部7C〜7Kなどを備えている。
作像部20C〜20Kは、それぞれ、感光体ドラム1C〜1K、その周囲に配設された帯電ローラ2C〜2K、露光部3C〜3K、一次転写ローラ4C〜4K、現像器5C〜5K、感光体ドラム1C〜1Kを清掃するためのクリーナ6C〜6Kなどを備えており、感光体ドラム1C〜1K上にC〜K色のトナー像を作像する。
中間転写ベルト21は、無端状のベルトであり、駆動ローラ22と従動ローラ23に張架されて同図矢印で示す方向に循環駆動される。
給紙部13は、用紙Sを収容する給紙カセット31と、給紙カセット31内の用紙Sを搬送路37上に1枚ずつ繰り出す繰り出しローラ32と、繰り出された用紙Sを搬送する搬送ローラ対33と、搬送される用紙Sを2次転写位置351に送り出すタイミングをとるためのタイミングローラ対34と、2次転写ローラ35などを備えている。
定着部14は、相互に圧接される定着ローラと加圧ローラと、定着ローラを加熱するためのヒータなどを備えている。
操作パネル16は、複写等の指示やカラーやモノクロモードの選択を受け付けるキー群と、ユーザに各種情報を表示により通知や警告するための液晶表示部とを備える。
制御部60は、ユーザから操作パネル16等を介して複写等の実行指示を受け付けると、その指示に基づき、画像読取部11と画像形成部12などを制御して受け付けた複写等の動作を開始させる。具体的には、複写の場合には、画像読取部11に対し原稿画像の読み取りを実行させると共に、読み取って得られた画像データに基づいて露光部3C〜3Kのレーザダイオードを駆動させる。これにより露光部3C〜3Kのレーザダイオードから各色に対するレーザ光Lが出射されて、感光体ドラム1C〜1Kが1ラインずつ露光走査される。
この露光走査の前に、感光体ドラム1C〜1Kは、帯電ローラ2C〜2Kにより一様に帯電されており、レーザ光Lの露光走査によって感光体ドラム1C〜1K上に静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、現像器5C〜5Kに収容されている現像剤により現像(顕像化)されて、感光体ドラム1C〜1K上にトナー像が作像される。
また、各作像部20C、20M、20Y、20Kの現像器5C、5M、5Y、5Kにトナーを補給する補給機構として、トナーカートリッジ71C、71M、71Y、71Kおよびサブホッパ72C、72M、72Y、72Kが各作像部20C、20M、20Y、20Kの上方位置に配されている。
トナーカートリッジ71C、71M、71Y、71Kは、画像処理装置100の前面に設けられた専用ドア(以下、「TC扉カバー」という。)(不図示)を開けることにより外部に取り出したり、外部から新たなカートリッジを装填したりすることが出来る。
図3は、トナーカートリッジ71K、サブホッパ72K、および現像器5Kの構成を示す図である。実際には、これらの構成は作像ユニットの数だけ存在するが、ここでは、代表的に黒色(K)のものについて説明する。他のC、M、Y色のについてもトナー色が異なる以外は基本的に同一構成である。なお、以下の説明においては、トナーカートリッジ71Kおよびサブホッパ72Kの各構成要素については、符号を省略している。
トナーカートリッジ71Kは、同図に示すように、半円筒状をしており、内部にトナーを充填する空間を有している。トナーカートリッジ71Kの奥側(画像処理装置100内部に装着された際の画像処理装置の背面側)端壁には、ギア機構712が設けられ、このギア機構712に一端が支着されたスパイラルバネ711がトナーカートリッジ71K内部の空間内に回転可能に納められている。
また、トナーカートリッジ71Kの手前側(画像処理装置100本体内部に装着された際の画像処理装置の前面側)の底部にはトナー繰り出し孔713が形成されている。当該トナー繰り出し孔713は、トナーカートリッジ71Kが装着された状態で、その下方にあるサブホッパ72Kの上部入口と一致する位置関係にある。TC扉カバーが開けられてトナーカートリッジ71Kが画像処理装置100本体内部に装填されると、ギア機構712が画像処理装置100本体側に設けられたステッピングモータ(以下、「カートリッジモータ」という。)73CK(図2参照)と連結し、スパイラルバネ711を回転駆動する。その結果、トナーカートリッジ71K内部のトナーがトナー繰り出し孔713から適量ずつ繰り出され、その下部に配設されているサブホッパ72Kへと供給される。
また、サブホッパ72Kの底部にもトナー繰り出し孔721が形成されている。このトナー繰り出し孔721は、その下方にある現像器5Kの上部に設けられたトナー受入口と一致する位置関係にある。
なお、このタイプの画像処理装置は、トナーカートリッジをC、M、Y、K各色用に4本備えるが、スパイラルバネ711を駆動するカートリッジモータ73は2台としている。そして、一方がY色およびM色のトナーカートリッジ用として、他方がC色およびK色のカートリッジ用として割り当てられている。そして、Y色とK色用のギア機構712は偶数個のギアと一方向クラッチで構成し、M色とC色用のギア機構712は奇数個のギアと一方向クラッチで構成されている。その結果、カートリッジモータ73を正転させた場合には、Y色用とC色用のスパイラルバネ711が回転し、残りの(M色用およびK色用)スパイラルバネ711は空転し、カートリッジモータ73を逆転させた場合には、M色用とK色用のスパイラルバネ711が回転し、残りの(Y色用およびC色用)スパイラルバネ711が空転することとなる。このように、カートリッジモータ73の正転と逆転を切り替えることによって、補給するトナーを切り替える。
図4は、サブホッパ72Kの本体部725を一部切り欠いてその内部の概略構成を示す図である。サブホッパ72Kは、四半円筒状の形状を有する本体部725の内部に掻き揚げパドル722、スパイラルローラ723、およびトナーエンプティセンサ724を備え、スパイラルローラ723の軸方向における一方の端部(同図においては、紙面奥側端部)の上部にトナー受入開口部(不図示)を有し、当該トナー受入開口部を介してその上部に装着されているトナーカートリッジ71Kと連通している。
スパイラルローラ723は、回転軸の周面上に螺旋羽根が立設されて成り、本体部725に回転可能に軸支されている。前記回転軸の一方の端部は本体部725を貫通しており、当該端部は、サブホッパ72Kに近接して設けられたステッピングモータ(以下、「サブホッパモータ」という。)74K(図3参照)とギアを介してまたは直接連結され、その駆動力を受けてスパイラルローラ723が回転する。
掻き揚げパドル722は、スパイラルローラ723に固定されており、スパイラルローラ723の回転と共に回転し、サブホッパ72K内部のトナーを攪拌すると共に、サブホッパ72K内のトナーの液面を均一にする。
サブホッパ72K上方に装着されているトナーカートリッジ71Kからサブホッパ72K内部へと自重により移動してきたトナーは、スパイラルローラ723の回転により、同図に示す矢印の方向(同図において、紙面手前方向)に搬送され、サブホッパ72Kの上記トナー搬送方向下流側(トナー受入開口部と反対側)の端部に設けられたトナー繰り出し孔721を介して現像器5Kへと供給される。
また、サブホッパ72Kの本体部725内壁には、ピエゾセンサから成るトナーエンプティセンサ724が配設されており、サブホッパ72K内のトナーの有無が検知される。
図5は、現像器5K内の概略構成を模式的に示す断面図である。現像器5K内には現像剤(トナーとキャリア)が充填されている。現像器5Kには不図示の現像モータにより回転駆動され、現像剤を搬送する攪拌スクリュー51が設けられ、攪拌スクリュー51にはマイラー52が装備されている。マイラー52が回転することで現像器5K内の現像剤が攪拌される。
また、現像器5K内の底面にはトナー濃度センサ53が設置されており、トナー濃度を検出する。攪拌スクリュー51に装備されたマイラー52によりトナー濃度センサ53周辺の現像剤が攪拌され、新たな現像剤が流れ込む。すなわち、攪拌スクリュー1周(1リップル)おきにトナー濃度センサ周辺の現像剤を入れ替えることができる。
トナー濃度センサ53は、例えば、コイルのインダクタンスの変化から、攪拌スクリュー51により現像器5K内部を搬送される現像剤(トナーおよびキャリア)の透磁率を検出する磁気センサである。トナー濃度センサ53により検出された透磁率から、現像剤に含まれる磁性体であるキャリアの比率が検出され、間接的に、現像剤に対するトナーの比率、すなわちトナー濃度が求められる。例えば、現像剤に含まれるキャリア比率が低い場合は、トナー比率が高いと検出される。一方、現像剤に含まれるキャリア比率が高い場合は、トナー比率が低いと検出される。そして、このトナー濃度センサ53からの検出信号は、制御部60(図2参照)に入力され、この検出信号に基づいて、必要なトナー補給量が算出される。
(2−2.画像処理装置の制御部の構成)
図6は、制御部60の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、制御部60は、主な構成要素として、CPU61、通信インターフェース(I/F)部62、画像処理部63、画像メモリ64、レーザダイオード駆動部65、記憶部66、トナー残量カウンタ部67、ドットカウンタ部68などを備える。
通信I/F部62は、LANカード、LANボードといったLANに接続するためのインターフェースであり、外部からのプリントジョブのデータを受信して、受信したデータを画像処理部63に送る。
画像処理部63は、通信I/F部62からのプリントジョブのデータをC、M、Y、K各再現色の画像データに変換して、画像メモリ64に出力し、この画像データを再現色ごとに格納させる。
レーザダイオード駆動部65は、各色の画像データを画像メモリ64から読み出して、露光部3の各レーザダイオードを駆動する。
モデム81は、NCU(Network Control Unit)82を介して公衆電話網などと接続され、所望の相手先との間でFAXデータの送受信を行う。
記憶部66は、ROM(Read Only Memory)661、RAM(Random Access Memory)662、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )663、ページドット数記憶部664、交換済トナー情報記憶部665などを備える。
ROM661には、画像形成動作に関する制御プログラム等が格納されている。
CPU61は、ROM661から必要なプログラムを読み出し、上記画像読取部11、画像形成部12、給紙部13、定着部14の動作をタイミングを取りながら統一的に制御して、通信I/F部62が受信したプリントジョブのデータに基づくプリント動作や、操作パネル16上からユーザにより入力されたコピージョブ等を円滑に実行させる。
また、CPU61は、トナー濃度センサ53からの検出信号を受付けると共に、ROM661から必要なプログラムを読み出して、カートリッジモータ73およびサブホッパモータ74を駆動制御して、必要な量のトナーを現像器5へと補給する。
さらに、CPU61は、トナーエンプティセンサ724からの検出信号を受け付けて、サブホッパ72内のトナーの状態を判断し、判断結果に応じて、ユーザにトナーカートリッジの交換を促すメッセージを操作パネル16の表示部に表示させる。
RAM662は、CPU61のワークエリアとして用いられる。
CPU61は、当該CPU61の機能の一部として、トナー交換済時期確定部611、トナー消費量演算部(消耗情報演算部)613を備える。
トナー交換済時期確定部611は、トナーカートリッジセットセンサ75、TC扉カバー開閉検出センサ76、およびトナーエンプティセンサ724からの検出信号を基に、トナーカートリッジが交換された時期を確定する。
交換済トナー情報記憶部665は、トナーカートリッジが交換され、トナー交換済時期確定部611によりトナーカートリッジが実際に交換された日である交換済時期が確定されると、トナーカートリッジセットセンサ75により検出された当該交換されたトナーカートリッジの種類を示す情報と、自機の識別情報である画像処理装置識別情報とを、上記確定された交換済時期の情報と共に、交換済トナー情報として記憶する。
トナー残量カウンタ部67は、カートリッジモータ73の回転時間や回転角度等の回転量を積算することによりトナーカートリッジ71からサブホッパ72へと供給されたトナー量を算出し、これを初期のトナー量から減算することによりトナーカートリッジ71内のトナー残量を算出して、トナーカートリッジ71内のトナー残量状態を判断する。
ドットカウンタ部68は、画像形成が開始されると、ページ順に、ページ毎に画素単位でドット数を計数し、全画素の計数値を合算した値をそのページのページドット数としてカウントする。このページドット数のカウントは、各色別に実行される。画像の部分だけがドット数として計数されるので、仮に1ページ内に画像が全く存在しない場合には、そのページ(用紙)については、ページドット数は各色について0になる。
上記ページドット数は、それぞれのページドット数がカウントされた時間情報、即ち、それぞれのページが印刷された日時を示す情報と関連付けて、ドットカウンタ部68により計数され次第、順次ページドット数記憶部664に記憶される。ページドット数記憶部664は、EEPROM等の不揮発メモリより成る記憶手段である。
トナー消費量演算部613は、各色別にページドット数記憶部664に記憶されているドット数を所定期間分読み出して積算し、期間累積ドット数を算出する。そして、各色別に、当該所定期間中に画像形成のために消費されたであろうトナー消費量(消耗情報)を算出する。この算出は、例えば各色別に、1ドットに対して消費される単位ドット当たりの推定トナー量の情報が予めROM661等に記憶されており、期間累積ドット数にその推定トナー量を乗算することにより行なわれる。従って、算出値は、推定値ということになる。単位ドット当たりのトナー量は、事前に実験などから求められる。なお、上記とは別の方法を用いてトナー消費量を算出しても良い。
また、ページドット数記憶部664および交換済トナー情報記憶部665は、それぞれ別々の記憶メディアとしてもよいが、1つの記憶メディアの別々の記憶領域としてもよい。
さらには、ページドット数記憶部664および交換済トナー情報記憶部665の一方または両方の機能を、EEPROM663に行わせてもよい。
また、さらに、CPU61は、単一のCPUに限られず、互いに連携して働く複数のCPUから構成されていてもよい。
(3.在庫管理装置の機能構成)
図7は、在庫管理装置300の概略構成を示す制御ブロック図である。同図に示すように、当該在庫管理装置300は、通信I/F部301、表示部302、入力/操作部303、記憶部320等を備え、それらはそれぞれ制御部310に接続されている。
通信I/F部301は、LANやインターネット等のネットワークを介して、画像処理装置100−A01、100−A02、・・・との間で交換済トナー情報やトナー消費量情報等の送受信を行う。詳しくは後述する。
記憶部320は、在庫情報記憶部321、トナー消費量情報記憶部322、および、画像処理装置登録情報記憶部323を有する。
在庫情報記憶部321は、それぞれの装置群に属する各画像処理装置100において使用されるトナーカートリッジの在庫状況等の情報を、装置群単位で在庫情報として記憶する。
トナー消費量情報記憶部322は、各画像処理装置において使用される各色トナーの消費量についての情報であるトナー消費量情報を記憶する。
画像処理装置登録情報記憶部323は、在庫管理装置300が在庫管理を行う対象の各画像処理装置100について、それぞれが属する装置群識別情報、IPアドレス、および、カラーかモノクロか、コピー機能やFAX機能等の備えている画像処理機能情報といった属性が、それぞれの画像処理装置識別情報と関連付けて記憶されている。
なお、在庫情報記憶部321、トナー消費量情報記憶部322、および、画像処理装置登録情報記憶部323は、EEPROM等から成る1つの記憶メディアにおけるそれぞれ別の記憶領域としてもよいが、それぞれ別個の記憶メディアであってもよい。これらについては、詳しくは、後述する。
制御部310は、交換済トナー情報取得部311、トナー消費量情報取得部312、トナー交換時期予測部313、在庫補充消耗品選択部315、配送指示部316等を備える。
交換済トナー情報取得部311は、各画像処理装置において交換されたトナーカートリッジについての情報を取得する。
トナー消費量情報取得部312は、各画像処理装置における各色トナーの消費量についての情報を取得する。
トナー交換時期予測部313は、各画像処理装置において使用中の各トナーカートリッジについて、トナーが消耗して交換が必要となる時期である交換時期を予測する。
在庫補充消耗品選択部315は、各装置群について、在庫補充すべき消耗品(トナーカートリッジ)を選択する。
配送指示部316は、在庫補充消耗品選択部315により選択されたトナーカートリッジを配送するように、消耗品配送サーバ400に対して指示する。
これらについては、詳しくは後述する。
表示部302および入力/操作部303は、例えば、在庫管理システムの管理者が保守点検等を行う場合に、管理者に必要な情報を表示し、あるいはデータ入力手段を提供する。
また、消耗品配送サーバ400(詳しい構成は図示せず)は、表示部、入力/操作部、記憶部、制御部、通信I/F部等を備える汎用のコンピュータから成り、在庫管理装置300からのトナーカートリッジの配送指示(通知)を通信I/F部により受信すると、受注側(画像処理装置の製造メーカや販売代理店等)に設置される受注処理端末との間で、当該受信された発注指示に含まれる装置群情報とトナーカートリッジ識別情報に基づき、当該トナーカートリッジ識別情報が示すトナーカートリッジを当該装置群情報が示す装置群に対応して発注する処理機能を備える。
(4.トナーカートリッジの交換)
(4−1.トナー残量状態の遷移)
図8は、トナーカートリッジ71及びサブホッパ72におけるトナーの状態遷移を示す図である。
トナーカートリッジ71及びサブホッパ72におけるトナー残量に係る状態には、カートリッジニアエンプティ、カードリッジエンプティ、サブホッパエンプティ、通常状態の四つの状態が存在する。
カートリッジニアエンプティは、カートリッジモータ73回転時にカートリッジモータ73の回転量を積算し、トナーカートリッジ71からサブホッパ72へ補給されたトナー量を推定した結果、トナーカートリッジ71内のトナー残留がニアエンプティ領域となっている状態である。この状態においては、トナーカートリッジ71内にはまだ数千枚程度プリント可能な量のトナーが残っているので、プリントは許可される。
カートリッジエンプティは、カートリッジモータ73回転時にサブホッパ72内のトナーエンプティセンサ724の出力が所定時間OFFとなっている状態である。このとき、サブホッパ72内には100枚程度コピー可能なトナーが残っているので、プリントは許可される。トナーカートリッジを交換した後、通常トナー補給によりサブホッパ72内のトナー残量が回復し、トナーエンプティセンサ724の出力がONになると、通常状態に遷移する。
サブホッパエンプティは、カートリッジエンプティから更にトナーが消費されてサブホッパ72内のトナーがなくなり、更に現像器5内のトナーも消費されてトナー濃度が低下している状態である。具体的には、例えば、トナー濃度センサ53により検出された現像器5内のトナー濃度が、目標トナー濃度より1%以上低下しており、かつ、それが連続30回検出された状態である。このとき、プリント禁止とする。トナーカートリッジが交換され、新しいトナーカートリッジ71からサブホッパ72に強制補給することで通常状態に遷移する。
通常状態は、上記以外の状態である。通常状態においてトナーカートリッジ71内のトナー残量がニアエンプティ領域になると、カートリッジニアエンプティに遷移する。
カートリッジニアエンプティの場合には、操作パネル16に、トナーカートリッジの交換時期が近づいてきていることをユーザに知らせるメッセージが、カートリッジエンプティの場合には、ユーザにトナーカートリッジの交換を促すメッセージが、サブホッパエンプティの場合には、トナーが無くなりプリントが禁止された旨の全面警告が表示される。
(4−2.トナーカートリッジ交換済時期の確定)
一般に広く使用されている画像処理装置およびトナーカートリッジの中には、新品のトナーカートリッジが画像処理装置に装着されたことを検出する機構を備えたものもある。新品のトナーカートリッジを検出する機構としては、例えば、トナーカートリッジに設けられたICチップに、新品である(未使用である)ことを示す情報が記憶されており、当該情報を画像処理装置側で読み出すことにより検出する方法や、トナーカートリッジに備えられたヒューズにより検出する方法等がある。これらの方法については、公知技術であるので、ここでは、詳細な説明は省略する。
本実施の形態においては、画像処理装置100は、トナーカートリッジ新品検出部77を備える。これにより、対応する新品検出機構を備えたトナーカートリッジが装着された場合には、装着されたトナーカートリッジが新品であることが検出され、直ちにトナーカートリッジが交換されたことがわかる。従って、この場合、トナーカートリッジが交換されると直ちに交換済時期が確定される。
一方、対応する新品検出機構を備えていないトナーカートリッジが装着された場合、装着されたトナーカートリッジが新品であるかどうか画像処理装置100は検知することが出来ない。
ここで、画像処理装置100には、装置本体のトナーカートリッジが装着されている箇所のカバー(以下、「TC扉カバー」という。)が開閉されたことを検出するTC扉カバー開閉検出センサ76および、装置本体にトナーカートリッジが装着されていることを検出するトナーカートリッジセットセンサ75が備えられている。TC扉カバー開閉検出センサ76によりTC扉カバーの開閉が検出されると、トナーカートリッジが交換された可能性がある。また、トナーカートリッジセットセンサ75の出力がOFFになり(トナーカートリッジが取り外された)、その後ONになった(トナーカートリッジが装着された)場合、トナーカートリッジが交換された可能性がある。
しかし、TC扉カバーは開閉されたがトナーカートリッジの交換は行われていないかもしれない。また、トナーカートリッジは一度取り外されたが、新品と交換されたのではなく、同じトナーカートリッジがそのまま元に戻されたのかもしれない。
図9は、新品検出機構を備えていないトナーカートリッジが交換された場合における、トナーカートリッジが交換されたこと、およびその交換済時期を確定するトナーカートリッジ交換済時期確定処理の内容を示すフローチャートである。
まず、TC扉カバーの開閉や、トナーカートリッジが取り外されて装着されたこと、画像処理装置100本体の電源OFF/ONといった、トナーカートリッジが交換されたのではないかと推定される動作(以下、「トナーカートリッジ交換推定動作」という。)が検出されたかどうかを判定する(ステップS1)。
トナーカートリッジ交換推定動作が検出されると、カートリッジエンプティ以上のトナーエンプティ状態であるかどうかの判定が行われる(ステップS1:YES、ステップS2)。なお、ここで、カートリッジエンプティ以上のトナーエンプティ状態とは、カートリッジエンプティおよびサブホッパエンプティの状態を意味する。
カートリッジエンプティ以上のトナーエンプティ状態でない場合、まだトナーカートリッジを交換する必要はなく、トナーカートリッジが交換された可能性は低いため、トナーカートリッジは交換されていないと判断され(ステップS2:NO、ステップS3)、そのままリターンする。
カートリッジエンプティ以上のトナーエンプティ状態である場合、トナーカートリッジが交換された可能性が高いため、仮で交換されたと判断し、トナー残量カウンタ部67のカウンタ値をリセットしてスタートし、当該トナーカートリッジ交換推定動作が検出された日を仮の交換日として記憶して、操作パネル16上のユーザに対してトナーカートリッジの交換を促すメッセージの表示をOFFにする(ステップS2:YES、ステップS4、ステップS5、ステップS6、ステップS7)。
そして、所定量のプリントジョブが実行されたかどうかを判定する(ステップS8)。ここで、所定量のプリントジョブとは、プリントジョブの実行に伴ってトナーカートリッジ71からサブホッパ72へとトナーを補給するようにカートリッジモータ73が回転駆動された場合に、サブホッパ72内のトナー残量が増加して、トナーエンプティセンサ724の出力がONとなるのに十分な量のトナーが供給されるようなカートリッジモータ73の回転駆動量が得られるプリントジョブの量であり、プリントされる文書や画像にもよるが、具体的には、例えば、A4用紙で数十枚〜数百枚程度のプリントジョブである。
所定量のプリントジョブが実行されていない場合、実行されるまで引き続き当該判定を行う(ステップS8:NO、ステップS8)。
所定量のプリントジョブが実行されている場合、次にトナーエンプティセンサ724の出力がONであるかどうかの判定を行う(ステップS8:YES、ステップS9)。
トナーエンプティセンサ724の出力がONである場合、サブホッパ72内のトナー残量が増加したことを意味するので、トナーカートリッジが交換されたと判断され、ステップS6において記憶されていたトナーカートリッジ交換推定動作検出日が、トナーカートリッジが実際に交換された日であるトナーカートリッジ交換済時期として確定される(ステップS9:YES、ステップS10、ステップS11)。
ステップS9において,トナーエンプティセンサ724の出力がONでない場合、即ちOFFである場合、サブホッパ72内のトナー残量は増加していない、即ち、トナーカートリッジ71からサブホッパ72へとトナーが供給されていないことを意味するため、トナーカートリッジは交換されていないと判断され、トナー残量カウンタ部67のカウント値をリセットし、ユーザに対してトナーカートリッジの交換を促すメッセージを操作パネル16上に再び表示させる(ステップS9:NO、ステップS12、ステップS13、ステップS14)。
以上説明した方法により、新品検出機構を備えていないトナーカートリッジの交換および交換済時期が確定されるのであるが、この場合には、上記説明したように、実際に交換が行われてから交換されたことが確定するまでにタイムラグが存在する。
(4−3.トナーカートリッジ交換時期の予測)
次に、トナーカートリッジの交換時期の予測について説明する。
(4−3−1.交換済トナーカートリッジの情報の通知/取得)
先ず、新しいトナーカートリッジに交換されると、画像処理装置100は、上述の方法によりトナーカートリッジが交換されたことを検出して、在庫管理装置300に通知する。
このとき、画像処理装置100から在庫管理装置300へと通知される交換済トナー情報の通知フレームの構成例を図10(a)に示す。同図に示すように、交換済トナー情報には、当該交換済トナー情報の通知先(在庫管理装置300)を認識する通知先情報の他、当該交換済トナー情報の供給元(通知元)の画像処理装置100(トナーカートリッジの交換が検出された画像処理装置100)を識別するための画像処理装置識別情報、交換されたトナーカートリッジの種類を示すトナーカートリッジ識別情報、および、確定されたトナーカートリッジ交換日(実際に交換された日)を示す確定交換済時期の情報を含んだ構成を有する。
ここで、在庫管理装置300には、管理する全ての画像処理装置の属性を示す情報が予め登録され、画像処理装置登録情報として、画像処理装置登録情報記憶部323(図7参照)に記憶されている。
図10(b)に、画像処理装置登録情報の構成の一例を示す。同図に示すように、画像処理装置登録情報は、図1のシステム構成における各装置群(オフィスA、オフィスB)に配置される各画像処理装置100の識別情報、各画像処理装置が属する装置群の識別情報、宛先情報(本実施の形態に示す例では、IPアドレス)、および、各画像処理装置100が有する機能情報(カラーかモノクロか、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能、FAX機能)が、互いに関連付けられて、画像処理装置登録情報記憶部323に記憶されている。なお、同図においては、A−T07−JPは、オフィスAの識別情報を表し、B−T07−JPは、オフィスBの識別情報を表す。
在庫管理装置300は、画像処理装置から上記交換済トナー情報を取得すると、上記画像処理装置登録情報を参照して、当該交換済トナー情報の供給元の画像処理装置が属する装置群を特定する。これにより、在庫管理装置300は、どの装置群に属するどの画像処理装置100において、どのトナーカートリッジがいつ交換されたのかを知ることができる。
なお、上記交換済トナー情報は、トナーカートリッジの交換が確定されたタイミングで、画像処理装置100から在庫管理装置300へと通知されるようにしてもよいが、在庫管理装置300が、交換済トナー情報記憶部665に定期的にアクセスして、交換済トナー情報をチェックし、取得するようにしてもよい。この場合、実際にトナーカートリッジが交換されてから在庫管理装置300側で当該交換を検知するまでにあまり時間が空くと正確な在庫管理が難しくなり好ましくないので、例えば、数時間おきや毎日交換済トナー情報をチェック、取得するようにするとよい。
(4−3−2.トナーカートリッジ交換時期の予測)
各画像処理装置100においては、画像形成動作が実行されると、ページ順にページ毎に画素単位でドット数をドットカウンタ部68によりカウントし、当該ドット数の情報は、カウントされた日時の情報と関連付けてページドット数記憶部664に記憶されている。
在庫管理装置300は、定期的に各画像処理装置100に対して、所定期間の間に消費された各トナーカートリッジについてのトナー消費量情報を要求する。当該トナー消費量情報の要求を受付けると、各画像処理装置100は、要求された期間中にカウントされたページドット数を各色毎に積算して期間累積ドット数を算出する。そして、各色毎に、当該所定期間中に画像形成のために消費されたであろうトナー消費量を算出する。そして、算出により取得された各色のトナー消費量を在庫管理装置300へと受け渡す。
上記画像処理装置から在庫管理装置300へと受け渡されるトナー消費量情報の構成の一例を図11に示す。同図に示すように、トナー消費量情報には、要求された期間における各色トナーの消費量が、トナーカートリッジの識別情報と関連付けられて収められている他、画像処理装置100の識別情報が含まれている。在庫管理装置300は、各画像処理装置からこのようなトナー消費量情報を互いに時間間隔を空けて複数回取得する。そして、それぞれのトナーカートリッジについて、トナー残量を算出し、得られたトナー残量に基づいてトナー残量がゼロになる日、即ち、交換時期を予測する。
図12は、上記トナーカートリッジの交換時期の予測方法について模式的に示したグラフである。同図において、実線の折れ線は、トナー残量の経時的な変化の様子を表しており、破線の直線は、折れ線で示されたトナー残量の変化から得られた近似直線を示す。このように近似直線を用いて、当該近似直線においてトナー残量が0%となる時点を求めることにより、交換時期を予測することが出来る。同図においては、例として画像処理装置100−A01のY色のトナーカートリッジおよび、画像処理装置100−A02のC色のトナーカートリッジのトナー残量の変化および、それぞれの近似直線が示されている。
画像処理装置100−A01のY色のトナーカートリッジは2011年5月4日交換され、画像処理装置100−A02のC色のトナーカートリッジは2011年5月28日に交換されている。しかし、画像処理装置100−A02のC色トナーの消費速度の方が画像処理装置100−A01のY色トナーの消費速度よりも早いため、予測された交換時期である予測交換時期は早くなっている。画像処理装置100−A01のY色のトナーカートリッジの予測交換時期が2011年8月20日であるのに対して、画像処理装置100−A02のC色のトナーカートリッジの予測交換時期は2011年7月25日である。各トナーカートリッジの確定された交換済時期については、交換済トナー情報を参照することにより取得される。
なお、上記トナー消費量の取得は、定期的(等時間間隔)に実行されてもよいが、互いにどれだけの時間間隔を空けて取得されたかがわかれば、必ずしも毎回同じ時間間隔を空けて行われなくてもよい。
また、本実施の形態においては、各画像処理装置100が、それぞれ自機において1ドットに対して消費される単位ドット当たりの推定トナー量の情報を各色別にROM661等に保持し、期間累積ドット数にその推定トナー量を乗算することによりそれぞれの画像処理装置100が自機における各色のトナー消費量の算出を行うとしたが、これに限られない。例えば、在庫管理装置300が、在庫管理の対象となっている各画像処理装置100についての上記1ドットに対して消費される単位ドット当たりの推定トナー量の情報を各色毎に保持し、画像処理装置100から期間累積ドット数の情報の提供を受けて、在庫管理装置300側で各画像処理装置100における各色のトナー消費量を算出してもよい。
(5.在庫補充用トナーカートリッジの選択)
本発明においては、トナーの消耗に係る所定の消耗状態が発生したときを、在庫補充用のトナーカートリッジを選択する消耗品在庫補充のタイミングとして用いる。
本実施の形態においては、トナーの消耗に係る所定の消耗状態が発生したときとして、トナーカートリッジが交換されたとき(トナーカートリッジの交換済時期が確定されたとき)を、トナーカートリッジ(消耗品)在庫補充のタイミングとして用いる場合を例に、トナーカートリッジが交換されたときから所定の選択期間内に予測交換時期を迎える全てのトナーカートリッジを在庫補充すべきトナーカートリッジとして選択する構成について、前記選択期間が60日である場合を例に説明する。以下、選択期間の基準の長さを60日とし、これを「基準選択期間」という。
在庫管理装置300が、装置群単位でトナーカートリッジの在庫を管理するのに用いる在庫情報の構成例を図13(a)に示す。在庫情報には、装置群を識別する情報、当該装置群に対して設定されている在庫上限数、当該装置群に属する各画像処理装置を識別する情報、各画像処理装置において使用される各トナーカートリッジの在庫状況および現在使用中の各トナーカートリッジの予測交換時期の情報が含まれ、これらの情報が互いに関連付けられて在庫管理装置300の在庫情報記憶部321(図7参照)に記憶されている。ここでは、一例として、2011年6月15日に、オフィスAにおいて画像処理装置100−A01のM色のトナーカートリッジが交換され(交換済時期が確定され)、在庫情報が更新されたときの在庫情報を示している。画像処理装置100−A01のM色のトナーカートリッジについては、交換直後(交換済時期が確定されて間もない状態)であるため、まだ交換時期が予測されていない。当該時点において、オフィスAの在庫置き場(「在庫スペース」ともいう。)には、画像処理装置100−A01のC色およびK色、画像処理装置100−A02のM色およびK色の合計4本のトナーカートリッジが在庫としてストックされている。そして、画像処理装置100−A01のM色、Y色、画像処理装置100−A02のC色、Y色、および、画像処理装置100−A03のK色の合計5本のトナーカートリッジについては在庫が無い状態である。
なお、同図においては、これら在庫が無いものについては、太線で囲んで示してある。以下、実施の形態2および各変形例においても、同様である。
また、在庫管理装置300が在庫管理する対象の装置群が1つである場合には、在庫情報に装置群を識別する情報が必ずしも含まれていなくてもよい。
在庫管理装置300の在庫補充消耗品選択部315(図7参照)は、当該在庫情報を参照して、在庫補充すべきトナーカートリッジ(消耗品)を選択する。以下、本実施の形態における在庫補充すべきトナーカートリッジを選択する方法について図面を参照しつつ詳しく説明する。
当該装置群(この場合、オフィスA)において、当該時点で在庫のないトナーカートリッジを抽出し、予測交換時期の早い順、即ち、確定交換時期から予測交換時期までの日数が少ない順に並べた表を、図13(b)に示す。同図に示す表においては、各トナーカートリッジについて、確定交換済時期(ここでは、2011年6月15日)から予測交換時期までの日数(以下、「選択日数」という。)dが示されている。選択日数dが基準選択期間の60日以内であるのは、画像処理装置100−A02のC色のトナーカートリッジ(d=40日、予測交換時期2011年7月25日)、および、画像処理装置100−A01のY色のトナーカートリッジ(d=56日、予測交換時期2011年8月10日)である。本実施の形態においては、選択期間内に予測交換時期を迎えるトナーカートリッジが、在庫補充すべきトナーカートリッジとして選択される。従って、ここでは、画像処理装置100−A02のC色および、画像処理装置100−A01のY色のトナーカートリッジが在庫補充すべきトナーカートリッジとして選択される。なお、同図においては、よりわかりやすく示すために、当該トナーカートリッジを太線で囲み、選択日数dについては太字で示してある。
なお、画像処理装置100−A01のM色のトナーカートリッジについては、交換直後のため交換時期がまだ予測されていないが、交換直後でまだトナー残量が略100%であると考えられるため、同図に示す表においては、予測交換時期が最も遅いとして扱われている。以下、実施の形態2および各変形例においても、同様である。
図14は、本実施の形態における在庫管理装置の消耗品在庫管理処理に係る画像処理装置100と在庫管理装置300間の制御シーケンスを示すフローチャートの一部であり、図15は、その続きを示す残りのフローチャートである。ここでは、一例としてオフィスA(図1参照)について説明する。
先ず、オフィスAに属する画像処理装置100−A01、100−A02、100−A03は、それぞれ自機においてトナーカートリッジの交換が検出されたかどうかを監視している(ステップS21)。ここでのトナーカートリッジの交換検出には、トナーカートリッジ交換推定動作の検出も含むものとする。
上記画像処理装置100−A01、100−A02、100−A03のうちのいずれかにおいてトナーカートリッジの交換が検出されると、次に自機において、トナー交換済時期確定部611(図6参照)によりトナーカートリッジの交換済時期が確定されているかどうかの判定を行う(ステップS21:YES、ステップS22)。
トナーカートリッジの交換済時期が確定されていない場合、確定されるまで引き続き当該判定を行う(ステップS22:NO、ステップS22)。
トナーカートリッジ交換済時期が確定されている場合、交換済トナー情報記憶部665(図6参照)に記憶されている交換済トナー情報を在庫管理装置300へと送信する(ステップS22:YES、ステップS23)。
ここで、在庫管理装置300においては、交換済トナー情報を受信したかどうかを監視している(ステップS31)。交換済トナー情報取得部311(図7参照)が交換済トナー情報を受信すると、在庫管理装置300は、画像処理装置100−A01、100−A02、100−A03のそれぞれに対して、交換済時期確定中の(交換済時期が未確定の)トナーカートリッジがあるかどうかについての情報である交換済時期確定中情報を要求する信号を送信する(ステップS31:YES、ステップS32)。
一方、このとき、画像処理装置100−A01、100−A02、100−A03においては、交換済時期確定中情報要求信号を受信したかどうかを監視している(ステップS24)。交換済時期確定中情報要求信号を受信すると、それぞれ交換済時期確定中情報を在庫管理装置300に向けて送信する(ステップS24:YES、ステップS25)。
そして、在庫管理装置300においては、要求信号を送信した全ての画像処理装置100から交換済時期確定中情報を受信したかどうかを監視しており、交換済時期確定中情報を受信すると、受信した交換済時期確定中情報を参照して、交換済時期確定中のトナーカートリッジがあるかどうかを判定する(ステップS33:YES、ステップS34)。
画像処理装置100−A01、100−A02、100−A03のいずれかにおいて、交換済時期確定中のトナーカートリッジがある場合には、ステップS31に戻り、当該確定中のトナーカートリッジの交換済時期が確定してその交換済トナー情報が送信されてくるまで待つ(ステップS34:YES、ステップS31)。
交換済時期確定中のトナーカートリッジが無い場合、在庫管理装置300の記憶部320(図7参照)は、ステップS31において受信した交換済トナー情報を参照して、トナーカートリッジが交換された画像処理装置100が属する装置群(この場合は、オフィスA)の在庫情報において、交換されたトナーカートリッジを在庫から差し引き、当該在庫情報を更新する(ステップS34:NO、ステップS35)。このように、交換済時期確定中のものがある場合に、それが確定するまで待って在庫情報を更新する構成により、在庫情報に当該時点における実際の在庫状況をより正確に反映させることができ、後述する在庫補充すべきトナーカートリッジの選択をより的確に行うことができる。
そして、更新された最新の在庫情報を参照して、確定交換済時期(ここでは、2011年6月15日)から予測交換時期までの選択日数dが、基準選択期間である60日以内であるトナーカートリッジを選択し、選択されたトナーカートリッジをユーザ(この場合、オフィスAの在庫管理者)宛てに配送するように、配送指示部316(図7参照)から消耗品配送サーバ400に対して指示する(ステップS36、ステップS37)。
その後、在庫管理装置300は、配送指示されたトナーカートリッジがユーザ(この場合、オフィスAの在庫管理者)の元へ配送されたことを知らせる配送済消耗品情報を消耗品配送サーバ400から受信したかどうかを監視し(ステップS38)、配送済消耗品情報を受信すると、在庫情報記憶部321(図7参照)は、当該受信した配送済消耗品情報を参照し、配送されたトナーカートリッジを該当する装置群(この場合、オフィスA)の在庫に加えて、当該装置群の在庫情報を更新し(ステップS38:YES、ステップS39)、リターンしてステップS31に戻り、次の交換済トナー情報を受信したかどうか監視する。
以上説明したように、本実施の形態の構成によると、画像処理装置において使用されている消耗品であるトナーカートリッジの在庫を装置群単位で管理し、トナーカートリッジが消耗して交換が必要となる交換時期を予測して、トナーカートリッジが交換されたこと(交換済時期が確定されたこと)を消耗品在庫補充のタイミングとなる消耗に係る所定の消耗状態として、当該在庫補充のタイミングが発生したことを示す在庫補充タイミング発生情報としての交換済トナー情報が在庫管理装置300により取得されると、基準選択期間(本実施の形態においては、60日)内に予測交換時期を迎えるトナーカートリッジが在庫補充すべきトナーカートリッジとして選択され、ユーザの元へと配送される。以下、本実施の形態における在庫補充用トナーカートリッジの選択方法を、「第1の選択モード」という。
これにより、在庫上限数や最低発注数等の入力設定をしなくても、次に交換される可能性の高いトナーカートリッジをストックしておくことができるため、ユーザの手間を軽減しつつ、トナーカートリッジ交換の必要が生じたときに、交換すべきトナーカートリッジの在庫が無くてユーザが困るという事態の発生を回避して、ユーザの利便性に資することができる。
なお、上記説明した本実施の形態においては、交換済トナー情報に含まれる画像処理装置識別情報を基に、画像処理装置登録情報を参照して、トナーカートリッジが交換された画像処理装置が属する装置群を特定したが、これに限られない。例えば、トナーカートリッジが交換された画像処理装置100が属する装置群の識別情報が、交換済トナー情報に含まれるとしてもよい。このとき、画像処理装置識別情報の中に装置群識別情報が組み込まれていてもよい。このようにすると、在庫管理装置300(在庫情報記憶部321)は、画像処理装置登録情報を参照することなく、トナーカートリッジが交換された画像処理装置100が属する装置群の識別情報を交換済トナー情報から直接取得することができる。
また、本実施の形態においては、基準選択期間を60日としたが、これに限られない。例えば、それぞれの装置群における画像処理装置の設置台数や装置群全体としてのトナー消費速度等を考慮して、適宜任意の日数を基準選択期間として設定してもよい。さらには、当該基準選択期間の日数設定については、在庫管理システムもしくは在庫管理装置300の管理責任者が設定および変更するようにしてもよいが、ユーザにより、操作パネル16上やクライアント装置200から設定および変更可能としてもよい。また、さらには、基準選択期間は日数に限られず、その単位は、年や月、時間、分、秒等であってもよい。以下、各実施の形態および各変形例においても同様である。
なお、上記基準選択期間の設定に関しては、あまり短い期間を基準選択期間として設定すると、在庫補充すべきトナーカートリッジとして選択され、発注されるのが、予測交換時期が来る直前になってしまい、在庫補充用トナーカートリッジが実際にユーザの元へと届けられる前に交換の必要が生じる事態が発生することも考えられるため、トナー消費速度や配送に要する日数等を考慮して適切な期間を設定するのがよい。
<実施の形態2>
上記実施の形態1においては、在庫補充用のトナーカートリッジを選択する際に、予測交換時期を第1の優先条件として、基準選択期間内に予測交換時期が来るトナーカートリッジを全て選択する構成について説明した。しかし、トナー消費速度が予測よりも速まって、交換時期の予測が早い方にずれた場合等においては、予測交換時期が基準選択期間内に入ってから在庫発注を行っていたのでは、実際にトナーカートリッジがユーザの元に届けられるのが、交換が必要となる直前となったり、それよりも遅くなったりする虞がある。
また、カラー(C、M、Y色)のトナーが無くなってもモノクロプリントは出来るが、ブラックのトナーが無くなるとプリントが全く出来なくなるため、K色のトナーはより重要度が高いと考えられる。
そこで、例えば、トナー消費速度の変動が大きく、予測交換時期がずれやすいトナーや、より重要度の高いK色のトナーなどについては、早めに在庫発注が行われるように、即ち、早めに在庫補充用のトナーカートリッジとして選択されるようにして、より確実に在庫がストックされるようにするほうがよい場合もある。
本実施の形態においては、基準選択期間内に予測交換時期を迎える(選択日数dが基準選択期間内である)トナーカートリッジの他に、第2優先条件として所定の再現色(ここでは、K色)用のトナーカートリッジについては、基準選択期間よりも長い拡大選択期間内に予測交換時期を迎えるものがあれば、それも併せて在庫補充すべきトナーカートリッジとして選択する構成について説明する。ここで、本実施の形態においては、拡大選択期間は90日である。
なお、説明の重複を避けるため、実施の形態1と同じ内容のものについてはその説明を省略し、同じ構成要素については、同符号を付すものとする。以下、各変形例においても同様である。
図16(a)は、本実施の形態における在庫情報の構成例である。ここでは、一例として、オフィスAにおいて画像処理装置100−A01のM色のトナーカートリッジが交換された(交換済時期が確定された)タイミングで在庫補充すべきトナーカートリッジを選択する場合について説明する。
なお、同図においては、在庫情報を構成する項目のうち、装置群については、図13(a)と同じであるので、表示を省略している。以下、各変形例においても同様である。
当該装置群(この場合、オフィスA)において、当該時点で在庫のないトナーカートリッジを抽出し、予測交換時期の早い順、即ち、選択日数dが少ない順に並べた表を、図16(b)に示す。同図に示す表においては、各トナーカートリッジについて、確定交換済時期(ここでは、2011年6月15日)から予測交換時期までの選択日数dが示されている。選択日数dが基準選択期間の60日以内であるのは、画像処理装置100−A01のY色のトナーカートリッジ(d=56日、予測交換時期2011年8月10日)のみであるので、これが在庫補充すべきトナーカートリッジとして先ず選択される。
次に、選択日数dが基準選択期間(60日)から拡大選択期間(90日)までの間に存在するトナーカートリッジを見ると、画像処理装置100−A02のC色(d=78日)および、画像処理装置100−A03のK色(d=78日)のトナーカートリッジがある。ここで、K色は重要度が高いので、画像処理装置100−A03のK色のトナーカートリッジが、在庫補充すべきトナーカートリッジとしてさらに選択される。
なお、同図においては、よりわかりやすく示すために、上記2つのトナーカートリッジについては太線で囲み、選択日数dおよびトナー色(K色)を示すトナーカートリッジの種類情報については太字で示してある。
図17に、本実施の形態における在庫管理装置の消耗品在庫管理処理に係る画像処理装置100と在庫管理装置300間の制御シーケンスを示すフローチャートの一部を示す。なお、同図においては、画像処理装置100の制御シーケンスは、図14と同一であり、在庫管理装置300の制御シーケンスにおいて、ステップS41よりも前の処理ステップは、図14に示すフローにおけるステップS31からステップS35と同一であるので、ここでは図示および説明を省略する。
ステップS35(図14参照)において、在庫情報が更新されると、次に、確定交換済時期から予測交換時期までの選択日数d≦60であるトナーカートリッジを在庫補充すべきトナーカートリッジとして先ず選択する(ステップS35、ステップS41)。
続いて、選択日数dが60<d≦90であるトナーカートリッジを抽出し、抽出されたトナーカートリッジの中にK色のトナーカートリッジが含まれているかどうかを判定する(ステップS42、ステップS43)。
K色のトナーカートリッジが含まれている場合、当該K色のトナーカートリッジを在庫補充すべきトナーカートリッジとして選択し(ステップS43:YES、ステップS44)、ステップS41およびステップS44において選択されたトナーカートリッジをユーザ(この場合、オフィスAの在庫管理者)宛てに配送するように、配送指示部316(図7参照)から消耗品配送サーバ400(図1参照)に対して指示する(ステップS45)。
K色のトナーカートリッジが含まれていない場合、ステップS41において選択されたトナーカートリッジをユーザ宛てに配送するように、消耗品配送サーバ400に対して指示する(ステップS43:NO、ステップS45)。
以下、ステップS46およびステップS47は、図15のフローにおけるステップS38およびステップS39と同一であるので、ここでは説明を省略する。
以上説明したように、本実施の形態の構成によると、基準選択期間内に選択日数dが入るトナーカートリッジに加えて、K色のトナーカートリッジについては、基準選択期間よりも長い拡大選択期間内に選択日数dが入るものがあれば、それも併せて在庫補充すべきトナーカートリッジとして選択することにより、K色のトナーカートリッジについては、基準選択期間により選択される場合よりも早めに選択されることとなる。これにより、重要度の高いK色のトナーカートリッジについては、交換用のトナーカートリッジをより確実に在庫としてストックしておくことができる。
なお、本実施の形態においては、上記拡大選択期間を90日としたが、これに限られず、基準選択期間(60日)よりも長い期間であれば、任意の長さの期間を設定してもよい。当該拡大選択期間の日数設定については、在庫管理システムもしくは在庫管理装置300の管理責任者が設定および変更するようにしてもよいが、ユーザにより、操作パネル16上やクライアント装置200から設定および変更可能としてもよい。また、拡大選択期間を日数としてではなく、例えば、基準選択期間に1よりも大きい所定の係数を乗算して得られた値の日数を拡大選択期間として用い、当該係数を入力設定するようにしてもよい。また、さらには、拡大選択期間は日数に限られず、その単位は、年や月、時間、分、秒等であってもよい。以下、各変形例においても同様である。
<実施の形態2の変形例>
上記実施の形態2においては、第2の優先条件としてトナー色について考慮したが、考慮すべき第2の優先条件としては、トナー色に限られず、以下のような変形例が考えられる。
(1)トナー消費速度のばらつき度が大きいと、交換時期の予測がずれやすくなり、予測よりも早くトナーが無くなる虞が高くなる。
本変形例においては、第2の優先条件としてトナー消費速度のばらつき度(安定度)について考慮する。
なお、本変形例においては、トナー消費速度のばらつき度の指標として、予測交換時期を算出する際に用いられた各所定期間における各トナー消費量から得られる単位時間(日)当りの消費量であるトナー消費速度の標準偏差を用い、当該標準偏差の値が10以上である場合には、ばらつき度が大きいとして、拡大選択期間を適用する。以下、トナー消費速度のばらつき度をvと表す。
図18(a)は、本変形例における在庫情報の構成例である。ここでは、一例として、オフィスAにおいて画像処理装置100−A01のM色のトナーカートリッジが交換された(交換済時期が確定された)タイミングで在庫補充すべきトナーカートリッジを選択する場合について説明する。
当該装置群(この場合、オフィスA)において、当該時点で在庫のないトナーカートリッジを抽出し、予測交換時期の早い順、即ち、選択日数dが少ない順に並べた表を、図18(b)に示す。
同図に示す表において、選択日数dが基準選択期間の60日以内であるのは、画像処理装置100−A01のY色のトナーカートリッジ(d=35日、予測交換時期2011年7月20日)および画像処理装置100−A02のC色のトナーカートリッジ(d=35日、予測交換時期2011年7月20日)であるので、これらが在庫補充すべきトナーカートリッジとして先ず選択される。
次に、選択日数dが基準選択期間(60日)から拡大選択期間(90日)までの間に存在するトナーカートリッジを見ると、画像処理装置100−A02のY色(d=76日)および、画像処理装置100−A03のK色(d=87日)のトナーカートリッジがある。ここで、画像処理装置100−A02のY色のトナー消費速度ばらつき度vは、14.9であり、画像処理装置100−A03のK色のトナー消費速度のばらつき度vは、5.4である。画像処理装置100−A02のY色のトナー消費速度ばらつき度vは10以上であるので、当該トナーカートリッジが、在庫補充すべきトナーカートリッジとしてさらに選択される。
なお、同図においては、よりわかりやすく示すために、上記3つのトナーカートリッジについては太線で囲み、選択日数dおよび、画像処理装置100−A02のY色のトナー消費速度のばらつき度vについては太字で示してある。
図19に、本変形例における在庫管理装置の消耗品在庫管理処理に係る画像処理装置100と在庫管理装置300間の制御シーケンスを示すフローチャートの一部を示す。なお、同図においては、画像処理装置100の制御シーケンスは、図14と同一であり、在庫管理装置300の制御シーケンスにおいて、ステップS51よりも前の処理ステップは、図14に示すフローにおけるステップS31からステップS35と同一であるので、ここでは図示および説明を省略する。
また、ステップS51およびステップS52は、図17に示すフローにおけるステップS41およびステップS42と同じであり、ステップS55からステップS57は、図15に示すフローにおけるステップS37からステップS39と同じであるので、ここでは説明を省略する。
ステップS52において、選択日数dが60<d≦90であるトナーカートリッジが抽出されると、次に、抽出されたトナーカートリッジの中にトナー消費速度のばらつき度vが10以上のものがあるかどうか判定する(ステップS53)。
ばらつき度vが10以上のトナーカートリッジがある場合、当該10≦vのトナーカートリッジを在庫補充すべきトナーカートリッジとして選択し(ステップS53:YES、ステップS54)、ステップS51およびステップS54において選択されたトナーカートリッジをユーザ(この場合、オフィスAの在庫管理者)宛てに配送するように、配送指示部316(図7参照)から消耗品配送サーバ400(図1参照)に対して指示する(ステップS55)。
ばらつき度vが10以上のトナーカートリッジがない場合、ステップS51において選択されたトナーカートリッジをユーザ宛てに配送するように、消耗品配送サーバ400に対して指示する(ステップS53:NO、ステップS55)。
以上説明したように、本変形例の構成によると、トナー消費速度のばらつき度が大きいものについては、選択期間を長くして拡大選択期間内に選択日数dが入るものについても在庫補充すべきトナーカートリッジとして選択することにより、トナー消費速度が予測よりも速まって、トナーが予測よりも早く無くなってしまった場合においても、交換用のトナーカートリッジを確実に在庫としてストックしておくことができる。
なお、本変形例においては、トナー消費速度のばらつき度vの指標として、予測交換時期を算出する際に用いられた各所定期間における各トナー消費量から得られる単位時間(日)当りの消費量であるトナー消費速度の標準偏差を用いるが、これに限られず、トナー消費速度の変動の程度を指標するものであれば、いずれの指標を用いてもよい。
また、トナー消費速度のばらつき度vが大きいとして拡大選択期間が適用される閾値を10としたが、これは説明のための一例として挙げたものであり、これに限られず、適当な数値を閾値に用いてもよい。
また、閾値は1つに限られず、2以上の閾値を用いてもよい。
さらには、上記閾値として固定の数値を用いる代わりに、選択日数dが基準選択期間の範囲外にあるものについては、それぞれのトナー消費速度のばらつき度vの値に所定の係数を乗じて得られた値を拡大選択期間とし、それぞれのトナーカートリッジについて得られた拡大選択期間内に選択日数dが入るものについては、在庫補充すべきトナーカートリッジとして選択するようにしてもよい。
(2)画像処理装置が備える機能のなかには、ユーザが頻繁に使用する機能や、使用頻度は低くてもユーザにとって重要な機能もある。その中でも、FAXは、オフィスにおいて、セキュリティの面で電子メールでの送受信が望ましくない情報等のビジネスにおける重要な情報のやり取りや、地図や図面等の電話では説明の難しい情報の送受信に用いられることが多いため、トナーが無くなって受信したFAXを出力(プリントアウト)できないと、不都合が生じる虞が高いと考えられる。
本変形例においては、第2の優先条件として画像処理装置が備える特定の機能について、その中でも、特に、FAX機能について考慮する。
図20(a)は、本変形例における在庫情報の構成例である。ここでは、一例として、オフィスAにおいて画像処理装置100−A01のM色のトナーカートリッジが交換された(交換済時期が確定された)タイミングで在庫補充すべきトナーカートリッジを選択する場合について説明する。
当該装置群(この場合、オフィスA)において、当該時点で在庫のないトナーカートリッジを抽出し、予測交換時期の早い順、即ち、選択日数dが少ない順に並べた表を、図20(b)に示す。
同図に示す表において、選択日数dが基準選択期間の60日以内であるトナーカートリッジは無い。ここで、選択日数dが基準選択期間の60日以内であるトナーカートリッジがある場合には、それが在庫補充すべきトナーカートリッジとして先ず選択される。
次に、選択日数dが基準選択期間(60日)から拡大選択期間(90日)までの間に存在するトナーカートリッジを見ると、画像処理装置100−A01のK色(d=76日)および画像処理装置100−A03のK色(d=76日)のトナーカートリッジがある。
ここで、画像処理装置100−A03にはFAX機能が備えられているが、画像処理装置100−A01にはFAX機能は備えられていない。そこで、ここでは、FAX機能を有する画像処理装置100−A03のトナーカートリッジ(K色)のトナーカートリッジを、在庫補充すべきトナーカートリッジとして選択する。なお、同図においては、よりわかりやすく示すために、当該トナーカートリッジを太線で囲み、予測交換時期、FAX機能については太字で示してある。
図21に、本変形例における在庫管理装置の消耗品在庫管理処理に係る画像処理装置100と在庫管理装置300間の制御シーケンスを示すフローチャートの一部を示す。なお、同図においては、画像処理装置100の制御シーケンスは、図14と同一であり、在庫管理装置300の制御シーケンスにおいて、ステップS61よりも前の処理ステップは、図14におけるステップS31からステップS35と同一であるので、ここでは図示および説明を省略する。
また、ステップS61およびステップS62は、図17に示すフローにおけるステップS41およびステップS42と同じであり、ステップS65からステップS67は、図15に示すフローにおけるステップS37からステップS39と同じであるので、ここでは説明を省略する。
ステップS62において、選択日数dが60<d≦90であるトナーカートリッジが抽出されると、次に、抽出されたトナーカートリッジの中にFAX機能を有する画像処理装置で使用されるべきトナーカートリッジがあるかどうか判定する(ステップS63)。
FAX機能を有する画像処理装置で使用されるべきトナーカートリッジがある場合、それを在庫補充すべきトナーカートリッジとして選択し(ステップS63:YES、ステップS64)、ステップS61およびステップS64において選択されたトナーカートリッジをユーザ(この場合、オフィスAの在庫管理者)宛てに配送するように、配送指示部316(図7参照)から消耗品配送サーバ400(図1参照)に対して指示する(ステップS55)。
FAX機能を有する画像処理装置で使用されるべきトナーカートリッジが無い場合、ステップS61において選択されたトナーカートリッジをユーザ宛てに配送するように、消耗品配送サーバ400に対して指示する(ステップS53:NO、ステップS55)。
以上説明したように、本変形例の構成によると、FAX機能を有する画像処理装置に用いられるトナーカートリッジについては、基準選択期間よりも長い拡大選択期間内に選択日数dが入るものがあれば、それも併せて在庫補充すべきトナーカートリッジとして選択することにより、基準選択期間により選択される場合よりも早めに選択されることとなる。これにより、重要度の高いFAX機能を有する画像処理装置に使用されるべきトナーカートリッジについては、交換用のトナーカートリッジをより確実に在庫としてストックしておくことができ、FAXを受信した際にトナーが無くてFAXの出力が出来ないといった事態の発生を防ぐことができる。
なお、本変形例においては、FAX機能を有する画像処理装置に使用されるトナーカートリッジはK色のみとしたが、これに限られず、FAX機能を備えたカラーMFPの場合も考えられる。このような場合、ステップS64において、FAX機能を有する画像処理装置に使用され、且つ、K色のトナーカートリッジを選択すればよい。
また、本変形例においては、第2の優先条件としてFAX機能を有するか否かを考慮したが、第2の優先条件とする画像処理装置の機能としてはFAX機能に限られない。例えば、コピーを頻繁に使用するオフィスであれば、コピー機能であってもよい。第2の優先条件とする画像処理装置の機能については、ユーザにより設定可能としてもよい。
(3)オフィス等に設置されているMFPやプリンタ等の画像処理装置は、メーカーや代理店との間のリース契約で設置されているものが多く、通常、そのようなリース契約は3年から5年程度の契約期間である場合が多い。リース契約の期間が満了した画像処理装置は、契約が更新されなければ、メーカーや代理店に回収され、リース契約が更新された場合であっても、更新を機に、より高機能・多機能な機種に変更される場合も多い。
また、リース契約でなくても、設置期間が長くなると、故障やトラブルが多くなったり、処理スピードなどの画像処理装置の性能や機能に対してユーザが不満を抱くようになったりして、新しい画像処理装置と置き換えられる可能性が高くなる。
そして、画像処理装置が別の機種に置き換えられた場合、それまで使用されていたトナーカートリッジが新機種には使用できないことも多く、そうなると、在庫としてストックしていたトナーカートリッジが無駄になってしまう。
そこで、本変形例においては、設置期間が所定の期間よりも長い画像処理装置において使用されるべきトナーカートリッジについては、選択期間を基準選択期間よりも短くして、在庫補充すべきトナーカートリッジとして選択されるタイミングを遅くする構成について説明する。
なお、本変形例においては、上記所定の期間については5年、基準選択期間よりも短い選択期間(以下、「縮小選択期間」という。)については30日とした場合を例に説明する。
図22(a)は、本変形例における在庫情報の構成例である。ここでは、一例として、オフィスAにおいて画像処理装置100−A01のM色のトナーカートリッジが交換された(交換済時期が確定された)タイミングで在庫補充すべきトナーカートリッジを選択する場合について説明する。
当該装置群(この場合、オフィスA)において、当該時点で在庫のないトナーカートリッジを抽出し、予測交換時期の早い順、即ち、選択日数dが少ない順に並べた表を、図22(b)に示す。
同図に示す表において、選択日数dが基準選択期間の60日以内であるのは、画像処理装置100−A01のY色のトナーカートリッジ(d=47日)および画像処理装置100−A02のC色のトナーカートリッジ(d=56日)である。
ここで、上記2つのトナーカートリッジについて、画像処理装置の設置期間pを見てみると、画像処理装置100−A02のC色のトナーカートリッジは設置期間pが1年であるのに対し、画像処理装置100−A01のY色のトナーカートリッジは設置期間pが6年であり、5年以上設置されている。従って、画像処理装置100−A01のY色のトナーカートリッジについては、縮小選択期間を適用する。縮小選択期間は30日であるので、画像処理装置100−A01のY色のトナーカートリッジの選択に数d=56日は、縮小選択期間内ではない。よって、ここでは、画像処理装置100−A01のY色のトナーカートリッジは在庫補充すべきトナーカートリッジとして選択されず、画像処理装置100−A01のY色のトナーカートリッジのみが選択される。
なお、同図においては、よりわかりやすく示すために、上記、画像処理装置100−A01のY色のトナーカートリッジについては太線で囲み、選択日数dおよび、設置期間pについては太字で示してある。
図23に、本変形例における在庫管理装置の消耗品在庫管理処理に係る画像処理装置100と在庫管理装置300間の制御シーケンスを示すフローチャートの一部を示す。なお、同図においては、画像処理装置100の制御シーケンスは、図14と同一であり、在庫管理装置300の制御シーケンスにおいて、ステップS71よりも前の処理ステップは、図14に示すフローにおけるステップS31からステップS35と同一であるので、ここでは図示および説明を省略する。
また、ステップS77からステップS79は、図15に示すフローにおけるステップS37からステップS39と同じであるため、ここでは説明を省略する。
ステップS35(図14参照)において、在庫情報が更新されると、次に、確定交換済時期から予測交換時期までの選択日数dが、d≦60であるトナーカートリッジを抽出し、抽出されたトナーカートリッジの中に、使用されるべき画像処理装置の設置期間が5年以上のトナーカートリッジがあるかどうか判定する(ステップS71、ステップS72)。
5年以上のものが無い場合、抽出された全てのトナーカートリッジを在庫補充すべきトナーカートリッジとして選択し、選択されたトナーカートリッジをユーザ(この場合、オフィスAの在庫管理者)宛てに配送するように、配送指示部316(図7参照)から消耗品配送サーバ400(図1参照)に対して指示する(ステップS76:NO、ステップS76、ステップS77)。
5年以上のものがある場合、次に、設置期間が5年未満のトナーカートリッジを先ず選択する(ステップS72:YES、ステップS73)。
そして、設置期間が5年以上のものの中に、選択日数dが30日以下のものがあるかどうか判定する(ステップS74)。
設置期間が5年以上のものの中に、選択日数dが30日以下のものがある場合、当該選択日数dが30日以下のトナーカートリッジを在庫補充すべきトナーカートリッジとして選択し(ステップS74:YES、ステップS75)、ステップS73およびステップS75において選択されたトナーカートリッジをユーザ(この場合、オフィスAの在庫管理者)宛てに配送するように、消耗品配送サーバ400(図1参照)に対して指示する(ステップS77)。
設置期間が5年以上のものの中に、選択日数dが30日以下のものがない場合、ステップS73において選択されたトナーカートリッジをユーザ宛てに配送するように、消耗品配送サーバ400に対して指示する(ステップS74:NO、ステップS77)。
以上説明したように、本変形例の構成によると、設置期間が長い画像処理装置において使用されるべきトナーカートリッジについては、選択期間を基準選択期間よりも短くして、在庫補充すべきトナーカートリッジとして選択されるタイミングを遅くし、在庫置き場にストックされている期間をより短くして、設置期間の長い画像処理装置が置き換えられた場合に、無駄になるトナーカートリッジをより少なくして、ユーザの損失を抑制することができる。
なお、本変形例においては、縮小選択期間を適用する画像処理装置の設置期間を5年とした場合を例に説明したが、これに限られない。5年以下(例えば、3年)でもよいし、5年以上(例えば10年)でもよい。
また、縮小選択期間としては、30日の場合を例に説明したが、これに限られず、基準選択期間(ここでは、60日)よりも短い期間であれば、任意の日数を基準選択期間として設定してもよい。さらには、当該基準選択期間の日数設定については、在庫管理システムもしくは在庫管理装置300の管理責任者が設定および変更するようにしてもよいが、ユーザにより、操作パネル16上やクライアント装置200から設定および変更可能としてもよい。また、さらには、基準選択期間は日数に限られず、その単位は、年や月、時間、分、秒等であってもよい。
<実施の形態1および2の変形例>
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態1、実施の形態2および実施の形態2の変形例に限定されないのは勿論であり、さらに以下のような変形例を考えることができる。
(4)個々のトナーカートリッジの消費速度には、それほど大きな変化が見られなくても、装置群単位で全体のトナー消費量を見ると、個々の小さな変化が合わさってトナー消費速度が大きく変化している場合がある。
また、オフィス等においては、取引先の都合や業界によって繁忙期や閑散期があることも多く、例えば繁忙期には、オフィスに設置されている画像処理装置の中で、普段よく使われている画像処理装置が混み合ってくると、普段はあまり使用されていない画像処理装置も使われるようになることも考えられる。そのような場合、トナー消費速度がそれまで比較的遅く、予測交換時期がまだ先であったトナーカートリッジのトナー消費速度が速まって、予測よりも早めに交換時期を迎えることになる。
そこで、本変形例においては、装置群全体としてのトナー消費傾向を考慮して、選択期間の長さを変更する構成について説明する。
また、本変形例においては、3ヶ月を集計期間として、集計期間ごと(3ヵ月ごと)の装置群全体のトナー消費量を基にトナー消費傾向を判断する。
図24(a)は、オフィスAにおける3ヵ月ごとのナー消費量を、画像処理装置100ごとに、そして装置群全体で集計したデータを示す表である。ここでは、一例として、2011年6月15日に、オフィスAにおいて画像処理装置100−A01のM色のトナーカートリッジが交換された(交換済時期が確定された)タイミングで在庫補充すべきトナーカートリッジを選択する場合について説明する。
なお、同図に示す表に示す4月〜6月のトナー消費量においては、6月15日から6月30日までのトナー消費量は、推測値を用いている。当該トナー消費量の推測は、交換時期の予測の際と同様に、各トナーカートリッジについて取得されたトナー消費量を基に行われる。
画像処理装置100−A03のK色のトナーに関しては、過去9ヶ月間(10月〜
6月)でトナー使用量に大きな変化は見られない。しかし、オフィスA全体のトナー使用量を見ると、10月〜12月は300(g)であり、1月〜3月は290(g)であるのに対し、4月〜6月は440(g)とトナー消費量が大きく増加している。このため、オフィスA全体での画像処理装置の使用頻度が高まっていると考えられ、今後、画像処理装置100−A03の使用頻度が増す可能性が考えられる。
そこで、装置群(ここでは、オフィスA)全体のトナー消費量が多い場合には、当該装置群についての選択期間を長くして、在庫補充すべきトナーカートリッジをより早めに選択して、ユーザの元へと配送させる。
図24(b)は、装置群全体のトナー消費量と選択期間の長さとの対応関係を示す表である。3ヶ月間の装置群全体の合計トナー消費量tが、200(g)未満の場合、選択期間は30日であり、tが200(g)以上で400(g)以下である場合、選択期間は60日であり、tが400(g)よりも多い場合、選択期間は90日である。
図25(a)は、本変形例における在庫情報の構成例である。図25(b)は、当該装置群(この場合、オフィスA)において、当該時点で在庫のないトナーカートリッジを抽出し、予測交換時期の早い順、即ち、選択日数dが少ない順に並べた表をである。
オフィスAの4月から6月の3ヶ月間のトナー消費量は、図24(a)の表より、440(g)であるので、図24(b)の表より、選択期間は90日である。
図25(b)に示す表において、選択日数が90日以内であるのは、画像処理装置100−A01のK色のトナーカートリッジ(d=45日)および画像処理装置100−A03のK色のトナーカートリッジ(d=76日)であるので、ここでは、在庫補充すべきトナーカートリッジとして上記2つのトナーカートリッジが選択される。
なお、同図においては、よりわかりやすく示すために、上記、画像処理装置100−A01のK色のトナーカートリッジおよび画像処理装置100−A03のK色のトナーカートリッジについては太線で囲み、これらの選択日数dについては太字で示してある。
図26に、本変形例における在庫管理装置の消耗品在庫管理処理に係る画像処理装置100と在庫管理装置300間の制御シーケンスを示すフローチャートの一部を示す。なお、同図においては、画像処理装置100の制御シーケンスは、図14と同一であり、在庫管理装置300の制御シーケンスにおいて、ステップS81よりも前の処理ステップは、図14に示すフローにおけるステップS31からステップS35と同一であるので、ここでは図示および説明を省略する。
また、ステップS86からステップS88は、図15に示すフローにおけるステップS37からステップS39と同じであるため、ここでは説明を省略する。
ステップS35(図14参照)において、在庫情報が更新されると、次に、当該装置群(ここでは、オフィスA)全体の直近3ヶ月間の合計トナー消費量tを算出し、tの値が200(g)よりも多いか少ないか、400(g)よりも多いか少ないかについて判定を行う(ステップS81、ステップS82)。
tが200(g)よりも少ない場合、選択日数dが30日以下であるトナーカートリッジを在庫補充すべきトナーカートリッジとして選択し、当該選択されたトナーカートリッジをユーザ(この場合、オフィスAの在庫管理者)宛てに配送するように、消耗品配送サーバ400(図1参照)に対して指示する(ステップS82:t<200、ステップS83、ステップS86)。
tが200(g)以上400(g)以下である場合、選択日数dが60日以下のトナーカートリッジを在庫補充すべきトナーカートリッジとして選択し、当該選択されたトナーカートリッジをユーザ宛てに配送するように指示する(ステップS82:200≦t≦400、ステップS84、ステップS86)。
tが400(g)よりも多い場合、選択日数dが90日以下のトナーカートリッジを在庫補充すべきトナーカートリッジとして選択し、当該選択されたトナーカートリッジをユーザ宛てに配送するように指示する(ステップS82:400<t、ステップS85、ステップS86)。
上記の構成によると、例えば、以下のような効果がある。図24(a)に示す表より窺えるように、過去9ヶ月間において画像処理装置100−A03のK色のトナー消費量には大きな変化は見受けられなかったが、上記のようにオフィスA全体のトナー消費量に従って選択期間を変更することにより、画像処理装置100−A03のK色のトナーカートリッジも今回在庫補充すべきトナーカートリッジとして選択されることとなり、画像処理装置100−A03の使用頻度が今後高まった場合においても、早めにトナーカートリッジの在庫を確保することができる。
以上説明したように、本変形例の構成によると、装置群全体のトナー消費量が多い場合には、選択期間を長くして当該装置群における在庫補充用トナーカートリッジを早めに選択して在庫補充し、装置群全体のトナー消費量が少ない場合には、選択期間を短くして、在庫補充用トナーかトリッジの選択を遅めにすることにより、繁忙期や閑散期といったオフィス全体での画像処理装置の使用状況の変化に対応してトナーカートリッジの在庫管理を行うことができる。
なお、上記説明においては、選択期間の長さの判断基準とする装置群全体のトナー消費量を3ヶ月間の合計としたが、これに限られない。集計期間は、例えば、3ヶ月よりも短い期間でもよいし、それよりも長い期間であってもよい。ただし、あまり短い期間や逆に長すぎる期間にすると、装置群全体でのトナー消費量の傾向が明確に現れなくなるので、例えば、数週間から数ヶ月程度とするのが好ましい。
また、図24(a)に示す表においては、過去1年分のトナー消費量のデータが掲載されているが、これに限られない。直近の3ヶ月のトナー消費量データのみでもよいし、1年以上のデータを記憶しておき、トナー消費量の増減に毎年同様の傾向が観察されるようであれば、それを基に将来のトナー使用量を予測して早めに選択期間を変更するようにしてもよい。
さらには、本変形例においては、トナー消費量の合計値を算出する期間(3ヶ月)を、四半期ごとに固定し、期間の途中で合計値を算出する場合には、期間の終わりまでの残りの期間については、予測値を用いるとしたが、これに限られない。例えば、在庫補充すべきトナーカートリッジ選択の時点を起点としてそこから過去3ヶ月にさかのぼってトナー消費量の合計値を算出してもよい。
(5)上記実施の形態1および2、並びに実施の形態2の各変形例においては、トナーカートリッジが交換されると、在庫が無いもののうち選択日数が選択期間内であるものを、即ち、予測交換時期の早い方から在庫補充すべきトナーカートリッジを選択する構成について説明した。
しかし、上記各実施の形態の方法により消耗品(トナーカートリッジ)の在庫管理がなされるユーザの中に、在庫スペースが非常に限られているユーザと在庫スペースに余裕のあるユーザとが混在している場合、在庫スペースに余裕のあるユーザの中には、交換されたトナーカートリッジと同じ種類のトナーカートリッジを在庫補充すべきトナーカートリッジとして選択したいと考えるユーザもいることが考えられる。
本変形例では、上記実施の形態1の第1の選択モードと、交換されたトナーカートリッジと同じ種類のトナーカートリッジを在庫補充すべきトナーカートリッジとして選択する選択モード(以下、「第2の選択モード」という。)との何れの選択モードを在庫管理装置300に実行させるかについて、ユーザが選択可能な構成について説明する。なお、上記選択モードの実行についてのユーザによる選択は、操作パネル16(図2参照)上からユーザにより選択が入力され、設定されている。
図27に、本変形例における在庫管理装置の消耗品在庫管理処理に係る画像処理装置100と在庫管理装置300間の制御シーケンスを示すフローチャートの一部を示す。なお、同図においては、画像処理装置100の制御シーケンスは、図14と同一であり、在庫管理装置300の制御シーケンスにおいて、ステップS91よりも前の処理ステップは、図14におけるステップS31からステップS35と同一であるので、ここでは図示および説明を省略する。
また、ステップS94からステップS96は、図15に示すフローにおけるステップS37からステップS39と同じであるため、ここでは説明を省略する。
ステップS35(図14参照)において、在庫情報が更新されると、次に、第1の選択モードと第2の選択モードのうち何れの選択モードがユーザにより選択されているかを判定する(ステップS35、ステップS91)。
第1の選択モードが選択されている場合、選択日数dが60日以下であるトナーカートリッジを在庫補充すべきトナーカートリッジとして選択し、当該選択されたトナーカートリッジをユーザ(この場合、オフィスAの在庫管理者)宛てに配送するように、消耗品配送サーバ400(図1参照)に対して指示する(ステップS91:第1、ステップS92、ステップS93)。
ステップS91において、ユーザにより第2の選択モードが選択されている場合、交換されたトナーカートリッジと同一種類のトナーカートリッジを在庫補充用として選択し、選択されたトナーカートリッジをユーザ宛てに配送するように、消耗品配送サーバ400に対して指示する(ステップS91:第2、ステップS93、ステップS94)。
以上説明したように、本変形例の構成によると、第1および第2の選択モードのうち何れの選択モードにより在庫補充すべきトナーカートリッジを選択するかについて、ユーザが選択設定可能であるため、ユーザの個別の希望や都合に対応することができ、ユーザの利便性に資することができる。
また、交換されたトナーカートリッジと異なる種類のトナーカートリッジが在庫補充用に配送されてくると、実際には問題が無くても不安に感じるユーザもいるかもしれないため、このような場合においても、第1の選択モードと第2の選択モードの何れかの選択モードをユーザが選択可能とすることにより、ユーザの不安を軽減してユーザの利便性に資することができる。
なお、上記説明においては、トナーカートリッジの選択モードの選択設定については、ユーザが予め一度設定しておけば、以降はその設定がユーザにより変更されない限り当該設定に従うようにしてもよく、トナーカートリッジが交換されて在庫補充用のトナーカートリッジが選択されるタイミングが発生するたびに、毎回ユーザに対して、例えば操作パネル16上に何れの選択モードを選択するかの入力を促すメッセージを表示させて、ユーザの選択入力に毎回従うようにしてもよい。
なお、上記説明においては、選択モードの選択入力は、操作パネル16上から行われるとしたが、これに限られず、在庫管理装置300の入力/操作部303から入力されてもよく、また、クライアント装置200の入力手段から入力されてもよい。
(6)上記変形例5においては、第1の選択モードおよび第2の選択モードのいずれかをユーザが選択可能な構成について説明したが、これに限られない。
例えば、実施の形態2および実施の形態2の各変形例と同様に、基準選択期間内に予測交換時期を迎える(選択日数dが基準選択期間内である)トナーカートリッジの他に、第2優先条件に該当するトナーカートリッジについては、基準選択期間よりも長い拡大選択期間内に予測交換時期を迎えるものがあれば、それも併せて在庫補充すべきトナーカートリッジとして選択する選択モード(以下、「第3の選択モード」という。)と、上記第2の選択モードとのいずれかの選択モードをユーザが選択可能な構成としても良い。
(7)さらには、第1、第2、第3の選択モードからいずれか1つの選択モードをユーザが選択可能な構成としても良い。
(8)上記各実施の形態および各変形例においては、消耗品在庫補充のタイミングとなる消耗に係る所定の消耗状態は、画像処理装置100において、トナーカートリッジが交換された(交換済時期が確定された)ことである場合について説明した。しかし、これに限られず、消耗品在庫補充のタイミングとなる消耗に係る所定の消耗状態は、トナーが所定の消耗程度(例えば、カートリッジニアエンプティ)になったタイミングで行われてもよい。
本変形例においては、カートリッジニアエンプティが検出されたタイミングで、在庫補充すべきトナーカートリッジを選択する構成について以下に説明する。
図28に、本変形例における在庫管理装置の消耗品在庫管理処理に係る画像処理装置100と在庫管理装置300間の制御シーケンスを示すフローチャートを示す。ここでは、一例としてオフィスA(図1参照)について説明する。
先ず、オフィスAに属する画像処理装置100−A01、100−A02、100−A03は、それぞれ自機においてカートリッジニアエンプティが検出されたかどうかを判定する(ステップS101)。
カートリッジニアエンプティが検出されていない場合、次にトナーカートリッジが交換されたことが検出されたかどうかを判定する(ステップS101:NO、ステップS103)。なお、ここでのトナーカートリッジの交換検出には、トナーカートリッジ交換推定動作の検出も含むものとする。
トナーカートリッジの交換が検出されていない場合、リターンしてステップS101に戻り、カートリッジニアエンプティが検出されたかどうかの判定を行う(ステップS103:NO、ステップS101)。
トナーカートリッジの交換が検出されている場合、次に自機において、トナー交換済時期確定部611(図6参照)によりトナーカートリッジの交換済時期が確定されているかどうかの判定を行う(ステップS103:YES、ステップS104)。
トナーカートリッジの交換済時期が確定されていない場合、確定されるまで引き続き当該判定を行う(ステップS104:NO、ステップS104)。
トナーカートリッジ交換済時期が確定されている場合、交換済トナー情報記憶部665(図6参照)に記憶されている交換済トナー情報を在庫管理装置300へと送信する(ステップS104:YES、ステップS105)。
ステップS101において、カートリッジニアエンプティが検出されている場合、ニアエンプティ情報を在庫管理装置300へと送信する(ステップS101:YES、ステップS102)。
このとき、画像処理装置100から在庫管理装置300へと通知されるニアエンプティ情報の通知フレームの構成例を図29に示す。同図に示すように、ニアエンプティ情報とは、当該ニアエンプティ情報の通知先(在庫管理装置300)を認識する通知先情報の他、当該ニアエンプティ情報の供給元(通知元)の画像処理装置100(カートリッジニアエンプティが検出された画像処理装置100)を識別するための画像処理装置識別情報、カートリッジニアエンプティが検出されたトナーカートリッジの種類を示すトナーカートリッジ識別情報、および、カートリッジニアエンプティの検出日を示すカートリッジニアエンプティ検出日情報を含んだ構成を有し、実施の形態1における交換済トナー情報に相当するものである。本変形例においては、ニアエンプティ情報を在庫補充タイミング発生情報として用いる。
図28のフローに戻って、ステップS102でニアエンプティ情報が画像処理装置100から在庫管理装置300へと送信されるのであるが、ここで、在庫管理装置300においては、ニアエンプティ情報を受信したかどうかの判定が行われる(ステップS111)。
ニアエンプティ情報を受信した場合、カートリッジニアエンプティ検出日から予測交換時期までの日数である選択日数eが60日以下であるトナーカートリッジを在庫補充すべきトナーカートリッジとして選択する(ステップS111:YES、ステップS112)。そして、選択されたトナーカートリッジをユーザ(この場合、オフィスAの在庫管理者)宛てに配送するように、配送指示部316(図7参照)から消耗品配送サーバ400に対して指示した後、配送指示されたトナーカートリッジがユーザ(この場合、オフィスAの在庫管理者)の元へ配送されたことを知らせる配送済消耗品情報を消耗品配送サーバ400から受信したかどうかを判定する(ステップS113、ステップS114)。
ステップS111において、ニアエンプティ情報を受信していない場合、続いて配送済消耗品情報を消耗品配送サーバ400から受信したかどうかを判定する(ステップS111:NO、ステップS114)。
ステップS114において、配送済消耗品情報を受信した場合、当該配送済消耗品情報を参照して配送先のユーザの装置群当の在庫情報を更新した後、ステップS111に戻って、ニアエンプティ情報を受信したかどうかの判定を行う(ステップS114:YES、ステップS116、ステップS111)。
配送済消耗品情報を受信していない場合、次に、交換済トナー情報を受信したかどうかの判定を行う(ステップS114:NO、ステップS115)。
交換済トナー情報を受信した場合、当該交換済トナー情報を参照して、当該交換済消耗品情報の供給元(通知元)の画像処理装置100が属する装置群の在庫情報を更新する(ステップS115:YES)。
交換済トナー情報を受信していない場合、ステップS111に戻って、ニアエンプティ情報を受信したかどうかの判定を行う(ステップS115:NO、ステップS111)。
上記のように、カートリッジニアエンプティが検出されたタイミングで在庫補充すべきトナーカートリッジを選択するようにしても、トナーカートリッジが交換されたタイミングで選択する上記各実施の形態および各変形例の場合と同様に、在庫上限数や最低発注数等の入力設定といったユーザの手間を軽減しつつ、在庫のトナーカートリッジを適切にストックしておくことができる。
なお、選択日数eは、カートリッジニアエンプティ検出日から予測交換時期までの日数としたが、これに限られない。例えば、在庫管理装置300がニアエンプティ情報を受信(取得)した時点からの日数としてもよい。
また、在庫補充すべきトナーカートリッジを選択するタイミングとなるトナーの消耗程度は、カートリッジニアエンプティに限られない。例えば、トナーカートリッジのトナー残量が半分になった時や、カートリッジエンプティ検出時としてもよい。
(9)上記実施の形態1および2、並びに各変形例においては、在庫管理装置300(図1参照)の在庫補充消耗品選択部315(図7参照)により在庫補充すべきトナーカートリッジが選択されると、選択されたトナーカートリッジをユーザ宛に配送するように、配送指示部316(図7参照)から消耗品配送サーバ400に対して指示が出され、自動的にユーザの元へと配送される構成について説明した。
しかし、これに限られず、以下のような変形例を考えることができる。例えば、在庫補充消耗品選択部315により在庫補充すべきトナーカートリッジが選択されると、自動的に消耗品配送サーバ400に対して配送指示が出される代わりに、選択されたトナーカートリッジを在庫補充すべきトナーカートリッジとして操作パネル上に表示させ、それを見たユーザがFAXや電話等によりオフィスサプライ販売業者や販売代理店等に当該トナーカートリッジを発注するようにしてもよい。
本変形例では、上記構成を実施の形態1の構成に適用した場合を例に説明する。
図30に、本変形例における在庫管理装置の消耗品在庫管理処理に係る画像処理装置100と在庫管理装置300間の制御シーケンスを示すフローチャートの一部を示す。なお、同図においては、画像処理装置100の制御シーケンスは、図14と同一であり、在庫管理装置300の制御シーケンスにおいて、ステップS121よりも前の処理ステップは、図14におけるステップS31からステップS35と同一であるので、ここでは図示および説明を省略し、ステップS121は、図15におけるステップS36と同じであるので、ここでは説明を省略する。
ステップS121において、選択日数dが60日以下であるトナーカートリッジが選択されると、選択されたトナーカートリッジを、在庫補充すべきトナーカートリッジとして操作パネル16(図2参照)に表示させた後、図14に示すフローにおけるステップS31へと戻って次の交換済トナー情報を受信したかどうか監視する(ステップS122、ステップS31)。
以上、本変形例の構成によると、在庫補充すべきトナーかトリッジについては、在庫管理装置300により自動的に選択して欲しいが、その発注に関しては、消耗品配送サーバ400が自動的に発注を行う画像処理装置メーカーの販売・サービス会社等ではなく、古くから付き合いのあるなじみの業者にお願いしたい場合などに、ユーザが直接業者に発注することが出来るので、ユーザの利便性に資することができる。
ただし、本発明の各実施の形態、各変形例の在庫管理システムにおける消耗品配送サーバ400は、画像処理装置メーカの販売・サービス会社の消耗品配送サーバに限られないため、上記なじみの業者が本発明の在庫管理システムに対応可能な消耗品配送サーバを有している場合、上記業者のサーバを消耗品配送サーバ400として本発明の在庫管理システムを適用することができる。
なお、本変形例の構成を実施の形態2および各変形例に適用してもよい。
(10)上記各実施の形態および各変形例においては、在庫管理装置300(図1参照)の記憶部320(図7参照)は、取得された交換済トナー情報を参照して、交換されたトナーカートリッジを該当する装置群の在庫情報から差し引く更新を行い、受信した配送済消耗品情報を参照して、配送されたトナーカートリッジを該当する装置群の在庫情報に加える更新を行う構成について説明した。
しかし、これに限られず、在庫の増減についての情報をユーザが手動で入力し、在庫情報の更新を行ってもよい。
本変形例における在庫管理装置の在庫情報更新処理に係る画像処理装置100と在庫管理装置300間の制御シーケンスを示すフローチャートを図31に示す。ここでは、一例としてオフィスA(図1参照)について説明する。
先ず、オフィスAに属する画像処理装置100−A01、100−A02、100−A03はそれぞれ、自機において在庫の増減に係る情報(以下、「在庫変化情報」という。)の入力がユーザにより行われたかどうかを監視している(ステップS131)。
ここで、在庫変化情報には、トナーカートリッジが交換されたことによる在庫減少に関する情報(実施の形態1における交換済トナー情報に相当)、および、在庫補充すべきトナーカートリッジが配送されて在庫としてストックされたことによる在庫増加に関する情報(実施の形態1における配送済消耗品情報に相当)が含まれる。
また、在庫変化情報の入力は、画像処理装置100−A01、100−A02、100−A03のうちのいずれかの画像処理装置の操作パネル16(図2参照)からユーザが行う。
ステップS131において、在庫変化情報の入力を受け付けると、当該受け付けた在庫変化情報を在庫管理装置300へと送信した後、ステップS131に戻って、再び在庫変化情報の入力を受け付けたかどうかの監視を行う(ステップS131:YES、ステップS132、ステップS131)。
そして、在庫管理装置300においては、在庫変化情報を受信したかどうかを監視しており、在庫変化情報を受信すると、受信した在庫変化情報を参照して、該当する装置群の在庫情報を更新した後、ステップS141に戻って、再び在庫変化情報を受信したかどうかの監視を行う(ステップS141:YES、ステップS142、ステップS141)。
以上説明した本変形例の構成によると、在庫補充すべきトナーカートリッジをユーザが直接業者に発注する場合においても、在庫情報を最新の状態にアップデートすることができるため、在庫補充すべきトナーカートリッジの選択を適切に行うことができる。
なお、上記在庫情報の入力については、画像処理装置100−A01、100−A02、100−A03のうちのいずれかの画像処理装置の操作パネル16からユーザが行うとしたが、これに限られない。例えば、画像処理装置100−A01、100−A02、100−A03のうちいずれか1つのみが在庫変化情報を受付可能としてもよい。この場合、当該受付可能な画像処理装置のみが、ステップS131における在庫変化情報の入力が受付られたかどうかの監視を行えばよい。
また、在庫変化情報の入力は、画像処理装置の操作パネル上からに限られない。例えば、ネットワークを介して接続されたクライアント装置からキーボード等の入力装置を用いて在庫変化情報が入力されるとしてもよい。この場合、入力された在庫変化情報は、直接在庫管理装置300へと送信されてもよく、画像処理装置100を経由して在庫管理装置300へと送信されてもよい。
さらには、上記、在庫変化情報の入力については、パスワード等により在庫管理担当者のみが入力可能としてもよい。このように、すると、複数のユーザがお互いに他のユーザが在庫変化情報を入力したことを知らずに、重複して同じ在庫変化情報を入力してしまう事態を防止することができる。
また、上記在庫変化情報としては、在庫増加に関する情報のみをユーザが手動で入力し、在庫減少に関する情報については、上記各実施の形態および各変形例と同様に、在庫管理装置300が画像処理装置100から交換済トナー情報を取得し、当該取得した交換済トナー情報を参照して更新を行ってもよい。
(11)上記各実施の形態および変形例8を除く各変形例においては、画像処理装置100にて交換が検出されたトナーカートリッジそれぞれについて交換済時期が確定すると、交換済トナー情報が在庫管理装置300へと送信され、在庫管理装置300は、交換済トナー情報を受信すると、その都度、交換済時期確定中情報を、該当する装置群における各画像処理装置100に対して要求し、交換済時期確定中のトナーカートリッジがある場合には、それが確定するのを待ってから、在庫情報が更新され、在庫補充すべきトナーカートリッジが選択される構成について説明した。
しかし、これに限られず、例えば、以下のようにしてもよい。画像処理装置100は、自機においてトナーカートリッジの交換が検出されると、自機も含めて同装置群に属する各画像処理装置において交換済時期確定中のトナーカートリッジがあるかどうかについての情報を取得し、確定中のものが無い場合には、そのまま上記交換されたトナーカートリッジについての情報を交換済トナー情報として在庫管理装置300に送信し、確定中のものがある場合には、それが確定するのを待ってから、交換済トナー情報を在庫管理装置300へと送信するようにしてもよい。
図32は、本変形例における在庫管理装置の消耗品在庫管理処理に係る画像処理装置100と在庫管理装置300間の制御シーケンスを示すフローチャートである。ここでは、一例としてオフィスA(図1参照)について、本変形例の構成を実施の形態1に適用した場合を例として説明する。
ステップS151およびステップS152は、それぞれ図14に示すフローにおけるステップS21およびステップS22と同じであるので、ここでは説明を省略する。
ステップS152において、トナーカートリッジ交換済時期が確定されている場合、次に、自機が属しているのと同じ装置群に属している他の画像処理装置100それぞれに対して、それぞれにおいて交換済時期確定中のトナーカートリッジがあるかどうかを示す交換済時期確定中情報を送信するように要求する(ステップS152:YES、ステップS153)。
そして、要求した全ての画像処理装置100から交換済時期確定中情報を受信したかどうかを監視する(ステップS154)。
全ての交換済時期確定中情報を受信すると、受信した交換済時期確定中情報を参照して、当該装置群の画像処理装置100において、交換済時期確定中のトナーカートリッジがあるかどうか判定する(ステップS154:YES、ステップS155)。
交換済時期確定中のトナーカートリッジがある場合、ステップS153に戻って、再び同じ装置群に属する各画像処理装置100に対して交換済時期確定中情報を送信するように要求し(ステップS155:YES、ステップS153)、以降、ステップS155において交換済時期確定中のトナーカートリッジが無いと判定されるまで、ステップS153からステップS155を繰り返す。
交換済時期確定中のトナーカートリッジが無い場合、在庫管理装置300に向けて交換済トナー情報を送信する(ステップS155:NO、ステップS156)。
ここで、在庫管理装置300においては、交換済トナー情報を受信したかどうかを監視している(ステップS161)。
在庫管理装置300の交換済トナー情報取得部311(図7参照)が交換済トナー情報を受信すると、記憶部320(図7参照)は、受信した交換済トナー情報を参照して、トナーカートリッジが交換された画像処理装置100が属する装置群(この場合は、オフィスA)の在庫情報において、交換されたトナーカートリッジを在庫から差し引き、当該在庫情報を更新する(ステップS161:YES、ステップS162)。
以下、ステップS163からステップS166は、図15に示すフローにおけるステップS36からステップS39と同じであるので、ここでは説明を省略する。
以上、本変形例の構成によっても、上記各実施の形態および各変形例の構成と同様に、新品検出機構を備えていないトナーカートリッジが交換された場合であっても、当該トナーカートリッジの交換済時期が確定するのを待って在庫情報を更新することで、より正確な在庫情報を参照することができ、在庫補充すべきトナーカートリッジの選択をより適切に行うことができる。
なお、上記交換済トナー情報の在庫管理装置300への送信に際しては、トナーカートリッジの交換が検出された画像処理装置100と交換済時期確定中であった画像処理装置100が異なる場合には、各画像処理装置100が自機において交換されたトナーカートリッジについての情報をそれぞれ別個に在庫管理装置300へと送信してもよいが、例えば、いずれか1つの画像処理装置100がこれら交換されたトナーカートリッジについての情報をとりまとめて、在庫管理装置300へと送信してもよい。
(12)上記各実施の形態および各変形例においては、各画像処理装置において使用される各トナーカートリッジの交換時期を予測するトナー交換時期予測部313(図7参照)は、在庫管理装置300に備えられているが、これに限られない。
例えば、各画像処理装置100がトナー交換時期予測部を備え、それぞれの画像処理装置100が自機において使用されている各トナーカートリッジの交換時期を予測し、予測交換時期の情報を在庫管理装置300へと送信してもよい。
図33は、本変形例における画像処理装置100の制御部60の構成を示すブロック図であり、図34は、本変形例における在庫管理装置300の概略構成を示す制御ブロック図である。
画像処理装置100の制御部60は、トナー消費量情報取得部614およびトナー交換時期予測部615を備え、これらは、それぞれ、図7に示す実施の形態1におけるトナー消費量情報取得部312およびトナー交換時期予測部313と同様の機能を果たす。また、これらは、それぞれ、CPU61の機能の一部である。
記憶部66は、自機において使用される各色トナーの消費量についての情報であるトナー消費量情報を記憶するトナー消費量情報記憶部666を有する。当該トナー消費量情報記憶部666は、図7に示す実施の形態1における在庫管理装置300のトナー消費量情報記憶部322と同様の機能を果たす。なお、当該トナー消費量情報記憶部666の機能を、EEPROM663に行わせてもよい。
一方、本変形例における在庫管理装置300の制御部310は、図7に示すトナー消費量情報取得部312およびトナー交換時期予測部313を備えない。
また、本変形例における在庫管理装置300の記憶部320は、図7に示すトナー消費量情報を記憶しない。
(13)上記各実施の形態および各変形例においては、画像処理装置100と在庫管理装置300とがネットワークを介して接続され、在庫管理装置300が在庫補充すべきトナーカートリッジを選択し、在庫管理を行う構成について説明した。
しかし、これに限られず、例えば、図1に示す在庫管理システムにおいて、在庫管理装置300を備えず、当該在庫管理装置300の機能を各画像処理装置100に実行させても良い。
以下、本変形例においては、上記構成を実施の形態1に適用した場合を例として、説明する。
図35は、本変形例における画像処理装置900の制御部90の構成を示すブロック図である。ここでは、画像処理装置900は、オフィスA(図1参照)に設置されているとする。
通信I/F部92、画像処理部93、画像メモリ94、レーザダイオード駆動部95は、図6に示す、実施の形態1における画像処理装置100の制御部ブロック図における通信I/F部62、画像処理部63、画像メモリ64、レーザダイオード駆動部65とそれぞれ同様の機能を果たす。
また、CPU91は、トナー交換済時期確定部911、トナー消費量演算部913、トナー消費量情報取得部914、トナー交換時期予測部915、在庫補充消耗品選択部917、配送指示部918を備えるが、これらはそれぞれ、図6および図7における、トナー交換済時期確定部611、トナー消費量演算部613、トナー消費量情報取得部614、トナー交換時期予測部615、在庫補充消耗品選択部315、配送指示部316と同様の機能を果たす。
CPU91は、さらに、その機能の一部として、交換済トナー情報取得部912を備える。当該交換済トナー情報取得部912は、トナーカートリッジが交換され、トナー交換済時期確定部911によりトナーカートリッジが実際に交換された日である交換済時期が確定されると、トナーカートリッジセットセンサ75により検出された当該交換されたトナーカートリッジの種類を示す情報を、上記確定された交換済時期の情報と共に、交換済トナー情報として取得する。なお、取得された交換済トナー情報は、EEPROM963等に一時的に記憶されてもよい。
記憶部96は、ROM961、RAM962、EEPROM963、および、ページドット数記憶部964、を備えるが、これらはそれぞれ、図6に示す、ROM661、RAM662、EEPROM663、および、ページドット数記憶部664と同様の機能を果たし、トナー消費量情報記憶部965は、図7に示すトナー消費量情報記憶部322と同様の機能を果たす。
本変形例においては、制御部90の記憶部96は、在庫情報記憶部966を更に有し、当該在庫情報記憶部966は、図7における在庫情報記憶部321と同様の機能を果たす。
図36は、本変形例の画像処理装置900における在庫管理処理の内容を示すフローチャートである。
先ず、トナーカートリッジの交換が検出されたかどうかを監視する(ステップS171)。ここでのトナーカートリッジの交換検出には、トナーカートリッジ交換推定動作の検出も含むものとする。
トナーカートリッジの交換が検出されると、当該交換が検出されたトナーカートリッジを含めて、自機において交換済時期が確定中(未確定)のトナーカートリッジがあるかどうか判定する(ステップS171:YES、ステップS172)。
交換済時期確定中のトナーカートリッジがある場合、交換済時期が確定するまで当該判定を繰り返す(ステップS172:YES、ステップS172)。
交換済時期確定中のトナーカートリッジが無い場合、在庫情報記憶部966は、交換済トナー情報取得部912により取得された交換済トナー情報を参照して、在庫情報を更新する(ステップS172:NO、ステップS173)。
なお、本変形例においては、例えば、オフィスAには、複数の画像処理装置900が設置されており、各画像処理装置900には、それぞれ自機に使用されるトナーカートリッジ専用の在庫スペースが割り当てられており、それぞれ自機に対して割り当てられている在庫スペースにおける在庫上限数が設定され、自機の在庫情報を記憶している。
そして、更新された最新の在庫情報を参照して選択日数dが60日以下であるトナーカートリッジを選択し、選択されたトナーカートリッジをユーザ(この場合、オフィスAの在庫管理者)宛てに配送するように、配送指示部918(図35参照)から消耗品配送サーバ400に対して指示する(ステップS174、ステップS175)。
その後、配送指示されたトナーカートリッジがユーザ(この場合、オフィスAの在庫管理者)の元へ配送されたことを知らせる配送済消耗品情報を消耗品配送サーバ400から受信したかどうかを監視し(ステップS176)、配送済消耗品情報を受信すると、在庫情報記憶部966(図35参照)は、当該受信した配送済消耗品情報を参照し、配送されたトナーカートリッジを在庫に加えて、自機の在庫情報を更新し(ステップS176:YES、ステップS177)、リターンしてステップS171に戻り、トナーカートリッジが交換されたかどうか監視する。
なお、ここでは、配送済消耗品情報は、消耗品配送サーバ400から、配送されたトナーカートリッジが使用される(在庫補充対象の)画像処理装置900に対して送信される。
以上説明した本変形例の構成によっても、各実施の形態および各変形例と同様に、在庫としてストックしておくトナーカートリッジの数量が少なくても交換の必要が生じたときに、交換すべきトナーカートリッジの在庫が無くてユーザが困るという事態の発生を回避して、ユーザの利便性に資することができる。
なお、本変形例の構成は、オフィス等において設置されている画像処理装置900が1台である場合にも適用することができる。
(14)上記実施の形態2においては、K(ブラック)色のトナーであることを第2優先条件としたが、第2優先条件として考慮するトナー色は、K色に限られず、C、M、Y、K色のいずれのトナー色を第2優先条件としてもよい。
例えば、C色のトナー消費が多いオフィス等においては、C色を第2優先条件としてもよい。
(15)上記変形例2においては、FAX機能を有することを第2優先条件として考慮する構成について説明したが、第2優先条件として考慮する画像処理装置の機能としては、これに限られない。
例えば、様々な種類(普通紙、厚紙、OHPシート等)や様々なサイズ(A4、B5、A3、はがきサイズ等)の記録用紙が使用できる画像処理装置の方がユーザにとっては利便性が高く、使用頻度、重要度が高いことは想像に難くない。従って、対応している記録用紙の種類や用紙サイズが多い画像処理装置100において使用されるトナーカートリッジを優先的に選択するようにしてもよい。
(16)上記各実施の形態および各変形例においては、在庫補充用トナーカートリッジを選択するタイミングは、トナーカートリッジが交換された時(交換が確定された時)としたが、これに限られない。
例えば、毎日や隔日、数分間隔、数時間間隔といった所定時間間隔ごとに選択を行ってもよい。この場合、上記所定時間間隔は、あまり長いと在庫補充用のトナーカートリッジの発注が遅れて、交換が必要となる前にユーザの元へと配送されなくなる虞があるので、最長でも、例えば一週間程度とするのが望ましい。なお、前記選択のタイミングは、あまり時間間隔が長くならない限り、必ずしも一定の等しい時間間隔ごとでなくてもよい。
(17)上記各実施の形態および各変形例においては、在庫管理対象の消耗品としてトナーカートリッジを例に説明したが、これに限られない。
トナーカートリッジの他に、感光体ユニット、転写ベルトユニット、および定着ユニット等の消耗品を在庫管理対象の消耗品としてもよい。この場合、それぞれの消耗品について在庫補充用消耗品を選択するタイミングは、上記各実施の形態と同様に、消耗品が交換された時(消耗品の交換が確定された時)でもよいが、それぞれの消耗品ごとに、例えば、所定の消耗程度に達した時などに設定してもよい。
(18)上記各実施形態および各変形例においては、トナーエンプティセンサ724によりサブホッパ72内のトナーの有無を検知する構成について説明したが、これに限られない。
例えば、サブホッパ72の本体部725の向かい合う側壁にそれぞれ透光窓を設け、当該透光窓に対向して本体部725の外部に、発光部と受光部とから成るフォトセンサを配設し、発光部からの出射光が、サブホッパ72内部のトナーにより遮られることなく、当該透光窓を透過して受光部により受光されることにより、サブホッパ72内にトナーが無くなったことを検出する方法や、トナー液面に載置された検出板に取着された磁石の位置をリードスイッチにて検出することにより、サブホッパ72内のトナー液面の高さを検出し、トナー液面が所定の高さを下回るとサブホッパ72内にトナーが無くなったとして検出する方法等を用いてトナー残量を検出してもよい。
(19)上記変形例9においては、在庫管理装置300により在庫補充すべきトナーカートリッジが選択されたら、選択されたトナーカートリッジを画像処理装置100の操作パネル16上に表示させてユーザに通知する構成について説明したが、これに限られず、ユーザへの通知方法としては、例えば、画像処理装置100からプリントアウトして記録シート上に表示させる方法や、ユーザ(管理者)宛てに電子メールを送付して通知する方法、または、画像処理装置100に備えられたスピーカーから音声によりユーザに通知する方法等を用いてもよい。
(20)上記各実施の形態および各変形例においては、1つの在庫管理装置300が複数の装置群の在庫管理を行う場合を例に説明したが、これに限られず、1つの在庫管理装置300が在庫管理を行う装置群は1つであってもよい。また、実施の形態1でも述べたように、1つの装置群に属する画像処理装置は、複数に限られず、1つであってもよい。
(21)上記各実施の形態および各変形例においては、トナーカートリッジの交換が検出され、交換済時期が確定されると、当該交換されたトナーカートリッジについての情報が更新された在庫情報を参照して、在庫補充すべきトナーカートリッジを選択する構成について説明したが、これに限られない。
例えば、トナーカートリッジの交換が検出され、交換済時期が確定されると、在庫情報の更新に先立って、在庫補充すべきトナーカートリッジを選択してもよい。
交換されたトナーカートリッジについての情報が更新されていない状態の在庫情報においては、当該トナーカートリッジについては、「在庫あり」となっているため、在庫補充すべきトナーカートリッジの選択候補には挙がらないが、交換されて間もないトナーカートリッジは、まだトナーが十分収容されており、また、交換時期の予測もまだできないため、在庫補充すべきトナーカートリッジの選択候補から外しても問題ないと考えられる。
ただし、このとき、トナーカートリッジの交換済時期が確定される前に在庫補充すべきトナーカートリッジを選択するのは好ましくない。交換済時期が確定する前(未確定)の状態においては、トナーカートリッジは実際には交換されていない可能性もあり、その場合、在庫補充すべきトナーカートリッジを選択すると、在庫上限数を上回って、在庫置き場から溢れてしまう虞があるためである。
(22)本発明に係る画像処理装置は、タンデム型カラーデジタル複合機に限るものではなく、モノクロ画像を形成する複合機であってもよく、また、複合機に限られず、カラーまたはモノクロの画像を形成できるプリンタ、複写機、FAX等にも適用できる。
また、上記各実施の形態および上記各変形例の内容をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
なお、上記各実施の形態、各変形例、各図面において示された数値は、一例として示されたものであり、これら数値に限定されないのは勿論である。
さらに、本発明は、在庫管理装置、在庫管理システム、および画像処理装置に限られず、これらにおいて在庫を管理する方法であるとしてもよい。また、さらに、その方法をコンピュータが実行するプログラムであるとしてもよい。また、本発明に係るプログラムは、例えば磁気テープ、フレキシブルディスク等の磁気ディスク、DVD、CD−ROM、CD−R、BD−ROM、BD−R、BD−RE、HD DVD−R、HD DVD−ROM、HD DVD−RW、HD DVD−RAM、MO、PDなどの光記録媒体、Smart Media(登録商標)などのフラッシュメモリ系記録媒体等、コンピュータ読み取り可能な各種記録媒体に記録することが可能であり、当該記録媒体の形態で生産、譲渡等がなされる場合もあるし、プログラムの形態でインターネットを含む有線、無線の各種ネットワーク、放送、電気通信回線、衛星通信等を介して伝送、供給される場合もある。
本発明は、画像処理装置において使用されるトナーカートリッジ等の消耗品の在庫について、ユーザによる在庫上限数等の設定入力の手間を省きつつ、予備の消耗品が在庫として適切にストックされるように在庫を管理する技術として有用である。
5 現像器
11 画像読取部
12 画像形成部
13 給紙部
14 定着部
16 操作パネル
20 作像部
51 攪拌スクリュー
52 マイラー
53 トナー濃度センサ
60 制御部
71 トナーカートリッジ
711 スパイラルバネ
712 ギア機構
713、721 トナー繰り出し孔
72 サブホッパ
722 掻き上げパドル
723 スパイラルローラ
724 トナーエンプティセンサ
725 本体部
73 カートリッジモータ
74 サブホッパモータ

Claims (23)

  1. 1または複数の画像処理装置を含む装置群とネットワークを介して接続され、前記画像処理装置において使用される消耗品の在庫管理を前記装置群単位で行う在庫管理装置であって、
    画像処理装置のそれぞれにおいて、使用中の各消耗品の消耗程度を指標する消耗情報を取得する消耗情報取得手段と、
    前記消耗情報に基づき、各消耗品について、消耗により交換が必要となる交換時期を予測する交換時期予測手段と、
    前記消耗品それぞれについて、在庫数量を示す情報と、前記消耗品が使用されるべき画像処理装置の情報と、当該画像処理装置が属する装置群の情報と、前記交換時期予測手段による予測交換時期と、を関連付け、前記装置群単位で在庫情報として記憶する在庫情報記憶手段と、
    前記画像処理装置におけるそれぞれの消耗品について、消耗品在庫補充のタイミングとなる消耗に係る所定の消耗状態が発生したことを示す情報、所定の消耗状態が発生した消耗品の種類、および所定の消耗状態が発生した画像処理装置の識別情報を含む在庫補充タイミング発生情報を取得する在庫補充タイミング発生情報取得手段と、
    在庫補充すべき消耗品を選択する在庫補充消耗品選択手段と、を備え、
    前記在庫補充消耗品選択手段は、前記在庫補充タイミング発生情報が取得されると、前記所定の消耗状態が発生した画像処理装置が属する前記装置群についての前記在庫情報を参照し、当該装置群において使用される消耗品で在庫が無いもののうち、予め設定された基準の長さの選択期間内に予測交換時期が到来する消耗品を、在庫補充すべき消耗品として選択する第1の消耗品選択モードを実行する
    ことを特徴とする在庫管理装置。
  2. 前記在庫情報は、所定の優先条件に関する情報を含み、
    前記在庫補充消耗品選択手段は、前記所定の消耗状態が発生した消耗品が使用されている画像処理装置が属する前記装置群において使用される消耗品で在庫が無いものの中で、前記所定の優先条件に該当しない消耗品については、前記基準の長さの選択期間内に予測交換時期が到来する消耗品を在庫補充すべき消耗品として選択し、前記所定の優先条件に該当する消耗品については、選択期間を前記基準の長さよりも長くして消耗品を選択する第3の消耗品選択モードを、前記第1の消耗品選択モードに代えて実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の在庫管理装置。
  3. 画像処理装置の消耗品が交換されたことを示す情報、交換された消耗品の種類、および消耗品が交換された画像処理装置の識別情報を含む交換済消耗品情報を取得する交換済消耗品情報取得手段を備え、
    前記在庫情報記憶手段は、前記交換済消耗品情報を参照して、前記在庫情報を更新する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の在庫管理装置。
  4. ネットワークを介して接続された配送サーバに対して、前記在庫補充消耗品選択手段により選択された消耗品を配送するよう指示する消耗品配送指示手段を備える
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の在庫管理装置。
  5. 前記交換済消耗品情報取得手段は、前記消耗品配送指示手段により指示された消耗品が配送されたことを示す配送済消耗品情報を取得し、
    前記在庫情報記憶手段は、前記配送済消耗品情報を参照して、前記在庫情報を更新する
    ことを特徴とする請求項4に記載の在庫管理装置。
  6. 前記在庫補充消耗品選択手段により選択された消耗品を、在庫補充のために発注すべき消耗品としてユーザに通知するメッセージ情報を、前記画像処理装置に備えられた表示手段に表示させる
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の在庫管理装置。
  7. 前記所定の消耗状態が発生した消耗品と同一種類の消耗品を、在庫補充すべき消耗品として選択する第2の消耗品選択モードと、前記第1の消耗品選択モードとのいずれの消耗品選択モードを実行するかについてのユーザの選択を取得するモード選択取得手段をさらに備え、
    前記在庫補充消耗品選択手段は、前記取得されたユーザの選択が、前記第2の消耗品選択モードである場合、前記第1の消耗品選択モードの実行に代えて、前記第2の消耗品選択モードを実行する
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の在庫管理装置。
  8. 前記画像処理装置は、それぞれ自機において使用される消耗品が交換された時期である交換済時期を確定する交換済時期確定手段をさらに備え、
    前記所定の消耗状態は、消耗品の交換済時期が確定されたことである
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の在庫管理装置。
  9. 前記所定の消耗状態は、消耗品の消耗程度が予め設定された所定の消耗程度に達した状態である
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の在庫管理装置。
  10. 前記所定の優先条件は、前記消耗品が、前記画像処理装置において黒色の画像処理に使用されるべき消耗品である
    ことを特徴とする請求項2に記載の在庫管理装置。
  11. 前記所定の優先条件は、前記消耗品の消耗速度の安定度であり、
    前記消耗速度の安定度が低いものほど、前記選択期間が長い
    ことを特徴とする請求項2または10に記載の在庫管理装置。
  12. 前記所定の優先条件は、前記消耗品が使用されるべき前記画像処理装置がファクシミリ機能を有することである
    ことを特徴とする請求項2、10、11のいずれか1項に記載の在庫管理装置。
  13. 各画像処理装置の設置期間を示す情報を取得する設置期間情報取得手段を備え、
    前記在庫補充消耗品選択手段は、前記設置期間が所定の期間よりも長い画像処理装置において使用されるべき消耗品については、選択期間を前記基準の長さよりも短くして消耗品を選択する第4の消耗品選択モードを、前記第1の消耗品選択モードに代えて実行する
    ことを特徴とする請求項1、3〜9のいずれか1項に記載の在庫管理装置。
  14. 前記取得された消耗情報を消耗履歴として記憶する消耗履歴記憶手段と、
    前記在庫補充タイミング発生情報が取得されると、当該所定状態が発生した画像処理装置が属する装置群について、前記消耗履歴を参照して、所定集計期間ごとの累積消耗程度を算出することにより取得する累積消耗程度取得手段と、を備え、
    前記在庫補充消耗品選択手段は、直近の前記累積消耗程度が大きいほど、前記選択期間を長くして、消耗品を選択する第5の消耗品選択モードを、前記第1の消耗品選択モードに代えて実行する
    ことを特徴とする請求項1、3〜9のいずれか1項に記載の在庫管理装置。
  15. 前記在庫補充消耗品選択手段は、前記交換済時期確定手段により消耗品の交換時期が確定された際に、当該確定がなされた画像処理装置が属する装置群において、交換時期が未確定の消耗品がある場合には、当該消耗品の交換時期が確定した後に、在庫補充すべき消耗品を選択する
    ことを特徴とする請求項8に記載の在庫管理装置。
  16. 前記画像処理装置は、記録シート上にトナー像を形成し、前記トナー像の形成におけるトナー使用量をドットカウント数として累積加算するドットカウンタでカウントされたカウント値から演算により前記消耗情報を取得する消耗情報演算部を備える
    ことを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の在庫管理装置。
  17. 1または複数の画像処理装置を含む装置群と、前記画像処理装置において使用される消耗品の在庫管理を前記装置群単位で行う在庫管理装置とがネットワークを介して接続されて成る在庫管理システムであって、
    前記画像処理装置は、
    自機において使用中の各消耗品の消耗程度を指標する消耗情報を検出する消耗情報検出手段と、
    自機において使用される消耗品について、消耗品在庫補充のタイミングとなる消耗に係る所定の消耗状態が発生したことを検出する消耗状態発生検出手段と、
    前記所定の消耗状態が発生したことが検出されると、所定の消耗状態が発生したことを示す情報、所定の消耗状態が発生した消耗品の種類、および自機の識別情報を含む在庫補充タイミング発生情報を記憶する在庫補充タイミング発生情報記憶手段と、
    を備え、
    前記在庫管理装置は、
    前記在庫補充タイミング発生情報を前記画像処理装置より取得する在庫補充タイミング発生情報取得手段と、
    前記消耗情報を前記画像処理装置より取得する消耗情報取得手段と、
    前記消耗情報に基づき、各消耗品について、消耗により交換が必要となる交換時期を予測する交換時期予測手段と、
    前記消耗品それぞれについて、在庫数量を示す情報と、前記消耗品が使用されるべき画像処理装置の情報と、当該画像処理装置が属する装置群の情報と、前記交換時期予測手段による予測交換時期と、を関連付け、前記装置群単位で在庫情報として記憶する在庫情報記憶手段と、
    前記在庫補充タイミング発生情報が取得されると、前記所定の消耗状態が発生した画像処理装置が属する前記装置群についての前記在庫情報を参照し、当該装置群において使用される消耗品で在庫が無いもののうち、予め設定された基準の長さの選択期間内に予測交換時期が到来する消耗品を、在庫補充すべき消耗品として選択する第1の消耗品選択モードを実行する在庫補充消耗品選択手段と、を備える
    ことを特徴とする在庫管理システム。
  18. 前記在庫情報は、所定の優先条件に関する情報を含み、
    前記在庫補充消耗品選択手段は、前記所定の消耗状態が発生した消耗品が使用されている画像処理装置が属する前記装置群において使用される消耗品で在庫が無いものの中で、前記所定の優先条件に該当しない消耗品については、前記基準の長さの選択期間内に予測交換時期が到来する消耗品を在庫補充すべき消耗品として選択し、前記所定の優先条件に該当する消耗品については、選択期間を前記基準の長さよりも長くして消耗品を選択する第3の消耗品選択モードを、前記第1の消耗品選択モードに代えて実行する
    ことを特徴とする請求項17に記載の在庫管理システム。
  19. 前記所定の優先条件は、前記消耗品が、前記画像処理装置において黒色の画像処理に使用されるべき消耗品である
    ことを特徴とする請求項18に記載の在庫管理システム。
  20. 前記所定の優先条件は、前記消耗品の消耗速度の安定度であり、
    前記消耗速度の安定度が低いものほど、前記選択期間が長い
    ことを特徴とする請求項18または19に記載の在庫管理システム。
  21. 前記所定の優先条件は、前記消耗品が使用されるべき前記画像処理装置がファクシミリ機能を有することである
    ことを特徴とする請求項18から20のいずれか1項に記載の在庫管理システム。
  22. 1または複数の画像処理装置を含む装置群とネットワークを介して接続され、前記画像処理装置において使用される消耗品の在庫管理を前記装置群単位で行う在庫管理装置における在庫管理方法であって、
    画像処理装置のそれぞれにおいて、使用中の各消耗品の消耗程度を指標する消耗情報を取得する消耗情報取得ステップと、
    前記消耗情報に基づき、各消耗品について、消耗により交換が必要となる交換時期を予測する交換時期予測ステップと、
    前記消耗品それぞれについて、在庫数量を示す情報と、前記消耗品が使用されるべき画像処理装置の情報と、当該画像処理装置が属する装置群の情報と、前記交換時期予測手段による予測交換時期と、を関連付け、前記装置群単位で在庫情報として記憶する在庫情報記憶ステップと、
    前記画像処理装置におけるそれぞれの消耗品について、消耗品在庫補充のタイミングとなる消耗に係る所定の消耗状態が発生したことを示す情報、所定の消耗状態が発生した消耗品の種類、および所定の消耗状態が発生した画像処理装置の識別情報を含む在庫補充タイミング発生情報を取得する在庫補充タイミング発生情報取得ステップと、
    前記在庫補充タイミング発生情報が取得されると、前記所定の消耗状態が発生した画像処理装置が属する前記装置群についての前記在庫情報を参照し、当該装置群において使用される消耗品で在庫が無いもののうち、予め設定された基準の長さの選択期間内に予測交換時期が到来する消耗品を、在庫補充すべき消耗品として選択する第1の消耗品選択モード実行ステップと、を含む
    ことを特徴とする在庫管理方法。
  23. 1または複数の画像処理装置を含む装置群とネットワークを介して接続され、前記画像処理装置において使用される消耗品の在庫管理を前記装置群単位で行う在庫管理装置において、在庫を管理する在庫管理プログラムであって、
    画像処理装置のそれぞれにおいて、使用中の各消耗品の消耗程度を指標する消耗情報を取得する消耗情報取得処理と、
    前記消耗情報に基づき、各消耗品について、消耗により交換が必要となる交換時期を予測する交換時期予測処理と、
    前記消耗品それぞれについて、在庫数量を示す情報と、前記消耗品が使用されるべき画像処理装置の情報と、当該画像処理装置が属する装置群の情報と、前記交換時期予測手段による予測交換時期と、を関連付け、前記装置群単位で在庫情報として記憶する在庫情報記憶処理と、
    前記画像処理装置におけるそれぞれの消耗品について、消耗品在庫補充のタイミングとなる消耗に係る所定の消耗状態が発生したことを示す情報、所定の消耗状態が発生した消耗品の種類、および所定の消耗状態が発生した画像処理装置の識別情報を含む在庫補充タイミング発生情報を取得する在庫補充タイミング発生情報取得処理と、
    前記在庫補充タイミング発生情報が取得されると、前記所定の消耗状態が発生した画像処理装置が属する前記装置群についての前記在庫情報を参照し、当該装置群において使用される消耗品で在庫が無いもののうち、予め設定された基準の長さの選択期間内に予測交換時期が到来する消耗品を、在庫補充すべき消耗品として選択する第1の消耗品選択モード実行処理と、を在庫管理装置のコンピュータに実行させる
    ことを特徴とする在庫管理プログラム。
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