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JP5170182B2 - 画像形成装置、交換用トナーカートリッジの管理装置及び同システム、定着制御プログラム、交換用トナーカートリッジの管理方法並びに管理プログラム - Google Patents

画像形成装置、交換用トナーカートリッジの管理装置及び同システム、定着制御プログラム、交換用トナーカートリッジの管理方法並びに管理プログラム Download PDF

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Description

この発明は、画像形成装置に装着されるトナーカートリッジと交換される交換用トナーカートリッジを管理する画像形成装置、交換用トナーカートリッジの管理装置及び同システム、定着制御プログラム、交換用トナーカートリッジの管理方法並びに同管理プログラムに関する。
従来、電子写真方式を用いた複写機、プリンタ、MFP(Multi Function Peripherals)と称される多機能複合機等の画像形成装置においては、装着されている消耗品の消耗品残量、例えばトナーカートリッジ内のトナーの残量が所定値を下回った場合に、トナー切れが間近である状態(トナーニアエンプティ状態)にあると判定され、これを知らせるメッセージが装置に設けられた表示パネルに表示されることで、ユーザヘの通報が行われるのが一般的である。ユーザはかかる通報をきっかけとして交換用のトナーカートリッジを用意し、トナーカートリッジの交換用ストックが無ければ発注を行う。
また、最近では、画像形成装置は通信回線で結ばれた管理装置と情報をやり取りする遠隔管理システムに組み込まれて使用される場合が増えてきている(例えば特許文献1)。管理装置は画像形成装置の販売もしくはサービス会社に設置されていることが多く、複数のユーザの画像形成装置からの前記トナーニアエンプティ情報を含む各種情報を保守管理に利用している。このような管理装置に接続された画像形成装置であれば、トナーニアエンプティ状態やトナー交換を管理装置側が認識することができる。
更に、管理装置は交換用トナーカートリッジの発注装置と接続されている場合もあり(例えば特許文献2)、そのような場合は、管理装置がトナー発注装置に対して交換用トナーカートリッジを発注し、ユーザ先に配送することもできる。つまり、ユーザは交換用トナーカートリッジの発注をしなくても、交換用トナーカートリッジが自動で届く仕組みもできている。
一方、紙などのシートにトナーを定着させる定着装置としては、ウォームアップ時間の短縮や省エネルギなどの要望から、急速加熱、高効率加熱が可能な電磁誘導加熱方式(IH方式)のものが注目されている。一般的な電磁誘導加熱方式の定着装置は、電磁誘導コイルによって加熱される定着部材(ローラやベルトなど)と別の加圧部材(ローラなど)とを互いに圧接してニップを形成し、そのニップを通してトナーが付着されたシートを搬送することによって、上記トナーをシートに定着させるようになっている。
この種の電磁誘導加熱方式の定着装置では、電磁誘導コイルにキャパシタを接続して共振回路を構成している(例えば特許文献3参照)。そして、商用電源からの交番電力を、上記インバータ回路を介して周波数を変換して、上記共振回路へ供給している。これにより、上記電磁誘導コイルを励磁して、定着部材を発熱させている。
特開2002−297969号公報 特開2008−271231号公報 特開2001−43965号公報
前記IH定着方式を採用した画像形成装置においては、画像形成装置本体は定着IHヒーターへ投入する電力を制御することで、定着温調制御を行う。ここでIHヒーターに投入できる電力は、画像形成装置の使用状態によって変化する。高速機で特に国内の1コンセントで動作する場合、最大電力が15Aの制限があるため、定着IHヒーターに投入できる電力が制限される場合がある。
定着IHヒーターへの投入電力が制限され、必要な電力が投入できない場合としては、以下のような場合がある。
(1)低温低湿環境等で定着器が暖まりにくい環境で、定着温度が上がってこない場合に、電力を投入したいが、電力制限にかかって電力を投入できない場合。
(2)定着するために熱量を多く奪われる紙種や高B/W比のプリントを多く行っている場合。
(3)朝一番で定着機が暖まりきっていないときに連続プリントが行われた場合。
(4)電力を消費するオプション(フィニッシャやADF等)が多く装着されていて、それらがフルに動作しているとき。(例えば、ADFで連続読込みをしながら、フィニッシャのパンチステープル動作を連続で行うようなとき)
上記のように定着器への投入電力が制限されるときは、そのままでは定着されるトナーに対する熱量が不足し、プリント画像に定着不良が発生してしまうので、生産性ダウン制御によりプリントの紙間を通常より空けたり、場合によっては、プリントを一旦停止するような制御を実施し、プリント画像の定着性を確保している。しかしながら、このような制御を行うと、機械のプリント生産性が規格値よりも落ちてしまうことになり、ユーザーに対して不利益を与えることになる。
一方、最近、従来のトナーから定着可能温度を大幅に下げた低温定着トナーが実用化されつつある。低温定着トナーは定着温度を下げることが出来るので、画像形成装置のウォームアップタイムの短縮や、消費電力削減を図ることが出来る。これにより、先に述べた投入電力が制限される場面が少なくなるか、無くなる可能性が高い。しかしながら、低温定着トナーはまだ一般的にはなってきていないので未だコストが従来のトナーより高めである。
また、定着ヒーターヘの投入電力が制限され、プリント生産性が落ちるケースは、先に述べたように使用方法、プリント条件や設置環境により、ユーザーによって発生しやすかったり、発生しにくかったりする。投入電力が制限されるケースが少なく、定着性を確保するために生産性を低下させるようなケースが少ないユーザーにとっては画像品質も変らないため低温定着トナーは必要ないことになる。
そのため、従来のトナーと低温定着トナーをユーザーの使用条件等によって使い分けるのも有効である。
ここで、トナーカートリッジの種類を複数持ち、それに応じて画像形成装置本体の制御を変更するには、画像形成装置本体が装着されているトナーカートリッジの種類を識別することが必要である。
トナーカートリッジにメモリチップなどの情報記憶媒体を装着し、メモリチップにトナー種類の情報を書き込んで、画像形成装置本体にメモリチップにアクセスできる機構を追加し、メモリチップ内のデータを読み込んでトナー特性に応じた制御を行うことも出来るが、最近では本体、トナーカートリッジのコストダウンのために、カートリッジにメモリチップを装着しない機種が多くなってきている。そのため、トナーカートリッジに入っているトナー特性を識別する別の方法が必要である。
更に、トナーの種類を複数持ち、それを途中で変更して使いこなす場合、以下の課題がある。
(1)同じ色の現像器でトナーを変更する場合
最適定着温度の特性が異なるトナーが混じるので、現像機内の通常トナー/低温定着トナーの比率によって最適な定着温調温度が変化する。
(2)違う色のトナーで別の種類のトナーが装着されている場合
カラー機で通常トナーと低温定着トナーを切り換えて使用する場合、用紙上に作像されるトナーの色事の割合で、最適な定着温度が変化する。
(3)上記(1)と(2)の組合せの場合
更に複雑になる。
上記のように、複数のトナー種類を使って定着温調制御を切り換えるのは、有効な方法であるが、様々な課題がある。
この発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたものであって、例えば定着目標温度の異なるトナーがそれぞれ充填された複数種類の交換用トナーカートリッジのうち、ユーザーの使用条件等に応じた最適な交換用トナーカートリッジを配送でき、これによって効率的な定着温調制御を行うことができる画像形成装置、交換用トナーカートリッジの管理装置及び同システム、定着制御プログラム、交換用トナーカートリッジの管理方法並びに管理プログラムを提供することを課題とする。
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)トナーカートリッジが交換されたことまたは交換タイミングであることを示す第1の情報と、作像時の定着プロセス条件の経歴を示す第2の情報を取得する取得手段と、前記取得手段により前記第1の情報を取得したときに、前記第2の情報に応じて前記第1の情報が発せられたトナーカートリッジに対する交換用トナーカートリッジの種類を決定する決定手段と、前記決定手段で決定された種類の前記交換用トナーカートリッジの配送要求を出力する出力手段と、トナーカートリッジの交換を検出する検出手段と、前記配送要求に基づいて配送された交換用トナーカートリッジへの前記検出手段による交換検出後に、トナーの補給量に応じた定着プロセス制御条件で定着処理を実施する定着処理手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
(2)前記決定手段により決定される交換用トナーカートリッジの種類は、最適な定着温度が異なるトナーが充填されたトナーカートリッジであり、前記第2の情報で示される作像時の定着プロセス条件は定着器への投入電力条件であり、前記画像形成装置が実施する定着処理における定着プロセス制御条件が定着目標温度である前項1に記載の画像形成装置。
(3)一定期間内に測定した定着器への投入電力制限により生産性を低下させた頻度が所定値より大きい場合は、前記決定手段は定着温度が相対的に低いトナーが充填された交換用トナーカートリッジを配送要求することを決定し、所定値よりも小さい場合は、定着温度が相対的に高いトナーが充填された交換用トナーカートリッジを配送要求することを決定する前項2に記載の画像形成装置。
(4)前記定着処理手段は、複数色のトナーカートリッジのトナー種類とトナーの割合、作像された画像の各色のトナー消費量から、ページ毎の定着温度を切り替える前項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
(5)外部からの交換用トナーカートリッジの配送済み情報を受信する受信手段を備え、前記定着処理手段は、前記受信手段により受信した交換用トナーカートリッジの配送済み情報に基づいて、配送された交換用トナーカートリッジの種類を特定する前項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
(6)前記出力手段は、通信回線を通じて接続された消耗品を発注する発注サーバに、前記配送要求を出力する前項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
(7)通信回線を通じて接続可能な少なくとも1台の画像形成装置から送信される、トナーカートリッジが交換されたことまたは交換タイミングであることを示す第1の情報を受信するとともに、画像形成装置の作像時の定着プロセス条件の経歴を示す第2の情報を受信する受信手段と、前記受信手段により前記第1の情報を取得したときに、前記第2の情報に応じて前記第1の情報が発せられたトナーカートリッジに対する交換用トナーカートリッジの種類を決定する決定手段と、前記決定手段で決定された種類の前記交換用トナーカートリッジの配送要求を出力する出力手段と、前記画像形成装置が、前記配送要求された交換用トナーカートリッジへの交換後に、トナーの補給量に応じた定着プロセス制御条件で定着処理を実施できるように、前記決定手段により決定された交換用トナーカートリッジの種類を、前記画像形成装置に通知する通知手段と、を備えたことを特徴とする交換用トナーカートリッジの管理装置。
(8)前記決定手段により決定される交換用トナーカートリッジの種類は、最適な定着温度が異なるトナーが充填されたトナーカートリッジであり、前記第2の情報で示される作像時の定着プロセス条件は定着器への投入電力条件であり、前記画像形成装置が実施する定着処理における定着プロセス制御条件が定着目標温度である前項7に記載の交換用トナーカートリッジの管理装置。
(9)一定期間内に測定した定着器への投入電力制限により生産性を低下させた頻度が所定値より大きい場合は、前記決定手段は定着温度が相対的に低いトナーが充填された交換用トナーカートリッジを配送要求することを決定し、所定値よりも小さい場合は、定着温度が相対的に高いトナーが充填された交換用トナーカートリッジを配送要求することを決定する前項8に記載の交換用トナーカートリッジの管理装置。
(10)前記画像形成装置は、複数色のトナーカートリッジのトナー種類とトナーの割合、作像された画像の各色のトナー消費量から、ページ毎の定着温度を切り替える前項7〜9のいずれかに記載の交換用トナーカートリッジの管理装置。
(11)前記出力手段は、通信回線を通じて接続された消耗品を発注する発注サーバに、前記配送要求を出力する前項7〜10のいずれかに記載の交換用トナーカートリッジの管理装置
(12)管理装置と少なくとも1台の画像形成装置とが通信回線を通じて相互に接続可能な交換用トナーカートリッジの管理システムであって、前記画像形成装置は、トナーカートリッジが交換されたことまたは交換タイミングであることを示す第1の情報と、画像形成装置の作像時の定着プロセス条件の経歴を示す第2の情報を送信する送信手段を備え、前記管理装置は、前記第1の情報及び第2の情報を受信する受信手段と、前記第1の情報を受信したときに、前記第2の情報に応じて前記第1の情報が発せられたトナーカートリッジに対する交換用トナーカートリッジの種類を決定する決定手段と、前記決定手段で決定された種類の前記交換用トナーカートリッジの配送要求を出力する出力手段と、前記決定手段により決定された交換用トナーカートリッジの種類を、前記画像形成装置に通知する通知手段と、を備え、前記画像形成装置はさらに、トナーカートリッジの交換を検出する検出手段と、前記通知手段による通知に基づいて配送された交換用トナーカートリッジの種類を特定する特定手段と、前記配送要求に基づいて配送され前記特定手段により特定された種類の交換用トナーカートリッジへの前記検出手段による交換検出後に、トナーの補給量に応じた定着プロセス制御条件で定着処理を実施する定着処理手段と、を備えていることを特徴とする交換用トナーカートリッジの管理システム。
(13)前記管理装置の決定手段により決定される交換用トナーカートリッジの種類は、最適な定着温度が異なるトナーが充填されたトナーカートリッジであり、前記第2の情報で示される作像時の定着プロセス条件は定着器への投入電力条件であり、前記画像形成装置が実施する定着処理における定着プロセス制御条件が定着目標温度である前項12に記載の交換用トナーカートリッジの管理システム。
(14)一定期間内に測定した定着器への投入電力制限により生産性を低下させた頻度が所定値より大きい場合は、前記管理装置の決定手段は定着温度が相対的に低いトナーが充填された交換用トナーカートリッジを配送要求することを決定し、所定値よりも小さい場合は、定着温度が相対的に高いトナーが充填された交換用トナーカートリッジを配送要求することを決定する前項13に記載の交換用トナーカートリッジの管理システム。
(15)前記画像形成装置の定着処理手段は、複数色のトナーカートリッジのトナー種類とトナーの割合、作像された画像の各色のトナー消費量から、ページ毎の定着温度を切り替える前項12〜14のいずれかに記載の交換用トナーカートリッジの管理システム。
(16)前記画像形成装置の出力手段は、通信回線を通じて接続された消耗品を発注する発注サーバに、前記配送要求を出力する前項12〜15のいずれかに記載の交換用トナーカートリッジの管理システム。
(17)管理装置と少なくとも1台の画像形成装置とが通信回線を通じて相互に接続可能なシステムで実行される交換用トナーカートリッジの管理方法であって、前記画像形成装置は、トナーカートリッジが交換されたことまたは交換タイミングであることを示す第1の情報と、画像形成装置の作像時の定着プロセス条件の経歴を示す第2の情報を送信する送信ステップを実行し、前記管理装置は、前記第1の情報及び第2の情報を受信する受信ステップと、前記第1の情報を受信したときに、前記第2の情報に応じて前記第1の情報が発せられたトナーカートリッジに対する交換用トナーカートリッジの種類を決定する決定ステップと、前記決定ステップにおいて決定された種類の前記交換用トナーカートリッジの配送要求を出力する出力ステップと、前記決定ステップにおいて決定された交換用トナーカートリッジの種類を、前記画像形成装置に通知する通知ステップと、を実行し、前記画像形成装置はさらに、トナーカートリッジの交換を検出する検出ステップと、前記通知ステップにおける通知に基づいて配送された交換用トナーカートリッジの種類を特定する特定ステップと、前記配送要求に基づいて配送され前記特定ステップにおいて特定された種類の交換用トナーカートリッジへの前記検出ステップにおける交換検出後に、トナーの補給量に応じた定着プロセス制御条件で定着処理を実施する定着処理ステップと、を実施することを特徴とする交換用トナーカートリッジの管理方法。
(18)トナーカートリッジが交換されたことまたは交換タイミングであることを示す第1の情報と、画像形成装置の作像時の定着プロセス条件の経歴を示す第2の情報を取得する取得ステップと、前記取得ステップにおいて前記第1の情報を取得したときに、前記第2の情報に応じて前記第1の情報が発せられたトナーカートリッジに対する交換用トナーカートリッジの種類を決定する決定ステップと、前記決定ステップにおいて決定された種類の前記交換用トナーカートリッジの配送要求を出力する出力ステップと、トナーカートリッジの交換を検出する検出ステップと、前記配送要求に基づいて配送された交換用トナーカートリッジへの前記検出ステップによる交換検出後に、トナーの補給量に応じた定着プロセス制御条件で定着処理を実施する定着処理ステップと、を画像形成装置のコンピュータに実行させるための定着制御プログラム。
(19)通信回線を通じて接続可能な少なくとも1台の画像形成装置から送信される、トナーカートリッジが交換されたことまたは交換タイミングであることを示す第1の情報を受信するとともに、画像形成装置の作像時の定着プロセス条件の経歴を示す第2の情報を受信する受信ステップと、前記受信ステップにおいて前記第1の情報を取得したときに、前記第2の情報に応じて前記第1の情報が発せられたトナーカートリッジに対する交換用トナーカートリッジの種類を決定する決定ステップと、前記決定ステップにおいて決定された種類の前記交換用トナーカートリッジの配送要求を出力する出力ステップと、前記画像形成装置が、前記配送要求された交換用トナーカートリッジへの交換後に、トナーの補給量に応じた定着プロセス制御条件で定着処理を実施できるように、前記決定ステップにおいて決定された交換用トナーカートリッジの種類を、前記画像形成装置に通知する通知ステップと、を管理装置のコンピュータに実行させるための交換用トナーカートリッジの管理プログラム。
(20)前記決定ステップにおいて決定される交換用トナーカートリッジの種類は、最適な定着温度が異なるトナーが充填されたトナーカートリッジであり、前記第2の情報で示される作像時の定着プロセス条件は定着器への投入電力条件であり、前記画像形成装置が実施する定着処理における定着プロセス制御条件が定着目標温度である前項17に記載の交換用トナーカートリッジの管理方法。
(21)前記決定ステップにおいて決定される交換用トナーカートリッジの種類は、最適な定着温度が異なるトナーが充填されたトナーカートリッジであり、前記第2の情報で示される作像時の定着プロセス条件は定着器への投入電力条件であり、前記画像形成装置が実施する定着処理における定着プロセス制御条件が定着目標温度である前項18に記載の定着制御プログラム。
(22)前記決定ステップにおいて決定される交換用トナーカートリッジの種類は、最適な定着温度が異なるトナーが充填されたトナーカートリッジであり、前記第2の情報で示される作像時の定着プロセス条件は定着器への投入電力条件であり、前記画像形成装置が実施する定着処理における定着プロセス制御条件が定着目標温度である前項19に記載の交換用トナーカートリッジの管理プログラム。
前項(1)に記載の発明によれば、トナーカートリッジが交換されたことまたは交換タイミングであることを示す第1の情報が取得されたときに、作像時の定着プロセス条件の経歴を示す第2の情報に応じて、前記第1の情報が発せられたトナーカートリッジに対する交換用トナーカートリッジの種類が決定され、この決定された種類の交換用トナーカートリッジの配送要求が出力される。一方、トナーカートリッジの交換を検出する検出手段により、前記配送要求に基づいて配送された交換用トナーカートリッジへの交換検出後に、トナーの補給量に応じた定着プロセス制御条件で定着処理が実施される。つまり、作像時の定着プロセス条件の経歴に基づいて最適な種類の交換用トナーカートリッジを配送要求できると共に、このトナーカートリッジへの交換後は、トナーの補給量に応じた定着プロセス制御条件で定着処理が実行されるから、ユーザに生産性の低下などの不利益を与えることなく、トナーに関するプリントコストをなるべく下げることができる。
前項(2)に記載の発明によれば、定着器への投入電力条件に応じて最適な定着温度の交換用トナーカートリッジを配送できると共に、現像器内のトナー種類の入れ替わりに対して、交換されたトナーカートリッジのトナーの補給量を考慮して定着目標温度に制御しながら定着処理が実行されるから、トナーが混在している場合でも、最適な定着特性を確保することができる。
前項(3)に記載の発明によれば、一定期間内に測定した定着器への投入電力制限により生産性を低下させた頻度が所定値より大きい場合は、定着温度が相対的に低いトナーが充填された交換用トナーカートリッジが配送され、所定値よりも小さい場合は、定着温度が相対的に高いトナーが充填された交換用トナーカートリッジが配送されるから、最適な種類のトナーを電力制御の特性に応じて効果的に使用することができる。
前項(4)に記載の発明によれば、最適な定着温度特性が異なるトナーがそれぞれ充填された複数のトナーカートリッジを、画像形成装置の電力制御特性等に応じて効果的に使用することができる。
前項(5)に記載の発明によれば、外部からの交換用トナーカートリッジの配送済み情報に基づいて、交換用トナーカートリッジの種類を特定でき、定着処理を実施できるから、トナーカートリッジにトナー種類を特定する情報を持たせてこれを読み取る必要がないので、トナーカートリッジのコストダウンを図ることができる。
前項(6)に記載の発明によれば、発注サーバにより、配送要求された交換用トナーカートリッジの自動発注を行うことができる。
前項(7)に記載の発明によれば、画像形成装置の作像時の定着プロセス条件の経歴に基づいて最適な種類の交換用トナーカートリッジを配送要求できる管理装置となしうると共に、このトナーカートリッジへの交換後は、画像形成装置にトナーの補給量に応じた定着プロセス制御条件で定着処理を実行させることができる管理装置となしうる。しかも、決定された交換用トナーカートリッジの種類を、前記画像形成装置に通知するから、画像形成装置は、この通知に基づいて交換用トナーカートリッジの種類を特定でき、定着処理を実施でき、トナーカートリッジにトナー種類を特定する情報を持たせてこれを読み取る必要がないので、トナーカートリッジのコストダウンを図ることができる。
前項(8)に記載の発明によれば、定着器への投入電力条件に応じて最適な定着温度の交換用トナーカートリッジを配送できる管理装置となしうると共に、画像形成装置に、現像器内のトナー種類の入れ替わりに対して、交換されたトナーカートリッジのトナーの補給量を考慮して定着目標温度に制御しながら定着処理を実行させることができる。
前項(9)に記載の発明によれば、一定期間内に測定した定着器への投入電力制限により生産性を低下させた頻度が所定値より大きい場合は、定着温度が相対的に低いトナーが充填された交換用トナーカートリッジを配送要求でき、所定値よりも小さい場合は、定着温度が相対的に高いトナーが充填された交換用トナーカートリッジを配送要求できる管理装置となしうる。
前項(10)に記載の発明によれば、最適な定着温度特性が異なるトナーがそれぞれ充填された複数のトナーカートリッジを、画像形成装置の電力制御特性等に応じて効果的に使用することができる。
前項(11)に記載の発明によれば、発注サーバにより、配送要求された交換用トナーカートリッジの自動発注を行うことができる。
前項(12)に記載の発明によれば、画像形成装置の作像時の定着プロセス条件の経歴に基づいて最適な種類の交換用トナーカートリッジを管理装置が配送要求できる一方、このトナーカートリッジへの交換後は、画像形成装置はトナーの補給量に応じた定着プロセス制御条件で定着処理を実行することができる管理システムとなしうる。しかも、管理装置からの通知に基づいて交換用トナーカートリッジの種類を特定でき、定着処理を実施できるから、トナーカートリッジにトナー種類を特定する情報を持たせてこれを読み取る必要がないので、トナーカートリッジのコストダウンを図ることができる。
前項(13)に記載の発明によれば、定着器への投入電力条件に応じて最適な定着温度の交換用トナーカートリッジを配送できる管理装置となしうると共に、画像形成装置に、現像器内のトナー種類の入れ替わりに対して、交換されたトナーカートリッジのトナーの補給量を考慮して定着目標温度に制御しながら定着処理を実行させることができる。
前項(14)に記載の発明によれば、一定期間内に測定した定着器への投入電力制限により生産性を低下させた頻度が所定値より大きい場合は、定着温度が相対的に低いトナーが充填された交換用トナーカートリッジを配送要求でき、所定値よりも小さい場合は、定着温度が相対的に高いトナーが充填された交換用トナーカートリッジを配送要求できる管理システムとなしうる。
前項(15)に記載の発明によれば、最適な定着温度特性が異なるトナーがそれぞれ充填された複数のトナーカートリッジを、画像形成装置の電力制御特性等に応じて効果的に使用することができる。
前項(16)に記載の発明によれば、発注サーバにより、配送要求された交換用トナーカートリッジの自動発注を行うことができる。
前項(17)に記載の発明によれば、画像形成装置の作像時の定着プロセス条件の経歴に基づいて最適な種類の交換用トナーカートリッジを管理装置が配送要求できる一方、このトナーカートリッジへの交換後は、画像形成装置はトナーの補給量に応じた定着プロセス制御条件で定着処理を実行することができる管理システムとなしうる。しかも、管理装置からの通知に基づいて交換用トナーカートリッジの種類を特定でき、定着処理を実施できるから、トナーカートリッジにトナー種類を特定する情報を持たせてこれを読み取る必要がないので、トナーカートリッジのコストダウンを図ることができる。
前項(18)に記載の発明によれば、作像時の定着プロセス条件の経歴に基づいて最適な種類の交換用トナーカートリッジを配送要求すると共に、このトナーカートリッジへの交換後は、トナーの補給量に応じた定着プロセス制御条件で定着処理を実行する処理を、画像形成装置のコンピュータに実行させることができる。
前項(19)に記載の発明によれば、画像形成装置の作像時の定着プロセス条件の経歴に基づいて最適な種類の交換用トナーカートリッジを配送要求すると共に、このトナーカートリッジへの交換後は、画像形成装置にトナーの補給量に応じた定着プロセス制御条件で定着処理を実行させる処理を、管理装置のコンピュータに実行させることができる。

この発明の一実施形態に係る交換用トナーカートリッジの管理システムの構成図である。 図1のシステムに用いられる画像形成装置の概略構成図である。 画像形成装置におけるトナーカートリッジからサブホッパにトナーを補給する機構の説明図である。 同じくサブホッパから現像器にトナーを補給する機構の説明図である。 トナー濃度検出機構を示す概略構成図である。 定着部の説明図である。 同じく定着部の説明図である。 定着温度センサーで検出した温度と目標温度との温度差に対応する制御電力値を示すテーブルである。 電源24V電流モニタ信号のAD値に応じたIH電力削減量を示すテーブルである。 目標温度に対する生産性のダウン割合を示すテーブルである。 図2の画像形成装置の制御部の構成を示すブロックである。 管理装置の構成を示すブロック図である。 トナーエンプティを検出する制御処理を示すフローチャートである。 画像形成装置の操作パネル部に警告を表示させた場合の表示例の説明図である。 トナーの各エンプティ状態をまとめた表である。 本実施形態に係る交換用トナーカートリッジの管理システムにおいて、配送すべき交換用トナーカートリッジの種類を決定し、配送要求を出力したのち、前記配送要求に基づいて配送された交換用トナーカートリッジが画像形成装置に装着され、動作が行われるまでの処理の概要を説明するための図である。 配送要求するトナー種類を決定するための情報となる生産性低下の頻度を測定するフローチャートを示す。 図16で説明した内容を制御フローとして示したフローチャートである。 配送要求する交換用トナーカートリッジの種類の決定処理を示すフローチャートである。 定着目標温度変更処理のフローチャートである。 積算トナー補給量に応じた定着目標温度を示すテーブルである。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る交換用トナーカートリッジの管理システムを示す概略構成図である。
図1において、この管理システムは、基本的には、1台または複数台の画像形成装置51・・・と、管理サーバ50とを備え、これら画像形成装置51・・・と、管理サーバ50とは、通信回線、例えばインターネットNWを介して接続されている。また、管理サーバ50はさらに発注サーバ52とインターネット等を介して接続されている。
管理サーバ50は、通常、画像形成装置51・・・のサービス拠点などに設置され、異なるユーザ毎の各画像形成装置51・・・の各情報を管理する。具体的には、各画像形成装置51と通信を行うことにより、各画像形成装置51に装着された1色または複数色のトナーカートリッジ毎に、トナーカートリッジの消耗品であるトナーの残量を管理し、またトナーカートリッジの交換の有無を管理する。さらに、画像形成装置51・・・から印刷枚数等の課金情報や、トラブル状態についての情報を取得し、課金管理やメンテナンス管理を行うことができるようになっている。
画像形成装置51は、ユーザ先で異なる種類のものであってもよい。例えば、プリンタである場合や複写機である場合、複写機であってもカラー複写機であったりモノクロ複写機等、様々な場合がある。従って、使用されるトナーカートリッジは、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の4色それぞれのトナーカートリッジであっても良いし、ブラック(K)1色のトナーカートリッジであっても良い。
管理サーバ50は、ユーザ先での特有の使用形態や使用状況を把握することができるので、各画像形成装置51毎の設定等を記憶装置に格納し、各画像形成装置51毎に最適な動作を行えるよう遠隔管理することもできる。この各画像形成装置51毎の設定情報は、管理サーバ50で集中的に管理できるので、遠隔地の画像形成装置51の動作に関わる設定の変更等も管理サーバ50で簡単に行うことができる。
各画像形成装置51と管理サーバ50の情報の授受は、例えばインターネットNWを介した電子メール通信によって行われる。
また、管理サーバ50は、発注サーバ52にも接続されているので、画像形成装置51・・・から送信されるトナーカートリッジが交換されたことを示す交換情報や、トナー残量が所定値に達した情報、例えばトナーニアエンプティ情報等を基に、発注サーバ52に対して交換用トナーカートリッジの配送要求を出力し、発注サーバ52側からユーザ先に次のトナーカートリッジを自動配送することもできる。
図2は、画像形成装置51を示す概略構成図である。この例では、画像形成装置51としてタンデム型のカラープリンタが用いられている。
図1において、この画像形成装置51は、装置本体51Aの下部に給紙部200が、中央部にカラー画像形成部100が、上部に排紙部600がそれぞれ配されて構成されている。給紙部200から排紙部600に渡っては給紙部200から繰り出されたシート(用紙)Sを上方へ搬送するシート搬送路206が設けられている。
カラー画像形成部100は、装置本体51Aの上下方向の略中央に配置された駆動ローラ40及び従動ローラ50と、これら駆動および従動ローラ40,50間に水平に掛設されて矢印方向へ走行する中間転写ベルト30と、この走行方向に沿って配置されたイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の各色の作像ユニット10Y,10M,10C,10Kとを備えている。
各作像ユニット10Y,10M,10C,10Kで作成されたトナー画像を重ね合わせて転写ベルト30上に転写し、シート搬送路206を搬送されてくるシートSに対して転写ベルト30の搬送端(図中右端)で2次転写を行い、シートSを定着部300に送給してトナー画像の定着を行うようになっている。
各作像ユニット10Y,10M,10C,10Kは、静電複写方式により作像するもので、それらの周囲に配設された帯電器、4個のレーザーダイオード、ポリゴンミラー、および走査レンズ等を有するプリントヘッド21ならびに4つの反射ミラー22等を備えた露光部20と、現像器9Y,9M,9C,9Kと、感光体ドラムと、転写器等とを備えている。
また、各作像ユニット10Y,10M,10C,10Kの現像器9Y,9M,9C,9Kにトナーを補給する補給機構として、トナーカートリッジ70Y,70M,70C,70Kおよびサブホッパ80Y,80M,80C,80Kが前記作像ユニット10Y,10M,10C,10Kの上方位置に配置されている。
トナーカートリッジ70Y,70M,70C,70Kは、装置本体51Aに交換可能に装着されている。また、各トナーカートリッジ70Y,70M,70C,70Kには、図示しないヒューズが装着されており、装置本体51Aは未使用のトナーカートリッジをヒューズにより検出し、ヒューズカットすることで未使用状態を解除する。即ち、ヒューズカットされたことで、トナーカートリッジの交換を知ることができる。
なお、図中、400は外部装置との通信手段であり、また500はキー部や表示部を備えた操作パネル部である。
図3は、トナーカートリッジ70Y,70M,70C,70Kからサブホッパ80Y,80M,80C,80Kにトナーを補給する機構の説明図である。
図3において、装置本体51Aにトナーカートリッジ70Y,70M,70C,70Kを装着すると、サブホッパ80Y,80M,80C,80Kの上部のシャッターが開き、トナーカートリッジ70Y,70M,70C,70Kからのトナーの補給が可能な状態となる。
トナーカートリッジ70Y,70M,70C,70K内には、スパイラルバネ71が搭載されており、このスパイラルバネ71がステッピングモータ(カートリッジモータともいう)72で回転駆動されることにより、サブホッパ80Y,80M,80C,80K内にトナーが補給される。
4色のスパイラルバネ71に対して2つのステッピングモータ72を使用し、それぞれY,M用とC,K用に割り当てる。Y(C)補給弁とK(M)補給弁の間は偶数個のギア73で連結されており、ステッピングモータ72を正転させた場合は、Y(C)スパイラルバネ71が回転してK(M)スパイラルバネ71が空転し、ステッピングモータ72を逆転させた場合は、Y(C)スパイラルバネ71が空転してK(M)スパイラルバネ71が回転するよう構成されている。ステッピングモータ72の正転と逆転を切り換えることによってY(C)補給とK(M)補給とが切り換られる。
図4は、前記サブホッパ80Y,80M,80C,80Kから現像器9Y,9M,9C,9Kにトナーを補給する機構の説明図である。
図4において、各色のサブホッパ80Y,80M,80C,80K毎にステッピングモータ(サブホッパモータともいう)81が割り当てられている。
サブホッパモータ81を駆動することにより、サブホッパ80Y,80M,80C,80K内の掻き揚げパドル82およびスパイラルローラ83が回転し、サブホッパ80Y,80M,80C,80Kから各色現像器9Y,9M,9C,9Kに各色トナーがそれぞれ補給される。サブホッパ80Y,80M,80C,80K内のトナー残量は、トナーエンプティセンサ(ピエゾセンサ)84により検知されるようになっている。
図5は、トナー濃度検出機構を示す概略構成図である。
図5において、現像器9Y,9M,9C,9K内には、現像剤(トナーとキャリア)が充填されており、現像モータ駆動の攪拌スクリュー91に装備されたマイラー92が回転することで現像器9Y,9M,9C,9K内の現像剤が攪拌される。さらに、マイラー92により底面に配備されたトナー濃度センサ93の周辺の現像剤が攪拌され、トナー濃度センサ93の周辺には新たな現像剤が流れ込む。すなわち攪拌スクリュー91の1周(1リップル)おきに濃度センサ93周辺の現像剤を入れ替えることができる。
トナー濃度センサ93は、例えば磁気式TCRセンサからなる。トナー濃度の検出は、当該センサ93の周辺の単位体積当たりのキャリアに含まれる鉄分の透磁率を読み取ることにより検出される。従って、このトナー濃度センサ93で読み取ったアナログ信号のAD変換値(分解能10bit)が大きいほどトナー濃度は小さくなる。
図6及び図7は、定着部300の説明図である。
この定着部300の機構部分は、定着部材としての定着ローラ1と、加圧部材としての加圧ローラ2と、電磁誘導コイル3と、温度検出部としての温度検出センサ4とを備えている。これらの部品1,2,3,4は、この定着装置の本体としての図示しないフレームに位置決めして取り付けられている。
定着ローラ1と加圧ローラ2とは、紙などのシート6を通すニップ5を形成するように、図示しないバネなどの付勢手段によって互いに圧接されている。ただし、ジャム発生時は、電磁誘導コイル3や定着ローラ1を残して、加圧ローラ2が取り外し可能になっている。また、部品交換時は、電磁誘導コイル3を残して、定着ローラ1や加圧ローラ2が取り外し可能になっている。
図6に示すように、上記各部品1,2,3,4が上記フレームに取り付けられた状態で、定着ローラ1は図示しない駆動源(モータなど)によって矢印a方向(図6において反時計回り)に回転され、それに従動して、加圧ローラ2は矢印b方向(図6において時計回り)に回転される。定着動作時には、片面6aにトナー9が付着されたシート6が図6においてニップ5を通して下方から上方へ搬送される。これにより、トナー9がシート6に定着される。
定着ローラ1は、例えば鉄製の芯金上に、厚さ5mmのSi(シリコン)スポンジゴム層と、厚さ50μmのNi(ニッケル)とCr(クロム)からなる合金層と、厚さ1mmのSiゴム層と、厚さ20μmのPFA(テトラフルオロエチレンとペルフルオロアルキルビニルエーテルとの共重合体)からなる表層とを設けて構成されている。また、加圧ローラ2は、鉄製の芯金上に、厚さ5mmのSi発泡ゴム層と、厚さ30μmのPFA表層とを設けて構成されている。
電磁誘導コイル3は、定着ローラ1の外周面に沿って配置され、定着ローラ1が含むNiCr合金層を電磁誘導によって直接加熱するようになっている。具体的には、電磁誘導コイル3は、層を成すように複数回巻回された導線からなり、その層が図示しないフェライトコアとホルダに支持されて、上記定着ローラ1の外周面に沿うように湾曲されて配置されている。これにより、電磁誘導コイル3が作る磁束は、上記フェライトコアと上記定着ローラ1のNiCr合金層とが作る磁気回路を通るようになっている。
温度検出センサ4は、定着ローラ1の外周面に対向して配置され、公知の赤外線方式で定着ローラ1の表面温度を検出するようになっている。この温度センサ4が検出した温度は配線22を通して定着制御回路21(後述)へ送られる。
図7は、図6の機構部分を制御するための本発明の基礎となる制御系のブロック構成を示している。なお、図7では、簡単のため、加圧ローラ2の図示が省略されている。
この図7に示すように、商用電源(AC電源)112と電磁誘導コイル3との間に、インバータ回路111が介挿されている。インバータ回路111は、商用電源112から商用電力供給路113を通して入力される商用電力を高周波の交番電力に変換して、得られた高周波電力を、高周波電力供給路114を通して電磁誘導コイル3へ出力する。
定着制御部としての定着制御回路121が、温度検出センサ4からの検出信号に基づいて、インバータ回路111に電力指示値を含む制御信号を与える。電力指示値は、インバータ回路111が出力すべき電力値を表す。これにより、定着ローラ1、温度検出センサ4、定着制御回路121、インバータ回路111、定着ローラ1というループが構成され、定着ローラ1の表面温度が目標温度になるようにフィードバック制御が行われる。上述のような定着制御回路121は、例えばCPU(中央演算処理装置)によって構成される。なお、この定着制御回路121は、定着装置のみを制御する回路であっても良いし、上位の全体装置、例えば画像形成装置の全体を制御する回路の一部であっても良い。
上述の定着制御回路121は、定着ローラ1の表面温度が目標温度よりも高いか否かを判断して、定着ローラ1の表面温度が目標温度よりも低い場合は電力指示値を増加する。これにより、インバータ回路111から電磁誘導コイル3へ出力される電力値が増加して、定着ローラ1の表面温度が上昇する。一方、定着ローラ1の表面温度が目標温度よりも高い場合は電力指示値を削減する。これにより、インバータ回路111から電磁誘導コイル3へ出力される電力値が低下して、定着ローラ1の表面温度が低下する。
次に定着電力制御について説明する。
1日ヒーターの電力量は、定着温度センサーで検出した温度と目標温度との温度差に対応する制御電力値を図8のテーブルより取得し、制御電力を決定する。ここで、制御電力とは実際にIHヒーターに設定する電力量で、例えば、待機中、プリント中は図8のテーブルから求める。
次に電力制限制御について説明する。
ADF、給紙・排紙オプションを装着している場合においては、ADF、オプション、本体の動作の組み合わせにより総電流が15Aを超えてしまうケースが発生する。そこで、本制御により総電流が15Aを超えないようにIHヒーターに設定する電力を制御する。
印字時は、カラーモードと電源24V電流モニタ信号のAD値に応じて、図9のテーブルでIH電力削減量を決定する。
ここで、電源24V電流モニタ信号がある値を超えてIH電力削減量が0Wでなくなるのは、
(1)定着するために熱量を多く奪われる紙種や高B(黒)/白(W)比のプリントを多く行っている時。
(2)朝一番で定着機が暖まりきっていないときに連続プリントが行われた時。
(3)電力を消費するオプション(フィニッシャやADF等)が多く装着されていて、それらがフルに動作しているとき(例えば、ADFで連続読込みをしながら、フィニッシャのパンチステープル動作を連続で行うようなとき)
などである。
IH電力が削減されると、先に説明した制御電力を確保できず、定着温度が下がってくることになる。定着温度が目標値より大きく下がったままプリントを行うと定着不良の画像不具合が発生する。
そこで、プリント中に定着温度が目標値から低下したときには、プリントの用紙間隔を通常より拡げて、紙に熱量が奪われる時間的割合を少なくして、定着温度を確保する。目標温度に対して生産性をダウンさせるテーブルを図10に示す。
画像形成装置51は上記テーブルに従ってプリント中の用紙間隔をあけることによってプリント生産性をダウンさせる。
生産性をダウンさせた場合、その情報は画像形成装置51の不揮発の記憶媒体にバックアップされ、その画像形成装置51を生産性ダウンさせた経歴が分かるようになっている。
図11は、この画像形成装置51の制御部の構成を示すブロックである。
図11において、この制御部は、主な構成要素として、CPU401と、通信インターフェース(I/F)部402と、画像処理部403と、画像メモリ404と、レーザーダイオード駆動部405と、操作パネル部500と、記憶部700と、ROM406と、RAM407と、エンジン制御部408とを備えている。
CPU401は、画像形成装置51の全体の動作を統括制御する他、ROM406から必要なプログラムを読み出して、画像処理部403での画像データの変換処理や、画像メモリ404における画像データの書き込み/読み出し、定着部300の制御等を行う。また、カラー画像形成部100や給紙部200などの動作を、タイミングを取りながら統一的に制御して円滑なプリント動作を実行させる。さらに、エンジン制御部408から入力される各種の情報に基づいて、トナーカートリッジ70Y,70M,70C,70K内のトナーがニアエンプティであることやエンプティであることを検出したり、ニアエンプティであることを検出(判定)するタイミングを、トナー補給量のカウントとプリントに関する履歴データとに応じて切り替えたり、操作パネル500にトナーカートリッジ70Y,70M,70C,70Kの交換時期に関する所定のメッセージを表示させる。また、トナーカートリッジ、転写ベルトユニット、定着ユニット、現像器ユニット等、感光体ドラムを含むイメージングユニット等の各種消耗品の寿命情報を管理すると共に、管理サーバ50からの問い合わせに応じて、前記寿命情報を管理サーバ50に送信する。
前記通信I/F部402は、LANカード、LANボード等のLANに接続するためのインターフェースであり、外部からのプリントジョブのデータを受信し、それを画像処理部403に送出する。
また、通信I/F部402は、さらに、この画像形成装置51の管理サーバ50(図13参照)とインターネットNWを介してトナーエンプティの情報やその他警告、トラブル、各種プリント関連の情報を送信したり、管理サーバ50からのデータや命令を受信することができるようになっている。
画像処理部403は、通信I/F部402からのプリントジョブのデータをYMCKの再現色の画像データに変換して画像メモリ404に出力し、この画像データを再現色毎に格納させる。
レーザーダイオード駆動部405は、各色の画像データを画像メモリ404から読み出して、露光部20のレーザーダイオードを駆動する。
操作パネル部500は、ユーザが入力操作するために使用される他、各種メッセージを表示可能である。
記憶部700は、各種データやアプリケーションを記憶する他に、プリントに関する履歴データやトナーカートリッジ交換履歴等を記憶する。
ROM406には、画像形成動作に関する制御プログラムの他、トナー補給制御、トナーエンプティ検出制御に用いられ、さらに制御に使用されるテーブル等のデータが格納されている。
RAM407は、CPU402のワークエリアとして用いられる。
エンジン制御部408は、トナーエンプティセンサ84、TCRセンサ93、トナーカートリッジセットセンサ(図示せず)、TC扉カバー(図示せず)、前カバー(図示せず)、カートリッジモータ72、サブホッパモータ(図示せず)等からの信号や状態を受けてプリントを制御する。
図12は、図1の交換用トナーカートリッジの管理システムに用いられている管理サーバ50の構成を示すブロック図である。
この管理サーバ50は、CPU50a、ROM50b、RAM50c、記憶部50d、表示装置50e、入力装置50f、ネットワークインターフェースカード(NIC)50g等を備え、システムバス50hを介して互いに接続されている。
CPU50aは、ROM50bに保存されているプログラムを実行することにより、サーバ50の全体を統括的に制御する。特に、この実施形態では、各画像形成装置51から、各画像形成装置51に装着されたトナーカートリッジ70Y,70M,70C,70K毎に、トナーカートリッジ70Y,70M,70C,70Kの消耗品であるトナー残量の情報や、トナーカートリッジ70Y,70M,70C,70Kが交換されたことを示す情報等を管理し、必要に応じて情報の内容を更新する。また、いずれかの画像形成装置51から送信された、所定の種類の交換用トナーカートリッジの配送要求を受信して、発注サーバ52に前記種類の交換用トナーカートリッジの配送要求を出力する。また、場合によっては、いずれかのトナーカートリッジ70Y,70M,70C,70Kが交換されたことを示すトナーカートリッジ交換情報や、トナーニアエンプティ情報を受信したときに、配送すべき交換用トナーカートリッジの種類を決定し、発注サーバ52に配送要求を出力する。
ROM50bは、CPU50aが実行するためのプログラムやその他のデータを保存する記憶媒体である。
RAM50cは、CPU50aが動作用プログラムに従って動作する際の作業領域を提供する記憶媒体である。
記憶部50dは、ハードディスク等の記憶媒体からなり、各種のデータ、アプリケーション等を記憶する。特にこの実施形態では、各画像形成装置51に装着されたトナーカートリッジ70Y,70M,70C,70K毎のトナー残量情報を、書き換え可能に記憶する。さらに、交換用トナーカートリッジや画像形成装置51に装着されている消耗品である転写ベルトユニット、定着ユニット、現像ユニットに対する交換用消耗品ユニットの配送先の情報等が記憶されている。
表示部50eは、CRTや液晶表示装置等からなり、各種のメッセージ及び管理者ユーザ等に対する入力受付画面、選択画面等を表示する。
入力装置50fは、管理者ユーザ等による入力操作に用いられるもので、キーボードやマウス等からなる。
ネットワークインターフェースカード50gは、画像形成装置51や発注サーバ52との間で、ネットワークNWを介して、データの送受信を行う通信手段として機能する。
図13は、画像形成装置51によって実行されるトナーエンプティを検出する制御処理を示すフローチャートである。
図13において、前記トナーカートリッジ70Y,70M,70C,70Kからトナーが補給されていくと、カートリッジ内のトナー残量が少なくなり、やがてトナー切れ(トナーエンプティ)になる。
トナー関連のエンプティには、「通常状態」(ステップS1)、「トナーニアエンプティ(警告)」(ステップS2)、「トナーエンプティ(印字許可)」(ステップS3)、「トナーエンプティ(印字禁止)」(ステップS4)の4つの状態が存在する。
「通常状態」(ステップS1)は、「トナーニアエンプティ(警告)」(ステップS2)、「トナーエンプティ(印字許可)」(ステップS3)、「トナーエンプティ(印字禁止)」(ステップS4)以外の状態、つまり、トナーカートリッジ70Y,70M,70C,70Kおよびサブホッパー80Y,80M,80C,80Kに十分トナーが充填されている状態である。なお、「通常状態」(ステップS1)を含む各状態において、前記カートリッジモータ72の回転量をCPU401が積算し、サブホッパー80Y,80M,80C,80Kに補給されたトナー量を推定算出している。
「トナーニアエンプティ(警告)」(ステップS2)は、サブホッパー80Y,80M,80C,80Kに補給された推定トナー量から、トナーカートリッジ70Y,70M,70C,70K内のトナー残量がニアエンプティ領域となっていると推定される場合に「ニアエンプティ」と判定されるものである。この「トナーニアエンプティ(警告)」状態では、図9に示すように、操作パネル部500を介してユーザにもうすぐトナーがなくなることを報知し、交換用のトナーカートリッジを用意させるためのものである。トナーエンプティ(印字禁止)になるまでに数千枚のプリントが可能であり、ユーザ先にトナーカートリッジ70Y,70M,70C,70Kの交換用ストックがない場合は、ユーザ等が交換用トナーカートリッジを発注し、トナーエンプティ(印字禁止)になるまでに交換用のトナーカートリッジを用意するための十分な期間が得られるようになっている。
「トナーエンプティ(印字許可)」(ステップS3)は、前記カートリッジモータ72の回転時にサブホッパ80Y,80M,80C,80K内のトナーエンプティセンサ84によるエンプティ情報が所定回数連続してエンプティになった場合に「トナーエンプティ(印字許可)」と判定する。トナーカートリッジ70Y,70M,70C,70K内にトナーは残っていないが、サブホッパ内80Y,80M,80C,80K内には、100枚程度コピー可能なトナーが残っているのでプリントは許可する。
「トナーエンプティ(印字禁止)」(ステップS4)は、トナーニアエンプティ(印字許可)から所定枚のプリントを行い、サブホッパー80Y,80M,80C,80Kのトナーがなくなった状態である。この時、プリント禁止とする。
「トナーニアエンプティ(警告)」S2、「トナーエンプティ(印字許可)」S3の場合は、図14に示すように、操作パネル500に「トナーがもうすぐエンプティになる」旨の警告が表示され、「トナーエンプティ(印字禁止)」S4の場合は、操作パネル500に「トナーが無くなった」旨の全面警告が表示され、プリント禁止となる。
これらトナー関連のニアエンプティ及びエンプティの各状態(S1〜S4)をまとめた表を図15に示してある。
図15の表からも明らかなように、「トナーエンプティ(印字許可)」S3に移行した場合、トナーカートリッジ70Y,70M,70C,70K内にトナーが残っていない(空の状態)ので、トナーカートリッジ70Y,70M,70C,70Kの交換が行われても構わないが、「トナーニアエンプティ」(S2)では、トナーが残っているので、トナーカートリッジ70Y,70M,70C,70Kが交換されるのは好ましくない。
図16は、本実施形態に係る交換用トナーカートリッジの管理システムにおいて、配送すべき交換用トナーカートリッジの種類を決定し、配送要求を出力したのち、前記配送要求に基づいて配送された交換用トナーカートリッジが画像形成装置51に装着され、動作が行われるまでの処理の概要を説明するための図である。
この例では、画像形成装置51からトナーカートリッジ70Y,70M,70C,70Kのいずれかがトナーニアエンプティになったことを示す情報を受信した際、交換用トナーカートリッジの配送要求を出力する場合の例を示す。
最初に、ある画像形成装置51でトナーカートリッジのトナーニアエンプティが発生すると(丸数字1)、画像形成装置は配送要求する交換用トナーカートリッジの種類を決定し、通信回線で接続された管理サーバ50に、配送要求を出力する(丸数字2)。
このとき、ユーザの環境や使用モードなどにより定着部300へ投入できる電力が不足し、生産性ダウン制御などで生産性が低下することが多い場合は、交換用トナーカートリッジとして相対的に定着温度の低い低温定着トナーの充填されたものを決定して、要求する。なお、配送要求する交換用トナーカートリッジの詳細な決定方法に関しては、後述する。
管理サーバ50は、画像形成装置51の要求してきた種類の交換用トナーカートリッジの配送要求(発注)を発注サーバ52に行う(丸数字3)。
次いで、発注できなかった場合もあるため、管理サーバ51は、発注した交換用トナーカートリッジについての情報を画像形成装置51に通知する(丸数字4)。
画像形成装置は、発注した交換用トナーカートリッジの種類を受信し、トナーカートリッジの種類が変わる情報を受信できた時は、次のトナーカートリッジ交換をトリガとして、定着温調制御をトナー補給量と連動させて切り替える。また、YMCKの各色のトナーカートリッジにおけるトナー種類が異なる場合も考えられ、そのような場合は、作像されたトナー全体のトナー種類の比率からも定着温度を切り替える(丸数字5)。
図17に、配送要求するトナー種類を決定するための情報となる生産性低下の頻度を測定するフローチャートを示す。なお、図17以下のフローチャートは、画像形成装置51のCPU401がROM406等の記録媒体に記録された動作プログラムに従って動作することにより実行される。
ステップS01で、プリント開始を待ち、ステップS02でプリントが開始されたかどうかを判断する。開始されなければ(ステップS02でNO)、ステップS01に戻る。プリントが開始されると(ステップS02でYES)、ステップS03で、最初は生産性は100%に設定される(生産性は低下させない)。プリントが開始されたら、ステップS04で、電源24V電流モニタ信号値を参照し、その時の必要な生産性を決定する。通常は生産性の低下はないが、定着装置300のプロセスの状態やオプションの使用状態によっては、定着ヒーターに投入される電力が制限され、その結果、定着温度が低下して生産性を低下しなければならない場合が発生する。
次に、ステップS05で、決定されたプリント生産性が現在の生産性と同じかどうかを判断し、同じであれば(ステップS05でYES)、ステップS09に進む。決定されたプリント生産性が現在の生産性と違う場合は(ステップS05でNO)、ステップS06で、生産性が指定の値になるようにプリントの用紙間隔を変更する。
生産性低下回数はカウントされ、ステップS07で生産性の低下が発生したかどうかを判断し、生産性の低下が発生しなければ(ステップS07でNO)、ステップS09に進む。生産性の低下が発生した場合は(ステップS07でYES)、ステップS08で、生産性低下回数をインクリメントして不揮発メモリにバックアップしたのち、ステップS09に進む。
ステップS09では、プリントが終了したかどうかを判断し、終了していなければ(ステップS09でNO)、ステップS04に戻り、終了していれば(ステップS09でYES)、ステップS01に戻る。
図18は、図16で説明した内容を制御フローとして示したフローチャートである。
最初に画像形成装置51において、ステップS11で、トナーのニアエンプティが検出されると、ステップS12で、発注(配送要求)するトナー種類を決定する。決定のアルゴリズムは図19で説明する。
画像形形成装置51は、ステップS13で、決定されたトナー種類の交換用トナーカートリッジの配送要求を管理サーバ51に送信する。管理サーバ50は、ステップS19で配送要求を受信すると、発注サーバ52に交換用トナーカートリッジを配送要求(発注)し、どの種類の交換用トナーカートリッジを発注したかの配送要求情報を画像形成装置50に送信する。管理サーバ50は発注サーバ52と情報をやり取りできるので、画像形成装置51が要求してきた種類の交換用トナーカートリッジが品切れ等の場合は別の種類のカートリッジを発注することが出来る。このような場合もあるので、管理サーバ50は画像形成装置51にどの種類の交換用トナーカートリッジを発注したかの情報を送信する必要がある。
画像形成装置51は、ステップS14で管理サーバ51からの配送要求情報を受信し、ステップS15で、現在使用しているトナーカートリッジと同じトナーカートリッジが発注されたかどうかを判断する。同じトナーカートリッジであれば(ステップS15でYES)、そのまま処理を終了する。違う種類のトナーカートリッジであれば(ステップS15でNO)、ステップS16で、トナーカートリッジ交換待ちに入る。ステップS17では、トナーカートリッジの交換が検知されたかどうかを判断し、検知されない場合は(ステップS17でNO)、検知されるのを待ち、検知されたら(ステップS17でYES)、発注されたトナーカートリッジのトナーが投入されたと判断して、ステップS18で、定着目標温度の変更制御をスタートさせる。定着目標温度の変更制御のアルゴリズムは図20で説明する。
図19は、配送要求する交換用トナーカートリッジの種類の決定処理を示すフローチャートである。
配送要求できる交換用トナーカートリッジは、この実施形態では、低融点トナーカートリッジと通常トナーカートリッジの2種類のトナーカートリッジから選択することが出来る。2種類のトナーカートリッジには最適な定着温度の異なる2種類のトナーのどちらかが入っており、それ以外のカートリッジ構成は全く同じものである。前記低融点トナーカートリッジは、最適な定着目標温度が例えば140℃のトナーが充填されたトナーカートリッジであり、通常トナーカートリッジは最適な定着目標温度が相対的に高い例えば160℃のトナーが充填されたトナーカートリッジである。トナーが違うと前述した定着目標温度の変更制御における目標温度はトナーによって異なることになる。
図19において、ステップS31でトナーニアエンプティが発生すると、ステップS32で、図17で説明した生産性の低下回数を不揮発メモリから参照する。ステップS33では、生産性の低下回数が10回以上かどうかを判断し、10回未満の時は(ステップS33で通常NO)、ステップS34で通常カートリッジの発注を決定したのち、ステップS36に進む。10回以上の時は(ステップS33でYES)、ステップS35で、低融点トナーカートリッジの発注を決定してステップS36に進む。ステップS36では生産性低下回数をクリアする。
補給されるトナーの種類が変った場合、現像器内のトナーはすぐには入れ替わらないので、現像器の中のトナーが一時的に混在することになる。この場合に画像の定着性を適正に確保するために定着目標温度をトナーの入れ替わりを考慮して変更していく必要がある。
図20に定着目標温度変更処理のフローチャートを示す。
目標温度の決定制御はトナーカートリッジの交換をトリガに最初に起動され、画像形成装置51のトナー補給動作があった時に実施される。
ステップS41でトナーが補給され、ステップS42で、トナーカートリッジの交換後からのトナー補給量を積算し、ステップS43で、積算トナー補給量に応じて定着目標温度を図21のテーブルから参照し、ステップS44で定着目標温度を決定する。変化がある場合は目標温度が更新される。目標温度が変化した場合は、その目標温度で定着ローラーの温調制御を行う。
図21の目標温度の参照テーブルは、低融点トナーカートリッジから通常トナーカートリッジに変更された場合と(図21(a))と、通常トナーカートリッジから低融点トナーカートリッジに変更された場合(図21(b))に分かれており、トナー補給量に応じてそれぞれ定着目標温度が変更されている。
このように、この実施形態では、定着部300への投入電力条件に応じて最適な定着温度の交換用トナーカートリッジを配送できると共に、現像器内のトナー種類の入れ替わりに対して、交換されたトナーカートリッジのトナーの補給量を考慮して定着目標温度に制御しながら定着処理が実行されるから、トナーが混在している場合でも、最適な定着特性を確保することができる。
しかも、一定期間内に測定した定着器への投入電力制限により生産性を低下させた頻度が所定値より大きい場合は、定着温度が相対的に低いトナーが充填された交換用トナーカートリッジが配送され、所定値よりも小さい場合は、定着温度が相対的に高いトナーが充填された交換用トナーカートリッジが配送されるから、最適な種類のトナーを電力制御の特性に応じて効果的に使用することができる。
また、管理サーバ51からの交換用トナーカートリッジの情報に基づいて、交換用トナーカートリッジの種類を特定でき、定着処理を実施できるから、トナーカートリッジにトナー種類を特定する情報を持たせてこれを読み取る必要がないので、トナーカートリッジのコストダウンを図ることができる。
次に、カラー画像形成装置51において複数のトナーカートリッジの種類が混在した場合について説明する。
カラー画像形成装置51は、YMCKの4種類の色のトナーカートリッジを使用する。この場合、各色のトナーカートリッジの交換タイミングはユーザーのカラー使用頻度によって異なる。従って、トナーカートリッジの種類を切り替える場合でも、各色のトナーカートリッジの種類、混合の度合いが違う場合が発生する。そのような場合のための定着目標温度の補正の仕組みも必要になる。
この実施形態では、以下のような計算式を用いて、定着目標温度の補正を行う。
目標温度(℃)=Y目標温度(℃)×Y画像比(%)十 M目標温度(℃)×M画像比(%)+C目標温度(℃)×C画像比(%)+K目標温度(Oc)×K画像比(%)
各色の定着目標温度は前述したように図21のテーブルを用いて求められる。また、画像比(%)は、プリントされる画像のYMCKの画像比であり、例えばドットカウンタ等の技術を用いて求めることができ、Y画像比(%)+M画像比(%)+C画像比(%)+K画像比(%)=100%となる。
このように、この実施形態では、画像形成装置51の操作パネル部500に交換用トナーカートリッジの配送を行うかどうかの確認メッセージを表示し、ユーザの意思を確認した状態で交換用トナーカートリッジを配送要求するから、交換用トナーカートリッジの配送に関してユーザとの間でトラブルが発生するおそれを未然に防止できる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、画像形成装置51と管理サーバ50とが分離されたシステムを示したが、管理サーバ50の機能が画像形成装置51に組み込まれていても良い。この場合、画像形成装置51が発注サーバ52に交換用トナーカートリッジを配送要求することになる。
また、画像形成装置51で、交換用トナーカートリッジの種類を決定するものとしたが、トナーニアエンプティ等の配送要求タイミングであることを示す情報と、画像形成装置51の作像時の定着プロセス条件を示す情報を管理サーバ50が画像形成装置51から受信し、管理サーバ50が交換用トナーカートリッジの種類を決定し、決定された種類を画像形成装置51に通知する構成としても良い。
また、発注サーバ52を設け、管理サーバ50から発注サーバ52に発送要求を出力するものとしたが、管理サーバ50の表示装置50eや他のパソコン等の表示装置、あるいは画像形成装置51が管理サーバ50の機能を有する場合は操作パネル部500の表示画面に出力して、発注を促すメッセージを表示させても良い。この場合、人手により発注処理が行われることになる。
50 管理サーバ
50a CPU
50b ROM
50d 記憶部
50e 表示装置
51 画像形成装置
52 発注サーバ
70Y,70M,70C,70K トナーカートリッジ
300 定着部
400 通信手段
401 CPU
500 操作パネル部
700 記憶部

Claims (22)

  1. トナーカートリッジが交換されたことまたは交換タイミングであることを示す第1の情報と、作像時の定着プロセス条件の経歴を示す第2の情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により前記第1の情報を取得したときに、前記第2の情報に応じて前記第1の情報が発せられたトナーカートリッジに対する交換用トナーカートリッジの種類を決定する決定手段と、
    前記決定手段で決定された種類の前記交換用トナーカートリッジの配送要求を出力する出力手段と、
    トナーカートリッジの交換を検出する検出手段と、
    前記配送要求に基づいて配送された交換用トナーカートリッジへの前記検出手段による交換検出後に、トナーの補給量に応じた定着プロセス制御条件で定着処理を実施する定着処理手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記決定手段により決定される交換用トナーカートリッジの種類は、最適な定着温度が異なるトナーが充填されたトナーカートリッジであり、
    前記第2の情報で示される作像時の定着プロセス条件は定着器への投入電力条件であり、
    前記画像形成装置が実施する定着処理における定着プロセス制御条件が定着目標温度である請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 一定期間内に測定した定着器への投入電力制限により生産性を低下させた頻度が所定値より大きい場合は、前記決定手段は定着温度が相対的に低いトナーが充填された交換用トナーカートリッジを配送要求することを決定し、所定値よりも小さい場合は、定着温度が相対的に高いトナーが充填された交換用トナーカートリッジを配送要求することを決定する請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記定着処理手段は、複数色のトナーカートリッジのトナー種類とトナーの割合、作像された画像の各色のトナー消費量から、ページ毎の定着温度を切り替える請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 外部からの交換用トナーカートリッジの配送済み情報を受信する受信手段を備え、前記定着処理手段は、前記受信手段により受信した交換用トナーカートリッジの配送済み情報に基づいて、配送された交換用トナーカートリッジの種類を特定する請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記出力手段は、通信回線を通じて接続された消耗品を発注する発注サーバに、前記配送要求を出力する請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 通信回線を通じて接続可能な少なくとも1台の画像形成装置から送信される、トナーカートリッジが交換されたことまたは交換タイミングであることを示す第1の情報を受信するとともに、画像形成装置の作像時の定着プロセス条件の経歴を示す第2の情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段により前記第1の情報を取得したときに、前記第2の情報に応じて前記第1の情報が発せられたトナーカートリッジに対する交換用トナーカートリッジの種類を決定する決定手段と、
    前記決定手段で決定された種類の前記交換用トナーカートリッジの配送要求を出力する出力手段と、
    前記画像形成装置が、前記配送要求された交換用トナーカートリッジへの交換後に、トナーの補給量に応じた定着プロセス制御条件で定着処理を実施できるように、前記決定手段により決定された交換用トナーカートリッジの種類を、前記画像形成装置に通知する通知手段と、
    を備えたことを特徴とする交換用トナーカートリッジの管理装置。
  8. 前記決定手段により決定される交換用トナーカートリッジの種類は、最適な定着温度が異なるトナーが充填されたトナーカートリッジであり、
    前記第2の情報で示される作像時の定着プロセス条件は定着器への投入電力条件であり、
    前記画像形成装置が実施する定着処理における定着プロセス制御条件が定着目標温度である請求項7に記載の交換用トナーカートリッジの管理装置。
  9. 一定期間内に測定した定着器への投入電力制限により生産性を低下させた頻度が所定値より大きい場合は、前記決定手段は定着温度が相対的に低いトナーが充填された交換用トナーカートリッジを配送要求することを決定し、所定値よりも小さい場合は、定着温度が相対的に高いトナーが充填された交換用トナーカートリッジを配送要求することを決定する請求項8に記載の交換用トナーカートリッジの管理装置。
  10. 前記画像形成装置は、複数色のトナーカートリッジのトナー種類とトナーの割合、作像された画像の各色のトナー消費量から、ページ毎の定着温度を切り替える請求項7〜9のいずれかに記載の交換用トナーカートリッジの管理装置。
  11. 前記出力手段は、通信回線を通じて接続された消耗品を発注する発注サーバに、前記配送要求を出力する請求項7〜10のいずれかに記載の交換用トナーカートリッジの管理装置
  12. 管理装置と少なくとも1台の画像形成装置とが通信回線を通じて相互に接続可能な交換用トナーカートリッジの管理システムであって、
    前記画像形成装置は、トナーカートリッジが交換されたことまたは交換タイミングであることを示す第1の情報と、画像形成装置の作像時の定着プロセス条件の経歴を示す第2の情報を送信する送信手段を備え、
    前記管理装置は、
    前記第1の情報及び第2の情報を受信する受信手段と、
    前記第1の情報を受信したときに、前記第2の情報に応じて前記第1の情報が発せられたトナーカートリッジに対する交換用トナーカートリッジの種類を決定する決定手段と、
    前記決定手段で決定された種類の前記交換用トナーカートリッジの配送要求を出力する出力手段と、
    前記決定手段により決定された交換用トナーカートリッジの種類を、前記画像形成装置に通知する通知手段と、
    を備え、
    前記画像形成装置はさらに、
    トナーカートリッジの交換を検出する検出手段と、
    前記通知手段による通知に基づいて配送された交換用トナーカートリッジの種類を特定する特定手段と、
    前記配送要求に基づいて配送され前記特定手段により特定された種類の交換用トナーカートリッジへの前記検出手段による交換検出後に、トナーの補給量に応じた定着プロセス制御条件で定着処理を実施する定着処理手段と、
    を備えていることを特徴とする交換用トナーカートリッジの管理システム。
  13. 前記管理装置の決定手段により決定される交換用トナーカートリッジの種類は、最適な定着温度が異なるトナーが充填されたトナーカートリッジであり、
    前記第2の情報で示される作像時の定着プロセス条件は定着器への投入電力条件であり、
    前記画像形成装置が実施する定着処理における定着プロセス制御条件が定着目標温度である請求項12に記載の交換用トナーカートリッジの管理システム。
  14. 一定期間内に測定した定着器への投入電力制限により生産性を低下させた頻度が所定値より大きい場合は、前記管理装置の決定手段は定着温度が相対的に低いトナーが充填された交換用トナーカートリッジを配送要求することを決定し、所定値よりも小さい場合は、定着温度が相対的に高いトナーが充填された交換用トナーカートリッジを配送要求することを決定する請求項13に記載の交換用トナーカートリッジの管理システム。
  15. 前記画像形成装置の定着処理手段は、複数色のトナーカートリッジのトナー種類とトナーの割合、作像された画像の各色のトナー消費量から、ページ毎の定着温度を切り替える請求項12〜14のいずれかに記載の交換用トナーカートリッジの管理システム。
  16. 前記画像形成装置の出力手段は、通信回線を通じて接続された消耗品を発注する発注サーバに、前記配送要求を出力する請求項12〜15のいずれかに記載の交換用トナーカートリッジの管理システム。
  17. 管理装置と少なくとも1台の画像形成装置とが通信回線を通じて相互に接続可能なシステムで実行される交換用トナーカートリッジの管理方法であって、
    前記画像形成装置は、トナーカートリッジが交換されたことまたは交換タイミングであることを示す第1の情報と、画像形成装置の作像時の定着プロセス条件の経歴を示す第2の情報を送信する送信ステップを実行し、
    前記管理装置は、
    前記第1の情報及び第2の情報を受信する受信ステップと、
    前記第1の情報を受信したときに、前記第2の情報に応じて前記第1の情報が発せられたトナーカートリッジに対する交換用トナーカートリッジの種類を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにおいて決定された種類の前記交換用トナーカートリッジの配送要求を出力する出力ステップと、
    前記決定ステップにおいて決定された交換用トナーカートリッジの種類を、前記画像形成装置に通知する通知ステップと、
    を実行し、
    前記画像形成装置はさらに、
    トナーカートリッジの交換を検出する検出ステップと、
    前記通知ステップにおける通知に基づいて配送された交換用トナーカートリッジの種類を特定する特定ステップと、
    前記配送要求に基づいて配送され前記特定ステップにおいて特定された種類の交換用トナーカートリッジへの前記検出ステップにおける交換検出後に、トナーの補給量に応じた定着プロセス制御条件で定着処理を実施する定着処理ステップと、
    を実施することを特徴とする交換用トナーカートリッジの管理方法。
  18. トナーカートリッジが交換されたことまたは交換タイミングであることを示す第1の情報と、画像形成装置の作像時の定着プロセス条件の経歴を示す第2の情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにおいて前記第1の情報を取得したときに、前記第2の情報に応じて前記第1の情報が発せられたトナーカートリッジに対する交換用トナーカートリッジの種類を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにおいて決定された種類の前記交換用トナーカートリッジの配送要求を出力する出力ステップと、
    トナーカートリッジの交換を検出する検出ステップと、
    前記配送要求に基づいて配送された交換用トナーカートリッジへの前記検出ステップによる交換検出後に、トナーの補給量に応じた定着プロセス制御条件で定着処理を実施する定着処理ステップと、
    を画像形成装置のコンピュータに実行させるための定着制御プログラム。
  19. 通信回線を通じて接続可能な少なくとも1台の画像形成装置から送信される、トナーカートリッジが交換されたことまたは交換タイミングであることを示す第1の情報を受信するとともに、画像形成装置の作像時の定着プロセス条件の経歴を示す第2の情報を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにおいて前記第1の情報を取得したときに、前記第2の情報に応じて前記第1の情報が発せられたトナーカートリッジに対する交換用トナーカートリッジの種類を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにおいて決定された種類の前記交換用トナーカートリッジの配送要求を出力する出力ステップと、
    前記画像形成装置が、前記配送要求された交換用トナーカートリッジへの交換後に、トナーの補給量に応じた定着プロセス制御条件で定着処理を実施できるように、前記決定ステップにおいて決定された交換用トナーカートリッジの種類を、前記画像形成装置に通知する通知ステップと、
    を管理装置のコンピュータに実行させるための交換用トナーカートリッジの管理プログラム。
  20. 前記決定ステップにおいて決定される交換用トナーカートリッジの種類は、最適な定着温度が異なるトナーが充填されたトナーカートリッジであり、
    前記第2の情報で示される作像時の定着プロセス条件は定着器への投入電力条件であり、
    前記画像形成装置が実施する定着処理における定着プロセス制御条件が定着目標温度である請求項17に記載の交換用トナーカートリッジの管理方法。
  21. 前記決定ステップにおいて決定される交換用トナーカートリッジの種類は、最適な定着温度が異なるトナーが充填されたトナーカートリッジであり、
    前記第2の情報で示される作像時の定着プロセス条件は定着器への投入電力条件であり、
    前記画像形成装置が実施する定着処理における定着プロセス制御条件が定着目標温度である請求項18に記載の定着制御プログラム。
  22. 前記決定ステップにおいて決定される交換用トナーカートリッジの種類は、最適な定着温度が異なるトナーが充填されたトナーカートリッジであり、
    前記第2の情報で示される作像時の定着プロセス条件は定着器への投入電力条件であり、
    前記画像形成装置が実施する定着処理における定着プロセス制御条件が定着目標温度である請求項19に記載の交換用トナーカートリッジの管理プログラム。
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