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JP2012101745A - 空気入りタイヤ及びその加硫用金型 - Google Patents

空気入りタイヤ及びその加硫用金型 Download PDF

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JP2012101745A JP2010253781A JP2010253781A JP2012101745A JP 2012101745 A JP2012101745 A JP 2012101745A JP 2010253781 A JP2010253781 A JP 2010253781A JP 2010253781 A JP2010253781 A JP 2010253781A JP 2012101745 A JP2012101745 A JP 2012101745A
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Abstract

【課題】ウェット路面における走行性能と雪道での走行性能の向上を図ることのできる空気入りタイヤ及びその加硫用金型を提供する。
【解決手段】トレッド部1に設けられた複数の溝部3,4内にその延設方向に並設された複数の突起10が設けられ、各突起10が、溝部3,4の延設方向の一方から他方に向かって徐々に溝部3,4の底面からの高さが高くなる凸曲面の一方側曲面部10aと、溝部3,4の延設方向の一方から他方に向かって徐々に溝部3,4の底面からの高さが低くなる凸曲面の他方側曲面部10bと、突起10における溝部3,4の延設方向の中央側に設けられて一方側曲面部10aと120°以下の角度をなす一方側壁部10cと、突起10における溝部3,4の延設方向の中央側に設けられて他方側曲面部10bと120°以下の角度をなす他方側壁部10dとを有するように構成している。
【選択図】図1

Description

本発明は、4輪自動車、トラック、バス等に用いられる空気入りタイヤ及びその加硫用金型に関するものであり、特には、雪道での走行及びウェット路面での走行に用いられる空気入りタイヤ及びその加硫用金型に関する。
一般に、雪道用の空気入りタイヤとしては、トレッド部に設けられた複数の周方向溝と、トレッド部に設けられた複数の幅方向溝と、各溝によってトレッド部に形成された複数の陸部とを備え、各陸部にそれぞれ複数本のサイプが設けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、溝内への石噛みを防止する空気入りタイヤとしては、トレッド部に設けられた複数の周方向溝と、トレッド部に設けられた複数の幅方向溝と、各溝によってトレッド部に形成された複数の陸部と、各周方向溝内に並設された複数の突起とを備え、各突起によって周方向溝内への石噛みを防止するものが知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2008−221955号公報 特開2006−056480号公報
前記空気入りタイヤでは、雪道やウェット路面での走行性能を向上するためには、各周方向溝や幅方向溝の溝幅を大きくする方が一般的に好ましく、乾燥路での走行性能を向上するためには、各周方向溝や幅方向溝の溝幅を小さくして陸部の面積を大きくする方が一般的に好ましく、両特性に対する溝幅の要求が異なるので、実際は両特性を考慮した妥当な溝幅に設定されることが多い。また、トレッドパターンの工夫や陸部に設けるサイプの形状の工夫により、雪道やウェット路面での走行性能の向上を図ることが多い。
後者の空気入りタイヤでは、各周方向溝内に複数の突起を並設しており、各溝内に障害物としての複数の突起を設けることにより、各周方向溝内に小石が進入することを防止している。また、各突起は、各周方向溝内への小石の侵入を防止するために、各突起が6角形の角柱状に形成され、各突起が周方向溝の深さの20〜50%の高さを有する。
ところで、タイヤがウェット路面を走行する時のように、タイヤのトレッド部の接地面と硬質路面との間に水が存在する場合は、一般的に、その水が各周方向溝や幅方向溝に入り、周方向溝内で水がタイヤの進行方向に移動するとともに、接地面の外まで移動した水が周方向溝や幅方向溝から排水されることにより、タイヤの接地面から水が排出されるようになっている。
このため、後者の空気入りタイヤのように、前記形状及び高さ寸法の複数の突起が各周方向溝内に設けられると、周方向溝内における水の移動が妨げられ、タイヤのウェット路面における走行性能が低下する。即ち、後者の空気入りタイヤは、石噛み防止効果を向上するために、ウェット路面における走行性能の低下を招来しているといえる。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ウェット路面における走行性能を向上することが可能であり、しかも雪道での走行性能の向上も図ることのできる空気入りタイヤ及びその加硫用金型を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、トレッド部に設けられた複数の溝部と、該複数の溝部よってトレッド部に形成された複数の陸部とを有する空気入りタイヤにおいて、前記溝部内にその溝部の延設方向に並設された複数の突起が設けられ、各突起が、溝部の底面からタイヤ径方向外側に突出するように形成されるとともに、溝部の延設方向の一方から他方に向かって徐々に溝部底面からの高さが高くなる凸曲面の一方側曲面部と、溝部延設方向の一方から他方に向かって徐々に溝部底面からの高さが低くなる凸曲面の他方側曲面部と、突起における溝部延設方向の中央側に設けられて一方側曲面部と120°以下の角度をなす一方側壁部と、突起における溝部延設方向の中央側に設けられて他方側曲面部と120°以下の角度をなす他方側壁部とを有するように構成されている。
このように、トレッド部における溝部内に複数の突起が並設され、各突起が溝部の底面からタイヤ径方向外側に突出するように形成されるとともに、溝部の延設方向の一方から他方に向かって徐々に溝部底面からの高さが高くなる凸曲面の一方側曲面部と、溝部の延設方向の一方から他方に向かって徐々に溝部底面からの高さが低くなる凸曲面の他方側曲面部とを有することから、例えば、各突起が設けられた溝部がタイヤ周方向に延びる周方向溝部である場合、タイヤがウェット路面を走行し、水が周方向溝部内をタイヤの周方向一方から他方に向かって移動する際に、各突起において向かってくる水に接するのが例えば一方側曲面部となり、各突起において離れる方向に移動する水に接するのが例えば他方側曲面部となる。
ここで、一方側曲面部は溝部の延設方向の一方から他方に向かって徐々に溝部底面からの高さが高くなる凸曲面であることから、各突起があっても周方向溝部内で水が円滑にタイヤ周方向に移動することができる。また、他方側曲面部は溝部の延設方向の一方から他方に向かって徐々に溝部底面からの高さが徐々に低くなる凸曲面であることから、各突起を通過した水に生ずる乱流を小さくすることができ、また、一方側曲面部は溝部の延設方向の一方から他方に向かって徐々に溝部底面からの高さが高くなる凸曲面であることから、周方向溝部内を移動する水の流動方向をタイヤ径方向外側に変化させるように各突起が作用し、周方向溝部内を接地面の外まで移動した水が周方向溝部から排出され易くなる。したがって、一方側曲面部及び他方側曲面部を有する各突起を設けることにより、溝部内における水の円滑な移動の確保及び接地面の外まで移動した水の周方向溝部からの排出の促進が可能となる。
また、各突起は、突起における溝部延設方向の中央側に設けられて一方側曲面部と120°以下の角度をなす一方側壁部と、突起における溝部延設方向の中央側に設けられて他方側曲面部と120°以下の角度をなす他方側壁部とが設けられている。このため、タイヤが雪道を走行した際に、各壁部と各曲面部との境界部におけるエッジや各壁部自身が雪道上の雪に食い込む。
このように、本発明によれば、タイヤがウェット路面を走行する際は、溝部内における水の円滑な移動の確保及び接地面の外まで移動した水の溝部からの排出の促進が可能となり、タイヤが雪道を走行した際に、各壁部と各曲面部との境界部におけるエッジや各壁部自身が雪道上の雪に食い込むので、ウェット路面における走行性能を向上することが可能であり、しかも雪道での走行性能の向上も図ることのできる空気入りタイヤ及びその加硫用金型を提供することができる。
本発明の第1実施形態の空気入りタイヤの要部正面図 空気入りタイヤの要部正面図 図1におけるA−A線断面図 図1におけるB−B線断面図 図1におけるC−C線断面図 突起をタイヤ径方向から見た図 空気入りタイヤの要部斜視図 空気入りタイヤの動作説明図 突起の第1変形例を示す図 突起の第2変形例を示す図 本発明の第2実施形態の空気入りタイヤの要部正面図 本発明の第3実施形態の空気入りタイヤの要部正面図 本発明の第4実施形態の空気入りタイヤの要部正面図 本発明の第5実施形態の空気入りタイヤの要部正面図 突起の第3変形例を示す図 突起の第4変形例を示す図 突起の第5変形例を示す図 突起の第6変形例を示す図 突起の第7変形例を示す図 突起の第8変形例を示す図 突起の第9変形例を示す図 第1実施形態の変形例を示す空気入りタイヤの要部正面図 評価結果を示す表 評価結果を示す表 評価結果を示す表
本発明の第1実施形態の空気入りタイヤを図1〜図8を参照しながら説明する。この空気入りタイヤは、例えば4輪自動車、トラック、バス等の自動車に装着されて使用される。
この空気入りタイヤは、トレッド部1に複数の周方向溝部2と複数の幅方向溝部3が設けられ、各溝部2,3を設けることによりトレッド部1に複数の陸部4が形成され、各陸部4には複数の周知のサイプ5が設けられている。本実施形態のタイヤは氷雪用タイヤである。本実施形態では、タイヤの幅方向中心CLに対して幅方向一方側に2本の周方向溝2が設けられ、幅方向他方側に2本の周方向溝が設けられている。
各周方向溝部2の深さD0は例えば10mmであり、幅W0も10mmであるが、他の深さ及び幅寸法を採用することも可能である。尚、各周方向溝部2の幅W0は溝部2の頂部間の距離である(図4参照)。各周方向溝部2はタイヤの周方向に延びるように設けられており、本実施形態では各周方向溝部2はタイヤの周方向に直線状に延びている。
各幅方向溝部3の深さD0は例えば10mmであり、幅W0も10mmであるが、他の深さ及び幅寸法を採用することも可能である。尚、各幅方向溝部3の幅W0は溝部3の頂部間の距離である(図5参照)。各幅方向溝部3はタイヤの幅方向(タイヤの回転中心軸RAの方向)に延設されており、各幅方向溝部3がタイヤの回転中心軸RAとなす角度は略35°である。なお、本明細書の各実施形態では、各幅方向溝部3がタイヤの回転中心軸RCとなす角度が50°以下である場合、幅方向溝部3はタイヤの幅方向に延設されているものとする。
各溝部2,3内にはその溝部2,3の延設方向に並ぶように複数の突起10が設けられている。各突起10は各溝部2,3の底面2a,3aからタイヤ径方向外側に突出するように形成されるとともに、各溝部2,3の側面2b,3bから離間して配置されている(図1〜5参照)。
各突起10は、各溝部2,3の延設方向の一方から他方に向かって徐々に底面2a,3aからの高さが高くなる凸曲面の一方側曲面部10aと、各溝部2,3の延設方向の一方から他方に向かって徐々に底面2a,3aからの高さが低くなる他方側曲面部2b,3bとを有する。各曲面部2a,3a,2b,3bは、各溝部2,3の延設方向に沿う方向の断面でも凸曲面となっており、各溝部2,3の延設方向と直交する方向の断面でも凸曲面となっている(図3〜5参照)。また、各突起10は、突起10における溝部2,3の延設方向の中央側に設けられて一方側曲面部10aとのなす角度βが略95°となる一方側壁部10cと、突起10における溝部2,3の延設方向の中央側に設けられて他方側曲面部10bとのなす角度γが略95°となる他方側壁部10dとを有する(図3及び図7参照)。このように、各突起10は、一方側曲面部10aと一方側壁部10cとを有する一方側突起と他方側曲面部10bと他方側壁部10dとを有する他方側突起とのセットによって形成されている。また、各突起10は各溝部2,3の延設方向に長手を有するように形成されている。さらに、本実施形態では、一方側曲面部10aと一方側壁部10cとを有する一方側突起自体も各溝部2,3の延設方向に長手を有するように形成され、他方側曲面部10bと他方側壁部10dとを有する他方側突起自体も各溝部2,3の延設方向に長手を有するように形成されている。
角度β,γは、以下に示す雪への食い込み性を良くするために、120°以下であることが好ましく、100°以下であることがより好ましい。一方側曲面部10aと一方側壁部10cとのなす角度βは少なくとも一方側壁部10cの頂部付近で120°以下又は100°以下となっていれば良いが、好ましくは一方側曲面部10aと一方側壁部10cとの境界部の全体に亘って略120°以下又は100°以下となっていることが好ましい。同様に、他方側曲面部10bと他方側壁部10dとのなす角度γは少なくとも他方側壁部10dの頂部付近で120°以下又は100°以下となっていれば良いが、好ましくは他方側曲面部10cと他方側壁部10dとの境界部の全体に亘って略120°以下又は100°以下となっていることが好ましい。
本実施形態では、図3に示すように、各突起10の高さHは略1mmである。また、各突起10の一方側壁部10cの頂部と他方側壁部10dの頂部との間隔Lは略1mmである。また、図6に示すように、各突起10をタイヤ径方向から見た際に、一方側曲面部10c及び他方側曲面部10dが占める面積は突起10全体の面積(図6における斜線部分)の70%以上であり、各突起10の幅寸法Wは略2.5mmとなっている。
また、図2等に示されているように、各突起10をタイヤ径方向から見た際に、突起10における各溝部2,3の延設方向の一端が前記延設方向の一方に向かって曲線から成る凸形状であり、突起10における各溝部2,3の延設方向の他端が前記延設方向の他方に向かって曲線から成る凸形状である。
また、図2等に示されているように、互いに各溝部2,3の延設方向に隣り合う突起10同士が、溝部2,3の幅方向に位置が異なるように配置されている。また、互いに各溝部2,3の延設方向に隣り合う所定個数の突起が、各溝部2,3の延設方向の一方から他方に向かって各溝部2,3の幅方向の一方から他方に徐々に位置がずれるように配置されている。例えば、図2に示すように、各周方向溝部2の各突起10は、互いに隣り合う3個の突起10が、周方向溝部2の延設方向の一方から他方に向かって周方向溝部2の幅方向の一方から他方に(図2における左から右に)位置がずれるように配置されており、幅方向溝部3の各突起10は、互いに隣り合う2個又は3個の突起10が、幅方向溝部3の延設方向の一方から他方に向かって幅方向溝部3の幅方向の一方から他方に位置がずれるように配置されている。
尚、本空気入りタイヤを加硫成形する加硫用金型のキャビティには、各周方向溝部2、各幅方向溝部3、各陸部4、各サイプ5及び各突起10に応じた凹凸が設けられ、その凹凸によってタイヤのトレッド部1に各周方向溝部2、各幅方向溝部3、各陸部4、各サイプ5及び各突起10が刻設されている。
以上のように構成された空気入りタイヤは、図8に示すように、ウェット路面を走行し、タイヤのトレッド部1の接地面CAとアスファルト路等の硬質路面HRとの間に水が存在する場合は、その水が各周方向溝部2や各幅方向溝部3内に入り、周方向溝部2内で水がタイヤの進行方向に移動するとともに、接地面CAの外まで移動した水が各周方向溝部2や各幅方向溝部3から排水されることにより、タイヤの接地面CAから水が排出される。
ここで、本実施形態では、トレッド部1における各周方向溝部2内に複数の突起10が並設され、各突起10が周方向溝部2の底面2aからタイヤ径方向外側に突出するように形成されるとともに、周方向溝部2の延設方向の一方から他方に向かって徐々に底面2aからの高さが高くなる凸曲面の一方側曲面部10aと、周方向溝部2の延設方向の一方から他方に向かって徐々に底面2aからの高さが低くなる凸曲面の他方側曲面部10bとを有する。このため、タイヤがウェット路面を走行し、水が各周方向溝部2内をその延設方向の一方から他方に向かって移動する際に、図8に示すように、各突起10において向かってくる水に接するのが一方側曲面部10aとなり、離れる方向に移動する水に接するのが他方側曲面部10bとなる。
ここで、一方側曲面部10aは周方向溝部2の延設方向の一方から他方に向かって徐々に底面2aからの高さが高くなる凸曲面であることから、各突起10があっても周方向溝部2内で水が円滑にタイヤ周方向に移動することができる。また、他方側曲面部10bは周方向溝部2の延設方向の一方から他方に向かって徐々に底面2aからの高さが低くなる凸曲面であることから、各突起10を通過した水に生ずる乱流を小さくすることができ、また、一方側曲面部10aは周方向溝部2の延設方向の一方から他方に向かって徐々に底面2aからの高さが徐々に高くなる凸曲面であることから、周方向溝部2内を移動する水の流動方向をタイヤ径方向外側に変化させるように各突起10が作用し、周方向溝部2内を接地面CAの外まで移動した水が周方向溝部2から排出され易くなる。したがって、一方側曲面部10a及び他方側曲面部10bを有する各突起10を設けることにより、周方向溝部2内における水の円滑な移動の確保及び接地面CAの外まで移動した水の周方向溝部2からの排出の促進が可能となる。
また、各突起10は、突起10における周方向溝部2の延設方向の中央側に設けられて一方側曲面部10aと略95°の角度をなす一方側壁部10cと、突起10における周方向溝部2の延設方向の中央側に設けられて他方側曲面部10dと略95°の角度をなす他方側壁部10dとが設けられている。このため、タイヤが雪道を走行した際に、各壁部10c,10dと各曲面部10a,10bとの境界部におけるエッジや各壁部10c,10d自体が雪道上の雪に食い込む。
このため、本実施形態は、ウェット路面における走行性能を向上することが可能であり、しかも雪道での走行性能の向上も図ることができる。
また、本実施形態は、各突起10が周方向溝部2の延設方向の一方から他方に向かって徐々に底面2aからの高さが高くなる凸曲面の一方側曲面部10aと、周方向溝部2の延設方向の一方から他方に向かって徐々に底面2aからの高さが低くなる凸曲面の他方側曲面部10bとを有するので、タイヤが何れの方向に回転しても、前述と同様の作用効果を奏する。
一方、各幅方向溝部3に設けられた各突起10についても、各突起10が幅方向溝部3の底面3aからタイヤ径方向外側に突出するように形成されるとともに、幅方向溝部3の延設方向の一方から他方に向かって徐々に底面3aからの高さが高くなる凸曲面の一方側曲面部10aと、幅方向溝部3の延設方向の一方から他方に向かって徐々に底面3aからの高さが低くなる凸曲面の他方側曲面部10bとを有する。このため、タイヤがウェット路面を走行し、水が各幅方向溝部3内を例えばタイヤの幅方向一方から他方に向かって移動する際に、各突起10において向かってくる水に接するのが一方側曲面部10aとなり、離れる方向に移動する水に接するのが他方側曲面部10bとなる。
ここで、一方側曲面部10aは幅方向溝部3の延設方向の一方から他方に向かって徐々に底面3aからの高さが高くなる凸曲面であることから、各突起10があっても幅方向溝部3内で水が円滑にタイヤ周方向に移動することができる。また、他方側曲面部10bは幅方向溝部3の延設方向の一方から他方に向かって徐々に底面3aからの高さが低くなる凸曲面であることから、各突起10を通過した水に生ずる乱流を小さくすることができ、また、一方側曲面部10aは幅方向溝部3の延設方向の一方から他方に向かって徐々に底面3aからの高さが徐々に高くなる凸曲面であることから、幅方向溝部3内を移動する水の流動方向をタイヤ径方向外側に変化させるように各突起10が作用し、幅方向溝部3内を接地面CAの外まで移動した水が幅方向溝部3から排出され易くなる。したがって、一方側曲面部10a及び他方側曲面部10bを有する各突起10を設けることにより、幅方向溝部3内における水の円滑な移動の確保及び幅方向溝部3からの排水の促進が可能となる。
また、各突起10は、突起10における幅方向溝部3の延設方向の中央側に設けられて一方側曲面部10aと略95°の角度をなす一方側壁部10cと、突起10における幅方向溝部3の延設方向の中央側に設けられて他方側曲面部10dと略95°の角度をなす他方側壁部10dとが設けられている。このため、タイヤが雪道を走行した際に、各壁部10c,10dと各曲面部10a,10bとの境界部におけるエッジや各壁部10c,10d自体が雪道上の雪に食い込み、タイヤと雪道とのタイヤ幅方向におけるグリップ力を向上する上で有利である。
また、本実施形態では、図3〜5に示すように、各曲面部10a,10bが、各溝部2,3の延設方向に沿う方向の断面でも凸曲面となっており、各溝部2,3の延設方向と直交する方向の断面でも凸曲面となっている。このため、溝部2,3内における水の円滑な移動の確保及び各溝部2,3からの排水の促進を効率的に行うことが可能となる。
尚、本実施形態では、各曲面部10a,10bの全体に亘って、各溝部2,3の延設方向に沿う方向の断面で凸曲面となっており、各溝部2,3の延設方向と直交する方向の断面でも凸曲面となっている。これに対する変形例を図9に示す。図9(a)は突起10をタイヤ径方向から見た図であり、図9(b)は図9(a)におけるD−D線断面図であり、図9(c)は図9(a)におけるE−E線断面図である。図9(a)〜(c)に示すように、一方側曲面部10aの溝部延設方向の一方側を、溝部延設方向に沿う断面と溝部延設方向と直交する方向の断面の両方において凸曲面となるように形成し、他方側曲面部10bの溝部延設方向の他方側を、溝部延設方向に沿う断面と溝部延設方向に溝部延設方向と直交する方向の断面の両方において凸曲面となるように形成し、一方側曲面部10aの溝部延設方向の他方側を、溝部延設方向と直交する方向の断面でのみ凸曲面となるように形成し、他方側曲面部10bの溝部延設方向の一方側を、溝部延設方向と直交する方向の断面でのみ凸曲面となるように形成することも可能である。各幅方向溝部3内の各突起10も同様に形成することが可能である。図9に示すような突起10を設ける場合でも、各曲面部10a,10bが、各溝部2,3の延設方向に沿う方向の断面でも凸曲面となっており、各溝部2,3の延設方向と直交する方向の断面でも凸曲面となっているので、溝部2,3内における水の円滑な移動の確保及び各溝部2,3からの排水の促進を効率的に行うことが可能となる。
また、本実施形態では、各突起10における一方側壁部10cと他方側壁部10dとの各溝部2,3の延設方向における間隔Lは1mmであり、各突起10の高さHが1mmである。即ち、各突起10における一方側壁部10cと他方側壁部10dとの間隔Lは各突起10の高さHに対して1倍である。このため、前述のように、各突起10において向かってくる水に接するのが一方側曲面部10aとなる時に、一方側壁部10bが離れる方向に移動する水に接することになるが、一方側壁部10cと他方側壁部10dとの間隔Lが突起10の高さHに比べて小さいことから、一方側壁部10cと他方側壁部10dとの間隔Lにおいて大きな乱流が生じない。尚、一方側壁部10cと他方側壁部10dとの間隔Lが各突起10の高さHに対して3倍以下であれば、同様の作用効果を奏し得る。また、図3に示すように、一方側壁部10cの頂部と他方側壁部10dの頂部との間隔が前記間隔Lである。
また、本実施形態では、各突起10をタイヤ径方向から見た際に、一方側曲面部10a及び他方側曲面部10bが占める範囲が突起10全体の70%以上である。このため、前述の各溝部2,3内における水の円滑な移動の確保及び各溝部2,3からの排水の促進を効率的に行うことが可能である。尚、各突起10をタイヤ径方向から見た際における一方側曲面部10a及び他方側曲面部10bが占める範囲が突起10全体の50%以上であれば、同様の作用効果を奏し得る。
また、本実施形態では、各突起10をタイヤ径方向から見た際に、各突起10における各溝部2,3の延設方向の一端及び他端が各溝部2,3の延設方向に向かって曲線から成る凸形状である。このため、前述の各溝部2,3内における水の円滑な移動の確保及び各溝部2,3からの排水の促進を効率的に行うことが可能である。尚、図10に示すように、各突起10における各溝部2,3の延設方向の一端及び他端が各溝部2,3の延設方向に向かって直線を用いた凸形状である場合でも、同様の作用効果を奏し得る。
また、本実施形態では、互いに隣り合う突起10同士が、各溝部2,3の幅方向に位置が異なるように配置されている。このため、各溝部2,3内の各幅方向位置において、各溝部2,3内をその延設方向に移動する水の流動方向をタイヤ径方向外側に変化させることができ、各溝部2,3からの排水の促進を効率的に行うことができる。
また、本実施形態では、互いに隣り合う所定個数の突起が、各溝部2,3の延設方向の一方から他方に向かって各溝部2,3の幅方向の一方から他方に徐々に位置がずれるように配置されている。このため、各溝部2,3内の幅方向一方側から順に、各溝部2,3内をその延設方向に移動する水の流動方向をタイヤ径方向外側に変化させることができ、各溝部2,3からの排水の促進を効率的に行うことができる。
また、本実施形態では、各突起10は各溝部2,3の延設方向に長手を有するように形成されている。この構成は、各溝部2,3内における水の円滑な移動を確保する上で有利であり、タイヤの接地面CAからの排水を効率的に行う上でも有利である。
さらに、本実施形態では、一方側曲面部10aと一方側壁部10cとから成る一方側突起自体も各溝部2,3の延設方向に長手を有するように形成され、他方側曲面部10bと他方側壁部10dとから成る他方側突起自体も各溝部2,3の延設方向に長手を有するように形成されている。この構成は、各溝部2,3内における水の円滑な移動を確保する上で有利であり、タイヤの接地面CAからの排水を効率的に行う上でも有利である。
また、本実施形態では、各突起10が各溝部2,3の側面2b,3bから離間して配置され、各突起10の高さHが低いので、各溝部2,3内における水の円滑な移動を確保する上で有利である。
本発明の第2実施形態の空気入りタイヤを図11を参照しながら説明する。尚、第1実施形態と同等の構成部分には同一の符号を付して示す。
この空気入りタイヤは、第1実施形態において各突起10の大きさが複数種類あるものである。具体的には、図11に示すように、それぞれの周方向溝部2内において、配置されている複数の突起10のタイヤ径方向から見た際の面積が、タイヤ幅方向の外側よりもタイヤ幅方向の中央側(幅方向中心CLに近い側)のほうが大きくなっている。
この場合でも、第1実施形態の場合と同様に、各溝部2,3内における水の円滑な移動の確保及び各溝部2,3内をその延設方向に移動する水の排出の促進が可能であり、各壁部10c,10dと各曲面部10a,10bとの境界部におけるエッジや各壁部10c,10d自身が雪道上の雪に食い込むので、ウェット路面における走行性能を向上することが可能であり、しかも雪道での走行性能の向上も図ることができる。
ここで、一般的に、タイヤは幅方向中央側よりも幅方向外側の方が走行時の歪みが大きくなり易い。また、第2実施形態では、それぞれの周方向溝部2内において、各突起10のタイヤ径方向から見た際の面積がタイヤ幅方向の外側よりもタイヤ幅方向の中央側のほうが大きくなっている。即ち、周方向溝部2内において、走行時の歪みが大きい側に小さい突起10が配置され、走行時の歪みが小さい側に大きい突起10が配置されているので、突起10の位置に応力が集中することにより周方向溝部2内に生じ得るクラックを極力防止することができる。
尚、突起10の大きさを変更する場合、突起10の溝部延設方向の寸法を変えずに高さ寸法及び幅寸法を小さくすることも可能であり、突起10の高さを変えずに溝部延設方向の寸法及び幅寸法を小さくすることも可能であり、全体的に小さくすることも可能であり、その他のパターンによって小さくすることも可能である。
本発明の第3実施形態の空気入りタイヤを図12を参照しながら説明する。尚、第1実施形態と同等の構成部分には同一の符号を付して示す。
この空気入りタイヤは、第1実施形態において各突起10の大きさが複数種類あり、且つ、各突起10の配置を変更したものである。具体的には、図12に示すように、タイヤ幅方向の外側に設けられた周方向溝部2内の各突起10よりも、タイヤ幅方向中央側(幅方向中心CLに近い側)に設けられた周方向溝部2内の各突起10の方が、タイヤ径方向外側から見た際の各突起10の面積が大きくなっている。また、各溝部2,3において、溝部幅方向に並んだ2つの突起10と単一の突起10とが各溝部2,3の延設方向に交互に設けられている。このように配置した場合でも、互いに各溝部2,3の延設方向に隣り合う突起10同士が、各溝部2,3の幅方向に位置をずらして配置されている状態である。
第3実施形態でも、第1実施形態の場合と同様に、各溝部2,3内における水の円滑な移動の確保及び各溝部2,3内をその延設方向に移動する水の排出の促進が可能であり、各壁部10c,10dと各曲面部10a,10bとの境界部におけるエッジや各壁部10c,10d自体が雪道上の雪に食い込むので、ウェット路面における走行性能を向上することが可能であり、しかも雪道での走行性能の向上も図ることができる。
また、互いに各溝部2,3の延設方向に隣り合う突起10同士を各溝部2,3の幅方向に位置をずらして配置することによる効果は、第1実施形態に示した通りである。
また、第3実施形態では、タイヤ幅方向の外側に設けられた周方向溝部2内の各突起10よりも、タイヤ幅方向中央側に設けられた周方向溝部2内の各突起10の方が、タイヤ径方向外側から見た際の各突起10の面積が大きくなっている。このため、走行時の歪みが大きい周方向溝部2内に小さい突起10が配置され、走行時の歪みが小さい周方向溝部2内に大きい突起10が配置されているので、突起10の位置に応力が集中することにより周方向溝部2内に生じ得るクラックを極力防止することができる。
尚、第1〜第3実施形態では、互いに各溝部2,3の延設方向に隣り合う突起10同士が各溝部2,3の幅方向に位置が重ならないように配置されているが、該各突起10同士が各溝部2,3の幅方向に位置が重なるようにしながら、該各突起10同士を各溝部2,3の幅方向に位置をずらして配置することも可能であり、この場合でも、各突起10を各溝部2,3の幅方向に位置をずらして配置することによる効果は前述の通りである。
本発明の第4実施形態の空気入りタイヤを図13を参照しながら説明する。尚、第1実施形態と同等の構成部分には同一の符号を付して示す。この空気入りタイヤは、第1実施形態において各突起10を各溝部2,3の幅方向に位置をずらさずに並設したものである。
第4実施形態でも、第1実施形態の場合と同様に、各溝部2,3内における水の円滑な移動の確保及び各溝部2,3内をその延設方向に移動する水の排出の促進が可能であり、各壁部10c,10dと各曲面部10a,10bとの境界部におけるエッジや各壁部10c,10d自体が雪道上の雪に食い込むので、ウェット路面における走行性能を向上することが可能であり、しかも雪道での走行性能の向上も図ることができる。
本発明の第5実施形態の空気入りタイヤを図14を参照しながら説明する。尚、第1実施形態と同等の構成部分には同一の符号を付して示す。この空気入りタイヤは、第1実施形態において、周方向溝部2と幅方向溝部3とが交差する部分に配置される突起10を、他の突起10に対してタイヤ幅方向に傾けて配置したものである。
第5実施形態でも、第1実施形態の場合と同様に、各溝部2,3内における水の円滑な移動の確保及び各溝部2,3内をその延設方向に移動する水の排出の促進が可能であり、各壁部10c,10dと各曲面部10a,10bとの境界部におけるエッジや各壁部10c,10d自体が雪道上の雪に食い込むので、ウェット路面における走行性能を向上することが可能であり、しかも雪道での走行性能の向上も図ることができる。
また、周方向溝部2と幅方向溝部3とが交差する部分に配置される突起10を、他の突起に対してタイヤ幅方向に傾けて配置しているので、各周方向溝部2内を流れる水が幅方向溝部3内に入り易く、周方向溝部2からの排水を効率良く行う上で有利である。
尚、前記各実施形態において、各突起10を図15のような突起20と置換することも可能である。図15に示す突起20は、溝部2の延設方向の一方から他方に向かって徐々に底面2aからの高さが高くなる凸曲面の一方側曲面部20aと、溝部2の延設方向の一方から他方に向かって徐々に底面2aからの高さが低くなる凸曲面の他方側曲面部20bと、突起10における溝部2の延設方向の中央側に設けられて一方側曲面部20aとのなす角度が略95°となる一方側壁部20cと、突起10における溝部2の延設方向の中央側に設けられて他方側曲面部20bとのなす角度が略95°となる他方側壁部20dと、一方側壁部20cと他方側壁部20dとの間に配置されたブロック20eとを有する。ブロック20eは角柱状や半円の柱状に形成され、ブロック20eのある1つの面によって一方側壁面20cに溝部2の延設方向に対向する一方側対向壁部20fが形成され、ブロックの他の面によって他方側壁面20dに溝部2の延設方向に対向する他方側対向壁部20gが形成されている。
この場合でも、第1実施形態の場合と同様に、各溝部2,3内における水の円滑な移動の確保及び各溝部2,3内をその延設方向に移動する水の排出の促進が可能であり、各壁部20c,20dと各曲面部20a,20bとの境界部におけるエッジや各壁部20c,20d自体が雪道上の雪に食い込むので、ウェット路面における走行性能を向上することが可能であり、しかも雪道での走行性能の向上も図ることができる。
また、一方側壁部20cと一方側対向壁部20fとの間隔L1と、他方側壁部20dと他方側対向壁部20gとの間隔L2のそれぞれが、突起20の高さHに対して3倍以下であれば、例えば各突起20において向かってくる水に接するのが一方側曲面部20aとなる時に、一方側壁部20cと一方側対向壁部20fとの間隔L1や、他方側壁部20dと他方側対向壁部20gとの間隔L2において、大きな乱流が生じない。
また、前記各実施形態において、各突起10を図16のような突起30と置換することも可能である。図16に示す突起30は、溝部2の延設方向の一方から他方に向かって徐々に底面2aからの高さが高くなる凸曲面の一方側曲面部30aと、溝部2の延設方向の一方から他方に向かって徐々に底面2aからの高さが低くなる他方側曲面部30bと、突起10における溝部2の延設方向の中央側に設けられて一方側曲面部30aとのなす角度が略90°となる一方側壁部30cと、突起10における溝部2の延設方向の中央側に設けられて他方側曲面部20bとのなす角度が略90°となる他方側壁部30dとを有する。ここで、一方側壁部30cと他方側壁部30dは突起30の上面にタイヤ径方向に延びる穴30eを設けることにより形成されている。図16では、穴30eはタイヤ径方向から見た際に矩形状となるように形成されているが、タイヤ径方向から見た際に円や楕円やその他の形状となるように形成することも可能である。
また、前記実施形態において、各突起10を図17のような突起40と置換することも可能である。図17に示す突起40は、溝部2の延設方向の一方から他方に向かって徐々に底面2aからの高さが高くなる凸曲面の一方側曲面部40aと、溝部2の延設方向の一方から他方に向かって徐々に底面2aからの高さが低くなる他方側曲面部40bと、突起10における溝部2の延設方向の中央側に設けられて一方側曲面部40aとのなす角度が略90°となる一方側壁部40cと、突起10における溝部2の延設方向の中央側に設けられて他方側曲面部40bとのなす角度が略90°となる他方側壁部40dと、一方側壁部40cと溝部2の延設方向に対向している一方側対向壁部40eと、他方側壁部40dと溝部2の延設方向に対向している他方側壁部40fとを有する。ここで、一方側壁部40c及び一方側対向壁部40eは突起40の上面にタイヤ径方向に延びる穴40gを設けることにより形成され、他方側壁部40d及び他方側対抗壁部40fは突起40の上面にタイヤ径方向に延びる穴40hを設けることにより形成されている。また、各穴40g、40hの間にはもう一つ穴40iが設けられている。図17では、穴40g,40h,40iはタイヤ径方向から見た際に矩形状となるように形成されているが、タイヤ径方向から見た際に円や楕円やその他の形状となるように形成することも可能である。
また、図16において、突起30の溝部2の延設方向の長さを図18のように短くすることも可能である。また、図19のように、突起30をタイヤ径方向から見た際に略円形となるように形成することも可能である。また、図20のように、突起30をタイヤ径方向から見た際にひし形のような多角形となるように形成することも可能である。また、図21のように、突起30をタイヤ径方向から見た際に星形状となるように形成することも可能である。
また、前記各実施形態において、図22に示すように、周方向溝部2と幅方向溝部3とが交差する位置に他と異なる突起を設けることも可能である。
第1実施形態のタイヤ(実施例1)、第2実施形態のタイヤ(実施例2)、第3実施形態のタイヤ(実施例3)、第4実施形態のタイヤ(実施例4)及び比較例のタイヤ(第1実施形態において各突起10を設けていないタイヤ)を製作し、雪上制動性能、雪上登坂性能、雪上円旋回性能、ウェット路面での円旋回性能を調査した結果を、図23示す。これらの試験は225/65R17のサイズのタイヤを製作して行った。
雪上制動性能は、屋外の試験場の雪上路面において走行速度40km/hでABSブレーキをかけて、車両が停止するまでの制動距離を測ることにより各タイヤを評価した。評価は5回行い、5回のそれぞれの制動距離の測定値は、走行速度のバラツキを補正するための補正処理を施すことによって値を得、その中で、最長制動距離及び最短制動距離の値を除外した3回分の制動距離の平均値を求め、比較例を100とする指数値であらわした。該指数値は、数値が大きくなるほど制動距離が短いことをあらわす。
雪上登坂性能は、斜度4°の圧雪登坂路において、発進性をドライバーの官能評価に基づいて評価し、比較例を100とする指数値であらわした。該指数値は、数値が大きくなるほど発進性が良いことをあらわす。
雪上円旋回性能は、平坦な圧雪路面において旋回性をドライバーの官能評価に基づいて評価し、比較例を100とする指数値であらわした。該指数値は、数値が大きくなるほど旋回性が良いことをあらわす。
ウェット路面での円旋回性能は、平坦なウェット路面において旋回性をドライバーの官能評価に基づいて評価し、比較例を100とする指数値であらわした。該指数値は、数値が大きくなるほど旋回性が良いことをあらわす。
また、第1実施形態で各突起10の高さHを1.5mmとしたタイヤ(実施例5)、第1実施形態で各突起10の高さHを2mmとしたタイヤ(実施例6)、第1実施形態で各突起10の高さHを2.5mmとしたタイヤ(実施例7)、第1実施形態で各突起10の高さHを3mmとしたタイヤ(実施例8)、第1実施形態で各突起10の高さHを0.5mmとしたタイヤ(実施例9)を製作し、同様の評価を行った結果を図24に示す。
また、第1実施形態で各突起10の高さHを2mmとし、幅Wを3.5mmとしたタイヤ(実施例10)、第1実施形態で各突起10の高さHを2mmとし、幅Wを5mmとしたタイヤ(実施例11)、第1実施形態で各突起10の高さHを2mmとし、幅Wを6mmとしたタイヤ(実施例12)、第1実施形態で各突起10の高さHを2mmとし、幅Wを1.5mmとしたタイヤ(実施例13)、第1実施形態で各突起10の高さHを2mmとし、幅Wを1mmとしたタイヤ(実施例14)を製作し、同様の評価を行った結果を図25に示す。
図23より、実施例1〜4は何れも比較例1に比べて雪上制動性能、雪上登坂性能並びに雪上及びウェット路面での円旋回性能が高かった。また、互いに溝部延設方向に隣り合う突起10同士が溝部幅方向に位置が異なる方が、雪上制動性能、雪上登坂性能並びに雪上及びウェット路面での円旋回性能が高かった。
図24より、実施例1において各突起10の高さHを高くするに従って、雪上での性能に変化はないが、ウェット路面での円旋回性能が徐々に低下することが確認された。
図25より、実施例6において各突起10の幅Wを大きくするに従って、雪上での性能に変化はないが、ウェット路面での円旋回性能が徐々に低下することが確認された。
尚、前記各実施形態では、氷雪用タイヤに複数の突起10を設けるものを示したが、オールシーズンタイヤや他のタイプのタイヤに突起10を設けることも可能であり、これにより前述と同様の溝部内における水の円滑な移動の確保、各溝部からの排水の促進、及び雪上性能の向上を図ることができる。
また、前記各実施形態では、周方向溝部2及び幅方向溝部3の両方に突起10を設けたものを示したが、何れか一方のみに設けることも可能である。
尚、本実施形態では、各幅方向溝部3が周方向溝部2を跨いでタイヤ幅方向に連続しているものを示したが、各幅方向溝部3が周方向溝部2を跨いで連続していない場合でも、前述と同様の作用効果を奏し得る。
また、本実施形態では、各幅方向溝部3がタイヤの幅方向に直線的に延びているものを示したが、各幅方向溝部3がタイヤの幅方向に曲線的に延びている場合でも、蛇行しながら延びている場合でも、前述と同様の作用効果を奏し得る。
本実施形態では、各周方向溝部2がタイヤの周方向に直線的に延びてタイヤ周方向に連続しているものを示したが、各周方向溝部2がタイヤの周方向に蛇行しながら延びている場合や、各周方向溝部2がタイヤの周方向に向かうにつれてタイヤの幅方向外側に向かって延びている場合でも、前述と同様の作用効果を奏し得る。
1…トレッド部、2…周方向溝部、3…幅方向溝部、4…陸部、5…サイプ、10…突起、10a…一方側曲面部、10b…他方側曲面部、10c…一方側壁部、10d…他方側壁部、20…突起、20a…一方側曲面部、20b…他方側曲面部、20c…一方側壁部、20d…他方側壁部、20e…ブロック、20f…一方側対向壁部、20g…他方側対向壁部、30…突起、30a…一方側曲面部、30b…他方側曲面部、30c…一方側壁部、30d…他方側壁部、30e…穴、40…突起、40a…一方側曲面部、40b…他方側曲面部、40c…一方側壁部、40d…他方側壁部、40e…一方側対向壁部、40f…他方側対向壁部、40g…穴、40h…穴、40i…穴、RC…回転中心軸、CL…幅方向中心。

Claims (14)

  1. トレッド部に設けられた複数の溝部と、該複数の溝部よってトレッド部に形成された複数の陸部とを有する空気入りタイヤにおいて、
    前記溝部内にその溝部の延設方向に並設された複数の突起を備え、
    各突起は、溝部の底面からタイヤ径方向外側に突出するように形成されるとともに、溝部の側面から離間して配置され、溝部の延設方向の一方から他方に向かって徐々に溝部底面からの高さが高くなる凸曲面の一方側曲面部と、溝部延設方向の一方から他方に向かって徐々に溝部底面からの高さが低くなる凸曲面の他方側曲面部と、突起における溝部延設方向の中央側に設けられて一方側曲面部と120°以下の角度をなす一方側壁部と、突起における溝部延設方向の中央側に設けられて他方側曲面部と120°以下の角度をなす他方側壁部とを有する
    ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 各突起の一方側曲面部の溝部延設方向における一方側は、溝部延設方向に沿う断面と溝部延設方向と直交する方向の断面の両方において凸曲面となるように形成され、
    各突起の他方側曲面部の溝部延設方向における他方側は、溝部延設方向に沿う断面と溝部延設方向と直交する方向の断面の両方において凸曲面となるように形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記突起における一方側壁部と他方側壁部との溝部延設方向の間隔は、その突起の高さと比較して3倍以下である
    ことを特徴とする請求項1または2の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記各突起が、一方側壁部に溝部延設方向に対向する一方側対向壁部と、前記突起における一方側壁部に溝部延設方向に対向する他方側対向壁部とを有し、各突起における一方側壁部と一方側対向壁部との溝部延設方向の間隔はその突起の高さと比較して3倍以下であり、各突起における他方側壁部と他方側対向壁部との溝部延設方向の間隔はその突起の高さと比較して3倍以下である
    ことを特徴とする請求項1または2の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記突起における一方側壁部と一方側対向壁部との溝部延設方向の間隔は、その突起の高さと比較して3倍以下であり、前記突起における他方側壁部と他方側対抗壁部との溝部延設方向の間隔は、その突起の高さと比較して3倍以下である
    ことを特徴とする請求項4に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記突起をタイヤ径方向から見た際に、前記一方側曲面部及び他方側曲面部が占める範囲が突起全体の50%以上である
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記突起をタイヤ径方向から見た際に、突起における溝部延設方向の一端が溝部延設方向の一方に向かって凸形状であり、突起における溝部延設方向の他端が溝部延設方向の他方に向かって凸形状である
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記溝部底面からの各突起の高さが0.2mm以下である
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6または7の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記各突起の幅寸法が0.5mm以下である
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7または8の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  10. 互いに溝部延設方向に隣り合う突起同士が、溝部幅方向に位置が異なるように配置されている
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  11. 互いに溝部延設方向に隣り合う所定個数の突起が、溝部延設方向の一方から他方に向かって溝部幅方向一方から他方に徐々に位置がずれるように配置されている
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  12. 前記溝部が、互いにタイヤ幅方向に並ぶとともにタイヤ周方向に延設された複数の周方向溝部を有し、
    ある周方向溝部内に配置された複数の突起が、タイヤ径方向から見た際の各突起の面積がタイヤ幅方向の外側よりもタイヤ幅方向の中央側の方が大きくなるように形成されている
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  13. 前記溝部が、互いにタイヤ幅方向に並ぶとともにタイヤ周方向に延設された複数の周方向溝部を有し、
    各周方向溝部内に設けられた各突起は、タイヤ幅方向の外側に設けられた周方向溝部内の各突起よりもタイヤ幅方向の中央側に設けられた各突起の方が、タイヤ径方向外側から見た際の面積が大きくなるように形成されている
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  14. トレッド部に、複数の溝部と、該複数の溝部によって形成された複数の陸部とが形成された空気入りタイヤを成形する加硫用金型において、
    成形した空気入りタイヤの前記溝部内に請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12または13に記載の複数の突起が設けられるように、各突起に対応した凹部が設けられている
    ことを特徴とする加硫用金型。
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