JP2012083582A - レンズ駆動装置およびカメラモジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】レンズ駆動時におけるチルトの発生を抑制し且つ部品点数とコスト削減、小型化を図ることができるレンズ駆動装置を提供する
【解決手段】ベース10には、断面が鉤状の突部13が形成され、ホルダ40には、ベース10の突部13に当接する回転抑止部43が形成されている。また、ベース10に対してホルダ40が1つのシャフト60により支持されている。磁性板31は、磁石51の中心に対しシャフト60から離れるように配置され、磁性板32は、磁石52の中心に対しシャフト60に近づくように配置されている。これにより、磁性板31、32と磁石51、52との間に生じる磁力によって、ホルダ40に、シャフト60を軸とするトルクが生じ、このトルクにより、回転抑止部43が突部13に軽く押し付けられる。
【選択図】図4
【解決手段】ベース10には、断面が鉤状の突部13が形成され、ホルダ40には、ベース10の突部13に当接する回転抑止部43が形成されている。また、ベース10に対してホルダ40が1つのシャフト60により支持されている。磁性板31は、磁石51の中心に対しシャフト60から離れるように配置され、磁性板32は、磁石52の中心に対しシャフト60に近づくように配置されている。これにより、磁性板31、32と磁石51、52との間に生じる磁力によって、ホルダ40に、シャフト60を軸とするトルクが生じ、このトルクにより、回転抑止部43が突部13に軽く押し付けられる。
【選択図】図4
Description
本発明は、レンズ駆動装置およびカメラモジュールに関し、特に、小型カメラ等に搭載されるオートフォーカス用のレンズ駆動装置およびこれを搭載したカメラモジュールに用いて好適なものである。
従来、携帯電話機等にはカメラモジュールが搭載されている。かかるカメラモジュールは、フォーカス調節のためにレンズ駆動装置を備えている。レンズ駆動装置は、制御信号に応じてレンズを光軸方向に変位させる。これにより、被写体に対するフォーカス調節が行われる。
たとえば、以下の特許文献1には、カメラレンズのオートフォーカス駆動用として搭載可能なムービングマグネット方式のレンズ駆動装置が示されている。このレンズ駆動装置では、レンズを保持するホルダの周囲に4つの磁石が装着される。ベースには、ホルダをレンズの光軸方向に変位可能に案内する2つのシャフトと、ホルダ側の磁石に向き合うようにコイルが配置される。コイルに電流を印加することで生じる電磁駆動力によって、ホルダがレンズの光軸方向に駆動される。
この構成では、磁性板が、コイルを囲むように配置されている。磁石と磁性板との配置を調整することにより、磁石と磁性板との間に働く磁力を、レンズの光軸に垂直な面内方向において不均衡にできる。これにより、ホルダが、2つのシャフトに押し付けられる。コイルに対する電流の印加を中止すると、上記磁力によりホルダが2つのシャフトに押し付けられ、その位置に静止する。
しかしながら、上記構成のレンズ駆動装置では、ホルダが複数のシャフトに押し付けられつつ、これらシャフトに沿って移動するため、シャフトと、シャフトが挿入されるホルダ側の孔との間の摩擦力の差により、ホルダが傾いて移動する、いわゆるチルトの問題が生じる虞がある。
また、ホルダに4つの磁石が装着され、ベースに2つのシャフトが配置されるため、部品点数が増加し、コストの上昇および装置全体としての大型化を招くこととなってしまう。
本発明は、かかる課題を解消するために為されたものであり、レンズ駆動時におけるチルトの発生を抑制し且つ部品点数とコスト削減、小型化を図ることができるレンズ駆動装置およびこれを備えたカメラモジュールを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、レンズ駆動装置に関する。本態様に係るレンズ駆動装置は、ベースと、前記ベースに装着された1つのシャフトと、レンズを保持するとともに前記シャフトによって前記レンズの光軸に平行な方向に変位可能に支持されたホルダと、前記ホル
ダに前記シャフトを挟むように装着された磁石と、前記磁石に向き合うように前記ベースに装着されたコイルと、前記コイルを挟んで前記磁石と向き合うように前記ベース側に配置された磁性板と、を備える。ここで、前記ホルダと前記ベースには、前記シャフトを軸とする回転方向において互いに当接する第1当接部と第2当接部がそれぞれ配置される。また、前記磁性板は、前記磁石と前記磁性板との間に生じる磁力によって、前記第1当接部を第2当接部に押し付ける方向の、前記シャフトを軸とするトルクが前記ホルダに付与されるように配置される。
ダに前記シャフトを挟むように装着された磁石と、前記磁石に向き合うように前記ベースに装着されたコイルと、前記コイルを挟んで前記磁石と向き合うように前記ベース側に配置された磁性板と、を備える。ここで、前記ホルダと前記ベースには、前記シャフトを軸とする回転方向において互いに当接する第1当接部と第2当接部がそれぞれ配置される。また、前記磁性板は、前記磁石と前記磁性板との間に生じる磁力によって、前記第1当接部を第2当接部に押し付ける方向の、前記シャフトを軸とするトルクが前記ホルダに付与されるように配置される。
本態様のレンズ駆動装置によれば、ホルダが一つのシャフトに沿って移動するため、2つのシャフトに沿ってホルダが移動する場合に比べて、ホルダにチルトが生じ難くなる。また、シャフトを挟むように磁石が配置されるため、コイルに電流を流したときの駆動力をシャフトの近くに生じさせることができ、ホルダの駆動を安定に行うことができる。さらに、シャフトを挟むように磁石が配置されるため、ホルダをシャフトに押し付けるための磁力をホルダに掛け易くなる。
また、本態様のレンズ駆動装置によれば、シャフトを挟むように磁石がホルダに装着されるのみであるため、ホルダの周囲を囲むように磁石が配される場合に比べて、磁石の個数を削減できる。さらに、ベースには、1つのシャフトのみが配置されるため、シャフトの個数も削減できる。よって、レンズ駆動装置を構成する部品の数を削減でき、コストの抑制および装置全体の小型化を図ることができる。
本態様のレンズ駆動装置において、前記第1当接部と前記第2当接部は、前記ホルダが前記光軸に平行な方向に移動したときに、一点で連続的に接するように形成され得る。この構成によれば、ホルダの移動時に、第1当接部と第2当接部が点接触するため、第1当接部と第2当接部との間に生じる摩擦力を顕著に小さくすることができる。よって、ホルダの駆動動作に対する第1当接部と第2当接部との間の摩擦力の影響を、極めて小さくすることができ、安定したレンズ駆動動作を実現することができる。
この構成において、前記第1当接部は、前記光軸に垂直な方向に連続的に形成された第1突部とすることができ、前記第2当接部は、前記光軸に垂直な方向に連続的に形成された第2突部とすることができる。ここで、前記第2突部は、少なくとも、前記ホルダの移動範囲を含む範囲に形成されている。こうすると、第1突部と第2突部とを容易に点接触させることができる。
この場合、前記第1突部は、頂部が前記光軸に平行な方向に丸みを帯びた形状を有するものとすることができ、前記第2突部は、頂部が前記光軸に垂直な方向に丸みを帯びた形状を有するものとすることができる。こうすると、2つの丸みを帯びた頂部が互いに接触するため、ホルダを滑らかに移動させることができる。また、このように互いに摺接する部分に丸みを持たせることで、摺動による摩耗を小さくすることができる。
本態様のレンズ駆動装置は、前記ホルダの前記シャフトを挟む2つの側面に、それぞれ一つずつ、前記磁石が配置される構成とされ得る。こうすると、ホルダに2つの磁石のみを装着すれば良く、また、各側面に容易に磁石を配置することができる。
また、本態様のレンズ駆動装置は、前記ベースの前記シャフトを挟む2つの側面に、それぞれ一つずつ、前記磁性板が配置され、前記シャフトから各磁性板までの距離が互いに異なるように、前記磁性板の位置が設定されるよう構成され得る。こうすると、磁性板の配置を調整するのみで、磁石と磁性板との間に生じる磁力によって、シャフトを軸とするトルクをホルダに付与することができ、これによりホルダの不要な回転を抑制することができる。
本発明の第2の態様は、カメラモジュールに関する。本態様に係るカメラモジュールは、上記第1の態様に係るレンズ駆動装置と、前記レンズによって集光された光を受光する撮像素子と、前記コイルの制御信号を印加する制御部と、を備える。
本態様のカメラモジュールによれば、上記第1の態様のレンズ駆動装置と同様の効果が奏され得る。
以上のとおり、本発明によれば、レンズ駆動時におけるチルトの発生を抑制し且つ部品点数とコスト削減、小型化を図ることができるレンズ駆動装置およびこれを備えたカメラモジュールを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、レンズ駆動装置の分解斜視図である。本実施の形態では、便宜上、レンズを不図示としている。
図1を参照して、レンズ駆動装置は、ベース10と、コイル20と、磁性板31、32と、ホルダ40と、磁石51、52と、シャフト60と、カバー70とを備えている。
コイル20は、一続きとなっており、ベース10の側面に一方向に巻回されている。磁石51、52は、ホルダ40の2つの側面に、それぞれ装着されている。シャフト60は、断面が円形で、ホルダ40の孔42の内径よりもやや小さい径を有する。
カバー70は、底面が開放された箱形状となっている。カバー70は、平面視で、角が面取りされた正方形の形状を有する。平面視におけるカバー70の外形は、ベース10の外形と略等しい。平面視におけるカバー70の内側面の形状は、ベース10のコイル20と磁性板31、32が装着された部分の外形と略同じである。カバー70の上面には、光を通すための開口71が形成されている。
図2(b)は、ベース10を、図1の状態から略180度回転させた状態の斜視図、図2(c)は、ベース10を、図1の状態から時計方向に略90度回転させた状態の斜視図である。
図2(b)、(c)を参照して、ベース10は、平面視で、角が面取りされた正方形の形状を有する。ベース10には、その中央位置に、レンズを透過した光をイメージセンサへと導くための開口11が形成されている。また、ベース10には、対角の位置に、シャフト60を挿入するための孔12a、12bと、断面が鉤状の突部13が形成されている。孔12a、12bは、上下方向に並ぶ位置に形成されている。突部13は、ベース10の上面からベース10内の底面16まで連続的に形成されている。突部13の先端13aは、円弧状に丸みを帯びた形状となっている。
ベース10の側面には、コイル20を巻き付けるためのコイル装着部14が全周に亘って形成されている。コイル装着部14には、ホルダ40に装着された2つの磁石51、52とコイル20が対面するように開口15が形成されている。
ベース10には、コイル装着部14にコイル20が巻回され、巻回されたコイル20の外側面に、図1に示す磁性板31、32が接着固定される。磁性板31、32は、孔12a、12bを挟むように、コイル20の外側面に接着される。磁性板31、32のサイズと材質は、同じである。磁性板31、32の配置方法については、追って、図8を参照して説明する。
図2(a)は、ホルダ40の構成を示す斜視図である。
図2(a)を参照して、ホルダ40は、平面視で略八角形の形状を有する。ホルダ40は、枠状の部材からなっている。ホルダ40には、その中央位置に、レンズバレルを収容するための円形の開口41が形成されている。また、ホルダ40には、対角の位置に、シャフト60が挿入される孔42と、ベース10の突部13に当接する回転抑止部43が形成されている。回転抑止部43は、壁面43aの下部に、壁面43aから突出するように形成されている。回転抑止部43は、上下方向の断面が半円形状となっている。
さらに、ホルダ40の孔42を挟む2つの側面には、孔42に対して同じ距離の位置に、磁石51、52を装着するための磁石装着部44、45が形成されている。磁石装着部44、45には、それぞれ、図1に示す磁石51、52が嵌め込まれ、接着固定される。
なお、磁石51、52は、たとえば、ネオジウム等からなる焼結磁石であり、片面にNが着磁された1極配置構造を有している。各磁石51、52のサイズおよび磁気強度は、互いに等しくなっている。
組立時には、まず、図2(a)に示されるホルダ40の磁石装着部44、45に磁石51、52が装着される。さらに、ベース10のコイル装着部14にコイル20が装着される。その後、ホルダ40が、ベース10の上方からベース10の枠内に収容される。
図3(a)は、ホルダ40がベース10に収容される過程を示す斜視図である。
図3(a)に示すように、ベース10の上方からベース10の孔12aとホルダ40の孔42が整合するように、本体を傾けてホルダ40がベース10内に収容される。このようにホルダ40がベース10内に収容されると、ホルダ40の回転抑止部43がベース10の突部13に対向する。
図3(b)は、ベース10内にホルダ40が収容された状態を示す図である。この状態において、シャフト60をベース10の孔12aから圧入する。シャフト60の先端は、ベース10の孔12aに圧入された後、ホルダ40の孔42を通り、その後、ベース10
の孔12b(図2(b)、(c)参照)に圧入される。この状態では、シャフト60の上端が孔12aに、下端が孔12bに支持される。こうして、シャフト60のベース10に対する装着が完了する。
の孔12b(図2(b)、(c)参照)に圧入される。この状態では、シャフト60の上端が孔12aに、下端が孔12bに支持される。こうして、シャフト60のベース10に対する装着が完了する。
このようにシャフト60が装着されると、ホルダ40が、レンズの光軸方向に変位可能となるように、ベース10に装着される。この状態では、ホルダ40の回転抑止部43が、ベース10の突部13に向き合っている。
さらに、この状態において、磁性板31、32が、孔12a、12bを挟むように、コイル20の外側面に接着される。こうして、磁性板31、32が装着されると、磁性板31、32と磁石51、52との間に磁力によって、ホルダ40が、レンズの光軸に垂直な方向に付勢される。これにより、ホルダ40の孔42がシャフト60に押し付けられる。
図4は、かかる組立状態におけるホルダ40とベース10の位置関係を示す図である。同図(a)は、ホルダ40と磁性板31、32がベース10に装着された状態の上面図、同図(b)は、同図(a)からホルダ40が取り外された状態の上面図である。
同図(a)に示すように、ホルダ40がベース10に装着された状態では、ホルダ40とベース10の内側面との間に、若干の隙間が生じる。このため、ホルダ40は、シャフト60の周りに僅かに回転可能となる。よって、この状態では、ホルダ40に対する重力の掛かり具合等によって、ホルダ40がシャフト60を軸として変位し、レンズの駆動動作が不安定となる。
本実施の形態では、2つの磁性板31、32の配置を調整することで、磁性板31、32と磁石51、52との間の磁力により、同図(b)の時計方向に、ホルダ40に軽くトルクが掛かるようになっている。このようにトルクを掛けることによって、ホルダ40の回転抑止部43がベース10の突部13に軽く押し付けられる。このとき、ホルダ40の回転抑止部43は、上記のように断面が半円形状となっているため、ベース10側の鉤状の突部13に略点接触するようになる。このため、回転抑止部43と突部13との接触面積は極めて小さくなり、両者の間に生じる摩擦力は、顕著に小さなものとなる。
なお、回転抑止部43が突部13に押し付けられた状態において、磁石51、52は、それぞれ、磁性板31、32と平行となり、磁石51と磁性板31との距離と、磁石52と磁性板32との距離が同じとなる。
こうして、ホルダ40がベース10に収容され、さらに、コイル20の外側面に磁性板31、32が装着された後、図1に示すように、上方からカバー70がベース10に装着される。これにより、図5に示すレンズ駆動装置の組み立てが完了する。
図6は、レンズ駆動装置の組立状態におけるコイル20と磁性板31、磁石51の位置関係を示す図である。同図(a)は、組立状態におけるレンズ駆動装置の斜視図、同図(b)は、同図(a)のA−A’断面図である。
同図(b)に示すように、ホルダ40の側面に磁石51が装着されている。磁石51の外側面に対面する形でベース10にコイル20が装着されている。さらに、その外方に磁性板31がコイル20に接着されている。コイル20に電流が流れると磁石に発生する磁力との関係により、上下方向の推進力が発生する。
図7は、レンズ駆動装置の組立状態におけるホルダ40と回転抑止部43、シャフト60の位置関係を示す図である。同図(a)は、組立状態におけるレンズ駆動装置の斜視図
、同図(b)は、同図(a)のB−B’断面図である。
、同図(b)は、同図(a)のB−B’断面図である。
同図(b)に示すように、シャフト60が、ベース10の孔12a、ホルダ40の孔42、ベース10の孔12bに圧入されている。
また、ホルダ40の孔42と対角の位置には、回転抑止部43が配置されている。ホルダ40は、シャフト60を軸として回転可能であるが、上記のように回転抑止部43がベース10側の突部13に当たることで、ホルダ40の回転が規制される。不要な摩擦力が発生しないよう、ベース10の突部13以外の回転抑止部43の面は、ベース10の内側面等に接触しない。
さらに、シャフト60が配されているホルダ40の上部面と、それに対面するベース10の間には、若干の隙間が設けられている。この隙間により、ホルダ40をレンズの光軸方向に変位させることが可能となる。
このように、本実施の形態では、1つのシャフト60、2つの磁石51、52でレンズ駆動装置を構成することができるため、部品点数の削減を図りつつ、装置をより小型化することができる。
図8、9は、磁性板31、32の配置による効果を説明する図である。平面視における、磁石51、52の中心は、それぞれ、同図のL1、L2である。
図8(a)では、平面視において、磁性板31の中心が磁石51の中心L1とシャフト60から離れるように、磁性板31が配置されている。また、磁性板32の中心が磁石52の中心L2からシャフト60に近づくように、磁性板32が配置されている。なお、磁性板31、32は、それぞれ、磁石51、52の磁極面からはみ出さないように配置されている。
これら2つの磁性板31、32と磁石51、52との間の磁力によって、ホルダ40には、レンズの光軸に垂直な方向の力が加わる。この力によって、上記のように、ホルダ40はシャフト60に押し付けられる。これにより、コイル20に対する電流の印加が中止されても、ホルダ40を電流印加中止時の位置に位置づけることができる。
図8(b)には、レンズの光軸に対して、垂直な平面の面内方向に発生する力の関係が示されている。磁性板31、32と磁石51、52との間に生じる磁力の合力Nと、合力Nでホルダ40がシャフト60に押し付けられたときのシャフト60に生じる抗力E、回転抑止部43に生じる抗力Dが模式的に示されている。また、ホルダ40の中心から回転抑止部43までの距離、および、ホルダ40の中心から孔42の抗力Eが掛かる端縁までの距離がxとされている。
同図のように磁性板31、32が偏って配置されることにより、磁力の合力Nの中心は、ホルダ40の中心から距離aだけY軸負方向にずれている。このため、合力Nによりホルダ40がシャフト60に押し付けられることによって発生する抗力Eは、シャフト60を軸として時計方向に角度θをもつ。よって、抗力Eの同図X軸方向における力は、Ecosθ、抗力Eの同図Y軸方向における力は、Esinθで示される。
そうすると、X座標における力の釣り合いは、以下の式により算出される。
N=Ecosθ … (1)
また、Y座標における力の釣り合いは、以下の式により算出される。
D=Esinθ … (2)
さらに、ホルダ40を中心として、ホルダ40に発生する時計方向のトルクは、Na、反時計方向のトルクは、(Esinθ+D)xで示される。
ここで、それぞれのトルクの釣り合いは、以下の式により算出される。
Na=(Esinθ+D)x … (3)
上記式(1)〜(3)から整理すると、aとxの寸法は、以下の式により表すことができる。
tanθ=a/2x … (4)
上記式(4)において、θが小さくなる程、回転抑止部43に生じる抗力Dが小さくなる。θは、磁性板31と磁性板32をシャフト60に対して均等に配置するほど、すなわち、シャフト60に対する磁性板31と磁性板32の距離の差が小さくなるほど小さくなる。つまり、シャフト60に対する磁性板31、32の位置を調節することで、θを制御でき、これにより、抗力Eと抗力Dの比を調節することができる。たとえば、磁性板31、32の位置によってθを調節することにより、抗力Eと抗力Dの比率を、10:1程度とすることができる。これにより、回転抑止部43にかかる抗力Dを顕著に小さくでき、回転抑止部43に働く摩擦力を小さくすることができる。加えて、上記のように、回転抑止部43とベース10側の鉤状の突部13は、略点接触するようになっているため、回転抑止部43に発生する摩擦力は、極めて小さくなる。
その結果、本実施の形態では、コイル20に電流を印加したときのホルダ40の移動を滑らかに行うことができる。
図9は、レンズ駆動時におけるレンズ光軸方向に発生する力の関係を模式的に示す図である。図9は、レンズ駆動装置を図7(a)のB−B’方向に見たときの内部透視図である。
同図(a)は、コイル20に電流が印加されることにより、ホルダ40に上向きの駆動力Fが掛かった状態を示す図である。同図(a)において、ホルダ40の中心は、L3、L4により示されている。ホルダ40の孔42とシャフト60間には、駆動のため、若干の隙間が形成されている。
ホルダ40には、駆動力Fの他、図8(b)に示す磁力の合力Nが掛かっている。この合力Nにより、ホルダ40の孔42は、内側の側面(同図の右側面)がシャフト60に押し付けられている。このとき、孔42の内側の上端に支点pを設定し、この支点pから駆動力Fと合力Nまでの距離を、それぞれ、b、hとすると、支点pを中心として発生する反時計方向のトルクは、Fb、時計方向のトルクは、Nhとなる。反時計方向のトルクが時計方向のトルクより大きい場合、すなわち、Fb−Nh>0が成り立つとき、同図(b)に示すように、シャフト60と孔42の隙間によって、ホルダ40に回転抑止部43側が上がりのチルトが発生する。よって、ホルダ40のチルトを抑制するためには、Fb−Nh≦0に設定する必要がある。
なお、孔42の内側の下端に支点p’を設定した場合には、合力Nと駆動力Fによって
生じる2つのトルクは、何れも、反時計方向であって、孔42の内面をシャフト60に押し付けるように作用するため、ホルダ40に、支点p’を中心とするチルトは生じない。よって、ホルダ40に上向きの駆動力Fが掛かる場合には、Fb−Nh≦0となるように、駆動力F、合力N、距離b、hを設定することにより、ホルダ40のチルトを抑制することができる。
生じる2つのトルクは、何れも、反時計方向であって、孔42の内面をシャフト60に押し付けるように作用するため、ホルダ40に、支点p’を中心とするチルトは生じない。よって、ホルダ40に上向きの駆動力Fが掛かる場合には、Fb−Nh≦0となるように、駆動力F、合力N、距離b、hを設定することにより、ホルダ40のチルトを抑制することができる。
同図(c)は、コイル20に電流が印加されることにより、ホルダ40に下向きの駆動力Fが掛かった状態を示す図である。このとき、支点p’を中心として発生する時計方向のトルクは、Fb、反時計方向のトルクは、Nhとなる。時計方向のトルクが反時計方向のトルクより大きい場合、すなわち、Fb−Nh>0が成り立つとき、同図(d)に示すように、シャフト60と孔42の隙間によって、ホルダ40に回転抑止部43側が下がりのチルトが発生する。よって、ホルダ40のチルトを抑制するためには、Fb−Nh≦0に設定する必要がある。
なお、孔42の内側の上端に支点pを設定した場合には、合力Nと駆動力Fによって生じる2つのトルクは、何れも、時計方向であって、孔42の内面をシャフト60に押し付けるように作用するため、ホルダ40に、支点pを中心とするチルトは生じない。よって、ホルダ40に下向きの駆動力Fが掛かる場合には、Fb−Nh≦0となるように、駆動力F、合力N、距離b、hを設定することにより、ホルダ40のチルトを抑制することができる。
以上の関係から、ホルダ40に掛かる上向きおよび下向きの最大の駆動力を共にFとすると、Fb−Nh≦0となるように、磁性板31、32と磁石51、52間に発生する磁力を調整することで、ホルダ40における時計方向、反時計方向のチルトを抑制することができる。よって、かかる調整を行うことにより、一つのシャフト60による支持によっても、安定したレンズの駆動動作を実現することができる。
なお、ここでは、レンズやホルダに掛かる重力が考慮されなかったが、実際には、レンズやホルダに掛かる重力をも加味して、チルトの抑制を検討する必要がある。レンズやホルダに掛かる重力をも加味すると、トルクFbがトルクNhよりもある程度小さくなるように、駆動力F、合力N、距離b、hが設定される必要がある。
図10は、レンズ駆動装置の駆動動作を説明する図である。同図(a)は、図6(a)のA−A’断面を模式的に示す図である。なお、図中、円に黒点のマークおよび円にバツのマークは、電流が流れる方向を示す。円に黒点のマークは図面参照者に向かってくる方向を示し、円にバツのマークは図面参照者から遠ざかる方向を示す。
図示のように、コイル20には、磁石51のN極の領域が対向している。コイル20に図10(a)に示す方向の電流が流れると、磁石51に図の上方向の推進力が作用し、ホルダ40は図の上方向に変位する。これにより、ホルダ40は、同図(b)に示すように、上方向に変位する。この状態で、電流の印加が中止されると、ホルダ40は、磁性板31、32と磁石51、52との間の磁力によってシャフト60に押し付けられ、電流印加中止時の位置に保持される。また、図10(b)の状態において、コイル20に逆方向の電流が印加されると、ホルダ40は下方向に変位される。
このようにして、ホルダ40が上方向と下方向に変位されることにより、レンズがオンフォーカス位置に位置づけられる。なお、ホルダ40のホームポジションは、ホルダ40の下面がベース10に当接する位置である。
図11は、上記構成のレンズ駆動装置を搭載するカメラモジュールの概略構成を示す図
である。図中、1がレンズ駆動装置である。
である。図中、1がレンズ駆動装置である。
ベース10の下方には、イメージセンサ200が配されている。また、ベース10には、位置センサとしてホール素子110が配され、ホール素子110からの信号をもとにホルダ40の位置検出が行われる。
フォーカス動作時、CPU(Central Processing Unit)301は、ドライバ302を
制御して、ホルダ40をホームポジションから予め定められた位置までレンズの光軸方向に変位させる。このとき、ホール素子110からの位置検出信号がCPU301に入力される。同時に、CPU301は、イメージセンサ200から入力される信号を処理して撮像画像のコンストラスト値を取得する。そして、このコンストラスト値が最良となるホルダ40の位置をオンフォーカス位置として取得する。
制御して、ホルダ40をホームポジションから予め定められた位置までレンズの光軸方向に変位させる。このとき、ホール素子110からの位置検出信号がCPU301に入力される。同時に、CPU301は、イメージセンサ200から入力される信号を処理して撮像画像のコンストラスト値を取得する。そして、このコンストラスト値が最良となるホルダ40の位置をオンフォーカス位置として取得する。
その後、CPU301は、取得したオンフォーカス位置に向けてホルダ40を駆動する。その際、CPU301は、ホール素子110からの信号をモニタし、ホール素子110からの信号がオンフォーカス位置に対応する状態になるまで、ホルダ40を駆動する。これにより、ホルダ40がオンフォーカス位置に位置づけられる。
以上、本実施の形態によれば、ホルダ40が一つのシャフト60に押し付けられつつ、シャフト60に沿って移動するため、2つのシャフトに沿ってホルダ40が移動する場合に比べて、ホルダ40にチルトが生じ難くなる。図9を参照して説明したように磁性板31、32と磁石51、52間に発生する磁力を調整することで、レンズ光軸方向に駆動される際のホルダ40のチルトを抑制することができ、安定したレンズの駆動動作を実現することができる。
また、本実施の形態によれば、回転抑止部43が突部13に軽く押し当てられることによりホルダ40の回転が抑制されるため、回転抑止部43に生じる摩擦力を極めて小さくできる。加えて、本実施の形態によれば、回転抑止部43と突部13が略点接触する状態で、回転抑止部43が突部13に押し当てられるため、回転抑止部43に生じる摩擦力を顕著に小さくすることができる。すなわち、ホルダ40がレンズの光軸に平行な方向に移動するときに、回転抑止部43と突部13が一点で連続的に接するため、ホルダ40移動時の摩擦力を顕著に小さくすることができる。よって、本実施の形態によれば、ホルダ40の駆動動作に対する回転抑止部43と突部13との当接の影響を、無視できる程度に抑制することができ、極めて安定したレンズ駆動動作を実現することができる。
また、本実施の形態によれば、シャフト60を挟むように磁石51、52が配置されるため、コイル20に電流を流したときの駆動力をシャフト60の近くに生じさせることができ、ホルダ40の駆動を安定に行うことができる。また、シャフト60を挟むように磁石51、52が配置されるため、ホルダ40をシャフト60に押し付けるための磁力をホルダ40に容易に付与することができる。
さらに、本実施の形態によれば、ホルダ40に2つの磁石51、52が装着され、ベース10には、1つのシャフトのみが配置されるため、部品点数を削減でき、コストの抑制および装置全体の小型化を図ることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に何ら制限されるものではなく、また、本発明の実施形態も上記以外に種々の変更が可能である。
たとえば、上記実施の形態では、ホルダ40の側面には2つの磁石51、52、その外側に磁性板31、32が偏って配置されるようにしたが、図12(a)に示すように、シ
ャフト60が配されている側面に対して、1つの円弧状もしくは、1つの方形の磁石53とその外側に磁性板33が偏って配置するようにしても良い。
ャフト60が配されている側面に対して、1つの円弧状もしくは、1つの方形の磁石53とその外側に磁性板33が偏って配置するようにしても良い。
これによって、上記実施の形態と同様、磁性板33と磁石53の間に発生する磁力Nが中心からずれるため、時計方向のトルクが発生することとなり、コイル20に電流を印加したときのホルダ40の移動を滑らかに行うことができ得る。また、磁力Nを調整することにより、レンズ駆動時に発生するチルトを抑制することができる。
この変更例では、1つの磁石53、1つの磁性板33からレンズ駆動装置を構成できるため、さらなる部品点数の減少、レンズ駆動装置の小型化が見込まれる。
また、上記実施の形態では、ホルダ40の回転を抑止するための構成を、ベース10に形成された断面が丸みを帯びた鉤状の突部13と、ホルダ40に形成された上下方向の断面が半円形上の回転抑止部43とにより実現したが、図12(b)に示すように、ベース10に形成された断面が三角形の突部17と、ホルダ40に形成された上下方向の断面が三角形の回転抑止部46のようにしてもよい。この場合も、突部17は、ベース10の上面からベース10内の底面16まで形成されている。また、回転抑止部46は、壁面46aの下部に、壁面46aから突出するように形成されている。
これによって、図12(c)に示すように、上記実施の形態と同様、突部17と回転抑止部46との接触面積は小さくなり、両者の間に生じる摩擦力は、顕著に小さなものとなり、コイル20に電流を印加したときのホルダ40の移動を滑らかに行うことができ得る。なお、この変更例では、突部17と回転抑止部46の両方が、何れも、頂部が尖った形状を有しているが、これらのうち何れか一方が、上記実施の形態と同様、頂部が丸みを帯びた形状を有していても良い。なお、上記実施の形態のように、突部13と回転抑止部43の頂部に丸みを持たせると、ホルダ40が、レンズの光軸方向に滑らかに移動できるようになる。よって、突部13と回転抑止部43の頂部は、丸みを持った形状とするのが好ましい。
また、図13(a)のように、ホルダ40に半球状の突部47を形成し、ベース10側には、突部47が当接する平面状の壁部18が形成されても良く、あるいは、図13(b)のように、ベース10の方に半球状の突部19を形成し、ホルダ40側には、突部19が当接する平面状の壁部48が形成されても良い。なお、突部47、19の形状は、半球状の他、先端が丸みを帯びた柱形状または円錐形状のように、他の形状とすることもできる。
また、上記実施の形態では、磁性板31、32の両方を偏らせて配置させたが、片方のみを偏らせても良い。また、上記実施の形態では、磁性板31、32を同じサイズおよび同じ材料にて形成したが、磁性板31、32のサイズまたは材料を異ならせることにより、合力Nの位置をずらし、ホルダ40に、シャフト60を軸とするトルクが掛かるようにしても良い。さらに、上記実施の形態では、磁石51、52のサイズおよび磁気強度が、互いに等しくされたが、磁石51、52のサイズおよび磁気強度を異ならせることにより、合力Nの位置をずらし、ホルダ40に、シャフト60を軸とするトルクが掛かるようにしても良い。
また、上記実施の形態では、ホルダ40の2つの側面に対して、それぞれ磁石が1つずつ、その外側に配されているコイル20の側面に対して、それぞれ磁性板を1つずつ配置させたが、ホルダ40の2つの側面に対して、それぞれ2つ以上の磁石を配置しても良く、これら磁石の外側のコイル20の側面に対して、それぞれ2つ以上の磁性板を配置するようにしても良い。ただし、これらの場合も、上記実施の形態と同様、磁石と磁性板との
間に生じる磁力がレンズの光軸に垂直な面内においてアンバランスとなり、回転抑止部に対して、軽くトルクが掛るよう磁性板が配置されるのが望ましい。
間に生じる磁力がレンズの光軸に垂直な面内においてアンバランスとなり、回転抑止部に対して、軽くトルクが掛るよう磁性板が配置されるのが望ましい。
また、本実施の形態では1極構造の磁石と1つのコイルを利用したが、磁石は2極配置構造でもよく、コイル20も2つのコイルとしてもよい。
さらに、ベース10やホルダ40等の形状も、上記に限られるものではなく、適宜変更が可能である。また、シャフト60は、シャフト以外のガイド機構によって、ホルダ40がレンズの光軸方向に案内されるようにしても良い。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
1 レンズ駆動装置
10 ベース
13、17 突部(第2当接部、第2突部)
18 壁部(第2当接部)
19 突部(第2当接部)
20 コイル
31、32 磁性板
40 ホルダ
43、46 回転抑止部(第1当接部、第1突部)
47 突部(第1当接部)
48 壁部(第1当接部)
51、52 磁石
60 シャフト
200 イメージセンサ(撮像素子)
301 CPU(制御部)
10 ベース
13、17 突部(第2当接部、第2突部)
18 壁部(第2当接部)
19 突部(第2当接部)
20 コイル
31、32 磁性板
40 ホルダ
43、46 回転抑止部(第1当接部、第1突部)
47 突部(第1当接部)
48 壁部(第1当接部)
51、52 磁石
60 シャフト
200 イメージセンサ(撮像素子)
301 CPU(制御部)
Claims (7)
- ベースと、
前記ベースに装着された1つのシャフトと、
レンズを保持するとともに前記シャフトによって前記レンズの光軸に平行な方向に変位可能に支持されたホルダと、
前記ホルダに前記シャフトを挟むように装着された磁石と、
前記磁石に向き合うように前記ベースに装着されたコイルと、
前記コイルを挟んで前記磁石と向き合うように前記ベース側に配置された磁性板と、を備え、
前記ホルダと前記ベースには、前記シャフトを軸とする回転方向において互いに当接する第1当接部と第2当接部がそれぞれ配置され、
前記磁性板は、前記磁石と前記磁性板との間に生じる磁力によって、前記第1当接部を第2当接部に押し付ける方向の、前記シャフトを軸とするトルクが前記ホルダに付与されるように配置される、
ことを特徴とするレンズ駆動装置。 - 請求項1に記載のレンズ駆動装置において、
前記第1当接部と前記第2当接部は、前記ホルダが前記光軸に平行な方向に移動したときに、一点で連続的に接するように形成される、
ことを特徴とするレンズ駆動装置。 - 請求項2に記載のレンズ駆動装置において、
前記第1当接部は、前記光軸に垂直な方向に連続的に形成された第1突部であり、
前記第2当接部は、前記光軸に垂直な方向に連続的に形成された第2突部であり、
前記第2突部は、少なくとも、前記ホルダの移動範囲を含む範囲に形成されている、
ことを特徴とするレンズ駆動装置。 - 請求項3に記載のレンズ駆動装置において、
前記第1突部は、頂部が前記光軸に平行な方向に丸みを帯びた形状を有し、
前記第2突部は、頂部が前記光軸に垂直な方向に丸みを帯びた形状を有する、
ことを特徴とするレンズ駆動装置。 - 請求項1ないし4の何れか一項に記載のレンズ駆動装置において、
前記ホルダの前記シャフトを挟む2つの側面に、それぞれ一つずつ、前記磁石が配置されている、
ことを特徴とするレンズ駆動装置。 - 請求項1ないし5の何れか一項に記載のレンズ駆動装置において、
前記ベースの前記シャフトを挟む2つの側面に、それぞれ一つずつ、前記磁性板が配置され、前記シャフトから各磁性板までの距離が互いに異なるように、前記磁性板の位置が設定されている、
ことを特徴とするレンズ駆動装置。 - 請求項1から6の何れか一項に記載のレンズ駆動装置と、
前記レンズによって集光された光を受光する撮像素子と、
前記コイルの制御信号を印加する制御部と、を備える、
ことを特徴とするカメラモジュール。
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