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JP2012047784A - トナーホッパ、現像装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

トナーホッパ、現像装置及びこれを備えた画像形成装置 Download PDF

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JP2012047784A
JP2012047784A JP2010186928A JP2010186928A JP2012047784A JP 2012047784 A JP2012047784 A JP 2012047784A JP 2010186928 A JP2010186928 A JP 2010186928A JP 2010186928 A JP2010186928 A JP 2010186928A JP 2012047784 A JP2012047784 A JP 2012047784A
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Yuichi Aizawa
相澤雄一
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

【課題】トナー詰まりやトナー劣化を起こさせずに、簡易且つ安価な構成で、流動化したトナーの効果的なトナー流出を防止することの可能なトナーホッパを提供する。
【解決手段】底部に現像装置50に続く開口部11を介して現像装置にトナー補給をするためのトナーホッパ8であって、開口部にトナーを搬送する螺旋翼9Bを備えた、回転駆動可能なトナーホッパ搬送スクリュー9を有するトナーホッパにおいて、トナーホッパ搬送スクリューの搬送スクリュー軸9Aから半径方向に延在し、トナーホッパ搬送スクリューの螺旋翼と搬送スクリュー軸とが半径方向に占める横断面積の50%以下の横断面積を占めるように構成された板状又は柱状の保持部材13が設けられ、保持部材によって保持され、開口部を覆うことのできるストッパ部材12が設けられ、さらにトナーホッパ搬送スクリュー、保持部材及びストッパ部材が一体に形成されているトナーホッパで解決される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式のプリンタ、ファクシミリ、複写機あるいはこれらの少なくとも2つの機能を有する複合機などの画像形成装置の改良に関し、より詳しくは、画像形成装置に設けられる現像装置へトナーを補給するためのトナーホッパの改良に関する。
従来から公知の電子写真方式を利用した画像形成装置においては、一様に帯電させられた感光体などの像担持体の表面に露光装置を用いて静電潜像を形成し、当該静電潜像を現像剤のトナーによって現像することで可視像化し、さらに、この現像トナー像を記録紙などの記録媒体に転写して、当該記録媒体上に画像(未定着トナー像)を担持させ、この記録媒体上の未定着トナー像に定着装置などで熱と圧力とを加えることで定着させて、所望の画像を得る構成が一般的に広く用いられている。
このような電子写真方式の画像形成装置においては、画像形成を行うたびに現像装置内のトナーが消費されていくが、消費されたトナーは、例えば形成されるべき画像濃度が所定量となるように、補給トナーを蓄えたトナーホッパより現像装置に補給され、当該現像装置の中で攪拌・搬送されることにより所定帯電量にされて、次の画像形成動作に備えている。
しかしながら、経時的な使用によりトナーホッパが所定量以下になった場合やあるいは空になった場合は、それ以降の現像装置へのトナー補給に備えるため、例えば装置外部からトナーカートリッジなどをセットしてトナーホッパに補給トナーを補充・充填しなければならない。ところが、トナーは微小な粉体であるため、トナーホッパへの補給トナー補充時には、この微小粉体であるトナーは、空気と混合されてしまうことで流動化し、液体と類似の挙動を示すことが判明している。
このように流動化したトナーは、トナーホッパの開口部から意図せず現像装置内へ流出する恐れがあり、このような流動化トナーの流出が発生してしまうと、現像装置内のトナー濃度が所定の濃度よりも高くなってしまう結果、形成されるべき画像の濃度異常や、トナー飛散による装置内汚染、あるいは、当業者には地肌汚れと称される形成画像異常などの不具合を引き起こしやすくなるという問題があった。また、極端な例では、現像装置におけるトナーホッパからのトナー補給部直下に大量の流動化したトナーが堆積してしまうことにより、現像装置内のトナーの一部分における流動性が極端に高くなってしまう結果、現像装置内に設けられた現像剤攪拌・搬送用のスクリューが回転駆動した際に、当該流動性が極端に高くなったトナーの一部が現像装置内を逆流したりして現像部から画像形成装置内部に噴出したとの事例も報告されている。
したがって、このようなトナーホッパ開口部から現像装置への意図しないトナー流出を防止するための技術が従来から考え出されていて、例えば、特許文献1では、トナーホッパ内の現像装置に通じる開口に向けてトナーを搬送する螺旋翼が形成されたスクリュー搬送体において、当該スクリュー搬送体には、トナー搬送方向に所定長さを有し、且つ、半径方向に放射状に突設される1対のリブが設けられ、この1対のリブは、螺旋翼及び搬送軸に設けられた円板とに接続されることで、当該1対のリブ、螺旋翼及び搬送軸に設けられた円板で囲まれた空間を形成し、この空間で現像装置に通じる開口を覆うことでトナー流出を防止する構成を開示している。
しかしながら、この特許文献1に開示される発明では、トナーが搬送されていく開口部周辺におけるトナーが移動可能な空間を、1対のリブ、螺旋翼及び搬送軸に設けられた円板で囲まれた空間によって完全に占有して制限してしまうため、開口部周辺でトナーが詰まったり、あるいは、過剰な圧縮が起こることでトナーへの負荷が増大してしまい、当該負荷に起因するトナー劣化が懸念される。また、スクリュー搬送体の搬送軸長手方向にある程度の長さを有し、且つ、当該搬送方向に対して垂直方向にリブが起立しているため、スクリュー搬送体の回転の際には、当該リブは、リブ周辺に存在するトナーを回転方向に押し出すように作用することになるので、既述したようにトナーが詰まっていたり、圧縮されていたりすると、これを押し出すように動作するリブにかかる負荷が増大してしまい、スクリュー搬送体が回転できなくなってしまったり、あるいは、このスクリュー搬送体や、これを駆動させるための駆動源やギアなどの駆動機構を損傷してしまうことも考えられる。
特許文献2では、トナーホッパから現像装置に向かうトナー搬送経路において、当該トナー搬送経路下流側に物理的に高くなっている部分を設け、トナーが流動化しても流出しにくい構造にした構成が開示されている。確かにこのような構成を採用すると、意図しないトナー流出の防止には効果的であるが、トナー搬送経路下流側に高くなっている部分が存在するため、トナーホッパから現像装置へと補給トナーを移動させる通常のトナー搬送の際にも、トナーが自重によって、搬送されるべき現像装置への搬送方向とは逆に移動しようとしてしまうため、今度は、トナーホッパ内で搬送方向とは逆向きの逆流現象が生じてしまうことになり、これを防止するためには、トナー搬送機構設計の際には相当な工夫を要するため、技術的には非常に難易度が高いものになってしまう。
特許文献3では、トナーボトルからの補給トナーを現像装置に補給するためのトナー補給部開口部に、当該開口部を開閉可能なシャッタを設け、トナー搬送部がトナー補給部に挿入される動作に連動して、シャッタが開口部を開放するようにした構成が開示されている。このような構成であれば、トナー外部流出防止の効果は非常に高いという長所がある一方で、構造が複雑になるとともに、部品点数が増えるため、製造コスト的に不利であり、さらには、組み立て作業性も低下するなどの短所も多い。
本発明は、上記した従来の問題点に鑑み、トナー詰まりやトナー劣化を起こさせずに、簡易且つ安価な構成で、流動化したトナーの効果的なトナー流出を防止することの可能なトナーホッパを提供することを目的とし、さらには、当該トナーホッパを備えた現像装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、
底部に現像装置に続く開口部を有し、前記開口部を介して前記現像装置にトナー補給をするためのトナーホッパであって、
前記開口部にトナーを搬送するための螺旋翼を備えた、回転駆動可能なトナーホッパ搬送スクリューを有するトナーホッパにおいて、
前記トナーホッパ搬送スクリューの搬送スクリュー軸から半径方向に延在し、且つ、前記トナーホッパ搬送スクリューの螺旋翼と搬送スクリュー軸とが半径方向に占める横断面積の50%以下の横断面積を占めるように構成された板状又は柱状の保持部材が設けられ、
前記保持部材によって保持され、且つ、前記開口部を覆うことのできるストッパ部材が設けられ、
前記トナーホッパ搬送スクリュー、前記保持部材及び前記ストッパ部材が一体に形成されていることを特徴とするトナーホッパを提案する。
また、本発明において、前記保持部材が、前記トナーホッパ搬送スクリューのトナー搬送方向で見た前記開口部よりも下流側にだけ設けられていると好適である。
さらにまた、本発明において、前記ストッパ部材には、当該ストッパ部材とトナーホッパ底面との間の間隙を塞ぐシール部材が設けられていると好適である。
さらにまた、本発明において、前記ストッパ部材が、トナー補給動作時以外は、前記開口部を覆う位置に停止して待機するように制御されていると好適である。
さらにまた、本発明において、前記トナーホッパは、前記トナーホッパに直接的に、あるいは、前記トナーホッパに通じるトナー搬送経路を介して間接的に接続されてトナーを補充するためのトナーカートリッジと、着脱自在に接続されると好適である。
さらにまた、本発明において、上記の目的を達成するため、請求項1〜5のいずれか一項に記載のトナーホッパと接続される現像装置を提案し、さらにまた、請求項6に記載の現像装置を備えた画像形成装置を提案する。
本発明によれば、底部に現像装置に続く開口部を有し、前記開口部を介して前記現像装置にトナー補給をするためのトナーホッパであって、前記開口部にトナーを搬送するための螺旋翼を備えた、回転駆動可能なトナーホッパ搬送スクリューを有するトナーホッパにおいて、前記トナーホッパ搬送スクリューの搬送スクリュー軸から半径方向に延在し、且つ、前記トナーホッパ搬送スクリューの螺旋翼と搬送スクリュー軸とが半径方向に占める横断面積の50%以下の横断面積を占めるように構成された板状又は柱状の保持部材が設けられ、前記保持部材によって保持され、且つ、前記開口部を覆うことのできるストッパ部材が設けられ、前記搬送スクリュー、前記保持部材及び前記ストッパ部材が一体に形成されているので、トナーホッパへトナーを補充する際には、前記ストッパ部材が現像装置へと続く開口部を覆うことで塞ぐ結果、簡易な構成で、流動化したトナーが当該開口部から流出するのを効果的に防止できるようになることに加え、現像装置へトナーを補給する際には、トナー搬送方向に対する保持部材の横断面積を小さくすることにより、この保持部材に衝突する搬送されてきたトナーは、容易に保持部材が存在していない半径方向部分に逃げることが可能であり、また、保持部材とストッパ部材とで作られる空間が、開口部まで続くトナー搬送経路を完全には遮ってしまわないので、半径方向に逃げたトナーは、今度は、容易に保持部材を乗り越えて、トナーホッパの開口部に達することができるようになる結果、トナーホッパ内におけるトナー搬送を妨げることがなく、且つ、搬送されてくるトナーによる過剰な負荷が保持部材及びストッパ部材にかかることがない。したがって、トナーホッパにおけるトナー詰まりやトナー劣化を効果的に抑止することができるようになる。また、前記搬送スクリュー、前記保持部材及び前記ストッパ部材が一体に形成されているので、部品点数を削減でき、非常に安価な構成を採用することが可能となる。
本願発明のトナーホッパと現像装置とが接続されている状態の一例を示した概略断面図である。 本願発明の保持部材及びストッパ部材を抽出して描いた、これら保持部材及びストッパ部材の一例の構成を示した概略斜視図である。 本願発明の保持部材及びストッパ部材を抽出して描いた、これら保持部材及びストッパ部材の別の一例の構成を示した概略斜視図である。 本願発明の保持部材及びストッパ部材を抽出して描いた、これら保持部材及びストッパ部材のさらに別の一例の構成を示した概略斜視図である。 本願発明のトナーホッパが適用されるような画像形成装置の一例を示した概略断面図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。
最初に、本願発明のトナーホッパが適用されるような画像形成装置の一例としてのフルカラープリンタが概略断面図で示されている図5を用いて、この画像形成装置の構成と作用とを説明するが、この種の画像形成装置は、当業者にはよく知られた画像形成装置であるため、以下では概略で説明する。
図5に示される画像形成装置100は、電子写真方式の4つの画像形成手段15Bk、15Y、15C及び15Mが設けられている。この第1〜第4の画像形成手段15Bk、15Y、15C及び15Mは、それぞれ同一の構成ではあるが、対応するトナー色だけが異なっており、これら画像形成手段において、例えばブラックトナー像、イエロートナー像、シアントナー像及びマゼンタトナー像がそれぞれ形成される。なお、これら画像形成手段はトナー色の違い以外はそれぞれ同一の構成であるため、以下の説明では、添え字Bk、Y、C及びMを必要に応じて適宜省略して説明する。
ここに図示した画像形成手段15には、像担持体であるドラム状の感光体16が半時計回りに回転駆動可能に配置されており、当該感光体16のまわりに、帯電部材17、現像装置50及びクリーニング手段18などが設けられている。また、この回転駆動する感光体16の表面は、帯電部材17に所定のバイアス電圧を印加することにより一様に帯電できるようになっている。なお、ここに図示した帯電部材17は、感光体16に接触するローラ状部材を採用しているが、コロナ放電などを利用する非接触式のものを採用することも可能である。
さらに、図5に示される画像形成装置では、4つの画像形成手段15の上方に、書き込み手段としての露光装置40が感光体16に対応して4つ設けられている。この露光装置40は、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラーなどの適宜適切な光学構成部材を有しており、各色トナーの画像データに応じて形成された画像情報に基づいて、帯電部材17により帯電させられた各感光体16の表面を光走査乃至露光し、それぞれの感光体16上に所望の静電潜像を作り出すために設けられている。この露光装置40を用いて感光体16上に形成された静電潜像は、感光体16の回転により現像装置50を通るときに各色トナーが付与されることで現像され、顕像化される。なお、この図1に図示した画像形成装置100における現像装置50では、後述するトナーホッパ8が図示されていないことに注意されたい。後述するトナーホッパ8は、図1において概略で示された現像装置50の上方に位置している。
さらにまた、この各画像形成手段15の感光体16に対向・当接して、中間転写体として構成される無端ベルト状の中間転写ベルト20が配置されている。図5に示した中間転写ベルト20は、複数の支持ローラ31、32、33、34に外接及び内接されて配置構成されており、これら支持ローラ31、32、33、34のうちの一つが、図示しない駆動源としての駆動モータと連結されることで駆動ローラとして構成されている。そして、駆動モータを駆動させることで伝達された駆動力により駆動ローラが回転することで、中間転写ベルト20は、図中反時計回りに回転移動すると共に、駆動ローラ以外の従動回転可能な支持ローラが中間転写ベルト20の回転に伴って従動回転させられる。また、中間転写ベルト20の裏面には、支持ローラ31、32、33とは別に、その中間転写ベルトを挟んで感光体16に対向して位置する一次転写ローラ(図示せず)が配置されている。この一次転写ローラにやはり図示しない高圧電源から一次転写バイアスが印加され、現像装置50により顕像化されたトナー像が中間転写ベルト20に一次転写されるようになっている。なお、一次転写されずに感光体16上に残された一次転写残トナーは、感光体16による次の画像形成動作に備えるためにクリーニング装置18により除去され、感光体16上におけるトナーが完全に除去される。
さらにまた、図示した画像形成装置100では、中間転写ベルト20の支持ローラ31の位置で、当該中間転写ベルト20を挟んで対向する位置に、二次転写装置の構成部材としての二次転写ローラ48が配置されていて、この二次転写ローラ48には、中間転写ベルト20上のトナー像を記録媒体に転写するために所定の電圧が印加される。なお、ここに例示した二次転写ローラ48は、これと対をなすローラ49とで搬送ベルト44をかけ回しており、当該搬送ベルト44を介して搬送されてきた記録媒体を搬送方向下流側へ搬送する搬送ローラとしても機能する。また、当該画像形成装置100は、記録媒体を積載するための給紙カセット60、給送コロ54に加え、レジストローラ対56などを備えると共に、二次転写ローラ48から見て、記録媒体の搬送方向下流側には、熱と圧力とを記録媒体に加えて未定着トナー像を記録媒体に定着させるための加圧ローラと加熱ローラとのローラ対を有する定着装置80が配置され、当該定着装置80を出た記録媒体は、図示しない記録媒体排出部に排出される。
次に、この画像形成装置における画像形成動作について説明する。この画像形成動作においても、各感光体16にトナー像を形成し、そのトナー像を中間転写ベルト20に転写する構成は、そのトナー像の色が異なるだけで、実質的に全て同一であるため、トナー色を表す添え字Bk、Y、C及びMは必要に応じて適宜省略する。
まず、図示しないパーソナルコンピューターなどからの画像形成信号を受けた画像形成装置100では、上記した感光体16が図示しない駆動源により半時計回り方向に回転駆動を開始させられ、このとき感光体16表面にやはり図示しない除電装置からの光が照射されて表面電位が初期化される。この表面電位を初期化された感光体16の表面が、今度は帯電部材17によって所定の極性に一様に帯電させられる。帯電させられた感光体16表面には、露光装置40からのレーザー光が照射され、これによって感光体16表面に所望の静電潜像が形成される。なお、露光装置40から各感光体16に露光乃至光走査される画像情報は所望のフルカラー画像を黒、イエロー、シアン及びマゼンタの各トナー色情報に分解した単色の画像情報である。このように感光体16上に形成された静電潜像は、現像装置50を通る際に、当該現像装置50から各色トナーが付与され、顕像化されたトナー像として可視化される。
ここで、中間転写ベルト20は、図中反時計回りに走行駆動させられるが、上記した図示しない一次転写ローラには、感光体16上に形成されたトナー像のトナー帯電極性と逆極性の一次転写電圧が印加される。この一次転写電圧の作用により、感光体16と中間転写ベルト20との間に一次転写電界が形成され、感光体16上のトナー像が、その感光体16と同期して回転駆動されている中間転写ベルト20上に静電的に一次転写される。このように一次転写される各色トナー像は、中間転写ベルト20の搬送方向上流側から逐次タイミングを併せて中間転写ベルト20上に重ね合わされ、所望のフルカラートナー像が中間転写ベルト20上に形成される。
その一方で、画像を形成されるべき記録媒体は、給紙カセット60に積載された記録媒体束から給送ローラ54などの適宜適切な搬送部材の作用によりレジストローラ対56まで一枚ごとに分離されて給送され、未だ回転駆動を開始していないレジストローラ対56のニップ部まで搬送される。その際、レジストローラ対56においては、搬送されてきた記録媒体の先端が当該レジストローラ対56におけるニップ部に突き当たり、所謂ループを形成することで、記録媒体のレジストレーションが行われる。その後、中間転写ベルト20上に担持されたフルカラートナー像とのタイミングを図って、レジストローラ対56の回転駆動が開始され、二次転写ローラ48と、これに中間転写ベルト20を介して対向する中間転写支持ローラ31とで構成される二次転写部に向けて記録媒体が送出される。本実施例では、二次転写ローラ48に所定の転写電圧が印加され、これによって中間転写ベルト20表面に形成されたフルカラートナー像が記録媒体上に一括して転写され、当該記録媒体上で未定着トナー像として担持される。トナー像を転写された記録媒体は、搬送ベルト44などを介して定着装置80までさらに搬送され、当該定着装置80を通過するときに、熱と圧力とを加えられ、半永久的なフルカラー画像として記録媒体に定着させられる。定着装置80で画像を定着させられた記録媒体は、さらに搬送されて、図示しない搬送ローラ対などを介して排出トレイなどの記録媒体排出部に排出されることで画像形成動作が完了する。なお、二次転写ローラ48が配置される二次転写部で転写されずに中間転写ベルト20上に残留した残留トナーは、図示しない中間転写ベルトクリーニング手段により取り除かれ回収される。
これまで説明してきた画像形成装置100では、記録媒体に画像形成を行うたびに現像装置50内の現像剤におけるトナーが消費されていくため、形成されるべき画像に対応した適切なトナー濃度を確保するためには、トナーを現像装置50に補給する必要が生じる。なお、現像装置50内のトナー濃度は、例えば濃度検知センサ(図示せず)などで監視されていて、この濃度検知センサからの出力信号により、現像装置内の現像剤におけるトナー濃度が一定量を下回らないように制御されている。この現像装置50へ供給される補給トナーを収容するために設けられるのが後述するトナーホッパ8であり、このトナーホッパ8と現像装置50とが接続されている状態の一例を示した概略断面図である図1を用いて、これらトナーホッパ8と現像装置50との構成を以下に説明する。
まず、現像装置50について説明すると、図1に示されるように、現像装置50の現像装置本体1内にはトナーやキャリアなどにより構成される現像剤2が収容されており、搬送スクリュー3a及び3bの回転動作によるキャリアとの摩擦によって、所定の帯電量となるように、現像装置本体1内を攪拌されながら搬送される。2つの搬送スクリュー3a、3bが配置される現像剤循環路は、例えば、図1の紙面で見た鉛直方向手前側と奥側の両端を除いて、仕切り板4によって隔てられており、搬送スクリュー3aが手前側から奥側に現像剤を搬送するとともに、仕切り版4が設けられていない端部において、搬送スクリュー3bが配置されている現像剤循環路に現像剤を受け渡し、今度は、搬送スクリュー3bが、逆方向に、すなわち、奥側から手前側に現像剤を搬送し、やはり、仕切り版4が設けられていない端部において、搬送スクリュー3aが配置されている現像剤循環路に現像剤を受け渡すことによって、現像剤を現像装置本体1内で循環させている。このように循環させられる現像剤の一部は、搬送スクリュー3bで搬送されていく過程で、図示しないマグネットなどの磁力部材を内部に有する現像ローラ5の表面に、当該磁力部材の磁力により受け渡されて保持される。現像ローラ5に保持された現像剤は、規制部材6によって一定量に規制された後で、予め静電潜像を形成された感光体16の表面に当該静電潜像の電位に対応したトナーを転移させることで、現像を行い可視像化する。なお、現像に用いられずに現像ローラ5に残った残留現像剤は、図示しない現像剤脱離部材によって現像ローラ5の表面から剥離され、現像装置本体1に回収される。
上記したように、現像装置本体1内の現像剤2のトナーは、画像形成動作に伴って徐々に消費されていくため、形成されるべき画像に応じた適切なトナー濃度を確保するためには、消費されたトナーを適宜なタイミングで適切な量を現像装置本体1内に補給する必要が生じるが、この現像装置本体1内に補給される補給トナーを収容しているのがトナーホッパ8である。図示した例におけるトナーホッパ8から現像装置本体1にトナーを補給する際には、例えば螺旋翼9Bが搬送スクリュー軸9Aに設けられたトナーホッパ搬送スクリュー9を、トナーホッパ8本体で軸受などを用いて回転可能に支持して、このトナーホッパ搬送スクリュー9を図示しないモータなどの駆動手段によって回転駆動することで、当該補給トナーをトナーホッパ搬送パイプ10を介して、底部に設けられた開口部11に向けて搬送し、当該開口部11と連通する現像装置本体1内に供給する。現像装置本体1内に供給された補給トナーは、上記したように搬送スクリュー3a、3bの攪拌・搬送作用により、現像装置本体1内部を循環する間に、現像装置本体1内部に存在するキャリアと十分に攪拌・混合されることで、現像装置本体1内の現像剤は、形成されるべき画像に対応した適切なトナー濃度を保つことができるようになっている。
上記したトナー補給動作は、トナーホッパ8内にトナーが未だ十分に充填されている状態を前提にした動作を説明しているが、現像装置本体1内のトナーが画像形成時に消費されることでトナーホッパ8内のトナーが徐々に補給されていけば、当然ながら、トナーホッパ8におけるトナー量は、その所定量を下回るか、あるいは、さらに補給されることにより空となってしまう。このような場合、当業者にはよく知られているが、例えば、新規なトナーカートリッジ(図示せず)を、トナーホッパ8に直接的に、あるいは、トナー搬送パイプなどのトナーホッパ8に通じるトナー搬送経路を介して間接的に接続することで、トナーホッパ8にトナーを補充・充填し、当該トナーホッパ8からの、次の現像装置本体1内へのトナー補給に備えることになる。このようなトナーホッパ8と着脱自在に接続されるトナーカートリッジを用いる構成であれば、使用者は容易にトナーホッパ8へのトナー補給を行うことができるので、操作性に優れ好適である。
ところで、この種のトナーホッパ8内へのトナー補充においては、先に記述したように、トナーは、微小な粉体であることから、トナーホッパ8への補充時には、この微小粉体であるトナーが空気と混合されてしまうことで流動化し、液体と類似の挙動を示すことで、トナーホッパ8の底部に設けられた開口部11から意図せず現像装置本体1内へ流出する恐れがある。ただし、トナー補給に伴い空気と混合されることで流動性が高まったトナーは、経時的には徐々に空気と分離されて、ある程度の時間が経過すれば流動性が低下し、トナーホッパ8外部へ流出する不具合はほとんど起こらなくなることが解っている。
このため、流動化したトナーの意図しない現像装置本体1への流出を防止するためには、トナーカートリッジなどを用いてトナーホッパ8にトナーを補充する間、トナーホッパ8と現像装置本体1とを連通している開口部11を何らかの形でふさいでおけばよい。特に、トナーホッパ搬送スクリュー9の形状を工夫することで開口部11を塞ぐことができれば、部品点数を増やすことがなく、コスト、組立作業性、小型化などのメリットが大きい。
そこで、本願発明では、図1に示されているように、トナーホッパ搬送スクリュー9の搬送スクリュー軸9Aから半径方向に延在し、且つ、トナーホッパ搬送スクリュー9の螺旋翼9Bと搬送スクリュー軸9Aとが半径方向に占める横断面積の50%以下の横断面積を占めるように構成された板状又は柱状の保持部材13を設け、さらに、当該保持部材13に保持され、且つ、開口部11を覆うことのできるストッパ部材12を設け、これらトナーホッパ搬送スクリュー9、保持部材13及びストッパ部材12が一体に形成される構成を考え出した。このような構成であれば、トナーホッパ8から現像装置本体1へトナーを補充する際には、このストッパ部材12で開口部11を覆うことで、効果的に流動化したトナーの現像装置本体1への流出を防止することが可能となる。なお、ここで言う搬送スクリュー9、保持部材13及びストッパ部材12が一体に形成されるとは、トナーホッパ搬送スクリュー9、ストッパ部材12及び保持部材13とが、例えば対応する型に材料を流し込むことなどで一部材として形成されることを意味している。このように、トナーホッパ搬送スクリュー9、ストッパ部材12及び保持部材13とを一部材として構成すれば、既述のように、部品点数を増やすことがなく、コスト、組立作業性、小型化などの点で好適である。
ここで、トナーホッパ搬送スクリュー9は、このトナーホッパ搬送スクリューの軸9Aに設けられた螺旋翼9Bの回転によってトナーを開口部11に向けて搬送するため、このトナーホッパ搬送スクリュー9によって搬送される際のトナーは、トナーホッパ搬送スクリュー軸9Aの長手方向(図1で言えば、左右方向)に加えて、これと垂直なトナーホッパ搬送スクリュー9の半径方向にも移動しようとする。したがって、これらの方向に対する保持部材13及びストッパ部材12が占める面積が大きいとトナー搬送の妨げとなってしまうが、その一方で、ストッパ部材12は、トナー搬送パイプ10に近接してはいるものの接触はしていないため、トナーを半径方向に押し出す力が働いたとしても、ストッパ部材12によって搬送パイプ壁面にトナーを押し付けるような力はほとんどかからない。そこで、本願発明では、トナー搬送パイプ10のパイプ壁面に沿って且つトナーホッパ8の開口部11を覆うストッパ部材12を設けると共に、保持部材13の断面積が、トナーホッパ搬送スクリュー軸9B及び搬送スクリュー軸9Aで構成されるトナー搬送スクリュー9の半径方向に占める横断面積の50%以下の横断面積を占めるように構成した。なお、図示した例におけるストッパ部材12は、トナー搬送パイプ10の壁面に沿って形成された板状の湾曲片として構成されている。
このように構成することで、現像装置本体1内にトナーホッパ8から補給トナーを供給する際には、トナー搬送パイプ10を搬送されてきたトナーの一部は、搬送方向に対して垂直な方向に一定面積を占める保持部材13に衝突するが、この保持部材13は、トナーホッパ搬送スクリュー軸9B及び搬送スクリュー軸9Aで構成されるトナー搬送スクリュー9の半径方向に占める横断面積の50%以下の横断面積を占めるように構成されているので、この保持部材13に衝突するトナーは、容易に保持部材13が存在していない半径方向部分に逃げることが可能であり、この半径方向に逃げたトナーは、今度は、容易に保持部材13を乗り越えて、保持部材13とストッパ部材12とで作られる空間を介してトナーホッパ8の開口部11に達することができるので、トナーホッパ8内におけるトナー搬送が妨げられず、且つ、搬送されてくるトナーによる過剰な負荷が保持部材13及びストッパ部材12にかかることがない。したがって、トナーホッパ搬送スクリュー9によって搬送されてきたトナーが詰まったり、過剰な圧縮を受けることに起因するトナー劣化を効果的に低減することができる。
次に、本願発明のストッパ部材12及び保持部材13の好適な例を図2〜4を用いて説明する。なお、図2〜4は、搬送スクリュー9に保持部材13と共に一体に設けられたストッパ部材12であって、開口部11と対向して当該開口部11を覆うストッパ部材12及び保持部材13部分のみを抽出して描いた図であり、図中に示された矢印方向がトナー搬送方向である。
まず、図2に示した保持部材13aの例を説明する。この保持部材13aは、トナーホッパ8におけるトナーホッパ搬送パイプ10の壁面に沿った板状の湾曲片として構成されたストッパ部材12の最外周円弧に対応するように、トナーホッパ搬送スクリュー9の半径方向で見た形状が扇形となるような板状部材で形成されている。この扇形の保持部材13aは、ストッパ部材12のトナー搬送方向で見た前後両端部辺における最外周全てに渡るように構成されていると共に、この保持部材13aの半径方向の横断面積である扇形面積が、トナーホッパ搬送スクリュー軸9Aと螺旋翼9B(図2では図示省略)とで構成されるトナーホッパ搬送スクリュー9の半径方向の横断面積の50%以下になるように構成されている。このように構成されることで、現像装置本体1内へのトナー補給の際にストッパー部材付近に搬送されてくる補給トナーは、その一部が保持部材13aの扇形部分に接することで、搬送を一部妨害されるが、扇形面積がトナー搬送スクリュー9の半径方向の横断面積の50%以下になるように構成されているため、この保持部材13aに衝突するトナーは、容易に保持部材13aが存在していない半径方向部分に逃げることが可能であり、半径方向に逃げたトナーは、今度は、容易に保持部材13aを乗り越えて、ストッパ部材12及び保持部材13aとで囲まれた空間を介して、トナーホッパ8の開口部11に達することができる。
なお、本実施形態の扇形の保持部材13aの形状あるいは大きさはここに図示した例に限られない。例えば、必要な強度を保つ範囲で、且つ、トナーホッパ搬送スクリュー9の半径方向の横断面積の50%以下になるように保持部材13aの扇形部分が構成されていれば、ストッパ部材である湾曲片12の最外周円弧一部分だけに渡るように、保持部材13aの扇形の中心角を小さくすることも可能であるし、湾曲片12の最外周円弧における複数部分に複数の扇形状部分が存在するように構成することもできる。さらに、これら扇形の保持部材13aにトナー搬送方向に保持部材13aを貫通する孔部を一つあるいは複数個設けることもできる。なお、この貫通孔部の大きさや形状も種々様々なものを採用することができる。すなわち、正円形状の孔部に限られず、例えば三角形状、四角形状あるいはそれ以上の多角形として構成された貫通孔部を採用することも可能であるし、さらには、貫通孔部が扇形の半径外周部に一部かかることで、不完全な形状の正円や多角形状が扇形部分の半径外周部に形成されるように、言い換えれば、扇形部分の半径外周部分が一部切りかかれるように構成してもよい。このように扇形の保持部材13aの扇形部分の面積を図2に示した例と比較して小さくなるように構成すれば、搬送されてくるトナーに対する負荷がよりかからなくなるため好適である。
次に、図3に示した保持部材13bの例でも、ストッパ部材としての湾曲片12が図2に示した湾曲片12と同様に、トナーホッパ8におけるトナーホッパ搬送パイプ10の壁面に沿った板状の湾曲片として構成されている。しかしながら、この湾曲片12を保持し、トナーホッパ搬送スクリュー9と当該湾曲片12とを接続する保持部材13bが、2本の角柱状部材として、トナー搬送方向で見て湾曲片12の前後部分に一対、すなわち合計4本存在するように構成され、当該4本の角柱状部材13bが湾曲片12の半径方向両末端部で、搬送スクリュー9と湾曲片12とを連結していることが図2に示した例とは相違する。このように構成することで、扇形である保持部材13aよりも、当該角柱状保持部材13bに衝突するトナー量が減るので、トナー搬送負荷をさらに低減することができるため好適である。
なお、保持部材13bは、図示した例に限らず、任意にその形状や配置位置あるいは、数などを変更することができる。例えば、図示したように四角柱状で構成する例に変えて、円柱状であってもよいし、三角柱状やその他の多角柱形状であってもよい。また、その個数は、2本ではなく、3本でもそれ以上であっていもよいし、さらには1本であってもよい。さらにまた、図示した太さのものに限られず、さらに太い、あるいは、細いもので構成することも可能である。トナー搬送方向で見た保持部材13bの断面積が、前記搬送スクリューの半径方向の横断面積の50%以下の面積を占めるしめるように構成されていれば、その個数や形状あるいは配置位置は、任意に定めることができる。
次に、図4に示した保持部材13cの例では、図2に示した保持部材13aのトナー搬送方向で見た上流側の保持部材13aが省略された状態で構成されている。すなわち、図4に示される保持部材13cでは、トナー搬送方向で見て開口部11よりも下流側にだけ保持部材13cが存在していることになる。このように構成すれば、搬送スクリュー9によって搬送されてきたトナーは、そのほとんどが保持部材13cに接触することなく開口部11から現像装置本体1内に補給されるため、トナー搬送負荷低減に非常に効果的である。なお、図1に示した保持部材13の例は、この図4に示した実施例に相当している。
また、保持部材13cの場合であっても、先に記述した保持部材12aの場合と同様に、必要な強度を保つ範囲で、且つ、トナーホッパ搬送スクリュー9の半径方向の横断面積の50%以下になるように保持部材13cの扇形部分が構成されていれば、ストッパ部材としての湾曲片12の最外周円弧の一部に渡るように、保持部材13cの扇形の中心半径を小さくすることも可能であるし、あるいは、図3に示すように、柱状の形態で保持部材13cを構成することも可能である。
ここで、これまで様々な形態の保持部材13(a,b,c)によって保持されるストッパ部材としての湾曲片12によって、開口部11を覆う実施形態を説明してきたが、この湾曲片12とトナー搬送パイプ10の壁面との間には、搬送スクリュー9の回転に伴って回転する湾曲片12がトナー搬送パイプ10と接触することでトナー搬送パイプ10及び/又は湾曲片12を損耗しないように、微小ではあるものの、必ず隙間を設ける必要がある。したがって、湾曲片12で開口部11を覆ったとしても、この隙間から、微小な粒状物であるトナーが漏れ出てしまうこともあるため、湾曲片12とトナー搬送パイプ10との間をシールするシール部材を設けることで、当該隙間を塞ぐように構成するとさらに好適である。なお、シール部材の材料としては、例えば、フェルトなどのような柔軟性を有する柔軟材料や、あるいは、テフロン(登録商標)のような低摩擦材料で構成することができる。また、このようなシール部材の配置構成に関しては、湾曲片12の開口部11に面する側の表面全体にシール部材を接着させて、湾曲片12とトナー搬送パイプ10との間の隙間を塞ぐ構成を採用することもできるが、搬送スクリュー9の回転負荷軽減の観点から見れば、湾曲片12が開口部11上にある際に、当該開口部11の外周に対応する位置にだけ、すなわち開口部11を囲うような位置にだけ、シール部材を接着などして設けるのが好ましい。さらにまた、トナーホッパ8に補充される補充トナーが、トナーと磁性キャリアとを含んだ所謂プレミックストナーである場合には、湾曲片12とトナー搬送パイプ10の壁面との隙間を通過しようとする磁性キャリアの一部を磁気的に吸着する磁石であって、この隙間を当該吸着された磁性キャリアによりシールする磁石を、シール部材として採用することも可能である。この場合もまた、シール部材としての磁石を湾曲片12の開口部11に面する側の表面全体に設けてもよいし、開口部11の外周を囲うように設けてもよい。
また、図示しない制御部などの指令により、トナーが現像装置本体1内に補給されていない状態、すなわち、トナー搬送スクリュー9が待機している状態では、必ず、開口部11の上方で当該開口部11を覆う位置にストッパ部材としての湾曲片12が位置するようにトナー搬送スクリュー9の回転位置を制御するとよい。このように構成しておけば、トナーホッパ8への補給トナー補充時に限らず、輸送時の振動や、使用時の不測の振動や衝撃などによって、トナーホッパ8内に存在するトナーが流動化しても、当該流動化したトナーが現像装置本体1に流入することを効果的に防止できるため好適である。
これまで、本願発明のトナーホッパ8を説明してきたが、このようなトナーホッパ8を現像装置50に設ければ、補給トナーが現像装置本体1内に過剰に流入してくることを防止でき、さらにこのトナーホッパを有する現像装置50を備えた画像形成装置100であれば、長期間にわたって安定した画像を形成することが可能となる。
本発明は、現像装置本体内へトナーを補給するためのトナーホッパに好適に利用することができ、さらには、当該トナーホッパを備えた現像装置及びこの現像装置を備えた画像形成装置に好適に利用することができる。
1 現像装置本体
2 トナー
8 トナーホッパ
9 トナーホッパ搬送スクリュー
9A トナーホッパ搬送スクリュー軸
9B 螺旋翼
10 トナー搬送パイプ
11 開口部
12 ストッパ部材
13 保持部材
100 画像形成装置
特許第3498005号公報 特開平08−248755号公報 特許第4341957号公報

Claims (7)

  1. 底部に現像装置に続く開口部を有し、前記開口部を介して前記現像装置にトナー補給をするためのトナーホッパであって、
    前記開口部にトナーを搬送するための螺旋翼を備えた、回転駆動可能なトナーホッパ搬送スクリューを有するトナーホッパにおいて、
    前記トナーホッパ搬送スクリューの搬送スクリュー軸から半径方向に延在し、且つ、前記トナーホッパ搬送スクリューの螺旋翼と搬送スクリュー軸とが半径方向に占める横断面積の50%以下の横断面積を占めるように構成された板状又は柱状の保持部材が設けられ、
    前記保持部材によって保持され、且つ、前記開口部を覆うことのできるストッパ部材が設けられ、
    前記トナーホッパ搬送スクリュー、前記保持部材及び前記ストッパ部材が一体に形成されていることを特徴とするトナーホッパ。
  2. 前記保持部材が、前記トナーホッパ搬送スクリューのトナー搬送方向で見た前記開口部よりも下流側にだけ設けられていることを特徴とする請求項1に記載のトナーホッパ。
  3. 前記ストッパ部材には、当該ストッパ部材とトナーホッパ底面との間の間隙を塞ぐシール部材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2のいずれか一項に記載のトナーホッパ。
  4. 前記ストッパ部材が、トナー補給動作時以外は、前記開口部を覆う位置に停止して待機するように制御されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のトナーホッパ。
  5. 前記トナーホッパに直接的に、あるいは、前記トナーホッパに通じるトナー搬送経路を介して間接的に接続されてトナーを補充するためのトナーカートリッジと、着脱自在に接続されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のトナーホッパ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のトナーホッパと接続される現像装置。
  7. 請求項6に記載の現像装置を備えた画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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