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JP2012045120A - 船舶の防火区画貫通部構造 - Google Patents

船舶の防火区画貫通部構造 Download PDF

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JP2012045120A
JP2012045120A JP2010188932A JP2010188932A JP2012045120A JP 2012045120 A JP2012045120 A JP 2012045120A JP 2010188932 A JP2010188932 A JP 2010188932A JP 2010188932 A JP2010188932 A JP 2010188932A JP 2012045120 A JP2012045120 A JP 2012045120A
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Akira Ueda
明良 上田
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract

【課題】船舶の防火区画貫通部構造であって、区画として鋼板等が使用されている場合でも、配管ケーブル類に対する熱の影響が少なく、また配管ケーブル類の本数に依存することなく施工が容易であり、耐火性に優れる防火区画貫通部構造を提供すること。
【解決手段】船舶の仕切り部に設けられた区画の貫通孔に設置されたコーミングと、前記コーミング内部を挿通する配管ケーブル類と、前記配管ケーブル類を覆うシール材と、前記コーミングの外周および前記シール材の外周を覆う熱膨張性耐火シートと、を有し、
前記コーミングが、前記船舶の仕切り部に設けられた区画から突出して設置され、前記シール材が、前記コーミング外部の前記配管ケーブル類を覆っていることを特徴とする、防火区画貫通部構造。
【選択図】図5

Description

本発明は、船舶の仕切り部に設けられた防火区画貫通部構造に関する。
建築物等の構造物の仕切り部の一方で火災が発生した場合でも、炎や煙等が他方へ広がることを防ぐために、建築物等の仕切部には通常区画が設けられている。
この建築物内部に配管類を設置する場合には、この区画を貫通する孔を設け、この貫通孔に配管類を挿通する必要がある。
しかしながら単に配管類を前記の孔に挿通させただけでは火災等の発生時に前記貫通孔を伝わって、炎や煙等が区画の一方から他方へ拡散する問題がある。
この問題に対応するためにこれまで様々な構造が提案されている。
従来の第一の防火区画貫通部構造として、貫通部に火炎止めバリヤを作るための装置であって、(a)前記貫通部内に配列された支持機構と、(b)前記支持機構と移動可能に連結された第1の火炎止め材料と、(c)前記第1の火炎止め材料と前記貫通部の内面との間に配列された第2の火炎止め材料と、を含む装置が提案されている(特許文献1)。
図21は従来の第一の防火区画貫通部構造を説明するための模式断面図である。
図21に示される様に建築物等の仕切部に設けられた区画に形成された貫通孔に複数の配管類500が挿通している。
前記貫通孔内部には、支持レール510aを有する支持機構が、第1の火炎止め材料520に設置された穴530を貫いて設置されている。
また前記貫通孔内部には第2の火炎止め材料514が設置されている。加えてバリア534,536も設置されている。
この装置により、配管類が通る壁、床、または天井の開口部に、火炎止めを設けることができるとされる。
また、従来の第二の防火区画貫通部構造として、中央部にケーブル貫通孔を有し、そのケーブル貫通孔を二等分する面で二つに分割された形態のブロックを構成する二つの半ブロックを組み合わせて、貫通孔に挿入する防火区画貫通部構造も提案されている(特許文献2)。
また、従来の第三の防火区画貫通部構造として、船室の隔壁に設けられたケーブル貫通部において、ゲーブルに対して熱膨張性耐火部材を被覆し、さらに貫通孔の残りの隙間に熱膨張性耐火部材を充填する構造も提案されている(特許文献3)。
この一方、船舶の仕切り部に設けられた防火区画貫通部構造は、船舶に使用される区画に対して鋼板等の金属材料が使用されることから、建築物の仕切り部に設けられた防火区画貫通部構造の場合とは異なる問題が生じる。
船舶に関する防火区画貫通部構造としては、船舶の仕切り部に設けられた鋼板等の区画の貫通孔に対し、前記貫通孔と同じ口径を有するSPGと呼ばれる筒状の鋼管を溶接した後、このSPG内部に配管ケーブル類を挿通させてから、配管ケーブル類と前記SPGとの隙間を硬化型シール材により閉塞させて得られる防火区画貫通部構造が一般的である。
しかしながらこの様なSPGを使用する船舶の防火区画貫通部構造の場合、配管ケーブル類と前記SPGとの隙間が狭い場合には施工が容易ではないとの問題点があった。
ところで先の第一の防火区画貫通部構造の場合には、建築物等の仕切部に設けられた区画に形成された貫通孔内部を火災等の炎や熱が通ることを防止することができるが、区画自体が加熱されることによるSPG等からの配管類に対する熱の影響を遮断することが十分ではない問題がある。
特に第一の防火区画貫通部構造の場合には船舶等の区画に使用される鋼板等の金属材料等の熱の伝導性のよいものが防火区画貫通部構造に使用される場合の影響が全く考慮されていない。
この様に建築物に関する防火区画貫通部構造と、船舶に関する防火区画貫通部構造とを同列に論じることは困難である。
また先の第二の防火区画貫通部構造の場合には、貫通孔を挿通する配管ケーブル類の本数が少ない場合には対応が可能であるが、貫通孔を挿通する配管類が多くなると防火区画貫通部構造を施工することができないとの問題があった。
さらに先の第三の防火区画貫通部構造の場合も同様に、貫通孔を挿通する配管ケーブル類の本数が多くなると施工が困難になる問題があった。
特表2006−506169号公報 特開2002−010449号公報 特開2003−290373号公報
本発明の目的は、船舶の防火区画貫通部構造であって、区画として鋼板等が使用されている場合でも、配管ケーブル類に対する熱の影響が少なく、また配管ケーブル類の本数に依存することなく施工が容易であり、耐火性に優れる防火区画貫通部構造を提供することにある。
上記課題を解決するため本発明者らが鋭意検討した結果、コーミングを挿通する配管ケーブル類をシール材で覆い、さらに前記シール材の外周とコーミングの外周とを熱膨張性耐火シートにより覆った防火区画貫通部構造が本発明の目的に適うことを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち本発明は、
[1]船舶の仕切り部に設けられた区画の貫通孔に設置されたコーミングと、
前記コーミング内部を挿通する配管ケーブル類と、
前記配管ケーブル類を覆うシール材と、
前記コーミングの外周および前記シール材の外周を覆う熱膨張性耐火シートと、
を有し、
前記コーミングが、前記船舶の仕切り部に設けられた区画から突出して設置され、
前記シール材が、前記コーミング外部の前記配管ケーブル類を覆っていることを特徴とする、防火区画貫通部構造を提供するものである。
また本発明は、
[2]前記熱膨張性耐火シートの外周を固定するための結束具を備えた、上記[1]に記載の防火区画貫通部構造を提供するものである。
また本発明は、
[3]耐火不燃材が、前記区画の表面、前記コーミングの外周、前記熱膨張性耐火シートの外周および前記配管ケーブル類の外周からなる群より選ばれる少なくとも一つと接して設置されている、上記[1]または[2]に記載の防火区画貫通部構造を提供するものである。
また本発明は、
[4](1)船舶の仕切り部に設けられた区画の貫通孔に設置されて前記区画から突出しているコーミングの内部を挿通する配管ケーブル類のうち、前記コーミングの外部にある前記配管ケーブル類をシール材により覆う工程と、
(2)前記コーミングの外周と前記シール材の外周とを、熱膨張性耐火シートにより覆う工程と、
を少なくとも有することを特徴とする、防火区画貫通部構造の施工方法を提供するものである。
また本発明は、
[5](3)前記コーミングを覆う熱膨張性耐火シートの外周および前記シール材を覆う熱膨張性耐火シートの外周の少なくとも一方に結束具を装着する工程と、を有する、上記[4]に記載の防火区画貫通部構造の施工方法を提供するものである。
本発明の防火区画貫通部構造は、船舶の仕切り部に設けられた区画の一方から施工することが可能であり、必ずしも区画の両方から作業をする必要がないことから施工作業性に優れる。
また本発明の防火区画貫通部構造は、コーミングの外部にある前記配管ケーブル類をシール材により覆うことにより施工することのできる構造を有することから、施工の際にシール材をコーミング内部に充填する作業を必要としない。
このため、例えばコーミング内部に多くの配管ケーブル類が挿通していて、コーミング内部と前記配管ケーブル類との隙間がほとんどない場合であっても、コーミング内部にシール材を充填する作業が要求されないことから、施工作業性に優れる。
また本発明の防火区画貫通部構造は、簡潔な構造であるため、施工の際に複雑な施工手順が要求されないことから単位時間当たりの施工生産性に優れる。
また本発明の防火区画貫通部構造は、配管ケーブル類とコーミングとの隙間が熱膨張性耐火シートにより閉塞されていることから、区画の一方で火災等が発生した場合であっても他方へ煙が拡散したり延焼が生じたりすることを防止することができる。これにより耐火性に優れる。
また本発明の防火区画貫通部構造は、熱膨張性耐火シートが、前記コーミングの外周と前記シール材の外周とを覆っているため、火災等の熱が船舶の仕切り部に設けられた区画を伝わって前記コーミングや前記配管ケーブル類が加熱された場合には前記熱膨張性耐火シートが膨張する。
膨張した熱膨張性耐火シートは断熱層を形成するため、前記区画の一方で発生した火災等の熱により前記区画の他方にある配管ケーブル類が加熱されることを防止することができる。これにより配管ケーブル類に対する熱の影響を抑えることができる。
また本発明の防火区画貫通部構造は、耐火不燃材を使用することにより前記区画の一方で火災が発生した場合でも、前記区画の他方にある配管ケーブル類が加熱されることを防止することができる。これにより配管ケーブル類に対する熱の影響を抑えることができる。
また本発明の防火区画貫通部構造は、コーミング内部を挿通する配管ケーブル類の多少に関わらず容易に施工できることから施工性に優れる。
本発明に使用するシール材の一実施形態を説明するための模式斜視図である。 本発明の実施例1の防火区画貫通部構造を説明するための模式断面図である。 配管ケーブル類がシール材により覆われている構造を示す模式断面図である。 シール材の外周を熱膨張性耐火シートが覆っている構造を説明するための模式断面図である。 コーミングの外周を熱膨張性耐火シートが覆っている構造を説明するための模式断面図である。 実施例2の防火区画貫通部構造を説明するための模式断面図である。 実施例3の防火区画貫通部構造を説明するための模式断面図である。 実施例4の防火区画貫通部構造を説明するための模式断面図である。 実施例5の防火区画貫通部構造を説明するための模式断面図である。 実施例6の防火区画貫通部構造を説明するための模式断面図である。 実施例7の防火区画貫通部構造を説明するための模式断面図である。 実施例7の防火区画貫通部構造を説明するための模式断面図である。 実施例7の防火区画貫通部構造を説明するための模式断面図である。 実施例7の防火区画貫通部構造を説明するための模式断面図である。 実施例7の防火区画貫通部構造を説明するための模式断面図である。 実施例7の防火区画貫通部構造を説明するための模式断面図である。 実施例7の防火区画貫通部構造を説明するための模式断面図である。 実施例7の防火区画貫通部構造を説明するための模式断面図である。 実施例8の防火区画貫通部構造を説明するための模式断面図である。 実施例8の防火区画貫通部構造を説明するための模式断面図である。 従来の第一の防火区画貫通部構造を説明するための模式断面図である。
本発明は船舶の防火区画貫通部構造に関するものであるが、最初に本発明に使用するコーミングについて説明する。
通常、船舶の仕切り部に設けられた区画に配管ケーブル類を挿通させるためには前記区画に設けられた貫通孔にコーミングを設置しておき、このコーミング内部に前記配管ケーブル類を挿通させる。
船舶に使用される区画は通常は鋼材等の金属材料が使用される。コーミングも前記区画と同様の鋼材等の金属材料が使用される。
本発明に使用する区画やコーミングの材料は通常船舶に使用される金属材料であれば特に限定はなく、鉄を原材料とし、銅、ニッケル、クロム、亜鉛、錫等の各種材料を混入させたり、積層させたものが使用される。
前記コーミングは筒状の形状を有していて、前記区画と平行な面により切断した断面形状は前記区画に設けられた貫通孔とほぼ同じ形状を有している。このコーミングを前記区画に設けられた貫通孔に挿入し、溶接等の手段により前記コーミングを前記区画から突出して固定することができる。
なお、先に説明したSPGもコーミングの一種である。
また前記コーミングの形状については特に限定はないが、例えば、前記区画と平行な面により切断した断面形状が三角形、四角形等の多角形、長方形等の互いの辺の長さが異なる形状、平行四辺形等の互いの内角が異なる形状、楕円形、円形等の形状が挙げられる。 これらの中でも、断面形状が円形、四角形等であるものが施工性に優れることから好ましい。
前記コーミングの断面形状の大きさは、この断面形状の重心からこの断面形状の外郭線までの距離が最も大きい辺の長さを基準として、通常、1〜1000mmの範囲であり、好ましくは5〜750mmの範囲である。
また前記コーミングの長さは、通常、長手方向に20〜500mmの範囲であり、50〜200mmの範囲であれば好ましい。
次に本発明に使用する配管ケーブル類について説明する。
前記配管ケーブル類は、船舶の仕切り部に設けられた床、天井、壁等の区画の貫通孔に設置されたコーミング内部を挿通するものである。
前記配管ケーブル類としては、例えば、冷媒管、熱媒管、水道管、下水管、注排水管、燃料移送管、油圧配管等の液体移送用管類、ガス管、暖冷房用媒体移送管、通気管等の気体移送用管類、電線ケーブル、光ファイバーケーブル、船舶用ケーブル等のケーブル類等が挙げられる。
これらの中でも施工性の観点から冷媒管、熱媒管、水道管、下水管、注排水管、燃料移送管、油圧配管等の液体移送用管類やケーブル類が好ましく、冷媒管、熱媒管、ケーブル類であればさらに好ましい。
前記配管ケーブル類は、液体移送用管類、気体移送用管類、ケーブル類の一種もしくは二種以上を使用することができる。
前記配管ケーブル類の形状については特に限定はないが、例えば、前記配管ケーブル類の長軸方向に対し垂直方向の断面形状が三角形、四角形等の多角形、長方形等の互いの辺の長さが異なる形状、平行四辺形等の互いの内角が異なる形状、楕円形、円形等の形状が挙げられる。これらの中でも、断面形状が円形、四角形等であるものが施工性に優れることから好ましい。
前記配管ケーブル類の断面形状の大きさは、先に説明したコーミング内部を挿通できるものであれば特に限定はないが、前記配管ケーブル類の断面形状の重心からこの断面形状の外郭線までの距離が最も大きい辺の長さを基準として、通常、1〜1000mmの範囲であり、好ましくは5〜750mmの範囲である。
前記配管ケーブル類が液体移送用管類、気体移送用管類、ケーブル類等の場合には、通常0.5mm〜10cmの範囲であり、好ましくは1mm〜5cmの範囲である。
前記配管ケーブル類の素材については特に限定はないが、例えば、金属材料、無機材料、有機材料等の一種もしくは二種以上からなるものを挙げることができる。
前記金属材料としては、例えば、鉄、鋼、ステンレス、銅、二以上の金属を含む合金等を挙げることができる。
また無機材料としては、例えば、ガラス、セラミック等を挙げることができる。
また有機材料としては、例えば、塩化ビニル樹脂、ABS樹脂、フッ化ビニリデン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等の合成樹脂等を挙げることができる。
前記素材は一種もしくは二種以上を使用することができる。
本発明に使用する配管ケーブル類は、前記金属材料管、無機材料管および有機材料管等の一種以上であるが、前記金属材料管、無機材料管および有機材料管等の二種以上を内筒や外筒に使用した積層管として使用することもできる。
前記配管類は金属材料管、有機材料管等が取扱い性の面から好ましく、具体的には鋼管、銅管、合成樹脂管等であればさらに好ましい。
またケーブル類は、銅線等の電線を塩化ビニル等の絶縁材料により被覆されたものを、さらに金属網により外周を保護したものを使用することが好ましい。
次に本発明に使用するシール材について使用する。
本発明に使用するシール材としては、例えばパテ材等を挙げることができる。
前記パテ材としては、例えば、JIS A5758により規定されている建築用シーリング材、JIS A6914により規定されている石膏ボード用目地処理材、モルタル等が挙げられる。
前記パテ材は、クロロプレンゴム等のゴムやシリコーン等に充填材、難燃剤等を配合してなるパテ、コーキング等であれば好ましい。
図1は本発明に使用するシール材の一実施形態を説明するための模式斜視図である。
図1に例示されるように、本発明に使用するシール材5は、断面の幅が80〜140mmの範囲であり、厚みが10〜20mmの範囲のものが施工作業性に優れることから好ましい。
前記シール材5はパテ部50とパテ部50を保護するためのフィルム51とにより構成されている。
前記パテ部50は粘土状の性状を有していて、それ自体では流動性はなく一定形状を有するが、手により力を加える等、外力を与えることにより容易にその形状を変化させることができるものである。
このため、前記シール材5を配管ケーブル類の形状に沿って隙間なく設置することができる。
図1に例示した前記フィルム51はポリエチレン等の合成樹脂製であるが、前記ポリエチレン等の合成樹脂に代えて離型紙等を使用することもできる。前記フィルム51により、前記シール材同士が密着一体化したり、ゴミ等が前記シール材に付着することを防止することができる。
本発明において前記シール材5を使用する際には、前記フィルム51を剥がしてから使用する。
次に本発明に使用する熱膨張性耐火シートについて説明する。
本発明に使用する熱膨張性耐火シートは、エポキシ樹脂やゴム等の樹脂成分、リン化合物、中和された熱膨張性黒鉛、無機充填材等を含有する熱膨張性樹脂組成物をシート状に成形してなるものである。
本発明に使用する熱膨張性耐火シートは、ガラスクロス等の無機繊維シート、アルミニウム箔、銅箔等の金属箔等の一種もしくは二種以上を積層したものを使用することができる。
前記無機繊維シートに使用する無機繊維としては、例えば、グラスウール、ロックウール、セラミックウール、石膏繊維、炭素繊維、ステンレス繊維、スラグ繊維、シリカアルミナ繊維、アルミナ繊維、シリカ繊維、ジルコニア繊維等が挙げられる。
前記無機繊維層は、前記無機繊維を用いた無機繊維クロスを使用することが好ましい。
また前記無機繊維シートに使用する無機繊維は、金属箔をラミネートしたものを使用することが好ましい。
金属箔ラミネート無機繊維の具体例としては、例えば、アルミニウム箔ラミネートガラスクロス、銅箔ラミネートガラスクロス等がさらに好ましい。
本発明に使用する熱膨張性耐火シートは、例えば金属箔層、熱膨張性樹脂層および無機繊維層等を積層すること等により得ることができる。これらの積層には溶融同時押出、熱プレス等の他、接着剤により各層を貼着する手段等を挙げることができる。本発明に使用する熱膨張性耐火シートは金属箔層が最外面にあることが好ましい。
本発明に使用する前記熱膨張性耐火シートは市販品を使用することができ、例えば積水化学工業社製フィブロック(商品名。エポキシ樹脂やゴムを樹脂成分とし、リン化合物、熱膨張性黒鉛および無機充填材等を含む熱膨張性樹脂組成物のシート状成形物)等を入手して使用することが可能である。
次に本発明に使用する耐火不燃材について説明する。
前記耐火不燃材としては、例えば、無機繊維を成形した無機繊維マット、無機繊維ボード、耐熱パネル、無機繊維吹き付け材等を挙げることができる。
前記無機繊維マット材としては、例えば、 グラスウール、ロックウール、セラミックウール、石膏繊維、炭素繊維、ステンレス繊維、スラグ繊維、シリカアルミナ繊維、アルミナ繊維、シリカ繊維、ジルコニア繊維等の無機繊維を抄紙等して得られるマット材等が挙げられる。
前記無機繊維ボードとしては、例えば、グラスウール、ロックウール、セラミックウール、石膏繊維、炭素繊維、ステンレス繊維、スラグ繊維、シリカアルミナ繊維、アルミナ繊維、シリカ繊維、ジルコニア繊維等の無機繊維を焼結剤、熱可塑性樹脂、接着剤等を使用して成形して得られるボード等が挙げられる。
また前記耐熱パネルとしては、例えば、セメント系パネル、無機セラミック系パネル等が挙げられる。
前記セメント系パネルとしては、例えば、硬質木片セメント板、無機繊維含有スレート板、軽量気泡コンクリート板、モルタル板、プレキャストコンクリート板等が挙げられる。
前記無機セラミック系パネルとしては、例えば、石膏ボード、けい酸カルシウム板、炭酸カルシウム板、ミネラルウール板、窯業系板等が挙げられる。
ここで前記石膏ボードとしては、具体的には焼石膏に鋸屑やパーライト等の軽量材を混入し、両面に厚紙を貼って成形したもので、例えば、普通石膏ボード(JIS A6901準拠:GB−R)、化粧石膏ボード(JIS A6911準拠:GB−D)、防水石膏ボード(JIS A6912準拠:GB−S)、強化石膏ボード(JIS A6913準拠:GB−F)、吸音石膏ボード(JIS A6301準拠:GB−P)等が挙げられる。
前記無機繊維吹き付け材としては、例えば、グラスウール、ロックウール、セラミックウール、石膏繊維、炭素繊維、ステンレス繊維、スラグ繊維、シリカアルミナ繊維、アルミナ繊維、シリカ繊維、ジルコニア繊維等の無機繊維と、シリコーン樹脂等の結合剤とを有機溶剤に懸濁させた懸濁液を挙げることができる。この懸濁液を任意の場所に吹き付けた後、有機溶剤を蒸発させることにより無機繊維吹き付け材を形成することができる。
前記無機繊維マット、無機繊維ボード、耐熱パネル、無機繊維吹き付け材等は一種もしくは二種以上を使用することができる。
次に本発明に使用する結束具について説明する。
本発明に使用する結束具としては、例えば金属ベルト、無機繊維ベルト、布製ベルト等を挙げることができる。
結束具を固定する手段としては、例えば、結束具の長手方向の一端を結束具の長手方向の他端に係止させる構造を有するものを使用すればよい。
次に本発明について図面に基づき実施例により詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。
図2は本発明の実施例1の防火区画貫通部構造を説明するための模式断面図である。
実施例1では船舶の仕切り部に設けられた区画として、鋼板1が使用されている。
実施例1に使用した前記鋼板1の厚みは4.5mmである。
前記鋼板1には長方形の貫通孔2が形成されてる。
実施例1では前記長方形の貫通孔2の横幅は500mmである。
前記貫通孔2の断面形状は長方形のものに限定されず、円形、四角形以外の多角形状、楕円形状等の形状であっても施工が可能である。
また前記貫通孔2から前記貫通孔2の外部に突出して円筒状のコーミング3が設置されている。前記コーミング3は貫通孔2側の鋼板1の内周面に隙間なく溶接されている。
前記コーミング3の厚みは4.5mmであり、前記区画に垂直方向の前記コーミングの長さは75mmである。
またコーミング3の内部を配管ケーブル類4が複数挿通している。
前記配管ケーブル類4は電線ケーブル等の通信ケーブル等であり、直径は5mm〜60mmの範囲である。
図3は配管ケーブル類がシール材により覆われている構造を示す模式断面図である。
本発明に使用したシール材5は図1に示したものと同様であり、前記配管ケーブル類4同士の空間や前記配管ケーブル類4の外周をシール材5により手で形を整えながら覆った。
また前記シール材5は、前記コーミング3の外部にある前記配管ケーブル類4の外周を覆うものであるが、前記コーミング3の外部とは、前記コーミングの開口部端面を基準に、前記開口部から区画1と反対側のことを意味する。
本発明に使用したシール材5は柔軟性を有するため、前記配管ケーブル類4の形状に沿って隙間無く前記シール材5を設置することができる。また前記シール材5は流動性を有しないため、前記シール材5を保持しなくても下に流れ落ちることはない。
図3に示される様に、前記コーミング3の外側80mmの幅に、前記配管ケーブル類4を前記シール材5が覆っている。
図4は前記シール材の外周を熱膨張性耐火シートが覆っている構造を説明するための模式断面図である。
実施例1に使用した第一の熱膨張性耐火シート6はアルミニウム箔ラミネートガラスクロス層と熱膨張性耐火材層とが積層されたものであり、市販品(積水化学工業社製、商品名フィブロック)を使用した。
なお図4では図示していないが、前記第一の熱膨張性耐火シート6はアルミニウム箔ラミネートガラスクロス層のアルミニウム箔が最外層となるように配置した。
実施例1の場合では前記第一の熱膨張性耐火シート6の熱膨張性耐火材層には粘着成分が付与されているため、前記配管ケーブル類4の外周に前記第一の熱膨張性耐火シート6を巻くことにより、前記配管ケーブル類4の外周に前記第一の熱膨張性耐火シート6を固定することができる。
また別途粘着テープ等を使用して前記第一の熱膨張性耐火シート6を固定することによっても、前記配管ケーブル類4の外周に前記第一の熱膨張性耐火シート6を固定することができる。
図5は前記コーミングの外周を熱膨張性耐火シートが覆っている構造を説明するための模式断面図である。
図5に表わされる様に第二の熱膨張性耐火シート7が前記コーミング3の外周と前記第一の熱膨張性耐火シート6の外周を覆っている。
先の第一の熱膨張性耐火シート6は、前記シール材5の外周を隙間無く覆い、また第二の熱膨張性耐火シート7は、前記コーミング3の外周および前記第一の熱膨張性耐火シート7の外周を隙間無く覆っている。
このため本発明の防火区画貫通部構造は、区画1の一方で火災等が発生した場合でも、区画1の他方に煙や有毒ガス等が拡散することを防止することができる。
また区画1の一方で火災等が発生し、本発明の防火区画貫通部構造が炎等にさらされた場合には前記第一の熱膨張性耐火シート6や第二の熱膨張性耐火シート7が膨張して断熱層を形成する。これにより区画1の一方から他方へ炎等が延焼するのを防止することができる。
また区画1の一方で火災等が発生し、区画1が加熱された場合、金属製の区画1を熱が伝わって本発明の防火区画貫通部構造が加熱される場合がある。
この場合には、金属製のコーミング3を熱が速やかに伝わるため、前記第二の熱膨張性耐火シート7に加え、前記第一の熱膨張性耐火シート6が膨張する。これらの前記第一の熱膨張性耐火シート6および第二の熱膨張性耐火シート7の膨張により断熱層が形成され、熱が前記配管ケーブル類4に伝わることを防止することができる。
本発明においてはこの様に前記コーミング3を熱の伝達路として利用していることから第二の熱膨張性耐火シート7の速やかな膨張を実現することができる。
これにより、前記コーミング3内部をシール材5により隙間無く充填する必要がないことから、施工作業性に優れる。
なお実施例1に使用した熱膨張性耐火シートは2枚であったが、本発明に使用する熱膨張性耐火シートは1枚であっても施工することができるし、また必要に応じて3枚以上を使用した場合でも施工することが可能である。この関係は以下の実施例においても同様である。
実施例2は実施例1の変形例であり、図6は実施例2の防火区画貫通部構造を説明するための模式断面図である。
実施例2の場合には実施例1の防火区画貫通部構造に対して結束具が使用されている。
具体的には、結束具として、金属製バンド10が、前記第一の熱膨張性耐火シート6の外周を固定している。
また金属製バンド11が、前記第一の熱膨張性耐火シート6に重ねて設置された前記第二の熱膨張性耐火シート7の外周を固定し、さらにコーミング3の外周に設置された前記第二の熱膨張性耐火シート7の外周を固定している。
前記金属製バンド10,11はそれぞれ環状の形状を有していることから、前記第一の熱膨張性耐火シート6および前記第二の熱膨張性耐火シート7の外周を固定することができる。
また前記金属製バンド10,11の両端にはそれぞれ一端を他端に係止させるための係止具が装着されているため、前記金属製バンド10,11により、前記第一の熱膨張性耐火シート6、第二の熱膨張性耐火シート7の外周を固定することができる。
実施例2に示される様に、結束具を使用することにより、前記シール材5と第一の熱膨張性耐火シート6との間に隙間ができることを防止し、前記第一の熱膨張性耐火シート6と前記第二の熱膨張性耐火シート7との間に隙間ができることを防止し、さらに前記コーミング3と前記第二の熱膨張性耐火シートとの間に隙間ができることを防止することができる。
実施例3は実施例1の変形例であり、図7は実施例3の防火区画貫通部構造を説明するための模式断面図である。
実施例3の場合には実施例1の防火区画貫通部構造に対して耐火不燃材が使用されている。
具体的には、耐火不燃材として、セラミックウールマット20が、前記区画1、前記第一の熱膨張性耐火シート6および前記第二の熱膨張性耐火シート7に接して固定されている。
なお前記セラミックウールマット20の厚みは40mmである。
前記耐火不燃材は、前記区画の表面、前記コーミングの外周、前記熱膨張性耐火シートの外周および前記配管ケーブル類の外周等の少なくとも一つと接して設置する。この場合、前記耐火不燃材は前記区画の表面と接して設置することが好ましい。
前記耐火不燃材を使用することにより、区画1の一方で火災等が発生した場合でも区画1の他方へ熱が伝達することを防止することができる。これにより、前記配管ケーブル類4を伝わって熱が区画1の他方へ伝わることを防止することができる。
実施例4は実施例1の変形例であり、図8は実施例4の防火区画貫通部構造を説明するための模式断面図である。
実施例3の防火区画貫通部構造に対して、実施例2に使用した結束具を実施例2の場合と同様に使用した以外は実施例3の場合と同様である。
実施例4の防火区画貫通部構造の場合は、耐火不燃材を使用することにより火災等により発生した熱が区画の一方から他方へ移動することを抑制することができると共に、結束具10および12を使用しているため、実施例2の場合と同様、前記シール材5と第一の熱膨張性耐火シート6との間に隙間ができることを防止し、前記第一の熱膨張性耐火シート6と前記第二の熱膨張性耐火シート7との間に隙間ができることを防止し、さらに前記コーミング3と前記第二の熱膨張性耐火シートとの間に隙間ができることを防止することができる。
実施例5は実施例1の変形例であり、図9は実施例5の防火区画貫通部構造を説明するための模式断面図である。
実施例1の場合は船舶の仕切り部に設けられた区画1として、壁や仕切等、鋼板1が垂直に使用されていた場合の実施例であったが、実施例5の場合は、船舶の仕切り部に設けられた区画1として、床や天井等、鋼板1が水平に使用されていることを除いて他は実施例1の場合と同様である。
実施例5に示される通り、本発明の防火区画貫通部構造は、区画1が水平の場合にも前記コーミング3内部に前記シール材5を充填する必要がないことから容易に施工することが可能である。
また区画1の一方において施工を完結させることができる構造を有することから施工作業性に優れる。
実施例6は実施例5の変形例であり、図10は実施例6の防火区画貫通部構造を説明するための模式断面図である。
実施例6の場合には実施例5の防火区画貫通部構造に対して耐火不燃材が使用されている。
具体的には、耐火不燃材として、セラミックウールマット20が、前記区画1、前記コーミング3および前記配管ケーブル類4に接して固定されている。
なお前記セラミックウールマット20の厚みは40mmである。
前記耐火不燃材を使用することにより、区画1の下階で火災等が発生した場合でも区画1の上階へ熱が伝達することを防止することができる。これにより、前記配管ケーブル類4を伝わって熱が区画1の他方へ伝わることを防止することができる。
実施例7は実施例1の変形例であり、図11〜18は実施例7の防火区画貫通部構造を説明するための模式断面図である。
なお、図12,14,16,18は前記区画1に対して垂直な面により切断した防火区画貫通部構造の断面図を示すものであり、図11,13,15,17は、前記区画1に平行な面により前記区画1の表面に沿って切断した防火区画貫通部構造の断面図を示すものである。
図11および12に示されるように、配管ケーブル類4が上下二段に別れて設置されている。それ以外は実施例1の場合と同様である。
次に図13および14に示される様に、前記配管ケーブル類4をシール材5により覆った。また前記シール材5は前記コーミング3の外部に設置されている。
実施例7に使用したシール材5は図1に示したものと同様であり、上部の前記配管ケーブル類4と下部の配管ケーブル類4との空間や前記配管ケーブル類4の外周をシール材5により手で形を整えながら覆った。
本発明に使用したシール材5は柔軟性を有するため、前記配管ケーブル類4の隙間や前記配管ケーブル類4の形状に沿って隙間無く前記シール材5を設置することができる。また前記シール材5は流動性を有しないため、前記シール材5を保持しなくても下に流れ落ちることはない。
また図14に示される様に、コーミング3の内部にシール材5を充填する必要がないことから施工作業性に優れる。
次に図15および16に示される様に、前記シール材5の外周を第一の熱膨張性耐火シート6により覆った。
次に図17および18に示される様に、前記第一の熱膨張性耐火シート6の外周および前記コーミング3の外周を第二の熱膨張性耐火シート7により覆った。
実施例7に示される様に、本発明の防火区画貫通部構造は配管ケーブル類4の本数、位置に依存せず簡便に施工することができることから施工作業性に優れる。
実施例8は実施例7の変形例であり、図19および20は実施例8の防火区画貫通部構造を説明するための模式断面図である。
実施例7に示される前記シール材5により前記配管ケーブル類4を覆う前に、前記配管ケーブル類4に補助部材30を設置する。
前記補助部材30の最外面は、前記シール材5の最外面と一致するものである。
前記補助部材30を前記配管ケーブル類4に設置しておくことにより、前記補助部材30は前記シール材5により前記配管ケーブル類4を覆う際の案内としての役割を果たすものである。
前記補助部材5が存在することにより、前記補助部材5の大きさに合わせて前記シール材5を前記配管ケーブル類5の外周に配置していけばよいことから作業性向上に役立つ。
前記補助部材の材質は、前記シール材5と同様のものを使用することができる。また、金属材料、無機材料等からなるものを使用することができる。
また前記補助部材の形状は、前記配管ケーブル類5に設置した際の最外面が前記シール材5の最外面と一致するものであれば特に限定はないが、例えば立方体、直方体、多角柱等の形状のものを使用することができる。
前記補助部材5を前記配管ケーブル類4に設置しておくことにより、例えば結束具を設置する際に前記シール材5を変形させることなく前記結束具を設置することが可能となる。
1 鋼板
2 貫通孔
3 コーミング
4 配管ケーブル類
5 シール材
6 第一の熱膨張性耐火シート
7 第二の熱膨張性耐火シート
10、11 金属製バンド
20 セラミックウールマット
30 補助部材
50 パテ部
51 フィルム
500 配管類
510a 支持レール
514 第2の火炎止め材料
520 第1の火炎止め材料
530 穴
534,536 バリア

Claims (5)

  1. 船舶の仕切り部に設けられた区画の貫通孔に設置されたコーミングと、
    前記コーミング内部を挿通する配管ケーブル類と、
    前記配管ケーブル類を覆うシール材と、
    前記コーミングの外周および前記シール材の外周を覆う熱膨張性耐火シートと、
    を有し、
    前記コーミングが、前記船舶の仕切り部に設けられた区画から突出して設置され、
    前記シール材が、前記コーミング外部の前記配管ケーブル類を覆っていることを特徴とする、防火区画貫通部構造。
  2. 前記熱膨張性耐火シートの外周を固定するための結束具を備えた、請求項1に記載の防火区画貫通部構造。
  3. 耐火不燃材が、前記区画の表面、前記コーミングの外周、前記熱膨張性耐火シートの外周および前記配管ケーブル類の外周からなる群より選ばれる少なくとも一つと接して設置されている、請求項1または2に記載の防火区画貫通部構造。
  4. (1)船舶の仕切り部に設けられた区画の貫通孔に設置されて前記区画から突出しているコーミングの内部を挿通する配管ケーブル類のうち、前記コーミングの外部にある前記配管ケーブル類をシール材により覆う工程と、
    (2)前記コーミングの外周と前記シール材の外周とを、熱膨張性耐火シートにより覆う工程と、
    を少なくとも有することを特徴とする、防火区画貫通部構造の施工方法。
  5. (3)前記コーミングを覆う熱膨張性耐火シートの外周および前記シール材を覆う熱膨張性耐火シートの外周の少なくとも一方に結束具を装着する工程と、を有する、請求項4に記載の防火区画貫通部構造の施工方法。
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