JP2012020798A - せり上げ式エレベータカゴ枠装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】カゴ床面から下の寸法が小さく且つ軽いせり上げ式エレベータカゴ枠装置を得る。
【解決手段】せり上げ式エレベータカゴ枠装置は、昇降路内の両側壁にそれぞれガイドレールが立設されるせり上げ式エレベータカゴ枠装置において、カゴ床の前後方向に直交するとともに該前後方向の中心を通る中心線より所定の寸法だけ後ろ寄りに固定される横長状のカゴ下枠と、上記カゴ下枠の両端部の内側に配設される一対の吊り車と、上記カゴ下枠の前側面に配設される非常止め装置と、を備え、上記ガイドレールを、上記非常止め装置に対応するように配設した。
【選択図】図1
【解決手段】せり上げ式エレベータカゴ枠装置は、昇降路内の両側壁にそれぞれガイドレールが立設されるせり上げ式エレベータカゴ枠装置において、カゴ床の前後方向に直交するとともに該前後方向の中心を通る中心線より所定の寸法だけ後ろ寄りに固定される横長状のカゴ下枠と、上記カゴ下枠の両端部の内側に配設される一対の吊り車と、上記カゴ下枠の前側面に配設される非常止め装置と、を備え、上記ガイドレールを、上記非常止め装置に対応するように配設した。
【選択図】図1
Description
この発明は、機械室レスエレベータにおいてエレベータカゴが吊り車を介して吊られるせり上げ式エレベータカゴ枠装置に関するものである。
近年増加している機械室レスエレベータでは、スペースを小さく収められ建屋のスペース効率がよいことから近年売り上げを伸ばしている。また、エレベータにはカゴ床面から下の寸法を更に小さくすることが要求されている。
従来のせり上げ式のエレベータでは、エレベータカゴの重心をバランス良く吊るため、エレベータカゴ枠の下に、吊り車取り付け梁を斜めに交差させて吊る方法が用いられていた(例えば、特許文献1または2参照)。
また、カゴ枠の枠体を少しずらしその横に、吊り車取り付け梁を並べたものが提案されていた。(例えば、特許文献3または4参照)。
従来のせり上げ式のエレベータでは、エレベータカゴの重心をバランス良く吊るため、エレベータカゴ枠の下に、吊り車取り付け梁を斜めに交差させて吊る方法が用いられていた(例えば、特許文献1または2参照)。
また、カゴ枠の枠体を少しずらしその横に、吊り車取り付け梁を並べたものが提案されていた。(例えば、特許文献3または4参照)。
特許文献1、2に示されたエレベータでは、斜めに吊り車取り付け梁を組み合わせることでエレベータカゴの重心で吊ることができ、ガイドシューに掛かる偏荷重を小さくすることができるが、専用の吊り車取り付け梁が必要で、この吊り車取り付け梁をカゴ枠の下梁に強固に取り付けるための部材が必要であり、上記の要求から床面から下の寸法が大きくなるといった問題があった。又、製作の面からは、斜め部材が多く寸法出しや加工上コストが掛かるといつた問題があつた。
また、特許文献3、4に示されたエレベータでは、床下の高さを低くすることができるが、エレベータカゴの吊りバランスが悪くガイドシューに偏荷重が掛かるなどの問題と、非常時緩衝器にエレベータカゴが落下した場合、吊り車と吊り車取り付け梁の荷重を、カゴ枠で支えるための強度が大きく必要となるため、部材が大きくなるといった問題もあった。
この発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、カゴ床面から下の寸法が小さく且つ軽いせり上げ式エレベータカゴ枠装置を得ることを目的とする。
この発明に係るせり上げ式エレベータカゴ枠装置は、昇降路内の両側壁にそれぞれガイドレールが立設されるせり上げ式エレベータカゴ枠装置において、カゴ床の前後方向に直交するとともに該前後方向の中心を通る中心線より所定の寸法だけ後ろ寄りに固定される横長状のカゴ下枠と、上記カゴ下枠の両端部の内側に配設される一対の吊り車と、上記カゴ下枠の前側面に配設される非常止め装置と、を備え、上記ガイドレールを、上記非常止め装置に対応するように配設した。
この発明に係るせり上げ式エレベータカゴ枠装置は、カゴ床の前後方向に直交するとともに該前後方向の中心を通る中心線より所定の寸法だけ後ろ寄りに固定される横長状のカゴ下枠と、上記カゴ下枠の両端部の内側に配設される一対の吊り車と、上記カゴ下枠の前側面に配設される非常止め装置と、を備え、上記ガイドレールを、上記非常止め装置に対応するように配設し、カゴ床の前側にずらして配設したガイドレールによって昇降するので、エレベータカゴの吊りバランスに偏りが少なく、ガイドシューの磨耗を小さく抑えることが出来るという効果を奏する。
また、カゴ下枠を吊り車取り付け梁として兼用し、非常止め装置をカゴ下枠の側面に取り付けた非常止め装置支持金具によって取り付けられるので、従来のような非常止め装置を収める枠が不要でカゴの軽量化ができるし、装置全体のスペースも小さく納められ、床下の高さ寸法も小さくすることができる。
また、カゴ下枠を吊り車取り付け梁として兼用し、非常止め装置をカゴ下枠の側面に取り付けた非常止め装置支持金具によって取り付けられるので、従来のような非常止め装置を収める枠が不要でカゴの軽量化ができるし、装置全体のスペースも小さく納められ、床下の高さ寸法も小さくすることができる。
以下、本発明のせり上げ式エレベータカゴ枠装置の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るせり上げ式エレベータの基本構成を示す平面図である。図1では、エレベータカゴ1と吊り車12と巻き上げロープ11とカゴ床2を示す。図2は、エレベータカゴ1を想像線で示したカゴ枠の斜視図である。図3は、カゴ上枠4の平面図である。図4は、カゴ枠下枠と非常止め装置支持金具部分を示す正面図である。図5は、図4の斜視図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るせり上げ式エレベータの基本構成を示す平面図である。図1では、エレベータカゴ1と吊り車12と巻き上げロープ11とカゴ床2を示す。図2は、エレベータカゴ1を想像線で示したカゴ枠の斜視図である。図3は、カゴ上枠4の平面図である。図4は、カゴ枠下枠と非常止め装置支持金具部分を示す正面図である。図5は、図4の斜視図である。
エレベータカゴ1は、巻き上げロープ11により吊り上げられ、昇降路の両側壁に立設した一対のガイドレール13に案内されて昇降する。
また、エレベータカゴ1は、カゴ枠柱3と、カゴ上枠4と、横長状(例えば角パイプ形状)のカゴ下枠5とから構成されるカゴ枠内に配置される。
エレベータカゴ1のカゴ床2は、カゴ下枠5上に固定され、カゴ下枠5は、カゴ床2の前後方向(エレベータカゴ1の昇降口を開閉する扉に対して直交する方向)に直交するとともに前後方向の中心を通る中心線より約カゴ下枠5の幅の半分位後ろ寄りに固定される。
また、エレベータカゴ1は、カゴ枠柱3と、カゴ上枠4と、横長状(例えば角パイプ形状)のカゴ下枠5とから構成されるカゴ枠内に配置される。
エレベータカゴ1のカゴ床2は、カゴ下枠5上に固定され、カゴ下枠5は、カゴ床2の前後方向(エレベータカゴ1の昇降口を開閉する扉に対して直交する方向)に直交するとともに前後方向の中心を通る中心線より約カゴ下枠5の幅の半分位後ろ寄りに固定される。
カゴ下枠5の前後の側面の両縁部にせり上げ吊り車12の軸12aがそれぞれ回転自在に支持されている。そして、巻き上げロープ11は、図示しない巻上げ機から下に向かって延び、一方のせり上げ吊り車12に掛けられ、カゴ下枠5の中を水平に延び、他方のせり上げ吊り車12に掛けられ、上方に延びる。
一対のガイドレール13は、カゴ床2の前後方向の上記中心線より約非常止め装置6の幅の半分位前寄りに配置される。すなわち、カゴ床2の前後方向の上記中心線とカゴ下枠5の前側面が略一致する位置がエレベータカゴ1の重心を通過する。
カゴ下枠5の上側面の両端にカゴ枠取付金具5bが固定され、カゴ下枠5の上記前側面に両縁部に点検口5cが空けられている。
カゴ側緩衝器のあて板9bをカゴ下枠5の上記重心の位置に配置する。また、あて板9bの真下のピッチ上に緩衝器9aが配置されている。
カゴ下枠5の上側面の両端にカゴ枠取付金具5bが固定され、カゴ下枠5の上記前側面に両縁部に点検口5cが空けられている。
カゴ側緩衝器のあて板9bをカゴ下枠5の上記重心の位置に配置する。また、あて板9bの真下のピッチ上に緩衝器9aが配置されている。
2つの非常止め装置6は、カゴ下枠5の上記前側面の両縁部にそれぞれ配置され、エレベータカゴ1の動きを止める。
非常止め装置6は、下がった位置にあるときにはガイドレール13の近傍に位置するとともに上がった位置にあるときにはガイドレール13を締め付ける上方に突出た2つの楔状非常止め制動体6aと、楔状非常止め制動体6aの側面と対向する押圧体6bと、楔状非常止め制動体6aを押圧体6bの側面に沿って転動するローラ6cと、カゴ下枠5の上記前側面に固定される非常止め支持金具6eと、非常止め支持金具6eの両側面に回転支持される作動軸7aと、作動軸7aに固定されるともに先端が楔状非常止め制動体6aの下端に回転自在に支持される作動アーム6dと、から構成される。
非常止め装置6は、下がった位置にあるときにはガイドレール13の近傍に位置するとともに上がった位置にあるときにはガイドレール13を締め付ける上方に突出た2つの楔状非常止め制動体6aと、楔状非常止め制動体6aの側面と対向する押圧体6bと、楔状非常止め制動体6aを押圧体6bの側面に沿って転動するローラ6cと、カゴ下枠5の上記前側面に固定される非常止め支持金具6eと、非常止め支持金具6eの両側面に回転支持される作動軸7aと、作動軸7aに固定されるともに先端が楔状非常止め制動体6aの下端に回転自在に支持される作動アーム6dと、から構成される。
また、2つの非常止め装置6の作動軸7aを連動する連結棒15が作動軸7aにリンク機構を介して取り付けられている。
また、一方の非常止め装置6の作動軸7aには作動レバー7が固定され、作動レバー7の先端はロープ掴み部7bが固定され、ロープ掴み部7bにより調速機ロープ8を掴んでいる。
非常止め支持金具6eの下部にガイドシュー10bが固定されている。
また、一方の非常止め装置6の作動軸7aには作動レバー7が固定され、作動レバー7の先端はロープ掴み部7bが固定され、ロープ掴み部7bにより調速機ロープ8を掴んでいる。
非常止め支持金具6eの下部にガイドシュー10bが固定されている。
カゴ上枠4は、4辺が角パイプで構成される四方枠であり、エレベータカゴ1の扉の角パイプには戸開装置桁4aが固定されている。また、カゴ上枠4のカゴ床2の前後方向に平行な角パイプにはカゴ枠柱3を固定する取付金具4bと、ガイドシュー10aとが固定されている。
非常止め装置6の動作を説明する。エレベータカゴ1の下降速度が非常に大きくなると調速機16により調速機ロープ8の走行が停止されるので、作動レバー7の先端が上方に移動する。すると、作動軸7aが回動し、作動軸7aに固定されている作動アーム6dの先端が上方に移動する。作動アーム6dの先端が上方に移動するとそれに連なる楔状非常止め制動体6aが上方に移動し、楔状非常止め制動体6aが上方に移動すると楔状非常止め制動体6aが相対する隙間が狭くなり、ガイドレール13を締め付ける。
この発明の実施の形態1に係るせり上げ式エレベータカゴ枠装置は、カゴ床2の前後方向に直交するとともに該前後方向の中心を通る中心線より所定の寸法だけ後ろ寄りに固定される横長状のカゴ下枠5と、カゴ下枠5の両端部の内側に配設される一対の吊り車12と、カゴ下枠5の前側面に配設される非常止め装置6と、を備えるので、中心線を中心として前後に巻き上げロープ11と非常止め装置6とが配置され、エレベータカゴ1の吊りバランスの偏りが少なくなり、ガイドシュー10a、10bの磨耗を小さく抑えることが出来る。
また、カゴ下枠5を吊り車取り付け梁として兼用し、非常止め装置6はカゴ下枠5の前側面に取り付けた非常止め装置支持金具6eによって取り付けられるので、従来のように非常止め装置6を収める枠が不要でカゴの軽量化ができる。
また、せり上げ吊り車12、巻き上げロープ11、非常止め装置6をスペースも小さく納められ、床下の高さ寸法も小さくすることができる。
また、せり上げ吊り車12、巻き上げロープ11、非常止め装置6をスペースも小さく納められ、床下の高さ寸法も小さくすることができる。
この発明の実施の形態1に係るせり上げ式エレベータカゴ枠装置では、楔状非常止め制動体6aを用いた例を説明したが、馬蹄形ばね式非常止め装置を採用しても良い。
また、ガイドレール13、非常止め装置6およびガイドシュー10a、10bをカゴ床2の中心線より手前側に配置した例を説明したが、これらをカゴ床2の中心線より奥行側に配置しても良い。
また、ガイドレール13、非常止め装置6およびガイドシュー10a、10bをカゴ床2の中心線より手前側に配置した例を説明したが、これらをカゴ床2の中心線より奥行側に配置しても良い。
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2に係るせり上げ式エレベータカゴ枠装置の基本構成を示す平面図である。
この発明の実施の形態2に係るせり上げ式エレベータカゴ枠装置は、ガイドレール13を3本にして、それぞれのガイドレール13に対し非常止め装置6とガイドシュー10bを備える。
2個の非常止め装置6は、カゴ下枠5の前側面側に配置するとともに、1個の非常止め装置6は、カゴ下枠5の後側面側に配置される。
カゴ下枠5の前後側面に配置された非常止め装置6の非常止め作動軸7aを一体化する。連結棒15により3個の非常止め作動軸7aが同時に回動して、3個の非常止め装置6が作動する。
なお、図示は省略したが、カゴ上枠4に取り付けるガイドシュー10aはカゴ上枠4の後側面側に配置された非常止め装置6の真上に位置する。
この場合はエレベータカゴの重心位置を吊り車12とカゴ枠の中心に合わせるのが望ましい。
図6は、この発明の実施の形態2に係るせり上げ式エレベータカゴ枠装置の基本構成を示す平面図である。
この発明の実施の形態2に係るせり上げ式エレベータカゴ枠装置は、ガイドレール13を3本にして、それぞれのガイドレール13に対し非常止め装置6とガイドシュー10bを備える。
2個の非常止め装置6は、カゴ下枠5の前側面側に配置するとともに、1個の非常止め装置6は、カゴ下枠5の後側面側に配置される。
カゴ下枠5の前後側面に配置された非常止め装置6の非常止め作動軸7aを一体化する。連結棒15により3個の非常止め作動軸7aが同時に回動して、3個の非常止め装置6が作動する。
なお、図示は省略したが、カゴ上枠4に取り付けるガイドシュー10aはカゴ上枠4の後側面側に配置された非常止め装置6の真上に位置する。
この場合はエレベータカゴの重心位置を吊り車12とカゴ枠の中心に合わせるのが望ましい。
この発明の実施の形態2に係るせり上げ式エレベータカゴ枠装置は、カゴ床2の前後方向に直交するとともに該前後方向の中心を通る中心線より所定の寸法だけ後ろ寄りに固定される横長状のカゴ下枠5と、カゴ下枠5の両端部の内側に配設される一対の吊り車12と、カゴ下枠5の前側面に配設される2個の非常止め装置6と、カゴ下枠5の後側面に配設される1個の非常止め装置6と、を備えるので、中心線を中心として前後に巻き上げロープ11と非常止め装置6とが配置され、エレベータカゴ1の吊りバランスの偏りが少なくなり、ガイドシュー10a、10bの磨耗を小さく抑えることが出来る。
なお、3本のガイドレール13を図7(a)のように、1本のガイドレールがエレベータカゴ1の側壁に直交し、2本のガイドレールがエレベータカゴ1の側壁に並行し且つ互いに対向するように配置しても良い。
また、図7(b)のように、2本のガイドレール13は実施の形態1のように配置し、残りの1本をエレベータカゴ1の奥壁に直交するように配置しても良い。
また、図7(b)のように、2本のガイドレール13は実施の形態1のように配置し、残りの1本をエレベータカゴ1の奥壁に直交するように配置しても良い。
実施の形態3.
図8は、この発明の実施の形態3に係るせり上げ式エレベータカゴ枠装置の基本構成を示す平面図である。
この発明の実施の形態3に係るせり上げ式エレベータカゴ枠装置は、ガイドレール13を4本にして、それぞれのガイドレール13に対し非常止め装置6とガイドシュー10bを備える。
2個の非常止め装置6は、カゴ下枠5の前側面側に配置するとともに、2個の非常止め装置6は、カゴ下枠5の後側面側に配置される。
カゴ下枠5の前後側面に配置された非常止め装置6の非常止め作動軸7aを一体化する。連結棒15により4個の非常止め作動軸7aが同時に回動して、4個の非常止め装置6が作動する。
図8は、この発明の実施の形態3に係るせり上げ式エレベータカゴ枠装置の基本構成を示す平面図である。
この発明の実施の形態3に係るせり上げ式エレベータカゴ枠装置は、ガイドレール13を4本にして、それぞれのガイドレール13に対し非常止め装置6とガイドシュー10bを備える。
2個の非常止め装置6は、カゴ下枠5の前側面側に配置するとともに、2個の非常止め装置6は、カゴ下枠5の後側面側に配置される。
カゴ下枠5の前後側面に配置された非常止め装置6の非常止め作動軸7aを一体化する。連結棒15により4個の非常止め作動軸7aが同時に回動して、4個の非常止め装置6が作動する。
この発明の実施の形態3に係るせり上げ式エレベータカゴ枠装置は、カゴ床2の前後方向に直交するとともに該前後方向の中心を通る中心線より所定の寸法だけ後ろ寄りに固定される横長状のカゴ下枠5と、カゴ下枠5の両端部の内側に配設される一対の吊り車12と、カゴ下枠5の前側面に配設される2個の非常止め装置6と、カゴ下枠5の後側面に配設される2個の非常止め装置6と、を備えるので、中心線を中心として前後に巻き上げロープ11と非常止め装置6とが配置され、エレベータカゴ1の吊りバランスの偏りが少なくなり、ガイドシュー10a、10bの磨耗を小さく抑えることが出来る。
1 エレベータカゴ、2 カゴ床、3 カゴ枠柱、4 カゴ上枠、4a 戸開装置桁、4b 取付金具、5 カゴ下枠、5a 切り欠き部、5b カゴ枠取付金具、5c 点検口、6 非常止め装置、6a 楔状非常止め制動体、6b 押圧体、6c ローラ、6d 作動アーム、6e 非常止め支持金具、7 作動レバー、7a 作動軸、7b ロープ掴み部、8 調速機ロープ、9a 緩衝器、9b 当て板、10a、10b ガイドシュー、11 巻き上げロープ、12 吊り車、12a 軸、13 ガイドレール、15 連結棒、16 調速機。
Claims (3)
- 昇降路内の両側壁にそれぞれガイドレールが立設されるせり上げ式エレベータカゴ枠装置において、
カゴ床の前後方向に直交するとともに該前後方向の中心を通る中心線より所定の寸法だけ後ろ寄りに固定される横長状のカゴ下枠と、
上記カゴ下枠の両端部の内側に配設される一対の吊り車と、
上記カゴ下枠の前側面に配設される非常止め装置と、
を備え、
上記ガイドレールを、上記非常止め装置に対応するように配設したことを特徴とするせり上げ式エレベータカゴ枠装置。 - 上記非常止め装置に設けた楔状非常止め制動体を作動させる制動体作動アームと、
調速機に掛けられたガバナロープを掴み上記調速機の停止動作により作動する作動レバーと、
を備え、
上記制動体作動アームと上記作動レバーが同一の作動軸に固定されることを特徴とする請求項1に記載のせり上げ式エレベータカゴ枠装置。 - 複数の上記ガイドレールと、
上記非常止め装置を連結し共動させる連結装置と、
を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のせり上げ式エレベータカゴ枠装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010157641A JP2012020798A (ja) | 2010-07-12 | 2010-07-12 | せり上げ式エレベータカゴ枠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105110137A (zh) * | 2015-09-23 | 2015-12-02 | 巨立电梯股份有限公司 | 电梯用定位工装 |
-
2010
- 2010-07-12 JP JP2010157641A patent/JP2012020798A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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