[go: up one dir, main page]

JP2011234531A - 平角導体を用いた分布巻き固定子構造 - Google Patents

平角導体を用いた分布巻き固定子構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2011234531A
JP2011234531A JP2010103341A JP2010103341A JP2011234531A JP 2011234531 A JP2011234531 A JP 2011234531A JP 2010103341 A JP2010103341 A JP 2010103341A JP 2010103341 A JP2010103341 A JP 2010103341A JP 2011234531 A JP2011234531 A JP 2011234531A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
continuum
inner peripheral
outer peripheral
stator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2010103341A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotsugu Iwamoto
裕嗣 岩本
Kazuhiro Sato
和宏 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2010103341A priority Critical patent/JP2011234531A/ja
Publication of JP2011234531A publication Critical patent/JP2011234531A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Windings For Motors And Generators (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

【課題】固定子コアへの組付けを簡易化できる分布巻き固定子構造及び固定子製造方法の提供。
【解決手段】平角導体Dを巻回したコイル30と、ティース21を設けた固定子コア20と、を備える分布巻き固定子100において、コイル30のうち内周側第1コイル30A1と、内周側第1コイル30A1と逆方向に巻回された内周側第2コイル30A2とが、渡り線部34Aを介して連続するように平角導体Dを巻回して形成された内周側コイル連続体30Aと、コイル30のうち外周側第1コイル30B1と、外周側第1コイル30B1と逆方向に巻回された外周側第2コイル30B2とが、渡り線部34Bを介して連続するように平角導体Dを巻回して形成された外周側コイル連続体30Bと、を備え、固定子コア20に設けられたスロット22内の外周側に、外周側コイル連続体30Bが配設され、スロット22内の内周側に内周側コイル連続体30Aが配設する。
【選択図】図1

Description

本発明は、平角導体を用いた分布巻き固定子構造に関し、平角導体の巻回方法と接続方法を工夫することでより占積率を向上させる技術に関するものである。
ハイブリッドカー等のモータを駆動力に用いる自動車には、小型で高出力の駆動用モータが必要とされている。特にハイブリッドカーのエンジンルームは、エンジンとモータの両方を必要とする他、モータを制御するための機器を必要とするために狭く、モータの小型化及び高出力化が切望されている。
モータの小型化及び高出力化を図る為には、固定子に用いるコイルの占積率の向上が考えられる。コイルの占積率を向上させる為には、コイルに用いる導体の断面積を広くすることが考えられる。このため、平角導体を用いたコイルについて、色々研究がなされている。
特許文献1には、モータの固定子製作方法についての技術が開示されている。
平角導体をオーバル形状に曲げ加工しながら所定回数巻回した後、スロット内挿入部を個別にクランプして、一方を巻回方向と直交する方向に90度回転させ、他方を反対側に90度回転させて、コイルエンドにねじれ部を形成している。そして、ねじれ部を略平行配置しながらスロット内挿入部を順次所定スロットに挿入する。その後、コイルエンドに突出する端子部をバスバで結合して、固定子を完成させる。
平角導体をコイルに用いることで、コイルの占積率の向上を図ることができ、前述のねじれ部を形成する工程で、ねじれ部が固定子コアの軸方向に傾く為、固定子コア端面からの突出高さが小さくなって固定子の小型化に貢献できる。
特許文献2には、回転電機とその製造方法についての技術が開示されている。
コイルアセンブリは、同一平面で一列に内周から外周に巻回された形状に形成され、固定子スロット内に挿入される。コイルアセンブリは、コイルエンドに端子部が突出するように配置され、コイル同士が結合される。
こうすることで略同一形状のコイルを用いて分布巻きされた固定子を形成することが可能となる。
特許文献3には、回転電機についての技術が開示されている。
それぞれが複数のターン数を有するように巻回された2つの同相のコイルがお互いに渡り線で接続され、2つのコイルがなす周回の一部が互いに重なるように隣接したスロットに装着される。渡り線はスロットに納められている各コイルの二つのスロット内導線部分のうち、重なり部分にあるスロット内導線部の最内周のコイルから伸びている導線同士をコイルエンド部で接続している。
コイル同士の接続に関しては、連続した導線にて複数のコイルを形成する構成を採ることで、接合部分を減少させることが可能となる。前述した対となるコイル同士の渡り線部は短くすることができ、これら対となるコイルと同相のコイルは別途長い渡り線部を形成することで接続している。
このような構成によって、接合部分を減少させ、固定子の小型化に貢献すると共に、接合不良の発生を抑制する事が可能となる。
特開平10−066314号公報 特開2008−125212号公報 特開2009−195006号公報
しかしながら、特許文献1乃至特許文献3に記載の技術により固定子を形成するにあたっては以下に説明する課題があると考えられる。
特許文献1及び特許文献2に記載の技術は、何れも固定子のコイルエンドにおいてコイル同士をバスバで接合する構成を採っている。
スロット数やコイル数は設計思想にもよるが、例えば15個のコイルを用いて固定子を形成する場合には、特許文献1や特許文献2に記載の技術によれば30カ所程度の接合箇所が必要となる。
このように接合箇所が多いと、溶接やロウ付けなど何れの方法を採るにせよ接合不良の問題が発生する虞が増大し、又コストダウンの妨げとなると考えられるため、あまり好ましくない。
一方、特許文献3に記載の方法であれば、上述した通りに同相のコイルは全て連続した導体で形成されているため、接合部分を減少させることが可能となる。
ただし、短い渡り線部と長い渡り線部の2タイプの渡り線部を形成する必要がある点と、構成上渡り線部同士がクロスさせる必要があるので、固定子コアへの組付けが難しくなると言う問題がある。
そこで、本発明はこのような課題を解決するために、固定子コアへの組付けを簡易化できる分布巻き固定子構造及び固定子製造方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の一態様による分布巻き固定子は、以下のような特徴を有する。
(1)平角導体を巻回したコイルと、前記コイルを内周側に設けたティースに配設される固定子コアと、を備える分布巻き固定子において、
前記コイルのうち内周側第1コイルと、前記内周側第1コイルと逆方向に巻回された内周側第2コイルとが、渡り線を介して連続するように前記平角導体を巻回して形成された内周側コイル連続体と、前記コイルのうち外周側第1コイルと、前記外周側第1コイルと逆方向に巻回された外周側第2コイルとが、渡り線を介して連続するように前記平角導体を巻回して形成された外周側コイル連続体と、を備え、前記固定子コアのティース間に設けられたスロット内の外周側に、前記外周側コイル連続体が配設され、前記スロット内の内周側に前記内周側コイル連続体が配設されることを特徴とする。
(2)(1)に記載の分布巻き固定子において、
前記内周側コイル連続体と、前記外周側コイル連続体とを並列に結線して1相を形成し、前記内周側コイル連続体に用いる前記平角導体の断面積が、前記外周側コイル連続体に用いる前記平角導体の断面積よりも小さいことを特徴とする。
(3)(1)に記載の分布巻き固定子において、
前記内周側コイル連続体と、前記外周側コイル連続体とを直列に結線して1相を形成し、前記内周側コイル連続体の前記内周側第1コイル及び前記内周側第2コイルの巻き数が、前記外周側コイル連続体の前記外周側第1コイル及び前記外周側第2コイルの巻き数よりも少ないことを特徴とする。
また、前記目的を達成するために、本発明の一態様による固定子製造方法は、以下のような特徴を有する。
(4)平角導体を巻回してコイルを作成し、前記コイルを固定子コアの有するティースに配設することで分布巻きの固定子を製造する固定子製造方法において、
前記平角導体をフラット巻きで順方向に巻回した第1コイルと、渡り線部を介して前記第1コイルと連続する、逆方向に巻回した第2コイルとを、同軸線上に形成し同軸コイル連続体を形成する工程と、前記同軸コイル連続体のうち、前記固定子コアに備えるスロットに挿入されるスロット内導線部を把持し、前記同軸コイル連続体を広げて内周側コイル連続体又は外周側コイル連続体を形成する工程と、形成された前記外周側コイル連続体の前記スロット内導線部を、前記固定子コアの有する前記スロットの外側に挿入し、前記内周側コイル連続体の前記スロット内導線部を前記スロットの内側に挿入する工程と、配設された前記内周側コイル連続体と前記外周側コイル連続体とを結線することで、1相分の前記コイルを形成する工程とを備えることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明の一態様による分布巻き固定子により、以下のような作用、効果が得られる。
上記(1)に記載される発明の態様は、平角導体を巻回したコイルと、コイルを内周側に設けたティースに配設される固定子コアと、を備える分布巻き固定子において、コイルのうち内周側第1コイルと、内周側第1コイルと逆方向に巻回された内周側第2コイルとが、渡り線を介して連続するように平角導体を巻回して形成された内周側コイル連続体と、コイルのうち外周側第1コイルと、外周側第1コイルと逆方向に巻回された外周側第2コイルとが、渡り線を介して連続するように平角導体を巻回して形成された外周側コイル連続体と、を備え、固定子コアのティース間に設けられたスロット内の外周側に、外周側コイル連続体が配設され、スロット内の内周側に内周側コイル連続体が配設されるものである。
内周側コイル連続体及び外周側コイル連続体は、それぞれ一続きの平角導体で形成されて1/2相分のコイルを有する。つまり、内周側コイル連続体及び外周側コイル連続体を接続することで1相分のコイルとなる。これを重ねて固定子を形成することで、複数相の固定子を形成することが可能となる。
つまり1/2相分のコイルを連続した平角導体で形成可能となるため、バスバとの接合部分を削減することが可能となる。
また、同相において隣り合う内周側第1コイルと内周側第2コイル、外周側第1コイルと外周側第2コイルとが逆方向に巻回されているという構成上、各相を順に固定子コアのコイルに挿入していくことで形成が可能となり、特許文献3に示すような渡り線部同士をクロスする必要がないため、より容易に固定子コアに組み付け可能である。
また、上記(2)に記載の発明の態様は、(1)に記載の分布巻き固定子において、内周側コイル連続体と、外周側コイル連続体とを並列に結線して1相を形成し、内周側コイル連続体に用いる前記平角導体の断面積が、外周側コイル連続体に用いる前記平角導体の断面積よりも小さく形成されている。
内周側コイル連続体に用いる平角導体の断面積が、外周側コイル連続体に用いる平角導体の断面積よりも小さく形成され、並列に結線されて1相を形成することで、線間の電気抵抗差の低減を図ることが可能となる。この結果、循環電流の低減を図ることが可能となる。
内周側コイル連続体と外周側コイル連続体とは、固定子が円筒状に構成される関係で、同じ断面積の平角導体を用いて形成すると、外周側コイル連続体の方が形成するのに平角導体を長く必要とする分、電気抵抗が大きくなる。したがって、平行に接続すると循環電流を生じることになる。
しかしながら、平角導体の断面積を変え、内周側コイル連続体に用いる断面積を小さくすることで、内周側コイル連続体と外周側コイル連続体との電気抵抗の差を少なくし、結果的に、循環電流の発生を抑えて固定子の出力向上に貢献することが可能となる。
また、上記(3)に記載の発明の態様は、(1)に記載の分布巻き固定子において、内周側コイル連続体と、外周側コイル連続体とを直列に結線して1相を形成し、内周側コイル連続体の内周側第1コイル及び内周側第2コイルの巻き数が、外周側コイル連続体の外周側第1コイル及び外周側第2コイルの巻き数よりも少なく形成されている。
内周側コイル連続体と外周側コイル連続体とを直列に結線して1相を形成することで、内周側コイル連続体と外周側コイル連続体との電気抵抗の差は問題とならなくなる。その結果、内周側コイル連続体に用いる内周側第1コイルと内周側第2コイルとの巻数を少なくし、外周側コイル連続体に用いる外周側第1コイルと外周側第2コイルとの巻数を多くすることが可能となる。
内周側に配置するコイルよりも外周側に配置するコイルの巻数を多くすることで、組み付けスペースの向上を図る事が可能となる。
これは、コイルをコイルエンドで捻って内周側コイル連続体と外周側コイル連続体とを形成しているため、捻り部分の形状によっては干渉の問題が発生する。しかしながら、巻回数を変えることで、この干渉を回避し易くなる。よって、固定子のコイルエンドの成形がし易くなるメリットが得られる。
また、このような特徴を有する本発明の一態様による固定子製造方法により、以下のような作用、効果が得られる。
上記(4)に記載の発明の態様は、平角導体を巻回してコイルを作成し、コイルを固定子コアの有するティースに配設することで分布巻きの固定子を製造する固定子製造方法において、平角導体をフラット巻きで順方向に巻回した第1コイルと、渡り線部を介して第1コイルと連続する、逆方向に巻回した第2コイルとを、同軸線上に形成し同軸コイル連続体を形成する工程と、同軸コイル連続体のうち、固定子コアに備えるスロットに挿入されるスロット内導線部を把持し同軸コイル連続体を広げて内周側コイル連続体又は外周側コイル連続体を形成する工程と、形成された外周側コイル連続体の前記スロット内導線部を、固定子コアの有するスロットの外側に挿入し、内周側コイル連続体の前記スロット内導線部をスロットの内側に挿入する工程と、配設された内周側コイル連続体と外周側コイル連続体とを結線することで、1相分のコイルを形成する工程とを備えるものである。
平角導体をフラット巻きして同軸コイル連続体を形成した後、スロット内導線部を保持して変形させるという手法を採ることで、固定子コアに挿入する内側コイル連続体及び外側コイル連続体を容易に形成することが可能である。
そして、内側コイル連続体と外側コイル連続体とを電気的に結合することで1相分のコイルを形成するので、固定子のコイルエンドに必要な接合部分を削減することが可能となる。
第1施形態の、固定子の上面模式図である。 第1施形態の、内周側に配置されるコイルの平面図である。 第1施形態の、外周側に配置されるコイルの平面図である。 第1施形態の、固定子コアにコイルを挿入した際の断面図である。 第1施形態の、U相だけを固定子に挿入した平面図である。 第1施形態の、V相だけを固定子に挿入した平面図である。 第1施形態の、W相だけを固定子に挿入した平面図である。 第1施形態の、平角導体を巻回した同軸コイル連続体の斜視図である。 第1施形態の、平角導体を巻回した同軸コイル連続体の上面模式図である。 第1施形態の、同軸コイル連続体を開いていく様子の上面模式図である。 第1施形態の、固定子の上面から見た部分略図である。 第1施形態の、固定子のコイル結線図である。 第2施形態の、固定子の上面模式図である。 第2施形態の、固定子のコイル結線図である。 第2施形態の、固定子のコイル断面図である。
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1に、第1実施形態の固定子の上面模式図を示す。
固定子100は、固定子コア20とコイル30とを備えて成されている。固定子コア20は、プレス加工で所定の形状に打ち抜かれた電磁鋼板を、複数枚重ねて形成されている。固定子コア20は略円筒状に形成されており、内周側に突出するティース21、及びティース21の間に配置されるスロット22を備えている。なお、図示されていないがインシュレータ55もスロット22に備えている。
図2に、内周側に配置されるコイルの平面図を示す。
図3に、外周側に配置されるコイルの平面図を示す。
コイル30は、銅などの導電性の良い金属を用いた平角導体の周囲に絶縁被覆をしたものを用いて巻回されており、同相のコイル30は連続的に形成されている。図2には内周側コイル連続体30Aが示され、図3には外周側コイル連続体30Bが示され、それぞれ1/2相を形成する。ここでいう内周側コイル連続体30Aと外周側コイル連続体30Bはコイル30が複数連続して形成されたものを指す。
内周側コイル連続体30Aは、第1スロット内導線部31Aと第2スロット内導線部32Aを備えており、第1スロット内導線部31A及び第2スロット内導線部32Aは、コイルエンド33Aで接続されている。コイルエンド33Aは第1スロット内導線部31A及び第2スロット内導線部32Aに対して90度捻られた状態である。
内周側第1コイル30A1と内周側第2コイル30A2とは渡り線部34Aで接続される。コイル端子部35Aは、内周側コイル連続体30Aの両端部に設けられる。
内周側第1コイル30A1と内周側第2コイル30A2は、内周側コイル連続体30Aにおいて隣り合わせになるように交互に配置され、平角導体Dの巻回される方向が異なる。内周側第1コイル30A1は平角導体Dが逆時計回りに巻回され、内周側第2コイル30A2は平角導体Dが時計回りに形成されている。
外周側コイル連続体30Bについても、内周側コイル連続体30Aとほぼ同様の構成である。外周側第1コイル30B1と外周側第2コイル30B2とを備え、第1スロット内導線部31B、第2スロット内導線部32B、コイルエンド33B、渡り線部34B及びコイル端子部35Bを備えている。なお、以降特に指示無くコイル30と言う場合は、内周側第1コイル30A1、内周側第2コイル30A2、外周側第1コイル30B1、外周側第2コイル30B2の何れか或いはそれに類するもの、又はそれら全てを指すものとする。
図4に、固定子コアにコイルを挿入した際の断面図を示す。
これら、内周側コイル連続体30A及び外周側コイル連続体30Bに備えられる、第1スロット内導線部31A、第2スロット内導線部32A、第1スロット内導線部31B、第2スロット内導線部32Bが、固定子コア20に形成されたスロット22に挿入されて、固定子100が形成される。
スロット22の内周側には内周側コイル連続体30Aが挿入され、スロット22の外周側には外周側コイル連続体30Bが挿入される。図4に示すようにU相はU相内周側コイル連続体30AU、U相外周側コイル連続体30BUがスロット22に挿入され、V相はV相内周側コイル連続体30AV、V相外周側コイル連続体30BVがスロット22に挿入され、W相はW相内周側コイル連続体30AW、W相外周側コイル連続体30BWがスロット22に挿入される。
図5に、U相だけを固定子に挿入した平面図を示す。
図6に、V相だけを固定子に挿入した平面図を示す。
図7に、W相だけを固定子に挿入した平面図を示す。
内周側コイル連続体30A及び外周側コイル連続体30Bが固定子コア20に配設される順番は、図5乃至図7に示す通りである。そして、内周側コイル連続体30Aと外周側コイル連続体30Bを一組として1相を形成する。
よって、固定子コア20の内周側から、U相内周側コイル連続体30AU、V相内周側コイル連続体30AV、W相内周側コイル連続体30AW、W相外周側コイル連続体30BW、V相外周側コイル連続体30BVと並び、最外周にはU相外周側コイル連続体30BUが配置され、内周側コイル連続体30Aと外周側コイル連続体30Bが接続される。
なお、図5乃至図7は分かり易いように相毎に分けて描いているが、実際には図1に示すような状態となる。
次に、第1実施形態のコイル30の形成方法について説明する。
図8に、平角導体を巻回した同軸コイル連続体の斜視図を示す。
図9に、平角導体を巻回した同軸コイル連続体の上面模式図を示す。
第1実施形態に用いる平角導体Dは、内周側コイル連続体30Aよりも外周側コイル連続体30Bの方が厚みの厚い平角導体Dを用いている。この平角導体Dを図示しない軸に対して同軸上にフラット巻きをし、同軸コイル連続体300を形成する。
同軸コイル連続体300は、第1同軸巻コイル301、第2同軸巻コイル302、第3同軸巻コイル303、第4同軸巻コイル304、第5同軸巻コイル305、第6同軸巻コイル306、第7同軸巻コイル307、及び第8同軸巻コイル308まで8つのコイル30よりなる。隣り合うコイル同士、例えば第1同軸巻コイル301と第2同軸巻コイル302とは、図8に示すように逆向きに巻回されている。
また、隣り合うコイル同士は渡り線部311で繋がっており、例えば第1同軸巻コイル301と第2同軸巻コイル302とは、第1渡り線部311aで繋がっている。
すなわち、同軸コイル連続体300は第1同軸巻コイル301を図示しない軸に対してコイル端子部35から巻回を開始して、第1同軸巻コイル301を内周から外周に重ねるように時計回りにフラット巻きをして形成した後、第1渡り線部311aを介して第2同軸巻コイル302を巻回に移る。
第2同軸巻コイル302では内周方向から反時計回りにフラット巻きをして形成し、第2渡り線部311bを介して第3同軸巻コイル303の巻回に移る。第3同軸巻コイル303では第1同軸巻コイル301と同様に時計回りにフラット巻きを形成する。以降、これを繰り返して交互に時計回り、反時計回りに巻回し8つのコイルを形成する。
図10に、同軸コイル連続体を開いていく様子を上面模式図に示す。
同軸コイル連続体300は、第1同軸巻コイル301乃至第8同軸巻コイル308の8つのコイルが連続的に形成された後、図10に示すように広げられる。
具体的には、スロット内導線部形成部315を保持具200で回転しないように保持しながら、図8に示すような状態に同軸コイル連続体300を広げていく。最終的には、同軸コイル連続体300は、図2及び図3に示される内周側コイル連続体30A及び外周側コイル連続体30Bのように広げられる。
このように、同軸コイル連続体300から内周側コイル連続体30A及び外周側コイル連続体30Bは形成され、その後、固定子コア20に対して、U相外周側コイル連続体30BUを挿入し、V相外周側コイル連続体30BV、W相外周側コイル連続体30BW、W相内周側コイル連続体30AW、V相内周側コイル連続体30AVの順で重ねて挿入し、最後にU相内周側コイル連続体30AUを挿入し、最内周に設置される。
そして、各相のコイル端子部35A及びコイル端子部35Bを接合することで、分布巻きの固定子100を形成する。
図11に、固定子の上面から見た部分略図を示す。
固定子100のスロット22を1つ分だけ拡大した図を図11に示す。図1と対応しているが、より拡大した図である。
このように、固定子100の内周側から内周側コイル連続体30A又は外周側コイル連続体30Bが、U相内周側コイル連続体30AU、V相内周側コイル連続体30AV、W相内周側コイル連続体30AW、W相外周側コイル連続体30BW、V相外周側コイル連続体30BV、U相外周側コイル連続体30BUと整列することになる。U相内周側コイル連続体30AUとV相内周側コイル連続体30AV、V相内周側コイル連続体30AVとW相内周側コイル連続体30AW、W相外周側コイル連続体30BWとV相外周側コイル連続体30BV、V相外周側コイル連続体30BVとU相外周側コイル連続体30BUの間には、図示しない相間絶縁紙が挿入されるが、W相内周側コイル連続体30AWとW相外周側コイル連続体30BWの間は、相間絶縁紙を必要としない。
前述したように、径方向に隣り合うコイル連続体の間に相間絶縁紙を挟む必要があるのでスロット22の幅よりも若干広くコイル連続体が並んで固定子100が形成される。
したがって、内周側コイル連続体30A及び外周側コイル連続体30Bのコイル30の縦横比は1:3程度になるように設計されることが望ましい。なお、ここで言う縦とは平角導体Dの長辺側の長さに辺り、横は平角導体Dを所定の枚数重ねた幅にあたる。
図12に、固定子のコイル結線図を示す。
固定子100に用いる内周側コイル連続体30Aと外周側コイル連続体30Bは、図12に示すように並列に接続されるように結線される。
前述したように、外周側コイル連続体30Bに用いられる平角導体Dよりも、内周側コイル連続体30Aに用いられる平角導体Dの方が厚みは薄い。このため、外周側コイル連続体30Bに用いる平角導体Dの方が電気抵抗は低く、内周側コイル連続体30Aに用いる平角導体Dの方が電気抵抗は高い。ただし、内周側コイル連続体30Aよりも外周側コイル連続体30Bの方が外周側に配置される分だけ平角導体Dを長く必要とする。
このため、内周側コイル連続体30Aと外周側コイル連続体30Bとを並列に結線すると、結果的に内周側コイル連続体30Aと外周側コイル連続体30Bの電気抵抗はほぼ等しくなるように設計されている。
第1実施形態の固定子100は上述した構成であるので、以下に説明する作用及び効果を奏する。
まず、コイルエンドでの接合箇所を削減できる点が挙げられる。
第1実施形態の固定子100は、平角導体Dを巻回したコイル30と、コイル30を内周側に設けたティース21に配設される固定子コア20と、を備える分布巻き固定子100において、コイル30のうち内周側第1コイル30A1と、内周側第1コイル30A1と逆方向に巻回された内周側第2コイル30A2とが、渡り線部34Aを介して連続するように平角導体Dを巻回して形成された内周側コイル連続体30Aと、コイル30のうち外周側第1コイル30B1と、外周側第1コイル30B1と逆方向に巻回された外周側第2コイル30B2とが、渡り線部34Bを介して連続するように平角導体Dを巻回して形成された外周側コイル連続体30Bと、を備え、固定子コア20のティース21間に設けられたスロット22内の外周側に、外周側コイル連続体30Bが配設され、スロット22内の内周側に内周側コイル連続体30Aが配設されるものである。
内周側コイル連続体30A及び外周側コイル連続体30Bは、それぞれ一続きの平角導体Dで形成されて1/2相分のコイル30を有する。つまり、内周側コイル連続体30A及び外周側コイル連続体30Bをコイル端子部35にて接続することで1相分のコイル30となる。これを重ねて固定子100を形成することで、複数相の固定子100を形成することが可能となる。
内周側コイル連続体30A及び外周側コイル連続体30Bにはそれぞれ8個分のコイル30を用いるので、接合手法によってはそれぞれ16カ所の接合部分を必要とすることになる。しかし、内周側コイル連続体30A及び外周側コイル連続体30Bを用いることで、接合箇所は1相あたり2カ所となり、接合部分を減らすことが可能となる。
課題にも示した通り、接合箇所が多いと接合不良が発生する虞が増大し、コストダウンの妨げとなる。
しかし、第1実施形態の固定子100は、内周側コイル連続体30A及び外周側コイル連続体30Bのようなコイルを用いることで接合箇所を減らすことが可能となり、接合箇所を減らすことができるので、接合不良が発生する確率を低減できる。これにより、接合に用いる治具を簡略化することが可能となる。また、歩留まりの向上を図ることができるので、結果的にコストダウンに貢献することが可能である。
また、内周側コイル連続体30A及び外周側コイル連続体30Bを単純に積み重ねることで固定子100の相を形成することができるので、製造方法の単純化を図ることが可能となる点が挙げられる。
内周側コイル連続体30A及び外周側コイル連続体30Bは、お互いに逆向きに巻回されたコイル30が隣接するように形成されている。内周側コイル連続体30Aであれば、内周側第1コイル30A1と内周側第2コイル30A2とは平角導体Dが逆方向に巻回され、内周側第2コイル30A2と内周側第3コイル30A3とも平角導体Dは逆方向に巻回されている。外周側コイル連続体30Bについても同様である。
このような構成となっているため、同相で隣り合うスロット22に挿入されるコイル端子部35に流れる電流は同じ方向となる。したがって、所定の磁界を発生させることができる。
したがって、単純に内周側コイル連続体30Aと外周側コイル連続体30Bを重ね合わせて所定の磁界を発生する電気回路が形成することができ、固定子100として用いることが可能となる。
つまり、特許文献3に示されるような固定子100の製造方法を用いると、相間で平角導体Dがクロスする部分を必要とするが、第1実施形態の固定子100では、その必要が無くなり、製造が容易になる。
また、外周側コイル連続体30Bに比べて内周側コイル連続体30Aは、周方向に隣り合うコイル30同士の間隔が狭い。しかしながら、外周側コイル連続体30Bに比べて内周側コイル連続体30Aの方が平角導体Dの厚みを薄くしていることから、お互いの干渉を避けることが容易になる。
また、前述の図12に示すように並列に結線されるにあたり、内周側コイル連続体30Aと外周側コイル連続体30Bとに用いる平角導体Dの厚みを変えているため、同相内での循環電流が発生しにくくなる。
このため、固定子100の出力の向上に寄与することが可能となる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
(第2実施形態)
第2実施形態は、第1実施形態の固定子100の構成と類似しているが、内周側コイル連続体30Aと外周側コイル連続体30Bの配列が異なり、結線方法も異なる。又、固定子コアの形態も若干異なる。以下に異なる点について説明する。
図13に、第2施形態の、固定子の上面模式図を示す。
第1実施形態の固定子100とは異なり、U相、V相、W相が順に並んでいる。つまり、固定子100の内周側からW相内周側コイル連続体30AW、V相内周側コイル連続体30AV、U相内周側コイル連続体30AU、W相外周側コイル連続体30BW、V相外周側コイル連続体30BVが並び、最外周にはU相外周側コイル連続体30BUが配置されている。
また、第1実施形態は固定子コア20を用いていたのに対して、第2実施形態では分割型固定子コア25を用いている。ただし、電磁鋼板を積層して形成する点は変わらない。分割型固定子コア25は内周側に2つのティース21を備え、隣り合うティース21の間にスロット22を1つ備えている。また、隣り合う分割型固定子コア25との間にスロット22を備える。つまり、分割型固定子コア25はスロット22の底部分で2分割されている。また、図示はしていないが、分割型固定子コア25を円筒状に配置した上で、アウターリングを嵌めて分割型固定子コア25を保持している。
図14に、固定子のコイル結線図を示す。
第2実施形態の固定子100は、図14に示すように内周側コイル連続体30Aと外周側コイル連続体30Bとが直列に結線されている。そして、内周側コイル連続体30Aに比べて外周側コイル連続体30Bの巻き数は多く設定されている。具体的には、内周側コイル連続体30Aが平角導体Dを4周、外周側コイル連続体30Bが平角導体Dを6周巻回し、形成されている。
第2実施形態は上記構成であるので、以下に説明する作用効果を奏する。
まず、固定子100のコイルエンド部分でのコイル30同士の干渉が抑えられる点が挙げられる。
第2実施形態の固定子100は、内周側コイル連続体30Aと、外周側コイル連続体30Bとを直列に結線して1相を形成し、内周側コイル連続体30Aの内周側第1コイル30A1及び内周側第2コイル30A2の巻き数が、外周側コイル連続体30Bの外周側第1コイル30B1及び外周側第2コイル30B2の巻き数よりも少なく構成されている。
図15に、固定子のコイル断面図を示す。
内周側コイル連続体30Aと外周側コイル連続体30Bとは、前述したように配置可能なスペースが異なる。内周側コイル連続体30Aが固定子100の内周側に配置されるのに対して、外周側コイル連続体30Bは外周側に配置される。したがって、内周側コイル連続体30Aの周方向のスペースは、外周側コイル連続体30Bの周方向のスペースに比べて狭くなる。
内周側コイル連続体30Aと外周側コイル連続体30Bとは、図14に示されるように直列に結線されるので、内周側コイル連続体30Aと外周側コイル連続体30Bの巻回数を変えても並列に結線した場合の時のような循環電流の問題は生じない。
したがって、周方向の幅の制約の大きい内周側コイル連続体30Aの巻き数を減らすことで、コイル30同士の干渉を避けることが可能となる。
周方向に隣り合うコイル30同士は、隣り合うスロット22に配置される。したがって、隣り合うコイル30同士の膨らみが許されるのはティース21の幅分だけ、ということになる。図2及び図3に示通り、コイル30のコイルエンド部分が、最も左右で干渉する可能性が大きくなる。これは、コイル30をフラット巻きした上で、同軸コイル連続体300を広げることで、第1スロット内導線部31A、及び第2スロット内導線部32Aと、コイルエンド33Aとは90度捻られた関係となる。
したがって、コイルエンド33Aと第1スロット内導線部31A、コイルエンド33Aと第2スロット内導線部32Aとの繋ぎとなるコーナー部分で捻りの影響を受けて膨らむ形状となる。この膨らみはコイルエンド33Aの厚みと同等の幅が必要となる。外周側コイル連続体30Bについても同じ条件である。図15には固定子100のコイルエンドにおける内周側コイル連続体30A及び外周側コイル連続体30Bの厚みに差が生じている状態が示されている。
第2実施形態では、内周側コイル連続体30Aと外周側コイル連続体30Bを直列に結線し、内周側コイル連続体30Aの巻回数を減らすことで、コイルエンド33Aの厚みを減らし、この干渉を回避することが可能となる。
なお、第1実施形態においても内周側コイル連続体30Aと外周側コイル連続体30Bとに用いる平角導体Dの厚みを変更することで干渉回避の効果が得られているが、第1実施形態の場合は循環電流の問題から厚みが決定されるので、第2実施形態の固定子100の方がより干渉回避のコントロールはし易いといえる。
設計条件によって適宜選択すべきである。
以上、本実施形態に則して発明を説明したが、この発明は前記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜変更することにより実施することもできる。
例えば、第1実施形態や第2実施形態には具体的にコイル30の巻回数や内周側コイル連続体30A及び外周側コイル連続体30Bに用いるコイル30の数などが示されているが、これを変更することを妨げない。
また、例示されている材質や、固定子コア20を用いるか分割型固定子コア25を用いるか、といった選択についても、特に限定されるものではない。さらにインシュレータ55や図示しない相間絶縁紙を用いた固定子100を示しているが、平角導体Dの絶縁被覆を部分的に厚くする、或いは全体的に厚くするなどの方法によって、これらの絶縁紙を排除する等の設計変更の範囲での変更をすることを妨げない。
また、第1実施形態及び第2実施形態ではフラット曲げ加工のコイル30を用いているが、エッジワイズ曲げ加工をしたコイルを用いることを妨げない。
21 ティース
22 スロット
25 分割型固定子コア
30 コイル
30A 内周側コイル連続体
30A1 内周側第1コイル
30A2 内周側第2コイル
30A3 内周側第3コイル
30B 外周側コイル連続体
30B1 外周側第1コイル
30B2 外周側第2コイル
31A 第1スロット内導線部
31B 第1スロット内導線部
32A 第2スロット内導線部
32B 第2スロット内導線部
34A 渡り線部
34B 渡り線部
35 コイル端子部
55 インシュレータ
100 固定子
200 保持具
300 同軸コイル連続体
311 渡り線部
311a 第1渡り線部
311b 第2渡り線部
315 スロット内導線部形成部
D 平角導体

Claims (4)

  1. 平角導体を巻回したコイルと、前記コイルを内周側に設けたティースに配設される固定子コアと、を備える分布巻き固定子において、
    前記コイルのうち内周側第1コイルと、前記内周側第1コイルと逆方向に巻回された内周側第2コイルとが、渡り線を介して連続するように前記平角導体を巻回して形成された内周側コイル連続体と、
    前記コイルのうち外周側第1コイルと、前記外周側第1コイルと逆方向に巻回された外周側第2コイルとが、渡り線を介して連続するように前記平角導体を巻回して形成された外周側コイル連続体と、
    を備え、
    前記固定子コアのティース間に設けられたスロット内の外周側に、前記外周側コイル連続体が配設され、前記スロット内の内周側に前記内周側コイル連続体が配設されることを特徴とする分布巻き固定子。
  2. 請求項1に記載の分布巻き固定子において、
    前記内周側コイル連続体と、前記外周側コイル連続体とを並列に結線して1相を形成し、前記内周側コイル連続体に用いる前記平角導体の断面積が、前記外周側コイル連続体に用いる前記平角導体の断面積よりも小さいことを特徴とする分布巻き固定子。
  3. 請求項1に記載の分布巻き固定子において、
    前記内周側コイル連続体と、前記外周側コイル連続体とを直列に結線して1相を形成し、前記内周側コイル連続体の前記内周側第1コイル及び前記内周側第2コイルの巻き数が、前記外周側コイル連続体の前記外周側第1コイル及び前記外周側第2コイルの巻き数よりも少ないことを特徴とする分布巻き固定子。
  4. 平角導体を巻回してコイルを作成し、前記コイルを固定子コアの有するティースに配設することで分布巻きの固定子を製造する固定子製造方法において、
    前記平角導体をフラット巻きで順方向に巻回した第1コイルと、渡り線部を介して前記第1コイルと連続する、逆方向に巻回した第2コイルとを、同軸線上に形成し同軸コイル連続体を形成する工程と、
    前記同軸コイル連続体のうち、前記固定子コアに備えるスロットに挿入されるスロット内導線部を把持し、前記同軸コイル連続体を広げて内周側コイル連続体又は外周側コイル連続体を形成する工程と、
    形成された前記外周側コイル連続体の前記スロット内導線部を、前記固定子コアの有する前記スロットの外側に挿入し、前記内周側コイル連続体の前記スロット内導線部を前記スロットの内側に挿入する工程と、
    配設された前記内周側コイル連続体と前記外周側コイル連続体とを結線することで、1相分の前記コイルを形成する工程とを備えることを特徴とする固定子製造方法。
JP2010103341A 2010-04-28 2010-04-28 平角導体を用いた分布巻き固定子構造 Withdrawn JP2011234531A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010103341A JP2011234531A (ja) 2010-04-28 2010-04-28 平角導体を用いた分布巻き固定子構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010103341A JP2011234531A (ja) 2010-04-28 2010-04-28 平角導体を用いた分布巻き固定子構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011234531A true JP2011234531A (ja) 2011-11-17

Family

ID=45323255

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010103341A Withdrawn JP2011234531A (ja) 2010-04-28 2010-04-28 平角導体を用いた分布巻き固定子構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011234531A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014103816A (ja) * 2012-11-21 2014-06-05 Toyota Central R&D Labs Inc 回転電機
WO2015052964A1 (ja) * 2013-10-08 2015-04-16 三菱電機株式会社 回転電機およびその製造方法
KR101803879B1 (ko) 2017-07-21 2017-12-04 엘지전자 주식회사 회전전기기계의 스테이터 및 그의 제조방법
CN113454881A (zh) * 2019-02-22 2021-09-28 三菱电机株式会社 定子、电动机以及压缩机
JP7088516B1 (ja) 2021-10-28 2022-06-21 株式会社林工業所 モータ装置の製造方法
JP7505453B2 (ja) 2021-06-22 2024-06-25 トヨタ自動車株式会社 冷却システム、及び回転電機のステータ

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014103816A (ja) * 2012-11-21 2014-06-05 Toyota Central R&D Labs Inc 回転電機
WO2015052964A1 (ja) * 2013-10-08 2015-04-16 三菱電機株式会社 回転電機およびその製造方法
CN105612679A (zh) * 2013-10-08 2016-05-25 三菱电机株式会社 旋转电机及其制造方法
US10164490B2 (en) 2013-10-08 2018-12-25 Mitsubishi Electric Corporation Rotary electric machine and manufacturing method therefor
KR101803879B1 (ko) 2017-07-21 2017-12-04 엘지전자 주식회사 회전전기기계의 스테이터 및 그의 제조방법
CN113454881A (zh) * 2019-02-22 2021-09-28 三菱电机株式会社 定子、电动机以及压缩机
CN113454881B (zh) * 2019-02-22 2024-09-06 三菱电机株式会社 定子、电动机以及压缩机
JP7505453B2 (ja) 2021-06-22 2024-06-25 トヨタ自動車株式会社 冷却システム、及び回転電機のステータ
US12212201B2 (en) 2021-06-22 2025-01-28 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Cooling system, stator for rotating electric machine, and segment coil
JP7088516B1 (ja) 2021-10-28 2022-06-21 株式会社林工業所 モータ装置の製造方法
WO2023074017A1 (ja) * 2021-10-28 2023-05-04 株式会社林工業所 モータ装置の製造方法
JP2023066323A (ja) * 2021-10-28 2023-05-15 株式会社林工業所 モータ装置の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5560176B2 (ja) モータ及びモータ製造方法
CN103503278B (zh) 定子及定子制造方法
JP6113247B1 (ja) 回転電機の固定子
US9712010B2 (en) Motor having a cage wave stator winding
EP3285369B1 (en) Stator and electromotive machine
JP5370491B2 (ja) ステータ及びステータ製造方法
EP2418758A1 (en) Stator and method for manufacturing unit coil used for same
US20180034339A1 (en) Stator
JP5989496B2 (ja) 回転電機のステータ用のバスリング
CN112018921B (zh) 一种集中式定子及电机
JP2011234531A (ja) 平角導体を用いた分布巻き固定子構造
JP2024539339A (ja) モータ固定子及びそれを用いるモータ
CN116195172A (zh) 定子和电动机
JP7690326B2 (ja) モータ
CN215911964U (zh) 扁线波绕线及多相电机
US8659201B2 (en) Stator for electric rotating machine
CN115149672A (zh) 马达
CN111293811B (zh) 用于电机的绕组结构及电机
JP2022136858A (ja) モータ
JP5434227B2 (ja) ステータ、及びステータ製造方法
CN115133690A (zh) 定子和马达
KR20140083730A (ko) 헤어핀 권선모터의 상 배치 구조
JP2019009962A (ja) 三相モータの結線構造、結線方法及び三相モータ
EP4447280A1 (en) Stator
CN217956809U (zh) 分数槽绕组结构及分数槽电机

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20130702