JP2011217646A - フラワーペースト類 - Google Patents
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Abstract
カカオ分を少量しか含有していないにもかかわらず、フラワーペーストを口に含んでいる間に感じるチョコレート風味(先味)が強く、またフラワーペーストを嚥下した後に残るチョコレート風味(後味)も強く感じられるフラワーペースト類を提供すること。
【解決手段】
本発明のフラワーペースト類は、カカオ分を1〜15質量%と乳清ミネラルを含有し、該カカオ分と該乳清ミネラルの固形分との質量比率が1:0.001〜1:0.5であり、好ましくは該乳清ミネラルを固形分として0.001〜5質量%含有する。
【選択図】なし
Description
特許文献1には、特定の製法で得られた乳清ミネラルを有効成分として含有する調味剤が記載されている。また、特許文献3には、特定の条件を満たす乳清ミネラルを有効成分として含有する調味剤が記載されている。
これらの特許文献1及び3に記載の調味剤は、飲食品に含まれるカドのある風味を、その基本風味を変えることなく、極少量の添加で、カドがなく厚みのある風味とし、全体として調和のとれた風味とすることができると記載されている。
これらの特許文献2及び4に記載のマスキング剤は、飲食品や医薬品の苦味、渋味、エグ味などの雑味や、飲食品や経口医薬品の風味としては強すぎる風味を、その基本風味バランスを変えることなく、極少量の添加でマスキングできると記載されている。
本発明は、上記知見に基づきなされたもので、カカオ分を1〜15質量%と乳清ミネラルを含有し、カカオ分と乳清ミネラルの固形分との質量比率が1:0.001〜1:0.5であるフラワーペースト類を提供するものである。
本発明のフラワーペースト類はカカオ分を1〜15質量%、好ましくは1〜10質量%、さらに好ましくは2〜9質量%、一層好ましくは3〜8質量%、最も好ましくは4〜7質量%含有する。本発明のフラワーペースト類においてカカオ分の含有量が1質量%よりも少ないと、フラワーペーストを口に含んでいる間に感じるチョコレート風味(先味)や、フラワーペーストを嚥下した後に残るチョコレート風味(後味)が強く感じられず、カカオ分の含有量が15質量%よりも多いとフラワーペースト類の物性や乳化に影響を与えるため好ましくない。
また、上記のカカオ分として、カカオ分を含有する各種チョコレート生地、各種チョコレートや、これらの加工品などを用いることもできる。
上記のヨウ素価52〜70のパーム軟部油としては、アセトン分別やヘキサン分別等の溶剤分別、ドライ分別等の無溶剤分別等の方法によって、パーム油を分別した際に得られる低融点部であるパームオレインやパームスーパーオレインを用いることができる。上記のパーム軟部油として、特に乳化安定性に優れたフラワーペースト類が得られることから、ヨウ素価60以上のパームスーパーオレインを使用することがさらに好ましい。
上記化学的触媒としては、例えば、ナトリウムメチラート等のアルカリ金属系触媒が挙げられ、また、上記位置選択性のない酵素としては、例えば、アルカリゲネス(Alcaligenes) 属、リゾープス(Rhizopus)属、アスペルギルス(Aspergillus) 属、ムコール(Mucor) 属、ペニシリウム(Penicillium) 属等に由来するリパーゼが挙げられる。なお、該リパーゼは、イオン交換樹脂あるいはケイ藻土及びセラミック等の担体に固定化して、固定化リパーゼとして用いることもできるし、粉末の形態で用いることもできる。
上記の極度硬化油は、1種又は2種以上の油脂からなる配合油を、ヨウ素価が5以下、好ましくは1未満となるまで水素添加した硬化油脂であって、その融点が好ましくは45℃以上、さらに好ましくは50℃以上の硬化油脂である。上記配合油に用い得る油脂としては、例えば、パーム油、コーン油、綿実油、大豆油、ハイエルシンナタネ油、米油、ヒマワリ油、サフラワー油、オリーブ油、キャノーラ油、牛脂、乳脂、豚脂、魚油、鯨油等の各種植物油脂及び動物油脂、並びにこれらに分別及びエステル交換から選択される1又は2以上の処理を施した加工油脂が挙げられる。
上記の極度硬化油の中でも、艶及び発色の向上効果が特に高い点で、ハイエルシンナタネ油の極度硬化油、大豆油の極度硬化油及びパーム油の極度硬化油から選択される1種又は2種以上を使用することが好ましい。
ここでいう「実質的にトランス酸を含まない」とは、油脂の全構成脂肪酸中、トランス酸の含有量が好ましくは10質量%未満、さらに好ましくは5質量%以下、最も好ましくは1質量%以下であることを意味する。本発明においては、上記極度硬化油以外の油脂として、天然油脂、並びに該天然油脂に分別及びエステル交換から選択される1又は2以上の処理を施した加工油脂から選択される1種又は2種以上を組み合わせて用いることにより、実質的にトランス酸を含まないフラワーペースト類を簡単に得ることができる。
本発明において上記糖類の含有量は、本発明のフラワーペースト類中、固形分として好ましくは8〜40質量%、さらに好ましくは10〜35質量%、最も好ましくは12〜35質量%である。
本発明のフラワーペースト類では、離水防止効果が高いことから、ローカストビーンガム、ペクチン、カラギーナン、キサンタンガム及びゼラチンからなる群から選ばれる1種又は2種以上を使用することが好ましい。
本発明のフラワーペースト類は、上記増粘安定剤を好ましくは0.01〜10質量%、さらに好ましくは0.01〜5質量%含有する。
上記の合成乳化剤としては、例えば、グリセリン脂肪酸エステル、グリセリン酢酸脂肪酸エステル、グリセリン乳酸脂肪酸エステル、グリセリンコハク酸脂肪酸エステル、グリセリン酒石酸脂肪酸エステル、グリセリンクエン酸脂肪酸エステル、グリセリンジアセチル酒石酸脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ショ糖酢酸イソ酪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ステアロイル乳酸カルシウム、ステアロイル乳酸ナトリウム、ポリオキシエチレンソルビタンモノグリセリド等が挙げられる。
本発明のフラワーペースト類には、上記合成乳化剤でない乳化剤を用いることができる。該乳化剤としては、例えば、大豆レシチン、卵黄レシチン、大豆リゾレシチン、卵黄リゾレシチン、酵素処理卵黄、乳脂肪球皮膜蛋白質が挙げられ、これらの中から選ばれた1種又は2種以上を用いることができる。
まず、油脂に必要によりその他の成分を添加し、油相とする。水に、乳清ミネラルとその他の成分を添加し水相とする。カカオ分は油相と水相のどちらに添加しても構わないが、水相に添加することが好ましい。また増粘安定剤を添加する場合は、作業性の点から、油相に添加することが好ましい。
該食品は、フラワーペースト類として本発明のフラワーペースト類を用いる点以外は、従来のものと同様とすることができる。
本発明のフラワーペースト類を用いた食品としては、焼成、フライ、蒸すな
どの加熱済みのベーカリー食品に、本発明のフラワーペースト類をトッピング、サンド、フィリングとして用いた食品をあげることができる。
なお、上記焼成とフライとを併用する場合は、フライした後に焼成しても、焼成した後にフライしてもよい。
本発明フラワーペースト類においては、油脂としてエステル交換油脂を用いることが好ましく、エステル交換油脂の製造方法の一例として、次の製造方法が挙げられる。
<エステル交換油脂の製造方法>
ヨウ素価65のパームスーパーオレインにナトリウムメチラートを触媒として、非選択的エステル交換反応を行った後、脱色(白土3%、85℃、9.3×102Pa以下の減圧下)、脱臭(250℃、60分間、水蒸気吹き込み量5%、4.0×102Pa以下の減圧下)を行ない、パーム分別軟部油のエステル交換油脂Aを得た。
エステル交換油脂A8質量%にキサンタンガム0.2質量%を添加し、油相とした。水43.4質量%、ココアパウダー(カカオ分97%質量)5.15量%、乳清ミネラル(固形分100質量%、固形分中のカルシウム含量0.4質量%)0.05質量%、デンプン(水分13質量%)5質量%、ソルビン酸カリウム0.1質量%、砂糖混合果糖ブドウ糖液糖(糖分75質量%、水分25質量%)35質量%、小麦粉3質量%、香料0.1質量%を混合し水相とする。この油相と水相とを混合、乳化、均質化し、加熱殺菌し、厚さ0.2mmポリエチレン製の包材にピロー充填後、22℃まで冷却し、本発明の実施例1のペースト状フラワーペースト(カカオ分5質量%、カカオ分:乳清ミネラルの固形分との質量比率は1:0.01)を得た。
得られたペースト状フラワーペーストについて、以下の評価基準に従って、フラワーペーストを口に含んでいる間に感じるチョコレート風味(先味)と、フラワーペーストを嚥下した後に残るチョコレート風味(後味)を評価した。評価の結果を表1に示した。
<先味>
○ 強く感じる
△ 感じる
× ほとんど感じない
<後味>
++ 強く感じる
+ 感じる
− 感じない
実施例1の水相調製において、水の量を43.4質量%から43.5質量%に、ココアパウダー5.15質量%をカカオマス(カカオ分99質量%)5.05質量%に変更した以外は実施例1と同様にして本発明の実施例2のペースト状フラワーペースト(カカオ分5質量%、カカオ分:乳清ミネラルの固形分との質量比率は1:0.01)を得た。
得られたペースト状フラワーペーストについて、実施例1と同様の評価基準にて、フラワーペーストを口に含んでいる間に感じるチョコレート風味(先味)と、フラワーペーストを嚥下した後に残るチョコレート風味(後味)を評価した。評価の結果を表1に示した。
実施例1の水相調製において、水の量を43.4質量%から39.62質量%に、ココアパウダー5.15質量%をチョコレート(カカオ分56質量%)8.93質量%に変更した以外は実施例1と同様にして本発明の実施例3のペースト状フラワーペースト(カカオ分5質量%、カカオ分:乳清ミネラルの固形分との質量比率は1:0.01)を得た。
得られたペースト状フラワーペーストについて、実施例1と同様の評価基準にて、フラワーペーストを口に含んでいる間に感じるチョコレート風味(先味)と、フラワーペーストを嚥下した後に残るチョコレート風味(後味)を評価した。評価の結果を表1に示した。
実施例1の水相調製において、水の量を43.4質量%から43.45質量%に変更し、乳清ミネラルを除いた以外は、実施例1と同様にして比較例1のペースト状フラワーペーストを得た。
得られたペースト状フラワーペーストについて、実施例1と同様の評価基準にて、フラワーペーストを口に含んでいる間に感じるチョコレート風味(先味)と、フラワーペーストを嚥下した後に残るチョコレート風味(後味)を評価した。評価の結果を表1に示した。
実施例2の水相調製において、水の量を43.5質量%から43.55質量%に変更し、乳清ミネラルを除いた以外は、実施例2と同様にして比較例2
のペースト状フラワーペーストを得た。
得られたペースト状フラワーペーストについて、実施例1と同様の評価基準にて、フラワーペーストを口に含んでいる間に感じるチョコレート風味(先味)と、フラワーペーストを嚥下した後に残るチョコレート風味(後味)を評価した。評価の結果を表1に示した。
実施例3の水相調製において、水の量を39.62質量%から39.67質量%に変更し、乳清ミネラルを除いた以外は、実施例3と同様にして比較例3のペースト状フラワーペーストを得た。
得られたペースト状フラワーペーストについて、実施例1と同様の評価基準にて、フラワーペーストを口に含んでいる間に感じるチョコレート風味(先味)と、フラワーペーストを嚥下した後に残るチョコレート風味(後味)を評価した。評価の結果を表1に示した。
実施例1の水相調製において、水の量を43.4質量%から43.445質量%に、乳清ミネラルの量を0.05質量%から0.005質量%に変更した以外は、実施例1と同様にして本発明の実施例4のペースト状フラワーペースト(カカオ分5質量%、カカオ分:乳清ミネラルの固形分との質量比率は1:0.001)を得た。
得られたペースト状フラワーペーストについて、実施例1と同様の評価基準にて、フラワーペーストを口に含んでいる間に感じるチョコレート風味(先味)と、フラワーペーストを嚥下した後に残るチョコレート風味(後味)を評価した。評価の結果を表2に示した。
実施例1の水相調製において、水の量を43.4質量%から42.95質量%に、乳清ミネラルの量を0.05質量%から0.5質量%に変更した以外は、実施例1と同様にして本発明の実施例5のペースト状フラワーペースト(カカオ分5質量%、カカオ分:乳清ミネラルの固形分との質量比率は1:0.1)を得た。
得られたペースト状フラワーペーストについて、実施例1と同様の評価基準にて、フラワーペーストを口に含んでいる間に感じるチョコレート風味(先味)と、フラワーペーストを嚥下した後に残るチョコレート風味(後味)を評価した。評価の結果を表2に示した。
実施例5の水相調製において、水の量を42.95質量%から47.585質量%に、ココアパウダーの量を5.15質量%から0.515質量%に変更した以外は、実施例1と同様にして比較例4のペースト状フラワーペースト(カカオ分5質量%、カカオ分:乳清ミネラルの固形分との質量比率は1:1)を得た。
得られたペースト状フラワーペーストについて、実施例1と同様の評価基準にて、フラワーペーストを口に含んでいる間に感じるチョコレート風味(先味)と、フラワーペーストを嚥下した後に残るチョコレート風味(後味)を評価した。評価の結果を表2に示した。
実施例1の水相調製において、水の量を43.4質量%から47.519質量%に、ココアパウダーの量を5.15質量%から1.031質量%に変更した以外は、実施例1と同様にして本発明の実施例6のペースト状フラワーペースト(カカオ分1質量%、カカオ分:乳清ミネラルの固形分との質量比率は1:0.05)を得た。
得られたペースト状フラワーペーストについて、実施例1と同様の評価基準にて、フラワーペーストを口に含んでいる間に感じるチョコレート風味(先味)と、フラワーペーストを嚥下した後に残るチョコレート風味(後味)を評価した。評価の結果を表3に示した。
実施例1の水相調製において、水の量を43.4質量%から38.25質量%に、ココアパウダーの量を5.15質量%から10.3質量%に変更した以外は、実施例1と同様にして本発明の実施例7のペースト状フラワーペースト(カカオ分10質量%、カカオ分:乳清ミネラルの固形分との質量比率は1:0.005)を得た。
得られたペースト状フラワーペーストについて、実施例1と同様の評価基準にて、フラワーペーストを口に含んでいる間に感じるチョコレート風味(先味)と、フラワーペーストを嚥下した後に残るチョコレート風味(後味)を評価した。評価の結果を表3に示した。
エステル交換油脂A25質量%及びパーム極度硬化油(ヨウ素化1未満)0.05質量%に、キサンタンガム0.01質量%及びペクチン0.3質量%を添加し油相とした。水25.24質量%、ココアパウダー(カカオ分97質量%)5.15%、乳清ミネラル(固形分100質量%、固形分中のカルシウム含量0.4質量%)0.05質量%、デンプン(水分13質量%)4質量%、小麦粉3質量%、ゼラチン2質量%、砂糖混合果糖ブドウ糖液糖(糖分75質量%、水分25質量%)35質量%、及び香料0.2質量%を混合し水相とした。この油相と水相とを加熱溶解、混合、乳化、均質化し、加熱殺菌し、厚さ0.2mmポリエチレン製の包材にピロー充填後、22℃まで冷却し、長さ400mm、幅200mm、厚さ8mmの本発明の実施例8のシート状フラワーペースト(カカオ分5質量%、カカオ分:乳清ミネラルの固形分との質量比率は1:0.01)を得た。
得られたシート状フラワーペーストを用いて下記に示す配合と製法にてシート状フラワーペースト折り込みスイートロール(実施例8)を製造した。
得られたシート状フラワーペースト折り込みスイートロール(実施例8)について、以下の評価基準にて、フラワーペースト折り込みスイートロールを口に含んでいる間に感じるチョコレート風味(先味)と、フラワーペースト折り込みスイートロールを嚥下した後に残るチョコレート風味(後味)を評価した。評価の結果を表4に示した。
強力粉80質量部、薄力粉20質量部、脱脂粉乳3質量部、食塩1.5質量部、全卵(正味)8質量部、イースト3質量部、イーストフード0.1質量部、ショートニング10質量部、冷水51質量部。
上記の配合の冷水以外の原料をミキサーボールに入れ、縦型ミキサーを用い、低速で各材料が均一になるまで3分混捏した後、撹拌しながら冷水を加え、低速で2分混合し、捏ね上げ温度を20℃とした。次いで、20分フロアタイムを取った後、−20℃の冷凍庫にて60分生地を冷却した。
得られた生地を厚さ6mmに圧延し、生地100質量部に対し、シート状フラワーペースト50質量部を積置後、包み込み、リバースシーターで3つ折り2回のロールイン操作を行ない、9層の積層生地である複合生地を得た。この複合生地を2℃で4時間冷却した後、厚さ15mmまで圧延し、幅15mm、長さ200mmの短冊状にカットし、これを天板に並べ、室温にて30分ラックタイムを取った後、上火200℃、下火180℃に設定した固定窯で14分焼成し、フラワーペースト折り込みスイートロールを得た。
<先味>
○ 強く感じる
△ 感じる
× ほとんど感じない
<後味>
++ 強く感じる
+ 感じる
− 感じない
実施例8の水相調製において、水の量を25.24質量%から25.34質量%に、ココアパウダー5.15質量%をカカオマス(カカオ分99質量%)5.05質量%に変更した以外は、実施例8と同様にして本発明の実施例9のシート状フラワーペースト(カカオ分5質量%、カカオ分:乳清ミネラルの固形分との質量比率は1:0.01)を得た。
得られたシート状フラワーペーストを用いて、実施例8と同様の配合と製法にてシート状フラワーペースト折り込みスイートロールを製造した。
得られたシート状フラワーペースト折り込みスイートロールについて、フラワーペースト折り込みスイートロールを口に含んでいる間に感じるチョコレート風味(先味)と、フラワーペースト折り込みスイートロールを嚥下した後に残るチョコレート風味(後味)を実施例8と同様の評価基準にて評価した。評価の結果を表4に示した。
実施例8の水相調製において、水の量を25.24質量%から21.46質量%に、ココアパウダー5.15質量%をチョコレート(カカオ分56質量%)8.93質量%に変更した以外は実施例8と同様にして本発明の実施例10のシート状フラワーペースト(カカオ分5質量%、カカオ分:乳清ミネラルの固形分との質量比率は1:0.01)を得た。
得られたシート状フラワーペーストを用いて、実施例8と同様の配合と製法にてシート状フラワーペースト折り込みスイートロールを製造した。
得られたシート状フラワーペースト折り込みスイートロールについて、フラワーペースト折り込みスイートロールを口に含んでいる間に感じるチョコレート風味(先味)と、フラワーペースト折り込みスイートロールを嚥下した後に残るチョコレート風味(後味)を実施例8と同様の評価基準にて評価した。評価の結果を表4に示した。
実施例8の水相調製において、水の量を25.24質量%から25.29質量%に変更し、乳清ミネラルを除いた以外は、実施例8と同様にして比較例5のシート状フラワーペーストを得た。
得られたシート状フラワーペーストを用いて、実施例8と同様の配合と製法にてシート状フラワーペースト折り込みスイートロールを製造した。
得られたシート状フラワーペースト折り込みスイートロールについて、フラワーペースト折り込みスイートロールを口に含んでいる間に感じるチョコレート風味(先味)と、フラワーペースト折り込みスイートロールを嚥下した後に残るチョコレート風味(後味)を実施例8と同様の評価基準にて評価した。評価の結果を表4に示した。
実施例8の水相調製において、水の量を25.34質量%から25.39質量%に変更し、乳清ミネラルを除いた以外は、実施例8と同様にして比較例6のシート状フラワーペーストを得た。
得られたシート状フラワーペーストを用いて、実施例8と同様の配合と製法にてシート状フラワーペースト折り込みスイートロールを製造した。
得られたシート状フラワーペースト折り込みスイートロールについて、フラワーペースト折り込みスイートロールを口に含んでいる間に感じるチョコレート風味(先味)と、フラワーペースト折り込みスイートロールを嚥下した後に残るチョコレート風味(後味)を実施例8と同様の評価基準にて評価した。評価の結果を表4に示した。
実施例8の水相調製において、水の量を21.46質量%から21.51質量%に変更し、乳清ミネラルを除いた以外は、実施例8と同様にして比較例7のシート状フラワーペーストを得た。
得られたシート状フラワーペーストを用いて、実施例8と同様の配合と製法にてシート状フラワーペースト折り込みスイートロールを製造した。
得られたシート状フラワーペースト折り込みスイートロールについて、フラワーペースト折り込みスイートロールを口に含んでいる間に感じるチョコレート風味(先味)と、フラワーペースト折り込みスイートロールを嚥下した後に残るチョコレート風味(後味)を実施例8と同様の評価基準にて評価した。評価の結果を表4に示した。
Claims (5)
- カカオ分を1〜15質量%と乳清ミネラルを含有し、該カカオ分と該乳清ミネラルの固形分との質量比率が1:0.001〜1:0.5であることを特徴とするフラワーペースト類。
- 前記乳清ミネラルを固形分として0.001〜5質量%含有する請求項1記載のフラワーペースト類。
- 前記乳清ミネラルの固形分中のカルシウム含量が2質量%未満である請求項1または2記載のフラワーペースト類。
- カカオ分と乳清ミネラルを有するフラワーペースト類原料を均質化処理した後、加熱し、冷却することを特徴とする請求項1記載のフラワーペースト類の製造方法。
- 請求項1〜3のいずれかに記載のフラワーペースト類を用いたことを特徴とする食品。
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