JP2011188814A - コンバインのモニタ表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示領域が限られた表示画面に、操縦者の操作に関連した運転情報や作業部調節情報を優先して分かりやすく表示し、調節操作を適正に実行できるようにする。
【解決手段】モニタ表示器12の表示画面を複数に区分して燃料タンクの残存燃料表示部12a、グレンタンク穀粒溜り量表示部12b、その他作業調節状態表示部12cを設ける。その他作業調節状態表示部12cには、コンバインの駆動累計時間であるアワメータとラジエータの水温を択一的に表示し、エンジン始動用のキースイッチによりエンジン始動回路をONしただけの状態では、アワメータの表示を優先して表示し、次いで、キースイッチを操作してエンジン始動状態とすると、ラジエータの水温を優先して表示するコントローラを設ける。
【選択図】図4
【解決手段】モニタ表示器12の表示画面を複数に区分して燃料タンクの残存燃料表示部12a、グレンタンク穀粒溜り量表示部12b、その他作業調節状態表示部12cを設ける。その他作業調節状態表示部12cには、コンバインの駆動累計時間であるアワメータとラジエータの水温を択一的に表示し、エンジン始動用のキースイッチによりエンジン始動回路をONしただけの状態では、アワメータの表示を優先して表示し、次いで、キースイッチを操作してエンジン始動状態とすると、ラジエータの水温を優先して表示するコントローラを設ける。
【選択図】図4
Description
この発明は、コンバインのモニタ表示装置に関するものである。
コンバインのモニタ表示装置において、脱穀部、刈取部、運転席を備え、収穫作業動作状況を表示する総合表示器を運転席近傍の操作部に設け、総合表示器のモニタ表示部を、車速の表示と、コントローラの情報表示に、切換スイッチの操作により切り換えるものは、公知である(特許文献1)。
本発明は、コンバインのモニタ表示装置において、モニタ表示器の表示領域が限られた表示画面に多数の運転情報、作業部の調節情報を表示するにあたり、主要な表示項目である燃料タンクの残存燃料及びグレンタンクの穀粒貯留量の表示を継続しながら、オペレータの操作時にはその操作に関連している運転情報、作業部調節情報を優先して分かりやすく表示し、運転操作や作業部の調節操作を適正に実行することを目的とする。
請求項1記載の発明は、操縦部(3)、刈取搬送部(7)、脱穀部(5)及びグレンタンク(4)を具備するコンバインにおいて、モニタ表示器(12)の表示画面を複数に区分して燃料タンクの残存燃料表示部(12a)、グレンタンク貯留量表示部(12b)、その他の作業調節部の作動調節状態を表示するその他作業調節状態表示部(12c,12d)を設け、該その他作業調節状態表示部(12c)にはコンバインの駆動累計時間であるアワメータとラジエータの水温を択一的に表示する構成とし、エンジン始動用のキースイッチ(SW1)によりエンジン始動回路をONしただけの状態では該その他作業調節状態表示部(12c)にアワメータの表示を優先して表示させ、次いでキースイッチ(SW1)の操作によりエンジン始動状態にすると該その他作業調節状態表示部(12c)にラジエータの水温を優先して表示させるコントローラ(31)を設けたことを特徴とするコンバインのモニタ表示装置とする。
請求項2記載の発明は、前記その他作業調節状態表示部(12c)には複数の作業調節部の調節状態を選択的に表示させる構成とし、前記作業調節部のいずれか一つの調節スイッチを操作して調節モータにより当該作業調節部を調節している時には、その他作業調節状態表示部(12c)には調節スイッチで調節している当該作業調節部の調節状態を優先して表示させる構成としたことを特徴とする請求項1記載のコンバインのモニタ表示装置とする。
請求項3記載の発明は、前記その他作業調節状態表示部(12c)には扱ぎ深さ調節チェンの調節状態と他の作業調節部の調節表示を選択的に表示させる構成とし、扱ぎ深さ調節スイッチ(SW3)を操作して扱ぎ深さ調節モータ(M1)により扱ぎ深さ調節チェンを調節している時には、その他作業調節状態表示部(12c)には扱ぎ深さ調節チェンの調節状態を優先して表示させる構成としたことを特徴とする請求項2記載のコンバインのモニタ表示装置とする。
請求項4記載の発明は、前記その他作業調節状態表示部(12c)にはナローガイドの調節状態と他の作業調節部の表示を選択的に表示させる構成とし、ナローガイド調節スイッチ(SW4)を操作してナローガイド調節モータ(M2)によりナローガイドを調節している時には、その他作業調節状態表示部(12c)にナローガイドの調節状態を優先して表示させる構成としたことを特徴とする請求項2記載のコンバインのモニタ表示装置とする。
請求項1記載の発明によると、モニタ表示器(12)の表示領域が限られた表示画面でありながら、主要な表示項目である燃料タンクの残存燃料及びグレンタンク(4)の穀粒貯留量の表示を継続しながら、エンジンの始動時にはエンジンの始動に関係の深い運転情報をオペレータに分かりやすく表示することができる。
請求項2記載の発明によると、上記請求項1記載の発明の効果を奏するうえに、モニタ表示器(12)の表示領域が限られた表示画面でありながら、主要な表示項目である燃料タンクの残存燃料及びグレンタンク(4)の穀粒貯留量の表示を継続しながら、作業調節部のいずれかを調節スイッチにより調節モータを介して調節している時には、その他作業調節状態表示部(12c)に調節スイッチで調節している当該作業調節部の調節状態を優先してオペレータに分かりやすく表示することができる。
請求項3記載の発明によると、上記請求項2記載の発明の効果を奏するうえに、モニタ表示器(12)の表示領域が限られた表示画面でありながら、主要な表示項目である燃料タンクの残存燃料及びグレンタンク(4)の穀粒貯留量の表示を継続しながら、扱ぎ深さ調節チェンの調節時には扱ぎ深さ調節チェンの調節状態を優先的にオペレータに分かりやすく表示することができる。
請求項4記載の発明によると、上記請求項2記載の発明の効果を奏するうえに、モニタ表示器(12)の表示領域が限られた表示画面でありながら、主要な表示項目である燃料タンクの残存燃料及びグレンタンク(4)の穀粒貯留量の表示を継続しながら、ナローガイドの調節時にはナローガイドの調節状態を優先的にオペレータに分かりやすく表示することができる。
以下、図面に示すこの発明の実施例について説明する。まず、図1及び図2により本発明を実施するコンバインの全体構成について説明する。
コンバインの走行車体1の下方には左右走行クローラ2,2を配設し、走行車体1上には、右側前部に座席付きの操縦部3を、その後方にはエンジン(図示省略)及び穀粒収納用のグレンタンク4を配設し、走行車体1の左側部に脱穀部5を搭載し、走行車体1の前側部には刈取搬送部7を昇降自在に設け、脱穀部5及びグレンタンク4の後方に排稾処理装置8を設けている。
次に、図3に基づき操縦部3について説明する。
操縦部3の座席3aの前側部には、フロント操作ボックス3bを、左側部にはサイド操作ボックス3cを設けている。フロント操作ボックス3bの右側端部にパワステアリングレバー11を、正面部中央部にモニタ表示器12を設けている。
サイド操作ボックス3cの前側部にはスイッチパネル13を設け、各種スイッチの入切を表示している。サイド操作ボックス3cの後側部には、エンジンの燃料噴射量を調節するアクセルレバー14と、エンジンからの走行動力及び作業動力を無段変速する無段変速装置(図示省略)変速用の主変速レバー15と、副変速装置(図示省略)変速用の副変速レバー16と、刈取搬送部7及び脱穀部5への動力入切用の刈取脱穀クラッチレバー17を配設している。
なお、前記パワステアリングレバー11は、左右方向に操作して機体の進行方向を操舵したり、あるいは、前後方向に操作して刈取搬送部7を昇降するものである。パワステアリングレバー11を左側に操作すると、倒し操作量に応じて機体走行方向が左側に方向操舵され、右側に操作すると右側に操舵修正される。また、パワステアリングレバー11を前方に操作すると、刈取搬送部7が下降し、後方に操作すると上昇する構成である。
次に、図11に基づきコンバインの制御ブロック構成について説明する。
コントローラ31の入力側には、各種スイッチ、センサが接続されている。すなわち、エンジンを始動するキースイッチSW1、モニタ表示器12の表示切り替える表示切替スイッチSW2、脱穀部5の扱ぎ深さ調節チェンを浅扱ぎ側あるいは深扱ぎ側に調節する扱ぎ深さ調節スイッチSW3、ナローガイドを張出し調節あるいは収納調節するナローガイド調節スイッチSW4、扱ぎ深さ調節チェンの扱ぎ深さ調節状態を検出する扱ぎ深さセンサSE1、刈取・脱穀クラッチの入切を検出する刈取・脱穀クラッチセンサSE2、刈取搬送部7の回転数を検出する刈取回転数センサSE3、刈取搬送部7の刈取穀稈の有無を検出する刈取穀稈有無センサSW4、ナローガイドの張出し収納状態を検出するナローガイドセンサSE5、排出オーガ21の旋回位置を検出する排出オーガ旋回センサSE6、排出オーガ21の上下回動状態を検出する排出オーガ上下回動センサSE7を、入力インターフェイスを経由してコントローラ31の入力側に接続している。
また、コントローラ31の出力側には、出力インターフェイスを経由して扱ぎ深さ調節チェンを調節する扱ぎ深さ調節モータM1、ナローガイド調節用のナローガイド調節モータM2、排出オーガ21の上下回動調節用の排出オーガ上下調節モータM3、排出オーガ21の旋回調節用の排出オーガ旋回調節モータM4及びモニタ表示器12を、接続している。
次に、図4に基づきモニタ表示器12の表示制御内容について説明する。
モニタ表示器12の表示画面には、その右側部に燃料タンクの残存燃料を表示する残存燃料表示部12aを設け、その隣の中央部にはグレンタンク4の穀粒貯留量を表示するグレンタンク穀粒貯留量表示部12bを設けている。
表示画面の左側下部表示部12cには、同一箇所にコンバインの駆動累計時間であるアワメータとエンジンラジエータの水温を択一的に表示するようにしている。そして、キースイッチSW1がONしただけの状態では、アワメータの表示が優先して表示され(図4A)、次いでキースイッチSW1を回動してエンジンを始動すると、ラジエータの水温を優先して表示するようにしている(図4B)。
また、前記アワメータの表示とラジエータの水温表示は、表示切替スイッチSW2の切替操作により任意に切り替えることができる。
前記構成によると、モニタ表示器12の表示領域が限られた表示画面の中で複数の運転情報をオペレータに分かりやすく表示することができる。
次に、図5に基づき他の表示内容について説明する。
モニタ表示器12の表示画面の左側下部表示部12cでは、図5に示すように、ラジエータの水温表示(図5A)、アワメータの表示(図5B)、エンジン回転数の表示(図5C)をするようにしている。
また、表示画面の左側上部表示部12dには、脱穀部5の扱ぎ深さ調節チェンの調節位置を表示し(図5D)ている。
また、左側下部表示部12cには、ナローガイドの収納・張り出し調節状態を表示し(図5E)、刈取搬送部7の刈取回転数を表示するようにしている(図5F)。
そして、表示切替スイッチSW2の切替化え操作によりこれらの表示を順次切り替えることができる。
また、所定のスイッチ操作によりメンテナンスモードに設定すると、表示画面全体がメンテナンスモード画面に切り替えられ、表示画面に表示された切換スイッチを操作しながらエンジンの始動条件設定、表示画面の液晶コントラスト調整、メンテナンス情報の確認ができるようにしている(図5G)。
また、センサチエックモードに設定すると、表示画面全体がセンサチエックモード画面に切り替えられ、表示画面に表示された切換スイッチを操作し順次切り替えながら、各種センサの入力状態をチエックできるようにしている(図5H)。
また、コントローラ31には車体の車高調節機能、傾斜調節機能が組み込まれており、モニタ表示器12の表示画面全体を車高調節、傾斜表示に切り替えできるようにしている(図5I)。車高調節操作手段、車体傾斜調節手段を操作すると、当該表示画面に切り替えられ、車高調節状態、車体傾斜調節状態が表示される。
前記構成によると、モニタ表示器12の表示領域が限られた表示画面の中で多数の運転情報をオペレータに分かりやすく表示することができる。
次に、図6について説明する。
脱穀部5の扱ぎ深さ調節チェンを扱ぎ深さ調節モータM1により調節できるように構成し、扱ぎ深さ調節スイッチSW3を浅扱ぎ側あるいは深扱ぎ側に操作することにより調節し、扱ぎ深さ調節チェンの調節状態を扱ぎ深さセンサSE1で検出するようにしている。また、刈取・脱穀クラッチの入切を刈取・脱穀クラッチセンサSE2により検出するようにしている。
しかして、刈取・脱穀クラッチセンサSE2が刈取・脱穀クラッチの入り検出状態で、且つ、扱ぎ深さ調節スイッチSW3を浅扱ぎ側あるいは深扱ぎ側に調節操作すると、モニタ表示器12の表示画面が通常表示画面から表示画面全体が浅扱ぎ調節状態、あるいは、深扱ぎ調節状態であることを所定時間(例えば1秒)表示する(図6B)。次いで、表示画面に扱ぎ深さ調節チェンの調節状態を所定時間にわたり表示し(図6C)、通常の表示状態に復帰するようにしている(図6D)。
また、図7に示すように、刈取・脱穀クラッチセンサSE2が刈取・脱穀クラッチの入り状態を検出すると、コントローラ31の指令により、所定時間にわたり扱ぎ深さ調節チェンの調節状態を表示し(図7B)、その後に通常表示に復帰する(図7C)ようにしてもよい。
前記構成によると、モニタ表示の優先順位の高い重要な情報の表示を阻害せずに、扱ぎ深さ調節チェンの調節状態を必要時に的確に表示することができる。
次に、図8及び図9に基づき他の実施例について説明する。
エンジンから走行クローラ2,2への走行伝動経路中に走行無段変速装置25を設けている。この走行無段変速装置25は、図9に示すように、油圧ポンプ25aに調節斜板25bを設け油圧吐出量を調節して油圧モータ25cに送り、油圧モータ25cにも調節斜板25dを設けて、さらに油圧モータ25cの回転数を変速し、走行伝動軸へ伝達している。
また、走行伝動軸26の伝動下手側から刈取動力を分岐し、刈取伝動装置を経由して刈取搬送部7に動力を伝達している。この刈取伝動装置に刈取無段変速装置27を配設し、この刈取無段変速装置27は油圧ポンプ27aから吐出した油圧を油圧モータ27bに送り、油圧モータ27bの調節斜板27cで変速した動力を刈取搬送部7に伝達している。また、この刈取無段変速装置27で変速した動力からフィードチェン動力を分岐し、脱穀部5のフィードチェンを駆動するようにしている。なお、脱穀部5のフィードチェン以外の駆動部にはエンジンから脱穀伝動装置を経由して脱穀動力を伝達している。
また、刈取搬送部7の駆動状態を識別する刈取回転数センサSE3を設け、刈取搬送部7の穀稈搬送経路には刈取搬送穀稈の有無を検出する刈取穀稈有無センサSE4を設け、ナローガイドの張出し収納調節状態を検出するナローガイドセンサSE5を設けている。
コントローラ31には刈取回転数整備運転モード機能を備え、所定のスイッチ操作により刈取回転数整備モードに移行すると、モニタ表示器12の表示画面全体が当該整備モード画面に切り替えられる。
刈取回転数整備モードに移行すると、図8に示すように、モニタ表示器12の表示画面全体がモード画面に切り替わり、設定刈取回転数をグラフ表示すると共にエンジンの定格回転数を表示する。しかして、表示画面に表示された低速調節スイッチ、高速調節スイッチを操作すると、設定刈取回転数が高低に調整設定され、新たな設定刈取回転数がグラフ表示される。
前記構成によると、刈取回転数整備モードで設定刈取回転数を調整する際には、現在の設定刈取回転数及び新たな設定刈取回転数を容易に確認しながら、調整作業を迅速に行なうことができる。
次に、図10に基づき他の実施例について説明する。
刈取搬送部7の左右一側にはナローガイドを設け、ナローガイドを張り出し調節すと、未刈取穀稈を機体側方へ移動させ、未刈穀稈の損傷を防止しながら、コンバインを走行するようにしている。ナローガイドをナローガイド調節モータM2により、ナローガイドを張出し状態としたり、あるいは、収納調節できるようにしている。そして、ナローガイド調節スイッチSW4を張出し側あるいは収納側へ操作することにより調節し、ナローガイドの調節位置をナローガイドセンサSE5で検出するようにしている。
しかして、ナローガイド調節スイッチSW4を張出し側あるいは収納側へ操作すると、図10に示すように、コントローラ31の指令により、通常表示(図10A)からモニタ表示器12の表示画面全体がナローガイド調節スイッチSW4の調節操作表示に切り替わり所定時間(例えば1秒)にわたり表示する(図10B)。
次いで、ナローガイドの当該調節状態を所定時間にわたり表示し(図10C)、その後にモニタ表示画面を通常表示画面に復帰させる(図10D)。
前記構成によると、モニタ表示の優先順位の高い重要な情報の表示を阻害せずに、ナローガイドの調節時にはナローガイドに関連する必要情報を的確に表示し、ナローガイドの調節作業を円滑に実行することができる。
次に、図12に基づき他の実施例について説明する。
刈取搬送部7の穀稈搬送経路に刈取搬送穀稈の有無を検出する刈取穀稈有無センサSE4を設け、刈取搬送部7の駆動状態を識別する刈取回転数センサSE3を設けている。ナローガイドの張出し収納調節状態を検出するナローガイドセンサSE5を設けている。
しかして、刈取回転数センサSE3が刈取搬送部7の駆動を検出している状態で、且つ、刈取穀稈有無センサSE4が刈取搬送経路に刈取搬送穀稈有りの検出をした状態で、更に、ナローガイドセンサSE5がナローガイドの収納状態を検出すると、コントローラ31の指令により、警報音を出力し、モニタ表示器12の表示画面にナローガイドの未張出し状態を表示するようにしている。
なお、図12はその制御フローを示す。
前記構成によると、刈取作業開始時にナローガイドの張出し忘れを防止し、適正な刈取作業を実行することができる。
次に、排出オーガ21の昇降旋回制御について説明する。
コンバインのグレンタンク4には穀粒を排出するように排出オーガ21を設けている。この排出オーガ21は図1及び図2に示すように、次のように構成している。グレンタンク4の底部には穀粒を前側から後側に移送する底部移送オーガ21aを設け、走行車体1のグレンタンク4の後方部位に揚穀オーガ21bを立設し、底部移送オーガ21aからの穀粒を受け継いで揚穀移送する。そして、揚穀オーガ21bの上端部に排出移送オーガ21cを設け、揚穀穀粒を受け継いで排出するようにしている。
そして、この排出移送オーガ21cを揚穀オーガ21bの回転軸回りに旋回回動可能で、且つ、基端部を中心に先端側を上下回動可能に構成している。また、排出オーガ旋回モータM4により排出移送オーガ21cを旋回させ、排出オーガ上下モータM3により上下回動するように構成している。
また、この排出移送オーガ21cを上下回動させるにあたり、図1に示す水平状態よりも更に下方の最下限回動位置まで回動できるようにしている。
また、排出移送オーガ21cの旋回位置を検出する排出オーガ旋回位置検出センサSE6を設け、排出移送オーガ21cの上下回動位置を検出する排出オーガ上下回動位置検出センサSE7を設けている。
脱穀部5の上方にはコンデンサ(図示省略)を搭載したり、脱穀部5の左側前部には後方確認用のバックミラー(図示省略)を設けたりする構成においては、排出移送オーガ21cが下方に回動している状態で脱穀部5の上方を旋回すると、前記部材と衝突し破損させる恐れがある。
そこで、コントローラ31の排出オーガ旋回及び上下回動制御を実行するにあたり、コンデンサ回避下限規制値、バックミラー回避下限規制値を設定し、これら部材との衝突を回避しながら上下回動及び旋回するようにしている。また、このような障害となる部材がないところでは、下限規制値を設けずに最下げ位置まで回動することができる。
次に、排出移送オーガ21cの穀粒排出時の作動状態を更に具体的に説明する。
排出移送オーガ21cは図1及び図2に示す状態で収納受け具22に受けられた収納状態であり、排出移送オーガ21cが機体幅内に収まり、且つ、下方に回動した状態にある。
この収納状態から排出上げスイッチを操作し、排出移送オーガ21cの先端側を所定角度上方に回動し収納受け具22から上昇させる。次いで、排出左旋回スイッチを操作し、排出移送オーガ21cを左旋回させ、左側の脱穀部5の上方を通して左旋回させる。そして、グレンタンク4の後方部位で排出移送オーガ21cを機体の右側に突出するように旋回させた状態で、穀粒の排出作業をする。
排出移送オーガ21cがグレンタンク4の後方部位で且つ右側に突出した穀粒排出状態を排出オーガ旋回位置検出センサSE6が検出すると、排出移送オーガ21cの下方には機体の障害物がなく下方回動位置の規制がないので、排出下げスイッチを操作することにより、排出移送オーガ21cを水平状態よりも更に下方へ回動させて、穀粒の排出能力を高めることができる。
また、排出左旋回スイッチの左旋回操作により、排出移送オーガ21cが脱穀部5の上方を旋回するときには、コンデンサ(図示省略)やバックミラー(図示省略)のある位置では最低回動位置を規制し、それより低いときにはコントローラ31の指令により旋回を停止し、排出上げスイッチを操作して最低回動規制位置より上方へ回動し、その後に旋回させる。
なお、排出移送オーガ21cが旋回中に最低回動規制位置より低い位置で自動停止した場合に、コントローラ31の指令により最低回動規制位置より上方へ回動させ、衝突しないようにして旋回するようにしてもよい。
また、左側の脱穀部5の上方を排出移送オーガ21cが最下げ位置にある状態で、油圧装置の油圧リーク等で排出オーガ上下回動位置検出センサSE7の検出値が最下げ規制値より下方移動を検出した場合には、排出移送オーガ21cを旋回させないようにしている。なお、排出移送オーガ21cが最下げ規制値より下降した場合には、排出上げスイッチを操作して最下げ規制位置より上昇させると、排出移送オーガ21cを旋回させることができる。
また、排稾処理装置8で排稾を処理するにあたり、排稾を所定量ずつ結束して放出するノッタ型排稾処理装置を搭載している場合には、ノッタが排出移送オーガ21cの旋回領域に突出する状態となる。この場合には、ノッタとの衝突を回避するためにノッタ用最下げ規制位置を設定し、前記と同様な衝突回避手段を取るようにする。
1 走行車体
2 走行クローラ
3 操縦部
4 グレンタンク
5 脱穀部
7 刈取搬送部
12 モニタ表示器
12a 残存燃料表示部
12b グレンタンク穀粒貯留量表示部
12c その他作業調節状態表示部
12d その他作業調節状態表示部
31 コントローラ
SW1 キースイッチ
SW3 扱ぎ深さ調節スイッチ
SW4 ナローガイド調節スイッチ
M1 扱ぎ深さ調節モータ
M2 ナローガイド調節モータ
2 走行クローラ
3 操縦部
4 グレンタンク
5 脱穀部
7 刈取搬送部
12 モニタ表示器
12a 残存燃料表示部
12b グレンタンク穀粒貯留量表示部
12c その他作業調節状態表示部
12d その他作業調節状態表示部
31 コントローラ
SW1 キースイッチ
SW3 扱ぎ深さ調節スイッチ
SW4 ナローガイド調節スイッチ
M1 扱ぎ深さ調節モータ
M2 ナローガイド調節モータ
Claims (4)
- 操縦部(3)、刈取搬送部(7)、脱穀部(5)及びグレンタンク(4)を具備するコンバインにおいて、モニタ表示器(12)の表示画面を複数に区分して燃料タンクの残存燃料表示部(12a)、グレンタンク貯留量表示部(12b)、その他の作業調節部の作動調節状態を表示するその他作業調節状態表示部(12c,12d)を設け、該その他作業調節状態表示部(12c)にはコンバインの駆動累計時間であるアワメータとラジエータの水温を択一的に表示する構成とし、エンジン始動用のキースイッチ(SW1)によりエンジン始動回路をONしただけの状態では該その他作業調節状態表示部(12c)にアワメータの表示を優先して表示させ、次いでキースイッチ(SW1)の操作によりエンジン始動状態にすると該その他作業調節状態表示部(12c)にラジエータの水温を優先して表示させるコントローラ(31)を設けたことを特徴とするコンバインのモニタ表示装置。
- 前記その他作業調節状態表示部(12c)には複数の作業調節部の調節状態を選択的に表示させる構成とし、前記作業調節部のいずれか一つの調節スイッチを操作して調節モータにより当該作業調節部を調節している時には、その他作業調節状態表示部(12c)には調節スイッチで調節している当該作業調節部の調節状態を優先して表示させる構成としたことを特徴とする請求項1記載のコンバインのモニタ表示装置。
- 前記その他作業調節状態表示部(12c)には扱ぎ深さ調節チェンの調節状態と他の作業調節部の調節表示を選択的に表示させる構成とし、扱ぎ深さ調節スイッチ(SW3)を操作して扱ぎ深さ調節モータ(M1)により扱ぎ深さ調節チェンを調節している時には、その他作業調節状態表示部(12c)には扱ぎ深さ調節チェンの調節状態を優先して表示させる構成としたことを特徴とする請求項2記載のコンバインのモニタ表示装置。
- 前記その他作業調節状態表示部(12c)にはナローガイドの調節状態と他の作業調節部の表示を選択的に表示させる構成とし、ナローガイド調節スイッチ(SW4)を操作してナローガイド調節モータ(M2)によりナローガイドを調節している時には、その他作業調節状態表示部(12c)にナローガイドの調節状態を優先して表示させる構成としたことを特徴とする請求項2記載のコンバインのモニタ表示装置。
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