JP2011171083A - すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な手法によってすれ違いビーム用配光パターンを左右反転させる。
【解決手段】光源1と、光源1からの光を反射する楕円系反射面2aを有するリフレクタ2と、楕円系反射面2aからの反射光の一部を遮るシェード3と、投影レンズ4とを具備する車両用前照灯100のアウターレンズ100bの前側表面に取り付けられるすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10において、投影レンズ4から照射される光を左右反転させる複数のシリンドリカルレンズ部10aが、アウターレンズ100bの前側表面に沿って上下方向に延びており、かつ、車両用前照灯100の左右方向に配列されており、各シリンドリカルレンズ部10aが前側に突出している凸レンズ部10a1と後側に突出している凸レンズ部10a2とを水平断面内に有し、投影レンズ4からの光が透過する部分の前側にシリンドリカルレンズ部10aが配置される。
【選択図】図2
【解決手段】光源1と、光源1からの光を反射する楕円系反射面2aを有するリフレクタ2と、楕円系反射面2aからの反射光の一部を遮るシェード3と、投影レンズ4とを具備する車両用前照灯100のアウターレンズ100bの前側表面に取り付けられるすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10において、投影レンズ4から照射される光を左右反転させる複数のシリンドリカルレンズ部10aが、アウターレンズ100bの前側表面に沿って上下方向に延びており、かつ、車両用前照灯100の左右方向に配列されており、各シリンドリカルレンズ部10aが前側に突出している凸レンズ部10a1と後側に突出している凸レンズ部10a2とを水平断面内に有し、投影レンズ4からの光が透過する部分の前側にシリンドリカルレンズ部10aが配置される。
【選択図】図2
Description
本発明は、対向車線側の上端のカットラインが自車線側の上端のカットラインよりも低い位置に位置するすれ違いビーム用配光パターンを左右反転させるすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置に関し、特には、簡易な手法によってすれ違いビーム用配光パターンを左右反転させることができるすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置に関する。
従来から、配光パターンを左右反転させることができる車両用照明システムが知られている。この種の車両用照明システムの例としては、例えば特許文献1(特開2005−353477号公報)の段落〔0023〕、段落〔0033〕に記載されたものがある。特許文献1に記載された車両用照明システムでは、例えば車両がユーロトンネルを通って左側通行のイギリスから右側通行のフランスに移動する場合に、配光パターンが左右反転せしめられる。
ところで、特許文献1に記載された車両用照明システムでは、光軸の向きを変化させることができる複数の可動式の光源が設けられており、例えば車両がユーロトンネルを通って左側通行のイギリスから右側通行のフランスに移動する場合に、各光源の光軸の向きを変更することにより、配光パターンが左右反転せしめられる。
つまり、特許文献1に記載された車両用照明システムでは、配光パターンを左右反転させることができるものの、光学系が非常に複雑に構成されているため、車両用照明システム全体のコストが嵩んでしまう。
前記問題点に鑑み、本発明は、簡易な手法によってすれ違いビーム用配光パターンを左右反転させることができるすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明によれば、光源(1)と、光源(1)からの光を反射する楕円系反射面(2a)を有するリフレクタ(2)と、リフレクタ(2)の楕円系反射面(2a)からの反射光の一部を遮るシェード(3)と、リフレクタ(2)の楕円系反射面(2a)からの反射光によって形成される光源(1)の反射像およびシェード(3)のエッジ部分(3a1,3a2)を投影することにより、対向車線側の上端のカットライン(CL1)が自車線側の上端のカットライン(CL2)よりも低い位置に位置するすれ違いビーム用配光パターン(P)を形成する投影レンズ(4)とを具備する車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)の前側表面に取り付けられるすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)において、
投影レンズ(4)から車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも対向車線側に照射される光(LR1,LR2,LR3)を左右反転させて車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも自車線側に照射される光(LR1’,LR2’,LR3’)にすると共に、投影レンズ(4)から車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも自車線側に照射される光(LL1,LL2,LL3)を左右反転させて車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも対向車線側に照射される光(LL1’,LL2’,LL3’)にする複数のシリンドリカルレンズ部(10a)を具備し、
複数のシリンドリカルレンズ部(10a)が、車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)の前側表面に沿って上下方向に延びており、かつ、車両用前照灯(100)の左右方向に配列されており、
各シリンドリカルレンズ部(10a)が、車両用前照灯(100)の前側に突出している凸レンズ部(10a1)と、車両用前照灯(100)の後側に突出している凸レンズ部(10a2)とをシリンドリカルレンズ部(10a)の水平断面内に有し、
複数のシリンドリカルレンズ部(10a)が、車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)のうち、投影レンズ(4)からの光(LC1,LC2,LC3,LR1,LR2,LR3,LL1,LL2,LL3)が透過する部分の前側に配置されることを特徴とするすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)が提供される。
投影レンズ(4)から車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも対向車線側に照射される光(LR1,LR2,LR3)を左右反転させて車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも自車線側に照射される光(LR1’,LR2’,LR3’)にすると共に、投影レンズ(4)から車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも自車線側に照射される光(LL1,LL2,LL3)を左右反転させて車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも対向車線側に照射される光(LL1’,LL2’,LL3’)にする複数のシリンドリカルレンズ部(10a)を具備し、
複数のシリンドリカルレンズ部(10a)が、車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)の前側表面に沿って上下方向に延びており、かつ、車両用前照灯(100)の左右方向に配列されており、
各シリンドリカルレンズ部(10a)が、車両用前照灯(100)の前側に突出している凸レンズ部(10a1)と、車両用前照灯(100)の後側に突出している凸レンズ部(10a2)とをシリンドリカルレンズ部(10a)の水平断面内に有し、
複数のシリンドリカルレンズ部(10a)が、車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)のうち、投影レンズ(4)からの光(LC1,LC2,LC3,LR1,LR2,LR3,LL1,LL2,LL3)が透過する部分の前側に配置されることを特徴とするすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)が提供される。
請求項2に記載の発明によれば、光源(1)と、光源(1)からの光を反射する放物系反射面(2b)を有するリフレクタ(2)とを具備し、対向車線側の上端のカットライン(CL1)を形成するための第1反射部(2b1)と自車線側の上端のカットライン(CL2)を形成するための第2反射部(2b1)とが放物系反射面(2b)に設けられており、リフレクタ(2)の放物系反射面(2b)からの反射光により、対向車線側の上端のカットライン(CL1)が自車線側の上端のカットライン(CL2)よりも低い位置に位置するすれ違いビーム用配光パターン(P)を形成する車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)の前側表面に取り付けられるすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)において、
リフレクタ(2)の放物系反射面(2b)の第2反射部(2b2)から車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも自車線側に照射される光(LLa,LLb,LLc)を左右反転させて車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも対向車線側に照射される光(LLa’,LLb’,LLc’)にする複数のシリンドリカルレンズ部(10a)を具備し、
複数のシリンドリカルレンズ部(10a)が、車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)の前側表面に沿って上下方向に延びており、かつ、車両用前照灯(100)の左右方向に配列されており、
各シリンドリカルレンズ部(10a)が、車両用前照灯(100)の前側に突出している凸レンズ部(10a1)と、車両用前照灯(100)の後側に突出している凸レンズ部(10a2)とをシリンドリカルレンズ部(10a)の水平断面内に有し、
複数のシリンドリカルレンズ部(10a)が、車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)のうち、リフレクタ(2)の放物系反射面(2b)の第2反射部(2b2)からの光(LLa,LLb,LLc)が透過する部分の前側に配置されることを特徴とするすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)が提供される。
リフレクタ(2)の放物系反射面(2b)の第2反射部(2b2)から車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも自車線側に照射される光(LLa,LLb,LLc)を左右反転させて車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも対向車線側に照射される光(LLa’,LLb’,LLc’)にする複数のシリンドリカルレンズ部(10a)を具備し、
複数のシリンドリカルレンズ部(10a)が、車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)の前側表面に沿って上下方向に延びており、かつ、車両用前照灯(100)の左右方向に配列されており、
各シリンドリカルレンズ部(10a)が、車両用前照灯(100)の前側に突出している凸レンズ部(10a1)と、車両用前照灯(100)の後側に突出している凸レンズ部(10a2)とをシリンドリカルレンズ部(10a)の水平断面内に有し、
複数のシリンドリカルレンズ部(10a)が、車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)のうち、リフレクタ(2)の放物系反射面(2b)の第2反射部(2b2)からの光(LLa,LLb,LLc)が透過する部分の前側に配置されることを特徴とするすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)が提供される。
請求項1に記載のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)は、光源(1)と、光源(1)からの光を反射する楕円系反射面(2a)を有するリフレクタ(2)と、リフレクタ(2)の楕円系反射面(2a)からの反射光の一部を遮るシェード(3)と、リフレクタ(2)の楕円系反射面(2a)からの反射光によって形成される光源(1)の反射像およびシェード(3)のエッジ部分(3a1,3a2)を投影することにより、対向車線側の上端のカットライン(CL1)が自車線側の上端のカットライン(CL2)よりも低い位置に位置するすれ違いビーム用配光パターン(P)を形成する投影レンズ(4)とを具備する車両用前照灯(100)に適用される。
詳細には、請求項1に記載のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)は、車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)の前側表面に取り付けられる。
請求項1に記載のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)では、投影レンズ(4)から車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも対向車線側に照射される光(LR1,LR2,LR3)を左右反転させて車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも自車線側に照射される光(LR1’,LR2’,LR3’)にすると共に、投影レンズ(4)から車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも自車線側に照射される光(LL1,LL2,LL3)を左右反転させて車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも対向車線側に照射される光(LL1’,LL2’,LL3’)にする複数のシリンドリカルレンズ部(10a)が設けられている。
更に、請求項1に記載のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)では、複数のシリンドリカルレンズ部(10a)が、車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)の前側表面に沿って上下方向に延びており、かつ、車両用前照灯(100)の左右方向に配列されている。また、各シリンドリカルレンズ部(10a)が、車両用前照灯(100)の前側に突出している凸レンズ部(10a1)と、車両用前照灯(100)の後側に突出している凸レンズ部(10a2)とをシリンドリカルレンズ部(10a)の水平断面内に有する。更に、複数のシリンドリカルレンズ部(10a)が、車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)のうち、投影レンズ(4)からの光(LC1,LC2,LC3,LR1,LR2,LR3,LL1,LL2,LL3)が透過する部分の前側に配置される。
つまり、請求項1に記載のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)が車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)の前側表面に取り付けられていない時には、投影レンズ(4)から車両用前照灯(100)の光軸(100’)を含む鉛直面(V)に概略平行な光(LC1,LC2,LC3)によって、すれ違いビーム用配光パターン(P)のうち、車両用前照灯(100)の光軸(100’)を含む鉛直面(V)近傍の部分の配光パターンが形成される。
また、請求項1に記載のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)が車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)の前側表面に取り付けられていない時には、投影レンズ(4)から車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも対向車線側に照射される光(LR1,LR2,LR3)によって、すれ違いビーム用配光パターン(P)のうち、車両用前照灯(100)の光軸(100’)を含む鉛直面(V)よりも対向車線側の部分の配光パターンが形成される。すなわち、投影レンズ(4)から車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも対向車線側に照射される光(LR1,LR2,LR3)によって、すれ違いビーム用配光パターン(P)の対向車線側の上端のカットライン(CL1)が形成される。
更に、請求項1に記載のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)が車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)の前側表面に取り付けられていない時には、投影レンズ(4)から車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも自車線側に照射される光(LL1,LL2,LL3)によって、すれ違いビーム用配光パターン(P)のうち、車両用前照灯(100)の光軸(100’)を含む鉛直面(V)よりも自車線側の部分の配光パターンが形成される。すなわち、投影レンズ(4)から車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも自車線側に照射される光(LL1,LL2,LL3)によって、すれ違いビーム用配光パターン(P)の自車線側の上端のカットライン(CL2)が形成される。
一方、請求項1に記載のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)が車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)の前側表面に取り付けられると、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)のシリンドリカルレンズ部(10a)に入射する投影レンズ(4)からの光(LC1,LC2,LC3,LR1,LR2,LR3,LL1,LL2,LL3)が、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)のシリンドリカルレンズ部(10a)によって左右反転せしめられる。
詳細には、請求項1に記載のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)が車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)の前側表面に取り付けられている時には、車両用前照灯(100)の光軸(100’)を含む鉛直面(V)に概略平行な投影レンズ(4)からの光(LC1,LC2,LC3)が、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)のシリンドリカルレンズ部(10a)によって左右反転せしめられ、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)のシリンドリカルレンズ部(10a)からの光(LC1’,LC2’,LC3’)が、車両用前照灯(100)の光軸(100’)を含む鉛直面(V)に概略平行に照射される。
また、請求項1に記載のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)が車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)の前側表面に取り付けられている時には、投影レンズ(4)から車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも対向車線側に照射される光(LR1,LR2,LR3)が、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)のシリンドリカルレンズ部(10a)によって左右反転せしめられ、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)のシリンドリカルレンズ部(10a)からの光(LR1’,LR2’,LR3’)が、車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも自車線側に照射される。
更に、請求項1に記載のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)が車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)の前側表面に取り付けられている時には、投影レンズ(4)から車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも自車線側に照射される光(LL1,LL2,LL3)が、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)のシリンドリカルレンズ部(10a)によって左右反転せしめられ、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)のシリンドリカルレンズ部(10a)からの光(LL1’,LL2’,LL3’)が、車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも対向車線側に照射される。
そのため、請求項1に記載のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)が車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)の前側表面に取り付けられている時には、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)のシリンドリカルレンズ部(10a)から車両用前照灯(100)の光軸(100’)を含む鉛直面(V)に概略平行に照射される光(LC1’,LC2’,LC3’)と、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)のシリンドリカルレンズ部(10a)から車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも自車線側に照射される光(LR1’,LR2’,LR3’)と、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)のシリンドリカルレンズ部(10a)から車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも対向車線側に照射される光(LL1’,LL2’,LL3’)とによって、すれ違いビーム用配光パターン(P)を概略左右反転させた配光パターン(P’)が形成される。
詳細には、すれ違いビーム用配光パターン(P)を概略左右反転させた配光パターン(P’)では、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)のシリンドリカルレンズ部(10a)から車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも自車線側に照射される光(LR1’,LR2’,LR3’)によって形成される上端のカットライン(CL1’)が、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)のシリンドリカルレンズ部(10a)から車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも対向車線側に照射される光(LL1’,LL2’,LL3’)によって形成される上端のカットライン(CL2’)よりも低い位置に位置する。
すなわち、請求項1に記載のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)によれば、特許文献1に記載されたすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置よりも簡易な手法によってすれ違いビーム用配光パターン(P)を左右反転させることができる。
請求項2に記載のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)は、光源(1)と、光源(1)からの光を反射する放物系反射面(2b)を有するリフレクタ(2)とを具備し、対向車線側の上端のカットライン(CL1)を形成するための第1反射部(2b1)と自車線側の上端のカットライン(CL2)を形成するための第2反射部(2b1)とが放物系反射面(2b)に設けられており、リフレクタ(2)の放物系反射面(2b)からの反射光により、対向車線側の上端のカットライン(CL1)が自車線側の上端のカットライン(CL2)よりも低い位置に位置するすれ違いビーム用配光パターン(P)を形成する車両用前照灯(100)に適用される。
詳細には、請求項2に記載のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)は、車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)の前側表面に取り付けられる。
請求項2に記載のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)では、リフレクタ(2)の放物系反射面(2b)の第2反射部(2b2)から車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも自車線側に照射される光(LLa,LLb,LLc)を左右反転させて車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも対向車線側に照射される光(LLa’,LLb’,LLc’)にする複数のシリンドリカルレンズ部(10a)が設けられている。
更に、請求項2に記載のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)では、複数のシリンドリカルレンズ部(10a)が、車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)の前側表面に沿って上下方向に延びており、かつ、車両用前照灯(100)の左右方向に配列されている。また、各シリンドリカルレンズ部(10a)が、車両用前照灯(100)の前側に突出している凸レンズ部(10a1)と、車両用前照灯(100)の後側に突出している凸レンズ部(10a2)とをシリンドリカルレンズ部(10a)の水平断面内に有する。更に、複数のシリンドリカルレンズ部(10a)が、車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)のうち、リフレクタ(2)の放物系反射面(2b)の第2反射部(2b2)からの光(LLa,LLb,LLc)が透過する部分の前側に配置される。
つまり、請求項2に記載のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)が車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)の前側表面に取り付けられていない時には、リフレクタ(2)の放物系反射面(2b)の第1反射部(2b1)から照射される光によって、すれ違いビーム用配光パターン(P)のうち、対向車線側の上端のカットライン(CL1)を有し、対向車線側の上端のカットライン(CL1)と同じ高さのカットラインを自車線側にも有する配光パターン(P1)が形成される。
更に、請求項2に記載のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)が車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)の前側表面に取り付けられていない時には、リフレクタ(2)の放物系反射面(2b)の第2反射部(2b2)から車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも自車線側に照射される光(LLa,LLb,LLc)によって、すれ違いビーム用配光パターン(P)のうち、自車線側の上端のカットライン(CL2)を有する配光パターン(P2)が形成される。
そのため、請求項2に記載のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)が車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)の前側表面に取り付けられていない時には、対向車線側の上端のカットライン(CL1)を有する配光パターン(P1)と、自車線側の上端のカットライン(CL2)を有する配光パターン(P2)とによって、すれ違いビーム用配光パターン(P)が形成される。
一方、請求項2に記載のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)が車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)の前側表面に取り付けられると、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)のシリンドリカルレンズ部(10a)に入射するリフレクタ(2)の放物系反射面(2b)の第2反射部(2b2)からの光(LLa,LLb,LLc)が、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)のシリンドリカルレンズ部(10a)によって左右反転せしめられる。
詳細には、請求項2に記載のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)が車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)の前側表面に取り付けられている時には、リフレクタ(2)の放物系反射面(2b)の第2反射部(2b2)から車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも自車線側に照射される光(LLa,LLb,LLc)が、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)のシリンドリカルレンズ部(10a)によって左右反転せしめられ、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)のシリンドリカルレンズ部(10a)からの光(LLa’,LLb’,LLc’)が、車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも対向車線側に照射される。
そのため、請求項2に記載のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)が車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)の前側表面に取り付けられている時には、リフレクタ(2)の放物系反射面(2b)の第1反射部(2b1)から照射される光と、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)のシリンドリカルレンズ部(10a)から車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも対向車線側に照射される光(LLa’,LLb’,LLc’)とによって、すれ違いビーム用配光パターン(P)を概略左右反転させた配光パターン(P’)が形成される。
詳細には、すれ違いビーム用配光パターン(P)を概略左右反転させた配光パターン(P’)では、リフレクタ(2)の放物系反射面(2b)の第1反射部(2b1)から照射される光によって形成される自車線側の上端のカットライン(CL1)が、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)のシリンドリカルレンズ部(10a)から車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも対向車線側に照射される光(LLa’,LLb’,LLc’)によって形成される上端のカットライン(CL2’)よりも低い位置に位置する。
すなわち、請求項2に記載のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)によれば、特許文献1に記載されたすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置よりも簡易な手法によってすれ違いビーム用配光パターン(P)を左右反転させることができる。
以下、本発明のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置の第1の実施形態について説明する。図1は第1の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10が取り付けられた状態における車両用前照灯100の正面図である。図2は図1のA−A線に沿った概略的な水平断面図である。図3および図4は図2に示す水平断面内における光路などを示した図である。
詳細には、図3(A)は投影レンズ4の焦点F4を透過せしめられ、投影レンズ4から照射される光LC1,LC2,LC3を示した図である。図3(B)はすれ違いビーム用配光パターンP(図6(A)参照)の対向車線側の上端のカットラインCL1(図6(A)参照)を形成するためのシェード3のエッジ部分3a1の近傍の点F4’を透過せしめられ、投影レンズ4から照射される光LR1,LR2,LR3を示した図である。図3(C)はすれ違いビーム用配光パターンP(図6(A)参照)の自車線側の上端のカットラインCL2(図6(A)参照)を形成するためのシェード3のエッジ部分3a2の近傍の点F4”を透過せしめられ、投影レンズ4から照射される光LL1,LL2,LL3を示した図である。
図4(A)は図3(A)に示す光LC1,LC2,LC3が第1の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10のシリンドリカルレンズ部10aによって左右反転せしめられ、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10のシリンドリカルレンズ部10aから照射される光LC1’,LC2’,LC3’を示した図である。図4(B)は図3(B)に示す光LR1,LR2,LR3が第1の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10のシリンドリカルレンズ部10aによって左右反転せしめられ、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10のシリンドリカルレンズ部10aから照射される光LR1’,LR2’,LR3’を示した図である。図4(C)は図3(C)に示す光LL1,LL2,LL3が第1の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10のシリンドリカルレンズ部10aによって左右反転せしめられ、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10のシリンドリカルレンズ部10aから照射される光LL1’,LL2’,LL3’を示した図である。図4(D)は図2に示す第1の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10の拡大水平断面図である。
図5は第1の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10の部品図である。詳細には、図5(A)は第1の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10の正面図、図5(B)は第1の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10の右側面図、図5(C)は図5(A)のB−B線に沿った鉛直断面図である。詳細には、図5(C)は第1の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10と車両用前照灯100(図1および図2参照)のアウターレンズ100bとの関係を示した鉛直断面図である。図6は図1および図2に示す車両用前照灯100によって形成されるすれ違いビーム用配光パターンPなどを示した図である。詳細には、図6(A)は第1の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10が取り付けられていない状態における車両用前照灯100によって形成されるすれ違いビーム用配光パターンPを示した図である。図6(B)は第1の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10が取り付けられている状態における車両用前照灯100によって形成される配光パターンP’を示した図である。
図1および図2に示すように、第1の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10は、例えばバルブ光源、発光素子光源などのような光源1と、光源1からの光を反射する楕円系反射面2aを有するリフレクタ2と、リフレクタ2の楕円系反射面2aからの反射光の一部を遮るシェード3と、リフレクタ2の楕円系反射面2aからの反射光によって形成される光源1の反射像およびシェード3のエッジ部分3a1,3a2を投影することにより、対向車線側(図6(A)の右側)の上端のカットラインCL1(図6(A)参照)が自車線側(図6(A)の左側)の上端のカットラインCL2(図6(A)参照)よりも低い位置に位置するすれ違いビーム用配光パターンP(図6(A)参照)を形成する投影レンズ4とを具備する車両用前照灯100に適用される。
具体的には、第1の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10は、例えば両面テープ、面ファスナー、特開平7−296604号公報に記載されたフックなどのような任意の接合手段(図示せず)を用いることにより、車両用前照灯100(図1および図2参照)のアウターレンズ100b(図1、図2および図5(C)参照)の前側表面(図2の下側の表面、図5(C)の左側の表面)に取り付けられる。図1および図2に示す車両用前照灯100では、例えば、光源1と、リフレクタ2と、シェード3と、投影レンズ4と、レンズホルダ5とブラケット6とによってランプユニット20が構成されている。また、車両用前照灯100のハウジング100aとアウターレンズ100bとによって画定される灯室100c内に、ランプユニット20が収容されている。更に、例えばエイミングスクリュー、ボールジョイントなどの光軸調整機構100dを介してランプユニット20とハウジング100aとが接続されている。
詳細には、第1の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10では、投影レンズ4(図1および図2参照)から車両用前照灯100(図1および図2参照)の光軸100’(図2参照)よりも対向車線側(図4(B)の右側)に照射される光LR1,LR2,LR3(図4(B)参照)を左右反転させて車両用前照灯100の光軸100’よりも自車線側(図4(B)の左側)に照射される光LR1’,LR2’,LR3’(図4(B)参照)にすると共に、投影レンズ4から車両用前照灯100の光軸100’よりも自車線側(図4(C)の右側)に照射される光LL1,LL2,LL3(図4(C)参照)を左右反転させて車両用前照灯100の光軸100’よりも対向車線側(図4(C)の左側)に照射される光LL1’,LL2’,LL3’(図4(C)参照)にする複数のシリンドリカルレンズ部10a(図1、図2、図4(D)および図5参照)が設けられている。
更に、第1の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10では、複数のシリンドリカルレンズ部10a(図1、図2、図4(C)および図5参照)が、車両用前照灯100(図1および図2参照)のアウターレンズ100b(図1、図2および図5(C)参照)の前側表面(図2の下側の表面、図5(C)の左側の表面)に沿って上下方向(図1および図5(C)の上下方向)に延びており、かつ、車両用前照灯100の左右方向(図1および図2の左右方向)に配列されている。また、図4(D)に示すように、各シリンドリカルレンズ部10aが、車両用前照灯100の前側(図4(D)の下側)に突出している凸レンズ部10a1と、車両用前照灯100の後側(図4(D)の上側)に突出している凸レンズ部10a2とをシリンドリカルレンズ部10aの水平断面内に有する。
また、第1の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10では、図1に示すように、複数のシリンドリカルレンズ部10aが、車両用前照灯100のアウターレンズ100bのうち、投影レンズ4からの光LC1,LC2,LC3,LR1,LR2,LR3,LL1,LL2,LL3(図3参照)が透過する部分の前側に配置される。つまり、図3に示すように、複数のシリンドリカルレンズ部10aが、投影レンズ4からの光LC1,LC2,LC3,LR1,LR2,LR3,LL1,LL2,LL3(図3参照)の光路上に配置される。第1の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10(図1、図2、図4(D)および図5参照)と車両用前照灯100(図1および図2参照)のアウターレンズ100b(図1、図2および図5(C)参照)の前側表面(図2の下側の表面、図5(C)の左側の表面)とを接合する接合手段として例えば両面テープが用いられる場合には、第1の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10の素通し部10b(図1、図2、図4(D)および図5参照)と車両用前照灯100のアウターレンズ100bの前側表面とが両面テープによって接合される。
図1および図2に示す車両用前照灯100では、光源1(図2参照)のうち、リフレクタ2(図2参照)の楕円系反射面2a(図2参照)の第1焦点からの光が、リフレクタ2の楕円系反射面2aの第2焦点(投影レンズ4の焦点F4上またはその近傍)に集光せしめられ、車両用前照灯100の光軸100’(図2参照)を含む鉛直面V(図6参照)に概略平行な光LC1,LC2,LC3(図3(A)参照)となって投影レンズ4から車両用前照灯100の照射方向(図3(A)の下向き)に照射される。
つまり、図1および図2に示す車両用前照灯100では、第1の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10が車両用前照灯100のアウターレンズ100bの前側表面に取り付けられていない時に、投影レンズ4から車両用前照灯100の光軸100’(図2参照)を含む鉛直面V(図6(A)参照)に概略平行な光LC1,LC2,LC3(図3(A)参照)によって、すれ違いビーム用配光パターンP(図6(A)参照)のうち、車両用前照灯100の光軸100’を含む鉛直面V(図6(A)参照)の近傍部分の配光パターンが形成される。
また、図1および図2に示す車両用前照灯100では、光源1(図2参照)のうち、リフレクタ2(図2参照)の楕円系反射面2a(図2参照)の第1焦点の近傍部分からの光の一部が、シェード3(図2および図3(B)参照)のエッジ部分3a1(図2および図3(B)参照)の近傍の点F4’(図2および図3(B)参照)を透過せしめられ、車両用前照灯100の光軸100’(図2参照)よりも対向車線側(図3(B)の左側)に照射される光LR1,LR2,LR3(図3(B)参照)となって投影レンズ4から車両用前照灯100の照射方向(図3(B)の左下向き)に照射される。
つまり、図1および図2に示す車両用前照灯100では、第1の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10が車両用前照灯100のアウターレンズ100bの前側表面に取り付けられていない時に、投影レンズ4から車両用前照灯100の光軸100’(図2参照)よりも対向車線側(図3(B)の左側)に照射される光LR1,LR2,LR3(図3(B)参照)によって、すれ違いビーム用配光パターンP(図6(A)参照)のうち、車両用前照灯100の光軸100’を含む鉛直面V(図6(A)参照)よりも対向車線側(図6(A)の右側)の部分の配光パターンが形成される。すなわち、投影レンズ4から車両用前照灯100の光軸100’よりも対向車線側に照射される光LR1,LR2,LR3によって、すれ違いビーム用配光パターンP(図6(A)参照)の対向車線側(図6(A)の右側)の上端のカットラインCL1(図6(A)参照)が形成される。
更に、図1および図2に示す車両用前照灯100では、光源1(図2参照)のうち、リフレクタ2(図2参照)の楕円系反射面2a(図2参照)の第1焦点の近傍部分からの光の一部が、シェード3(図2および図3(C)参照)のエッジ部分3a2(図2および図3(C)参照)の近傍の点F4”(図2および図3(C)参照)を透過せしめられ、車両用前照灯100の光軸100’(図2参照)よりも自車線側(図3(C)の右側)に照射される光LL1,LL2,LL3(図3(C)参照)となって投影レンズ4から車両用前照灯100の照射方向(図3(C)の右下向き)に照射される。
つまり、図1および図2に示す車両用前照灯100では、第1の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10が車両用前照灯100のアウターレンズ100bの前側表面に取り付けられていない時に、投影レンズ4から車両用前照灯100の光軸100’(図2参照)よりも自車線側(図3(C)の右側)に照射される光LL1,LL2,LL3(図3(C)参照)によって、すれ違いビーム用配光パターンP(図6(A)参照)のうち、車両用前照灯100の光軸100’を含む鉛直面V(図6(A)参照)よりも自車線側(図6(A)の左側)の部分の配光パターンが形成される。すなわち、投影レンズ4から車両用前照灯100の光軸100’よりも自車線側に照射される光LL1,LL2,LL3によって、すれ違いビーム用配光パターンP(図6(A)参照)の自車線側(図6(A)の左側)の上端のカットラインCL2(図6(A)参照)が形成される。
一方、図1および図2に示す車両用前照灯100では、第1の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10が車両用前照灯100のアウターレンズ100bの前側表面に取り付けられている時に、図4(A)、図4(B)および図4(C)に示すように、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10のシリンドリカルレンズ部10aに入射する投影レンズ4からの光LC1,LC2,LC3,LR1,LR2,LR3,LL1,LL2,LL3が、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10のシリンドリカルレンズ部10aによって左右反転せしめられる。
詳細には、図1および図2に示す車両用前照灯100では、第1の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10が車両用前照灯100のアウターレンズ100bの前側表面に取り付けられている時に、図4(A)に示すように、車両用前照灯100の光軸100’(図2参照)を含む鉛直面V(図6参照)に概略平行な投影レンズ4からの光LC1,LC2,LC3が、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10のシリンドリカルレンズ部10aによって左右反転せしめられ、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10のシリンドリカルレンズ部10aからの光LC1’,LC2’,LC3’が、車両用前照灯100の光軸100’(図2参照)を含む鉛直面V(図6参照)に概略平行に照射される。
また、図1および図2に示す車両用前照灯100では、第1の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10が車両用前照灯100のアウターレンズ100bの前側表面に取り付けられている時に、図4(B)に示すように、投影レンズ4から車両用前照灯100の光軸100’(図2参照)よりも対向車線側(図4(B)の左側)に照射される光LR1,LR2,LR3が、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10のシリンドリカルレンズ部10aによって左右反転せしめられ、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10のシリンドリカルレンズ部10aからの光LR1’,LR2’,LR3’が、車両用前照灯100の光軸100’(図2参照)よりも自車線側(図4(B)の右側)に照射される。
更に、図1および図2に示す車両用前照灯100では、第1の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10が車両用前照灯100のアウターレンズ100bの前側表面に取り付けられている時に、図4(C)に示すように、投影レンズ4から車両用前照灯100の光軸100’(図2参照)よりも自車線側(図4(C)の右側)に照射される光LL1,LL2,LL3が、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10のシリンドリカルレンズ部10aによって左右反転せしめられ、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10のシリンドリカルレンズ部10aからの光LL1’,LL2’,LL3’が、車両用前照灯100の光軸100’(図2参照)よりも対向車線側(図4(C)の左側)に照射される。
そのため、図1および図2に示す車両用前照灯100では、第1の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10が車両用前照灯100のアウターレンズ100bの前側表面に取り付けられている時に、図4に示すように、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10のシリンドリカルレンズ部10aから車両用前照灯100の光軸100’(図2参照)を含む鉛直面V(図6参照)に概略平行に照射される光LC1’,LC2’,LC3’(図4(A)参照)と、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10のシリンドリカルレンズ部10aから車両用前照灯100の光軸100’(図2参照)よりも自車線側(図4(B)の右側)に照射される光LR1’,LR2’,LR3’(図4(B)参照)と、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10のシリンドリカルレンズ部10aから車両用前照灯100の光軸100’(図2参照)よりも対向車線側(図4(C)の左側)に照射される光LL1’,LL2’,LL3’(図4(C)参照)とによって、すれ違いビーム用配光パターンP(図6(A)参照)を概略左右反転させた配光パターンP’(図6(B)参照)が形成される。
詳細には、すれ違いビーム用配光パターンP(図6(A)参照)を概略左右反転させた配光パターンP’(図6(B)参照)では、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10(図1、図2、図4(D)および図5参照)のシリンドリカルレンズ部10a(図1、図2、図4(D)および図5参照)から車両用前照灯100(図1および図2参照)の光軸100’(図2参照)よりも自車線側(図4(B)の右側)に照射される光LR1’,LR2’,LR3’(図4(B)参照)によって形成される上端のカットラインCL1’(図6(B)参照)が、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10のシリンドリカルレンズ部10aから車両用前照灯100の光軸100’よりも対向車線側(図4(C)の左側)に照射される光LL1’,LL2’,LL3’(図4(C)参照)によって形成される上端のカットラインCL2’(図6(B)参照)よりも低い位置に位置する。
すなわち、第1の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10によれば、特許文献1に記載されたすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置よりも簡易な手法によってすれ違いビーム用配光パターンP(図6(A)参照)を左右反転させることができる。
詳細には、本発明者の鋭意研究において、第1の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10の複数のシリンドリカルレンズ部10a(図4(D)参照)のピッチPT(図4(D)参照)を0.6mmに設定し、図4(D)に示す第1の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10の水平断面内におけるシリンドリカルレンズ部10aの凸レンズ部10a1の半径Rおよび凸レンズ部10a2の半径Rを0.578mmに設定し、凸レンズ部10a1の半径Rの中心点と凸レンズ部10a2の半径Rの中心点との間隔Dを2.1724mmに設定し、屈折率が1.4915の透光性材料によってすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10を形成することにより、すれ違いビーム用配光パターンP(図6(A)参照)を概略左右反転させることができた。
以下、本発明のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置の第2の実施形態について説明する。図7は第2の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10が取り付けられた状態における車両用前照灯100の正面図である。図8は図7のC−C線に沿った概略的な水平断面図である。図9および図10は図8に示す水平断面内における光路などを示した図である。
詳細には、図9はリフレクタ2の放物系反射面2bの第2反射部2b2から照射される光LLa,LLb,LLcを示した図である。図10(A)は図9に示す光LLa,LLb,LLcが第2の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10のシリンドリカルレンズ部10aによって左右反転せしめられ、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10のシリンドリカルレンズ部10aから照射される光LLa’,LLb’,LLc’を示した図である。図10(B)は図8に示す第2の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10の拡大水平断面図である。
図11は第2の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10の部品図である。詳細には、図11(A)は第2の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10の正面図、図11(B)は第2の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10の右側面図、図11(C)は図11(A)のD−D線に沿った鉛直断面図である。詳細には、図11(C)は第2の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10と車両用前照灯100(図7および図8参照)のアウターレンズ100bとの関係を示した鉛直断面図である。図12は図7および図8に示す車両用前照灯100によって形成されるすれ違いビーム用配光パターンPなどを示した図である。
詳細には、図12(A)は図7および図8に示す車両用前照灯100のリフレクタ2の放物系反射面2bの第1反射部2b1から照射される光によって形成される配光パターンP1を示した図である。図12(B)は第2の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10が取り付けられていない時に図7および図8に示す車両用前照灯100のリフレクタ2の放物系反射面2bの第2反射部2b2から照射される光LLa,LLb,LLc(図9参照)によって形成される配光パターンP2を示した図である。図12(C)は図12(A)に示す配光パターンP1と図12(B)に示す配光パターンP2とによって形成される配光パターンPを示した図である。
図12(D)は第2の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10が取り付けられている時に図7および図8に示す車両用前照灯100のリフレクタ2の放物系反射面2bの第2反射部2b2からの光LLa,LLb,LLc(図10参照)が第2の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10のシリンドリカルレンズ部10aによって左右反転せしめられ、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10のシリンドリカルレンズ部10aからの光LLa’,LLb’,LLc’(図10参照)によって形成される配光パターンP2’を示した図である。図12(E)は図12(A)に示す配光パターンP1と図12(D)に示す配光パターンP2’とによって形成される配光パターンP’を示した図である。
図7および図8に示すように、第2の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10は、例えばバルブ光源、発光素子光源などのような光源1と、光源1からの光を反射する放物系反射面2bを有するリフレクタ2とを具備し、対向車線側(図12(C)の右側)の上端のカットラインCL1(図12(C)参照)を形成するための第1反射部2b1と自車線側(図12(C)の左側)の上端のカットラインCL2(図12(C)参照)を形成するための第2反射部2b1とが放物系反射面2bに設けられており、リフレクタ2の放物系反射面2bからの反射光により、対向車線側(図12(C)の右側)の上端のカットラインCL1(図12(C)参照)が自車線側(図12(C)の左側)の上端のカットラインCL2(図12(C)参照)よりも低い位置に位置するすれ違いビーム用配光パターンP(図12(C)参照)を形成する車両用前照灯100に適用される。
具体的には、第2の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10は、例えば両面テープなどのような任意の接合手段(図示せず)を用いることにより、車両用前照灯100(図7および図8参照)のアウターレンズ100b(図7、図8および図11(C)参照)の前側表面(図8の下側の表面、図11(C)の左側の表面)に取り付けられる。図7および図8に示す車両用前照灯100では、例えば、光源1とリフレクタ2とによってランプユニット20が構成されている。また、車両用前照灯100のハウジング100aとアウターレンズ100bとによって画定される灯室100c内に、ランプユニット20が収容されている。更に、例えばエイミングスクリュー、ボールジョイントなどの光軸調整機構100dを介してランプユニット20とハウジング100aとが接続されている。
詳細には、第2の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10では、リフレクタ2(図7および図8参照)の放物系反射面2b(図7および図8参照)の第2反射部2b2(図7および図8参照)から車両用前照灯100の光軸100’(図8参照)よりも自車線側(図10(A)の右側)に照射される光LLa,LLb,LLc(図10(A)参照)を左右反転させて車両用前照灯100の光軸100’よりも対向車線側(図10(A)の左側)に照射される光LLa’,LLb’,LLc’(図10(A)参照)にする複数のシリンドリカルレンズ部10a(図7、図8、図10(B)および図11参照)が設けられている。
更に、第2の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10では、複数のシリンドリカルレンズ部10a(図7、図8、図10(B)および図11参照)が、車両用前照灯100(図7および図8参照)のアウターレンズ100b(図7、図8および図11(C)参照)の前側表面(図8の下側の表面、図11(C)の左側の表面)に沿って上下方向(図7および図11(C)の上下方向)に延びており、かつ、車両用前照灯100の左右方向(図7および図8の左右方向)に配列されている。また、図10(B)に示すように、各シリンドリカルレンズ部10aが、車両用前照灯100の前側(図10(B)の下側)に突出している凸レンズ部10a1と、車両用前照灯100の後側(図10(B)の上側)に突出している凸レンズ部10a2とをシリンドリカルレンズ部10aの水平断面内に有する。
また、第2の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10では、図7に示すように、複数のシリンドリカルレンズ部10aが、車両用前照灯100のアウターレンズ100bのうち、リフレクタ2の放物系反射面2bの第2反射部2b2からの光LLa,LLb,LLc(図9参照)が透過する部分の前側に配置される。つまり、図9に示すように、複数のシリンドリカルレンズ部10aが、リフレクタ2の放物系反射面2bの第2反射部2b2からの光LLa,LLb,LLc(図9参照)の光路上に配置される。第2の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10(図7、図8、図10(B)および図11参照)と車両用前照灯100(図7および図8参照)のアウターレンズ100b(図7、図8および図11(C)参照)の前側表面(図8の下側の表面、図11(C)の左側の表面)とを接合する接合手段として例えば両面テープが用いられる場合には、第2の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10の素通し部10b(図7、図8、図10(B)および図11参照)と車両用前照灯100のアウターレンズ100bの前側表面とが両面テープによって接合される。
図7および図8に示す車両用前照灯100では、第2の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10が車両用前照灯100のアウターレンズ100bの前側表面に取り付けられていない時に、リフレクタ2の放物系反射面2bの第1反射部2b1から照射される光によって、すれ違いビーム用配光パターンP(図12(C)参照)のうち、対向車線側(図12(A)の右側)の上端のカットラインCL1(図12(A)参照)を有し、対向車線側(図12(A)の右側)の上端のカットラインCL1(図12(A)参照)と同じ高さのカットラインを自車線側(図12(A)の左側)にも有する配光パターンP1(図12(A)参照)が形成される。
更に、図7および図8に示す車両用前照灯100では、第2の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10が車両用前照灯100のアウターレンズ100bの前側表面に取り付けられていない時に、リフレクタ2の放物系反射面2bの第2反射部2b2から車両用前照灯100の光軸100’(図8参照)よりも自車線側(図9の右側)に照射される光LLa,LLb,LLc(図9参照)によって、すれ違いビーム用配光パターンP(図12(C)参照)のうち、自車線側(図12(B)および図12(C)の左側)の上端のカットラインCL2(図12(B)および図12(C)参照)を有する配光パターンP2(図12(B)参照)が形成される。
そのため、図7および図8に示す車両用前照灯100では、第2の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10が車両用前照灯100のアウターレンズ100bの前側表面に取り付けられていない時に、対向車線側(図12(A)および図12(C)の右側)の上端のカットラインCL1(図12(A)および図12(C)参照)を有する配光パターンP1(図12(A)参照)と、自車線側(図12(B)および図12(C)の左側)の上端のカットラインCL2(図12(B)および図12(C)参照)を有する配光パターンP2(図12(B)参照)とによって、すれ違いビーム用配光パターンP(図12(C)参照)が形成される。
一方、図7および図8に示す車両用前照灯100では、第2の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10が車両用前照灯100のアウターレンズ100bの前側表面に取り付けられている時に、図10(A)に示すように、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10のシリンドリカルレンズ部10aに入射するリフレクタ2の放物系反射面2bの第2反射部2b2からの光LLa,LLb,LLcが、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10のシリンドリカルレンズ部10aによって左右反転せしめられる。
詳細には、図7および図8に示す車両用前照灯100では、第2の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10が車両用前照灯100のアウターレンズ100bの前側表面に取り付けられている時に、図10(A)に示すように、リフレクタ2の放物系反射面2bの第2反射部2b2から車両用前照灯100の光軸100’よりも自車線側(図10(A)の右側)に照射される光LLa,LLb,LLcが、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10のシリンドリカルレンズ部10aによって左右反転せしめられ、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10のシリンドリカルレンズ部10aからの光LLa’,LLb’,LLc’が、車両用前照灯100の光軸100’よりも対向車線側(図10(A)の左側)に照射される。
そのため、図7および図8に示す車両用前照灯100では、第2の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10が車両用前照灯100のアウターレンズ100bの前側表面に取り付けられている時に、リフレクタ2の放物系反射面2bの第1反射部2b1から照射される光によって、図12(A)に示す配光パターンP1が形成され、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10のシリンドリカルレンズ部10aから車両用前照灯100の光軸100’よりも対向車線側(図10(A)の左側)に照射される光LLa’,LLb’,LLc’によって、図12(D)に示す配光パターンP2’が形成される。更に、図12(A)に示す配光パターンP1と、図12(D)に示す配光パターンP2’とによって、すれ違いビーム用配光パターンP(図12(C)参照)を概略左右反転させた配光パターンP’(図12(E)参照)が形成される。
詳細には、すれ違いビーム用配光パターンP(図12(C)参照)を概略左右反転させた配光パターンP’(図12(E)参照)では、リフレクタ2(図7および図8参照)の放物系反射面2b(図7および図8参照)の第1反射部2b1(図7および図8参照)から照射される光によって形成される自車線側(図12(E)の左側)の上端のカットラインCL1(図12(E)参照)が、すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10(図7および図8参照)のシリンドリカルレンズ部10a(図7および図8参照)から車両用前照灯100(図7および図8参照)の光軸100’(図10(A)参照)よりも対向車線側(図10(A)の左側)に照射される光LLa’,LLb’,LLc’(図10(A)参照)によって形成される上端のカットラインCL2’(図12(E)参照)よりも低い位置に位置する。
すなわち、第2の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10によれば、特許文献1に記載されたすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置よりも簡易な手法によってすれ違いビーム用配光パターンP(図12(C)参照)を左右反転させることができる。
詳細には、本発明者の鋭意研究において、第2の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10の複数のシリンドリカルレンズ部10a(図10(B)参照)のピッチPT(図10(B)参照)を0.6mmに設定し、図10(B)に示す第2の実施形態のすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10の水平断面内におけるシリンドリカルレンズ部10aの凸レンズ部10a1の半径Rおよび凸レンズ部10a2の半径Rを0.578mmに設定し、凸レンズ部10a1の半径Rの中心点と凸レンズ部10a2の半径Rの中心点との間隔Dを2.1724mmに設定し、屈折率が1.4915の透光性材料によってすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置10を形成することにより、すれ違いビーム用配光パターンP(図12(C)参照)を概略左右反転させることができた。
1 光源
2 リフレクタ
2a 楕円系反射面
3 シェード
3a1,3a2 エッジ部分
4 投影レンズ
10 すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置
10a シリンドリカルレンズ部
10a1 凸レンズ部
10a2 凸レンズ部
100 車両用前照灯
100’ 光軸
100b アウターレンズ
2 リフレクタ
2a 楕円系反射面
3 シェード
3a1,3a2 エッジ部分
4 投影レンズ
10 すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置
10a シリンドリカルレンズ部
10a1 凸レンズ部
10a2 凸レンズ部
100 車両用前照灯
100’ 光軸
100b アウターレンズ
Claims (2)
- 光源(1)と、光源(1)からの光を反射する楕円系反射面(2a)を有するリフレクタ(2)と、リフレクタ(2)の楕円系反射面(2a)からの反射光の一部を遮るシェード(3)と、リフレクタ(2)の楕円系反射面(2a)からの反射光によって形成される光源(1)の反射像およびシェード(3)のエッジ部分(3a1,3a2)を投影することにより、対向車線側の上端のカットライン(CL1)が自車線側の上端のカットライン(CL2)よりも低い位置に位置するすれ違いビーム用配光パターン(P)を形成する投影レンズ(4)とを具備する車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)の前側表面に取り付けられるすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)において、
投影レンズ(4)から車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも対向車線側に照射される光(LR1,LR2,LR3)を左右反転させて車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも自車線側に照射される光(LR1’,LR2’,LR3’)にすると共に、投影レンズ(4)から車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも自車線側に照射される光(LL1,LL2,LL3)を左右反転させて車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも対向車線側に照射される光(LL1’,LL2’,LL3’)にする複数のシリンドリカルレンズ部(10a)を具備し、
複数のシリンドリカルレンズ部(10a)が、車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)の前側表面に沿って上下方向に延びており、かつ、車両用前照灯(100)の左右方向に配列されており、
各シリンドリカルレンズ部(10a)が、車両用前照灯(100)の前側に突出している凸レンズ部(10a1)と、車両用前照灯(100)の後側に突出している凸レンズ部(10a2)とをシリンドリカルレンズ部(10a)の水平断面内に有し、
複数のシリンドリカルレンズ部(10a)が、車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)のうち、投影レンズ(4)からの光(LC1,LC2,LC3,LR1,LR2,LR3,LL1,LL2,LL3)が透過する部分の前側に配置されることを特徴とするすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)。 - 光源(1)と、光源(1)からの光を反射する放物系反射面(2b)を有するリフレクタ(2)とを具備し、対向車線側の上端のカットライン(CL1)を形成するための第1反射部(2b1)と自車線側の上端のカットライン(CL2)を形成するための第2反射部(2b1)とが放物系反射面(2b)に設けられており、リフレクタ(2)の放物系反射面(2b)からの反射光により、対向車線側の上端のカットライン(CL1)が自車線側の上端のカットライン(CL2)よりも低い位置に位置するすれ違いビーム用配光パターン(P)を形成する車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)の前側表面に取り付けられるすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)において、
リフレクタ(2)の放物系反射面(2b)の第2反射部(2b2)から車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも自車線側に照射される光(LLa,LLb,LLc)を左右反転させて車両用前照灯(100)の光軸(100’)よりも対向車線側に照射される光(LLa’,LLb’,LLc’)にする複数のシリンドリカルレンズ部(10a)を具備し、
複数のシリンドリカルレンズ部(10a)が、車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)の前側表面に沿って上下方向に延びており、かつ、車両用前照灯(100)の左右方向に配列されており、
各シリンドリカルレンズ部(10a)が、車両用前照灯(100)の前側に突出している凸レンズ部(10a1)と、車両用前照灯(100)の後側に突出している凸レンズ部(10a2)とをシリンドリカルレンズ部(10a)の水平断面内に有し、
複数のシリンドリカルレンズ部(10a)が、車両用前照灯(100)のアウターレンズ(100b)のうち、リフレクタ(2)の放物系反射面(2b)の第2反射部(2b2)からの光(LLa,LLb,LLc)が透過する部分の前側に配置されることを特徴とするすれ違いビーム用配光パターン左右反転装置(10)。
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JP2010032993A JP2011171083A (ja) | 2010-02-17 | 2010-02-17 | すれ違いビーム用配光パターン左右反転装置 |
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-
2010
- 2010-02-17 JP JP2010032993A patent/JP2011171083A/ja active Pending
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