JP2011117761A - プローブカードおよびプローブカードの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】プローブユニットを基板に搭載する際に、プローブユニットを簡単にリペア可能で、高精度のプローブカードおよびプローブカードの製造方法を提供する。
【解決手段】プローブ基板上に複数のプローブが形成されたプローブユニットを1個の基板に複数個搭載したプローブカードの製造方法であって、複数のプローブと、複数のポストが同じ高さに形成された第1のプローブ基板と、アライメントマークが片面に形成された第2のプローブ基板とを接着剤を用いて貼り合わせてプローブユニットを作成する工程と、前記ポストを平板に固定して、1個のプローブユニットを平板に仮固定した状態で、前記アライメントマークを用いて前記基板に対して前記プローブユニットの位置決めを行う工程と、位置決めされた前記プローブユニットの前記第2のプローブ基板を前記基板に固定する工程と、前記平板を前記プローブユニットから取り外し、前記ポストを前記プローブユニットから除去する工程を含む。
【選択図】図1
【解決手段】プローブ基板上に複数のプローブが形成されたプローブユニットを1個の基板に複数個搭載したプローブカードの製造方法であって、複数のプローブと、複数のポストが同じ高さに形成された第1のプローブ基板と、アライメントマークが片面に形成された第2のプローブ基板とを接着剤を用いて貼り合わせてプローブユニットを作成する工程と、前記ポストを平板に固定して、1個のプローブユニットを平板に仮固定した状態で、前記アライメントマークを用いて前記基板に対して前記プローブユニットの位置決めを行う工程と、位置決めされた前記プローブユニットの前記第2のプローブ基板を前記基板に固定する工程と、前記平板を前記プローブユニットから取り外し、前記ポストを前記プローブユニットから除去する工程を含む。
【選択図】図1
Description
本発明は、プローブカードおよびプローブカードの製造方法に関するものである。
複数のプローブが基板に設けられたプローブユニットを、ST基板(スペーストランフォーマ基板)とガイド板から構成される中継配線基板に搭載し、前記中継配線基板を介してプローブユニットが配線基板(メイン基板)と接続されたプローブカードがある。前記プローブは、半導体ウエハに近い熱膨張特性を有するセラミックなどからなるプローブ基板上に、導電体を多数積層することによって形成されている。
複数のプローブユニットを中継配線基板に搭載する際には、中継配線基板のST基板上の所定の位置に各プローブユニットを配置し、樹脂等の接着剤を用いて前記プローブ基板を前記ST基板に固定している。この時、プローブユニットのST基板に対する位置決め精度によって、プローブ先端の位置決め精度が決定されるので、プローブユニットを正確に位置決めを行わなければならない。
前記プローブユニットを中継配線基板のST基板上に位置決めする際に、平面方向(X、Y方向)の位置決めは、各プローブユニットを高精度搭載機を用いて配置することで、所定の精度を確保することができる。特に、プローブ基板上にMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いてプローブを形成すると、プローブ先端の平面方向(X、Y方向)の位置精度を確保することができる。
プローブユニットを位置決めする際、プローブユニットの表面にはプローブが配置されているので直接プローブユニットの表面を吸着することができない。そのために、プローブユニットの表面に設けたポストを用いてガラス基板などの平板に搭載し、ガラス基板に設けたアライメントマークを利用して位置決めを行い基板に搭載しているが、この場合、ガラス基板にプローブユニットを取り付ける時の位置ずれと、プローブユニットを基板に取り付ける時の位置ずれが加算され、より位置ずれが大きくなるという問題があった。
そして、位置決めを行ってプローブユニットを固定した後に、プローブユニットの位置を再測定すると、場合によってはプローブユニットをリペアしなければならない時があり、この時に、固定されたプローブユニットを一度前記ST基板より剥がさなければならないが、従来のように樹脂やフィルム接着剤を用いて固定していると接着強度が強くて剥がしにくく、周囲のプローブユニットにも影響を与えるという問題があった。
そこで、本発明は従来の問題点を解決するために、プローブユニットを基板に搭載する際に、プローブユニットの位置合わせが行いやすいプローブカードおよびプローブカードの製造方法を提供する。また、プローブユニットを簡単にリペア可能なプローブカードおよびプローブカードの製造方法も提供する。
本発明のカードの製造方法は、プローブ基板上に複数のプローブが形成されたプローブユニットを1個の基板に複数個搭載したプローブカードの製造方法であって、複数のプローブと、複数のポストが同じ高さに形成された第1のプローブ基板と、アライメントマークが片面に形成された第2のプローブ基板とを接着剤を用いて貼り合わせてプローブユニットを作成する工程と、前記ポストを平板に固定して、1個のプローブユニットを平板に仮固定した状態で、前記アライメントマークを用いて前記基板に対して前記プローブユニットの位置決めを行う工程と、位置決めされた前記プローブユニットの前記第2のプローブ基板を前記基板に固定する工程と、前記平板を前記プローブユニットから取り外し、前記ポストを前記プローブユニットから除去する工程を含むことを特徴とする。
また、前記第2のプローブ基板のアライメントマークが設けられた面にはんだめっきパターンを形成し、前記はんだめっきパターンを用いて前記プローブユニットを前記基板に固定することも可能である。
そして、リペアを容易にするために、前記第1のプローブ基板と前記第2のプローブ基板との接合強度よりも、前記第2のプローブ基板と前記基板との接合強度の方を小さくすることが好ましい。
さらに、プローブカードの精度を高めるために、1枚の半導体基板に複数の前記第1のプローブ基板を割り付けし、割り付けされたそれぞれの部分に複数のプローブと複数のポストを形成し、異なる1枚の半導体基板に複数の前記第2のプローブ基板を割り付けし、割り付けされたそれぞれの部分にアライメントマークを形成し、前記第1のプローブ基板が割り付けされた半導体基板と、前記第2のプローブ基板が割り付けされた半導体基板を互いに貼り合わせた後で、各プローブユニットに分割することもできる。
本発明のプローブカードは、プローブ基板に複数のプローブが配置されたプローブユニットと、前記プローブユニットが固定される基板と、前記基板に接続され、外部信号が入力されるメイン基板とを備えるプローブカードであって、前記プローブ基板が、第1のプローブ基板と第2のプローブ基板が貼り合わされた2層構造であり、前記第1のプローブ基板の片面にプローブが形成され、前記第2のプローブ基板の片面にはアライメントマークが形成されていることで、前記プローブ基板は、プローブが形成された面とアライメントマークが形成された面を有し、前記アライメントマークが設けられた面が前記基板に固定されていることを特徴とする。
また、前記第2のプローブ基板のアライメントマークが設けられた面にはんだめっきパターンが形成され、前記はんだめっきパターンを用いて前記プローブユニットを前記基板に固定することも可能である。
本発明のカードの製造方法は、プローブ基板上に複数のプローブが形成されたプローブユニットを1個の基板に複数個搭載したプローブカードの製造方法であって、複数のプローブと、複数のポストが同じ高さに形成された第1のプローブ基板と、アライメントマークが片面に形成された第2のプローブ基板とを接着剤を用いて貼り合わせてプローブユニットを作成する工程と、前記ポストを平板に固定して、1個のプローブユニットを平板に仮固定した状態で、前記アライメントマークを用いて前記基板に対して前記プローブユニットの位置決めを行う工程と、位置決めされた前記プローブユニットの前記第2のプローブ基板を前記基板に固定する工程と、前記平板を前記プローブユニットから取り外し、前記ポストを前記プローブユニットから除去する工程を含むことにより、プローブの位置ずれが少なく、精度の高いプローブカードを製造することが可能となる。
また、前記第2のプローブ基板のアライメントマークが設けられた面にはんだめっきパターンを形成し、前記はんだめっきパターンを用いて前記プローブユニットを前記基板に固定し、また、前記第1のプローブ基板と前記第2のプローブ基板との接合強度よりも、前記第2のプローブ基板と前記基板との接合強度の方を小さくすることにより、リペアの際に周囲のプローブユニットに影響を与えることなく、プローブユニットを容易に取り外すことが可能となる。
さらに、1枚の半導体基板に複数の前記第1のプローブ基板を割り付けし、割り付けされたそれぞれの部分に複数のプローブと複数のポストを形成し、異なる1枚の半導体基板に複数の前記第2のプローブ基板を割り付けし、割り付けされたそれぞれの部分にアライメントマークを形成し、前記第1のプローブ基板が割り付けされた半導体基板と、前記第2のプローブ基板が割り付けされた半導体基板を互いに貼り合わせた後で、各プローブユニットに分割することにより、プローブユニット作成時の位置ずれを防止し、プローブカードの精度を高めることが可能となる。
本発明のプローブカードは、プローブ基板に複数のプローブが配置されたプローブユニットと、前記プローブユニットが固定される基板と、前記基板に接続され、外部信号が入力されるメイン基板とを備えるプローブカードであって、前記プローブ基板が、第1のプローブ基板と第2のプローブ基板が貼り合わされた2層構造であり、前記第1のプローブ基板の片面にプローブが形成され、前記第2のプローブ基板の片面にはアライメントマークが形成されていることで、前記プローブ基板は、プローブが形成された面とアライメントマークが形成された面を有し、前記アライメントマークが設けられた面が前記基板に固定されていることにより、プローブの位置ずれが少なく、精度の高いプローブカードが実現可能となる
また、前記第2のプローブ基板のアライメントマークが設けられた面にはんだめっきパターンが形成され、前記はんだめっきパターンを用いて前記プローブユニットが前記基板に固定されていることにより、容易にリペア可能なプローブカードが可能となる。
以下に図を用いて本発明のプローブカード1およびプローブカード1の製造方法について詳しく説明する。まず初めにプローブカード1について詳しく説明する。
図1に示すように、本発明のプローブカード1は、プローブ基板3に複数のプローブ2を配置したプローブユニット10、前記プローブユニット10が搭載されるST基板20とガイド板21から構成される中継配線基板9、前記中継配線基板9がガイドによって所定の間隔で配置されスプリングピン等を用いて電気的に接続されたメイン基板6、および、メイン基板6に固定されメイン基板6を補強する補強板25から構成される。前記メイン基板6には、テスタのポゴピンと接触して接続される外部端子26と内部配線27が設けられている。
前記プローブユニット10のプローブ基板3は、前記プローブ2が片面に形成された第1のプローブ基板30と、アライメントマーク8が片面に形成された第2のプローブ基板31が貼り合わせされて構成された2層構造となっている。前記第1のプローブ基板30と前記第2のプローブ基板31は、それぞれ何も形成されていない面にフィルム接着剤等の接着剤32を用いて貼り合わされている。
前記第2のプローブ基板31に設けられたアライメントマーク8は、プローブユニット10をST基板20に固定する際の位置決めに使用するものであり、形状としては、大きな十文字を1つ設けたもの、あるいは小さな十文字を4つ設けたものなどが用いられる。
前記第1のプローブ基板30と前記第2のプローブ基板31は、図6,7に示すようにそれぞれ半導体材料からなる1枚の基板12,13にプローブ2またはアライメントマーク8を形成した後で、所定の大きさに切り出したものであるが、各基板30,31に切り出した後で貼り合わせる場合、第1のプローブ基板30および第2のプローブ基板31の各々には貼り合わせる際のアライメント用に3か所の孔を設けて、各プローブユニット10毎に位置合わせを行わなければならない。
そこで、各基板30,31に切り出す前に、複数の第1のプローブ基板30が形成された1枚の基板12と、複数の第2のプローブ基板31が形成された基板13を貼り合わせた後で、各プローブユニット10毎に切り出す方法を用いることができる。この場合、1枚の基板にそれぞれ3か所の孔14を設けて位置合わせを行い互いに貼り合わせた後で、各プローブユニット10に切り出す。これにより、1回の位置合わせで各基板12,13に設けられた全ての第1のプローブ基板30と第2のプローブ基板31の位置合わせを行うことができ、プローブユニット10の作成時間を大幅に短縮することが可能となる。
このようにして作成したプローブユニット10を前記アライメントマーク8を用いて位置決めを行いST基20に複数搭載したものが本発明のプローブカード1である。前記プローブユニット20を前記ST基板20に固定する方法は、従来と同じように接着剤を用いることができるが、ここでは、前記第2のプローブ基板31に形成したはんだめっきパターン11を用いる。
前記はんだめっきパターン11の形成は、前記アライメントマーク8を形成する際に行う。これにより、前記第1のプローブ基板30と前記第2のプローブ基板31を貼り合わせた時には、プローブユニット10にST基板20に固定する際に使用するはんだめっきパターン11が形成された状態となる。
前記はんだめっきパターン11を用いてプローブユニット10をST基板20に固定するが、前記はんだめっきパターン11による接合強度は、はんだめっきパターン11のサイズを調整することで、フィルム接着剤32を用いた前記第1のプローブ基板30と前記第2のプローブ基板31との接合強度よりも弱くすることができる。これにより、プローブユニット10をリペアする際に、前記プローブユニット10に力を加えた時に、前記第1のプローブ基板30と前記第2のプローブ基板31が剥がれる前に、前記第2のプローブ基板31がST基板20から剥がれるので、従来よりも少ない力で前記プローブユニット10を取り除くことができる。
例えば、5mm×8mmの大きさの第1のプローブ基板30と第2のプローブ基板31を用いる場合、フィルム接着剤32を全面に貼り付けた場合、500μm×70μmのサイズのはんだめっきパターン11を作成しておくと、フィルム接着剤32による接合を剥離しようとすると20〜40kgのシェア強度を加えなければならないが、前記めっきパターン11による接合を剥離するには数百グラムのシェア強度を加えるだけで容易に剥離できるので、プローブ基板3が分割されずに、プローブユニット10をST基板20から取り外すことができる。
このように、第2のプローブ基板31とST基板20との接合強度を、第1のプローブ基板30と第2のプローブ基板31との接合強度よりも弱くすることで、プローブユニット10をリペアする際の作業性を向上させることができる。
次に、前記プローブユニット10を用いてプローブカード1を製造する工程について説明する。まずはプローブカード1の製造に使用するプローブユニット10から説明する。図2が、本発明のプローブカード1に使用するプローブユニット10の概略断面図であり、図3がプローブユニット10の概略平面図である。
図2に示すように、プローブユニット10は、プローブ基板3、前記プローブ基板3上に設けられた複数のカンチレバー型のプローブ2、前記プローブ基板3に設けられた配線層5、および前記プローブ基板3上に設けられた複数のポスト4から構成され、前記プローブ基板3は第1のプローブ基板30と第2のプローブ基板31をフィルム接着剤32を用いて貼り合わせた2層構造となっている。前記プローブ2としては、カンチレバー型の他に、ピラミッド型やコイル型などの垂直型のプローブも適用できる。
前記プローブ2および前記ポスト4は、セラミック基板等の第1のプローブ基板30上に、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いて導電体を積層して形成したものであり、本実施形態では、導電体としてニッケル合金を用いて形成している。また、前記プローブ2と前記ポスト4は同じ高さに形成されており、前記プローブ2の先端と前記ポスト4の頂部は同じ高さに位置している。
前記ポスト4は、図3に示すように、縦横に配置された複数のプローブ2を取り囲むように、前記第1のプローブ基板30の4隅に形成している。前記プローブ2と前記ポスト4の個数および配置については特にこれに限定するものではなく、適宜変更可能である。ただし、ポスト4の個数と配置は、プローブユニット10をガラス基板15などの平板に搭載した際に、前記ポスト4で前記プローブ基板3を水平に保持可能でなければならない。
前記第1のプローブ基板30上に、前記プローブ2と前記ポスト4を同じ高さで正確に形成する。そのために、MEMS技術を用いてニッケル合金等の導電体を電気めっきによってフォトレジスト層に設けた開口に充填し導電体を積層することで、第1のプローブ基板30上に前記プローブ2と前記ポスト4を同時に形成する。
この時、半導体材料からなる1枚の基板12から複数の第1のプローブ基板30を形成するので、図6に示すように、1枚の基板12に所定の数の第1のプローブ基板30を割り付けし、各第1のプローブ基板30に切り出す前に、各第1のプローブ基板30となる部分に所定の数のプローブ2およびポスト4を形成しておく。前記第2のプローブ基板31も同様に1枚の基板13から複数作成するので、図7に示すように、1枚の基板13に所定の数の第2のプローブ基板31を割り付けし、各第2のプローブ基板31となる部分に所定の数のアライメントマーク8およびはんだめっきパターン11を作成しておく。
この時、各基板12,13に第1のプローブ基板30および第2のプローブ基板31をそれぞれ割り付けする際に、同じ数を同じ大きさで同じ場所に割り付けする。さらに、前記第1のプローブ基板30と前記第2のプローブ基板31を貼り合わせる際に位置決めに使用する3か所の孔14を各基板12,13の同じ位置に設ける。
このようにして各基板12,13に第1のプローブ基板30および第2のプローブ基板31をそれぞれ作成した後、第1のプローブ基板30および第2のプローブ基板31を各基板12,13から切り出す前に、前記基板12と前記基板13を前記孔14を利用して位置決めを行い、フィルム接着剤32を用いて互いに貼り合わせる。これにより、複数のプローブユニット10が互いに繋がった状態が完成する。そして、各プローブユニット10を切り出すことで、プローブカード1に使用するプローブユニット10が完成する。
各基板から第1のプローブ基板30および第2のプローブ基板31を切り出した後に互いに貼り合わせる場合には、第1のプローブ基板30および第2のプローブ基板31のそれぞれ同じ位置に同じ数の孔を設けておき位置決めを行い互いに貼り合わせることも可能である。前記孔14の形成方法としては、エッチング、あるいはレーザーやドリルなどの機械加工を用いる。
この時、エッチングを行う場合には同じマスクを使用することで正確に各基板12,13の同じ位置に孔14を設けることが好ましい。また機械加工を用いる場合には、プローブ2やアライメントマーク8を形成する前に、基板12,13を互いに仮に貼り合わせた状態で、同時に孔14を形成することが好ましい。これにより正確な位置に孔14を形成し、正確に基板12,13を互いに貼り合わせることが可能となる。
このようにして作成したプローブユニット10を次にガラス基板15などの平板に搭載し、前記プローブユニット10をST基板20に固定する。この時、図8(a)に示すように、前記ポスト4の先端をフィルム接着剤16または両面テープを用いて前記ガラス基板15に貼り付けて、プローブユニット10をガラス基板15に仮固定する。従来であれば、ガラス基板15に設けたアライメントマークによって位置決めを行っていたので、プローブユニット10をガラス基板15に搭載する際にも正確に位置決めを行う必要があったが、本発明ではプローブユニット10の第2のプローブ基板31に設けたアライメントマーク8を使用するので、特に正確に位置決めを行う必要はなく、前記ポスト4を用いてガラス基板15にプローブユニット10が仮固定されていればよい。
そして、前記プローブユニット10が搭載された前記ガラス基板15をプローブユニット搭載機(図示せず)によってST基板20上へと移動させ、図8(b)に示すように、前記プローブユニット10の位置決めを行う。前記プローブユニット10のアライメントは前記第2のプローブ基板31に設けられたアライメントマーク8を用いて行う。プローブユニット10の下方から前記アライメントマーク8を認識して、プローブユニット搭載機によって所定の位置に正確に前記プローブユニット10を配置する。所定の位置にプローブユニット10が配置できたら、図8(c)に示すように、前記プローブユニット搭載機によって前記プローブユニット10を前記ST基板20に押しつけて固定する。
前記プローブユニット10を固定するために前記第2のプローブ基板31の底面を前記ST基板20に貼り付けるが、ここでは、プローブユニット10の第2のプローブ基板31にはんだめっきパターン11が形成されているので、前記はんだめっきパターン11を加熱して、前記プローブユニット10をST基板20に固定する。はんだめっきパターン11を用いるのは、上述のように、第2のプローブ基板31とST基板20との接合強度を、第1のプローブ基板30と第2のプローブ基板31との接合強度よりも弱くするのが容易であるからである。
他にも接着剤を用いて前記プローブユニット10をST基板20に固定することも可能であるが、この時、接着剤を貼り付ける範囲あるいは塗布する範囲を調整して、前記第2のプローブ基板31とST基板20との接着強度を、前記第1のプローブ基板30と前記第2のプローブ基板31との接着強度よりも小さくなるようにすることがリペアを容易にするためには好ましい。
所定の位置に前記プローブユニット10を固定したら、前記ガラス基板15をプローブユニット10から取り除く。そして、図8(d)に示すように、同様の手順で全てのプローブユニット10をST基板20に固定する。さらに、ポスト4をプローブユニット10から除去する。そして、プローブユニット10の位置精度測定を行った時に位置精度に問題があるプローブユニット10が存在した場合には、プローブユニット10をリペアする。
リペアの時に、上述のように、前記第2のプローブ基板31とST基板20との接着強度を、前記第1のプローブ基板30と前記第2のプローブ基板31との接着強度よりも小さくすることで、容易に、そして周囲の他のプローブユニット10に影響を与えることなくリペアが必要なプローブユニット10を除去することができる。
また、上述のように、半導体材料からなる1枚の基板12、13から複数の第1のプローブ基板30および第2のプローブ基板31を形成し、互いに貼り合わせた後で切り出してプローブユニット10を作成するので、同じ基板12,13から作成されたプローブユニット10は全て同じ厚みに形成され、プローブ2の先端の高さが揃っている。また、はんだめっきパターン11を用いるアライメントマーク8の厚みによって固定時に高さ方向にバラツキが生じない。これにより、ST基板20に搭載するプローブユニット10として、同じ基板12,13から作成されたものを用いると、高さ方向にもより精度の高いプローブカード1が作成可能となる。
全てのプローブユニット10をST基板20に実装した後、前記ST基板20とプローブ基板3に設けた電極パッド22とをワイヤ配線28によって電気的に接続すると図8(e)の状態となる。そして、積層配線が形成されたST基板20をガイド板21に固定して中継配線基板9を作成する。さらに、ガイド24を用いて前記ガイド板21を保持し、中継配線基板9をメイン基板6と所定の間隔で配置しコネクトピンを用いて電気的に接続し、補強板25とメイン基板6との固定を行うと、図1に示すような本発明のプローブカード1が完成する。
このように、2層構造のプローブ基板3を用いることで、周囲に影響を与えることなく簡単にプローブユニット10のリペアを行うことができ、さらに、より高精度の高精度のプローブカード1を実現できる。
1 プローブカード
2 プローブ
3 プローブ基板
4 ポスト
5 配線層
6 メイン基板
8 アライメントマーク
9 中継配線基板
10 プローブユニット
11 はんだめっきパターン
12 基板
13 基板
14 孔
15 ガラス基板
16 フィルム接着剤
20 ST基板
21 ガイド板
22 電極パッド
23 配線
24 ガイド
25 補強板
26 外部端子
27 内部配線
28 ワイヤ配線
30 第1のプローブ基板
31 第2のプローブ基板
32 フィルム接着剤
2 プローブ
3 プローブ基板
4 ポスト
5 配線層
6 メイン基板
8 アライメントマーク
9 中継配線基板
10 プローブユニット
11 はんだめっきパターン
12 基板
13 基板
14 孔
15 ガラス基板
16 フィルム接着剤
20 ST基板
21 ガイド板
22 電極パッド
23 配線
24 ガイド
25 補強板
26 外部端子
27 内部配線
28 ワイヤ配線
30 第1のプローブ基板
31 第2のプローブ基板
32 フィルム接着剤
Claims (6)
- プローブ基板上に複数のプローブが形成されたプローブユニットを1個の基板に複数個搭載したプローブカードの製造方法であって、
複数のプローブと、複数のポストが同じ高さに形成された第1のプローブ基板と、アライメントマークが片面に形成された第2のプローブ基板とを接着剤を用いて貼り合わせてプローブユニットを作成する工程と、
前記ポストを平板に固定して、1個のプローブユニットを平板に仮固定した状態で、前記アライメントマークを用いて前記基板に対して前記プローブユニットの位置決めを行う工程と、
位置決めされた前記プローブユニットの前記第2のプローブ基板を前記基板に固定する工程と、
前記平板を前記プローブユニットから取り外し、前記ポストを前記プローブユニットから除去する工程を含むことを特徴とするプローブカードの製造方法。 - 前記第2のプローブ基板のアライメントマークが設けられた面にはんだめっきパターンを形成し、前記はんだめっきパターンを用いて前記プローブユニットを前記基板に固定することを特徴とする請求項1に記載のプローブカードの製造保方法。
- 前記第1のプローブ基板と前記第2のプローブ基板との接合強度よりも、前記第2のプローブ基板と前記基板との接合強度の方が小さいことを特徴とする請求項1または2に記載のプローブカードの製造方法。
- 1枚の半導体基板に複数の前記第1のプローブ基板を割り付けし、割り付けされたそれぞれの部分に複数のプローブと複数のポストを形成し、異なる1枚の半導体基板に複数の前記第2のプローブ基板を割り付けし、割り付けされたそれぞれの部分にアライメントマークを形成し、前記第1のプローブ基板が割り付けされた半導体基板と、前記第2のプローブ基板が割り付けされた半導体基板を互いに貼り合わせた後で、各プローブユニットに分割することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のプローブカードの製造方法。
- プローブ基板に複数のプローブが配置されたプローブユニットと、前記プローブユニットが固定される基板と、前記基板に接続され、外部信号が入力されるメイン基板とを備えるプローブカードであって、
前記プローブ基板が、第1のプローブ基板と第2のプローブ基板が貼り合わされた2層構造であり、前記第1のプローブ基板の片面にプローブが形成され、前記第2のプローブ基板の片面にはアライメントマークが形成されていることで、前記プローブ基板は、プローブが形成された面とアライメントマークが形成された面を有し、前記アライメントマークが設けられた面が前記基板に固定されていることを特徴とするプローブカード。 - 前記第2のプローブ基板のアライメントマークが設けられた面にはんだめっきパターンが形成され、前記はんだめっきパターンを用いて前記プローブユニットが前記基板に固定されていることを特徴とする請求項5に記載のプローブカード。
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