JP2011116822A - 混合冷媒および混合冷媒循環システム - Google Patents
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Abstract
【課題】GWPを低く抑えることができるとともに、COPを高めることができる新たな混合冷媒およびそれを用いた混合冷媒循環システムを提供する。
【解決手段】二酸化炭素とジフルオロメタンとからなる混合冷媒であって混合冷媒中のジフルオロメタンの濃度が22.1モル%以下である混合冷媒と、その混合冷媒を備えた混合冷媒循環システムである。
【選択図】図3
【解決手段】二酸化炭素とジフルオロメタンとからなる混合冷媒であって混合冷媒中のジフルオロメタンの濃度が22.1モル%以下である混合冷媒と、その混合冷媒を備えた混合冷媒循環システムである。
【選択図】図3
Description
本発明は、混合冷媒および混合冷媒循環システムに関する。
従来、冷媒としては、たとえばジクロロジフルオロメタン(R12)などのクロロフルオロカーボン系冷媒やクロロジフルオロメタン(R22)などのハイドロクロロフルオロカーボン系冷媒が用いられてきた。
しかしながら、これらの冷媒が大気中に放出されて地球上空のオゾン層に到達してオゾン層を破壊することが指摘されていることから、クロロフルオロカーボン系冷媒やハイドロクロロフルオロカーボン系冷媒などのフロンを冷媒として使用することが禁止または規制されつつある。
そのため、上記のフロンの代替となる冷媒として、1,1,1,2−テトラフルオロエタン(R134a)などのハイドロフルオロカーボン(HFC)系冷媒が使用されるようになっている。
しかしながら、HFC系冷媒は、地球環境問題のもう一つの課題である地球温暖化に対する影響が大きいという問題がある。
そこで、上記の問題を回避する観点から、近年では、GWP(Global Warming Potential:地球温暖化係数)がHFC系冷媒と比べて極めて小さい二酸化炭素(CO2)が冷媒(自然冷媒)として用いられているが、CO2は、HFC系冷媒などに比べてCOP(Coefficient Of Performance:成績係数)が小さい。
そこで、たとえば特許文献1には、CO2とフロンR152aとを混合した混合冷媒を用いることが記載されている。
上記の特許文献1には、GWPおよびCOPを両立させることが可能な混合冷媒が開示されているが、地球環境問題が大きく注目されている昨今においては、GWPを低く抑えることができるとともに、COPを高めることができる新たな混合冷媒およびそれを用いた混合冷媒循環システムが要望されている。
上記の事情に鑑みて、本発明の目的は、GWPを低く抑えることができるとともに、COPを高めることができる新たな混合冷媒およびそれを用いた混合冷媒循環システムを提供することにある。
本発明は、二酸化炭素とジフルオロメタンとからなる混合冷媒であって、混合冷媒中のジフルオロメタンの濃度が22.1モル%以下である混合冷媒である。
ここで、本発明の混合冷媒においては、ジフルオロメタンの濃度が15モル%以上22.1モル%以下であることが好ましい。
さらに、本発明は、上記の混合冷媒と、混合冷媒を圧縮するための圧縮機と、圧縮機により圧縮された混合冷媒を凝縮するための凝縮器と、凝縮器により凝縮された混合冷媒を断熱膨張させるための絞り装置と、絞り装置により絞り膨張された混合冷媒を蒸発させて圧縮機に導入するための蒸発器と、を備えた、混合冷媒循環システムである。
本発明によれば、GWPを低く抑えることができるとともに、COPを高めることができる新たな混合冷媒およびそれを用いた混合冷媒循環システムを提供することができる。
<混合冷媒>
本発明者が鋭意検討した結果、二酸化炭素とジフルオロメタン(R32)とからなる混合冷媒であって、かつ混合冷媒中のジフルオロメタン(R32)の濃度が22.1モル%以下、好ましくは15モル%以上22.1モル%以下である混合冷媒は、GWPを低く抑えることができるとともに、COPを高めることができることを見い出し、本発明を完成するに至った。
本発明者が鋭意検討した結果、二酸化炭素とジフルオロメタン(R32)とからなる混合冷媒であって、かつ混合冷媒中のジフルオロメタン(R32)の濃度が22.1モル%以下、好ましくは15モル%以上22.1モル%以下である混合冷媒は、GWPを低く抑えることができるとともに、COPを高めることができることを見い出し、本発明を完成するに至った。
まず、本発明者は、二酸化炭素(CO2)とジフルオロメタン(R32)のみからなる混合冷媒(以下、「混合冷媒A」という。)、および二酸化炭素(CO2)と1,1,1,2−テトラフルオロエタン(R134a)のみからなる混合冷媒(以下、「混合冷媒B」という。)のそれぞれの混合冷媒中のR32またはR134aの濃度(以下、「HFC濃度」という。)をそれぞれ0〜100モル%の範囲内で変化させて、冷凍サイクルのシミュレーションを行なった。また、本発明者は、二酸化炭素(CO2)と1,1−ジフルオロエタン(R152a)のみからなる混合冷媒(以下、「混合冷媒C」という。)の混合冷媒中のR152aの濃度(以下、この濃度も含めて「HFC濃度」ということもある。)をそれぞれ0〜15モル%の範囲内で変化させて、冷凍サイクルのシミュレーションを行なった。図1(a)〜図1(c)に、これらの混合冷媒の冷凍サイクルのシミュレーションから得られたp−h線図の一部を示す。
ここで、図1(a)は、混合冷媒中のHFC濃度が0モル%であるときのp−h線図を示している。
また、図1(b)は、混合冷媒中のHFC濃度が0モル%よりも多く100モル%未満であるときのp−h線図を示している。
さらに、図1(c)は、混合冷媒中のHFC濃度が100モル%であるときのp−h線図を示している。
なお、混合冷媒中のHFC濃度が0モル%であるときおよび100モル%であるときはそれぞれ実質的には「混合冷媒」には該当しないが、本明細書においては、説明の便宜上「混合冷媒」ということにする。
また、混合冷媒の冷凍サイクルのシミュレーションは、「NIST Reference Fluid Thermodynamic and Transport Properties−REFROP Version 8.0」のプログラムを用いて行なった。
また、上記の冷凍サイクルのシミュレーションは、図1(a)〜図1(c)に示すように、(1)→(2)の圧縮行程、(2)→(3)の凝縮行程、(3)→(4)の膨張行程、および(4)→(1)の蒸発行程の4つの行程のサイクルから構成されている。
さらに、冷凍サイクルのシミュレーションは、(1)における混合冷媒の温度を2℃とし、(2)における混合冷媒の温度を85℃とし、(3)および(4)における混合冷媒の温度をそれぞれ20℃とした条件により行なった。
図1(a)〜図1(c)に示すように、混合冷媒中のHFC濃度が高くなるにしたがって、当該冷凍サイクルにおける混合冷媒の圧力が全体的に低下していくことがわかった。
図2に、上記の混合冷媒A(CO2+R32)、混合冷媒B(CO2+R134a)および混合冷媒C(CO2+R152a)について、HFC濃度を変化させたときの混合冷媒中のHFC濃度(モル%)と圧力(MPa)との関係を示す。なお、図2において、縦軸は圧力(MPa)を示し、横軸は混合冷媒中のHFC濃度(モル%)を示している。また、図2における圧力(MPa)は、上記の冷凍サイクルの(2)→(3)の凝縮行程における混合冷媒の圧力を意味している。
図2に示すように、混合冷媒中のHFC濃度が高くなっていくにしたがって、冷凍サイクルにおける混合冷媒の圧力が低下していくことがわかった。
冷凍サイクルにおける混合冷媒の圧力が低い場合には、当該冷凍サイクルを用いた混合冷媒循環システムにおける機器や配管などの構成部材の厚みを低減することができるため、混合冷媒循環システムの軽量化や製造コストの低減を図ることができる点で好ましい。
したがって、図1(a)〜図1(c)および図2に示す結果からは、冷凍サイクルにおける混合冷媒の圧力をできるだけ低減するために、混合冷媒中のHFC濃度(モル%)はできるだけ高くすることが好ましいと考えられる。
次に、本発明者は、上記の冷凍サイクルのシミュレーションから、混合冷媒Aおよび混合冷媒Bのそれぞれの混合冷媒中のHFC濃度をそれぞれ0〜100モル%の範囲内で変化させたとき、および混合冷媒C中のHFC濃度を0〜15モル%の範囲内で変化させたときのCOPの変化を調査した。その結果を図3に示す。なお、図3において、縦軸はCOPを示し、横軸はHFC濃度を示している。なお、COPは、以下の式(A)から算出している。
COP={(冷凍サイクルの(1)における混合冷媒のエンタルピー)−(冷凍サイクルの(4)における混合冷媒のエンタルピー)}/{(冷凍サイクルの(2)における混合冷媒のエンタルピー)−(冷凍サイクルの(1)における混合冷媒のエンタルピー)} …(A)
図3に示すように、混合冷媒A(CO2+R32)においては、混合冷媒A中のHFC濃度(R32の濃度)が30モル%以下の低濃度の範囲では、15モル%以上25モル%以下の範囲のCOPが局所的に大きくなっており、HFC濃度(R32の濃度)が20モル%のときには図3中の矢印に示されるようにCOPが極大値をとることがわかった。そして、混合冷媒A中のHFC濃度(R32の濃度)が30モル%を超える高濃度の範囲では、HFC濃度(R32の濃度)の増加に伴ってCOPが連続的に高くなっていくことがわかった。
図3に示すように、混合冷媒A(CO2+R32)においては、混合冷媒A中のHFC濃度(R32の濃度)が30モル%以下の低濃度の範囲では、15モル%以上25モル%以下の範囲のCOPが局所的に大きくなっており、HFC濃度(R32の濃度)が20モル%のときには図3中の矢印に示されるようにCOPが極大値をとることがわかった。そして、混合冷媒A中のHFC濃度(R32の濃度)が30モル%を超える高濃度の範囲では、HFC濃度(R32の濃度)の増加に伴ってCOPが連続的に高くなっていくことがわかった。
一方、混合冷媒B(CO2+R134a)においては、混合冷媒B中のHFC濃度(R134aの濃度)が0モル%のとき(すなわち、混合冷媒BがCO2のみからなるとき)から増加していくにしたがってCOPが連続的に低下していくが、HFC濃度(R134aの濃度)が80モル%のときからCOPが少しだけ上昇に転じることがわかった。
しかしながら、混合冷媒B(CO2+R134a)においては、混合冷媒AのときのようなHFC濃度が低濃度の範囲でCOPが局所的に大きくなるような箇所は見られなかった。
また、混合冷媒C(CO2+R152a)においては、混合冷媒C中のHFC濃度(R152aの濃度)が2モル%のときにCOPが極大値をとり、混合冷媒C中のHFC濃度(R152aの濃度)が2モル%から増加していくにしたがってCOPが連続的に低下していくことがわかった。
以上のように、図3に示す結果からは、混合冷媒Aにおいては、混合冷媒A中のHFC濃度(R32の濃度)が30モル%以下の低濃度の範囲ではHFC濃度(R32の濃度)が15モル%以上25モル%以下であることが好ましく、30モル%を超える範囲ではHFC濃度(R32の濃度)は高くなるほど好ましいと考えられる。
一方、図3に示すように、混合冷媒Bにおいては、いずれのHFC濃度においても、混合冷媒AよりもCOPが低くなるため、COPを高くする観点からは、混合冷媒Bは混合冷媒Aと比べて好ましくない結果となることがわかる。
また、図3に示すように、混合冷媒Cにおいては、混合冷媒C中のHFC濃度(R152aの濃度)が2モル%のときでも混合冷媒AとCOPが変わらず、2モル%よりも大きい場合には混合冷媒AよりもCOPが低くなるため、COPを高くする観点からは、混合冷媒Cも混合冷媒Aと比べて好ましくない結果となることがわかる。
ところで、ヨーロッパにおいては、2011年からはGWPが150以上のフロンガスの新型車への使用が禁止され、2017年からはGWPが150以上のフロンガスのすべての自動車への使用が禁止されているため、GWPは150未満であることが好ましい。
ここで、CO2のGWPは1であり、R32のGWPは675であるため、混合冷媒AのGWPを150未満とするためには、混合冷媒A中のR32の濃度は22.1モル%以下である必要がある。
すなわち、図2に示す結果から、混合冷媒A中のR32の濃度は高くなるほど冷凍サイクルにおける混合冷媒の圧力を低減できる点で好ましいが、GWPを150未満とするためには、混合冷媒A中のR32の濃度は22.1モル%以下である必要がある。
また、図3に示す結果から、COPを高くする観点からは、混合冷媒A中のR32の濃度が30モル%以下の低濃度の範囲では混合冷媒A中のR32の濃度は15モル%以上25モル%以下であることが好ましいが、上記のGWPを150未満とすることを考慮すると、混合冷媒A中のR32の濃度は15モル%以上22.1モル%以下であることが好ましい。
以上の検討結果から、本発明者は、上述のとおり、二酸化炭素とジフルオロメタン(R32)とからなる混合冷媒であって、かつ混合冷媒中のジフルオロメタン(R32)の濃度が22.1モル%以下、好ましくは15モル%以上22.1モル%以下である新たな混合冷媒に係る発明を完成させた。
<混合冷媒循環システム>
図4に、本発明の混合冷媒循環システムの一例の模式的な構成図を示す。ここで、図4に示す構成の混合冷媒循環システムは、圧縮機1と、熱交換器などの凝縮器2と、膨張弁などの絞り装置3と、蒸発器4と、を備えており、これらの機器は循環管路で連結されている。
図4に、本発明の混合冷媒循環システムの一例の模式的な構成図を示す。ここで、図4に示す構成の混合冷媒循環システムは、圧縮機1と、熱交換器などの凝縮器2と、膨張弁などの絞り装置3と、蒸発器4と、を備えており、これらの機器は循環管路で連結されている。
そして、循環管路内には、二酸化炭素とジフルオロメタン(R32)とからなる混合冷媒であって、かつ混合冷媒中のジフルオロメタン(R32)の濃度が22.1モル%以下、好ましくは15モル%以上22.1モル%以下である新たな混合冷媒が封入されている。
図4に示す構成の混合冷媒循環システムにおいて、混合冷媒は、まず、圧縮機1によって圧縮されるとともに加熱されて凝縮器2に導入される。
次に、圧縮機1により圧縮されて凝縮器2に導入された混合冷媒は、凝縮器2によって温度を低下させられること等によって凝縮されて絞り装置3に導入される。
次に、凝縮器2によって凝縮されて絞り装置3に導入された混合冷媒は、絞り装置3によって断熱膨張されて蒸発器4に導入される。
そして、絞り装置3によって断熱膨張されて蒸発器4に導入された混合冷媒は、蒸発器4によって蒸発させられて圧縮機1に導入される。
以上のように、図4に示す構成の混合冷媒循環システムにおいては、上記の冷凍サイクルが繰り返されるものである。
図4に示す構成の混合冷媒循環システムは、たとえば、凝縮器2を熱交換器として用い、凝縮器2に循環されてくる水と熱交換することによって、水温を上昇させるとともに、凝縮器2に送られてきた混合冷媒の温度を低下させるヒートポンプシステムなどに好適に用いることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、混合冷媒および混合冷媒循環システムに好適に利用することができる。
1 圧縮機、2 凝縮器、3 絞り装置、4 蒸発器。
Claims (3)
- 二酸化炭素とジフルオロメタンとからなる混合冷媒であって、
前記混合冷媒中のジフルオロメタンの濃度が22.1モル%以下であることを特徴とする、混合冷媒。 - 前記ジフルオロメタンの濃度が15モル%以上22.1モル%以下であることを特徴とする、請求項1に記載の混合冷媒。
- 請求項1または2に記載の混合冷媒と、
前記混合冷媒を圧縮するための圧縮機と、
前記圧縮機により圧縮された前記混合冷媒を凝縮するための凝縮器と、
前記凝縮器により凝縮された前記混合冷媒を断熱膨張させるための絞り装置と、
前記絞り装置により絞り膨張された前記混合冷媒を蒸発させて前記圧縮機に導入するための蒸発器と、を備えた、混合冷媒循環システム。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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