JP2011059602A - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】潜像担持体1上の静電潜像に現像剤を接触させる現像剤担持体20が収容された現像槽10内が仕切り部10Aにより仕切られることにより形成されている、前記現像剤担持体20に向け現像剤を供給する供給側搬送空間10Bおよび現像剤担持体20から現像剤を回収する回収側搬送空間10Cと、仕切り部10Aに設けられた欠如部10A1により構成され、空間同士を連通する連通部10Eとを備え、連通部10Eには、現像剤搬送空間を移動する現像剤の攪拌混合部11が設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
また、螺旋羽根の自転および公転を組み合わせることから、そのための駆動機構が複雑となり、さらには、公転軌跡を得るためのスペースが必要となることから現像部自体を小型化してもこれに連通する現像剤補給部が余分なスペースを必要としてしまい、結果として、装置の大型化は否めない。
(1)潜像担持体に形成されている静電潜像をトナーとキャリアとからなる現像剤により可視像処理する現像剤を供給可能な現像装置であって、
前記潜像担持体上の静電潜像に現像剤を接触させる現像剤担持体が収容された現像槽内が仕切り部により仕切られることにより形成されている、前記現像剤担持体に向け現像剤を供給する供給側搬送空間および前記現像剤担持体から現像剤を回収する回収側搬送空間と、
前記仕切り部に設けられた欠如部により構成され、前記空間同士を連通する連通部とを備え、
前記連通部には、前記現像剤搬送空間を移動する現像剤の攪拌混合部が設けられていることを特徴とする現像装置。
(2)前記連通部には、複数の現像剤通過部を構成する線状部を備えた回転可能な攪拌部材が設けられていることを特徴とする(1)に記載の現像装置。
(3)前記攪拌部材は、前記攪拌空間のうちで、少なくとも、回収側空間から供給側空間に向け現像剤が移動する位置に設けられていることを特徴とする(1)または(2)に記載の現像装置。
(4)前記攪拌部材は、その回転方向として、前記連通部における現像剤の移動を妨げる方向に設定されていることを特徴とする(3)に記載の現像装置。
(5)前記現像剤通過部は、回転速度に応じた回転中心から径方向での現像剤通過量を均等化する構成として、
回転速度をVとし、現像剤通過部の面積をSとした場合、
V×S=K
ただし、K:一定量を意味する
の関係に基づき現像剤通過部の面積が設定されていることを特徴とする(3)または(4)に記載の現像装置。
(6)前記攪拌部材は、回転中心から外側に向けて前記線状部間を通過する現像剤の通過面積が大きくなるように設定されていることを特徴とする(3)乃至(5)のいずれかに記載の現像装置。
(7)前記攪拌部材は、周方向に沿って複数の現像剤通過部を備え、隣り合う現像剤通過部での線状部の延長方向が直交した関係とされていることを特徴とする(3)乃至(6)のいずれかに記載の現像装置。
(8)前記攪拌部材は、前記搬送スクリューの回転軸と一体もしくは搬送スクリューの回転軸とは別の回転軸により支持されていることを特徴とする(3)乃至(7)のいずれかに記載の現像装置。
(9)前記搬送スクリューの回転軸と別に設けられている前記攪拌部材の回転軸は、前記量空間を仕切る仕切り部に支持されて該搬送スクリューの回転軸の軸線と平行に設けられ、
前記攪拌部材は、線状部の延長方向が該搬送スクリューの軸線方向に平行するように設けられていることを特徴とする(8)に記載の現像装置。
(10)前記搬送スクリューの回転軸と別に設けられている前記攪拌部材の回転軸は、前記搬送スクリューの回転軸における軸線に対し直角となる軸線方向を設定され、
前記攪拌部材は、該直角となる軸線方向と平行に線状部の延長方向が設定されていることを特徴とする(8)に記載の現像装置。
(11)前記攪拌部材の回転軸には、前記攪拌部材に加えて、現像剤を回収側搬送空間から供給側搬送空間に向けて流すことができる羽根を有した螺旋部材が設けられていることを特徴とする(10)に記載の現像装置。
(12)前記攪拌部材が設けられ、前記仕切り部の欠如部により形成されている連通部は、前記回収側搬送空間から供給側搬送空間に向けて現像剤が流下する位置に設けられ、仕切り部により構成されている現像剤の供給側搬送空間及び現像剤の回収側搬送空間の総容積よりも大きい容積を持ち、連通部を移動する現像剤の一部を滞留させることを特徴とする(1)乃至(11)のいずれかに記載の現像装置。
(13)前記連通部は、前記搬送スクリューの軸線と直交する方向に軸方向を有する回転軸を有した攪拌部材が設けられ、該攪拌部材の回転軸の軸方向は、垂直方向に対して角度を持たせて傾斜され、該回転軸の傾斜により前記現像剤が重力方向に滞留する位置に前記攪拌部材の一部が位置していることを特徴とする(12)に記載の現像装置。
(14)前記攪拌部材は、前記重力方向に滞留する現像剤を持ち上げる方向の回転成分を有する回転方向を設定されていることを特徴とする(12)または(13)に記載の現像装置。
(15)(1)乃至(14)のいずれかに記載の現像装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
(16)前記現像装置における現像剤の供給搬送空間と回収搬送空間とが水平方向に設けられていることを特徴とする(15)に記載の画像形成装置。
(17)前記現像装置における現像剤の供給搬送空間と回収搬送空間とが縦方向に設けられていることを特徴とする(15)に記載の画像形成装置。
(18)前記供給搬送空間が縦方向上側もしくは下側に、そして回収搬送空間が縦方向下側もしくは上側に位置していることを特徴とする(17)に記載の画像形成装置。
(19)前記現像装置における回収側搬送空間には、前記連通部内に向けて移動する現像剤の移動方向において、少なくとも、回収側搬送空間から供給側搬送空間に向けて現像剤が移動する連通部の上流側にトナー補給部が設けられていることを特徴とする(15)乃至(18)のいずれかに記載の画像形成装置。
本実施例の特徴は、現像槽内において仕切り部により仕切られて供給側搬送空間と回収側搬送空間とを移動する現像剤が、仕切り部の欠如部で構成されている連通部を移動する際に攪拌混合するようにした点にある。以下の説明は、請求項1〜7、16、19に記載の発明に関する実施例に相当している。
図1に示す現像装置(便宜上、ケーシングに用いた符号10を用いる場合もある)においては、図1(B)に示すように、供給側搬送空間10Bと回収側搬送空間10Cとが水平方向に位置するように設けられている。
線状部間を通過する現像剤と線状部により押し動かされる現像剤とは移動速度が違いを持たせた状態となり、現像剤同士の摺擦を生じさせて攪拌混合、および摩擦帯電を行うことができる。
図3に示すように、攪拌部材を連通部に設けることにより、供給側搬送空間10Bに移動する現像剤の分散量及び分散状態が搬送スクリュー21の軸方向で均衡化することが判る。これは、現像剤が集約する連通部において現像剤が攪拌部材によって現像剤同士の移動速度が異なることで現像剤の均しが行われることが原因と考えられる。
トナーは現像剤よりも比重が小さいため、一度に大量の補給が行われると補給直後に現像剤粉面に浮いてしまい未混合状態で存在することがある。未混合状態のトナーは飛散しやすく、地汚れや画像品質の悪化を招く。
線状部は、現像剤やトナーを押し動かすことができる面積を持つことが必要であるので、線状部の幅、つまり、線状部の延長方向と直角な方向の寸法として、0.3〜3mmが選択される。
V×S=K
ただし、K:一定量を意味する
という条件が設定されている。
そこで本実施例では、回転中心から回転速度に応じた回転中心から半径方向での現像剤通過量を均等化して外周部での現像剤へのストレスの増加を防止するようになっている。現像剤通過部の面積は、線状部の幅を調整することでも可能である。このような条件を満たす構成としては、例えば、外周に近づくに従い、現像剤通過部の面積を大きくすることで実現可能である。
図4は、線状部の延長方向の形状を示す図であり、直線状(図4(A)、所定角度で直線を曲げた形状(図4(B))、曲率半径を持たせた曲線状(図4(C))などが選択でき、これら形状の選択によって、現像剤を押し動かす範囲を多様化させることができ、これによって、現像剤の攪拌混合性を良好にすることができる。
また、エッジがなくされることにより現像剤への局所的な圧力上昇を低減でき、現像剤を劣化させることを防止することも可能である。特に、現像剤にかかるストレスを低減させるためには円形もしくは半円を選択することが望ましい。
図6(A)は、折れ線の線状部材から成る撹拌部材を示し、図6(B)は、曲線から成る撹拌部材を示し、図6(C)は、直線線状部材を交差させた撹拌部材を示し、図6(D)は円形状の線状部材と直線状の撹拌部材をそれぞれ複数組み合わせたものをそれぞれ示している。
図7は、この場合の実施例を示しており、同図において、攪拌部材(便宜上、符号11を用いる)の周方向に設けられているパドル状の攪拌部(便宜上、符号11A、11Bで示す)は、隣り合う攪拌部での現像剤通過部が、図7(B),(C)に示すように、線状部の延長方向を直交させた関係を持たせてある。
図8には、線状部としてブラシが用いられている。ブラシは、回転軸の軸方向に沿って周方向に多数植毛されて設けられている。この構成においては、パドルを用いた攪拌部と違って、現像剤に対して軸方向及び周方向での攪拌混合が行える。
次の請求項8乃至11に記載の発明に係る実施例について説明する。
図10は、連通部に設けられている攪拌部材の回転軸を攪拌スクリューの回転軸とは別に設けた場合を示す図である。
図1に示した場合と違って、供給側搬送空間30Eと回収側搬送空間30E’とが縦方向に並べられて設けてあり、上側には供給側搬送空間30Eが位置し、下側には回収側搬送空間30E’が位置している。
供給側搬送空間30Eにおいて、図10(A)における紙面手前側から奥側に向け現像剤が搬送され、搬送過程において現像剤の一部が現像ローラ31に供給される。図10(A)の紙面奥側に位置する連通部を介して回収側搬送空間30E’に向け流れ落ちる。
図11は、連通部に設けられている攪拌部材の回転軸を搬送スクリューの回転軸とは別に設けた場合を示す図である。
図11において、攪拌部材(便宜上、図10に用いた符号37で示す)は、仕切り部材とケーシング壁部とで軸方向両端を指示された回転軸37Aを備えている。
同図において、攪拌部材37の回転軸37Aは、軸線方向を搬送スクリュー32,33の回転軸の軸線方向に対して直角となる関係を設定されている。なお、攪拌部材37の回転軸37Aは、搬送スクリュー32,33の回転軸と干渉しない位置に設けられている。 攪拌部材37は、回転軸の軸線方向に平行して線状部の延長方向が設定された構成とされている。
螺旋部材38は、回収側搬送空間30E’から供給側搬送空間30Eに向けて現像剤を移動させて流すことができる構成の羽根を有している。攪拌部材37と共に螺旋部材38を設ける場合の構成としては、例えば、図9に示した構成が用いられ、ワイヤが架設されている端板間の中央に螺旋部材38を指示する回転軸を挿通することで攪拌部材37と螺旋部材38とが干渉しないようにされている。
図13において、螺旋部材38は、回転することにより図12において説明したように連通部36において上昇する方向に移動する現像剤を剪断して攪拌混合する一方、螺旋部材38は、連通部に位置する現像剤を上昇させる。上昇した現像剤の一部は、上昇した位置から落下すると再度螺旋部材38により上昇し、この動作が繰り返されることにより攪拌されることになる。
本実施例は、連通部に現像剤を貯留する滞留部を設け、滞留している現像剤を攪拌混合する点に特徴がある。
現像装置40の内部は仕切り部材(便宜上、図10に用いた符号35で示す)により上述した供給側搬送空間40Eと回収側搬送空間30E’とに仕切られており、仕切り部材35の延長方向端部には、図1に示した場合と同様に連通部(便宜上、図10において用いた符号36で示す)が設けられている。
供給側搬送空間40Eにおいて、図14(A)における紙面手前側から奥側に向け現像剤が搬送され、搬送過程において現像剤の一部が現像ローラ31に供給される。現像ローラ31の反撥磁界により現像ローラ31から飛翔した現像剤を含んで供給側搬送空間40E内を移動した現像剤は、図14(A)の紙面奥側に位置する連通部を介して回収側搬送空間40E’に向け現像剤が上昇して盛り上がることにより回収側搬送空間40E’内に導入される。
攪拌部材41は、回転中心を挟んで対向する一対のパドルに複数の線状部が設けられて線状部間が現像剤通過部とされている構成を備えており、回転軸41Aが、搬送スクリュー32,33の回転軸の軸方向に対して平面視において直交して設けられている。
本実施例における現像剤の流れは、これまでに説明した実施例のように、連通部において現像剤が上昇して盛り上がる状態で移動するのではなく、落下する状態である。このため、現像剤の移動時間に対する現像剤の攪拌時間を十分確保できるようにすることが理由である。つまり、現像剤は落下移動中に攪拌部材411からの剪断力を受けて攪拌されるが、そのときには現像剤が盛り上がるときのような凝集が起こらないので、現像剤に対するストレスの影響を軽減できる。
図16〜19に示す結果を得るための実験方法としては、図15に示す撹拌収容部内に収容された粒子をa、bと2層に分け(aが上層、bが下層としてある)、当該層状になっている粒子を線状撹拌機構、及び非線状撹拌機構により撹拌を行い、撹拌時間によって上記a、bの各層に存在した粒子が、あるサイズのセル中にどれだけの存在割合になるのかをシミュレートした。さらにこの結果を元に、混合度という指標を用いて図16、17にプロットを行った。
混合度はあるサイズのセルに撹拌部分を均等に切り出し、各セルに含まれる粒子a、bの個数分率の標準偏差σを次式によって求める。
これを用い、混合度は次式で定義している。
回転軸の角度が45°に近づくに従い、混合度が速やかに減少しており、撹拌性が向上していることがわかる。これは、回転軸角度θ=0°では水平方向の撹拌は十分に行われるが、垂直方向の粒子の移動は水平方向ほど顕著には起こっていないため、垂直方向での撹拌は十分には行われない。回転軸角度θを45°に近づけていくに従い、水平方向と同様に垂直方向の粒子の移動が活発になり、3次元的な撹拌が行われ、全体で均一な撹拌状態となる。
また、図15(B)に示すように45°の傾斜時においては、重力方向の撹拌補助部材として設けられている、中心部のスクリューを除いた構成においても、設けられた条件に近い撹拌性を維持していることもシミュレーション結果からわかる。これにより、螺旋部材(図13において符号38で示す部材に相当)を設けることができないような限られた撹拌スペース(搬送スクリューの軸位置の考慮、小型化などによる制限による)においても十分な撹拌性を維持することが可能である。
図17では、搬送スクリューの軸の有無によって、考慮しない条件に対し、軸がある構成の方が混合度の低下が早く、撹拌性が高いことが示されている。これは、線状の撹拌部材27と、搬送スクリューの軸32A、33Aとで粒子(現像剤)がせん断され、混合撹拌性が向上したためである。
以上の結果から、図14に示されるような本発明の実施例は、非常に混合撹拌性が優れた構成になっているといえる。
評価条件
・現像剤 :初期トナー濃度7wt%
・トナー補給量 :0.74g
・搬送スクリュー :外径φ20mm、長手方向長さ390mm
・搬送スクリュー回転数:600rpm
・トナー補給位置 :・従来条件(比較条件):回収側スクリュー最上流、
・発明実施例 :撹拌収容部直前
上記の条件下で、トナー補給を行い、供給側スクリュー上流(スリーブ位置相当)でのトナー濃度変動を濃度センサにより測定を行い、図18にトナー濃度の変動を示した。(トナー補給量0.74gは実際に一度に補給される量よりも大きい条件であり)、従来の条件は、トナー補給後に急激にトナー濃度変動が見られ、その後は一定に安定する。
図20において、ADF101の原稿台102に画像面が上となる状態で原稿束が載置され、図示しない操作部上のスタートキーが押下されると、最下位の原稿が給送ローラ103、給送ベルト104によってコンタクトガラス105上の所定位置に給送される。
給送された転写紙は、縦搬送ユニット116によって感光体ドラム17に当接する位置まで搬送される。
ト118に入力されることにより、画像形成手段が作動して転写紙上に画像が形成される。
11,11’、37,41 攪拌部材
21,22,32,33 搬送スクリュー
10A、35 仕切り部材
36 連通部
37A 攪拌部材の回転軸
38 螺旋部材
θ 攪拌部材の傾斜角
Claims (19)
- 潜像担持体に形成されている静電潜像をトナーとキャリアとからなる現像剤により可視像処理する現像剤を供給可能な現像装置であって、
前記潜像担持体上の静電潜像に現像剤を接触させる現像剤担持体が収容された現像槽内が仕切り部により仕切られることにより形成されている、前記現像剤担持体に向け現像剤を供給する供給側搬送空間および前記現像剤担持体から現像剤を回収する回収側空間と、
前記仕切り部に設けられた欠如部により構成され、前記空間同士を連通する連通部とを備え、
前記連通部には、前記現像剤搬送空間を移動する現像剤の攪拌混合部が設けられていることを特徴とする現像装置。 - 前記連通部には、複数の現像剤通過部を構成する線状部を備えた回転可能な攪拌部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
- 前記攪拌部材は、前記攪拌空間のうちで、少なくとも、回収側空間から供給側空間に向け現像剤が移動する位置に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
- 前記攪拌部材は、その回転方向として、前記連通部における現像剤の移動を妨げる方向に設定されていることを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
- 前記現像剤通過部は、回転速度に応じた回転中心から径方向での現像剤通過量を均等化する構成として、
回転速度をVとし、現像剤通過部の面積をSとした場合、
V×S=K
ただし、K:一定量を意味する
の関係に基づき現像剤通過部の面積が設定されていることを特徴とする請求項3または4に記載の現像装置。 - 前記攪拌部材は、回転中心から外側に向けて前記線状部間を通過する現像剤の通過面積が大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の現像装置。
- 前記攪拌部材は、周方向に沿って複数の現像剤通過部を備え、隣り合う現像剤通過部での線状部の延長方向が直交した関係とされていることを特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載の現像装置。
- 前記攪拌部材は、前記搬送スクリューの回転軸と一体もしくは搬送スクリューの回転軸とは別の回転軸により支持されていることを特徴とする請求項3乃至7のいずれかに記載の現像装置。
- 前記搬送スクリューの回転軸と別に設けられている前記攪拌部材の回転軸は、前記量空間を仕切る仕切り部に支持されて該搬送スクリューの回転軸の軸線と平行に設けられ、
前記攪拌部材は、線状部の延長方向が該搬送スクリューの軸線方向に平行するように設けられていることを特徴とする請求項8に記載の現像装置。 - 前記搬送スクリューの回転軸と別に設けられている前記攪拌部材の回転軸は、前記搬送スクリューの回転軸における軸線に対し直角となる軸線方向を設定され、
前記攪拌部材は、該直角となる軸線方向と平行に線状部の延長方向が設定されていることを特徴とする請求項8に記載の現像装置。 - 前記攪拌部材の回転軸には、前記攪拌部材に加えて、現像剤を回収側搬送空間から供給側搬送空間に向けて流すことができる羽根を有した螺旋部材が設けられていることを特徴とする請求項10に記載の現像装置。
- 前記攪拌部材が設けられ、前記仕切り部の欠如部により形成されている連通部は、前記回収側搬送空間から供給側搬送空間に向けて現像剤が流下する位置に設けられ、仕切り部により構成されている供給側搬送空間及び回収側搬送空間の総容積よりも大きい容積を持ち、連通部を移動する現像剤の一部を滞留させることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の現像装置。
- 前記連通部は、前記搬送スクリューの軸線と直交する方向に軸方向を有する回転軸を有した攪拌部材が設けられ、該攪拌部材の回転軸の軸方向は、垂直方向に対して角度を持たせて傾斜され、該回転軸の傾斜により前記現像剤が重力方向に滞留する位置に前記攪拌部材の一部が位置していることを特徴とする請求項12に記載の現像装置。
- 前記攪拌部材は、前記重力方向に滞留する現像剤を持ち上げる方向の回転成分を有する回転方向を設定されていることを特徴とする請求項12または13に記載の現像装置。
- 請求項1乃至14のいずれかに記載の現像装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
- 前記現像装置における現像剤の供給搬送空間と回収搬送空間とが水平方向に設けられていることを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
- 前記現像装置における現像剤の供給搬送空間と回収搬送空間とが縦方向に設けられていることを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
- 前記供給搬送空間が縦方向上側もしくは下側に、そして回収搬送空間が縦方向下側もしくは上側に位置していることを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
- 前記現像装置における回収側搬送空間には、前記連通部内に向けて移動する現像剤の移動方向において、少なくとも、回収側搬送空間から供給側搬送空間に向けて現像剤が移動する連通部の上流側にトナー補給部が設けられていることを特徴とする請求項15乃至18のいずれかに記載の画像形成装置。
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