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JP2011057127A - 風防装置を備えた鞍乗り型車両 - Google Patents

風防装置を備えた鞍乗り型車両 Download PDF

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JP2011057127A
JP2011057127A JP2009210438A JP2009210438A JP2011057127A JP 2011057127 A JP2011057127 A JP 2011057127A JP 2009210438 A JP2009210438 A JP 2009210438A JP 2009210438 A JP2009210438 A JP 2009210438A JP 2011057127 A JP2011057127 A JP 2011057127A
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JP2009210438A
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Yukinori Kurakawa
幸紀 倉川
Hisafumi Matsuo
尚史 松尾
Hiroshi Tatsumi
弘至 巽
Yohei Kawasaki
洋平 川▲崎▼
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】風防装置を備えた鞍乗り型車両において、ダクトの前方に車両前方に向けて凸状のカウルを設けた上で、該カウルの外面に沿って流れた走行風を整流化して不快感を低減する。
【解決手段】第一及び第三エアダクト31,33はそれぞれ、各空気導入口34,42から後方に延びる第一及び第三湾曲部46,48と、該各湾曲部46,48に連なり乗員正面に起立して各空気吹き出し口35,43に至る第一及び第三立ち上がり部47,49とを有し、第一立ち上がり部47の左右側部と第三立ち上がり部49の左右側部との間にはそれぞれ開放部84が設けられ、これら左右開放部84から第三エアダクト33内の走行風の一部がフロントスクリーン26の左右側部の裏面に沿って吹き出される。
【選択図】図4

Description

この発明は、風防装置を備えた自動二輪車等の鞍乗り型車両に関する。
従来、走行風を車両前方に設けたダクトに導き、これを車両上方に向けて吹き出すことで、該走行風をスクリーンとして風防効果を高めたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1において、ダクトは車両外方から見て凹状に湾曲し、このダクトの前方に車両外方から見て凸状のカウルを設けることにより、凹状のダクトを設けた際に外観性を損ねることを防止している。
国際公開第09/041155号パンフレット
ところで、車両前方に向けて凸状の湾曲カウルを設けると、走行風がカウルの外面(湾曲面)に沿って外側方にも流れるため、運転者の肩や腕に走行風が直接当たることも防止できる。
しかし、カウルの外面に沿って流れた走行風がスクリーン内側に巻き込まれ易く、カウル内側にて走行風が乱れて運転者に不快感を与える可能性がある。
そこでこの発明は、風防装置を備えた鞍乗り型車両において、ダクトの前方に車両前方に向けて凸状のカウルを設けた上で、該カウルの外面に沿って流れた走行風を整流化して不快感を低減することを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、操向ハンドル(例えば実施例の操向ハンドル9)の前方に風防装置(例えば実施例のフロントカバー16)を備えた鞍乗り型車両(例えば実施例の自動二輪車1)において、前記風防装置には、車両前方に向けて開口して走行風を導くメイン導入口(例えば実施例の第一空気導入口34)と、車両上方に向けて開口して前記メイン導入口から導いた走行風を吹き出すメイン吹き出し口(例えば実施例の第一空気吹き出し口35)と、前記メイン導入口及びメイン吹き出し口を連通するメインスクリーンダクト(例えば実施例の第一エアダクト31)とを備えると共に、前記メインスクリーンダクトの前方に離間して設けられて平面視で前方に凸状に湾曲するシールド(例えば実施例のフロントスクリーン26)と、前記メインスクリーンダクトとシールドとの間に形成されるサブスクリーンダクト(例えば実施例の第三エアダクト33)と、前記サブスクリーンダクトの前端部で車両前方に向けて開口して走行風を導くサブ導入口(例えば実施例の第三空気導入口42)と、前記サブスクリーンダクトの上端部で車両上方に向けて開口して前記サブ導入口から導いた走行風を吹き出すサブ吹き出し口(例えば実施例の第三空気吹き出し口43)とを備え、前記各エアダクトはそれぞれ、前記各導入口から後方に延びるメイン及びサブ導入部(例えば実施例の第一及び第三湾曲部46,48)と、該各導入部に連なり乗員正面に起立して前記各空気吹き出し口に至るメイン及びサブ立ち上がり部(例えば実施例の第一及び第三立ち上がり部47,49)とを有し、前記メイン立ち上がり部の左右側部とサブ立ち上がり部の左右側部との間にはそれぞれ開放部(例えば実施例の開放部84)が設けられ、これら左右開放部から前記サブスクリーンダクト内の走行風の一部が前記シールドの左右側部の裏面に沿って吹き出されることを特徴とする。
なお、前記鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含む概念であり、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず三輪(前一輪、後二輪の他に前二輪、後一輪の車両も含む)又は四輪の車両をも含む概念である。
請求項2に記載した発明は、前記シールドは、前記メイン導入部で支持されていることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記シールドは透明部材からなり、かつ該シールドが、前記立ち上がり部における横断面視で、乗員正面に位置する平坦部(例えば実施例の平坦部26a)と、該平坦部の左右両端部から車両後方に向かって湾曲する左右湾曲部(例えば実施例の左右湾曲部26b)とからなることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記シールドの平坦部は前記メイン立ち上がり部よりも左右幅が狭く、前記シールドの左右湾曲部は前記メイン立ち上がり部よりも左右外側に張り出すことを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記メイン立ち上がり部における乗員正面に位置する前後壁(例えば実施例のセンタスクリーン27及びリアスクリーン28)は透明部材からなることを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、前記シールドの支持部(例えば実施例の台座部62a)は、カバー部材(例えば実施例のフロントセンターカバー73)に覆われていることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、左右開放部からサブスクリーンダクト内の走行風の一部を吹き出すことで、シールドの左右側部の表面に沿って流れた走行風を整流化でき、カウル内側への走行風の巻き込みを抑えて不快感を低減すると共に、乗員の肩や腕の周りに対するスクリーン効果を向上できる。
請求項2に記載した発明によれば、左右開放部を設けるためにシールドやメインスクリーンダクトに特別な加工を施す必要がなくなり、簡素な構成を実現できる。
請求項3に記載した発明によれば、シールドの平坦部が乗員正面に位置することで、前方視界をより良好にすることができると共に、左右湾曲部の表面に沿って走行風を流すことで、乗員の肩や腕の周りに対するスクリーン効果を得ることができる。
請求項4に記載した発明によれば、左右湾曲部自体の左右幅を広げて走行風を緩やかに案内すると共に、走行風を左右外側に広く流して乗員の肩や腕の周りに対するスクリーン効果を高めることができる。
請求項5に記載した発明によれば、風防装置後方の乗員がメインスクリーンダクトの前後壁及びシールドを透過して車両前方を視認することができる。
請求項6に記載した発明によれば、シールドの支持部を車外側に露出させずに外観性(意匠性)を向上できると共に、シールド上の走行風の流れを阻害し難くして整流効果を向上できる。
この発明の実施例における自動二輪車の左側面図である。 上記自動二輪車のスクリーン周辺の車体左右中心での断面図である。 上記スクリーンを含む風防装置の斜視図である。 上記風防装置のエアダクトを主に示した斜視図である。 上記風防装置のアウタカバーを取り外した状態の斜視図である。 上記風防装置のカバーインナの斜視図である。 上記風防装置のインナシェルの斜視図である。 上記インナシェル周りの分解斜視図である。 上記カバーインナ周りの分解斜視図である。 上記風防装置の左側面図である。 上記風防装置の前面図である。 上記風防装置の後面図である。 上記エアダクトの立ち上がり部と略直交する横断面図(図10のA−A断面図)である。
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。
図1は、この発明の一実施例である低床フロア2を有するスクータ型車両としての自動二輪車(鞍乗り型車両)1を示す。自動二輪車1の前輪3はテレスコピック式のフロントフォーク4に軸支され、該フロントフォーク4はステアリングステム5を介して車体フレーム6前端のヘッドパイプ7に操舵可能に枢支される。車体フレーム6は、ヘッドパイプ7から後下がりに延びた後に屈曲してさらに後上がりに延びるメインパイプ8を有する。ステアリングステム5の上端部には、バー型の操向ハンドル9が取り付けられる。
車体フレーム6の後部には、スイングユニット10がその前端側を中心に揺動可能に枢支される。スイングユニット10は、エンジン11及び動力伝達機構12を一体に構成してなり、その後端側の出力軸には駆動輪である後輪13が取り付けられる。スイングユニット10の後端部と車体フレーム6の後端部との間には、緩衝用のリアクッション14が配設される。
車体フレーム6は、主に合成樹脂からなるボディカバー15により覆われる。ボディカバー15は、車体フレーム6の前部をその前方から左右側方に渡って覆うフロントカバー(フロントカウル)16と、該フロントカバー16の下方に連続して車体フレーム6の下部を覆うアンダーカバー17と、車体フレーム6の後部を覆うリアカバー18と、フロントカバー16の後部からアンダーカバー17の上部に渡る部位を覆うフロアカバー19とを主になる。
リアカバー18の上方には、該リアカバー18内の物品収容室(図示略)を開閉可能な乗員(運転者及び後部搭乗者)用のシート20が配設される。シート20の前部に着座した乗員(運転者)Jは、操向ハンドル9の左右グリップ部に手をかけ、フロアカバー19の左右上面に足を載せた運転姿勢をとる。このとき、乗員Jの正面(前方)にはフロントカバー16が位置し、該フロントカバー16が乗員Jへの走行風圧を低減する。なお、図中符号21はフロントカバー16の前端部に配設されるヘッドランプを、符号22はフロントカバー16の左右両側に配設されるサイドミラーをそれぞれ示す。
フロントカバー16は操向ハンドル9の前方に位置し、その下部は左右幅を広げて操向ハンドル9の左右グリップ周り(乗員Jの前腕周り)への防風効果を高める一方、フロントカバー16の上部は下部に対して比較的左右幅を狭めて乗員Jの正面に立ち上がる(図3,11参照)。このフロントカバー16の上部が、例えばポリカーボネイト等の透明又は半透明の透過性樹脂を主にスクリーン25として構成される。
図2,3を併せて参照し、スクリーン25は、フロントカバー16の上部における後上がりの外面を形成する板状のフロントスクリーン26と、該フロントスクリーン26の後方に離間して配される板状のリアスクリーン28と、これらフロントスクリーン26及びリアスクリーン28間に配される板状のセンタスクリーン27とを有してなる。
このスクリーン25を通じても、乗員Jが車両前方を視認可能であるが、スクリーン25(フロントカバー16)の上縁高さは、乗員Jの前方視界を遮らない程度(胸部高さ程度)とされる。これは、フロントカバー16が車両前方からの走行風を上方に案内する後上がりのエアダクト31を有し、スクリーン高さを抑えた上でその後方の乗員Jへの風防効果を高めているからである。
図5を併せて参照し、フロントカバー16におけるスクリーン25を除く部位は、例えばABS等の不透明樹脂からなるカバーインナ51及びインナシェル61を主に構成される。カバーインナ51及びインナシェル61はそれぞれ上下厚さを抑えた扁平状をなし、これらが互いに後上がりに傾斜するように配置され、かつカバーインナ51上にインナシェル61が重なることで、これらが中空のモナカ構造体を形成する。そして、これらカバーインナ51及びインナシェル61の他に、センタスクリーン27及びリアスクリーン28を用いることで、フロントカバー16に複数のエアダクトの空気流路が形成される。
フロントカバー16は、車両前方からの走行風を導いて車両上方へ吹き出す前記エアダクト(以下、第一エアダクトという)31と、前記走行風を導いて車両後方(フロントカバー16後方(内側)の乗車空間)に吹き出す第二エアダクト32と、フロントスクリーン26の後方(内側)に形成されて前記走行風を所定の方向へ導く第三エアダクト33とを備える。
第一エアダクト31は全体的に後上がりに傾斜し、かつ後側(上側)ほど傾斜を急にするように側面視で斜め下後方(車内側)に凸の湾曲状に設けられる。すなわち、第一エアダクト31は、車両外方から見て斜め下後方に凹むように設けられる。
なお、第一エアダクト31の前方に取り付くフロントスクリーン26も全体的に後上がりに傾斜するが、該フロントスクリーン26は後側(上側)ほど傾斜を緩めるように側面視で斜め上前方(車外側)に凸の湾曲状に設けられる。すなわち、フロントスクリーン26は、車両外方から見て斜め上前方に膨出するように設けられる。
図2,4,11,12を参照し、第一エアダクト31は、フロントカバー16の前端部かつ車体左右両側に位置して車両前方に向けて開口する左右一対の第一空気導入口34と、フロントカバー16の上端部かつ車体左右中央(車幅方向中心)に位置して車両上方に向けて開口する単一の第一空気吹き出し口35との間を連通する。第一エアダクト31は車体左右中央に位置し、その下部は左右に分岐するように設けられる。第一エアダクト31の下部は左右一対の下第一空気流路36を形成し、上部は単一の上第一空気流路37を形成する。以下、左右下第一空気流路36の上端部同士の合流部分を合流部Gという。
第二エアダクト32は、フロントカバー16の前端部かつ車体左右中央(左右第一空気導入口34の間)に位置して車両前方に向けて開口する単一の第二空気導入口38と、フロントカバー16の後部かつ車体左右中央に位置して車両後方(フロントカバー16裏側)に向けて開口する単一の第二空気吹き出し口39とを連通する。第二エアダクト32は車体左右中央に位置し、その前後に互いに連なる前第二空気流路40及び後第二空気流路41を形成する。
第三エアダクト33は車体左右中央に位置し、フロントスクリーン26の後面(内面、裏面)と第一及び第二エアダクト32の前面(外面、表面)との間に第三空気流路44を形成する。
前記左右下第一空気流路36及び前後第二空気流路40,41はカバーインナ51及びインナシェル61により形成され、上第一空気流路37はインナシェル61、センタスクリーン27及びリアスクリーン28により形成される。
フロントスクリーン26は、第一エアダクト31の前方に所定の間隔を空けた状態で、車外側から見て凹状に湾曲した第一エアダクト31を車外側から覆う。すなわち、側面視で凹状の第一エアダクト31は、側面視で凸状のフロントスクリーン26により前方から覆われる。これにより、車外側から見て凹状の第一エアダクト31がフロントカバー16の外観ひいては自動二輪車1の外観に大きく露出せず、車外側に凸の丸みを帯びた流線型の外観が形成される。
そして、自動二輪車1の走行時には、その前方から後方に略水平に流れる走行風の一部(図1中矢印A参照)が、左右第一空気導入口34より第一エアダクト31内に取り入れられ、その流れの方向を上方に変化させつつ、第一空気吹き出し口35より上方に向けて吹き出す(図1中矢印B参照)。第一空気吹き出し口35より上方に吹き出された走行風は、フロントカバー16(スクリーン25)の上方を通過して乗員Jに至ろうとする走行風の流れをも斜め上後方に変化させるべく作用する(図1中矢印C参照)。これにより、スクリーン高さを抑えた上で、乗員Jに向かう走行風全体を該乗員Jを避けるように導く(換言すれば、スクリーン効果を得る)ことができる。
図2,4を参照し、第一エアダクト31の上部は、その下部に対して側面視で直線状をなして立ち上がるように形成される。以下、第一エアダクト31の下部を第一湾曲部46、第一エアダクト31の上部を第一立ち上がり部47という。
また、第三エアダクト33の下部及び上部も第一エアダクト31の下部及び上部に沿って湾曲又は立ち上がっており、以下、第三エアダクト33の下部及び上部をそれぞれ第三湾曲部48及び第三立ち上がり部49という。
図3,5を併せて参照し、フロントカバー16の上端部において、第一空気吹き出し口35は左右に長い長方形状をなして開口し、この第一空気吹き出し口35のセンタスクリーン27を挟んだ前方には、左右に長い第三空気吹き出し口43が開口する。第三空気吹き出し口43は、フロントスクリーン26及びセンタスクリーン27の上縁部の間に形成される。一方、フロントスクリーン26の下縁部の左右中間部とインナシェル61の前縁部(下縁部)の左右中間部との間には、第三エアダクト33内に走行風を導く第三空気導入口42が形成される。
第三空気導入口42のインナシェル61を挟んだ下方には、前記第二空気導入口38が形成される。第二空気導入口38は、インナシェル61の前縁部の左右中間部とカバーインナ51の前縁部の左右中間部との間に形成される。インナシェル61の前縁部の左右中間部の前方には、後述するフロントセンターカバー73の前端部かつ左右中間部における後上がりの前案内壁74が連なる。
一方、カバーインナ51の前縁部の左右中間部の前方には、ヘッドランプ21を前方から覆うランプカバー23における後上がりの上壁23bの左右中間部が連なる。フロントセンターカバー73の前案内壁74の左右両側縁部の下方には左右支持壁75が延出し、該左右支持壁75、前案内壁74及びランプカバー23の上壁23bにより、第二空気導入口38の前方にトンネル状の第二空気導入部76が形成される。なお、第二空気導入部76内には、異物の進入を防止するためのメッシュ状のグリル77が設けられる。
ランプカバー23は透明の樹脂又はガラスからなり、前面視略V字状をなす前壁23aと、該前壁23aの上縁から後上がりをなして後方に延出する上壁23bとを有する。前壁23aは車両前方に凸の膨出形状をなし、その左右両側部は左右外側ほど後方に位置するように車両後方へ回り込んで設けられる。このランプカバー23の内側に、別途バルブ及びリフレクタ等を有するヘッドランプ21が配設される。
フロントカバー16は、主にスクリーン25を除く部位の外面を形成するアウタカバー71を備える。アウタカバー71は車両外方に凸の膨出形状をなし、フロントカバー16の下部両側を覆う左右サイドカバー72と、フロントカバー16の上下中間部においてその前端部から両側部に渡る部位を覆うフロントセンターカバー73と、フロントカバー16の上部両側を覆う左右サイドアッパーカバー79とを有する。
フロントセンターカバー73の左右両側部の下縁、前記左右支持壁75、ランプカバー23の上壁23bの左右両側部、及び左右サイドカバー72におけるランプカバー23の左右端から斜め上後方に延びる上部前縁に囲まれる部位は、左右第一空気導入口34の前方に連なる左右第一空気導入部78を形成する。なお、フロントセンターカバー73の左右両側端部の下縁には、その下方に連なる左右サイドカバー72の上縁と共に、左右サイドミラー22のステーを挿通させる開口を形成するための切り欠きが設けられる。
図2,12を参照し、左右サイドカバー72及びフロントセンターカバー73の後方には、フロントカバー16の内側に配置されたメータユニット82の周囲を覆うインナーカバー81が設けられる。ここで、メータユニット82は、前上がりに傾斜した表示面82の前方に所定に厚さを有するボックス状に形成されている。インナーカバー81は、メータユニット82の表示面82の上縁後方に張り出す鍔部81aを形成し、この鍔部81aの先端部(後端部)に前記第二空気吹き出し口39が設けられる。
ここで、インナーカバー81の鍔部81aは、メータユニット82の上壁部82bを介してカバーインナ51の左右中間部の後方に連なり、これらカバーインナ51の左右中間部、メータユニット82の上壁部82b及び鍔部81aにより、第二エアダクト32の上壁部が構成される。
図6を参照し、カバーインナ51の左右中央部は、第二エアダクト32の下壁部及び側壁部を形成する第二ダクト形成部56とされる。一方、カバーインナ51の左右両側部は、それぞれ第一エアダクト31の下壁部及び側壁部を形成する第一ダクト形成部52とされる。
左右第一ダクト形成部52は、それぞれ車外側に開放する断面略コ字状をなして後上がりに延びる。左右第一ダクト形成部52の外側縁部には、それぞれ車外側(インナシェル61側)に向けて起立するインナ外側壁53が設けられると共に、左右第一ダクト形成部52の内側縁部には、それぞれ車外側(インナシェル61側)に向けて起立するインナ内側壁54が設けられる。左右インナ外側壁53は、それぞれ第一エアダクト31の外側壁を構成し、左右インナ内側壁54は、それぞれ第一エアダクト31の内側壁を構成する。
なお、左右インナ内側壁54は、第二ダクト形成部56の両外側縁部から車外側に向けて起立するものでもあり、第二エアダクト32の両外側壁を構成するものでもある。換言すれば、左右インナ内側壁54は、それぞれ左右下第一空気流路36と前第二空気流路40との間の隔壁として機能する。
そして、左右第一ダクト形成部52上にインナシェル61前部の左右両側部が重なることで、左右の下第一空気流路36が形成されると共に、第二ダクト形成部56上にインナシェル61前部の左右中央部が重なることで、単一の前第二空気流路40が形成される。
左右第一ダクト形成部52の後部は、互いに左右に分離した状態で、第二ダクト形成部56の後縁よりも後方へ延出する。換言すれば、カバーインナ51の後部は左右に分岐して設けられる。第二ダクト形成部56の後方には、該第二ダクト形成部56に対して傾斜を緩めるように、前記メータユニット82の上壁部82b及び鍔部81aが連なる(図2参照)。
図7を参照し、インナシェル61は、その前部の左右両側部が左右第一ダクト形成部52の前部の上方をそれぞれ覆う左右第一フロントシェル部62とされ、前部の左右中間部が第二ダクト形成部56の上方を覆う第二フロントシェル部63とされる。一方、インナシェル61の後部は、その左右両側部が左右第一ダクト形成部52の後部の上方をそれぞれ覆う左右第一リアシェル部64とされ、左右中間部がメータユニット82の上壁部82b及び鍔部81aの上方を覆う第二リアシェル部65とされる。
左右第一フロントシェル部62には、フロントスクリーン26取り付け用の左右台座部62aがそれぞれ車外側に膨出形成される。左右第一フロントシェル部62の外側縁部には、それぞれ車内側(カバーインナ51側)に向けて起立するシェル外側壁62bが設けられる。左右シェル外側壁62bは、それぞれ左右インナ外側壁53の前後中間部に設けられた切り欠き53a(図6参照)に整合し、これら各外側壁53,62bが一体的に連なることで、第一エアダクト31の外側壁が構成される。
図2を参照し、カバーインナ51の車内側には、メータユニット82を取り付けるための取り付け面57が形成される。取り付け面57はメータユニット82の表示面82と略平行をなし、この取り付け面57にメータユニット82の表示面82と反対側の裏面(前面)が当接した状態で、該取り付け面57にメータユニット82が複数の締結具等により取り付けられる。
図6,9を併せて参照し、カバーインナ51の前後中間部には、左右第一ダクト形成部52及び第二ダクト形成部56に渡って中間凹部58が形成される。中間凹部58は前記取り付け面57形成用に設けられるもので、断面三角形状の谷状をなして左右に延び、この中間凹部58におけるカバーインナ51裏面から車内側に突出する後壁部58aが前記取り付け面57を形成する。
なお、取り付け面57は、その左右外側ほどカバーインナ51裏面からの突出量を増すように設けられる。これに伴い中間凹部58は、その左右外側ほどカバーインナ51裏面からの深さを増すように設けられ、かつ左右外側ほど前方に向けて前後幅を増すように設けられる。この中間凹部58のカウルウインナ表面上の開放部分は、これに整合するサブシェル59を取り付けることによって閉塞され、もって左右第一ダクト形成部52及び第二ダクト形成部56が平坦状に保たれる。
図2,7,8を参照し、インナシェル61は、その前部に対して後部の傾斜を緩めるように設けられる。なお、図中符号Rはインナシェル61前後間の斜め前上方(車外側)に凸の稜線を示す。インナシェル61の後部は、センタスクリーン27とリアスクリーン28との間に位置するように設けられ、かつ第一エアダクト31の左右下第一空気流路36と上第一空気流路37との間を横断するように設けられる。
インナシェル61後部の左右両側部は、左右外側ほど上方に位置するように傾斜して設けられ、この左右両側部には、左右下第一空気流路36の上端(後端)を上第一空気流路37内に開口させる左右連通口66が設けられる。左右下第一空気流路36の上部は、左右内側に向けて湾曲しつつ左右連通口66に至るように設けられる(図4参照)。左右連通口66は、平面視略台形状に形成される。
インナシェル61における左右連通口66の直ぐ前方の部位には、センタスクリーン27の下縁部がほぼ当接状態で配置される。このセンタスクリーン27により、上第一空気流路37とその車外側(前方)の空間とが区画される。なお、図中符号67はインナシェル61におけるセンタスクリーン27の下端部に整合する段差状の整合部を示す。
センタスクリーン27において、乗員正面に位置する上部は平板状をなし、下部はインナシェル61前部の傾斜に沿うように緩やかに湾曲する。一方、乗員正面に位置するリアスクリーン28は全体的に平板状に設けられる。
図13を併せて参照し、インナシェル61における整合部67よりも前方(上第一空気流路37よりも車外側(前方)、第三エアダクト33内)の部位には、左右連通口66の前縁部に沿うスリット状をなす左右第二連通口68が設けられる。
また、インナシェル61後部の左右中央部には、前後に長い長方形状をなす第三連通口69が形成される。第三連通口69は、その内周縁から下方に向けて開口を縮小するように延出するテーパ状の内周壁69を有している。
第三連通口69の上方(上第一空気流路37内)には前記合流部Gが位置し、該合流部Gにおいて左右下第一空気流路36から左右連通口66を介して流入した走行風が互いに斜めに合流することで、この合流部Gの直下位置(第三連通口69の上方位置)では、大気圧に対する負圧(低圧)が生じ易くなると共に、左右の走行風がぶつかるため乱流が発生し易い。
しかし、合流部Gの下方に第三連通口69を設けることで、前記負圧が生じたとしても、後第二空気流路41との圧力差により第二エアダクト32内の走行風が合流部G内に吸入され、もって前記負圧が解消されると共に乱流を低減でき、第一エアダクト31内の整流化が図れる。
すなわち、前記負圧の発生による第一エアダクト31内の空気抵抗が抑えられ、第一空気吹き出し口35からの走行風の吹き出しを良好にして高いスクリーン効果が得られる。
ここで、第二空気吹き出し口39には可動式のルーバー39aが設けられ(図2,12参照)、第二空気吹き出し口39からの走行風の吹き出し量や吹き出し角度を調整可能である。なお、鍔部81aの下面(第二空気吹き出し口39の直下)には、複数の固定ルーバー81cを有して走行風を斜め下後方に向けて吹き出し可能な第四空気吹き出し口81bが設けられる。
図2,4を参照し、第一エアダクト31の下部(第一湾曲部46)の車外側(内周側)に位置する前壁(湾曲内周壁)は、前記インナシェル61を主に構成され、第一エアダクト31の上部(第一立ち上がり部47)の車外側に位置する前壁は、前記センタスクリーン27を主に構成される。第一エアダクト31の下部前壁は第三エアダクト33の下部後壁でもあり、第一エアダクト31の上部前壁は第三エアダクト33の上部後壁でもある。
また、第一エアダクト31の下部の車内側(外周側)に位置する後壁(湾曲外周壁)は、前記カバーインナ51を主に構成され、第一エアダクト31の上部の車内側に位置する後壁は、前記リアスクリーン28を主に構成される。
第一及び第三エアダクト31,33の特に各湾曲部46,48において、前記前壁及び後壁の前面側(各湾曲部46,48の外周側)では、車両前方からの走行風の流れを上方に曲げることから、大気圧に対して高圧になり易いが、前記前壁の後面側(各湾曲部46,48の内周側)では逆に、大気圧に対して低圧(負圧)になり易い。
しかし、第一エアダクト31の湾曲部46に前記第二連通口68を設けることで、前記負圧が生じたとしても、第三空気流路44との圧力差により第三エアダクト33内の走行風が第一エアダクト31内に吸入され、もって前記負圧が解消される。
これにより、前記負圧の発生による第一エアダクト31内の空気抵抗が抑えられ、第一空気吹き出し口35からの走行風の吹き出しを良好にして高いスクリーン効果が得られる。
図5,8,13を参照し、フロントスクリーン26は、その左右中間部が左右方向と略平行な平板状の平坦部26aとされることで、乗員Jから見た車両前方視の歪みを抑える一方、左右両側部が斜め後左右外側に回り込むように湾曲する湾曲部26bとされることで、車両前方からの走行風を左右外側に受け流し易くして乗員Jの肩や上腕周りに対する防風効果を高めている。
図5,8,11を参照し、フロントスクリーン26は、その下部両側がインナシェル61に膨出形成された前記台座部62aにそれぞれ上下一対のビス又はクリップ等を用いて固定され、もってインナシェル61に一体的に支持される。フロントスクリーン26のインナシェル61への取り付け部(台座部62a)周辺は、前記フロントセンターカバー73の両側部により車外側から覆われており、該取り付け部を車外側に露出させずに外観性(意匠性)を良好に保つと共に、フロントスクリーン26上の走行風の流れを阻害し難くしている。
フロントスクリーン26の外面に至った走行風は、前述の如く左右外側に受け流されると共に斜め上後方に受け流される。また、第三エアダクト33内に至った走行風は、第三空気吹き出し口43から上方に吹き出される。このような走行風の流れにより、第一空気吹き出し口35から吹き出す走行風によるスクリーン効果が高められる。
ところで、フロントスクリーン26の上部は他部品に支持されておらず、このフロントスクリーン26上部の左右両側部(湾曲部26b)の内周面と第一エアダクト31の上部(立ち上がり部47)の角部外面との間には、第三エアダクト33内の走行風の一部を湾曲部26bの内周面に沿って斜め後左右外側に吹き出し可能な開放部(隙間)84が形成される(図12,13参照)。この開放部84から走行風を吹き出すことでも、乗員Jの肩や上腕周りに対する防風効果が高められる。
図5,7,8,13を参照し、インナシェル61の上部両側には、上方に向けて起立する左右一対のスクリーン支持壁83が設けられる。左右スクリーン支持壁83は概ね左右方向と直交する平板状をなし、その前後縁部にはそれぞれ、センタスクリーン27及びリアスクリーン28の左右縁部がビス又はクリップ等を用いて一体的に固定される。
左右スクリーン支持壁83は、第一エアダクト31の上部(立ち上がり部47)の左右外側壁を構成する。そして、左右スクリーン支持壁83、センタスクリーン27及びリアスクリーン28により、左右に長い断面長方形状をなす前記上第一空気流路37が形成される。左右スクリーン支持壁83の外側には、フロントカバー16の上部両側を覆う前記左右サイドアッパーカバー79が取り付けられる(図3参照)。
図5,6,9,10を参照し、カバーインナ51の下方には、フロントカバー16を車体に支持する支持フレーム85が一体に設けられる。支持フレーム85は、左右第一ダクト形成部52の下方に延びる左右一対の支持脚部86と、該左右支持脚部86の下部前縁からその前方に延出する左右一対の支持ステー87と、該左右支持ステー87の先端部間に渡る連結腕部88とを有する。左右支持脚部86の下端部の前後には、車体フレーム6に対する締結部86aがそれぞれ設けられ、これらが車体フレーム6に左右方向に沿うボルト等を介して締結され、もって支持フレーム85(カバーインナ51)が車体フレーム6に一体的に支持される。
左右支持ステー87の先端部、及び左右支持脚の上部前縁に突設された左右支持部89の先端部には、前後方向に沿うボルト等を介してヘッドランプ21外周の取り付け部21aがそれぞれ締結され(図9参照)、もって支持フレーム85にヘッドランプ21が一体的に支持される。なお、連結腕部88の下面にはホーン88aが支持される(図10参照)。また、左右支持脚部86の上端部には、左右サイドミラー22のベース部を締結するためのミラー取り付け部86bが設けられる。
カバーインナ51において、左右インナ内側壁54前部の前支持部91aには、それぞれインナシェル61の前部両側に設けた前連結部91が左右方向に沿うボルト等を介して連結され、左右インナ外側壁53後部の上下後支持部92a,93aには、それぞれインナシェル61の後部両側に設けた上下後連結部92,93が左右方向に沿うボルト等を介して連結される。
上下後連結部92,93はそれぞれ斜め下後方に開放するC字状をなし、インナシェル61の上部(スクリーン25周り)にその後方から過大な荷重が加わった際には、該上下後連結部92,93がカバーインナ51から離脱し、前連結部91を中心にインナシェル61が前方に倒れるように回動する。なお、インナシェル61の前端部には、斜め下前方に突出してランプカバー23等に離脱可能に差し込まれる係合ピン94が設けられる。
以上説明したように、上記実施例における自動二輪車1は、操向ハンドル9の前方にフロントカバー16(風防装置)を備えたものにおいて、前記フロントカバー16には、車両前方に向けて開口して走行風を導く第一空気導入口34と、車両上方に向けて開口して前記第一空気導入口34から導いた走行風を吹き出す第一空気吹き出し口35と、前記第一空気導入口34及び第一空気吹き出し口35を連通する第一エアダクト31とを備えると共に、前記第一エアダクト31の前方に離間して設けられて平面視で前方に凸状に湾曲するフロントスクリーン26と、前記第一エアダクト31とフロントスクリーン26との間に形成される第三エアダクト33と、前記第三エアダクト33の前端部で車両前方に向けて開口して走行風を導く第三空気導入口42と、前記第三エアダクト33の上端部で車両上方に向けて開口して前記第三空気導入口42から導いた走行風を吹き出す第三空気吹き出し口43とを備え、前記各エアダクト31,33はそれぞれ、前記各空気導入口34,42から後方に延びる第一及び第三湾曲部46,48と、該各湾曲部46,48に連なり乗員正面に起立して前記各空気吹き出し口に至る第一及び第三立ち上がり部47,49とを有し、前記第一立ち上がり部47の左右側部と第三立ち上がり部49の左右側部との間にはそれぞれ開放部84が設けられ、これら左右開放部84から前記第三エアダクト33内の走行風の一部が前記フロントスクリーン26の左右側部の裏面に沿って吹き出されるものである。
この構成によれば、左右開放部84から第三エアダクト33内の走行風の一部を吹き出すことで、フロントスクリーン26の左右側部の表面に沿って流れた走行風を整流化でき、カウル内側への走行風の巻き込みを抑えて不快感を低減すると共に、乗員の肩や腕の周りに対するスクリーン効果を向上できる。
また、上記自動二輪車1は、前記フロントスクリーン26が、前記第一湾曲部46で支持されていることで、左右開放部84を設けるためにフロントスクリーン26や第一エアダクト31に特別な加工を施す必要がなくなり、簡素な構成を実現できる。
また、上記自動二輪車1は、前記フロントスクリーン26が透明部材からなり、かつ該フロントスクリーン26が、前記立ち上がり部47,49における横断面視で、乗員正面に位置する平坦部26aと、該平坦部26aの左右両端部から車両後方に向かって湾曲する左右湾曲部26bとからなることで、フロントスクリーン26の平坦部26aが乗員正面に位置することとなり、前方視界をより良好にすることができると共に、左右湾曲部26bの表面に沿って走行風を流すことで、乗員の肩や腕の周りに対するスクリーン効果を得ることができる。
また、上記自動二輪車1は、前記フロントスクリーン26の平坦部26aが前記第一立ち上がり部47よりも左右幅が狭く、前記フロントスクリーン26の左右湾曲部26bが前記第一立ち上がり部47よりも左右外側に張り出すことで、左右湾曲部26b自体の左右幅を広げて走行風を緩やかに案内すると共に、走行風を左右外側に広く流して乗員の肩や腕の周りに対するスクリーン効果を高めることができる。
また、上記自動二輪車1は、前記第一立ち上がり部47における乗員正面に位置する前後壁(センタスクリーン27及びリアスクリーン28)が透明部材からなることで、フロントカバー16後方の乗員が第一エアダクト31の前後壁及びフロントスクリーン26を透過して車両前方を視認することができる。
また、上記自動二輪車1は、前記フロントスクリーン26の支持部(台座部62a周辺)がフロントセンターカバー73により車外側から覆われていることで、フロントスクリーン26の支持部を車外側に露出させずに外観性(意匠性)を向上できると共に、フロントスクリーン26上の走行風の流れを阻害し難くして整流効果を向上できる。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、例えば、スクータ型車両以外の自動二輪車や三輪(前一輪、後二輪の他に前二輪、後二輪も含む)又は四輪の車両に適用してもよい。
そして、上記実施例における構成はこの発明の一例であり、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
9 操向ハンドル
16 フロントカバー(風防装置)
26 フロントスクリーン(シールド)
26a 平坦部
26b 左右湾曲部
27 センタスクリーン(前壁)
28 リアスクリーン(後壁)
31 第一エアダクト(メインスクリーンダクト)
33 第三エアダクト(サブスクリーンダクト)
34 左右第一空気導入口(メイン導入口)
35 第一空気吹き出し口(メイン吹き出し口)
42 第三空気導入口(サブ導入口)
43 第三空気吹き出し口(サブ吹き出し口)
46 第一湾曲部(メイン導入部)
47 第一立ち上がり部(メイン立ち上がり部)
48 第三湾曲部(サブ導入部)
49 第三立ち上がり部(サブ立ち上がり部)
62a 台座部(支持部)
73 フロントセンターカバー(カバー部材)
84 開放部

Claims (6)

  1. 操向ハンドルの前方に風防装置を備えた鞍乗り型車両において、
    前記風防装置には、車両前方に向けて開口して走行風を導くメイン導入口と、車両上方に向けて開口して前記メイン導入口から導いた走行風を吹き出すメイン吹き出し口と、前記メイン導入口及びメイン吹き出し口を連通するメインスクリーンダクトとを備えると共に、
    前記メインスクリーンダクトの前方に離間して設けられて平面視で前方に凸状に湾曲するシールドと、前記メインスクリーンダクトとシールドとの間に形成されるサブスクリーンダクトと、前記サブスクリーンダクトの前端部で車両前方に向けて開口して走行風を導くサブ導入口と、前記サブスクリーンダクトの上端部で車両上方に向けて開口して前記サブ導入口から導いた走行風を吹き出すサブ吹き出し口とを備え、
    前記各エアダクトはそれぞれ、前記各導入口から後方に延びるメイン及びサブ導入部と、該各導入部に連なり乗員正面に起立して前記各空気吹き出し口に至るメイン及びサブ立ち上がり部とを有し、
    前記メイン立ち上がり部の左右側部とサブ立ち上がり部の左右側部との間にはそれぞれ開放部が設けられ、これら左右開放部から前記サブスクリーンダクト内の走行風の一部が前記シールドの左右側部の裏面に沿って吹き出されることを特徴とする風防装置を備えた鞍乗り型車両。
  2. 前記シールドは、前記メイン導入部で支持されていることを特徴とする請求項1に記載の風防装置を備えた鞍乗り型車両。
  3. 前記シールドは透明部材からなり、かつ該シールドが、前記立ち上がり部における横断面視で、乗員正面に位置する平坦部と、該平坦部の左右両端部から車両後方に向かって湾曲する左右湾曲部とからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の風防装置を備えた鞍乗り型車両。
  4. 前記シールドの平坦部は前記メイン立ち上がり部よりも左右幅が狭く、前記シールドの左右湾曲部は前記メイン立ち上がり部よりも左右外側に張り出すことを特徴とする請求項3に記載の風防装置を備えた鞍乗り型車両。
  5. 前記メイン立ち上がり部における乗員正面に位置する前後壁は透明部材からなることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の風防装置を備えた鞍乗り型車両。
  6. 前記シールドの支持部は、カバー部材に覆われていることを特徴とする請求項2に記載の風防装置を備えた鞍乗り型車両。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016190517A (ja) * 2015-03-30 2016-11-10 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両の走行風取り入れ構造

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