[go: up one dir, main page]

JP2011044523A - 樹脂多層基板及び該樹脂多層基板の製造方法 - Google Patents

樹脂多層基板及び該樹脂多層基板の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011044523A
JP2011044523A JP2009190693A JP2009190693A JP2011044523A JP 2011044523 A JP2011044523 A JP 2011044523A JP 2009190693 A JP2009190693 A JP 2009190693A JP 2009190693 A JP2009190693 A JP 2009190693A JP 2011044523 A JP2011044523 A JP 2011044523A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin layer
layer
resin
multilayer substrate
recess
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009190693A
Other languages
English (en)
Inventor
Mayuko Nishihara
麻友子 西原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2009190693A priority Critical patent/JP2011044523A/ja
Publication of JP2011044523A publication Critical patent/JP2011044523A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、第1樹脂層と第2樹脂層との密着性を十分に確保し、第2樹脂層の厚みを薄くすることが可能な樹脂多層基板及び該樹脂多層基板の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る樹脂多層基板1は、電子部品を内蔵してある部品内蔵層(第1樹脂層)20と、部品内蔵層(第1樹脂層)20の一面に積層してある薄層樹脂層(第2樹脂層)30とを備える。部品内蔵層20に設けてあり、一端が部品内蔵層20の一面に至るビア導体(第1ビア導体)23と、部品内蔵層20の一面に形成してある凹部27とをさらに備える。薄層樹脂層30は、凹部27の形状に沿って部品内蔵層20の一面に積層してある。
【選択図】図1

Description

本発明は、少なくとも2層以上の樹脂層と、ビア導体とを備える樹脂多層基板及び該樹脂多層基板の製造方法に関する。
近年、電子部品の高密度実装化に伴い、電子部品の実装に、複数のビアホールの導電性ペーストの密度を高め、それぞれの樹脂層にビア導体を連接して設けてある樹脂多層基板が用いられている。例えば特許文献1には、それぞれの樹脂層に設けたビア導体を連接してある樹脂多層基板及び該樹脂多層基板を製造する方法が開示されている。
特許文献1に開示されている樹脂多層基板及び該樹脂多層基板を製造する方法は、ICを実装したキャリアを樹脂でモールドして硬化状態にした配線基板(第1樹脂層)に、ブラインドビアホールを形成してデスミア処理を行い、貫通ビアホールを形成する。ブラインドビアホール及び貫通ビアホールのそれぞれに導電性ペーストを充填し、ブラインドビアホールと貫通ビアホールとが連接するように、配線基板に薄層樹脂層(第2樹脂層)をラミネートする。薄層樹脂層上に銅箔をラミネートして、薄層樹脂層及び導電性ペーストを硬化状態にし、銅箔をパターニングして表面電極を形成する。
特開2003−124380号公報
しかし、特許文献1に開示されている樹脂多層基板では、貫通ビアホールを形成した後の薄層樹脂層に銅箔をラミネートするため、強い圧力を銅箔に加えると貫通ビアホールを形成した位置で銅箔が変形するおそれがあり、十分な圧力を銅箔に加えることができない。そのため、配線基板と薄層樹脂層との間、薄層樹脂層と銅箔との間で密着性を十分に確保することができない可能性があるという問題があった。
また、特許文献1に開示されている樹脂多層基板では、配線基板と銅箔との間に薄層樹脂層を設ける必要があるため、樹脂多層基板の厚みが薄層樹脂層の厚み分だけ厚くなるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、第1樹脂層と第2樹脂層との密着性を十分に確保し、第2樹脂層の厚みを薄くすることが可能な樹脂多層基板及び該樹脂多層基板の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために第1発明に係る樹脂多層基板は、電子部品を内蔵してある第1樹脂層と、該第1樹脂層の一面に積層してある第2樹脂層とを備える樹脂多層基板において、前記第1樹脂層に設けてあり、一端が前記第1樹脂層の前記一面に至る第1ビア導体と、前記第1樹脂層の前記一面に形成してある凹部とを備え、前記第2樹脂層は、前記凹部の形状に沿って前記第1樹脂層の前記一面に積層してある。
また、第2発明に係る樹脂多層基板は、第1発明において、前記凹部の形状は、穴形状及び/又はスリット形状である。
また、第3発明に係る樹脂多層基板は、第1又は第2発明において、前記凹部は、内蔵してある前記電子部品の直上に位置する前記第1樹脂層の前記一面に形成してある。
また、第4発明に係る樹脂多層基板は、第1乃至第3発明のいずれか一つにおいて、内蔵してある前記電子部品の直上に位置する前記凹部の深さに比べて、他に位置する前記凹部の深さが深くなるようにしてある。
また、第5発明に係る樹脂多層基板は、第1又は第2発明において、前記凹部を、前記第1ビア導体の周囲に形成してある。
また、第6発明に係る樹脂多層基板は、第1乃至第5発明のいずれか一つにおいて、少なくとも一面に配線パターンを形成してあるベース層を備え、前記配線パターンが形成してある前記ベース層の一面に、前記第1樹脂層、前記第2樹脂層を順に積層し、前記配線パターンと前記第1ビア導体とを電気的に接続してある。
また、第7発明に係る樹脂多層基板は、第1乃至第5発明のいずれか一つにおいて、前記第1樹脂層の、前記第2樹脂層が積層してある面とは反対側の面に形成してある配線パターンと、前記第1樹脂層に内蔵し、前記配線パターンに実装してある電子部品とを備える。
また、第8発明に係る樹脂多層基板は、第6発明において、前記ベース層の少なくとも一面に電子部品を実装し、実装してある前記電子部品を前記第1樹脂層に内蔵してある。
また、第9発明に係る樹脂多層基板は、第1乃至第8発明のいずれか一つにおいて、前記第2樹脂層の、前記第1樹脂層に積層されている面とは反対側の面に形成してある表面電極と、前記第2樹脂層に設けてあり、一端が前記表面電極と、他端が前記第1ビア導体とそれぞれ電気的に接続してある第2ビア導体とを備え、前記表面電極は、前記樹脂多層基板を載置するマザー基板に形成してある電極と電気的に接続してある。
上記目的を達成するために第10発明に係る樹脂多層基板の製造方法は、電子部品を内蔵してある第1樹脂層と、該第1樹脂層の一面に積層してある第2樹脂層とを備える樹脂多層基板を製造する方法において、硬化状態の前記第1樹脂層の前記一面に、少なくとも開口部を有する第1ビアホールを形成する第1工程と、前記第1樹脂層の前記一面に凹部を形成する第2工程と、未硬化状態の前記第2樹脂層に第2ビアホールを形成し、前記第1ビアホールと前記第2ビアホールとが連接するように、前記凹部の形状に沿って前記第1樹脂層の前記一面に前記第2樹脂層を積層する第3工程と、前記第1ビアホール及び前記第2ビアホールに導電性ペーストを充填して第1ビア導体及び第2ビア導体を形成する第4工程と、前記導電性ペースト及び前記第2樹脂層を硬化状態にする第5工程とを含む。
また、第11発明に係る樹脂多層基板の製造方法は、第10発明において、前記第1工程で形成する前記第1ビアホールと、前記第2工程で形成する前記凹部とは、同じ装置で連続して形成してある。
第1発明では、第1ビア導体の一端が至る第1樹脂層の一面に凹部を形成し、第2樹脂層は、凹部の形状に沿って第1樹脂層の一面に積層してあるので、第1樹脂層と第2樹脂層との接触面積は形成してある凹部の分だけ広くなり、第1樹脂層と第2樹脂層との密着性を向上することができる。また、第2樹脂層は、凹部に埋め込まれる分だけ、厚みを薄くすることができる。
第2発明では、凹部の形状が、穴形状及び/又はスリット形状であるので、ビアホールを形成するためのレーザ装置等を利用して容易に形成することができ、製造コストを低減することができる。
第3発明では、凹部は、内蔵してある電子部品の直上に位置する第1樹脂層の一面に形成してあるので、内蔵してある電子部品の直上の位置で第1樹脂層と第2樹脂層との密着性を向上することができる。
第4発明では、内蔵してある電子部品の直上に位置する凹部の深さに比べて、他に位置する凹部の深さが深くなるようにしてあるので、凹部を埋める第2樹脂層の部分を多く確保でき、第2樹脂層の厚みをさらに薄くすることができる。
第5発明では、凹部を、第1ビア導体の周囲に形成してあるので、第1樹脂層から第2樹脂層が剥離しやすい第1ビア導体の周囲の第1樹脂層と第2樹脂層との密着性を向上することができる。
第6発明では、配線パターンが形成してあるベース層の一面に、第1樹脂層、第2樹脂層を順に積層し、配線パターンと第1ビア導体とを電気的に接続してあるので、配線パターンに電子部品を実装することができ、電子部品を高密度実装化することが可能になる。
第7発明では、第1樹脂層の、第2樹脂層が積層してある面とは反対側の面に形成してある配線パターンと、第1樹脂層に内蔵し、配線パターンに実装してある電子部品とを備えるので、さらに電子部品を高密度実装化することが可能になる。
第8発明では、ベース層の少なくとも一面に電子部品を実装し、実装してある電子部品を第1樹脂層に内蔵してあるので、電子部品をベース層の両面に実装することができ、さらに電子部品を高密度実装化することが可能になる。
第9発明では、第2樹脂層に形成してある表面電極が、樹脂多層基板を載置するマザー基板に形成してある電極と電気的に接続してあるので、樹脂多層基板、電子部品等を複数、マザー基板に高密度実装化することが可能になる。
第10発明では、硬化状態の第1樹脂層の一面に、少なくとも開口部を有する第1ビアホールを形成し、第1樹脂層の一面に凹部を形成し、未硬化状態の第2樹脂層に第2ビアホールを形成し、第1ビアホールと第2ビアホールとが連接するように、凹部の形状に沿って第1樹脂層の一面に第2樹脂層を積層するので、第1樹脂層と第2樹脂層との接触面積は形成してある凹部の分だけ広くなり、第1樹脂層と第2樹脂層との密着性を向上することができる。また、第2樹脂層は、凹部に埋め込まれる分だけ、厚みを薄くすることができる。
第11発明では、第1工程で形成する第1ビアホールと、第2工程で形成する凹部とは、同じ装置で連続して形成してあるので、新たな装置を導入することなく、別々の装置で加工する必要がないので製造コストを低減することができる。
本発明に係る樹脂多層基板及び樹脂多層基板の製造方法は、第1ビア導体の一端が至る第1樹脂層の一面に凹部を形成し、第2樹脂層は、凹部の形状に沿って第1樹脂層の一面に積層してあるので、第1樹脂層と第2樹脂層との接触面積は形成してある凹部の分だけ広くなり、第1樹脂層と第2樹脂層との密着性を向上することができる。また、第2樹脂層は、凹部に埋め込まれる分だけ、厚みを薄くすることができる。
本発明の実施の形態1に係る樹脂多層基板の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る樹脂多層基板の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態1に係る樹脂多層基板の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態1に係る樹脂多層基板の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態1に係る樹脂多層基板の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態1に係る樹脂多層基板の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態1に係る樹脂多層基板の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態1に係る樹脂多層基板の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態1に係る樹脂多層基板の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態1に係る樹脂多層基板の別の構成を示す断面図である。 マザー基板に実装されている本発明の実施の形態1に係る樹脂多層基板の構成を示す断面図である。 ベース層を備えない本発明の実施の形態1に係る樹脂多層基板の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態2に係る部品樹脂層の平面図である。 本発明の実施の形態2に係る別の部品樹脂層の平面図である。
以下、本発明の実施の形態における樹脂多層基板及び樹脂多層基板の製造方法について、図面を用いて具体的に説明する。以下の実施の形態は、特許請求の範囲に記載された発明を限定するものではなく、実施の形態の中で説明されている特徴的事項の組み合わせの全てが解決手段の必須事項であるとは限らないことは言うまでもない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る樹脂多層基板の構成を示す断面図である。図1に示すように、実施の形態1に係る樹脂多層基板1は、ベース層10、部品内蔵層(第1樹脂層)20、薄層樹脂層(第2樹脂層)30を順に積層してある。ベース層10は、セラミック、ガラス、エポキシ樹脂等で構成され、両面に配線パターン11a、11bが形成してある。ベース層10の、配線パターン11aが形成してある面には、IC素子12が、配線パターン11bが形成してある面には電子部品13、13がはんだ等の導電性接合材(図示せず)を用いて実装されている。電子部品13、13は、表面実装型の部品であり、例えばチップコンデンサ、抵抗等である。配線パターン11aは、ベース層10に形成してあるビア導体14、14、14を介して配線パターン11bと電気的に接続している。また、配線パターン11a、11bの所定位置には、絶縁性を確保する等の理由からレジスト層15が形成してある。
部品内蔵層20は、ベース層10の配線パターン11bが形成してある面に積層され、実装されている電子部品13、13及び配線パターン11bの一部を内蔵している。部品内蔵層20は、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂で構成され、少なくとも電子部品13、13が外部に露出しない程度の厚みを有している。また、部品内蔵層20には、薄層樹脂層30が積層されている面に開口部があるビアホール21、21に導電性ペースト22を充填したビア導体(第1ビア導体)23、23が形成してある。ビア導体23、23は、一端が薄層樹脂層30が積層されている部品内蔵層20の一面に至り、他端が配線パターン11bと電気的に接続されている。さらに、部品内蔵層20には、内蔵してある電子部品13、13の直上に位置する部品内蔵層20の一面に複数の凹部27、27、・・・が形成してある。凹部27、27、・・・は、ビアホール21、21の深さより浅く、内蔵してある電子部品13、13に至らない程度の深さを有している。なお、凹部27、27、・・・の断面形状は、くさび形に限定されるものではなく、半円形、四角形等であっても良い。
薄層樹脂層30は、部品内蔵層20に比べて十分に薄く、部品内蔵層20をベース層10とで挟むように積層してある。薄層樹脂層30は、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂で構成されている。薄層樹脂層30には、ビアホール31、31に導電性ペースト22を充填したビア導体(第2ビア導体)33、33が形成してある。ビア導体33、33は、一端が薄層樹脂層30の、部品内蔵層20に積層されている面とは反対側の面に形成してある表面電極34と、他端がビア導体23、23とそれぞれ電気的に接続してある。また、薄層樹脂層30は、凹部27の形状に沿って部品内蔵層20の一面に積層してあるので、部品内蔵層20と薄層樹脂層30との接触面積が凹部27を形成していない場合に比べて広くなり、部品内蔵層20と薄層樹脂層30との密着性を向上することができる。さらに、薄層樹脂層30は、凹部に埋め込まれる分だけ、厚みを薄くすることができる。なお、表面電極34の所定位置にも、絶縁性を確保する等の理由からレジスト層36が形成してある。
図2乃至9は、本発明の実施の形態1に係る樹脂多層基板1の製造方法を説明するための断面図である。図2は、ベース層10の断面図を、図3は、ベース層10に電子部品13、13が実装された状態を、図4は、ベース層10に部品内蔵層20が積層された状態を、図5は、部品内蔵層20にビアホール21、21及び凹部27、27、・・・を形成した状態を、それぞれ示している。また、図6は、ビアホール31、31を形成した薄層樹脂層30を部品内蔵層20に積層する状態を、図7は、ビアホール21、21、31、31に導電性ペースト22を充填した状態を、図8は、薄層樹脂層30に金属箔を貼り付けた状態を、図9は、金属箔をパターニングして表面電極34を形成した状態を、それぞれ示している。
図2に示すように、ベース層10の両面には、配線パターン11a、11bが形成してあり、ベース層10には、配線パターン11aと配線パターン11bとを電気的に接続するためのビア導体14、14、14が形成してある。配線パターン11a、11bは、ベース層10のそれぞれの面の全面に形成した金属層(例えば、Cu層)に対して、フォトリソグラフィを用いて、所定パターンにパターニングして形成することができる。なお、配線パターン11a、11b上に形成してあるレジスト層15も、配線パターン11a、11bと同様、フォトリソグラフィを用いて形成することができる。
次に、図3に示すように、配線パターン11bが形成してあるベース層10に、電子部品13、13をはんだ等の導電性接合材(図示せず)で実装する。その後、図4に示すように、ベース層10の電子部品13、13の実装面に、電子部品13、13及び配線パターン11bの一部を内蔵するように部品内蔵層20を形成する。部品内蔵層20は、ベース層10の電子部品13、13の実装面に、未硬化状態の樹脂シートを被せて、該樹脂シートを圧着し、硬化状態にして形成する。なお、部品内蔵層20は、薄層樹脂層30を積層する前に、硬化状態にしておくことが好ましい。
次に、図5に示すように、部品内蔵層20の所定位置に、有底のビアホール21、21を形成する。ビアホール21、21は、部品内蔵層20側からベース層10側へ、部品内蔵層20の所定位置にレーザ光を照射することで形成することができる。ビアホール21、21の断面形状は、レーザ光を部品内蔵層20側から照射するため、ベース層10に近づくに連れて径が小さくなるテーパー形状である。また、ビアホール21、21は、配線パターン11bに達するまで形成されている。
さらに、内蔵してある電子部品13、13の直上に位置する部品内蔵層20の一面には、複数の凹部27、27、・・・が形成してある。凹部27、27、・・・は、部品内蔵層20側からベース層10側へ、所定位置にレーザ光を照射することで形成することができる。凹部27、27、・・・の断面形状は、ビアホール21、21の深さより浅く、くさび形状である。凹部27、27、・・・を形成するレーザ光が、ビアホール21、21を形成するレーザ光と同じ装置から照射される場合、ビアホール21、21を形成した後にレーザ光の出力を小さくして、凹部27、27、・・・を連続で形成することができる。また、凹部27、27、・・・を形成するレーザ光が、ビアホール21、21を形成するレーザ光と異なる装置から照射される場合、ビアホール21、21の形成時に、凹部27、27、・・・の形成を並行して行うことができる。
なお、ビアホール21、21及び凹部27、27、・・・を形成する方法は、レーザ光を用いる方法に限定されるものではなく、機械的に部品内蔵層20を削る方法等であっても良い。ただし、レーザ光でビアホール21、21及び凹部27、27、・・・を形成する方法を採用した場合、ビアホール21、21及び凹部27、27、・・・内の残渣を濃硫酸、クロム酸又はこれらを混合した酸等で溶解除去するデスミア処理を行う必要がある。デスミア処理はウェット処理であるため、デスミア処理後の樹脂多層基板1を乾燥させる必要がある。
次に、図6に示すように、ビアホール31、31を形成してある薄層樹脂層30を、ビアホール21、21とビアホール31、31とが連接するように部品内蔵層20に積層する。薄層樹脂層30は、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂で構成され、部品内蔵層20に積層する時点では未硬化状態である。そのため、薄層樹脂層30は、凹部27に沿って形状が変形して、凹部27を埋めることが可能である。なお、ビアホール31の上端側及び下端側の径は、ビアホール21の上端側の径よりも小さくなるように形成してある。
次に、図7に示すように、ビアホール21、21、31、31に導電性ペースト22を充填する。なお、導電性ペースト22は、銀、銅、スズ等の金属粉末を溶剤等に混ぜてペースト状にしたものである。
次に、図8に示すように、薄層樹脂層30に金属箔40(例えば、銅箔)を貼り付ける。金属箔40を未硬化状態の薄層樹脂層30に貼り付け、その後、薄層樹脂層30を硬化状態にすることで金属箔40と部品内蔵層20とを強力に接合させる。つまり、薄層樹脂層30は、金属箔40と部品内蔵層20とを接合する接合層として機能する。
次に、図9に示すように、金属箔40をフォトリソグラフィを用いて、所定パターンにパターニングして表面電極34を形成する。その後、図1に示すように、表面電極34の所定位置に、フォトリソグラフィを用いてレジスト層36を形成し、配線パターン11a側のベース層10に、はんだ等の導電性接合材を用いてIC素子12を実装する。
以上のように、本実施の形態1に係る樹脂多層基板1は、ビア導体23、23の一端が至る部品内蔵層20の一面に凹部27、27、・・・を形成し、薄層樹脂層30は、凹部27、27、・・・の形状に沿って部品内蔵層20の一面に積層してあるので、部品内蔵層20と薄層樹脂層30との接触面積は形成してある凹部27、27、・・・の分だけ広くなり、部品内蔵層20と薄層樹脂層30との密着性を向上することができる。また、薄層樹脂層30は、予め、ビアホール31を形成する必要があるため、その際のハンドリング性を確保するだけの厚みは必要であるが、積層後は凹部27に埋め込まれる分だけ、厚みを薄くすることができる。
また、本実施の形態1に係る樹脂多層基板1は、部品内蔵層20の一面の、内蔵してある電子部品13、13の直上に位置する凹部27、27、・・・が形成してある場合に限定されるものではなく、他に位置する凹部27が形成してあっても良い。内蔵してある電子部品13、13の直上に位置する部品内蔵層20の一面に形成してある凹部27の深さに比べて、他に位置する凹部27の深さを深くすることができる。図10は、本発明の実施の形態1に係る樹脂多層基板の別の構成を示す断面図である。図10に示すように、内蔵してある電子部品13、13の直上以外に位置する部品内蔵層20の一面以外の部品内蔵層20の一面に形成してある凹部27aの深さは、内蔵してある電子部品13、13の直上に位置する部品内蔵層20の一面に形成してある凹部27bの深さに比べて深い。そのため、凹部27aを埋める薄層樹脂層30の部分を多く確保でき、薄層樹脂層30の厚みをさらに薄くすることができる。その他の構成については、図1に示した樹脂多層基板1の構成と同じであるため、同じ構成要素に同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
なお、本実施の形態1に係る樹脂多層基板1は、マザー基板に実装することも可能である。図11は、マザー基板に実装されている本発明の実施の形態1に係る樹脂多層基板1の構成を示す断面図である。図11に示すように、樹脂多層基板1は、表面電極34にはんだバンプ41を形成し、該はんだバンプ41とマザー基板42に形成された電極43とを接続することで、マザー基板42に実装されている。ここで、マザー基板41とは、複数の樹脂多層基板1や電子部品を実装して、それぞれを電気的に接続するための基板である。
また、本実施の形態1に係る樹脂多層基板1は、図1に示すようにベース層10を備えるものに限定されるものではなく、ベース層10を備えない樹脂多層基板1であっても良い。図12は、ベース層10を備えない本発明の実施の形態1に係る樹脂多層基板1の構成を示す断面図である。図12に示すように、樹脂多層基板1は、部品内蔵層20、薄層樹脂層30を順に積層してあり、ベース層10を備えていない。部品内蔵層20は、薄層樹脂層30が積層されている面とは反対側の面に配線パターン25を設け、該配線パターン25に実装した電子部品13、13を内蔵している。その他の構成については、図1に示した樹脂多層基板1の構成と同じであるため、同じ構成要素に同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
(実施の形態2)
図13は、本発明の実施の形態2に係る部品内蔵層20の平面図である。特に、図13は、薄層樹脂層30を貼り付ける前の部品内蔵層20の平面図である。図13に示すように、樹脂多層基板1は、部品内蔵層20の一面にビアホール21、21が形成してある。部品内蔵層20と薄層樹脂層30とを貼り合わせた場合、ビアホール21、21が形成してある部分は部品内蔵層20と薄層樹脂層30とが貼り付いていない部分であり、該部分近傍の部品内蔵層20と薄層樹脂層30との密着性が低下する。特に、部品内蔵層20から薄層樹脂層30が剥離しやすい樹脂多層基板1の四隅近傍にビアホール21、21を形成した場合、部品内蔵層20と薄層樹脂層30との密着性を向上する必要性があった。
そこで、本実施の形態2に係る樹脂多層基板1では、ビアホール21、21近傍の部品内蔵層20の一面に、凹部27を形成することで部品内蔵層20と薄層樹脂層30との密着性を向上する。特に、樹脂多層基板1の四隅近傍に形成したビアホール21、21の近くに、凹部27を形成することで、樹脂多層基板1の四隅において部品内蔵層20から薄層樹脂層30が剥離しないように、部品内蔵層20と薄層樹脂層30との密着性を向上する。
以上のように、本実施の形態2に係る樹脂多層基板1では、ビアホール21、21(ビア導体23、23)近傍の部品内蔵層20の一面に、凹部27を形成することで、部品内蔵層20から薄層樹脂層30が剥離しやすいビア導体23、23の周囲の部品内蔵層20と薄層樹脂層30との密着性を向上することができる。つまり、本実施の形態2に係る樹脂多層基板1では、部品内蔵層20と薄層樹脂層30との密着性を向上する必要のある部分に凹部27を形成することで、部品内蔵層20から薄層樹脂層30が剥離しにくくすることができる。
なお、ビアホール21、21近傍の部品内蔵層20の一面に形成する凹部27の形状は穴形状に限定されるものではなく、スリット形状であっても良い。図14は、本発明の実施の形態2に係る別の部品内蔵層20の平面図である。図14も、薄層樹脂層30を貼り付ける前の部品内蔵層20の平面図である。図14に示すように、樹脂多層基板1は、部品内蔵層20の一面に形成してあるビアホール21、21の近傍を通る格子状のスリット28を形成してある。凹部27の形状を穴形状からスリット形状に変更することで、部品内蔵層20と薄層樹脂層30との接触面積を広くすることができ、部品内蔵層20と薄層樹脂層30との密着性をさらに向上する。また、スリット28を埋める薄層樹脂層30の部分は、穴形状の凹部27を埋める薄層樹脂層30の部分に比べて多くなり、薄層樹脂層30の厚みをさらに薄くすることができる。また、スリット28は部品内蔵層20の端縁まで形成してあるので、薄層樹脂層30を積層する際のエアかみを防止することができる。
1 樹脂多層基板
10 ベース層
20 部品内蔵層
30 薄層樹脂層
11a、11b 配線パターン
12 IC素子
13 電子部品
14、23、33 ビア導体
15、36 レジスト層
21、31 ビアホール
22 導電性ペースト
27 凹部
28 スリット
34 表面電極

Claims (11)

  1. 電子部品を内蔵してある第1樹脂層と、該第1樹脂層の一面に積層してある第2樹脂層とを備える樹脂多層基板において、
    前記第1樹脂層に設けてあり、一端が前記第1樹脂層の前記一面に至る第1ビア導体と、
    前記第1樹脂層の前記一面に形成してある凹部と
    を備え、
    前記第2樹脂層は、前記凹部の形状に沿って前記第1樹脂層の前記一面に積層してあることを特徴とする樹脂多層基板。
  2. 前記凹部の形状は、穴形状及び/又はスリット形状であることを特徴とする請求項1に記載の樹脂多層基板。
  3. 前記凹部は、内蔵してある前記電子部品の直上に位置する前記第1樹脂層の前記一面に形成してあることを特徴とする請求項1又は2に記載の樹脂多層基板。
  4. 内蔵してある前記電子部品の直上に位置する前記凹部の深さに比べて、他に位置する前記凹部の深さが深くなるようにしてあることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の樹脂多層基板。
  5. 前記凹部を、前記第1ビア導体の周囲に形成してあることを特徴とする請求項1又は2に記載の樹脂多層基板。
  6. 少なくとも一面に配線パターンを形成してあるベース層を備え、
    前記配線パターンが形成してある前記ベース層の一面に、前記第1樹脂層、前記第2樹脂層を順に積層し、前記配線パターンと前記第1ビア導体とを電気的に接続してあることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の樹脂多層基板。
  7. 前記第1樹脂層の、前記第2樹脂層が積層してある面とは反対側の面に形成してある配線パターンと、
    前記第1樹脂層に内蔵し、前記配線パターンに実装してある電子部品とを備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の樹脂多層基板。
  8. 前記ベース層の少なくとも一面に電子部品を実装し、実装してある前記電子部品を前記第1樹脂層に内蔵してあることを特徴とする請求項6に記載の樹脂多層基板。
  9. 前記第2樹脂層の、前記第1樹脂層に積層されている面とは反対側の面に形成してある表面電極と、
    前記第2樹脂層に設けてあり、一端が前記表面電極と、他端が前記第1ビア導体とそれぞれ電気的に接続してある第2ビア導体と
    を備え、
    前記表面電極は、前記樹脂多層基板を載置するマザー基板に形成してある電極と電気的に接続してあることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の樹脂多層基板。
  10. 電子部品を内蔵してある第1樹脂層と、該第1樹脂層の一面に積層してある第2樹脂層とを備える樹脂多層基板を製造する方法において、
    硬化状態の前記第1樹脂層の前記一面に、少なくとも開口部を有する第1ビアホールを形成する第1工程と、
    前記第1樹脂層の前記一面に凹部を形成する第2工程と、
    未硬化状態の前記第2樹脂層に第2ビアホールを形成し、前記第1ビアホールと前記第2ビアホールとが連接するように、前記凹部の形状に沿って前記第1樹脂層の前記一面に前記第2樹脂層を積層する第3工程と、
    前記第1ビアホール及び前記第2ビアホールに導電性ペーストを充填して第1ビア導体及び第2ビア導体を形成する第4工程と、
    前記導電性ペースト及び前記第2樹脂層を硬化状態にする第5工程と
    を含むことを特徴とする樹脂多層基板の製造方法。
  11. 前記第1工程で形成する前記第1ビアホールと、前記第2工程で形成する前記凹部とは、同じ装置で連続して形成してあることを特徴とする請求項10に記載の樹脂多層基板の製造方法。
JP2009190693A 2009-08-20 2009-08-20 樹脂多層基板及び該樹脂多層基板の製造方法 Pending JP2011044523A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009190693A JP2011044523A (ja) 2009-08-20 2009-08-20 樹脂多層基板及び該樹脂多層基板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009190693A JP2011044523A (ja) 2009-08-20 2009-08-20 樹脂多層基板及び該樹脂多層基板の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011044523A true JP2011044523A (ja) 2011-03-03

Family

ID=43831741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009190693A Pending JP2011044523A (ja) 2009-08-20 2009-08-20 樹脂多層基板及び該樹脂多層基板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011044523A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013103113A1 (ja) * 2012-01-06 2013-07-11 株式会社村田製作所 電子部品およびその製造方法
WO2024070531A1 (ja) * 2022-09-30 2024-04-04 株式会社村田製作所 コンデンサ素子

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04291784A (ja) * 1991-03-20 1992-10-15 Matsushita Electric Works Ltd 電気用金属張積層板
JP2003258436A (ja) * 2002-02-26 2003-09-12 Kyocera Corp 配線基板およびその製造方法
JP2007103776A (ja) * 2005-10-06 2007-04-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品内蔵基板の製造方法
JP2007201034A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 多層配線基板の層間接続構造
JP2007281160A (ja) * 2006-04-06 2007-10-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回路部品内蔵モジュールおよび該回路部品内蔵モジュールの製造方法
WO2009081853A1 (ja) * 2007-12-25 2009-07-02 Murata Manufacturing Co., Ltd. 多層配線基板の製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04291784A (ja) * 1991-03-20 1992-10-15 Matsushita Electric Works Ltd 電気用金属張積層板
JP2003258436A (ja) * 2002-02-26 2003-09-12 Kyocera Corp 配線基板およびその製造方法
JP2007103776A (ja) * 2005-10-06 2007-04-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品内蔵基板の製造方法
JP2007201034A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 多層配線基板の層間接続構造
JP2007281160A (ja) * 2006-04-06 2007-10-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回路部品内蔵モジュールおよび該回路部品内蔵モジュールの製造方法
WO2009081853A1 (ja) * 2007-12-25 2009-07-02 Murata Manufacturing Co., Ltd. 多層配線基板の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013103113A1 (ja) * 2012-01-06 2013-07-11 株式会社村田製作所 電子部品およびその製造方法
WO2024070531A1 (ja) * 2022-09-30 2024-04-04 株式会社村田製作所 コンデンサ素子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5206878B2 (ja) 樹脂多層基板及び該樹脂多層基板の製造方法
JP6711509B2 (ja) プリント回路基板、半導体パッケージ及びその製造方法
JP2008277750A (ja) 電子素子内蔵印刷回路基板の製造方法
KR101868680B1 (ko) 회로 기판, 회로 기판의 제조 방법 및 전자 기기
US7936061B2 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
US20140078706A1 (en) Packaging substrate, method for manufacturing same, and chip packaging body having same
US20150271923A1 (en) Printed wiring board and method for manufacturing printed wiring board
US20140085833A1 (en) Chip packaging substrate, method for manufacturing same, and chip packaging structure having same
JP5261756B1 (ja) 多層配線基板
WO2011030542A2 (ja) 電子部品モジュールおよびその製造方法
WO2014184873A1 (ja) 部品内蔵基板の製造方法及び部品内蔵基板
US20090288293A1 (en) Metal core package substrate and method for manufacturing the same
WO2014125567A1 (ja) 部品内蔵基板及びその製造方法
CN101777548A (zh) 内埋芯片基板及其制作方法
KR101580472B1 (ko) 회로기판 제조방법
JP2011044523A (ja) 樹脂多層基板及び該樹脂多層基板の製造方法
JP6387226B2 (ja) 複合基板
JP5672675B2 (ja) 樹脂多層基板
JP2005045228A (ja) 光学情報記録媒体とその製造方法
JP6219787B2 (ja) 配線基板の製造方法
JP4899409B2 (ja) 多層プリント配線基板及びその製造方法
KR101154352B1 (ko) 임베디드 인쇄회로기판용 부재 및 그 제조 방법 및 임베디드 인쇄회로기판용 부재를 이용한 임베디드 인쇄회로기판 제조 방법
WO2014188493A1 (ja) 部品内蔵基板及びその製造方法
JP2009129933A (ja) 多層プリント配線板及び多層プリント配線板の製造方法
JP6139856B2 (ja) 配線基板及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120608

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130430

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130917