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JP2011041206A - カメラケース - Google Patents

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JP2011041206A
JP2011041206A JP2009189355A JP2009189355A JP2011041206A JP 2011041206 A JP2011041206 A JP 2011041206A JP 2009189355 A JP2009189355 A JP 2009189355A JP 2009189355 A JP2009189355 A JP 2009189355A JP 2011041206 A JP2011041206 A JP 2011041206A
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camera
tube
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Kazuya Goto
和也 後藤
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Kokusai Denki Electric Inc
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

【課題】従来の水冷カメラケースの構造は、絞り加工や溶接をして内パイプと外パイプを接続しているため、パイプにクラックが発生する危険性が高い。一度クラックが発生すると、そこに冷却水に含まれる塩素などの不純物が留まりやすくなり、腐食が進行し孔食に至る。また、クラックが発生するという問題は、空冷カメラケースにおいても同様に存在する。
【解決手段】カメラケース1は、カメラを収納する内側管11と、内側管11の長手方向と同じ方向を長手方向とし内側管11を内包する外側管12と、内側管11および外側管12の長手方向に連続的に形成され内側管11と外側管12との相対位置を固定する固定リブ19と、を有する。そして、内側管11と外側管12との間に冷却用流体が流れることによってカメラ31を冷却する。溶接が必要なくなるため、上記問題が解消される。
【選択図】図1

Description

本発明は、炉内監視等、高温雰囲気で用いる水冷又は空冷カメラケースに関する。
従来において、炉内監視等、高温雰囲気で用いるCCTV(closed-circuit television)カメラ等の撮像装置を収納し、カメラの温度上昇を抑制するための特別な仕様として、例えば、特許文献1に開示されているように、ウォータジャケットに冷却水を注入して内蔵されたカメラを冷却する水冷カメラケースがある。
このような従来の水冷カメラケースは、径の違う大小2本のパイプに絞り加工を施し、径の小さいパイプに径の大きいパイプを被せるように組み合わせ、前面及び背面の合わせ部を全周溶接した構造になっている。
図4は、従来の水冷カメラケースの構造を示す図である。図4(a)は水冷カメラケースの正面図であり、図4(b)は水冷カメラケースをA−A面で切断した場合の縦断面図である。従来の水冷カメラケースは、内パイプ91と外パイプ92とに絞り加工を施し、内パイプ91と外パイプ92との前面の合わせ部90a、背面の合わせ部90bを全周溶接した構造となっている。なお、図4において、矢印98の方向がカメラケースに搭載されるカメラの撮影方向である。この撮影方向を、「前面方向」と呼び、前面方向と真逆の方向を「背面方向」と呼ぶ。また、外パイプ92の下側に入水口93が、上側に出水口94が、それぞれ設けられている。そして、内パイプ91の外周面と外パイプ92の内周面との間の空間97を冷却水が循環することで、内パイプ91のパイプ内のカメラ搭載スペース96に搭載されるカメラが冷却される。なお、図示せぬポンプによって、冷却水は入水口93から流入し、出水口94から流出することで、空間97内を循環する。また、空気抜き口95は、カメラケース使用開始時、冷却水が入水口93から注入される際に空間97の内部の空気を抜くためのものであり、冷却水が空間97を満たした後は封止される。
すなわち、従来の水冷カメラケースでは、合わせ部90a、90bの溶接部分によって、内パイプ91と外パイプ92とが固定され、冷却水が循環する空間97が封止されるという構造が一般的であった。
特開平8−125893号公報
ところで、このような従来の水冷カメラケースの構造は、絞り加工による加工硬化や、全周溶接時の熱による硬化が、同じ箇所に集中しやすい。そのため度重なる硬化によって、パイプにクラックが発生する危険性が高い。一度クラックが発生すると、そこに冷却水に含まれる塩素などの不純物が留まりやすくなり、腐食が進行し孔食に至ることがある。また、クラックが発生するという問題は、空冷カメラケースにおいても同様に存在する。
そこで、本発明は、上記課題を解決するために、クラックの原因となる絞り加工及び全周溶接の構造を廃した冷却用カメラケースを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、カメラを収納する内側管と、前記内側管の長手方向と同じ方向を長手方向とし前記内側管を内包する外側管と、前記内側管および前記外側管の長手方向に連続的に形成され前記内側管と前記外側管との相対位置を固定する固定部と、を有し、前記内側管と前記外側管との間に冷却用流体(後述する実施形態における「冷却水」)が流れることによって前記カメラを冷却することを特徴とするカメラケースを提案する。
すなわち、本発明に係るカメラケースは、内側管と外側管とが、内側管および外側管の長手方向に連続的に形成される固定部(後述する実施形態における固定リブ19)によって接続して固定されるという構造を採るため、内側管、外側管、および固定部を、押出成形により同時に成形する方法によりカメラケースを製造することが可能である。これによって、従来のカメラケースのように、製造時に内側管と外側管を絞り加工したり溶接したりする必要はなくなる。このため、絞り加工や溶接によりクラックが発生しやすいという従来の問題は解消される。また、カメラケースの外側管と内側管とが一体化されることにより、溶接作業は不要であり、かつ、部品点数が低減され、製作時の作業性が向上する。
以上説明したように、本発明によれば、内側管と外側管とが、内側管および外側管の長手方向に連続的に形成される固定部によって接続して固定されるという構造を採るため、内側管、外側管、および固定部を、押出成形により同時に成形する方法にてカメラケースを製造することが可能である。これにより、クラックが発生する主原因がなくなるため、孔食が発生する危険性等を減らすことができる。さらに、従来のカメラケースの製造方法と比較して製造工程が簡潔なものとなるため、製造コストの低減や品質の向上が期待できる。
本実施形態に係る水冷カメラケースの斜視図(一部破断図)である。 本実施形態に係る水冷カメラケースの正面図および縦断面図である。 押出成形後の加工作業について説明する図である。 従来の水冷カメラケースの構造を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下に参照する各図においては、同等部分は同一符号により示す。
(カメラケースの構造)
まず、本実施形態に係るカメラケースの構造について、図1および図2を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る水冷カメラケースの斜視図(一部破断図)である。また、図2は、本実施形態に係る水冷カメラケースの正面図および水冷カメラケースをA−A面で切断した場合の縦断面図である。本実施形態に係る水冷カメラケース1は、カメラ31を収納する内側管11と、内側管11の外周面を被う外側管12と、内側管11と外側管12とを接続して固定する固定リブ19と、を有する。また、内側管11は、カメラ31と、カメラ31に取り付けられるレンズ32とをその管内に収納する。
また、内側管11と外側管12との間の空間17に冷却水が流れることによって内側管11が冷却され、その結果、管内のカメラ31が冷却される。また、空間17を密閉するために、内側管11と外側管12の両端は、それぞれリング形状の前面蓋23と背面蓋24が嵌め込まれて封止される。また、図2(b)に示すように、カメラケースの使用時には、前面蓋23にエアーパージ用のフード26が取り付けられる。フード26の内部には、透明のガラス窓が設けられており、このガラス窓を通して、監視対象からの光がレンズ32に入射される。
以下、カメラケース1の各構成について説明する。
(固定リブ)
固定リブ19は、内側管11の外周面と外側管12の内周面とを繋ぐように、内側管11および外側管12の長手方向に連続的に形成されている。すなわち、内側管11、外側管12、および固定リブ19は、一体となっており、これにより、内側管11、外側管12、および固定リブ19を押出成形にて同時に成形することが可能である。
また、固定リブ19によって内側管11と外側管12との相対位置が固定され、内側管11と外側管12との間に冷却水が循環する空間17が確保される。本実施形態に係るカメラケースにおいては、4本の固定リブ19が、内側管11の外周面と外側管12の内周面とにおいて均等な間隔で、かつ、互いに平行となるように形成されている。固定リブ19は、少なくとも1つ形成されていれば内側管11と外側管12との相対位置を固定することが可能であるが、2つ以上形成されていれば、より強固に固定することができる。
(冷却フィン)
内側管11の外周面には、複数の冷却フィン20が内側管11の長手方向に連続的に形成されている。また、複数の冷却フィン20は、本例では内側管11の外周面において均等な間隔で、かつ、互いに平行となるように形成されている。また、複数の冷却フィン20と4本の固定リブ19も、互いに平行となるように形成されている。このように内側管11の外周面に冷却フィン20が形成されていることにより、冷却フィン20が形成されていない場合に比べて、内側管11において冷却水で冷却される部分の面積が広くなり冷却効率が良くなる。
(ガイド用レール)
内側管11は、その内周面の長手方向に連続的に、ガイド用レール21を備えている。このガイド用レール21は、カメラ31およびレンズ32を載置する載置板35をガイドして滑動させるに設けられている。より具体的には、内側管11の内周面に、2本のガイド用レール21が互いに平行、かつ、内側管11の軸線を含む面を挟んで対称となるように形成されている。そして、載置板35は2つのガイド用レール21に挟まれて滑動できるようになっている。
すなわち、カメラケース1へのカメラ31およびレンズ32の載置は、以下のような手順で行われる。すなわち、まず、カメラ31およびレンズ32を、載置板35にビスで固定しておく。そして、カメラケース1の背面側から、カメラ31およびレンズ32を固定した載置板35の左右の縁35a、35bをそれぞれのガイド用レール21に挟持させた状態で、載置板35をカメラケースの前面方向に向かってスライドさせる。なお、図1において、矢印2の方向がカメラ31の撮影方向である。この撮影方向を、「前面方向」と呼び、前面方向と真逆の方向を「背面方向」と呼ぶ(以下、明細書を通じて同様である)。また、カメラケースからカメラ31およびレンズ32を取り出す場合には、カメラ31およびレンズ32が載置された載置板35をカメラケースの背面方向に向かってスライドさせてガイド用レール21から外すことで、カメラ31およびレンズ32をスムーズに取り出すことができる。
(突出部)
外側管12は、図2(a)に示すように、その外周面の長手方向に連続的に形成され、カメラケースの使用時にカメラケースを設置台34に固定するための突出部22a、22bを有する。また、突出部22a、22bは、互いに平行となるように形成されている。図2(a)において、設置台34は、カメラ31の撮影方向や角度を変えるための雲台にビスで固定されている。そして、撮影場所にカメラケース1を設置する際には突出部22a、22bの部分を設置台34に載せるようになっている。そして、カメラ31の撮影方向や角度を調整する場合には、雲台を動かすことで、カメラ31の撮影方向等を調整することができる。
(前面蓋)
図2(a)に示すように、前面蓋23は、リング形状となっており、内側管11と外側管12の前面側の端部において、内側管11と外側管12との間の空間17を封止する役目を果たす。これにより、従来の水冷カメラケースのように、内パイプ91と外パイプ92との前面の合わせ部を全周溶接しなくても空間17を液密に保つことができる。そして、溶接が必要なくなるため、クラック等の問題が解消される。また、前面蓋23の片面には、内側管11および外側管12との間に嵌め込む際の噛み合わせ部分となる凸部23cが周縁部分にリング状に設けられている。この凸部23cには、噛み合わせ部分を完全に塞いで液密状態を保つため、2つのOリング23a、23bが嵌められている。また、後述するように、前面蓋23は単なるリング形状ではなく、外側管12の突起部25a、25b、25c、25dと同一形状かつ同数の突起23p、23q、23r、23sを円周に沿って有している。そして、この突起23p、23q、23r、23sは、前面蓋23と外側管12とを固定する際に突起部25a、25b、25c、25dにおいて固定するために設けられている。また、突起部25a、25b、25c、25dの、前面蓋23と接する部分には、ネジ孔がそれぞれ設けられている。そして、前面蓋23の、各ネジ孔に対応する位置には孔が設けられている。
(背面蓋)
背面蓋24は、前面蓋23と同様に、リング形状となっており、内側管11と外側管12の背面側の端部において、内側管11と外側管12との間の空間17を封止する役目を果たす。これにより、従来の水冷カメラケースのように、内パイプ91と外パイプ92との背面の合わせ部を全周溶接しなくても空間17を液密に保つことができる。そして、溶接が必要なくなるため、クラック等の問題が解消される。また、背面蓋24の片面には、内側管11および外側管12との間に嵌め込む際の噛み合わせ部分となる凸部24cが周縁部分にリング状に設けられている。この凸部24cには、噛み合わせ部分を完全に塞いで液密状態を保つため、2つのOリング24a、24bが嵌められている。また、後述するように、背面蓋24は単なるリング形状ではなく、外側管12の突起部25a、25b、25c、25dと同一形状かつ同数の突起24p、24r、24s等を円周に沿って有している。そして、この突起24p、24r、24s等は、背面蓋24と外側管12とを固定する際に突起部25a、25b、25c、25dにおいて固定するために設けられている。また、突起部25a、25b、25c、25dの、背面蓋24と接する部分には、ネジ孔がそれぞれ設けられている。そして、背面蓋24の、各ネジ孔に対応する位置には孔が設けられている。
(カバー)
図2(b)に示すように、背面蓋24にはさらに凸部24cを有する面の反対面に、カバー27が取り付けられている。カバー27には、内側管11に収納されるカメラ31の背面から伸びるケーブル33aを内側管11の外部に引き出すための孔27aが設けられている。また、この孔27aにはコネクタ27bが取り付けられている。ケーブル33aはカメラケース1の内側からコネクタ27bに接続されている。そして、コネクタ27bには、カメラケース1の外側からケーブル33bが接続されている。このような構造により内側管11の密閉性が保たれるようになっている。なお、このカバー27を開けた状態で、カメラ31およびレンズ32を、カメラケース1から出し入れすることができる。
なお、コネクタ27bに代えて、孔27aの全周を環状パッキンで覆い、ケーブルを環状パッキンに通して内側管11の外部に引き出すようになっていてもよい。この場合、さらに構造が簡単になり、製造コストも軽減される。
(突起部)
前面蓋23と背面蓋24とを内側管11と外側管12の両端に嵌め込んで固定するために、複数の突起部25a、25b、25c、25dが、外側管12の外周面の長手方向に連続的に形成されている。この複数の突起部25a、25b、25c、25dは、外側管12の外周面において均等な間隔で、かつ、互いに平行となるように形成されている。また、上述したように、前面蓋23は単なるリング形状ではなく、外側管12の突起部25a、25b、25c、25dと同一形状かつ同数の突起23p、23q、23r、23sを円周に沿って有している。また、同様に、背面蓋24は単なるリング形状ではなく、外側管12の突起部25a、25b、25c、25dと同一形状かつ同数の突起24p、24r、24s等を円周に沿って有している。そして、前面蓋23および背面蓋24を内側管11と外側管12の両端に嵌める際には、前面蓋23の突起23p、23q、23r、23sおよび背面蓋24の突起24p、24r、24s等と、対応する突起部25a、25b、25c、25dとの位置を合わせるようにして嵌め込む。その後、前面蓋23の突起23p、23q、23r、23sおよび背面蓋24の突起24p、24r、24s等に図示せぬビスをねじ込むことで、前面蓋23の突起23p、23q、23r、23sおよび背面蓋24の突起24p、24r、24s等と、外側管12の突起部25a、25b、25c、25dとの合わせ部分とにおいて、前面蓋23および背面蓋24が外側管12に固定される。これにより、内側管11と外側管12との間の端部を封止し、冷却水が流れる空間17を液密に保つことができる。
また、外側管12の突起部は、より多くの個数設けてもよいが、少なくとも1つ形成されていれば内側管11と外側管12との間の端部を封止することが可能である。もっとも、確実に封止することや製造コスト面などを考慮すると、本実施形態に係るカメラケース1のように4つ程度が好適である。本例では、突起部25a、25b、25c、25dは、それぞれ、外側管12の軸線を含む水平面に対して45度の角度をなす2つの面上に位置するように備えられている。
また、本実施形態に係るカメラケース1においては、突起部25a、25bは、それぞれ上述した突出部22a、22bの機能をも兼ねている。これにより、カメラケースの構造がより簡易なものとなり、製造コストの低減が見込まれる。もっとも、突起部と突出部とは別体となっていても構わない。
また、本例では、外側管12の軸線を含む水平面よりも下側の位置に突起部25a、25bが設けられている。そして、カメラケース1を設置台34に載置した状態では、突起部25a、25bが設置台34と面接触している状態となる。このため、カメラケース1を安定よく設置台34に載せることが可能となっている。
(入水口、出水口、空気抜き口)
外側管12の周面には、冷却水を空間17に流入させるための入水口13と、冷却水を空間17から流出させるための出水口14と、カメラケース1の使用開始時に空間17を冷却水で満たす際に空間17内の空気を抜くための空気抜き口15とが形成されている。入水口13と出水口14は、外側管12の外周面の両端付近にそれぞれ設けられている。より具体的には、カメラケース1が設置される際に最下点となる点を通る線上に入水口13が設けられ、カメラケース1が設置される際に最上点となる点を通る線上に出水口14が設けられている。また、空気抜き口15は、カメラケースが設置される際に入水口13のほぼ真上となる位置に設けられている。なお、空気抜き口15は、空間17が冷却水で満たされた後は封止される。
(凸部28a、28b)
また、外側管12は、カメラケース1が設置される際の最上点となる点を通る線に沿って凸部28aが、カメラケース1が設置される際の最下点となる点を通る線に沿って凸部28bが、それぞれ外側管12の長手方向に連続的に形成されている。すなわち、凸部28a、28bの部分においては、外側管12の周面の他の部分と比較して肉厚になっている。従来は、図4(b)に示すように、入水口93、出水口94、空気抜き口95が形成される部分であっても外パイプ92の周面の厚みしかないため、外パイプ92の周面に孔を開けた後、アダプターを取り付ける土台となる金具を孔に溶接していた。これに対し、本実施形態に係るカメラケースにおいては、外側管12の凸部28a、28b上に孔を開けた後、ねじ切り加工を施しアダプター13a、14aおよび15aを取り付けることで、入水口13、出水口14および空気抜き口15が形成される。よって、従来のように入水口13、出水口14および空気抜き口15を形成するために、孔と金具とを溶接する必要がなく、クラックの発生を低減させることができる。
(カメラケースの製造方法)
上記説明したように、本実施形態に係るカメラケースは、固定リブ19、冷却フィン20、ガイド用レール21、突出部22a・22b、突起部25a・25b・25c・25d、凸部28a・28bが、内側管11および外側管12の長手方向に連続的に形成されているため、これらを押出成形にて同時に成形することができる。そして、押出成形後、内側管11および外側管12の両端にそれぞれ前面蓋23、背面蓋24を嵌め合わせて、内側管11および外側管12との間の端部を封止する。
このような製造方法を採用することにより、従来の水冷カメラケースのように内側管11と外側管12を絞り加工したり溶接したりする必要がなくなる。このため、絞り加工や溶接によりクラックが発生しやすいという従来の問題は解消される。
以下、本実施形態に係るカメラケースの製造方法について、詳細に説明する。
まず、内側管11、外側管12、固定リブ19、冷却フィン20、ガイド用レール21、突出部22a・22b、突起部25a・25b・25c・25d、凸部28a・28bを押出成形すると、これらはすべて同じ長さになる。このまま内側管11および外側管12の両端を前面蓋23と背面蓋24とで封止すると、固定リブ19や冷却フィン20が妨げとなって冷却水が空間17の全体に行き渡らなくなってしまう。このため、押出成形した成形物の固定リブ19や冷却フィン20の部分について、カメラケースの前面側および背面側から切り込みを入れる加工を行う。この点について、図3を用いて説明する。
図3は、押出成形後の加工作業について説明する図である。図3(a)は、内側管11、外側管12、固定リブ19、冷却フィン20、ガイド用レール21、突出部22a・22b、突起部25a・25b・25c・25d、凸部28a・28bを押出成形した成形物の正面図、図3(b)は、押出成形した成形物をB−B面で切断した場合の縦断面図、図3(c)は、押出成形した成形物の固定リブ19や冷却フィン20の部分について、カメラケースの前面側および背面側から切り込む加工を施した場合の縦断面図である。
図3(a)に示すように、内側管11、外側管12、固定リブ19、冷却フィン20、ガイド用レール21、突出部22a・22b、突起部25a・25b・25c・25d、凸部28a・28bは、押出成形によって同時に成形される。この時点では、図3(b)に示すように、内側管11、外側管12、固定リブ19、冷却フィン20、ガイド用レール21、突出部22a・22b、突起部25a・25b・25c・25d、凸部28a・28bは全て同じ長さになっている。なお、図3(b)においては、理解を容易なものとするため、内側管11、外側管12、固定リブ19、冷却フィン20、突起部25c、凸部28bの境界線を破線で示しているが、実際の成形物においては、これらは一体となって成形される。
そして、図3(c)に示すように、この成形物の固定リブ19の端部および冷却フィン20の端部について、カメラケースの前面側と背面側において、それぞれ長さx、長さyの切り込み41、42を入れる加工を施す。切り込み41の長さxおよび切り込み42の長さyは、10〜20mm程度が適当である。また、長さxと長さyとは異なる値であってもよいし、同じ値であってもよい。
以上のようにして、固定リブ19および冷却フィン20に切り込みを入れることで、内側管11と外側管12との間の空間17の全体に冷却水が行き渡ることができるようになる。
なお、本例では、切り込みは、固定リブ19および冷却フィン20の両方に設けている。もっとも、冷却フィン20には切り込みを設けず、固定リブ19のみに切り込みを設けてもよい。少なくとも固定リブ19に切り込みを設けておけば、冷却水の循環経路を確保することができるからである。
また、押出成形後、凸部28a上に出水口14および空気抜き口15となる孔を形成し、凸部28b上に入水口13となる孔を形成する。そして、それぞれの孔にはねじ切り加工を施しアダプター13a、14a、15aを取り付けることで入水口13、出水口14、空気抜き口15が形成される。
そして、以上のような工程を経た後、内側管11および外側管12の両端に、それぞれ前面蓋23および背面蓋24を嵌め合わせ、背面蓋24にカバー27を取り付ける。以上の工程により、カメラケース1が完成する。
(他の実施形態)
また、上記の実施形態においては、カメラケースは内側管11および外側管12は円筒形状としたが、筒状であれば他の形状であってもよい。例えば、カメラケースが角筒形状である場合には、カメラケースを設置する場合に安定がよく設置しやすい等のメリットがある。
また、上記の実施形態においては、カメラケースが水冷である場合について説明したが、空冷のカメラケースであってもよい。同様の構造を採ることが可能であり、同様の効果を奏するからである。この場合、空間17には冷却水に代えて冷却用気体(空気又はガス)が循環する。また、空気抜き口15は不要となる。
また、上記の実施形態においては、内側管11および外側管12は、断面がほぼ真円の円筒形状であることを想定して説明したが、断面が楕円形などの筒形状となっていてもよい。
(まとめ)
以上説明したように、本発明によれば、内側管と外側管とが、内側管および外側管の長手方向に連続的に形成される固定部によって接続して固定されるという構造を採るため、内側管、外側管、および固定部を、押出成形により同時に成形してカメラケースを製造することが可能である。これにより、クラックが発生する主原因がなくなるため、孔食が発生する危険性等を減らすことができる。さらに、従来のカメラケースの製造方法と比較して製造工程が簡潔なものとなるため、製造コストの低減や品質の向上が期待できる。
(請求項に関する付記)
本発明については、請求項の記載に関して、以下の態様が考えられる。
(請求項2)
前記内側管は、その外周面に、前記冷却用流体によって冷却される冷却フィンが前記長手方向に連続的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のカメラケース。
すなわち、内側管の外周面の長手方向に冷却フィンが連続的に形成された構造とすることで、カメラケースの冷却能力が向上するとともに、内側管、外側管、固定部、および冷却フィンを、押出成形により同時に成形してカメラケースを製造することが可能である。これによって、従来のカメラケースのように、製造時に冷却フィンを加工して溶接したりする必要がなくなるため、加工や溶接によりクラックが発生しやすいという従来の問題は解消される。さらに、従来のカメラケースの製造方法と比較して製造工程が簡潔なものとなるため、製造コストの低減や品質の向上が期待できる。
(請求項3)
前記内側管は、長手方向に連続的に形成され前記カメラを載置する載置板をガイドして滑動させるためのガイド部(上述した実施形態におけるガイド用レール21)を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラケース。
すなわち、内側管の長手方向にガイド部が連続的に形成された構造とすることで、内側管、外側管、固定部、およびガイド部を、押出成形により同時に成形してカメラケースを製造することが可能である。これによって、従来のカメラケースのように、製造時にガイド用のレール等を加工して溶接したりする必要がなくなるため、加工や溶接によりクラックが発生しやすいという従来の問題は解消される。さらに、従来のカメラケースの製造方法と比較して製造工程が簡潔なものとなるため、製造コストの低減や品質の向上が期待できる。
(請求項4)
前記外側管は、その外周面の長手方向に連続的に形成され前記カメラケースを固定するために用いられる突出部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一に記載のカメラケース。
すなわち、外側管の外周面の長手方向に突出部が連続的に形成された構造とすることで、内側管、外側管、固定部、および突出部を、押出成形により同時に成形してカメラケースを製造することが可能である。これによって、従来のカメラケースのように、製造時に突出部を加工して溶接したりする必要がなくなるため、加工や溶接によりクラックが発生しやすいという従来の問題は解消される。さらに、従来のカメラケースの製造方法と比較して製造工程が簡潔なものとなるため、製造コストの低減や品質の向上が期待できる。
(請求項5)
前記内側管と前記外側管との間の端部を封止するために前記内側管および前記外側管の両端にそれぞれ設けられる第一の蓋部および第二の蓋部と、前記長手方向に連続的に形成され前記第一の蓋部(上述した実施形態における前面蓋23)および第二の蓋部(上述した実施形態における背面蓋24)を取り付けるために用いられる突起部と、を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一に記載のカメラケース。
すなわち、カメラケースの長手方向に第一の蓋部および第二の蓋部を取り付けるための突起部が連続的に形成された構造とすることで、内側管、外側管、固定部、および突起部を、押出成形により同時に成形してカメラケースを製造することが可能である。これによって、従来のカメラケースのように、製造時に突起部を加工して溶接したりする必要がなくなるため、加工や溶接によりクラックが発生しやすいという従来の問題は解消される。さらに、従来のカメラケースの製造方法と比較して製造工程が簡潔なものとなるため、製造コストの低減や品質の向上が期待できる。
(請求項6)
請求項5の突起部が、請求項4の突出部としての機能を有していることを特徴とするカメラケース。
これにより、カメラケースの部品点数が低減され、製造工程がより簡潔なものとなり、製造コストの低減や品質の向上が期待できる。
(請求項7)
前記内側管および前記外側管は、円筒形状であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一に記載のカメラケース。
このような構造により、内側管と外側管との間を冷却用液体が流れやすく、冷却効率が向上するという利点がある。
(請求項8)
カメラを収納する内側管と、前記内側管の長手方向と同じ方向を長手方向とし前記内側管を内包する外側管と、前記内側管および前記外側管の長手方向に連続的に形成され前記内側管と前記外側管との相対位置を固定する固定部とが、押出成形によって同時に成形されることを特徴とするカメラケースの製造方法。
すなわち、内側管、外側管、および固定部を、押出成形により同時に成形することにより、従来のカメラケースのように、製造時に内側管と外側管を絞り加工したり溶接したりする必要がなくなり、絞り加工や溶接によりクラックが発生しやすいという従来の問題は解消される。また、カメラケースの外側管と内側管が一体化されることにより、部品点数が低減され、製作時の作業性が向上する。すなわち、従来のカメラケースの製造方法と比較して製造工程が簡潔なものとなるため、製造コストの低減や品質の向上が期待できる。
(請求項9)
前記内側管の外周面の長手方向に連続的に形成され前記内側管と前記外側管との間に流れる冷却用流体によって冷却される冷却フィンをも、押出成形によって同時に成形されることを特徴とする請求項8に記載のカメラケースの製造方法。
すなわち、内側管、外側管、固定部、および冷却フィンを、押出成形により同時に成形することにより、従来のカメラケースのように、製造時に冷却フィンを加工して溶接したりする必要がなくなり、加工や溶接によりクラックが発生しやすいという従来の問題は解消される。さらに、従来のカメラケースの製造方法と比較して製造工程が簡潔なものとなるため、製造コストの低減や品質の向上が期待できる。
(請求項10)
前記内側管の長手方向に連続的に形成され前記カメラを載置する載置板を滑動してガイドするためのガイド部をも、押出成形によって同時に成形されることを特徴とする請求項8又は9に記載のカメラケースの製造方法。
すなわち、内側管、外側管、固定部、およびガイド部を、押出成形により同時に成形することにより、従来のカメラケースのように、製造時にガイド用のレール等を加工して溶接したりする必要がなくなり、加工や溶接によりクラックが発生しやすいという従来の問題は解消される。さらに、従来のカメラケースの製造方法と比較して製造工程が簡潔なものとなるため、製造コストの低減や品質の向上が期待できる。
(請求項11)
前記外側管の外周面の長手方向に連続的に形成され前記カメラケースを固定するために用いられる突出部をも、押出成形によって同時に成形されることを特徴とする請求項8から10のいずれか一に記載のカメラケースの製造方法。
すなわち、内側管、外側管、固定部、および突出部を、押出成形により同時に成形することより、従来のカメラケースのように、製造時に突出部を加工して溶接したりする必要がなくなり、加工や溶接によりクラックが発生しやすいという従来の問題は解消される。さらに、従来のカメラケースの製造方法と比較して製造工程が簡潔なものとなるため、製造コストの低減や品質の向上が期待できる。
(請求項12)
前記長手方向に連続的に形成され前記内側管と前記外側管との間の端部を封止するために前記内側管および前記外側管の両端にそれぞれ設けられる第一の蓋部および第二の蓋部を取り付けるために用いられる突起部をも、押出成形によって同時に成形されることを特徴とする請求項8から11のいずれか一に記載のカメラケースの製造方法。
すなわち、内側管、外側管、固定部、および突起部を、押出成形により同時に成形することにより、従来のカメラケースのように、製造時に突起部を加工して溶接したりする必要がなくなり、加工や溶接によりクラックが発生しやすいという従来の問題は解消される。さらに、従来のカメラケースの製造方法と比較して製造工程が簡潔なものとなるため、製造コストの低減や品質の向上が期待できる。
(請求項13)
前記押出成形後に、前記内側管と前記外側管との間に冷却用流体が流れるための切り込みを、前記固定部に設けることを特徴とする請求項8から12のいずれか一に記載のカメラケースの製造方法。
このような製造方法により、内側管、外側管、および固定部を、押出成形により同時に成形し、かつ、冷却用流体が内側管と外側管との間の空間全体に行き渡る構造を有するカメラケースを製造することができる。
1 カメラケース
11 内側管
12 外側管
13 入水口
14 出水口
15 空気抜き口
13a、14a、15a アダプター
17 空間
19 固定リブ
20 冷却フィン
21 ガイド用レール
22a、22b 突出部
23 前面蓋
23a、23b Oリング
23c 凸部
23p、23q、23r、23s 突起
24 背面蓋
24a、24b Oリング
24c 凸部
24p、24r、24s 突起
25a、25b、25c、25d 突起部
26 フード
27 カバー
28a、28b 凸部
31 カメラ
31a 載置板
32 レンズ
33 ケーブル
34 設置台
35 載置板
35a、35b 縁
41、42 切り込み
90a、90b 溶接部
91 内パイプ
92 外パイプ
93 入水口
94 出水口
95 空気抜き口
96 カメラ搭載スペース
97 空間

Claims (1)

  1. カメラを収納する内側管と、
    前記内側管の長手方向と同じ方向を長手方向とし前記内側管を内包する外側管と、
    前記内側管および前記外側管の長手方向に連続的に形成され前記内側管と前記外側管との相対位置を固定する固定部と、
    を有し、
    前記内側管と前記外側管との間に冷却用流体が流れることによって前記カメラを冷却することを特徴とするカメラケース。
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