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JP2006341281A - 溶融金属用電磁ポンプ - Google Patents

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Kuniaki Miura
邦明 三浦
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Abstract

【課題】 コア2の保護管の保持部分でダクト内の溶融金属の停滞、溶融金属の酸化物等のカスの溜まり等が生じにくく、しかもその清掃等のメンテナンスもしやすくする。
【解決手段】 溶融金属用電磁ポンプは、溶融金属を通す筒状のダクト1、1’と、ダクト1の外周に設けられ、同ダクト1の中に移動磁界を発生させる誘導子14と、ダクト1内に配置され、前記誘導子14で発生した移動磁界の磁路を形成する磁性体からなるコア2と、このコア2を覆うように設けられた保護管3とを有する。そしてコア2を覆った保護管3の一部にフランジ6を設けて、このフランジ6をダクト1、1’の継手5、5’または15で挟持することにより、コア2をダクト1内に保持すると共に、保護管3のフランジ6に溶融金属を通す円弧状通路7を設けている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、溶融アルミニウムや溶融亜鉛等の溶融金属を搬送するために使用される溶融金属用誘導電磁ポンプに関し、特にダクト内部で磁路を形成するコアを固定するため、コアを覆った保護管をダクトに固定する構造を改良し、溶融金属の流れの滞りが無く、メンテナンスをしやすくした溶融金属用電磁ポンプに関する。
例えば鋳造等の分野では溶融アルミニウムなどを搬送するために、電磁誘導作用により溶融金属に推力を与えて搬送する溶融金属用電磁ポンプが利用されている。このような溶融金属用電磁ポンプは、磁性体製のコアに巻線を巻いた誘導子により筒状のダクト内部に移動磁界を発生させて溶融金属に推力を与える形式の誘導形電磁ポンプが主流である。
このような誘導形電磁ポンプは、特公平4−52708号公報や特開平7−203668号公報に開示されている。溶融金属が流れる管状のダクト管の外周に移動磁界を発生するためのコアに巻線を巻いた誘導子を配置し、管状のダクトの内部に誘導子により発生した磁界の磁路となる磁性体のコアを配置している。コアは耐熱性及び耐食性を有する筒状の保護管により覆われている。従って、溶融金属の流路は管状のダクトと保護管との間に形成される環状部分となり、これにより、この種の電磁ポンプは環状流路形電磁ポンプと呼ばれている。
電磁ポンプにおいて、ダクト内部にコアを配置しないと、ダクト内部に磁路が形成されないため、ダクトの中央部の磁束密度が極端に小さくなって、その部分の推力が低くなり、或いは推力が無くなってしまう。このため、ダクト内部にコアを配置することが不可欠となる。しかしながら、ダクト内部にコアを設けた鋳造用の環状流路形電磁ポンプでは、コアの保護管に設けたスペーサや、このスペーサに当たって保護管を保持するためのダクト内周の突起等があるため、その部分で溶融金属の停滞が生じやすい。そのため、溶融金属の表面に生じる酸化物等のカスがたまりやすく、しかもその除去が面倒である。
図8は、溶融金属用電磁ポンプの従来例を示すもので、溶融アルミニウムや溶融亜鉛を搬送する一般的なものである。溶融金属12を入れた溶融金属槽11の底部近くに斜め上向きに接続された真っ直ぐなダクト1には、90゜に曲げられた給湯用の先のダクト1’がフランジ継手等の継手5、5’を介して接続されている。この先のダクト1’は、バネ10により手前のダクト1に押しつけられ、継手5、5’の間に挿入された耐熱性のガスケットにより継手5、5’の部分のシール性が確保されている。これらのダクト1、1’は、セラミック等の耐熱性、耐食性のある材料で作られている。
手前の真っ直ぐなダクト1の周囲には、磁性体製のコアに巻線を施した円筒形状の誘導子14が配置されている。またこのダクト1の中には、その中心軸が一致するように磁性体製の円柱体からなるコア2が配置されている。このコア2は、両端が閉じられた円筒形の保護管3の中に収納されており、ダクト1内の溶融金属と直接接触しないようになっている。保護管3は、セラミック等の耐熱性、耐食性のある材料で作られており、その中のコア2の周囲にクッション材としてアルミナ、マグネシア等のセラミック繊維或いはセラミック粉末等の充填材8が充填されている。
保護管3の両端近くの周囲に突起状のスペーサ18、18が突設され、このスペーサ18、18がダクト1の内周に当たり、コア2をダクト1の中心に保持している。さらにまたこの両端のスペーサ18、18は、ダクト1の内周に設けた突起状のストッパ19、19に当たり、ダクト1の長手方向の所定の位置に保持されている。
ダクト1、1’は、その外周に設けた保温用のマイクロヒータ等からなるヒータ17により加熱され、溶融金属の凝固を防ぐ。
このような方式の環状溶融金属用誘導電磁ポンプでは、前記の保護管3のスペーサ18、18とダクトのストッパ19、19の位置で溶融金属の停滞が起こりやすい。このため、図8の符号Cで示す位置に溶融金属の酸化物等のカスが溜まりやすい。図8では、上側のスペーサ18とストッパ19の位置のみを符号Cで示しているが、下側のスペーサ18とストッパ19の位置も同様である。
図8に符号Cで示す位置にカスが溜まると、コア2の長手方向の熱膨張による延びが妨げられ、ダクト1を加熱、冷却するときの熱サイクルにより、ダクト1とコア2に熱応力が発生し、破損することがある。特に、ダイキャスト用アルミニウム合金のように、マグネシウム成分が多い溶融金属を搬送する場合は、ダクト1内に酸化物のカスが多く発生する。
この対策として従来では、ダクト1の中に窒素ガスを流し込んで、酸化防止の雰囲気を作り、溶融金属の酸化物の発生を抑えている。しかし、溶融金属12を流した後、ダクト1’の出口に蓋をしてからダクト1に窒素ガスを流しているので、蓋するまでの間に空気が入ってしまい、これでも酸化物の発生を完全に抑えることはできない。
さらに、前記のスペーサ18とストッパ19の位置に酸化物のカスがたまった場合に、それを取り除くためには、ダクト1を完全に分解しなければならず、そのために誘導子14の取り外し、再取付、調整等の面倒なメンテナンス作業を必要とする。
図9は、保護管3の端部にフランジ21を設け、これをダクト1’と押え蓋20との間に挟持してコア2をダクト1の中心軸上に配置、固定した例である。コア2は棒22を介して押え蓋20に固定されている。他の部分は図8に示した環状溶融金属用誘導電磁ポンプと同様であり、同じ部分は同じ符号で示している。
この構造の環状溶融金属用誘導電磁ポンプでは、前記フランジ21とダクト1’の接合部分に出来るポケット状のくぼみ、すなわち図9に符号Dにより示した位置に溶融金属の停滞が起こりやすい。このため、図9の符号Dで示す位置に溶融金属の酸化物等のカスが溜まりやすい。
図8と図9は外付形の環状溶融金属用誘導電磁ポンプであるが、図10は、浸漬形の環状溶融金属用誘導電磁ポンプの例である。このタイプの環状溶融金属用誘導電磁ポンプは誘導子14をセラミック等の耐熱性及び耐食性を有する材料からなる保護胴16の中に収納し、ポンプの部分全体を溶融金属12の中に浸漬している。保護胴16の下端中央に溶融金属を導入する孔があり、この部分にダクト1の下端が接合されている。このダクト1の下端の孔からダクト1内に溶融金属を汲み上げる形式である。電磁ポンプそのものの構造及びダクト1、1’の接続は基本的に図9に示したものと同様であり、同じ部分は同じ符号で示している。
この構造の環状溶融金属用誘導電磁ポンプでも、図9により前述した外付形の環状溶融金属用誘導電磁ポンプと同様にフランジ21とダクト1’の接合部分に出来るポケット状のくぼみ、すなわち図10に符号Eにより示した位置に溶融金属の停滞が起こりやすい。このため、図10の符号Eで示す位置に溶融金属の酸化物等のカスが溜まりやすい。
特開平7−203668号公報 特開2001−121255号公報 特開2000−263220号公報 特公平4−52708号公報
本発明は、前述した従来の溶融金属用電磁ポンプにおける課題に鑑み、コア2の保護管の保持部分でダクト内の溶融金属の停滞、溶融金属の酸化物等のカスの溜まり等が生じにくく、しかもその清掃等のメンテナンスもしやすい溶融金属用電磁ポンプを提供するものである。これにより、熱サイクル時に熱応力が発生しにくく、破損しにくい溶融金属用電磁ポンプを提供することを目的とする。
本発明では、前記の目的を達成するため、第一に、コア2を覆った保護管3の一部にフランジ6を設けて、このフランジ6をダクト1、1’の継手5、5’または15で挟持し、これによりコア2を収納した保護管3をダクト1内に保持するようにした。第二に、この保護管3のフランジ6に溶融金属を通す円弧状通路7を設け、そこに溶融金属を通すようにした。
すなわち、本発明による溶融金属用電磁ポンプは、溶融金属を通す筒状のダクト1、1’と、ダクト1の外周に設けられ、同ダクト1の中に移動磁界を発生させる誘導子14と、ダクト1内に配置され、前記誘導子14で発生した移動磁界の磁路を形成する磁性体からなるコア2と、このコア2を覆うように設けられた保護管3とを有する。そしてコア2を覆った保護管3の一部にフランジ6を設けて、このフランジ6をダクト1、1’の継手5、5’または15で挟持することにより、コア2をダクト1内に保持すると共に、保護管3のフランジ6に溶融金属を通す通路7を設けたことを特徴とする。この溶融金属を通す通路7が保護管3のフランジ6に設けた円弧状の長孔からなる。
このような本発明による溶融金属用電磁ポンプでは、コア2を覆った保護管3がその一部に設けたフランジ6によりダクト1、1’の継手5、5’または15に挟持されるため、保護管3の固定場所が1個所で済む。また、保護管3のフランジ6に溶融金属を通す通路7を設けたことにより、溶融金属の流路の途中にポケット状の窪みも生じない。そのために、溶融金属の酸化物等のカスが溜まりにくい。仮に溶融金属の酸化物等のカスが溜まった場合でも、保護管3の固定個所が1個所であるため、温度の上下に伴う熱応力の発生も無く、保護管3等の破損も起こりにくい。
さらに、保護管3の固定個所がダクト1、1’の継手5、5’、15の部分であるため、その継手5、5’または15を外すだけで保護管3の取り出しが可能である。或いは保護管3を取り出さなくても、ダクト1’を外すだけで、フランジ6の付近に溜まったカスをフランジ6の円弧状通路7を通して耳かきのような掻き出し棒や吸引パイプで取り出すことが出来るので、メンテナンスも極めて容易となる。
以上説明した通り、本発明による溶融金属用電磁ポンプでは、ダクト1、1’の中に溶融金属の酸化物等のカスが溜まりにくく、また溜まっても熱応力による保護管3の破損も起こりにくく、さらに保護管3の清掃等のメンテナンスも容易となる。これにより、トラブルが少なく、その回避も容易な溶融金属用電磁ポンプとなり得る。
本発明では、コア2を覆った保護管3の一部にフランジ6を設けて、このフランジ6をダクト1、1’の継手5、5’で挟持し、さらにこの保護管3のフランジ6に溶融金属を通す通路7を設けることで、その目的を達成するようにした。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、実施例をあげて詳細に説明する。
図1は、本発明による外付形の環状溶融金属用誘導電磁ポンプの一実施例である。この溶融金属用誘導電磁ポンプの構成は基本的に図8により前述した従来の電磁ポンプと同じであり、同じ部分は同じ符号を付してある。
溶融金属12を入れた溶融金属槽11の底部近くの斜めの壁面13に給湯口が開口しており、この給湯口にフランジ状の継手5を介して真っ直ぐなダクト1が接続されている。このダクト1は図1に(い)おて左側の先端側が高くなるように傾斜している。
この真っ直ぐなダクト1の先端には、90゜に曲げられた給湯用のダクト1’がフランジ継手等の継手5、5’を介して接続されている。図2は図1のダクト1、1’の継手5、5’の前後の部分を拡大して示している。これらのダクト1、1’は、セラミック等の耐熱性、耐食性のある材料で作られている。図1に示すように、ダクト1、1’は、その周囲に設けた保温用のマイクロヒータ等からなるヒータ17により加熱され、ダクト1、1’の中の溶融金属の凝固を防ぐようになっている。
図1と図2に示すように、手前のダクト1の中には、その中心軸が一致するように磁性体製の円柱体からなるコア2が配置されている。このコア2は、両端が閉じられた円筒形の保護管3の中に収納されており、ダクト1内の溶融金属と直接接触しないようになっている。コア2の保護管3は、セラミック等の耐熱性、耐食性のある材料で作られている。
保護管3の給湯用のダクト1’に近い一端部の周囲にフランジ6が延設され、このフランジ6の外周に近い部分が前記ダクト1とダクト1’とを接続する継手5、5’の間に挟持されている。これにより、コア2がダクト1の中心に位置するよう保持されている。給湯用のダクト1’は、バネ10により手前のダクト1に押しつけられ、図示してないガスケットにより継手5、5’の間に前記保護管3のフランジ6を挟持すると共に、シール性を確保している。
保護管3はセラミック等の成型体であるため、別部材としてフランジ6を設けるよりは、フランジ6を保護管3と一体に成型したものがよい。保護管3の中には、コア2を保護管3の中心に保持し、且つ運転時の振動によるがたつきを無くすため、クッション材としてアルミナ、マグネシア等のセラミック繊維或いはセラミック粉末等の充填材8が充填される。図1と図2に示したように、図示の実施例では、保護管3の端部がセラミック等の耐熱性、耐食性のある端栓4により閉じられるようになっている。コア2や充填材8はこの端栓4を開けて保護管3の中に収納、充填される。
前記のフランジ6の継手5、5’に挟持された外周に近い部分より内周側の部分には、溶融金属を通すための通路7が設けられている。図3に示したように、例えばこの通路7は、円周方向に長い長孔状のものであり、通路7の間は保護管3の本体部分である円筒部分とフランジ6の継手5、5’により挟持される外周側のリム状の部分とを一体に連絡するスポーク状の連結部10となっている。図4に示すように、このスポーク状の連結部10の断面は、出来るだけ溶融金属の流動抵抗を少なくするように、楕円形または円形とするのが好ましい。
図1に示すように、手前の真っ直ぐなダクト1の周囲には、磁性体製のコアに巻線を施した円筒形状の誘導子14が配置されている。この誘導子14により、ダクト1の内部に移動磁界が形成され、ダクト1内の溶融金属に推力が与えられる。前記の磁性体製のコア2は、ダクト1の中心軸上に移動磁界の磁路を形成するもので、これにより、ダクト1内の移動磁界の磁束密度を維持し、ダクト1内での溶融金属の推力を確保する。
図5は、本発明による外付形の環状溶融金属用誘導電磁ポンプの他の実施例である。この実施例では、溶融金属槽11の給湯口側のダクト1のフランジ15により保護管3のフランジ6を挟持している。すなわち、給湯口が開口した溶融金属槽11の底部近くの斜めの壁面13に開口した給湯口の周囲とダクト1の継手5との間に保護管6のフランジ6を挟持している。このフランジ6の継手5と溶融金属槽11の壁面13とにより挟持されたリム状の外周近い部分より内側の部分に溶融金属の円弧状通路7を有することは図1〜図4により前述した実施例と同じである。さらに、その他の溶融金属用電磁ポンプとしての構成も前述した実施例と同じである。図5の方が、フランジ6が溶融金属中に常に浸漬しており、フランジ6の円弧状通路7に酸化物の発生することが無く好ましい。図示していないが、図1の方式であってもダクト1’を長くしてフランジ6の円弧状流路7が溶融金属に浸漬するようにすれば、流路の狭い円弧状通路7の酸化物による流路閉塞が少なくなる。例えば、その方法としては、炉11の溶融金属12を高くするか、電磁ポンプに僅かな電磁力を掛けておいて、フランジ6の円弧状流路7を溶融金属12で満たしてやればよい。
図6と図7は、浸漬形の環状溶融金属用誘導電磁ポンプの例である。このタイプの環状溶融金属用誘導電磁ポンプは誘導子14をセラミック等の耐熱性及び耐食性を有する材料からなる保護胴16の中に収納し、ポンプの部分全体を溶融金属12の中に浸漬している。誘導子14は保護胴16とダクト1とにより溶融金属12に対して接触しないように絶縁されている。保護胴16の下端中央に溶融金属を導入する孔があり、この部分にダクト1の下端が接合されている。このダクト1の下端から溶融金属を汲み上げる形式である。電磁ポンプそのものの構造及びダクト1、1’の接続は基本的に図1や図5に示したものと同様であり、同じ部分は同じ符号で示している。
図6で示した浸漬形の環状溶融金属用誘導電磁ポンプの実施例は、垂直なダクト1と途中が90゜に曲がった給湯用のダクト1’との継手5、5’の間に保護管3のフランジ6の外周に近い部分を挟持した例である。これに対し、図7で示した浸漬形の環状溶融金属用誘導電磁ポンプの実施例は、保護胴16の下端中央に設けた溶融金属を導入する孔の周囲と、ここにダクト1の下端を接合するためのフランジ15との間に保護管3のフランジ6の外周に近い部分を挟持した例である。図6は外付形の図1の実施例に対応する例であり、図7は外付形の図5の実施例に対応する例である。フランジ6のリム部分より内周側の部分に溶融金属の円弧状通路7が形成されていること、及びその他の構成は浸漬形と外付形との違いを除けば、それぞれ図1や図5に示した溶融金属用電磁ポンプと同じである。
図7のフランジ6は常に溶融金属中に隠れ、流路が狭い円弧状流路7に酸化物による流路閉塞がない。図6に図示は無いが、電磁ポンプに僅かの電磁力を発生させて、フランジ6が溶融金属で隠れる様にしておけば、円弧状流路7が酸化物によって流路閉塞することが無い。
本発明による外付形の環状溶融金属用誘導電磁ポンプの一実施例を示す断面図である。 図1に示した環状溶融金属用誘導電磁ポンプのコア及びダクトの継手部分を示す要部拡大断面図である。 図2のA−A’線拡大断面図である。 図3のB−B’線拡大断面図である。 本発明による外付形の環状溶融金属用誘導電磁ポンプの他の実施例を示す断面図である。 本発明による浸漬形の環状溶融金属用誘導電磁ポンプの他の一実施例を示す断面図である。 本発明による浸漬形の環状溶融金属用誘導電磁ポンプの他の他の実施例を示す断面図である。 外付形の環状溶融金属用誘導電磁ポンプの従来例を示す断面図である。 外付形の環状溶融金属用誘導電磁ポンプの他の従来例を示す断面図である。 浸漬形の環状溶融金属用誘導電磁ポンプの従来例を示す断面図である。
符号の説明
1 ダクト
1’ ダクト
2 コア
3 保護管
5 ダクトの継手
5’ ダクトの継手
6 保護管のフランジ
7 フランジの通路
14 誘導子
15 ダクトの継手

Claims (3)

  1. 溶融金属を通す筒状のダクト(1)、(1’)と、ダクト(1)の外周に設けられ、同ダクト(1)の中に移動磁界を発生させる誘導子(14)と、ダクト(1)内に配置され、前記誘導子(14)で発生した移動磁界の磁路を形成する磁性体からなるコア(2)と、このコア(2)を覆うように設けられた保護管(3)とを有する溶融金属用電磁ポンプにおいて、コア(2)を覆った保護管(3)の一部にフランジ(6)を設けて、このフランジ(6)をダクト(1)、(1’)の継手(5)、(5’)、(15)で挟持することにより、コア(2)をダクト(1)内に保持すると共に、保護管(3)のフランジ(6)に溶融金属を通す通路(7)を設けたことを特徴とする溶融金属用電磁ポンプ。
  2. 溶融金属を通す円弧状通路(7)が保護管(3)のフランジ(6)に設けた円弧状の長孔からなることを特徴とする請求項1に記載の溶融金属用電磁ポンプ。
  3. フランジ(6)に設けられた円弧状通路(7)が常に、何らかの形で溶融金属が満たされ、円弧状通路(7)に酸化物発生えをしない様にした事を特徴とする請求項1または2に記載の溶融金属用電磁ポンプ。
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