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JP2010535781A - 肥満に対する処置 - Google Patents

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JP2010535781A JP2010520138A JP2010520138A JP2010535781A JP 2010535781 A JP2010535781 A JP 2010535781A JP 2010520138 A JP2010520138 A JP 2010520138A JP 2010520138 A JP2010520138 A JP 2010520138A JP 2010535781 A JP2010535781 A JP 2010535781A
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Abstract

本発明は、FGF−21化合物をGLP−1化合物と組み合わせて投与することによって体重を低下させる方法を提供する。さらに本発明は、FGF−21化合物をGLP−1化合物と組み合わせて投与することによって肥満を処置する方法も提供する。本発明はまた、本発明の方法において有用な組み合わせも開示する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、FGF−21化合物およびGLP−1化合物を含む組成物に関する。これらの組成物は、体重低下、および肥満の処置に使用できる。
肥満、特に上半身肥満は、世界の栄養過剰な個体群において最も一般的な栄養障害である。体重減少を促進するための現行の方法は、完全に満足なものではない。残念ながら、1年あたり推定330億ドルが、ほとんど無益な減量措置に費やされている。よって、減量を促進する新しい方法および医薬製剤などの組成物が、古いアプローチを補完するのに早急に必要とされている。
線維芽細胞成長因子21(FGF−21)は、多面的な生理機能にて重大な役割を果たす、成育中および成体組織に広く発現される大きなポリペプチドのファミリーに属する。FGF−21は、インスリンの存在下および非存在下での長期処置後に、マウス脂肪細胞でグルコースの取り込みを刺激すること、ならびにob/obおよびdb/dbマウスにおける摂食時および空腹時の血糖、トリグリセリド、およびグルカゴンレベルを用量依存的に低下させることが報告されており、このため糖尿病および肥満を処置するための療法としてのFGF−21の使用に対する基礎が提供されている(特許文献1)。
2型糖尿病に対する有益な効果に加え、グルカゴン様ペプチド−1(GLP−1)化合物が肥満の処置について報告されている。(特許文献2)。FGF−21およびGLP−1化合物の双方とも、肥満の処置におけるプラスの効果が示されているが、FGF−21化合物とGLP−1化合物との組み合わせが体重低下に対して相乗効果をもたらすであろうことは、なんら示されていない。このため、体重減少のためのさらなる有益な治療が、依然として必要とされている。
国際出願公開第WO03/011213号パンフレット 国際出願公開第WO98/019698号パンフレット
出願人らは、FGF−21化合物とGLP−1化合物との組み合わせが、体重低下に対して予想外の相乗効果を有することを見出している。
本発明は、FGF−21化合物およびGLP−1化合物を含む組成物に関する。本発明はまた、FGF−21化合物をGLP−1化合物と組み合わせて投与することを含む、体重を低下させる方法も提供する。別の実施形態で、本発明は、FGF−21化合物をGLP−1化合物と組み合わせて投与することを含む、肥満を処置する方法を提供する。
本発明はまた、FGF−21化合物およびエキセンディン化合物を含む組成物も提供する。本発明はまた、FGF−21化合物をエキセンディン化合物と組み合わせて投与することを含む、体重を低下させる方法も提供する。別の実施形態で、本発明はFGF−21化合物をエキセンディン化合物と組み合わせて投与することを含む、肥満を処置する方法を提供する。
「FGF−21化合物」は、未変性のヒトFGF−21(配列番号2)、FGF−21類似体、またはFGF−21誘導体を含む化合物と定義される。本発明のFGF−21化合物は、Kharitonenkovら、(Journal of Clinical Investigation、115(6):1627(2005))に記載されるようなアッセイで測定されるFGF−21活性を保持している。
「FGF−21類似体」は、配列番号2と比較した場合に1以上のアミノ酸の置換、欠失、逆位または付加を含む修飾を有する分子と定義される。
「FGF−21誘導体」は、ヒトFGF−21(配列番号2)のアミノ酸配列またはFGF−21類似体のアミノ酸配列を有するが、そのアミノ酸側基、α−炭素原子、末端アミノ基、または末端カルボン酸基の1以上に、少なくとも1つの化学的修飾を付加的に有する分子と定義される。アミノ酸側基での修飾として、リジンのε−アミノ基のアシル化、アルギニン、ヒスチジンまたはリジンのN−アルキル化、グルタミン酸のカルボン酸基またはアスパラギン酸のカルボン酸基のアルキル化、およびグルタミンまたはアスパラギンの脱アミドが挙げられる。末端アミノの修飾として、des−アミノ、N−低級アルキル、N−ジ−低級アルキル、およびN−アシル修飾が挙げられる。末端カルボキシ基の修飾として、アミド、低級アルキルアミド、ジアルキルアミド、および低級アルキルエステル修飾が挙げられる。低級アルキルは、C〜Cアルキルである。さらに、1以上の側基または末端基は、通常の技術を有するタンパク質化学者に知られた保護基によって保護されてもよい。アミノ酸のα−炭素を、モノメチル化またはジメチル化してもよい。化学的修飾にはまた、「ペグ化」も含まれうる。
ヒトFGF−21、FGF−21類似体またはFGF−21誘導体に対する特異的置換は、特定の残基での置換または修飾後に存在する特異的アミノ酸と、それに続く残基番号を用いて示す。例えば、Cys118−FGF−21は、ヒトFGF−21の第118位にシステインが導入されていることを示す。
「GLP−1化合物」は、未変性のヒトGLP−1(配列番号3)のアミノ酸配列を含む化合物、GLP−1類似体またはGLP−1誘導体で、GLP−1活性を維持しているものと定義される。GLP−1活性は、GLP−1レセプター結合活性またはレセプター活性化を測定するインビボ実験およびインビトロアッセイ、例えば、欧州特許第619322号、Gelfandら、および米国特許第5120712号にそれぞれ記載される、膵島細胞またはインスリノーマ細胞を用いたアッセイの使用を含め、当該技術分野で知られた方法によって測定しうる。GLP−1化合物は、当該技術分野で周知である。例えば、PCT国際出願公開第WO03/040309号、米国特許第6593295号、同第7141547号、および同第7176278号を参照されたい。
「GLP−1類似体」は、配列番号3と比較した場合に1以上のアミノ酸の置換、欠失、逆位または付加を含む修飾を有する分子と定義される。「GLP−1類似体」は、「GLP−1融合タンパク質」も含み、このGLP−1融合タンパク質は、GLP−1またはGLP−1類似体と、ヒトアルブミン、ヒトアルブミン類似体、ヒトアルブミンの断片、トランスフェリン、トランスフェリン類似体、トランスフェリン誘導体、トランスフェリンの断片、免疫グロブリンのFc部分、免疫グロブリンのFc部分の類似体および免疫グロブリンのFc部分の断片からなる群より選択される第二ポリペプチドとを含む異種タンパク質であり、ここで第一ポリペプチドのC末端が、第二ポリペプチドのN末端に融合されている。GLP−1またはGLP−1類似体は、ペプチドリンカーを介して第二ポリペプチドに融合されていてもよい。本発明のGLP−1融合タンパク質は、ヒトIgG4に由来するが野生型ヒト配列(配列番号5)と比較して1以上の置換を含む、Fc部分を含有する。
「GLP−1誘導体」は、未変性のヒトGLP−1のアミノ酸配列またはGLP−1類似体のアミノ酸配列を有するが、そのアミノ酸側基、α−炭素原子、末端アミノ基、または末端カルボン酸基の1以上に、少なくとも1つの化学的修飾を付加的に有する分子と定義される。アミノ酸側基での修飾として、リジンのε−アミノ基のアシル化、アルギニン、ヒスチジンまたはリジンのN−アルキル化、グルタミン酸のカルボン酸基またはアスパラギン酸のカルボン酸基のアルキル化、およびグルタミンまたはアスパラギンの脱アミドが挙げられる。末端アミノの修飾として、des−アミノ、N−低級アルキル、N−ジ−低級アルキル、およびN−アシル修飾が挙げられる。末端カルボキシ基の修飾として、アミド、低級アルキルアミド、ジアルキルアミド、および低級アルキルエステル修飾が挙げられる。低級アルキルは、C〜Cアルキルである。さらに、1以上の側基または末端基は、通常の技術を有するタンパク質化学者に知られた保護基によって保護されてもよい。アミノ酸のα−炭素を、モノメチル化またはジメチル化してもよい。化学的修飾にはまた、ペプチドまたはポリペプチドのアミノ酸の「ペグ化」も含まれうる。
特異的GLP−1類似体およびGLP−1誘導体を指すのに本明細書で使用する表記は、以下のように定める。GLP−1類似体およびGLP−1誘導体に対する特異的置換は、置換されている特異的アミノ酸と、それに続く残基番号を用いて示す。GLP−1(7−37)は、成熟融合タンパク質のGLP−1類似体部分が、第7位のHisで開始し、かつ第37位のGlyで終止することを示唆する。GLP−1アミノ酸配列へのアミノ酸の付加の場合、付加されたアミノ酸は、それが存在する位置を後に続けて示す。例えば、野生型GLP−1のC末端への2つのセリン残基の付加は、Ser38−Ser39−GLP−1と称されることになろう。
「エキセンディン化合物」は、エキセンディン−4のアミノ酸配列(配列番号4)を含む化合物、エキセンディン−4類似体またはエキセンディン−4誘導体で、そのエキセンディン化合物がエキセンディン−4活性を維持するものと定義される。
「エキセンディン−4類似体」は、エキセンディン−4のアミノ酸配列(配列番号4)と比較した場合に1以上のアミノ酸の置換、欠失、逆位または付加を含む修飾を有する化合物と定義される。「エキセンディン−4類似体」は、「エキセンディン融合タンパク質」も含み、この「エキセンディン融合タンパク質」は、エキセンディン−4またはエキセンディン−4類似体と、ヒトアルブミン、ヒトアルブミン類似体、ヒトアルブミンの断片、トランスフェリン、トランスフェリン類似体、トランスフェリン誘導体、トランスフェリンの断片、免疫グロブリンのFc部分、免疫グロブリンのFc部分の類似体および免疫グロブリンのFc部分の断片からなる群より選択される第二ポリペプチドとを含む異種タンパク質であり、ここで第一ポリペプチドのC末端が、第二ポリペプチドのN末端に融合されている。エキセンディン−4またはエキセンディン−4類似体は、ペプチドリンカーを介して第二ポリペプチドに融合されていてもよい。本発明のエキセンディン−4融合タンパク質は、ヒトIgG4に由来するが野生型ヒト配列(配列番号5)と比較して1以上の置換を含む、Fc部分を含有しうる。
「エキセンディン−4誘導体」は、エキセンディン−4のアミノ酸配列またはエキセンディン−4類似体のアミノ酸配列を有するが、そのアミノ酸側基、α−炭素原子、末端アミノ基、または末端カルボン酸基の1以上に、少なくとも1つの化学的修飾を付加的に有する化合物と定義される。アミノ酸側基での修飾として、リジンのε−アミノ基のアシル化、アルギニン、ヒスチジンまたはリジンのN−アルキル化、グルタミン酸のカルボン酸基またはアスパラギン酸のカルボン酸基のアルキル化、およびグルタミンまたはアスパラギンの脱アミドが挙げられる。末端アミノの修飾として、des−アミノ、N−低級アルキル、N−ジ−低級アルキル、およびN−アシル修飾が挙げられる。末端カルボキシ基の修飾として、アミド、低級アルキルアミド、ジアルキルアミド、および低級アルキルエステル修飾が挙げられる。低級アルキルは、C〜Cアルキルである。さらに、1以上の側基または末端基は、通常の技術を有するタンパク質化学者に知られた保護基によって保護されてもよい。アミノ酸のα−炭素を、モノメチル化またはジメチル化してもよい。化学的修飾にはまた、「ペグ化」も含まれうる。
本願明細書で用いる免疫グロブリンのFc部分は、免疫学の分野での当該用語に通常与えられる意味を有する。具体的には、この用語は、抗体からの2つの抗原結合領域(Fab断片)を含まない抗体断片を指す。このFc部分は、非共有相互作用およびジスルフィド結合で会合する、両方の重鎖からの抗体の定常部からなる。このFc部分は、ヒンジ領域を含むことができ、かつCH2およびCH3ドメインを経てその抗体のC末端に伸びる。このFc部分は、1以上のグリコシル化部位をさらに含むことができる。
本明細書に記載の融合タンパク質は、リンカー(「L」)を含んでもよい。このリンカーは、配列:Gly−Gly−Gly−Gly−Ser−Gly−Gly−Gly−Gly−Ser−Gly−Gly−Gly−Gly−Ser(配列番号6)を含んでもよい。Lのすぐ前の番号は、特定のペプチドまたはタンパク質部分をFc部分から分かつリンカーの数を指す。1.5Lで特定されるリンカーは、配列:Gly−Ser−Gly−Gly−Gly−Gly−Ser−Gly−Gly−Gly−Gly−Ser−Gly−Gly−Gly−Gly−Ser−Gly−Gly−Gly−Gly−Ser(配列番号7)を指す。IgG4は、配列番号5で示されるヒトIgG4Fc配列の類似体を指す。前記融合タンパク質のIgG4Fc部分における置換を、括弧内に示す。野生型アミノ酸をその常用略語で示し、続いてEUナンバリングシステムを用いた全IgG4配列に照らした位置番号を示し、その後に続けて、常用略語で示される、その位置の置換アミノ酸を示す。
「ペグ化」または「ペグ化された」とは、ポリエチレングリコールまたはその誘導体の1分子または複数分子の共有結合によって、化学的に修飾される本発明の化合物を指す。さらに、「PEG」という用語は、当該技術分野で公知のとおり、ポリエチレングリコールまたはその誘導体を指すことを意図する。その代表的な形態で、PEGは末端ヒドロキシル基を有する直鎖状重合体であり、式HO−CHCH−(CHCHO)n−CHCH−OHで示され、式中、nは約8から約4000までである。末端水素は、アルキルまたはアリール基などの保護基で置換されてもよい。好ましくは、PEGは、少なくとも1つのヒドロキシ基を有し、それが末端ヒドロキシ基であることがより好ましい。好ましくは活性化されてペプチドと反応するのは、このヒドロキシ基である。本発明に有用なPEGには、多くの型がある。数多くのPEGの誘導体が当該技術分野で存在し、本発明での使用に好適である。本発明の化合物に共有結合するPEG分子を特定の型に限定することは、意図しない。PEGの分子量は、好ましくは500〜100000ダルトン、より好ましくは20000〜60000ダルトン、最も好ましくは20000〜40000ダルトンである。PEGは、直鎖状でも、または分枝状でもよい。
「〜と組み合わせて」または「共投与」は、FGF−21化合物をGLP−1化合物と同時に、その順番で、またはその組み合わせで投与することを指す。FGF−21化合物のGLP−1化合物との併用療法の結果、体重低下に相乗効果がもたらされ、よって肥満の処置に対して相乗効果がある。併用療法の結果はまた、上昇した血糖値の低下のための相乗効果ももたらし、よって糖尿病の処置における使用の可能性が示される。
本願明細書で用いる「相乗」または「相乗的」の用語は、成分の組み合わせを意味するものと定義するが、この組み合わせの効果は、その組み合わせの各成分の個々の相加効果よりも大きい。本発明の目的上、「効果」は、体重減少、体重の低下、または血糖値の低減を指す。
本発明のFGF−21化合物、GLP−1化合物およびエキセンディン化合物は、当業者に公知の様々な技術を用いて製造しうる。例えば、FGF−21、GLP−1およびエキセンディン化合物は、組換え技術を用いて製造しうる。成熟ヒトFGF−21(配列番号1)、未変性のGLP−1、およびエキセンディン−4のDNA配列は公知であるので、PCR法を用いて対応遺伝子をコードする遺伝子を単離しうる。さらに、得られるFGF−21、GLP−1またはエキセンディン化合物のアミノ酸配列に所望の変化を生じさせるように、DNA配列に変化を導入する様々な方法を、当業者は把握している。
本発明のGLP−1およびエキセンディンペプチドは、固相ペプチド合成技術の標準法を使用することによっても調製できる。ペプチド合成機は、例えば、Applied Biosystems、Foster City、カリフォルニア州から市販されている。固相合成用の試薬は、例えば、Midwest Biotech(Fishers,インディアナ州)から市販されている。固相ペプチド合成機は、妨害基のブロッキング、反応することになるアミノ酸の保護、未反応アミノ酸のカップリング、デカップリング、およびキャッピングについての製造業者の説明書に従って使用できる。
PEGをペプチドに共有的に接合させるのに、当該技術分野で多種多様な方法が報告されている(総論についてはRoberts,M.らAdvanced Drug Delivery Reviews、54:459−476、2002を参照されたい)。カルボキシ末端でのペプチドのペグ化は、本発明の組換え化合物を前駆体として用いた酵素カップリングによって、または当該技術分野で公知であり報告がなされている代替方法で実施してもよい。例えば、米国特許第4343898号またはInternational Journal of Peptide & Protein Research.43:127−38、1994を参照されたい。
タンパク質精製の様々な方法を採用してもよく、このような方法は、当該技術分野で公知であり、例えばDeutscher、Methods in Enzymology 182:83−9(1990)およびScopes、Protein Purification:Principles and Practice、Springer−Verlag、NY(1982)に報告がなされている。選択される1以上の精製工程は、使用される生産プロセス、および生産される特定のタンパク質の性質に左右されることになるであろう。例えば、Fc断片を含む融合タンパク質は、プロテインAまたはプロテインG親和性マトリックスを用いて効果的に精製できる。その融合タンパク質は、低pHまたは高pH緩衝液を使用して前記親和性マトリックスから溶出させることができる。穏やかな溶出条件は、融合タンパク質の不可逆的変性を防止するのに役立つであろう。
本発明のFGF−21化合物、GLP−1化合物およびエキセンディン化合物の共投与は、通常の技術を有する医師によって有効であることが知られている任意の経路を介しうる。末梢静脈法は、このような方法の1つである。非経口投与は通常、医学文献において、無菌シリンジ、または輸液ポンプなどの他の何らかの機械装置による体内への剤形の注射として理解される。末梢非経口経路としては、静脈内、筋肉内、皮下、および腹腔内の投与経路を挙げることができる。
当業者であれば、適正な医事および個々の患者の臨床状態により定められるとおりに、本発明の組み合わせのための医薬的に有効な薬用量および投与計画を容易に至適化できる。例えば、本発明のFGF−21化合物のための代表的な用量範囲は、成人1名につき1日あたり約0.01mgから、1日あたり約1000mgまでの範囲とされよう。本発明のGLP−1誘導体化合物のための代表的な用量範囲は、成人1名につき1日あたり約0.01mgから、1日あたり約1000mgまでの範囲とされよう。GLP−1融合タンパク質の場合、用量は、0.01〜1mg/kg体重の範囲、好ましくは0.05〜0.5mg/kg体重の範囲にあるとよい。
1つの実施形態で、本発明は、FGF−21化合物およびGLP−1化合物を含む組成物を提供する。別の実施形態で、本発明は、FGF−21化合物およびGLP−1化合物を含む組成物であって、前記FGF−21化合物はヒトFGF−21、FGF−21類似体およびFGF−21誘導体からなる群より選択され、かつ前記GLP−1化合物はGLP−1類似体、GLP−1誘導体およびGLP−1融合タンパク質からなる群より選択される、組成物を提供する。好ましい実施形態で、前記組成物は、FGF−21類似体およびGLP−1類似体を含む。別の好ましい実施形態で、前記組成物は、FGF−21類似体およびGLP−1誘導体を含む。別の好ましい実施形態で、前記組成物は、FGF−21類似体およびGLP−1融合タンパク質を含む。
別の実施形態で、本発明は、FGF−21化合物およびエキセンディン化合物を含む組成物を提供する。好ましい実施形態で、前記組成物は、FGF−21化合物およびエキセンディン化合物を含み、前記FGF−21化合物はヒトFGF−21、FGF−21類似体およびFGF−21誘導体からなる群より選択され、かつ前記エキセンディン化合物はエキセンディン−4、エキセンディン−4類似体、エキセンディン−4誘導体およびエキセンディン−4アゴニストからなる群より選択される。好ましい実施形態で、前記組成物は、FGF−21類似体およびエキセンディン−4を含む。別の好ましい実施形態で、前記組成物は、FGF−21類似体およびエキセンディン−4類似体を含む。別の好ましい実施形態で、前記組成物は、FGF−21類似体およびエキセンディン−4誘導体を含む。別の好ましい実施形態で、前記組成物は、FGF−21類似体およびエキセンディン−4アゴニストを含む。
本発明はまた、体重を低下させる方法であって、FGF−21化合物をGLP−1化合物と組み合わせて投与することを含む方法も提供する。より好ましい実施形態で、FGF−21化合物をGLP−1化合物と組み合わせて投与することで、体重減少に対する相乗効果がもたらされる。別の実施形態で、体重を低下させる前記方法は、FGF−21化合物をGLP−1化合物と組み合わせて投与することを含み、前記FGF−21化合物はヒトFGF−21、FGF−21類似体およびFGF−21誘導体からなる群より選択され、かつ前記GLP−1化合物はGLP−1類似体、GLP−1誘導体およびGLP−1融合タンパク質からなる群より選択される。好ましい実施形態で、体重を低下させる前記方法は、FGF−21類似体をGLP−1類似体と組み合わせて投与することを含む。別の好ましい実施形態で、体重を低下させる前記方法は、FGF−21類似体をGLP−1誘導体と組み合わせて投与することを含む。別の好ましい実施形態で、体重を低下させる前記方法は、FGF−21類似体およびGLP−1融合タンパク質を投与することを含む。
本発明はまた、体重を低下させる方法であって、FGF−21化合物をエキセンディン化合物と組み合わせて投与することを含む方法も提供する。より好ましい実施形態で、FGF−21化合物をエキセンディン化合物と組み合わせて投与することで、体重減少に対する相乗効果がもたらされる。1つの実施形態で、体重を低下させる前記方法は、FGF−21化合物をエキセンディン化合物と組み合わせて投与することを含み、前記FGF−21化合物はヒトFGF−21、FGF−21類似体およびFGF−21誘導体からなる群より選択され、かつ前記エキセンディン化合物はエキセンディン−4、エキセンディン−4類似体、エキセンディン−4誘導体およびエキセンディン−4アゴニストからなる群より選択される。好ましい実施形態で、体重を低下させる前記方法は、FGF−21類似体をエキセンディン−4と組み合わせて投与することを含む。別の好ましい実施形態で、体重を低下させる前記方法は、FGF−21類似体をエキセンディン−4類似体と組み合わせて投与することを含む。別の好ましい実施形態で、体重を低下させる前記方法は、FGF−21類似体およびエキセンディン−4誘導体を投与することを含む。別の好ましい実施形態で、体重を低下させる前記方法は、FGF−21類似体およびエキセンディン−4アゴニストを投与することを含む。
本発明はまた、肥満を処置する方法であって、FGF−21化合物をGLP−1化合物と組み合わせて投与することを含む方法も提供する。より好ましい実施形態で、FGF−21化合物をGLP−1化合物と組み合わせて投与することで、体重減少に対する相乗効果がもたらされる。1つの実施形態で、肥満を処置する前記方法は、FGF−21化合物をGLP−1化合物と組み合わせて投与することを含み、前記FGF−21化合物はヒトFGF−21、FGF−21類似体およびFGF−21誘導体からなる群より選択され、かつ前記GLP−1化合物はGLP−1類似体、GLP−1誘導体およびGLP−1融合タンパク質からなる群より選択される。好ましい実施形態で、肥満を処置する前記方法は、FGF−21類似体をGLP−1類似体と組み合わせて投与することを含む。別の好ましい実施形態で、肥満を処置する前記方法は、FGF−21類似体をGLP−1誘導体と組み合わせて投与することを含む。別の好ましい実施形態で、肥満を処置する前記方法は、FGF−21類似体およびGLP−1融合タンパク質を投与することを含む。
本発明はまた、肥満を処置する方法であって、FGF−21化合物をエキセンディン化合物と組み合わせて投与することを含む方法も提供する。より好ましい実施形態で、FGF−21化合物をエキセンディン化合物と組み合わせて投与することで、体重減少に対する相乗効果がもたらされる。1つの実施形態で、肥満を処置する前記方法は、FGF−21化合物をエキセンディン化合物と組み合わせて投与することを含み、前記FGF−21化合物はヒトFGF−21、FGF−21類似体およびFGF−21誘導体からなる群より選択され、かつ前記エキセンディン化合物はエキセンディン−4、エキセンディン−4類似体、エキセンディン−4誘導体およびエキセンディン−4アゴニストからなる群より選択される。好ましい実施形態で、肥満を処置する前記方法は、FGF−21類似体をエキセンディン−4と組み合わせて投与することを含む。別の好ましい実施形態で、肥満を処置する前記方法は、FGF−21類似体をエキセンディン−4類似体と組み合わせて投与することを含む。別の好ましい実施形態で、肥満を処置する前記方法は、FGF−21類似体およびエキセンディン−4誘導体を投与することを含む。別の好ましい実施形態で、肥満を処置する前記方法は、FGF−21類似体およびエキセンディン−4アゴニストを投与することを含む。
本発明はまた、体重を低下させる医薬品の製造における、FGF−21化合物およびGLP−1化合物の使用も提供する。本発明はまた、体重を低下させる医薬品の製造における、FGF−21化合物およびGLP−1化合物の使用であって、前記FGF−21化合物はヒトFGF−21、FGF−21類似体およびFGF−21誘導体からなる群より選択され、かつ前記GLP−1化合物はGLP−1類似体、GLP−1誘導体およびGLP−1融合タンパク質からなる群より選択される、使用も提供する。好ましい実施形態で、本発明は、体重を低下させる医薬品の製造における、FGF−21類似体およびGLP−1類似体の使用を提供する。別の好ましい実施形態で、本発明は、体重を低下させる医薬品の製造における、FGF−21類似体およびGLP−1誘導体の使用を提供する。別の好ましい実施形態で、本発明は、体重を低下させる医薬品の製造における、FGF−21類似体およびGLP−1融合タンパク質の使用を提供する。
本発明はまた、体重を低下させる医薬品の製造における、FGF−21化合物およびエキセンディン化合物の使用も提供する。本発明はまた、体重を低下させる医薬品の製造における、FGF−21化合物およびエキセンディン化合物の使用であって、前記FGF−21化合物はヒトFGF−21、FGF−21類似体およびFGF−21誘導体からなる群より選択され、かつ前記エキセンディン化合物はエキセンディン−4、エキセンディン−4類似体、エキセンディン−4誘導体およびエキセンディン−4アゴニストからなる群より選択される、使用も提供する。好ましい実施形態で、本発明は、体重を低下させる医薬品の製造における、FGF−21類似体およびエキセンディン−4類似体の使用を提供する。別の好ましい実施形態で、本発明は、体重を低下させる医薬品の製造における、FGF−21類似体およびエキセンディン−4誘導体の使用を提供する。別の好ましい実施形態で、本発明は、体重を低下させる医薬品の製造における、FGF−21類似体およびエキセンディン−4アゴニストの使用を提供する。
本発明はまた、肥満の処置用の医薬品の製造における、FGF−21化合物およびGLP−1化合物の使用も提供する。本発明はまた、肥満の処置用の医薬品の製造における、FGF−21化合物およびGLP−1化合物の使用であって、前記FGF−21化合物はヒトFGF−21、FGF−21類似体およびFGF−21誘導体からなる群より選択され、かつ前記GLP−1化合物はGLP−1類似体、GLP−1誘導体およびGLP−1融合タンパク質からなる群より選択される、使用も提供する。好ましい実施形態で、本発明は、肥満の処置用の医薬品の製造における、FGF−21類似体およびGLP−1類似体の使用を提供する。別の好ましい実施形態で、本発明は、肥満の処置用の医薬品の製造における、FGF−21類似体およびGLP−1誘導体の使用を提供する。別の好ましい実施形態で、本発明は、肥満の処置用の医薬品の製造における、FGF−21類似体およびGLP−1融合タンパク質の使用を提供する。
本発明はまた、肥満の処置用の医薬品の製造における、FGF−21化合物およびエキセンディン化合物の使用も提供する。本発明はまた、体重を低下させる医薬品の製造における、FGF−21化合物およびエキセンディン化合物の使用であって、前記FGF−21化合物はヒトFGF−21、FGF−21類似体およびFGF−21誘導体からなる群より選択され、かつ前記エキセンディン化合物はエキセンディン−4、エキセンディン−4類似体、エキセンディン−4誘導体およびエキセンディン−4アゴニストからなる群より選択される、使用も提供する。好ましい実施形態で、本発明は、肥満の処置用の医薬品の製造における、FGF−21類似体およびエキセンディン−4類似体の使用を提供する。別の好ましい実施形態で、本発明は、肥満の処置用の医薬品の製造における、FGF−21類似体およびエキセンディン−4誘導体の使用を提供する。別の好ましい実施形態で、本発明は、肥満の処置用の医薬品の製造における、FGF−21類似体およびエキセンディン−4アゴニストの使用を提供する。
本発明のFGF−21化合物は、ヒトFGF−21、FGF−21類似体またはFGF−21誘導体であってよい。好ましい実施形態で、本発明のFGF−21化合物は、FGF−21類似体である。より好ましい実施形態で、本発明は、1つまたは2つの設計されたジスルフィド結合を含むFGF−21化合物を提供する。より好ましい実施形態で、本発明は、FGF−21(配列番号2)の第21、26、33、118、119、121、122、または134位にシステイン置換を有するアミノ酸配列を含むFGF−21化合物を提供する。別の好ましい実施形態で、前記FGF−21化合物は、FGF−21(配列番号2)の第167位にアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含み、前記置換はSerまたはTyrではない。別の好ましい実施形態で、前記FGF−21化合物は、FGF−21(配列番号2)の第121位にアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含み、前記置換はGlnまたはAsn以外の任意のアミノ酸である。より好ましい実施形態で、FGF−21(配列番号2)の第121位のアミノ酸は、Ala、Val、Ser、Asp、またはGluからなる群より選択される。より好ましい実施形態で、前記FGF−21化合物は、Cys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、Cys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、Cys21−Cys33−Ala167−FGF−21(配列番号11)、Cys26−Cys122−Ala167−FGF−21(配列番号12)、およびCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む。より好ましい実施形態で、前記FGF−21化合物は、Cys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、Cys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、Cys21−Cys33−Ala167−FGF−21(配列番号11)、Cys26−Cys122−Ala167−FGF−21(配列番号12)、およびCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)からなる群より選択されるアミノ酸配列からなる。
1つの実施形態で、本発明は、FGF−21(配列番号2)の第21、26、33、118、119、121、122、または134位のシステイン置換からなるFGF−21化合物を提供する。別の実施形態で、前記FGF−21化合物は、FGF−21(配列番号2)の第167位のアミノ酸置換からなり、前記置換はSerまたはTyrではない。別の好ましい実施形態で、前記FGF−21化合物は、FGF−21(配列番号2)の第121位の置換からなり、前記置換はGlnまたはAsn以外の任意のアミノ酸である。より好ましい実施形態で、FGF−21(配列番号2)の第121位のアミノ酸は、Ala、Val、Ser、Asp、またはGluからなる群より選択される。より好ましい実施形態で、前記FGF−21化合物は、Cys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、Cys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、Cys21−Cys33−Ala167−FGF−21(配列番号11)、Cys26−Cys122−Ala167−FGF−21(配列番号12)、およびCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)からなる群より選択されるアミノ酸配列からなる。
さらに、本発明は、本発明のFGF−21化合物と組み合わせて使用することになるGLP−1化合物を提供する。1つの実施形態で、前記GLP−1化合物は、GLP−1類似体、GLP−1誘導体、またはGLP−1融合タンパク質である。より好ましい実施形態で、前記GLP−1化合物は、GLP−1類似体または誘導体である。好ましい実施形態で、前記GLP−1化合物は、GLP−1類似体である。より好ましい実施形態で、前記GLP−1化合物は、配列番号14のアミノ酸配列:
Figure 2010535781
(配列中、
第8位のXaaは、Gly、Ala、Valであり、
第22位のXaaは、Gly、Glu、Asp、またはLysであり、
第33位のXaaは、Val、またはIleであり、
第34位のXaaは、LysまたはArgであり、
第36位のXaaは、ArgまたはGlyであり、
第37位のXaaは、NH、GlyおよびProからなる群より選択され、
第38位のXaaは、Serであるかまたは存在せず、
第39位のXaaは、Serであるかまたは存在せず、
第40位のXaaは、Glyであるかまたは存在せず、
第41位のXaaは、Alaであるかまたは存在せず、
第42位のXaaは、Proであるかまたは存在せず、
第43位のXaaは、Proであるかまたは存在せず、
第44位のXaaは、Proであるかまたは存在せず、かつ
第45位のXaaは、Serであるかまたは存在しない)
を含む。1つの実施形態で、前記GLP−1化合物は、XaaでAlaを含む。別の実施形態で、前記GLP−1化合物は、XaaでValを含む。別の実施形態で、前記GLP−1化合物は、Xaa22でGlyを含む。好ましい実施形態で、前記GLP−1化合物は、Xaa22でGlyを含む。好ましい実施形態で、前記GLP−1化合物は、Xaa34でLysを含む。別の好ましい実施形態で、前記GLP−1化合物は、Xaa34でArgを含む。より好ましい実施形態で、前記GLP−1類似体のアミノ酸配列は、Val−Glu22−Ile33−Gly36−Pro37−Ser38−Ser39−Gly40−Ala41−Pro42−Pro43−Pro44−Ser45−GLP−1(配列番号19)を含む。別の実施形態で、前記GLP−1類似体のアミノ酸配列は、Val−Glu22−Ile33−Gly36−Pro37−Ser38−Ser39−Gly40−Ala41−Pro42−Pro43−Pro44−Ser45−GLP−1(配列番号19)からなる。
好ましい実施形態で、前記GLP−1化合物のアミノ酸配列は、Val−GLP−1(配列番号15)を含む。好ましい実施形態で、前記GLP−1化合物のアミノ酸配列は、アミノ酸配列Val−GLP−1(配列番号15)からなる。別の好ましい実施形態で、前記GLP−1化合物のアミノ酸配列は、Arg34−GLP−1(配列番号16)を含む。別の好ましい実施形態で、前記GLP−1化合物のアミノ酸配列は、Arg34−GLP−1(配列番号16)からなる。別の好ましい実施形態で、前記GLP−1化合物のアミノ酸配列は、Val−Glu22−GLP−1(配列番号17)を含む。別の好ましい実施形態で、前記GLP−1化合物のアミノ酸配列は、Val−Glu22−GLP−1(配列番号17)からなる。別の好ましい実施形態で、Val−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列は、5つのさらなるアミノ酸配列置換を含む。別の好ましい実施形態で、Val−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列は、5つのさらなるアミノ酸配列置換からなる。別の好ましい実施形態で、Val−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列は、4つのさらなるアミノ酸配列置換を含む。別の好ましい実施形態で、Val−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列は、4つのさらなるアミノ酸配列置換からなる。別の好ましい実施形態で、Val−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列は、3つのさらなるアミノ酸配列置換を含む。別の好ましい実施形態で、Val−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列は、3つのさらなるアミノ酸配列置換からなる。別の好ましい実施形態で、Val−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列は、2つのさらなるアミノ酸配列置換を含む。別の好ましい実施形態で、Val−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列は、2つのさらなるアミノ酸配列置換からなる。別の好ましい実施形態で、Val−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列は、1つのさらなるアミノ酸配列置換を含む。別の好ましい実施形態で、Val−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列は、1つのさらなるアミノ酸配列置換からなる。
本発明はまた、FGF−21化合物と組み合わせた、GLP−1誘導体も提供する。別の好ましい実施形態で、前記GLP−1誘導体はペグ化されている。好ましい実施形態で、前記GLP−1誘導体は、配列番号20のアミノ酸配列:
Figure 2010535781
(配列中、
第8位のXaaは、D−Ala、Gly、Val、Leu、Ile、Ser、またはThrであり、
第22位のXaaは、Gly、Glu、Asp、またはLysであり、
第33位のXaaは、ValまたはIleであり、
第46位のXaaは、CysまたはCys−NHである)
を含み、かつ、1つのPEG分子がCys45に共有結合し、かつ1つのPEG分子がCys46またはCys46−NHに共有結合している。別の実施形態で、前記GLP−1誘導体は、配列番号20のアミノ酸配列からなる。
1つの実施形態で、Xaaは、ValまたはGlyである。別の実施形態で、Xaa22は、GlyまたはGluである。別の実施形態で、Xaa33は、Ileである。1つの実施形態で、Xaa46は、Cys−NHである。好ましい実施形態で、前記GLP−1誘導体は、Val−Glu22−Ile33−Cys−NH 46−GLP−1(配列番号21)のアミノ酸配列を含む。好ましい実施形態で、前記GLP−1誘導体は、Val−Glu22−Ile33−Cys−NH 46−GLP−1(配列番号21)のアミノ酸配列からなる。
別の実施形態で、前記GLP−1化合物は、GLP−1融合タンパク質である。好ましい実施形態で、前記GLP−1融合タンパク質は、GLP−1部分、および免疫グロブリンのFc部分を含む。好ましい実施形態で、前記GLP−1融合タンパク質は、GLP−1類似体、および免疫グロブリンのFc部分を含み、前記GLP−1類似体は配列番号22のアミノ酸配列:
Figure 2010535781
(配列中、
第8位のXaaは、GlyまたはValであり、
第33位のXaaは、ValまたはLysであり、
第34位のXaaは、LysまたはAsnであり、
第37位のXaaは、Gly、Proであるか、または存在しない)
を含み、かつ、前記GLP類似体は、式IVのアミノ酸配列(配列番号23):
Figure 2010535781
(配列中、
第16位のXaaは、ProまたはGluであり、
第17位のXaaは、Phe、Val、またはAlaであり、
第18位のXaaは、Leu、Glu、またはAlaであり、
第80位のXaaは、AsnまたはAlaであり、かつ
第230位のXaaは、Lysであるか、または存在しない)
を含む免疫グロブリンのFc部分に融合されている。
好ましい実施形態で、前記GLP−1類似体のC末端と、前記免疫グロブリンのFc部分のN末端とは、好ましくは配列Gly−Gly−Gly−Gly−Ser−Gly−Gly−Gly−Gly−Ser−Gly−Gly−Gly−Gly−Ser(配列番号6)を有するGリッチのペプチドリンカーの1、1.5(配列番号7)または2のリピート(配列番号8)を介して融合されている。
好ましい実施形態で、前記GLP−1融合タンパク質は、GLP−1類似体と、免疫グロブリンのFc部分とを含み、前記GLP−1類似体は配列番号22のアミノ酸配列からなり、かつ前記GLP類似体は、配列番号23のアミノ酸配列からなる免疫グロブリンのFc部分に融合されている。別の実施形態で、前記GLP−1融合タンパク質はさらにリンカーを含む。別の実施形態で、前記GLP−1融合タンパク質はさらにリンカーを含み、前記リンカーは、配列番号6、配列番号7および配列番号8からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む。別の実施形態で、前記GLP−1融合タンパク質はさらにリンカーを含み、前記リンカーは、配列番号6、配列番号7および配列番号8からなる群より選択されるアミノ酸配列からなる。
1つの実施形態で、前記リンカーは、配列番号6のアミノ酸配列を含む。1つの実施形態で、前記リンカーは、配列番号7のアミノ酸配列を含む。1つの実施形態で、前記リンカーは、配列番号8のアミノ酸配列を含む。1つの実施形態で、前記リンカーは、配列番号6のアミノ酸配列からなる。1つの実施形態で、前記リンカーは、配列番号7のアミノ酸配列からなる。1つの実施形態で、前記リンカーは、配列番号8のアミノ酸配列からなる。本発明の1つの実施形態で、前記GLP−1部分は、XaaでGlyを含む。別の実施形態で、前記GLP−1部分は、XaaでValを含む。1つの実施形態で、前記GLP−1部分は、Xaa22でGlyを含む。好ましい実施形態で、前記GLP−1部分は、Xaa22でGluを含む。1つの実施形態で、前記GLP−1部分は、Xaa34でLysを含む。別の実施形態で、前記GLP−1部分は、Xaa34でAsnを含む。1つの実施形態で、前記GLP−1部分のXaa37は存在しない。好ましい実施形態で、前記GLP−1部分は、Xaa37でGlyを含む。別の好ましい実施形態で、前記GLP−1部分は、Xaa37でProを含む。
本発明の好ましいGLP−1融合タンパク質として、以下のタンパク質が挙げられる:Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1L−IgG4(S228P)(配列番号24)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1L−IgG4(S228P、F234A、L235A)(配列番号25)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1L−IgG4(S228P、N297A)(配列番号26)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1L−IgG4(S228P、F234A、L235A、N297A)(配列番号27)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1L−IgG4(S228P、desK)(配列番号28)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1L−IgG4(S228P、F234A、L235A、desK)(配列番号29)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1L−IgG4(S228P、N297A、desK)(配列番号30)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1L−IgG4(S228P、F234A、L235A、N297A、desK)(配列番号31)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1.5L−IgG4(S228P)(配列番号32)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1.5L−IgG4(S228P、F234A、L235A)(配列番号33)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1.5L−IgG4(S228P、N297A)(配列番号34)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1.5L−IgG4(S228P、F234A、L235A、N297A)(配列番号35)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1.5L−IgG4(S228P、desK)(配列番号36)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1.5L−IgG4(S228P、F234A、L235A、desK)(配列番号37)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1.5L−IgG4(S228P、N297AdesK)(配列番号38)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1.5L−IgG4(S228P、F234A、L235A、N297A、desK)(配列番号39)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−2L−IgG4(S228P)(配列番号40)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−2L−IgG4(S228P、F234A、L235A)(配列番号41)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−2L−IgG4(S228P、N297A)(配列番号42)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−2L−IgG4(S228P、F234A、L235A、N297A)(配列番号43)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−2L−IgG4(S228P、desK)(配列番号44)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−2L−IgG4(S228P、F234A、L235A、desK)(配列番号45)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−2L−IgG4(S228P、N297A、desK)(配列番号46)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−2L−IgG4(S228P、F234A、L235A、N297A、desK)(配列番号47)、および前記すべてのもののValフォーム。
本発明はまた、GLP−1化合物と組み合わせたFGF−21化合物も含み、前記GLP−1化合物は、配列番号47、配列番号48、配列番号49、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号56、および配列番号57からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む。本発明はまた、GLP−1化合物と組み合わせたFGF−21化合物も含み、前記GLP−1化合物は、配列番号47、配列番号48、配列番号49、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号56、および配列番号57からなる群より選択されるアミノ酸配列からなる。
本発明の好ましいFGF−21化合物とGLP−1化合物との組み合わせとしては、Val−GLP−1(配列番号15)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、Val−Glu22−GLP−1(配列番号17)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、Val−Glu22−Ile33−Gly36−Pro37−Ser38−Ser39−Gly40−Ala41−Pro42−Pro43−Pro44−Ser45−GLP−1(配列番号19)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、ペグ化Val−Glu22−Ile33−Cys−NH 46−GLP−1(配列番号21)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、Arg34−GLP−1(配列番号16)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、アシル化Arg34−GLP−1(配列番号16)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、Arg34−Lys26−(N−ε−(γ−Glu(N−α−ヘキサデカノイル)))−GLP−1(配列番号18)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1L−IgG4(S228P)(配列番号24)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1L−IgG4(S228P、F234A、L235A)(配列番号25)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1L−IgG4(S228P、N297A)(配列番号26)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1L−IgG4(S228P、F234A、L235A、N297A)(配列番号27)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1L−IgG4(S228P、desK)(配列番号28)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1L−IgG4(S228P、F234A、L235A、desK)(配列番号29)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1L−IgG4(S228P、N297A、desK)(配列番号30)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1L−IgG4(S228P、F234A、L235A、N297A、desK)(配列番号31)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1.5L−IgG4(S228P)(配列番号32)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1.5L−IgG4(S228P、F234A、L235A)(配列番号33)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1.5L−IgG4(S228P、N297A)(配列番号34)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1.5L−IgG4(S228P、F234A、L235A、N297A)(配列番号35)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1.5L−IgG4(S228P、desK)(配列番号36)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1.5L−IgG4(S228P、F234A、L235A、desK)(配列番号37)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1.5L−IgG4(S228P、N297A、desK)(配列番号38)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1.5L−IgG4(S228P、F234A、L235A、N297A、desK)(配列番号39)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−2L−IgG4(S228P)(配列番号40)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−2L−IgG4(S228P、F234A、L235A)(配列番号41)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−2L−IgG4(S228P、N297A)(配列番号42)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−2L−IgG4(S228P、F234A、L235A、N297A)(配列番号43)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−2L−IgG4(S228P、desK)(配列番号44)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−2L−IgG4(S228P、F234A、L235A、desK)(配列番号45)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−2L−IgG4(S228P、N297A、desK)(配列番号46)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−2L−IgG4(S228P、F234A、L235A、N297A、desK)(配列番号47)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、エキセンディン−4(配列番号4)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、アルビグルチド(配列番号48)と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)や、配列番号47のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、配列番号47のアミノ酸配列からなるGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、配列番号48のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、配列番号48のアミノ酸配列からなるGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、配列番号49のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、配列番号49のアミノ酸配列からなるGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、配列番号50のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、配列番号50のアミノ酸配列からなるGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、配列番号51のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、配列番号51のアミノ酸配列からなるGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、配列番号52のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、配列番号52のアミノ酸配列からなるGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、配列番号53のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、配列番号53のアミノ酸配列からなるGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、配列番号54のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、配列番号54のアミノ酸配列からなるGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、配列番号55のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、配列番号55のアミノ酸配列からなるGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、配列番号56のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、配列番号56のアミノ酸配列からなる
GLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、配列番号57のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、および配列番号57のアミノ酸配列からなるGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)が挙げられる。
好ましい実施形態で、本発明の組み合わせは、GLP−1類似体と組み合わせた、Cys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)のアミノ酸配列を含むFGF−21類似体を含み、前記GLP−1類似体は、5つのさらなるアミノ酸配列置換を有するVal−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列を含む。好ましい実施形態で、本発明の組み合わせは、GLP−1類似体と組み合わせた、Cys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)のアミノ酸配列からなるFGF−21類似体を含み、前記GLP−1類似体は、5つのさらなるアミノ酸配列置換を有するVal−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列からなる。別の好ましい実施形態で、本発明の組み合わせは、GLP−1類似体と組み合わせた、Cys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)のアミノ酸配列を含むFGF−21類似体を含み、前記GLP−1類似体は、4つのさらなるアミノ酸配列置換を有するVal−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列を含む。別の好ましい実施形態で、本発明の組み合わせは、GLP−1類似体と組み合わせた、Cys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)のアミノ酸配列からなるFGF−21類似体を含み、前記GLP−1類似体は、4つのさらなるアミノ酸配列置換を有するVal−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列からなる。別の好ましい実施形態で、本発明の組み合わせは、GLP−1類似体と組み合わせた、Cys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)のアミノ酸配列を含むFGF−21類似体を含み、前記GLP−1類似体は、3つのさらなるアミノ酸配列置換を有するVal−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列を含む。別の好ましい実施形態で、本発明の組み合わせは、GLP−1類似体と組み合わせた、Cys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)のアミノ酸配列からなるFGF−21類似体を含み、前記GLP−1類似体は、3つのさらなるアミノ酸配列置換を有するVal−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列からなる。別の好ましい実施形態で、本発明の組み合わせは、GLP−1類似体と組み合わせた、Cys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)のアミノ酸配列を含むFGF−21類似体を含み、前記GLP−1類似体は、2つのさらなるアミノ酸配列置換を有するVal−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列を含む。別の好ましい実施形態で、本発明の組み合わせは、GLP−1類似体と組み合わせた、Cys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)のアミノ酸配列からなるFGF−21類似体を含み、前記GLP−1類似体は、2つのさらなるアミノ酸配列置換を有するVal−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列からなる。別の好ましい実施形態で、本発明の組み合わせは、GLP−1類似体と組み合わせた、Cys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)のアミノ酸配列を含むFGF−21類似体を含み、前記GLP−1類似体は、1つのさらなるアミノ酸配列置換を有するVal−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列を含む。別の好ましい実施形態で、本発明の組み合わせは、GLP−1類似体と組み合わせた、Cys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)のアミノ酸配列からなるFGF−21類似体を含み、前記GLP−1類似体は、1つのさらなるアミノ酸配列置換を有するVal−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列からなる。
本発明のFGF−21化合物とGLP−1化合物とのより好ましい組み合わせとして、Val−GLP−1(配列番号17)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、Val−Glu22−GLP−1(配列番号17)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、Val−Glu22−Ile33−Gly36−Pro37−Ser38−Ser39−Gly40−Ala41−Pro42−Pro43−Pro44−Ser45−GLP−1(配列番号19)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、ペグ化Val−Glu22−Ile33−Cys−NH 46−GLP−1(配列番号21)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、Arg34−GLP−1(配列番号16)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、アシル化Arg34−GLP−1(配列番号16)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、Arg34−Lys26−(N−ε−(γ−Glu(N−α−ヘキサデカノイル)))−GLP−1(配列番号18)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1(7−37)−1L−IgG4(S228P)(配列番号24)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1(7−37)−1L−IgG4(S228P、F234A、L235A)(配列番号25)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1(7−37)−1L−IgG4(S228P、N297A)(配列番号26)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1(7−37)−1L−IgG4(S228P、F234A、L235A、N297A)(配列番号27)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1(7−37)−1L−IgG4(S228P、desK)(配列番号28)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1(7−37)−1L−IgG4(S228P、F234A、L235A、desK)(配列番号29)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1(7−37)−1L−IgG4(S228P、N297A、desK)(配列番号30)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1(7−37)−1L−IgG4(S228P、F234A、L235A、N297A、desK)(配列番号31)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1(7−37)−1.5L−IgG4(S228P)(配列番号32)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1(7−37)−1.5L−IgG4(S228P、F234A、L235A)(配列番号33)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1(7−37)−1.5L−IgG4(S228P、N297A)(配列番号34)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1.5L−IgG4(S228P、F234A、L235A、N297A)(配列番号35)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1(7−37)−1.5L−IgG4(S228P、desK)(配列番号36)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1(7−37)−1.5L−IgG4(S228P、F234A、L235A、desK)(配列番号37)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1(7−37)−1.5L−IgG4(S228P、N297A、desK)(配列番号38)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1.5L−IgG4(S228P、F234A、L235A、N297A、desK)(配列番号39)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−2L−IgG4(S228P)(配列番号40)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−2L−IgG4(S228P、F234A、L235A)(配列番号41)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−2L−IgG4(S228P、N297A)(配列番号42)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1(7−37)−2L−IgG4(S228P、F234A、L235A、N297A)(配列番号43)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−2L−IgG4(S228P、desK)(配列番号44)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−2L−IgG4(S228P、F234A、L235A、desK)(配列番号45)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−2L−IgG4(S228P、N297A、desK)(配列番号46)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1(7−37)−2L−IgG4(S228P、F234A、L235A、N297A、desK)(配列番号47)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、エキセンディン−4(配列番号4)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、アルビグルチド(配列番号48)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、配列番号47のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、配列番号47のアミノ酸配列からなるGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、配列番号48のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、配列番号48のアミノ酸配列からなるGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、配列番号49のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、配列番号49のアミノ酸配列からなるGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、配列番号50のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、配列番号50のアミノ酸配列からなるGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、配列番号51のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、配列番号51のアミノ酸配列からなるGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Al
167−FGF−21(配列番号10)、配列番号52のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、配列番号52のアミノ酸配列からなるGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、配列番号53のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、配列番号53のアミノ酸配列からなるGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、配列番号54のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、配列番号54のアミノ酸配列からなるGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、配列番号55のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、配列番号55のアミノ酸配列からなるGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、配列番号56のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、配列番号56のアミノ酸配列からなるGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、配列番号57のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、および配列番号57のアミノ酸配列からなるGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)が挙げられる。
好ましい実施形態で、本発明の組み合わせは、GLP−1類似体と組み合わせた、Cys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)のアミノ酸配列を含むFGF−21類似体を含み、前記GLP−1類似体は、5つのさらなるアミノ酸配列置換を有するVal−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列を含む。好ましい実施形態で、本発明の組み合わせは、GLP−1類似体と組み合わせた、Cys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)のアミノ酸配列からなるFGF−21類似体を含み、前記GLP−1類似体は、5つのさらなるアミノ酸配列置換を有するVal−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列からなる。別の好ましい実施形態で、本発明の組み合わせは、GLP−1類似体と組み合わせた、Cys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)のアミノ酸配列を含むFGF−21類似体を含み、前記GLP−1類似体は、4つのさらなるアミノ酸配列置換を有するVal−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列を含む。別の好ましい実施形態で、本発明の組み合わせは、GLP−1類似体と組み合わせた、Cys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)のアミノ酸配列からなるFGF−21類似体を含み、前記GLP−1類似体は、4つのさらなるアミノ酸配列置換を有するVal−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列からなる。別の好ましい実施形態で、本発明の組み合わせは、GLP−1類似体と組み合わせた、Cys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)のアミノ酸配列を含むFGF−21類似体を含み、前記GLP−1類似体は、3つのさらなるアミノ酸配列置換を有するVal−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列を含む。別の好ましい実施形態で、本発明の組み合わせは、GLP−1類似体と組み合わせた、Cys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)のアミノ酸配列からなるFGF−21類似体を含み、前記GLP−1類似体は、3つのさらなるアミノ酸配列置換を有するVal−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列からなる。別の好ましい実施形態で、本発明の組み合わせは、GLP−1類似体と組み合わせた、Cys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)のアミノ酸配列を含むFGF−21類似体を含み、前記GLP−1類似体は、2つのさらなるアミノ酸配列置換を有するVal−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列を含む。別の好ましい実施形態で、本発明の組み合わせは、GLP−1類似体と組み合わせた、Cys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)のアミノ酸配列からなるFGF−21類似体を含み、前記GLP−1類似体は、2つのさらなるアミノ酸配列置換を有するVal−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列からなる。別の好ましい実施形態で、本発明の組み合わせは、GLP−1類似体と組み合わせた、Cys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)のアミノ酸配列を含むFGF−21類似体を含み、前記GLP−1類似体は、1つのさらなるアミノ酸配列置換を有するVal−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列を含む。別の好ましい実施形態で、本発明の組み合わせは、GLP−1類似体と組み合わせた、Cys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)のアミノ酸配列からなるFGF−21類似体を含み、前記GLP−1類似体は、1つのさらなるアミノ酸配列置換を有するVal−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列からなる。
本発明のFGF−21化合物とGLP−1化合物との好ましい組み合わせとして、Val−GLP−1(配列番号15)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、Val−Glu22−GLP−1(配列番号17)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、Val−Glu22−Ile33−Gly36−Pro37−Ser38−Ser39−Gly40−Ala41−Pro42−Pro43−Pro44−Ser45−GLP−1(配列番号19)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、ペグ化Val−Glu22−Ile33−Cys−NH 46−GLP−1(配列番号21)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、Arg34−GLP−1(配列番号16)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、アシル化Arg34−GLP−1(配列番号16)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、Arg34−Lys26−(N−ε−(γ−Glu(N−α−ヘキサデカノイル)))−GLP−1(配列番号18)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1L−IgG4(S228P)(配列番号24)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1L−IgG4(S228P、F234A、L235A)(配列番号25)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1L−IgG4(S228P、N297A)(配列番号26)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1L−IgG4(S228P、F234A、L235A、N297A)(配列番号27)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1L−IgG4(S228P、desK)(配列番号28)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1L−IgG4(S228P、F234A、L235A、desK)(配列番号29)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1L−IgG4(S228P、N297A、desK)(配列番号30)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1L−IgG4(S228P、F234A、L235A、N297A、desK)(配列番号31)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1.5LcIgG4(S228P)(配列番号32)と組み合わせたCys118−Cys118Cys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1.5L−IgG4(S228P、F234A、L235A)(配列番号33)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1.5L−IgG4(S228P、N297A)(配列番号34)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1.5L−IgG4(S228P、F234A、L235A、N297A)(配列番号35)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1.5L−IgG4(S228P、desK)(配列番号36)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1.5L−IgG4(S228P、F234A、L235A、desK)(配列番号37)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1.5L−IgG4(S228P、N297A、desK)(配列番号38)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−1.5L−IgG4(S228P、F234A、L235A、N297A、desK)(配列番号39)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−2L−IgG4(S228P)(配列番号40)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−2L−IgG4(S228P、F234A、L235A)(配列番号41)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−2L−IgG4(S228P、N297A)(配列番号42)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−2L−IgG4(S228P、F234A、L235A、N297A)(配列番号43)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−2L−IgG4(S228P、desK)(配列番号44)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−2L−IgG4(S228P、F234A、L235A、desK)(配列番号45)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−2L−IgG4(S228P、N297A、desK)(配列番号46)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、Gly−Glu22−Gly36−GLP−1−2L−IgG4(S228P、F234A、L235A、N297A、desK)(配列番号47)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、エキセンディン−4(配列番号4)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、アルビグルチド(配列番号49)と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、配列番号47のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、配列番号47のアミノ酸配列からなるGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、配列番号48のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、配列番号48のアミノ酸配列からなるGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、配列番号49のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、配列番号49のアミノ酸配列からなるGL
P−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、配列番号50のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、配列番号50のアミノ酸配列からなるGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、配列番号51のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、配列番号51のアミノ酸配列からなるGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、配列番号52のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、配列番号52のアミノ酸配列からなるGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、配列番号53のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、配列番号53のアミノ酸配列からなるGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、配列番号54のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、配列番号54のアミノ酸配列からなるGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、配列番号55のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、配列番号55のアミノ酸配列からなるGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、配列番号56のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、配列番号56のアミノ酸配列からなるGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、配列番号57のアミノ酸配列を含むGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)、および配列番号57のアミノ酸配列からなるGLP−1化合物と組み合わせたCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)が挙げられる。
好ましい実施形態で、本発明の組み合わせは、GLP−1類似体と組み合わせて、Cys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)のアミノ酸配列を含むFGF−21類似体を含み、前記GLP−1類似体は、5つのさらなるアミノ酸配列置換を有するVal−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列を含む。好ましい実施形態で、本発明の組み合わせは、GLP−1類似体と組み合わせて、Cys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)のアミノ酸配列からなるFGF−21類似体を含み、前記GLP−1類似体は、5つのさらなるアミノ酸配列置換を有するVal−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列からなる。別の好ましい実施形態で、本発明の組み合わせは、GLP−1類似体と組み合わせて、Cys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)のアミノ酸配列を含むFGF−21類似体を含み、前記GLP−1類似体は、4つのさらなるアミノ酸配列置換を有するVal−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列を含む。別の好ましい実施形態で、本発明の組み合わせは、GLP−1類似体と組み合わせて、Cys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)のアミノ酸配列からなるFGF−21類似体を含み、前記GLP−1類似体は、4つのさらなるアミノ酸配列置換を有するVal−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列からなる。別の好ましい実施形態で、本発明の組み合わせは、GLP−1類似体と組み合わせて、Cys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)のアミノ酸配列を含むFGF−21類似体を含み、前記GLP−1類似体は、3つのさらなるアミノ酸配列置換を有するVal−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列を含む。別の好ましい実施形態で、本発明の組み合わせは、GLP−1類似体と組み合わせて、Cys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)のアミノ酸配列からなるFGF−21類似体を含み、前記GLP−1類似体は、3つのさらなるアミノ酸配列置換を有するVal−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列からなる。別の好ましい実施形態で、本発明の組み合わせは、GLP−1類似体と組み合わせて、Cys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)のアミノ酸配列を含むFGF−21類似体を含み、前記GLP−1類似体は、2つのさらなるアミノ酸配列置換を有するVal−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列を含む。別の好ましい実施形態で、本発明の組み合わせは、GLP−1類似体と組み合わせて、Cys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)のアミノ酸配列からなるFGF−21類似体を含み、前記GLP−1類似体は、2つのさらなるアミノ酸配列置換を有するVal−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列からなる。別の好ましい実施形態で、本発明の組み合わせは、GLP−1類似体と組み合わせて、Cys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)のアミノ酸配列を含むFGF−21類似体を含み、前記GLP−1類似体は、1つのさらなるアミノ酸配列置換を含むVal−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列を含む。別の好ましい実施形態で、本発明の組み合わせは、GLP−1類似体と組み合わせて、Cys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)のアミノ酸配列からなるFGF−21類似体を含み、前記GLP−1類似体は、1つのさらなるアミノ酸配列置換を含むVal−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列からなる。
実施例1 GLP−1およびFGF−21での併用処置が、体重および血糖値に及ぼす効果
離乳以降、高カロリーの食餌(TD95217、Teklad、Madison、WI)で維持した食餌性肥満(DIO)雄性C57/Bl6マウス(Harlan:バージニア州)を使用する。DIOは、40%脂肪、39%炭水化物、および21%タンパク質のカロリー内容からなる食餌(TD95217)を少なくとも7週間、自由摂取させることによって確立する。動物は、12時間毎の明暗サイクル(2200に点灯)で、温度を制御した(24℃)設備内に、食物(TD95217)と水を自由に摂れるようにして個別に収容する。設備に最低でも2週間順化させた後、各実験群の動物が同程度の体重になるようにマウスを体重に従って無作為化する。
DIO雄性C57/Bl6マウスの体組成は、処置の開始より1日前にQNMR解析を用いて求める。併用処置剤は、2種の送達方法で投与する。FGF−21化合物(1mg/kg)を1日1回皮下に注射し、GLP−1化合物(3nmol/kg/日)をアルゼットポンプでの継続皮下注入により送達する。実験群は以下のとおりである。1群(「溶剤」)のマウス(n=8)は、PBS(11.4μL/日)と、0.05mL/10gのPBSの皮下注射を毎日受ける。別の群(「FGF−21」)のマウス(n=8)は、アルゼットポンプを用いて11.4μL/日のPBSと、1mg/kgのFGF−21の皮下注射を毎日受ける。「GLP−1」群のマウスは、3nmol/kg/日のGLP−1化合物をアルゼットポンプによって、さらに0.05mL/10gのPBSの皮下注射を毎日受ける。「GLP−1+FGF−21」群のマウスは、3nmol/kg/日のGLP−1化合物をアルゼットポンプによって、さらに1mg/kgのFGF−21化合物の皮下注射を毎日受ける。注射は、暗時の光周期の開始前に行う。開始時の重量値は、第1日にアルゼットポンプを埋め込んだ後に測定する。毎日の投薬と合わせて、体重を記録する。溶剤を含む、特定の処置群の開始体重に比較した平均重量変化を求める。平均経日的重量変化を、溶剤群の経日的重量変化の平均に対して標準化し、表1に示す(すなわち、(処置群の平均重量変化)−(溶剤群の平均重量変化))。全体の処置群につき、n=8である。
表1のデータは、前記FGF−21化合物がヒトFGF−21(配列番号1)である場合、および前記GLP−1化合物が、Val−Glu22−Ile33−Gly36−Pro37−Ser38−Ser39−Gly40−Ala41−Pro42−Pro43−Pro44−Ser45−GLP−1(配列番号19)である場合の結果を表す。これらのデータは、GLP−1化合物と組み合わせてFGF−21化合物を使用することで、体重減少に対する相乗効果がもたらされることを示している。
Figure 2010535781

Claims (15)

  1. 体重低下用の医薬品の製造における、FGF−21化合物およびGLP−1化合物の使用。
  2. 肥満の処置用の医薬品の製造における、FGF−21化合物およびGLP−1化合物の使用。
  3. 前記FGF−21化合物が、FGF−21類似体である、請求項1または請求項2記載の使用。
  4. 前記FGF−21化合物が、Cys118−Cys134−FGF−21(配列番号9)、Cys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)、Cys21−Cys33−Ala167−FGF−21(配列番号11)、Cys26−Cys122−Ala167−FGF−21(配列番号12)、およびCys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)からなる群より選択される、請求項3記載の使用。
  5. 前記FGF−21化合物が、Cys118−Cys134−Ala167−FGF−21(配列番号10)である、請求項4記載の使用。
  6. 前記FGF−21化合物が、Cys118−Cys134−Ala121−Ala167−FGF−21(配列番号13)である、請求項4記載の使用。
  7. 前記GLP−1化合物が、GLP−1類似体である、請求項1〜6のいずれかに記載の使用。
  8. 前記GLP−1類似体が、以下のアミノ酸配列:
    Figure 2010535781
    (配列中、
    第8位のXaaは、Gly、Ala、Valであり、
    第22位のXaaは、Gly、Glu、Asp、またはLysであり、
    第33位のXaaは、Val、またはIleであり、
    第34位のXaaは、LysまたはArgであり、
    第36位のXaaは、ArgまたはGlyであり、
    第37位のXaaは、NH、GlyおよびProからなる群より選択され、
    第38位のXaaは、Serであるかまたは存在せず、
    第39位のXaaは、Serであるかまたは存在せず、
    第40位のXaaは、Glyであるかまたは存在せず、
    第41位のXaaは、Alaであるかまたは存在せず、
    第42位のXaaは、Proであるかまたは存在せず、
    第43位のXaaは、Proであるかまたは存在せず、
    第44位のXaaは、Proであるかまたは存在せず、かつ
    第45位のXaaは、Serであるかまたは存在しない(配列番号14))
    を含む、請求項7記載の使用。
  9. 前記GLP−1類似体が、Val−Glu22−GLP−1(配列番号17)のアミノ酸配列を含む、請求項8記載の使用。
  10. 前記GLP−1類似体が、Val−Glu22−Ile33−Gly36−Pro37−Ser38−Ser39−Gly40−Ala41−Pro42−Pro43−Pro44−Ser45−GLP−1(配列番号19)のアミノ酸配列を含む、請求項8記載の使用。
  11. 前記GLP−1化合物が、GLP−誘導体である、請求項1〜6のいずれかに記載の使用。
  12. 前記GLP−1誘導体が、アミノ酸配列:
    Figure 2010535781
    (配列中、
    第8位のXaaは、D−Ala、Gly、Val、Leu、Ile、Ser、またはThrであり、
    第22位のXaaは、Gly、Glu、Asp、またはLysであり、
    第33位のXaaは、ValまたはIleであり、
    第46位のXaaは、CysまたはCys−NHである)
    を含み、かつ、1つのPEG分子がCys45に共有結合し、かつ1つのPEG分子がCys46またはCys46−NHに共有結合している(配列番号20)、請求項11記載の使用。
  13. 前記GLP−1化合物が、GLP−1融合タンパク質である、請求項1〜6のいずれかに記載の使用。
  14. 前記GLP−1融合タンパク質が、GLP−1ペプチド、および免疫グロブリンのFc部分を含み、該GLP−1ペプチドは、アミノ酸配列:
    Figure 2010535781
    (配列中、
    第8位のXaaは、GlyまたはValであり、
    第33位のXaaは、ValまたはLysであり、
    第34位のXaaは、LysまたはAsnであり、
    第37位のXaaは、Gly、Proであるか、または存在しない(配列番号22))
    を含み、かつ前記GLP類似体は、アミノ酸配列:
    Figure 2010535781
    Figure 2010535781
    (配列中、
    第16位のXaaは、ProまたはGluであり、
    第17位のXaaは、Phe、Val、またはAlaであり、
    第18位のXaaは、Leu、Glu、またはAlaであり、
    第80位のXaaは、AsnまたはAlaであり、かつ
    第230位のXaaは、Lysであるか、または存在しない(配列番号23))
    を含む免疫グロブリンのFc部分に融合されている、請求項13記載の使用。
  15. 前記GLP−1融合タンパク質がさらにリンカーを含み、該リンカーは、配列番号6、配列番号7、および配列番号8からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、請求項14記載の使用。
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