JP2010277912A - 嵌合構造及び該嵌合構造を用いた電気コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は2つのコネクタを嵌合する際に、既に、機器等に取り付けられたネジ方式の嵌合構造を有する一方のコネクタに、早く嵌合できる嵌合構造を提供する。
【解決手段】本目的の嵌合構造はプラグコネクタ20と相手コネクタとの嵌合構造において、プラグコネクタ20のカップリングリング26に保持部材28を装着し、保持部材28の所定の位置に先端が中心方向に傾斜するとともに嵌合方向に位置をずらした少なくとも2以上の弾性片30を設け、相手コネクタには、弾性片30に対応する位置にネジ部60を形成し、プラグコネクタ20を相手コネクタに直線的に挿入するだけで、弾性片30の先端32がネジ部60の谷部62に係合することによりプラグコネクタ20と相手コネクタとが嵌合することを特徴とする嵌合構造により達成できる。
【選択図】 図2
【解決手段】本目的の嵌合構造はプラグコネクタ20と相手コネクタとの嵌合構造において、プラグコネクタ20のカップリングリング26に保持部材28を装着し、保持部材28の所定の位置に先端が中心方向に傾斜するとともに嵌合方向に位置をずらした少なくとも2以上の弾性片30を設け、相手コネクタには、弾性片30に対応する位置にネジ部60を形成し、プラグコネクタ20を相手コネクタに直線的に挿入するだけで、弾性片30の先端32がネジ部60の谷部62に係合することによりプラグコネクタ20と相手コネクタとが嵌合することを特徴とする嵌合構造により達成できる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、ロボットや工作機械、装置制御盤等の電気機器や電子機器に使用されるコネクタに関するもので、特に、既に取り付けられた相手コネクタと嵌合する際にスピード嵌合できる嵌合構造を有した電気コネクタである。
通常、電気コネクタは、2つのコネクタ同士を嵌合させることで、本体(設備・機械)とコントロール(制御装置)等の機器間での電源及び電気信号の接続ができるようにしている。つまり、2つのコネクタは基板やケーブル等に接続されている。前記電気コネクタには、2つのコネクタを嵌合する嵌合手段である嵌合構造を有している。
嵌合手段としては、本出願人が既に提案した特許文献1(実開平04−115777号)の図2に示されているようなワンタッチロック方式や特許文献2(特開2005−285333)の図1に示されているようなネジ方式や特許文献3(特願2009−105777)の図1に示されているようなワンタッチロック方式とネジ方式の複合を挙げることができる。
嵌合手段としては、本出願人が既に提案した特許文献1(実開平04−115777号)の図2に示されているようなワンタッチロック方式や特許文献2(特開2005−285333)の図1に示されているようなネジ方式や特許文献3(特願2009−105777)の図1に示されているようなワンタッチロック方式とネジ方式の複合を挙げることができる。
近年、客先によっては、2つのコネクタ同士を早く、かつ、確実に嵌合したいという要求がある。特許文献2のようなネジ方式の嵌合構造では、螺着するのに時間が掛かり、早く嵌合することはできない。
特許文献1のワンタッチロック方式の嵌合構造や特許文献3においてワンタッチロック方式で嵌合する嵌合構造の場合には、2つのコネクタ同士を早く嵌合することは可能である。しかし、一方のコネクタが既に筐体等に取り付けられており、かつ、取り付けられたコネクタの嵌合構造がネジ方式の場合には、他方が特許文献1のワンタッチロック方式の嵌合構造や特許文献3においてワンタッチロック方式で嵌合する嵌合構造では嵌合することができなく、特許文献3においてネジ方式の嵌合構造で嵌合する場合にのみ嵌合できるが、これでは2つのコネクタ同士を早く嵌合することはできない。早く嵌合できるようにするために、2つのコネクタをワンタッチロック方式にするには、既に、取り付けられたコネクタを交換するか、新たな加工を施す必要が生じ、非常に手間が掛かってしまうことになる。
特許文献1のワンタッチロック方式の嵌合構造や特許文献3においてワンタッチロック方式で嵌合する嵌合構造の場合には、2つのコネクタ同士を早く嵌合することは可能である。しかし、一方のコネクタが既に筐体等に取り付けられており、かつ、取り付けられたコネクタの嵌合構造がネジ方式の場合には、他方が特許文献1のワンタッチロック方式の嵌合構造や特許文献3においてワンタッチロック方式で嵌合する嵌合構造では嵌合することができなく、特許文献3においてネジ方式の嵌合構造で嵌合する場合にのみ嵌合できるが、これでは2つのコネクタ同士を早く嵌合することはできない。早く嵌合できるようにするために、2つのコネクタをワンタッチロック方式にするには、既に、取り付けられたコネクタを交換するか、新たな加工を施す必要が生じ、非常に手間が掛かってしまうことになる。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、2つのコネクタを嵌合する際に、既に、機器等に取り付けられたネジ方式の嵌合構造を有する一方のコネクタに、早く嵌合できる嵌合構造及び該嵌合構造を用いた電気コネクタを提供せんとするものである。
本目的の嵌合構造は、請求項1記載の嵌合構造のように、プラグコネクタと相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタとの嵌合構造において、前記プラグコネクタのカップリングリングに保持部材を装着し、該保持部材の所定の位置に先端が中心方向に傾斜するとともに嵌合方向に位置をずらした少なくとも2以上の弾性片を設け、前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタには、前記弾性片に対応する位置にネジ部を形成し、前記プラグコネクタを前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタに直線的に挿入するだけで、前記弾性片の先端が前記ネジ部の谷部に係合することにより前記プラグコネクタと前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタとが嵌合することを特徴とする嵌合構造により達成できる。
また、本目的の嵌合構造は、請求項2記載の嵌合構造のように、プラグコネクタと相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタとの嵌合構造において、前記プラグコネクタのカップリングリングに保持部材を装着し、該保持部材の所定の位置に先端が中心方向に傾斜するとともに嵌合方向に位置をずらした少なくとも2以上の弾性片を設け、前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタには、前記弾性片に対応する位置に嵌合方向に位置をずらした少なくとも2以上の係止部を設け、前記プラグコネクタを前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタに直線的に挿入するだけで、前記弾性片が前記係止部に係合することにより前記プラグコネクタと前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタとが嵌合することを特徴とする嵌合構造により達成できる。
請求項3記載の嵌合構造は、前記保持部材に斜めに切りかかれた係止溝を設け、前記カップリングリングには前記係止溝に対応する位置に突起を設け、前記弾性片が前記係止部若しくは前記ネジ部に係合した状態で、前記カップリングリングを回転させることにより前記弾性片の先端の浮き上がりを前記カップリングリングの側壁部で防止することを特徴とする請求項1または2記載の嵌合構造にある。
また、請求項4記載の嵌合構造は、少なくとも2個以上の前記弾性片を、中心点の点対称になるように設けることを特徴とする請求項1、2または3記載の嵌合構造にある。
また、請求項4記載の嵌合構造は、少なくとも2個以上の前記弾性片を、中心点の点対称になるように設けることを特徴とする請求項1、2または3記載の嵌合構造にある。
本目的の電気コネクタは、請求項5記載のように、プラグコネクタと相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタとが着脱自在に嵌合する電気コネクタであって、ソケットコンタクトと接触する第1接触部と基板やケーブルと接続する第1接続部を有する複数のピンコンタクトと、該ピンコンタクトが配列・保持される少なくとも1個以上の絶縁物と、該絶縁物が装着されるとともに外周に相手コネクタとの係合手段であるネジ部を有する係合部材とを有する相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタと、ピンコンタクトと接触する第2接触部と基板やケーブルと接続する第2接続部を有する複数のソケットコンタクトと、該ソケットコンタクトが配列・保持される少なくとも1個以上の絶縁体と、該絶縁体を覆うとともに前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタに入る嵌合部を有するとともに前記係合部材との係合手段を有するカップリングリングとを有するプラグコネクタとを備える電気コネクタにおいて、前記プラグコネクタのカップリングリングに保持部材を装着し、該保持部材の所定の位置に先端が中心方向に傾斜するとともに嵌合方向に位置をずらした少なくとも2以上の弾性片を設け、前記プラグコネクタを前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタに直線的に挿入するだけで、前記弾性片の先端が前記ネジ部の谷部に係合することにより前記プラグコネクタと前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタとが嵌合することを特徴とする電気コネクタにより達成できる。
請求項6記載の電気コネクタは、前記保持部材に斜めに切りかかれた係止溝を設け、前記カップリングリングには前記係止溝に対応する位置に突起を設け、前記弾性片の先端が前記ネジ部の谷部に係合した状態で、前記カップリングリングを回転させることにより前記弾性片の先端の浮き上がりを前記カップリングリングの側壁部で防止することを特徴とする請求項5記載の電気コネクタにある。
以上の説明から明らかなように、本発明の嵌合構造及び電気コネクタによると、次のような優れた効果が得られる。
(1)請求項1記載の嵌合構造のように、プラグコネクタと相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタとの嵌合構造において、前記プラグコネクタのカップリングリングに保持部材を装着し、該保持部材の所定の位置に先端が中心方向に傾斜するとともに嵌合方向に位置をずらした少なくとも2以上の弾性片を設け、前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタには、前記弾性片に対応する位置にネジ部を形成し、前記プラグコネクタを前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタに直線的に挿入するだけで、前記弾性片の先端が前記ネジ部の谷部に係合することにより前記プラグコネクタと前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタとが嵌合することを特徴とする嵌合構造にしているので、簡単な構造で、既に前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタが機器等に取り付けられていたとしても、前記プラグコネクタを前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタに直線的に挿入するだけで、前記プラグコネクタと前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタの嵌合が早くでき、安定した保持力(100N程度)が得られ、1000回以上挿抜をしても前記弾性片が破損することがない。
(2)請求項2記載の嵌合構造のように、プラグコネクタと相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタとの嵌合構造において、前記プラグコネクタのカップリングリングに保持部材を装着し、該保持部材の所定の位置に先端が中心方向に傾斜するとともに嵌合方向に位置をずらした少なくとも2以上の弾性片を設け、前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタには、前記弾性片に対応する位置に嵌合方向に位置をずらした少なくとも2以上の係止部を設け、前記プラグコネクタを前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタに直線的に挿入するだけで、前記弾性片が前記係止部に係合することにより前記プラグコネクタと前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタとが嵌合することを特徴とする嵌合構造にしているので、簡単な構造で、既に前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタが機器等に取り付けられていたとしても、前記プラグコネクタを前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタに直線的に挿入するだけで、前記プラグコネクタと前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタの嵌合が早くでき、安定した保持力(100N程度)が得られ、1000回以上挿抜をしても前記弾性片が破損することがない。
(3)請求項3記載の嵌合構造は、前記保持部材に斜めに切りかかれた係止溝を設け、前記カップリングリングには前記係止溝に対応する位置に突起を設け、前記弾性片が前記係止部若しくは前記ネジ部に係合した状態で、前記カップリングリングを回転させることにより前記弾性片の先端の浮き上がりを前記カップリングリングの側壁部で防止することを特徴とする請求項1または2記載の嵌合構造にしているので、簡単な構造で、既に前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタが機器等に取り付けられていたとしても、前記プラグコネクタを前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタに直線的に挿入するだけで、前記プラグコネクタと前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタの嵌合が早くでき、より安定した保持力(100N程度)が得られ、1000回以上挿抜をしても前記弾性片が破損することがない。
(4)請求項4記載の嵌合構造は、少なくとも2個以上の前記弾性片を、中心点の点対称になるように設けることを特徴とする請求項1、2または3記載の嵌合構造にしているので、簡単な構造で、既に前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタが機器等に取り付けられていたとしても、前記プラグコネクタを前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタに直線的に挿入するだけで、前記プラグコネクタと前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタの嵌合が早くでき、よりバランス良く安定した保持力(100N程度)が得られ、1000回以上挿抜をしても前記弾性片が破損することがない。
(1)請求項1記載の嵌合構造のように、プラグコネクタと相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタとの嵌合構造において、前記プラグコネクタのカップリングリングに保持部材を装着し、該保持部材の所定の位置に先端が中心方向に傾斜するとともに嵌合方向に位置をずらした少なくとも2以上の弾性片を設け、前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタには、前記弾性片に対応する位置にネジ部を形成し、前記プラグコネクタを前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタに直線的に挿入するだけで、前記弾性片の先端が前記ネジ部の谷部に係合することにより前記プラグコネクタと前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタとが嵌合することを特徴とする嵌合構造にしているので、簡単な構造で、既に前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタが機器等に取り付けられていたとしても、前記プラグコネクタを前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタに直線的に挿入するだけで、前記プラグコネクタと前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタの嵌合が早くでき、安定した保持力(100N程度)が得られ、1000回以上挿抜をしても前記弾性片が破損することがない。
(2)請求項2記載の嵌合構造のように、プラグコネクタと相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタとの嵌合構造において、前記プラグコネクタのカップリングリングに保持部材を装着し、該保持部材の所定の位置に先端が中心方向に傾斜するとともに嵌合方向に位置をずらした少なくとも2以上の弾性片を設け、前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタには、前記弾性片に対応する位置に嵌合方向に位置をずらした少なくとも2以上の係止部を設け、前記プラグコネクタを前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタに直線的に挿入するだけで、前記弾性片が前記係止部に係合することにより前記プラグコネクタと前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタとが嵌合することを特徴とする嵌合構造にしているので、簡単な構造で、既に前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタが機器等に取り付けられていたとしても、前記プラグコネクタを前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタに直線的に挿入するだけで、前記プラグコネクタと前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタの嵌合が早くでき、安定した保持力(100N程度)が得られ、1000回以上挿抜をしても前記弾性片が破損することがない。
(3)請求項3記載の嵌合構造は、前記保持部材に斜めに切りかかれた係止溝を設け、前記カップリングリングには前記係止溝に対応する位置に突起を設け、前記弾性片が前記係止部若しくは前記ネジ部に係合した状態で、前記カップリングリングを回転させることにより前記弾性片の先端の浮き上がりを前記カップリングリングの側壁部で防止することを特徴とする請求項1または2記載の嵌合構造にしているので、簡単な構造で、既に前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタが機器等に取り付けられていたとしても、前記プラグコネクタを前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタに直線的に挿入するだけで、前記プラグコネクタと前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタの嵌合が早くでき、より安定した保持力(100N程度)が得られ、1000回以上挿抜をしても前記弾性片が破損することがない。
(4)請求項4記載の嵌合構造は、少なくとも2個以上の前記弾性片を、中心点の点対称になるように設けることを特徴とする請求項1、2または3記載の嵌合構造にしているので、簡単な構造で、既に前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタが機器等に取り付けられていたとしても、前記プラグコネクタを前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタに直線的に挿入するだけで、前記プラグコネクタと前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタの嵌合が早くでき、よりバランス良く安定した保持力(100N程度)が得られ、1000回以上挿抜をしても前記弾性片が破損することがない。
(5)請求項5記載の電気コネクタは、プラグコネクタと相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタとが着脱自在に嵌合する電気コネクタであって、ソケットコンタクトと接触する第1接触部と基板やケーブルと接続する第1接続部を有する複数のピンコンタクトと、該ピンコンタクトが配列・保持される少なくとも1個以上の絶縁物と、該絶縁物が装着されるとともに外周に相手コネクタとの係合手段であるネジ部を有する係合部材とを有する相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタと、ピンコンタクトと接触する第2接触部と基板やケーブルと接続する第2接続部を有する複数のソケットコンタクトと、該ソケットコンタクトが配列・保持される少なくとも1個以上の絶縁体と、該絶縁体を覆うとともに前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタに入る嵌合部を有するとともに前記係合部材との係合手段を有するカップリングリングとを有するプラグコネクタとを備える電気コネクタにおいて、前記プラグコネクタのカップリングリングに保持部材を装着し、該保持部材の所定の位置に先端が中心方向に傾斜するとともに嵌合方向に位置をずらした少なくとも2以上の弾性片を設け、前記プラグコネクタを前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタに直線的に挿入するだけで、前記弾性片の先端が前記ネジ部の谷部に係合することにより前記プラグコネクタと前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタとが嵌合することを特徴とする電気コネクタにしているので、簡単な構造で、既に前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタが機器等に取り付けられていたとしても、前記プラグコネクタを前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタに直線的に挿入するだけで、前記プラグコネクタと前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタの嵌合が早くでき、安定した保持力(100N程度)が得られ、1000回以上挿抜をしても前記弾性片が破損することがない。
(6)請求項6記載の電気コネクタは、前記保持部材に斜めに切りかかれた係止溝を設け、前記カップリングリングには前記係止溝に対応する位置に突起を設け、前記弾性片の先端が前記ネジ部の谷部に係合した状態で、前記カップリングリングを回転させることにより前記弾性片の先端の浮き上がりを前記カップリングリングの側壁部で防止することを特徴とする請求項5記載の電気コネクタにしているので、簡単な構造で、既に前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタが機器等に取り付けられていたとしても、前記プラグコネクタを前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタに直線的に挿入するだけで、前記プラグコネクタと前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタの嵌合が早くでき、より安定した保持力(100N程度)が得られ、1000回以上挿抜をしても前記弾性片が破損することがない。
(6)請求項6記載の電気コネクタは、前記保持部材に斜めに切りかかれた係止溝を設け、前記カップリングリングには前記係止溝に対応する位置に突起を設け、前記弾性片の先端が前記ネジ部の谷部に係合した状態で、前記カップリングリングを回転させることにより前記弾性片の先端の浮き上がりを前記カップリングリングの側壁部で防止することを特徴とする請求項5記載の電気コネクタにしているので、簡単な構造で、既に前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタが機器等に取り付けられていたとしても、前記プラグコネクタを前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタに直線的に挿入するだけで、前記プラグコネクタと前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタの嵌合が早くでき、より安定した保持力(100N程度)が得られ、1000回以上挿抜をしても前記弾性片が破損することがない。
本発明の特徴は、請求項1記載の嵌合構造のように、プラグコネクタ20と相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタ50との嵌合構造において、前記プラグコネクタ20のカップリングリング26に保持部材28を装着し、該保持部材28の所定の位置に先端が中心方向に傾斜するとともに嵌合方向に位置をずらした少なくとも2以上の弾性片30を設け、前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタ50には、前記弾性片30に対応する位置にネジ部60を形成し、前記プラグコネクタ20を前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタ50に直線的に挿入するだけで、前記弾性片30の先端32が前記ネジ部60の谷部62に係合することにより前記プラグコネクタ20と前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタ50とが嵌合することを特徴とする嵌合構造である。
つまり、既に、機器等に取り付けられた状態の前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタ50に、前記プラグコネクタ20を直線的に挿入するだけで、前記弾性片30の先端32が前記ネジ部60の谷部62に係合することにより前記プラグコネクタ20と前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタ50とが嵌合できるようにしたものである。
つまり、既に、機器等に取り付けられた状態の前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタ50に、前記プラグコネクタ20を直線的に挿入するだけで、前記弾性片30の先端32が前記ネジ部60の谷部62に係合することにより前記プラグコネクタ20と前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタ50とが嵌合できるようにしたものである。
図に基づいて、本発明の電気コネクタの一実施例を説明する。図1(A)は嵌合方向から見たプラグコネクタの斜視図であり、(B)は嵌合方向から見たジャックコネクタの斜視図である。図2(A)はプラグコネクタの断面図であり、(B)はジャックコネクタの断面図であり、(C)はプラグコネクタとジャックコネクタが嵌合した状態の断面図である。図3(A)はプラグコネクタの第1インサートの嵌合方向からみた斜視図であり、(B)はプラグコネクタの挿入孔部分で断面した断面図であり、(C)はジャックコネクタの第2インサートの嵌合方向からみた斜視図であり、(D)はジャックコネクタの挿入孔部分で断面した断面図である。図4(A)はソケットコンタクトの斜視図であり、(B)はピンコンタクトの斜視図である。図5(A)はプラグコネクタのカップリングリングを嵌合方向からみた斜視図であり、(B)はプラグコネクタのカップリングリングを断面した断面図であり、(C)はジャックコネクタのカップリングリングを嵌合方向からみた斜視図であり、(D)はジャックコネクタのカップリングリングを断面した断面図である。図6(A)は保持部材を嵌合方向からみた斜視図であり、(B)は保持部材を嵌合方向の反対からみた斜視図であり、(C)は保持部材を断面した状態の断面図である。
本発明の電気コネクタは、相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタとプラグコネクタ20を備えているが、本実施例では相手コネクタとしては、ジャックコネクタ50について説明する。
本発明の電気コネクタは、相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタとプラグコネクタ20を備えているが、本実施例では相手コネクタとしては、ジャックコネクタ50について説明する。
まず、嵌合構造について説明する。
最初に、前記プラグコネクタ20のカップリングリング26に保持部材28を装着する。
つぎに、前記保持部材28の所定の位置に先端が中心方向に傾斜するとともに嵌合方向に位置をずらした少なくとも2以上の弾性片30を設ける。
つぎに、前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタ50には、前記弾性片30に対応する位置にネジ部60を形成し若しくは嵌合方向に位置をずらした少なくとも2以上の係止部を設ける。
最後に、前記プラグコネクタ20を前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタ50に直線的に挿入するだけで、前記弾性片30の先端32が前記ネジ部60の谷部62若しくは前記係止部に係合することにより前記プラグコネクタ20と前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタ50とが嵌合する。
最初に、前記プラグコネクタ20のカップリングリング26に保持部材28を装着する。
つぎに、前記保持部材28の所定の位置に先端が中心方向に傾斜するとともに嵌合方向に位置をずらした少なくとも2以上の弾性片30を設ける。
つぎに、前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタ50には、前記弾性片30に対応する位置にネジ部60を形成し若しくは嵌合方向に位置をずらした少なくとも2以上の係止部を設ける。
最後に、前記プラグコネクタ20を前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタ50に直線的に挿入するだけで、前記弾性片30の先端32が前記ネジ部60の谷部62若しくは前記係止部に係合することにより前記プラグコネクタ20と前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタ50とが嵌合する。
次に、プラグコネクタ20について説明する。前記プラグコネクタ20は、少なくともソケットコンタクト22と第1インサート24とカップリングリング26と保持部材28を有している。以下で、プラグコネクタ20の各部位について説明する。
最初に、前記ソケットコンタクト22について説明する。このソケットコンタクト22は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作され、これらの材質としては、バネ性や導電性や加工性などを考慮すると、純銅や黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。前記ソケットコンタクト22は、本実施例では圧入によって第1インサート24に配列・保持されている。前記ソケットコンタクト22は、主にジャックコネクタ50のピンコンタクト52と接触する第2接触部221と第1インサート24に配列・保持される第2固定部222と基板やケーブル等に接続する第2接続部223とを具えている。前記ソケットコンタクト22には、前記第1インサート24の第1挿入孔40内に圧入するための第2固定部222が設けられている。前記第2接続部223には、ケーブルの芯線が挿入される孔が設けられ、圧着によって結線されている。
次に、第1インサート24について説明する。前記第1インサート24は、電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、これらの材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やポリフェニレンサルファイド(PPS)やこれらの合成材料を挙げることができる。前記第1インサート24は略円筒形をしており、また、前記ソケットコンタクト22が挿入される複数の第1挿入孔40が設けられている。前記第1挿入孔40の大きさは、前記ソケットコンタクト22より0.03〜0.07mm程度小さくしている。前記第1挿入孔40は、ピンコンタクト52のガタつきやケーブル芯線の逃げ等を考慮して複数の段形状になっている。
また、前記第1インサート24には、相手コネクタであるジャックコネクタ50との位置合わせのためにキー溝41が設けられている。前記キー溝41の大きさは位置合わせが出来ればよく、加工性や強度等を考慮して適宜設計している。
また、前記第1インサート24には、相手コネクタであるジャックコネクタ50との位置合わせのためにキー溝41が設けられている。前記キー溝41の大きさは位置合わせが出来ればよく、加工性や強度等を考慮して適宜設計している。
次に、カップリングリング26について説明する。このカップリングリング26はは金属製であり、公知技術の鋳造によって製作され、これらの材料としては、寸法安定性や加工性や強度などを考慮すると、亜鉛ダイキャストやアルミダイキャスト等を挙げることができる。
前記カップリングリング26は略円筒形をし、前記第1インサート24が入る第1挿通孔46が貫通して設けられ、前記カップリングリング26は前記第1インサート24に回転可能に保持されている。また、前記カップリングリング26の嵌合方向側には前記保持部材28が回転できるように装着されている。
前記カップリングリング26には前記保持部材30の係止溝34に対応する位置に突起36が設けられている。前記係止溝34に、前記カップリングリング26の突起36が係合し、前記弾性片30が前記ネジ部60に係合した状態で、前記カップリングリング26を回転させることにより前記弾性片30の先端32を前記カップリングリング26の側壁部38で押圧し、より安定した保持力を得るために前記弾性片30の先端32の浮き上がりを防止している。また、前記カップリングリング26の第1挿通孔46の嵌合方向側には、嵌合当初に前記保持部材28の弾性片30を逃げるための逃げ溝48が設けられ、その逃げ溝48に連設して前記側壁部38が設けられている。
前記カップリングリング26は略円筒形をし、前記第1インサート24が入る第1挿通孔46が貫通して設けられ、前記カップリングリング26は前記第1インサート24に回転可能に保持されている。また、前記カップリングリング26の嵌合方向側には前記保持部材28が回転できるように装着されている。
前記カップリングリング26には前記保持部材30の係止溝34に対応する位置に突起36が設けられている。前記係止溝34に、前記カップリングリング26の突起36が係合し、前記弾性片30が前記ネジ部60に係合した状態で、前記カップリングリング26を回転させることにより前記弾性片30の先端32を前記カップリングリング26の側壁部38で押圧し、より安定した保持力を得るために前記弾性片30の先端32の浮き上がりを防止している。また、前記カップリングリング26の第1挿通孔46の嵌合方向側には、嵌合当初に前記保持部材28の弾性片30を逃げるための逃げ溝48が設けられ、その逃げ溝48に連設して前記側壁部38が設けられている。
最後に、本発明のポイントである保持部材について説明する。前記保持部材28は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作され、これらの材質としては、バネ性や導電性や加工性などを考慮すると、純銅や黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。前記保持部材28は略円筒形をしており、所定の位置に先端が中心方向に傾斜するとともに嵌合方向に位置をずらした少なくとも2以上の弾性片30が設けられている。前記弾性片30は、本実施例では前記ジャックコネクタ50との嵌合バランスを考慮してコネクタの中心を点対称にして設けられている。前記弾性片30は、その先端32が前記ジャックコネクタ50のネジ部60の谷部62に係合し、保持する部分である。そのため、前記弾性片30には、弾性と保持力等が要求される。前記プラグコネクタ20と前記ジャックコネクタ50との嵌合力(保持力)としては、100N程度要求されており、かつ、前記弾性片30は、直線的に前記ジャックコネクタ50のカップリングリング56のネジ部60に挿入されることになるため、変形や破損等の危険性がある。変形や破損と保持力との関係は、相反する関係になる。そこで、前記弾性片30の形状・大きさは、変形や破損することなく、100N以上の保持力がもつように適宜設計する。本実施例では、前記弾性片30は、弾性を持たせるために本体42部分から、2〜3.5mm程度突出させ、1〜1.3mmの先端32部分は確実に前記ネジ部60に係合するように、25〜35度中心方向に傾斜させている。
前記保持部材28には、嵌合方向と反対方向に突出した2枚の突出片44が設けられ、前記突出片44には斜めに切りかかれた係止溝34が設けられている。前記係止溝34に、前記カップリングリング26の突起36が係合し、前記弾性片30が前記ネジ部60に係合した状態で、前記カップリングリング26を回転させることにより前記弾性片30の先端32を前記カップリングリング26の側壁部38で押圧し、より安定した保持力を得るために前記弾性片30の先端32の浮き上がりを防止している。斜めにすることで、前記カップリングリング26を回転させた際に、前記弾性片30も前記ネジ部60に沿って、回転することになる。そのため、斜めの角度としては、前記ネジ部60の螺旋の角度に沿うようにしている。
前記保持部材28は、前記カップリングリング26の突起36に係合することによって、前記カップリングリング26の嵌合側に回転可能に装着されている。
前記保持部材28は、前記カップリングリング26の突起36に係合することによって、前記カップリングリング26の嵌合側に回転可能に装着されている。
前記プラグコネクタ20には、前記第1インサート24と前記カップリングリング26との間に防水性を高めるためにOリングを装着している。
以下では、2番目に、ジャックコネクタ50について説明するが、前記ジャックコネクタ50は、少なくともピンコンタクト52と第2インサート54とカップリングリング56を有している。以下で、それぞれの各部位について説明する。
まず、前記ピンコンタクト52について説明する。このピンコンタクト52は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作され、これらの材質としては、バネ性や導電性や加工性などを考慮すると、純銅や黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。前記ピンコンタクト52は、本実施例では圧入によって第2インサート54に配列・保持されている。前記ピンコンタクト52は、主にプラグコネクタ20のソケットコンタクト22と接触する第1接触部521と第2インサート54に配列・保持される第1固定部522とケーブル等に接続する第1接続部523とを具えている。前記ピンコンタクト52には、前記第2インサート54の第2挿入孔64に圧入するための第1固定部522が設けられている。前記第1接続部523には、ケーブルの芯線が挿入される孔が設けられ、圧着によって結線されている。前記第1接触部521は前記ソケットコンタクト22に入る円筒形をしている。
次に、第2インサート54について説明する。前記第2インサート54は、電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、これらの材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やポリフェニレンサルファイド(PPS)やこれらの合成材料を挙げることができる。前記第2インサート54は略円筒形をしており、また、前記ピンコンタクト52が挿入される複数の第2挿入孔64が設けられている。前記第2挿入孔64の大きさは、前記ピンコンタクト52より0.03〜0.07mm程度小さくしている。前記第2挿入孔64は、ピンコンタクト52のガタつきやケーブル芯線の逃げ等を考慮して複数の段形状になっている。
また、前記第2インサート54には、相手コネクタであるプラグコネクタ20との位置合わせのためにキー65が設けられている。前記キー65の大きさは位置合わせが出来ればよく、加工性や強度等を考慮して適宜設計している。
さらに、前記第2インサート54には、前記第1インサート24の先端が入る嵌合口58が設けられている。前記嵌合口58の大きさは、前記第1インサート24の先端部分が入り、安定した接続が得られればよく、加工性や接続性を考慮して適宜設計している。本実施例では前記第1インサート24の先端部分より0.1〜0.3mm程度大きくしている。
また、前記第2インサート54には、相手コネクタであるプラグコネクタ20との位置合わせのためにキー65が設けられている。前記キー65の大きさは位置合わせが出来ればよく、加工性や強度等を考慮して適宜設計している。
さらに、前記第2インサート54には、前記第1インサート24の先端が入る嵌合口58が設けられている。前記嵌合口58の大きさは、前記第1インサート24の先端部分が入り、安定した接続が得られればよく、加工性や接続性を考慮して適宜設計している。本実施例では前記第1インサート24の先端部分より0.1〜0.3mm程度大きくしている。
最後に、カップリングリング56について説明する。このカップリングリング56は金属製であり、公知技術の鋳造によって製作され、これらの材料としては、寸法安定性や加工性や強度などを考慮すると、亜鉛ダイキャストやアルミダイキャスト等を挙げることができる。
前記カップリングリング56は略円筒形をし、前記第2インサート54が入る第2挿通孔66が貫通して設けられ、前記カップリングリング56は前記第2インサート54に回転可能に保持されている。また、前記カップリングリング56の嵌合方向側の外周には前記プラグコネクタ20と係合するためのネジ部60が設けられている。
ここでは、ネジ部60にしたが、前記プラグコネクタ20の弾性片30と係合し、かつ、回転できれば如何なるものでもよく、前記弾性片30に対応する位置に嵌合方向に位置をずらした少なくとも2以上の係止部であってもよい。例えば、前記係止部としては、一体若しくは別体の凸部が考えられる。
前記カップリングリング56は略円筒形をし、前記第2インサート54が入る第2挿通孔66が貫通して設けられ、前記カップリングリング56は前記第2インサート54に回転可能に保持されている。また、前記カップリングリング56の嵌合方向側の外周には前記プラグコネクタ20と係合するためのネジ部60が設けられている。
ここでは、ネジ部60にしたが、前記プラグコネクタ20の弾性片30と係合し、かつ、回転できれば如何なるものでもよく、前記弾性片30に対応する位置に嵌合方向に位置をずらした少なくとも2以上の係止部であってもよい。例えば、前記係止部としては、一体若しくは別体の凸部が考えられる。
ケーブルが接続され、かつ、嵌合方向と反対側に一体成型される場合、前記プラグコネクタ20及び前記ジャックコネクタ50の嵌合方向と反対側の形状・大きさは、一体成型され易く、保持力や屈曲性や一体成型性や強度や加工性を考慮して適宜設計する。
本実施例では、相手コネクタとして、ジャックコネクタ50について説明したが、レセプタクルコネクタであってもよい。その場合には、前記カップリングリング56に代えて、前記プラグコネクタ20との係合手段を備えたレセプタクルシェルを使用することになる。
本発明の活用例としては、ロボットや工作機械、装置制御盤等の電気機器や電子機器に使用される電気コネクタ10に活用され、特に、簡便な構造で、既に、取り付けられた相手コネクタと嵌合する際にスピード嵌合できる嵌合構造を有した電気コネクタである。
10 電気コネクタ
20 プラグコネクタ
22 ソケットコンタクト
221 第2接触部
222 第2固定部
223 第2接続部
24 第1インサート(絶縁体)
26 カップリングリング
28 保持部材
30 弾性片
32 先端
34 係止溝
36 突起
38 側壁部
40 第1挿入孔
41 キー溝
42 本体
44 突出片
46 第1挿通孔
48 逃げ溝
50 ジャックコネクタ
52 ピンコンタクト
521 第1接触部
522 第1固定部
523 第1接続部
54 第2インサート(絶縁物)
56 カップリングリング
58 嵌合口
60 ネジ部
62 谷部
64 第2挿入孔
65 キー
66 第2挿通孔
20 プラグコネクタ
22 ソケットコンタクト
221 第2接触部
222 第2固定部
223 第2接続部
24 第1インサート(絶縁体)
26 カップリングリング
28 保持部材
30 弾性片
32 先端
34 係止溝
36 突起
38 側壁部
40 第1挿入孔
41 キー溝
42 本体
44 突出片
46 第1挿通孔
48 逃げ溝
50 ジャックコネクタ
52 ピンコンタクト
521 第1接触部
522 第1固定部
523 第1接続部
54 第2インサート(絶縁物)
56 カップリングリング
58 嵌合口
60 ネジ部
62 谷部
64 第2挿入孔
65 キー
66 第2挿通孔
Claims (6)
- プラグコネクタと相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタとの嵌合構造において、
前記プラグコネクタのカップリングリングに保持部材を装着し、該保持部材の所定の位置に先端が中心方向に傾斜するとともに嵌合方向に位置をずらした少なくとも2以上の弾性片を設け、
前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタには、前記弾性片に対応する位置にネジ部を形成し、
前記プラグコネクタを前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタに直線的に挿入するだけで、前記弾性片の先端が前記ネジ部の谷部に係合することにより前記プラグコネクタと前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタとが嵌合することを特徴とする嵌合構造。 - プラグコネクタと相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタとの嵌合構造において、
前記プラグコネクタのカップリングリングに保持部材を装着し、該保持部材の所定の位置に先端が中心方向に傾斜するとともに嵌合方向に位置をずらした少なくとも2以上の弾性片を設け、
前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタには、前記弾性片に対応する位置に嵌合方向に位置をずらした少なくとも2以上の係止部を設け、
前記プラグコネクタを前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタに直線的に挿入するだけで、前記弾性片が前記係止部に係合することにより前記プラグコネクタと前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタとが嵌合することを特徴とする嵌合構造。 - 前記保持部材に斜めに切りかかれた係止溝を設け、
前記カップリングリングには前記係止溝に対応する位置に突起を設け、
前記弾性片が前記係止部若しくは前記ネジ部に係合した状態で、前記カップリングリングを回転させることにより前記弾性片の先端の浮き上がりを前記カップリングリングの側壁部で防止することを特徴とする請求項1または2記載の嵌合構造。 - 少なくとも2個以上の前記弾性片を、中心点の点対称になるように設けることを特徴とする請求項1、2または3記載の嵌合構造。
- プラグコネクタと相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタとが着脱自在に嵌合する電気コネクタであって、
ソケットコンタクトと接触する第1接触部と基板やケーブルと接続する第1接続部を有する複数のピンコンタクトと、該ピンコンタクトが配列・保持される少なくとも1個以上の絶縁物と、該絶縁物が装着されるとともに外周に相手コネクタとの係合手段であるネジ部を有する係合部材とを有する相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタと、
ピンコンタクトと接触する第2接触部と基板やケーブルと接続する第2接続部を有する複数のソケットコンタクトと、該ソケットコンタクトが配列・保持される少なくとも1個以上の絶縁体と、該絶縁体を覆うとともに前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタに入る嵌合部を有するとともに前記係合部材との係合手段を有するカップリングリングとを有するプラグコネクタとを備える電気コネクタにおいて、
前記プラグコネクタのカップリングリングに保持部材を装着し、該保持部材の所定の位置に先端が中心方向に傾斜するとともに嵌合方向に位置をずらした少なくとも2以上の弾性片を設け、
前記プラグコネクタを前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタに直線的に挿入するだけで、前記弾性片の先端が前記ネジ部の谷部に係合することにより前記プラグコネクタと前記相手(レセプタクル若しくはジャック)コネクタとが嵌合することを特徴とする電気コネクタ。 - 前記保持部材に斜めに切りかかれた係止溝を設け、
前記カップリングリングには前記係止溝に対応する位置に突起を設け、
前記弾性片の先端が前記ネジ部の谷部に係合した状態で、前記カップリングリングを回転させることにより前記弾性片の先端の浮き上がりを前記カップリングリングの側壁部で防止することを特徴とする請求項5記載の電気コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009130684A JP2010277912A (ja) | 2009-05-29 | 2009-05-29 | 嵌合構造及び該嵌合構造を用いた電気コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009130684A JP2010277912A (ja) | 2009-05-29 | 2009-05-29 | 嵌合構造及び該嵌合構造を用いた電気コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010277912A true JP2010277912A (ja) | 2010-12-09 |
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ID=43424683
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009130684A Pending JP2010277912A (ja) | 2009-05-29 | 2009-05-29 | 嵌合構造及び該嵌合構造を用いた電気コネクタ |
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2009
- 2009-05-29 JP JP2009130684A patent/JP2010277912A/ja active Pending
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