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JP2010243533A - プロジェクター - Google Patents

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JP2010243533A JP2009088666A JP2009088666A JP2010243533A JP 2010243533 A JP2010243533 A JP 2010243533A JP 2009088666 A JP2009088666 A JP 2009088666A JP 2009088666 A JP2009088666 A JP 2009088666A JP 2010243533 A JP2010243533 A JP 2010243533A
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Yoshitaka Nakashin
美孝 中進
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Abstract

【課題】投射画像の輝度ムラを防止して、かつ必要に応じて光源の出力を抑え、消費電力を低減することのできるプロジェクターを提供すること。
【解決手段】第1の光源211L及び第2の光源211Rを有する照明装置と、照明装置から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調装置と、光変調装置で形成された光学像を投射する投射光学装置と、第1の光源211L及び第2の光源211Rの光量を制御する光量制御手段10とを備え、第1の光源211Lは、光変調装置の画像形成領域の一部である第1の領域を照明し、第2の光源211Rは、光変調装置の画像形成領域の一部である第2の領域を照明する。
【選択図】図4

Description

本発明は、照明装置と、この照明装置から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調装置と、この光変調装置で形成された光学像を投射する投射光学装置とを備えたプロジェクターに関する。
近年、車の外形デザイン設計等の分野では、実寸大の大きさで画像を形成しながら作業を行えるように、照明装置と、この照明装置から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調装置と、この光変調装置で形成された光学像を投射する投射光学装置とを備えたプロジェクターが利用されている。
このプロジェクターを用いる利点としては、100インチ以上の大型の投射画像を容易に形成することができ、かつ画像表示装置としての製品コストが安いことにあるが、一方で液晶パネル投射型のプロジェクターでは、投射面に色、輝度やコントラストのムラが発生し易いという問題がある。
このため、従来、液晶パネルに印加する印加電圧を制御することにより、投射画像に輝度ムラを生じさせない技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、複数の画像表示装置を縦横に配列して大画面画像を形成する技術において、輝度ムラ補正回路を組み込むことにより、各画像表示装置で生じる輝度ムラ、色ムラを解消する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、照明装置から射出される照明光をレンズアレイを用いて複数の部分光束に分割することにより、照明光自体の安定化を図り、輝度ムラを抑制する方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開平6−222324号公報 特開平7−50795号公報 特開平11−281923号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載の技術では、輝度ムラ補正の有効範囲よりも光源の輝度ムラの範囲の方が大きくなる可能性が大であり、有効に輝度ムラを抑制することができないという問題がある。
また、前記特許文献2に記載の技術では、画像表示装置毎に輝度ムラ、色ムラ補正回路を設ける必要があり、装置の複雑化を招く上、消費電力がアップしてしまうという問題がある。
さらに、前記特許文献3に記載の技術では、照明光の安定化はレンズアレイの製品精度に依存してしまうという問題がある上、高輝度の画像を投射するには、高輝度の光源ランプを最高出力で点灯する必要があり、消費電力がアップしてしまうという問題がある。
本発明の目的は、投射画像の輝度ムラを防止して、かつ必要に応じて光源の出力を抑え、消費電力を低減することのできるプロジェクターを提供することにある。
本発明に係るプロジェクターは、
第1の光源及び第2の光源を有する照明装置と、
前記照明装置から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調装置と、
前記光変調装置で形成された光学像を投射する投射光学装置と、
前記第1の光源及び前記第2の光源の光量を制御する光量制御手段とを備え、
前記第1の光源は、前記光変調装置の画像形成領域の一部である第1の領域を照明し、
前記第2の光源は、前記光変調装置の画像形成領域の一部である第2の領域を照明することを特徴とする。
この発明によれば、第1の光源及び第2の光源により光変調装置の画像形成領域を分割して照明しているので、投射画像のそれぞれの照明領域における照明強度を調整することにより、輝度ムラの発生を防止することができる。
また、光量制御手段により各光源の光量を制御することにより、投射画像を投射する環境条件に応じて光量を制御して消費電力を低減することができる。
さらに、光量制御手段により各光源の光量を制御することで、光源への負荷を軽減して、光源の寿命の長期化を図ることができる。
本発明では、
前記画像形成領域、前記第1の領域及び前記第2の領域は矩形状であり、
前記第1の領域及び前記第2の領域の中心は、前記画像形成領域の中心の外側にあり、かつ前記第1の領域及び前記第2の領域が部分的に重ね合わせられるのが好ましい。
この発明によれば、光源が点光源である場合、照明強度のピークから遠ざかるにつれて減光していく傾向にあり、隣り合う光源の照明領域の一部を重ね合わせることにより、減光の影響を相補的に補間して重ね合わされた領域の光量を向上させることができるため、投射画像全体の光量を向上できる上、重ね合わされた領域の照明強度を調整することにより、点光源の照明強度のピークの部分の光量と同じ明るさとすることができ、輝度ムラの発生を防止することができる。
本発明では、
前記投射光学装置から投射された投射画像を撮像する撮像装置を備え、
前記光量制御手段は、前記光変調装置で中間階調値の単色画像を表示させ、前記単色画像を前記撮像装置により撮像した撮像データに基づいて、各光源の光量制御を行うのが好ましい。
この発明によれば、光量制御手段が中間階調値の単色画像を表示し、これを撮像装置で撮像した撮像データに基づいて、各光源の光量制御を行っているので、各光源の光量をバランスよく調整することができる。また、撮像装置を用いて撮像データとすることで、プロジェクター内部での光量調整を自動化することも可能である。
本発明の実施形態に係るプロジェクターの構造を表す模式図。 前記実施形態における光変調装置の画像形成領域の分割照明を説明するための模式図及びグラフ。 前記実施形態における光変調装置の画像形成領域の照明状態を表す模式図。 前記実施形態における照明装置を制御する制御手段の構造を表すブロック図。 前記実施形態の作用を説明するためのフローチャート。 前記実施形態におけるプロジェクターによる斜め投射の状態を表す模式図。 前記実施形態におけるプロジェクターにより斜め投射を行った場合の投射画像の明るさの分布を表す模式図。 前記実施形態におけるプロジェクターによる斜め投射を行った場合の照明強度設定を説明するためのグラフ。
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
(1)光学系の構造
図1には、本発明の実施形態に係るプロジェクター1の光学系が示されており、このプロジェクター1は、照明装置2から射出された光束を、光変調装置5によって入力される画像情報に応じて変調して光学像を形成し、投射光学装置7からスクリーンS上に投射する光学機器である。このプロジェクター1は、照明装置2、色分離光学装置3、リレー光学装置4、光変調装置5、色合成光学装置6、及び投射光学装置7を備える。
照明装置2は、並列配置される2組の照明光学装置2L、2Rを備える。第1の光源としての第1の照明光学装置2Lは、光源装置21L、第1レンズアレイ22L、第2レンズアレイ23L、偏光変換素子24L、及び重畳レンズ25Lを備える。
光源装置21Lは、放電型発光管211L及びリフレクタ212Rを備える。
放電型発光管211Lは、超高圧水銀ランプであり、内部に一対の電極が配置され、水銀が封入される放電空間が形成された発光部と、この発光部を挟んで互いに離間する方向に延出し、内部に各電極に接続される電極引出線が設けられた一対の封止部とを備えている。
リフレクタ212Lは、放電型発光管211Lから射出された放射光束を反射して所定位置に収束させる光学素子であり、本実施形態では、回転楕円面を有する楕円面リフレクタが採用されている。
第1レンズアレイ22L及び第2レンズアレイ23Lは、それぞれ対応する小レンズがマトリクス状に配列された構成を有し、第1レンズアレイ22Lは、光源装置21Lから入射した光束を複数の部分光束に分割して、第2レンズアレイ23L近傍に結像させる。
第2レンズアレイ23Lは、光路後段に位置する重畳レンズ25Lとともに、後述する光変調装置5の各液晶パネル51R、51G、51Bの画像形成領域511の左側半分の領域511L上に、第1レンズアレイ22Lで分割された複数の部分光束を重畳させる。
偏光変換素子24Lは、第2レンズアレイ23Lから射出された光束を、略1種類の直線偏光光束に変換する光学素子である。
この偏光変換素子24Lは、一方の対角が45deg、他方の対角が略135degとされた断面平行四辺形状の複数のプリズムを、斜面同士を接合して形成された板状体であり、接合される界面には、偏光分離膜と全反射ミラーが交互に蒸着形成されている。
また、偏光変換素子24Lの光束射出面には、所定のピッチで複数の1/2波長位相差板が設けられている。
このような偏光変換素子24Lでは、偏光分離膜を形成した面に光束を入射させると、2種類の直線偏光光束のうち、一方の直線偏光光束は、そのまま透過して射出され、他方の偏光光束は、偏光分離膜で略直角に折り曲げられ、全反射ミラーで再度直角に折り曲げられて射出される。
2種類の直線偏光光束のいずれかは、後段に設けられる1/2波長位相差板によって、偏光方向が90deg変換され、これにより入射した光束を1種類の直線偏光光束に変換することが可能となる。
第2の光源としての第2の照明光学装置2Rも第1の照明光学装置2Lと同様の構造、部品から構成され、光源装置21R、第1レンズアレイ22R、第2レンズアレイ23R、偏光変換素子24R、及び重畳レンズ25Rを備える。
そして、このような照明装置2から射出された光束は、複数の部分光束に分割され、偏光方向を揃えられた光束は、色分離光学装置3に射出される。
色分離光学装置3は、照明装置2から射出された光束を、赤色光(R)、緑色光(G)、青色光(B)の三色光に分離する機能を有し、ダイクロイックミラー31、32、及び反射ミラー33、34、35を備える。
ダイクロイックミラー31、32は、光束の光路中心軸に対して略45deg傾斜して配置され、BK7、石英ガラス等の透明基板上に誘電体多層膜を形成した光学素子である。ダイクロイックミラー31、32の誘電体多層膜は、特定の波長域の光束を反射し、それ以外の光束を透過して、光束を複数の色光に分離する機能を有する。光路前段に配置されるダイクロイックミラー31は、赤色光(R)を反射し、それ以外の緑色光(G)、青色光(B)を透過し、一方、光路後段に配置されるダイクロイックミラー32は、緑色光(G)を反射し、青色光(B)を透過する。
反射ミラー33、34、35は、ダイクロイックミラー31、32で分離された赤色光(R)及び青色光(B)を、光変調装置5を構成する液晶パネル51R、51Bに導く光学素子であり、全反射ミラーで構成される。
この色分離光学装置3で分離された青色光(B)の光路中には、リレー光学装置4が設けられ、リレー光学装置4は、光路中に配置される2つの集光レンズ41、42により構成され、青色光(B)を青色光側の液晶パネル61Bまで導く機能を有する。
一方、色分離光学装置3で分離された赤色光(R)、緑色光(G)の各色光は、フィールドレンズ43を介して、光変調装置5を構成する液晶パネル51R、51G、51Bに入射する。
光変調装置5は、3つの液晶パネル51R、51G、51Bと、図示を略したが、各液晶パネル51R、51G、51Bの光路前段に配置される入射側偏光板と、光路後段に配置される射出側偏光板とを備える。
液晶パネル51R、51G、51Bは、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶が密閉封入された画像形成領域511を有し、この画像形成領域511では、入力される画像情報に応じて液晶の配向状態が制御されることで、入射側偏光板を透過した直線偏光光束の偏光方向を変調する。液晶パネル51R、51G、51Bで変調された光束のうち、所定の直線偏光光束は射出側偏光板を透過し、それ以外の偏光光束は射出側偏光板により吸収され、光学像が形成される。このような光変調装置5で変調された光束は、色合成光学装置6に射出される。
色合成光学装置6は、各射出側偏光板から射出された変調光束を合成してカラー画像を形成する機能を有し、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状を有し、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層膜が形成されたクロスダイクロイックプリズムとして構成される。
2つの誘電体多層膜は、一方が赤色光(R)を反射し、緑色光(G)を透過する性質を有し、他方が青色光(B)を反射し、緑色光(G)を透過する性質を有し、これら誘電体多層膜によって赤色光(R)、緑色光(G)、青色光(B)が合成されてカラー画像が形成される。
投射光学装置7は、図1では図示を略したが、鏡筒内に複数のレンズが光軸を合わせて配列された組レンズから構成され、色合成光学装置6で合成された光学像をスクリーンS上に投射する。
このような構造のプロジェクター1において、前述した照明装置2は、図2に示されるように、光変調装置5を構成する液晶パネル51R、51G、51Bの矩形条の画像形成領域511を分割して照明するようになっている。
すなわち、第1の照明光学装置2Lは、液晶パネル51R、51G、51Bのそれぞれの画像形成領域511の左半分の領域(第1の領域)511Lを照明し、第2の照明光学装置2Rは、画像形成領域511の右半分の領域(第2の領域)511Rを照明する。つまり、第1の光源2Lは画像形成領域511の一部である第1の領域511Lを照明し、第2の光源2Rは画像形成領域511の一部である第2の領域511Rを照明する。
各照明光学装置2L、2Rの放電型発光管211L、211Rは、画像形成領域511の中央線CLの外側に配置され、左半分の領域511Lと右半分の領域511Rとは、画像形成領域511の中央部分で照明領域が重なり合わせられ、重なり領域511Cを形成する。従って、第1の領域511L及び第2の領域511Rは部分的に重ね合わせられている。
両照明光学装置2L、2Rの放電型発光管211L、211Rは、点光源であるから、図2のグラフL、Rに示されるように、放電型発光管211Lは、その配置位置に対応した照明領域で照明強度が最も高くなり、そこから遠ざかるに従って、徐々に減光していく照明特性を有し、放電型発光管211Rも同様に、その配置位置に対応した照明領域で照明強度が最も高くなり、そこから遠ざかるに従って徐々に減光していく照明特性を有する。
しかし、図2に示されるように、両照明光学装置2L、2Rには、重なり領域511Cが形成されているため、この重なり領域511Cにおいては、両照明光学装置2L、2Rの照明光が重なり合い、両照明光が相補的に補間して光量が増大する。
その結果、図3に示されるように、画像形成領域511の角隅部の領域Eのみが減光の影響を受けるが、画像形成領域511の略全域を均一に照明することが可能となる。
(2)光量制御手段10の構造
前述したプロジェクター1から投射された投射画像は、図4に示されるように、CCDカメラ8によって撮像され、撮像された撮像データは、光量制御手段10に取り込まれ、光量制御手段10は、撮像データに基づいて、光源駆動回路9L、9Rの駆動制御を行う。この光量制御手段10は、撮像データ取込部11と、光量解析部12と、光量設定部13と、光量制御部14とを備え、光量制御手段10は、必要に応じてメモリー15から情報を読み出したり、生成したデータをメモリー15に書き込むことができるようになっている。尚、光量制御手段10は、演算処理装置であり、光量制御手段10を構成する撮像データ取込部11、光量解析部12、光量設定部13、光量制御部14は、光量制御手段10で実行されるプログラムであり、プロジェクター1の起動とともに、メモリー15から読み出されるようになっている。
撮像データ取込部11は、CCDカメラ8で撮像されたプロジェクター1の投射画像をデータとして取り込む部分である。
光量解析部12は、撮像された投射画像の撮像データに基づいて、投射画像の輝度分布を解析する部分であり、光量解析は、公知の輝度分布解析方法を活用することができ、例えば、撮像データ中の各画素の輝度データをヒストグラム化することにより行われる。
光量設定部13は、光量解析部12で解析された輝度分布に基づいて、照明装置2の第1の照明光学装置2L、第2の照明光学装置2Rの光量を設定する部分であり、投射画像の左右の領域で輝度分布に偏りがある場合、暗い照明領域を照明する照明光学装置の照明強度を向上させ、又は、明るい照明領域を照明する照明光学装置の照明強度を低下させるようにして、全体の照明強度が均一となるように照明装置2の光量を設定する。
光量制御部14は、光量設定部13で設定された設定値に基づいて、第1の照明光学装置2L、第2の照明光学装置2Rの光量制御を行う部分である。この光量制御部14は、放電型発光管211L、211Rを駆動する光源駆動回路9L、9Rに制御指令を出力することで、放電型発光管211L、211Rから射出される光束の光量を制御する。具体的には、放電型発光管211L、211Rに印加する電圧を制御指令として出力し、光源駆動回路9L、9Rでは、その印加電圧に基づいて、放電型発光管211L、211Rを駆動し、これにより、放電型発光管211L、211Rから射出される光束の光量が変更される。
(3)実施形態の作用及び効果
次に、前述した構造のプロジェクター1の作用を、図5に示されるフローチャートに基づいて説明する。
光量制御手段10は、プロジェクター1の起動とともに、メモリー15内に記憶された単色画像を読み出し、単色画像をスクリーンS上に投射する(手順S1)。尚、本発明における「単色画像」とは、全面が同一色、かつ同一階調である画像を指す。単色画像としては、最も明暗が判りやすくなるように、中間階調のグレイ画像を採用することができる。
次に、CCDカメラ8は、投射された単色画像を撮像し、撮像データ取込部11は、CCDカメラ8で撮像された撮像データをデジタルデータとして取り込む(手順S2)。
光量解析部12は、撮像データに基づいて、投射画像の光量解析を行い、投射画像の輝度分布を取得する(手順S3)。
光量設定部13は、光量解析部12による投射画像の輝度分布に基づいて、照明光学装置2L、2Rの放電型発光管211L、211Rから射出される光束の光量を設定する(手順S4)。
光量制御部14は、光量設定部13で設定された放電型発光管211L、211Rから射出する光量に基づいて、光源駆動回路9L、9Rに制御指令を出力し、各放電型発光管211L、211Rから射出される光束の光量制御を行う(手順S5)。
このような本実施形態に係るプロジェクター1によれば、例えば、図6に示されるように、プロジェクター1とスクリーンSが完全に正対していない、いわゆる斜め投射となる場合、プロジェクター1からスクリーンSまでの距離が異なるため、図7に示されるように、左右で投射画像Gの明るさに偏りが生じる。図6の場合では、左側の投射領域が右側の投射領域よりも近いため、投射画像Gの左側の領域が右側の領域よりも明るくなる。
そこで、図8に示されるように、光量制御手段10が、第1の照明光学装置2Lの照明強度を低くして、第2の照明光学装置2Rの照明強度を高くすることにより、図7における明るい左側の領域の光量が低下するので、投射画像Gの明るさを全体として均一にすることができ、輝度ムラの発生を防止することができる。
また、近接照明している第1の照明光学装置2Lの照明強度を低くしているため、その分、第1の照明光学装置2Lの消費電力を低下させることができる。
(4)実施形態の変形
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、以下に示すような変形をも含むものである。
前述の実施形態に係る照明装置2は、液晶パネル51R、51G、51Bの画像形成領域511の左右を分割して照明していたが、本発明はこれに限られない。すなわち、液晶パネルの画像形成領域の上下を分割するように照明装置を構成してもよく、さらには、液晶パネルの画像形成領域を4分割して4つの領域について分割照明するようにしてもよい。
また、前述の実施形態では、3枚の液晶パネル51R、51G、51Bを備えたプロジェクター1において、分割照明を行う照明装置2を採用していたが、本発明はこれに限られない。すなわち、単板式の液晶プロジェクターに本発明を採用することができ、さらには、光変調装置の光変調の方法としては、透過型だけでなく、反射型液晶パネルや、マイクロミラーを用いた光変調装置に本発明を適用してもよい。
その他、本発明の具体的な構造及び形状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等としてもよい。
1…プロジェクター、2…照明装置、2L…第1の照明光学装置、2R…第2の照明光学装置、3…色分離光学装置、4…リレー光学装置、5…光変調装置、6…色合成光学装置、7…投射光学装置、8…CCDカメラ、9L、9R…光源駆動回路、10…光量制御手段、11…撮像データ取込部、12…光量解析部、13…光量設定部、14…光量制御部、15…メモリー、21L、21R…光源装置、22L、22R…第1レンズアレイ、23L、23R…第2レンズアレイ、24L、24R…偏光変換素子、25L、25R…重畳レンズ、31、32…ダイクロイックミラー、33、34、35…反射ミラー、4142…集光レンズ、43…フィールドレンズ、51R、51G、51B…液晶パネル、211L、211R…放電型発光管、212L、212R…リフレクタ、511…画像形成領域、511L…左側半分の領域、511R…右側半分の領域、511C…重なり領域、CL…中央線、E…角隅部の領域、G…投射画像、S…スクリーン

Claims (3)

  1. 第1の光源及び第2の光源を有する照明装置と、
    前記照明装置から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調装置と、
    前記光変調装置で形成された光学像を投射する投射光学装置と、
    前記第1の光源及び前記第2の光源の光量を制御する光量制御手段とを備え、
    前記第1の光源は、前記光変調装置の画像形成領域の一部である第1の領域を照明し、
    前記第2の光源は、前記光変調装置の画像形成領域の一部である第2の領域を照明することを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記画像形成領域、前記第1の領域及び前記第2の領域は矩形状であり、
    前記第1の領域及び前記第2の領域の中心は、前記画像形成領域の中心の外側にあり、かつ前記第1の領域及び前記第2の領域が部分的に重ね合わせられることを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のプロジェクターにおいて、
    前記投射光学装置から投射された投射画像を撮像する撮像装置を備え、
    前記光量制御手段は、前記光変調装置で中間階調値の単色画像を表示させ、前記単色画像を前記撮像装置により撮像した撮像データに基づいて、各光源の光量制御を行うことを特徴とするプロジェクター。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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