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JP2010232597A - Iii族窒化物系化合物半導体発光素子及びその製造方法 - Google Patents

Iii族窒化物系化合物半導体発光素子及びその製造方法 Download PDF

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JP2010232597A JP2009081148A JP2009081148A JP2010232597A JP 2010232597 A JP2010232597 A JP 2010232597A JP 2009081148 A JP2009081148 A JP 2009081148A JP 2009081148 A JP2009081148 A JP 2009081148A JP 2010232597 A JP2010232597 A JP 2010232597A
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iii nitride
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Yoshiki Saito
義樹 齋藤
Yasuhisa Ushida
泰久 牛田
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

【課題】簡便且つ低コストな白色発光素子の製造方法を提供する。
【解決手段】III族窒化物系化合物半導体発光素子100は、多重量子井戸構造の発光層40の直下の層であるGaN層35の表面が、c面と、(10−11)面とを有しているため、GaN層35のc面上の井戸層では長波長の発光が、GaN層35の(10−11)面上の井戸層では短波長の発光が生じる。発光スペクトルは、波長465nmと570nmに各々ピークを持ち、且つ可視部の極めて広い領域に十分な強度を持つことがわかる。これは、多重量子井戸構造の発光層40の井戸層の組成が、GaN層35表面のc面上部からファセット面上部にかけて、極めて滑らかに変化していることを示している。また、発光の色度座標(x,y)は(0.3171,0.3793)であった。即ち、演色性が高く、白色度が極めて高い。
【選択図】図6

Description

本発明はIII族窒化物系化合物半導体発光素子及びその製造方法に関する。本願においてIII族窒化物系化合物半導体とは、AlxGayIn1-x-yN(x、y、x+yはいずれも0以上1以下)で示される半導体、及び、n型化/p型化等のために任意の元素を添加したものを含む。更には、III族元素及びV族元素の組成の一部を、B又はTl、或いは、P、As、Sb又はBiで置換したものをも含むものとする。
III族窒化物系化合物半導体発光素子を用いた発光装置が汎用されるに従い、一般的な照明器具としての用途が拡大している。例えば白色灯の代替品としてIII族窒化物系化合物半導体発光素子が使用されるようになった。III族窒化物系化合物半導体発光素子を用いた白色発光装置は、RGB3色一体型と、蛍光体を組み合わせたものが量産されている。
RGB3色一体型は、例えば青色及び緑色発光素子としてIII族窒化物系化合物半導体発光素子を、赤色発光素子として例えばGaAs系の発光素子を用いて、3色の発光素子の発光色を混色した際に白色として視認されるものである。別のタイプとしては、それらの発光素子のうちの2色又は3色を、複数の発光層を上下に積層した1体型の発光素子に置き換えることも提案されている。
蛍光体を用いるものは、黄色蛍光体と青色発光素子を組み合わせて、青色発光素子の紫外線領域の光を黄色蛍光体により黄色光に変換し、青色発光素子の可視領域の発光と混色した際に白色として視認されるものである。
先行技術文献としては本願発明に関連するものを2件挙げる。
特開2005−129905号公報 特開2008−218746号公報
RGB3色一体型は、1個の白色発光装置を構成するために、3個の発光素子(LED)を用いたり、一体構成するために複雑な積層構造を有する素子を用いる必要があるため、コスト高となっていた。また、蛍光体は、環境面から回避される元素及び化合物が今後も増え、選択の幅が狭くなる恐れがある。
特許文献1の技術では、発光層の形成において、異なる発光波長領域を形成するために、マスクを用いたエッチングにより直下の層の表面に凹凸を設ける必要がある。これは通常の発光素子の製造方法に比較すると、エピタキシャル成長の途中で別の装置においてマスク形成及びエッチングをする必要があり、工程数が増え、コストの増加をもたらす。
特許文献2の技術では、青色発光素子を構成しているが、本願発明者らの検討により、非常に重要な事実が発見された。
そこで本発明の目的は、工程数の増加やコスト増にならない簡易方法により、白色その他の発光素子を提供することである。
請求項1に係る発明は、少なくともインジウムを含むIII族窒化物系化合物半導体から成る発光層を有するIII族窒化物系化合物半導体発光素子において、基板と、基板上に形成されたバッファ層と、バッファ層上に形成され、貫通転位を有し、III族窒化物系化合物半導体から成る単結晶層である第1層と、第1層の貫通転位に連続して成長過程で形成された、基板に平行な断面が、成長方向に拡大するピットを有するIII族窒化物系化合物半導体から成る第2層と、第2層の上方に形成された発光層であって、第2層の平坦部及びピットに沿って形成され、発光層の平坦領域におけるインジウム密度に比べて、発光層のピット領域におけるインジウム密度が低い発光層と、発光層上に形成されたIII族窒化物系化合物半導体から成る第3層とを有し、ピット領域が存在しない場合の発光スペクトルに対して、スペクトル幅が拡大された発光スペクトルを有することを特徴とするIII族窒化物系化合物半導体発光素子である。
ここで発光層とは、注入された電子と正孔の再結合により発光する機能を有した層を意味し、いわゆる活性層も含む。本発明の発光素子には発光ダイオード(LED)やレーザも含まれる。発光層の厚さの望ましい範囲は、多重量子井戸構造の場合は各井戸層毎に、1nm以上10nm以下である。
第2層の平坦部とは、基板の主面に平行な表面部分であって、ピットを除く部分を言い、発光層の平坦領域とはその平坦部の上部に該当する領域を言う。発光層のピット領域とは第2層のピットに沿って形成された領域を言う。
ピット領域が存在しない場合の発光スペクトルに対して、スペクトル幅が拡大された発光スペクトルとは、第2層が表面にピットを有さず、平坦部のみから成る場合の発光スペクトルに、発光層のピット領域におけるインジウム密度が低い部分でのより短波長の発光スペクトルが重ねられることにより、発光層全体のスペクトルが広がることを言う。半値幅の拡大としては、例えば単色の発光ダイオードが半値幅が概ね100nm以下であるところ、本発明においては120nm以上、更には150nm以上となる。平坦部のみから成る場合の発光スペクトルの半値幅の1.2倍以上、更には1.5倍以上となる。例えば特許文献1ではピットの有無で発光波長に変化が無く、発光スペクトルも拡大していない(段落38)。本発明は発光スペクトルに影響がでる程、ピットを深く形成し、ピット密度を多くするものである。本発明は、バッファ層を起点とし、第1層を貫く貫通転位が、第2層において、基板に平行な断面が、成長方向に拡大するピットに変化されていることを特徴とするものである。ここでピットとは、例えば微細な筒状の貫通転位が、傾斜面を有するように変化した形状を包括して表現しており、何らかの特定のものに限定する意図は無い。
第2層の成長過程において、断面が拡大するピットが形成されるのであり、当該ピットは、エピタキシャル成長を中断した状態で例えばエッチング等ににより形成したものではない。
基板としてはサファイア、シリコン(Si)、炭化ケイ素(SiC)、スピネル(MgAl24)、ZnO、MgOその他の無機結晶基板、リン化ガリウム又は砒化ガリウムのようなIII-V族化合物半導体を用いることができる。III族窒化物系化合物半導体層を形成する方法としては有機金属気相成長法(MOCVD又はMOVPE)が好ましいが、分子線気相成長法(MBE)を用いても良く、各層を各々異なる成長方法で形成しても良い。
ここで異種基板との格子不整合を是正すべくバッファ層を形成する。バッファ層は単結晶層ではなく、アモルファス状、多結晶、微結晶の混在状態、或いは多結晶のものを言う。バッファ層としては、低温で形成させたIII族窒化物系化合物半導体AlxGayIn1-x-yN(0≦x≦1, 0≦y≦1, 0≦x+y≦1)、より好ましくはAlxGa1-xN(0≦x≦1)が用いられる。このバッファ層は単層でも良く、組成等の異なる多重層としても良い。バッファ層の形成方法は、380〜600℃の低温で形成するものでも良く、逆に1000〜1180℃の範囲で、MOCVD法で形成しても良い。低温で形成する場合、AlNバッファ層を用いる場合は380〜420℃で形成すると良く、GaNバッファ層を用いる場合は500〜600℃で形成すると良い。また、DCマグネトロンスパッタ装置を用いて、高純度金属アルミニウムと窒素ガスを原材料として、リアクティブスパッタ法によりAlNから成るバッファ層を形成することもできる。同様に一般式AlxGayIn1-x-yN(0≦x≦1, 0≦y≦1, 0≦x+y≦1、組成比は任意)のバッファ層を形成することができる。更には蒸着法、イオンプレーティング法、レーザアブレーション法、ECR法を用いることができる。物理蒸着法によるバッファ層は、200〜600℃で行うのが望ましい。さらに望ましくは300〜600℃であり、さらに望ましくは350〜450℃である。これらのスパッタリング法等の物理蒸着法を用いた場合には、多重層としては、例えばAlxGa1-xN(0≦x≦1)から成る層とGaN層とを交互に形成する、組成の同じ層を形成温度を例えば600℃以下と1000℃以上として交互に形成するなどの方法がある。勿論、これらを組み合わせても良く、多重層は3種以上のIII族窒化物系化合物半導体AlxGayIn1-x-yN(0≦x≦1, 0≦y≦1, 0≦x+y≦1)を積層しても良い。一般的には緩衝層は非晶質であり、中間層は単結晶である。緩衝層と中間層を1周期として複数周期形成しても良く、繰り返しは任意周期で良い。繰り返しは多いほど結晶性が良くなる。
又、低温バッファ層の上に高温成長バッファ層を形成して、その上に本体のIII族窒化物半導体を形成しても良い。
バッファ層は、その上に成長させる第1層を介して第2層に達する貫通転位密度を制御するためのものである。バッファ層の成長温度や厚さで、第1層を介して第2層に達する貫通転位密度を制御できる。貫通転位密度の制御範囲は概ね106〜1011個/cm2であり、望ましくは108〜1010個/cm2である。バッファ層の厚さは、30〜3000Åが望ましい。さらに望ましくは、30〜400Åが望ましく、最も望ましくは、30〜300Åである。
請求項8以下の製造方法により、発光層のピット領域の開口面積は第2層の厚さにより制御できる。また、発光層のピット領域と平坦領域におけるインジウム密度は、発光層の成長温度やインジウムの供給濃度により制御できる。スペクトルを拡大するには発光層の成長温度は600〜900℃、III属元素中のインジウムの組成は平坦部で0.05〜0.5とすると良い。
請求項2に係る発明は、発光スペクトルは、少なくとも2つのピークを有することを特徴とする。即ち発光スペクトルが、複数のピークを有するものである。例えば、発光層の、第2層の平坦領域上からの発光の波長と、第2層のピット領域上からの発光の波長とに分かれる双峰形状である場合である。例えば2つのピークの場合、それらの波長分離の幅としては、50nm以上150nm以下であると、可視領域での混色が可能となる。また、その場合、発光強度はできるだけ等しいことが好ましく、大きい方の発光強度が小さい方の発光強度の1.5倍以内であると好ましく、更に好ましくは1.2倍以内である。
請求項3に係る発明は、第2層は、窒化ガリウムであることを特徴とする。
尚、第2層と発光層との間には、クラッド層など、他の単一、又は材料の異なる複数の層があっても良い。この際、それらクラッド層等は、第2層表面に形成されたピットを発光層との界面まで引き継ぐものであることが重要である。
発光層は、単一量子井戸構造、多重量子井戸構造でも良い。第3層は、クラッド層、コンタクト層など、単一、材料の異なる複数の層であってもよい。
第2層を窒化ガリウム(GaN)形成すると、制御やその後の処理が極めて容易となる。即ち、インジウムを含む層は組成制御が容易でない。また、ピットを形成しつつ結晶性を良好に保つ必要があるので、この点でも窒化ガリウムが好ましい。
請求項4に係る発明は、第2層の平坦部の主面はc面であり、ピットを形成する側面は、c面と直角以外の角度で交わるファセット面であることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、ファセット面は、(10−11)面であることを特徴とする。
尚、請求項4、5以外の発明においては、第2層の平坦部の主面のc面でなくても良く、ピットを形成する側面は傾斜面のうちの低指数面を指すいわゆるファセット面でなくても良く、ファセット面も(10−11)面でなくても良い。
請求項6に係る発明は、発光層の平坦領域では、緑色乃至赤色の発光が生じ、発光層のピット領域では、紫色乃至青色の発光が生じることを特徴とする。ここで発光層の平坦領域とは、第2層の平坦部の上方の領域を意味し、発光層のピット領域とは、第2層のピットの上方の領域を意味する。
請求項7に係る発明は、発光層の発光色は、白色であることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、少なくともインジウムを含むIII族窒化物系化合物半導体から成る発光層を有するIII族窒化物系化合物半導体発光素子の製造方法において、基板上に、バッファ層を形成し、バッファ層上に、貫通転位を有し、III族窒化物系化合物半導体から成る単結晶層である第1層を形成し、第1層の貫通転位に連続して、基板に平行な断面が、成長方向に拡大するピットが形成される条件で、III族窒化物系化合物半導体から成る第2層を形成し、第2層の上方に、第2層の平坦部及びピットに沿って発光層を形成して、その発光層の平坦領域におけるインジウム密度に比べて、発光層のピット領域におけるインジウム密度を低減させることで、ピット領域が存在しない場合の発光スペクトルに対して、発光スペクトル幅を拡大し、発光層上に、III族窒化物系化合物半導体から成る第3層を形成することを特徴とするIII族窒化物系化合物半導体発光素子の製造方法である。
本発明は、バッファ層を起点とする貫通転位を、第2層において、基板に平行な断面が、成長方向に拡大するピットに変化させることを特徴とするものである。ここでピットとは、例えば微細な筒状の貫通転位が、傾斜面を有するように変化した形状を包括して表現しており、何らかの特定のものに限定する意図は無い。
第2層の成長過程において、断面が拡大するピットが形成されるのであり、当該ピットは、エピタキシャル成長を中断した状態で例えばエッチング等ににより形成したものではない。
本発明により得られる発光素子のスペクトルの拡大量は、第2層の貫通転位密度とピットの平均面積との積と、発光層(井戸層)の厚さで決定できる。
第2層の貫通転位密度は、バッファ層の厚さ、成長温度で制御でき、ピットの面積は、第2層の厚さ及び成長温度で制御できる。これらは以下の実施例で示す。
請求項9に係る発明は、第2層の成長温度は、1000℃以下であることを特徴とする。成長温度は700℃以上1000℃以下が好ましい。700℃を下回ると、第2層の結晶性が非常に悪くなり、発光素子としての機能が不十分となり、また、素子特性がばらつくことになる。第2層の成長温度は800℃以上970℃以下がより好ましく、850℃以上950℃以下が更に好ましい。
特に第2層がGaNの場合は、800℃以上1000℃以下が好ましく、850℃以上970℃以下がより好ましく、870℃以上950℃以下が更に好ましい。
一方第2層がインジウムを含む場合は、700℃以上900℃以下が好ましく、750℃以上870℃以下がより好ましく、770℃以上850℃以下が更に好ましい。
これらは、ピットが基板に平行な断面が、成長方向に拡大するための成長方法であるが、ピットが拡大しないように、他の条件を設定することも併用して良い。平坦なc面を形成するための、いわゆる縦方向成長においては、V/III比を比較的小さくするが、本発明の実施においては横方向成長を促進するようにV/III比を比較的大きくすると良い。MOVPEを用いて、V/III比を大きくする場合は、2000以上40000以下が好ましく、3000以上20000以下より好ましく、5000以上10000以下が更に好ましい。尚、V/III比を通常通りに実施する場合は、500以上2000以下とすると良い。
請求項10に係る発明は、第2層は、窒化ガリウムであることを特徴とする。
請求項11に係る発明は、発光層の成長温度は、600℃以上900℃以下であることを特徴とする。これにより、スペクトルを拡大又は2つのピークを有する程に、インジウムの組成比において、平坦領域よりも、ピット領域の方が低減できる。発光層の厚さの望ましい範囲は、多重量子井戸構造の場合は各井戸層毎に、1nm以上10nm以下である。
少なくともインジウムを含む発光層の下の層である第2層が、基板に平行な断面が成長方向に拡大するピットを有していると、発光層の平坦領域とピット領域とでインジウム密度が異なることにより、発光時にそれぞれ異なる波長領域の発光が生じる。即ち、発光層の平坦領域では所定のインジウム密度となるが、ピット領域ではインジウム密度が低いので、平坦領域での発光ピークと、ピット領域でのより短波長の発光ピークとなる。
これにより、本発明の発光素子はピット領域が存在しない場合の発光スペクトルに対して、スペクトル幅が拡大された発光スペクトルを有するものとなる。
発光層の平坦領域で例えば緑色乃至赤色の発光が生じ、ピット領域で紫色乃至青色の発光が生じるならば、白色発光素子とすることもできる。
このような発光素子を製造するためには、基板にバッファ層と第1層と第2層を順に形成する際に、バッファ層を起点とする貫通転位が、第1層を貫通したのち、第2層でピットに変化させれば良い。
これにより、発光層の平坦領域ではエピタキシャル成長が早いので所定のインジウム密度となるが、ピット領域ではエピタキシャル成長が遅いのでインジウム密度が低くなる。
こうして、発光層のIn組成と、ピットの傾斜面の総面積と平坦領域の面積の比で、平坦領域での発光層のIn組成に基づく発光波長と、ピット領域での発光波長と、それらの強度比が制御できるので、例えば白色発光素子を簡易な製造方法で得ることができる。
発光層の直下の層にファセット面を形成することは後述するように極めて制御良くできる。即ち、III族窒化物系化合物半導体層は、例えば1000℃以下、或いは900℃以下でエピタキシャル成長させると、ミラー指数の上線つき数字を負の数で示せば、その表面に(10−11)面を有する六角錐側面状の凹部が多数形成されたままエピタキシャル成長が進む。図1は六方晶系の単位格子における(10−11)面を示す斜視図である。図1では、単位格子を破線の六角柱として、結晶軸a1、a2、a3及びcと共に示した。(10−11)面は、例えば単位格子の下底面の正六角形の一辺と、上底面の対角線のうち当該下底面の一辺と平行な対角線を含む面である。
上記ファセット面は、例えば異種基板にバッファ層を形成したのちに高温で第1層をエピタキシャル成長させる場合において、バッファ層中の結晶欠陥のうち高温単結晶層である第1層に引き継がれてしまう結晶欠陥、特に貫通転位に起因する。
そこで、第2層におけるファセット面の起点を多数とするには、バッファ層の結晶欠陥を多数とするため、多結晶化させると良い。この際、バッファ層はより厚くすると良い。
第2層においてファセット面の大きさを変えるためには、第2層を1000℃以下、或いは900℃以下でエピタキシャル成長させる際、その膜厚を大きくすれば良い。
第2層においてファセット面を形成するために1000℃以下、好ましくは900℃以下でエピタキシャル成長させた層と、発光層との間には、他の任意の層を挿入しても良いが、少なくとも発光層の直下の層の表面にファセット面が残ることが必要である。
いずれにせよ、本発明によれば、エピタキシャル成長中の温度制御と膜厚制御のみで、第2層におけるファセット面の数及び面積を形成できる。これは、例えばマスク形成のためのレジスト塗布、露光、不要レジスト除去と言った、エピタキシャル成長装置外部での作業無しで、一括してエピタキシャル成長が可能なことを意味するので、例えば特許文献1の技術よりも遥かに簡便且つ低コストな例えば白色発光素子の製造方法となる。
六方晶系の単位格子における(10−11)面を示す斜視図。 2.Aは比較に係る1100℃で形成したGaN表面の原子間力顕微鏡画像、2.Bは本発明に係る900℃で形成したGaN(第2層)表面の原子間力顕微鏡画像。 2.Bの画像と同じ試料の鳥瞰画像。 4.Aは厚さ200Åのバッファ層上に形成したGaN(第2層)表面の原子間力顕微鏡画像、4.Bは厚さ300Åのバッファ層上に形成したGaN(第2層)表面の原子間力顕微鏡画像。 本発明の具体的な一実施例に係るIII族窒化物系化合物半導体発光素子100の構成を示す断面図。 III族窒化物系化合物半導体発光素子100の発光スペクトルを示すグラフ図。
本発明の実施においては、III族窒化物系化合物半導体発光素子を形成するための公知の任意の技術を用いることができる。
バッファ層厚さを、例えば50〜500Åの範囲で調整することにより、起点となる結晶欠陥の数を制御できる。
例えば第2層としてGaN層でファセットを形成する場合には、その厚さを例えば500nm〜6μmの範囲で調整することにより、各ファセット面の大きさを制御することができる。
発光に携わる層である、単層の発光層、又は、単一若しくは多重量子井戸構造の井戸層は、例えばIn組成を0.05〜0.5の範囲で調整すると良い。この際、白色発光素子を得るためにはIn組成を0.3〜0.5の範囲で調整すると良い。
〔ファセット面の形成について〕
初期実験として、本発明によりピットの数(密度)とその大きさを制御できることを確かめた。以下、全て有機金属気相成長法(MOVPE)を用いた。
図2.Aは、c面サファイア基板に400℃でAlNから成るバッファ層を200Å形成したのち、1100℃でシリコンドープのn型GaN層(第1層)を形成した場合のn型GaN層(第1層)表面の原子間力顕微鏡画像である。また、図2.Bは、c面サファイア基板に400℃でAlNから成るバッファ層を200Å形成し、1100℃でシリコンドープのn型GaN層(第1層)を形成した上で900℃でアンドープのGaN層(第2層)を形成した場合のGaN層(第2層)表面の原子間力顕微鏡画像である。図2.A及び図2.Bのいずれも、10μm四方の画像である。
図2.Aでは表面の波打つような大きな凹部が黒く表示されているほかは、数えるほどのピットが見出されるに過ぎない。即ち、この倍率では貫通転位が検出できないので、貫通転位があったとしても、ピットに変化せずに貫通転位のままであることを示している。
一方、図2.Bでは、比較的低温で成長させた第2層であるGaN層表面に、多数の大きな凹部が見られる。これは100μm2に約1000個あり、通常の貫通転位密度と同じレベルである。即ち、第1層を介して第2層に達した貫通転位を起因としてピットが形成され、そのピットの側面が傾斜面であることにより、膜厚の増加と共にピットの開口が広がっていることを意味している。
図3は、図2.BのAFM画像を得た試料と同じ試料の鳥瞰画像である。図2.Bで見出された黒い大きな凹部は、傾斜した側面を有し、それは(10−11)面であることがわかる。
このように、第2層を、結晶性良く単結晶層が形成できるとされる1000〜1100℃ではなく、1000℃以下、好ましくは900℃以下でエピタキシャル成長させることで、その表面に多数の大きな凹部を形成でき、その凹部は倒立六角錐側面を有し、その側面は(10−11)面である。このようにして、c面とは垂直以外の角度で交わるファセット面から成るピットを、容易に形成することが可能である。
図2及び3では、第2層の平坦部がc面で、(10−11)面であるファセット面から成るピットが形成される場合を示したが、容易に理解できる通り、第2層の平坦部がc面でない場合も、ピットが(10−11)面であるファセット面以外の面から成る場合も同様である。
次にバッファ層の厚さの影響を確認した。
図4.Aは、c面サファイア基板に400℃でAlNから成るバッファ層を200Å形成し、1100℃でシリコンドープのn型GaN層(第1層)を形成したのち、900℃でアンドープのGaN層(第2層)を形成した場合のGaN層(第2層)表面の原子間力顕微鏡画像である。また、図4.Bは、c面サファイア基板に400℃でAlNから成るバッファ層を300Å形成し、1100℃でシリコンドープのn型GaN層(第1層)を形成したのち、900℃でアンドープのGaN層(第2層)を形成した場合のGaN層(第2層)表面の原子間力顕微鏡画像である。図4.A及び図4.Bのいずれも、10μm四方の写真である。
図4.Aではピットは約1000個/100μm2検出され、図4.Bではピットはその約2倍見出された。
図4.Aと図4.Bを比較すると、バッファ層の厚さを厚くすると、第2層であるGaN層表面のファセット面で囲まれた凹部の数が2倍近く増加していることがわかる。これは、下層のバッファ層の厚さが厚いほど、第2層であるGaN層のエピタキシャル成長開始時にファセット面の起点となる結晶欠陥の数が、多くなるからであると説明できる。即ち、最下層のバッファ層の厚さが厚いほど、結晶の核密度が増加したためである。
図4では、第2層の平坦部がc面で、(10−11)面であるファセット面から成るピットが形成される場合を示したが、容易に理解できる通り、第2層の平坦部がc面でない場合も、ピットが(10−11)面であるファセット面以外の面から成る場合も同様である。
以上は、c面サファイア基板を用いた場合を示したが、a面サファイア基板を用いた場合も、同様の結果が得られた。
上記を踏まえて、直下の層のc面上で黄色発光し、直下の層のファセット面である(10−11)面上で青色発光することで、白色発光となる発光素子を作成した。
図5は、本実施例に係るIII族窒化物系化合物半導体発光素子100の構成を示す断面図である。
III族窒化物系化合物半導体発光素子100は、c面サファイア基板10、400℃で形成した厚さ300ÅのAlNから成るバッファ層20、1100℃で形成した厚さ4μmのシリコンドープのn型GaN層(第1層)30、900℃で形成した厚さ300nmのアンドープのGaN層(第2層)35、800℃で形成した厚さ3nmのアンドープのIn0.35Ga0.65N層を井戸層とする多重量子井戸構造の発光層40、1100℃で形成した厚さ200nmのマグネシウムドープのp型GaN層(第3層)50から成る。
尚、多重量子井戸構造の発光層40の井戸層は、後述の発光スペクトルから、アンドープのGaN層(第2層)35のファセット面上では組成が概略In0.15Ga0.85Nとなったものと考えられる。
このIII族窒化物系化合物半導体発光素子100の発光スペクトルを図6に示す。注入電流を1mA、5mA、10mA、20mA、30mA、50mAの6段階で切替えて、それぞれ発光スペクトル(ELスペクトル)をプロットした。
III族窒化物系化合物半導体発光素子100の発光スペクトルは、波長465nmと570nmに各々ピークを持ち、且つ可視部の極めて広い領域に十分な強度を持つことがわかる。これは、多重量子井戸構造の発光層40の井戸層の組成が、GaN層(第2層)35表面のc面上部からファセット面上部にかけて、極めて滑らかに変化していることを示している。また、発光の色度座標(x,y)は(0.3171,0.3793)であった。
図6の発光スペクトルにおいて、半値幅は次のように読み取れる。電流値が50mAの場合、570nmのピークに対し、発光強度が半分となる範囲は440nm〜610nmであり、半値幅は約170nmであった。この他の電流値においても、半値幅は約170nmであった。上記で900℃で形成した厚さ300nmのアンドープのGaN層(第2層)35を設けずに発光素子を形成した場合は、570nmの単一ピークの発光スペクトルとなり、半値幅は80nmとなった。
また、図6の発光スペクトルおいて、2つのピーク波長は465nmと570nmであり、それらの間隔は105nmであった。また、波長465nmでの発光強度に対する波長570nmでの発光強度の比は、電流値が1mAから50mAの範囲において、0.9倍乃至1.1倍程度となっている。
即ち、本実施例によるIII族窒化物系化合物半導体発光素子100は、可視部の極めて広い波長領域に十分な発光強度を有する演色性の高い白色発光素子であり、且つその白色度が極めて高いことがわかった。
上記のような拡大したスペクトルを得るには、発光層のインジウムの組成は0.05乃至0.5、好ましくは0.3〜0.5とすると良い。厚さは各井戸層ごとに1〜10nmとすると良い。また、成長温度は600℃〜900℃とすると良い。
上記実施例においては、第2層の平坦部がc面で、(10−11)面であるファセット面から成るピットが形成される場合を示したが、容易に理解できる通り、第2層の平坦部がc面でない場合も、ピットが(10−11)面であるファセット面以外の面から成る場合も同様である。即ち本発明の本質は、基板と、バッファ層と、第1層と第2層を順に形成する際に、バッファ層を貫通転位の起点とし、第1層を貫いて第2層に達した貫通転位を、第2層において、基板に平行な断面が、成長方向に拡大するピットに変化させることである。この点で、第2層の平坦部はc面には限定されず、ピットは(10−11)面であるファセット面から形成されるものに限定されない。
また、上記実施例では、発光スペクトルが青色領域と黄色領域にそれぞれピークを有する、白色発光素子を示したが、本発明は、ピット領域が存在しない場合の発光スペクトルに対して、スペクトル幅が拡大された発光スペクトルを有する任意の発光色の発光素子に適用できる。例えば発光スペクトルが緑色領域と赤色領域にある発光素子は、発光層形成時のインジウム供給量を変化させることで全く同様に形成できる。
或いは、2つのピークの、長波長側の発光強度と短波長側の発光強度の比は、図2乃至4に示した通り、第2層の平坦部とピット領域の面積比で容易に制御できる。その手段は、バッファ層形成時の貫通転位の起点の数の制御であり、更に、第2層膜厚の制御による、個々のピット領域の面積の制御である。
100:III族窒化物系化合物半導体発光素子
10:サファイア基板
20:バッファ層
30:n型GaN層(第1層)
35:GaN層(第2層)
40:発光層
50:p型GaN層(第3層)

Claims (11)

  1. 少なくともインジウムを含むIII族窒化物系化合物半導体から成る発光層を有するIII族窒化物系化合物半導体発光素子において、
    基板と、
    基板上に形成されたバッファ層と、
    前記バッファ層上に形成され、貫通転位を有し、III族窒化物系化合物半導体から成る単結晶層である第1層と、
    前記第1層の上に形成され、その貫通転位に連続して成長過程で形成された、前記基板に平行な断面が、成長方向に拡大するピットを有するIII族窒化物系化合物半導体から成る第2層と、
    前記第2層の上方に形成された発光層であって、前記第2層の平坦部及び前記ピットに沿って形成され、前記発光層の平坦領域におけるインジウム密度に比べて、前記発光層のピット領域におけるインジウム密度が低い発光層と、
    前記発光層上に形成されたIII族窒化物系化合物半導体から成る第3層と、
    を有し、
    前記ピット領域が存在しない場合の発光スペクトルに対して、スペクトル幅が拡大された発光スペクトルを有する
    ことを特徴とするIII族窒化物系化合物半導体発光素子。
  2. 前記発光スペクトルは、少なくとも2つのピークを有することを特徴とする請求項1に記載のIII族窒化物系化合物半導体発光素子。
  3. 前記第2層は、窒化ガリウムであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のIII族窒化物系化合物半導体発光素子。
  4. 前記第2層の平坦部の主面はc面であり、前記ピットを形成する側面は、c面と直角以外の角度で交わるファセット面であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のIII族窒化物系化合物半導体発光素子。
  5. 前記ファセット面は、(10−11)面であることを特徴とする請求項4に記載のIII族窒化物系化合物半導体発光素子。
  6. 前記発光層の前記平坦領域では、緑色乃至赤色の発光が生じ、前記発光層の前記ピット領域では、紫色乃至青色の発光が生じることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のIII族窒化物系化合物半導体発光素子。
  7. 前記発光層の発光色は、白色であることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載のIII族窒化物系化合物半導体発光素子。
  8. 少なくともインジウムを含むIII族窒化物系化合物半導体から成る発光層を有するIII族窒化物系化合物半導体発光素子の製造方法において、
    基板上に、バッファ層を形成し、
    前記バッファ層上に、貫通転位を有し、III族窒化物系化合物半導体から成る単結晶層である第1層を形成し、
    前記第1層の貫通転位に連続して、前記基板に平行な断面が、成長方向に拡大するピットが形成される条件で、III族窒化物系化合物半導体から成る第2層を形成し、
    前記第2層の上方に、前記第2層の平坦部及び前記ピットに沿って発光層を形成して、その発光層の平坦領域におけるインジウム密度に比べて、前記発光層のピット領域におけるインジウム密度を低減させることで、前記ピット領域が存在しない場合の発光スペクトルに対して、発光スペクトル幅を拡大し、
    前記発光層上に、III族窒化物系化合物半導体から成る第3層を形成する
    ことを特徴とするIII族窒化物系化合物半導体発光素子の製造方法。
  9. 前記第2層の成長温度は、1000℃以下であることを特徴とする請求項8に記載のIII族窒化物系化合物半導体発光素子の製造方法。
  10. 前記第2層は、窒化ガリウムであることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載のIII族窒化物系化合物半導体発光素子の製造方法。
  11. 前記発光層の成長温度は、600℃以上900℃以下であることを特徴とする請求項8乃至請求項10の何れか1項に記載のIII族窒化物系化合物半導体発光素子の製造方法。
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