JP2010227508A - 吸収性物品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】装着時に人体の腹側に位置する腹側部11と背側に位置する背側部12とを有する本体部10と、背側部12の両側方に延出する一対のサイドフラップ20,20と、腹側部11の外面に設けられ、サイドフラップ20に設けられたファスニング部材23,23を着脱自在に係止させるための被着部30と、を備える紙おむつ1において、ファスニング部材23は、サイドフラップ20の本体シート21に接着された接着領域R1と、サイドフラップ20の本体シート21に接着されてない非接着領域R2と、を有し、ファスニング部材23の非接着領域R2と、サイドフラップ20の本体シート21中の非接着領域R2と対向する部分と、の間に、先端側から指が挿入可能であることを特徴とする。
【選択図】図6
Description
特許文献2記載の吸収性物品のように、サイドフラップが当該サイドフラップの延出方向に伸縮可能に構成されている場合、ユーザ(吸収性物品の着用者、或いは、着用者に吸収性物品を装着させる者)は、サイドフラップの先端をつまみ、当該サイドフラップを引っ張って、当該サイドフラップを伸ばした状態で、ファスニング部材を被着部に係止させるようになっている。これにより、着用者の胴回りに吸収性物品をよりフィットさせることができる。
ここで、ファスニング部材を被着部に完全に係止させるには、サイドフラップの先端を指でつまみファスニング部材を被着部に重ねた状態で、他の指(手)でファスニング部材を被着部に押さえつけることが効果的である。
装着時に人体の腹側に位置する腹側部と背側に位置する背側部とを有する本体部と、前記背側部の両側方に延出する一対のサイドフラップと、前記腹側部の外面に設けられ、前記サイドフラップに設けられたファスニング部材を着脱自在に係止させるための被着部と、を備える吸収性物品において、
前記ファスニング部材は、前記サイドフラップの本体シートに接着された接着領域と、前記サイドフラップの本体シートに接着されてない非接着領域と、を有し、
前記ファスニング部材の前記非接着領域と、前記サイドフラップの本体シート中の当該非接着領域と対向する部分と、の間に、先端側から指が挿入可能であることを特徴とする。
請求項1に記載の吸収性物品において、
前記サイドフラップは、当該サイドフラップの延出方向に伸縮可能に構成されていることを特徴とする。
請求項1又は2に記載の吸収性物品において、
前記ファスニング部材の前記非接着領域、或いは、前記サイドフラップの本体シート中の当該非接着領域と対向する部分には、前記指を挿入する挿入方向に沿ってスリットが設けられていることを特徴とする。
請求項1〜3の何れか一項に記載の吸収性物品において、
前記ファスニング部材は、前記非接着領域の先端部が前記サイドフラップの本体シート側に折り返されていることを特徴とする。
請求項1〜4の何れか一項に記載の吸収性物品において、
前記サイドフラップの本体シート中の前記非接着領域と対向する部分の、前記ファスニング部材側の面には、滑り止め部が設けられていることを特徴とする。
したがって、ファスニング部材の非接着領域と、サイドフラップの本体シート中の当該非接着領域と対向する部分と、の間に指を挿入して、当該挿入した指と、他の指と、でサイドフラップの本体シートをつまみ、ファスニング部材を被着部に重ねることができる。そして、ファスニング部材を被着部に重ねた状態で、当該挿入した指でファスニング部材を被着部に押さえつけることができるため、ファスニング部材を被着部に完全に係止することができる。したがって、他の指(手)でファスニング部材を被着部に押さえつけなくても、所望の位置にファスニング部材を係止することができる。
具体的には、本体部10の一方の端部(下端部)が装着時に着用者の腹側に位置する腹側部11を形成し、他方の端部(上端部)が装着時に着用者の背側に位置する背側部12を形成し、腹側部11と背側部12との間が着用者の股下に位置する股下部13を形成する。
また、腹側部11において股下部13よりも両外側(左側及び右側)に延出した腹側延出部111,111と、背側部12において股下部13よりも両外側(左側及び右側)に延出した背側延出部121,121と、は紙おむつ1が装着された際に胴周り部14を形成する。この際、背側部12の胴周り方向に沿った縁部中央には、糸ゴム等の弾性部材141が幅方向(左右方向)に沿って設けられ、この弾性部材141により平面ギャザーが形成され、本体部10は、着用者の胴周りにフィットするように伸縮自在な構成となっている。
また、股下部13の両縁部は、腹側部11から背側部12に亘って、装着時に着用者の脚周りを囲む脚周り部15,15を形成する。この脚周り部15,15には、その湾曲形状に合わせて糸ゴム等の弾性部材151がそれぞれ設けられ、この弾性部材151により平面ギャザーが形成され、着用者の脚周りに伸縮自在にフィットし、横漏れを防止するようになっている。
透液性シートとしては、例えば、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート等の糸を平織り等したネット状のシート素材、多数の透孔を形成したフィルムシート材、ポリエチレンやポリプロピレン等のフィルムシート材、透液性を有する織布、不織布が適し、特に不織布が適する。不織布としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を繊維素材として、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって加工したものを用い得る。
不透液性シートとしては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等の少なくとも遮水性を有するシート材であって、ムレ防止の観点から透湿性を有するシート材であることが好ましい。この遮水性と透湿性とを具備するシート材としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シート材が好適に用いられる。
またその他にも、不透液性を有するフィルム層と、通気性を有する不織布層からなるラミ不織布を用いても良い。ラミ不織布とは、例えばポリエチレンシート等に不織布を積層した、ラミネート不織布と呼ばれる不織布のことであり、不透液性と通気性を併せ持つ不織布である。
高吸水性樹脂としては、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸およびその塩類、アクリル酸塩重合体架橋物、澱粉−アクリル酸グラフト共重合体、澱粉−アクリロニトリルグラフト共重合体の加水分解物、ポリオキシエチレン架橋物、カルボキシメチルセルロース架橋物、ポリエチレンオキサイド、ポリアクリルアミド等の水膨欄性ポリマーを部分架橋したもの、あるいはイソブチレンとマレイン酸との共重合体等が好適に用いられる。
吸収体10cは、単層構造であっても良いし、複数層に分かれた構造でも構わない。吸収体10cは、腹側部11から股下部13を通り背側部12に亘る位置に配置されている。
このギャザーシート10d,10dの幅方向(左右方向)外側の部分は、吸収体10cの側方でトップシート10aの上面に固着されている。また、このギャザーシート10d,10dの幅方向内側の部分は、トップシート10aに固定されておらず、その長手方向(上下方向)に沿って複数の糸ゴムが略平行に備えられており、断面略く字状及び逆く字状に立ち上がって着用者の体型に合わせて伸縮自在に変形可能な立体ギャザーが形成されている。
具体的には、サイドフラップ20は、例えば、図1、図2及び図4に示すように、サイドフラップ20の本体シート21の上下方向略中央の位置にサイドフラップ20の延出方向(左右方向)に沿って形成されたミシン目22を備えている。そして、サイドフラップ20においては、ミシン目22を挟んで上側が上側サイドフラップ20a、下側が下側サイドフラップ20bとなっている。サイドフラップ20は、例えば、図3に示すように、ミシン目22に沿って本体シート21を切り裂くことによって、上下別体の上側サイドフラップ20aと下側サイドフラップ20bとに分割できるようになっている。
そして、サイドフラップ20(上側サイドフラップ20a及び下側サイドフラップ20b)の本体シート21の自由端部が、それぞれのファスニング部材23,23によって、別々に、メス材の係止要素である被着部30に係止するようになっており、背側部12側の上側サイドフラップ20aで胴周りを締め付け、脚周り部15側の下側サイドフラップ20bで脚周りを締め付け可能な構造となっている。これにより、紙おむつ1を好適に着用者にフィットさせて装着することができるようになっている。
これにより、サイドフラップ20を係止する際の調節の範囲が拡大されて、紙おむつ1をより好適に着用者の胴周り及び脚周りにフィットさせて装着することができるようになっている。
具体的には、例えば、図4及び図5に示すように、ファスニング部材23の左右方向内側端部(図4及び図5においては右端部)は、接着剤Gによってサイドフラップ20の本体シート21(前側に配置された第2シート212)に接着固定された接着領域R1であり、ファスニング部材23の左右方向内側端部を除く部分は、接着剤Gによってサイドフラップ20の本体シート21に接着固定されていない非接着領域R2となっている。
ここで、図4及び図5に示すファスニング部材23は、図1に示す紙おむつ1の本体部10の左側に配置されたサイドフラップ20が備えるファスニング部材23である。無論、本体部10の右側に配置されたサイドフラップ20が備えるファスニング部材23も同様に、当該ファスニング部材23の左右方向内側端部(図1においては左端部)が接着領域R1であり、当該ファスニング部材23の左右方向内側端部を除く部分が非接着領域R2となっている。
これにより、紙おむつ1を装着する際、例えば、図6に示すように、ファスニング部材23の非接着領域R2と、サイドフラップ20の本体シート21中の非接着領域R2と対向する部分と、の間に指を挿入して、当該挿入した指と、他の指と、でサイドフラップ20の本体シート21をつまみ、ファスニング部材23の被着部30に重ねて、当該挿入した指で、ファスニング部材23を被着部30に押さえつけることができるため、ファスニング部材23を被着部30に完全に係止することができる。
具体的には、滑り止め部25,…は、前側に配置された第2シート212の内面に、ゴム性樹脂等の滑り止め材をドット状に塗工することによって形成された複数の突起である。
これにより、ファスニング部材23の非接着領域R2と、サイドフラップ20の本体シート21中の非接着領域R2と対向する部分と、の間に指を挿入して、当該挿入した指と、他の指と、でサイドフラップ20の本体シート21をつまみ、サイドフラップ20を引っ張る際、サイドフラップ20の本体シート21が滑り難いため、ファスニング部材23が所望の位置まで達するよう容易にサイドフラップ20を引っ張ることができる。
具体的に、不織布シートとしては、例えば、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を繊維素材として、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって加工したものが挙げられる。また、プラスチックシートとしては、ポリプロピレン、ポリエチレン等の樹脂製シートが挙げられる。
ここで、第3シート213は、被着部30に何度も着脱できるようにサイドフラップ20を補強するとともに、サイドフラップ20をつまみ易くするために設けられたシートである。したがって、第3シート213は、第1シート211や第2シート212よりも強度が高く、厚手の素材で形成されることが好ましい。具体的には、例えば、第1シート211や第2シート212は、綿、絹、コットン等からなる薄手のシートを用い、第3シート213は、ポリエチレン、ポリプロピレン等からなる厚手のシートを用いることができる。
なお、被着部30に何度も着脱できるようにサイドフラップ20を補強するとともに、サイドフラップ20をつまみ易くすることができるのであれば、第3シート213は、第1シート211や第2シート212と同等の強度を有する素材で形成されていても良いし、第1シート211や第2シート212と同等の厚さを有する素材で形成されていても良い。
具体的には、被着部30は、サイドフラップ20,20のファスニング部材23を係止するためのメス材の係止要素である係止層31を備えて構成される。
係止層31は、係止用不織布により構成されている。係止用不織布とは、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロンなど、広く知られた汎用性の高い可塑性素材からなる単組成の素材若しくは複合組成の素材を用いることができる。なお、係止層31は、長繊維で構成されるスパンボンド不織布を用いるのが好ましい。これは、短繊維であるポイントボンド不織布やエアスルー不織布では繊維の長さが短いため抜けやすく、強度が不足するからであって、連続長繊維で構成され、カット面からのほつれが少なく、毛羽立ちによる繊維の脱落が少ないスパンボンド不織布が力学的性能や生産性といった点で優れるからである。
着用者は、紙おむつ1を装着する場合、紙おむつ1の腹側部11を腹側に、背側部12を背側に、股下部13を股下に当接させ、背側部12の背側延出部121、121に設けられたサイドフラップ20、20を、腰回りを亘って腹側部11に設けられた被着部30に係止させることによって紙おむつ1を装着する。
次いで、上側サイドフラップ20aにおいて、ファスニング部材23の非接着領域R2と、当該上側サイドフラップ20aの本体シート21中の非接着領域R2と対向する部分と、の間に指を挿入して、当該挿入した指と、他の指と、で当該上側サイドフラップ20aの本体シート21をつまみ、胴周りがフィットするよう、当該上側サイドフラップ20aを、例えば、図3に示すように、被着部30の外側から内側へ引っ張る。そして、ファスニング部材23を被着部30中の所望の位置に重ねて、当該挿入した指で、ファスニング部材23を被着部30に押さえつけることにより、ファスニング部材23を被着部30に係止する。
したがって、ファスニング部材23の非接着領域R2と、サイドフラップ20の本体シート21中の非接着領域R2と対向する部分と、の間に指を挿入して、当該挿入した指と、他の指と、でサイドフラップ20の本体シート21をつまみ、ファスニング部材23を被着部30に重ねることができる。そして、ファスニング部材23を被着部30に重ねた状態で、当該挿入した指でファスニング部材23を被着部30に押さえつけることができるため、ファスニング部材23を被着部30に完全に係止することができる。したがって、他の指(手)でファスニング部材23を被着部30に押さえつけなくても、所望の位置にファスニング部材23を係止することができる。これにより、紙おむつ1を好適に着用者にフィットさせて装着できるため、紙おむつ1のズレを防止できるとともに、紙おむつ1からの漏れを防止できる。また、ファスニング部材23の付け直し回数を低減することができるため、着用者の負担を軽減することができる。
また、従来の紙おむつ(ファスニング部材が非接着領域R2を有していない紙おむつ)と比較して、サイドフラップ20がつまみ易いため、サイドフラップ20(ファスニング部材23)を被着部30に着脱しやすく、着用者の負担を軽減することができる。
すなわち、紙おむつ1によれば、ファスニング部材23は、一部がサイドフラップ20の本体シート21に接着されていて、非接着領域R2を有しているため、ファスニング部材23を被着部30中の所望の位置に重ねた状態で、ファスニング部材23の非接着領域R2と、サイドフラップ20の本体シート21中の非接着領域R2と対向する部分と、の間に挿入した指でファスニング部材23を被着部30に押さえつけることができ、ファスニング部材23を被着部30に完全に係止することができる。したがって、装着時に、ユーザ(紙おむつの着用者、或いは、着用者に紙おむつを装着させる者)がサイドフラップを離した途端、サイドフラップが縮んで、ユーザ所望の位置よりも外側にファスニング部材が係止されてしまい、胴回りがゆるい状態で紙おむつが装着されてしまうことがないため、所望の位置にファスニング部材23を係止することができ、好適である。
したがって、ファスニング部材23の非接着領域R2と、サイドフラップ20の本体シート21中の非接着領域R2と対向する部分と、の間に指を挿入して、当該挿入した指と、他の指と、でサイドフラップ20の本体シート21をつまみ、サイドフラップ20を引っ張る際、サイドフラップ20の本体シート21が滑り難いため、ファスニング部材23が所望の位置まで達するよう容易にサイドフラップ20を引っ張ることができる。
ファスニング部材23において、接着領域R1及び非接着領域R2の位置や形状は、ファスニング部材23が、接着領域R1と、非接着領域R2と、を有し、ファスニング部材23の非接着領域R2と、サイドフラップ20の本体シート21中の非接着領域R2と対向する部分と、の間に、先端側(サイドフラップ20の自由端側)から指が挿入可能であるのであれば、上記実施の形態のものに限ることはなく任意であり、例えば、図7〜図9に示すファスニング部材23A,23B,23Cのようなものであっても良い。
ここで、ファスニング部材23Aにおいて、非接着領域R2の形状は、非接着領域R2の幅(上下方向の長さ)が左右方向外側(図7においては左側)になるにつれて広くなる台形状になっている。
これにより、先端側から指が挿入し易くなるとともに、当該挿入した指が、サイドフラップ20とファスニング部材23Aとの間にフィットし易くなる。
なお、ファスニング部材23Aにおいて、非接着領域R2の形状は、非接着領域R2の幅が左右方向外側になるにつれて広くなる台形状に限ることはなく、ファスニング部材23Aの上端部及び下端部が接着領域R1であるのであれば任意であり、例えば、非接着領域R2の幅が左右方向内側から外側にかけて一定の矩形状であっても良い。
なお、ファスニング部材23Bにおいて、接着領域R1は、ファスニング部材23Bの左右方向内側端部及び上端部に限ることはなく、左右方向内側端部及び下端部であっても良い。
なお、ファスニング部材23Cにおいて、非接着領域R2の形状は、非接着領域R2の幅(上下方向の長さ)が左右方向内側から外側にかけて一定の矩形状に限ることはなく、ファスニング部材23Cの左右方向内側端部、上端部及び下端部が接着領域R1であるのであれば任意であり、例えば、非接着領域R2の幅が左右方向外側になるにつれて広くなる台形状であっても良い。
サイドフラップ20の本体シート21には、例えば、図10に示す本体シート21Dのように、サイドフラップ20の本体シート21D中の非接着領域R2と対向する部分に、指を挿入する挿入方向(左右方向)に沿ってスリットSが設けられていても良い。
具体的には、本体シート21Dは、例えば、図10に示すように、自由端部(凸状に突出した部分)の上下方向略中央の位置に、サイドフラップ20の延出方向(左右方向)に沿ってスリットSが形成されている。
これにより、ファスニング部材23の非接着領域R2と、サイドフラップ20の本体シート21D中の非接着領域R2と対向する部分と、の間に、先端側から指が挿入し易くなる。
ここで、スリットSは、予め設けられていても良いし、予めミシン目が設けられていて、紙おむつ1を使用する際、ユーザが当該ミシン目に沿って本体シート21を切り裂くことによって、スリットSを形成するようにしても良い。
また、スリットSは、サイドフラップ20の本体シート21D中の非接着領域R2と対向する部分に形成されたものに限ることはなく、例えば、ファスニング部材23の非接着領域R2に形成されていても良い。
また、変形例1で示したファスニング部材23A,23B,23Cの非接着領域R2、或いは、変形例1で示したファスニング部材23A,23B,23Cを備えるサイドフラップ20の本体シート21中の非接着領域R2と対向する部分に、スリットSを設けても良い。
ファスニング部材23は、例えば、図11に示すファスニング部材23Eのように、ファスニング部材23Eの非接着領域R2の先端部(左右方向外側端部(図11においては左端部))がサイドフラップ20の本体シート21側に折り返された状態で本体シート21に備えられていても良い。
これにより、ファスニング部材23Eの先端部が厚くなるため、ファスニング部材23の非接着領域R2と、サイドフラップ20の本体シート21中の非接着領域R2と対向する部分と、の間に、先端側から指が挿入し易くなる。
なお、変形例1で示したファスニング部材23A,23B,23Cの非接着領域R2の先端部(左右方向外側端部(図7〜図9においては左端部))をサイドフラップ20の本体シート21側に折り返しても良いし、変形例2で示した本体シート21Dに接着されたファスニング部材23の非接着領域R2の先端部(左右方向外側端部(図10においては左端部))をサイドフラップ20の本体シート21D側に折り返しても良い。
変形例1、変形例2及び変形例3においても同様である。
変形例1、変形例2及び変形例3においても同様である。
変形例1、変形例2及び変形例3においても同様である。
変形例1、変形例2及び変形例3においても同様である。
10 本体部
11 腹側部
12 背側部
20 サイドフラップ
21,21D 本体シート
23,23A,23B,23C,23E ファスニング部材
25 突起(滑り止め加工)
30 被着部
R1 接着領域
R2 非接着領域
S スリット
Claims (5)
- 装着時に人体の腹側に位置する腹側部と背側に位置する背側部とを有する本体部と、前記背側部の両側方に延出する一対のサイドフラップと、前記腹側部の外面に設けられ、前記サイドフラップに設けられたファスニング部材を着脱自在に係止させるための被着部と、を備える吸収性物品において、
前記ファスニング部材は、前記サイドフラップの本体シートに接着された接着領域と、前記サイドフラップの本体シートに接着されてない非接着領域と、を有し、
前記ファスニング部材の前記非接着領域と、前記サイドフラップの本体シート中の当該非接着領域と対向する部分と、の間に、先端側から指が挿入可能であることを特徴とする吸収性物品。 - 請求項1に記載の吸収性物品において、
前記サイドフラップは、当該サイドフラップの延出方向に伸縮可能に構成されていることを特徴とする吸収性物品。 - 請求項1又は2に記載の吸収性物品において、
前記ファスニング部材の前記非接着領域、或いは、前記サイドフラップの本体シート中の当該非接着領域と対向する部分には、前記指を挿入する挿入方向に沿ってスリットが設けられていることを特徴とする吸収性物品。 - 請求項1〜3の何れか一項に記載の吸収性物品において、
前記ファスニング部材は、前記非接着領域の先端部が前記サイドフラップの本体シート側に折り返されていることを特徴とする吸収性物品。 - 請求項1〜4の何れか一項に記載の吸収性物品において、
前記サイドフラップの本体シート中の前記非接着領域と対向する部分の、前記ファスニング部材側の面には、滑り止め部が設けられていることを特徴とする吸収性物品。
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