JP2010202307A - 記録紙検出方法およびプリンター - Google Patents
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Abstract
【課題】薄手の連続紙や透明台紙を用いたラベル紙などに対しても透過型フォトセンサー
および反射型フォトセンサーを用いて記録紙の有無を正確に検出できる記録紙検出方法を
提案すること。
【解決手段】プリンター1の搬送路Aに、透過型フォトセンサー26および反射型フォト
センサー27を設置する。透過型フォトセンサー26の判定用閾値として下側透過光量閾
値SLtと上側透過光量閾値SHtの2段階の閾値を設定し、反射型フォトセンサー27
の判定用閾値として下側反射光量閾値SLrと上側反射光量閾値SHrの2段階の閾値を
設定する。ラベル紙P1、マーク付きラベル紙P2、マーク付き連続紙P3、マーク無し
連続紙P4に印刷する時は、用紙種類に応じた判定用閾値を用いて透過型フォトセンサー
26および反射型フォトセンサー27の検出出力の高低を判定し、判定結果に基づいて記
録紙12aの有無および記録紙12aの用紙種類を判定する。
【選択図】図5
および反射型フォトセンサーを用いて記録紙の有無を正確に検出できる記録紙検出方法を
提案すること。
【解決手段】プリンター1の搬送路Aに、透過型フォトセンサー26および反射型フォト
センサー27を設置する。透過型フォトセンサー26の判定用閾値として下側透過光量閾
値SLtと上側透過光量閾値SHtの2段階の閾値を設定し、反射型フォトセンサー27
の判定用閾値として下側反射光量閾値SLrと上側反射光量閾値SHrの2段階の閾値を
設定する。ラベル紙P1、マーク付きラベル紙P2、マーク付き連続紙P3、マーク無し
連続紙P4に印刷する時は、用紙種類に応じた判定用閾値を用いて透過型フォトセンサー
26および反射型フォトセンサー27の検出出力の高低を判定し、判定結果に基づいて記
録紙12aの有無および記録紙12aの用紙種類を判定する。
【選択図】図5
Description
本発明は、ラベル紙やマーク付き記録紙、連続紙などの各種の記録媒体を透過型および
反射型の光学センサーで検出するプリンター、および、このようなプリンターにおける記
録紙検出方法に関する。
反射型の光学センサーで検出するプリンター、および、このようなプリンターにおける記
録紙検出方法に関する。
長尺の台紙の上に一定間隔でラベルを貼り付けたラベル紙、長尺の連続紙、あるいは連
続紙やラベル紙の表面に一定間隔でブラックマークなどのマークを印刷したマーク付きの
記録紙などの各種の記録紙に印刷するプリンターにおいて、記録紙の搬送路に沿って反射
型や透過型の光学センサーを配置したものが用いられている。このようなプリンターでは
、記録紙を搬送しながら記録紙を透過した透過光あるいは記録紙からの反射光を光学セン
サーによって受光(検出)し、受光出力(検出出力)の結果に基づき、記録紙の有無や用
紙種類、記録紙上のラベルやマークの位置などの検出を行う。
続紙やラベル紙の表面に一定間隔でブラックマークなどのマークを印刷したマーク付きの
記録紙などの各種の記録紙に印刷するプリンターにおいて、記録紙の搬送路に沿って反射
型や透過型の光学センサーを配置したものが用いられている。このようなプリンターでは
、記録紙を搬送しながら記録紙を透過した透過光あるいは記録紙からの反射光を光学セン
サーによって受光(検出)し、受光出力(検出出力)の結果に基づき、記録紙の有無や用
紙種類、記録紙上のラベルやマークの位置などの検出を行う。
特許文献1には、反射型フォトセンサーと透過型フォトセンサーを記録紙の搬送路を挟
んで対峙させて配置したプリンターが記載されている。特許文献1のプリンターは、反射
型フォトセンサーと透過型フォトセンサーによる受光光量(検出光量)の多少(高低)を
判定し、この高低判定結果の組み合わせに基づいて記録紙の有無や記録紙上の位置決め基
準であるラベルの端部やマークの位置等を検出し、記録紙の用紙種類を判定している。
んで対峙させて配置したプリンターが記載されている。特許文献1のプリンターは、反射
型フォトセンサーと透過型フォトセンサーによる受光光量(検出光量)の多少(高低)を
判定し、この高低判定結果の組み合わせに基づいて記録紙の有無や記録紙上の位置決め基
準であるラベルの端部やマークの位置等を検出し、記録紙の用紙種類を判定している。
ここで、反射型フォトセンサーと透過型フォトセンサーによる検出光量の高低判定に用
いる閾値の設定方法については特許文献1には詳細には記載されていないが、以下に説明
するように、記録紙の種類によっては、記録紙の有無を正確に検出できない場合がある。
いる閾値の設定方法については特許文献1には詳細には記載されていないが、以下に説明
するように、記録紙の種類によっては、記録紙の有無を正確に検出できない場合がある。
図7(a)は、従来例の透過型フォトセンサーの閾値を示す説明図である。透過型フォ
トセンサーが被検出対象を透過した受光量を透過光量として縦軸とする。この図に示すよ
うに、透過型フォトセンサーの閾値Stはラベル部分からの透過光量L1のレベルよりも
高く、台紙部分からの透過光量L2のレベルよりも低く設定してある。また、図7(b)
は、従来例の反射型フォトセンサーの閾値を示す説明図である。反射型フォトセンサーが
被検出対象を反射した受光量を反射光量として縦軸とする。この図に示すように、反射型
フォトセンサーの閾値Srはマーク付き記録紙のマーク部分からの反射光量L3のレベル
よりも高く、マークが付されていない紙の地色部分からの反射光量L4のレベルよりも低
くなるように設定してある。
トセンサーが被検出対象を透過した受光量を透過光量として縦軸とする。この図に示すよ
うに、透過型フォトセンサーの閾値Stはラベル部分からの透過光量L1のレベルよりも
高く、台紙部分からの透過光量L2のレベルよりも低く設定してある。また、図7(b)
は、従来例の反射型フォトセンサーの閾値を示す説明図である。反射型フォトセンサーが
被検出対象を反射した受光量を反射光量として縦軸とする。この図に示すように、反射型
フォトセンサーの閾値Srはマーク付き記録紙のマーク部分からの反射光量L3のレベル
よりも高く、マークが付されていない紙の地色部分からの反射光量L4のレベルよりも低
くなるように設定してある。
上記のような閾値Stの設定によれば、透過型フォトセンサーの受光出力(検出出力)
に基づいて台紙部分とラベル部分との透過光量の変化を検出して、ラベルを検出できる。
このとき、台紙部分がさらに透過率の高い透明台紙等である場合も考えられるが、透明台
紙からの透過光量L5は通常の不透明な台紙からの透過光量L2よりもさらに大きいので
、不透明な台紙の場合と同様にラベルの検出が可能である。
に基づいて台紙部分とラベル部分との透過光量の変化を検出して、ラベルを検出できる。
このとき、台紙部分がさらに透過率の高い透明台紙等である場合も考えられるが、透明台
紙からの透過光量L5は通常の不透明な台紙からの透過光量L2よりもさらに大きいので
、不透明な台紙の場合と同様にラベルの検出が可能である。
ここで、記録紙がラベル紙ではなく連続紙である場合、通常は、ラベル紙の台紙部分よ
りも連続紙の方が厚手の紙が用いられ、連続紙の方が透過率が低い。そのため、連続紙に
対する透過型フォトセンサーの受光出力(検出出力)は、常に閾値Stよりも低いことが
想定される。よって、透過型フォトセンサーの検出出力に基づき、連続紙の有無を検出す
ることが可能であった。
りも連続紙の方が厚手の紙が用いられ、連続紙の方が透過率が低い。そのため、連続紙に
対する透過型フォトセンサーの受光出力(検出出力)は、常に閾値Stよりも低いことが
想定される。よって、透過型フォトセンサーの検出出力に基づき、連続紙の有無を検出す
ることが可能であった。
しかしながら、従来よりもさらに透過率の高い薄手の連続紙等を用いたときには、この
薄手の連続紙からの透過光量L6のレベルは、閾値Stよりも高くなってしまう場合があ
る。よって、このような場合には、透過型フォトセンサーの検出出力に基づいて連続紙の
有無を検出すると、誤検出が発生してしまうという問題点があった。
薄手の連続紙からの透過光量L6のレベルは、閾値Stよりも高くなってしまう場合があ
る。よって、このような場合には、透過型フォトセンサーの検出出力に基づいて連続紙の
有無を検出すると、誤検出が発生してしまうという問題点があった。
一方、上記のような閾値Srの設定によれば、反射型フォトセンサーの受光出力(検出
出力)に基づいて、マーク部分と紙の地色部分との反射光量の変化を検出して、連続紙や
ラベル紙の表面あるいは裏面に付されたブラックマークなどを検出できる。
出力)に基づいて、マーク部分と紙の地色部分との反射光量の変化を検出して、連続紙や
ラベル紙の表面あるいは裏面に付されたブラックマークなどを検出できる。
ここで、記録紙がマークが付されていない連続紙やラベル紙である場合、通常は、マー
クが付されていない連続紙やラベル紙からの反射光量は閾値Srよりも常に高いことが想
定される。そのため、反射型フォトセンサーの検出出力に基づき、マーク無しの連続紙の
有無やラベル紙の有無を検出することが可能であった。
クが付されていない連続紙やラベル紙からの反射光量は閾値Srよりも常に高いことが想
定される。そのため、反射型フォトセンサーの検出出力に基づき、マーク無しの連続紙の
有無やラベル紙の有無を検出することが可能であった。
しかしながら、透明台紙にラベルを貼ったラベル紙を用いた場合、透明台紙からの反射
光量L7は不安定であって閾値Srよりも低くなる可能性がある。また、通常よりも反射
率が低い低反射率台紙からの反射光量は閾値Srよりも常に低くなる可能性がある。よっ
て、このような場合、透明台紙を含む低反射率台紙の部分をマークであると誤判定してし
まうおそれがある。また、反射型フォトセンサーの検出出力に基づいて透明台紙を含む低
反射率台紙を用いたラベル紙の有無を検出すると、誤検出が発生してしまうという問題点
があった。
光量L7は不安定であって閾値Srよりも低くなる可能性がある。また、通常よりも反射
率が低い低反射率台紙からの反射光量は閾値Srよりも常に低くなる可能性がある。よっ
て、このような場合、透明台紙を含む低反射率台紙の部分をマークであると誤判定してし
まうおそれがある。また、反射型フォトセンサーの検出出力に基づいて透明台紙を含む低
反射率台紙を用いたラベル紙の有無を検出すると、誤検出が発生してしまうという問題点
があった。
上記のような問題点に鑑みて、本発明の課題は、反射型フォトセンサーと透過型フォト
センサーを用いて記録紙上のマークやラベルを検出し、且つ、これらのセンサーを用いて
記録紙の有無を検出するプリンターにおいて、薄手の連続紙や透明台紙などの低反射率台
紙を用いたラベル紙などに対しても記録紙の有無等を正確に検出できる記録紙検出方法を
提案することにある。
センサーを用いて記録紙上のマークやラベルを検出し、且つ、これらのセンサーを用いて
記録紙の有無を検出するプリンターにおいて、薄手の連続紙や透明台紙などの低反射率台
紙を用いたラベル紙などに対しても記録紙の有無等を正確に検出できる記録紙検出方法を
提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、複数の用紙種類の記録紙を択一的に装填する
プリンターにおける記録紙検出方法であって、
前記記録紙を搬送する搬送路に反射型フォトセンサーと透過型フォトセンサーを設置し
ておき、
前記反射型フォトセンサーによる受光出力の判定に用いる複数の反射光量閾値を予め設
定しておくと共に、前記透過型フォトセンサーによる受光出力の判定に用いる複数の透過
光量閾値を予め設定しておき、
前記記録紙の印刷または搬送を行うときには、
当該印刷または搬送を開始する前に、前記複数の反射光量閾値のいずれか一つ、および
、前記複数の透過光量閾値のいずれか一つを判定用閾値として設定しておき、
当該判定用閾値と、前記反射型フォトセンサーおよび前記透過型フォトセンサーの受光
出力に基づき、前記搬送路における前記記録紙の有無または前記用紙種類を検出すること
を特徴としている。
プリンターにおける記録紙検出方法であって、
前記記録紙を搬送する搬送路に反射型フォトセンサーと透過型フォトセンサーを設置し
ておき、
前記反射型フォトセンサーによる受光出力の判定に用いる複数の反射光量閾値を予め設
定しておくと共に、前記透過型フォトセンサーによる受光出力の判定に用いる複数の透過
光量閾値を予め設定しておき、
前記記録紙の印刷または搬送を行うときには、
当該印刷または搬送を開始する前に、前記複数の反射光量閾値のいずれか一つ、および
、前記複数の透過光量閾値のいずれか一つを判定用閾値として設定しておき、
当該判定用閾値と、前記反射型フォトセンサーおよび前記透過型フォトセンサーの受光
出力に基づき、前記搬送路における前記記録紙の有無または前記用紙種類を検出すること
を特徴としている。
本発明では、このように、反射型フォトセンサーと透過型フォトセンサーの各々につい
て複数の閾値を設定しておくので、記録紙の用紙種類やその仕様に応じて適切な閾値の組
み合わせを選択して使い分けることができる。これにより、他の記録紙と同じ閾値設定で
は誤検出される可能性が高い、透過率や反射率の高い薄手の連続紙や透明台紙を含む低反
射率台紙を用いたラベル紙などに対しては、異なる閾値を用いることができる。よって、
様々な用紙種類の記録紙の有無や用紙種類や位置等を高精度に検出でき、誤検出の発生を
抑制できる。
て複数の閾値を設定しておくので、記録紙の用紙種類やその仕様に応じて適切な閾値の組
み合わせを選択して使い分けることができる。これにより、他の記録紙と同じ閾値設定で
は誤検出される可能性が高い、透過率や反射率の高い薄手の連続紙や透明台紙を含む低反
射率台紙を用いたラベル紙などに対しては、異なる閾値を用いることができる。よって、
様々な用紙種類の記録紙の有無や用紙種類や位置等を高精度に検出でき、誤検出の発生を
抑制できる。
本発明において、前記透過型フォトセンサーの受光出力が前記判定用閾値として設定し
た前記透過光量閾値よりも高く、且つ、前記反射型フォトセンサーの受光出力が前記判定
用閾値として設定した前記反射光量閾値よりも低い場合に、前記搬送路における前記記録
紙の紙無し状態と判定することができる。透過型フォトセンサーおよび反射型フォトセン
サーの検出位置に記録紙がない紙無し状態のときには、反射型フォトセンサーの受光出力
(検出出力)が低く、且つ、透過型フォトセンサーの受光出力(検出出力)が高いことが
想定される。よって、これらの2つのセンサーの検出出力の判定結果を組み合わせること
により、記録紙の有無をより高精度に検出できる。
た前記透過光量閾値よりも高く、且つ、前記反射型フォトセンサーの受光出力が前記判定
用閾値として設定した前記反射光量閾値よりも低い場合に、前記搬送路における前記記録
紙の紙無し状態と判定することができる。透過型フォトセンサーおよび反射型フォトセン
サーの検出位置に記録紙がない紙無し状態のときには、反射型フォトセンサーの受光出力
(検出出力)が低く、且つ、透過型フォトセンサーの受光出力(検出出力)が高いことが
想定される。よって、これらの2つのセンサーの検出出力の判定結果を組み合わせること
により、記録紙の有無をより高精度に検出できる。
また、前記複数の用紙種類の記録紙が、長尺の台紙に一定間隔でラベルが貼られたラベ
ル紙と、一定間隔でマークが付されたマーク付き記録紙を含む場合には、前記ラベル紙の
印刷または搬送を行うときには、前記透過型フォトセンサーの受光出力に基づいて前記ラ
ベルを検出し、前記マーク付き記録紙の印刷または搬送を行うときには、前記反射型フォ
トセンサーの受光出力に基づいて前記マークを検出することができる。このように、ラベ
ルの部分は台紙の部分よりも透過率が低いので、ラベル検出器として透過型フォトセンサ
ーを用いることができる。また、マークの部分はマーク以外の部分よりも反射率が低いの
で、マーク検出器として反射型フォトセンサーを用いることができる。また、このように
、ラベル検出用あるいはマーク検出用のセンサーの検出出力に基づいて記録紙の有無を検
出すれば、記録紙の有無を検出するための専用のセンサーを設ける必要がない。
ル紙と、一定間隔でマークが付されたマーク付き記録紙を含む場合には、前記ラベル紙の
印刷または搬送を行うときには、前記透過型フォトセンサーの受光出力に基づいて前記ラ
ベルを検出し、前記マーク付き記録紙の印刷または搬送を行うときには、前記反射型フォ
トセンサーの受光出力に基づいて前記マークを検出することができる。このように、ラベ
ルの部分は台紙の部分よりも透過率が低いので、ラベル検出器として透過型フォトセンサ
ーを用いることができる。また、マークの部分はマーク以外の部分よりも反射率が低いの
で、マーク検出器として反射型フォトセンサーを用いることができる。また、このように
、ラベル検出用あるいはマーク検出用のセンサーの検出出力に基づいて記録紙の有無を検
出すれば、記録紙の有無を検出するための専用のセンサーを設ける必要がない。
ここで、前記複数の用紙種類の記録紙が、前記ラベルよりも透過率が高い連続紙を含む
場合には、前記複数の透過光量閾値に、前記ラベルを透過する透過光量よりも高く、且つ
、前記ラベル紙の台紙を透過する透過光量よりも低い下側透過光量閾値と、前記連続紙を
透過する透過光量よりも高い上側透過光量閾値を含めておき、前記ラベル紙の印刷または
搬送を行うときには、前記下側透過光量閾値を前記判定用閾値として用い、前記連続紙の
印刷または搬送を行うときには、前記上側透過光量閾値を前記判定用閾値として用いると
よい。このようにすれば、ラベル部分よりも透過率が高い連続紙からの透過光量が常に閾
値よりも低くなるので、透過型フォトセンサーおよび反射型フォトセンサーの検出出力の
組み合わせによる記録紙の有無の判定における誤判定を防止できる。また、このような連
続紙については、記録紙上の位置決め基準としてラベルを検出する必要がなく、マークを
検出すればよいので、ラベル検出用の閾値として通常用いている下側透過光量閾値の代わ
りに上側透過光量閾値を用いても、位置決め基準を誤検出することはない。よって、位置
決め基準の検出精度を低下させずに、紙無し検出における検出精度を向上させることがで
きる。
場合には、前記複数の透過光量閾値に、前記ラベルを透過する透過光量よりも高く、且つ
、前記ラベル紙の台紙を透過する透過光量よりも低い下側透過光量閾値と、前記連続紙を
透過する透過光量よりも高い上側透過光量閾値を含めておき、前記ラベル紙の印刷または
搬送を行うときには、前記下側透過光量閾値を前記判定用閾値として用い、前記連続紙の
印刷または搬送を行うときには、前記上側透過光量閾値を前記判定用閾値として用いると
よい。このようにすれば、ラベル部分よりも透過率が高い連続紙からの透過光量が常に閾
値よりも低くなるので、透過型フォトセンサーおよび反射型フォトセンサーの検出出力の
組み合わせによる記録紙の有無の判定における誤判定を防止できる。また、このような連
続紙については、記録紙上の位置決め基準としてラベルを検出する必要がなく、マークを
検出すればよいので、ラベル検出用の閾値として通常用いている下側透過光量閾値の代わ
りに上側透過光量閾値を用いても、位置決め基準を誤検出することはない。よって、位置
決め基準の検出精度を低下させずに、紙無し検出における検出精度を向上させることがで
きる。
また、前記複数の用紙種類の記録紙が、前記台紙として低反射率台紙を用いたラベル紙
を含む場合には、前記複数の反射光量閾値に、前記マーク付き記録紙のマーク部分による
反射光量よりも高く、且つ、前記マーク付き記録紙のマーク以外の部分による反射光量よ
りも低い上側反射光量閾値と、前記低反射率台紙による反射光量よりも低い下側反射光量
閾値を含めておき、前記マーク付き記録紙の印刷または搬送を行うときには、前記上側反
射光量閾値を前記判定用閾値として用い、前記低反射率台紙のラベル紙の印刷または搬送
を行うときには、前記下側反射光量閾値を前記判定用閾値として用いるとよい。このよう
にすれば、透明台紙の部分からの不安定な反射光や他の低反射率台紙からの低い反射光が
常に閾値よりも高くなるので、透過型フォトセンサーおよび反射型フォトセンサーの検出
出力の組み合わせによる記録紙の有無の判定における誤判定を防止できる。また、このよ
うな透明台紙を含む低反射率台紙を用いたラベル紙の場合、検出したラベルの端部を位置
決め基準とすることができ、マークを検出する必要がないので、マーク検出用の閾値とし
て通常用いている上側反射光量閾値の代わりに下側反射光量閾値を用いても、位置決め基
準を誤検出することはない。よって、位置決め基準の検出精度を低下させずに、紙無し検
出における検出精度を向上させることができる。
を含む場合には、前記複数の反射光量閾値に、前記マーク付き記録紙のマーク部分による
反射光量よりも高く、且つ、前記マーク付き記録紙のマーク以外の部分による反射光量よ
りも低い上側反射光量閾値と、前記低反射率台紙による反射光量よりも低い下側反射光量
閾値を含めておき、前記マーク付き記録紙の印刷または搬送を行うときには、前記上側反
射光量閾値を前記判定用閾値として用い、前記低反射率台紙のラベル紙の印刷または搬送
を行うときには、前記下側反射光量閾値を前記判定用閾値として用いるとよい。このよう
にすれば、透明台紙の部分からの不安定な反射光や他の低反射率台紙からの低い反射光が
常に閾値よりも高くなるので、透過型フォトセンサーおよび反射型フォトセンサーの検出
出力の組み合わせによる記録紙の有無の判定における誤判定を防止できる。また、このよ
うな透明台紙を含む低反射率台紙を用いたラベル紙の場合、検出したラベルの端部を位置
決め基準とすることができ、マークを検出する必要がないので、マーク検出用の閾値とし
て通常用いている上側反射光量閾値の代わりに下側反射光量閾値を用いても、位置決め基
準を誤検出することはない。よって、位置決め基準の検出精度を低下させずに、紙無し検
出における検出精度を向上させることができる。
また、本発明は、複数の用紙種類の記録紙を択一的に装填するプリンターにおける記録
紙検出方法であって、
前記記録紙を搬送する搬送路に反射型フォトセンサーと透過型フォトセンサーを設置し
ておき、
前記反射型フォトセンサーによる受光出力の判定に用いる少なくとも2つの反射光量閾
値を予め設定しておくと共に、前記透過型フォトセンサーによる受光出力の判定に用いる
少なくとも2つの透過光量閾値を予め設定しておき、
前記記録紙に印刷するときまたは前記記録紙を搬送するときには、
前記記録紙の用紙種類を設定すると共に、前記複数の反射光量閾値のいずれか一つ、お
よび、前記複数の透過光量閾値のいずれか一つを判定用閾値として設定しておき、
前記判定用閾値と、前記反射型フォトセンサーおよび前記透過型フォトセンサーの受光
出力に基づき、前記搬送路における前記記録紙の有無または前記用紙種類を検出すること
を特徴とする。
このように、記録紙の用紙設定と共に、反射光量閾値や透過光量閾値の最適な一つをそ
れぞれ判定用閾値として設定することにより、誤検出の発生を抑制できる。
紙検出方法であって、
前記記録紙を搬送する搬送路に反射型フォトセンサーと透過型フォトセンサーを設置し
ておき、
前記反射型フォトセンサーによる受光出力の判定に用いる少なくとも2つの反射光量閾
値を予め設定しておくと共に、前記透過型フォトセンサーによる受光出力の判定に用いる
少なくとも2つの透過光量閾値を予め設定しておき、
前記記録紙に印刷するときまたは前記記録紙を搬送するときには、
前記記録紙の用紙種類を設定すると共に、前記複数の反射光量閾値のいずれか一つ、お
よび、前記複数の透過光量閾値のいずれか一つを判定用閾値として設定しておき、
前記判定用閾値と、前記反射型フォトセンサーおよび前記透過型フォトセンサーの受光
出力に基づき、前記搬送路における前記記録紙の有無または前記用紙種類を検出すること
を特徴とする。
このように、記録紙の用紙設定と共に、反射光量閾値や透過光量閾値の最適な一つをそ
れぞれ判定用閾値として設定することにより、誤検出の発生を抑制できる。
ここで、前記記録紙への印刷または前記記録紙の搬送を開始する前に、上位装置から受
信したコマンドに基づいて、前記判定用閾値を設定することができる。このようにすれば
、印刷を行う際にプリンターを手動で操作する必要がない。また、印刷ジョブ中に用紙種
類に応じたコマンドを含めておけば、印刷ジョブとは別に閾値の設定コマンドを送信する
必要がなくなる。
信したコマンドに基づいて、前記判定用閾値を設定することができる。このようにすれば
、印刷を行う際にプリンターを手動で操作する必要がない。また、印刷ジョブ中に用紙種
類に応じたコマンドを含めておけば、印刷ジョブとは別に閾値の設定コマンドを送信する
必要がなくなる。
次に、本発明のプリンターは、
上記の記録紙検出方法により、前記搬送路における前記記録紙の有無を検出することを
特徴としている。
上記の記録紙検出方法により、前記搬送路における前記記録紙の有無を検出することを
特徴としている。
本発明によれば、反射型フォトセンサーと透過型フォトセンサーの各々について複数の
閾値を設定しておき、記録紙の用紙種類に応じて適切な閾値の組み合わせを選択して判定
用閾値として用いる。これにより、記録紙の用紙種類に応じて適切な閾値を使い分けるこ
とができ、他の記録紙と同じ閾値設定では誤検出される可能性が高い、透過率や反射率の
高い薄手の連続紙や透明台紙を含む低反射率台紙を用いたラベル紙などに対しては、異な
る閾値を用いることができる。よって、様々な用紙種類の記録紙の有無や用紙種類や位置
等を正確に検出でき、誤検出の発生を抑制できる。
閾値を設定しておき、記録紙の用紙種類に応じて適切な閾値の組み合わせを選択して判定
用閾値として用いる。これにより、記録紙の用紙種類に応じて適切な閾値を使い分けるこ
とができ、他の記録紙と同じ閾値設定では誤検出される可能性が高い、透過率や反射率の
高い薄手の連続紙や透明台紙を含む低反射率台紙を用いたラベル紙などに対しては、異な
る閾値を用いることができる。よって、様々な用紙種類の記録紙の有無や用紙種類や位置
等を正確に検出でき、誤検出の発生を抑制できる。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したプリンターの実施の形態を説明する。
(全体構成)
図1は本発明に係るプリンターの外観斜視図であり、図2はプリンターの縦断面図であ
る。プリンター1は、全体としてほぼ直方体形状をしたプリンター本体2と、当該プリン
ター本体2の前面に取り付けた開閉蓋3とを有している。プリンター本体2の外装ケース
の前面には、所定幅の排出口4が形成されている。開閉蓋3に搭載されている排紙ガイド
5を前方に引くと、開閉蓋3が下端部を中心として前方にほぼ水平となるまで開き、プリ
ンター内部に形成されているロール紙収納部7が開放状態となる。同時に、ロール紙収納
部7から排出口4に到る搬送路Aが開放状態となる。ロール紙収納部7には、一定幅の長
尺状の記録紙12aをロール状に巻き付けたロール紙12が、プリンター幅方向に向いた
横置き状態で転動可能に収納されている。
図1は本発明に係るプリンターの外観斜視図であり、図2はプリンターの縦断面図であ
る。プリンター1は、全体としてほぼ直方体形状をしたプリンター本体2と、当該プリン
ター本体2の前面に取り付けた開閉蓋3とを有している。プリンター本体2の外装ケース
の前面には、所定幅の排出口4が形成されている。開閉蓋3に搭載されている排紙ガイド
5を前方に引くと、開閉蓋3が下端部を中心として前方にほぼ水平となるまで開き、プリ
ンター内部に形成されているロール紙収納部7が開放状態となる。同時に、ロール紙収納
部7から排出口4に到る搬送路Aが開放状態となる。ロール紙収納部7には、一定幅の長
尺状の記録紙12aをロール状に巻き付けたロール紙12が、プリンター幅方向に向いた
横置き状態で転動可能に収納されている。
ロール紙収納部7の上側には、プリンター本体フレーム10の上端にヘッドユニットフ
レーム9が水平に取り付けられている。ヘッドユニットフレーム9には、インクジェット
ヘッド13、インクジェットヘッド13を搭載しているキャリッジ(図示省略)等が配置
されている。インクジェットヘッド13の下側にはプリンター前後方向に水平に延びるプ
ラテンフレーム18が配置されている。プラテンフレーム18の上端にはプラテン8がプ
リンター幅方向に水平に取り付けられている。プラテン8は、インクジェットヘッド13
に一定のギャップで対峙しており、インクジェットヘッド13の印刷位置を規定している
。プラテン8はプリンター幅方向に長い扁平な直方体形状をしており、往復移動するイン
クジェットヘッド13のプリンター幅方向の印刷領域を規定している。
レーム9が水平に取り付けられている。ヘッドユニットフレーム9には、インクジェット
ヘッド13、インクジェットヘッド13を搭載しているキャリッジ(図示省略)等が配置
されている。インクジェットヘッド13の下側にはプリンター前後方向に水平に延びるプ
ラテンフレーム18が配置されている。プラテンフレーム18の上端にはプラテン8がプ
リンター幅方向に水平に取り付けられている。プラテン8は、インクジェットヘッド13
に一定のギャップで対峙しており、インクジェットヘッド13の印刷位置を規定している
。プラテン8はプリンター幅方向に長い扁平な直方体形状をしており、往復移動するイン
クジェットヘッド13のプリンター幅方向の印刷領域を規定している。
プラテンフレーム18の後端には下方に湾曲しているテンションガイド20が取り付け
られている。ロール紙収納部7にロール紙12を装填すると、このロール紙12から引き
出された記録紙12aは、繰り出しローラー20aおよびテンションガイド20を経由す
る搬送路Aに沿って上方に引き出された後に前方に湾曲するように引き出され、プラテン
8の後端からインクジェットヘッド13による印刷位置を経由して、搬送路Aの水平部分
に引き出される。そして、紙送りモーターおよび紙送りローラーなどを備えている記録紙
搬送手段によって搬送路Aの水平部分に沿って搬送される。
られている。ロール紙収納部7にロール紙12を装填すると、このロール紙12から引き
出された記録紙12aは、繰り出しローラー20aおよびテンションガイド20を経由す
る搬送路Aに沿って上方に引き出された後に前方に湾曲するように引き出され、プラテン
8の後端からインクジェットヘッド13による印刷位置を経由して、搬送路Aの水平部分
に引き出される。そして、紙送りモーターおよび紙送りローラーなどを備えている記録紙
搬送手段によって搬送路Aの水平部分に沿って搬送される。
ロール紙12から引き出される記録紙12aは、記録紙搬送手段により、プラテン8の
表面に吸引された状態で搬送され、インクジェットヘッド13による印刷位置を通過する
。印刷位置では、キャリッジを紙幅方向に往復移動させながら、そこに搭載されているイ
ンクジェットヘッド13により印刷が行われる。記録紙12aの幅方向への一連の行印刷
が終了した後は、記録紙搬送手段が駆動されて、所定ピッチだけ記録紙12aが送り出さ
れる。この後に、次の行印刷が行われる。このように、記録紙12aは、所定ピッチで間
欠的に送り出されながらインクジェットヘッド13によって印刷が施される。その後、印
刷済みの記録紙12aが排出口4から排出された状態で搬送が停止し、排出口4の近傍に
配置されたオートカッターによって記録紙12aの印刷部分が切断され、印刷済みの記録
紙片が発行される。
表面に吸引された状態で搬送され、インクジェットヘッド13による印刷位置を通過する
。印刷位置では、キャリッジを紙幅方向に往復移動させながら、そこに搭載されているイ
ンクジェットヘッド13により印刷が行われる。記録紙12aの幅方向への一連の行印刷
が終了した後は、記録紙搬送手段が駆動されて、所定ピッチだけ記録紙12aが送り出さ
れる。この後に、次の行印刷が行われる。このように、記録紙12aは、所定ピッチで間
欠的に送り出されながらインクジェットヘッド13によって印刷が施される。その後、印
刷済みの記録紙12aが排出口4から排出された状態で搬送が停止し、排出口4の近傍に
配置されたオートカッターによって記録紙12aの印刷部分が切断され、印刷済みの記録
紙片が発行される。
(センサー)
搬送路Aのインクジェットヘッド13よりも上流側には、透過型フォトセンサー26お
よび反射型フォトセンサー27が配置されている。透過型フォトセンサー26は、搬送路
Aを挟んで上側に配置した発光素子と下側に配置した受光素子を備えており、上方から搬
送路Aに向けて検査光を照射し、下方への透過光を検出する。反射型フォトセンサー27
は発光素子および受光素子を備えており、下方から搬送路Aに向けて検査光を照射して、
下方へ戻ってきた反射光を検出する。なお、透過型フォトセンサー26の発光素子および
受光素子は搬送路を挟んで逆に配置してもよい。
搬送路Aのインクジェットヘッド13よりも上流側には、透過型フォトセンサー26お
よび反射型フォトセンサー27が配置されている。透過型フォトセンサー26は、搬送路
Aを挟んで上側に配置した発光素子と下側に配置した受光素子を備えており、上方から搬
送路Aに向けて検査光を照射し、下方への透過光を検出する。反射型フォトセンサー27
は発光素子および受光素子を備えており、下方から搬送路Aに向けて検査光を照射して、
下方へ戻ってきた反射光を検出する。なお、透過型フォトセンサー26の発光素子および
受光素子は搬送路を挟んで逆に配置してもよい。
(制御系)
図3は、プリンター1の制御系を示す概略ブロック図である。プリンター1の制御系は
、CPUおよびROM、RAMなどの記憶部31を備えた制御部30を中心に構成されて
いる。記憶部31には、制御に用いる閾値や制御プログラムなどが記憶されている。
図3は、プリンター1の制御系を示す概略ブロック図である。プリンター1の制御系は
、CPUおよびROM、RAMなどの記憶部31を備えた制御部30を中心に構成されて
いる。記憶部31には、制御に用いる閾値や制御プログラムなどが記憶されている。
制御部30の入力側には、ホストコンピューターなどの上位機器32が接続されており
、上位機器32から制御部30に印刷指令や印刷データが供給される。また、制御部30
の入力側には、透過型フォトセンサー26および反射型フォトセンサー27が接続されて
いる。制御部30は、上位機器32から印刷指令や印刷データを受信すると、透過型フォ
トセンサー26および反射型フォトセンサー27の検出出力に基づいて、搬送路A上の記
録紙12aを検出する。また、制御部30は、図示しない開閉検出器の検出出力に基づい
てロール紙収納部7の開閉を検出したときに、ロール紙12の交換が行われたと判断して
、新たに装填された記録紙12aの検出や頭出し動作を行う。
、上位機器32から制御部30に印刷指令や印刷データが供給される。また、制御部30
の入力側には、透過型フォトセンサー26および反射型フォトセンサー27が接続されて
いる。制御部30は、上位機器32から印刷指令や印刷データを受信すると、透過型フォ
トセンサー26および反射型フォトセンサー27の検出出力に基づいて、搬送路A上の記
録紙12aを検出する。また、制御部30は、図示しない開閉検出器の検出出力に基づい
てロール紙収納部7の開閉を検出したときに、ロール紙12の交換が行われたと判断して
、新たに装填された記録紙12aの検出や頭出し動作を行う。
制御部30の出力側には、ヘッドドライバー13aを介してインクジェットヘッド13
が接続されると共に、モータードライバーを介してキャリッジモーター(図示省略)およ
び紙送りモーター(図示省略)が接続されている。制御部30は、上位機器32から受信
した印刷指令や印刷データに基づき、キャリッジモーターを駆動制御して、インクジェッ
トヘッド13をプラテン8の幅方向に移動させながら記録紙12aに印刷を行うと共に、
紙送りモーターを駆動制御して、インクジェットヘッド13の動作に連動させて所定量ず
つ記録紙12aを搬送する。また、制御部30は、記録紙12a上の印刷開始位置をプラ
テン8上に規定されている印刷位置に位置合わせするための搬送動作や、記録紙12aの
印刷済み部分をオートカッターによる切断位置まで送り出すための搬送動作を行う。
が接続されると共に、モータードライバーを介してキャリッジモーター(図示省略)およ
び紙送りモーター(図示省略)が接続されている。制御部30は、上位機器32から受信
した印刷指令や印刷データに基づき、キャリッジモーターを駆動制御して、インクジェッ
トヘッド13をプラテン8の幅方向に移動させながら記録紙12aに印刷を行うと共に、
紙送りモーターを駆動制御して、インクジェットヘッド13の動作に連動させて所定量ず
つ記録紙12aを搬送する。また、制御部30は、記録紙12a上の印刷開始位置をプラ
テン8上に規定されている印刷位置に位置合わせするための搬送動作や、記録紙12aの
印刷済み部分をオートカッターによる切断位置まで送り出すための搬送動作を行う。
(記録紙検出方法)
図4は、プリンター1の印刷用紙として用いられる記録紙12aの説明図である。プリ
ンター1は、長尺の剥離台紙12bの表面に一定間隔で定型のラベル12cが剥離可能な
状態で貼り付けられているラベル紙P1、各ラベル12c上の所定位置にブラックマーク
12dが付されているマーク付きラベル紙P2、連続紙の表面に一定間隔でブラックマー
ク12dが付されているマーク付き連続紙P3、ブラックマーク12dが付されていない
マーク無し連続紙P4などの複数種類の記録紙12aを印刷用紙として用いることが想定
されている。ここで、ラベル紙P1およびマーク付きラベル紙P2には、剥離台紙12b
として低反射率台紙(透明台紙などの高透過率で反射光量が不安定な台紙を含む)を用い
たものが含まれる。また、マーク付き連続紙P3やマーク無し連続紙P4には、従来より
も薄手の透過率の高いものが含まれる。
図4は、プリンター1の印刷用紙として用いられる記録紙12aの説明図である。プリ
ンター1は、長尺の剥離台紙12bの表面に一定間隔で定型のラベル12cが剥離可能な
状態で貼り付けられているラベル紙P1、各ラベル12c上の所定位置にブラックマーク
12dが付されているマーク付きラベル紙P2、連続紙の表面に一定間隔でブラックマー
ク12dが付されているマーク付き連続紙P3、ブラックマーク12dが付されていない
マーク無し連続紙P4などの複数種類の記録紙12aを印刷用紙として用いることが想定
されている。ここで、ラベル紙P1およびマーク付きラベル紙P2には、剥離台紙12b
として低反射率台紙(透明台紙などの高透過率で反射光量が不安定な台紙を含む)を用い
たものが含まれる。また、マーク付き連続紙P3やマーク無し連続紙P4には、従来より
も薄手の透過率の高いものが含まれる。
図5(a)は、透過型フォトセンサー26の判定用閾値の説明図、図5(b)は反射型
フォトセンサー27の判定用閾値の説明図である。本実施形態では、上記の各用紙種類の
記録紙12aの有無および記録紙12a上のラベルやマークの検出を行って記録紙12a
の用紙種類を判定するために、各センサーについて、図5(a)(b)に示すような上下
2つの閾値を設定しておく。
フォトセンサー27の判定用閾値の説明図である。本実施形態では、上記の各用紙種類の
記録紙12aの有無および記録紙12a上のラベルやマークの検出を行って記録紙12a
の用紙種類を判定するために、各センサーについて、図5(a)(b)に示すような上下
2つの閾値を設定しておく。
透過型フォトセンサー26用の2つの閾値としては、ラベル紙P1におけるラベル12
cが貼られた部分を透過する透過光量L1よりも高く、且つ、剥離台紙12bの部分を透
過する透過光量L2よりも低い下側透過光量閾値SLtと、マーク付き連続紙P3あるい
はマーク無し連続紙P4の各部分を透過する透過光量L6よりも高い上側透過光量閾値S
Htの2つが設定してある。ここで、上側透過光量閾値SHtは、マーク付き連続紙P3
あるいはマーク無し連続紙P4として薄手の透過率の高い紙が用いられることを想定して
設定されるため、下側透過光量閾値SLtよりも高い値となっている。また、上側透過光
量閾値SHtは、剥離台紙12bとして透明台紙などの高透過率台紙を用いた場合の透過
光量L5よりも低い値となっている。
cが貼られた部分を透過する透過光量L1よりも高く、且つ、剥離台紙12bの部分を透
過する透過光量L2よりも低い下側透過光量閾値SLtと、マーク付き連続紙P3あるい
はマーク無し連続紙P4の各部分を透過する透過光量L6よりも高い上側透過光量閾値S
Htの2つが設定してある。ここで、上側透過光量閾値SHtは、マーク付き連続紙P3
あるいはマーク無し連続紙P4として薄手の透過率の高い紙が用いられることを想定して
設定されるため、下側透過光量閾値SLtよりも高い値となっている。また、上側透過光
量閾値SHtは、剥離台紙12bとして透明台紙などの高透過率台紙を用いた場合の透過
光量L5よりも低い値となっている。
一方、反射型フォトセンサー27用の2つの閾値としては、マーク付き連続紙P3およ
びマーク付きラベル紙P2に付されたブラックマーク12dの部分による反射光量L3よ
りも高く、且つ、ブラックマーク12d以外の部分(紙の地色の部分)による反射光量L
4よりも低い上側反射光量閾値SHrと、透明台紙を含む低反射率台紙を用いた剥離台紙
12bによる反射光量L7よりも確実に低い下側反射光量閾値SLrの2つが設定してあ
る。ここで、上側反射光量閾値SHrは、紙の地色部分が透明でなく低反射率でもないこ
とを想定して設定されており、且つ、下側反射光量閾値SLrは、剥離台紙12bとして
反射光量が不安定な透明台紙を含む低反射率台紙が用いられることを想定して設定されて
いる。よって、下側反射光量閾値SLrが上側反射光量閾値SHrよりも低い値となって
いる。
びマーク付きラベル紙P2に付されたブラックマーク12dの部分による反射光量L3よ
りも高く、且つ、ブラックマーク12d以外の部分(紙の地色の部分)による反射光量L
4よりも低い上側反射光量閾値SHrと、透明台紙を含む低反射率台紙を用いた剥離台紙
12bによる反射光量L7よりも確実に低い下側反射光量閾値SLrの2つが設定してあ
る。ここで、上側反射光量閾値SHrは、紙の地色部分が透明でなく低反射率でもないこ
とを想定して設定されており、且つ、下側反射光量閾値SLrは、剥離台紙12bとして
反射光量が不安定な透明台紙を含む低反射率台紙が用いられることを想定して設定されて
いる。よって、下側反射光量閾値SLrが上側反射光量閾値SHrよりも低い値となって
いる。
図6は、記録紙12aの各用紙種類に対応付けて設定されている記録紙検出モードの設
定表である。この表に、各記録紙検出モードで用いる判定用閾値と、これらの判定用閾値
を用いて記録紙12aからの透過光量あるいは反射光量の高低判定を行った場合の想定結
果(想定される各センサーの検出出力)を示している。想定される高低判定の結果は、判
定用閾値よりも透過光量あるいは反射光量の方が高い場合を「H」で示し、低い場合を「
L」で示している。また、この設定表に、記録紙12aの有無の判定基準、および、記録
紙12aの用紙種類の判定基準を示している。
定表である。この表に、各記録紙検出モードで用いる判定用閾値と、これらの判定用閾値
を用いて記録紙12aからの透過光量あるいは反射光量の高低判定を行った場合の想定結
果(想定される各センサーの検出出力)を示している。想定される高低判定の結果は、判
定用閾値よりも透過光量あるいは反射光量の方が高い場合を「H」で示し、低い場合を「
L」で示している。また、この設定表に、記録紙12aの有無の判定基準、および、記録
紙12aの用紙種類の判定基準を示している。
制御部30は、印刷指令や印刷データに含めて、あるいは、印刷開始前の所定のタイミ
ングで、上位機器32から、印刷対象の記録紙12aに対応する記録紙検出モードを設定
するためのコマンドを受信する。制御部30は、このコマンドを受信すると、上記のSL
t、SHt、SLr、SHrの各閾値の中から、コマンドで指定された記録紙検出モード
に対応付けて設定されている閾値の組み合わせを、判定用閾値として設定する。各記録紙
検出モードに対応する閾値の組み合わせは、制御部30の記憶部31に予め記憶させてお
いてもよいし、記録紙検出モードを設定するためのコマンドに含めておいてもよい。また
、印刷指令や印刷データに印刷対象の記録紙12aの用紙種類を指定するデータを含めて
おき、この用紙種類に基づき、記憶部31に予め記憶させておいた記録紙検出モードおよ
び判定用閾値を読み出して設定してもよい。
ングで、上位機器32から、印刷対象の記録紙12aに対応する記録紙検出モードを設定
するためのコマンドを受信する。制御部30は、このコマンドを受信すると、上記のSL
t、SHt、SLr、SHrの各閾値の中から、コマンドで指定された記録紙検出モード
に対応付けて設定されている閾値の組み合わせを、判定用閾値として設定する。各記録紙
検出モードに対応する閾値の組み合わせは、制御部30の記憶部31に予め記憶させてお
いてもよいし、記録紙検出モードを設定するためのコマンドに含めておいてもよい。また
、印刷指令や印刷データに印刷対象の記録紙12aの用紙種類を指定するデータを含めて
おき、この用紙種類に基づき、記憶部31に予め記憶させておいた記録紙検出モードおよ
び判定用閾値を読み出して設定してもよい。
制御部30は、上位機器32から印刷指令や印刷データを受信すると、記録紙12aを
インクジェットヘッド13による印刷位置まで搬送して印刷を開始する。そして、このと
きに、透過型フォトセンサー26および反射型フォトセンサー27による検出位置におい
て記録紙12aの検出処理を行う。すなわち、記録紙12aを所定長さ以上搬送しながら
透過型フォトセンサー26および反射型フォトセンサー27による検出動作を行い、透過
型フォトセンサー26および反射型フォトセンサー27の検出出力が、現在の判定用閾値
として設定されている値よりも高いか低いかを判定する。そして、判定結果に基づき、記
録紙12aの有無を判定する。また、記録紙12aが検出されたとき、すなわち、紙無し
状態ではないと判定したときには、記録紙12aの用紙種類の判定を行う。
インクジェットヘッド13による印刷位置まで搬送して印刷を開始する。そして、このと
きに、透過型フォトセンサー26および反射型フォトセンサー27による検出位置におい
て記録紙12aの検出処理を行う。すなわち、記録紙12aを所定長さ以上搬送しながら
透過型フォトセンサー26および反射型フォトセンサー27による検出動作を行い、透過
型フォトセンサー26および反射型フォトセンサー27の検出出力が、現在の判定用閾値
として設定されている値よりも高いか低いかを判定する。そして、判定結果に基づき、記
録紙12aの有無を判定する。また、記録紙12aが検出されたとき、すなわち、紙無し
状態ではないと判定したときには、記録紙12aの用紙種類の判定を行う。
ここで、各記録紙検出モードにおける記録紙12aの有無および用紙種類の判定につい
て説明する。まず、記録紙検出モードがラベル紙P1を印刷対象とするラベル検出モード
である場合には、透過型フォトセンサー26の閾値は下側透過光量閾値SLtが選択され
、反射型フォトセンサー27の閾値は下側反射光量閾値SLrが選択されている。この設
定では、プリンター1に装填されている記録紙12aがラベル紙P1やマーク付きラベル
紙P2である場合には、透過光量に対する判定結果は、剥離台紙12bの位置では常に「
H」となり、ラベル12cの位置では常に「L」となる。この結果は、剥離台紙12bが
透明台紙である場合も同様である。また、プリンター1に装填されている記録紙12aが
マーク付き連続紙P3やマーク無し連続紙P4である場合には、これらの連続紙の透過率
が低い場合には「L」となり、透過率が高い場合には「H」となる。一方、反射光量に対
する判定結果は、判定用閾値として下側反射光量閾値SLrを選択していることにより、
ラベル紙P1、マーク付きラベル紙P2、マーク付き連続紙P3、マーク無し連続紙P4
の全ての記録紙12aに対して、常に「H」となる。
て説明する。まず、記録紙検出モードがラベル紙P1を印刷対象とするラベル検出モード
である場合には、透過型フォトセンサー26の閾値は下側透過光量閾値SLtが選択され
、反射型フォトセンサー27の閾値は下側反射光量閾値SLrが選択されている。この設
定では、プリンター1に装填されている記録紙12aがラベル紙P1やマーク付きラベル
紙P2である場合には、透過光量に対する判定結果は、剥離台紙12bの位置では常に「
H」となり、ラベル12cの位置では常に「L」となる。この結果は、剥離台紙12bが
透明台紙である場合も同様である。また、プリンター1に装填されている記録紙12aが
マーク付き連続紙P3やマーク無し連続紙P4である場合には、これらの連続紙の透過率
が低い場合には「L」となり、透過率が高い場合には「H」となる。一方、反射光量に対
する判定結果は、判定用閾値として下側反射光量閾値SLrを選択していることにより、
ラベル紙P1、マーク付きラベル紙P2、マーク付き連続紙P3、マーク無し連続紙P4
の全ての記録紙12aに対して、常に「H」となる。
ここで、記録紙12aの有無の判定基準、すなわち、紙無し状態であると判定するため
の条件は、図6の設定表に示すように、透過光量が「H」、且つ、反射光量が「L」とな
ることである。ラベル検出モードでは、反射光量については、どの種類の記録紙12aに
対しても常に「H」の判定結果が得られる。従って、この判定基準に従って紙無しの判定
を行えば、記録紙12aが透過型フォトセンサー26および反射型フォトセンサー27に
よる検出位置に存在しているときに、紙無し状態であると誤判定することがない。
の条件は、図6の設定表に示すように、透過光量が「H」、且つ、反射光量が「L」とな
ることである。ラベル検出モードでは、反射光量については、どの種類の記録紙12aに
対しても常に「H」の判定結果が得られる。従って、この判定基準に従って紙無しの判定
を行えば、記録紙12aが透過型フォトセンサー26および反射型フォトセンサー27に
よる検出位置に存在しているときに、紙無し状態であると誤判定することがない。
ラベル検出モードにおいて紙無し状態ではないと判定した場合には、透過型フォトセン
サー26の検出出力に基づき、用紙種類の判定を行う。すなわち、この場合には、少なく
とも各ラベル12cの搬送方向の長さ(ラベル長)以上記録紙12aを搬送する間の透過
型フォトセンサー26の検出出力を監視し、この間に、透過型フォトセンサー26の検出
出力が「H」から「L」に、あるいはその逆に変化したか否かを判定する。ラベル検出モ
ードでは、透過型フォトセンサー26の閾値として下側透過光量閾値SLtが選択されて
いるので、透過型フォトセンサー26の検出出力に基づいてラベル12cの端部の位置を
検出できる。よって、検出したラベル12cの端部の位置を基準として印刷を行うことが
できる。一方、変化がなかった場合には、装填されている記録紙12aがマーク付き連続
紙P3あるいはマーク無し連続紙P4であると判定する。この場合には、印刷対象とは異
なる用紙種類の記録紙12aが検出されたことになるので、制御部30は用紙種違いと判
定し、所定のエラー処理を行う。
サー26の検出出力に基づき、用紙種類の判定を行う。すなわち、この場合には、少なく
とも各ラベル12cの搬送方向の長さ(ラベル長)以上記録紙12aを搬送する間の透過
型フォトセンサー26の検出出力を監視し、この間に、透過型フォトセンサー26の検出
出力が「H」から「L」に、あるいはその逆に変化したか否かを判定する。ラベル検出モ
ードでは、透過型フォトセンサー26の閾値として下側透過光量閾値SLtが選択されて
いるので、透過型フォトセンサー26の検出出力に基づいてラベル12cの端部の位置を
検出できる。よって、検出したラベル12cの端部の位置を基準として印刷を行うことが
できる。一方、変化がなかった場合には、装填されている記録紙12aがマーク付き連続
紙P3あるいはマーク無し連続紙P4であると判定する。この場合には、印刷対象とは異
なる用紙種類の記録紙12aが検出されたことになるので、制御部30は用紙種違いと判
定し、所定のエラー処理を行う。
次に、記録紙検出モードがマーク付き連続紙P3を印刷対象とするBM検出モードであ
る場合には、透過型フォトセンサー26の閾値は上側透過光量閾値SHtが選択され、反
射型フォトセンサー27の閾値は上側反射光量閾値SHrが選択されている。この設定で
は、透過光量に対する判定結果は、プリンター1に装填されている記録紙12aがマーク
付き連続紙P3やマーク無し連続紙P4である場合には、常に「L」となる。また、ラベ
ル紙P1やマーク付きラベル紙P2である場合には、ラベル12cの位置では常に「L」
となるが、剥離台紙12bの位置では、剥離台紙12bが透明台紙であれば「H」となり
、透明台紙でない場合には「L」あるいは「H」となる。一方、反射光量に対する判定結
果は、マーク付きラベル紙P2あるいはマーク付き連続紙P3のブラックマーク12dの
部分に対しては常に「L」となるが、透明台紙などの反射光量が不安定な台紙の部分に対
しては「L」あるいは「H」となり、透明台紙以外の低反射率台紙の場合には、反射光量
は「L」となる。そして、反射光量が不安定でなく、低反射率でもない通常の剥離台紙1
2bの部分、およびラベル12cのブラックマーク12dを除く部分に対しては「H」と
なる。
る場合には、透過型フォトセンサー26の閾値は上側透過光量閾値SHtが選択され、反
射型フォトセンサー27の閾値は上側反射光量閾値SHrが選択されている。この設定で
は、透過光量に対する判定結果は、プリンター1に装填されている記録紙12aがマーク
付き連続紙P3やマーク無し連続紙P4である場合には、常に「L」となる。また、ラベ
ル紙P1やマーク付きラベル紙P2である場合には、ラベル12cの位置では常に「L」
となるが、剥離台紙12bの位置では、剥離台紙12bが透明台紙であれば「H」となり
、透明台紙でない場合には「L」あるいは「H」となる。一方、反射光量に対する判定結
果は、マーク付きラベル紙P2あるいはマーク付き連続紙P3のブラックマーク12dの
部分に対しては常に「L」となるが、透明台紙などの反射光量が不安定な台紙の部分に対
しては「L」あるいは「H」となり、透明台紙以外の低反射率台紙の場合には、反射光量
は「L」となる。そして、反射光量が不安定でなく、低反射率でもない通常の剥離台紙1
2bの部分、およびラベル12cのブラックマーク12dを除く部分に対しては「H」と
なる。
BM検出モードにおける記録紙12aの有無の判定基準は、ラベル検出モードと同様に
、透過光量が「H」、且つ、反射光量が「L」となることである。BM検出モードでは、
マーク付き連続紙P3およびマーク無し連続紙P4については、上側透過光量閾値SHt
を選択しているため、透過光量に対する判定結果が必ず「L」となり、紙無し状態である
と誤判定することがない。また、ラベル紙P1あるいはマーク付きラベル紙P2について
は、ラベル12cの位置での透過光量に対する判定結果が必ず「L」になるので、少なく
ともラベル間ギャップの長さ以上記録紙12aを搬送する間の検出出力を監視すれば、透
過光量に対する判定結果が必ず「L」となる。よって、この判定基準に従って紙無しの判
定を行えば、記録紙12aが透過型フォトセンサー26および反射型フォトセンサー27
による検出位置に存在しているときに、紙無し状態であると誤判定することがない。
、透過光量が「H」、且つ、反射光量が「L」となることである。BM検出モードでは、
マーク付き連続紙P3およびマーク無し連続紙P4については、上側透過光量閾値SHt
を選択しているため、透過光量に対する判定結果が必ず「L」となり、紙無し状態である
と誤判定することがない。また、ラベル紙P1あるいはマーク付きラベル紙P2について
は、ラベル12cの位置での透過光量に対する判定結果が必ず「L」になるので、少なく
ともラベル間ギャップの長さ以上記録紙12aを搬送する間の検出出力を監視すれば、透
過光量に対する判定結果が必ず「L」となる。よって、この判定基準に従って紙無しの判
定を行えば、記録紙12aが透過型フォトセンサー26および反射型フォトセンサー27
による検出位置に存在しているときに、紙無し状態であると誤判定することがない。
BM検出モードにおいて紙無し状態ではないと判定した場合には、反射型フォトセンサ
ー27の検出出力に基づき、用紙種類の判定を行う。すなわち、この場合には、各ラベル
12cの搬送方向の長さ(ラベル長)以上記録紙12aを搬送する間の反射型フォトセン
サー27の検出出力を監視し、この間に、反射型フォトセンサー27の検出出力が「H」
から「L」に、あるいはその逆に変化したか否かを判定する。BM検出モードでは、反射
型フォトセンサー27の閾値は上側反射光量閾値SHrが選択されている。よって、反射
型フォトセンサー27の検出出力に基づいてブラックマーク12dの位置を検出でき、検
出したブラックマーク12dの位置を基準として印刷を行うことができる。一方、ブラッ
クマーク12dが検出されない場合には、装填されている記録紙12aがラベル紙P1あ
るいはマーク無し連続紙P4であると判定する。この場合には、印刷対象とは異なる用紙
種類の記録紙12aが検出されたことになるので、制御部30は用紙種違いと判定し、所
定のエラー処理を行う。
ー27の検出出力に基づき、用紙種類の判定を行う。すなわち、この場合には、各ラベル
12cの搬送方向の長さ(ラベル長)以上記録紙12aを搬送する間の反射型フォトセン
サー27の検出出力を監視し、この間に、反射型フォトセンサー27の検出出力が「H」
から「L」に、あるいはその逆に変化したか否かを判定する。BM検出モードでは、反射
型フォトセンサー27の閾値は上側反射光量閾値SHrが選択されている。よって、反射
型フォトセンサー27の検出出力に基づいてブラックマーク12dの位置を検出でき、検
出したブラックマーク12dの位置を基準として印刷を行うことができる。一方、ブラッ
クマーク12dが検出されない場合には、装填されている記録紙12aがラベル紙P1あ
るいはマーク無し連続紙P4であると判定する。この場合には、印刷対象とは異なる用紙
種類の記録紙12aが検出されたことになるので、制御部30は用紙種違いと判定し、所
定のエラー処理を行う。
続いて、記録紙検出モードがマーク付きラベル紙P2を印刷対象とするBMラベル検出
モードである場合には、透過型フォトセンサー26の閾値は下側透過光量閾値SLtが選
択され、反射型フォトセンサー27の閾値は上側反射光量閾値SHrが選択されている。
この設定では、透過光量に対する判定結果は、ラベル検出モードと同様に、透明台紙を含
む剥離台紙12bの位置では常に「H」となり、ラベル12cの位置では常に「L」とな
る。また、マーク付き連続紙P3やマーク無し連続紙P4については、連続紙の透過率が
低い場合には「L」となり、透過率が高い場合には「H」となる。一方、反射光量に対す
る判定結果は、BM検出モードと同様に、ブラックマーク12dの部分に対しては常に「
L」となるが、透明台紙などの反射光量が不安定な台紙の部分に対しては「L」あるいは
「H」となり、透明台紙以外の低反射率台紙の場合には、反射光量は「L」となる。そし
て、反射光量が不安定でなく、低反射率でもない通常の剥離台紙12bの部分、およびラ
ベル12cのブラックマーク12dを除く部分に対しては「H」となる。
モードである場合には、透過型フォトセンサー26の閾値は下側透過光量閾値SLtが選
択され、反射型フォトセンサー27の閾値は上側反射光量閾値SHrが選択されている。
この設定では、透過光量に対する判定結果は、ラベル検出モードと同様に、透明台紙を含
む剥離台紙12bの位置では常に「H」となり、ラベル12cの位置では常に「L」とな
る。また、マーク付き連続紙P3やマーク無し連続紙P4については、連続紙の透過率が
低い場合には「L」となり、透過率が高い場合には「H」となる。一方、反射光量に対す
る判定結果は、BM検出モードと同様に、ブラックマーク12dの部分に対しては常に「
L」となるが、透明台紙などの反射光量が不安定な台紙の部分に対しては「L」あるいは
「H」となり、透明台紙以外の低反射率台紙の場合には、反射光量は「L」となる。そし
て、反射光量が不安定でなく、低反射率でもない通常の剥離台紙12bの部分、およびラ
ベル12cのブラックマーク12dを除く部分に対しては「H」となる。
BMラベル検出モードにおける記録紙12aの有無の判定基準、すなわち、紙無し状態
であると判定するための条件は、ラベル検出モードおよびBM検出モードと同様に、透過
光量が「H」、且つ、反射光量が「L」となることである。BMラベル検出モードでは、
ラベル紙P1あるいはマーク付きラベル紙P2については、BM検出モードと同様に、ラ
ベル12cの位置での透過光量に対する判定結果が必ず「L」になるので、少なくともラ
ベル間ギャップの長さ以上記録紙12aを搬送する間の検出出力を監視すれば、透過光量
に対する判定結果が必ず「L」となる。一方、マーク付き連続紙P3あるいはマーク無し
連続紙P4については、ブラックマーク12dを除く部分に対しては反射光量に対する判
定結果が必ず「H」になるので、少なくともブラックマーク12dの搬送方向の長さ以上
記録紙12aを搬送する間の検出出力を監視すれば、透過光量に対する判定結果が必ず「
H」となる。よって、この判定基準に従って紙無しの判定を行えば、記録紙12aが透過
型フォトセンサー26および反射型フォトセンサー27による検出位置に存在していると
きに、紙無し状態であると誤判定することがない。
であると判定するための条件は、ラベル検出モードおよびBM検出モードと同様に、透過
光量が「H」、且つ、反射光量が「L」となることである。BMラベル検出モードでは、
ラベル紙P1あるいはマーク付きラベル紙P2については、BM検出モードと同様に、ラ
ベル12cの位置での透過光量に対する判定結果が必ず「L」になるので、少なくともラ
ベル間ギャップの長さ以上記録紙12aを搬送する間の検出出力を監視すれば、透過光量
に対する判定結果が必ず「L」となる。一方、マーク付き連続紙P3あるいはマーク無し
連続紙P4については、ブラックマーク12dを除く部分に対しては反射光量に対する判
定結果が必ず「H」になるので、少なくともブラックマーク12dの搬送方向の長さ以上
記録紙12aを搬送する間の検出出力を監視すれば、透過光量に対する判定結果が必ず「
H」となる。よって、この判定基準に従って紙無しの判定を行えば、記録紙12aが透過
型フォトセンサー26および反射型フォトセンサー27による検出位置に存在していると
きに、紙無し状態であると誤判定することがない。
BMラベル検出モードにおいて紙無し状態ではないと判定した場合には、反射型フォト
センサー27の検出出力に基づき、用紙種類の判定を行う。すなわち、この場合には、B
M検出モードと同様に、ラベル長以上記録紙12aを搬送する間の反射型フォトセンサー
27の検出出力に基づいてブラックマーク12dを検出し、検出したブラックマーク12
dの位置を基準として印刷を行うことができる。一方、ブラックマーク12dが検出され
ない場合には、装填されている記録紙12aが印刷対象とは異なることになるので、用紙
種違いと判定して所定のエラー処理を行う。
センサー27の検出出力に基づき、用紙種類の判定を行う。すなわち、この場合には、B
M検出モードと同様に、ラベル長以上記録紙12aを搬送する間の反射型フォトセンサー
27の検出出力に基づいてブラックマーク12dを検出し、検出したブラックマーク12
dの位置を基準として印刷を行うことができる。一方、ブラックマーク12dが検出され
ない場合には、装填されている記録紙12aが印刷対象とは異なることになるので、用紙
種違いと判定して所定のエラー処理を行う。
続いて、記録紙検出モードがマーク無し連続紙P4を印刷対象とする連続紙検出モード
である場合には、透過型フォトセンサー26の閾値は上側透過光量閾値SHtが選択され
、反射型フォトセンサー27の閾値は上側反射光量閾値SHrが選択されている。この設
定は、上述したBM検出モードと同じ設定である。また、この連続紙検出モードにおける
記録紙12aの有無の判定基準は、他の検出モードと同様に、透過光量が「H」、且つ、
反射光量が「L」となることである。従って、連続紙検出モードにおいても、他の検出モ
ードと同様の判定方法により、誤判定を発生させずに、記録紙12aの有無を判定するこ
とが可能である。
である場合には、透過型フォトセンサー26の閾値は上側透過光量閾値SHtが選択され
、反射型フォトセンサー27の閾値は上側反射光量閾値SHrが選択されている。この設
定は、上述したBM検出モードと同じ設定である。また、この連続紙検出モードにおける
記録紙12aの有無の判定基準は、他の検出モードと同様に、透過光量が「H」、且つ、
反射光量が「L」となることである。従って、連続紙検出モードにおいても、他の検出モ
ードと同様の判定方法により、誤判定を発生させずに、記録紙12aの有無を判定するこ
とが可能である。
連続紙検出モードにおいて紙無し状態ではないと判定した場合には、透過型フォトセン
サー26と反射型フォトセンサー27の検出出力に基づき、用紙種類の判定を行う。すな
わち、連続紙検出モードでは、透過型フォトセンサー26の閾値は上側透過光量閾値SH
tが選択されているので、ラベル長以上記録紙12aを搬送する間の透過型フォトセンサ
ー26の検出出力に基づいてラベル12cを検出し、ラベル12cが検出された場合には
、用紙種違いと判定することができる。一方、ラベル12cが検出されない場合には、更
に、反射型フォトセンサー27の検出出力に基づいてブラックマーク12dの位置を検出
する。反射型フォトセンサー27の閾値は上側反射光量閾値SHrが選択されているので
、ブラックマーク12dを確実に検出でき、マーク無し連続紙P4とマーク付き連続紙P
3を判別することができる。よって、用紙種違いを正確に判定することができる。
サー26と反射型フォトセンサー27の検出出力に基づき、用紙種類の判定を行う。すな
わち、連続紙検出モードでは、透過型フォトセンサー26の閾値は上側透過光量閾値SH
tが選択されているので、ラベル長以上記録紙12aを搬送する間の透過型フォトセンサ
ー26の検出出力に基づいてラベル12cを検出し、ラベル12cが検出された場合には
、用紙種違いと判定することができる。一方、ラベル12cが検出されない場合には、更
に、反射型フォトセンサー27の検出出力に基づいてブラックマーク12dの位置を検出
する。反射型フォトセンサー27の閾値は上側反射光量閾値SHrが選択されているので
、ブラックマーク12dを確実に検出でき、マーク無し連続紙P4とマーク付き連続紙P
3を判別することができる。よって、用紙種違いを正確に判定することができる。
本実施形態では、以上のように、透過型フォトセンサー26と反射型フォトセンサー2
7の2種類のセンサーの検出結果を用いてAND判定を行うことにより記録紙12aの有
無を判定しており、その際、2種類のセンサーの判定用閾値を2段階設定し、印刷対象の
記録紙12aの用紙種類に応じて、適切な判定用閾値の組み合わせを用いている。これに
より、他の記録紙12aと同じ閾値設定では誤検出される可能性が高い薄手のマーク付き
連続紙P3やマーク無し連続紙P4、あるいは、剥離台紙12bとして透明台紙を含む低
反射率台紙を用いたラベル紙P1やマーク付きラベル紙P2などを含む様々な用紙種類に
ついても、誤検出を発生させずに記録紙12aの有無を検出することができる。
7の2種類のセンサーの検出結果を用いてAND判定を行うことにより記録紙12aの有
無を判定しており、その際、2種類のセンサーの判定用閾値を2段階設定し、印刷対象の
記録紙12aの用紙種類に応じて、適切な判定用閾値の組み合わせを用いている。これに
より、他の記録紙12aと同じ閾値設定では誤検出される可能性が高い薄手のマーク付き
連続紙P3やマーク無し連続紙P4、あるいは、剥離台紙12bとして透明台紙を含む低
反射率台紙を用いたラベル紙P1やマーク付きラベル紙P2などを含む様々な用紙種類に
ついても、誤検出を発生させずに記録紙12aの有無を検出することができる。
また、透過型フォトセンサー26は記録紙12a上の各ラベル12cを検出するための
ラベル検出器として設置されるものであり、反射型フォトセンサー27はブラックマーク
12dを検出するためのマーク検出器として設置されるものである。そして、上記の2段
階の閾値設定は、ラベル検出器が必要な場合に透過型フォトセンサー26をラベル検出器
として機能させ、マーク検出器が必要な場合に反射型フォトセンサー27をマーク検出器
として機能させるように設定されている。よって、専用のセンサーを設けずに、マーク検
出器およびラベル検出器を用いて紙無し検出を行うことができる。
ラベル検出器として設置されるものであり、反射型フォトセンサー27はブラックマーク
12dを検出するためのマーク検出器として設置されるものである。そして、上記の2段
階の閾値設定は、ラベル検出器が必要な場合に透過型フォトセンサー26をラベル検出器
として機能させ、マーク検出器が必要な場合に反射型フォトセンサー27をマーク検出器
として機能させるように設定されている。よって、専用のセンサーを設けずに、マーク検
出器およびラベル検出器を用いて紙無し検出を行うことができる。
なお、上記実施形態では、透過型フォトセンサー26と反射型フォトセンサー27の判
定用閾値をそれぞれ2段階に設定しておいたが、3段階以上の判定用閾値を設定しておき
、用紙の仕様に応じて使い分けても良い。
定用閾値をそれぞれ2段階に設定しておいたが、3段階以上の判定用閾値を設定しておき
、用紙の仕様に応じて使い分けても良い。
また、上記実施形態では、印刷指令や印刷データを受信した場合に行う印刷ジョブ実行
の際の紙無し検出について説明していたが、ロール紙12を装填したときの頭出しのため
の搬送など、印刷動作を伴わない記録紙12aの搬送の際にも同様の方法で紙無し検出や
用紙種類の検出を行うことができる。この場合には、予め搬送対象の用紙種類や記録紙検
出モードを設定しておけばよい。
の際の紙無し検出について説明していたが、ロール紙12を装填したときの頭出しのため
の搬送など、印刷動作を伴わない記録紙12aの搬送の際にも同様の方法で紙無し検出や
用紙種類の検出を行うことができる。この場合には、予め搬送対象の用紙種類や記録紙検
出モードを設定しておけばよい。
1…プリンター、2…プリンター本体、3…開閉蓋、4…排出口、5…排紙ガイド、7…
ロール紙収納部、8…プラテン、9…ヘッドユニットフレーム、10…プリンター本体フ
レーム、12…ロール紙、12a…記録紙、12b…剥離台紙、12c…ラベル、12d
…ブラックマーク、13…インクジェットヘッド、13a…ヘッドドライバー、18…プ
ラテンフレーム、20…テンションガイド、20a…繰り出しローラー、26…透過型フ
ォトセンサー、27…反射型フォトセンサー、30…制御部、31…記憶部、32…上位
機器、A…搬送路、L1、L2、L5、L6…透過光量、L3、L4、L7…反射光量、
P1…ラベル紙、P2…マーク付きラベル紙、P3…マーク付き連続紙、P4…マーク無
し連続紙、SHr…上側反射光量閾値、SLr…下側反射光量閾値、SHt…上側透過光
量閾値、SLt…下側透過光量閾値、Sr、St…閾値
ロール紙収納部、8…プラテン、9…ヘッドユニットフレーム、10…プリンター本体フ
レーム、12…ロール紙、12a…記録紙、12b…剥離台紙、12c…ラベル、12d
…ブラックマーク、13…インクジェットヘッド、13a…ヘッドドライバー、18…プ
ラテンフレーム、20…テンションガイド、20a…繰り出しローラー、26…透過型フ
ォトセンサー、27…反射型フォトセンサー、30…制御部、31…記憶部、32…上位
機器、A…搬送路、L1、L2、L5、L6…透過光量、L3、L4、L7…反射光量、
P1…ラベル紙、P2…マーク付きラベル紙、P3…マーク付き連続紙、P4…マーク無
し連続紙、SHr…上側反射光量閾値、SLr…下側反射光量閾値、SHt…上側透過光
量閾値、SLt…下側透過光量閾値、Sr、St…閾値
Claims (8)
- 複数の用紙種類の記録紙を択一的に装填するプリンターにおける記録紙検出方法であっ
て、
前記記録紙を搬送する搬送路に反射型フォトセンサーと透過型フォトセンサーを設置し
ておき、
前記反射型フォトセンサーによる受光出力の判定に用いる複数の反射光量閾値を予め設
定しておくと共に、前記透過型フォトセンサーによる受光出力の判定に用いる複数の透過
光量閾値を予め設定しておき、
前記記録紙の印刷または搬送を行うときには、
当該印刷または搬送を開始する前に、前記複数の反射光量閾値のいずれか一つ、および
、前記複数の透過光量閾値のいずれか一つを判定用閾値として設定しておき、
前記判定用閾値と、前記反射型フォトセンサーおよび前記透過型フォトセンサーの受光
出力に基づき、前記搬送路における前記記録紙の有無または前記用紙種類を検出すること
を特徴とする記録紙検出方法。 - 請求項1に記載の記録紙検出方法において、
前記透過型フォトセンサーの受光出力が前記判定用閾値として設定した前記透過光量閾
値よりも高く、且つ、前記反射型フォトセンサーの受光出力が前記判定用閾値として設定
した前記反射光量閾値よりも低い場合に、前記搬送路における前記記録紙の紙無し状態と
判定することを特徴とする記録紙検出方法。 - 請求項1または2に記載の記録紙検出方法において、
前記複数の用紙種類の記録紙は、長尺の台紙に一定間隔でラベルが貼られたラベル紙と
、一定間隔でマークが付されたマーク付き記録紙を含み、
前記ラベル紙の印刷または搬送を行うときには、前記透過型フォトセンサーの受光出力
に基づいて前記ラベルを検出し、
前記マーク付き記録紙の印刷または搬送を行うときには、前記反射型フォトセンサーの
受光出力に基づいて前記マークを検出することを特徴とする記録紙検出方法。 - 請求項3に記載の記録紙検出方法において、
前記複数の用紙種類の記録紙は、前記ラベルよりも透過率が高い連続紙を含み、
前記複数の透過光量閾値は、前記ラベルを透過する透過光量よりも高く、且つ、前記台
紙を透過する透過光量よりも低い下側透過光量閾値と、前記連続紙を透過する透過光量よ
りも高い上側透過光量閾値を含み、
前記ラベル紙の印刷または搬送を行うときには、前記下側透過光量閾値を前記判定用閾
値として用い、
前記連続紙の印刷または搬送を行うときには、前記上側透過光量閾値を前記判定用閾値
として用いることを特徴とする記録紙検出方法。 - 請求項3または4に記載の記録紙検出方法において、
前記複数の用紙種類の記録紙は、前記台紙として低反射率台紙を用いたラベル紙を含み
、
前記複数の反射光量閾値は、前記マーク付き記録紙のマーク部分による反射光量よりも
高く、且つ、前記マーク付き記録紙のマーク以外の部分による反射光量よりも低い上側反
射光量閾値と、前記低反射率台紙による反射光量よりも低い下側反射光量閾値を含み、
前記マーク付き記録紙の印刷または搬送を行うときには、前記上側反射光量閾値を前記
判定用閾値として用い、
前記低反射率台紙のラベル紙の印刷または搬送を行うときには、前記下側反射光量閾値
を前記判定用閾値として用いることを特徴とする記録紙検出方法。 - 複数の用紙種類の記録紙を択一的に装填するプリンターにおける記録紙検出方法であっ
て、
前記記録紙を搬送する搬送路に反射型フォトセンサーと透過型フォトセンサーを設置し
ておき、
前記反射型フォトセンサーによる受光出力の判定に用いる少なくとも2つの反射光量閾
値を予め設定しておくと共に、前記透過型フォトセンサーによる受光出力の判定に用いる
少なくとも2つの透過光量閾値を予め設定しておき、
前記記録紙に印刷するときまたは前記記録紙を搬送するときには、
前記記録紙の用紙種類を設定すると共に、前記複数の反射光量閾値のいずれか一つ、お
よび、前記複数の透過光量閾値のいずれか一つを判定用閾値として設定しておき、
前記判定用閾値と、前記反射型フォトセンサーおよび前記透過型フォトセンサーの受光
出力に基づき、前記搬送路における前記記録紙の有無または前記用紙種類を検出すること
を特徴とする記録紙検出方法。 - 請求項1ないし6のいずれかの項に記載の記録紙検出方法において、
前記記録紙への印刷または前記記録紙の搬送を開始する前に、上位装置から受信したコ
マンドに基づいて、前記判定用閾値を設定することを特徴とする記録紙検出方法。 - 請求項1ないし7のいずれかの項に記載の記録紙検出方法により、前記搬送路における
前記記録紙の有無を検出することを特徴とするプリンター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009047676A JP2010202307A (ja) | 2009-03-02 | 2009-03-02 | 記録紙検出方法およびプリンター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009047676A JP2010202307A (ja) | 2009-03-02 | 2009-03-02 | 記録紙検出方法およびプリンター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010202307A true JP2010202307A (ja) | 2010-09-16 |
Family
ID=42964199
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009047676A Withdrawn JP2010202307A (ja) | 2009-03-02 | 2009-03-02 | 記録紙検出方法およびプリンター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010202307A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101321566B1 (ko) | 2012-04-24 | 2013-10-23 | 주식회사 빅솔론 | 라벨프린터의 인쇄제어방법 |
JP2015124046A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
CN113646809A (zh) * | 2019-03-14 | 2021-11-12 | 劳雷尔银行机械株式会社 | 纸张类探测装置、纸张类探测方法及纸张类处理装置 |
WO2022202097A1 (ja) * | 2021-03-26 | 2022-09-29 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
-
2009
- 2009-03-02 JP JP2009047676A patent/JP2010202307A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101321566B1 (ko) | 2012-04-24 | 2013-10-23 | 주식회사 빅솔론 | 라벨프린터의 인쇄제어방법 |
JP2015124046A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
CN113646809A (zh) * | 2019-03-14 | 2021-11-12 | 劳雷尔银行机械株式会社 | 纸张类探测装置、纸张类探测方法及纸张类处理装置 |
US11858775B2 (en) | 2019-03-14 | 2024-01-02 | Laurel Bank Machines Co., Ltd. | Paper sheet detection device, paper sheet detection method, and paper sheet processing device |
WO2022202097A1 (ja) * | 2021-03-26 | 2022-09-29 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20120605 |