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JP2010030088A - プリンタの制御方法およびプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷媒体の種類に応じて印刷媒体の検出モードを使い分けるプリンタにおいて、印刷データで指定された印刷媒体とプリンタ側の検出モードの設定との不適合による印刷の失敗を防止できるプリンタを提案すること。
【解決手段】プリンタ1は、印刷設定として記憶している紙検出モードと、受信した印刷データで指定されている印刷対象の記録紙12aの用紙の種類との間に不整合があるか否かを当該印刷データの印刷前に検出して、不整合がある場合には、印刷前に自動的に用紙種類エラー状態に移行して印刷停止状態になる。よって、失敗する可能性が高い印刷がそのまま実行されてしまうことによる記録紙12aやインクなどの消耗品の無駄な消費を抑制できる。
【選択図】図6

Description

本発明は、複数の種類の印刷媒体に印刷可能なプリンタおよびその制御方法に関し、特に、プリンタ側の設定と印刷データが適合しない場合に所定のエラー状態に移行するプリンタおよびその制御方法に関する。
従来から、プリンタの状態をステータスモニタによってホスト装置側で把握しておき、プリンタの設定や現在セットされている印刷用紙と印刷データとの適合性をプリンタドライバ側でチェックして、不適合であれば所定のエラー処理などを行う印刷システムが提案されている。
また、特許文献1には、プリンタ側でプリンタの設定と受信した印刷データの適合性をチェックし、不適合であればエラー状態に移行して、ユーザによる処置が行われるのを待つプリンタが提案されている。特許文献1のプリンタは、登録コマンドなどによって指定された用紙サイズをプリンタ内の記憶部に記憶して設定用紙サイズとして管理する。そして、印刷データを受信すると、印刷データ中で指定される用紙サイズと設定用紙サイズが一致するか否か判断し、異なっている場合には用紙サイズエラーであると判断して操作パネルにエラー表示を行うと共に、印刷データで指定された用紙サイズをプリンタに登録するか否かの選択をユーザに行わせるための表示を行う。
特開2006−218749号公報
特許文献1のプリンタでは、ステータスモニタが動作せずホスト装置側でプリンタの設定を確認できなくても、プリンタ側でプリンタの設定と印刷データとの不適合の有無を判断でき、ホスト装置からの指示がなくてもエラー状態に移行したり、エラー状態を解消するための処置をユーザに促す表示を行ったりすることができる。
しかしながら、特許文献1のプリンタは用紙サイズの適合性のチェックを行うだけであるので、用紙サイズ以外の設定の適合性はチェックすることができず、記録紙上のラベルやマークなどの位置決め基準の種類やその検出方法などに応じて異なる用紙検出モードの設定と、印刷データで指定されている用紙の種類とが適合しているか否かについてはチェックすることはできなかった。従って、用紙検出モードと印刷対象の用紙種類が異なっている状態のまま印刷が実行されてしまって印刷が失敗する恐れがあり、印刷用紙が無駄になる恐れがあった。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、印刷媒体の種類に応じて異なる印刷媒体の検出モードを使い分けて印刷するプリンタにおいて、印刷媒体に対して適切な検出モードで印刷を行うことができない場合にはプリンタ側でそのことを検出して、印刷が失敗しないように処理することが可能なプリンタおよびプリンタの制御方法を提案することにある。
上記課題を解決するために、本発明のプリンタの制御方法は、
複数種類の印刷媒体のそれぞれに対応する印刷媒体検出モードのいずれかを、印刷時に用いる印刷媒体検出モードとして設定し、
受信した印刷データと、設定した前記印刷媒体検出モードとの間に不整合があるか否かを判定し、
不整合があると判定した場合には、当該印刷データの印刷を開始せずに所定のエラー状態に移行することを特徴としている。
本発明は、このように、プリンタ側で、予め設定している印刷媒体検出モードと受信した印刷データの内容との間に不整合がないかどうかチェックできるので、不整合がある場合にはプリンタ側でそのことを検出して、印刷開始前に自動的に所定のエラー状態に移行する。よって、失敗する可能性が高い印刷がそのまま実行されてしまうことによる印刷媒体やインクなどの消耗品の無駄な消費を抑制できる。
本発明において、前記印刷媒体検出モードの設定を含む設定データを受信すると、当該設定データに基づき、前記印刷媒体検出モードの設定を行い、当該設定を終了すると、設定後の前記印刷媒体検出モードと、受信した印刷データとの間に不整合があるか否かを判定し、不整合があると判定した場合には、当該印刷データの印刷を開始せずに所定のエラー状態に移行するとよい。このように、印刷媒体検出モードの設定などを行う設定処理から抜けたときに不整合の有無の判定を行えば、新たな設定内容における不整合を直ちに検出できる。よって、失敗する可能性が高い印刷をより確実に防止できる。
また、本発明において、前記印刷媒体は記録紙であり、前記印刷媒体検出モードは、前記記録紙の用紙種類に応じて予め設定されている複数の用紙検出モードであり、受信した印刷データに含まれる印刷対象の記録紙の用紙種類が、記憶している前記用紙検出モードによって検出可能な用紙種類であるか否かを判定し、検出可能でないと判定した場合には、前記印刷データの印刷を開始せずに用紙種類エラー状態に移行するとよい。このようにすると、検出できない種類の記録紙への印刷動作を開始してしまうことがないので、記録紙を無駄にしなくて済む。
ここで、前記複数の用紙検出モードは、剥離台紙上にラベルが所定の間隔で貼り付けられているラベル用紙を、前記ラベル間のギャップに基づいて検出するラベル間ギャップ検出モードと、所定の目印が所定の間隔で付されている目印付き用紙を、前記目印に基づいて検出する目印検出モードと、前記ラベル間ギャップおよび前記目印を備えていない前記記録紙を検出する連続紙検出モードと、を含んでいる。このように、本発明では、ラベル用紙、目印付き用紙、および連続紙の各記録紙に対して、各記録紙を確実に検出できる設定状態のときだけ印刷動作を実行するように制御することができる。
次に、本発明のプリンタは、前記印刷媒体を検出する検出部と、当該検出部による複数の前記印刷媒体検出モードと、設定した前記印刷媒体検出モードを記憶する記憶部と、受信した印刷データの印刷を、前記記憶部から読み出した設定した前記印刷媒体検出モードに基づいて実行する制御部と、を有し、前記制御部は、受信した印刷データと前記記憶部から読み出した設定した前記印刷媒体検出モードとの間の不整合の判定および当該判定結果に基づく所定のエラー状態への移行を、上記のプリンタの制御方法により行うことを特徴としている。
本発明によれば、プリンタ側で、予め設定している印刷媒体検出モードと受信した印刷データの内容との間に不整合がないかどうかチェックできるので、不整合がある場合にはプリンタ側でそのことを検出して、印刷開始前に自動的に所定のエラー状態に移行する。よって、失敗する可能性が高い印刷がそのまま実行されてしまうことによる印刷媒体やインクなどの消耗品の無駄な消費を抑制できる。
以下に、図面を参照して、本発明のプリンタおよびその制御方法の実施の形態を説明する。
(全体構成)
図1は本発明を適用したインクジェット方式のプリンタの外観斜視図であり、図2はプリンタの開閉蓋を全開にした状態の外観斜視図である。プリンタ1は、全体としてほぼ直方体形状をしたプリンタ本体2と、当該プリンタ本体2の前面に取り付けた開閉蓋3とを有している。プリンタ本体2の外装ケース2aの前面には所定幅の排出口4が形成されている。排出口4の下側には排紙ガイド5が前方に突出しており、当該排紙ガイド5の側方には蓋開閉レバー6が配置されている。外装ケース2aにおける排紙ガイド5および蓋開閉レバー6の下側には、ロール紙出し入れ用の矩形の開口部2bが形成されており、この開口部2bが開閉蓋3によって封鎖されている。
蓋開閉レバー6を操作すると開閉蓋3のロックが解除される。ロック解除後、排紙ガイド5を前方に引くと、開閉蓋3はその下端部を中心として前方に旋回し、ほぼ水平となるまで開く。開閉蓋3が開くと、図2に示すように、プリンタ内部に形成されているロール紙収納部11(印刷媒体装填部)が開放状態となる。同時に、ロール紙収納部11から排出口4に到る搬送路A(図3参照)が開放状態となり、プリンタ前方からロール紙12の交換作業などを簡単に行うことができる。なお、図2では開閉蓋3および蓋開閉レバー6を省略してある。
外装ケース2aの所定位置には、プリンタ1内の各種エラーを報知するための図示しないエラーランプが取り付けられている。エラーランプは、エラーの種類に対応付けて複数設けることができ、その種類としては、例えば、開閉蓋3が開いているカバーオープンエラー状態を報知するランプ、ロール紙収納部11に装填されているロール紙12を使い切った場合に点灯するランプ、搬送路A上の記録紙12aの用紙種類がプリンタ1に記憶保持されている設定データあるいは受信した印刷データで指定されている用紙種類と異なっている場合に点灯するランプ、紙ジャムが発生した場合に点灯するランプ、その他の正常な印刷が困難な場合に点灯するその他エラーランプ、等がある。
図3はプリンタ1の内部の概略構成を示す説明図である。ロール紙収納部11には、ロール紙12が、プリンタ幅方向に向いた横置き状態で転動可能に収納されている。ロール紙12は、一定幅の長尺状の記録紙12aをロール状に巻き付けたものである。
ロール紙収納部11の上側には、プリンタ本体フレーム10の上端に水平に取り付けられたヘッドユニットフレーム13が配置されている。ヘッドユニットフレーム13には、インクジェットヘッド14、インクジェットヘッド14を搭載しているキャリッジ15、キャリッジ15のプリンタ幅方向への移動をガイドするキャリッジガイド軸16が配置されている。インクジェットヘッド14は、インクノズル面14aが下向きになるようにキャリッジ15に搭載されている。また、ロール紙収納部11の上側には、キャリッジ15をキャリッジガイド軸16に沿って往復移動させるためのキャリッジモータ17およびタイミングベルト18を備えたキャリッジ搬送機構が配置されている。
インクジェットヘッド14の下側には、プリンタ幅方向に水平に延びるプラテン19がインクノズル面14aと一定のギャップを隔てて対向配置されており、プラテン19によってインクジェットヘッド14の印字位置が規定されている。プラテン19の後端には、下方に湾曲しているテンションガイド20が取り付けられている。
プラテン19の後側(搬送方向上流側)には、後側紙送りローラ21および後側紙押えローラ22がプリンタ幅方向に水平に架け渡されている。後側紙送りローラ21には、記録紙12aを介して後側紙押えローラ22が上側から所定の押圧力で押し付けられている。また、プラテン19の前端側(搬送方向下流側)には、前側紙送りローラ23および前側紙押えローラ24が配置されている。前側紙送りローラ23には、記録紙12aを介して前側紙押えローラ24が上側から押し付けられている。後側紙送りローラ21および前側紙送りローラ23は、プリンタ本体フレーム10に搭載されている紙送りモータ25によって同期して回転駆動される。
搬送路Aのインクジェットヘッド14よりも上流側には、紙検出器26が配置されている。紙検出器26は、反射型フォトセンサあるいは透過型フォトセンサにより構成されており、搬送路A上に引き出されている記録紙12aからの反射光あるいは透過光を利用して、記録紙12aの有無、および、記録紙12aの用紙種類を検出する。
ロール紙収納部11内のロール紙12から繰り出される記録紙12aは、テンションガイド20によって所定の張力が付与された状態で、プラテン19上の印字位置を経由する搬送路A(図3に示す太い一点鎖線)に沿って搬送され、排出口4から引き出された状態にセットされる。この状態で紙送りモータ25が駆動制御されると、後側紙送りローラ21および前側紙送りローラ23が回転し、記録紙12aが一定の搬送量ずつ紙送りされる。そして、記録紙12aの紙送りと同期してインクジェットヘッド14が駆動され、印刷位置を通過する記録紙12aの表面に印刷が行われる。その後、印刷済みの記録紙12aが排出口4から排出された状態で搬送が停止し、排出口4の近傍に配置されたオートカッタ28によって記録紙12aの先端部分が切断され、印刷済みの記録紙片が発行される。
(制御系)
図4は、プリンタ1の制御系を示す概略ブロック図である。プリンタ1の制御系は、CPU、ROM、RAMなどを備えた制御部30を中心に構成されている。また、制御部30には、フラッシュROMなどの不揮発性メモリ33が接続されている。制御部30には、送受信部31を介して、ホスト装置32などの上位機器から印刷データやコマンドなどが供給される。制御部30は、ホスト装置32などからの印刷指令に基づき、ロール紙を送り出す紙送り機構やキャリッジ搬送機構などの各部の駆動を制御して、紙送り動作および印刷動作を実行する。
制御部30の出力側には、ヘッドドライバ14bを介してインクジェットヘッド14が接続されており、制御部30は、ヘッドドライバ14bを介してインクジェットヘッド14を駆動制御する。また、制御部30の出力側には、モータドライバ17aおよびモータドライバ25aを介してキャリッジモータ17および紙送りモータ25が接続されており、制御部30は、モータドライバ25a,17aを介して紙送りモータ25およびキャリッジモータ17を駆動制御する。制御部30は、紙送りモータ25を送り出し方向に駆動制御するステップ数あるいは回転量を積算することにより、記録紙12aの所定の搬送量を算出する。
図5は、プリンタ1で印刷が可能な記録紙12aの説明図である。プリンタ1は、長尺の剥離台紙12bの表面に一定間隔で定型のラベル12cが剥離可能な状態で貼り付けられているラベル用紙P1、ラベル用紙P1における各ラベル12c上の所定位置に印刷基準位置を示すブラックマーク12dが付されたマーク付きラベル用紙P2、ラベルが貼り付けられていないマーク付き連続紙P3、マーク無しの無地の連続紙P4などの複数種類の記録紙12aへの印刷が可能である。また、ラベル用紙P1やマーク付きラベル用紙P2、マーク付き連続紙P3については、ラベル12cやブラックマーク12dの配置や寸法などが異なる用紙種類がある。また、無地の連続紙P4については、紙質が異なる用紙種類がある。さらに、剥離台紙12b上に無地の長尺のラベル12eを剥離可能な状態で張り付けた全面ラベル用紙などの連続紙も用いられる。更に、これらの記録紙12aの紙幅やラベル幅を適宜変更した用紙種類がある。なお、ブラックマーク12dの代わりに他のマークを付したり切り欠きを形成してもよい。
そのため、プリンタ1の制御部30は、ロール紙収納部11に装填されているロール紙12を構成する記録紙12aの種類(ラベルやブラックマークの配置や紙質、紙幅などの各種仕様)に対応させて、各種類の記録紙12aにおける印刷位置やインクの吐出量などを制御するための用紙別の印刷制御情報を保持している。すなわち、プリンタ1の不揮発性メモリ33には、このプリンタ1で印刷が可能な多種類の記録紙12aに対応する多種類の印刷制御情報が予め記憶されている。
また、制御部30の入力側には紙検出器26が接続されている。プリンタ1の不揮発性メモリ33には、紙検出器26による紙検出モード(印刷媒体検出モード/用紙検出モード)が、記録紙12aの種類に対応付けて予め記憶されている。紙検出モードは、紙検出器26の検出出力に基づいて記録紙12aの用紙種類の判別を行い、記録紙12a上の各部分の位置を把握するための制御モードである。各紙検出モードは、各記録紙12a上の位置決め基準に対応して決定されており、記録紙12a上のブラックマーク12dを位置決め基準として扱うBM(ブラックマーク)検出モード、記録紙12a上のラベル間ギャップG(図5参照)を位置決め基準として扱うギャップ検出モード、ブラックマーク12dあるいはラベル間ギャップGを位置決め基準として扱わない連続紙モード、等が設定されている。プリンタ1が記憶している印刷設定の中には、これらの紙検出モードのいずれを用いるかが含まれている。
制御部30は、印刷を行うときには、その時点でプリンタ1が記憶している印刷設定を参照し、印刷設定で指定されている紙検出モードによる制御を行って、ロール紙収納部11に装填されている記録紙12a上の位置決め基準を検出して、記録紙12a上の各部分の搬送位置を把握する。例えば、ロール紙12から引き出されて搬送路A上に装填された記録紙12aを所定量ずつ搬送する毎に紙検出器26による検出動作を行う。そして、検出出力に基づいて、ブラックマーク12dやラベル間ギャップGなどの位置決め基準の有無やその位置、寸法などを把握して記録紙12aの用紙の種類を判別すると共に、記録紙12aの各部分の搬送位置を把握する。そして、制御部30は、判別した用紙の種類に基づいて対応する印刷制御情報を読み出してプリンタ1の各部を制御することにより、各用紙に対する最適な印刷を行うことができる。
(用紙種類エラーの判定処理)
次に、プリンタ1が受信した印刷データの印刷開始前に行う用紙種類エラーの判定処理について説明する。制御部30は、印刷データを受信したときには、当該印刷データに含まれている印刷対象の用紙の種類が、プリンタ1に現在記憶されている印刷設定に含まれる紙検出モードと適合しているか否かを判定する。
そして、この判定において、現在設定されている紙検出モードと印刷データで指定されている用紙の種類が適合していると判定された場合には、設定されている紙検出モードで印刷動作を開始する。一方、適合していないと判定された場合には、用紙種類エラーであると判定して所定のエラー状態に移行する処理を行う。用紙種類エラー状態は、プリンタ1が印刷停止状態となり、所定のエラー解除動作が行われるのを待機している状態である。この状態でエラー解除動作が行われると、プリンタ1を印刷可能状態に復帰させる処理が行われる。
図6は、用紙種類エラーの判定処理のフローチャートである。以下、ラベル用紙P1、マーク付きラベル用紙P2、マーク付き連続紙P3、連続紙P4の記録紙12aのいずれかへの印刷が行われる場合について説明する。制御部30は、この判定処理に先立って、現在記憶している印刷設定中の紙検出モードを読み出すと共に、受信した印刷データを解析して、印刷対象として指定されている用紙の種類の情報を取得する。
制御部30は、まず、ステップS1において、記憶している紙検出モードがラベル検出モードであるか否かを判定する。ラベル検出モードであると判定した場合(ステップS1:Yes)には、ステップS2に進み、印刷対象の用紙の種類が、ラベル用紙P1またはマーク付きラベル用紙P2であるか否かを判定する。この判定でラベル用紙P1またはマーク付きラベル用紙P2であると判定した場合には(ステップS2:Yes)、用紙の種類と紙検出モードが不適合ではないと判定して用紙種類エラーの判定処理を終了する。よって、この場合は、印刷が開始される。なお、この場合には、マーク付きラベル用紙P2の位置決め基準をラベル間ギャップGとする。
一方、ラベル用紙P1またはマーク付きラベル用紙P2ではないと判定した場合には(ステップS2:No)、用紙の種類と紙検出モードが不適合であると判定して、ステップS3に進み、用紙種類エラー状態に移行する。
一方、ステップS1においてラベル検出モードでないと判定した場合(ステップS1:No)には、ステップS4に進み、記憶している紙検出モードがBM検出モードであるか否かを判定する。BM検出モードであると判定した場合(ステップS4:Yes)には、ステップS5に進み、印刷対象の用紙の種類が、マーク付きラベル用紙P2またはマーク付き連続紙P3であるか否かを判定する。この判定でマーク付きラベル用紙P2またはマーク付き連続紙P3であると判定された場合には(ステップS5:Yes)、用紙の種類と紙検出モードが不適合ではないと判定して用紙種類エラーの判定処理を終了する。よって、この場合は、印刷が開始される。なお、この場合には、マーク付きラベル用紙P2の位置決め基準をブラックマーク12dとする。
一方、マーク付きラベル用紙P2またはマーク付き連続紙P3ではないと判定された場合には(ステップS5:No)、用紙の種類と紙検出モードが不適合であると判定して、ステップS3に進み、用紙種類エラー状態に移行する。
そして、ステップS4において、記憶している紙検出モードがBM検出モードではないと判定した場合には、ステップS6に進み、印刷対象の用紙の種類が、連続紙P4であるか否かを判定する。この判定で連続紙P4であると判定された場合には(ステップS6:Yes)、用紙の種類と紙検出モードが不適合ではないと判定して用紙種類エラーの判定処理を終了する。よって、この場合は、印刷が開始される。
一方、連続紙P4ではないと判定された場合には(ステップS6:No)、用紙の種類と紙検出モードが不適合であると判定して、ステップS3に進み、用紙種類エラー状態に移行する。
以上の用紙種類エラーの判定処理を行うことにより、プリンタ1は、予め記憶している紙検出モードと受信した印刷データの内容との間に不整合がないかどうかを判定できるので、不整合がある場合には印刷開始前に自動的に所定のエラー状態に移行することができる。よって、ラベル用紙P1、マーク付きラベル用紙P2、マーク付き連続紙P3、連続紙P4などの各種類の記録紙12aに対して、当該記録紙12aを確実に検出できる紙検出モードのときだけ印刷動作を開始することができる。よって、失敗する可能性が高い印刷がそのまま実行されてしまうことによる記録紙12aやインクなどの消耗品の無駄な消費を抑制できる。
また、印刷データの受信後あるいは印刷データと共にホスト装置32などから印刷設定を更新するための設定データを受信したときには、上記の用紙種類エラーの判定処理を、受信した設定データに基づく設定処理が終了したときに行うとよい。この場合には、新たな印刷設定で指定されている紙検出モードに、その時点で受信している印刷データが適合しているか否かを判定する。このように、紙検出モードの更新を含む印刷設定処理から抜けたときに不整合の判定を行うことにより、新たな紙検出モードと受信済みの印刷データとの不整合を直ちに検出できる。よって、失敗することが予測される印刷を確実に防止できる。
なお、上記実施形態は、ロール紙状の記録紙に印刷するプリンタ1に本発明を適用した例であるが、本発明は、定型にカットされた用紙に印刷するプリンタや、連続帳票を折り畳んだ状態でセットして印刷するプリンタにも適用可能である。また、印刷媒体は紙に限定されず、印刷媒体の種類に応じて検出モードを使い分けて印刷するプリンタであれば適用可能である。
本発明を適用したプリンタの外観斜視図である。 プリンタの開閉蓋を全開にした状態の外観斜視図である。 プリンタの内部の概略構成を示す説明図である。 プリンタの制御系を示す概略ブロック図である。 記録紙の説明図である。 用紙種類エラーの判定処理のフローチャートである。
符号の説明
1…プリンタ、2…プリンタ本体、2a…外装ケース、2b…開口部、3…開閉蓋、4…排出口、5…排紙ガイド、6…蓋開閉レバー、10…プリンタ本体フレーム、11…ロール紙収納部、12…ロール紙、12a…記録紙(印刷媒体)、12b…剥離台紙、12c…ラベル、12d…ブラックマーク、13…ヘッドユニットフレーム、14…インクジェットヘッド、14a…インクノズル面、14b…ヘッドドライバ、15…キャリッジ、16…キャリッジガイド軸、17…キャリッジモータ、17a…モータドライバ、18…タイミングベルト、19…プラテン、20…テンションガイド、21…後側紙送りローラ、22…後側紙押えローラ、23…前側紙送りローラ、24…前側紙押えローラ、25…紙送りモータ、25a…モータドライバ、26…紙検出器、28…オートカッタ、30…制御部、31…送受信部、32…ホスト装置、33…不揮発性メモリ、A…搬送路、G…ラベル間ギャップ、P1…ラベル用紙、P2…マーク付きラベル用紙、P3…マーク付き連続紙、P4…連続紙

Claims (5)

  1. 複数種類の印刷媒体のそれぞれに対応する印刷媒体検出モードのいずれかを、印刷時に用いる印刷媒体検出モードとして設定し、
    受信した印刷データと、設定した前記印刷媒体検出モードとの間に不整合があるか否かを判定し、
    不整合があると判定した場合には、当該印刷データの印刷を開始せずに所定のエラー状態に移行することを特徴とするプリンタの制御方法。
  2. 請求項1に記載のプリンタの制御方法であって、
    前記印刷媒体検出モードの設定を含む設定データを受信すると、当該設定データに基づき、前記印刷媒体検出モードの設定を行い、
    当該設定を終了すると、設定後の前記印刷媒体検出モードと、受信した印刷データとの間に不整合があるか否かを判定し、
    不整合があると判定した場合には、当該印刷データの印刷を開始せずに所定のエラー状態に移行することを特徴とするプリンタの制御方法。
  3. 請求項1または2に記載のプリンタの制御方法であって、
    前記印刷媒体は記録紙であり、
    前記印刷媒体検出モードは、前記記録紙の用紙種類に応じて予め設定されている複数の用紙検出モードであり、
    受信した印刷データに含まれる印刷対象の記録紙の用紙種類が、記憶している前記用紙検出モードによって検出可能な用紙種類であるか否かを判定し、
    検出可能でないと判定した場合には、前記印刷データの印刷を開始せずに用紙種類エラー状態に移行することを特徴とするプリンタの制御方法。
  4. 請求項3に記載のプリンタの制御方法であって、
    前記複数の用紙検出モードは、
    剥離台紙上にラベルが所定の間隔で貼り付けられているラベル用紙を、前記ラベル間のギャップに基づいて検出するラベル間ギャップ検出モードと、
    所定の目印が所定の間隔で付されている目印付き用紙を、前記目印に基づいて検出する目印検出モードと、
    前記ラベル間ギャップおよび前記目印を備えていない前記記録紙を検出する連続紙検出モードと、を含んでいることを特徴とするプリンタの制御方法。
  5. 前記印刷媒体を検出する検出部と、
    当該検出部による複数の前記印刷媒体検出モードと、設定した前記印刷媒体検出モードを記憶する記憶部と、
    受信した印刷データの印刷を、前記記憶部から読み出した設定した前記印刷媒体検出モードに基づいて実行する制御部と、を有し、
    前記制御部は、受信した印刷データと前記記憶部から読み出した設定した前記印刷媒体検出モードとの間の不整合の判定および当該判定結果に基づく所定のエラー状態への移行を、請求項1ないし4のいずれかの項に記載のプリンタの制御方法により行うことを特徴とするプリンタ。
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