JP2010184269A - 回転型塑性加工装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】加工に伴って被加工材から受ける加工反力を良好に分散させた状態で安定して受けることが可能であるとともに、装置を構成する特定の部材が受けるモーメントを小さくして、加工時に発生するひずみを低減し、加工精度の向上等を図る。
【解決手段】駆動回転機構16、被加工材4に当接して塑性加工する加工体2、加工体2を3軸方向で位置決めする3軸位置決め機構3を設け、加工装置基体6bに対してZ軸方向に移動自在な第1保持フレーム10と、第1保持フレーム10により保持され、第1保持フレーム10に対してX軸方向に移動自在な第2保持フレーム11とを設け、加工装置基体6bに対する第1保持フレーム10のZ方向支持部L1が、Z軸方向の一対の位置に設けられ、当該Z軸方向において、被加工材4に対する加工体の加工作用位置30が、一対の第1保持フレームのZ方向支持部L1間に位置される構成とする。
【選択図】図1
【解決手段】駆動回転機構16、被加工材4に当接して塑性加工する加工体2、加工体2を3軸方向で位置決めする3軸位置決め機構3を設け、加工装置基体6bに対してZ軸方向に移動自在な第1保持フレーム10と、第1保持フレーム10により保持され、第1保持フレーム10に対してX軸方向に移動自在な第2保持フレーム11とを設け、加工装置基体6bに対する第1保持フレーム10のZ方向支持部L1が、Z軸方向の一対の位置に設けられ、当該Z軸方向において、被加工材4に対する加工体の加工作用位置30が、一対の第1保持フレームのZ方向支持部L1間に位置される構成とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、スピニング加工装置あるいは転造装置等の回転型塑性加工装置に関する。
以下、回転型塑性加工装置の一例としてのスピニング加工装置を例にとって説明する。
スピニング加工装置は、ローラを被加工材の外周面に押し付け、その外周面に沿わせて移動させることで、被加工材を成形型の外周面に沿う形状に加工(いわゆる塑性加工)するものである(例えば、特許文献1)。
スピニング加工装置は、ローラを被加工材の外周面に押し付け、その外周面に沿わせて移動させることで、被加工材を成形型の外周面に沿う形状に加工(いわゆる塑性加工)するものである(例えば、特許文献1)。
特許文献1には、複数のローラを備えたスピニング加工装置が開示されている。
この文献に開示のスピニング加工装置は、同特許文献1の図3に示すように、マンドレルの周りに3つのローラを備えて加工を行うことが可能とされている。ここで、スピニング加工装置に異なったローラを装備している理由は、例えば、重加工用ローラ、軽加工用ローラを、加工の進展や加工後の形状等に合わせて適宜選択使用して加工を進めるためである。
同特許文献1に開示のスピニング加工装置では、同特許文献1の図4に示されるように、ローラは、主軸に対して近接・離間する方向であるX方向及び主軸に沿った方向であるZ方向とに、移動・位置決め自在とされている。
どのローラを加工に使用するかは、X方向における各ローラの位置を適切に選択して、加工を行うこととなる。
この文献に開示のスピニング加工装置は、同特許文献1の図3に示すように、マンドレルの周りに3つのローラを備えて加工を行うことが可能とされている。ここで、スピニング加工装置に異なったローラを装備している理由は、例えば、重加工用ローラ、軽加工用ローラを、加工の進展や加工後の形状等に合わせて適宜選択使用して加工を進めるためである。
同特許文献1に開示のスピニング加工装置では、同特許文献1の図4に示されるように、ローラは、主軸に対して近接・離間する方向であるX方向及び主軸に沿った方向であるZ方向とに、移動・位置決め自在とされている。
どのローラを加工に使用するかは、X方向における各ローラの位置を適切に選択して、加工を行うこととなる。
特許文献1に記載のスピニング加工装置では、ローラの軸受けはそれぞれ片持ち状態で、所定の方向に移動可能な保持フレームに支持されている。即ち、本願明細書の図11に、この構成を分解して示した。同図(a)は平面図であり、(b)は正面図である。即ち、この装置では、装置本体のZ軸方向に移動自在な第1保持フレームF1を、加工装置に固定された装置本体フレームF0に対して、その一方側((a)において下側)に張り出して設け、第1保持フレームF1の当該張り出した部分を貫通する状態で、X軸方向((a)(b)において右側)の移動・位置決め自在な第2保持フレームF2を設けている。
このスピニング加工装置では、ローラRは、被加工材から中抜き実線矢印で示すように左方向の加工反力を受けるので、Z軸方向の移動・位置決め機構については、その軸Dz周りに曲げモーメントMを受ける。さらに、(b)から判明するように、第2保持フレームF2が直に加工反力を受けるために、第1保持フレームF1及び第2保持フレームF2を比較的剛性の高い構造とする必要が生じている。
しかも、このようなローラをX軸方向及びZ軸方向でそれぞれ移動・位置決め可能な2軸位置決め機構を、ローラの数だけ装備する必要があり、特許文献1に開示の装置は自ずと重量が大きく、コスト高なものとなっていた。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、加工に伴って被加工材から受ける加工反力を良好に分散させた状態で安定して受けることが可能であるとともに、装置を構成する特定の部材が受けるモーメントを小さくして、加工時に発生するひずみを低減し、加工精度の向上等を図ることが可能な回転型塑性加工装置を得ることにある。
上記目的を達成するための本発明に係る回転型塑性加工装置の特徴構成は、
成形型及び前記成形型の形状に沿って塑性加工される被加工材を主軸回りに回転させる駆動回転機構と、
回転状態にある前記被加工材に当接して、前記被加工材を前記成形型の形状に沿った形状に塑性加工する加工体と、
前記加工体を、前記主軸に対して近接・離間するX軸方向、前記主軸と平行なZ軸方向、及びX軸方向及びZ軸方向に対して直交するY軸方向の3軸方向で位置決めする3軸位置決め機構と、
前記被加工材を前記成形型の形状に沿った形状に塑性加工すべく前記3軸位置決め機構を働かせる制御装置とを備え、
加工装置基体に対して前記Z軸方向に移動自在な第1保持フレームと、
前記第1保持フレームにより保持され、前記第1保持フレームに対して前記X軸方向に移動自在な第2保持フレームとを設け、
前記3軸位置決め機構が、前記第1保持フレーム、前記第2保持フレームを介して、前記加工体を位置決めする構成で、
前記加工装置基体に対する前記第1保持フレームのZ方向支持部が、前記Z軸方向の一対の位置に設けられ、
前記Z軸方向において、前記被加工材に対する前記加工体の加工作用位置が、前記一対の第1保持フレームのZ方向支持部間に位置されることにある。
成形型及び前記成形型の形状に沿って塑性加工される被加工材を主軸回りに回転させる駆動回転機構と、
回転状態にある前記被加工材に当接して、前記被加工材を前記成形型の形状に沿った形状に塑性加工する加工体と、
前記加工体を、前記主軸に対して近接・離間するX軸方向、前記主軸と平行なZ軸方向、及びX軸方向及びZ軸方向に対して直交するY軸方向の3軸方向で位置決めする3軸位置決め機構と、
前記被加工材を前記成形型の形状に沿った形状に塑性加工すべく前記3軸位置決め機構を働かせる制御装置とを備え、
加工装置基体に対して前記Z軸方向に移動自在な第1保持フレームと、
前記第1保持フレームにより保持され、前記第1保持フレームに対して前記X軸方向に移動自在な第2保持フレームとを設け、
前記3軸位置決め機構が、前記第1保持フレーム、前記第2保持フレームを介して、前記加工体を位置決めする構成で、
前記加工装置基体に対する前記第1保持フレームのZ方向支持部が、前記Z軸方向の一対の位置に設けられ、
前記Z軸方向において、前記被加工材に対する前記加工体の加工作用位置が、前記一対の第1保持フレームのZ方向支持部間に位置されることにある。
この構成の回転型塑性加工装置では、駆動回転機構により被加工材の回転が確保される。
そして、被加工材が回転する回転状態で、加工体が3軸位置決め機構によりX軸、Y軸、Z軸方向で、それぞれ位置決めされて加工を行うことができる。
被加工材の加工は、従来技術で説明したと同様に、主にはX軸方向、Z軸方向の位置決めで実行する。ここで、Y軸方向の位置決めは、加工状態の調整に使用することも可能であるし、異なった加工体をY軸方向に保持しておくと、これら異なった加工体による加工を適宜実行できる。
さて、本願構造では、加工体は第2保持フレーム及び第1保持フレームを介して、加工装置基体に、Z軸方向の一対の位置に設けられるZ軸方向支持部で支持される。そして、Z軸方向において、被加工材に対する加工体の加工作用位置が、一対の第1保持フレームのZ方向支持部間に位置される。結果、加工に伴って加工体が受ける加工反力は、第2保持フレーム、第1保持フレームを介して加工装置基体に伝達されるが、それらが、Z軸方向で、加工作用位置を挟むそれぞれZ軸方向支持部の位置に分散されるため、安定して比較的均等な状態で、加工反力を各フレーム及び加工装置基体で受けることができ、高精度で安定した加工を実行できる。
そして、被加工材が回転する回転状態で、加工体が3軸位置決め機構によりX軸、Y軸、Z軸方向で、それぞれ位置決めされて加工を行うことができる。
被加工材の加工は、従来技術で説明したと同様に、主にはX軸方向、Z軸方向の位置決めで実行する。ここで、Y軸方向の位置決めは、加工状態の調整に使用することも可能であるし、異なった加工体をY軸方向に保持しておくと、これら異なった加工体による加工を適宜実行できる。
さて、本願構造では、加工体は第2保持フレーム及び第1保持フレームを介して、加工装置基体に、Z軸方向の一対の位置に設けられるZ軸方向支持部で支持される。そして、Z軸方向において、被加工材に対する加工体の加工作用位置が、一対の第1保持フレームのZ方向支持部間に位置される。結果、加工に伴って加工体が受ける加工反力は、第2保持フレーム、第1保持フレームを介して加工装置基体に伝達されるが、それらが、Z軸方向で、加工作用位置を挟むそれぞれZ軸方向支持部の位置に分散されるため、安定して比較的均等な状態で、加工反力を各フレーム及び加工装置基体で受けることができ、高精度で安定した加工を実行できる。
上記構成において、
前記加工装置基体により前記第1保持フレームを、前記Z軸方向に移動自在に保持するに、前記加工装置基体と前記第1保持フレームとの間に、前記加工装置基体から前記第1保持フレームを前記Z軸方向に移動自在に保持するスライド機構を設けるとともに、前記加工装置基体に対して前記第1保持フレームを前記Z軸方向に移動させるZ軸方向駆動機構を設け、
前記Z軸方向駆動機構が、Z軸方向の所定位置で軸線周りに回転される駆動軸と、前記駆動軸の回転に伴って前記Z軸方向に移動される被駆動部とを備えて構成され、
前記Y軸方向で、前記被加工材に対する前記加工体の加工作用位置が、前記Z軸方向駆動機構の前記駆動軸と同一位置にされることが好ましい。
前記加工装置基体により前記第1保持フレームを、前記Z軸方向に移動自在に保持するに、前記加工装置基体と前記第1保持フレームとの間に、前記加工装置基体から前記第1保持フレームを前記Z軸方向に移動自在に保持するスライド機構を設けるとともに、前記加工装置基体に対して前記第1保持フレームを前記Z軸方向に移動させるZ軸方向駆動機構を設け、
前記Z軸方向駆動機構が、Z軸方向の所定位置で軸線周りに回転される駆動軸と、前記駆動軸の回転に伴って前記Z軸方向に移動される被駆動部とを備えて構成され、
前記Y軸方向で、前記被加工材に対する前記加工体の加工作用位置が、前記Z軸方向駆動機構の前記駆動軸と同一位置にされることが好ましい。
この構成では、Y軸方向において、被加工材に対する加工体の加工作用位置を、Z軸方向駆動機構の駆動軸と同一位置に位置されることで、先に図10で説明したようなモーメントの発生を抑制することができ、安定した加工を実行できる。
さて、これまで説明してきた構成において、
前記第1保持フレームにより前記第2保持フレームを、前記X軸方向に移動自在に保持するに、前記第2保持フレームと前記第1保持フレームとの間に、
前記第1保持フレームから前記第2保持フレームを前記X軸方向に移動自在に保持するスライド機構を設けるとともに、前記第1保持フレームに対して前記第2保持フレームを前記X軸方向に移動させるX軸方向駆動機構を設け、
前記Z軸方向において、前記被加工材に対する前記加工体の加工作用位置が、スライド機構と前記X軸方向駆動機構との間に位置されることが好ましい。
前記第1保持フレームにより前記第2保持フレームを、前記X軸方向に移動自在に保持するに、前記第2保持フレームと前記第1保持フレームとの間に、
前記第1保持フレームから前記第2保持フレームを前記X軸方向に移動自在に保持するスライド機構を設けるとともに、前記第1保持フレームに対して前記第2保持フレームを前記X軸方向に移動させるX軸方向駆動機構を設け、
前記Z軸方向において、前記被加工材に対する前記加工体の加工作用位置が、スライド機構と前記X軸方向駆動機構との間に位置されることが好ましい。
この構成では、第1保持フレームと第2保持フレームとの間に、スライド機構及びX軸方向駆動機構とが設けられ、これら両方の機構で第2保持フレームが、第1保持フレームから支持されるが、Z軸方向において、被加工材に対する加工体の加工作用位置を、スライド機構とX軸方向駆動機構との間に位置することにより、加工反力を両機構の中間位置で受けて、加工反力を良好に分散させることができ、高精度で安定した加工を実行できる。
さらに、前記第1保持フレームにより前記第2保持フレームを、前記X軸方向に移動自在に保持するに、前記第2保持フレームと前記第1保持フレームとの間に、前記第1保持フレームから前記第2保持フレームを前記X軸方向に移動自在に保持するスライド機構を設けるとともに、前記第1保持フレームに対して前記第2保持フレームを前記X軸方向に移動させるX軸方向駆動機構を設け、
前記X軸方向駆動機構が、X軸方向の所定位置で軸線周りに回転される駆動軸と、前記駆動軸の回転に伴って前記X軸方向に移動される被駆動部とを備えて構成され、
前記被加工材に対する前記加工体の加工作用位置が、前記X軸方向駆動機構の前記軸線上に位置される構成を採用しておくと、加工作用位置が駆動軸の軸線上に配置されることで、無用なモーメントの発生を回避でき、より高精度で安定した加工を実現できる。
前記X軸方向駆動機構が、X軸方向の所定位置で軸線周りに回転される駆動軸と、前記駆動軸の回転に伴って前記X軸方向に移動される被駆動部とを備えて構成され、
前記被加工材に対する前記加工体の加工作用位置が、前記X軸方向駆動機構の前記軸線上に位置される構成を採用しておくと、加工作用位置が駆動軸の軸線上に配置されることで、無用なモーメントの発生を回避でき、より高精度で安定した加工を実現できる。
以上が、主に、加工装置基体、第1保持フレーム、第2保持フレーム及び加工体における本願に係る回転型塑性加工装置の特徴構成であるが、以下、加工体をY軸方向で移動・位置決めする構成に関して説明する。
即ち、これまで説明してきた構成において、
前記第2保持フレームにより保持され、前記第2保持フレームに対して前記Y軸方向に移動自在な第3保持フレームを設け、
前記3軸位置決め機構が、前記第1保持フレーム、前記第2保持フレーム及び第3保持フレームを介して、前記加工体を位置決めする構成を採用することが好ましい。
このようにすることで、第1保持フレームをZ軸方向で、第2保持フレームをX軸方向で、第3保持フレームをY軸方向で、それぞれ位置決め可能とし、各フレーム間において入れ子構造を採用して、比較的簡単な構成で、有用な3軸位置決め機構を実現できる。
前記第2保持フレームにより保持され、前記第2保持フレームに対して前記Y軸方向に移動自在な第3保持フレームを設け、
前記3軸位置決め機構が、前記第1保持フレーム、前記第2保持フレーム及び第3保持フレームを介して、前記加工体を位置決めする構成を採用することが好ましい。
このようにすることで、第1保持フレームをZ軸方向で、第2保持フレームをX軸方向で、第3保持フレームをY軸方向で、それぞれ位置決め可能とし、各フレーム間において入れ子構造を採用して、比較的簡単な構成で、有用な3軸位置決め機構を実現できる。
そして、上記の第3保持フレームを備えた構成において、
前記第2保持フレームにおける、前記Z軸方向の一対の位置に、前記第3保持フレームのZ軸方向支持部を設け、
前記Z軸方向において、前記被加工材に対する前記加工体の加工作用位置が、一対の前記第3保持フレームのZ軸方向支持部間に位置されることが好ましい。
この構成の場合、加工に伴って加工体が受ける加工反力は、第3保持フレーム、第2保持フレームを介して第1保持フレームに伝達されるが、それらが、Z軸方向で、加工作用位置を挟む位置に分散されるため、安定して比較的均等な状態で、加工反力を各フレーム及び加工装置基体で受けることができ、高精度で安定した加工を実行できる。
前記第2保持フレームにおける、前記Z軸方向の一対の位置に、前記第3保持フレームのZ軸方向支持部を設け、
前記Z軸方向において、前記被加工材に対する前記加工体の加工作用位置が、一対の前記第3保持フレームのZ軸方向支持部間に位置されることが好ましい。
この構成の場合、加工に伴って加工体が受ける加工反力は、第3保持フレーム、第2保持フレームを介して第1保持フレームに伝達されるが、それらが、Z軸方向で、加工作用位置を挟む位置に分散されるため、安定して比較的均等な状態で、加工反力を各フレーム及び加工装置基体で受けることができ、高精度で安定した加工を実行できる。
一方、前記第2保持フレームと前記第3保持フレームとの間に、スライダーと前記スライダーが前記Y軸方向に移動するレールからなるスライド機構を設け、
前記第3保持フレームの前記Z軸方向支持部の位置が、スライド機構におけるスライダーの前記Z軸方向の位置とされ、
前記被加工材に対する前記加工体の加工作用位置が、前記Z軸方向における特定のスライダーの位置とされる構成を採用すると、加工反力を、特定のスライダーで受けることができ、無用なモーメントの発生を極力阻止できる。
前記第3保持フレームの前記Z軸方向支持部の位置が、スライド機構におけるスライダーの前記Z軸方向の位置とされ、
前記被加工材に対する前記加工体の加工作用位置が、前記Z軸方向における特定のスライダーの位置とされる構成を採用すると、加工反力を、特定のスライダーで受けることができ、無用なモーメントの発生を極力阻止できる。
また、Y軸方向における加工反力の分散に関しては、
前記第2保持フレームにおける、前記Y軸方向の一対の位置に、前記第3保持フレームのY軸方向支持部を設け、
前記Y軸方向において、前記被加工材に対する前記加工体の加工作用位置が、一対の前記第3保持フレームのY軸方向支持部間に位置される構成を採用することが好ましい。
この構成の場合、加工に伴って加工体が受ける加工反力は、第3保持フレームから第2保持フレームへの伝達について、それが、Y軸方向で、加工作用位置を挟む位置に分散されるため、安定して比較的均等な状態で、加工反力を第2保持フレーム及び加工装置基体で受けることができ、高精度で安定した加工を実行できる。
前記第2保持フレームにおける、前記Y軸方向の一対の位置に、前記第3保持フレームのY軸方向支持部を設け、
前記Y軸方向において、前記被加工材に対する前記加工体の加工作用位置が、一対の前記第3保持フレームのY軸方向支持部間に位置される構成を採用することが好ましい。
この構成の場合、加工に伴って加工体が受ける加工反力は、第3保持フレームから第2保持フレームへの伝達について、それが、Y軸方向で、加工作用位置を挟む位置に分散されるため、安定して比較的均等な状態で、加工反力を第2保持フレーム及び加工装置基体で受けることができ、高精度で安定した加工を実行できる。
これまでは、各軸方向を特定してこなかったが、前記主軸の方向及びZ軸方向が鉛直方向であり、前記X軸方向が水平面内で規定され、前記主軸に対して近接・離間する方向である場合は、縦型の回転型塑性加工装置を実現できる。
また、前記加工体が回転軸回りに回転するローラである場合は、本願の特徴構成を備えたスピニング加工装置を実現できる。
さらに、この種のローラとして、ローラの回転軸に沿った断面で、加工端の曲率半径が大きな重加工用ローラ及び、前記重加工用ローラより加工端の曲率半径が小さな軽加工用ローラを選択的に加工に使用可能に備えて構成しておくと、重加工と軽加工とを、ローラを交換しながら、実行できる。当然、これらローラが先に説明した第3保持フレームに支持される構造を採用することで、Y軸方向の移動で、ローラの交換を実現できる。
以下、本願に係る回転型塑性加工装置の一例としての縦型スピニング加工装置1を図面に基づいて説明する。
図1は、具体的には、縦型スピニング加工装置1を使用して、被加工材4であるアルミ鋳造素材をスピニング加工して車両用ホイールを形成している状態を示している。
説明に際しては、先ず、縦型スピニング加工装置1の概略構成を説明し、その後、本願の特徴構成である加工体の支持構造に関して説明する。
〔縦型スピニング加工装置の概略構成〕
フレーム構造
図1、図2に示すように、縦型スピニング加工装置1は、装置下部に備えられる下部固定フレーム5と、当該下部固定フレーム5に立設される3本の柱状固定フレーム6と、これら3本の柱状固定フレーム6の上部に配設される上部固定フレーム7とを備えて構成されている。前記柱状固定フレーム6は、左側に備えられる単一の柱状固定フレーム6aと、右側に備えられる一対の柱状固定フレーム6bとが備えられている。
下部固定フレーム5、柱状固定フレーム6及び上部固定フレーム7は、本願における加工装置基体を成す。
フレーム構造
図1、図2に示すように、縦型スピニング加工装置1は、装置下部に備えられる下部固定フレーム5と、当該下部固定フレーム5に立設される3本の柱状固定フレーム6と、これら3本の柱状固定フレーム6の上部に配設される上部固定フレーム7とを備えて構成されている。前記柱状固定フレーム6は、左側に備えられる単一の柱状固定フレーム6aと、右側に備えられる一対の柱状固定フレーム6bとが備えられている。
下部固定フレーム5、柱状固定フレーム6及び上部固定フレーム7は、本願における加工装置基体を成す。
前記下部固定フレーム5の左側には、被加工材4を主軸周りに回転させるための主軸モータM1が配設されている。
下部固定フレーム5は、正面視、方形に形成されており、平面視、その左側にアダプター9の幅に概略一致された幅狭架台部5aを、その右側に、一対の柱状固定フレーム6bを支持することが可能な幅を有する幅広架台部5bを備えて構成されている。これら一対の柱状固定フレーム6bの間には、後述する、第1保持フレーム10、第2保持フレーム11が位置されるように構成されている。幅狭架台部5aと幅広架台部5bとの間は、下部固定フレーム5の幅が順次、拡大する構成が採用されている。
前記下部固定フレーム5の右側および上側の周部(図1において右側の領域及び図2において上側の領域)には、所定の機器が載置される機器載置架台13が設けられている。図示する例では、下部固定フレーム5に対して右側に位置される機器載置架台13の上部には、加工装置1で使用する油圧を発生する油圧発生機器14が載置されている。図2において、下部固定フレーム5に対して上側に位置される機器載置架台13の上部には、装置の移動の際に機器載置架台13に固定される制御装置ケース15が載置されている。制御装置ケース15内には制御装置Cが収納される。
従って、前記上部固定フレーム7も、平面視、下部固定フレーム5の形状に対して相似な形状とされている。
主要加工機構
主要加工機構として、本願に係る縦型スピニング加工装置1は、駆動回転機構16、ローラ2、3軸位置決め機構3及び制御装置Cを備えて構成されている。
主要加工機構として、本願に係る縦型スピニング加工装置1は、駆動回転機構16、ローラ2、3軸位置決め機構3及び制御装置Cを備えて構成されている。
縦型スピニング加工装置1は、主軸D周りに回転するアダプター9を備えて構成されており、アダプター9上に成形型17を配設し、その成形型17に当接させた状態で被加工材4をスピニング加工(塑性加工)する。本例の場合は、被加工材4は一端側(図1に示す上端側)の加工が施されたホイール素材である。前記アダプター9の回転は、先に説明した主軸モータM1により実行される。
従って、駆動回転機構16は、成形型17及び成形型17の形状に沿って塑性加工される被加工材4を主軸D回りに回転させる構成とされている。
従って、駆動回転機構16は、成形型17及び成形型17の形状に沿って塑性加工される被加工材4を主軸D回りに回転させる構成とされている。
さらに図1に示すように、成形型17の上方には、成形型17に取り付けた被加工材4を上側から押圧して固定するための心押機構18が配設されている。この心押機構18には、被加工材4に当接してアダプター9側に付勢する押圧具18aと、該押圧具18aを上下に移行させる油圧シリンダ等の移動機構18bとから構成されている。押圧具18aは、被加工材4の回転に伴って従動回転するように構成されている。
加工体、3軸位置決め機構及び制御装置
縦型スピニング加工装置1は、アダプター9上で主軸D周りに回転する被加工材4をスピニング加工(塑性加工)するローラ2を備えて構成されている。このローラ2も、被加工材4の回転に伴って従動回転するように構成されている。
さらに、縦型スピニング加工装置1は、前記ローラ2を、主軸Dに対して近接・離間するX軸方向(図1の左右方向)、主軸Dと平行なZ軸方向(図1の上下方向)及びX軸方向及びZ軸方向に対して直交するY軸方向(図1の紙面表裏方向)の3軸方向で位置決めする3軸位置決め機構3及び被加工材4を成形型17の形状に沿った形状に塑性加工すべく3軸位置決め機構3を働かせる制御装置Cが備えられている。
縦型スピニング加工装置1は、アダプター9上で主軸D周りに回転する被加工材4をスピニング加工(塑性加工)するローラ2を備えて構成されている。このローラ2も、被加工材4の回転に伴って従動回転するように構成されている。
さらに、縦型スピニング加工装置1は、前記ローラ2を、主軸Dに対して近接・離間するX軸方向(図1の左右方向)、主軸Dと平行なZ軸方向(図1の上下方向)及びX軸方向及びZ軸方向に対して直交するY軸方向(図1の紙面表裏方向)の3軸方向で位置決めする3軸位置決め機構3及び被加工材4を成形型17の形状に沿った形状に塑性加工すべく3軸位置決め機構3を働かせる制御装置Cが備えられている。
即ち、縦型スピニング加工装置1では、制御装置Cには、予め、被加工材4に対するローラ2の位置を加工に適した位置に維持すべき情報が記憶されており、この情報が3軸位置決め機構3に送られることで、ローラ2の位置を適切に設定しながら加工を行うことができる。
3軸位置決め機構3に関して簡単に説明すると、ローラ2は、第3保持フレーム12に保持され、当該第3保持フレーム12が第2保持フレーム11に、第2保持フレーム11が第1保持フレーム10に、入れ子状態で保持され、これら3つの保持フレーム10,11,12を適切に位置決めすることで、ローラ2の位置が位置決めされる。
前記主軸Dと平行なZ軸方向に関しては、Z軸モータM3により、一対の柱状固定フレーム6bに対して第1保持フレーム10がZ軸方向に移動可能、位置決め可能に構成されている。
前記主軸Dに対する近接・離間方向であるX軸方向に関しては、X軸モータM2により、第1保持フレーム10に対して第2保持フレーム11がX軸方向に移動可能、位置決め可能に構成されている。
前記Y軸方向に関しては、Y軸油圧シリンダーS1により、第2保持フレーム11に対して第3保持フレーム12がY軸方向に移動可能、位置決め可能に構成されている。
主軸Dの方向及びZ軸方向が鉛直方向であり、X軸方向が水平面内で規定され、主軸Dに対して近接・離間する方向である。従って、Y軸方向は、水平面内でX軸に直交する方向となる。
前記主軸Dと平行なZ軸方向に関しては、Z軸モータM3により、一対の柱状固定フレーム6bに対して第1保持フレーム10がZ軸方向に移動可能、位置決め可能に構成されている。
前記主軸Dに対する近接・離間方向であるX軸方向に関しては、X軸モータM2により、第1保持フレーム10に対して第2保持フレーム11がX軸方向に移動可能、位置決め可能に構成されている。
前記Y軸方向に関しては、Y軸油圧シリンダーS1により、第2保持フレーム11に対して第3保持フレーム12がY軸方向に移動可能、位置決め可能に構成されている。
主軸Dの方向及びZ軸方向が鉛直方向であり、X軸方向が水平面内で規定され、主軸Dに対して近接・離間する方向である。従って、Y軸方向は、水平面内でX軸に直交する方向となる。
図4、図8、図9等に示すように、本例では、ローラ2として一対のローラ2a,2bが第3保持フレーム12に保持されている。即ち、前記ローラ2として、図9に示すように、ローラ軸に沿った断面で、加工端の曲率半径が大きな重加工用ローラ2a、及び重加工用ローラ2aより加工端の曲率半径が小さな軽加工用ローラ2bが備えられている。そして、上記のY軸方向の位置決めにより、重加工用ローラ2aと軽加工用ローラ2bとを選択的に使用して、スピニング加工を行うことができる。図8(a)は、重加工用ローラ2aにより加工を行っている状態を示しており、図8(b)は、軽加工用ローラ2bにより加工を行っている状態を示している。
さらに、図6に示すように、主軸Dに対して第3保持フレーム12が配設される側(図6における主軸Dより右側)では、Y軸方向において、主軸Dの回転基端側(図6の時計方向の矢印基端側)に重加工用ローラ2aが、回転先端側(図6の矢印先端側)に軽加工用ローラ2bが配設されている。
そして、通常の加工にあっては、加工処理には、重加工用ローラ2aをY軸方向の所定位置に固定して加工を行う。一方、重加工用ローラ2aによる加工の後、軽加工用ローラ2bをY軸方向で可変設定しながら加工が行われる。
加熱機構
縦型スピニング加工装置1には、アダプター9上の被加工材4を加熱するための加熱機構19が設けられており、加熱機構19に備えられるバーナ19aにより形成される火炎で、被加工材4を適切に加熱することができる。この加熱機構19による加熱部位は、図2に示すように、前記ローラ2が被加工材4に当接する当接部位とは異なった周方向の位置とされている。
縦型スピニング加工装置1には、アダプター9上の被加工材4を加熱するための加熱機構19が設けられており、加熱機構19に備えられるバーナ19aにより形成される火炎で、被加工材4を適切に加熱することができる。この加熱機構19による加熱部位は、図2に示すように、前記ローラ2が被加工材4に当接する当接部位とは異なった周方向の位置とされている。
操作装置
縦型スピニング加工装置1には、別体の操作盤20が設けられており、操作盤20から加工の開始・終了等の操作を実行可能に構成されている。
縦型スピニング加工装置1には、別体の操作盤20が設けられており、操作盤20から加工の開始・終了等の操作を実行可能に構成されている。
以上が、本願に係る縦型スピニング加工装置1の概略構成であるが、以下、本願の特徴である、3軸位置決め機構3を中心とする構成に関して説明する。
上記のように、本例では、加工装置基体を成す一対の柱状固定フレーム6bに対して第1保持フレーム10がZ軸方向に、第1保持フレーム10に対して第2保持フレーム11がX軸方向に、さらに、第2保持フレーム11に対して第3保持フレーム12がY軸方向に、それぞれ移動可能、位置決め可能に構成されている。
上記のように、本例では、加工装置基体を成す一対の柱状固定フレーム6bに対して第1保持フレーム10がZ軸方向に、第1保持フレーム10に対して第2保持フレーム11がX軸方向に、さらに、第2保持フレーム11に対して第3保持フレーム12がY軸方向に、それぞれ移動可能、位置決め可能に構成されている。
各フレームの接続は、一方のフレームに配設されるレールRと、当該レールRの長手方向に移動自在なスライダーLとを備えたスライド機構SMによるものとされている。以下、個々に説明する。
図3、図4に示すように、一対の柱状固定フレーム6bのそれぞれにレールR1を、第1保持フレーム10に4個(二対)のスライダーL1を備えて、一対の柱状固定フレーム6bに対して第1保持フレーム10をZ軸方向に移動自在としている。
図3、図4に示すように、一対の柱状固定フレーム6bのそれぞれにレールR1を、第1保持フレーム10に4個(二対)のスライダーL1を備えて、一対の柱状固定フレーム6bに対して第1保持フレーム10をZ軸方向に移動自在としている。
具体的には、前記一対の柱状固定フレーム6bのそれぞれは、主軸側の面に、Z軸方向に一対のレールR1を備えている。
前記第1保持フレーム10は、図3、図4、図5等に示すように、中央側に方形の第2保持フレーム挿通孔10aを有する主軸側プレート10bと、当該主軸側プレート10bの反主軸側に延出され、上部に開いた概略函状の第2保持フレーム収納部10cとを備えて構成されている。この第2保持フレーム収納部10cは、主軸側プレート10bに主軸側が連結された底プレート101及び一対の側プレート102と、底プレート101及び一対の側プレート102の反主軸側に連結される反主軸側プレート103を備えて構成されている。
前記第1保持フレーム10は、図3、図4、図5等に示すように、中央側に方形の第2保持フレーム挿通孔10aを有する主軸側プレート10bと、当該主軸側プレート10bの反主軸側に延出され、上部に開いた概略函状の第2保持フレーム収納部10cとを備えて構成されている。この第2保持フレーム収納部10cは、主軸側プレート10bに主軸側が連結された底プレート101及び一対の側プレート102と、底プレート101及び一対の側プレート102の反主軸側に連結される反主軸側プレート103を備えて構成されている。
前記主軸側プレート10bの反主軸側の面で、前記第2保持フレーム挿通孔10aのZ軸方向下側及び上側それぞれに、Y軸方向で対を成す一対のスライダーL1が備えられている。
図5に示すように、第2保持フレーム11を第1保持フレーム10に対してX軸方向に移動させるボールネジ型の直動機構(X軸方向駆動機構の一例)RDxは、前述のX軸モータM2から伸びるネジ軸であるX軸方向回転駆動軸(駆動軸の一例)Dx及び第2保持フレーム11に備えられる実質的にボールネジナットである被駆動部104から構成されている。
図5に示すように、第2保持フレーム11を第1保持フレーム10に対してX軸方向に移動させるボールネジ型の直動機構(X軸方向駆動機構の一例)RDxは、前述のX軸モータM2から伸びるネジ軸であるX軸方向回転駆動軸(駆動軸の一例)Dx及び第2保持フレーム11に備えられる実質的にボールネジナットである被駆動部104から構成されている。
さらに、前記Z軸モータM3は、前記上部固定フレーム7に固定されており、このZ軸モータM3からZ軸方向に延設されるボールネジ型の直動機構RDzにより、前記第1保持フレーム10はZ軸方向に移動可能・位置決め可能である。ボールネジ型の直動機構RDzは、前述のZ軸モータM3から伸びるネジ軸であるZ軸方向回転駆動軸Dz及び第1保持フレーム10に備えられる実質的にボールネジナットである被駆動部111から構成されている。
図7に示すように、第1保持フレーム10を構成する底プレート101の上側に4個(二対)のスライダーL2を、第2保持フレーム11の下側に一対のレールR2を備えて、第1保持フレーム10に対して第2保持フレーム11をX軸方向に移動自在としている。
前記第2保持フレーム11は、図5、図6、図7に示すように、概略函状に構成されており、その底面の下側に、X軸方向に延びる一対のレールR2が備えられている。
従って、第2保持フレーム11は、第1保持フレーム10に設けられたスライダーL2上をX軸方向でガイドされながら、X軸モータM2の回転に伴ってX軸方向に移動可能・位置決め可能である。
従って、第2保持フレーム11は、第1保持フレーム10に設けられたスライダーL2上をX軸方向でガイドされながら、X軸モータM2の回転に伴ってX軸方向に移動可能・位置決め可能である。
第2保持プレート11の主軸側面には、4個(二対)のスライダーL3を備えている。この二対のスライダーL3は、それら一対がそれぞれ、Y軸方向に配設されている。第3保持フレーム12の反主軸側にY軸方向に延びる一対のレールR3を備えて、第2保持フレーム11に対して第3保持フレーム12をY軸方向に移動自在としている。
前記第3保持フレーム12は、図5、図6、図7に示すように、概略プレート状に構成されており、その主軸側面に、ローラ2を支持するローラ支持部2sを備えるとともに、反主軸側面にY軸方向に延びるレールR3を備えている。さらに、第2保持フレーム11には、Y軸方向に延びるY軸油圧シリンダS1のシリンダ本体S1aを固定して備えられており、当該Y軸油圧シリンダS1のピストン軸S1bが第3保持フレーム12に連結して備えられている。
従って、第3保持フレーム12は、第2保持フレーム11に設けられたスライダーL3上をY軸方向にガイドされながら、Y軸油圧シリンダS1に設けられるピストン軸S1bの伸出・引退に伴って、前記第3保持フレーム12はY軸方向に移動可能・位置決め可能である。
従って、第3保持フレーム12は、第2保持フレーム11に設けられたスライダーL3上をY軸方向にガイドされながら、Y軸油圧シリンダS1に設けられるピストン軸S1bの伸出・引退に伴って、前記第3保持フレーム12はY軸方向に移動可能・位置決め可能である。
図6から判明するように、一対設けられるローラ支持部2sは、一対のローラ2(2a,2b)を支持する構成とされているが、この支持部2sに対して、一対のローラ2は、それぞれ自由に回転するように構成されている。
以上が、3軸位置決め機構3の構成であるが、本願にあっては、ローラ2が被加工材4に当接する当接部(加工作用位置30)と、各スライダー機構SM及びボールネジ型の直動機構RDx、RDzの位置関係が独特の構成が採用されている。
Z軸方向に関しては、以下の独特の構成が採用されている。
図5に示すように、Z軸方向において、加工作用位置30が、柱状固定フレーム6b(加工装置基体)に対する第1保持フレーム10の支持部間(第1保持フレーム10にZ軸方向に一対設けられるスライダーL1の間)の位置とされている。この支持部を本願ではZ軸方向支持部と呼ぶ。
さらに、Z軸方向において、加工作用位置30が、ボールネジ型の直動機構RDxに備えられる駆動軸Dxの軸線上に位置されるように構成されている。
また、第2保持フレーム11と第3保持フレーム12との間では、前記加工操作位置30は、Z軸方向に一対設けられるスライダーL3で下側スライダーL3の位置に設定されている。この支持部も本願におけるZ軸方向支持部の一例である。
図5に示すように、Z軸方向において、加工作用位置30が、柱状固定フレーム6b(加工装置基体)に対する第1保持フレーム10の支持部間(第1保持フレーム10にZ軸方向に一対設けられるスライダーL1の間)の位置とされている。この支持部を本願ではZ軸方向支持部と呼ぶ。
さらに、Z軸方向において、加工作用位置30が、ボールネジ型の直動機構RDxに備えられる駆動軸Dxの軸線上に位置されるように構成されている。
また、第2保持フレーム11と第3保持フレーム12との間では、前記加工操作位置30は、Z軸方向に一対設けられるスライダーL3で下側スライダーL3の位置に設定されている。この支持部も本願におけるZ軸方向支持部の一例である。
一方、Y軸方向に関しては、図6から判明するように、前記加工操作位置30は、一対の第3保持フレーム12の支持部間(Y軸方向に設けられる一対のスライダーL3の間)に位置される構成が採用されている。この支持部を本願ではY軸方向支持部と呼ぶ。
さらに、図6に示すように、Y軸方向で、加工作用位置30が、Z軸方向駆動機構RDzの駆動軸Dzと同一位置にされる。
このように加工操作位置30を、適正な位置とすることにより、加工に伴うひずみ変形を最小として、加工の信頼性を確保するとともに、加工に伴う振動の発生を抑制することができる。
このように加工操作位置30を、適正な位置とすることにより、加工に伴うひずみ変形を最小として、加工の信頼性を確保するとともに、加工に伴う振動の発生を抑制することができる。
本願に係る縦型スピンニングマシン1には、第3保持フレーム12には、Y軸方向において、主軸Dの回転基端側に重加工用ローラ2aが、回転先端側に前記軽加工用ローラ2bが配設されているが、これら加工用ローラ2の使用時に、各ローラ2について、油圧シリンダ機構S1に備えられるピストンロッドS1bが、シリンダ本体S1aに対して、特別の位置関係を取るように構成されている。
図7に示すように、スピニング加工を重加工用ローラ2aを使用して実行する状態、即ち、重加工用ローラ2aが被加工材4を塑性加工する重加工状態において、当該シリンダ機構に関してピストンロッドS1bがシリンダ本体S1aから伸出した伸出姿勢に維持される。一方、スピニング加工を軽加工用ローラ2bを使用して実行する状態、即ち、軽加工用ローラ2bが被加工材4を塑性加工する軽加工状態で、シリンダ機構に関してピストンロッドS1bがシリンダ本体S1a側に引退した引退姿勢に維持される構成が採用されている。ここでいう引退状態とは、重加工状態におけるピストンロッドS1bの伸出量より、その伸出量が小さいことを意味する。
図7に示すように、スピニング加工を重加工用ローラ2aを使用して実行する状態、即ち、重加工用ローラ2aが被加工材4を塑性加工する重加工状態において、当該シリンダ機構に関してピストンロッドS1bがシリンダ本体S1aから伸出した伸出姿勢に維持される。一方、スピニング加工を軽加工用ローラ2bを使用して実行する状態、即ち、軽加工用ローラ2bが被加工材4を塑性加工する軽加工状態で、シリンダ機構に関してピストンロッドS1bがシリンダ本体S1a側に引退した引退姿勢に維持される構成が採用されている。ここでいう引退状態とは、重加工状態におけるピストンロッドS1bの伸出量より、その伸出量が小さいことを意味する。
そして、この例では、前記重加工状態において、ピストンロッドS1bに備えられるピストンS1cがシリンダ本体S1aの端部S1dに当接し、シリンダの端部S1dが機械的規制機構となる構成が採用されている。従って、重加工状態においては、ピストンロッドS1bの伸出側への更なる伸出を規制する機械的規制機構により、その位置が設定される。
一方、前記軽加工状態において、ピストンロッドS1bのY軸方向での位置が、シリンダ機構に供給される流体により調整される構成が採用されている。
一方、前記軽加工状態において、ピストンロッドS1bのY軸方向での位置が、シリンダ機構に供給される流体により調整される構成が採用されている。
〔別実施形態〕
次に別実施形態を説明する。
(A) 上記の実施の形態では、回転型塑性加工装置がスピニング加工装置である場合を示したが、被加工材を軸周り回転させながら、当該被加工材に何らかの部材(この部材を本願では加工体と呼んでいる)を当接させて塑性加工する装置に、本願構造を採用できる。
(B) 上記の実施の形態では、主軸周りに被加工材を回転させるための駆動回転機構を設け、加工体であるローラの回転は、当該被加工材の回転により起こされる従動回転形態の構成を採用したが、ローラ側から被加工材を回転するものとしてもよい。
(C) 上記の実施の形態では、X軸方向駆動機構を、X軸方向の所定位置で軸線周りに回転される駆動軸と、この駆動軸の回転に伴ってX軸方向に移動される被駆動部とを備えて構成し、被加工材に対する加工体の加工作用位置を、X軸方向駆動機構の軸線上に位置される構成とした。この構成が好ましいが、スライド機構であっても、ある程度のモーメントを受けることが可能であるため、第2保持フレームと第1保持フレームとの間に、第1保持フレームから第2保持フレームを前記X軸方向に移動自在に保持するスライド機構を設けるとともに、第1保持フレームに対して第2保持フレームをX軸方向に移動させるX軸方向駆動機構を設け、Z軸方向において、被加工材に対する加工体の加工作用位置が、スライド機構と前記X軸方向駆動機構との間に位置される構成としてもよい。この構成の別実施形態を図10に示した。この図10は、上記の実施形態における図5に対応する図である。図10には、第1保持フレームに対して第2保持フレームをX軸方向に移動させるX軸方向駆動機構の軸線のZ軸方向の位置をz2で示し、Z軸方向において、被加工材に対する加工体の加工作用位置をz1で示し、スライド機構の軸線の位置をz3で示した。
(D) 上記の実施の形態では、第2保持フレームと第3保持フレームとの間では、加工操作位置は、Z軸方向に一対設けられるスライダーL3で下側スライダーL3の位置としているが、一対設けられるスライダーL3間の位置としてもよい。
次に別実施形態を説明する。
(A) 上記の実施の形態では、回転型塑性加工装置がスピニング加工装置である場合を示したが、被加工材を軸周り回転させながら、当該被加工材に何らかの部材(この部材を本願では加工体と呼んでいる)を当接させて塑性加工する装置に、本願構造を採用できる。
(B) 上記の実施の形態では、主軸周りに被加工材を回転させるための駆動回転機構を設け、加工体であるローラの回転は、当該被加工材の回転により起こされる従動回転形態の構成を採用したが、ローラ側から被加工材を回転するものとしてもよい。
(C) 上記の実施の形態では、X軸方向駆動機構を、X軸方向の所定位置で軸線周りに回転される駆動軸と、この駆動軸の回転に伴ってX軸方向に移動される被駆動部とを備えて構成し、被加工材に対する加工体の加工作用位置を、X軸方向駆動機構の軸線上に位置される構成とした。この構成が好ましいが、スライド機構であっても、ある程度のモーメントを受けることが可能であるため、第2保持フレームと第1保持フレームとの間に、第1保持フレームから第2保持フレームを前記X軸方向に移動自在に保持するスライド機構を設けるとともに、第1保持フレームに対して第2保持フレームをX軸方向に移動させるX軸方向駆動機構を設け、Z軸方向において、被加工材に対する加工体の加工作用位置が、スライド機構と前記X軸方向駆動機構との間に位置される構成としてもよい。この構成の別実施形態を図10に示した。この図10は、上記の実施形態における図5に対応する図である。図10には、第1保持フレームに対して第2保持フレームをX軸方向に移動させるX軸方向駆動機構の軸線のZ軸方向の位置をz2で示し、Z軸方向において、被加工材に対する加工体の加工作用位置をz1で示し、スライド機構の軸線の位置をz3で示した。
(D) 上記の実施の形態では、第2保持フレームと第3保持フレームとの間では、加工操作位置は、Z軸方向に一対設けられるスライダーL3で下側スライダーL3の位置としているが、一対設けられるスライダーL3間の位置としてもよい。
以上説明したように、加工に伴って被加工材から受ける加工反力を良好に分散させた状態で安定して受けることが可能であるとともに、装置を構成する特定の部材が受けるモーメントを小さくして、加工時に発生するひずみを低減し、加工精度の向上等を図ることが可能な回転型塑性加工装置を得ることができた。
1 スピニング加工装置(回転型塑性加工装置)
2 ローラ(加工体)
2a 重加工用ローラ
2b 軽加工用ローラ
3 3軸位置決め機構
4 被加工材
6b 柱状固定フレーム(加工装置基体)
10 第1保持フレーム
11 第2保持フレーム
12 第3保持フレーム
17 成形型
30 加工作用位置
104 被駆動部
111 被駆動部
Dx 駆動軸
Dz 駆動軸
L1 スライダー(Z軸方向支持部)
L3 スライダー(Z軸方向支持部・Y軸方向支持部)
SM スライド機構
R3 レール
RDx X軸方向駆動機構
RDz Z軸方向駆動機構
2 ローラ(加工体)
2a 重加工用ローラ
2b 軽加工用ローラ
3 3軸位置決め機構
4 被加工材
6b 柱状固定フレーム(加工装置基体)
10 第1保持フレーム
11 第2保持フレーム
12 第3保持フレーム
17 成形型
30 加工作用位置
104 被駆動部
111 被駆動部
Dx 駆動軸
Dz 駆動軸
L1 スライダー(Z軸方向支持部)
L3 スライダー(Z軸方向支持部・Y軸方向支持部)
SM スライド機構
R3 レール
RDx X軸方向駆動機構
RDz Z軸方向駆動機構
Claims (11)
- 成形型及び前記成形型の形状に沿って塑性加工される被加工材を主軸回りに回転させる駆動回転機構と、
回転状態にある前記被加工材に当接して、前記被加工材を前記成形型の形状に沿った形状に塑性加工する加工体と、
前記加工体を、前記主軸に対して近接・離間するX軸方向、前記主軸と平行なZ軸方向、及びX軸方向及びZ軸方向に対して直交するY軸方向の3軸方向で位置決めする3軸位置決め機構と、
前記被加工材を前記成形型の形状に沿った形状に塑性加工すべく前記3軸位置決め機構を働かせる制御装置とを備え、
加工装置基体に対して前記Z軸方向に移動自在な第1保持フレームと、
前記第1保持フレームにより保持され、前記第1保持フレームに対して前記X軸方向に移動自在な第2保持フレームとを設け、
前記3軸位置決め機構が、前記第1保持フレーム、前記第2保持フレームを介して、前記加工体を位置決めする構成で、
前記加工装置基体に対する前記第1保持フレームのZ方向支持部が、前記Z軸方向の一対の位置に設けられ、
前記Z軸方向において、前記被加工材に対する前記加工体の加工作用位置が、前記一対の第1保持フレームのZ方向支持部間に位置される回転型塑性加工装置。 - 前記加工装置基体により前記第1保持フレームを、前記Z軸方向に移動自在に保持するに、
前記加工装置基体と前記第1保持フレームとの間に、
前記加工装置基体から前記第1保持フレームを前記Z軸方向に移動自在に保持するスライド機構を設けるとともに、
前記加工装置基体に対して前記第1保持フレームを前記Z軸方向に移動させるZ軸方向駆動機構を設け、
前記Z軸方向駆動機構が、Z軸方向の所定位置で軸線周りに回転される駆動軸と、前記駆動軸の回転に伴って前記Z軸方向に移動される被駆動部とを備えて構成され、
前記Y軸方向で、前記被加工材に対する前記加工体の加工作用位置が、前記Z軸方向駆動機構の前記駆動軸と同一位置にされる請求項1記載の回転型塑性加工装置。 - 前記第1保持フレームにより前記第2保持フレームを、前記X軸方向に移動自在に保持するに、
前記第2保持フレームと前記第1保持フレームとの間に、
前記第1保持フレームから前記第2保持フレームを前記X軸方向に移動自在に保持するスライド機構を設けるとともに、
前記第1保持フレームに対して前記第2保持フレームを前記X軸方向に移動させるX軸方向駆動機構を設け、
前記Z軸方向において、前記被加工材に対する前記加工体の加工作用位置が、前記スライド機構と前記X軸方向駆動機構との間に位置される請求項1又は2記載の回転型塑性加工装置。 - 前記第1保持フレームにより前記第2保持フレームを、前記X軸方向に移動自在に保持するに、
前記第2保持フレームと前記第1保持フレームとの間に、
前記第1保持フレームから前記第2保持フレームを前記X軸方向に移動自在に保持するスライド機構を設けるとともに、
前記第1保持フレームに対して前記第2保持フレームを前記X軸方向に移動させるX軸方向駆動機構を設け、
前記X軸方向駆動機構が、X軸方向の所定位置で軸線周りに回転される駆動軸と、前記駆動軸の回転に伴って前記X軸方向に移動される被駆動部とを備えて構成され、
前記被加工材に対する前記加工体の加工作用位置が、前記X軸方向駆動機構の前記軸線上に位置される請求項1又は2記載の回転型塑性加工装置。 - 前記第2保持フレームにより保持され、前記第2保持フレームに対して前記Y軸方向に移動自在な第3保持フレームを設け、
前記3軸位置決め機構が、前記第1保持フレーム、前記第2保持フレーム及び第3保持フレームを介して、前記加工体を位置決めする請求項1〜4のいずれか一項記載の回転型塑性加工装置。 - 前記第2保持フレームにおける、前記Z軸方向の一対の位置に、前記第3保持フレームのZ軸方向支持部を設け、
前記Z軸方向において、前記被加工材に対する前記加工体の加工作用位置が、一対の前記第3保持フレームのZ軸方向支持部間に位置される請求項5記載の回転型塑性加工装置。 - 前記第2保持フレームと前記第3保持フレームとの間に、スライダーと前記スライダーが前記Y軸方向に移動するレールからなるスライド機構を設け、
前記第3保持フレームの前記Z軸方向支持部の位置が、前記スライド機構におけるスライダーの前記Z軸方向の位置とされ、
前記被加工材に対する前記加工体の加工作用位置が、前記Z軸方向における特定のスライダーの位置とされる請求項5記載の回転型塑性加工装置。 - 前記第2保持フレームにおける、前記Y軸方向の一対の位置に、前記第3保持フレームのY軸方向支持部を設け、
前記Y軸方向において、前記被加工材に対する前記加工体の加工作用位置が、一対の前記第3保持フレームのY軸方向支持部間に位置される請求項6又は7記載の回転型塑性加工装置。 - 前記主軸の方向及びZ軸方向が鉛直方向であり、前記X軸方向が水平面内で規定され、前記主軸に対して近接・離間する方向である請求項1〜8の何れか一項記載の回転型塑性加工装置。
- 前記加工体が回転軸回りに回転するローラである請求項1〜9の何れか一項記載の回転型塑性加工装置。
- 前記ローラとして、ローラの回転軸に沿った断面で、加工端の曲率半径が大きな重加工用ローラ及び、前記重加工用ローラより加工端の曲率半径が小さな軽加工用ローラを選択的に加工に使用可能に備えた請求項10記載の回転型塑性加工装置。
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