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JP2010156494A - 負荷処理バランス設定装置 - Google Patents

負荷処理バランス設定装置 Download PDF

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JP2010156494A
JP2010156494A JP2008334590A JP2008334590A JP2010156494A JP 2010156494 A JP2010156494 A JP 2010156494A JP 2008334590 A JP2008334590 A JP 2008334590A JP 2008334590 A JP2008334590 A JP 2008334590A JP 2010156494 A JP2010156494 A JP 2010156494A
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air conditioning
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air
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Atsushi Nishino
淳 西野
Satoru Hashimoto
哲 橋本
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

【課題】各空調機の空調負荷を調整することで、省エネルギーを実現することができる負荷処理バランス設定装置の提供。
【解決手段】負荷処理バランス設定装置20は、タスク域S1を対象として空調を行うタスク空調機10と、タスク域S1をエリア内に含むアンビエント域S2を対象として空調を行うアンビエント空調機11と、タスク空調機10およびアンビエント空調機11の空調負荷の合計値を算出する算出部64と、算出された空調負荷の合計値におけるCOPが最大、または、所定レベル以上となるようにタスク空調機10およびアンビエント空調機11の最適負荷処理量を決定する決定部65と、決定された最適負荷処理量に基づいてタスク空調機10およびアンビエント空調機11を制御する調整部66と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の空調機を備える空調システムにおいて、各空調機の空調負荷を調整する負荷処理バランス設定装置に関する。
従来より、所定領域のみを対象に空調するタスク空調機の運転状態に基づいて、その領域内に所定領域を含む領域を対象に空調するアンビエント空調機の運転条件が制御される空調システムがある(特許文献1参照)。
特開平6−185783号公報
しかしながら、このような空調システムでは、タスク空調機の運転状態に基づいてアンビエント空調機の運転条件が制御されることで、アンビエント空調機が無駄に運転されるおそれがある。このため、空調機全体としての成績係数COPが向上しない場合がある。したがって、実際に省エネルギーを実現できないおそれがある。
そこで、本発明の課題は、各空調機の空調負荷を調整することで、省エネルギーを実現することができる負荷処理バランス設定装置を提供することにある。
第1発明に係る負荷処理バランス設定装置は、第1空調機と、第2空調機と、算出部と、決定部と、調整部とを備えている。第1空調機は、第1エリアを対象として空調を行う。第2空調機は、第1エリアをエリア内に含む第2エリアを対象として空調を行う。算出部は、第1空調機および第2空調機の空調負荷の合計値を算出する。決定部は、算出部によって算出された空調負荷の合計値におけるCOPが最大、または、所定レベル以上となるように、第1空調機の負荷処理量である第1負荷処理量および第2空調機の負荷処理量である第2負荷処理量を決定する。調整部は、決定部によって決定された第1負荷処理量に基づいて、第1空調機を制御する。また、調整部は、決定部によって決定された第2負荷処理量に基づいて、第2空調機を制御する。
第1発明に係る負荷処理バランス設定装置では、第1空調機の空調負荷と第2空調機の空調負荷との合計値におけるCOPが最大、または、所定レベル以上となるように、第1負荷処理量および第2負荷処理量が決定されている。また、決定された第1負荷処理量および第2負荷処理量に基づいて、第1空調機および第2空調機が制御されている。このため、空調機全体における空調負荷を変えずに、空調機全体におけるCOPを向上させることができる。
これによって、各空調機の空調負荷を調整することで、省エネルギーを実現することができる。
第2発明に係る負荷処理バランス設定装置は、第1発明の負荷処理バランス設定装置であって、決定部は、制約条件に従って、COPに関する目的関数を最大にする演算を行うことで、第1負荷処理量および第2負荷処理量を決定する。このため、この負荷処理バランス設定装置では、第1負荷処理量および第2負荷処理量を決定することができる。
第3発明に係る負荷処理バランス設定装置は、第1発明の負荷処理バランス設定装置であって、決定部は、空調負荷の合計値に対して予め設定されている設定値に基づいて、第1負荷処理量および第2負荷処理量を決定する。このため、この負荷処理バランス設定装置では、第1負荷処理量および第2負荷処理量を決定することができる。
第4発明に係る負荷処理バランス設定装置は、第1空調機と、第2空調機と、算出部と、決定部と、調整部とを備えている。第1空調機は、第1エリアを対象として空調を行う。第2空調機は、第1エリアをエリア内に含む第2エリアを対象として空調を行う。算出部は、第1空調機および第2空調機の空調負荷の合計値を算出する。決定部は、算出部によって算出された空調負荷の合計値における消費電力量が最小、または、所定レベル以下となるように、第1空調機の負荷処理量である第1負荷処理量および第2空調機の負荷処理量である第2負荷処理量を決定する。調整部は、決定部によって決定された第1負荷処理量に基づいて、第1空調機を制御する。また、調整部は、決定部によって決定された第2負荷処理量に基づいて、第2空調機を制御する。
第1発明に係る負荷処理バランス設定装置では、第1空調機の空調負荷と第2空調機の空調負荷との合計値における消費電力量が最小、または、所定レベル以下となるように、第1負荷処理量および第2負荷処理量が決定されている。また、決定された第1負荷処理量および第2負荷処理量に基づいて、第1空調機および第2空調機が制御されている。このため、空調機全体における空調負荷を変えずに、空調機全体における消費電力量を小さくすることができる。
これによって、各空調機の空調負荷を調整することで、省エネルギーを実現することができる。
第1発明に係る負荷処理バランス設定装置では、各空調機の空調負荷を調整することで、省エネルギーを実現することができる。
第2発明に係る負荷処理バランス設定装置では、第1負荷処理量および第2負荷処理量を決定することができる。
第3発明に係る負荷処理バランス設定装置では、第1負荷処理量および第2負荷処理量を決定することができる。
第4発明に係る負荷処理バランス設定装置では、各空調機の空調負荷を調整することで、省エネルギーを実現することができる。
以下、本発明に係る負荷処理バランス設定装置20について、図面を参照しつつ説明する。
(1)全体構成
図1は、本発明の一実施形態に係る負荷処理バランス設定装置20を備える空調システム1の構成図である。この空調システム1は、オフィスビルやテナントビル等の建物に用いられるシステムである。また、この空調システム1は、主として、負荷処理バランス設定装置20と、タスク空調機10と、アンビエント空調機11とから構成されている。
タスク空調機10およびアンビエント空調機11は、図1に示すように、1つの部屋R内に1台ずつ設置されている。
タスク空調機10は、タスク域(第1エリアに相当)S1を対象とした空気調和を行う。なお、タスク域S1とは、人付近の領域、言い換えると、個人群の作業領域のことである。また、タスク空調機10は、1つの室外機10aと、1つの室内機10bとを備えている。
アンビエント空調機11は、アンビエント域(第2エリアに相当)S2を対象とした空気調和を行う。また、アンビエント域S2とは、その領域内にタスク域S1を含む領域であって、本実施形態では領域部屋R内全体の空間のことである。このため、アンビエント空調機11において空気調和が実行されることで、アンビエント域S2内に存在するタスク域S1も併せて空気調和が行われることになる。また、アンビエント空調機11は、1つの室外機11aと、1つの室内機11bとを備えている。
また、タスク空調機10とアンビエント空調機11とは、各々異なる空気調和を実行することができるため、各々異なる空調環境を提供することが可能となっている。
なお、本実施形態では、1つの部屋R内にタスク空調機10とアンビエント空調機11とが1台ずつ設けられている例を説明するが、1つの部屋内に複数台のタスク空調機とアンビエント空調機とが設けられていてもよく、1つの建物に複数の部屋が設けられていてもよい。
負荷処理バランス設定装置20は、タスク空調機10およびアンビエント空調機11のトータルの成績係数(Coefficient Of Performance;以下、COPという)が大きくなるように、各空調機10,11の空調負荷を調整するための装置である。負荷処理バランス設定装置20は、空調通信線90を介して各室外機10a,11aと接続されており、各室外機10a,11aに対して制御指令を送信したり、各空調機10,11の運転データを受信したりする。なお、ここでいう運転データとは、各空調機10,11の運転履歴に関するデータ及び運転状態に関するデータ等である。運転履歴に関するデータとは、具体的には、各室内機10b,11bの電源51のオン及びオフ、サーモオン及びオフ、各種運転モード(具体的には、冷房モードや暖房モード、送風モード等)、設定温度等のことである。また、運転状態に関するデータとは、各空調機10,11に取り付けられている各種センサ及び各種計測器で検知された値(例えば、室内温度、即ち、吸い込み温度)等のことである。
また、負荷処理バランス設定装置20は、電力用配線91を介して電力量計50と接続されており、電力量計50から送られてくる各空調機10,11の消費電力を受信することができる。
ここで、電力量計50は、電源51の出力から各室外機10a,11aに延びる電力用配線93の途中に接続されており、電源51が各室外機10a,11aや各室内機10b,11bに供給する電力を計測することができる。このため、電力量計50は、各空調機10,11における消費電力を計測することができる。
(2)負荷処理バランス設定装置の構成
次に、本発明の実施形態に係る負荷処理バランス設定装置20の構成について説明する。本実施形態に係る負荷処理バランス設定装置20は、図2に示すように、空調用通信部70、電力量計用通信部71、操作パネル72、記憶部73および制御部60を有する。
空調用通信部70は、各空調機10,11と通信を行うためのものである。例えば、空調用通信部70は、空調通信線90を介して各室外機10a,11aに対して各室内機10b,11bの制御指令を送信したり、各室外機10a,11aから空調機10,11それぞれについての運転データを受信したりする。この運転データにより、負荷処理バランス設定装置20は、各室内機10b,11bの運転時間や室内膨張弁の開度、蒸発圧力Pe、凝縮圧力Pc等を把握することができる。
電力量計用通信部71は、電力量計50と通信を行うためのものである。電力量計用通信部71は、各空調機10,11の消費電力量kWhを、電力量計50から受信することができる。ここで、電力量計用通信部71が受信する消費電力量kWhは、その時々において各空調機10,11が消費したトータルの消費電力量に相当する。つまり、電力量計用通信部71が受信する消費電力量kWhは、1台の室外機10a,11aが消費した現在の電力量とこの室外機10a,11aに接続されている室内機10b,11bが消費した現在の電力量との合計値のことである。なお、本実施形態では、電力量計用通信部71が受信する消費電力量kWhは、その時々において各空調機10,11が消費したトータルの消費電力量のことであるが、これに限定されず、1台の室外機が消費した現在の電力量、または、この室外機に接続されている室内機が消費した現在の電力量としてもよい。
なお、電力量計用通信部71は、このような消費電力量kWhを所定時間(例えば、1分)毎に取得することができる。
操作パネル72は、例えば液晶ディスプレイ及びマトリクススイッチ等で構成されるタッチパネルであって、各種画面を表示することができる。操作パネル72が表示する画面としては、制御部60が行う各室内機10b,11bの気流制御に関する設定画面や、各室内機10b,11bをオン及びオフさせるための画面等が挙げられる。この操作パネル72によると、空調システム1のユーザは、操作パネル72の画面上に表示された画面に直接触れることで、各室内機10b,11bのオン及びオフ、気流制御に関する設定を行うことができる。さらに、操作パネル72は、各室内機10b,11bの各種運転モード、設定温度、室内温度等といった各空調機10,11の運転データを表示することができる。
記憶部73は、HDDやフラッシュメモリ等で構成され、各空調機10,11についての運転データを記憶することができる。また、記憶部73は、後述する総電力量算出部63によって算出された総消費電力量Etlを記憶することができる。さらに、記憶部73は、後述する空調能力算出部61によって算出された空調能力を記憶することができる。
制御部60は、CPU及びRAMで構成されるマイクロコンピュータであって、接続された各種機器の制御を行う。具体的には、制御部60は、空調用通信部70および電力量計用通信部71と接続されており、各通信部70,71の通信制御を行う。また、制御部60は、各室内機10b,11bのオン及びオフの制御、気流制御に基づく制御指令の生成を行う。
また、制御部60は、各空調機10,11における総消費電力量Etlの算出を行う総電力量算出部63、および、空調能力Qの算出を行う空調能力算出部61を有している。
総電力量算出部63は、各空調機10,11の消費電力量kWhに基づいて、各空調機10,11の総消費電力量Etlを算出する。具体的には、総電力量算出部63は、タスク空調機10またはアンビエント空調機11の所定期間内における消費電力量kWhの積算値をそれぞれの総消費電力量Etlとして算出する。したがって、総消費電力量Etlには、各室外機10a,11aが消費した電力量の所定期間内における積算値である総消費電力量Eoと、各室内機10b,11bが消費した電力量の所定期間内における積算値である総消費電力量Elkとが含まれる。また、総電力量算出部63は、所定期間(例えば、1時間)毎に電力量を積算する。このため、総電力量算出部63は、1時間の間に取得した電力量を積算し、1時間が過ぎれば積算結果をリセットして、再度、電力量の積算を行う。
空調能力算出部61は、各空調機10,11の運転データに基づいて、各空調機10,11の空調能力Qを推定する。具体的には、空調能力算出部61は、各室内機10b,11bにおける蒸発器または凝縮器のエンタルピ差に冷媒循環量Gを乗じることによって空調能力を算出する。ここで、冷房時の空調能力Qcは、蒸発器のエンタルピ差Δicに冷媒循環量Gを乗じることによって算出され(Qc=Δic×G)、暖房時の空調能力Qhは、凝縮器のエンタルピ差Δihに冷媒循環量Gを乗じることによって算出される(Qh=Δih×G)。
なお、空調能力算出部61は、上記演算において用いるエンタルピ差Δic、Δih、及び冷媒循環量Gを、空調用通信部70が取得した運転データに基づいて推定する。具体的に、エンタルピ差Δic、Δihは、空調用通信部70が取得した運転データ、即ち各空調機10,11の運転履歴に関するデータ及び運転状態に関するデータにより把握される蒸発圧力Pe、凝縮圧力Pc、及び制御目標値(過熱度SH、過冷却度SC)によって求められる。図3は、横軸をエンタルピ、縦軸を圧力として冷暖房のエンタルピ差を示したモリエル線図である。図3には、蒸発圧力Peや凝縮圧力Pc、過熱度SH、過冷却度SCと、エンタルピ差Δic、Δihとの関係が図示されている。
さらに、空調能力算出部61は、上記空調能力Qc,Qhの演算において、蒸発圧力相当飽和温度Te、凝縮圧力相当飽和温度Tcを用いて算出した冷媒循環量Gを用いる(G=f(Te,Tc)。尚、冷媒循環量Gの算出方法については、ARI::STANDARD for PERFORMANCE RATION OF POSITIVE DISPLACEMANT REFRIGERANT COMPRESSORS AND COMPRESSOR UNITS, Standard 540(2004)、Carl C. Hiller:DETAILED MODELING AND COMPUTER SIMULATION OF RECIPROCATING REFRIGERATION COMPRESSORS, Proc. of International Compressor Engineering Conference at Purdue (1976), pp12-16を参照のこと。ここで、蒸発圧力相当飽和温度Te、凝縮圧力相当飽和温度Tcは、それぞれ凝縮圧力Pe、凝縮圧力Pcによって決定される変数である。
なお、上述した空調能力の推定動作は、電力量の積算と同様、所定期間(例えば、1時間)毎に行われる。
また、制御部60は、空調負荷調整部62を備えている。空調負荷調整部62は、算出部64と、決定部65と、調整部66とを有している。
算出部64は、空調能力算出部61によって推定されたタスク空調機10の空調能力、すなわち、熱量をタスク空調機10の空調負荷Qn_tとし、空調能力算出部61によって推定されたアンビエント空調機11の空調能力、すなわち、熱量をアンビエント空調機11の空調負荷Qn_aとして、タスク空調機10の空調負荷Qn_tとアンビエント空調機11の空調負荷Qn_aとの合計値Qnを算出する(Qn=Qn_t+Qn_a)。
決定部65は、以下の目的関数および制約条件に従って、算出部64によって算出された各空調機10,11の空調負荷の合計値Qnの時にCOPが最大となるようなタスク空調機10の空調能力(負荷処理量に相当)である最適負荷処理量(第1負荷処理量に相当)Qo_tおよびアンビエント空調機11の空調能力(負荷処理量に相当)である最適負荷処理量(第2負荷処理量に相当)Qo_aを演算し、各空調機10,11の最適負荷処理量Qo_t,Qo_aを決定する。
目的関数:COP=f(Qt)+g(Qa)
制約条件1:Qn=Qt+Qa
制約条件2:0≦Qt≦タスク空調機10の定格能力
制約条件3:0≦Qa≦アンビエント空調機11の定格能力
なお、f(Qt)は、タスク空調機10のCOPと空調負荷との関係式であり、g(Qa)は、アンビエント空調機11のCOPと空調負荷との関係式である。また、これらの関係式は、各空調機10,11の特性として、記憶部73に記憶されている。さらに、各空調機10,11のCOPとしては、機器COPとシステムCOPとが挙げられるが、本実施形態では、システムCOPの場合を例に採る。システムCOPは、各空調能力Qを、各空調機10,11における総消費電力量Etlで除算することで求められる(システムCOP=Q/Etl)。なお、本実施形態では、各空調機10,11のCOPとして、システムCOPが用いられているが、これに限定されず、機器COPが用いられてもよい。
調整部66は、各空調機10,11の空調負荷が決定部65において決定された最適負荷処理量Qo_t,Qo_aとなるように、各空調機10,11の空調能力を制御する。なお、決定部65において決定された最適負荷処理量Qo_t,Qo_aが「0」であった場合には、調整部66は、各空調機10,11の空調能力を抑制する強制サーモオフを実行する。
また、空調負荷調整部62は、調整部66によって各空調機10,11が制御された場合には、制御後に空調能力算出部61によって推定されたタスク空調機10の空調能力をタスク空調機10の空調負荷Qm_tとし、空調能力算出部61によって推定されたアンビエント空調機11の空調能力をアンビエント空調機11の空調負荷Qm_aとして、タスク空調機10の空調負荷Qm_tとアンビエント空調機11の空調負荷Qm_aとの合計値Qmを算出する(Qm=Qm_t+Qm_a)。さらに、空調負荷調整部62は、調整部66によって空調能力が制御される前に算出部64によって算出されたタスク空調機10の空調負荷Qn_tとアンビエント空調機11の空調負荷Qn_aとの合計値Qnと、調整部66によって空調能力が制御された後のタスク空調機10の空調負荷Qm_tとアンビエント空調機11の空調負荷Qm_aとの合計値Qmとを比較する。
そして、合計値Qnと合計値Qmとが所定値(例えば、5)以上乖離している場合には、決定部65、合計値Qmを合計値Qnとして、各空調負荷の合計値Qnの時にCOPが最大となるようなタスク空調機10の最適負荷処理量Qo_tおよびアンビエント空調機11の最適負荷処理量Qo_aを演算し、決定する。
(3)負荷処理バランス設定装置の動作
次に、負荷処理バランス設定装置20が行う動作について、図4を用いて説明する。
負荷処理バランス設定装置20の有する算出部64は、空調能力算出部61によって推定されたタスク空調機10の空調能力をタスク空調機10の空調負荷Qn_tとし、空調能力算出部61によって推定されたアンビエント空調機11の空調能力をアンビエント空調機11の空調負荷Qn_aとして、タスク空調機10の空調負荷Qn_tとアンビエント空調機11の空調負荷Qn_aとの合計値Qnを、所定時間(例えば、1時間)毎に算出する(ステップS1)。算出部64によって合計値Qnが算出されると、決定部65は、目的関数および制約条件に従って、各空調機10,11の各空調負荷の合計値QnにおいてCOPが最大となるようなタスク空調機10の最適負荷処理量Qo_tおよびアンビエント空調機11の最適負荷処理量Qo_aを演算し、決定する(ステップS2)。決定部65によって各空調機10,11の最適負荷処理量Qo_t,Qo_aが決定されると、調整部66は、各空調機10,11の空調負荷が決定部65において決定された最適負荷処理量Qo_t,Qo_aとなるように、各空調機10,11を制御する(ステップS3)。その後、空調負荷調整部62は、調整部66によって制御された後のタスク空調機10の空調負荷Qm_tとアンビエント空調機11の空調負荷Qm_aとの合計値Qmを算出する。そして、空調負荷調整部62は、調整部66によって空調能力が制御される前のタスク空調機10の空調負荷Qn_tとアンビエント空調機11の空調負荷Qn_aとの合計値Qnと、調整部66によって空調能力が制御された後のタスク空調機10の空調負荷Qm_tとアンビエント空調機11の空調負荷Qm_aとの合計値Qmとを比較する(ステップS4)。空調負荷調整部62によって比較された結果、合計値Qnと合計値Qmとが所定値以上乖離している場合には、ステップS2に戻り、合計値Qmを合計値Qnとして、決定部65によって、各空調機10,11の各空調負荷の合計値QnにおいてCOPが最大となるようなタスク空調機10の最適負荷処理量Qo_tおよびアンビエント空調機11の最適負荷処理量Qo_aが演算され、決定される。また、空調負荷調整部62によって比較された結果、合計値Qnと合計値Qmとが所定値以上乖離していない場合には、制御後の各空調機の空調負荷を維持させる。そして、算出部64によって合計値Qnが算出されてから所定時間(例えば、1時間)が経過すると、ステップS1に戻り、再び、算出部64によってタスク空調機10の空調負荷Qn_tとアンビエント空調機11の空調負荷Qn_aとの合計値Qnが算出される。
なお、負荷処理バランス設定装置20の動作は、各空調機10,11の稼働が停止されるまで行われる。
<特徴>
(1)
従来より、タスク空調機とアンビエント空調機とを備える空調システムでは、タスク空調機によって個人群の作業領域に空気調和(例えば、冷房運転、または、暖房運転)が行われることで、空調負荷を低減できると考えられている。
そこで、上記実施形態では、タスク空調機10とアンビエント空調機11とを備える空調システム1において、各空調機10,11の空調負荷の合計値QnにおけるCOPが最大となるようなタスク空調機10の最適負荷処理量Qo_tおよびアンビエント空調機11の最適負荷処理量Qo_aが決定され、各空調機10,11の空調負荷が決定された最適負荷処理量Qo_t,Qo_aとなるように各空調機10,11の空調能力が制御されている。このため、空調機10,11全体における空調負荷を変化させずに、空調機10,11全体におけるCOPを向上させることができる。
これによって、各空調機10,11の空調負荷を調整することで、省エネルギーを実現することができている。
(2)
上記実施形態では、目的関数および制約条件に従って、算出部64によって算出された各空調機10,11の空調負荷の合計値Qnの時にCOPが最大となるようなタスク空調機10の最適負荷処理量Qo_tおよびアンビエント空調機11の最適負荷処理量Qo_aを演算し、各空調機10,11の最適負荷処理量Qo_t,Qo_aが決定されている。このため、この負荷処理バランス設定装置20では、各空調機10,11の最適負荷処理量Qo_t,Qo_aを決定することができる。
<変形例>
(A)
上記実施形態では、算出部64によって、空調能力算出部61によって推定されたタスク空調機10の空調能力をタスク空調機10の空調負荷Qn_tとし、空調能力算出部61によって推定されたアンビエント空調機11の空調能力をアンビエント空調機11の空調負荷Qn_aとして、タスク空調機10の空調負荷Qn_tとアンビエント空調機11の空調負荷Qn_aとの合計値Qnが算出されている。
これに代えて、算出部によって算出される各空調機の空調負荷の合計値が、各空調機の空調負荷率の合計値であってもよい。この場合、算出部は、各空調機の運転データに基づいて、所定期間における各空調機の空調負荷率を算出する。具体的には、空調負荷率は、式:空調負荷率[%]=(ΣQc/ΣH)/Qrにより求められる。なお、Qrは、定格能力[kW]を表す。
また、算出部は、算出した各空調機の空調負荷率の合計値を更に算出する。そして、算出部によって算出された空調負荷率の合計値に基づいて、決定部によって、最適負荷処理量が演算され、決定される。そして、決定された最適負荷処理量に基づいて、調整部によって、各空調機の空調能力が制御される。
例えば、図5に示すように、アンビエント空調機の空調負荷率を10%下げてタスク空調機の空調負荷率を10%上げることで、アンビエント空調機のCOPが5%下がるけれどもタスク空調機のCOPが30%上がるような場合には、タスク空調機およびアンビエント空調機の全体の空調負荷率を変えずに、全体のCOPを向上させることができる。
(B)
上記実施形態では、各空調機10,11の空調負荷が決定部65において決定された最適負荷処理量Qo_t,Qo_aとなるように、調整部66によって、各空調機10,11の空調能力が制御されている。
これに代えて、各空調機において、現在の空調負荷Qn_t,Qn_aと算出された最適負荷処理量Qo_t,Qo_aとを比較して、現在の空調負荷Qn_t,Qn_aの方が最適負荷処理量Qo_t,Qo_aよりも大きい場合に、各空調機の負荷処理量が最適負荷処理量となるように、空調能力が制御されてもよい。
例えば、調整部は、タスク空調機およびアンビエント空調機において、現在の空調負荷Qn_t,Qn_aと、算出された最適負荷処理量Qo_t,Qo_aとを比較する。そして、調整部は、現在の空調負荷Qn_t,Qn_aと算出された最適負荷処理量Qo_t,Qo_aとを比較した結果、現在の空調負荷Qn_t,Qn_aの方が最適負荷処理量Qo_t,Qo_aよりも大きい場合には、各空調機の空調負荷が最適負荷処理量となるように、空調能力を抑制する。
具体的には、調整部は、タスク空調機において、現在の空調負荷Qn_tと算出された最適負荷処理量Qo_tとを比較し、現在の空調負荷Qn_tの方が最適負荷処理量Qo_tよりも大きい場合には、タスク空調機の負荷処理量が最適負荷処理量Qo_tとなるように、空調能力を抑制する。また、調整部は、アンビエント空調機において、現在の空調負荷Qn_aと算出された最適負荷処理量Qo_aとを比較し、現在の空調負荷Qn_aの方が最適負荷処理量Qo_aよりも大きい場合には、アンビエント空調機の負荷処理量が最適負荷処理量Qo_aとなるように、空調能力を抑制する。
なお、空調能力を抑制する方法としては、圧縮機のINV周波数の上限値を下げる方法、空調システムの電流の上限値を下げる方法、冷房時では蒸発温度を上げ暖房時では凝縮温度を下げる方法、または、冷房時では設定温度を上げ暖房時では設定温度を下げる方法等がある。
(C)
上記実施形態では、決定部65によって、目的関数および制約条件に従って、算出部64によって算出された各空調機10,11の空調負荷の合計値Qnの時にCOPが最大となるようなタスク空調機10の最適負荷処理量Qo_tおよびアンビエント空調機11の最適負荷処理量Qo_aを演算し、各空調機10,11の最適負荷処理量Qo_t,Qo_aが決定されている。
これに代えて、合計値Qnおよび現在のタスク空調機の空調負荷Qn_t、または、合計値Qnおよびアンビエント空調機の空調負荷Qn_aに対して予め記憶部に記憶されている設定値に基づいて、最適負荷処理量Qo_t,Qo_aが決定されてもよい(図6参照)。なお、図6中の「抑制なし」とは、アンビエント空調機の場合には、合計値Qnからタスク空調機の最適負荷処理量Qo_tを差し引いた値(Qo_a=Qn−Qo_t)のことであり、タスク空調機の場合には、合計値Qnからアンビエント空調機の最適負荷処理量Qo_aを差し引いた値(Qo_t=Qn−Qo_a)のことである。
例えば、合計値(図6中の現在の合計空調負荷kWhに相当)Qnが「0〜5」であり、かつ、タスク空調機の空調負荷(図6中の現在のタスク空調機の空調負荷kWhに相当)Qn_tが「0〜5」の場合には、決定部は、タスク空調機の最適負荷処理量Qo_tを「0」に決定する。また、決定部は、合計値Qnが「0〜5」の場合であってタスク空調機の最適負荷処理量Qo_tを「0」に決定した場合、アンビエント空調機の最適負荷処理量Qo_aを、合計値Qnからタスク空調機の最適負荷処理量Qo_tを差し引いた値、すなわち、Qnに決定する(Qo_a=Qn−0;図6参照)。
また、例えば、合計値Qnが「10〜15」であり、かつ、タスク空調機の空調負荷Qn_tが「0〜5」の場合には、決定部は、現在のアンビエント空調機の空調負荷Qn_aからアンビエント空調機の最適負荷処理量Qo_aを決定する。ここで、決定部は、アンビエント空調機の最適負荷処理量Qo_aを「0」に決定した場合、タスク空調機の最適負荷処理量Qo_tを、合計値Qnからアンビエント空調機の最適負荷処理量Qo_aを差し引いた値、すなわち、Qnに決定する(Qo_t=Qn−0)。
さらに、例えば、合計値Qnが「10〜15」であり、かつ、タスク空調機の空調負荷Qn_tが「10〜15」の場合には、タスク空調機の最適負荷処理量Qo_tを「12」に決定する。また、決定部は、合計値Qnが「10〜15」の場合であってタスク空調機の最適負荷処理量Qo_tを「12」に決定した場合、アンビエント空調機の最適負荷処理量Qo_aを、合計値Qnからタスク空調機の最適負荷処理量Qo_tを差し引いた値、すなわち、「Qn−12」に決定する。
なお、ここでいう空調負荷、および、負荷処理量とは、必要な空調能力、すなわち、熱量kWhのことである。また、図6中の設定値は、一例であって、ユーザ等によって、設定値が変更できるようにしてもよい。
このように、予め記憶部に記憶されている設定値に基づいて最適負荷処理量Qo_t,Qo_aが決定されることで、決定部によって目的関数等を用いて最適負荷処理量が決定される場合と比較して、最適負荷処理量の決定に必要な演算を省くことができる。
(D)
上記実施形態では、決定部65によって、各空調負荷の合計値QnにおけるCOPが最大となるようなタスク空調機10の最適負荷処理量Qo_tおよびアンビエント空調機11の最適負荷処理量Qo_aが決定されている。
これに代えて、決定部によって、各空調負荷の合計値Qnにおける消費電力量が最小となるようなタスク空調機の最適負荷処理量Qo_tおよびアンビエント空調機の最適負荷処理量Qo_aが決定されてもよい。
例えば、図7に示すように、空調負荷と消費電力量との関係は、空調機毎に異なる。このため、空調機が複数ある場合、各空調機の空調負荷(図8中の負荷バランスに相当)によって、全体の消費電力量、すなわち、総電力量が異なることになる(図8参照)。このため、各空調機の空調負荷の合計値Qnにおいて消費電力量が最小となるように、各空調機の最適負荷処理量Qo_t,Qo_aを決定し、各空調機を制御することで、省エネルギーを実現することができる。
なお、この場合、目的関数のf(Qt)はタスク空調機の消費電力量と空調負荷との関係式とし、g(Qa)はアンビエント空調機の消費電力量と空調負荷との関係式とする。
また、決定部によって、各空調負荷の合計値Qnにおける消費電力量が所定レベル以下となるようなタスク空調機の最適負荷処理量Qo_tおよびアンビエント空調機の最適負荷処理量Qo_aが決定されてもよい。なお、ここでいう所定レベルとは、各空調機の空調負荷の合計値Qnにおける消費電力量の最小量から所定量までの範囲に相当する。また、所定量は、現在の各空調機の消費電力量の合計よりも小さく、かつ、最小量よりも大きい。
(E)
上記実施形態では、決定部65によって各空調機10,11の空調負荷の合計値QnにおいてCOPが最大となるようなタスク空調機10の最適負荷処理量Qo_tおよびアンビエント空調機11の最適負荷処理量Qo_aが演算され、各空調機10,11の最適負荷処理量Qo_t,Qo_aが決定されている。
これに代えて、決定部によって各空調機の空調負荷の合計値QnにおいてCOPが所定レベル以上となるようなタスク空調機の最適負荷処理量Qo_tおよびアンビエント空調機の最適負荷処理量Qo_aが演算され、決定されてもよい。
なお、ここでいう所定レベルとは、各空調機の空調負荷の合計値QnにおけるCOPの最大値から所定値までの範囲に相当する。また、所定値は、現在の各空調機の空調負荷における各空調機のCOPの合計値よりも大きい値であり、かつ、合計値QnにおけるCOPの最大値よりも小さい値である。
本発明は、各空調機の空調負荷を調整することで、省エネルギーを実現することができるため、複数の空調機、特に、タスク空調機とアンビエント空調機とを備える空調システムへの適用が有効である。
本発明の実施形態に係る負荷処理バランス設定装置を備える空調システムの構成図。 本発明の実施形態に係る負荷処理バランス設定装置の内部構成を概略的に示す図。 冷暖房のエンタルピ差を示すモリエル線図。 負荷処理バランス設定装置における一連の動作を示すフローチャート。 各空調機における空調負荷率とCOPとの関係を示す図。 変形例(C)における各空調機の最適負荷処理量を示す図。 変形例(D)における各空調機の空調負荷と消費電力量との関係の一例を示す図。 変形例(D)における全体の消費電力量と各空調機の空調負荷との関係を示す図。
符号の説明
10 タスク空調機(第1空調機)
11 アンビエント空調機(第2空調機)
20 負荷処理バランス設定装置
64 算出部
65 決定部
66 調整部
S1 タスク域(第1エリア)
S2 アンビエント域(第2エリア)

Claims (4)

  1. 第1エリア(S1)を対象として空調を行う第1空調機(10)と、
    前記第1エリアをエリア内に含む第2エリア(S2)を対象として空調を行う第2空調機(11)と、
    前記第1空調機および前記第2空調機の空調負荷(Qn_t,Qn_a)の合計値(Qn)を算出する算出部(64)と、
    前記算出部によって算出された前記空調負荷の合計値におけるCOPが最大、または、所定レベル以上となるように、前記第1空調機の負荷処理量である第1負荷処理量(Qo_t)および前記第2空調機の負荷処理量である第2負荷処理量(Qo_a)を決定する決定部(65)と、
    前記決定部によって決定された前記第1負荷処理量に基づいて前記第1空調機を制御し、前記第2負荷処理量に基づいて前記第2空調機を制御する調整部(66)と、
    を備える負荷処理バランス設定装置(20)。
  2. 前記決定部は、制約条件に従って前記COPに関する目的関数を最大にする演算を行うことで、前記第1負荷処理量および前記第2負荷処理量を決定する、
    請求項1に記載の負荷処理バランス設定装置。
  3. 前記決定部は、前記空調負荷の合計値に対して予め設定されている設定値に基づいて、前記第1負荷処理量および前記第2負荷処理量を決定する、
    請求項1に記載の負荷処理バランス設定装置。
  4. 第1エリアを対象として空調を行う第1空調機と、
    前記第1エリアをエリア内に含む第2エリアを対象として空調を行う第2空調機と、
    前記第1空調機および前記第2空調機の空調負荷の合計値を算出する算出部と、
    前記算出部によって算出された前記空調負荷の合計値における消費電力量が最小、または、所定レベル以下となるように、前記第1空調機の負荷処理量である第1負荷処理量および前記第2空調機の負荷処理量である第2負荷処理量を決定する決定部と、
    前記決定部によって決定された前記第1負荷処理量に基づいて前記第1空調機を制御し、前記第2負荷処理量に基づいて前記第2空調機を制御する調整部と、
    を備える負荷処理バランス設定装置。
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