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JP2010048433A - 診断支援装置 - Google Patents

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JP2010048433A
JP2010048433A JP2008210658A JP2008210658A JP2010048433A JP 2010048433 A JP2010048433 A JP 2010048433A JP 2008210658 A JP2008210658 A JP 2008210658A JP 2008210658 A JP2008210658 A JP 2008210658A JP 2010048433 A JP2010048433 A JP 2010048433A
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Atsushi Nishino
淳 西野
Satoru Hashimoto
哲 橋本
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

【課題】空調機の運転効率の低下を容易に診断することを可能にする診断支援装置を提供することにある。
【解決手段】本発明の診断支援装置40は、空調機10の運転効率の診断を支援する診断支援装置40であって、取得部25a,35aと、特定部25b,25c,35b,35c,35dと、画面生成部35eとを備える。取得部は、空調機から運転データを取得する。特定部は、取得部によって取得された運転データを用いて、空調機の状態値を特定する。画面生成部は、特定部によって特定された状態値に基づいて判定される、所定期間における空調機の運転状況と、運転効率の診断の基準値とを比較可能に示すための画面を生成する。また、状態値には、空調負荷率、電力消費量、またはCOPのうち少なくともいずれか一つが含まれる。
【選択図】図4

Description

本発明は、空調機の診断支援装置に関する。
オフィスビルやテナントビル等では、建物内の各空間の空調環境を効果的に調整するため、マルチタイプの空調機が用いられることが一般的である。また、これらのビルの総電力消費量に占める空調機の電力消費量の割合は増加傾向にあるものと推定されている。
一方、近年の省エネルギーの要請により、空調機の運転に無駄がないかを判断するため、空調機の電力消費量を推定し、電力消費量の診断を行う装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。マルチタイプの空調機では、シングルタイプの空調機に比べ電力消費量も増加するため、電力消費量を推定して無駄な運転を削減することにより、省エネルギー効果を得ることが期待される。
特開2004―85087号公報
しかし、電力消費量の増加は、無駄な運転を原因とするものに限られず、空調機の運転効率に原因がある場合もある。すなわち、経年による空調機の劣化や設置場所が不適切であること等により空調機の運転効率が低下し、その結果、必要以上に電力が消費される場合もある。
本発明の課題は、空調機の運転効率の低下を容易に診断することを可能にする診断支援装置を提供することにある。
第1発明に係る診断支援装置は、空調機の運転効率の診断を支援する診断支援装置であって、取得部と、特定部と、画面生成部とを備える。取得部は、空調機から運転データを取得する。特定部は、取得部によって取得された運転データを用いて、空調機の状態値を特定する。画面生成部は、所定期間における空調機の運転状況と、運転効率の診断の基準値とを比較可能に示すための画面を生成する。空調機の運転状況は、特定部によって特定された状態値に基づいて判定される。また、状態値には、空調負荷率、電力消費量、またはCOPのうち少なくともいずれか一つが含まれる。
本発明に係る診断支援装置では、空調機から蒸発圧力Pe、凝縮圧力Pc、圧縮機の運転状態などの運転データが取得される。取得された運転データを用いて空調機の空調負荷率、電力消費量、またはCOPのうち少なくともいずれか一つの状態値が特定される。所定期間における空調機の運転状況と、運転効率の診断の基準値とを比較可能に示すための画面が生成される。所定期間における空調機の運転状況は、状態値に基づいて判定される。
これにより、空調機の運転効率の低下を容易に診断することができる。
第2発明に係る診断支援装置は、第1発明に係る診断支援装置であって、基準値は、空調負荷率とCOPとの関係で決定する。
本発明に係る診断支援装置では、空調負荷率とCOPとの関係で決定した基準値と、空調機の運転状況とが比較可能に示される。
これにより、所定期間における空調機の運転状況を空調負荷率とCOPとの関係で決定した基準値と比較することができる。
第3発明に係る診断支援装置は、第2発明に係る診断支援装置であって、画面生成部は、所定期間における空調機の運転状況を散布図で示す前記画面を生成する。
本発明に係る診断支援装置では、所定期間における空調機の運転状況が散布図で示す画面が生成される。
これにより、所定期間における空調機の運転効率を容易に判定することができる。
第4発明に係る診断支援装置は、第2発明または第3発明に係る診断支援装置であって、画面生成部は、過去の運転状況と、現在の所定期間における運転状況とを比較可能に示す一の画面を生成する。過去の運転状況とは、過去の所定期間における空調機の運転状況である。
本発明に係る診断支援装置では、現在の空調機の運転状況と過去の空調機の運転状況とが比較可能な態様で一つの画面に表示される。
これにより、時間の経過に付随して低下する運転効率を容易に判定することができる。
第5発明に係る診断支援方法は、空調機の運転効率の診断を支援する診断支援方法であって、取得ステップと、特定ステップと、画面生成ステップとを備える。取得ステップは、空調機から運転データを取得する。特定ステップは、取得ステップによって取得された運転データを用いて、空調機の状態値を特定する。画面生成ステップは、所定期間における空調機の運転状況と、運転効率の診断の基準値とを比較可能に示すための画面を生成する。空調機の運転状況は、特定ステップによって特定された状態値に基づいて判定される。また、状態値には、空調負荷率、電力消費量、またはCOPのうち少なくともいずれか一つが含まれる。
本発明に係る診断支援方法では、空調機から蒸発圧力Pe、凝縮圧力Pc、圧縮機の運転状態などの運転データが取得される。当該運転データを用いて、空調機の空調負荷率、電力消費量、またはCOPのうち少なくともいずれか一つの状態値が特定される。所定期間における空調機の運転状況と、運転効率の診断の基準値とを比較可能に示すための画面が生成される。
これにより、空調機の運転効率の低下を容易に診断することができる。
第1発明に係る診断支援装置では、空調機の運転効率の低下を容易に診断することができる。
第2発明に係る診断支援装置では、所定期間における空調機の運転状況を基準値と比較することができる。
第3発明に係る診断支援装置では、所定期間における空調機の運転効率を容易に判定することができる。
第4発明に係る診断支援装置では、時間の経過に付随して低下する運転効率を容易に判定することができる。
第5発明に係る診断支援方法では、空調機の運転効率の低下を容易に診断することができる。
以下、本発明に係る空調機の診断支援システム1について図面を用いて説明する。
(1)全体構成
図1は、本実施形態で用いる空調機10の診断支援システム1の構成を示す。診断支援システム1はオフィスビルやテナントビル等の建物に用いられるシステムである。診断支援システム1は、主として、空調機10と、診断支援装置40とからなる。
空調機10はマルチタイプの空調機であり、一台の室外機11に複数の室内機12が接続されている。図1には、1台の室外機11と8台の室内機12とからなる空調機10が示されているが、室外機11および室内機12の数はこれに限定されるものではない。
診断支援装置40は、コントローラ20と、補助装置30とからなる。コントローラ20は、室外機11と空調制御用通信線91で接続されている。コントローラ20は、空調制御用通信線91を介して、空調機10に対する制御指令を室外機11に送信する。また、コントローラ20は、空調制御用通信線91を介して、空調機10の運転データを取得する。ここで、運転データとは、空調機10の運転履歴に関するデータおよび運転状態に関するデータである。運転履歴に関するデータとは、各室内機12の電源のオン・オフ、サーモオン・オフ、運転モード(冷房モード、暖房モード、送風モード等)、設定温度、室内温度(吸込み温度)等に関する情報をいう。運転状態に関するデータとは、空調機10に取り付けられている各種センサおよび各種計測器で検知された値である。コントローラ20で、このような空調機10からの運転データを取得することにより、例えば、各室内機12の運転時間や室内膨張弁の開度、蒸発圧力Pe、凝縮圧力Pc、および圧縮機の周波数/回転数等を把握することができる。なお、本実施形態において運転時間とは、具体的に、室内機12のサーモオン時間である。ここで、サーモオン時間とは、室内機12が冷温熱供給を行っている時間をいう。
さらに、診断支援システム1では、電源60から空調機10に供給される電力が電力量計50によって計測される。具体的に、電源60には室外機11が接続されており、電源60と室外機11との間に電力量計50が設置される。電力量計50は、電源60から室外機11に供給される電力量を計測する。コントローラ20は、配線92を介して、電力量計50で計測された電力量、すなわち、室外機11で消費された電力に関する情報(電力消費量)を取得する。電力量計50で計測された電力消費量は、空調機10の運転データとして後述する運転データ記憶領域24aに記憶される。
(2)診断支援装置の構成
図2は、本実施形態に係る診断支援装置40の概略構成図である。診断支援装置40は、コントローラ20と、補助装置30とからなる。上述したように、コントローラ20は、空調機10の室外機11と空調制御用通信線91を介して接続されている。また、補助装置30は、コントローラ20とLANで接続されている。補助装置30は、コントローラ20を介して空調機10の運転データを取得する。以下、図2を参照して、各部の構成を説明する。
<コントローラ>
コントローラ20は、主として、通信部21と、表示部22と、入力部23と、記憶部24と、制御部25とを有する。
〔通信部〕
通信部21は、他の機器と通信を行うための通信用インターフェースである。
〔表示部〕
表示部22は、コントローラ20で受け付けた各室内機12の運転データを表示するためのディスプレイである。ディスプレイに表示される運転データには、各室内機12の運転/停止の状態、運転モード(冷房モード、暖房モード、送風モード等)、設定温度、および室内温度などが含まれる。また、表示部22は、複数の室内機12に対する制御命令を受け付けるための操作画面でもある。
〔入力部〕
入力部23は、主として上述のディスプレイを覆うタッチパネルおよび操作ボタンから構成されている。
〔記憶部〕
記憶部24には、運転データ記憶領域24aが含まれる。運転データ記憶領域24aには、空調機10の運転データが記憶される。具体的に、運転データ記憶領域24aに記憶される運転データには、空調機10の運転履歴に関するデータおよび運転状態に関するデータと、空調機10の電力消費量とが含まれる。ここで、空調機10の電力消費量には、後述する電力消費量算出部25cによって算出された室外機11の電力消費量(室外機電力量Eo)および室内機12の電力消費量(室内機電力量EIk)が含まれる。なお、運転データ記憶領域24aは、運転データを所定の時間(本実施形態では30分)のみ記憶しておくことが可能な記憶容量を有しており、新しい運転データが取得されるたびに、順次古い運転データが消去されてゆく。なお、記憶部24は、上記領域の他、後述の制御部25が読み出して実行可能な管理プログラムが格納される領域を有している。
〔制御部〕
制御部25は、主として、取得部25aと、空調能力算出部25bと、電力消費量算出部25cと、送信部25dとを有している。
取得部25aは、通信部21を介して、空調機10の運転データを所定間隔毎(本実施形態では5分毎)に取得する。
空調能力算出部25bは、取得部25aが取得した空調機10の運転データに基づいて、空調機10の空調能力を推定する。具体的には、空調能力算出部25bは、蒸発器または凝縮器のエンタルピ差に冷媒循環量Gを乗じることによって空調能力を算出する。より具体的には、冷房時の空調能力Qcは、蒸発器のエンタルピ差Δicに冷媒循環量Gを乗じることにより算出される(Qc=Δic×G)。また、暖房時の空調能力Qhは、凝縮器のエンタルピ差Δihに冷媒循環量Gを乗じることにより算出される(Qh=Δih×G)。
また、空調能力算出部25bは、ここで用いられるエンタルピ差Δic、Δih、および冷媒循環量Gを、取得部25aが取得した運転データに基づき推定する。具体的に、エンタルピ差Δic、Δihは、蒸発圧力Pe、凝縮圧力Pc、圧縮機の性能特性、および制御目標値(過熱度SH、過冷却度SC)によって求められる。図3は、冷暖房のエンタルピ差を示す図であり、上述した運転データの関係を表す。また、冷媒循環量Gは、蒸発圧力相当飽和温度Te、凝縮圧力相当飽和温度Tcから算出される(G=f(Te,Tc))(ARI:STANDARD for PERFORMANCE RATION OF POSITIVE DISPLACEMANT REFRIGERANT COMPRESSORS AND COMPRESSOR UNITS, Standard 540(2004)、Carl C. Hiller:DETAILED MODELING AND COMPUTER SIMULATION OF RECIPROCATING REFRIGERATION COMPRESSORS, Proc. of International Compressor Engineering Conference at Purdue (1976), pp12-16参照)。なお、蒸発圧力相当飽和温度Te、凝縮圧力相当飽和温度Tcは、それぞれ、蒸発圧力Pe、凝縮圧力Pcより一意に決まる変数である。
電力消費量算出部25cは、空調機10の電力消費量を算出する。詳細には、電力消費量算出部25cは、室外機11の電力消費量である室外機電力量Eoと、室内機12の電力消費量である室内機電力消費量EIkとをそれぞれ算出する。室外機電力量Eoは、電力量計50で計測された電力消費量を診断支援システム1内に含まれる室外機11の能力比に応じて按分することで求められる。すなわち、図1に示すように、診断支援システム1内に含まれる室外機11の数が1台である場合には、電力量計50で計測された電力消費量が室外機電力量Eoになる。室内機電力量EIkは、ファンの定格電力にその運転時間を乗じることにより求められる。電力消費量算出部25cによって算出された値は、上述の運転データ記憶領域24aに記憶される。
送信部25dは、運転データ記憶領域24aに記憶された運転データを、通信部21を介して、所定時間ごと(例えば、5分ごと)に補助装置30に送信する。
<補助装置の構成>
図2に示すように、補助装置30は、主として、通信部31と、表示部32と、入力部33と、記憶部34と、制御部35とを有する。
〔通信部〕
通信部31は、コントローラ20と通信を行うための通信用インターフェースである。
〔表示部〕
表示部32は、コントローラ20を介して取得された空調機10の運転データを表示するためのディスプレイである。ディスプレイに表示される運転データには、コントローラ20の表示部22で表示された運転データと同様、各室内機12の運転/停止の状態、運転モード(冷房モード、暖房モード、送風モード等)、設定温度、および室内温度などが表示される。さらに、表示部32には、後述する画面生成部35eによって生成される画面が表示される。画面生成部35eによって生成される画面については、画面生成部35eの説明と併せて詳細に説明する。
〔入力部〕
入力部33は、主としてキーボードおよび操作ボタンから構成されている。
〔記憶部〕
記憶部34は、主として、運転データ記憶領域34aと、基準値記憶領域34bとを有する。
運転データ記憶領域34aには、上述の送信部25dによって送信された運転データ(空調機10の運転履歴に関するデータおよび運転状態に関するデータと、室外機電力量Eoおよび室内機電力量EIk)が記憶される。
基準値記憶領域34bには、空調機10の運転効率の診断を行う際の基準値が記憶される。本実施形態における基準値は、空調負荷率とシステムCOPとの関係で決定する値であって、空調機10のカタログ値である。なお、この値は、JIS B 8615に準拠して計測した値になっている。
〔制御部〕
制御部35は、主として、取得部35aと、COP算出部35bと、平均空調負荷率算出部35cと、平均電力消費量算出部35dと、画面生成部35eとを有する。
取得部35aは、上述のコントローラ20から送られた運転データを取得する。
COP算出部35bは、空調機10のCOP(成績係数)を算出する。空調機10のCOPには、機器COPとシステムCOPとが含まれる。機器COPは、室外機11の単体の性能を表す。具体的には、上述の空調能力算出部25bによって算出された室外機11の空調能力Qを室外機11の電力消費量Eoで除算した値とする(機器COP=Q/Eo)。システムCOPは、空調能力Qを室外機電力量Eoおよび室内機電力量EIkの合計値で除算した値とする(システムCOP=Q/(Eo+ΣEIk))。また、所定期間におけるシステムCOPは、式:システムCOP=(ΣQc/ΣH)/Eaにより求められる。ここで、ΣHは、空調機10の運転時間[時間]を表す。また、本実施形態における所定期間とは、2007年4月1日〜2008年3月31日までの期間をいう。
平均空調負荷率算出部35cは、運転データ記憶領域34aに記憶されている運転データに基づいて、所定期間における空調機10の空調負荷率の日平均値を算出する。具体的には、式:空調負荷率[%]=(ΣQc/ΣH)/Qrにより求められる。ここで、Qr
は、定格能力[kW]を表す。
平均電力消費量算出部35dは、運転データ記憶領域34aに記憶されている運転データに基づいて、所定期間における空調機10の電力消費量の日平均値を算出する。具体的には、式:電力消費量Ea[kWh/h]=Σ(Eo+ΣEIk)/ΣHにより求められる
画面生成部35eは、所定期間における空調機10の運転状況を示すための画面を生成する(図4および図5参照)。図4に示す画面は、上述したCOP算出部35bおよび平均空調負荷率算出部35cによって算出された値に基づいて判定された空調機10の運転状況を示す画面である。図4に示す画面では、空調機10の運転状況が上述の基準値記憶領域34bに記憶された基準値と比較可能に表示される。図5に示す画面は、平均空調負荷率算出部35cおよび平均電力消費量算出部35dによって算出された値に基づいて判定された空調機10の運転状況を示す画面である。
〔画面の説明〕
以下に、上述の画面生成部35eによって生成される、空調機10の運転状況を示す画面について、図4および図5を参照して説明する。上述したように、図4および図5は、補助装置30の表示部32に表示される画面である。図4の画面は、横軸を空調機10の空調負荷率[%]とし、左側の縦軸を空調機10のシステムCOP[−]とした場合の空調機10の運転状況を示す散布図である。また、図4の画面の右側の縦軸には、設備設計資料等を参照して求めたシステムCOPの基準比が併記される。図5の画面は、横軸を空調機10の空調負荷率[%]とし、縦軸を空調機10の電力消費量[kWh/h]とした場合の空調機10の運転状況を示す散布図である。
〔処理の流れ〕
次に、空調機10の運転状況が表示部32に表示されるまでの処理の流れを、図6を用いて説明する。
ステップS101で、補助装置30は、コントローラ20を介して、空調機10の運転データを取得する。その後、ステップS102で、空調機10の状態値が特定される。状態値とは、具体的に、空調機10の空調負荷率および電力消費量、およびシステムCOP等である。その後、空調負荷率とシステムCOPとの関係で決定する空調機10の運転状況を表示する画面と、空調負荷率と電力消費量との関係で決定する空調機10の運転状況を表示する画面とが生成される。これらの画面が表示部32に表示される。
<特徴>
(1)本実施形態に係る空調機の診断支援装置40は、空調負荷率[%]とシステムCOP[−]との関係で決まる空調機10の運転状況が表示部32に表示される(図4参照)。また、表示部32には、システムCOPの基準値が表示される。これにより、基準値と比較した空調機10の運転効率の低下を容易に診断することができる。また、空調機10の性能検証や経年劣化の把握が容易になる。
(2)また、表示部32には、空調負荷率[%]と電力消費量[kWh/h]との関係で決まる空調機10の運転状況が表示される(図5参照)。図4では、空調負荷率が低くなるにつれてシステムCOPが低下する傾向を把握することができる一方、図5では、空調負荷率が低くなるにつれて電力消費量が低下する傾向を把握することができる。
(3)図4に示すように、表示部32には、空調機10の運転状況がシステムCOPの基準値との関係でどの程度の状態にあるかを診断するための基準比が記載されている(右側縦軸)。これにより、システムCOPの低下の程度を容易に判定することができる。
<変形例>
(1)上記実施形態に係る診断支援装置40は、コントローラ20と補助装置30とから構成されていたが、診断支援装置40は、コントローラ20および補助装置30に備えられた機能を有する一つの装置であってもよい。または、コントローラ20および補助装置30の両方の機能がいずれか一方もしくは両方に含まれていてもよい。
(2)上記実施形態に係る診断支援装置40では、2007年4月1日〜2008年3月31日までの期間における空調機10の運転状況を表示部32に表示したが、図7に示すように、さらに、その前の年度の同時期(2006年4月1日〜2007年3月31日まで)に取得された運転データ(空調負荷率およびシステムCOP)に基づいて特定された空調機10の運転状況を併せて表示してもよい。上述したように、空調負荷が小さくなるにつれ、室内機のファン電力の影響が大きく見えるため、システムCOPが低く表示される。しかし、空調負荷が小さい場合には、電力消費量はわずかである。また、室内機のファン電力は室内空気を循環・清浄させる目的で利用されているため非効率な運転とは言い難い側面もある。しかし、複数年の空調機10の運転状況を併せて表示することにより、経年を理由として低下する空調機10のシステムCOPを診断することが可能になる。また、経年以外の理由、すなわち、設置場所が不適切であること等により、空調機の運転効率が低下している可能性を視野に入れることができる。
(3)さらに、上記実施形態では、基準値として空調機10のカタログ値を用いたが、基準値は前年度の空調機10の運転状況に基づいて決定されてもよい(図8参照)。
<他の実施形態>
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
本発明は、空調機の運転効率の低下を容易に診断することを可能にする診断支援装置として有用である。
本実施形態に係る診断支援システムの全体構成を示す図である。 本実施形態に係る診断支援装置の構成を示す図である。 冷暖房のエンタルピ差を示す図である。 本実施形態に係る表示部に表示される画面の例である。 本実施形態に係る表示部に表示される画面の例である。 本実施形態に係る診断支援装置における処理の流れを示すフローである。 本実施形態の変形例(2)に係る表示部に表示される画面の例である。 本実施形態の変形例(3)に係る表示部に表示される画面の例である。
符号の説明
10 空調機
11 室外機
12 室内機
20 コントローラ
30 補助装置
40 診断支援装置

Claims (5)

  1. 空調機(10)の運転効率の診断を支援する診断支援装置(40)であって、
    前記空調機から運転データを取得する取得部(25a,35a)と、
    前記取得部によって取得された前記運転データを用いて、前記空調機の状態値を特定する特定部(25b,25c,35b,35c,35d)と、
    前記特定部によって特定された前記状態値に基づいて判定される、所定期間における前記空調機の運転状況と、前記運転効率の診断の基準値とを比較可能に示すための画面を生成する画面生成部(35e)と
    を備え、
    前記状態値には、空調負荷率、電力消費量、またはCOPのうち少なくともいずれか一つが含まれる、
    診断支援装置。
  2. 前記基準値は、前記空調負荷率と前記COPとの関係で決定する、
    請求項1に記載の診断支援装置。
  3. 前記画面生成部は、前記所定期間における前記空調機の運転状況を散布図で示す前記画面を生成する、
    請求項2に記載の診断支援装置。
  4. 前記画面生成部は、過去の所定期間における前記空調機の運転状況である過去の運転状況と、現在の所定期間における運転状況とを比較可能に示す一つの前記画面を生成する、
    請求項2または3に記載の診断支援装置。
  5. 空調機(10)の運転効率の診断を支援する診断支援方法であって、
    前記空調機から運転データを取得する取得ステップと、
    前記取得ステップによって取得された前記運転データを用いて、前記空調機の状態値を特定する特定ステップと、
    前記特定ステップによって特定された前記状態値に基づいて判定される、所定期間における前記空調機の運転状況と、前記運転効率の診断の基準値とを比較可能に示すための画面を生成する画面生成ステップと
    を備え、
    前記状態値には、空調負荷率、電力消費量、またはCOPのうち少なくともいずれか一つが含まれる、
    診断支援方法。
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