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JP2010109133A - セラミックス電子部品、及びこれを用いた電子機器 - Google Patents

セラミックス電子部品、及びこれを用いた電子機器 Download PDF

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JP2010109133A JP2008279435A JP2008279435A JP2010109133A JP 2010109133 A JP2010109133 A JP 2010109133A JP 2008279435 A JP2008279435 A JP 2008279435A JP 2008279435 A JP2008279435 A JP 2008279435A JP 2010109133 A JP2010109133 A JP 2010109133A
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Hidekazu Tamai
秀和 玉井
Noritaka Yoshida
則隆 吉田
Hiroshi Kagata
博司 加賀田
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Abstract

【課題】セラミックス電子部品の耐衝撃性を向上する。
【解決手段】本発明のセラミックス電子部品8は、セラミックスからなる複数の誘電体層9を積層して形成された誘電体10と、複数の誘電体層9間に形成された内部電極11と、誘電体10の外面に形成されると共に、内部電極に電気的に接続された外部電極12と、外部電極12の外面に形成されたメッキ層13と、誘電体10と外部電極12との間に形成されて棒状粒子を含む第1の中間層14とを備え、内部電極11と誘電体層9との界面において、誘電体10の外面から所定距離未満の端部領域16には棒状粒子を含む第2の中間層15が形成されると共に、内部電極11と誘電体層9との界面において、誘電体10の外面からの所定距離以上の内部領域17における棒状粒子を構成する元素濃度は、端部領域16における棒状粒子を構成する元素濃度の30%以下であることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、高周波用のセラミックス電子部品と、これを用いた電子機器に関するものである。
近年、携帯電話やワイヤレスLANなどで使用されるマイクロ波領域の電磁波を利用する通信技術の発展に伴い、セラミックス電子部品が、例えば、ノイズ除去フィルタとして高周波モジュールに搭載されている。図4に従来のセラミックス電子部品の断面模式図を示す。
図4において、従来のセラミックス電子部品1は、セラミックスからなる複数の誘電体層2を積層して形成された誘電体3と、複数の誘電体層2の間に形成された内部電極4と、誘電体3の外面に形成されると共に、内部電極4に電気的に接続された外部電極5と、外部電極5の外面に形成されたメッキ層6と、誘電体3と外部電極5との間に形成されて棒状粒子を含む中間層7とを備えた構造になっている。
従来のセラミックス電子部品1は中間層7により、誘電体3と外部電極5との密着強度を向上し、製造工程において外部電極5と誘電体3との界面にメッキ液が侵入することを防止していた。
さらに、内部電極4と誘電体層2との界面において、棒状粒子を含む中間層7を実質的に形成しないことにより、高周波特性の劣化を防止していた。
なお、この出願に関する先行技術文献としては、例えば、下記特許文献1、2が知られている。
特開平10−303057号公報 特開2007−250728号公報
しかし、このような従来のセラミックス電子部品1は、内部電極4と誘電体層2との界面において、棒状粒子を含む中間層7が実質的に形成されていないので、誘電体層2と内部電極4との密着強度は低かった。その結果、セラミックス電子部品の耐衝撃性が劣化するという問題があった。
そこで本発明は、セラミックス電子部品の耐衝撃性と高周波特性を両立することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のセラミックス電子部品8は、内部電極11と誘電体層9との界面において、誘電体10の外面から所定距離未満の端部領域16には結晶相の棒状粒子を含む第2の中間層15が形成されると共に、内部電極11と誘電体層9との界面において、誘電体の外面から所定距離以上の内部領域17における棒状粒子を構成する元素濃度は、端部領域16における棒状粒子を構成する元素濃度の30%以下であることを特徴とする。
本発明のセラミックス電子部品8は、内部電極11と誘電体層9との界面において、誘電体10の外面から所定距離未満の端部領域16に結晶相の棒状粒子を含む第2の中間層15を形成することにより、高周波特性の劣化を抑制しつつ、誘電体層9と内部電極11との密着強度を向上させることができる。これにより、セラミックス電子部品8の高周波特性と耐衝撃性を両立させることができるのである。
(実施の形態1)
以下、実施の形態1のセラミックス電子部品8について、図面を用いて説明する。
図1は、実施の形態1のセラミックス電子部品8の断面模式図である。セラミックス電子部品8は、セラミックスからなる複数の誘電体層9を積層して形成された誘電体10と、複数の誘電体層9の間に形成された内部電極11と、誘電体10の外面に形成されると共に、内部電極11に電気的に接続された外部電極12と、外部電極12の外面に形成されたメッキ層13と、誘電体10と外部電極12との間に形成されて棒状粒子を含む第1の中間層14とを備える。さらに、セラミックス電子部品8の内部電極11と誘電体層9との界面において、誘電体10の外面から所定距離未満の端部領域16には棒状粒子を含む第2の中間層15が形成されると共に、内部電極11と誘電体層9との界面において、誘電体10の外面から所定距離以上の内部領域17における棒状粒子を構成する元素濃度は、端部領域16における棒状粒子を構成する元素濃度の30%以下である構造になっている。
尚、このセラミックス電子部品8を搭載した電子機器は、外部電極12に接続されて復調機能やデコード機能等を有する半導体集積回路(図示せず)と、この半導体集積回路に接続されたスピーカ又は液晶画面等の再生部(図示せず)を備える。
誘電体10は、例えば、Li2O、B23、及びZnO等が添加されたSi−アルカリ土類金属−La−O系のガラス成分にxBaO−yNd23−zTiO2−wBiO3等のフィラーを含ませたガラスセラミックスであり、このガラスセラミックスは、1000℃までの低温で焼結できる材質から成る。このガラスセラミックスは、低温で焼結が可能で、内部電極11としてAgやCu等の高周波特性の優れた金属を用いることができるという長所がある。また、ビアや配線パターン等の内部電極11により、共振器、コンデンサ、インダクタ等の機能部品が誘電体10の内部に三次元的に構成される。さらに、この機能部品は、外部電極12により外部に接続される。この誘電体10は、一般的に、均一な組成のものを用いるが、一部の層に他の層より誘電率の高いものや透磁率の大きいものを用いてもよい。
外部電極12は、AgもしくはCuを主成分とし、内部電極11と電気的に接続されている。また、外部電極12の半田喰われ(電極材の半田への溶出)を防止するために、外部電極12の表面にメッキ層13が形成される。
メッキ層13は、例えば、外部電極12の外面に半田喰われ防止の為に形成されたNi層と、このNi層の外面に半田濡れ性向上の為に形成されたAu層、またはSn層を有する。また、メッキ層13は、Ni層とAu層との間に界面の密着性を向上させるために形成されたPd層を有しても良い。
第1の中間層14は、例えば、Zn2SiO4やZnSiO3等のZn−Si−O化合物の結晶相からなる棒状粒子を含むガラス層である。この棒状粒子は、セラミックス電子部品8の製造過程において、外部電極12であるAg等の金属によって、誘電体10内のガラス成分の粘性が下がり、このガラス成分の一部が結晶化した後、結晶の成長しやすい方向に異方的に成長したものである。この棒状粒子はアスペクト比(長軸長/短軸長)が5以上100以下である。このようなアスペクト比を持った棒状粒子は高靭帯性を持っており、その結果、誘電体層9と外部電極12との密着強度を向上することができる。これにより、第1の中間層14は、メッキ層13形成工程において、外部電極12と誘電体10との界面にメッキ液が侵入することを抑制する。即ち、誘電体10と外部電極12との界面近傍では、外部電極12と誘電体10との焼成収縮挙動の違いや熱膨張係数の差異から生じる残留応力が内在するため、第1の中間層14がなければ、誘電体10と外部電極12の界面近傍が選択的に侵食される。そこで、メッキ層13の形成工程におけるメッキ液の侵入から生じる高周波特性の劣化を防止することができる。
さらに、第2の中間層15について、図2を用いて詳述する。図2は、図1における波線で囲まれた領域18の拡大図面である。第2の中間層15は、第1の中間層14と同様に、上記棒状粒子を含むガラス層である。この棒状粒子は、上記と同様に、セラミックス電子部品8の製造過程において、内部電極11であるAg等の金属によって、誘電体10内のガラス成分の粘性が下がり、このガラス成分の一部が結晶化した後、結晶の成長しやすい方向に異方的に成長したものである。この棒状粒子は、上記と同様に、アスペクト比(長軸長/短軸長)が5以上100以下である。このようなアスペクト比を持った棒状粒子は高靭帯性を持っており、その結果、誘電体層9と外部電極12との密着強度を向上することができる。第2の中間層15は、内部電極11と誘電体層9との界面において、誘電体10の外面から所定距離未満の端部領域16に形成され、アスペクト比を持った棒状粒子は高靭帯性を持っており、その結果、誘電体層9と内部電極11との密着強度を向上することができ、耐衝撃性を高めることができる。
次に、内部電極11と誘電体層9との界面において、内部領域17と端部領域16における棒状粒子を構成する元素濃度について、(表1)を用いて詳述する。ここで、波長分散型X線マイクロアナライザの点分析によって、Zn元素分析を行った。そして、内部領域17における棒状粒子を構成する元素濃度を、内部領域17である内部電極11と誘電体層9の界面から2μm以内の誘電体層9のZn元素濃度(A)から上記界面から2μm以上である誘電体層9のバルク領域(19)のZn元素濃度(C)を引いた数値とした。また、端部領域16における棒状粒子を構成する元素濃度を、端部領域16である内部電極11と誘電体層9の界面から2μm以内の領域20における誘電体層9のZn元素濃度(B)から上記界面から2μm以上である誘電体層9のバルク領域19のZn元素濃度(C)を引いた数値とした。
ここで、端部領域16の棒状粒子の元素濃度に対する内部領域17の棒状粒子の元素濃度比と、セラミックス電子部品8からなるフィルタの損失の最小値(以下、トップロスと記す)との関連を(表1)に示す。
Figure 2010109133
(表1)に示す様に、内部領域17の棒状粒子の元素濃度は、端部領域16における棒状粒子の元素濃度の30%以下であることが好ましい。これは、棒状粒子は、誘電体層9と比較してセラミックス電子部品8の誘電損失の増大を招き、内部電極11と誘電体層9との界面に棒状粒子が形成されればされるほど、セラミックス電子部品8の電気特性が劣化するからである。
次に、内部電極11と誘電体層9との界面の状態について、図3と(表2)を用いて詳述する。図3は、図1におけるAB間の破線におけるセラミックス電子部品8の断面模式図である。図3において、外部電極12、メッキ層13、及び第1の中間層14は省略している。
(表2)に、内部領域17の面積(S1)に対する端部領域16の面積(S2)の比の値(S2/S1)と、セラミックス電子部品8のトップロスの関連を示す。
Figure 2010109133
(表2)に示すように、第2の中間層15が形成される端部領域16の面積(S2)が、内部領域17の面積(S1)の10%以内であればトップロスはほとんど変化せず、セラミックス電子部品8はフィルタとしての電気特性の劣化を抑制することができる。しかし、端部領域16の面積(S2)が、内部領域17の面積(S1)の15%以上になればトップロスが大きくなる傾向を示し、セラミックス電子部品8はフィルタとしての電気特性の劣化を招く。また、第2の中間層15が形成される端部領域16の面積(S2)が、内部領域17の面積(S1)の0.01%以上の場合に、内部電極11と誘電体層9間の密着強度を確保することができ、セラミックス電子部品8は耐衝撃性を得ることができる。以下、本実施の形態1のセラミックス電子部品8の製造工程について説明する。
第1成分(セラミックス)の合成について記述する。出発原料には化学的に高純度(99重量%以上)であるBaCO3、Nd23、TiO2及びBi23を用いた。原料の純度補正を行った後、組成をxBaO−yNd23−zTiO2−wBi23(x+y+z+w=100、x、y、z、wはそれぞれモル比である)で示した場合、12≦x≦16、12≦y≦16、65≦z≦69、2≦w≦5の組成範囲であることが好ましい。なお、ここでは希土類として、Nd23を使用したが、Nd以外の酸化物であるLa23、Sm23など、他の希土類酸化物を使用してもよい。またNdの一部を他の希土類元素で置換することも可能である。上記粉末と純水とを、ボールミル中で18時間混合した。混合後、スラリーを乾燥し、アルミナ坩堝に入れ、1200℃〜1400℃の温度で2時間仮焼した。この仮焼粉を解砕した後、上記のボールミルで粉砕、乾燥させ、第1成分の粉末とした。
第2成分として用いるガラス粉末の合成について記述する。出発原料にはSiO2、H3BO3、Al(OH)3、MgO、BaCO3、CaCO3、SrCO3、La23、Li2CO3、ZnO等の原料を用いた。原料の純度補正を行った後、所定の組成となるように称量した。これらの粉体をVブレンダーにより混合した後、白金または白金ロジウム坩堝に入れ、1400℃〜1600℃の温度で溶融し、ツインローラーにより急冷を行い、ガラスカレットを作製した。得られたカレットをボールミルで8時間粉砕し、乾燥後、第2成分の粉末とした。合成した第2成分の組成はSi−アルカリ土類金属−La−O系のガラスであって、SiO2が33〜46重量%、BaOが30〜37重量%、La23が8〜12重量%の組成であることが好ましい。なお、上記BaOはCaO、MgO、SrO等であっても良い。また、上記以外にAl23、Li2O、B23、ZnO等を含有していても良い。上記組成範囲にすることで、焼成中に結晶化し、第1の中間層14と第2の中間層15としてBaSi25やBa2(Si410)等の結晶相が析出することとし、焼成後の材料のQ値が高くなる。Laを含有していることで高温における粘性が低くなる。その結果、ガラスの流動性が増すため液相焼結が進みやすくなるという特徴を備えている。また、ここでは一例として上記ガラス組成系を示したが、これ以外のガラスであっても、類似する効果を示すものならば使用可能である。
なお、第1成分、第2成分の粉末を80:20の重量比になるように称量した後、さらにこの混合粉末に第3成分としてZnOを混合粉100に対して5重量部添加し、ボールミルで湿式混合・粉砕し、粉砕粉を作製した。このZnOにおけるZnが、焼成後、棒状粒子を構成するZnとなる。なお、このZnOを第2成分であるガラス中に添加することも可能である。そうすることにより、ガラス自身の軟化点を下げる事が可能となり、低温焼成化に寄与する。また、場合によっては第3成分の添加が不要となる。第1、第2成分を上記組成範囲にすることにより、比誘電率が高く、Q値(誘電損失tanδの逆数)が大きく、周波数の温度特性TCFが0ppm/℃に近く、かつ900℃程度の温度で焼成可能なセラミックス組成物とすることが可能となる。
上記第1成分、第2成分及び第3成分よりなる粉砕粉に、ポリビニルブチラ−ルやアクリル樹脂等のバインダ及び可塑剤さらには有機溶剤を加えて混合・分散してセラミックススラリーとし、ドクターブレード法やダイコーティング法等によりPETフィルム等のベースフィルムの上に、上記セラミックススラリーを塗布することによってセラミックグリーンシートを作製した。上記セラミックグリーンシート上にAgまたはCuペーストを用いてスクリーン印刷により所望の内部電極11を印刷し、これらを所望枚数積層し、熱圧着することによって、内層もしくは表層に内部電極11もしくは外部電極12のパターンを有するグリーンシート積層体を形成した。
この積層体を10Vol%以下の酸素含有雰囲気において、900℃〜940℃の温度で焼成することによって、焼成後の寸法が横2.5mm、縦2.0mm、厚み1mmのセラミックス積層体を形成した。焼成の雰囲気については、N2、Ar、CO2、O2、H2等のガスにより調節する。なお、酸素濃度についてはジルコニアセンサなどでモニタを行った。
第2の中間層15の作製方法について記述する。内部電極11を形成した誘電体10を大気雰囲気において、ガラスの軟化点近傍である750℃〜800℃の温度で所定の時間処理することによって、内部電極11と誘電体層9との界面において、誘電体10の外面から所定距離の端部領域16に棒状粒子を含む第2の中間層15が形成される。従って、内部電極11と誘電体層9との界面において、上記端部領域16以外の内部領域17の棒状粒子の元素濃度は、端部領域16における棒状粒子の元素濃度の30%以下であるセラミックス電子部品8を作製することが可能となる。
外部電極12は、AgもしくはCuを主成分とした低抵抗導体を用いて、導電ペーストの塗布・焼付けを行うことによって形成する。
メッキ層13は、外部電極12上に、順にNi層、Sn層とからなる2層を形成する。
上記の製造工程により、本実施の形態1のセラミックス電子部品8が完成された。
本発明にかかるセラミックス電子部品は、誘電体層と内部電極の密着度を増強し、セラミックス電子部品の耐衝撃性を高めるという効果を有し、携帯電話等の電子機器において有用である。
本発明の一実施形態におけるセラミックス電子部品の断面模式図 本発明の一実施形態におけるセラミックス電子部品の内部電極近傍の拡大模式図 本発明の一実施形態におけるセラミックス電子部品の内部電極の上面模式図 従来のセラミックス電子部品の断面模式図
符号の説明
8 セラミックス電子部品
9 誘電体層
10 誘電体
11 内部電極
12 外部電極
13 メッキ層
14 第1の中間層
15 第2の中間層
16 端部領域
17 内部領域

Claims (5)

  1. セラミックスからなる複数の誘電体層を積層して形成された誘電体と、
    前記複数の誘電体層間に形成された内部電極と、
    前記誘電体の外面に形成されると共に、前記内部電極に電気的に接続された外部電極と、
    前記外部電極の外面に形成されたメッキ層と、
    前記誘電体と前記外部電極との間に形成されて棒状粒子を含む第1の中間層とを備え、
    前記内部電極と前記誘電体層との界面において、前記誘電体の外面から所定距離未満の端部領域には棒状粒子を含む第2の中間層が形成されると共に、
    前記内部電極と前記誘電体層との界面において、前記誘電体の外面から所定距離以上の内部領域における棒状粒子を構成する元素濃度は、前記端部領域における棒状粒子を構成する元素濃度の30%以下であるセラミックス電子部品。
  2. 前記セラミックスはガラス成分を含む請求項1に記載のセラミックス電子部品。
  3. 前記内部領域の面積(S1)と前記端部領域の面積(S2)との関係が
    (S2)/(S1)≦1/10
    を満たす請求項1に記載のセラミックス電子部品。
  4. 前記棒状粒子はZn−Si−O化合物の結晶相である請求項1に記載のセラミックス電子部品。
  5. 請求項1に記載のセラミックス電子部品と、
    前記セラミックス電子部品に接続された半導体集積回路と、
    前記半導体集積回路に接続された再生部とを備えた電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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