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JP2007043162A - 電子部品 - Google Patents

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武志 大渕
Takami Hirai
隆己 平井
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Abstract

【課題】Ba−Ti−Zn−O系、Ba−Nd−Ti−Bi−O系、Ba−Al−Si−O系の磁器中に金属膜を埋設した低温焼成磁器において、隣接する金属膜の間、金属膜の外側に、金属膜と略平行に進展するクラックを抑制する。
【解決手段】低温焼成磁器と、この低温焼成磁器中に埋設されている金属膜とを備えている複合体を提供する。金属膜が、銀、白金、銅およびニッケルからなる群より選ばれた一種の金属または二種以上の金属の合金からなる。低温焼成磁器が、Ba−Ti−Zn−O系、Ba−Nd−Ti−Bi−O系またはBa−Al−Si−O系の磁器である。低温焼成磁器が、銀、白金、銅およびニッケルからなる群より選ばれた一種以上の金属を酸化物に換算して0.03重量%以上、3.0重量%以下含有する。あるいは、低温焼成磁器の焼成時の昇温過程において、500℃から最高温度までの昇温速度を650−1100℃/時間とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、低温焼成磁器およびこれを用いた電子部品に関するものである。
携帯電話機等の高周波回路無線機器においては、高周波回路フィルターとして、例えばトップフィルター、送信用段間フィルター、ローカルフィルター、受信用段間フィルター等として、積層型誘電体フィルターが使用されている。こうした誘電体積層フィルターの例は、例えば特開平5−243810号公報に開示されている。
誘電体積層フィルターを製造するためには、誘電体を構成するセラミックス粉末の成形体を複数作製し、各成形体に対して、所定の導体ペーストを塗布することによって所定の電極パターンを各成形体に作製する。次いで、各成形体を積層して積層体を得、この積層体を焼成することによって、導体ペースト層と各成形体とを同時に焼成し、緻密化させる。
この際、電極は一般的に銀系導体、銅系導体、ニッケル系導体のような低融点金属の導体を使用しており、電極を構成する低融点金属よりも低い焼成温度で誘電体を焼結させることが必要である。
本発明者は、低誘電率材料からなる多層配線基板中に、コンデンサーやインダクターを内蔵させることを試みている。この際、特にBa−Ti−Zn−O系、Ba−Nd−Ti−Bi−O系またはBa−Al−Si−O系の磁器が有望である。これらの磁器中に、銀電極、銅電極、ニッケル電極などを埋設し、焼結させる。
しかし、最近は誘電体積層フィルターの小型化が求められていることから、これらの内蔵電極の間の間隔を著しく小さくすることが要求されてきている。ところが、内蔵電極の間隔を小さくし、あるいは内蔵電極の層数を増加させると、例えば図1に示すように、電極膜と電極膜との間に挟まれた領域内に、隣接する電極膜のほぼ中間に、電極膜に対してほぼ平行な方向へと向かって延びるクラックが生ずることがあった(図1においては、下から2番目の電極膜と下から3番目の電極膜との間に、白く細長いクラックが横方向へと走っている)。また、場合によっては、図2に示すように、金属膜の外側に、金属膜と略平行な方向へと向かって進展するクラックが見られることがあった(図2においては、下から2番目の金属膜の更に下方に白い線が見られる)。
本発明の課題は、Ba−Ti−Zn−O系、Ba−Nd−Ti−Bi−O系またはBa−Al−Si−O系の磁器中に金属膜を埋設した低温焼成磁器において、隣接する金属膜の間、あるいは金属膜の外側に、金属膜と略平行な方向へと向かって進展するクラックを抑制することである。
本発明は、低温焼成磁器と、この低温焼成磁器中に埋設されている金属膜とを備えている複合体であって、金属膜が、銀、白金、銅およびニッケルからなる群より選ばれた一種の金属または二種以上の金属の合金からなり、低温焼成磁器が、Ba−Ti−Zn−O系、Ba−Nd−Ti−Bi−O系またはBa−Al−Si−O系の磁器であり、かつ低温焼成磁器が、銀、白金、銅およびニッケルからなる群より選ばれた一種以上の金属を酸化物に換算して0.03重量%以上、3.0重量%以下含有することを特徴とする。
また、本発明は、前記複合体からなることを特徴とする、電子部品に係るものである。
このように、前記の低温焼成磁器中に特定金属または合金を酸化物に換算して0.03−3.0重量%添加することで、金属膜から若干離れた位置での、低温焼成磁器中における電極膜と略平行な方向のクラックの数を減らし、かつその総延長距離を減らすことに成功した。
隣接する二つの金属膜の間にクラックが発生する場合には、このクラックが二つの金属膜のほぼ中間に生成する点が注目される。おそらく、低温焼成磁器の焼成段階において、各金属膜から磁器中へと金属が拡散し、これによって金属膜の近傍の磁器の焼成開始温度が低下するものと思われる。この結果、金属膜から離れた位置にある磁器と金属膜の近傍の磁器との間で、焼成収縮時の挙動が相違しており、これによって磁器の内部において金属膜と略平行にクラックが進展するものと思われる。
低温焼成磁器は、銀、白金、銅およびニッケルからなる群より選ばれた一種の金属または二種以上の金属の合金を、酸化物に換算して0.03重量%以上、3.0重量%以下含有している。これが0.03重量%未満であると、クラック防止の効果が顕著ではない。これが3.0重量%を超えると、磁器のQ値等の諸物性が低下すると共に、磁器の強度が低下し、かえってクラックの発生率が上昇する。即ち、前記した添加金属の効果は、磁器の全体の焼成収縮挙動を、金属膜の近傍の磁器の焼成収縮挙動に近づけるというだけでなく、磁器に強度を付与するという点でもクラック防止効果を発揮している。
好適な実施形態においては、低温焼成磁器が、銀、白金、銅およびニッケルからなる群より選ばれた一種の金属または二種以上の金属の合金を0.05重量%以上含有しており、特に好ましくは0.10重量%以上含有している。また、この含有量は、一層好ましくは、2.0重量%以下であり、特に好ましくは1.0重量%以下である。
好適な実施形態においては、低温焼成磁器が含有する前記金属が、銀、銀−白金合金、銅またはニッケルであり、一層好ましくは銀または銀−白金合金であり、最も好ましくは銀である。
また、本発明は、低温焼成磁器と、この低温焼成磁器中に埋設されている金属膜とを備えている複合体を製造する方法であって、金属膜が、銀、白金、銅およびニッケルからなる群より選ばれた一種の金属または二種以上の金属の合金からなり、低温焼成磁器が、Ba−Ti−Zn−O系、Ba−Nd−Ti−Bi−O系またはBa−Al−Si−O系の磁器であり、低温焼成磁器の焼成時の昇温過程において、500℃から最高温度までの昇温速度を650−1100℃/時間とすることを特徴とする。
この発明においては、磁器は、銀、白金、銅およびニッケルからなる群より選ばれた一種以上の金属を前記の割合で含有していて良いが、含有していなくとも良い。
このように、前記の特定の組成系の磁器においては500℃前後から焼成収縮が開始する。このため、昇温過程において、500℃から最高温度までの昇温速度を650℃/時間以上とすることによって、昇温過程における金属膜から磁器内部への金属の拡散を遅らせ、これによってクラックの発生を抑制する。ただし、昇温速度が1100℃/時間を超えると、磁器強度が低下するためか、かえってクラックの発生が増大することが分かった。
前記昇温速度は、好ましくは700℃/時間以上であり、特に好ましくは750℃/時間以上である。また、前記昇温速度は、好ましくは1000℃/時間以下である。
本発明における低温焼成磁器の好適組成は、以下のとおりである。
Ba−Ti−Zn−O系
BaO:10−40重量%(好ましくは15−35重量%)
TiO2 :30−70重量%(好ましくは35−65重量%)
ZnO:1−25重量%(好ましくは5−20重量%)
Ba−Nd−Ti−Bi−O系
BaO:10−30重量%(好ましくは15−25重量%)
TiO2 :20−60重量%(好ましくは25−55重量%)
Nd23 :20−60重量%(好ましくは25−55重量%)
Bi23 :1−30重量%(好ましくは5−20重量%)
Ba−Al−Si−O系
BaO:35−70重量%(好ましくは40−65重量%)
SiO2 :25−46重量%(好ましくは30−40重量%)
Al23 :0.1−20重量%(好ましくは2−15重量%)
ZnO:0.5−20重量%(好ましくは1.0−15重量%)
Cr23 :0.1−3.5重量%(好ましくは0.5−2.5重量%)
この他、下記の金属酸化物成分を、合計で0.1−20重量%含有させることができる。
Cr23 、MnO、Al23 、SrO、TiO2 、Y23 、ZrO2 、ZnO、La23 、Nd23 、Ce23 、Sm23 、Gd23 、Bi23
また、ZnO−SiO2 −B23 系のガラス成分を、合計で0.1−10重量%添加することができる。
本発明の対象となる電子部品は特に限定されないが、例えば積層誘電体フィルターの他、多層配線基板、誘電体アンテナ、誘電体カップラー、誘電体複合モジュール等がある。
本発明の低温焼成磁器を製造する際には、好ましくは、各金属成分の原料を所定比率で混合して混合粉末を得、混合粉末を1000−1300℃で仮焼し、仮焼体を粉砕し、セラミック粉末を得る。そして、好ましくは、セラミック粉末と、SiO2 、B23 およびZnOからなるガラス粉末とを使用して、グリーンシートを作製し、グリーンシートを850−920℃で焼成する。各金属成分の原料としては、各金属の酸化物、硝酸塩、炭酸塩、硫酸塩などを使用できる。例えば、銀の材料としては、硝酸銀、銀金属、酸化銀を好適に使用できる。
また、本発明は、隣接する金属膜の間隔が狭い仕様の場合、例えば0.2mm以下である場合に、特に好適である。
以上述べたように、本発明によれば、Ba−Ti−Zn−O系、Ba−Nd−Ti−Bi−O系またはBa−Al−Si−O系の磁器中に金属膜を埋設した低温焼成磁器において、隣接する金属膜の間、あるいは金属膜の外側に、金属膜と略平行な方向へと向かって進展するクラックを抑制できる。
(実験1)
炭酸バリウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マンガンおよびアルミナをそれぞれ秤量し、湿式混合することによって、混合粉末を得、混合粉末を1000−1300℃で仮焼し、仮焼体を得た。仮焼体を粉砕し、仮焼粉末と硝酸銀粉末とをボールミル中で所定粒度となるまで粉砕し、混合し、セラミック粉末を得た。
酸化亜鉛、酸化ホウ素、酸化珪素の各粉末を秤量し、乾式混合し、混合粉末を白金ルツボ中で溶融させ、溶融物を水中に投下して急速冷却し、塊状のガラスを得た。このガラスを湿式粉砕し、低融点ガラス粉末を得た。
得られたセラミック粉末とガラス粉末とを、有機バインダー、可塑剤、分散剤および有機溶剤と共に、アルミナポット、アルミナボールを使用して混合し、スラリーを得た。このスラリーを用いて、ドクターブレード装置によって、厚さ0.03−2.00mmのグリーンシートを成形した。
各グリーンシートにコンデンサー電極パターンや共振器電極パターンをスクリーン印刷し、30枚のグリーンシートを積層し、切断し、焼成した。焼成時には、室温から500℃まで50℃/時間で昇温し、500℃から920℃まで200℃/時間で昇温し、920℃で2時間保持した。次いで、室温まで300℃/時間で降温した。焼成体を切断し、切断面を研磨し、切断面を走査型電子顕微鏡によって観察した。
表1に示す各組成について、それぞれ50個の焼成体を作製し、各焼成体についてクラックの有無を観測し、クラックが発生していた焼成体の個数と、クラックの総延長(クラックの長さの合計)とを表1に示した。なお、焼成体において、バリウム、チタン、亜鉛、マンガンおよびアルミニウムの酸化物換算重量比率は、17:50:28:1:2重量%であり、銀の添加量は、表1に示すように変更した。ガラスの重量比率は2重量%である。
なお、表1において、銀を添加しなかった場合について得られた2つの焼成体の断面写真を図1、図2に示す。
(実験2)
実験1において、バリウムをBaOに換算して20重量%、チタンをTiO2に換算して35重量%、ネオジムをNd23 に換算して30重量%、ビスマスをBi23 に換算して13重量%含有し、ガラスの重量比率が2重量%である組成を採用した。これ以外は実験1と同様にして焼成体を作製したところ、実験1と同様の結果を得た。
(実験3)
実験1において、バリウムをBaOに換算して53重量%、珪素をSiO2 に換算して35重量%、アルミニウムをAl23 に換算して2重量%、亜鉛をZnOに換算して5重量%、クロムをCr23 に換算して2重量%含有しており、ガラスの重量比率が3重量%である組成を採用した。これ以外は実験1と同様にして焼成体を作製したところ、実験1と同様の結果を得た。
(実験4)
炭酸バリウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マンガンおよびアルミナをそれぞれ秤量し、湿式混合することによって、混合粉末を得、混合粉末を1000−1300℃で仮焼し、仮焼体を得た。仮焼体を粉砕し、仮焼粉末をボールミル中で所定粒度となるまで粉砕、混合し、セラミック粉末を得た。
酸化亜鉛、酸化ホウ素、酸化珪素の各粉末を秤量し、乾式混合し、混合粉末を白金ルツボ中で溶融させ、溶融物を水中に投下して急速冷却し、塊状のガラスを得た。このガラスを湿式粉砕し、低融点ガラス粉末を得た。
得られたセラミック粉末とガラス粉末とを、有機バインダー、可塑剤、分散剤および有機溶剤と共に、アルミナポット、アルミナボールを使用して混合し、スラリーを得た。このスラリーを用いて、ドクターブレード装置によって、厚さ0.03−2mmのグリーンシートを成形した。
各グリーンシートにコンデンサー電極パターンや共振器電極パターンをスクリーン印刷し、30枚のグリーンシートを積層し、切断し、焼成した。焼成時には、室温から500℃まで50℃/時間で昇温し、500℃から920℃まで、表2に示す昇温速度で昇温し、920℃で2時間保持した。次いで、室温まで300℃/時間で降温した。焼成体を切断し、切断面を研磨し、切断面を光学電子顕微鏡によって観察した。
表2に示す各例について、それぞれ50個の焼成体を作製し、各焼成体についてクラックの有無を観測し、クラックが発生していた焼成体の個数と、クラックの総延長(クラックの長さの合計)とを表2に示した。なお、焼成体において、バリウム、チタン、亜鉛、マンガンおよびアルミニウムの酸化物換算重量比率は、17:50:28:1:2重量%であり、ガラスの重量比率は2重量%である。
(実験5)
実験4において、バリウムをBaOに換算して20重量%、チタンをTiO2に換算して35重量%、ネオジムをNd23 に換算して30重量%、ビスマスをBi23 に換算して13重量%含有し、ガラスの重量比率が2重量%である組成を採用した。これ以外は実験4と同様にして焼成体を作製したところ、実験4と同様の結果を得た。
(実験6)
実験4において、バリウムをBaOに換算して53重量%、珪素をSiO2 に換算して35重量%、アルミニウムをAl23 に換算して2重量%、亜鉛をZnOに換算して5重量%、クロムをCr23 に換算して2重量%含有し、ガラスの重量比率が3重量%である組成を採用した。これ以外は実験4と同様にして焼成体を作製したところ、実験4と同様の結果を得た。
比較例における磁器の断面の写真を示し、隣接する電極膜の間にクラックが進展している。 比較例における磁器の断面の写真を示し、下から2番目の電極膜の外側に、電極膜から少し離れた位置にクラックが進展している。

Claims (11)

  1. 低温焼成磁器と、この低温焼成磁器中に埋設されている金属膜とを備えている複合体であって、
    前記金属膜が、銀、白金、銅およびニッケルからなる群より選ばれた一種の金属または二種以上の金属の合金からなり、前記低温焼成磁器が、Ba−Ti−Zn−O系、Ba−Nd−Ti−Bi−O系またはBa−Al−Si−O系の磁器であり、かつ前記低温焼成磁器が、銀、白金、銅およびニッケルからなる群より選ばれた一種以上の金属を0.03重量%以上、3.0重量%以下含有することを特徴とする、複合体。
  2. 前記低温焼成磁器が、バリウムをBaOに換算して10−40重量%、チタンをTiO2 に換算して30−70重量%、亜鉛をZnOに換算して1−25重量%含有することを特徴とする、請求項1記載の複合体。
  3. 前記低温焼成磁器が、バリウムをBaOに換算して10−30重量%、チタンをTiO2 に換算して20−60重量%、ネオジムをNd23 に換算して20−60重量%、ビスマスをBi23 に換算して1−30重量%含有することを特徴とする、請求項1記載の複合体。
  4. 前記低温焼成磁器が、バリウムをBaOに換算して35−70重量%、珪素をSiO2 に換算して25−46重量%、アルミニウムをAl23 に換算して0.1−20重量%含有することを特徴とする、請求項1記載の複合体。
  5. 請求項1−4のいずれか一つの請求項に記載の複合体からなることを特徴とする、電子部品。
  6. 低温焼成磁器と、この低温焼成磁器中に埋設されている金属膜とを備えている複合体を製造する方法であって、
    前記金属膜が、銀、白金、銅およびニッケルからなる群より選ばれた一種の金属または二種以上の金属の合金からなり、前記低温焼成磁器が、Ba−Ti−Zn−O系、Ba−Nd−Ti−Bi−O系またはBa−Al−Si−O系の磁器であり、前記低温焼成磁器の焼成時の昇温過程において、500℃から最高温度までの昇温速度を650−1100℃/時間とすることを特徴とする、複合体の製造方法。
  7. 前記低温焼成磁器が、バリウムをBaOに換算して10−40重量%、チタンをTiO2 に換算して30−70重量%、亜鉛をZnOに換算して1−25重量%含有することを特徴とする、請求項6記載の複合体の製造方法。
  8. 前記低温焼成磁器が、バリウムをBaOに換算して10−30重量%、チタンをTiO2 に換算して20−60重量%、ネオジムをNd23 に換算して20−60重量%、ビスマスをBi23 に換算して1−30重量%含有することを特徴とする、請求項6記載の複合体の製造方法。
  9. 前記低温焼成磁器が、バリウムをBaOに換算して35−70重量%、珪素をSiO2 に換算して25−46重量%、アルミニウムをAl23 に換算して0.1−20重量%含有することを特徴とする、請求項6記載の複合体の製造方法。
  10. 前記低温焼成磁器をグリーンシート積層法によって成形することを特徴とする、請求項6−9のいずれか一つの請求項に記載の複合体の製造方法。
  11. 前記複合体が電子部品であることを特徴とする、請求項6−10のいずれか一つの請求項に記載の複合体の製造方法。
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