JP2010094937A - サイドバルブゲート式ホットランナーシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、溶融樹脂が成形機(5)より射出され、ホットランナーシステムのスプルーブッシュ(1)からマニホールドブロック(2)、ノズル(3)、サイドノズル(4)を経て製品部に充填して成形する機構に関する。成形機(5)は溶融樹脂を射出する直前に、固定側型板側面に設置したシリンダーのピストン(6)を作動させてバルブピン(7)を動かし、製品の側面に設置したゲートチップ(21)におけるゲート孔(27)を開き溶融樹脂を製品部に充填した後シリンダーのピストン(6)を作動させてバルブピン(7)を動かし、ゲート孔を閉じる構造を有する。
【選択図】図1
Description
バルブゲート式ホットランナーシステムに関する。
一方、製品が大型になるのに比例して、図2の拡大図における(A)の部分、(B)の部分におけるゲート孔を大きくとらないと圧力損失が大きくなり、製品の端部まで溶融樹脂が届かず、製品不良になってしまう。この為に多くのゲートを設置する必要があり、産業廃棄物となるランナーも多くなるという問題があった。これは圧力損失を抑止するためにはゲート孔を大きくする必要があるが、その分、後加工の手間がかかるというトレードオフの関係にあった。
溶融樹脂を製品部の側面から充填するホットランナーシステム方式では、製品部にホットランナーのゲート孔を設置することが出来ない為に、サブランナー(12)の入り口にホットランナーのゲート孔(41)を設置して、サブランナー(12)を介してキャビティ(38)内に溶融樹脂が注入されることになる。
その為、図3に示すホットランナーシステム方式では、図4〜図6に示す製品にゲート(8)、(10)、(11)及びサブランナー(12)が付着していた。
を取り除く作業が必要となる為、人件費、作業時間がかかり効率的ではなく、サブランナー(12)を取り除く作業時に成形品に傷をつけてしまい不良品となってしまう危険性もある。更に、取り除かれたサブランナー(12)は、産業廃棄物となるため、処分するの
に費用がかかり、環境にも良くない。
また、製品よりサブランナー(12)の方が厚みが大きいことから、サブランナー(12)の冷却が完了しなければ製品を取り出すことは出来ず、冷却時間が長くかかり成形サイクルタイムの短縮をはかれないといった問題点もある。
また、安定してゲートカットを行うとともに、溶融樹脂の充填時における圧力損失を減少させることを目的とする。
(1)バルブゲート式ホットランナーシステムにおいて、樹脂流路からキャビティ内に溶融樹脂を注入する樹脂流路のゲート孔を有し、キャビティの側面側に、ヒーターの設置された樹脂流路を有するサイドノズルが隣接配置され、前記キャビティ内にキャビティの側面側から溶融樹脂を注入することが可能となることを特徴とするサイドバルブゲート式ホットランナーシステムである。
(2)前記キャビティ内に溶融樹脂を注入した後、前記サイドノズルの溶融樹脂をキャビティ内に注入するゲート孔にバルブピンの先端を押し入れる構造を有し、サイドノズルとキャビティ間において成形品における製品にゲートの残りやバリ発生の原因となる隙間部分を封止することを特徴とする上記(1)記載のサイドバルブゲート式ホットランナーシステムである。
(4)ラウンドゲート方式において、前記バルブピンを設置することによってバリの発生をなくして成形できることをことを特徴する上記(1)乃至(3)のいずれか一に記載のサイドバルブゲート式ホットランナーシステムである。
また、不要なサブランナーを廃棄する手間、費用がかからなくなると共に、冷却時間が短くなり成形サイクルタイムの短縮が図れるようになるという効果を奏する。
また、バルブピンが確実にゲート孔を閉じる為、ゲート孔の径を大きく設定できる。その為に溶融樹脂の充填時における圧力損失を減少させることができ、キャビティに溶融樹脂をスムーズに充填することが可能となり、製品のヒケ、ソリ等、形状不良の発生を防ぐ
ことが出来ると共に、射出率も上がりゲート点数を減少させる事も可能となる。
図1は、本発明に係るサイドバルブゲート式ホットランナーシステムの一例を示した断面概念図である。
ゲートチップ(21)におけるゲート孔(27)は、シリンダーのピストン(6)によってゲートカットされることから、製品に製品以外の余分なランナーやスプルーが付加しない。そのため余分なランナーやスプルーを取り除く工程やランナーやスプルーの冷却工程が不要になり、成形サイクルタイムを短縮できる。
またゲートカットにより製品における糸引き等を防止することができるという効果も奏する。
本実施形態に係るホットランナーシステム及び金型は、固定側取付板(101)、スペーサーブロック(102)、固定側型板(103)、可動側型板(104)、受け板(105)、スペーサーブロック(106)、上部エジェクタープレート(107)、下部エジェクタープレート(108)及び可動側取付板(109)とから構成されている。
本実施形態に係るサイドバルブゲート式ホットランナーシステムについて、図1に示すマニホールドブロック(2)の構成を、図7を参照してさらに詳しく説明する。
カートリッジヒーター(図示省略)、サーモカップル(図示省略)は図示しない温度コントローラーに接続されており、温度コントローラーを介して供給される電力によりマニホールドブロック(2)を成形最適温度に昇温させる。
また、マニホールドブロック(2)の内部には溶融樹脂の流路が図7に示す如く形成されており、ノズル(3)(図1を参照)の溶融樹脂の流路に合う位置にゲート点数分の溶融樹脂の出口が設定されている。
図8に示す如く、ノズルはノズル本体(3)とサーモカップル内蔵のコイル状又は鋳込み状のヒーター (17)より構成されている。サーモカップル内蔵のコイル状又は鋳込
み状のヒーター (17)は図示しない温度コントローラーに接続されており、温度コン
トローラーを介して供給される電力によりノズル本体(3)を成形最適温度に昇温させる
。
また内部には溶融樹脂の流路が形成されていることから、ノズル本体(3)はマニホールドブロック(2)から出た溶融樹脂をサイドノズル(4)に流し込む役割を持つ。
ヒーター(図示省略)及びサーモカップル(図示省略)は図示しない温度コントローラーに接続されており、温度コントローラーを介して供給される電力によりサイドノズル本体(4)を成形最適温度に昇温させる。
また、内部に溶融樹脂の流路が形成されており、その樹脂流路にはバルプピン(7)が通る。ピンブッシング(20)はサイドノズル(4)にバルブピン(7)を通す為に設置し、サイドノズル(4)とバルブピン(7)の隙間からの樹脂漏れを防ぐ役割を持つ。
また、固定側型板(103)(図1を参照)の側面にはシリンダーが設置されている。
図9に示す如く、ピストン(6)にはバルブピン(7)がリテーナー(22)で固定されており、ピストン(6)が型開き方向と直交又は傾斜角をもった方向に作動することに連動してバルブピン(7)も型開き方向と直交又は傾斜角をもった方向に作動してゲート孔を開閉する。
また、スプルーブッシュ(1)、マニホールドブロック(2)、ノズル(3)、サイドノズル(49)と連結しており、各接合部は樹脂漏れが起きないように密着している。
充填された溶融樹脂は冷却固化後、製品となって取り出される。不要なランナーやスプルーが付いていない為、射出された樹脂は全て製品として利用が出来る。
2 マニホールドブロック
3 ノズル本体
4 サイドノズル
5 成形機
6 ピストン
7 バルブピン
17 ヒーター
21 ゲートチップ
27 ゲート孔
Claims (4)
- バルブゲート式ホットランナーシステムにおいて、樹脂流路からキャビティ内に溶融樹脂を注入する樹脂流路のゲート孔を有し、キャビティの側面側にヒーターの設置された樹脂流路を有するサイドノズルが隣接配置され、前記キャビティ内にキャビティの側面側から溶融樹脂を注入することが可能となることを特徴とするサイドバルブゲート式ホットランナーシステム。
- 前記キャビティ内に溶融樹脂を注入した後、前記サイドノズルの溶融樹脂をキャビティ内に注入するゲート孔にバルブピンの先端を押し入れる構造を有し、サイドノズルとキャビティ間において製品にバリ発生の原因となる隙間部分を封止することを特徴とする請求項1記載のサイドバルブゲート式ホットランナーシステム。
- サブマリンゲート方式において、前記バルブピンを設置することによってバリの発生をなくして成形できることを特徴とする請求項1又は2記載のサイドバルブゲート式ホットランナーシステム。
- ラウンドゲート方式において、前記バルブピンを設置することによってバリの発生をなくして成形できることをことを特徴する請求項1乃至3のいずれか一に記載のサイドバルブゲート式ホットランナーシステム。
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JP2008269566A JP2010094937A (ja) | 2008-10-20 | 2008-10-20 | サイドバルブゲート式ホットランナーシステム |
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Publications (1)
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2008
- 2008-10-20 JP JP2008269566A patent/JP2010094937A/ja active Pending
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