JP2010060644A - トナー及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも樹脂、及び着色剤を含有するトナー組成液を貯留する貯留部に設けた複数のノズルを有する薄膜を機械的振動手段により振動させて該薄膜のノズルからトナー組成液を周期的に放出し、液滴化する周期的液滴化工程と、液滴化された前記トナー組成液を固化させてトナー粒子を形成するトナー粒子形成工程とを含み、トナー粒子形成工程が、前記薄膜のノズルからトナー組成液を、乾燥気流中の有機溶媒の分圧が、乾燥温度での該有機溶媒の飽和蒸気圧の1/10以上、該有機溶媒の飽和蒸気圧以下である状態で放出する一次乾燥工程と、有機溶媒の希散と共にトナー組成液を固化する二次乾燥工程とを含むトナーの製造方法である。
【選択図】図11
Description
また、最近では、懸濁重合法、乳化重合凝集法等による重合型トナーが検討されている。更に、ポリマー溶解懸濁法と呼ばれる体積収縮を伴う工法も検討されている(特許文献1参照)。このポリマー溶解懸濁法は、トナー材料を低沸点有機溶媒等の揮発性溶剤に分散乃至溶解させ、これを分散剤の存在する水系媒体中で乳化乃至液滴化した後に揮発性溶剤を除去するものである。このポリマー溶解懸濁法は前記懸濁重合法、乳化重合凝集法と異なり、用いることのできる樹脂の汎用性が広く、透明性及び定着後の画像部の平滑性が要求されるフルカラープロセスに有用なポリエステル樹脂を用いることができる点で優れている。
しかし、前記重合型トナーにおいては、水系媒体中で分散剤を使用することを前提としているため、トナーの帯電特性を損なう分散剤がトナー表面に残存して環境安定性が損なわれるという不具合が発生したり、分散剤を除去するために非常に大量の洗浄水を必要とするので、必ずしも製法として満足のいくものではない。
しかし、これらの提案の方法では、一つのノズルから単位時間当たりに吐出できる液滴数が少なく、生産性が悪いという問題があると共に、液滴同士の合一による粒度分布の広がりが避けられず、単一分散性という点においても満足できるものではなかった。
また、熱硬化性樹脂又はUV硬化樹脂を含有するトナー材料を分散質として、分散媒中に微分散した分散液を、ノズルから液滴として間欠的に吐出した後、液滴を凝集させ、熱硬化樹脂又はUV硬化樹脂を硬化させて粒子形成の安定化を図る方法も提案されている(特許文献5及び6参照)。しかし、これらの方法は、前記特許文献1〜4と同様に、生産性が低く、単一分散性の点でも不十分であった。また、トナー粒子形成後に樹脂を硬化させているが、定着特性に関する課題を解決できるものではなかった。
前記特許文献5及び特許文献6に記載の造粒方法は、流体に直接加振部が触れることを特徴としているが、このような構成の場合には、細孔と振動部の数が一致する場合はシャープな粒径分布を達成できるが、多数の細孔と1つの加振部の場合、細孔の位置と加振部の位置関係によるその距離に応じて、細孔から吐出する液滴の大きさが変化するので、トナー粒子が異なる複数のオリフィス間で異なった粒径を生産してしまうことが判明した。
更に、フルカラー画像を作成するために多色トナーより形成された画像の感光体から転写媒体や紙への転写プロセスも複雑になってきており、粉砕型トナーのような不定形の形状による転写性の悪さから、転写された画像の抜けやそれを補うためトナー消費量が多いという問題がある。
例えば特許文献7及び8には、低温定着性に優れるポリエステル樹脂との組み合わせが提示されているが、溶融混練した後、微粉砕し、更に分級する混練粉砕法により製造されている粉砕トナーであり、トナー形状及び表面構造は不定形であり、使用材料の粉砕性や粉砕工程の条件により微妙に変化するものの、トナー形状及び表面構造を任意に制御することは容易でない。また、トナーの粒度分布を更に狭くすることは分級の能力の限界やコストアップにつながることから更に向上させることは困難な状況にある。また、トナーの粒度分布における平均粒径については収率、生産性、コストから考えた場合、小粒径(特に6μm以下)にすることは粉砕型トナーにとって非常に大きな課題となる。
一方、微小ノズルからトナー組成液を吐出させてトナー粒子を形成するトナーの製造方法では球形化や小粒径化は容易であるが、ノズルの詰まりが生じるという課題がある。特に離型剤を含有したトナーの場合には、トナー組成液中に存在する粗大な離型剤や凝集した離型剤に起因するノズルの詰まりが生じやすいため離型剤であるワックスの分散径を制御することが必要となる。
<1> 少なくとも樹脂、離型剤、及び着色剤を含有するトナー組成液を貯留する貯留部に設けた複数のノズルを有する薄膜を機械的振動手段により振動させて該薄膜のノズルから前記トナー組成液を周期的に放出し、液滴化する周期的液滴化工程と、
前記液滴化された前記トナー組成液を固化させてトナー粒子を形成するトナー粒子形成工程と、を含むトナーの製造方法であって、
前記トナー粒子形成工程が、前記薄膜のノズルからトナー組成液を、乾燥気流中の有機溶媒の分圧が、乾燥温度での該有機溶媒の飽和蒸気圧の1/10以上、該有機溶媒の飽和蒸気圧以下である状態で放出する一次乾燥工程と、前記有機溶媒の希散と共にトナー組成液を固化する二次乾燥工程とを含むことを特徴とするトナーの製造方法である。
<2> 一次乾燥工程において、常圧下における沸点が45℃〜120℃である有機溶媒を1種以上使用する前記<1>に記載のトナーの製造方法である。
<3> 一次乾燥工程において、薄膜のノズルからトナー組成液を同一法線方向に液滴放出速度の3倍〜20倍の風速で放出する前記<1>から<2>のいずれかに記載のトナーの製造方法である。
<4> 一次乾燥工程において、トナー組成液の温度と、一次乾燥工程での乾燥温度とが同じ温度である前記<1>から<3>のいずれかに記載のトナーの製造方法である。
<5> トナー粒子の質量平均粒径が3μm〜8μmである前記<1>から<4>のいずれかに記載のトナーの製造方法である。
<6> トナー粒子の質量平均粒径/個数平均粒径が1.25以下である前記<1>から<5>のいずれかに記載のトナーの製造方法である。
<7> 離型剤が、酸変性炭化水素系ワックスである前記<1>から<6>のいずれかに記載のトナーの製造方法である。
<8> 前記<1>から<7>のいずれかに記載のトナーの製造方法により製造されたことを特徴とするトナーである。
<9> 前記<9>に記載のトナーと、キャリアとを含有することを特徴とする現像剤である。
前記液滴化された前記トナー組成液を固化させてトナー粒子を形成するトナー粒子形成工程と、を含み、
前記トナー粒子形成工程が、前記薄膜のノズルからトナー組成液を、乾燥気流中の有機溶媒の分圧が、乾燥温度での該有機溶媒の飽和蒸気圧の1/10以上、該有機溶媒の飽和蒸気圧以下である状態で放出する一次乾燥工程と、前記有機溶媒の希散と共にトナー組成液を固化する二次乾燥工程とを含む。
本発明のトナーの製造方法においては、周期的液滴化工程における薄膜のノズルから前記トナー組成液を周期的に放出する際の有機溶媒の蒸気分圧を規定することにより、トナー組成液を機械的振動手段により周期的に放出し、液滴化しても、放出後減速による合着粒子の発生やノズルつまりが発生することなく、これまでにない粒度の単一分散性を有したトナーを効率よく生産することができる。
本発明のトナーの製造方法は、周期的液滴化工程と、トナー粒子形成工程とを含み、更に必要に応じてその他の工程を含んでなる。
前記トナー粒子形成工程は、前記薄膜のノズルからトナー組成液を、乾燥気流中の有機溶媒の分圧が、乾燥温度での該有機溶媒の飽和蒸気圧の1/10以上、該有機溶媒の飽和蒸気圧以下である状態で放出する一次乾燥工程と、前記有機溶媒の希散と共にトナー組成液を固化する二次乾燥工程とを含む。
本発明のトナーは、本発明のトナーの製造方法により製造される。
以下、本発明のトナーの製造方法の説明を通じて、本発明のトナーの詳細についても明らかにする。
前記周期的液滴化工程は、少なくとも樹脂、離型剤、及び着色剤を含有するトナー組成液を貯留する貯留部に設けた複数のノズルを有する薄膜を機械的振動手段により振動させて該薄膜のノズルから前記トナー組成液を周期的に放出し、液滴化する工程である。
前記(2)の多流体スプレーノズルとしては、外部混合二流体ノズルが一般的であるが、更なる微粒化や粒度の均一性を得るため、内部混合二流体ノズルや四流体ノズルといったさまざまな改良が検討されている。また、前記(3)の回転円盤型噴霧機も同様の狙いから、円盤形状を皿型、椀型、多翼型などに改良することが検討されている。
しかし、これらの製造方法で得られるトナーは粒度分布が広く分級を必要とする場合がある。
本発明者らは、この欠点を改良した、均一な粒度のトナーを得る製造方法として、複数の均一径ノズルを有する薄膜からトナー組成液を機械的振動手段により周期的に放出し、液滴化する周期的液滴化方法を知見した。即ち、本発明のトナー製造方法に使用されるトナー製造装置としては、少なくとも樹脂及び着色剤を含有するトナー材料の溶解乃至分散液であるトナー組成液を、前記複数のノズルを有する薄膜の周囲に機械的振動手段を円環状に形成してなる液滴化手段又は複数のノズルを有する薄膜に対して平行振動面を垂直方向に縦振動する機械的振動手段を設けてなる液滴化手段を用いて各ノズルから放出することにより均一粒径の液滴を生成させることができる。
一つは、複数のノズルを有する薄膜に対して平行振動面を有し、垂直方向に縦振動する機械的手段(機械的縦振動手段)を用いる方式(以下、単に「ホーン型」と称することもある)であり、他の一つは、複数のノズルを有する薄膜の周囲に円環状に形成された機械的振動手段(円環状機械的振動手段)を設ける方式(以下、単に「リング型」と称することもある)である。
まず、機械的縦振動手段を設けたトナー製造装置の一例について図1の模式的構成図を参照して説明する。
トナーの製造装置1は、少なくとも樹脂、離型剤、及び着色剤を含有するトナー組成液を液滴化して放出する液滴化手段としての液滴噴射ユニット2と、この液滴噴射ユニット2が上方に配置され、液滴噴射ユニット2から放出される液滴化されたトナー組成液の液滴を固化してトナー粒子を形成する粒子化手段としての粒子形成部3と、該粒子形成部3で形成されたトナー粒子を捕集するトナー捕集部4と、該トナー捕集部4で捕集されたトナー粒子がチューブ5を介して移送され、移送されたトナー粒子を貯留するトナー貯留手段としてのトナー貯留部6と、トナー組成液10を収容する原料収容部7と、この原料収容部7内から液滴噴射ユニット2に対してトナー組成液10を送液する配管(送液管)8と、稼動時などにトナー組成液10を圧送供給するためのポンプ9とを備えている。
この液滴噴射ユニット2は、複数のノズル(吐出口)11が形成された薄膜12と、この薄膜12を振動させる機械的振動手段(以下、「振動手段」と称することもある)13と、薄膜12と振動手段13との間に少なくとも樹脂、離型剤、及び着色剤を含有するトナー組成液10を供給する貯留部(液流路)14を形成する流路部材15とを備えている。
前記複数のノズル11を有する薄膜12は、前記振動手段13の振動面13aに対して平行に設置されており、薄膜12の一部がハンダ又はトナー組成液に溶解しない樹脂結着材料によって流路部材15に接合固定されており、振動手段13の振動方向とは実質的に垂直な位置関係となる。前記振動手段13の振動発生手段21の上下面に電圧信号が付与されるように、通信手段24が設けられており、駆動信号発生源23からの信号を機械的振動に変換することができる。電気信号を与える通信手段としては、表面を絶縁被覆されたリード線が適している。また、振動手段13は後述する各種ホーン型振動子、ボルト締めランジュバン型振動子など、振動振幅の大きな素子を用いることが、効率的かつ安定なトナー生産には好適である。
この振動手段13としては、薄膜12に対して確実な縦振動を一定の周波数で与えることができるものであれば特に制限はなく、適宜選択して使用することができるが、薄膜12を振動させることから、振動発生手段21にはバイモルフ型のたわみ振動の励起される圧電体21Aが好ましい。圧電体21Aは、電気的エネルギーを機械的エネルギーに変換する機能を有する。具体的には、電圧を印加することにより、たわみ振動が励起され、薄膜12を振動させることが可能となる。
振動発生手段21を構成する圧電体21Aとしては、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等の圧電セラミックスが挙げられるが、一般に変位量が小さいため、積層して使用されることが多い。この他にも、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)等の圧電高分子;水晶;LiNbO3、LiTaO3、KNbO3等の単結晶、などが挙げられる。
振動手段13は、ノズル11を有する薄膜12に対して垂直方向の振動を与えるものであれば、どのような配置でもよいが、振動面13aと薄膜12とは平行に配置される。
図示した例では振動発生手段21と振動増幅手段22で構成される振動手段13としてホーン型振動子を用いており、このホーン型振動子は、圧電素子等の振動発生手段21の振幅を振動増幅手段22としてのホーン22Aで増幅することができるため、機械的振動を発生する振動発生手段21自体は小さな振動でよく、機械的負荷が軽減するために生産装置としての長寿命化につながる。
また、振動手段13としては、特に高強度なボルト締めランジュバン型振動子を用いることもできる。このボルト締めランジュバン型振動子は圧電セラミックスが機械的に結合されており、高振幅励振時に破損することがない。
機械的振動を発生する振動手段13の大きさは、発振振動数の減少に伴い大きくなることが一般的であり、必要な周波数に応じて、適宜振動手段に直接穴あけ加工を施し貯留部を設けることができる。また、貯留部全体を効率的に振動させることも可能である。この場合、振動面とは、前記複数のノズルを有する薄膜が貼り合わされた面と定義される。
図8に示す例は、振動手段90(13)として、振動発生部としての圧電体91A、91B及びホーン92A、92Bがボルトで機械的に強固に固定されて構成されるボルト締めランジュバン型振動子90を用いて、ホーン92Aに貯留部(流路14)を形成したものである。周波数条件により、素子が大きくなる場合もあり、図示のように振動子の一部に流体導入/排出路及び貯留部を加工し、複数の薄膜を有する金属薄膜を貼り付けることができる。
なお、図1では、液滴噴射ユニット2が1個だけ粒子形成部3に取付けられている例を示しているが、複数個の液滴噴射ユニット2を粒子形成部3(乾燥塔)上部に並列にすることが、生産性向上の観点から好ましく、その個数は100個〜1,000個の範囲であることが、制御性の観点から好ましい。この場合、液滴噴射ユニット2の各貯留部14には配管8を介して原料収容部(共通液溜め)7に通じ、トナー組成液10が供給される構成とする。トナー組成液10は、液滴化に伴って自給的に供給される構成とすることもできるし、また、装置稼働時等、補助的にポンプ9を用いて液供給を行う構成とすることもできる。
この液滴噴射ユニット2は、前述した例と同様に、ホーン型振動子を振動手段13を用いて、この振動発生手段13の周囲を囲んでトナー組成液10を供給する流路部材15を配置し、振動発生手段13のホーン22に薄膜12と対向する部分に貯留部14を形成している。更に、流路部材15の周囲に所要の間隔を置いて気流35を流す気流路37を形成する気流路形成部材36を配置している。なお、図示を簡略化するため、薄膜12のノズル11は1個で示しているが、前述したように複数個設けられている。
また、図10に示すように、複数、例えば制御性の観点からは100個〜1,000個の液滴噴射ユニット2を、粒子形成部3を構成する乾燥塔の上部に並べて配置する。これにより、より生産性の向上を図ることができる。
図11は、図1に示すトナーの製造装置において液滴噴射ユニットをリング型のものに代えたものである。
リング式の液滴噴射ユニット2について図12〜図14を参照して説明する。なお、図12は同液滴噴射ユニット2の断面説明図、図13は図12を下側から見た要部底面説明図、図14は液滴化手段の概略断面説明図である。
液滴化手段16は、複数のノズル(吐出口)11が形成された薄膜12と、この薄膜12を振動させる円環状の振動発生手段(電気機械変換手段)17とで構成されている。ここで、薄膜12は、最外周部(図14の斜線を施して示す領域)をハンダ又はトナー組成液に溶解しない樹脂結着材料によって流路部材15に接合固定している。振動発生手段17は、この薄膜12の変形可能領域16A(流路部材15に固定されていない領域)内の周囲に配されている。この振動発生手段17にはリード線21、22を通じて駆動回路(駆動信号発生源)23から所要周波数の駆動電圧(駆動信号)が印加されることで、例えば撓み振動を発生する。
液滴化手段16は、貯留部14に臨む複数のノズル11を有する薄膜12の変形可能領域16A内の周囲に円環状の振動発生手段17が配されていることによって、例えば図15に示す比較例構成のように振動発生手段17Aが薄膜12の周囲を保持している構成に比べて、相対的に薄膜12の変位量が大きくなり、この大きな変位量が得られる比較的大面積(直径1mm以上)の領域に複数のノズル11を配置することができ、これら複数のノズル15より一度に多くの液滴を安定的に形成して放出することができるようになる。
次に、この液滴化手段としての液滴噴射ユニット2による液滴形成のメカニズムについて説明する。
上述したように液滴噴射ユニット2は、貯留部14に臨む複数のノズル11を有する薄膜12に、機械的振動手段である振動手段13によって発生した振動を伝播させて、薄膜12を周期的に振動させ、比較的大面積(直径1mm以上)の領域に複数のノズル11を配置し、それら複数のノズル11より液滴を安定的に形成して放出することができるようになる。
図17A及び図17Bに示すような単純円形膜12の周辺部12Aを固定した場合、基本振動は周辺が節になり、図18に示すように、薄膜の中心Oで変位ΔLが最大(ΔLmax)となる断面形状となり、振動方向に周期的に上下振動する。
また、図19及び図20に示すような、より高次のモードが存在することが知られている。これらのモードは、円形膜内に、同心円状に節を1乃至複数持ち、実質的に軸対称な変形形状である。また、図21に示すように、中心部が凸形状12cとすることで液滴の進行方向を制御し、かつ振動振幅量を調整することが可能である。
円形薄膜の振動により、円形膜各所に設けられたノズル近傍の液体には、膜の振動速度Vmに比例した音圧Pacが発生する。音圧は、媒質(トナー組成液)の放射インピーダンスZrの反作用として生じることが知られており、音圧は、放射インピーダンスと膜振動速度Vmの積で下記式(1)の方程式を用いて表される。
Pac(r,t)=Zr・Vm(r,t) ・・・ 式(1)
膜の振動速度Vmは時間とともに周期的に変動しているため時間の関数であり、例えばサイン波形、矩形波形など、様々な周期変動を形成することが可能である。また、前述のとおり、膜の各所で振動方向の振動変位は異なっており、Vmは、膜上の位置座標の関数でもある。本発明で用いられる膜の振動形態は、上述のとおり軸対称である。したがって、実質的には半径座標の関数となる。
気相へ周期的に排出されたトナー組成液は、液相と気相との表面張力差によって球体を形成するため、液滴化が周期的に発生する。
液滴化を可能とする膜の振動周波数としては20kHz〜2.0MHzの領域が好適に用いられ、50kHz〜500kHzの範囲がより好適に用いられる。20kHz以上の振動周期であれば、液体の励振によって、トナー組成液中の顔料及びワックスなどの微粒子の分散が促進される。
更には、前記音圧の変位量が、10kPa以上となることによって、上述の微粒子分散促進作用がより好適に発生する。
ここで、形成される液滴の直径は、前記膜のノズル近傍における振動変位が大きいほど大きくなる傾向にあり、振動変位が小さい場合、小滴が形成されるか、又は液滴化しない。このような、各ノズル部位における液滴サイズのばらつきを低減するためには、ノズル配置を、膜振動変位の最適な位置に規定することが必要である。
トナー組成液の条件を変更し、粘度20mPa・s以下、表面張力20mN/m〜75mN/mの領域においてサテライトの発生開始領域が同様であったことから、前記音圧の変位量が、500kPa以下が好ましく、100kPa以下がより好ましい。
複数のノズルを有する薄膜12は、先にも述べたように、少なくとも樹脂、離型剤、及び着色剤を含有するトナー材料の溶解乃至分散液(トナー組成液)を、吐出させて液滴とする部材である。
この薄膜12の材質、ノズル11の形状としては、特に制限はなく、適宜選択した形状とすることができるが、例えば、薄膜12は厚み5μm〜500μmの金属板で形成され、かつ、ノズル11の開口径が3μm〜35μmであることが、ノズル11からトナー組成液10の液滴を噴射させるときに、極めて均一な粒子径を有する微小液滴を発生させる観点から好ましい。なお、前記ノズル11の開口径は、真円であれば直径を意味し、楕円であれば短径を意味する。また、複数のノズル11の個数は、2個〜3000個が好ましい。
前記トナー粒子形成工程は、前記液滴化された前記トナー組成液を固化させてトナー粒子を形成する工程である。
前記トナー粒子形成工程は、前記薄膜のノズルからトナー組成液を、乾燥気流中の有機溶媒の分圧が、乾燥温度での該有機溶媒の飽和蒸気圧の1/10以上、該有機溶媒の飽和蒸気圧以下である状態で放出する一次乾燥工程と、前記有機溶媒の希散と共にトナー組成液を固化する二次乾燥工程とを含む。
前記一次乾燥工程において有機溶媒の分圧は、乾燥温度での該有機溶媒の飽和蒸気圧の1/10〜該有機溶媒の飽和蒸気圧であり、飽和蒸気圧の1/8〜飽和蒸気圧が好ましく、飽和蒸気圧の1/5〜飽和蒸気圧がより好ましい。前記分圧が、1/10未満であると、乾燥速度を調整するに至らず、飽和蒸気圧を超えることは現実的でない。
また、前記一次乾燥工程において、薄膜のノズルからトナー組成液を同一法線方向に液滴放出速度の3倍〜20倍の風速で放出することが好ましく、5倍〜20倍がより好ましい。3倍未満の速度差では、粒子を加速するに至らず合着が進行し、粒度分布が不均一になり、20倍以上では液滴形成時には均一な粒子であっても、その速度差のために液滴が一部崩壊して微粉発生により目的を達成し得ない。
前記有機溶媒としては、常圧下における沸点が45℃〜120℃であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば酢酸エチル、アセトン、エチルアルコール、メチルエチルケトン、トルエンなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、取り扱い性や樹脂溶解性の点から酢酸エチルが特に好ましい
前記一次乾燥工程での乾燥温度は、使用する溶媒にも影響されるが、酢酸エチルの場合には、25℃〜65℃が好ましい。
前記二次乾燥工程での乾燥温度は、同様に、55℃〜110℃が好ましい。
本発明のトナーは、本発明の前記トナー製造方法により製造されたトナーであり、粒度分布が単分散なものが得られる。前記トナー粒子の粒度分布(質量平均粒径/個数平均粒径)としては、1.25以下が好ましく、1.00〜1.10がより好ましい。前記粒度分布(質量平均粒径/個数平均粒径)が1.25を超えると、粒子径のばらつきが大きく、各粒子間の帯電性が不均一になり、地肌汚れ等の異常画像を生じる他、粒状度等の画質低下が生じることがある。
また、トナー粒子の質量平均粒径としては、3μm〜8μmが好ましく、4μm〜6μmがより好ましい。前記質量平均粒径が、3μm未満であると、強帯電を帯びた微粉粒子が多くなり、キャリアに強固に付着するなどしてキャリアの帯電サイトを奪い現像性の低下、つまりは異常画像の発生を引き起こすばかりでなく、吸引することで人体にも影響を及ぼすことがあり、8μmを超えると、近年主流となっている小粒径化による画質向上と逆行し、高画質が得られないことがある。
また、粒径が12.7μm以上の粒子の割合は1%以下であることが好ましい。
ここで、前記トナーの質量平均粒径(D4)、個数平均粒径(Dn)、及び粒径12.7μm以上の粒子の割合は、例えば粒度測定器(「マルチサイザーIII」、ベックマンコールター社製)を用い、アパーチャー径100μmで測定し、解析ソフト(Beckman Coulter Mutlisizer 3 Version3.51)にて解析することにより求めることができる。
前記溶剤としては、前記樹脂及び前記有機低分子化合物が溶解可能な有機溶剤であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば水;メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール、メチルイソカルビノール等のアルコール類;アセトン、2−ブタノン、エチルアミルケトン、ジアセトンアルコール、イソホロン、シクロヘキサノン等のケトン類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類;ジエチルエーテル、イソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、3,4−ジヒドロ−2H−ピラン等のエーテル類;2−メトキシエタノール、2−エトキシエタノール、2−ブトキシエタノール、エチレングリコールジメチルエーテル等のグリコールエーテル類;2−メトキシエチルアセテート、2−エトキシエチルアセテート、2−ブトキシエチルアセテート等のグリコールエーテルアセテート類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソブチル、酢酸アミル、乳酸エチル、エチレンカーボネート等のエステル類;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;ヘキサン、ヘプタン、iso−オクタン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素類;塩化メチレン、1,2−ジクロルエタン、ジクロロプロパン、クロルベンゼン等のハロゲン化炭化水素類;ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類;N−メチル−2−ピロリドン、N−オクチル−2−ピロリドン等のピロリドン類などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記トナー材料としては、少なくとも樹脂、着色剤、及び離型剤を含有し、必要に応じて、帯電制御剤、磁性体、流動性向上剤、滑剤、クリーニング助剤、抵抗調整剤等のその他の成分を含有する。
前記樹脂としては、特に制限はなく、通常使用される樹脂を適宜選択して使用することができるが、例えば、スチレン系単量体、アクリル系単量体、メタクリル系単量体等からなるビニル重合体、これらの単量体又は2種類以上からなる共重合体;ポリエステル系樹脂、ポリオール樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹脂、キシレン樹脂、テルペン樹脂、クマロンインデン樹脂、ポリカーボネート樹脂、石油系樹脂、などが挙げられる。
前記メタクリル系単量体としては、例えばメタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸n−ドデシル、メタクリル酸2−エチルへキシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル、などが挙げられる。
これらの架橋剤は、前記ビニル重合体、又は共重合体を形成する他のモノマー100質量部に対して、0.01質量部〜10質量部用いることが好ましく、0.03質量部〜5質量部用いることがより好ましい。これらの架橋性モノマーのうち、トナー用樹脂に定着性、耐オフセット性の点から、芳香族ジビニル化合物(特にジビニルベンゼン)、芳香族基及びエーテル結合を1つ含む結合鎖で結ばれたジアクリレート化合物類が好適に挙げられる。これらの中でも、スチレン系共重合体、スチレン−アクリル系共重合体となるようなモノマーの組み合わせが好ましい。
前記結着樹脂がスチレン−アクリル系樹脂等のビニル重合体のときの酸価としては、0.1mgKOH/g〜100mgKOH/gであることが好ましく、0.1mgKOH/g〜70mgKOH/gがより好ましく、0.1mgKOH/g〜50mgKOH/gが更に好ましい。
前記ポリエステル系樹脂を架橋させるためには、3価以上のアルコールを併用することが好ましい。
前記3価以上の多価アルコールとしては、例えばソルビトール、1,2,3,6−ヘキサンテトロール、1,4−ソルビタン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトール、1,2,4−ブタントリオール、1,2,5−ペンタトリオール、グリセロール、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−1,2,4−ブタントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、1,3,5−トリヒドロキシベンゼン、などが挙げられる。
前記ポリエステル系樹脂を形成する酸成分としては、例えばフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等のべンゼンジカルボン酸類又はその無水物;コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸等のアルキルジカルボン酸類又はその無水物;マレイン酸、シトラコン酸、イタコン酸、アルケニルコハク酸、フマル酸、メサコン酸等の不飽和二塩基酸;マレイン酸無水物、シトラコン酸無水物、イタコン酸無水物、アルケニルコハク酸無水物等の不飽和二塩基酸無水物、などが挙げられる。また、3価以上の多価カルボン酸成分としては、例えばトリメット酸、ピロメット酸、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,2,5−ベンゼントリカルボン酸、2,5,7−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ブタントリカルボン酸、1,2,5−ヘキサントリカルボン酸、1,3−ジカルボキシ−2−メチル−2−メチレンカルボキシプロパン、テトラ(メチレンカルボキシ)メタン、1,2,7,8−オクタンテトラカルボン酸、エンポール三量体酸、又はこれらの無水物、部分低級アルキルエステル、などが挙げられる。
前記結着樹脂がポリエステル系樹脂の場合、その酸価としては、0.1mgKOH/g〜100mgKOH/gが好ましく、0.1mgKOH/g〜70mgKOH/gがより好ましく、0.1mgKOH/g〜50mgKOH/gが更に好ましい。
前記結着樹脂の分子量分布は、例えばTHFを溶媒としたゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測定できる。
また、前記ポリエステル系樹脂、又はビニル重合体とその他の結着樹脂を併用する場合、全体の結着樹脂の酸価が0.1mgKOH/g〜50mgKOH/gを有する樹脂を60質量%以上有するものが好ましい。
(1)試料は予め結着樹脂(重合体成分)以外の添加物を除去して使用するか、結着樹脂及び架橋された結着樹脂以外の成分の酸価及び含有量を予め求めておく。試料の粉砕品0.5〜2.0gを精秤し、重合体成分の重さをWgとする。例えば、トナーから結着樹脂の酸価を測定する場合は、着色剤又は磁性体等の酸価及び含有量を別途測定しておき、計算により結着樹脂の酸価を求める。
(2)300mlのビーカーに試料を入れ、トルエン/エタノール(体積比4/1)の混合液150mlを加え溶解する。
(3)0.1mol/lのKOHのエタノール溶液を用いて、電位差滴定装置を用いて滴定する。
(4)この時のKOH溶液の使用量をS(ml)とし、同時にブランクを測定し、この時のKOH溶液の使用量をB(ml)とし、以下の計算式(1)で算出する。
酸価(mgKOH/g)=[(S−B)×f×5.61]/W ・・・計算式(1)
ただし、前記計算式(1)中、fはKOHのファクターである。
前記着色剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、カーボンブラック、ニグロシン染料、鉄黒、ナフトールイエローS、ハンザイエロー(10G、5G、G)、カドミウムイエロー、黄色酸化鉄、黄土、黄鉛、チタン黄、ポリアゾイエロー、オイルイエロー、ハンザイエロー(GR、A、RN、R)、ピグメントイエローL、ベンジジンイエロー(G、GR)、パーマネントイエロー(NCG)、バルカンファストイエロー(5G、R)、タートラジンレーキ、キノリンイエローレーキ、アンスラザンイエローBGL、イソインドリノンイエロー、ベンガラ、鉛丹、鉛朱、カドミウムレッド、カドミウムマーキュリレッド、アンチモン朱、パーマネントレッド4R、パラレッド、ファイセーレッド、パラクロルオルトニトロアニリンレッド、リソールファストスカーレットG、ブリリアントファストスカーレット、ブリリアントカーンミンBS、パーマネントレッド(F2R、F4R、FRL、FRLL、F4RH)、ファストスカーレットVD、ベルカンファストルビンB、ブリリアントスカーレットG、リソールルビンGX、パーマネントレッドF5R、ブリリアントカーミン6B、ピグメントスカーレット3B、ボルドー5B、トルイジンマルーン、パーマネントボルドーF2K、ヘリオボルドーBL、ボルドー10B、ボンマルーンライト、ボンマルーンメジアム、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、ローダミンレーキY、アリザリンレーキ、チオインジゴレッドB、チオインジゴマルーン、オイルレッド、キナクリドンレッド、ピラゾロンレッド、ポリアゾレッド、クロームバーミリオン、ベンジジンオレンジ、ペリノンオレンジ、オイルオレンジ、コバルトブルー、セルリアンブルー、アルカリブルーレーキ、ピーコックブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー、ファストスカイブルー、インダンスレンブルー(RS、BC)、インジゴ、群青、紺青、アントラキノンブルー、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ、コバルト紫、マンガン紫、ジオキサンバイオレット、アントラキノンバイオレット、クロムグリーン、ジンクグリーン、酸化クロム、ピリジアン、エメラルドグリーン、ピグメントグリーンB、ナフトールグリーンB、グリーンゴールド、アシッドグリーンレーキ、マラカイトグリーンレーキ、フタロシアニングリーン、アントラキノングリーン、酸化チタン、亜鉛華、リトボン又はこれらの混合物、などが挙げられる。
前記マスターバッチは、マスターバッチ用の樹脂と着色剤とを高せん断力をかけて混合、混練して得ることができる。この際、着色剤と樹脂の相互作用を高めるために、有機溶剤を用いることができる。また、いわゆるフラッシング法と呼ばれる着色剤の、水を含んだ水性ペーストを、樹脂と有機溶剤とともに混合混練し、着色剤を樹脂側に移行させ、水分と有機溶剤成分を除去する方法も、着色剤のウエットケーキをそのまま用いることができるため、乾燥する必要がなく、好適に使用される。混合混練するには、3本ロールミル等の高せん断分散装置が好適に使用される。
前記マスターバッチの使用量としては、前記結着樹脂100量部に対して、0.1質量部〜20質量部が好ましい。
また、前記マスターバッチ用の樹脂は、酸価が30mgKOH/g以下、アミン価が1〜100で、着色剤を分散させて使用することが好ましく、酸価が20mgKOH/g以下、アミン価が10〜50で、着色剤を分散させて使用することがより好ましい。酸価が30mgKOH/gを超えると、高湿下での帯電性が低下し、顔料分散性も不十分となることがある。また、アミン価が1未満であるとき、及び、アミン価が100を超えるときにも、顔料分散性が不十分となることがある。なお、酸価はJIS K0070に記載の方法により測定することができ、アミン価はJIS K7237に記載の方法により測定することができる。
前記分散剤は、トナー中に、着色剤に対して0.1質量%〜10質量%の割合で配合することが好ましい。配合割合が0.1質量%未満であると、顔料分散性が不十分となることがあり、10質量%より多いと、高湿下での帯電性が低下することがある。
前記分散剤の質量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーにおけるスチレン換算質量での、メインピークの極大値の分子量で、500〜100,000が好ましく、顔料分散性の観点から、3,000〜100,000がより好ましく、5,000〜50,000が更に好ましく、5,000〜30,000が特に好ましい。前記分子量が、500未満であると、極性が高くなり、着色剤の分散性が低下することがあり、100,000を超えると、溶剤との親和性が高くなり、着色剤の分散性が低下することがある。
前記分散剤の添加量は、着色剤100質量部に対して1質量部〜50質量部が好ましく、5質量部〜30質量部がより好ましい。前記添加量が、1質量部未満であると、分散能が低くなることがあり、50質量部を超えると、帯電性が低下することがある。
前記離型剤は、定着時の耐オフセット性、低温定着性を目的として添加され、酸変性炭化水素系ワックスが特に好ましい。前記酸変性炭化水素系ワックスをトナー中に添加することにより、耐オフセット性、低温定着性が向上するとともに、離型剤の分散粒径を微小化できるとともに結晶成長を抑制できるためノズルの詰まりを防止することができる。
前記炭化水素系ワックスとしては、例えばパラフィンワックス、サゾールワックス;ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス等のポリオレフィンワックスなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、低温定着性、耐オフセット性の点で、融点が低いパラフィンワックスが特に好ましい。
前記炭化水素系ワックスを変性する方法としては、特に限定されないが、例えば、特開昭54−30287号公報、特開昭54−81306号公報、特開昭58−43967号公報、特開昭60−16442号公報、特開平3−199267号公報、特開2000−10338号公報等に開示されている方法を用いることができる。炭化水素系ワックスを変性させるための酸としては、不飽和多価カルボン酸又はその無水物として例えばマレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、無水イタコン酸、シトラコン酸、無水シトラコン酸などが挙げられるが、その反応性に優れ、離型剤の分散性を向上させる点で無水マレイン酸が好ましい。
このように炭化水素系ワックスを低融点のパラフィンワックスとすることでトナーとして低温定着性、耐オフセット性を達成でき、更に無水マレイン酸変性させることで分散液中で安定して微分散化されることでトナー組成液を機械的振動手段により周期的に放出し液滴化する製造方法においてノズルの詰まりを防止できる。またトナー中においても安定して微分散化されることで更なる低温定着性、耐オフセット性を達成できる。
Stir
Speed[%] 25
Time[s] 15
EQP titration
Titrant/Sensor
Titrant CH3ONa
Concentration[mol/L] 0.1
Sensor DG115
Unit of measurement mV
Predispensing to volume
Volume[mL] 1.0
Wait time[s] 0
Titrant addition Dynamic
dE(set)[mV] 8.0
dV(min)[mL] 0.03
dV(max)[mL] 0.5
Measure mode Equilibrium controlled
dE[mV] 0.5
dt[s] 1.0
t(min)[s] 2.0
t(max)[s] 20.0
Recognition
Threshold 100.0
Steepest jump only No
Range No
Tendency None
Termination
At maximum volume[mL] 10.0
At potential No
At slope No
After number EQPs Yes
n=1
comb. Termination conditions No
Evaluation
Procedure Standard
Potential 1 No
Potential 2 No
Stop for reevaluation No
酸価=X×N×56.1/試料質量[KOHmg/g]
ただし、Nは、0.1N水酸化カリウムのアルコール溶液のファクターである。
前記溶融粘度は、例えばブルックフィールド型回転粘度計を用いて測定される。
前記DSC曲線は、1回昇温、降温させ前履歴を取った後、温度速度10℃/minで、昇温させた時に測定されるものを用いる。融点が50℃未満であると、トナーの製造時やトナーを保存する際にブロッキングを起こしやすくなり、耐熱保存性が低下することがある。また、融点が90℃を超えると、低温定着性や耐オフセット性が低下することがある。
前記磁性体としては、例えば(1)マグネタイト、マグヘマイト、フェライト等の磁性酸化鉄、及び他の金属酸化物を含む酸化鉄、(2)鉄、コバルト、ニッケル等の金属、又は、これらの金属とアルミニウム、コバルト、銅、鉛、マグネシウム、錫、亜鉛、アンチモン、ベリリウム、ビスマス、カドミウム、カルシウム、マンガン、セレン、チタン、タングステン、バナジウム等の金属との合金、(3)及びこれらの混合物、などが用いられる。
前記磁性体としては、例えばFe3O4、γ−Fe2O3、ZnFe2O4、Y3Fe5O12、CdFe2O4、Gd3Fe5O12、CuFe2O4、PbFe12O、NiFe2O4、NdFe2O、BaFe12O19、MgFe2O4、MnFe2O4、LaFeO3、鉄粉、コバルト粉、ニッケル粉、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。これらの中でも、四三酸化鉄、γ−三二酸化鉄の微粉末が特に好ましい。
また、異種元素を含有するマグネタイト、マグヘマイト、フェライト等の磁性酸化鉄、又はその混合物も使用できる。前記異種元素としては、例えばリチウム、ベリリウム、ホウ素、マグネシウム、アルミニウム、ケイ素、リン、ゲルマニウム、ジルコニウム、錫、イオウ、カルシウム、スカンジウム、チタン、バナジウム、クロム、マンガン、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、ガリウム、などが挙げられる。これらの中でも、マグネシウム、アルミニウム、ケイ素、リン、又はジルコニウムが特に好ましい。前記異種元素は、酸化鉄結晶格子の中に取り込まれていてもよいし、酸化物として酸化鉄中に取り込まれていてもよいし、又は表面に酸化物あるいは水酸化物として存在していてもよいが、酸化物として含有されているのが好ましい。
前記異種元素は、磁性体生成時にそれぞれの異種元素の塩を混在させ、pH調整により、粒子中に取り込むことができる。また、磁性体粒子生成後にpH調整、あるいは各々の元素の塩を添加しpH調整することにより、粒子表面に析出することができる。
前記磁性体の使用量としては、結着樹脂100質量部に対して、磁性体10質量部〜200質量部が好ましく、20質量部〜150質量部がより好ましい。これらの磁性体の個数平均粒径としては、0.1μm〜2μmが好ましく、0.1μm〜0.5μmがより好ましい。前記個数平均径は、透過電子顕微鏡により拡大撮影した写真をデジタイザー等で測定することにより求めることができる。
また、磁性体の磁気特性としては、10kエルステッド印加での磁気特性がそれぞれ、抗磁力20〜150エルステッド、飽和磁化50〜200emu/g、残留磁化2〜20emu/gのものが好ましい。
前記磁性体は、着色剤としても使用することができる。
前記帯電制御剤としては、特に制限はなく、公知のもの中から目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ニグロシン系染料、トリフェニルメタン系染料、クロム含有金属錯体染料、モリブデン酸キレート顔料、ローダミン系染料、アルコキシ系アミン、4級アンモニウム塩(フッ素変性4級アンモニウム塩を含む)、アルキルアミド、燐の単体又はその化合物、タングステンの単体又はその化合物、フッ素系活性剤、サリチル酸の金属塩、サリチル酸誘導体の金属塩、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記帯電制御剤は、市販品を使用してもよく、該市販品としては、例えば、ニグロシン系染料のボントロン03、第四級アンモニウム塩のボントロンP−51、含金属アゾ染料のボントロンS−34、オキシナフトエ酸系金属錯体のE−82、サリチル酸系金属錯体のE−84、フェノール系縮合物のE−89(以上、オリエント化学工業株式会社製);第四級アンモニウム塩モリブデン錯体のTP−302、TP−415(以上、保土谷化学工業株式会社製);第四級アンモニウム塩のコピーチャージPSY VP2038、トリフェニルメタン誘導体のコピーブルーPR、第四級アンモニウム塩のコピーチャージ NEG VP2036、コピーチャージ NX VP434(以上、ヘキスト社製);LRA−901、ホウ素錯体であるLR−147(日本カーリット社製);銅フタロシアニン、ペリレン、キナクリドン、アゾ系顔料、その他スルホン酸基、カルボキシル基、四級アンモニウム塩等の官能基を有する高分子系の化合物、などが挙げられる。
前記帯電制御剤の使用量は、バインダー樹脂の種類、必要に応じて使用される添加剤の有無、分散方法を含めたトナー製造方法によって決定されるもので、一義的に限定されるものではないが、バインダー樹脂100質量部に対して、0.1質量部〜10質量部が好ましく、0.2質量部〜5質量部がより好ましい。前記使用量が、10質量部を超えると、トナーの帯電性が大きすぎ、主帯電制御剤の効果を減退させ、現像ローラとの静電的吸引力が増大し、現像剤の流動性低下や、画像濃度の低下を招く。これらの帯電制御剤、離型剤はマスターバッチ、樹脂とともに溶融混練することもできるし、もちろん有機溶剤に溶解、分散する際に加えてもよい。
前記流動性向上剤は、トナー表面に添加することにより、トナーの流動性を改善(流動しやすくなる)するものである。
前記流動性向上剤としては、例えば、フッ化ビニリデン微粉末、ポリテトラフルオロエチレン微粉末等のフッ素系樹脂粉末;湿式製法シリカ、乾式製法シリカ等の微粉末シリカ;微粉未酸化チタン、微粉未アルミナ、又はこれらをシランカップリング剤、チタンカップリング剤若しくはシリコーンオイルにより表面処理を施した処理シリカ、処理酸化チタン、処理アルミナ、などが挙げられる。これらの中でも、微粉末シリカ、微粉未酸化チタン、微粉未アルミナが好ましく、また、これらをシランカップリング剤やシリコーンオイルにより表面処理を施した処理シリカが更に好ましい。
前記流動性向上剤の粒径としては、平均一次粒径が0.001μm〜2μmであることが好ましく、0.002μm〜0.2μmであることがより好ましい。
前記微粉末シリカは、ケイ素ハロゲン化含物の気相酸化により生成された微粉体であり、いわゆる乾式法シリカ又はヒュームドシリカと称されるものである。
ケイ素ハロゲン化合物の気相酸化により生成された市販のシリカ微粉体としては、例えば、AEROSIL(日本アエロジル社製、商品名、以下同じ)−130、−300、−380、−TT600、−MOX170、−MOX80、−COK84;Ca−O−SiL(CABOT社製、商品名、以下同じ)−M−5、−MS−7、−MS−75、−HS−5、−EH−5、Wacker HDK(WACKER−CHEMIEGMBH社製、商品名、以下同じ)−N20 V15、−N20E、−T30、−T40:D−CFineSi1ica(ダウコーニング社製、商品名、以下同じ);Franso1(Fransi1社製、商品名)、などが挙げられる。
更には、ケイ素ハロゲン化合物の気相酸化により生成されたシリカ微粉体を疎水化処理した処理シリカ微粉体がより好ましい。処理シリカ微粉体において、メタノール滴定試験によって測定された疎水化度が好ましくは30%〜80%の値を示すようにシリカ微粉体を処理したものが特に好ましい。疎水化は、シリカ微粉体と反応あるいは物理吸着する有機ケイ素化合物等で化学的あるいは物理的に処理することによって付与される。好ましい方法としては、ケイ素ハロゲン化合物の気相酸化により生成されたシリカ微粉体を有機ケイ素化合物で処理する方法がよい。
前記流動性向上剤の個数平均粒径としては、5nm〜100nmが好ましく、5nm〜50nmがより好ましい。
BET法で測定した窒素吸着による比表面積としては、30m2/g以上が好ましく、60m2/g〜400m2/gがより好ましい。
表面処理された微粉体としては、20m2/g以上が好ましく、40m2/g〜300m2/gがより好ましい。
これらの微粉体の適用量としては、トナー粒子100質量部に対して0.03〜8質量部が好ましい。
記録紙等にトナーを転写した後、静電潜像担持体や一次転写媒体に残存するトナーの除去性を向上させるためのクリーニング性向上剤としては、例えば、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸等の脂肪酸金属塩;ポリメチルメタクリレート微粒子、ポリスチレン微粒子等のソープフリー乳化重合によって製造されたポリマー微粒子、などを挙げることかできる。前記ポリマー微粒子は比較的粒度分布が狭く、体積平均粒径が0.01μm〜1μmのものが好ましい。
前記流動性向上剤やクリーニング性向上剤等はトナーの表面に付着乃至は固定化させて用いられるため、外添剤とも呼ばれており、トナーに外添する方法としては各種の粉体混合機等が用いられる。例えば、V型混合機、ロッキングミキサー、レーディゲミキサー、ナウターミキサー、ヘンシェルミキサー、などが挙げられる。また、固定化も行う場合はハイブリタイザー、メカノフュージョン、Qミキサーなどが挙げられる。
本発明のトナーは、現像剤として用いられ、該現像剤は、キャリア等の適宜選択したその他の成分を含有していてもよい。該現像剤としては、一成分現像剤であってもよいし、二成分現像剤であってもよいが、近年の情報処理速度の向上に対応した高速プリンタ等に使用する場合には、寿命向上等の点で前記二成分現像剤が好ましい。
前記トナーを用いた前記一成分現像剤の場合、トナーの収支が行われても、トナーの粒子径の変動が少なく、現像ローラへのトナーのフィルミングや、トナーを薄層化するためのブレード等の層厚規制部材へのトナーの融着がなく、現像手段の長期の使用(撹拌)においても、良好で安定した現像性及び画像が得られる。また、前記トナーを用いた前記二成分現像剤の場合、長期にわたるトナーの収支が行われても、現像剤中のトナー粒子径の変動が少なく、現像手段における長期の撹拌においても、良好で安定した現像性が得られる。
前記樹脂コートキャリアは、キャリアコア粒子と、該キャリアコア粒子表面を被覆(コート)する樹脂である被覆剤からなる。
前記含フッ素樹脂とスチレン系共重合体との混合物としては、例えばポリフッ化ビニリデンとスチレン−メタクリ酸メチル共重合体との混合物、ポリテトラフルオロエチレンとスチレン−メタクリル酸メチル共重合体との混合物、フッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン共重合(共重合体質量比率10:90〜90:10)とスチレン−アクリル酸2−エチルヘキシル共重合体(共重合体質量比率10:90〜90:10)とスチレン−アクリル酸2−エチルヘキシル−メタクリル酸メチル共重合体(共重合体質量比率20〜60:5〜30:10:50)との混合物、などが挙げられる。
前記シリコーン樹脂としては、含窒素シリコーン樹脂及び含窒素シランカップリング剤と、シリコーン樹脂とが反応することにより生成された、変性シリコーン樹脂が挙げられる。
なお、樹脂中に磁性粉が分散されたバインダー型のキャリアコアも用いることができる。
前記樹脂コートキャリアに対する樹脂被覆剤の割合としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、樹脂コートキャリアに対し0.01質量%〜5質量%が好ましく、0.1質量%〜1質量%がより好ましい。
2種以上の混合物の被覆(コート)剤で磁性体を被覆する使用例としては、(1)酸化チタン微粉体100質量部に対してジメチルジクロロシランとジメチルシリコーンオイル(質量比1:5)の混合物12質量部で処理したもの、(2)シリカ微粉体100質量部に対してジメチルジクロロシランとジメチルシリコーンオイル(質量比1:5)の混合物20質量部で処理したもの、などが挙げられる。
キャリアコアの磁性材料としては、例えば、フェライト、鉄過剰型フェライト、マグネタイト、γ−酸化鉄等の酸化物;鉄、コバルト、ニッケルのような金属、又はこれらの合金を用いることができる。
前記磁性材料に含まれる元素としては、例えば鉄、コバルト、ニッケル、アルミニウム、銅、鉛、マグネシウム、スズ、亜鉛、アンチモン、ベリリウム、ビスマス、カルシウム、マンガン、セレン、チタン、タングステン、バナジウム、などが挙げられる。これらの中でも、銅、亜鉛、及び鉄成分を主成分とする銅−亜鉛−鉄系フェライト、マンガン、マグネシウム及び鉄成分を主成分とするマンガン−マグネシウム−鉄系フェライトが特に好ましい。
前記キャリアの平均粒径としては、4μm〜200μmが好ましく、10μm〜150μmがより好ましく、20μm〜100μmが更に好ましい。
2成分系現像剤では、キャリア100質量部に対して、本発明のトナーを1質量部〜200質量部の割合で使用することが好ましく、キャリア100質量部に対して、トナー2質量部〜50質量部で使用するのがより好ましい。
−着色剤分散液の調製−
まず、着色剤としての、カーボンブラックの分散液を調製した。
カーボンブラック(Regal400、Cabot社製)20質量部、及び顔料分散剤(アジスパーPB821、味の素ファインテクノ株式会社製)2質量部を、酢酸エチル78質量部に、攪拌羽を有するミキサーを使用し、一次分散させた。
得られた一次分散液を、ダイノーミル(DYNO−MILL、シンマルエンタープライゼス社製)を用いて強力なせん断力により細かく分散し、凝集体を完全に除去した二次分散液を調製した。更に、0.45μmの細孔を有するPTFE製フィルターを通過させ、サブミクロン領域まで分散させた液を調製した。
撹拌羽と温度計をセットした容器内に、結着樹脂としてのポリエステル樹脂(質量平均分子量2万)186質量部、無水マレイン酸変性パラフィンワックス(酸価:20mgKOH/g)10質量部、及び酢酸エチル2,000質量部を仕込み、85℃に加温し20分間撹拌してポリエステル樹脂及び変性パラフィンワックスを溶解させた後、急冷し変性パラフィンワックスの微粒子を析出させた。この分散液をダイノーミルを用いて強力なせん断力により更に細かく分散した。以上により、樹脂及びワックスを添加した分散液を調製した。
前記カーボンブラック分散液30質量部、前記樹脂及びワックスを添加した分散液1,100質量部を攪拌羽を有するミキサーを使用して混合した。これに、酢酸エチルを用いて固形分が6.0質量%になるように希釈し、トナー組成液を調製した。
得られたトナー組成液の粘度は1.4mPa・s(25℃)、表面張力は24.3dyn/cmであった。
得られたトナー組成液を、図11に示したトナー製造装置のリング型振動子のヘッドに供給した。
なお、使用した薄膜は、外径8.0mmで厚み20μmのニッケル板に、真円形状の直径8μmの吐出孔(ノズル)を、電鋳法による加工で作製した。吐出孔は各吐出孔間の距離が100μmとなるように千鳥格子状に、薄膜の中心の直径5mmの範囲にのみ設けた。圧電体としては、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)を積層して使用し、振動周波数は100kHzとした。
薄膜のノズルから液滴を吐出させた後、以下のような乾燥条件で該液滴を乾燥固化することにより、トナー粒子を作製した。乾燥固化したトナー粒子は、サイクロンにて捕集した。液滴放出速度は8m/secであった。有機溶媒としての酢酸エチル(飽和蒸気圧760mmHg、沸点77℃)の分圧を発生させるに際して、所定量の酢酸エチルを噴霧器にて噴霧した窒素ガスを一次工程用ガスとして用いた。トナー組成液の第1工程における温度は35℃であった。なお、トナーの作製は連続して5時間行ったがノズルが詰まることは無かった。
乾燥気流の風速は、柴田化学株式会社製熱線式風速計により測定した。
・乾燥空気流量;一次工程用窒素ガス:200L/分(速度:43m/sec)
酢酸エチル分圧:1/5(酢酸エチルの飽和蒸気圧に対して)
温度:35℃
・乾燥空気流量;二次工程用乾燥窒素ガス:500L/分
酢酸エチル分圧:0
温度:80℃
・シリコーン樹脂(オルガノストレートシリコーン)・・・100質量部
・トルエン・・・100質量部
・γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン・・・5質量部
・カーボンブラック・・・10質量部
上記混合物をホモミキサーで20分間分散し、コ−ト層形成液を調製した。このコート層形成液を流動床型コーティング装置を用いて、平均粒径50μmの球状マグネタイト1,000質量部の表面にコーティングして磁性キャリアを作製した。
トナーa 4質量部に対して、上記磁性キャリア96質量部をボールミルで混合し、二成分現像剤1を作製した。
実施例1において、乾燥条件を以下のように変えた以外は、実施例1と同様にして、トナーb及び現像剤を作製した。
〔乾燥条件〕
・乾燥空気流量;一次工程用窒素ガス:410L/分(速度:87m/sec)
酢酸エチル分圧:1/3(酢酸エチルの飽和蒸気圧に対して)
温度:47℃
・乾燥空気流量;二次工程用乾燥窒素ガス:1,500L/分
酢酸エチル分圧:0
温度:60℃
実施例1において、乾燥条件を以下のように変えた以外は、実施例1と同様にして、トナーc及び現像剤を作製した。
〔乾燥条件〕
・乾燥空気流量;一次工程用窒素ガス:145L/分(速度:30m/sec)
酢酸エチル分圧:1/10(酢酸エチルの飽和蒸気圧に対して)
温度:25℃
・乾燥空気流量;二次工程用乾燥窒素ガス:300L/分
酢酸エチル分圧:0
温度:60℃
実施例1において、乾燥条件を以下のように変えた以外は、実施例1と同様にして、トナーd及び現像剤を作製した。
〔乾燥条件〕
・乾燥空気流量;一次工程用窒素ガス:120L/分(速度:20m/sec)
酢酸エチル分圧:1/6(酢酸エチルの飽和蒸気圧に対して)
温度:30℃
・乾燥空気流量;二次工程用乾燥窒素ガス:300L/分
酢酸エチル分圧:0
温度:60℃
実施例1において、乾燥条件を以下のように変えた以外は、実施例1と同様にして、トナーe及び現像剤を作製した。
〔乾燥条件〕
・乾燥空気流量;一次工程用窒素ガス:0L/分(速度:なし)
酢酸エチル分圧:なし
温度:なし
・乾燥空気流量;二次工程用乾燥窒素ガス:700L/分
酢酸エチル分圧:0
温度:80℃
実施例1において、乾燥条件を以下のように変えた以外は、実施例1と同様にして、トナーf及び現像剤を作製した。
〔乾燥条件〕
・乾燥空気流量;一次工程用窒素ガス:200L/分(速度:43m/sec)
酢酸エチル分圧:1/20(酢酸エチルの飽和蒸気圧に対して)
温度:25℃
・乾燥空気流量;二次工程用乾燥窒素ガス:500L/分
酢酸エチル分圧:0
温度:80℃
実施例1において、乾燥条件を以下のように変えた以外は、実施例1と同様にして、トナーg及び現像剤を作製した。
〔乾燥条件〕
・乾燥空気流量;一次工程用窒素ガス:410L/分(速度:87m/sec)
酢酸エチル分圧:1/3(酢酸エチルの飽和蒸気圧に対して)
温度:47℃
・乾燥空気流量;二次工程用乾燥窒素ガス:0L/分
酢酸エチル分圧:なし
温度:なし
また、得られた各現像剤について、以下のようにして、コールドオフセット性、ホットオフセット性、及びフィルミング性の評価を行った。結果を表2に示す。
トナーの質量平均粒径(D4)、個数平均粒径(Dn)、及び粒径12.7μm以上の粒子の割合は、粒度測定器(「マルチサイザーIII」、ベックマンコールター社製)を用い、アパーチャー径100μmで測定し、解析ソフト(Beckman Coulter Mutlisizer 3 Version3.51)にて解析を行った。具体的には、ガラス製100mlビーカーに10質量%の界面活性剤(アルキルベンゼンスフォン酸塩、ネオゲンSC−A、第一工業製薬株式会社製)を0.5ml添加し、各トナー0.5g添加しミクロスパーテルでかき混ぜ、次いでイオン交換水80mlを添加した。
得られた分散液を超音波分散器(W−113MK−II、本多電子株式会社製)で10分間分散処理した。前記分散液を前記マルチサイザーIIIを用い、測定用溶液としてアイソトンIII(ベックマンコールター社製)を用いて測定を行った。測定は装置が示す濃度が8±2%になるように前記トナーサンプル分散液を滴下した。本測定法は粒径の測定再現性の点から前記濃度を8±2%にすることが重要である。この濃度範囲であれば粒径に誤差は生じない。
トナーの質量、個数を測定後、質量分布と個数分布を算出した。得られた分布から、トナーの質量平均粒径(D4)、個数平均粒径(Dn)を求めた。粒度分布の指標としては、トナーの質量平均粒径(D4)を個数平均粒径(Dn)で除したD4/Dnを用いる。完全に単分散であれば1となり、数値が大きいほど分布が広いことを意味する。
チャンネルとしては、2.00μm以上2.52μm未満;2.52μm以上3.17μm未満;3.17μm以上4.00μm未満;4.00μm以上5.04μm未満;5.04μm以上6.35μm未満;6.35μm以上8.00μm未満;8.00μm以上10.08μm未満;10.08μm以上12.70μm未満;12.70μm以上16.00μm未満;16.00μm以上20.20μm未満;20.20μm以上25.40μm未満;25.40μm以上32.00μm未満;32.00μm以上40.30μm未満の13チャンネルを使用し、粒径2.00μm以上乃至40.30μm未満の粒子を対象とした。
定着ローラとして、テフロン(登録商標)ローラを使用した複写機(MF−200、株式会社リコー製)の定着部を改造した装置を用いて、普通紙(株式会社リコー製、タイプ6000ペーパー)をセットし、定着ローラの温度を5℃刻みで変化させて、複写テストを行った。定着画像をパットで擦った後の画像濃度の残存率が70%以上となる定着ローラの温度の最小値を定着下限温度(コールドオフセット性)とした。定着下限温度は、消費電力が抑えられることから、低いことが好ましく、135℃以下であれば、実使用上問題の無いレベルである。定着下限温度(コールドオフセット発生温度)が135℃未満であれば○、135℃以上であれば×とした。
得られた各現像剤を、市販の複写機(イマジオネオ455、株式会社リコー製)にセットし、普通紙(株式会社リコー製、タイプ6000ペーパー)を用いて定着温度を低温から高温に変化させながら画像を出力し、画像の光沢度が低下した温度もしくは画像にオフセット画像が見られた場合をオフセット発生温度とした。オフセット発生温度が200℃以上であれば○、200℃未満であれば×とした。
得られた各現像剤を、市販の複写機(イマジオネオ455、株式会社リコー製)にセットし、画像占有率7%の印字率で、普通紙(株式会社リコー製、タイプ6000ペーパー)を用いてランニングを実施した。2万枚、5万枚、及び10万枚後の感光体上フィルミング、及びフィルミングに伴う異常画像(ハーフトーン濃度ムラ)の有無を評価した。フィルミングの発生はランニング枚数が多いほど不利であり、以下の評価基準により評価した。
〔評価基準〕
○:10万枚でもフィルミングが発生せず
△:5万枚でフィルミングが発生した
×:2万枚でフィルミングが発生した
圧電体への印加電圧を10V、20V、30Vと変化させ、10Vで良好な噴射量が得られた場合を◎、20Vで良好な噴射量が得られた場合を○、30Vで良好な噴射量が得られた場合を△、30Vで噴射量が少なかった場合を×、30Vでも噴射しなかった場合を××として噴射性を評価した。なお、印加電圧が30Vでは圧電体が発熱するため連続運転を行うことが困難であった。
また、実施例2〜4は、ノズルの詰まりは発生せず、非常にシャープな粒度分布であり、コールドオフセット性、ホットオフセット性及びフィルミング性は良好であった。
これに対し、比較例1は、合着現象が観察され、粗大粉の発生があり、粒度分布が広い物となった。
また、比較例2は、製造途中において、約10分間でノズルの詰まりが発生し度々ノズルを洗浄する必要があった。なお、得られたトナーの粒度分布は均一であった。
2 液滴噴射ユニット
3 粒子形成部(溶媒除去部)
4 トナー捕集部
5 チューブ
6 トナー捕集部
7 原料収容部
8 配管
9 ポンプ
10 トナー組成液
11 ノズル
12 薄膜
13 振動手段
13a 振動面
14 貯留部
15 流路部材
16 液滴化手段
17 振動発生手段(電気機械変換手段)
18 液供給チューブ
19 気泡排出チューブ
20 支持部材
21 振動発生手段
21A 圧電体
22 振動増幅手段
22A ホーン
23 駆動回路(駆動信号発生源)
24 通信手段
31 液滴
35 気流
36 気流路形成部材
37 気流路
80 ホーン型振動子
81 圧電体
82 ホーン
83 固定部
90 ランジュバン型振動子
91 圧電体
92 ホーン
T トナー粒子
Claims (8)
- 少なくとも樹脂、離型剤、及び着色剤を含有するトナー組成液を貯留する貯留部に設けた複数のノズルを有する薄膜を機械的振動手段により振動させて該薄膜のノズルから前記トナー組成液を周期的に放出し、液滴化する周期的液滴化工程と、
前記液滴化された前記トナー組成液を固化させてトナー粒子を形成するトナー粒子形成工程と、を含むトナーの製造方法であって、
前記トナー粒子形成工程が、前記薄膜のノズルからトナー組成液を、乾燥気流中の有機溶媒の分圧が、乾燥温度での該有機溶媒の飽和蒸気圧の1/10以上、該有機溶媒の飽和蒸気圧以下である状態で放出する一次乾燥工程と、前記有機溶媒の希散と共にトナー組成液を固化する二次乾燥工程とを含むことを特徴とするトナーの製造方法。 - 一次乾燥工程において、常圧下における沸点が45℃〜120℃である有機溶媒を1種以上使用する請求項1に記載のトナーの製造方法。
- 一次乾燥工程において、薄膜のノズルからトナー組成液を同一法線方向に液滴放出速度の3倍〜20倍の風速で放出する請求項1から2のいずれかに記載のトナーの製造方法。
- 一次乾燥工程において、トナー組成液の温度と、一次乾燥工程での乾燥温度とが同じ温度である請求項1から3のいずれかに記載のトナーの製造方法。
- トナー粒子の質量平均粒径が3μm〜8μmである請求項1から4のいずれかに記載のトナーの製造方法。
- トナー粒子の質量平均粒径/個数平均粒径が1.25以下である請求項1から5のいずれかに記載のトナーの製造方法。
- 離型剤が、酸変性炭化水素系ワックスである請求項1から6のいずれかに記載のトナーの製造方法。
- 請求項1から7のいずれかに記載のトナーの製造方法により製造されたことを特徴とするトナー。
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