JP2010036441A - オートローディング制御方法およびプリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷位置などに留まっている記録紙と紙搬送路に挿入された記録紙とが衝突することを回避できるプリンタのオートローディング制御方法を提供すること。
【解決手段】手差し挿入されたファンフォールド紙10の先端が送り出しローラ21よりも上流の上流側検出位置Eに到達したことが検出されると、印刷位置よりも下流における下流側検出位置Fに別のファンフォールド紙10があるか否かを検出する。そして、別のファンフォールド紙10がある場合には、送り出しローラ21を回転させて記録紙を搬送する搬送動作を開始しない。すなわち、別のファンフォールド紙10の上流端部分が紙搬送路上における送り出しローラ21よりも下流側の部位に留まっている場合には、挿入されたファンフォールド紙10の搬送動作を開始しないので、共通紙搬送路部分D上で双方が衝突してジャミング状態に陥ってしまう場合を回避できる。
【選択図】図6
【解決手段】手差し挿入されたファンフォールド紙10の先端が送り出しローラ21よりも上流の上流側検出位置Eに到達したことが検出されると、印刷位置よりも下流における下流側検出位置Fに別のファンフォールド紙10があるか否かを検出する。そして、別のファンフォールド紙10がある場合には、送り出しローラ21を回転させて記録紙を搬送する搬送動作を開始しない。すなわち、別のファンフォールド紙10の上流端部分が紙搬送路上における送り出しローラ21よりも下流側の部位に留まっている場合には、挿入されたファンフォールド紙10の搬送動作を開始しないので、共通紙搬送路部分D上で双方が衝突してジャミング状態に陥ってしまう場合を回避できる。
【選択図】図6
Description
本発明は、印刷ヘッドによる印刷位置を経由する紙搬送路に記録紙が挿入されると、搬送手段によって記録紙を搬送して当該記録紙を紙搬送路上の所定の位置にセットするプリンタのオートローディング制御方法およびプリンタに関する。
印刷ヘッドによる印刷位置を経由する紙搬送路に記録紙が手差し挿入されると、印刷位置よりも上流に配置されている送り出しローラ対を紙送りモータで回転させて記録紙を搬送し、この記録紙を紙搬送路上の所定の位置にセットするプリンタが知られている。例えば、特許文献1に記載されているプリンタは、手差し挿入された記録紙の先端が送り出しローラ対のニップ部に到達したか否かを監視しており、記録紙の先端にニップ部に到達したことが検出されると紙送りモータを駆動して、記録紙を送り出しローラ対で挟み込む。また、紙送りモータを所定の回転量だけ回転させることにより、挟み込んだ記録紙を印刷位置に向けて所定距離だけ送り出し、この記録紙を紙搬送路上にセットする。
同文献のプリンタは、印刷位置よりも下流に紙送りモータの駆動力が伝達されている排出モータ対を備えている。記録紙のセットが完了した後に印刷が行われると、印刷が済んだ記録紙部分は印刷位置を通過して排出ローラ対に挟み込まれ、記録紙は送り出しローラ対および排出ローラ対によって搬送されるようになる。そして、印刷が終了して記録紙の上流端が送り出しローラ対を通過すると記録紙は排出ローラ対のみによって搬送されるようになり、記録紙の上流端が排出ローラ対を通過するまで搬送されると、記録紙は紙搬送路の下流端に形成されている記録紙排出口から排出された状態になる。
特開平07−330193号公報
ここで、紙送りモータからの駆動力が印刷位置よりも上流に配置されている送り出しローラ対だけに伝達されるように構成されているプリンタが提案されている。このようなプリンタでは、印刷が終了して記録紙の上流端が送り出しローラ対を通過すると、記録紙は送り出しローラ対よりも下流側に搬送されることがないので、記録紙の上流端部分は印刷位置などに留まってしまう。このため、印刷が終了した記録紙を記録紙排出口から取り除く前に操作者が新しい記録紙を紙搬送路に挿入すると、挿入された記憶紙を紙搬送路上にセットするオートローディングによって挿入された記録紙の下流端部分と、印刷位置などに留まっている記録紙の上流端部分とが衝突して、これらの記録紙がジャミング状態に陥ってしまうという問題がある。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、紙搬送路上の印刷位置などに留まっている記録紙と、紙搬送路に挿入された記録紙とが衝突してしまうことを回避できるプリンタのオートローディング制御方法、および、プリンタを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、印刷ヘッドによる印刷位置を経由するように記録紙を搬送するための紙搬送路と、この紙搬送路の前記印刷位置よりも上流に配置されている送り出しローラを回転させる搬送動作によって前記記録紙を搬送する搬送手段とを備えており、前記送り出しローラよりも上流の記録紙挿入口から前記記録紙が前記紙搬送路に挿入されると、前記搬送手段によって前記記録紙を搬送して当該記録紙を前記紙搬送路上の所定の位置にセットするプリンタのオートローディング制御方法であって、
前記記録紙挿入口から前記記録紙が挿入されると、前記送り出しローラの上流側の上流側検出位置に前記記録紙の先端が到達したか否かを監視し、
前記上流側検出位置に前記記録紙の先端が到達したことが検出されると、前記印刷位置よりも下流の下流側検出位置に前記記録紙とは別の記録紙があるか否かを検出し、
前記別の記録紙がある場合には、前記搬送動作を開始しないことを特徴とする。
前記記録紙挿入口から前記記録紙が挿入されると、前記送り出しローラの上流側の上流側検出位置に前記記録紙の先端が到達したか否かを監視し、
前記上流側検出位置に前記記録紙の先端が到達したことが検出されると、前記印刷位置よりも下流の下流側検出位置に前記記録紙とは別の記録紙があるか否かを検出し、
前記別の記録紙がある場合には、前記搬送動作を開始しないことを特徴とする。
紙送りモータからの駆動力が伝達されている送り出しローラが紙搬送路上の印刷位置よりも上流に配置されているプリンタでは、記録紙の上流端が送り出しローラを通過すると、記録紙はそれよりも下流側に搬送されることがないので、記録紙の上流端部分は印刷位置などに留まってしまう。このため、この記録紙を操作者が印刷位置などから取り除く前に、新しい記録紙を紙搬送路に挿入すると、挿入された記憶紙を紙搬送路上にセットするオートローディングによって挿入された記録紙と印刷位置などに留まっている記録紙とが衝突してジャミング状態に陥ってしまう。これに対して、本発明によれば、手差し挿入された記録紙の先端が送り出しローラよりも上流の上流側検出位置に到達したことが検出されると、印刷位置よりも下流における下流側検出位置に記録紙とは別の記録紙があるか否かを検出する。そして、別の記録紙がある場合には、送り出しローラを回転させて記録紙を搬送する搬送動作を開始しない。すなわち、別の記録紙の上流端部分が紙搬送路上における送り出しローラよりも下流側の部位に留まっている場合には、挿入された記録紙をオートローディングしないので、挿入された記録紙と印刷位置などに留まっている記録紙とが衝突してジャミング状態に陥ってしまう場合を回避できる。
本発明において、記録紙がジャミング状態に陥ってしまう危険性があり、挿入された記録紙のオートローディングを行うことができないことを操作者に告知するためには、前記別の記録紙がある場合には、警告を発生することが望ましい。
本発明において、操作者が印刷位置などに留まっている記録紙を取り除くと、挿入されている記録紙のオートローディングが開始されるようにするためには、前記別の記録紙がある場合には、前記下流側検出位置から前記別の記録紙が除去されたか否かを監視し、前記別の記録紙が除去されたことが検出されると、前記記録紙の前記搬送動作を開始することが望ましい。
本発明において、オートローディングを行うことができない状態における電力消費を抑えるためには、前記別の記録紙がある場合には、省電力の待機モードに移行して、前記記録紙挿入口に前記記録紙が挿入されたか否かを監視し、
前記記録紙が挿入されたことが検出されると、前記待機モードから前記搬送動作が可能な動作モードに復帰することが望ましい。
前記記録紙が挿入されたことが検出されると、前記待機モードから前記搬送動作が可能な動作モードに復帰することが望ましい。
また、本発明において、オートローディングを行うことができない状態における電力消費を抑えるためには、前記別の記録紙がある場合には、省電力の待機モードに移行して、前記下流側検出位置から前記別の記録紙が除去されたか否かを監視し、前記記録紙が除去されたことが検出されると、前記待機モードから前記搬送動作が可能な動作モードに復帰することを特徴とする。
次に、本発明は、上記のオートローディング制御方法によって、前記記録紙を前記紙搬送路上にセットすることを特徴とするプリンタとすることができる。
紙送りモータからの駆動力が伝達されている送り出しローラが紙搬送路上の印刷位置よりも上流に配置されているプリンタでは、記録紙の上流端が送り出しローラを通過すると、記録紙はそれよりも下流側に搬送されることがないので、記録紙の上流端部分は印刷位置などに留まってしまう。このため、この記録紙を操作者が印刷位置などから取り除く前に、新しい記録紙を紙搬送路に挿入すると、挿入された記憶紙を紙搬送路上にセットするオートローディングによって挿入された記録紙と印刷位置などに留まっている記録紙とが衝突してジャミング状態に陥ってしまう。これに対して、本発明によれば、手差し挿入された記録紙の先端が送り出しローラよりも上流の上流側検出位置に到達したことが検出されると、印刷位置よりも下流における下流側検出位置に記録紙とは別の記録紙があるか否かを検出する。そして、別の記録紙がある場合には、送り出しローラを回転させて記録紙を搬送する搬送動作を開始しない。すなわち、別の記録紙の上流端部分が紙搬送路上における送り出しローラよりも下流側の部位に留まっている場合には、挿入された記録紙をオートローディングしないので、挿入された記録紙と印刷位置などに留まっている記録紙とが衝突してジャミング状態に陥ってしまう場合を回避できる。
図1は本発明の実施の形態に係るプリンタの外観斜視図であり、図2はその開閉カバーを全開にした状態の外観斜視図である。
プリンタ1は全体としてほぼ直方体形状をしたプリンタ本体2と、このプリンタ本体2の前面に取り付けた開閉カバー3とを有している。プリンタ本体2の外装ケース2aの前面には所定幅の記録紙排出口4が形成されている。記録紙排出口4の下側には排紙ガイド5が前方に突出しており、当該排紙ガイド5の側方には開閉レバー6が配置されている。外装ケース2aにおける排紙ガイド5および開閉レバー6の下側には、ロール紙出し入れ用の矩形の開口部2bが形成されており、この開口部2bが開閉カバー3によって封鎖されている。
開閉レバー6を操作すると開閉カバー3のロックが解除される。排紙ガイド5を前方に引くと、図2に示すように、開閉カバー3が下端部を中心として前方にほぼ水平となるまで開く。開閉カバー3が開くと、プリンタ本体2の内部に形成されているロール紙収納部7が開放状態となる。同時に、印刷位置を規定するための吸引プラテン8が開閉カバー3と一緒に移動してロール紙収納部7から記録紙排出口4に至る空間が開放状態となり、プリンタ前方からロール紙9を簡単に装填できるようになっている。また、プリンタ1はファンフォールド紙10を使用することが可能になっており、ファンフォールド紙10は、プリンタ本体2の背面部分に形成されている記録紙挿入口11(図3参照)から、プリンタ本体2の内部に手差し挿入される。なお、図2ではカバーケース3aおよび開閉レバー6を省略してある。
図3はプリンタ1の内部の概略構成を示す説明図である。プリンタ1の内部には、プリンタ本体フレーム12における幅方向の中央部分にロール紙収納部7が形成されている。ロール紙収納部7にはロール紙9がプリンタ幅方向に向いた横置き状態で収納される。ロール紙収納部7の後方には、ロール紙9から繰り出される長尺状の記録紙9aを搬送するための繰り出しローラ13が配置されている。
ロール紙収納部7の上側には、プリンタ本体フレーム12の上端にヘッドユニットフレーム14が水平に取り付けられている。ヘッドユニットフレーム14には、インクジェットヘッド15、このインクジェットヘッド15を搭載しているキャリッジ16、キャリッジ16のプリンタ幅方向への移動をガイドするキャリッジガイド軸17、キャリッジ16をキャリッジガイド軸17に沿って往復移動させるためのキャリッジモータ18およびタイミングベルト19を備えたキャリッジ搬送機構が配置されている。インクジェットヘッド15は、インクノズル面15aが下向きになるようにキャリッジ16に搭載されている。ヘッドユニットフレーム14の前端位置には可動刃を下方に突出させて切断を行うオートカッタ20が配置されている。
インクジェットヘッド15の下側には一定のギャップを開けてプリンタ幅方向に水平に延びる吸引プラテン8が配置されている。吸引プラテン8は直方体形状をしており、プラテン表面8aの所定領域には多数の吸引孔が形成されている。吸引プラテン8は、不図示の吸引機構によってこれら吸引孔から空気を吸い込むことによりプラテン表面8a上を搬送される記録紙9aやファンフォールド紙10を吸引でき、これによって、プラテンギャップを一定に保持することができる。
吸引プラテン8の後側には送り出しローラ21がプリンタ幅方向に水平に架け渡されており、送り出しローラ21には所定幅の紙押さえローラ22が所定の押圧力で押し付けられている。送り出しローラ21は、プリンタ本体フレーム12に搭載されている紙送りモータ23によって駆動される。吸引プラテン8における前端側の部位には前側紙押さえローラ24が配置されている。前側紙押さえローラ24は記録紙9aやファンフォールド紙10の浮き上がりを防止するものである。前側紙押さえローラ24には紙送りモータ23の駆動力は伝達されておらず、プラテン表面8a上を通過する記録紙9aやファンフォールド紙10により連れ回りする。
吸引プラテン8の前端には排紙ガイド5が取付けられている。吸引プラテン8の前端におけるプリンタ本体フレーム12およびヘッドユニットフレーム14の間の部位は一定幅の隙間が開いており、この隙間が記録紙排出口4になっている。
吸引プラテン8の下側には、ロール紙押さえレバー25が後方に向かって斜め下方に延びるように取付けられている。ロール紙押さえレバー25はバネ力によって下方に付勢されており、その先端部分に取り付けられているロール紙押さえローラ26が繰り出しローラ13に所定の押圧力で押し付けられている。
吸引プラテン8の後端には下方に湾曲しているテンションガイド27が取り付けられている。ロール紙収納部7に収納されているロール紙9から繰り出される長尺状の記録紙9aは、繰り出しローラ13およびテンションガイド27を経由して上方に引き出された後に前方に湾曲するように引き出され、しかる後に、吸引プラテン8の後端からインクジェットヘッド15による印刷位置Aおよび記録紙排出口4を経由して水平に延びるロール紙搬送路Bに沿って搬送される。ここで、テンションガイド27はバネ力によって上方に付勢されており、テンションガイド27を通過した記録紙9aには、所定の張力が付与される。
テンションガイド27の後方には後側紙押さえローラ28が配置されている。後側紙押さえローラ28の後方のプリンタ本体フレーム12の部位には、プリンタ本体2の背面側からファンフォールド紙10を受け入れるための記録紙挿入口11が形成されている。また、プリンタ本体フレーム12の記録紙挿入口11が形成されている部位の外側には、ファンフォールド紙10をこの記録紙挿入口11まで導くための導入路29を備えたファンフォールド紙ホルダ30が取付けられている。
導入路29から手差しで挿入されるファンフォールド紙10は、記録紙挿入口11および後側紙押さえローラ28を経由するように挿入された後に、吸引プラテン8の後端からインクジェットヘッド15による印刷位置Aおよび記録紙排出口4を経由して水平に延びるファンフォールド紙搬送路Cに沿って搬送される。
ロール紙搬送路Bとファンフォールド紙搬送路Cとは吸引プラテン8の後端位置で合流しており、吸引プラテン8の後端からインクジェットヘッド15による印刷位置Aおよび記録紙排出口4を経由して延びている部分は共通する共通紙搬送路部分Dになっている。記録紙10aやファンフォールド紙10の先端(下流端)が共通紙搬送路部分Dに到達すると、記録紙10aやファンフォールド紙10は、紙送りモータ23と、これによって回転させられる送り出しローラ21を備えている搬送手段によって共通紙搬送路部分Dに沿って搬送される。
ここで、記録紙挿入口11にはファンフォールド紙10の有無を検出するための紙挿入検出器31が配置されている。紙挿入検出器31は記録紙挿入口11においてファンフォールド紙搬送路C内に突出している検出レバー31aを備えており、記録紙挿入口11に進入したファンフォールド紙10によって検出レバー31aがファンフォールド紙搬送路Cから退避させられることを利用して、ファンフォールド紙10の有無を検出する。
共通紙搬送路部分Dの送り出しローラ21よりも上流の上流側検出位置Eには、記録紙9aやファンフォールド紙10の有無、および、記録紙9a上やファンフォールド紙10上の位置あわせ基準を検出するための反射型フォトセンサ32および透過型フォトセンサ33が配置されている。位置合わせ基準とは、記録紙9a上やファンフォールド紙10上の各印刷領域に対応して付されているブラックマーク、記録紙9aやファンフォールド紙10の先端、ラベルが貼り付けられている記録紙9aやファンフォールド紙10におけるラベル間のギャップ、などである。反射型フォトセンサ32は照射した検査光の反射率の変動を利用して、ブラックマークを位置合わせ基準として検出する。透過型フォトセンサ33は照射した検査光の透過率の変動を利用して、記録紙9aやファンフォールド紙10の先端や、これらにラベルが貼り付けられていればラベル間のギャップを位置合わせ基準として検出する。なお、反射型フォトセンサ32および透過型フォトセンサは、センサ寿命を確保するために、プリンタ本体2の内部に記録紙9aやファンフォールド紙10がないときには省電力の待機状態になっている。開閉カバー3が開閉されることによりロール紙が投入されたと判断された場合や、紙挿入検出器31の検出状態が変化することによってファンフォールド紙10に挿入が検出されたと判断された場合に、待機状態から動作状態に復帰させられる。
共通紙搬送路部分Dの印刷位置よりも下流の下流側検出位置Fには、記録紙9aやファンフォールド紙10の有無を検出する紙排出検出器34が配置されている。紙排出検出器34は下流側検出位置Fにおいて共通紙搬送路部分D内に突出している検出レバー34aを備えており、下流側検出位置Fに記録紙9aやファンフォールド紙10があると検出レバー31aが共通紙搬送路部分Dから退避させられることを利用して、記録紙9aやファンフォールド紙10の有無を検出する。
新たなロール紙9を使用する場合には、開閉カバー3を開いてロール紙収納部7を開状態にする。すると、開閉カバー3と一緒に、吸引プラテン8、テンションガイド27、送り出しローラ21、前側紙押さえローラ24、排紙ガイド5、ロール紙押さえレバー25およびロール紙押さえローラ26が移動して、ロール紙搬送路Bが開放状態になるので、開放状態になった空間を介して、記録紙9aが引き出された状態のロール紙9をロール紙収納部7に投入する。しかる後に開閉カバー3を閉じると、吸引プラテン8、テンションガイド27、送り出しローラ21、前側紙押さえローラ24、排紙ガイド5、ロール紙押さえレバー25およびロール紙押さえローラ26が元の位置に復帰してロール紙搬送路Bが形成されるので、引き出されている記録紙9aが共通紙搬送路部分D上でインクジェットヘッド15による印刷位置Aを通過した状態にセットされる。
新たなファンフォールド紙10を使用する場合には、導入路29を介して記録紙挿入口11からファンフォールド紙10を手差し挿入する。すると、ファンフォールド紙10はオートローディングされて共通紙搬送路部分D上で印刷位置Aを通過した状態にセットされる。
記録紙9aまたはファンフォールド紙10が共通紙搬送路部分D上で印刷位置Aを通過した状態にセットされると、位置合わせ基準の検出時点に基づいて記録紙9a上またはファンフォールド紙10上に予め設定されている印刷開始目標位置を共通紙搬送路部分D上の印刷位置Aに位置決めする頭出しが行われ、しかる後に印刷データの印刷が開始される。
ここで、プリンタ1では、出荷前の段階において、ロール紙9を用いて印刷を行うロール紙プリンタとして用いるのか、ファンフォールド紙10を用いて印刷を行うプリンタであるのかを択一的に設定するようになっている。ロール紙プリンタとして使用する場合には、ファンフォールド紙10を挿入するための導入部29などを構成する部品が取り外される。ファンフォールド紙10を用いるプリンタとして使用する場合には、ロール紙収納部7の開閉カバー3を封鎖状態にロックされる。以下、プリンタ1は、ファンフォールド紙10を用いるプリンタとして設定されているものとして説明を行う。
(制御系)
図4はプリンタ1の制御系を示す概略ブロック図である。プリンタ1の制御系は、CPU、ROM、RAMを備えた制御部40を中心に構成されている。制御部40には通信インターフェース41を介してパーソナルコンピュータなどの外部機器から印刷を指示する制御指令および印刷データが供給されるようになっている。制御部40の入力側には、紙挿入検出器31、反射型フォトセンサ32、透過型フォトセンサ33、紙排出検出器34が接続されている。制御部40の出力側には、ヘッドドライバ42、モータドライバ43、44を介して、インクジェットヘッド15、キャリッジモータ18および紙送りモータ23が接続されている。制御部40は、ファンフォールド紙10のオートローディングを行うオートローディング手段45と、ファンフォールド紙10の残りの用紙長が短くなった場合に、ファンフォールド紙10を共通紙搬送路部分D上に残留させないようにするためのファンフォールド紙排出手段46を有している。
図4はプリンタ1の制御系を示す概略ブロック図である。プリンタ1の制御系は、CPU、ROM、RAMを備えた制御部40を中心に構成されている。制御部40には通信インターフェース41を介してパーソナルコンピュータなどの外部機器から印刷を指示する制御指令および印刷データが供給されるようになっている。制御部40の入力側には、紙挿入検出器31、反射型フォトセンサ32、透過型フォトセンサ33、紙排出検出器34が接続されている。制御部40の出力側には、ヘッドドライバ42、モータドライバ43、44を介して、インクジェットヘッド15、キャリッジモータ18および紙送りモータ23が接続されている。制御部40は、ファンフォールド紙10のオートローディングを行うオートローディング手段45と、ファンフォールド紙10の残りの用紙長が短くなった場合に、ファンフォールド紙10を共通紙搬送路部分D上に残留させないようにするためのファンフォールド紙排出手段46を有している。
オートローディング手段45は、透過型フォトセンサ33、紙排出検出器34の検出状態に基づいて、紙送りモータ23を駆動して送り出しローラ21を回転させることによりファンフォールド紙10を共通紙搬送路部分D上の所定の位置にセットする。オートローディング手段45は、紙挿入監視手段47と、紙到達監視手段48と、搬送制御手段49を備えている。
紙挿入監視手段47は、記録紙挿入口11にファンフォールド紙10の先端が挿入されたか否かを監視しており、紙挿入検出器31の検出状態が紙なしから紙ありに変化したときに記録紙挿入口11にファンフォールド紙10の先端が挿入されたことを検出する。また、記録紙挿入口11にファンフォールド紙10の先端が挿入されたことが検出されると、透過型フォトセンサ33を省電力の待機状態から動作状態に復帰させる。
紙到達監視手段48は、透過型フォトセンサ33が動作状態に復帰すると上流側検出位置Eにファンフォールド紙10の先端が到達したか否かを監視する。そして、透過型フォトセンサ33の検出状態が紙なしから紙ありに変化したときに、下流側検出位置Fにファンフォールド紙10の先端が到達したことを検出する。
搬送制御手段49は、上流側検出位置Eにファンフォールド紙10の先端が到達したことが検出されると、下流側検出位置Fに別のファンフォールド紙10があるか否かを検出する。すなわち、紙排出検出器34の検出状態が、紙なしか、紙ありか、を検出する。
また、搬送制御手段49は、下流側検出位置Fで紙なしが検出されると、所定時間の経過後に紙送りモータ23を駆動して送り出しローラ21を回転させることにより搬送動作を開始する。さらに下流側検出位置Fにファンフォールド紙10の先端が到達したか否かを監視しており、紙排出検出器34の検出状態が紙なしから紙ありに変化したときに、下流側検出位置Fにファンフォールド紙10の先端が到達したと判断して、紙送りモータ23を停止して搬送動作を終了する。
さらに、搬送制御手段49は、下流側検出位置Fで紙ありが検出されると、警告を発生させる。例えば、用紙の残量がないファンフォールド紙10が記録紙排出口4から取り除かれていない旨のメッセージを、警告として、外部機器のディスプレイなどに表示する。また、紙送りモータ23を駆動することなく、プリンタ1を省電力の待機モードに移行させる。そして、記録紙挿入口11からファンフォールド紙10が挿入されたか否かを監視し、挿入されたことが検出されると、待機モードから搬送動作を行うことが可能な動作モードに復帰させる。すなわち、紙挿入検出器31の検出状態が紙なしから紙ありに変化すると、待機モードのプリンタ1を動作モードに復帰させる。あるいは、下流側検出位置Fからファンフォールド紙10が除去されたか否かを監視し、除去されたことが検出されると、待機モードから搬送動作を行うことが可能な動作モードに復帰させる。すなわち、紙排出検出器34の検出状態が紙ありから紙なしに変化すると、待機モードのプリンタ1を動作モードに復帰させる。次の動作の準備を行う。
待機モードとは、プリンタ1の電源電圧のレベルをCPUなどの制御系のロジック回路が動作可能な電圧レベルまで低下させるモードである。すなわち、プリンタ1では紙送りモータ23やキャリッジモータ18などの駆動系には24Vの電圧が供給されており、CPUなどの制御系には3.3Vの電圧が供給されているので、待機モードでは駆動系に供給されている電圧レベルを低下させて、制御系のロジック回路のみが動作可能な電圧にする。また、透過型フォトセンサ33を省電力のモードに移行させる。ここで、待機モードでもロジック回路は動作しているので、搬送制御手段49は、下流側検出位置Fから別のファンフォールド紙10が除去されたか否か、および、記録紙挿入口11から挿入されたファンフォールド紙10が除去されたか否か、を監視することができる。
次に、ファンフォールド紙排出手段46は紙挿入検出器31および透過型フォトセンサ33の検出状態に基づいて、紙送りモータ23を駆動して送り出しローラ21を回転させることにより、ファンフォールド紙10の終端が送り出しローラ21の下流側に達するまで搬送し、ファンフォールド紙10の先端を共通紙搬送路部分Dの下流にある記録紙排出口4から突出させた状態にする。
すなわち、ファンフォールド紙排出手段46は、印刷データに含まれている1ページ分の印刷データを印刷している間、ファンフォールド紙10が搬送される毎に記録紙挿入口11をファンフォールド紙10の終端が通過したか否かを監視しており、紙挿入検出器31の検出状態が紙ありから紙なしに変化したときに、記録紙挿入口11をファンフォールド紙10の終端が通過したことを検出する。また、ファンフォールド紙10の終端が通過したことを検出すると、紙送りモータ23を駆動して送り出しローラ21を回転させる搬送動作を開始する。さらに、上流側検出位置Eをファンフォールド紙10の終端が通過したか否かを監視しており、透過型フォトセンサ33の検出状態が紙ありから紙なしに変化すると、上流側検出位置Eをファンフォールド紙10の終端が通過したと判断して、少なくとも、上流側検出位置Eから送り出しローラ21までの距離だけファンフォールド紙10を搬送するための回転量だけ当該送り出しローラ21を回転させて、ファンフォールド紙10の終端が送り出しローラ21の下流側に達するまで搬送する。
(ファンフォールド紙の排出動作)
ここで、プリンタ1によるファンフォールド紙10の排出動作を説明する。図5はファンフォールド紙10の排出動作を示すフローチャートであり、フローチャートの側方には、各ステップにおけるファンフォールド紙10の状態を模式的に示してある。プリンタ本体2の共通紙搬送路部分Dにはファンフォールド紙10がセットされている。
ここで、プリンタ1によるファンフォールド紙10の排出動作を説明する。図5はファンフォールド紙10の排出動作を示すフローチャートであり、フローチャートの側方には、各ステップにおけるファンフォールド紙10の状態を模式的に示してある。プリンタ本体2の共通紙搬送路部分Dにはファンフォールド紙10がセットされている。
印刷データの印刷が始まると、制御部はインクジェットヘッド15をキャリッジガイド軸に沿って移動させて印刷を行う(ステップST1)。また、制御部は紙送りモータ23を駆動制御してファンフォールド紙10を所定搬送量だけ搬送する。そして、印刷データに含まれている各ページ分の印刷データの印刷が終了したか否かを確認する(ステップST3)。
ステップST3において、1ページ分の印刷データの印刷が終了していれば、ファンフォールド紙10は排出されることなく、次の1ページの印刷データの印刷が行われる(ステップST4)。
ステップST3において、1ページ分の印刷データの印刷が終了していなければ、ファンフォールド紙排出手段46によって、記録紙挿入口11をファンフォールド紙10の終端が通過したか否かが検出される(ステップST5)。ここで、ファンフォールド紙10の残りの用紙長が短いときにファンフォールド紙10が搬送されると、ファンフォールド紙10の終端(上流端)が記録紙挿入口11を通過してファンフォールド紙搬送路C内に進入するので、紙挿入検出器31の検出状態が紙ありから紙なしに変化する。従って、記録紙挿入口11をファンフォールド紙10の終端が通過したことを検出できる。
ステップST3でファンフォールド紙10の終端が通過したことが検出されると、ファンフォールド紙排出手段46は、紙送りモータ23を駆動して送り出しローラ21を回転させることにより搬送動作を開始して、ファンフォールド紙10の終端が送り出しローラ21の下流側に達するまで搬送する(ステップST6)。ここで、前側紙押さえローラ24が共通紙搬送路部分D上にあるファンフォールド紙10の終端部分を上方から押さえているので、ファンフォールド紙10の先端側を記録紙排出口4から突出させても、記録紙は記録紙排出口4および排紙ガイド5から落下してしまうことがない。
(オートローディング制御動作)
次に、プリンタ1によるオートローディング制御動作を説明する。図6はファンフォールド紙10のオートローディング動作を示すフローチャートであり、フローチャートの側方には、各ステップにおけるファンフォールド紙10の状態を模式的に示してある。
次に、プリンタ1によるオートローディング制御動作を説明する。図6はファンフォールド紙10のオートローディング動作を示すフローチャートであり、フローチャートの側方には、各ステップにおけるファンフォールド紙10の状態を模式的に示してある。
まず、共通紙搬送路部分Dの上流側検出位置Eにはファンフォールド紙10が存在しない状態になっているものとする。この状態では、透過型フォトセンサ33は省電力の待機状態になっている。紙挿入監視手段47は、記録紙挿入口11にファンフォールド紙10の先端が挿入されたか否かを監視している。
操作者が導入路29を介して記録紙挿入口11からファンフォールド紙10をファンフォールド紙搬送路Cに挿入すると、記録紙挿入口11にある紙挿入検出器31の検出状態が紙なしから紙ありに変化する。従って、紙挿入監視手段47は記録紙挿入口11にファンフォールド紙10が挿入されたことを検出する(ステップST11)。プリンタ1が待機モードの場合は、挿入されたことが検出されると、待機モードから搬送動作を行うことが可能な動作モードに復帰する(ステップST12)。
記録紙挿入口11にファンフォールド紙10が挿入されたことが検出されると、オートローディング手段45は上流側検出位置Eで検出を行う透過型フォトセンサ33を省電力の待機状態から動作状態に復帰させる(ステップST13)。透過型フォトセンサ33が動作状態に復帰すると紙到達監視手段48は上流側検出位置Eにファンフォールド紙10の先端が到達したか否かを監視し(ステップST14)、透過型フォトセンサ33の検出状態が紙なしから紙ありに変化したときに、上流側検出位置Eにファンフォールド紙10の先端が到達したことを検出する。
ステップST14で上流側検出位置Eにファンフォールド紙10の先端が到達したことが検出されると、搬送制御手段49は、下流側検出位置Fに別のファンフォールド紙10があるか否かを検出する。すなわち、紙排出検出器34の検出状態が紙なしか、紙ありかを検出する(ステップST15)。
ステップST15において、下流側検出位置Fで紙なしが検出されると、搬送制御手段49は、ファンフォールド紙10のオートローディングを行う(ステップST16)。すなわち、所定時間の経過後に紙送りモータ23を駆動して送り出しローラ21を回転させることにより搬送動作を開始する。さらに下流側検出位置Fにファンフォールド紙10の先端が到達したか否かを監視して、紙排出検出器34の検出状態が紙なしから紙ありに変化したときに、下流側検出位置Fにファンフォールド紙10の先端が到達したと判断して、紙送りモータ23を停止して搬送動作を終了する。
一方、ステップST15において、下流側検出位置Fで紙ありが検出されると、搬送制御手段49は、警告を発生させる。ここで、下流側検出位置Fで紙ありが検出される場合とは、図5に示される排出動作により送り出しローラ21よりも下流に排出されたファンフォールド紙10が、印刷位置などに留まっている場合である。このような場合に紙送りモータ23を駆動して送り出しローラ21を回転させる搬送動作を行うと、挿入されたファンフォールド紙10の先端部分が印刷位置などに留まっているファンフォールド紙10の終端部分と衝突してジャミング状態に陥る。従って、紙送りモータ23を駆動せずに、プリンタ1を省電力の待機モードに移行させる(ステップST17)。
待機モードに移行すると、搬送制御手段49は、下流側検出位置Fから別のファンフォールド紙10が除去されたか否かを監視する(ステップST18)。そして、除去されたことが検出されると、エラー状態から回復したものとして、プリンタ1を、搬送動作を行うことが可能な動作モードに復帰させてもよい(ステップST19)。また、エラー状態からの回復はしているので、警告の発生の停止はここで行ってもよい。
その後、ステップST11に移行して、紙挿入監視手段47は記録紙挿入口11にファンフォールド紙10が挿入されたことが検出されると、ステップST12からステップST5までの動作が繰り返される。
以上、本例のオートローディング制御方法によれば、手差し挿入されたファンフォールド紙10の先端が送り出しローラ21よりも上流の上流側検出位置Eに到達したことが検出されると、印刷位置よりも下流における下流側検出位置Fに別のファンフォールド紙10があるか否かを検出する。そして、別のファンフォールド紙10がある場合には、送り出しローラ21を回転させてファンフォールド紙10を搬送する搬送動作を開始しない。すなわち、別のファンフォールド紙10の上流端部分が紙搬送路上の送り出しローラ21よりも下流側の部位に留まっている場合には、挿入されたファンフォールド紙10をオートローディングしないので、挿入されたファンフォールド紙10と印刷位置などに留まっているファンフォールド紙10とが衝突してジャミング状態に陥ってしまう場合を回避できる。
また、本例によれば、下流側検出位置Fに別のファンフォールド紙10がある場合には、プリンタ1は警告を発生する。従って、ファンフォールド紙10がジャミング状態に陥ってしまう危険性があり、挿入されたファンフォールド紙10のオートローディングを行うことができないことを、操作者に告知することができる。
また、別のファンフォールド紙10がある場合には、プリンタ1は、省電力の待機モードに移行し、別のファンフォールド紙10および挿入されたファンフォールド紙10が除去されたことが検出されると、動作モードに復帰する。従って、オートローディングを行うことができない状態におけるプリンタ1の電力消費を抑えることができる。
また、本例によれば、透過型フォトセンサ33を省電力の待機状態にしておいて、ファンフォールド紙10が挿入されたときに動作状態に復帰させているので、透過型フォトセンサ33のセンサ寿命を延ばすことができる。
(その他の実施の形態)
なお、上記の例では、透過型フォトセンサ33を用いて上流側検出位置Eにファンフォールド紙10の先端が到達したか否か、および、ファンフォールド紙10の終端が通過したか否かを監視しているが、反射型フォトセンサ32を用いてこれらを監視することも可能である。例えば、反射光が検出されていない状態から検出される状態になった時にファンフォールド紙10の先端が到達したと判断し、反射光が検出されている状態から検出されない状態になっているときに、ファンフォールド紙10の終端が通過したものとすることができる。
なお、上記の例では、透過型フォトセンサ33を用いて上流側検出位置Eにファンフォールド紙10の先端が到達したか否か、および、ファンフォールド紙10の終端が通過したか否かを監視しているが、反射型フォトセンサ32を用いてこれらを監視することも可能である。例えば、反射光が検出されていない状態から検出される状態になった時にファンフォールド紙10の先端が到達したと判断し、反射光が検出されている状態から検出されない状態になっているときに、ファンフォールド紙10の終端が通過したものとすることができる。
また、上記の例では、別のファンフォールド紙10がある場合には、待機モードに移行して、下流側検出位置Fから別のファンフォールド紙10が除去された否かおよび記録紙挿入口11から挿入されたファンフォールド紙10が除去されたか否かを監視し、前記別のファンフォールド紙10および前記ファンフォールド紙10が除去されたことが検出されると動作モードに復帰するようになっているが、別のファンフォールド紙10がある場合には、動作モードのままで下流側検出位置Fから前記別のファンフォールド紙10が除去されるか否かを監視し、別のファンフォールド紙10が除去されたことが検出されると、搬送動作を開始するようにしてもよい。
1・プリンタ、2・プリンタ本体、2a・外装ケース、2b・開口部、3・開閉カバー、3a・カバーケース、4・記録紙排出口、5・排紙ガイド、6・開閉レバー、7・ロール紙収納部、8・吸引プラテン、9・ロール紙、9a・記録紙、10・ファンフォールド紙、11・記録紙挿入口、12・プリンタ本体フレーム、13・繰り出しローラ、14・ヘッドユニットフレーム、15・インクジェットヘッド、15a・インクノズル面、16・キャリッジ、17・キャリッジガイド軸、18・キャリッジモータ、19・タイミングベルト、20・オートカッタ、21・送り出しローラ、22・紙押さえローラ、23・紙送りモータ、24・前側紙押さえローラ、25・ロール紙押さえレバー、26・ロール紙押さえローラ、27・テンションガイド、28・後側紙押さえローラ、29・導入路、30・ファンフォールド紙ホルダ、31・紙挿入検出器、32・反射型フォトセンサ、33・透過型フォトセンサ、34・紙排出検出器、40・制御部、41・通信インターフェース、42・43・44・ドライバ、45・オートローディング手段、46・ファンフォールド紙排出手段、47・紙挿入監視手段、48・紙到達監視手段、49・搬送制御手段、A・印刷位置、B・ロール紙搬送路、C・ファンフォールド紙搬送路、D・共通紙搬送路部分、E・上流側検出位置、F・下流側検出位置
Claims (6)
- 印刷ヘッドによる印刷位置を経由するように記録紙を搬送するための紙搬送路と、この紙搬送路の前記印刷位置よりも上流に配置されている送り出しローラを回転させる搬送動作によって前記記録紙を搬送する搬送手段とを備えており、前記送り出しローラよりも上流の記録紙挿入口から前記記録紙が前記紙搬送路に挿入されると、前記搬送手段によって前記記録紙を搬送して当該記録紙を前記紙搬送路上の所定の位置にセットするプリンタのオートローディング制御方法であって、
前記記録紙挿入口から前記記録紙が挿入されると、前記送り出しローラの上流側の上流側検出位置に前記記録紙の先端が到達したか否かを監視し、
前記上流側検出位置に前記記録紙の先端が到達したことが検出されると、前記印刷位置よりも下流の下流側検出位置に前記記録紙とは別の記録紙があるか否かを検出し、
前記別の記録紙がある場合には、前記搬送動作を開始しないことを特徴とするプリンタのオートローディング制御方法。 - 請求項1に記載されているプリンタのオートローディング制御方法において、
前記別の記録紙がある場合には、警告を発生することを特徴とするプリンタのオートローディング制御方法。 - 請求項1または2に記載されているプリンタのオートローディング制御方法において、
前記別の記録紙がある場合には、前記下流側検出位置から前記別の記録紙が除去されたか否かを監視し、
前記別の記録紙が除去されたことが検出されると、前記記録紙の前記搬送動作を開始することを特徴とするプリンタのオートローディング制御方法。 - 請求項1または2に記載されているプリンタのオートローディング制御方法において、
前記別の記録紙がある場合には、省電力の待機モードに移行して、前記記録紙挿入口に前記記録紙が挿入されたか否かを監視し、
前記記録紙が挿入されたことが検出されると、前記待機モードから前記搬送動作が可能な動作モードに復帰することを特徴とするプリンタのオートローディング制御方法。 - 請求項1または2に記載されているプリンタのオートローディング制御方法において、
前記別の記録紙がある場合には、省電力の待機モードに移行して、前記下流側検出位置から前記別の記録紙が除去されたか否かを監視し、
前記記録紙が除去されたことが検出されると、前記待機モードから前記搬送動作が可能な動作モードに復帰することを特徴とするプリンタのオートローディング制御方法。 - 請求項1ないし5に記載されているオートローディング制御方法によって、前記記録紙を前記紙搬送路上にセットすることを特徴とするプリンタ。
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JP2008201566A JP2010036441A (ja) | 2008-08-05 | 2008-08-05 | オートローディング制御方法およびプリンタ |
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2008
- 2008-08-05 JP JP2008201566A patent/JP2010036441A/ja not_active Withdrawn
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