JP2010034333A - 位置ずれ防止方法及び位置ずれ防止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】位置ずれを未然に防止する。
【解決手段】ウェーハマップから良品チップの位置座標を取得し(S5)、この良品チップをピックアップポイントへ移動する(S6)。現在の行の最後の良品チップの場合(S7)、ウェーハを行方向へ移動して端に位置する不良チップをピックアップポイントへ移動し(S8)、移動中に二つの不良チップが存在したか否かのチェックと、移動したチップが不良チップであるか否かを判断する(S9)。移動中に二つの不良チップが存在し、かつ移動したチップが不良チップの場合、次列へ移行した後(S12)、ステップS4へ移行し、移動中に二つの不良チップが存在しない又は移動したチップが不良チップで無い場合には、ウェーハマップと実際のチップ位置とに位置ずれが生じているため、エラー処理を行って終了する(S11)。
【選択図】図3
【解決手段】ウェーハマップから良品チップの位置座標を取得し(S5)、この良品チップをピックアップポイントへ移動する(S6)。現在の行の最後の良品チップの場合(S7)、ウェーハを行方向へ移動して端に位置する不良チップをピックアップポイントへ移動し(S8)、移動中に二つの不良チップが存在したか否かのチェックと、移動したチップが不良チップであるか否かを判断する(S9)。移動中に二つの不良チップが存在し、かつ移動したチップが不良チップの場合、次列へ移行した後(S12)、ステップS4へ移行し、移動中に二つの不良チップが存在しない又は移動したチップが不良チップで無い場合には、ウェーハマップと実際のチップ位置とに位置ずれが生じているため、エラー処理を行って終了する(S11)。
【選択図】図3
Description
本発明は、ウェーハマップを用いたボンディングにおけるチップの位置ずれ防止方法及び位置ずれ防止装置に関する。
従来、半導体等のチップをリードフレームにボンディングする際には、ボンディング装置が用いられており(例えば、特許文献1)、該ボンディング装置では、ウェーハリングに支持されたチップをピックアップし、ボンディングポイントに移送してボンディングするように構成されている。
このボンディング装置には、前記ウェーハリングがセットされるように構成されており、図4に示すように、このウェーハリング801には、ウェーハシート802が張設されている。該ウェーハシート802上には、ウェーハ803が貼着されており、該ウェーハ803は、ダイシングされている。これにより、当該ウェーハ803には、ダイシングされてなるストリート804,804が縦横に形成されており、各ストリート804,・・・によって各チップ805,・・・が分離されている。
前記ボンディング装置で前記チップ805をピックアップする際には、前記ウェーハ803と対応関係にあるウェーハマップ811が使用されており、このウェーハマップ811のマップデータには、パターンが形成されていない等の不良チップ812,・・・の座標位置には「0」が記憶されている。また、良品チップ813,・・・の座標位置には「1」が記憶されており、良品チップ813,・・・と異なるパターンが形成された特殊チップ814,・・・の座標位置には「3」が記憶されている。
ここで、前記不良チップ812の座標位置に「0」を、前記良品チップ813の座標位置に「1」を、前記特殊チップ814の座標位置に「3」を記憶した場合を例に挙げて説明するが、各チップと数字との関係は、これに限定されるものでは無く、説明の都合上、その一例として挙げたものである。
このようなウェーハマップ811を使用したボンディング方法にあっては、ウェーハマップ811のマップデータとチップ位置とが一致することが必要となる。
そこで、前記マップデータとチップ位置との関係をチェックする為に、他のチップと異なるパターンが形成された前記特殊チップ814,・・・を所定箇所に設定する方式の採用が望まれるが、現実としては、特殊チップ814,・・・が設定されたウェーハ803は極わずかである。
このため、このウェーハマップ811を使用してボンディングする際には、図5に示すように、ウェーハテーブルにウェーハ803がセットされ(SB1)、当該ウェーハ803に対応したウェーハマップ811が読み込まれた際に(SB2)、良品チップ813,・・・が存在するか否かを判断し(SB3)、良品チップ813,・・・が存在する場合、前記ウェーハマップ811のマップデータから良品チップ813,・・・の座標位置を取得する(SB4)。
そして、この座標位置がボンディングヘッドによるピックアップポイントに位置するように前記ウェーハテーブルを移動して、当該座標位置上の良品チップ813を前記ピックアップポイントへ移動する(SB5)。これにより、前記ボンディングヘッドによる前記良品チップ813のピックアップを可能とし、前記ステップSB3へ移行する。
このステップSB3では、当該ウェーハ803に良品チップ813,・・・が存在するか否かを判断し(SB3)、良品チップ813が無くなった場合には、当該処理を終了するように構成されている。
特開2006−128231号公報
しかしながら、このような従来のボンディング方法にあっては、図4に示したように、第二列目821の最後にある良品チップ813から第三列目822の最後にある良品チップ813へ移動する際に、ウェーハ803が大きく斜めに移動されることとなる。
このとき、前記ウェーハシート802を拡張してチップ805,・・・間のストリート804,・・・を拡張する工程で、各行の直線性に乱れが生じた場合、図6に示したように、前記ウェーハマップ811のマップデータと実際のチップ位置との間で位置ずれが生ずることがある。
すると、同行に複数の不良チップ812,・・・が存在し、これらの不良チップ812,・・・を通過して、同行の良品チップ805(B)をピックアップポイントへ移動しようとした際に、前列の行に存在する良品チップ805(C)をピックアップポイントへ移動してしまう。この場合、位置ずれが生ずることとなる。
このように、位置ずれが生じた状態でボンディングを続けると、良品チップ813をボンディングせずに、不良チップ812をボンディングしてしまう恐れが生じ得る。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、位置ずれを未然に防止することができる位置ずれ防止方法及び位置ずれ防止装置を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために本発明の請求項1の位置ずれ防止方法にあっては、良品チップと不良チップの位置を示すウェーハマップに従ってウェーハを移動して、該ウェーハに行方向へ配列されたチップのうち良品チップを順次ピックアップポイントへ移動して当該行に存在する良品チップのピックアップを終了した際に、次列の行へ移行するボンディング方法において、ピックアップ中の行のうち最も端側の良品チップの前記ピックアップポイントへの移動を終了した際に、当該行の端に位置する不良チップを前記ピックアップポイントへ移動した後、次列の行へ移行する。
すなわち、ウェーハマップを使用してボンディングを行う際には、前記ウェーハマップに従ってウェーハを移動することで、該ウェーハに行方向へ配列されたチップのうち良品チップを順次ピックアップポイントへ移動して、該ピックアップポイントへ移動された良品チップをボンディングヘッド等でピックアップして移送する。そして、この行に存在する良品チップのピックアップを終了した際には、次列の行へ移行して当該行における良品チップのボンディングを開始する。
この移行時において、ピックアップ中の行のうち最も端側の良品チップの前記ピックアップポイントへの移動を終了した際には、当該ウェーハを行方向へ移動することによって、当該行の端に位置する不良チップを前記ピックアップポイントへ移動した後、次列の行へ移行する。
このため、ピックアップ中の行のうち最も端側の良品チップの前記ピックアップポイントへの移動を終了した際に、次列に存在する良品チップを前記ピックアップポイントへ移動する従来と比較して、現在の行の端に位置する不良チップを前記ピックアップポイントへ移動した後に、次列の行へ移行することができる。
また、請求項2の位置ずれ防止方法においては、前記行の端に位置する不良チップを前記ピックアップポイントへ移動する際に、移動途中で通過した不良チップの数が合わない、又は当該ピックアップポイントに移動されたチップが不良チップで無い場合に位置ずれが発生したと判断する。
すなわち、前記行の端に位置する不良チップを前記ピックアップポイントへ移動する際には、移動途中で通過した不良チップの数が合わない場合、又は当該ピックアップポイントに移動されたチップが不良チップで無い場合には、位置ずれが発生したと判断することで、エラー処理等が可能となる。
そして、本発明の請求項3の位置ずれ防止装置にあっては、良品チップと不良チップの位置を示すウェーハマップに従ってウェーハを移動して、該ウェーハに行方向へ配列されたチップのうち良品チップを順次ピックアップポイントへ移動して当該行に存在する良品チップのピックアップを終了した際に、次列の行へ移行するボンディング装置において、ピックアップ中の行のうち最も端側の良品チップの前記ピックアップポイントへの移動を終了した際に、当該行の端に位置する不良チップを前記ピックアップポイントへ移動した後、次列の行へ移行する次列移行手段を備えている。
すなわち、ウェーハマップを使用してボンディングを行う際には、前記ウェーハマップに従ってウェーハを移動することで、該ウェーハに行方向へ配列されたチップのうち良品チップを順次ピックアップポイントへ移動して、該ピックアップポイントへ移動された良品チップをボンディングヘッド等でピックアップして移送する。そして、この行に存在する良品チップのピックアップを終了した際には、次列の行へ移行して当該行における良品チップのボンディングを開始する。
この移行時において、ピックアップ中の行のうち最も端側の良品チップの前記ピックアップポイントへの移動を終了した際には、当該ウェーハを行方向へ移動することによって、当該行の端に位置する不良チップを前記ピックアップポイントへ移動した後、次列の行へ移行する。
このため、ピックアップ中の行のうち最も端側の良品チップの前記ピックアップポイントへの移動を終了した際に、次列に存在する良品チップを前記ピックアップポイントへ移動する従来と比較して、現在の行の端に位置する不良チップを前記ピックアップポイントへ移動した後に、次列の行へ移行することができる。
また、請求項4の位置ずれ防止装置においては、前記行の端に位置する不良チップを前記ピックアップポイントへ移動する際に、移動途中で通過した不良チップの数が合わない、又は当該ピックアップポイントに移動されたチップが不良チップで無いかを検出し、前記不良チップの数が合わない又は当該チップが不良チップで無い場合に位置ずれが発生したと判断する判断手段を備えている。
すなわち、前記行の端に位置する不良チップを前記ピックアップポイントへ移動する際には、移動途中で通過した不良チップの数が合わない場合、又は当該ピックアップポイントに移動されたチップが不良チップで無い場合には、位置ずれが発生したと判断することで、エラー処理等が可能となる。
以上説明したように本発明の請求項1の位置ずれ防止方法及び本発明の請求項3の位置ずれ防止装置にあっては、ウェーハ外周にある不良チップを特殊チップのように利用して、一行ずつ位置ずれが発生しているかどうかをチェックすることができる。
これにより、次列へ移行する際に前記ウェーハマップとチップとの間で生じ得る位置ずれを未然に防止することができ、不良チップをボンディングしてしまうといった不具合を未然に回避することができる。
また、請求項2の位置ずれ防止方法及び請求項4の位置ずれ防止装置においては、ピックアップ中の行の端に位置する不良チップをピックアップポイントへ移動する際に、移動途中で通過した不良チップの数が合わない場合や、当該ピックアップポイントに移動されたチップが不良チップで無い場合に、位置ずれが発生したと判断することで、エラー処理等が可能となる。
これにより、ボンディングを中止して位置ずれを解消する為の処理が可能となり、不良品の発生を抑制することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。
図1は、本実施の形態にかかる位置ずれ防止装置1を備えたボンディング装置2を示す図であり、当該ボンディング装置2では、本発明の位置ずれ防止方法を実行できるように構成されている。
このボンディング装置2は、ウェーハリング11がセットされるウェーハテーブル12を備えている。前記ウェーハリング11には、ウェーハシート13が張設されており、該ウェーハシート13上には、ウェーハ14が貼着されている。該ウェーハ14は、縦横にダイシングされており、当該ウェーハ14には、ダイシングされてなるストリート15,・・・が縦横に形成され、各ストリート15,・・・によって各チップ16,・・・が分離されている。
前記ウェーハテーブル12は、制御装置21からの制御信号に従って動作することにより、セットされた前記ウェーハリング11をXY方向へ移動するとともに、θ方向へ回動できるように構成されている。これにより、前記ウェーハシート13上に設けられたピックアップ対象となるチップ16をピックアップポイント22へ移動できるように構成されている。
前記ボンディング装置2は、ボンディングヘッド31を備えており、該ボンディングヘッド31は、図外の可動アームによって支持されている。このボンディングヘッド31は、前記制御装置21からの制御信号によって前記ピックアップポイント22と図外のリードフレーム上に設定されたボンディングポイントとの間を移動できるように構成されており、前記ピックアップポイント22に配置された前記ウェーハシート13上のチップ16をピックアップして前記ボンディングポイントへ移送し、前記リードフレーム上にボンディングできるように構成されている。
前記ピックアップポイント22の上部には、カメラ41が設けられており、前記ピックアップポイント22に配置されたチップ16の像を取得できるように構成されている。このカメラ41は、前記制御装置21に接続されており、取得した画像を当該制御装置21に出力するように構成されている。
この制御装置21は、例えばパソコンで構成されており、当該制御装置21は、ハードディスク等の記憶手段に記憶されたプログラムに従って動作することで、前記ウェーハテーブル12の制御や、前記ボンディングヘッド31の制御を行うとともに、前記カメラ41からの取得画像を解析できるように構成されている。このとき、この取得画像で取得したチップ16の表面の画像を解析することによって、このチップ16の表面状態から当該チップ16がどのようなチップであるかを把握できるように構成されている。
また、この制御装置21は、フロピーディスクやCD−ROM等にリムーバブルメディアに記憶されたデータを入力する入力装置を備えており、前記リムーバブルメディアに記憶されたデータを入力して前記記憶手段に記憶できるように構成されている。
このリムーバブルメディアに記憶されるデータとしては、セットされるウェーハ14と対応関係にあるウェーハマップが挙げられ、ボンディングが行われるウェーハ14は、それぞれに対応するウェーハマップが設定されている。
このウェーハマップのマップデータには、従来例で示したように(図2及び図4参照)、チップ表面にパターンが形成されていない等の不良チップ51の座標位置には「0」が記憶されており、チップ表面に通常のパターン52が形成された良品チップ53の座標位置には「1」が記憶されている。また、該良品チップ53と異なる例えば長方形状のパターン54がチップ表面に形成された特殊チップ55の座標位置には「3」が記憶されており、セットされたウェーハ14の各座標位置に設けられたチップ16,・・・が、ボンディング可能な良品チップ53であるか、ボンディング不能な不良チップ51又は特殊チップ55であるかを、前記リムーバブルメディアから入力した前記ウェーハマップのマップデータから把握できるように構成されている。
ここで、前記不良チップ812の座標位置に「0」を、前記良品チップ813の座標位置に「1」を、前記特殊チップ814の座標位置に「3」を記憶した場合を例に挙げて説明するが、各チップと数字との関係は、これに限定されるものでは無く、説明の都合上、その一例として挙げたものである。
これにより、当該ボンディング装置2は、前記制御装置21が前記記憶手段に記憶されたプログラムに従って動作することにより、前記良品チップ53や前記不良チップ51の位置を示す前記ウェーハマップに従って前記ウェーハテーブル12を作動し、前記ウェーハ14の行方向61へ配列されたチップ16,・・・のうち良品チップ53のみを順次前記ピックアップポイント22へ移動して、ボンディングするように構成されており、この行に存在する良品チップ53のピックアップを終了した際には、前記ウェーハテーブル12を列方向62に作動して次列の行へ移行できるように構成されている。
このとき、ピックアップ中の行のうち最も端側の良品チップ53の前記ピックアップポイント22への移動を終了した際には、当該行の端に位置する不良チップ51を前記ピックアップポイント22へ移動した後、次列の行へ移行するように構成されており、前記制御装置21によって本実施の形態の位置ずれ防止装置1が構成されている。
以上の構成にかかる本実施の形態においてウェーハマップを使用してボンディングを行う際の動作を、図3に示すフローチャートに従って説明する。
すなわち、前記制御装置21は、前記ウェーハテーブル12にウェーハ14が装着されたことを確認するとともに(S1)、当該ウェーハ14に対応したウェーハマップが入力された際に(S2)、このウェーハマップから外周にある不良チップ51、つまり行方向61の端にある不良チップ51の位置を抽出する(S3)。
そして、当該ウェーハ14に良品チップ53が存在するか否かを判断し(S4)、セット初期時は、良品チップ53が存在するので、ステップS5へ移行する。
このステップS5では、前記ウェーハマップのマップデータから良品チップ53を抽出して、その位置座標を取得し(S5)、この位置座標に基づいて前記ウェーハテーブル12を移動することによって、当該良品チップ53をピックアップポイント22へ移動する(S6)。
このとき、このピックアップポイント22に配置された前記良品チップ53の画像をカメラ41で取得して制御装置21で画像解析することによって、チップ表面に通常のパターン52が形成された良品チップ53であることを確認する。また、当該良品チップ53の中心が前記ピックアップポイント22の中心と一致するように前記ウェーハテーブル12を作動して合わせ込みを行った後、当該良品チップ53を前記ボンディングヘッド31でピックアップし、ボンディングポイントへ移送してボンディングを行うとともに、当該良品チップ53がボンディング済みであることを、前記ウェーハマップのマップデータに記憶する。
次に、この良品チップ53は、現在の行の最後の良品チップ53であるかを判断することで、例えば図2中右側に示すように、ピックアップ中の第二列目101の行のうち、最も右端側にある良品チップ53で有るか否かを判断する(S7)。このとき、この第二列目101の行に他の良品チップ53が存在する場合には、前記ステップS4へ分岐して、当該第二列目101の行に存在する良品チップ53のピックアップが総て完了するまで、前記ステップS4からステップS7を繰り返す。
前記ステップS7において、ピックアップ中の第二列目101の行のうち、図2中最も右端側にある良品チップ53に到達しており、当該カレント行の前記ピックアップポイント22への移動を終了した際には、前記ウェーハテーブル12で当該ウェーハ14を行方向61へ移動することにより当該第二列目101の行の右端に位置する不良チップ51を前記ピックアップポイント22へ移動することによって、当該ウェーハ14の外周の不良チップ51を前記ピックアップポイント22へ移動する(S8)。
このとき、当該第二列目101の行の右端の不良チップ51までは、二つの不良チップ51,51が存在することをウェーハマップから知ることができる。このため、この移動中において、二つの不良チップ51,51が存在したか否かをチェックするとともに、移動後において、このピックアップポイント22に配置された前記不良チップ51の画像をカメラ41で取得して制御装置21で画像解析することにより、チップ表面にパターンが形成されてい無い不良チップ51であるか否かを判断する(S9)。
また、移動後において、当該不良チップ51の中心が前記ピックアップポイント22の中心と一致するように前記ウェーハテーブル12を作動して合わせ込みを行い、位置座標を調整する。また、この画像解析において、ウェーハ14外周にある不良チップ51と隣接した良品チップ53との相対位置関係も確認する。
そして、移動中に二つの不良チップ51,51が存在するかしないか、また移動後において、このピックアップポイント22に配置されたチップが不良チップ51であるか否かから位置ずれを判断する(S10)。
この判断において、移動中に二つの不良チップ51,51が存在し、かつ前記ピックアップポイント22に配置されたチップが不良チップ51であった場合には、前記ウェーハマップと実際のチップ位置との位置ずれが生じていないので、次列である第三列目102へ移行した後(S11)、前記ステップS4からS10を繰り返し、当該ウェーハ14における総ての良品チップ53のボンディングを行う。そして、総ての良品チップ53のボンディングが完了し、良品チップ53が存在しない場合には、当該処理を終了する(S12)。
一方、前記ステップS10の判断において、移動中に二つの不良チップ51,51が存在し無かった、つまり不良チップ51が一つ以下又は三つ以上存在した場合、あるいは前記ピックアップポイント22に配置されたチップが不良チップ51で無かった場合には、前記ウェーハマップと実際のチップ位置とに位置ずれが生じているため、例えばエラーランプを点灯する等のエラー処理を行って当該処理を終了する(S13)。これにより、位置ずれの修正をオペレータに促すことができる。
このように、ピックアップ中の行の端に位置する不良チップ51を前記ピックアップポイント22へ移動してから、次列の行へ移行するため、ウェーハ14外周にある不良チップ51を特殊チップのように利用して、一行ずつ位置ずれが発生しているかどうかをチェックすることができる。
これにより、次列へ移行する際に前記ウェーハマップとチップとの間で生じ得る位置ずれを未然に防止することができ、不良チップ51をボンディングしてしまうといった不具合を未然に回避することができる。
また、ピックアップ中の行の端に位置する不良チップ51をピックアップポイント22へ移動する際に、移動途中で通過した不良チップ51,・・・の数が合わない場合や、当該ピックアップポイント22に移動されたチップが不良チップ51で無い場合に、位置ずれが発生したと判断することで、エラー処理等が可能となる。
これにより、ボンディングを中止して位置ずれを解消する為のオペレータによる処理作業が可能となり、不良品の発生を抑制することができる。
1 位置ずれ防止装置
2 ボンディング装置
11 ウェーハリング
14 ウェーハ
16 チップ
21 制御装置
22 ピックアップポイント
51 不良チップ
53 良品チップ
61 行方向
62 列方向
2 ボンディング装置
11 ウェーハリング
14 ウェーハ
16 チップ
21 制御装置
22 ピックアップポイント
51 不良チップ
53 良品チップ
61 行方向
62 列方向
Claims (4)
- 良品チップと不良チップの位置を示すウェーハマップに従ってウェーハを移動して、該ウェーハに行方向へ配列されたチップのうち良品チップを順次ピックアップポイントへ移動して当該行に存在する良品チップのピックアップを終了した際に、次列の行へ移行するボンディング方法において、
ピックアップ中の行のうち最も端側の良品チップの前記ピックアップポイントへの移動を終了した際に、当該行の端に位置する不良チップを前記ピックアップポイントへ移動した後、次列の行へ移行することを特徴とした位置ずれ防止方法。 - 前記行の端に位置する不良チップを前記ピックアップポイントへ移動する際に、移動途中で通過した不良チップの数が合わない、又は当該ピックアップポイントに移動されたチップが不良チップで無い場合に位置ずれが発生したと判断することを特徴とした請求項1記載の位置ずれ防止方法。
- 良品チップと不良チップの位置を示すウェーハマップに従ってウェーハを移動して、該ウェーハに行方向へ配列されたチップのうち良品チップを順次ピックアップポイントへ移動して当該行に存在する良品チップのピックアップを終了した際に、次列の行へ移行するボンディング装置において、
ピックアップ中の行のうち最も端側の良品チップの前記ピックアップポイントへの移動を終了した際に、当該行の端に位置する不良チップを前記ピックアップポイントへ移動した後、次列の行へ移行する次列移行手段を備えたことを特徴とする位置ずれ防止装置。 - 前記行の端に位置する不良チップを前記ピックアップポイントへ移動する際に、移動途中で通過した不良チップの数が合わない、又は当該ピックアップポイントに移動されたチップが不良チップで無いかを検出し、前記不良チップの数が合わない又は当該チップが不良チップで無い場合に位置ずれが発生したと判断する判断手段を備えたことを特徴とする請求項3記載の位置ずれ防止装置。
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Cited By (1)
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CN111433898A (zh) * | 2017-12-07 | 2020-07-17 | 株式会社富士 | 信息管理装置及信息管理方法 |
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2008
- 2008-07-30 JP JP2008195565A patent/JP2010034333A/ja active Pending
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CN111433898A (zh) * | 2017-12-07 | 2020-07-17 | 株式会社富士 | 信息管理装置及信息管理方法 |
CN111433898B (zh) * | 2017-12-07 | 2023-06-23 | 株式会社富士 | 信息管理装置及信息管理方法 |
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