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JP2010009768A - 電線用端子の圧着装置への端子供給機構及び圧着装置 - Google Patents

電線用端子の圧着装置への端子供給機構及び圧着装置 Download PDF

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JP2010009768A JP2008164436A JP2008164436A JP2010009768A JP 2010009768 A JP2010009768 A JP 2010009768A JP 2008164436 A JP2008164436 A JP 2008164436A JP 2008164436 A JP2008164436 A JP 2008164436A JP 2010009768 A JP2010009768 A JP 2010009768A
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Kanji Ishigure
▲寛▼治 石▲榑▼
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Abstract

【課題】 ある程度の多量な端子の圧着作業ができ、また既製品の端子ベルトの準備が必要なく、電源や電池の準備も不用な圧着具を提供すること。
【解決手段】 電線用の端子を電線端部に圧着させる圧着部と、多数の挿入孔を有してこれに前記端子を挿入装填するカートリッジと、このカートリッジを着脱可能に且つ移動可能に保持するカートリッジ保持部と、前記装填された端子の1が前記圧着部を臨む様に前記カートリッジを位置させたときに前記臨む端子をカートリッジから押し出す押出部と、この押し出された端子を圧着される位置で保持する端子保持部と、前記圧着部を開閉操作するための握りハンドル部と、を有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、電線用の端子を電線に圧着する圧着装置への端子供給機構、及びこれを備えた圧着装置に関する。
従来より、被覆電線の端部を剥皮し、これに端子を圧着することにより製品電線とし、これを所定の配線箇所に用いることが行われている。
この端子100は図13に示す様に、筒部101と平板や棒状に形成された接続部102とを有している。そして、被覆電線200の端部の、剥皮されて露出した電線部分201が筒部に挿入され、この筒部を潰すことにより、端子の電線への圧着がなされる様になっている。ここで接続部102は、この電線の接続相手側のネジにネジ締めされるためのものである。
圧着には、例えば図14に示す様に、ペンチの様な構造の手動の工具300が提供されている。具体的には、握りハンドル301が開閉操作され、ハンドル301の先端側に、端子を狭持して潰す圧着部302が設けられているのである。この様な工具300の握りハンドル301を例えば右手で握り、圧着部302に端子100の筒部101を仮狭持させておき、この筒部101に左手で電線200の剥皮された端部201を挿入して握りハンドル301を握り締めると端子100の筒部101が潰され、これにより圧着できるのである。ただ、以上の様な操作を1個ごとに行うので面倒である。
一方、圧着操作を連続的に行うことにより、端子の圧着された製品電線を多量に得ることのできる装置も提案されている。
例えば、特許文献1に示す手持式端子圧着具400がある。これは図15に示す様に、ベルト401に端子100が多数貼着された端子ベルト401をリール402にして準備し、これを装填した圧着具400である。そして、ベルト401を繰り出す様にして1つ1つの端子100を順次繰り出し、これに電線を挿入し、何らかの端子圧着手段により順次圧着してゆくものである。
特開平9−7727号公報
ただこの様なリール状に巻いた端子ベルトを用いるものは、その圧着具用のリール402を準備しなければならず、少量の端子を必要とする現場においては、多量すぎる。また端子にはその形状タイプが多種に亘るのであるが、商品として提供される端子ベルトでは、必要な端子の端子ベルトが製造販売されていない場合がある。また特許文献1に挙げたような圧着具400は、コントロールボックス403を備えたり、その為のコードや電源などを備えるなどしなければならず、可搬性に劣っている。また更に重量も重く作業性が悪い。
一方、少量とはいえ、ある程度の数量は必要であるなら、先に説明したペンチ・タイプの工具では効率が悪い。
以上の課題を鑑み、本願発明の目的とするところは、ある程度の多量な端子の圧着作業ができ、また既製品の端子ベルトの準備が必要なく、各種駆動源の例えば電源や電池、エアーなどの準備も不用で、作業負担を軽くできる圧着具を提供することにある。
以上の課題を解決するため、本願請求項1記載の端子供給機構の発明は、電線用の端子を電線端部に圧着させる圧着部を有する圧着装置に装着して、前記圧着部に前記端子を供給する端子供給機構である。そして、端子用の個々の装填部を多数有してこれに前記端子を装填するカートリッジと、このカートリッジを着脱可能に且つ移動可能に保持するカートリッジ保持部とを有している。そして前記カートリッジ保持部は、前記カートリッジを移動させることにより、このカートリッジに装填された端子が順次、前記圧着部を臨む配置となるよう前記圧着装置に装着され、更に、前記臨む端子をカートリッジから圧着部に向けて供給する供給部を有することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、装填された端子が圧着部を臨む位置に順次位置すべく、前記カートリッジを移動させる移動操作部を有することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、装填部は、カートリッジに貫設されて端子が挿入される挿入孔であり、供給部は、圧着部を臨む位置に位置する1の前記貫通孔に挿入可能な進退部を進退操作可能に備えられた押出部であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、カートリッジから供給された端子を圧着される位置で保持する端子保持部を有することを特徴とする。
請求項5記載の圧着装置の発明は、電線用の端子を電線端部に圧着させる圧着部を有する圧着装置であって、請求項1〜4に記載された端子供給機構を備えたことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、圧着部を開閉操作するための握りハンドル部を有し、移動操作部は、前記握りハンドルの開閉操作により連動操作されてカートリッジを移動させることを特徴とする。
請求項1記載の端子供給機構の発明によれば、端子の圧着部への供給が容易に且つ効率よく成されるので作業性が向上する。また軽微な機構で実現可能である。
請求項2記載の発明によれば、圧着部への端子の位置合わせが成されるのでより作業性が向上する。
請求項3記載の発明によれば、発明の具体的実施態様を提供している。
請求項4記載の発明によれば、端子の圧着部への保持がなされるので、手で保持する必要もない。
請求項5記載の圧着装置の発明によれば、圧着装置による作業性が向上すると共に、軽微な構造の圧着装置が実現可能である。
請求項6記載の発明によれば、握りハンドルによる手動での圧着ができるので、いわゆるハンディータイプの圧着装置が可能であり、
次に、本願発明の圧着装置としての、ハンディータイプの圧着具の実施例を、図を以て説明する。
この圧着具1は、図1〜4に示す様に、図13に示したと同様の電線用の端子100を電線端部201に圧着させる圧着部10と、多数の挿入孔21を有してこれに端子を挿入装填するカートリッジ20と、このカートリッジ20を着脱可能に且つ移動可能に保持するカートリッジ保持部30と、装填された端子が圧着部10を臨む位置に順次位置すべくカートリッジ20を移動させる移動操作部40と(図5)、前記位置する1の端子を前記圧着が成されるべくカートリッジ20から押し出す押出部50と、押し出された端子を圧着される位置で保持する端子保持部60と、前記圧着部10を開閉操作するための握りハンドル部70と、を有している。図2は圧着される際の端子100aの位置をも示している。
この圧着具1は、従来の工具に他の構成を付加したものであり、即ち、圧着部10と握りハンドル部70が従来の工具Aとなっている。
圧着部10は2片の長手板状の狭持片11を有しており、この狭持片11の中央同士が支点板12で連結されている。この支点板12と狭持片11とを結合させる支点ボルト13が、狭持片11の開閉動作の支点を成している。またこの支点ボルト13は、以下に述べる各種構成を取り付けるための取付用部材にもなっている。2つの狭持片11の先端は、一方には端子の筒部を収納する凹部14が、また他方の狭持片11にはこの凹部14に対応した凸部15が形成されており、狭持片11同士を閉じることにより、凹部14に収納された筒部をこの凸部で潰す様になっている。また狭持片の基端は次に述べる握りハンドル71に連結されており、ハンドル操作により圧着のための開閉が成される様になっている。
握りハンドル部70は、2つのハンドル71が開閉軸72で軸着されており、これによりハンドル71が開閉操作できる様になっている。またハンドル71のそれぞれの上端が、圧着部10の狭持片11と連結軸73にて連結しており、片手で2つのハンドル71を握るとハンドル71が閉じ操作され、この操作がハンドル先端に連結されている狭持片11に閉じ操作として伝わり、これにより圧着部10の圧着操作が成される様になっている。この握りハンドル71は、握り締める途中で離してもラッチ機構(図示せず)により開くことはなく、握り切ってハンドル71を完全に閉じる時に、このラッチが外れて開く様になっている。ハンドル71は開く方向にバネ付勢されており、握ったハンドル71を離すだけで、この付勢で開く様になっている。
カートリッジ20は図6〜7に示す様に長手の角柱状を成し、これが端子100を挿入装填する多数の挿入孔21を有している。挿入孔21は長手に直角な向きでカートリッジを貫通しており、この挿入孔21が一定間隔に設けられている。そして装填された端子は、図6に示す様に挿入孔の一方(符号A1)から、後述する押出部50による押し出しを受け、挿入孔21の他方(符号A2)から押し出るのである。又この挿入孔21は図8に示す形状をしており、即ち、端子100の筒部101を収納する第1孔部21aと、端子100の平板状の接続部102を収納する第2孔部21bと、端子100を押さえて挿入孔21からの脱落を防止する板バネ25を収納する第3孔部21cとが繋がって、挿入孔21を形成しているのである。
板バネ25は図9に示す様に、左右に湾曲した湾曲部25aが図8に示した様に第3孔部の両端に係止して姿勢を保持し、この湾曲部25aから直角に延びる細幅のバネ部25bの中央が盛り上がった形状にて端子を押圧し、挿入孔21からの脱落を防止する様になっている。
またカートリッジ20はその上面に、挿入孔21と同じ間隔で小穴22が凹設されており(図6)、この小穴22は、カートリッジ20がカートリッジ保持部30へ挿入された時には、次に述べる様に、このカートリッジ保持部30からの脱落防止に用いられている。また更に、カートリッジ20の下面23にはこれも挿入孔21と同じ間隔で係止溝24が設けられており(図7)、後述する移動操作部40による移動操作を受けられる様になっている。
カートリッジ保持部30は図10に示す様に四角の角筒31を有し、圧着部10に隣接して圧着部10の支点ボルト13で工具Aに装着されており、カートリッジ20はこの角筒31の中を摺動して移動できる様になっている。また角筒31内側の上面には、小粒な金属球32が、ネジ33で押圧された図示しないバネで下方付勢されて僅かに突き出ており、この金属球32がカートリッジ20上面の小穴22に係合して、カートリッジ20の脱落防止になっている。即ち、カートリッジ20は下面の係止溝24が後述する移動操作部40に係止しているが、操作中にこの係止の解ける場面があり、この場合には係止を無くしたカートリッジ20が、カートリッジ保持部30の角筒31内を滑る様にして脱落することがある。しかしこの様な場合でも、金属球32が小穴22に係止するので脱落防止となっている。
またカートリッジ20は、後述する移動操作部40により、カートリッジ保持部30の中では、挿入孔22の間隔と同じ間隔単位での移動と停止とを繰り返す様になっている。そしてこの停止位置の時には、カートリッジ20の1つの端子が、圧着部10を臨む位置になっていて、この端子が圧着部10へと押し出されるターゲットになるのである。
また角筒31の中程には、図10に示す様な窓部34が、ターゲットになる端子の挿入孔22と同じ位置で、この挿入孔22の両端側それぞれに2つ設けられている。つまり、一方の窓部34は後述の押出部50により端子を押し出す操作のためであり、また他方の窓部34は、押し出される端子と進退棒51の出口である。つまりカートリッジ20を角筒31内に保持させたときには、このカートリッジ20の挿入孔21とこれら窓部34とは連通できるようになっている。そしてこの連通をなぞる線の延長上に、圧着部10の圧着位置がくる様な姿勢で、カートリッジ保持部30が設けられている。よってこの2つの窓部34は、次に述べる端子保持部60と押出部50とにそれぞれ覆われる状態となっている。
図11に示す端子保持部60は、押し出された端子が圧着部10の圧着位置に保持され、端子100が電線200に圧着された後に、人手で取り外されるまでの間、保持し続けるためのものである。そして端子100が通過できる案内孔61を有し、案内孔61は、図11での上方と左右の側部は部材62で形成され、下方だけは横方向の棒状バネ63を設けて端子を上に軽く押圧できる様になっている。これにより案内孔61は、カートリッジ20の挿入孔21を構成する第1孔部21a及び第2孔部21bの部分(筒部100用と接続部101用の孔部)と同様の断面形状になっていて、これにより、端子100の筒部101や平板状の接続部102が通過する複雑な通過断面に形成されている。 そしてこの様な案内孔61が、カートリッジ保持部30の圧着部10側の窓部34に連通すべく、カートリッジ保持部30の側面に設けられているのである。
なお端子100は、圧着時には筒部の圧着が端子全体の形状に多少の変形をもたらし、よって案内孔61に変形箇所が支えて通過できないことがある。また変形が無くとも孔を通過するにはもともと複雑な形状であるため、保持が強すぎると通過できず、弱いと保持が不十分になるが、そのため案内孔61に持たせる遊びの度合いが難しくなる。その点、この端子保持部60には棒状バネ63で押圧支持しているので、端子100はカートリッジ20から押し出されてきた時もスムーズに受け取れ、保持されて圧着される時も確実に保持され、その後に人手で取り外されるときも容易に外れるのである。そしてこの端子保持部60の案内孔61の軸線が、カートリッジ保持部30の2つの窓部34と、圧着部10の圧着位置とを通過する様に配置されている。
押出部50は図12に示す様に、進退部としての進退棒51が、カートリッジ20の挿入孔21に挿入可能な細めの棒材により形成され、この進退棒51の進退をガイドするガイド溝52を有している。このガイド溝52は、カートリッジ保持部30の2つの窓部34を貫く線、及び、端子保持部60の案内孔61と直列に配置されていて、これにより進退棒51がこの直列線上を進退できるのである。
またこの進退棒51は、近接して設けられているレバー53により進退操作される様になっている。このレバー53はバネ54で付勢されていて、通常は進退棒51が一番後退した位置にレバー53が待機されている。そしてレバー53を押して進退棒51を進出させると、窓部34を経てカートリッジ20の挿入孔21に挿入され、装填されている端子100の筒部101を押す配置になっている。またレバー53を押し切ったときには、端子100の接続部102が端子保持部60に保持されて、その筒部101が圧着位置(図2の100a)に位置する様に進退棒51の長さが設定されている。そしてレバー53を押す手を緩めると、バネ54で後退した待機位置に戻る様になっている。
移動操作部40は図5に示す様に、握りハンドル71と連結していて、握りハンドル71の開閉操作により連動操作される様になっている。即ち、一方のハンドル71の上端には、「く」の字状の板状の駆動板41が、図示した様に、くの字の折れ曲がり部分をハンドルの連結軸73に係止させ、また駆動板41の下端側をハンドル71の開閉軸72に軸支させて取り付けられている。またこの駆動板41の上端側には、これも「く」の字に形成された係止部42がその一端側を軸着させてある。その際には、係止部42の他端側の送出部43が、カートリッジ20の下面の係止溝24に向かう様な姿勢で軸着されていて、バネ44でカートリッジ20の下面23に押し付け付勢されている。そしてこの送出部43は、係止溝24に挿入係止が可能な先細り形状になっている。
次に上記実施例の圧着具の使用方法を説明する。
まず、カートリッジ20を圧着具1から外し、外したカートリッジ20に端子100を挿入して装填しておく。そして装填されたカートリッジ20を再度、カートリッジ保持部30の角筒31部分に挿して、図1の様な状態にする。この時、カートリッジ20の先端が金属球32に当たって軽い突き当て感がある。この状態で一度ハンドル71を握りその後に緩めると、送出部43がカートリッジ20の係止溝24に係止し、これによりカートリッジ20は一段送り込まれた初期位置となる。
最初の端子の位置決めができたら、押出部50のレバー53を押し、これにより進退棒51がカートリッジ保持部30側部の窓部34に向けて進出し、窓部34を通過してカートリッジ20の挿入孔21に挿入される。そして進退棒51が端子100の接続部102を押す様に配置されており、筒部101は押されて端子保持部60の案内孔61に押し込まれる。そしてレバー53を目一杯に押したときに、進退棒51は端子の筒部101を圧着部10で圧着される位置にまで押し出す。このとき案内孔61内の端子100は、下から棒状バネ63で支持されており、よって案内孔61に押し込まれる時には、端子毎の形状不揃いなどもバネの支持により吸収されている。
端子100をこの様に端子保持部60に保持させたなら、端部201の剥皮された被覆電線200のその端部201を、端子100の筒部101に挿入する。このとき、例えば圧着具1は右手で持って操作しているので、電線200は左手で挿入する事ができる。
被覆電線200を筒部101に挿入したら、圧着具1を持つ右手で握りハンドル71を握り、筒部101を潰して電線200の端部201に圧着が成されるのである。そして右手を緩めると、開く付勢でハンドル71が開かれる。
なお以上の過程での、握りハンドル71の閉じ操作と、握りを離した時のハンドル71の開き操作との一連の操作により、移動操作部40による、カートリッジ20の挿入孔21の1つ分の移動が成されるのである。即ちハンドル71を握ると、ハンドル71の開閉により、ハンドル71上端に固定されている駆動板41が、図5中の右回りに回動される。この回動により、駆動板41に軸着されている係止部42は、先端の送出部43が、それまで挿入されていた係止溝24から抜き出され、カートリッジ下面23に押し付け付勢されたまま摺動して、後方(図5の右)への移動させられる。そしてハンドル71を握り切った時には、一つ後ろの係止溝24に係止する様になっている。
この状態からハンドル71を離すとハンドル71はバネ付勢により開く。そして開くときには、ハンドル71上端に固定されている駆動板41が、今度は図5中の左回りに回動される。この回動により、駆動板41に軸着されている係止部42は、カートリッジ20に係止している先端の送出部43が左に移動しようとし、その結果、カートリッジ20を左に移動させ、ハンドル71が開き切った時には、挿入孔24の1つ分の移動が成されているのである。この様にして、ハンドル操作をする事により、カートリッジ20が謂わば一コマづつ動くのである。
圧着を終えて握りハンドル71を開いたときには、端子100の圧着された被覆電線200が、その端子100を端子保持部60に保持されたままの状態となっているので、左手でこれを取り出し、次の端子の処理操作に進めばよい。以上の操作を繰り返し行うことにより、端子の被覆電線への圧着作業が容易に行うことができる。
この圧着具によれば、端子に合わせたカートリッジさえ準備すれば、専用の端子ベルト・リールや電源なども必要としない。また従来のペンチ・タイプの工具による作業に較べれば、格段に作業効率がいい反面、リールで準備するほどの多量の端子は必要ない場合には、好適である。特に、端子が供給されるときには、この端子を端子保持部60で保持することができるので、保持された端子をそのまま圧着部で仮締めすることにより電線の挿入が行え、その分、手操作が省ける。
なお本願発明は、上記実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨に反しない限り、どの様に実施さてもよい。圧着部は実施例と異なる形態であってもよい。移動操作部も実施例と異なる構成であってもよい。カートリッジは、実施例に示した角柱のものに限らず、どの様な形状でもよい。例えば円盤状のカートリッジの円周上に端子を装填した様なものであってもよい。またカートリッジはプラスチックなどで形成可能であり、その場合、実施例では別体であった板バネを一体化したり、プラスチックの弾性を利用して板バネの代替とすることもできる。
この図は、実施例の圧着具の図である。 この図は、圧着具の図であり、圧着されるときの端子の位置も示している。 この図は、圧着具の図である。 この図は、圧着具を上方から見た図である。 この図は、圧着具を横から透視により移動操作部を説明する図である。 この図は、カートリッジの図である。 この図は、カートリッジの図である。 この図は、カートリッジの部分図である。 この図は、カートリッジ内の板バネの図である。 この図は、カートリッジを外した圧着具の図である。 この図は、圧着部及び端子保持部の説明の図である。 この図は、押出部の説明の図である。 この図は、端子を被覆電線の端部に圧着する説明の図である。 この図は、従来のペンチ型の工具の図である。 この図は、特許文献1に示された端子圧着具の図である。
符号の説明
1 圧着具
10 圧着部
11 狭持片
13 支点ボルト
20 カートリッジ
21 挿入孔
22 小穴
24 係止溝
30 カートリッジ保持部
31 角筒
32 金属球
34 窓部
40 移動操作部
41 駆動板
42 係止部
43 送出部
50 押出部
51 進退部としての進退棒
52 ガイド溝
53 レバー
60 端子保持部
61 案内孔
70 握りハンドル部
72 開閉軸

Claims (6)

  1. 電線用の端子を電線端部に圧着させる圧着部を有する圧着装置に装着して、前記圧着部に前記端子を供給する端子供給機構であって、
    端子用の個々の装填部を多数有してこれに前記端子を装填するカートリッジと、このカートリッジを着脱可能に且つ移動可能に保持するカートリッジ保持部とを有し、
    前記カートリッジ保持部は、前記カートリッジを移動させることにより、このカートリッジに装填された端子が順次、前記圧着部を臨む配置となるよう前記圧着装置に装着され、
    更に、前記臨む端子をカートリッジから圧着部に向けて供給する供給部を有することを特徴とする端子供給機構。
  2. 装填された端子が圧着部を臨む位置に順次位置すべく、前記カートリッジを移動させる移動操作部を有することを特徴とする請求項1記載の端子供給機構。
  3. 装填部は、カートリッジに貫設されて端子が挿入される挿入孔であり、
    供給部は、圧着部を臨む位置に位置する1の前記貫通孔に挿入可能な進退部を進退操作可能に備えられた押出部であることを特徴とする請求項1又は2記載の端子供給機構。
  4. カートリッジから供給された端子を圧着される位置で保持する端子保持部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の端子供給機構。
  5. 電線用の端子を電線端部に圧着させる圧着部を有する圧着装置であって、請求項1〜4に記載された端子供給機構を備えたことを特徴とする圧着装置。
  6. 圧着部を開閉操作するための握りハンドル部を有し、
    移動操作部は、前記握りハンドルの開閉操作により連動操作されてカートリッジを移動させることを特徴とする請求項5記載の圧着装置。
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