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JP2009527068A - 光ディスク上へデータを記録するための方法及び装置 - Google Patents

光ディスク上へデータを記録するための方法及び装置 Download PDF

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JP2009527068A
JP2009527068A JP2008554890A JP2008554890A JP2009527068A JP 2009527068 A JP2009527068 A JP 2009527068A JP 2008554890 A JP2008554890 A JP 2008554890A JP 2008554890 A JP2008554890 A JP 2008554890A JP 2009527068 A JP2009527068 A JP 2009527068A
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Abstract

書き換え型の光ディスク上へ情報を記録する方法であって,当該光ディスクは螺旋トラックを有し,トラックの少なくとも一部が情報を記録するための記録エリアとして構成され,当該記録エリアは,事前に決められた大きさをもつ,連続した,独立してアドレス指定可能なユニットに更に分割されており,アドレス指定可能なユニットの事前に決められた個数のものが,記録ユニットブロックにグループ分けされており,前記方法は,
−記録されるであろう,少なくとも一つの記録ユニットを決定するステップと,
−前記記録ユニットブロックに対する直接重ね書き情報を決定するステップと,
−当該情報を符号化し,記録ユニットブロック内に記録し,当該記録ユニットブロックに対する直接重ね書き情報を更新するステップとを含み,当該直接重ね書き情報は当該記録ユニットブロックがこれまでに記録されてきた回数に関する情報を有し,当該直接重ね書き情報は当該記録ユニットブロック内に記録される。本方法は,記録前に,前記直接重ね書き情報を読み取り,読み取った情報に従って書き込みストラテジと書き込みパワーとを適応することも含む。

Description

本発明は概して,書き換え型の光ディスク上へ情報を記録する方法に関する。本アプリケーションは,記録装置及び書き換え型の光ディスクにも関する。
書き換え型の光媒体は,何度も重ね書きができる。可逆的な記録プロセスは,例えばアモルファス相と結晶相との間で可逆的に変化することができる相変化材料を有する情報層の使用に基づいている。例えば一連のレーザパルスのような一連の短い照射パルスで情報層を照射することによって,情報層の結晶マトリクス内にアモルファスのマークが記録される。当該照射パルスは相変化材料を溶解する。照射ビームの停止後に続く冷却が急激であると,アモルファス相は凍結される。照射ビームの停止後に続く冷却がゆっくりであると,再結晶化を生じ,結晶相を誘起する。従って,斯様な相変化層は,書き込みパワーレベルと消去パワーレベルとの間の照射ビームのパワーを変調することによって,情報が記録され,消去されることを可能にする。読み出しは,相変化層のアモルファス相と結晶相との間の光学的な特性の差を検知することにより行われ,これによって記録信号を再生する。
媒体の劣化が生じる前に当該媒体が直接重ね書き(DOW)されることができる回数は,可能な限り多いことが望ましい。光ディスクの場合,ジッタ,反射率及び変調度等を表している幾つかのパラメータが,DOWサイクルの回数と共にしばしば劣化する。この劣化プロセスは,到達可能な直接重ね書き(DOW)の最大回数を限定してしまう。この劣化の正しい理由は未だ知られていないが,しかし,DOWサイクルの回数を通して光ディスクの性能への影響を説明し,当該影響を減じるために,幾つかの試みがなされてきた。更に,光ディスクのDOW特性を最適化する試みは,光ディスクの他のパラメータを通常は劣化させてしまう。
米国特許公開公報US2002/0154587は,CD-RW媒体に対して,光学ドライブのメモリ内か又は光ディスクの事前に決められたエリア内のいずれかに,記録されたエリアと各記録エリアが記録されてきた回数とが記憶されるべきであり,記録時の最適書き込みパワーは,記録エリアが記録されてきた回数に応じて適応されるよう示唆している。
米国特許公開公報US2002/0154587の解決策は,CD-RWなどの低い密度の,低いデータ速度の媒体には適用が可能であり,記録されたエリアの数は,かなり少ないことが予想されているのに対し, Blu-Rayの書換型(BD-RE)光ディスクなどの高密度で高いデータ速度のランダムな重ね書きがされる光学媒体にこの解決策が適用されるよう意図されているときには,幾つかの問題が明らかになる。例えばCD型の書き換えのできる光ディスクは,900 MBまでの記憶容量と,1x速度に対して1.23 Mビット/秒のデータ転送レートとをもっているのに対して,DVD型の書き換えのできる光ディスクは,1層当たり4.7GBの記憶容量と,1x速度で11.09 Mビット/秒のデータ転送レートとをもっている。Blu-Ray(BD)型の光ディスクは,1層当たり25GBの記憶容量をもち,データ転送速度は,1x速度で36Mビット/秒である。更にBlu-Ray ディスクはランダムに重ね書きをする媒体で,記録されることができる最小領域は利用者データ64 KBに相当する。各記録エリアが記録されてきた回数に関する情報をドライブのメモリ内に記憶することは,斯様な解決策は大変大きなメモリを必要とすると思われ,高価な解決策へとつながるので,魅力的ではない。前記情報を光ディスクの事前に決められたエリアへと記憶することは,データ転送レートに非常に否定的なインパクトを与えるという欠点をもつ。情報を記録するために光ディスクは連続した螺旋トラックを利用し,当該ディスク上の特定の位置を捜すこと(シークタイム)と,情報を読み取ることとは時間がかかることが知られている。
高密度で高いデータ転送レートをもつ光ディスクに大変適した最適なDOW繰り返し性能を得るための解決策を提供することが,本発明の目的である。本発明の目的は,書き換え型の光ディスクに情報を記録するための本発明に従った方法によって達成され,当該ディスクは螺旋トラックを有し,当該トラックの少なくとも一部が情報を記録するための記録エリアとして配置され,当該記録エリアは事前に決められた大きさの,連続した,独立してアドレス指定が可能なユニットへと分割され,事前に決められた個数のアドレス指定が可能なユニットが,記録ユニットブロック内でグループ化される。本発明による方法は,
− 記録されるであろう少なくとも1個の記録ユニットブロックを決定するステップと,
− 前記記録ユニットブロックに対して,当該記録ユニットブロックがこれまで記録された回数に関する情報を有する直接重ね書き情報を決定するステップと,
− 当該情報を前記記録ユニットブロック内に記録するステップと,当該記録ユニットブロックに対する直接重ね書きについての情報を更新するステップとを有し,当該直接重ね書きについての情報は,前記記録ユニットブロック自身内に記録される。直接重ね書きについての情報を記録ユニットブロック自身に記録することにより,斯様な情報は書き込む前にオンザフライで容易に取り出すことができる。これゆえ,直接重ね書きについての情報を記憶するための大容量の装置メモリは使用せずともよい。更に,前記情報を読むために,光ディスクのような線形蓄積媒体に対する時間のかかるプロセスである,光ディスク上の事前に規定されたエリアへジャンプする必要もなく,これゆえ,データ転送レートが改善される。
好都合な実施例では,直接重ね書き情報が記録ユニットブロック内に記録された情報より先行し,これによってオンザフライ記録を可能にし,光ディスクを走査している間に直接重ね書き情報が読み取られ,当該情報に従って記録ストラテジが適応される。本方法の好ましい実施例では各記録ユニットブロックは,情報を有するデータブロックと,データブロックに先行する,リンキング用のランインブロックとを有し,直接重ね書き情報が当該ランインブロック内に記録される。読出しを行うために,当該ランインブロックは直接重ね書き情報に先行する同期シーケンスを有することができる。
二つの隣接する記録ユニットブロックが異なるセッションに書き込まれた場合,二つのブロック間で若干のオーバーラップが生じる可能性があり,これゆえ,後続の記録ユニットブロック内に情報を記録した後に,ランインブロック内で利用可能な情報の一部が失われるかも知れない。従って,好都合な実施例においては,斯様なロスを避けるためにGuard(保護)ユニットが一連の連続して記録された記録ユニットブロックに続いて配置され,当該Guardユニットは,後続の記録ユニットブロックが記録されてきた回数に関する直接重ね書き情報を有する。先行する記録ユニットブロックが記録されてきた回数に関する情報を更に有する直接重ね書き情報によって,信頼性は更に改善される。好ましくはGuardユニットは,一連の連続して記録された記録ユニットブロックの最後尾の記録ユニットブロックが記録されてきた回数に関する直接重ね書き情報を更に有する。
好都合な実施例では,記録ユニットブロックを記録するための書き込みパラメータ及び/又は書き込みストラテジは,決定された直接重ね書きについての情報に従って適応される。書き込みパワーに適応するのみならず,消去パワー及び/又はパルス波形などの他の書き込みパラメータにも適応することは,DOW繰り返し性能を更に改善することが発明者達によって発見された。
本方法の実施例においては,光ディスクは,直接重ね書きの回数に応じて使われるべき書き込みパラメータ及び/又は書き込みストラテジに関する記録情報を更に具備しており,当該方法は,前記記録情報を読み取るステップと,決定された直接重ね書き情報及び前記記録情報に従って記録ユニットブロックを記録するための書き込みパラメータ及び/又は書き込みストラテジを適応するステップとを更に有している。このことは,直接重ね書きの回数に対する最適な書き込みパラメータ及び/又は書き込みストラテジが,光ディスク製造者によって表示されることを可能にする。
本発明の特徴及び長所が,添付の図面に対する説明によって理解されよう。
本発明が実施されることができる記録装置のブロック線図が図1に示されている。斯様な記録装置は,例えばCD-RW,DVD+RW,又はBD-REのような書き換え型の光ディスク11上に情報を書き込むために使われている。当該装置は,光ディスク11のトラックを走査するための記録手段を具備しており,当該記録手段は,
− 光ディスク11を回転させるためのドライブユニット21と,
− ヘッド22と,
− 当該ヘッド22をトラック上で半径方向に粗く位置決めするための位置決めユニット25と,
− 制御ユニット20とを有する。光ディスクの情報層のトラック上に照射スポット23が焦点を結ばせる光学素子を通じて導かれる照射ビーム24を生成するために,ヘッド22は既知のタイプの光学システムを有する。当該照射ビーム24は,例えばレーザダイオードのような照射源によって生成される。当該ヘッドは,照射ビーム24の焦点を前記ビームの光軸に沿って動かすためのフォーカシング・アクチュエータと,スポット23をトラックの中央で半径方向に精密に位置決めするためのトラッキング・アクチュエータとを更に有する(図示されず)。当該トラッキング・アクチュエータは光学素子を半径方向に動かすためのコイルを有するか,又は代替的には,当該アクチュエータは反射素子の角度を変化させるように構成されている。
読取りに際しては,前記トラッキング・アクチュエータ及びフォーカシング・アクチュエータを制御するためのトラッキングエラー信号とフォーカシングエラー信号とを含んでいる検知信号並びに読み取り信号を生成するために,情報層によって反射された照射光はヘッド22中の,例えば四分割されたダイオードのような通常のタイプの検知器によって検知される。
情報の記録に際しては,記録層内に光学的に検知可能なマークを作り出すために,照射ビーム24が制御される。この目的のために,光学装置は,ヘッド22を駆動するための書き込み信号を生成するために,入力情報を処理するための書き込み処理手段を有し,当該書き込み処理手段は入力ユニット27と,フォーマッタ28及び変調器29を有するデータ処理手段とを有する。
制御ユニット20は,情報の記録と抽出とを制御し,利用者からの,又はホストコンピュータからのコマンドを受信する。この目的に向けて,以下に説明されている手順を実行するために,当該制御ユニット20は,例えばマイクロプロセッサ,プログラムメモリ,及び制御ゲートのような制御回路を有する。例えばシステムバスのような制御ライン26を介して,制御ユニット20は,前記入力ユニット27,フォーマッタ28及び変調器29へと接続されており,読み取り処理ユニット30,ドライブユニット21,及び位置決めユニット25へと接続されている。以下に説明されている本発明による手順と機能とを実行するために,制御ユニット20は,例えばマイクロプロセッサ又はデジタル信号プロセッサ,プログラムメモリ及び制御ゲートのような制御回路を有する。制御ユニット20は,例えば汎用プロセッサ上で走る適切なファームウエアによって論理回路内のステートマシンとして,実行されることもできる。
入力ユニット27は利用者情報を受信し,前処理を行う。例えば,オーディオ‐ビデオ情報を処理するとき,当該入力ユニット27は,アナログオーディオ及び/若しくはビデオ,又はデジタルの非圧縮のオーディオ/ビデオなどの入力信号に対する,例えば圧縮手段を有することができる。適切な圧縮手段が,オーディオ用では国際特許公開公報WO98/16014-A1(出願人整理番号PHN 16452)で説明されており,ビデオ用ではMPEG2規格で説明されている。代替的には,入力信号は既にエンコードされていてもよい。入力ユニット27の出力は,例えばエラー訂正コード(ECC)を加えることにより及び/又はインターリーブすることにより,制御データを加えるたり,データを記録フォーマットに従ってフォーマットするためのフォーマッタ28へと送られる。コンピュータアプリケーション用に,幾つかの情報ユニットはフォーマッタ28に直接インタフェイスされる。フォーマッタ28の出力部からのフォーマットされたデータは変調ユニット29へと送られ,当該変調ユニットは,ヘッド22の駆動用の,変調された信号を生成するための,例えばチャネルコーダを有する。更に,変調ユニット29は,変調された信号内に同期パターンを含むための同期手段を有する。変調ユニット29の入力部に伝えられた,フォーマットされたデータはアドレス情報を有し,制御ユニット20の制御の下に,光ディスク上の対応するアドレス指定が可能な場所に記録される。制御ユニット20は,記録された情報の位置を示している位置データを記録し,抽出する。
書き込み動作によって,情報を表しているマークが光ディスク上に形成される。当該マークは光学的に読み取り可能な,どのような形式であっても良く,色素,合金又は相変化材料などの材料に記録されたときに得られる,例えば周囲とは異なる反射係数をもつエリアの形式であっても良く,又は光磁気材料に記録されたときに得られる,周囲とは異なる磁化の方向をもつエリアの形式であってもよい。光ディスクに記録するための情報の読み書き並びに使用可能なフォーマット,エラー訂正及びチャンネルコーディングの規則は,例えばCDシステムを通じて当業者には良く知られている。
読み取りのために,情報層にて反射された照射光は,読み取り信号と,更に前記トラッキング・アクチュエータ及びフォーカシング・アクチュエータを制御するためのトラッキングエラー信号及びフォーカシングエラー信号を含む検知信号とを生成するために,ヘッド22内にある,例えば四分割されたダイオードなどの通常のタイプの検知器によって検知される。当該読み取り信号は,変調された信号を例えばチャネル・デコーディングにて復調するための復調器271と,情報を抽出するためのデ・フォーマッタ281と,前記情報を出力するための出力ユニット291とを有する読み取り処理ユニットでデータ処理される。これゆえ,情報を読み取るための抽出手段は,ドライブユニット21と,ヘッド22と,位置決めユニット25と,読み取り処理ユニット30とを含む。
図2は,トラック9及びセンタ穴10をもつ,本発明による光ディスク11を概観的に例示している。情報を表している一連の記録された(記録されるべき)マークが位置しているトラック9は,情報層上で実質的に平行なトラックから成る1本の螺旋パターンによって構成されている。光ディスクは,書き換え型の一つ以上の情報層を有する。書き換え型の光ディスクの例が,CD-RW,DVD+RW又はDVD-RWなどのDVDの書き換えのできるバージョン,及び書き換え型のBlu-Rayディスク(BD-RE)と呼ばれる,青色レーザを用いた高密度の書き換え型光ディスクである。例えば,DVD+(-)RW型光ディスクに対する物理的構造及びアドレス情報についての更なる詳細は,各々ECMA-337及びECMA-338の説明中に見出すことができる。トラックに沿って光学的に検知可能なマーク,例えば相変化材料の結晶又はアモルファスのマークを記録することによって,情報は情報層上に表わされる。記録担体の記録が可能なタイプでは,トラック9はブランクの記録担体の製造中に供された,事前にエンボスされたトラック構造によって示されている。当該トラックの構造は,走査の間に読み取り/書き込みヘッドがトラックを追随することを可能にする,例えばプリグルーブによって構成されている。当該トラックの構造は,通常情報ブロックと呼ばれている,情報のユニットの場所を示すための,例えばアドレスのような位置情報を有する。当該位置情報は,斯様な情報ブロックの開始位置のための明確に限定された同期マークを含んでいる。当該位置情報は,変調されたウォブルのフレーム内にエンコードされている。
標準化された再生装置で再生ができるように,記録担体11は標準化されたフォーマットに従った実時間情報を担持するよう意図されている。記録フォーマットは,情報が記録され,エンコードされ,及び論理的にマッピングされる態様を含んでいる。論理マッピングは,リードイン,利用者データを記録するための記録エリア,及びリードアウト内の使用可能なエリアの再分割を有することができる。更に当該マッピングは,コンテンツテーブル(TOC)又はCD用にはISO 9660,若しくはDVD用にはUDF等のファイルシステムなどの,利用者情報を抽出するためのファイル管理情報を有することができる。斯様なファイル管理情報は,記録担体の事前に規定された場所,通常はリードインエリア内,又はリードインエリアの直後にマッピングされる。しかしながら,このアプリケーションは記録エリア内に利用者データを記録することに関する。
例えばBD-REディスクの場合,光ディスク上への情報は,一般に64KBの物理クラスタでまとめられ,各クラスタは更に32個の物理セクタを含んでおり,各物理セクタは2KBのデータを含んでいる。光学ヘッドを所望のトラック上へ位置決めするために,64KBの物理クラスタを16個のアドレスユニットに再分割することにより,迅速なアドレシングメカニズムが実行される。アドレスユニットは,個別にアドレスされることが可能な最小単位である。記録の単位は記録ユニットブロック(RUB)であり,データランインによって先行され,データランアウトが続く,物理クラスタから成る。ランイン及びランアウトは,十分にランダムな書き込み/重ね書きを実行するためのバッファ用に使われる。記録ユニットブロックは(RUB)は,幾つかのRUB(書き込み_ストリーム)が連続しているシーケンス内に1つずつ書き込まれる。
しかしながら,本発明は他にDOW繰り返し性能を改善する問題に関している。図5から図8に関連して詳細が説明されようが,ジッタ,反射率及び変調度などを表している幾つかのパラメータが,しばしばDOWサイクルの回数を劣化させる。この劣化プロセスは,実現可能な直接重ね書き(DOW)の最大回数を限定してしまう。DOW回数に応じて書き込みストラテジのパラメータを適応することは,DOWサイクルの回数を増加させる。BD-RE及びDVD+RWなどの書き換え型の光ディスクはランダム書き込み,即ちデータパケットを当該ディスクのランダムな場所に書き込むことができ,直近に書き込まれたエリア間に幾らかの(空き)スペースを生じる。当該データパケットの大きさは,例えば一連のデジタル写真のファイルのように大変小さい。長いファイルを連続して重ね書きするとき,種々異なるクラスタが,ドライブが重ね書きの間に書き込みストラテジを変えなければならないかも知れないことを意味する種々異なる履歴をもつことが起こり得る。
例えば,BD-RE型の光ディスクの場合,当該ディスクの全容量は25GBであるのに対して,ディスクに記録可能な最小の大きさは64KBに相当する。DOW繰り返し性能を改善するための解決策はDOW管理データを供することであって,各DOW回数に関する情報が,各RUBに対して保持されている。例えば,パケットが書き込まれる前に,(DOWを把握している)ディスク上のカウンタが更新される。次回,このパケットが記録されるとき,レコーダは最初に当該カウンタの値を読み取り,次に,ディスクの当該セクション上にデータを記録するために,具体的なDOWサイクルの値に応じて最適化された書き込みストラテジ/書き込みパワーが使用される。
しかしながら,DOW情報が記憶されている管理用の別個のエリアを使うことは,最大記録速度を供するためにメモリ内に設置されるべきメモリの大きな容量が必要となるので実用的ではなく,同時に,各64KBの記録ユニットブロック(RUB)を記録する前にこの情報を読む試みは,長いシーク時間に起因して記録速度を減じてしまうので可能ではない。
本発明の主旨は,各データブロック内に,例えばBD-REの場合は各記録イニットブロック(RUB)内に,又はDVD+RWの場合は各物理クラスタ内に,ディスク上のDOWカウンタを導入することである。好ましくは,光ディスクは,種々異なるDOWサイクルで,どのような書き込みストラテジ及び書き込みパワーを用いるかに関する情報を担持する。この情報を用いて,光ディスクのタイプと,所与のデータブロックに対するDOWサイクルの回数とに応じた最適な書き込みストラテジ/書き込みパワーが使われる。
BD-REディスクに関する例示的な実施例についての詳細な説明が以下に供されよう。
図3は,本発明の実施例による記録ユニットブロックの構造を概観的に例示している。記録の単位は,データランイン31によって先行され,データランアウト33が後続している物理クラスタ32から成る記録ユニットブロック(RUB)である。十分にランダムな書き込み/重ね書きを実行するために,ランイン31及びランアウト33は充分なバッファを供している。記録ユニットブロック(RUB)は一つずつ記録されるか,又は幾つかのRUB(書き込み_ストリーム)の連続したシーケンスとして記録されることができる。ディスクの書き換え可能なエリア内では,チャネルビットレートがウォブル周波数にロックされている場合,一つのウォブルの周期は69個のチャネルビット(cbs)に相当する。これは,1932チャネルビット(≡1288データビット)である,一つの変調された記録フレームの長さは,正確に28個のウォブル周期に等しいことを意味している。
単独で書き込まれたRUBの各々,又は連続して書き込まれた一連のRUBの各々は,Guard_3領域34で終了し,どの二つのRUB間にも空隙(未記録のエリア)が決して生じないことを保証している。斯様なGuard_3領域は,大体8個のウォブル周期に相当する。連続したシーケンスの記録中に欠陥エリアに遭遇した場合,このシーケンスは数個の部分へと分割され,各部分はGuard_3領域によって終了される。
ランイン(Run-in)31は,概略40個のウォブルの長さをもち,Guard_1 35と,プリアンブル部(PrA)36とから成る。ランアウト(Run-out)はポストアンブル部(PoA)とGuard_2領域とから成る。
Guard_1領域35は,5個のウォブル周期長をもつパワー校正(APC)のためのオプショナルのエリア37と,6個のウォブル周期長をもつ同期目的のためのビットの繰り返しパターン(RBP)38とを有する。Guard_3領域34は,3個のウォブル周期に相当する同期目的のための繰り返しビットパターンと,5個のウォブル周期に相当するパワー校正のためのオプショナルのエリアとを有する。
各々が5個のウォブルの長さ(345 cbs)をもつGuard_1及びGuard_3内のオプショナルのパワー校正エリアが,重ね書き(DOW)の回数の情報を記憶するために用いられる。
初期設定により,当該Guard_1及びGuard_3は例えば20チャネルビットから成る繰り返しパターン:3T/3T/2T/2T/5T/5Tで満たされている。DOW情報を記録するために,5個のウォブル又は345チャネルビット(cbs)に相当する領域が使用可能である。DC制御のために,以下の解決策が選択される:
− 本発明によるGuard_1領域31は全部で1100 cbsを有し,このうち340 cbsはDOW回数の情報を記録するために使われ,初期設定されたパターン,例えば3T/3T/2T/2T/5T/5Tが38回繰り返されているパターンにて満たされている760 cbsが,これに続く。
− 本発明によるGuard_3領域34は全部で540 cbsを有し,このうち200 cbsが初期設定によるパターン,例えば3T/3T/2T/2T/5T/5Tが10回繰り返されているパターンにて満たされており,DOW回数の情報を記憶するために使われている340 cbsが,これに続く。
上記の実施例においては,DOW回数の情報を記憶するために340 cbsが使用可能である。オプションで,Guard領域の内部に何か特別なものが有ることを表示するために,実際の情報は,例えば30 cbsに相当する同期パターンによって先行されることができる。このオプションが使われた場合,実際のDOW回数を記憶するために280 cbsが残っている。
DOW回数のデータビット表示は,各々が4ビットである七つのグループから成ることが可能である:
ビット1からビット4:0と9との間の数字を規定している。
ビット5からビット8:0と9との間の101の桁の係数を規定している。
・・・・・・・・・・・
ビット25からビット28:0と9との間の106の桁の係数を規定している。
従って,例えば,
1001 10001 0011 0000 0000 0000 0000は,DOW = 0000399回であることを意味し
0011 0010 0000 0110 0000 0000 0000は,DOW = 0006023回であることを意味する。
ディスクに記録されるのに先立ち,これらのビットは変調ビットへと変換される。例えば,米国特許公報US 6,496,541(出願人整理番号 PHQ98023)で説明されている17pp変調が使われる場合,DOW回数の記録には28 * 3/2 = 42 cbsを必要とする。信頼性を改善するためにエラー訂正及びDC制御が用いられる場合,DOW回数を記憶するためには54 cbsが必要とされる。従って,信頼性を改善するためには,全280 cbsを満たすために,この情報は5回繰り返されることができる。
二つのRUBの値を記録する場合,現在のユニットと先行するユニットとの両方に対して少なくとも84 cbsを必要とする。エラー訂正及びDC制御のために,56 cbsを加えることは,140 cbsで終わることになろう。このパターンは2回繰り返されることができる。
図4a及び図4bは,本発明の二つの実施例による記録方法を例示している。
二つの隣接するRUBが,異なるセッションに記録された場合,ランインエリア31とランアウト/Guard_3エリアとが重なり合うかも知れない。重なり合いの全長は,3個のウォブルと13個のウォブルとの間に延在するかも知れない。Guard_1領域35内のDOW回数の情報と,Guard_3領域34内のDOW回数の情報とはRUBの最初の5個又は最後の5個のウォブル内に位置しているので,このエリア内に記憶された情報は重ね書きの後に失われるかも知れない。これゆえ,隣接トラックの重ね書きの後には,DOWについての情報は手に入らぬかも知れない。この問題に着目して,以下の解決策が見出された。
アドレス1からアドレスNまでの特定の数のRUBを(重ね)書きするとき,最初にアドレス0からN+1までの全てのRUBが読み取られ,この結果,アドレス0のGuard_3内の情報,又はアドレス1のGuard_1内の情報が常に読み取られることができる。同様にアドレスNのGuard_3の情報,又はアドレスN+1のGuard_1の情報が読み取られることができる。
実施例では,オプションとして全てのアドレスの全てのDOW情報が内部メモリに記憶され,これは特定の物理クラスタを書き込んでいる間に新しいDOW値を書き込むために使用される。もしも利用可能な内部メモリが,書き込まれるべき全クラスタの全情報を記憶するのに充分に大きくない場合は,書き込みのタスクは,下位のタスクへと分割されることが可能である。
図4aは,Guardエリアが,現在のRUBに対応する1個のDOW値を有している場合の,書き込み及び読出しのストラテジの例を3行にわたって例示している。記号G_1はGuard_1領域を示しており,RUBは記録ユニットブロックを示している。Guard_1領域の中にある数字は,DOWの回数の値を示している。最上部の行は,記録エリア領域の状態を示しており,矢印40は,読み取られる領域を示している。中央の行は,記録後の状態が示されている。斜線の領域が新しく記録されており,Guardエリアは新しいDOWの数値で更新されている。例えば,RUB4のGuard_1領域41は,当該RUB4がこれまで2回記録されてきたことを示しており,新しいGuard_1領域42は,当該RUB4が3回記録されたことを示している。記録はGuard_3領域43で終わっており,後続のRUB5のDOWの回数を示している。矢印44は,次の記録/読み取りプロセスを再度示している。最下行において,例えば古いGuard_3領域43内の情報は今や更新され,当該情報は,RUB5に対応しているGuard_1領域45内に有る。
図4bはGuard領域が,現在位置のRUBと先行する位置のRUBとに対応する2個のDOW値を有する場合の書き込み及び読み取りのストラテジの例を例示している。記号G_1はGuard_1領域を示し,RUBは記録ユニットブロックを示す。Guard_1領域の中にある数字は,各々先行するRUB及び後続するRUBのDOWの回数を示している。上の二つの行では,矢印47及び矢印50が,記録/再生される領域を各々示している。中央の行では,破線の領域が新たに記録された領域に対応している。例えば,記録ステップが終了しているGuard_3領域49は,先行するRUB及び後続するRUBのDOW値を示している。Guard領域は,新たなDOW値と共に更新されねばならない。図4aに開示された方法と比較すると,1個多いGuard領域の再生/更新を必要とすることに留意する。
図1で説明された記録装置内での実行に関し本発明の実施例では,制御ユニット20の制御下で,シーケンス生成手段282は,制御ユニット20からDOW値の情報を受信するためと,フォーマッティング手段28が,上で説明したようにGuardユニットに適応するよう指示するためとに存在することができる。シーケンス読み取り手段283は,デ・フォーマッタ281によって生成されたデータストリームを受信するために使用され,DOW値の情報を抽出し,前記DOW値の情報を制御ユニット20へ供給する。当該シーケンス生成手段282の機能及びシーケンス読み取り手段283の機能は,適切なハードウエア又はファームウエアによって制御ユニット20内に移植され得ることも留意されねばならない。シーケンス読み取り手段283は抽出手段内に含まれることが可能であり,シーケンス生成手段282は記録手段内に含まれることが可能であることを理解されたい。
図5から図8に関する詳細が以下に説明されようが,ジッタ,反射率及び変調度などを示している幾つかのパラメータが,DOWサイクルの回数をしばしば劣化させる。
図5は,BD-REディスクの場合の,二つの異なる書き込みストラテジ及び記録パワーに対して,直接重ね書きの回数の関数として測定されたジッタを例示している。斯様なBD-REディスクのDOW性能は,選択された書き込みストラテジ,書き込みパワーレベル,消去パワーレベル及びバイアスパワーレベル,並びに積層構造に大変依存していることを,発明者達は観察した。発明者達が行ってきた測定では,少ないDOWサイクルの回数でよい結果を与える書き込みストラテジ,書き込みパワー及び積層構造は,高いDOWサイクルではしばしばより悪い方に機能し,その逆もまた起きるという傾向が見出された。図5は,Blu-Rayディスクに対し,二つの異なる書き込みストラテジ/パワーレベルに対して,DOWサイクルの関数としてジッタを示している。この具体的な例では第1の書き込みストラテジ/パワーレベルは,4nsのより幅広なパルス,8mWの書き込みパワー,及び3mWの消去パワーに相当しており,第2の書き込みストラテジは,3.75nsのより狭幅のパルス,4mWの書き込みパワー,及び4mWの消去パワーに相当している。
図6はBD-REディスクの場合の,種々異なる消去パワーに対する直接重ね書きの回数を関数とした反射率を例示している。反射率の変化は,通常はディスクの劣化の表示となる。DOWサイクル性能を決定するに当たっては,書き込みパワーが重要であるばかりでなく,消去パワーなどの他のパラメータもまた重要であることを,発明者達は発見した。DOW=100の時点で消去パワーを減じると,反射率の減少が減じられることが確認され,DOW=100の時点で消去パワーを増すと,反射率の減少がより速くなることが確認された。
図7は,BD-REディスクの場合の(図6と同じパラメータで)種々異なる消去パワーに対する直接重ね書きの回数を関数として測定されたジッタを例示している。100回のDOWサイクルの後に消去パワーが2.4mWへと変更されると記録品質は改善し,100回のDOWサイクルの後に消去パワーが3.6mWへと変更されると記録品質は劣化したことが結論され得る。
発明者達が,最適書き込みパワーはDOWの回数に依存することも見い出したことに留意されるべきである。これゆえ,繰り返し性能を改善するために,DOWサイクルの回数に応じた最適書き込みストラテジと(例えば書き込み,消去の)最適記録パワーとが用いられることが好都合である。これによって,記録方法は,低い回数のDOWサイクルと高い回数のDOWサイクルとの両方に対して最適な記録ができるよう選択される。
好都合な実施例においては,ディスク製造者達は,所与のDOWサイクルの回数に対して使用されねばならない最適な書き込みストラテジと(例えば,書き込み,消去の)最適パワーとに関する記録情報を,ディスク上に事前記録することができる。斯様な情報は,例えばディスク上の事前に規定された領域,例えばリードインエリア内に記録されることができる。本発明による記録装置は,記録に先立ち,斯様な記録情報を読み取り,当該記録情報と,各記録ユニットブロック(RUB)内に有るDOWの回数情報とによって,各記録ユニットブロック(RUB)に対する書き込みストラテジと記録パワーとを適応する。オプションとして,ディスクが装置に挿入されたとき,当該記録情報が読み込まれ,メモリ内に記憶されることができる。
上で説明された実施例は,本発明を限定するというよりも,むしろ例示していると意味されることに留意されるべきである。また,当業者は,添付の請求項の範囲から逸脱することなく多数の代替の実施例を設計することができよう。請求項においては,括弧間に置かれたどのような参照記号も当該請求項を限定するものとして解釈されるべきではない。「有する」及び「含む」という動詞及びそれらの活用形の使用は,請求項に記載された以外の素子,又はステップの存在を排除するものではない。素子に先行する冠詞「a」又は「an」は,斯様な素子の複数の存在を排除するものではない。本発明は幾つかの区別が可能な素子を有するハードウエアによって,及び適切なファームウエアによって実行されることができる。ファームウエアは,オプィカルストレージなどの適切な媒体にて,又はハードウエア部品と一緒に供給される適切な媒体にて記憶され/流通されることが可能であるが,しかし,インターネット,有線又は無線の通信システムを介して流通されるなどの,他の形式で流通されることも可能である。幾つかの手段を列挙しているシステム/機器/装置の請求項において,これらの手段の幾つかはハードウエア又はソフトウエアの同一の項目によって実施されることが可能である。相互に異なる従属請求項において,特定の手段が繰り返されている単なる事実は,これらの手段の組合せが好都合に使われることができないとは示していない。
本発明が実施されることができる記録装置のブロック線図を概観的に例示する。 本発明による光ディスクを概観的に例示する。 本発明の実施例による記録ユニットブロックの構造を概観的に例示する。 Guard領域に1個のDOW値を記憶する,本発明の実施例による記録/再生方法を例示する。 Guard領域に2個のDOW値を記憶する,本発明の実施例による記録/再生方法を例示する。 二つの異なる書き込みストラテジ及び記録パワーに対し,直接重ね書きの回数を関数として,測定されたジッタを例示する。 種々異なる消去パワーに対し,直接重ね書きの回数を関数とした,反射率を例示する。 種々異なる消去パワーに対し,直接重ね書きの回数を関数として,測定されたジッタを例示する。

Claims (19)

  1. 書き換え型の光ディスク上へ情報を記録するための方法であって,前記光ディスクは螺旋トラックを有し,前記トラックの少なくとも一部が情報を記録するための記録エリアとして構成され,前記記録エリアは,事前に決められた大きさをもつ,連続した,独立してアドレス指定が可能なユニットへと分割されており,事前に決められた個数の前記アドレス指定可能なユニットが記録ユニットブロック内でグループ化されていて,
    − 少なくとも1個の,記録される前記記録ユニットブロックを決定するステップと,
    − 前記記録ブロックユニットがこれまでに記録されてきた回数を示している,前記記録ユニットブロックに対する直接重ね書き情報を決定するステップと,
    − 前記情報をエンコードして,前記記録ユニットブロック内に記録するステップとを有する当該方法において,
    − 前記記録ユニットブロックに対する直接重ね書き情報を更新するステップを更に含み,前記直接重ね書き情報は前記記録ユニットブロック内に記録されていることを特徴とする,書き換え型の光ディスク上へ情報を記録するための方法。
  2. 前記直接重ね書き情報が,前記記録ユニットブロック内に記録された情報より先行していることを特徴とする,請求項1に記載の方法。
  3. 各記録ユニットブロックが,前記情報を有するデータブロックと,前記データブロックに先行する,リンキング用のランインブロックとを有し,前記直接重ね書き情報が前記ランインブロック内に記録されていることを特徴とする,請求項2に記載の方法。
  4. 前記ランインブロックが,前記直接重ね書き情報に先行する同期シーケンスを有することを特徴とする,請求項3に記載の方法。
  5. 直接重ね書き情報が,先行する記録ユニットブロックが記録されてきた回数を更に示していることを特徴とする,請求項2又は3に記載の方法。
  6. 一連の連続して記録された記録ユニットブロックに続いて,後続する記録ユニットブロックが記録されてきた回数を示している直接重ね書き情報を有する保護ユニットを記録することを特徴とする,請求項1又は2に記載の方法。
  7. 前記保護ユニットが,前記一連の連続して記録された記録ユニットブロックの最後尾の記録ユニットブロックが記録されてきた回数を示している直接重ね書き情報を有することを特徴とする,請求項6に記載の方法。
  8. 決定された直接重ね書き情報に従って,前記記録ユニットブロックを記録するための書き込みパラメータ及び/又は書き込みストラテジを適応することを特徴とする,請求項2に記載の方法。
  9. 直接重ね書きの回数に応じて使われるべき書き込みパラメータ及び/又は書き込みストラテジに関する記録情報を,前記光ディスクが更に具備しており,
    − 前記記録情報を読み取るステップと,決定された直接重ね書き情報と前記記録情報とに従って前記記録ユニットブロックを記録するための書き込みパラメータ及び/又は書き込みストラテジを適応するステップとを更に有する,請求項8に記載の方法。
  10. 書き換え型の光ディスク上へ情報を記録するための記録装置であって,前記光ディスクは螺旋トラックを有し,前記トラックの少なくとも一部が情報を記録するための記録エリアとして構成され,前記記録エリアは,事前に決められた大きさをもつ,連続した,独立してアドレス指定が可能なユニットへと分割されており,事前に決められた個数の前記アドレス指定可能なユニットが記録ユニットブロック内でグループ化されていて,当該記録装置において,
    − 前記光ディスク上へ情報を記録する記録手段と,
    − 前記光ディスクから情報を読み取る抽出手段と,
    − 前記記録手段及び前記抽出手段を制御する制御ユニットとを含み,前記制御ユニットが,
    − 前記抽出手段により,記録されるべき記録ユニットブロックに対する,前記記録ユニットブロックがこれまでに記録されてきた回数を示している直接重ね書き情報を決定させ,
    − 前記記録手段により,前記情報をエンコードし,前記記録ユニットブロック内へ記録させ,
    − 前記記録手段により,前記記録ユニットブロックに対する前記直接重ね書き情報を更新させ,
    前記制御ユニットは更に,前記抽出手段が前記記録ユニットブロック内に記憶されている直接重ね書き情報を読み取り,前記記録手段が前記記録ユニットブロック内に前記直接重ね書き情報を記録できるようにした,書き換え型の光ディスク上へ情報を記録するための記録装置。
  11. 前記直接重ね書き情報が,前記記録ユニットブロック内に記録された情報に先行していることを特徴とする,請求項10に記載の記録装置。
  12. 各記録ユニットブロックが,前記情報を有するデータブロックと,前記データブロックに先行する,リンキング用のランインブロックとを有し,前記抽出手段が前記ランインブロック内に記憶された直接重ね書き情報を読み取れ,前記記録手段が前記ランインブロック内に前記直接重ね書き情報を記録できることを特徴とする,請求項11に記載の記録装置。
  13. 前記ランインブロックが,前記直接重ね書き情報に先行して,同期シーケンスを有することを特徴とする,請求項12に記載の記録装置。
  14. 前記直接重ね書き情報が,先行する記録ユニットブロックが記録されてきた回数を更に示していることを特徴とする,請求項11又は12に記載の記録装置。
  15. 前記記録手段が,後続する記録ユニットブロックが記録されてきた回数を示している直接重ね書き情報を有する保護ユニットを,一連の連続して記録された記録ユニットブロックに続いて記録できることを特徴とする,請求項10又は11に記載の記録装置。
  16. 前記保護ユニットが,前記一連の連続して記録された記録ユニットブロックの最後尾の記録ユニットブロックが記録されてきた回数を示している直接重ね書き情報を有することを特徴とする,請求項15に記載の記録装置。
  17. 前記記録手段が,前記決定された直接重ね書き情報に応じて,前記記録ユニットブロックを記録するための前記書き込みパラメータ及び/又は前記書き込みストラテジを適応することを特徴とする,請求項11に記載の記録装置。
  18. 前記光ディスクが,直接重ね書きの回数に応じて使われるべき書き込みパラメータ及び/又は書き込みストラテジに関する記録情報を更に具備しており,前記抽出手段が,前記記録情報を読み取り,前記決定された直接重ね書き情報と前記記録情報とに従って前記記録ユニットブロックを記録するための書き込みパラメータ及び/又は書き込みストラテジを適応する,請求項17に記載の記録装置。
  19. 螺旋トラックを有し,前記トラックの少なくとも一部が前記情報を記録するための記録エリアとして構成され,前記記録エリアは,事前に決められた大きさをもつ,連続した,独立してアドレス指定が可能なユニットへと分割されており,事前に決められた個数の前記アドレス指定可能なユニットが,記録ユニットブロック内でグループ化されている書き換え型の光ディスクであって,
    少なくとも記録ユニットブロックが,当該記録ユニットブロックが記録されてきた回数に関する直接重ね書き情報を具備しており,直接重ね書きの回数に応じて使われるべき書き込みパラメータ及び/又は書き込みストラテジに関する記録情報を具備していることを特徴とする,書き換え型の光ディスク。
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