JP2009501489A - デバイス間の無線通信の方法およびシステム - Google Patents
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Abstract
無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)環境において同じチャネルを通じてデバイス間で無線通信する方法およびシステムと、WPAN環境において同じチャネルを通じて別のデバイスと無線通信することができるデバイス。この方法は、1つ以上のWPAN制御デバイスからアナウンスメントをブロードキャストするステップと、アナウンスメントのそれぞれに、アナウンスするそれぞれのWPAN制御デバイス以外の1つ以上のWPAN制御デバイスに関する情報をアナウンスするためのアナウンスメント部分を提供するステップと、同じチャネルを通じて前記デバイス間で通信するために、アナウンスメントに基づいてメディアアクセスタイムを分割するステップと、を有する。
【選択図】図9
【選択図】図9
Description
本発明は、広くは、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN:Wireless Personal Area Network)環境において、同じチャネルを通じてデバイス間で無線通信する方法およびシステムと、WPAN環境において同じチャネルを通じて別のデバイスと無線通信することができるデバイスとに関する。
無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)を実施する場合、比較的限られた動作空間内での無線通信デバイスを対象とするIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)規格が規定されている。広く使用されている規格として、IEEE 802.15.3規格およびIEEE 802.15.4規格が挙げられる。
IEEE 802.15.3のMAC(Medium Access Control:メディアアクセス制御)層においては、一般に、メディアアクセスタイム(medium access time)が定期的なスーパーフレームに分割される。IEEE 802.15.3のMAC層のネットワークトポロジは、中央制御型である。IEEE 802.15.3のMAC層を使用するデバイスは、一般に、通常動作デバイス(DEV)として、またはピコネットコーディネータ(PNC:Piconet Coordinator)として分類することができる。PNC(ピコネットコーディネータ)は、一般には、スーパーフレームごとに1回、ビーコンフレームをブロードキャストする。1つ以上のDEVは、一般には、ビーコンフレームを受信した時点で、そのピコネットコーディネータのピコネットに参加することを選ぶことができ、従って、そのPNC(ピコネットコーディネータ)を中心とする一般的な中央制御型ネットワークが形成される。IEEE 802.15.3のMAC層のスーパーフレームそれぞれの中では、メディアアクセスタイムが、一般に、ビーコンスロットと、コンテンションアクセス期間(CAP:Contention Access Period)と、チャネルタイム割り当て期間(CTAP:Channel Time Allocation Period)とにさらに分割されている。ビーコンスロットは、一般には、コンテンションなしにビーコンをブロードキャストする目的でPNC(ピコネットコーディネータ)が使用する。CAPは、一般には、PNC(ピコネットコーディネータ)および1つ以上のDEVが、コマンド/応答の送信またはコンテンションベースの(contention-based)トラフィックを目的として使用する。CTAPは、一般には、1つ以上のDEVがコンテンションなしで通信できるように、PNC(ピコネットコーディネータ)によって予約される複数のスロットに分割されている。
IEEE 802.15.4の低速WPAN規格においては、IEEE 802.15.3のMAC層を使用するデバイスは、一般には、FFD(Full Function Device:フル機能デバイス)として、またはRFD(Reduced Function Device:限定機能デバイス)として分類することができる。このIEEE 802.15.4規格は、アプリケーションの必要条件に応じて、一般には2つのトポロジのいずれかにおいて運用することができる。2つのトポロジとは、スター型トポロジまたはピアツーピア型トポロジである。メディアアクセスに関しては、IEEE 802.15.4のMAC層では、IEEE 802.15.3のMAC層と同様に、時分割多元接続(TDMA)が使用される。デバイス、すなわちFFDおよびRFDは、一般には、CSMA/CA(搬送波感知多重アクセス/衝突回避:Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)手法を使用してメディアアクセスタイムを共有することができる。オプションとして、スーパーフレーム構造を使用することができる。スーパーフレームのフォーマットは、一般には、コーディネータまたはFFDによって定義される。スーパーフレームは、一般には、コーディネータによって送られるネットワークビーコンを境界としており、一般には、スーパーフレームのアクティブ領域である16個の等しい大きさのスロットに分割される。スーパーフレームは、ネットワークアクティビティが存在しない非アクティブ期間を有する。特定のデータ帯域幅を必要とするアプリケーション、あるいは低遅延(low-latency)のアプリケーションの場合、一般に、コーディネータは、スーパーフレームの一部をそれらのアプリケーション専用とすることができる。これらの専用部分を、一般にはGTS(Guaranteed Time Slot:保証タイムスロット)と称する。GTSはコンテンションフリー期間(CFP:contention-free period)を形成し、この期間は、一般には、CAPの直後のスロット境界から始まりスーパーフレームの最後で終わる。
しかしながら、上記の方式に基づく場合、一般的なWPAN IEEE規格を使用するときのWPANの1つの問題は、WPAN内のデバイスの範囲が比較的限定されることである。WPANデバイスの最大範囲は、一般には約10メートルである。従って、WPANデバイスは、一般には、2つ以上のホップだけ離れたデバイスと通信することができない。一般的なWPANデバイスで利用できる出力が限られているために、デスティネーションデバイス(送信先)の近くに移動する、あるいは送信出力を増大させることは、WPANデバイスのユーザにとって現実的ではない。
WPANに関する一般的なWPAN IEEE規格を使用するときの別の問題は、リンクの信頼性である。一般的なWPANでは、ソースデバイス(送信元)とデスティネーションデバイス(送信先)との間の無線リンクの品質が低いことがあり、これに起因して、通信時にデスティネーションデバイスがデータパケットを受信できない、あるいは壊れたデータパケットを受信することがある。デスティネーションWPANデバイスにおける受信には、障害物や環境条件が影響しうることが認識されている。
従って、上記の問題の少なくとも1つに対処する方法またはシステムが必要とされている。
本発明の第1の側面によると、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)環境において、同じチャネルを通じてデバイス間で通信する方法であって、1つ以上のWPAN制御デバイスからアナウンスメント(announcement)をブロードキャストするステップと、アナウンスメントのそれぞれに、それぞれのアナウンスするWPAN制御デバイスが属しているWPAN以外のWPANの1つ以上のWPAN制御デバイスに関する情報をアナウンスするためのアナウンスメント部分を提供するステップと、同じチャネルを通じてデバイス間で通信するために、アナウンスメントに基づいてメディアアクセスタイムを分割するステップと、を有する、方法、が提供される。
WPAN制御デバイスの1つ以上は、アナウンスメントに基づいて1つのデバイスから別のデバイスにデータを再送信することができる。
アナウンスメントは、経路冗長性(RR:route redundancy)情報と、少なくとも1つのWPAN制御デバイスによるRRコンテンションフリーデータ(CFD)割り当てとを含むことができ、そのアナウンスメントを受信した1つ以上のWPAN制御デバイスは、そのRR CFD割り当てにおいて送られたデータを、受信したWPAN制御デバイスによってRR情報に基づいて割り当てられた合致するRR CFD割り当てにおいて繰り返すことができる。
アナウンスメントは、経路冗長性(RR)情報を含んでおり、WPAN制御デバイスは、1つ以上の別のWPAN制御デバイスのコンテンションアクセス期間(CAP)の間、RRコンテンションベースデータ(CBD)を待ち受けし、その待ち受けしているWPAN制御デバイスは、RR情報に基づいて、その待ち受けしているWPAN制御デバイスによって割り当てられるCAPにおいて、そのRR CBDを繰り返すことができる。
メディアアクセスタイムは、1つ以上の制御メディアスロット(CMS)と1つ以上の拡張メディアスロット(EMS)とに分割することができ、WPAN制御デバイスを、自身のCMSおよびEMSの中でネットワーク制御情報を送信するように制限することができる。
CMSはそれぞれ、1つのWPAN制御デバイスのビーコンフレームを少なくとも有することができる。
CMSはそれぞれ、1つのWPAN制御デバイスのCAPをさらに有することができ、CBDの送信を、CMS中のCAPにおいて行うことができる。
CFD送信もしくはCBD送信、またはその両方は、EMSにおいて行うことができる。
メディアアクセスタイムは、1つ以上の非アクティブメディアスロット(IMS)にさらに分割することができ、異なるWPANのCMSの間もしくはEMSの間、またはこれらの両方の間で衝突する場合、それぞれがCMSまたはEMSとして機能する1つ以上のIMSを選択することができる。
アナウンスメントはそれぞれ、アナウンスするWPAN制御デバイスの無線範囲内のWPAN制御デバイスによって使用されるCMSおよびEMSの位置を有することができる。
WPAN制御デバイスのスーパーフレーム最小持続時間を識別することができ、WPAN制御デバイスのスーパーフレーム持続時間を、スーパーフレーム最小持続時間の整数倍に等しい長さに制限することができる。
異なるWPANにおいて使用されるメディアスロット境界を同期させることができる。
アナウンスメントはそれぞれ、それぞれのアナウンスするWPAN制御デバイスの無線範囲内のWPAN制御デバイスのリストを有することができる。
WPANデバイスもしくは1つ以上のWPANスレーブデバイス、またはその両方は、WPAN制御デバイスのリストに基づいて、1つ以上のWPAN制御デバイスのビーコンフレームを待ち受けすることができる。
本発明の第2の側面によると、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)環境において同じチャネルを通じてデバイス間で無線通信するシステムであって、アナウンスメントをブロードキャストする1つ以上のWPANデバイスであって、アナウンスメントのそれぞれに、それぞれのアナウンスするWPAN制御デバイスが属しているWPAN以外のWPANの1つ以上のWPAN制御デバイスに関する情報をアナウンスするためのアナウンスメント部分、が提供される、WPAN制御デバイス、を備えており、WPAN制御デバイスが、同じチャネルを通じてデバイス間で通信するために、アナウンスメントに基づいてメディアアクセスタイムを分割する、システム、が提供される。
本発明の第3の側面によると、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)環境において同じチャネルを通じて別のデバイスと無線通信することができるデバイスであって、デバイスがWPAN制御デバイスとして機能するときにアナウンスメントをブロードキャストし、別のWPAN制御デバイスからのブロードキャストアナウンスメントを受信する、送受信器であって、送信されるアナウンスメントのそれぞれに、デバイスが制御デバイスとして機能する対象のWPAN以外のWPANの1つ以上のWPAN制御デバイスに関する情報をアナウンスするためのアナウンスメント部分を提供する、送受信器と、同じチャネルを通じて別のデバイスと通信するために、アナウンスメントに基づいてメディアアクセスタイムを分割する無線メディアアクセス制御ユニットと、を有する、デバイス、が提供される。
無線メディアアクセス制御ユニットは、アナウンスメントに基づいて別のデバイスにデータを再送信する経路冗長性制御ユニットを有することができる。
受信されるアナウンスメントは、経路冗長性(RR)情報と、少なくとも1つのWPAN制御デバイスによるRRコンテンションフリーデータ(CFD)割り当てとを含むことができ、経路冗長性制御ユニットは、そのRR CFD割り当てにおいて送られたデータを、経路冗長性制御ユニットによってRR情報に基づいて割り当てられた合致するRR CFD割り当てにおいて繰り返すことができる。
アナウンスメントは、経路冗長性(RR)情報を含むことができ、経路冗長性制御ユニットは、1つ以上のWPAN制御デバイスのコンテンションアクセス期間(CAP)の間、RRコンテンションベースデータ(CBD)を待ち受けすることができ、RR情報に基づいて、経路冗長性制御ユニットによって割り当てられるCAPにおいてそのRR CBDを繰り返すことができる。
無線メディアアクセス制御ユニットは、メディアアクセスタイムを1つ以上の制御メディアスロット(CMS)と1つ以上の拡張メディアスロット(EMS)とに分割するメディアスロット管理ユニット、を有することができ、ネットワーク制御情報の送信がそれぞれのCMSおよびEMSの中に制限される。
CMSはそれぞれ、WPAN制御デバイスのビーコンフレームを少なくとも有することができる。
CMSはそれぞれ、WPAN制御デバイスのCAPをさらに有することができ、本方法は、CMS中にCAPの中でCBDの送信を行うステップ、をさらに有する。
デバイスは、EMSの中でCFDの送信もしくはCBDの送信、またはその両方を行うことができる。
メディアスロット管理ユニットは、メディアアクセスタイムを1つ以上の非アクティブメディアスロット(IMS)にさらに分割することができ、異なるWPANのCMSの間もしくはEMSの間、またはその両方の間で衝突する場合に、それぞれがCMSまたはEMSとして機能する1つ以上のIMSを選択することができる。
アナウンスメントはそれぞれ、アナウンスするWPAN制御デバイスの無線範囲内のWPAN制御デバイスによって使用されるCMSおよびEMSの位置を有することができる。
無線メディアアクセス制御ユニットのメディアスロット管理ユニットは、WPAN制御デバイスのスーパーフレーム最小持続時間を識別することができ、WPAN制御デバイスのスーパーフレーム持続時間を、スーパーフレーム最小持続時間の整数倍に等しい長さに制限することができる。
無線メディアアクセス制御ユニットのメディアスロット管理ユニットは、異なるWPANにおいて使用されるメディアスロット境界を同期させることができる。
アナウンスメントはそれぞれ、それぞれのアナウンスするWPAN制御デバイスの無線範囲内のWPAN制御デバイスのリストを有することができる。
無線メディアアクセス制御ユニットは、WPAN制御デバイスのリストに基づいて1つ以上のWPAN制御デバイスのビーコンフレームを待ち受けするビーコン送受信制御ユニットを有することができる。
本発明の実施の形態は、当業者であれば、実施例だけで、および図面と併せて、以下の説明から、容易にかつ深く理解されるであろう。
本明細書に説明する本実施の形態の一例では、WPAN環境におけるネットワークの拡張および経路冗長性の方法およびシステムを提供することができる。経路冗長性を使用することにより、WPANデバイス間のリンクの信頼性を高めることができる。
本実施の形態の一例においては、メッシュネットワーキング(Mesh Networking)をサポートするため、異なるWPANからのデバイスがメディアアクセスタイムを共有することができる分散型のメディアアクセスタイム共有方式が提供される。本実施の形態の一例においては、メディアアクセスタイムの共有および分割は、制御デバイスによってブロードキャストされるカスタマイズされたビーコンフレームを使用することによって行われる。本実施の形態の一例においては、ネイバーフッド(neighbourhood)の中の別の制御デバイスの情報とデータ繰り返し要求とを有するネットワーク制御情報を、カスタマイズされたビーコンフレームにおいてアナウンスする。カスタマイズされたビーコンフレームをブロードキャストすることによって、WPANデバイスがネットワーク制御情報に基づいて別の制御デバイスとの関連付けを確立することにより、ネットワークを拡張することができる。さらに、カスタマイズされたビーコンフレームを使用してWPANデバイスによって送られる情報/データに基づいて、制御デバイスを使用してデータを繰り返すことによって、経路冗長性も達成することができる。
図1(a)を参照し、本実施の形態の一例においては、個別のWPAN(例:102、104、106、108)が提供されている。この本実施の形態の一例においては、WPAN(例:102)はそれぞれ、少なくとも1つの制御デバイス(例:110、112)と、少なくとも1つのスレーブデバイス(例:114、116、118)とを有する。スレーブデバイス(例:114)は、自身に関連付けられている制御デバイス(例:112)と通信することができる。図1(b)を参照し、本実施の形態の一例においては、メディアアクセスタイムを共有することによってネイバーフッド120を形成することにより、個々のWPAN(例:102、104、106、108)のネットワーク範囲が拡張されている。ネイバーフッド120は、デバイス(例:110および118)が例えば互いに通信することができるエリアを有する。本実施の形態の一例においては、このネイバーフッド120の中では、スレーブデバイス(例:114)を一次制御デバイス(例:112)に関連付ける以外に、スレーブデバイス(例:114)を二次制御デバイス(例:110)に関連付けることができる。次の表1には、ネイバーフッド120の中でスレーブデバイス(例:114、116)のそれぞれに関連付けられる一次および二次制御デバイス(例:110、112)のリストをまとめてある。
本実施の形態の一例においては、図1(b)に示したように、元のWPAN(例:108)のそれぞれについて、ソースデバイス(例:118)とデスティネーションデバイス(例:110)との間の中間デバイス(例:112、114)を使用してデータを中継することによって、ネットワーク範囲の拡張が達成される。さらには、経路冗長性によってリンクの信頼性を高めることができ、すなわち、データがデスティネーションデバイス(例:110)に高い信頼性で到達するように、ソースデバイス(例:118)からデスティネーションデバイス(例:110)へのデータを、ネイバーフッド120の中の複数のデバイス(例:112、116)を使用して繰り返す。本実施の形態の一例においては、ネイバーフッド120の中の制御デバイス(例:110、112)およびスレーブデバイス(例:114、116、118)は、それぞれのデバイス(例:114)が属する元のWPAN(例:102、104、106、108)には関係なくメディアアクセスタイムを共有することができる。
次に図2を参照し、本実施の形態の一例においては、メディアアクセスタイムが分割される。メディアアクセスタイム200は、制御メディアスロット(CMS)(例:202)と呼ばれる制御期間を有する。このCMS(例:202)は、制御デバイス(例:110)(図1)のMAC層208のビーコンスロット(例:204)およびCAP(例:206)に位置合わせされている。
メディアアクセスタイム200は、さらに、拡張メディアスロット(EMS)(例:210)と非アクティブメディアスロット(IMS)(例:212)とに分割される。EMS(例:210)は、例えばコンテンションのない通信を目的として制御デバイス(例:112)(図1)が予約することができ、その制御デバイスのMAC216のCFP(例:214)に位置合わせされている。本実施の形態の一例においては、その制御デバイスは、EMS210の中に保証タイムスロット(GTS)を割り当てることができ、このGTSは、コンテンションフリーデータ通信用にメディアタイムが予約されるように要求した別のデバイスに割り当てられる。IMS(例:212)は、通信目的には使用されないMAC層期間に位置合わせされている。
本実施の形態の一例においては、制御デバイスは、EMS(例:210)の中のメディアアクセス期間を、制御情報もしくはデータ、またはその両方を送信する目的で使用することもできる。従って、制御デバイスは、異なる目的にEMS(例:210)を使用することができ、例えば、EMS210を複数のCFPスロットに分割したり、独占的に使えるアクセスプロトコルをEMS210において実行する、あるいは制御デバイスが必要とする場合に、コンテンションベースのデータを送信することができる「拡張」CAPとしてEMS210を使用することができる。本実施の形態の一例においては、制御デバイスは、追加のチャネルタイムが必要であるとき、IMS(例:212)からEMS(例:210)を割り当てることができる。
本実施の形態の一例においては、CMS(例:202)の先頭にビーコンスロット(例:204)が位置合わせされていることによって、コンテンションベースデータをブロードキャストする前に、制御デバイス(例:110)(図1)がネットワーク制御情報をアナウンスし、それをスレーブデバイス(例:114、116、118)(図1)が受信することが容易に達成される。
異なる制御デバイス(例:110、112)(図1)が異なるスーパーフレーム持続時間を持ちうることが認識されるであろう。本実施の形態の一例においては、異なるスーパーフレーム持続時間は、異なる制御デバイスによって使用されるスーパーフレーム持続時間のうち最も短い持続時間SFDminに等しいかその整数倍であり、Nは、その最も短いスーパーフレーム持続時間の中に存在する区画の数である。SFDminの実際の値は、CMS(例:202)の持続時間とNの積に等しい。CMS(例:202)の持続時間およびNの条件は、さまざまな本実施の形態の一例における要件に依存する。例えば、制御シグナリングとコンテンションベースデータの交換がそれほど必要とされない場合、CMS(例:202)の持続時間を比較的小さくすることができる。別の例として、10個の制御デバイスに対応する場合、Nは10に等しいかそれより大きくすべきである。
本実施の形態の一例においては、EMS(例:210)およびIMS(例:212)の持続時間は、CMS(例:202)と同じである。従って、メディアアクセスタイム200は等しい大きさのブロックに分割されている。
次に、本実施の形態の一例において、2つのWPAN(それぞれのMAC層302、304を使用している)が互いの範囲の中に移動するシナリオについて、図3を参照しながら説明する。それぞれのMAC層302、304におけるメディアアクセスタイムの区画(例306、308)は一致しないことがある。すなわち、区画の境界(例310、312)が合わないことがある。本実施の形態の一例においては、2つのWPANが同じメディアアクセスタイムを共有することができるように、区画の境界(例310、312)を同期させる。
本実施の形態の一例においては、同期は、同期カウンタシステムに基づくことができる。再び図1(a)に戻り、デバイス(例:110、115)はそれぞれ同期カウンタを追跡している。このカウンタは、例えば、実施の形態に応じて16ビット、24ビット、32ビット、あるいは任意のビット数とすることができる。同期カウンタそれぞれの値は、デバイス(例:110、115)のそれぞれが電源投入されたときに0値に設定する。制御デバイス(例:110)のそれぞれにおいて、制御デバイス110が自身のビーコンフレームを送信するたびに同期カウンタを加算する。従って、制御デバイス(例:110)それぞれの同期カウンタは、制御デバイス(例:110)それぞれのスーパーフレームごとに1回加算される。制御デバイス(例:110)それぞれの同期カウンタの値は、別のデバイス(例:112、114、116)がその制御デバイスのカウンタ値を知ることができるように、アナウンスするビーコンフレームに含める。
スレーブデバイス(例:115)も、スーパーフレームごとに1回、自身のカウンタ値を加算する。さらに、スレーブデバイス(例:115)は、自身が接触している制御デバイス(例:110)のカウンタ値が、自身の現在のカウンタ値よりも大きい場合、その制御デバイス110のカウンタ値を採用する。スレーブデバイス(例:115)の同期カウンタ値が、その制御デバイス110の同期カウンタ値より大きい場合、その大きいカウンタ値を示すコマンドパケットがデバイス115から制御デバイス110に送られ、その制御デバイス110は、受信した大きいカウンタ値を採用する。
別の制御デバイス(例:112)のビーコンを受信した制御デバイス(例:110)は、2つの制御デバイス110および112のうちの大きい方のカウンタ値を採用する。さらに、制御デバイス(例:110)は、自身のカウンタ値を別の制御デバイス(例:112)に知らせるための明示的な通知を送ることができる。本実施の形態の一例においては、低いカウンタ値を持つ制御デバイス(例:110)は、区画境界310、312(図3)が合うように区画境界(例:310)(図3)のシフトを開始する。
例えば上述したように区画境界を同期させた後、2つ以上のデバイス(例:110、112)が、CMSタイプまたはEMSタイプのいずれかの目的のために、同じ区画を使用することがある。以下では、この状態をMS衝突と称する。
本実施の形態の一例においては、MS衝突は、2つのプロセスによって検出することができる。1つのプロセスは、参加しているデバイスのグループの制御デバイス(例:110、112)のビーコンフレームを待ち受けすることである。ビーコンフレームの中でCMSおよびEMSがアナウンスされるため、ビーコンフレーム内のネットワーク制御情報からMS衝突を判定することができる。そのような検出プロセスでは、特定のMS衝突、例えば、2つのスレーブデバイスのそれぞれの制御デバイスが存在しない場合、これらのデバイス間でのCMS−CMS衝突またはEMS−EMS衝突が、検出されないことがある。
しかしながら、本実施の形態の一例における第2のプロセスとして、データ交換の反復的な失敗、または参加しているデバイスのグループの制御デバイス(例:110、112)のビーコンフレームを受信できないことを検出する。送信/受信の反復的な失敗は、MS衝突の可能性を示唆するものであり、2つのスレーブデバイスのそれぞれの制御デバイスが存在しないときの、これらのデバイス間でのCMS−CMS衝突またはEMS−EMS衝突を検出することができる。
本実施の形態の一例においては、MS衝突は、影響のあるCMSまたはEMSを、共有しているメディアアクセスタイムの1つ以上のIMSに割り当て直すことによって解決する。
本実施の形態の一例においては、ネットワーク拡張をサポートするため、制御デバイス(例:110)はそれぞれ、制御デバイス(例:110)の無線範囲内の別の制御デバイス(例:112)のリストがビーコンフレームに含まれるように、自身のビーコンフレームをカスタマイズする。ビーコンフレームのブロードキャストにおいては、制御デバイスのリストに加えて、無線範囲内の別の制御デバイス(例:112)のCMS(例:202)(図2)およびEMS(例:210)(図2)に関連する情報もアナウンスされる。
本実施の形態の一例においては、スレーブデバイス(例:114、116)は、その一次制御デバイス(例:112)のビーコンフレームから、付近にある別の制御デバイス(例:110)に関連する情報を受信することができ、次いで、スレーブデバイス(例:114、116)は、それらターゲットの二次制御デバイス(例:110)との二次関連付けの確立を試みる。本実施の形態の一例においては、二次関連付けを確立するため、スレーブデバイス(例:114)は、ターゲットの二次制御デバイス(例:110)のCMS(例:202)(図2)を待ち受けする。スレーブデバイス(例:116)とターゲットの二次制御デバイス110との間の二次関連付けは、そのスレーブデバイス116がターゲットの二次制御デバイス110からのビーコンフレームを受信できない(例えば、ターゲットの制御デバイスがスレーブデバイス116の無線範囲外である)場合、成功しない。二次関連付けを確立する代替方法は、スレーブデバイス(例:114)が通信メディアをスキャンして、無線範囲内の別の制御デバイス(例:110)を検出することである。
本実施の形態の一例においては、ネイバーフッド120においてメッシュネットワーキングをサポートするため、スレーブデバイス(例:114、116)は、最初に、一次制御デバイス(例:112)のCMS(例:202)(図2)の間、ビーコンスロット(例:204)(図2)と、関連付けられるCAP(例:206)の中のコンテンションベースデータとを待ち受けする。さらに、スレーブデバイス(例:114、116)は、ターゲットの二次制御デバイス(例:110)が無線範囲内である場合、その二次制御デバイスのCMS220(図2)におけるビーコンスロット(例:218)(図2)も待ち受けする。本実施の形態の一例においては、スレーブデバイス(例:114、116)は、ターゲットの二次制御デバイス(例:110)のビーコンスロット(例:218)(図2)を待ち受けした後、電力を節約するために電源を落とし、CMS220におけるターゲットの二次制御デバイス(例:110)のCAP(例:222)(図2)の中のコンテンションベースデータの通信を待ち受けしない。
ここまで、メディアアクセスタイムの分割および共有を使用してネットワークを拡張する方法について説明したが、以下では、本実施の形態の一例においてコンテンションベースデータとコンテンションフリーデータの両方を送信するための経路冗長性がサポートされるように、ビーコンフレームをカスタマイズする方法について説明する。
図1(b)を参照し、本実施の形態の一例における経路冗長性に関連して、データの繰り返しに関連する情報が含まれるように、制御デバイス(例:110、112)のビーコンフレームをさらにカスタマイズする。データの繰り返しと経路冗長性の結果として、ネイバーフッド120におけるリンクの信頼性を高めることができる。制御デバイス(例:110)がコンテンションベースデータまたはコンテンションフリーデータのいずれかを送り、ネイバーフッド120の中のリピータ制御デバイス(例:112)によって、そのデータを繰り返させる場合、送り側の制御デバイス(例:110)は、ブロードキャストするビーコンフレームのアナウンスメントに「経路冗長性要求」(RRReq)フィールドを含める。
本実施の形態の一例においては、RRReqフィールドには、任意のルーティングアルゴリズムまたはルーティングプロトコルに関連するパラメータを含めることができる。例えば、RRReqフィールドには、インターネットルーティングプロトコルにおいて使用されるものに実質的に類似する「生存期間」(TTL:Time-to-Live)値を含めることができる。このTTL値は、一般には、データが繰り返される度に、減算されるカウンタ値である。また、RRReqフィールドには、例えば、一般的なDSRルーティングプロトコルにおいて使用されるものに実質的に類似するアドレステーブルを含めることもできる。アドレステーブル(ルーティングテーブルと称する)を使用することにより、例えば、どのリピータ制御デバイス(例:112)がデータを繰り返したかを追跡することができる。
本実施の形態の一例においては、TTL値は、無限の繰り返しを防止し、TTL値が0まで減算されたときに、データの繰り返しを停止させる。本実施の形態の一例においては、ルーティングテーブルを使用して、データパケットを繰り返したリピータ制御デバイス(例:112)のデバイス識別情報のリストを含める。最初、リピータ制御デバイス(例:112)にデータパケットを繰り返すように要求する時点では、RRReqフィールドは空のルーティングテーブルを含んでいる。リピータ制御デバイス(例:112)によってデータパケットが繰り返される度に、ルーティングテーブルが更新され、リピータ制御デバイス(例:112)のそれぞれが、自身のデバイス識別情報をルーティングテーブルに追加する。ルーティングテーブルを使用することにより、あらかじめ設定されている回数を超えて、リピータ制御デバイス(例:112)によって、データパケットが繰り返されることがないように、データパケットの繰り返しを制御することができる。
本実施の形態の一例においては、デスティネーションデバイスは、「元の」データが誤りなしに受信された場合、繰り返されたデータパケットを破棄することができる。繰り返されたデータパケットの受信は、デスティネーションデバイスが受信した「元の」データに誤りがあるときに有用である。
本実施の形態の一例においては、コンテンションベースデータを繰り返す場合、コンテンションベースデータを繰り返すように、ネイバーフッド120の中の制御デバイス(例:112)を作動させることができる。コンテンションベースデータを繰り返すときには、リピータ制御デバイス(例:112)を「コンテンションベースデータリピータ」(CBDリピータ)と称する。
CBDリピータ(例:112)はそれぞれ、近隣の制御デバイス(例:110)のCMS(例:202)の間、ビーコンスロット(例:204)(図2)の後のCAP(例:206)(図2)におけるコンテンションベースデータを待ち受けする。CBDリピータ(例:112)は、ヘッダに「RRReq」フィールドを有するコンテンションベースデータパケットを受信すると、そのコンテンションベースデータを繰り返すかを、RRReqフィールド内のルーティングパラメータに基づいて決定する。本実施の形態の一例においては、ルーティングパラメータはTTL値およびルーティングテーブルである。TTL値が値0に達している場合、そのコンテンションベースデータパケットを繰り返さない。同様に、ルーティングテーブルにそのCBDリピータ(例:112)のデバイス識別情報が含まれており、すなわちデバイス識別情報の存在によりコンテンションベースデータパケットを繰り返さない場合、CBDリピータ(例:112)は、そのコンテンションベースデータパケットを繰り返さない。
本実施の形態の一例においては、コンテンションベースデータを繰り返すときには、CBDリピータ(例:112)は、ビーコンスロット(例:204)(図2)における自身のビーコンフレームをカスタマイズして、CMS(例:202)(図2)における続くCAP(例:206)(図2)に、繰り返されるコンテンションベースデータパケットが存在することをアナウンスする通知フィールドを含める。次いで、CBDリピータ(例:112)は、繰り返すコンテンションベースデータパケットを、カスタマイズしたビーコンフレームによって警告されるデバイスに送信する。
本実施の形態の一例においては、デスティネーションデバイス(例:114)は、繰り返されているコンテンションベースデータの通知を、自身にアドレッシングされたアナウンスメントの中で受信した時点で、CBDリピータ(例:112)のCAP(例:206)(図2)を待ち受けして、そのコンテンションベースデータパケットを取得する。
図4は、制御/スレーブソースデバイス(例:112、114)(図1)が経路冗長性を使用してデータを送るプロセスを示すフローチャートである。ステップ402において、制御/スレーブソースデバイス(例:112、114)(図1)は、チェックを行い、経路冗長性手法によってデータを送るかを判定する。ステップ402において、データを経路冗長性手法によって送ると判定された場合、ステップ404において、制御/スレーブデバイス(例:112、114)(図1)は、送出データのヘッダにRRReqフィールドを追加する。ステップ406において、制御/スレーブソースデバイス(例:112、114)(図1)は、データ通信用のメディアスロットまで待機し、送出データを送信する。ステップ402において、経路冗長性によってデータを送らないと判定された場合、制御/スレーブソースデバイス(例:112、114)(図1)は、データ通信用のメディアスロットまで待機し、RRReqフィールドなしで送出データを送信する。この本実施の形態の一例では、送出するコンテンションベースデータパケットのヘッダにRRReqフィールドを追加することによって、任意のデバイスが経路冗長性を要求することができる。
図5は、参照番号500において、一次制御デバイスからコンテンションベースデータを受信し、参照番号550において、二次制御デバイスから、繰り返されたコンテンションベースデータを受信するプロセスを示すフローチャートである。より詳細には、ステップ502において、受信側デバイスが、一次制御デバイスのCAPを待ち受けし、ステップ504において、コンテンションベースデータを直接受信する。ステップ506において、受信が終了する。
その一方で、ステップ552において、受信側デバイスが、その二次制御デバイスからのビーコンフレームを待ち受けする。ステップ554において、繰り返されるデータが存在することの通知がビーコンフレームに含まれている場合、受信側デバイスは、ステップ556において、二次制御デバイスのCAPを待ち受けし、ステップ558において、繰り返されたコンテンションベースデータを受信し、参照番号560においてプロセスが終了する。ステップ554において、繰り返されるデータが存在することの通知が含まれていない場合、受信側デバイスはCAPを待ち受けせず、参照番号560においてプロセスが終了する。
図6は、制御デバイスによってコンテンションベースデータを繰り返すプロセスを示すフローチャートである。ステップ602において、制御デバイスは、近隣の制御デバイスのCAPを待ち受けする。ステップ604において、制御デバイスは、近隣の制御デバイスのCAPに、RRReqフィールドを持つコンテンションベースデータが存在しているかを判定する。ステップ604において、RRReqフィールドを持つコンテンションベースデータがCAPに存在している場合、ステップ606において、制御デバイスはそのコンテンションベースデータパケットを受信する。ステップ608において、制御デバイスは、RRReqフィールド内のルーティング情報およびルーティングプロトコルに基づいて、ルーティングの決定を行う。ステップ610において、チェックを行い、コンテンションベースデータパケットを繰り返すべきかをRRReqフィールド内の繰り返し情報に基づいて判定する。ステップ610において、コンテンションベースデータパケットを繰り返すと判定された場合、ステップ612において、制御デバイス(例:112)(図1)は、繰り返しデータパケットのRRReqフィールド内のルーティングパラメータを修正および更新し、ステップ614において、制御デバイス(例:112)(図1)の次のビーコンフレームに、繰り返されるコンテンションベースデータパケットの存在に関連する情報を含める。ステップ616において、現在の制御デバイスのCMSのCAPにおいて、コンテンションベースデータパケットを繰り返す。ステップ618において、制御デバイスはデータの送信を終了する。ステップ610において、コンテンションベースデータパケットを繰り返さないと判定された場合、ステップ618において制御デバイスはデータの送信を終了する。
コンテンションフリーデータを繰り返す場合、図1を参照し、本実施の形態の一例においては、コンテンションフリーデータを繰り返すようにネイバーフッド120の中の制御デバイス(例:112)を作動させることができる。送り側の制御デバイス(例:110)は、コンテンションフリーデータを繰り返すため、コンテンションフリーデータを送信するためのGTSを、追加のRRReqフィールドに関連付けられるGTS要求コマンドを使用することによって割り当てる。本実施の形態の一例においては、指定されたRRReqフィールドに関連付けられるGTS割り当て要求コマンドの結果として、送り側の制御デバイス(例:110)のメディアアクセスタイム(例:300)(図3)には、通常のGTSではなく、「経路冗長性GTS」(RRGTS)が割り当てられる。リピータ制御デバイス(例:112)はそれぞれ、データが繰り返されるように、自身のビーコンフレームにおいてRRReqフィールドと共にRRGTSをアナウンスする。本実施の形態の一例においては、コンテンションフリーデータを繰り返す場合、RRGTSにおいてコンテンションフリーデータを繰り返すように作動するリピータ制御デバイス(例:112)を、「コンテンションフリーデータリピータ」(CFDリピータ)と称する。
図7は、制御デバイスによってコンテンションフリーデータを繰り返すプロセスを示すフローチャートである。ステップ702において、制御デバイスは、近隣の制御デバイスのビーコンフレームを待ち受けし、コンテンションフリーデータを繰り返すためのRRGTS割り当てが存在するかを判定する。ステップ702において、コンテンションフリーデータを繰り返すためのRRGTS割り当てが、近隣の制御デバイスのビーコンフレーム内に存在する場合、ステップ704において、制御デバイスは、RRReqフィールド内のルーティング情報およびプロトコルに基づいてルーティングの決定を行う。ステップ706において、チェックを行い、RRGTSを繰り返すべきかを、RRReqフィールド内の情報に基づいて判定する。ステップ706において、RRGTSを繰り返すと判定された場合、ステップ708において、制御デバイスは、RRReqフィールド内のルーティングパラメータを修正し、修正したRRReqフィールドに関連付けられる自身のEMSにRRGTSを割り当てる。ステップ710において、制御デバイスは、自身のビーコンフレームにおいてRRGTSをアナウンスする。ステップ712において、制御デバイスは、ソースGTSから受信したデータを、割り当てたRRGTSにおいて再送信する。ステップ714において、制御デバイスは、データの送信を終了する。ステップ706においてRRGTSを繰り返さないと判定された場合、制御デバイスは、ステップ714においてデータの送信を終了する。
図8は、制御/スレーブデスティネーションデバイスによってコンテンションフリーデータを受信するプロセスを示すフローチャートである。ステップ802において、制御/スレーブデスティネーションデバイスは、近隣の制御デバイスによるRRGTS割り当てのアナウンスメントがないか待ち受けする。ステップ802において、近隣の制御デバイス(例:110)(図1)によるRRGTS割り当てが存在する場合、ステップ804において、チェックを行い、そのRRGTS割り当てが現在の制御/スレーブデスティネーションデバイスを対象としているかを判定する。ステップ804において制御/スレーブデスティネーションデバイスがデスティネーションデバイスである場合、ステップ806において、制御/スレーブデスティネーションデバイスはRRGTSのアナウンスメントを待ち受けする。ステップ808において、制御/スレーブデスティネーションデバイスは、RRGTSにおける繰り返されたコンテンションフリーデータを受信する。ステップ810において、制御/スレーブデスティネーションデバイスは、近隣の制御デバイスによるRRGTS割り当てのアナウンスメントを待ち受けすることに戻る。ステップ804において、RRGTS割り当てが現在の制御/スレーブデスティネーションデバイスを対象としていない場合、制御/スレーブデバイスは、ステップ810において、特定のRRGTS割り当てのアナウンスメントを待ち受けすることを終了する。
図9は、本実施の形態の一例における、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)環境において同じチャネルを通じてデバイス間で無線通信する方法を示すフローチャートである。ステップ902において、1つ以上のWPAN制御デバイスからアナウンスメントをブロードキャストし、ステップ904において、アナウンスメントのそれぞれに、それぞれのアナウンスするWPAN制御デバイスが属しているWPAN以外のWPANの1つ以上のWPAN制御デバイスに関する情報をアナウンスするためのアナウンスメント部分を提供する。ステップ906において、同じチャネルを通じてデバイス間で通信するために、アナウンスメントに基づいてメディアアクセスタイムを分割する。
図10は、上述した、デバイス間で無線通信する方法およびシステムを実施するための、無線通信デバイス1000のブロック図である。図10において、無線通信デバイス1000は、送受信ユニット1005と、無線メディアアクセス制御ユニット1003と、アプリケーションユニット1004とを有する。送受信ユニット1005は、無線アンテナ1001と、物理リンク制御ユニット1002とを含んでいる。無線アンテナ1001は、アナログ信号を無線メディアに送信し、無線メディアからのアナログ信号を受信する。物理リンク制御ユニット1002は、無線アンテナ1001からの受信アナログ信号を、変調および符号化などの信号処理手順によってデジタル信号に変換し、デジタルフレームを生成する。さらに、物理リンク制御ユニット1002は、デジタル信号フレームを、復調および復号化などの信号処理手順によってアナログ信号に変換し、そのアナログ信号を無線アンテナ1001を介して送信する。無線メディアアクセス制御ユニット1003は、物理リンク制御ユニット1002からのデジタルフレームを受信し、物理リンク制御ユニット1002にデジタルフレームを送信する。さらに、メディアアクセス制御ユニットは、複数の通信デバイスが同じ動作チャネルにおいて動作することができるように動作する。アプリケーションユニット1004は、無線通信を使用するファイル転送プログラムやマルチメディアコンテンツストリーミングアプリケーションなど、ユーザレベルのプログラムを含んでいる。
図11は、無線メディアアクセス制御ユニット1003のブロック図である。無線メディアアクセス制御ユニット1003は、アプリケーションデータ送受信制御ユニット1102と、無線メディアアクセス管理制御ユニット1103と、ビーコニング送受信制御ユニット1104と、メディアスロット管理ユニット1105と、経路冗長性制御ユニット1106と、メディアスロットアナウンスメント制御ユニット1107と、メディアスロット予約制御ユニット1108と、物理層(PHY)フレーム送受信制御ユニット1109とを有する。アプリケーションデータ送受信制御ユニット1102は、アプリケーションユニット1004(図10)からのデータパケットを受信し、追加の制御情報を追加する、もしくは必要な場合にフラグメンテーション(分割)を実行する、またはその両方を行う。さらに、このアプリケーションデータ送受信制御ユニット1102は、アプリケーションユニット1004を宛先とするデータフレームを受信し、フラグメント化されたデータ(存在時)をマージし、そのデータをアプリケーションユニット1004に送る。無線メディアアクセス管理制御ユニット1103は、複数の無線通信デバイスの間でのメディアアクセスの共有を管理するための主ロジックおよびアルゴリズムを含んでいる。ビーコニング送受信制御ユニット1104は、ビーコンフレームを復号化および符号化するためのロジックおよびアルゴリズムを含んでおり、ビーコンフレームを受信または送信するためのスケジューリング機能を実行する。メディアスロット管理ユニット1105は、メディアスロットの占有状態を監視するためのロジックおよびアルゴリズムを含んでいる。経路冗長性制御ユニット1106は、通信デバイス1000(図10)が経路冗長性手法を実行してデータの信頼性を高める方式を管理する。メディアスロットアナウンスメント制御ユニット1107は、メディアスロットの現在の占有状況について近隣のデバイスに通知するためにブロードキャストするアナウンスメント情報を決定する。さらに、メディアスロットアナウンスメント制御ユニット1107は、受信したアナウンスメント情報を復号化し、メディアスロット管理ユニット1105において更新する必要のある変更がないかを判定する。メディアスロット予約制御ユニット1108は、送出メディアスロットの予約と、入力メディアスロット予約要求または予約通知の処理を実行するためのロジックおよびアルゴリズムを含んでいる。物理層フレーム送受信制御ユニット1109は、物理リンク制御ユニット1002(図10)からのフレームを受信し、パケットがアプリケーションデータパケットであるか、もしくは、無線メディアアクセス制御ユニット1003によって処理されるべき他の制御情報を含んでいる、またはその両方であるかを解読する。
本明細書に説明した方法、システム、およびデバイスでは、WPANデバイスが近隣の任意のデバイスと通信することが可能になる。さらには、WPANデバイスは、2ホップ離れている別のWPANデバイスの存在を判定することができ、従って、ネットワーク拡張のサポートを提供する。また、本実施の形態の一例では、コンテンションベースデータおよびコンテンションフリーデータの両方について、WPANデバイスが経路冗長性手法を使用することによってデータ交換時のリンクの信頼性を高めることが可能になる。
上記の本実施の形態の一例における方法およびシステムは、IEEE 802.15.3 MAC規格およびIEEE 802.15.4 MAC規格を含めて、任意のWPANシステムに適用することができる。例えば、IEEE 802.15.3のコンテキストにおいては、DEVは複数のPNC(ピコネットコーディネータ)に送信することができ、IEEE 802.15.4のコンテキストにおいては、RFDは複数のFFDに送信することができる。現在の規格では、これらはいずれもサポートされない。現在のIEEE規格では、一般にこれらがサポートされないことが認識されている。
当業者には、広範に説明した本発明の概念および範囲から逸脱することなく、特定の実施の形態に示した本発明の膨大な変形形態あるいは修正形態を構築できることが理解されるであろう。従って、上記の実施の形態は、あらゆる点において説明を目的としており、本発明を制限しないものとみなされたい。
Claims (29)
- 無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)環境において同じチャネルを通じてデバイス間で無線通信する方法であって、
1つ以上のWPAN制御デバイスからアナウンスメントをブロードキャストするステップと、
前記アナウンスメントのそれぞれに、アナウンスする前記WPAN制御デバイスがそれぞれ属しているWPAN以外のWPANの1つ以上のWPAN制御デバイスに関する情報をアナウンスするためのアナウンスメント部分を提供するステップと、
同じチャネルを通じて前記デバイス間で通信するために、前記アナウンスメントに基づいてメディアアクセスタイムを分割するステップと、
を有する、無線通信方法。 - 1つ以上の前記WPAN制御デバイスが、前記アナウンスメントに基づいて1つのデバイスから別のデバイスにデータを再送信するステップ、
をさらに有する、請求項1記載の方法。 - 前記アナウンスメントは、経路冗長性(RR)情報と、少なくとも1つのWPAN制御デバイスによるRRコンテンションフリーデータ(CFD)割り当てとを含んでおり、
前記アナウンスメントを受信した前記1つ以上のWPAN制御デバイスは、前記RR CFD割り当てにおいて送られたデータを、前記受信したWPAN制御デバイスによって前記RR情報に基づいて割り当てられた合致するRR CFD割り当てにおいて繰り返す、
請求項2記載の方法。 - 前記アナウンスメントは、経路冗長性(RR)情報を含んでおり、
前記WPAN制御デバイスは、1つ以上の別のWPAN制御デバイスのコンテンションアクセス期間(CAP)の間、RRコンテンションベースデータ(CBD)を待ち受けし、
前記待ち受けしているWPAN制御デバイスは、前記RR情報に基づいて、前記待ち受けしているWPAN制御デバイスによって割り当てられるCAPにおいて前記RR CBDを繰り返す、
請求項2に記載の方法。 - 前記メディアアクセスタイムは、1つ以上の制御メディアスロット(CMS)と1つ以上の拡張メディアスロット(EMS)とに分割され、
前記WPAN制御デバイスを、自身のCMSおよびEMSの中でネットワーク制御情報を送信するように制限するステップ、
をさらに有する、請求項1から請求項4のいずれかに記載の方法。 - 前記CMSはそれぞれ、1つの前記WPAN制御デバイスのビーコンフレームを少なくとも有する、
請求項5記載の方法。 - 前記CMSはそれぞれ、1つの前記WPAN制御デバイスのCAPをさらに有し、
前記CMS中に前記CAPにおいてCBD送信を行うステップ、
をさらに有する、請求項6記載の方法。 - CFD送信もしくはCBD送信、またはその両方を、前記EMSにおいて行うステップ、
をさらに有する、請求項5から請求項7のいずれかに記載の方法。 - 前記メディアアクセスタイムは、1つ以上の非アクティブメディアスロット(IMS)にさらに分割され、
異なるWPANのCMSの間もしくはEMSの間、またはこれらの両方の間で衝突する場合、それぞれがCMSまたはEMSとして機能する1つ以上のIMSを選択するステップ、
をさらに有する、請求項5から請求項8のいずれかに記載の方法。 - 前記アナウンスメントはそれぞれ、前記アナウンスするWPAN制御デバイスの無線範囲内のWPAN制御デバイスによって使用されるCMSおよびEMSの位置を有する、
請求項5から請求項9のいずれかに記載の方法。 - 前記WPAN制御デバイスのスーパーフレーム最小持続時間を識別するステップと、
前記WPAN制御デバイスのスーパーフレーム持続時間を、前記スーパーフレーム最小持続時間の整数倍に等しい長さに制限するステップと、
をさらに有する、請求項1から請求項10のいずれかに記載の方法。 - 異なるWPANにおいて使用されるメディアスロット境界を同期させるステップ、
をさらに有する、請求項1から請求項11のいずれかに記載の方法。 - 前記アナウンスメントはそれぞれ、アナウンスするそれぞれの前記WPAN制御デバイスの無線範囲内のWPAN制御デバイスのリストを有する、
請求項1から請求項12のいずれかに記載の方法。 - 前記WPANデバイスもしくは1つ以上のWPANスレーブデバイス、またはその両方は、WPAN制御デバイスの前記リストに基づいて、1つ以上の前記WPAN制御デバイスのビーコンフレームを待ち受けする、
請求項13記載の方法。 - 無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)環境において同じチャネルを通じてデバイス間で無線通信するシステムであって、
アナウンスメントをブロードキャストする1つ以上のWPANデバイスを有し、
前記アナウンスメントにはそれぞれ、アナウンスする前記WPAN制御デバイスがそれぞれ属している前記WPAN以外のWPANの1つ以上のWPAN制御デバイスに関する情報をアナウンスするためのアナウンスメント部分が提供され、
前記WPAN制御デバイスは、同じチャネルを通じて前記デバイス間で通信するために、前記アナウンスメントに基づいてメディアアクセスタイムを分割する、
無線通信システム。 - 無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)環境において同じチャネルを通じて別のデバイスと無線通信することができるデバイスであって、
前記デバイスがWPAN制御デバイスとして機能するときにアナウンスメントをブロードキャストし、別のWPAN制御デバイスからのブロードキャストアナウンスメントを受信する送受信器と、
前記送受信器は、送信されるアナウンスメントのそれぞれに、前記デバイスが制御デバイスとして機能する対象のWPAN以外のWPANの1つ以上のWPAN制御デバイスに関する情報をアナウンスするためのアナウンスメント部分を提供する、
同じチャネルを通じて別のデバイスと通信するために、前記アナウンスメントに基づいてメディアアクセスタイムを分割する無線メディアアクセス制御ユニットと、
を有する、無線通信デバイス。 - 前記無線メディアアクセス制御ユニットは、前記アナウンスメントに基づいて別のデバイスにデータを再送信する経路冗長性制御ユニット、
を有する、請求項16記載のデバイス。 - 前記受信されるアナウンスメントは、経路冗長性(RR)情報と、少なくとも1つのWPAN制御デバイスによるRRコンテンションフリーデータ(CFD)割り当てとを含んでおり、
前記経路冗長性制御ユニットは、前記RR CFD割り当てにおいて送られたデータを、前記経路冗長性制御ユニットによって前記RR情報に基づいて割り当てられた合致するRR CFD割り当てにおいて繰り返す、
請求項17記載のデバイス。 - 前記アナウンスメントは、経路冗長性(RR)情報を含んでおり、
前記経路冗長性制御ユニットは、1つ以上のWPAN制御デバイスのコンテンションアクセス期間(CAP)の間、RRコンテンションベースデータ(CBD)を待ち受けし、前記RR情報に基づいて、前記経路冗長性制御ユニットによって割り当てられるCAPにおいて前記RR CBDを繰り返す、
請求項17記載のデバイス。 - 前記無線メディアアクセス制御ユニットは、前記メディアアクセスタイムを1つ以上の制御メディアスロット(CMS)と1つ以上の拡張メディアスロット(EMS)とに分割するメディアスロット管理ユニットを有し、
ネットワーク制御情報の送信がそれぞれのCMSおよびEMSの中に制限される、
請求項16から請求項19のいずれかに記載のデバイス。 - 前記CMSはそれぞれ、WPAN制御デバイスのビーコンフレームを少なくとも有する、
請求項20記載のデバイス。 - 前記CMSはそれぞれ、前記WPAN制御デバイスのCAPをさらに有し、
前記方法は、前記CMS中に前記CAPにおいてCBDの送信を行うステップ、
をさらに有する、請求項21記載のデバイス。 - 前記EMSにおいてCFDの送信もしくはCBDの送信、またはその両方を行う、
請求項20から請求項22のいずれかに記載のデバイス。 - 前記メディアスロット管理ユニットは、前記メディアアクセスタイムを1つ以上の非アクティブメディアスロット(IMS)にさらに分割し、異なるWPANのCMSの間もしくはEMSの間、またはその両方の間で衝突する場合に、それぞれがCMSまたはEMSとして機能する1つ以上の前記IMSを選択する、
請求項20から請求項23のいずれかに記載のデバイス。 - 前記アナウンスメントはそれぞれ、前記アナウンスするWPAN制御デバイスの無線範囲内のWPAN制御デバイスによって使用されるCMSおよびEMSの位置を有する、
請求項20から請求項24のいずれかに記載のデバイス。 - 前記無線メディアアクセス制御ユニットのメディアスロット管理ユニットは、前記WPAN制御デバイスのスーパーフレーム最小持続時間を識別し、前記WPAN制御デバイスのスーパーフレーム持続時間を、前記スーパーフレーム最小持続時間の整数倍に等しい長さに制限する、
請求項16から請求項25のいずれかに記載のデバイス。 - 前記無線メディアアクセス制御ユニットのメディアスロット管理ユニットは、異なるWPANにおいて使用されるメディアスロット境界を同期させる、
請求項16から請求項26のいずれかに記載のデバイス。 - 前記アナウンスメントはそれぞれ、アナウンスするそれぞれの前記WPAN制御デバイスの無線範囲内のWPAN制御デバイスのリストを有する、
請求項16から請求項27のいずれかに記載のデバイス。 - 前記無線メディアアクセス制御ユニットは、WPAN制御デバイスの前記リストに基づいて1つ以上のWPAN制御デバイスのビーコンフレームを待ち受けするビーコン送受信制御ユニットを有する、
請求項28記載のデバイス。
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