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JP2009289303A - 記録媒体再生装置 - Google Patents

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JP2009289303A
JP2009289303A JP2008138565A JP2008138565A JP2009289303A JP 2009289303 A JP2009289303 A JP 2009289303A JP 2008138565 A JP2008138565 A JP 2008138565A JP 2008138565 A JP2008138565 A JP 2008138565A JP 2009289303 A JP2009289303 A JP 2009289303A
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release
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unit
pickup
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JP2008138565A
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Hidemasa Takahashi
秀昌 高橋
Susumu Yoshida
進 吉田
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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Abstract

【課題】ピックアップを移動するための駆動源としてのモータの小型化と低コスト化を図ることができる記録媒体再生装置を提供する。
【解決手段】CDチェンジャは機器本体と機器本体に収容されたCD2をクランプしてこのCD2を回転するクランプ部67とクランプ部67に接離自在に設けられかつCD2の情報を読み出すピックアップ部69とピックアップ部69がクランプ部67から離れる動作に連動してクランプ部67のクランプを解除させることが可能なクランプ解除部71とクランプ解除部71がクランプ部67のクランプを解除することを許容する解除許容位置とクランプ解除部71がクランプ部67のクランプを解除することを規制する解除規制位置とに亘って変位自在な切換部70を備えている。
【選択図】図7

Description

本発明は、自動車などに搭載される記録媒体再生装置に関する。
例えば、コンパクトディスク(以下、CDと記す)などの光ディスクなどの記録媒体に記録された情報を読み取る記録媒体再生装置(例えば、特許文献1参照。)は、前記情報を読み取るための光学式のピックアップと、前記記録媒体を保持しかつ回転するためのクランプ部とを備えている。クランプ部は、前記記録媒体を回転させるためのターンテーブルと、該ターンテーブルに前記記録媒体を保持するためのクランプ機構を備えている。例えば、自動車などに装備される記録媒体再生装置は、より小型化及び軽量化が望まれている。
このため、前述したクランプ機構として、可動部材と、前記ターンテーブルと可動部材との間に設けられた突没部材と、爪部材と、を備えたものが知られている。前記ターンテーブルは、記録媒体を載置する略平坦な載置面を備えている。可動部材は、載置面の裏側に設けられ、その載置面に対して垂直な方向に沿って摺動自在に設けられ、かつ前記ターンテーブルに向かって付勢手段により付勢されている。
突没部材は、側方からみてく字状に形成されている。突没部材は、前記ターンテーブルの周方向に沿って複数設けられている。突没部材は、前記可動部材がターンテーブルに近づくと、可動部材により持ち上げられて一端部が前記載置面から突出する。そして、該一端部が、載置面との間に記録媒体を挟むことができる。また、突没部材は、前記可動部材がターンテーブルから離れると、自重により一端部が前記載置面に略没する。そして、前記一端部が記録媒体を載置面との間に挟めなくなる。
爪部材は、前記ピックアップに取り付けられている。前記ピックアップが前記ターンテーブルに近づくと、前記爪部材は、ターンテーブルと可動部材との間に侵入する。そして、爪部材は、可動部材をターンテーブルから離す。又、爪部材は、ピックアップがターンテーブルから離れると可動部材との間から抜け出て、可動部材を載置面の裏側に接触させる。
前述した従来のクランプ機構は、前記ピックアップが前記ターンテーブルに近づいて、爪部材がターンテーブルと可動部材との間に侵入する。すると、突没部材の一端部が載置面に没して、載置面に記録媒体を載置可能となる。載置面に記録媒体が載置されると、前記ピックアップが前記ターンテーブルから離れて、爪部材がターンテーブルと可動部材との間から抜け出る。すると、突没部材の一端部が、載置面との間に記録媒体を挟む。こうして、前述した従来のクランプ機構は、記録媒体をクランプする。
記録媒体を載置面から取り外す際には、ピックアップがターンテーブルに近づく。すると、爪部材がターンテーブルと可動部材との間に侵入して、突没部材の一端部が載置面に没する。そして、載置面から記録媒体を取り外すことができる。
特開平10−162463号公報
前述した従来の記録媒体再生装置では、ピックアップをターンテーブルに近づけて、爪部材を付勢手段の付勢力に抗して、可動部材とターンテーブルとの間に圧入することで、クランプ機構のクランプを解除してきた。この際、記録媒体に情報が記録されている領域についてはピックアップが情報を読み取るために移動する必要があるので、クランプを解除するためにはこの領域に対応する範囲よりもさらにターンテーブルに近づく方向にピックアップが移動しなければならなかった。このように、ピックアップをターンテーブルに近づけるために、クランプ機構の解除に必要となるピックアップの移動ストロークが小さくなり、クランプ機構のクランプを解除するために必要となるピックアップを移動するための駆動力(トルク)が大きくなる傾向であった。よって、ピックアップを移動するためのモータが大型化するとともに高コスト化する傾向であった。
本発明の目的の一例は、ピックアップを移動するための駆動源としてのモータの小型化と低コスト化を図ることができる記録媒体再生装置を提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の記録媒体再生装置は、機器本体と、前記機器本体に収容された記録媒体をクランプしてこの記録媒体を回転するクランプ部と、前記クランプ部に接離自在に設けられかつ前記記録媒体の情報を読み出すピックアップ部と、前記ピックアップ部が前記クランプ部から離れる動作に連動して前記クランプ部のクランプを解除させることが可能なクランプ解除部と、前記クランプ解除部が前記クランプ部のクランプを解除することを許容する解除許容位置と、前記クランプ解除部が前記クランプ部のクランプを解除することを規制する解除規制位置とに亘って変位自在な切換手段と、を備えたことを特徴としている。
以下、本発明における記録媒体再生装置の実施の形態について説明する。本実施の形態における記録媒体再生装置は、当該クランプを解除することを許容する解除許容位置と、クランプを解除することを規制する解除規制位置とに亘って、変位自在な切換手段を設けているので、ピックアップ部がクランプから離れる動作に連動してクランプ解除部がクランプを解除することができるようにしている。
こうすることで、ピックアップ部がクランプ部から離れた位置において、クランプ部のクランプを解除できるので、当該クランプ部のクランプを解除するために必要なピックアップ部の移動ストロークを大きくとることができる。したがって、弱いトルクによっても、クランプ部のクランプを解除することができ、ピックアップ部を移動するための駆動源としてのモータの小型化と低コスト化を図ることができる。
また、本発明の実施の形態にかかる記録媒体再生装置は、クランプ部がターンテーブルと可動部材と突没部材とを備え、クランプ解除部が、切換手段が解除許容位置に位置付けられるとピックアップ部の動作に連動してターンテーブルと可動部材との間に侵入する解除アームを備えても良い。こうすることで、切換手段が解除許容位置に位置付けられたときに、クランプ解除部の一端部は、ピックアップ部がクランプ部から離れる動作に連動してターンテーブルと可動部材との間に侵入してクランプを解除し、それ以外のときは一端部が侵入方向とは逆に付勢されているため、例えば記録媒体から情報を読み出している時など、記録媒体のクランプの維持が必要な場合に誤ってクランプを解除してしまうという誤動作を防止できる。
さらに、クランプ解除部は、切換手段が解除許容位置に位置付けられると互いに接触し解除規制位置に位置付けられると互いに接触しない位置に設けられたカム突起及び第2カム突起を備えても良い。こうすることで、ピックアップ部がクランプ部から離れる動作を行っても、切換手段が解除許容位置に位置付けられるときは一端部がターンテーブルと可動部材との間に侵入してクランプを解除し、解除規制位置に位置付けられるときはクランプが解除されないので、ピックアップ部は、記録媒体から情報を読み出すための移動範囲を移動することでクランプの解除を行うことが可能となる。よって、クランプ解除の際にピックアップ部の移動ストロークを大きくとることができる。
また、クランプ部とピックアップ部とを配するとともに、機器本体に対し移動自在に支持される移動フレームをさらに備え、切換手段は、移動フレームを機器本体に固定する際に解除許容位置に位置付けられ、移動フレームが機器本体に対して移動自在な際に解除規制位置に位置付けられるようにしても良い。
この場合、移動フレームが機器本体から移動自在な状態で記録媒体から情報を読み出す際に誤ってクランプを解除することがなく、かつ、クランプ部を配する移動フレームを機器本体に固定したときだけクランプを解除することが可能なため安定したクランプ解除動作が可能となる。
以下、本発明の一実施例にかかる記録媒体再生装置の一例としてのCDチェンジャ1を、図1ないし図12に基づいて説明する。
図1などに示すCDチェンジャ1は、自動車などの移動体に装備されて、記録媒体としてのCD2(図2などに示す)を複数収容して、これらのCD2から任意のCD2に記録された情報を読み出(再生)して、音声として出力する装置である。CD2は、勿論、円板状即ちディスク状に形成されており、コンピュータなどの電子機器で読みとることのできる情報を記録した記録媒体である。
CDチェンジャ1は、図2に示すように、機器本体3(図1に示す)と、図示しない操作部と、ディスク搬送部4と、連動駆動部60(図3に示す)と、ディスク再生部5と、ディスク収容部6と、ディスク移動機構7とを備えている。なお、以下、図2中の矢印XをCDチェンジャ1の幅方向と記し、矢印YをCDチェンジャ1の奥行き方向と記し、矢印ZをCDチェンジャ1の厚み方向と記す。
機器本体3は、合成樹脂からなる図1に示す外側ケース8と、板金などからなる図2などに示す固定シャーシ9と、図3に示す移動シャーシ16と、図3に示す揺動シャーシ17と、図3に示す移動シャーシ18とを備えている。外側ケース8は、扁平な箱状に形成されている。外側ケース8には、CD2を出し入れ可能な挿入口10が設けられている。挿入口10は、外側ケース8の外壁を貫通している。挿入口10は、内側にCD2を通すことができる。挿入口10を通して、前記CD2は、外側ケース8即ち機器本体3内に収容されたり、該機器本体3内から排出される。
固定シャーシ9は、外側ケース8内に収容されているとともに、該外側ケース8に固定されている。固定シャーシ9は、図3に示すように、板状の底板11と、この底板11の外縁から立設した周板12とを備えている。底板11は、外側ケース8の図1中下側に位置する壁上に重ねられている。
移動シャーシ16は、板金などからなり、枠状に形成されている。移動シャーシ16は、ディスク収容部6のホルダ19が互いに重なる方向即ち複数のCD2が互いに重なる前記厚み方向Zに沿って移動自在に、固定シャーシ9の周板12などに支持されている。
揺動シャーシ17は、板金などからなり、帯板状に形成されている。揺動シャーシ17は、一端部17aを中心として回動自在に移動シャーシ16に支持されている。揺動シャーシ17は、一端部17aを中心として回動することで、ディスク収容部6に収容される複数のCD2間に他端部17bが侵入する状態と、ディスク収容部6に収容される複数のCD2間から他端部17bが抜け出る状態とに亘って変位自在になっている。
移動シャーシ18は、板金などからなり、板状に形成されている。移動シャーシ18は、固定シャーシ9の底板11と間隔をあけて平行に配されている。移動シャーシ18は、固定シャーシ9の底板11との間にディスク再生部5を位置付けている。移動シャーシ18は、前述した厚み方向Zに沿って移動自在に固定シャーシ9の周板12などに支持されている。
操作部は、機器本体3と別体でかつこの機器本体3に接続している。操作部は、CDチェンジャ1の使用者により押圧されるなどして操作される。操作部は、使用者に操作されることで、挿入口10を通して機器本体3内に挿入されるCD2を保持する後述のホルダ19を設定するために用いられる。操作部は、使用者に操作されることで、挿入口10を通して機器本体3外に排出されるCD2を保持したホルダ19を設定するために用いられる。操作部は、使用者に操作されることで、複数のホルダ19に保持されたCD2のうち情報を読み出すCD2を設定するために用いられる。
ディスク搬送部4は、機器本体3内に収容されており、図2に示すように、ローラアーム13と、ローラ14とを備えている。ローラアーム13は、板金などからなり、長手方向が機器本体3の幅方向Xに沿った帯状に形成されている。ローラアーム13は、挿入口10の近傍に配され、機器本体3の固定シャーシ9に取り付けられている。
ローラ14は、ローラアーム13に軸芯周りに回転自在に支持されている。ローラ14の軸芯即ち長手方向は、CDチェンジャ1の幅方向Xに沿っている。ローラ14は、外周面に挿入口10内を通されるCD2が接触する。ローラ14は、複数の歯車15などを介してモータ41により、軸芯周りに回転される。ローラ14の外周面にCD2が接触し、ローラ14がモータ41により回転駆動されることで、ディスク搬送部4は、挿入口10内にCD2を通す。
連動駆動部60は、図3などに示すように、第1のスライドシャーシ61と、第2のスライドシャーシ62と、揺動アーム63とを備えている。第1のスライドシャーシ61は、板金からなり、水平部64と、鉛直片65とを一体に備えている。水平部64は、平板状に形成され、かつ固定シャーシ9の板状の底板11上に重ねられている。
水平部64は、他端部17bが複数のCD2間から抜け出た状態の揺動シャーシ17の長手方向に沿ってスライド自在に前記底板11に支持されている。水平部64は、ディスク移動機構7の後述するモータ20の駆動力により、他端部17bが複数のCD2間から抜け出た状態の揺動シャーシ17の長手方向に沿って移動する。鉛直片65は、水平部64の縁から上方即ち第2のスライドシャーシ62に向かって延びている。
第2のスライドシャーシ62は、板金からなり、平板状に形成されている。第2のスライドシャーシ62は、移動シャーシ16と底板11との間に配されているとともに、移動シャーシ16に重ねられている。第2のスライドシャーシ62は、他端部17bが複数のCD2間から抜け出た状態の揺動シャーシ17の長手方向に沿ってスライド自在に移動シャーシ16に支持されている。
また、第2のスライドシャーシ62には、前述した鉛直片65が係止している。このため、第2のスライドシャーシ62は、鉛直片65とともに、モータ20の駆動力により、他端部17bが複数のCD2間から抜け出た状態の揺動シャーシ17の長手方向に沿って移動する。
揺動アーム63は、板金からなり、平板状に形成されている。揺動アーム63の平面形状は、図4ないし図6に示すように、略く字状に形成されている。揺動アーム63は、前述した移動シャーシ16に中央部を中心として回転自在に支持されている。揺動アーム63は、一端部が前述した第2のスライドシャーシ62に連結している。揺動アーム63は、他端部が揺動シャーシ17に回転自在に連結している。揺動アーム63は、第2のスライドシャーシ62が前述した長手方向に沿ってスライドすると、中央部を中心として回転して、揺動シャーシ17の一端部17aを中心として、該揺動シャーシ17を揺動させる。
連動駆動部60は、モータ20の駆動力により、第1のスライドシャーシ61と第2のスライドシャーシ62を移動させて、揺動アーム63を回転して、一端部17aを中心として揺動シャーシ17を揺動させるとともに、後述の切換部70の第1及び第2切換部材82,83を解除許容位置と解除規制位置とに亘って変位させる。
ディスク再生部5は、機器本体3内に収容されており、図4及び図9に示すように、揺動シャーシ17に設けられている。ディスク再生部5は、図7ないし図9に示すように、移動フレーム66と、クランプ部67と、ピックアップ移動部68と、ピックアップ部69と、切換手段としての切換部70と、クランプ解除部71と、を備えている。
移動フレーム66は、板金からなり平板状に形成されている。移動フレーム66は、揺動シャーシ17と、移動シャーシ18との間に配されており、揺動シャーシ17に重ねられている。移動フレーム66は、ゴムやコイルばねなどによって、揺動シャーシ17即ち機器本体3に対し移動自在に支持されかつクランプ部67とピックアップ部69とを配している。このため、移動フレーム66即ちクランプ部67及びピックアップ部69は、揺動シャーシ17即ち機器本体3に対し移動自在に支持されている。
CDチェンジャ1が、前記自動車などに取り付けられるため、該自動車の走行中の振動などによって、機器本体3が振動する。そして、移動フレーム66即ちディスク再生部5は、前述したゴムやコイルばねなどによって、機器本体3に対し移動する。このように、移動フレーム66がゴムやコイルばねなどにより機器本体3に対し移動自在に支持されることで、ディスク再生部5のピックアップ部69がCD2の情報を読み出す際の前述した振動による影響を抑制している。
クランプ部67は、図10に示すように、ターンテーブル72と、スピンドルモータ73と、可動部材74と、突没部材としての複数のクランプ爪75とを備えている。ターンテーブル72は、揺動シャーシ17の他端部17bに配され、移動フレーム66に回転自在に支持されている。ターンテーブル72は、円板状に形成されており、表面72a上にCD2が置かれる。また、ターンテーブル72は、孔76が複数形成されている。孔76は、勿論、ターンテーブル72を貫通している。図示例では、孔76は、三つ設けられている。これらの孔76は、前記表面72aに対し直交しかつ前記ターンテーブル72の中心を通る軸芯を中心として、周方向に沿って等間隔に配されている。
スピンドルモータ73は、揺動シャーシ17の他端部17bに配され、移動フレーム66とターンテーブル72との間に設けられている。スピンドルモータ73は、移動フレーム66に固定されており、その出力軸がターンテーブル72の中央に取り付けられている。スピンドルモータ73は、ターンテーブル72を前述した軸芯周りに回転する。
可動部材74は、円環状に形成されている。可動部材74は、内側にスピンドルモータ73の出力軸を通し、スピンドルモータ73とターンテーブル72との間に配されている。可動部材74は、ターンテーブル72及びスピンドルモータ73と同軸に配されている。可動部材74は、前記軸芯に沿って移動自在に設けられている。このため、可動部材74は、ターンテーブル72の表面72aに対し直交する方向に沿って移動自在に設けられている。さらに、可動部材74は、コイルばねなどにより、ターンテーブル72に近づく方向に付勢されている。
クランプ爪75は、図10に示すように、側方からみて、く字状に形成されている。クランプ爪75は、ターンテーブル72と可動部材74との間でかつ前記孔76内に設けられている。このため、クランプ爪75は、ターンテーブル72と可動部材74との間に配されている。
クランプ爪75は、一端部が孔76を通して前記表面72aから突出するクランプ位置(図10などに示す)と、一端部が表面72a下に没するアンクランプ位置(図12に示す)と、に亘って変位自在に、他端部がターンテーブル72に回転自在に支持されている。
クランプ爪75の一端部は、図10に示すように、可動部材74がターンテーブル72に近づくと、表面72aから突出する。また、一端部は、図12に示すように、可動部材74がターンテーブル72から離れると、クランプ爪75自体の自重によって、下方に変位する。そして、一端部は、可動部材74がターンテーブル72から離れると、表面72a下に没する。
クランプ爪75の一端部は、ターンテーブル72の表面72aから突出すると、ターンテーブル72上のCD2の中央孔内に突出して、ターンテーブル72との間にCD2を挟む。クランプ爪75は、一端部がターンテーブル72との間に挟むことで、CD2をクランプする。クランプ爪75の一端部は、ターンテーブル72の表面72a下に没すると、CD2のクランプを解除する。
ピックアップ移動部68は、移動フレーム66と、移動シャーシ18との間に配されているとともに、移動フレーム66上に設けられている。ピックアップ移動部68は、駆動手段としてのモータ95と、ねじ軸77などを備えている。モータ95は、揺動シャーシ17の一端部17aに配され、移動フレーム66に取り付けられている。モータ95の出力軸には図示しないウォームが取り付けられている。このウォームは、ねじ軸77に取り付けられたウォームホイールと噛み合っている。
ねじ軸77は、移動フレーム66にその軸芯周りに回転自在に支持されている。ねじ軸77の長手方向は、揺動シャーシ17の長手方向と平行である。ねじ軸77は、モータ95と前述したウォームとウォームホイールなどにより、その軸芯周りに回転される。ピックアップ移動部68は、ねじ軸77を回転することで、ピックアップ部69をねじ軸77と揺動シャーシ17の長手方向に沿ってスライドして、ターンテーブル72に接離させる。なお、接離とは、互いに近づいたり離れたりすることである。
ピックアップ部69は、ピックアップとしての光ピックアップ78と、ピックアップケース79とを備えている。光ピックアップ78は、ターンテーブル72に支持されたCD2から情報を読み出す。ピックアップケース79は、箱状に形成されており、光ピックアップ78が出射する読取光(主ビーム)を通すことのできる窓80と、ねじ軸77に螺合するねじ孔とを備えている。ピックアップケース79は、ねじ孔にねじ軸77が螺合することで、ねじ軸77が回転すると、該ねじ軸77の長手方向に沿って移動する。
ピックアップ部69は、ピックアップ移動部68により、揺動シャーシ17即ちねじ軸77の長手方向に沿って移動し、ターンテーブル72に接離する。ピックアップ部69は、ターンテーブル72に支持されたCD2から情報を読み出す。
切換部70は、図4ないし図6に示すように、第1の切換部材82と、第2の切換部材83とを備えている。第1の切換部材82及び第2の切換部材83は、揺動シャーシ17と、移動フレーム66との間に配されている。第1の切換部材82は、板金からなり屈曲した帯状の本体部84と、係止爪85とを一体に備えている。第1の切換部材82は、本体部84の長手方向が揺動シャーシ17の長手方向と平行な状態で、揺動シャーシ17に支持されている。また、第1の切換部材82は、揺動シャーシ17の長手方向に沿ってスライド自在に揺動シャーシ17に支持されている。
係止爪85は、本体部84の揺動シャーシ17の他端部17b寄りの一端部に設けられている。係止爪85は、本体部84から立設している。係止爪85は、第1の切換部材82がスライドすると、揺動シャーシ17の他端部17b側の縁から突出する解除規制位置(図7に示す)と、揺動シャーシ17の他端部17bと重なる解除許容位置(図4及び図8などに示す)とに亘って、変位自在である。
また、係止爪85の本体部84寄りの縁部には、前記解除規制位置で移動フレーム66と間隔をあけ、かつ前記解除許容位置で移動フレーム66に係止する係止凹部が形成されている。係止凹部は、係止爪85の本体部84寄りの縁部を前記移動フレーム66から離れる方向に凹に形成している。
第1の切換部材82は、解除許容位置で、係止凹部が移動フレーム66に係止する。第1の切換部材82は、係止爪85が移動フレーム66に係止すると、該移動フレーム66が揺動シャーシ17即ち機器本体3に対し移動することを規制する(固定する)。
第2の切換部材83は、図4ないし図6に示すように、板金からなり帯状の本体部87と、係止爪88とを一体に備えている。第2の切換部材83は、中央部を中心として回転自在に揺動シャーシ17に支持されている。また、第2の切換部材83の本体部87の一端部は、第1の切換部材82の他端部と回転自在に連結している。
係止爪88は、本体部87の他端部に設けられている。係止爪88は、本体部87から立設している。係止爪88は、第2の切換部材83が回転すると、揺動シャーシ17の一端部17a側の縁から突出する解除規制位置(図6及び図7に示す)と、揺動シャーシ17の一端部17aと重なる解除許容位置(図4及び図8などに示す)とに亘って、変位自在である。
また、係止爪88には、前記解除規制位置で移動フレーム66と間隔をあけ、かつ、前記解除許容位置で移動フレーム66に係止する係止凹部が形成されている。係止凹部は、係止爪88を前記移動フレーム66から離れる方向に凹に形成している。
第2の切換部材83は、解除許容位置で、係止凹部が移動フレーム66に係止する。第2の切換部材83は、係止爪88が移動フレーム66に係止すると、該移動フレーム66が揺動シャーシ17即ち機器本体3に対し移動することを規制する。
前述した第1の切換部材82と第2の切換部材83とは、互いに回転自在に連結しているので、互いに連動して、前述した解除規制位置と、解除許容位置とに亘って変位する。勿論、第1の切換部材82が解除規制位置となると、第2の切換部材83が解除規制位置になり、第1の切換部材82が解除許容位置となると、第2の切換部材83が解除許容位置になる。さらに、第1の切換部材82と、第2の切換部材83とは、前述した第1及び第2のスライドシャーシ61,62のスライドにより、前述した解除許容位置と解除規制位置とに亘って変位する。
前述した構成の切換部70は、係止爪85,88が移動フレーム66に係止して、クランプ部67を揺動シャーシ17即ち機器本体3に対し固定する解除許容位置と、係止爪85,88の係止凹部が移動フレーム66と間隔をあけて、クランプ部67を揺動シャーシ17即ち機器本体3に対し移動自在とする解除規制位置と、に亘って、変位自在である。
クランプ解除部71は、図7に示すように、一対の解除アーム90と、カム突起91と、第2カム突起92とを備えている。
一対の解除アーム90は、ターンテーブル72の近傍で、かつ当該ターンテーブル72よりもピックアップ部69から離れた側に配置されている。一対の解除アーム90は、それぞれ、平面形状がく字状に形成され、その中央部がターンテーブル72から離れた格好で移動フレーム66上に配置されている。一対の解除アーム90は、それぞれ、中央部を中心として回転自在に移動フレーム66に支持されて、一端部がターンテーブル72と可動部材74との間に接離自在に設けられている。また、一対の解除アーム90は、互いに他端部が回転自在に連結されている。
また、解除アーム90の一端部には、それぞれ、侵入部93が設けられている。侵入部93は、解除アーム90の一端部からターンテーブル72に向かって凸に形成されている。侵入部93は、解除アーム90の一端部からターンテーブル72に向かうにしたがって、徐々に薄くなるように形成されている。
侵入部93は、解除アーム90の一端部がターンテーブル72に近づくと、ターンテーブル72と可動部材74との間に侵入可能である。侵入部93は、解除アーム90の一端部がターンテーブル72に近づいて、ターンテーブル72と可動部材74との間に侵入して、前述したアンクランプ位置までターンテーブル72から可動部材74を離す。また、一方の解除アーム90は、当該解除アーム90の一端部即ち侵入部93がターンテーブル72から離れる方向に付勢手段としてのねじりコイルばね94により付勢されている。
また、前述した一対の解除アーム90は、切換部70が解除規制位置に位置付けられると、図7に示すように、係止爪85から一方の解除アーム90が間隔をあけて、当該一方の解除アーム90が押圧されることがない。そして、図10に示すように、ねじりコイルばね94の付勢力により、一対の解除アーム90の双方の侵入部93がターンテーブル72から間隔をあける。
さらに、前述した一対の解除アーム90は、切換部70が解除許容位置に位置付けられると、図8に示すように、係止爪85によって侵入部93がターンテーブル72に近づく方向に一方の解除アーム90が押圧される。そして、図11に示すように、一対の解除アーム90の双方の侵入部93が可動部材74の外縁に接触する。
カム突起91は、ピックアップ部69のピックアップケース79から他方の解除アーム90の他端部に向かって凸に形成されている。カム突起91は、ピックアップ部69がターンテーブル72の近傍に位置すると第2カム突起92と相対する面が、解除アーム90に向かうにしたがってターンテーブル72に近づく方向に揺動シャーシ17の長手方向に対して傾斜したカム面91aとなっている。
第2カム突起92は、この他方の解除アーム90の他端部からピックアップ部69のピックアップケース79に向かって凸の円柱状に形成されている。
前述したカム突起91と第2カム突起92とは、切換部70が解除規制位置に位置付けられると、図7に示すように、ピックアップ部69が揺動シャーシ17の長手方向に沿って移動してクランプ部67に接離する際に、互いに接触しない位置に配置されている。こうして、切換部70は、解除規制位置に位置付けられると、カム突起91,92即ちクランプ解除部71がクランプ部67のクランプを解除することを規制する。
また、前述したカム突起91と第2カム突起92とは、切換部70が解除許容位置に位置付けられて、ピックアップ部69がクランプ部67に最も近づくと、図8に示すように、揺動シャーシ17の長手方向に沿って、カム突起91のカム面91aが第2カム突起92と相対する位置に配置されている。そして、前述したカム突起91と第2カム突起92とは、切換部70が解除許容位置に位置付けられて、クランプ部67に最も近づいたピックアップ部69が当該クランプ部67から離れる動作に連動して、図9に示すように、第2カム突起92がカム突起91に接触して、カム面91a上を摺動する位置に配置されている。そして、カム突起91のカム面91a上を第2カム突起92が摺動して、ピックアップ部69がクランプ部67から離れる動作に連動して、図9に示すように、侵入部93がターンテーブル72と可動部材74との間に侵入する方向に一対の解除アーム90を回転される位置に配置されている。そして、このとき、カム突起91,92は、図12に示すように、一対の解除アーム90がクランプ爪75をアンクランプ位置に位置付けることができる位置に配置されている。こうして、切換部70は、解除許容位置に位置付けられると、カム突起91,92即ちクランプ解除部71がクランプ部67のクランプを解除することを許容する。即ち、解除アーム90の一端部即ち侵入部92は、切換部70が前記解除許容位置に位置付けられると、ピックアップ部69の動作に連動してターンテーブル72と可動部材74との間に侵入する。また、カム突起91,92は、切換部70が前記解除許容位置に位置付けられると、ピックアップ部69がクランプ部67から離れる動作に連動して、互いに接触して一端部即ち侵入部92をターンテーブル72と可動部材74との間に侵入させる位置に設けられている。
前述した構成によって、クランプ解除部71は、ピックアップ部69がクランプ部67に近づいた状態で、切換部70が解除許容位置に位置付けられると、係止爪85により一方の解除アーム90が押圧されて、図8に示すように、揺動シャーシ17の長手方向に沿ってカム突起91,92同士が並ぶ位置に配置されている。そして、ピックアップ部69は、クランプ部67から離れると、第2カム突起92がカム面91a上を摺動して、侵入部93がターンテーブル72と可動部材74との間に侵入して、可動部材74をターンテーブル72から離れた解除位置(図12に示す)に位置付ける。こうして、クランプ解除部71は、ピックアップ部69のクランプ部67から離れる動作に連動して、当該クランプ部67のクランプを解除させることが可能である。
また、クランプ解除部71は、切換部70が解除規制位置に位置付けられると、ピックアップ部69がクランプ部67から離れても、カム突起91,92同士が接触しないで、侵入部93がターンテーブル72と可動部材74との間に侵入せずに、可動部材74をターンテーブル72に近づけた再生位置(図10などに示す)に位置付ける。
勿論、解除位置では、侵入部93即ちクランプ解除部71は、クランプ部67を前述したアンクランプ状態に保ち、ターンテーブル72のCD2のクランプを解除する。再生位置では、侵入部93即ちクランプ解除部71は、クランプ部67を前述したクランプ状態に保ち、ターンテーブル72にCD2をクランプさせて、該CD2の情報を読み出すことができる。このように、切換部70は、クランプ解除部71がクランプ部67のクランプを解除することを許容する解除許容位置と、クランプ解除部71がクランプ部67のクランプを解除することを規制する解除規制位置とに亘って変位自在となっている。
こうして、ディスク再生部5は、切換部70が解除規制位置に位置付けられた状態で、クランプ解除部71がクランプ部67のクランプを解除せずに、CD2の情報を読み出して再生する。また、ディスク再生部5は、切換部70が解除許容位置に位置付けられた状態で、クランプ解除部71がクランプ部67のクランプを解除可能となって、CD2をクランプ部67に着脱させる。さらに、切換部70は、移動フレーム66を機器本体3に固定する際に前記解除許容位置に位置付けられ、移動フレーム66が機器本体3に対して移動自在な際に前記解除規制位置に位置付けられる。
ディスク再生部5は、揺動シャーシ17の他端部17bがCD2間に侵入して、クランプ部67のクランプ爪75がCD2をクランプするとともに、ターンテーブル72がCD2を回転する。ディスク再生部5は、ピックアップ部69の光ピックアップ78が、ターンテーブル72により回転されたCD2から情報を読み出す。
ディスク収容部6は、機器本体3内に収容されており、図3に示すように、複数の保持部材としてのホルダ19とを備えている。
ホルダ19は、合成樹脂からなり、板状に形成されている。ホルダ19の平面形状は、C字状に形成されている。ホルダ19は、底板11と移動シャーシ18との双方と平行な状態で、移動シャーシ18に支持されている。ホルダ19は、そのC字状に形成された開口部が挿入口10と相対する状態に配されている。
ホルダ19は、挿入口10を通して機器本体3に挿入されたCD2が、開口部を通して内側に侵入することで、このCD2を保持する。複数のホルダ19は、各々が保持するCD2の表面が互いに平行になるように、互いに重ねられて配されている。ホルダ19は、厚み方向Zに沿って移動自在に移動シャーシ18などに支持されている。ディスク収容部6は、CD2を保持可能な複数のホルダ19を積層配列して収容する。
ディスク移動機構7は、機器本体3内に収容されており、モータ20(図3に示す)などを備えている。モータ20は、図3に示すように、固定シャーシ9に固定されている。ディスク移動機構7は、モータ20の駆動力により、移動シャーシ16,18即ちディスク再生部5とディスク収容部6を厚み方向Zに沿って移動させるとともに、ディスク収容部6の各ホルダ19を厚み方向Zに沿って移動させる。ディスク移動機構7は、機器本体3内のCD2から情報を読み出す際には、移動シャーシ18を底板11から最も遠ざけて即ち最も上昇させて、移動シャーシ16を厚み方向Zに沿って移動させる。そして、ディスク移動機構7は、ディスク収容部6のホルダ19を厚み方向Zに沿って移動させて、一つのCD2を保持したホルダ19を他のホルダ19から遠ざけて、これらのホルダ19間に揺動シャーシ17の他端部17bを侵入させて、ディスク再生部5に前述した一つのCD2から情報を読み出させる。さらに、このとき、ディスク移動機構7は、モータ20の駆動力により、スライドシャーシ61,62を移動させて、切換部70を解除規制位置と解除許容位置とに亘って変位させて、クランプ部67にCD2を着脱する。
ディスク移動機構7は、機器本体3の内外にCD2を出し入れする際には、移動シャーシ16を底板11に最も近づけて即ち最も降下させて、移動シャーシ18を厚み方向Zに沿って移動させる。そして、ディスク移動機構7は、ディスク収容部6のホルダ19を厚み方向Zに沿って移動させて、機器本体3に挿入されたCD2を保持する又は保持したCD2を機器本体3外に排出する一つのホルダ19を他のホルダ19から遠ざけるとともに、この一つのホルダ19をディスク搬送部4のローラアーム13と奥行き方向Yに沿って並ぶ位置に位置付けて、機器本体3に挿入されたCD2を前述した一つのホルダ19に保持させたり、前述した一つのホルダ19に保持されたCD2を機器本体3外に排出させる。
本実施例によれば、クランプ部67のクランプを解除することを許容する解除許容位置と、クランプ部67のクランプを解除することを規制する解除規制位置とに亘って、変位自在な切換部70を設けて、ピックアップ部69がクランプ部67から離れる動作に連動してクランプ解除部71がクランプを解除することができるようにしても、ピックアップ部69によるCD2からの確実な情報の読み出しを可能としている。
こうすることで、ピックアップ部69によるCD2からの確実な情報の読み出しを可能としながら、ピックアップ部69がクランプ部67から離れた位置において、クランプ部67のクランプを解除できるので、当該クランプ部67のクランプを解除するために必要なピックアップ部69の移動ストロークを大きくとることができる。したがって、弱いトルクによっても、クランプ部67のクランプを解除することができ、ピックアップ部69を移動するための駆動源としてのモータ95の小型化と低コスト化を図ることができる。
また、クランプ部67がターンテーブル72と可動部材74とクランプ爪75とを備え、クランプ解除部71が、切換部70が解除許容位置に位置付けられるとピックアップ部69の動作に連動してターンテーブル72と可動部材74との間に侵入する解除アーム90を備えても良い。こうすることで、切換部70が解除許容位置に位置付けられたときに、クランプ解除部71の解除アーム90の一端部即ち侵入部93は、ピックアップ部69がクランプ部67から離れる動作に連動してターンテーブル72と可動部材74との間に侵入してクランプを解除し、それ以外のときは一端部即ち侵入部93が侵入方向とは逆に付勢されているため、例えばCD2から情報を読み出している時など、CD2のクランプの維持が必要な場合に誤ってクランプを解除してしまうという誤動作を防止できる。
さらに、クランプ解除部71は、切換部70が解除許容位置に位置付けられると互いに接触し解除規制位置に位置付けられると互いに接触しない位置に設けられたカム突起91及び第2カム突起92を備えている。このため、ピックアップ部69がクランプ部67から離れる動作を行っても、切換部70が解除許容位置に位置付けられるときは一端部即ち侵入部93がターンテーブル72と可動部材74との間に侵入してクランプを解除し、解除規制位置に位置付けられるときはクランプが解除されないので、ピックアップ部69は、CD2から情報を読み出すための移動範囲を移動することでクランプの解除を行うことが可能となる。よって、クランプ解除の際にピックアップ部69の移動ストロークを大きくとることができる。
また、クランプ部67とピックアップ部69とを配するとともに、機器本体3に対し移動自在に支持される移動フレーム66をさらに備え、切換部70は、移動フレーム66を機器本体3に固定する際に解除許容位置に位置付けられ、移動フレーム66が機器本体3に対して移動自在な際に解除規制位置に位置付けられるようにしている。このため、移動フレーム66が機器本体3から移動自在な状態でCD2から情報を読み出す際に誤ってクランプを解除することがなく、かつ、クランプ部67を配する移動フレーム66を機器本体3に固定したときだけクランプを解除することが可能なため安定したクランプ解除動作が可能となる。
前述した実施例では、記録媒体としてのCD2を複数収容するCDチェンジャ1を示している。しかしながら、本発明では、例えば、ディスク形記録媒体としてのMD(Mini Disc)を複数収容するMDチェンジャや、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)な
どの他のディスク形記録媒体を複数収容する記録媒体再生装置に適用しても良い。さらに、本発明は、前述したMDやDVDなどの記録媒体を1枚だけ収容して、収容した1枚の記録媒体の情報を読み出す記録媒体再生装置に適用しても良いことは勿論である。
前述した実施例によれば、以下のCDチェンジャ1が得られる。
(付記) 機器本体3と、
前記機器本体3に収容されたCD2をクランプしてこのCD2を回転するクランプ部67と、
前記クランプ部67に接離自在に設けられかつ前記CD2の情報を読み出すピックアップ部69と、
前記ピックアップ部69が前記クランプ部67から離れる動作に連動して前記クランプ部67のクランプを解除させることが可能なクランプ解除部71と、
前記クランプ解除部71が前記クランプ部67のクランプを解除することを許容する解除許容位置と、前記クランプ解除部71が前記クランプ部67のクランプを解除することを規制する解除規制位置とに亘って変位自在な切換部70と、
を備えたことを特徴とするCDチェンジャ1。
付記によれば、クランプ部67のクランプを解除することを許容する解除許容位置と、クランプ部67のクランプを解除することを規制する解除規制位置とに亘って、変位自在な切換部70を設けて、ピックアップ部69がクランプ部67から離れる動作に連動してクランプ解除部71がクランプを解除することができるようにしても、ピックアップ部69によるCD2からの確実な情報の読み出しを可能としている。
こうすることで、ピックアップ部69によるCD2からの確実な情報の読み出しを可能としながら、ピックアップ部69がクランプ部67から離れた位置において、クランプ部67のクランプを解除できるので、当該クランプ部67のクランプを解除するために必要なピックアップ部69の移動ストロークを大きくとることができる。したがって、弱いトルクによっても、クランプ部67のクランプを解除することができ、ピックアップ部69を移動するための駆動源としてのモータの小型化と低コスト化を図ることができる。
なお、前述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施例にかかる記録媒体再生装置としてのCDチェンジャの外観を示す斜視図である。 図1に示されたCDチェンジャの互いに組み付けられた固定シャーシとディスク搬送部とディスク再生部とディスク収容部とディスク移動機構を示す斜視図である。 図2に示された固定シャーシとディスク再生部とディスク収容部との一部を分解して示す斜視図である。 図1に示されたCDチェンジャの機器本体の移動シャーシとディスク再生部の一部などを示す平面図である。 図4に示されたディスク再生部の一部が複数のCD間に侵入した状態などを示す平面図である。 図5に示されたディスク再生部の一部がCDを再生する状態などを示す平面図である。 図4に示されたCDチェンジャの解除規制位置に位置する切換部とディスク再生部などを示す平面図である。 図7に示されたCDチェンジャの解除許容位置に位置する切換部とディスク再生部などを示す平面図である。 図8に示されたディスク再生部のピックアップ部がクランプ部から離れてクランプ部のクランプが解除さえた状態を示す平面図である。 図7中のX−X線に沿って一部を断面で示す側面図である。 図8中のXI−XI線に沿って一部を断面で示す側面図である。 図9中のXII−XII線に沿って一部を断面で示す側面図である。
符号の説明
1 CDチェンジャ(記録媒体再生装置)
2 CD(記録媒体)
3 機器本体
66 移動フレーム
67 クランプ部
69 ピックアップ部
70 切換部(切換手段)
71 クランプ解除部
72 ターンテーブル
72a 表面
74 可動部材
75 クランプ爪(突没部材)
90 解除アーム
91 カム突起
92 第2カム突起

Claims (4)

  1. 機器本体と、
    前記機器本体に収容された記録媒体をクランプしてこの記録媒体を回転するクランプ部と、
    前記クランプ部に接離自在に設けられかつ前記記録媒体の情報を読み出すピックアップ部と、
    前記ピックアップ部が前記クランプ部から離れる動作に連動して前記クランプ部のクランプを解除させることが可能なクランプ解除部と、
    前記クランプ解除部が前記クランプ部のクランプを解除することを許容する解除許容位置と、前記クランプ解除部が前記クランプ部のクランプを解除することを規制する解除規制位置とに亘って変位自在な切換手段と、
    を備えたことを特徴とする記録媒体再生装置。
  2. 前記クランプ部は、
    前記記録媒体を表面上に位置付けて該記録媒体とともに回転するターンテーブルと、
    前記ターンテーブルの表面に対し直交する方向に沿って移動自在に設けられかつ前記ターンテーブルに近づく方向に付勢された可動部材と、
    前記ターンテーブルと前記可動部材との間に設けられ、かつ前記可動部材が前記ターンテーブルに近づくと一端部が前記表面から突出するとともに、前記可動部材が前記ターンテーブルから離れると前記一端部が前記表面に没する突没部材と、を備え、
    前記クランプ解除部は、
    一端部が前記ターンテーブルと前記可動部材との間から離れる方向に付勢された解除アームを備え、
    前記一端部は、前記切換手段が前記解除許容位置に位置付けられると前記ピックアップ部の動作に連動して前記ターンテーブルと前記可動部材との間に侵入することを特徴とする請求項1記載の記録媒体再生装置。
  3. 前記クランプ解除部は、前記ピックアップ部に設けられたカム突起と、前記解除アームに設けられた第2カム突起と、を備え、
    前記カム突起と前記第2カム突起とは、前記切換手段が前記解除許容位置に位置付けられると、前記ピックアップ部が前記クランプ部から離れる動作に連動して、互いに接触して前記一端部を前記ターンテーブルと前記可動部材との間に侵入させる位置に設けられ、前記切換手段が前記解除規制位置に位置付けられると、前記ピックアップ部が前記クランプ部から離れても、互いに接触しない位置に設けられていることを特徴とする請求項2記載の記録媒体再生装置。
  4. 前記クランプ部と前記ピックアップ部とを配するとともに、前記機器本体に対し移動自在に支持される移動フレームをさらに備え、
    前記切換手段は、前記移動フレームを前記機器本体に固定する際に前記解除許容位置に位置付けられ、前記移動フレームが前記機器本体に対して移動自在な際に前記解除規制位置に位置付けられることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項に記載の記録媒体再生装置。
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