JP2009252420A - 燃料電池及び燃料電池用の樹脂フレーム - Google Patents
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Abstract
【課題】メタルセパレータと樹脂フレーム間の生成水等の侵入を防止することができる燃料電池を提供する。
【解決手段】膜電極接合体を挟んで対向する樹脂フレームと樹脂フレームを挟んで対向するメタルセパレータとを含む燃料電池であって、樹脂フレームは、外縁部及び内縁部の少なくとも一部にメタルセパレータ側に突出する突起部を有する燃料電池である。
【選択図】図5
【解決手段】膜電極接合体を挟んで対向する樹脂フレームと樹脂フレームを挟んで対向するメタルセパレータとを含む燃料電池であって、樹脂フレームは、外縁部及び内縁部の少なくとも一部にメタルセパレータ側に突出する突起部を有する燃料電池である。
【選択図】図5
Description
本発明は、燃料電池及び燃料電池用の樹脂フレームに関する。
環境問題や資源問題への対策の一つとして、酸素や空気等の酸化ガスと、水素やメタン等の還元性ガス(燃料ガス)あるいはメタノール等の液体燃料等とを原料として電気化学反応により化学エネルギーを電気エネルギーに変換して発電する燃料電池が注目されている。
単位燃料電池(単セル)は、電解質膜の一方の面に燃料極(アノード触媒層)と、もう一方の面に空気極(カソード触媒層)とが電解質膜を挟んで対向するように設けられた膜電極接合体(MEA:Membrane Electrode Assembly)をメタルセパレータ等のセパレータで挟んだものから形成される。単セルは複数積層されて燃料電池スタックとされる。セパレータには、流体流路が形成され、発電領域に、MEA対向面に燃料ガス流路、酸化ガス流路、MEA対向面と反対側面に冷媒流路が形成され、非発電領域に、燃料ガスマニホールド、酸化ガスマニホールド、冷媒マニホールドが形成されている。燃料ガスが燃料ガスマニホールド、燃料ガス流路に流され、酸化ガスが酸化ガスマニホールド、酸化ガス流路に流され、冷媒が冷媒マニホールド、冷媒流路に流される。流体流路はまわりから接着剤またはガスケット等のシール材によって外部からシールされる。
燃料電池の発電時には、燃料極に供給する原料を水素ガス、空気極に供給する原料を空気とした場合、燃料極において、水素ガスから水素イオンと電子とが発生する。電子は外部端子から外部回路を通じて空気極に到達する。空気極において、供給される空気中の酸素と、電解質膜を通過した水素イオンと、外部回路を通じて空気極に到達した電子により、水(生成水)が生成する。このように燃料極及び空気極において化学反応が起こり、電荷が発生して電池として機能することになる。この燃料電池は、発電に使用される原料のガスや液体燃料が豊富に存在すること、また、その発電原理より排出される物質が水であること等より、クリーンなエネルギー源として様々な検討がされている。
セパレータとしてメタルセパレータを使用した場合、図7に従来の燃料電池の単セル60の一部の周辺端部の断面図を示すように、一般に、隣接する単セル60間の電気接触抵抗を低減するためにセパレータ基材64のMEA66との対向面(MEA対向面)の反対側の面に例えば貴金属コート68が形成され、メタルセパレータ78とMEA66との電気接触抵抗を低減するとともに原料ガス(燃料ガス、酸化ガス)及び生成水中の酸性成分等によるセパレータ基材64の腐食を抑制するためにセパレータ基材64のMEA対向面に耐食コートとして、例えば貴金属コート68及びカーボンコート70が形成される。また、セパレータ基材64の外周部の両面には樹脂コート76が形成される。貴金属コート68、カーボンコート70、樹脂コート76等の表面処理コートが形成されたメタルセパレータ78は、接着剤等を用いた接着層72により樹脂フレーム74とシールされる。また、隣接する単セル60は、ガスケット等によりシールされる。
しかし、このような表面処理コートをセパレータ基材に施したメタルセパレータを用いた場合、図8に図7における点線部分、すなわち樹脂フレーム74のMEA66側の端部(内縁部)において、樹脂コート76に起因する段差のために樹脂フレーム74とメタルセパレータ78との間に隙間が生じ、生成水等が侵入することがある。生成水等が侵入すると、メタルセパレータ78に浸透し、セパレータ基材64が腐食する可能性がある。
例えば特許文献1には、発電部と枠部との接合部からのガスリークの発生を防止するために、平板型の固体電解質を挟むように燃料極と空気極の各電極を形成して発電部を形成し、この発電部の外周側に接合材を用いて枠部を接合する接合部を備えた固体電解質型燃料電池において、接合部における発電部と枠部との少なくとも一方に、接合材の内側と外側との少なくとも一方を覆う凹部もしくは凸部を設けた固体電解質型燃料電池が記載されている。
また、特許文献2には、燃料電池に温度サイクルがかかっても、接着剤と樹脂フレームまたはメタルセパレータとの接合面の剥がれや接着剤層の破損を生じさせないために、樹脂フレームとメタルセパレータとを接着剤を介して接合したの接合面と平行な方向における接着剤の変形を規制する凹凸形状を樹脂フレームとメタルセパレータのうち少なくとも一方の部材に設けた燃料電池が記載されている。
しかし、特許文献1,2のような構造では、メタルセパレータと樹脂フレーム間の生成水等の侵入を防止することができない。
本発明は、メタルセパレータと樹脂フレーム間の生成水等の侵入を防止することができる燃料電池及び燃料電池用の樹脂フレームである。
本発明は、膜電極接合体を挟んで対向する樹脂フレームと前記樹脂フレームを挟んで対向するメタルセパレータとを含む燃料電池であって、前記樹脂フレームは、外縁部及び内縁部の少なくとも一部に前記メタルセパレータ側に突出する突起部を有する燃料電池である。
また、前記燃料電池において、前記メタルセパレータの外周部及びマニホールド内周部の少なくとも一部に樹脂コートを備えることが好ましい。
また、前記燃料電池において、前記突起部の高さは、前記樹脂コートの厚み以上であることが好ましい。
また、本発明は、膜電極接合体を挟んで対向する樹脂フレームと前記樹脂フレームを挟んで対向するメタルセパレータとを含む燃料電池用の樹脂フレームであって、前記樹脂フレームは、外縁部及び内縁部の少なくとも一部に前記メタルセパレータ側に突出する突起部を有する燃料電池用の樹脂フレームである。
また、前記燃料電池用の樹脂フレームにおいて、前記メタルセパレータの外周部及びマニホールド内周部の少なくとも一部に樹脂コートを備え、前記突起部の高さは、前記樹脂コートの厚み以上であることが好ましい。
本発明では、樹脂フレームが外縁部及び内縁部の少なくとも一部にメタルセパレータ側に突出する突起部を有することにより、メタルセパレータと樹脂フレーム間の生成水等の侵入を防止することができる燃料電池及び燃料電池用の樹脂フレームを提供することができる。
本発明の実施の形態について以下説明する。本実施形態は本発明を実施する一例であって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。
<燃料電池及び燃料電池用の樹脂フレーム>
図1に、本実施形態に係る固体高分子電解質型の燃料電池10の一例の概略側面図を示す。また、図2に、本実施形態に係る燃料電池10におけるMEA(膜電極接合体)40の一例の概略断面図を示す。図1における各単セル19は、図2に示すMEA40と、セパレータとの積層体から構成される。
図1に、本実施形態に係る固体高分子電解質型の燃料電池10の一例の概略側面図を示す。また、図2に、本実施形態に係る燃料電池10におけるMEA(膜電極接合体)40の一例の概略断面図を示す。図1における各単セル19は、図2に示すMEA40と、セパレータとの積層体から構成される。
図2に示すように、MEA40は、電解質膜11と、電解質膜11の一方の表面に配置された触媒層12を含む燃料極(アノード)14と、電解質膜11の他方の表面に配置された触媒層15を含む空気極(カソード)17とから構成される。触媒層12及び15とセパレータ(図2において図示せず)との間には、通気性を有するガス拡散層13,16がアノード側、カソード側にそれぞれ設けられる。
MEA40とMEA40の拡散層13,16の両外側を挟持するセパレータとを重ねて単セル19を構成し、図1のように、単セル19を積層してセル積層体38とし、セル積層体38のセル積層方向両端に、ターミナル20、インシュレータ21、エンドプレート22を配置し、セル積層体38をセル積層方向に締め付け、セル積層体38の外側でセル積層方向に延びる締結部材(例えば、テンションプレート)24、ボルト・ナット25等にて固定して、燃料電池スタック23を構成する。なお、セル積層体38における単セル19の積層数は1層以上であれば良く特に制限はない。
図3に単セル19の一例の上面概略図を示す。単セル19は、中央部にガス流路と冷媒流路と電極が存在し発電を行う発電領域51を有し、その周囲に位置し発電を行わない非発電領域52を有する。セパレータは金属製セパレータ(以下、メタルセパレータという)18である。図4に単セル19を分解した概略斜視図を示すように、単セル19において、MEA40とメタルセパレータ18との間で、非発電領域52の部位に、枠状の(発電領域51に対応する領域が中抜きされた)樹脂フレーム36が設けられており、MEA40は2枚の樹脂フレーム36で挟まれ、その2枚の樹脂フレーム36が2枚のメタルセパレータ18で挟まれる。メタルセパレータ18と樹脂フレーム36には、非発電領域52において、燃料ガスマニホールド30、酸化ガスマニホールド31、冷媒マニホールド29がそれぞれ形成されている。なお、非発電領域52における燃料ガスマニホールド30、酸化ガスマニホールド31及び冷媒マニホールド29の配置位置は、図3,4の位置に限定されるものではない。
図5に、図3におけるA−A断面概略図を示す。メタルセパレータ18により、発電領域51において、MEA40のアノード側に燃料ガス(通常は水素)を供給するための燃料ガス流路27が形成され、MEA40のカソード側に酸化ガス(酸素、通常は空気)を供給するための酸化ガス流路28が形成されている。また、メタルセパレータ18には冷媒(通常は冷却水)を流すための冷媒流路26も形成されている。図3,4の燃料ガスマニホールド30は図5の燃料ガス流路27と連通しており、酸化ガスマニホールド31は酸化ガス流路28と連通しており、冷媒マニホールド29は冷媒流路26と連通している。マニホールド30,31,29と発電領域の流体流路27,28,26は、それぞれ図示しない連通路を介して、連通しており、連通路にも流体が流れる。通常、単セル19において、冷媒流路26、燃料ガス流路27及び酸化ガス流路28は、複数個並列に形成される。
本実施形態に係るメタルセパレータ18には、隣接する単セル19間の電気接触抵抗を低減するためにセパレータ基材47のMEA40との対向面(MEA対向面)の反対側の面に例えば貴金属コート42が形成され、メタルセパレータ18とMEA40との電気接触抵抗を低減するとともに原料ガス(燃料ガス、酸化ガス)及び生成水中の酸性成分等によるセパレータ基材47の腐食を抑制するためにセパレータ基材47のMEA対向面に例えば貴金属コート42及びカーボンコート44が形成される。また、セパレータ基材47の外周部の少なくとも一部には樹脂コート48が形成される。図5の例ではセパレータ基材47の外周部の両面に樹脂コート48が形成されている。樹脂コート48が形成された部分には貴金属コート42は形成されず、メタルセパレータ18のMEA対向面において接着層46に接触する接着部にはカーボンコート44は形成されない。表面処理コートのうち樹脂コート48は、セパレータ基材47の上記マニホールド及び連通路を構成する内周部分にも形成されることが望ましい。
MEA40を挟んだ一対の樹脂フレーム36間は接着剤等を用いた接着層49によりシールされる。一方、貴金属コート42、カーボンコート44、樹脂コート48等の表面処理コートが形成されたメタルセパレータ18は、接着剤等を用いた接着層46により樹脂フレーム36とシールされる。
本実施形態において、樹脂フレーム36は、その外縁部及び内縁部の少なくとも一部にメタルセパレータ18側に突出する突起部50を有する。図5の例では、樹脂フレーム36の外縁部及び内縁部に突起部50が形成されている。
このように、樹脂フレーム36が、その外縁部及び内縁部の少なくとも一部にメタルセパレータ18側に突出する突起部50を有することにより、外縁部及び内縁部において樹脂フレーム36とメタルセパレータ18との間に隙間が生じることを防止し、生成水等の侵入を抑制することができる。
図6に図5における点線部分、すなわち樹脂フレーム36のMEA40側の端部(内縁部)の拡大図を示す。樹脂コート48に起因する段差がメタルセパレータ18の樹脂フレーム36側の表面に生じても、メタルセパレータ18側に突出する突起部50により樹脂フレーム36とメタルセパレータ18とが接触するため、内縁部において樹脂フレーム36とメタルセパレータ18との間に隙間がほとんど生じることなく、生成水等の侵入を抑制することができ、セパレータ基材47の腐食を防止することができる。この場合、単セル19を積層して図1のようなスタック構造とする場合、この突起部50において締結荷重を受けることになる。
突起部50は、生成水等の侵入を抑制するように樹脂フレーム36の外縁部及び内縁部の少なくとも一部に形成されればよいが、生成水等の侵入をより抑制するためには、外縁部と内縁部の両方に形成されることが好ましい。なお、枠状の樹脂フレーム36において、発電領域51に対応する領域が中抜きされた部分及びマニホールドの領域が中抜きされた部分を内縁部という。
図6の突起部50の高さt2は、樹脂コート48の厚みt1以上であることが好ましく、樹脂コート48の厚みt1より大きいことがより好ましい。通常、樹脂コート48の厚みt1は10〜30μm程度であるが、突起部50の高さt2はt1以上、例えばt1+10μm程度とすることができる。これにより、生成水等の侵入をより確実に抑制することができる。
本実施形態において、セパレータ基材47を構成する材料は、例えば、ステンレス鋼、アルミニウムまたはその合金、チタンまたはその合金、マグネシウムまたはその合金、銅またはその合金、ニッケルまたはその合金、鋼等である。セパレータ基材47の厚みは、例えば0.1〜0.2mmである。
貴金属コート42は、接触抵抗を下げるために、例えば、金により構成される。貴金属コート42の厚みは、例えば数百nmである。
カーボンコート44等の耐食コートの厚みは、例えば30μm程度である。
樹脂フレーム36を構成する材料は、例えば、フッ素系樹脂等である。
接着層46,49は、例えば、シリコーン、オレフィン、エポキシ、アクリルなどの樹脂等の接着剤等を含んで構成され、塗布時には液状で、接着剤の両側の部材で押されて拡げられ、塗布後に乾燥または熱により固化される。
樹脂コート50は、例えば、ポリイミド系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、エポキシ系樹脂等が挙げられる。このうち、密着強度に優れる点からポリイミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂が好ましい。
隣接する単セル19の間には、隣り合うメタルセパレータ18間にシール材が配置され、それぞれのシール材は燃料ガスマニホールド30、酸化ガスマニホールド31及び冷媒マニホールド29を流れる各種流体(燃料ガス、酸化ガス、冷媒)を相互にかつ外部から分離した状態で、これらの流体をシールする。シール材は、発電領域51(流体流路26,27,28の存在する領域)まわり、および連通路を除いてマニホールド29,30,31まわりに、形成される。シール材は接着剤であっても、ガスケット等であっても良く、容易に単セル19の取り外し分解が可能であるためガスケットが好ましい。ガスケットは、例えば、シリコーン系ゴム、フッ素系ゴム、EPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)等である。
燃料電池10の各単セル19において、例えば、燃料極14に供給する燃料ガスを水素ガス、空気極17に供給する酸化ガスを空気として運転した場合、燃料極14の触媒層12において、
2H2 → 4H++4e-
で示される反応式(水素酸化反応)を経て、水素ガス(H2)から水素イオン(H+)と電子(e-)とが発生する。電子(e-)は拡散層13から外部回路を通り、空気極17の拡散層16から触媒層15に到達する。触媒層15において、供給される空気中の酸素(O2)と、電解質膜11を通過した水素イオン(H+)と、外部回路を通じて触媒層15に到達した電子(e-)により、
4H++O2+4e- → 2H2O
で示される反応式(酸素還元反応)を経て、水が生成する。このように燃料極14及び空気極17において化学反応が起こり、電荷が発生して電池として機能することになる。そして、一連の反応において排出される成分は水であるので、クリーンな電池が構成されることになる。
2H2 → 4H++4e-
で示される反応式(水素酸化反応)を経て、水素ガス(H2)から水素イオン(H+)と電子(e-)とが発生する。電子(e-)は拡散層13から外部回路を通り、空気極17の拡散層16から触媒層15に到達する。触媒層15において、供給される空気中の酸素(O2)と、電解質膜11を通過した水素イオン(H+)と、外部回路を通じて触媒層15に到達した電子(e-)により、
4H++O2+4e- → 2H2O
で示される反応式(酸素還元反応)を経て、水が生成する。このように燃料極14及び空気極17において化学反応が起こり、電荷が発生して電池として機能することになる。そして、一連の反応において排出される成分は水であるので、クリーンな電池が構成されることになる。
本実施形態に係る燃料電池は、例えば、携帯電話、携帯用パソコン等のモバイル機器用小型電源、自動車用電源、家庭用電源等として用いることができる。
10 燃料電池、11 電解質膜、12,15 触媒層、13,16 拡散層、14 燃料極(アノード)、17 空気極(カソード)、18,78 メタルセパレータ、19,60 単セル、20 ターミナル、21 インシュレータ、22 エンドプレート、23 燃料電池スタック、24 締結部材、25 ボルト・ナット、26 冷媒流路(冷却水流路)、27 燃料ガス流路、28 酸化ガス流路、29 冷媒マニホールド、30 燃料ガスマニホールド、31 酸化ガスマニホールド、36,74 樹脂フレーム、38 セル積層体、40,66 MEA、42,68 貴金属コート、44,70 カーボンコート、46,49,72 接着層、47,64 セパレータ基材、48,76 樹脂コート、50 突起部、51 発電領域、52 非発電領域。
Claims (5)
- 膜電極接合体を挟んで対向する樹脂フレームと前記樹脂フレームを挟んで対向するメタルセパレータとを含む燃料電池であって、
前記樹脂フレームは、外縁部及び内縁部の少なくとも一部に前記メタルセパレータ側に突出する突起部を有することを特徴とする燃料電池。 - 請求項1に記載の燃料電池であって、
前記メタルセパレータの外周部及びマニホールド内周部の少なくとも一部に樹脂コートを備えることを特徴とする燃料電池。 - 請求項1または2に記載の燃料電池であって、
前記突起部の高さは、前記樹脂コートの厚み以上であることを特徴とする燃料電池。 - 膜電極接合体を挟んで対向する樹脂フレームと前記樹脂フレームを挟んで対向するメタルセパレータとを含む燃料電池用の樹脂フレームであって、
前記樹脂フレームは、外縁部及び内縁部の少なくとも一部に前記メタルセパレータ側に突出する突起部を有することを特徴とする燃料電池用の樹脂フレーム。 - 請求項4に記載の燃料電池用の樹脂フレームであって、
前記メタルセパレータの外周部及びマニホールド内周部の少なくとも一部に樹脂コートを備え、前記突起部の高さは、前記樹脂コートの厚み以上であることを特徴とする燃料電池用の樹脂フレーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008096681A JP2009252420A (ja) | 2008-04-03 | 2008-04-03 | 燃料電池及び燃料電池用の樹脂フレーム |
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ID=41312957
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103069630A (zh) * | 2011-08-10 | 2013-04-24 | 松下电器产业株式会社 | 燃料电池 |
JP2013247082A (ja) * | 2012-05-29 | 2013-12-09 | Toyota Motor Corp | 燃料電池用セパレータ |
WO2017006403A1 (ja) * | 2015-07-03 | 2017-01-12 | 日産自動車株式会社 | 燃料電池 |
-
2008
- 2008-04-03 JP JP2008096681A patent/JP2009252420A/ja active Pending
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